JP2002521669A - 運動を検出するためのセンサ素子を有する電気センサ - Google Patents

運動を検出するためのセンサ素子を有する電気センサ

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JP2002521669A JP2000561503A JP2000561503A JP2002521669A JP 2002521669 A JP2002521669 A JP 2002521669A JP 2000561503 A JP2000561503 A JP 2000561503A JP 2000561503 A JP2000561503 A JP 2000561503A JP 2002521669 A JP2002521669 A JP 2002521669A
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グリル トーマス
ハンケ クラウス−デイーター
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、センサ素子(2)の前に設けられた対象物の運動を検出するための前記センサ素子(2)を有する電気センサ(1)に関し、前記センサ素子(2)は第1の出力信号(A1)を供給し、該第1の出力信号(A1)は2つの論理状態(L及びH)を有し、第1の状態(L又はH)は前記対象物の第1の運動方向の場合に、第2の状態(H又はL)は前記第1の運動方向とは正反対の前記対象物の運動方向の場合に発生される、センサ素子(2)の前に設けられた対象物の運動を検出するための前記センサ素子(2)を有する電気センサ(1)において、次のことが提案される。すなわち、センサ(1)は該センサ(1)の動作電圧(UB)のための少なくとも1つの線路(31)によって及びデータ線路(D)を介してデータ検出装置(29)に接続されており、前記センサ(1)には論理回路が設けられており、該論理回路には、前記センサ素子(2)の前に設けられた対象物のどの運動方向に対して前記センサ素子(2)の第1の出力信号(A1)の論理状態(L及びH)が割り当てられているかが格納されており、前記センサ(1)の動作電圧(UB)のための前記線路(31)には、前記センサ(1)におけるセンサ素子(2)の第1の出力信号(A1)の両方の論理状態のうちの一方(L又はH)の間に、電気的負荷(R)が投入接続され、該電気的負荷(R)は前記センサ(1)によって受信される電流(IG)を他方の状態(H又はL)に比べて跳躍的に付加的な電流(ID)だけ上昇させ、論理回路は前記データ検出装置(29)に前記データ線路(D)を介して、前記センサ(1)の動作電圧(UB)のための前記線路(31)におけるこの上昇された電流(IG+ID)がどんな意味を有するか、を伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、第1請求項の上位概念記載の、運動を検出するためのセンサ素子を
有する電気センサに関する。とりわけ本発明は刊行物DE19610161A1
に開示された構成形態によるパルス発信器に関連し、この構成形態は車両に設け
られる制御機器と共働して車両速度の検出に使用される。そこには、メモリ、符
号回路及び有利にはマイクロコントローラシステムを備えたパルス発信器が記述
されており、結果的に、このパルス発信器に配置されたセンサ素子によって発生
される、車両速度に比例する信号を従来の信号線路を介してだけでなく付加的に
符号化してデータ線路を介してこのパルス発信器に接続された制御機器に伝送す
る。
【0002】 この構成形態のパルス発信器は通常は車両の駆動軸に配置されているトランス
ミッションにネジ止めされる。しかし、ネジ止め固定の代わりに、このパルス発
信器はトランスミッション内壁に挿入され、次いで支持金具部材及びネジ止め手
段によって固定することができる。パルス発信器のセンサ素子はこのトランスミ
ッションにあるセンサホイールに向けられており、センサホイールとしては通常
はトランスミッションの歯車ホイールが使用される。センサホイール及びセンサ
素子はこの場合狭い間隔をおいて互いに向かい合って配置されている。この歯車
ホイールの回転中にこのパルス発信器に設けられたセンサ素子が歯及び歯の隙間
の交替によってこの歯車ホイールの回転速度に比例して変調された電気信号を発
生する。センサ素子として頻繁にホール素子が選択される。
【0003】 実際には、しばしばセンサホイールの回転速度だけを検出するだけでなく、こ
のセンサホイールの回転方向に関する情報も供給することが要求される。これは
例えば車両の走行方向に関して表示したい場合にそうである。これまでは、この
問題はしばしば同一の構成形態の第2のセンサホイールをトランスミッションに
収容することによって解決された。しかし、この解決法は高価で付加的な構成空
間を必要とし、この付加的な構成空間は車両においてはいずれにせよわずかしか
ない。
【0004】 最近はホールICセンサ素子が周知となった。このホールICセンサ素子は速
度パルス信号に加えてさらに別の出力信号を供給する。このさらに別の出力信号
は2つの論理状態を有し、第1の論理状態は対象物の第1の運動方向の場合に、
第2の状態はこの第1の運動方向とは正反対のこの対象物の運動方向の場合に発
