JP2002524538A - 放射線造影剤 - Google Patents
放射線造影剤Info
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- JP2002524538A JP2002524538A JP2000569850A JP2000569850A JP2002524538A JP 2002524538 A JP2002524538 A JP 2002524538A JP 2000569850 A JP2000569850 A JP 2000569850A JP 2000569850 A JP2000569850 A JP 2000569850A JP 2002524538 A JP2002524538 A JP 2002524538A
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- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K49/00—Preparations for testing in vivo
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Abstract
(57)【要約】
少なくとも一つのキラル中心を持つ化合物の立体異性体より成っている造影剤、ここで前記立体異性体は立体異性体過剰にあって且つ、前記キラル化合物の少なくとも他の一つの立体異性体よりも投与上より少ない有害副作用をもたらし、又はより小さな化学的毒性である。
Description
【0001】 (技術分野) 本発明は放射線造影剤、そして特に水溶性で、非イオン性のX線造影剤に関す
る。
る。
【0002】 (背景技術) 大部分の既知の造影剤はある程度まで薬理学的に活性であり、従ってこれらの
使用は患者に有害な副作用をもたらし得る。これらの有害な薬理学的作用は屡々
“化学的毒性”作用として参照される。薬剤の化学的毒性作用はその蛋白質と結
合する能力そしてその結果としてある種の酵素系を抑制し又細胞表面のレセプタ
ー蛋白と結合することによって正常な代謝経路を阻害する能力から由来すること
が暗示された。例えばある造影剤は頻脈を起させ又その他正常な凝血過程を阻害
することが示された。
使用は患者に有害な副作用をもたらし得る。これらの有害な薬理学的作用は屡々
“化学的毒性”作用として参照される。薬剤の化学的毒性作用はその蛋白質と結
合する能力そしてその結果としてある種の酵素系を抑制し又細胞表面のレセプタ
ー蛋白と結合することによって正常な代謝経路を阻害する能力から由来すること
が暗示された。例えばある造影剤は頻脈を起させ又その他正常な凝血過程を阻害
することが示された。
【0003】 多くの非イオン性造影剤は少なくとも一つのキラルな炭素原子を含んでおり又
光学活性化合物の立体異性体が著しく異なった薬理学的性質を表わすことができ
ることはよく知られている。特に、一対の中の一つの立体異性体が他の一つより
も著しく大きな活性又は化学的毒性を持つことは普通である。例えば、β交感神
経遮断薬ポプラノロール(popranolol)のL型はD−鏡像異性体より
も百倍以上強い。サリドマイドのD−鏡像異性体は妊娠中の悪阻の制御に使用さ
れる時でさえ、安全且つ有効な鎮静剤であることも暗示されたが、一方対応する
L−鏡像異性体は今ではラセミ体薬品の悪名高い催奇性作用の原因となったと信
じられている。
光学活性化合物の立体異性体が著しく異なった薬理学的性質を表わすことができ
ることはよく知られている。特に、一対の中の一つの立体異性体が他の一つより
も著しく大きな活性又は化学的毒性を持つことは普通である。例えば、β交感神
経遮断薬ポプラノロール(popranolol)のL型はD−鏡像異性体より
も百倍以上強い。サリドマイドのD−鏡像異性体は妊娠中の悪阻の制御に使用さ
れる時でさえ、安全且つ有効な鎮静剤であることも暗示されたが、一方対応する
L−鏡像異性体は今ではラセミ体薬品の悪名高い催奇性作用の原因となったと信
じられている。
【0004】 本発明は造影剤が理想的には薬理学的に不活性であるべきであり且つ上に論じ
た光学活性化合物の性質がこの理想の実現に近付くために開発できると言う理解
から生じる認識に基づいている。
た光学活性化合物の性質がこの理想の実現に近付くために開発できると言う理解
から生じる認識に基づいている。
【0005】 (発明の開示) 従って、本発明は少なくとも一つのキラル中心を持つ化合物の立体異性体より
成っている造影剤を提供する、ここで前記立体異性体は立体異性体過剰にあって
且つ前記キラル化合物の少なくとも他の一つの立体異性体よりも投与上より少な
い有害副作用をもたらし、又はより小さな化学的毒性である。キラル化合物はそ
れがラセミ化合物であったとしたよりも大きな割合で存在する時には特定の立体
異性体の立体異性体過剰を含むものと理解される。
成っている造影剤を提供する、ここで前記立体異性体は立体異性体過剰にあって
且つ前記キラル化合物の少なくとも他の一つの立体異性体よりも投与上より少な