生される。しかし、問題となっている構成形態のセンサとの関連において、この
新たなホールICセンサ素子を使用する際には次のことに注意すべきである。す
なわち、上記の測定装置において、このセンサに設けられたセンサ素子をセンサ
ホイールに向かって配向することは、どのくらいの回転角度でこのセンサがトラ
ンスミッションに収容されたかに依存する、とういうことに注意すべきである。
従って、センサホイールに対するこのセンサ素子の配向は最初は未定である。と
いうのも、通常はセンサのケーシングには位置決め手段は取り付けられておらず
、センサ製造者から見ればケーシング変形を回避するためにも位置決め手段は取
り付けるべきではないからである。これに伴って、実際に所与の測定装置におい
て設けられる割り当てがこのトランスミッションに固定的に収容されるセンサに
おいて検査されない限りは、このセンサ素子の前述の出力信号のどの論理状態が
このセンサホイールのどの運動方向に結びつけられるのかということは一意的に
決定されない。
【0005】 さらに問題となっている構成形態のセンサは4つの接続線路しか持たないとい
う問題がある。詳しく言えば、これらの線路のうちの2つの線路は電流給電用で
あり、これら2つの線路は電気的なアース及び動作電圧に割り当てられており、
さらにセンサホイールの回転速度に比例して変調された電気信号の伝送のための
1つの信号線路ならびにこの信号をさらに符号化してこのセンサに接続されたデ
ータ検出装置に伝送するための1つのデータ線路である。周知のセンサ及び車両
技術において既に使用されている線路及び差し込みプラグシステムとの互換性の
理由から、センサ素子のさらに別の出力信号に対してセンサからデータ検出装置
へのさらに別の接続線路を設け、このさらに別の接続線路を介してセンサホイー
ルの回転方向に関する情報を伝送することはあり得ない。
【0006】 さらに、刊行物DE19634715A1からホイール又は他の回転体の回転
特性を検出するための装置が周知である。この装置はセンサ素子及び制御可能な
電流源及び評価回路を有する。この制御可能な電流源はこの回転特性を表す特徴
的な電流(バイナリ電流信号)を供給する。この場合、センサモジュールが設け
られており、このセンサモジュールはセンサ素子、電流源及び変調器を含む。こ
の変調器は、センサ素子の信号に依存して及び外部の信号源が供給する外部の信
号乃至は付加的な端子を介して給電される外部の信号に依存して電流源を制御し
、さらに、この変調器は、制御モジュールの出力信号として、重畳されたステー
タス信号又は付加信号を有する回転特性を表す電流信号を喚起する。この装置は
ホイールの回転特性に対応する測定信号を交流信号として供給する。この測定信
号には、センサモジュールに設けられた変調器によってステータス信号又は付加
信号が重畳される。これは回転情報を含む周波数信号への電流パルスの挿入によ
って又は重み付けされた電流振幅によって行われる。これらの手段はすべてセン
サモジュールとこのセンサモジュールに接続された評価回路との間で定義される
電流レベル又は電流パルスに基づいている。評価回路がこのセンサモジュールか
ら送信される測定信号を解釈することができるように、この評価回路には各電流
パルスの意味及び電流レベルが格納されている。よって、測定信号の評価は予め
特定の信号に対して行われる意味割り当てに基づいて評価回路で行われる。環境
影響に起因する測定信号のこれらの定義からの逸脱は、必然的に間違った解釈を
引き起こす。従って、この装置は温度及び/又は経年変化に起因する電流レベル
のドリフトに対してあまりエラー耐性がない。しかし、このことは自動車の粗野
な環境において非常に不利である。さらにこのDE19634715A1による
装置はエンコーダの読み取りトラックに対して相対的なセンサ体の正確な配向を
必要とする。このことはこのようなセンサを車両のトランスミッションに組み込
む際の冒頭で挙げたような欠点をもたらす。
【0007】 従って、本発明の課題は、周知の4本の接続線路を介してこのセンサに接続さ
れているデータ検出装置にセンサホイールの回転速度に関する信号に加えてこの
センサホイールの回転方向に関する信号を供給することができる、センサホイー
ルの運動を検出するためのセンサ素子を有する電気センサを示すことである。と
りわけ、車両用のセンサが示されべきであり、このセンサではセンサホイールの
回転方向に関する情報は両方の回転方向に対するこのセンサの機械的な組み込み
状態には依存せずに一意的にこの車両の走行方向に割り当てられる。
【0008】 上記課題は、請求項1の特徴部分記載の構成によって解決される。有利には実
施形態に対する構成は従属請求項に示されている。
【0009】 センサ素子の前に配置された対象物の運動を検出するためのセンサ素子を有す
る電気センサであって、センサ素子は第1の出力信号A1を供給し、この第1の
出力信号A1は2つの論理状態L及びHを有し、第1の状態L又はHはこの対象
物の第1の運動方向の場合に、第2の状態H又はLはこの第1の運動方向とは正
反対のこの対象物の運動方向の場合に発生される、上記の電気センサにおいて、
本発明の解決法は、次のことによって卓越している。すなわち、 ・このセンサはこのセンサの動作電圧UBのための少なくとも1つの線路によっ
て及びデータ線路Dを介してデータ検出装置に接続されており、 ・このセンサには論理回路が設けられており、この論理回路には、センサ素子の
前に設けられた対象物のどの運動方向に対してこのセンサ素子の第1の出力信号
A1の論理状態L及びHが割り当てられているかが格納されており、 ・このセンサの動作電圧UBのための線路には、このセンサにおけるセンサ素子
の第1の出力信号A1の両方の論理状態のうちの一方L又はHの間に、電気的負
荷Rが投入接続され、この電気的負荷Rはこのセンサによって受信される電流I
Gを他方の状態H又はLに比べて跳躍的に付加的な電流IDだけ上昇させ、 ・論理回路はデータ検出装置にデータ線路Dを介して、このセンサ1の動作電圧
UBのための線路におけるこの上昇された電流がどんな意味を有するか、を伝達
する。
【0010】 この解決法は、DE19610161A1によるパルス発信器によって予め与
えられた線路構成を、センサに接続されたデータ検出装置への情報の伝達のため
に考慮する。この解決法によって、センサの動作電圧のための線路に出力される
信号の簡単な情報技術的な評価が可能になる。しかし、このようなセンサによっ
てまず最初はセンサの前に配置された対象物の運動における方向転換だけしか検
出されない。さらに別の構成を付け加えることによって実際に非常に有利な本発
明の解決法の改良実施形態が得られる。
【0011】 よって、センサ素子の前に設けられた対象物は有利にはセンサホイールであり
、このセンサホイールはその形態のためにその回転の間にセンサ素子において一
連の電気パルスを発生し、これらの電気パルスはセンサ素子から回転速度に比例
する第2の出力信号として出力される。特別な適用例においては、このセンサ素
子の前に設けられる対象物は往復運動する歯車のラックであってもよい。
【0012】 刊行物DE19610161A1に開示された構成形態によるセンサにおいて
は、このセンサはデータ線路を介してデータ検出装置に接続されている。そこで
センサに論理回路を設けることを提案する。この論理回路は有利にはマイクロコ
ントローラの形式で実現され、この論理回路はこのデータ線路を介してデータ検
出装置に接続されている。これによりデータ検出装置は次のことに関する情報に
アクセスできる、すなわち、 ・センサ素子の第1の出力信号は存在するかどうかということ 及び ・第1の出力信号が存在する場合、第2の出力信号も存在するかどうかというこ
とに関する情報にアクセスできる。
【0013】 上記の試問に結びついたこのセンサの検査は、このセンサをデータ検出装置に
対してその構成形態に関して識別する。つまり、上記の第1の出力信号の特性を
自由に処理できるセンサ素子がこのセンサにおいて使用されたかどうか、という
ことに関して識別する。これらの試問に対する検査結果がデータ検出装置に伝達
された後で、このデータ検出装置はこのセンサの動作電圧用の線路における電流
レベルの変化を一意的に解釈し、必要ならばこの電流レベルを妥当性検査におい
て検査する。これら両方の試問は、方向信号は当然既存の速度信号との関連にお
いてのみ有意味であるということを考慮した上で理解されるべきである。速度信
号なしでは、発生する方向信号の意味は不定である。
【0014】 本発明のこの実施形態では、センサに設けられる論理回路は、センサ素子の第
1の出力信号の所定の状態が存在する時点を記録する。特別な利点は、センサに
設けられる論理回路には、このセンサ素子の前に配置された対象物のどの運動方
向にこのセンサ素子の第1の出力信号の論理状態が割り当てられているかが格納
される。このセンサに設けられる論理回路から得られる又はそこに格納されてい
る全ての情報は有利にはこの論理回路によって中間記憶され、これによりこれら
全ての情報をこのセンサに接続されたデータのために呼び出し可能な状態で保持
する。
【0015】 本発明の有利な適用実施形態では、このセンサに接続されたデータ検出装置は
有用車両のための制御機器、とりわけタコグラフである。この具体的な実施形態
では、このセンサは車両内に存在し、動作電圧用の少なくとも1つの線路によっ
て及びデータ線路によって同様にこの車両内に配置されたデータ検出装置に接続
されている。このセンサはセンサ素子の前に配置されたセンサホイールの回転数
及び回転方向を検出するためのセンサ素子を装備している。このセンサ素子の第
1の出力信号はその両方の状態のうちの一方の状態において有利にはオーム抵抗
式負荷によってこのセンサの動作電圧用の線路に負荷をかける。これによってこ
の線路においてセンサ素子のこの出力信号の他方の状態に比べて上昇された電流
が引き出され、これによってセンサによって受信された電流のレベルをセンサホ
イールの回転方向に関する情報と結合する。このセンサにはマイクロコントロー
ラが設けられ、 ・このマイクロコントローラはセンサ素子の第1の出力信号を検出し、 ・このマイクロコントローラは第1の出力信号からの情報をデータメモリに格納
し、すなわち、両方の論理状態のうちのどちらが今ちょうど印加されているのか
ということを格納し、 ・このマイクロコントローラはこの情報をセンサに接続されたデータ検出装置に
よる要求に応じてデータ線路を介してデータ検出装置に送信する。
【0016】 マイクロコントローラに所属する不揮発性メモリ、例えばROMにおいて、有
利にはプログラム技術的に、センサホイールのどの運動方向に乃至は車両のどの