い有害副作用をもたらし、又はより小さな化学的毒性である。キラル化合物はそ
れがラセミ化合物であったとしたよりも大きな割合で存在する時には特定の立体
異性体の立体異性体過剰を含むものと理解される。
【0006】 なるべくなら、化合物はその化合物の少なくとも一つの別の立体異性体よりも
少ない副作用をもたらすか又はより小さな化学的毒性のある単一の立体異性体の
立体異性体過剰を含んでいる。もっとなるべくなら、前記単一の立体異性体は前
記キラル化合物の立体異性体の中で最も少ない有害副作用をもたらすか、又は最
も小さな化学的毒性のものである。
少ない副作用をもたらすか又はより小さな化学的毒性のある単一の立体異性体の
立体異性体過剰を含んでいる。もっとなるべくなら、前記単一の立体異性体は前
記キラル化合物の立体異性体の中で最も少ない有害副作用をもたらすか、又は最
も小さな化学的毒性のものである。
【0007】 好ましい実施例では、立体異性体過剰の立体異性体は前記キラル化合物の少な
くとも一つの他の立体異性体よりも人レセプターに低い親和力を持つ。なるべく
なら、前記単一の立体異性体は前記キラル化合物の立体異性体の人レセプターに
対する最低の親和力を持つのが良い。
くとも一つの他の立体異性体よりも人レセプターに低い親和力を持つ。なるべく
なら、前記単一の立体異性体は前記キラル化合物の立体異性体の人レセプターに
対する最低の親和力を持つのが良い。
【0008】 本発明に従う造影剤の利点はこれらがラセミ体か又はより化学的毒性のある立
体異性体より成っているかの何れかであるこれらの等価なものよりもより多くの
量又は濃度で使用できることである。
体異性体より成っているかの何れかであるこれらの等価なものよりもより多くの
量又は濃度で使用できることである。
【0009】 前記キラル化合物は光学的に純粋である必要はないが、好ましい実施例では、
それの50%以上が前記単一の立体異性体の形態である。なるべくなら、前記化
合物の70、75、80、85、90、95、又は98%以上が前記単一の立体
異性体の形態が良い。単一のキラル炭素を持つ化合物では、前記単一の立体異性
体はなるべくならR形態がよい。
それの50%以上が前記単一の立体異性体の形態である。なるべくなら、前記化
合物の70、75、80、85、90、95、又は98%以上が前記単一の立体
異性体の形態が良い。単一のキラル炭素を持つ化合物では、前記単一の立体異性
体はなるべくならR形態がよい。
【0010】 好ましい化合物族は2,4,6−トリヨードイソフタル酸の誘導体である。斯
かる好ましい化合物は各々がベンゼン環の5位置に結合したアミド基中に位置し
たR立体配置した炭素を持つ、2,4,6,−トリヨード−1,3−ベンゼンジ
カルボキサミド誘導体である。アミド基の窒素はなるべくなら環に直接結合とす
る。
かる好ましい化合物は各々がベンゼン環の5位置に結合したアミド基中に位置し
たR立体配置した炭素を持つ、2,4,6,−トリヨード−1,3−ベンゼンジ
カルボキサミド誘導体である。アミド基の窒素はなるべくなら環に直接結合とす
る。
【0011】 (発明を実施するための最良の形態) 本発明の造影剤を形成するのに使用できる化合物の好ましい実施例はイオパミ
ドール、イオヘキソール、イオベルソール、イオジキサノール、イオメプロール
、イオペントール、イオプロミド(iopromid)、イトロラン(itro
lan)及びGd−DTPAを含む。最も好ましい化合物はイオパミドールであ
り又立体異性体過剰であるに違いないこの薬の立体異性体はR−イオパミドール
である。最近、イオパミドールはもっと化学的毒性のあるS−立体異性体の形で
だけ入手可能である。
ドール、イオヘキソール、イオベルソール、イオジキサノール、イオメプロール
、イオペントール、イオプロミド(iopromid)、イトロラン(itro
lan)及びGd−DTPAを含む。最も好ましい化合物はイオパミドールであ
り又立体異性体過剰であるに違いないこの薬の立体異性体はR−イオパミドール
である。最近、イオパミドールはもっと化学的毒性のあるS−立体異性体の形で
だけ入手可能である。
【0012】 (実施例1) Rイオパミドール[R−5−(α−ヒドロキシプロピオニルアミノ)−2,4
,6−トリヨードイソフタル酸ジ(1,3ジヒドロキシイソプロピルアミド)]
の調製法 400g(0.72モル)の5−アミノ−2,4,6−トリヨードイソフタル
酸が200mlの塩化チオニルに添加され、混合液は6時間沸騰攪拌される、そ
してその結果生じた溶液は蒸発される。そこで残渣は無水酢酸エチルに溶解され
て、溶液は再び蒸発乾涸される。そこで固形物質は4000mlの酢酸エチルに
溶解され、そしてその溶液は2.5lの水への500gの塩化ナトリウムと20
0gの重炭酸ナトリウムの氷冷溶液中で攪拌される。有機相は水溶液から分離さ
れ、塩化ナトリウム水溶液で洗滌され、無水塩化カルシウムとの接触により乾燥
され、そして蒸発乾涸される。
,6−トリヨードイソフタル酸ジ(1,3ジヒドロキシイソプロピルアミド)]
の調製法 400g(0.72モル)の5−アミノ−2,4,6−トリヨードイソフタル