走行方向にセンサ素子の第1の出力信号の論理状態が乃至はこのセンサの動作電
圧用の線路に流れる上昇された電流が車両におけるセンサの装置のために割り当
てられているのか、ということに関する情報が格納されている。この情報は、セ
ンサに接続されたデータ検出装置のためにデータ線路を介して読み出すことがで
きる。必要な場合には、マイクロコントローラはタイムマークのセットによって
又は時計との関連において次のことを記録することができる。すなわち、センサ
素子の第1の出力信号がどの時点にその論理状態を変化するのかをも記録するこ
とができる。
【0017】 このセンサは次のように拡張することができる。すなわち、マイクロコントロ
ーラは、センサ素子の第2の出力信号も検出し、さらにこのセンサ素子の第2の
出力信号において時間単位あたりどのくらいのパルスが含まれているかを求め、
このセンサ素子の第2の出力信号から得られるこの情報をデータメモリに格納し
、さらに必要に応じて通常はこの情報をセンサに接続されたデータ検出装置によ
る要求に応じてデータ線路を介してデータ検出装置に送信する。センサ素子の第
1の出力信号の有効性を検査するために、第2の出力信号も存在する場合にのみ
マイクロコントローラは第1の出力信号からの情報をデータメモリに格納する。
多くの場合、信号線路も設けられ、この信号線路はセンサ素子の第2の出力信号
を直接連続的にリアルタイムで、すなわち常にこの出力信号がセンサ素子におい
て発生した時にダイレクトにこのセンサに接続されたデータ検出装置に伝送する
【0018】 本発明の解決法は次のような利点を有する。すなわち、センサホイールの回転
方向に関するこの情報がセンサホイールの回転速度に関する信号に加えてデータ
検出装置に伝達されなければならない場合に、この本発明の解決法はセンサホイ
ールの回転方向に関する情報を伝送するためにセンサとデータ検出装置との間に
付加的な線路を必要とせず、4本の既存の接続線路で間に合う。
【0019】 有利には、センサ素子の第1の出力信号の両方の論理状態をセンサホイールの
運動方向に割り当てることは、センサが車両のトランスミッションに収容された
後でようやく行われる必要がある。トランスミッションへのこのセンサの収容の
際には、センサホイールに対するセンサ素子の厳密な配向は必要ではない。一般
的にこのセンサのセンサ素子がセンサホイールの運動を検出できる限りは、この
センサから供給される情報の一意的な解釈は例えば評価ソフトウェアの簡単な適
応によって行われる。これによって、このセンサがセンサホイールに対するセン
サ素子の不利な配向のゆえに機能しないような少数の幾つかの角度位置が存在す
ることを度外視すれば、このセンサは車両のトランスミッションにおけるそのネ
ジ止め角度には依存しなくなる。このようなケースが識別される場合には、再現
可能な結果を有する一意的な機能を保障するために、大抵の場合はこのセンサケ
ーシングのネジ止め角度をほんのわずかだけ変化させればよい。
【0020】 実際には、これは次のことを意味する。すなわち、常にこのセンサが機能して
いるならば、センサ素子の第1の出力信号の2つの論理状態は、車両にこのセン
サを組み込んだ後で初めてこの車両の走行方向に簡単なプログラム調整によって
割り当てられることを意味する。このプログラム調整はデータ検出装置の初期化
の際に行われる。というのも、車両の前進走行又は後進走行の際には、このセン
サの動作電圧用の線路に流れる電流が他方の走行方向に比べて上昇されるかどう
かを容易に検出することができるからである。車両運動中の電流特性の知識によ
って、当該車両に対して、センサ素子の第1の出力信号の意味に関する一意的な
設定が行われる。この一意的な設定は、このセンサが交換されるか又はこのセン
サのネジ止め角度が変化された場合に初めて再び検査を必要とする。
【0021】 本発明を次に図面に基づいて詳しく説明する。ここで図1はトランスミッショ
ンのケーシング内壁におけるセンサの通常の装置を示す。図2は本発明を実現す
るための回路装置の基本的な構成を示す。図3から5は図2の回路装置の有利な
変形実施形態を示す。
【0022】 図1では電気センサ1がそのネジ20によってトランスミッション23のケー
シング内壁21にネジ止めされている。センサ軸25の端面24はこのトランス
ミッション23内にあるセンサホイール26の円周に向かって配向されている。
このセンサホイール26は歯車ホイールとして構成されており、この歯車ホイー
ルの歯27は狭い間隔dでセンサ軸25の端面24のそばを通過し、この歯車ホ
イールには両方の回転方向(前進/後進)が許可されるべきである。センサ1の
内側にはこのセンサ軸25の端面24においてセンサ素子2が配置されている。
このセンサ素子2はセンサホイール26の回転中に歯27と歯の隙間28との交
替によってこの歯車ホイールの回転速度に比例して変調された電気信号A2を発
生する。この信号A2をこのセンサ1は適当な電気的な処理の後で図1には図示
されていないデータ検出装置29に転送する。センサ1とデータ検出装置29と
は4つの線路31,32,33及び34から成るケーブル30によって相互に接
続されている。線路31及び32はこの場合センサ1の電流給電に使用され、線
路31はセンサ1にその動作電圧UBを供給し、線路32は電気的アースGND
に割り当てられている。線路33はセンサホイール26の回転速度に比例して変
調される電気信号A2の伝送のための信号線路Sとして使用される。さらに、信
号A2と他の情報とを符号化されたデータストリームの形式でセンサ1に接続さ
れたデータ検出装置29に伝送するために、線路34にはデータ線路Dの機能が
設けられている。
【0023】 図2はセンサ1のいくつかの電子的機能ユニットを示す。2つの線路31及び
32を介してセンサ1は給電される。この図には図示されていないデータ検出装
置29からセンサ1に線路31によって供給される動作電圧UBはまず最初に過
電圧及び短絡から保護する保護回路3を介して供給され、その後で電圧調整器4
に供給される。電圧調整器4の出力側に現れる調整された動作電圧VCCはセン
サ素子2ならびにセンサ1の他の電子的機能ユニットに必要な電気エネルギを給
電する。
【0024】 図示されたケースでは、センサ素子2は4つの端子、すなわち調整された動作
電圧VCCのための端子、電気的アースGNDのための端子、第1の出力信号A
1のための端子及び第2の出力信号A2のための端子を有する。第1の出力信号
A1は2つの論理状態L及びHを有し、第1の状態L又はHはセンサホイール2
6の第1の運動方向(例えば右方向への走行)に結合されており、第2の状態H
又はLはセンサホイール26のこの第1の運動方向とは正反対の運動方向(左方
向への走行)に結合されている。第2の出力信号A2は一連のパルスから成り、
時間単位あたりのこれらのパルスの個数はセンサホイール26の回転速度に比例
する。
【0025】 一連のパルスから成る第2の出力信号A2は適当な出力回路8に供給され、こ
の出力信号A2が信号線路Sとして使用される線路34を介してこのセンサ1に
接続されたデータ検出装置29に伝送されうるように処理する。センサ1にはマ
イクロコントローラ5も設けられており、このマイクロコントローラ5には第1
の出力信号A1も第2の出力信号A2も供給される。両方の出力信号A1及びA
2からの情報はマイクロコントローラ5によってこのマイクロコントローラ5に
接続されたデータメモリ6に格納され、必要に応じて、例えばセンサ1に接続さ
れたデータ検出装置29による要求によって符号化されたデータストリームとし
てこのデータメモリ6からデータ線路Dとして構成された線路33を介してデー
タ検出装置29に伝送されうる。これは、このデータストリームが、先に連続的
に信号線路Sを介して伝送される第2の出力信号A2のように、適当な出力回路
7において転送可能に処理された後で行われる。上記の出力回路7及び8は適当
なドライバによって実現される。これらの適当なドライバはセンサ1が使用され
る粗雑な環境においてデータ検出装置29への確実な信号伝送が保障されるよう
に、センサ素子2の信号乃至はマイクロコントローラ5の信号を増幅する。マイ
クロコントローラ5に所属するデータメモリ6に保持される情報はデータ検出装
置29によって呼び出し可能であるべきなので、データ線路Dは双方向に構成さ
れる。これに対して、信号線路Sを介してセンサホイール26の回転速度に比例
するパルスはセンサ1の側からのみ連続的にデータ検出装置29に伝送される。
信号線路Sを介して伝送される信号はそれゆえリアルタイム信号と呼ばれる。と
いうのも、常にちょうど今の瞬時の測定値に関する情報が提供されるからである
【0026】 2つの論理状態L及びHを有する、センサ素子2から送出される第1の出力信
号A1は、本発明では次のことに利用される。センサ1に設けられた電気的負荷
を介してこれら2つの状態のうちの一方の状態の際に動作電圧UBのために設け
られた線路31において他方の状態に比べて上昇された電流を流すことに利用さ
れる。センサ動作に必要な基本電流IGには、これらの2つの論理状態のうちの
一方の状態L又はHの間に電流フローによって投入接続された負荷のために付加
的な電流IDが加算される。この付加的な電流IDはセンサ1に接続されたデー
タ検出装置29によって跳躍的な変化として容易に検出される。最も簡単なケー
スでは、この負荷は、図2に図示されているように、オーム抵抗Rとして実現さ
れる。従って、動作電圧UBのために設けられた線路31における電流レベルI
G乃至はIG+IDもリアルタイム信号である。というのも、これによってどん
な時点においても回転方向情報が供給されるからである。
【0027】 図3から図5の回路装置は、図2の回路装置とは付加的な負荷の投入接続のや
り方においてのみ異なっている。というのも、これらの実施形態では動作電圧U
Bに投入接続される負荷はセンサ1に設けられたマイクロコントローラ5によっ
て制御されるからである。図3の提案によれば、抵抗Rの投入接続はマイクロコ
ントローラ5に接続されたスイッチング素子V1によって行われる。このスイッ
チング素子V1はバイポーラトランジスタでよい。このやり方は、センサ素子2
の出力信号A1による直接的な投入接続に比べて次のような利点を有する。すな
わち、付加的な電流IDが遮断切り換え可能であり、これによりエネルギが節約
されるという利点を有する。それゆえ、付加的な電流IDの遮断切り換え可能性
は有利である。というのも、この電流IDは車両静止状態の間は情報取得を意味
しないからである。上位概念記載のセンサは車両において150℃までの動作温