酸が200mlの塩化チオニルに添加され、混合液は6時間沸騰攪拌される、そ
してその結果生じた溶液は蒸発される。そこで残渣は無水酢酸エチルに溶解され
て、溶液は再び蒸発乾涸される。そこで固形物質は4000mlの酢酸エチルに
溶解され、そしてその溶液は2.5lの水への500gの塩化ナトリウムと20
0gの重炭酸ナトリウムの氷冷溶液中で攪拌される。有機相は水溶液から分離さ
れ、塩化ナトリウム水溶液で洗滌され、無水塩化カルシウムとの接触により乾燥
され、そして蒸発乾涸される。
【0013】 結果として生じた5−アミノ−2,4,6−トリヨードイソフタリルクロライ
ドはトルエンから再結晶した時に約300℃の融点を有している。
ドはトルエンから再結晶した時に約300℃の融点を有している。
【0014】 300g(0.503モル)の5−アミノ−2,4,6−トリヨードイソフタ
リルクロライドが1200mlのアセトアミドに溶解され、187g(1.26
モル)のR−2アセトキシプロピオニルクロライドが攪拌されながら3−5℃で
その溶液に滴下添加される。混合液は周囲温度で一晩放置することが許されそれ
から約400mlまで真空蒸発される。油状の残渣はそれから温アルコール中の
遊離クロロホルム懸濁液により精製されるべき結晶性R−5−(α−アセトキシ
プロピオニルアミノ)2,4,6−トリヨードイソフタリルクロライドを沈殿さ
せるため氷水中で攪拌される。
リルクロライドが1200mlのアセトアミドに溶解され、187g(1.26
モル)のR−2アセトキシプロピオニルクロライドが攪拌されながら3−5℃で
その溶液に滴下添加される。混合液は周囲温度で一晩放置することが許されそれ
から約400mlまで真空蒸発される。油状の残渣はそれから温アルコール中の
遊離クロロホルム懸濁液により精製されるべき結晶性R−5−(α−アセトキシ
プロピオニルアミノ)2,4,6−トリヨードイソフタリルクロライドを沈殿さ
せるため氷水中で攪拌される。
【0015】 そこで28.4g(0.04モル)の精製されたR−5−(α−アセトキシプ
ロピオニルアミノ)2,4,6−トリヨードイソフタリルクロライドは150m
lのジメチルアセトアミドと15g(0.08モル)のトリブチルアミンに溶解
される。混合液は50℃に加熱されて80mlのジメチルアセトアミドに溶解さ
れた9.1g(0.01モル)の1,3−ジヒドロキシイソプロピルアミン(2
−アミノ−1,3−プロパンジオール)が点滴添加される。反応は数時間以内に
完了し、その反応混合液は真空中で蒸発乾涸される。油状の残渣は350mlの
塩化メチレンに激しく攪拌しながら添加される、そしてその結果生じた沈殿物は
濾過されて暖かい塩化メチレンへの懸濁を繰返して精製される。
ロピオニルアミノ)2,4,6−トリヨードイソフタリルクロライドは150m
lのジメチルアセトアミドと15g(0.08モル)のトリブチルアミンに溶解
される。混合液は50℃に加熱されて80mlのジメチルアセトアミドに溶解さ
れた9.1g(0.01モル)の1,3−ジヒドロキシイソプロピルアミン(2
−アミノ−1,3−プロパンジオール)が点滴添加される。反応は数時間以内に
完了し、その反応混合液は真空中で蒸発乾涸される。油状の残渣は350mlの
塩化メチレンに激しく攪拌しながら添加される、そしてその結果生じた沈殿物は
濾過されて暖かい塩化メチレンへの懸濁を繰返して精製される。
【0016】 そこで生じたR−5−(α−アセトキシプロピオニルアミノ)−2,4,6−
トリヨードイソフタル酸ジ−(1,3−ジヒドロキシイソプロピルアミド)は水
に溶解されそしてその溶液は活性炭素により脱色され、濃水酸化ナトリウム溶液
によりpH11に調整され、40℃に加熱され、そしてpHがアセトキシ基の完
全鹸化を示して安定化するまで追加のNaOH溶液と混合される。
トリヨードイソフタル酸ジ−(1,3−ジヒドロキシイソプロピルアミド)は水
に溶解されそしてその溶液は活性炭素により脱色され、濃水酸化ナトリウム溶液
によりpH11に調整され、40℃に加熱され、そしてpHがアセトキシ基の完
全鹸化を示して安定化するまで追加のNaOH溶液と混合される。
【0017】 陽イオンと陰イオン交換樹脂との連続接触が鹸化混合液から塩類を除去するで
あろう、そこで非イオン化された溶液は蒸発乾涸される。残渣は更に必要とされ
るR−5−(α−アセトキシプロピオニルアミノ)−2,4,6−トリヨードイ
ソフタル酸ジ−(1,3ジヒドロキシイソプロピルアミド)を提供するためエタ
ノールからの再結晶により精製される。
あろう、そこで非イオン化された溶液は蒸発乾涸される。残渣は更に必要とされ
るR−5−(α−アセトキシプロピオニルアミノ)−2,4,6−トリヨードイ
ソフタル酸ジ−(1,3ジヒドロキシイソプロピルアミド)を提供するためエタ
ノールからの再結晶により精製される。
【0018】 (実施例2) 注射用処方 以下の表に列挙した諸成分は本発明に従った造影剤を提供するため一緒に混合
された。
された。
【0019】 R−イオパミドール(70%以上の立体異性体純度、なるべくなら98%以