度に曝されうるので、センサの不必要な電力消費を回避するあらゆる手段は有利
である。というのも、この電力消費は常にセンサ電子装置によって発生されるジ
ュール熱との関連において検討されるべきだからである。よって、車両静止状態
の間の電流IDの節約は有意義にジュール熱の低減に寄与する。とりわけ、機能
的な理由からセンサの基本的な電流給電が決してこの車両の点火の遮断によって
も遮断切り換えされてはならないような適用事例においてはそうである。
【0028】 図4は図2の場合のように直接センサ素子2の出力信号A1によって投入接続
される抵抗R1を示している。この抵抗R1に対して並列に、抵抗R2が設けら
れた、マイクロコントローラ5により制御可能なノーマリーオン電界効果トラン
ジスタV2が設けられ、このノーマリーオン電界効果トランジスタV2はマイク
ロコントローラ5の障害の場合にはブレークコンタクトされる。R1及びR2の
適当な設計仕様によって、この変形実施形態は次のような利点を有する。すなわ
ち、通常動作の場合には比較的大きな電流成分が抵抗R2の設けられた分岐路を
流れるが、しかし、マイクロコントローラ5の故障の場合には出力信号A1によ
り導出可能な回転方向情報が抵抗R1の電流フローによって線路31において供
給される。
【0029】 図5の回路装置では、さらに図2の実現提案に対する付加であるが、センサ素
子2の出力信号A1はもっぱらマイクロコントローラ5に供給される。このマイ
クロコントローラ5はセンサ素子2の出力信号A1を評価し、次いで所定のプロ
グラム技術的に格納された設定に従ってスイッチング素子V1を制御し、線路3
1に付加的な電流IDを重畳する。この変形実施形態によれば、マイクロコント
ローラ5がこのマイクロコントローラ5により制御可能な抵抗R、又は図4に関
連して、抵抗R2を線路31に投入接続する前に、実際にこのマイクロコントロ
ーラ5に印可されるセンサ素子2の出力信号A1の論理状態L又はHを場合によ
ってはまず最初に反転するか又は所定の設定に従って検査しさらに適合させる。
このやり方で次のことが実現される。すなわち、センサホイール26の回転方向
乃至は車両の走行方向との結合に基づいて比較的短い動作持続時間に亘って有効
である論理状態L又はHが常に上昇された電流フローを惹起することが実現され
る。このことはセンサによって全体として受領される電流によって発生されるジ
ュール熱を顧慮すると非常に有利である。
【0030】 従って、ここで例として示した本発明の解決法の変形実施形態は次の点で異な
る。すなわち、 ・図2の回路装置ではマイクロコントローラ5は線路31への電流信号の直接的
な重畳に対して付加的にのみ方向情報を評価する点。
【0031】 ・図3の回路装置ではマイクロコントローラ5は方向情報を不活性化する方法を
有する点。
【0032】 ・図4の回路装置では、マイクロコントローラ5の障害の場合でも方向情報は保
持される方法が示されている点。
【0033】 ・図5の回路装置ではマイクロコントローラ5はセンサ素子2から供給される出
力信号A1の信号路にアクティブに介入し、独力で確実に回転情報の重畳を制御
する点。
【0034】 図2から図5に示された回路装置は、センサ1に接続されたデータ検出装置2
9に、センサホイール26の回転方向に結合された情報をリアルタイムで及び呼
び出し可能なデータストリーム内部において供給する。この情報はリアルタイム
に電流IDの有無によって示される。マイクロコントローラ5の使用によって、
この情報は付加的にデジタル形式で保持される。これにより、線路31における
電流レベルの解釈可能性が明らかに改善される。というのも、車両における上位
概念記載のセンサ1の通常の使用条件下では、線路31における電流レベルの大
きな熱的な及び経年変化に起因するドリフトを考慮しなくてはならず、この結果
、この電流レベルの意味をその情報内容に関して他のやり方で検査する方法がな
い場合には、この電流レベルの確実な解釈のためには電流IDに対する大きな絶
対値が必要であろう。しかし、前述した通り、センサにおいて高い電力消費はこ
の電力消費と関連するジュール熱のために禁止され、この結果、本発明の解決法
は、一方でセンサホイール26の回転方向に結合された情報を常にリアルタイム
で供給可能な電流レベル信号の形式で供給することと他方で存在する電流レベル
を同時に高い確実性で解釈できるためにこの電流レベルの供給において電流上昇
をあまりにも大きくなくしないこととの間で、妥協点を見いだした。たとえ大き
な熱的な又は経年変化に起因するドリフトが線路31における電流レベルIG乃
至はIG+IDに重畳されても、電流レベルの瞬時の意味は一意的にデータメモ
リ6に格納された情報から取り出される。他方で、データメモリ6に格納された
情報は、リアルタイムに線路31において供給される回転方向情報を解釈するた
めに絶えずデータ検出装置29によって呼び出される必要はない。というのも、
熱的な又は経年変化に起因するドリフトは時間的にゆっりとだが変化するからで
ある。
【0035】 提案された本発明の解決法は次のような利点を有する。すなわち、センサ1に
接続されたデータ検出装置29は必ずしもセンサ1に対する動作電圧IGの基本
レベルを測定して求める必要はなく、負荷Rの投入接続及びこの負荷Rに関連す
る電流IDによって発生する測定要求によって線路31における電流レベルの跳
躍的な変化が行われるかどうかを識別しさえすればよい、という利点を有する。
【0036】 マイクロコントローラ5に接続された不揮発性メモリ9、例えばEEPROM
に、センサホイールのどの回転方向に乃至は車両のどの走行方向にセンサ素子2
の第1の出力信号A1の2つの論理状態が結合されるかが格納されている場合、
データ検出装置29の装置によるさらに別の解釈を必要とすることなしに、デー
タメモリ6からセンサホイール26の瞬時の回転方向乃至は車両の走行方向につ
いての完全な情報が呼び出される。車両にセンサ1を組み込んだ後で、このよう
な割り当ては、センサ1及びデータ検出装置29から構成されるシステムの初期
化の際にこの不揮発性メモリ9の相応のプログラミングによって設定される。こ
のオプションによって、使用者はセンサ1から供給される情報を比較的簡単なや
り方でこのセンサ1に適用される測定装置に適合させることができる。このセン
サの製造者にとってもこのことから得られる柔軟性は、多数の様々なセンサタイ
プを製造プログラムにおいて設ける必要がないという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 トランスミッションのケーシング内壁におけるセンサの通常の装置を示す。
【図2】 本発明を実現するための回路装置の基本的な構成を示す。
【図3】 図2の回路装置の有利な変形実施形態を示す。
【図4】 図2の回路装置の有利な変形実施形態を示す。
【図5】 図2の回路装置の有利な変形実施形態を示す。
【符号の説明】
1 電気センサ 2 センサ素子 3 保護回路 4 電圧調整器 5 マイクロコントローラ 6 データメモリ 7 出力回路 8 出力回路 9 不揮発性メモリ 20 ネジ 21 ケーシング内壁 23 トランスミッション 24 端面 25 センサ軸 26 センサホイール 27 歯 28 歯の隙間 30 ケーブル 31 線路 32 線路 33 信号線路 34 データ線路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 Kruppstrabe 105,Fran kfurt am Main,BRD (72)発明者 ヨーゼフ ヴァングラー ドイツ連邦共和国 フイリンゲン−シユヴ エニンゲン ヴォルターディンガー−シュ トラーセ 19 Fターム(参考) 2F070 AA01 CC03 CC11 DD14 FF12 GG07 2F077 AA37 CC02 NN21 PP12 QQ17 TT51 3E038 BA12 EA02 EA04 【要約の続き】 圧(UB)のための前記線路(31)には、前記センサ (1)におけるセンサ素子(2)の第1の出力信号(A 1)の両方の論理状態のうちの一方(L又はH)の間 に、電気的負荷(R)が投入接続され、該電気的負荷 (R)は前記センサ(1)によって受信される電流(I G)を他方の状態(H又はL)に比べて跳躍的に付加的 な電流(ID)だけ上昇させ、論理回路は前記データ検 出装置(29)に前記データ線路(D)を介して、前記 センサ(1)の動作電圧(UB)のための前記線路(3 1)におけるこの上昇された電流(IG+ID)がどん な意味を有するか、を伝達する。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサ素子(2)の前に設けられた対象物の運動を検出する
    ための前記センサ素子(2)を有する電気センサ(1)であって、 前記センサ素子(2)は第1の出力信号(A1)を供給し、該第1の出力信号
    (A1)は2つの論理状態(L及びH)を有し、 第1の状態(L又はH)は前記対象物の第1の運動方向の場合に発生され、第
    2の状態(H又はL)は前記第1の運動方向とは正反対の前記対象物の運動方向
    の場合に発生される、センサ素子(2)の前に設けられた対象物の運動を検出す
    るための前記センサ素子(2)を有する電気センサ(1)において、 a)該センサ(1)は該センサ(1)の動作電圧(UB)のための少なくとも1
    つの線路(31)によって及びデータ線路(D)を介してデータ検出装置(29
    )に接続されており、 b)前記センサ(1)には論理回路が設けられており、該論理回路には、前記セ
    ンサ素子(2)の前に設けられた対象物のどの運動方向に対して前記センサ素子
    (2)の第1の出力信号(A1)の論理状態(L及びH)が割り当てられている
    かが格納されており、 c)前記センサ(1)の動作電圧(UB)のための前記線路(31)には、前記
    センサ(1)におけるセンサ素子(2)の第1の出力信号(A1)の両方の論理
    状態のうちの一方(L又はH)の間に、電気的負荷(R)が投入接続され、該電
    気的負荷(R)は前記センサ(1)によって受信される電流(IG)を他方の状
    態(H又はL)に比べて付加的な電流(ID)だけ跳躍的に上昇させ、 d)前記論理回路は前記データ検出装置(29)に前記データ線路(D)を介し
    て、前記センサ(1)の動作電圧(UB)のための前記線路(31)におけるこ
    の上昇された電流(IG+ID)がどんな意味を有するか、を伝達することを特
    徴とする、センサ素子(2)の前に設けられた対象物の運動を検出するための前