上の立体異性体純度) Ca−EDTA(エチレンジアミン四酢酸カルシウム) トロメタミン HCl 注射用水
上の立体異性体純度) Ca−EDTA(エチレンジアミン四酢酸カルシウム) トロメタミン HCl 注射用水
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年4月10日(2000.4.10)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD ,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL, PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,S L,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG,US ,UZ,VN,YU,ZA,ZW
Claims (14)
- 【請求項1】 少なくとも一つのキラル中心を持つ化合物の立体異性体より
成っている造影剤において、前記立体異性体が立体異性体過剰にあって且つ、前
記キラル化合物の少なくとも他の一つの立体異性体よりも投与上より少ない有害
副作用をもたらし、又はより小さな化学的毒性を持つ、上記造影剤。 - 【請求項2】 単一の立体異性体がキラル化合物の少なくとも他の一つの立
体異性体よりもより少ない有害副作用をもたらし、又はより小さな化学的毒性を
持つ、前記単一の立体異性体の立体異性体過剰より成っている、請求項1に記載
の造影剤。 - 【請求項3】 前記単一の立体異性体が前記キラル化合物の立体異性体の中
で最も少ない有害副作用をもたらし、又は最小の化学毒性を持つ、請求項2に記
載の造影剤。 - 【請求項4】 立体異性体過剰にある立体異性体が前記キラル化合物の少な
くとも一つの他の立体異性体よりも人レセプターに関してより低い親和力を有す
る、前述の請求項の何れかに記載の造影剤。 - 【請求項5】 前記立体異性体過剰にある立体異性体がキラル化合物の立体
異性体の人レセプターに関して最低の親和力を有する、請求項4に記載の造影剤
。 - 【請求項6】 50%以上の単一の立体異性体より成っている前述の請求項
の何れかに記載の造影剤。 - 【請求項7】 前記化合物の70、75、80、85、90、95又は98
%以上が単一の立体異性体の形態をとる、請求項6に記載の造影剤。 - 【請求項8】 前述の請求項の何れかに記載され且つ2,4,6−トリヨー
ドイソフタル酸の誘導体より成ってる造影剤。 - 【請求項9】 ベンゼン環の5位置に結合したアミド基中に位置するR立体
配置した炭素を持つ2,4,6−トリヨード−1−3−ベンゼンジカルボキサミ
ド誘導体より成っている、請求項8に記載の造影剤。 - 【請求項10】 アミド基の窒素が環の炭素原子に直接結合している、請求
項9に記載の造影剤。 - 【請求項11】 前記化合物が単一のキラルな炭素を有し且つ立体異性体過
剰の前記立体異性体がR形態にある、前述の請求項の何れかに記載の造影剤。 - 【請求項12】 イオパミドール、イオヘキソール、イオベルソール、イオ
ジキサノール、イオメプロール、イオペントール、イオプロミド(ioprom
id)又はイトロラン(itrolan)より成っている前述の請求項の何れか
に記載の造影剤。 - 【請求項13】 イオパミドールより成っている請求項12に記載の造影剤
。 - 【請求項14】 R−イオパミドールの立体異性体過剰より成っている造影
剤。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP98117598A EP0992245A1 (en) | 1998-09-16 | 1998-09-16 | Radio-contrast agents |
EP98117598.7 | 1998-09-16 | ||
PCT/EP1999/006830 WO2000015266A2 (en) | 1998-09-16 | 1999-09-15 | Radio-contrast agents |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002524538A true JP2002524538A (ja) | 2002-08-06 |
Family
ID=8232647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000569850A Pending JP2002524538A (ja) | 1998-09-16 | 1999-09-15 | 放射線造影剤 |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
EP (2) | EP0992245A1 (ja) |
JP (1) | JP2002524538A (ja) |
KR (1) | KR20010073169A (ja) |
AT (1) | ATE272411T1 (ja) |
AU (1) | AU771069B2 (ja) |