    記センサ素子(2)を有する電気センサ(1)。
  2. 【請求項2】 センサ素子(2)の前に設けられた対象物はセンサホイール
    (26)であり、該センサホイール(26)はその形態のためにその回転の間に
    前記センサ素子(2)において一連の電気パルスを発生し、該電気パルスは前記
    センサ素子(2)から回転速度に比例する第2の出力信号(A2)として出力さ
    れることを特徴とする請求項1記載の電気センサ(1)。
  3. 【請求項3】 センサ(1)に設けられる論理回路によってデータ検出装置
    (29)はデータ線路(D)を介して次のことに関する情報にアクセスできる、
    すなわち、 ・センサ素子(2)の第1の出力信号(A1)は存在するかどうかということに
    関する情報、 及び ・前記第1の出力信号(A1)が存在する場合、第2の出力信号(A2)も存在
    するかどうかということに関する情報にアクセスできることを特徴とする請求項
    1又は2記載の電気センサ(1)。
  4. 【請求項4】 センサ(1)に設けられる論理回路は、センサ素子(2)の
    第1の出力信号(A1)の所定の状態(L又はH)が存在する時点を記録するこ
    とを特徴とする請求項1から3のうちの1項記載の電気センサ(1)。
  5. 【請求項5】 センサ(1)に設けられる論理回路はマイクロコントローラ
    (5)であり、 ・該マイクロコントローラ(5)はセンサ素子(2)の第1の出力信号(A1)
    を検出し、 ・前記マイクロコントローラ(5)は前記第1の出力信号(A1)からの情報を
    データメモリ(6)に格納し、 ・前記マイクロコントローラ(5)は上昇された電流(IG+ID)をセンサホ
    イール(26)の回転方向に関する情報と結合し、前記上昇された電流(IG+
    ID)は、前記センサ(1)の動作電圧(UB)のための線路(31)において
    センサ素子(2)の前記第1の出力信号(A1)の両方の状態のうちの一方(L
    又はH)の場合に負荷(R)によって発生され、 ・前記マイクロコントローラ(5)はこの情報を前記センサ(1)に接続された
    データ検出装置(29)による要求に応じてデータ線路(D)を介して前記デー
    タ検出装置(29)に送信することを特徴とする請求項1から4のうちの1項記
    載の電気センサ(1)。
  6. 【請求項6】 マイクロコントローラ(5)は、 ・センサ素子(2)の第2の出力信号(A2)も検出し、 ・さらに前記センサ素子(2)の前記第2の出力信号(A2)において時間単位
    あたりどのくらいのパルスが含まれているかを求め、 ・前記センサ素子(2)の前記第2の出力信号(A2)から得られるこの情報を
    データメモリ(6)に格納し、 ・この情報を前記センサ(1)に接続されたデータ検出装置(29)による要求
    に応じてデータ線路(D)を介して前記データ検出装置(29)に送信すること
    を特徴とする請求項5のうちの1項記載の電気センサ(1)。
  7. 【請求項7】 第2の出力信号(A2)も存在する場合にのみマイクロコン
    トローラ(5)は第1の出力信号(A1)からの情報をデータメモリ(6)に格
    納することを特徴とする請求項5又は6記載の電気センサ(1)。
  8. 【請求項8】 負荷(R)の投入接続は、マイクロコントローラ(5)に接
    続されかつ該マイクロコントローラ(5)によって制御されるスイッチング素子
    (V1)によって行われることを特徴とする請求項5又は以下の請求項のうちの
    1項記載の電気センサ(1)。
  9. 【請求項9】 センサ素子(2)の前に設けられる対象物の運動方向に関す
    る情報が、センサ(1)の動作電圧(UB)のための線路(31)において、前
    記電界効果トランジスタ(V2)に印加される前記マイクロコントローラ(5)
    の制御信号が消失した場合でも存続しつづけるように、第1の抵抗(R1)に対
    して並列に、第2の抵抗(R2)に接続されかつマイクロコントローラ(5)に
    よって制御可能なノーマリーオン電界効果トランジスタ(V2)がブレークコン
    タクト機能において設けられていることを特徴とする請求項5又は以下の請求項
    のうちの1項記載の電気センサ(1)。
  10. 【請求項10】 マイクロコントローラ(5)は、場合によっては該マイク
    ロコントローラ(5)に実際に印加される、センサ素子(2)の第1の出力信号
    (A1)の論理状態(L又はH)の反転の後で、前記マイクロコントローラ(5
    )により制御可能な負荷(R、R2)を、前記センサ素子(2)の前に設けられ
    る対象物の運動方向との結合に基づいて比較的短い動作持続時間に亘って印加さ
    れる論理状態(L又はH)によって投入接続することを特徴とする請求項8又は
    9記載の電気センサ(1)。
  11. 【請求項11】 センサ(1)に接続されたデータ検出装置(29)は有用
    車両のための制御機器、とりわけタコグラフであることを特徴とする請求項1か
    ら10のうちの1項記載の電気センサ(1)。
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