CA (1) | CA2348020A1 (ja) |
CZ (1) | CZ2001950A3 (ja) |
DE (1) | DE69919181D1 (ja) |
SK (1) | SK3672001A3 (ja) |
WO (1) | WO2000015266A2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014527510A (ja) * | 2011-06-24 | 2014-10-16 | ホビオネ インテル リミテッド | トリヨード造影剤の製造 |
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---|---|---|---|---|
EP2243767A1 (en) * | 2009-04-21 | 2010-10-27 | Bracco Imaging S.p.A | Process for the iodination of aromatic compounds |
JP5775524B2 (ja) * | 2009-11-26 | 2015-09-09 | アイマックス ダイアグノスティック イメージング ホールディング リミテッド | イオジキサノールの調製及び精製 |
BR112021001102B1 (pt) | 2018-08-06 | 2022-12-20 | Bracco Imaging Spa | Misturas isoméricas de um derivado de amida de gd(pcta - ácido tris-glutárico) e composições farmacêuticas |
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US11426470B2 (en) | 2019-01-17 | 2022-08-30 | Guerbet | Complex of gadolinium and a chelating ligand derived of a diastereoisomerically enriched PCTA and synthesis method |
US11370804B2 (en) | 2019-01-17 | 2022-06-28 | Guerbet | Complex of gadolinium and a chelating ligand derived from a diastereoisomerically enriched PCTA and preparation and purification process |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0842141A1 (en) * | 1995-07-04 | 1998-05-20 | RECORDATI S.A. CHEMICAL and PHARMACEUTICAL COMPANY | A process for preparing iopamidol by using a c1-c5 monoalkylether of a c2-c10 alkylen-glycol |
DE69636881T2 (de) * | 1995-12-01 | 2007-09-20 | Molecular Insight Pharmaceuticals, Inc., Cambridge | Stereoisomere von fettsäureanalogen zur diagnostischen bildgebung |
ES2141691T3 (es) * | 1997-02-11 | 2003-05-16 | Bracco Int Bv | Procedimiento para la cristalizacion de (s)-n,n'-bis(2-hidroxi-1-(hidroximetil)etil)-5-((2-hidroxi-1-oxopropil)amino)-2,4,6-triyodo-1,3-bencenodicarboxamida en un alcohol (c5-c6) lineal o ramificado o sus mezclas. |
-
1998
- 1998-09-16 EP EP98117598A patent/EP0992245A1/en not_active Withdrawn
-
1999
- 1999-09-15 CZ CZ2001950A patent/CZ2001950A3/cs unknown
- 1999-09-15 AU AU59785/99A patent/AU771069B2/en not_active Ceased
- 1999-09-15 WO PCT/EP1999/006830 patent/WO2000015266A2/en not_active Application Discontinuation
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