JP2002521418A - 日焼け止め剤組成物 - Google Patents

日焼け止め剤組成物

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JP2002521418A JP2000561968A JP2000561968A JP2002521418A JP 2002521418 A JP2002521418 A JP 2002521418A JP 2000561968 A JP2000561968 A JP 2000561968A JP 2000561968 A JP2000561968 A JP 2000561968A JP 2002521418 A JP2002521418 A JP 2002521418A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 本発明は、UVA日焼け止め剤活性種及び皮膚への適用に好適なキャリアを含む日焼け止め剤に好適な組成物に関する。これらの組成物は、実質的にはベンジリデンカンファー誘導体を含まず、優れた安定性、有効性、及び紫外線防止効果を安全で、経済的で、美容的に魅力のある方法で提供する。前記組成物は、少なくとも約1.75の日焼け止め剤有効性指数、少なくとも約0.5のUVA有効性値、少なくとも約0.85のUVA光安定性指数、少なくとも約0.85のUVB光安定性指数、及び約10未満の透明値を有する。前期組成物の使用方法も又開示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、優れた有効性、広域スペクトルの紫外線効果、光安定性、及び皮膚
につけた時の透明性を有する日焼け止め剤としての使用に好適な組成物に関する
。前記組成物は、UVAを吸収する日焼け止め剤活性種及び皮膚への使用に好適
なキャリアを含み、実質的にはベンジリデンカンファー誘導体を含まず、少なく
とも約1.75の日焼け止め剤有効性指数、少なくとも0.5のUVA有効性値
、少なくとも約0.85のUVA光安定性指数、少なくとも約0.85のUVB
光安定性指数、及び約10未満の透明値を有することにより特徴付けられる。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
日光にさらすことが皮膚に数多くの危険をもたらす可能性があることはよく知
られている。これらの有害な影響は、日光浴ばかりでなく日常的な戸外の活動に
関連する日光への暴露の結果からも生じる。日光への持続的な暴露による主要な
短期的障害は、約290nm〜約320nmの波長である紫外線に主として起因
する紅斑、すなわち日焼けである。しかしながら、長期的には、皮膚の表面には
悪性の変化が生じる。多数の疫学的研究により、直射日光暴露とヒトの皮膚がん
との強い関連性が示されている。もうひとつの紫外線の長期的障害は、波長が約
320nm〜約400nmであるUVAに主として起因する皮膚の早期老化であ
る。この状態は、ひび、毛細血管拡張症、日光皮膚炎、斑状出血、及び弾力性の
喪失のような身体的変化に加えて、しわ及び皮膚の色素変化により特徴付けられ
る。紫外線への暴露による有害反応については、デシモーン著、の「サンスクリ
ーン製品とサンタン製品」("Sunscreen and Suntan Products")一般用医薬品
ハンドブック(Handbook of Nonprescription Drugs)、第7版、26章、49
9〜511頁(米国薬剤師協会薬学会、ワシントンD.C.;1982年発行)
;グローブ(Grove)及びフォーブズ(Forbes)著の「長波長紫外線に対する日
焼け止め剤の光防護作用の評価法」(A Method for Evaluating the Photoprote
ction Action of Sunscreen Agents Against UVA Radiation)インターナシ
ョナル・ジャーナル・オブ・コスメティック・サイエンス(International Jour
nal of Cosmetic Science)4、15−24頁(1982年);及び米国特許第
4,387,089号(デポロ(DePolo)、1983年6月7日発行)に詳説さ
れている。
【0003】 日光への暴露に関連する上述の障害の結果として、一般大衆の日焼け防止製品
市場への関心がかなり高まってきている。今日では、日光浴用の日焼け止め剤製
品ばかりでなく、日焼け止め剤をも含有するさまざまなパーソナルケア製品、特
に日常的につける化粧品タイプの製品も存在する。「パーソナルケア製品」とは
、皮膚や毛髪を美しくし、手入れをするために配合されるものとして一般に認識
される健康及び化粧用美容製品のことをいう。例えば、パーソナルケア製品には
、日焼け止め剤製品(例えば、ローション、スキンクリームなど)、化粧品、洗
面用化粧品、及び局所への使用を目的とする意図する店頭販売の医薬品が含まれ
る。
【0004】 消費者は、日焼け止め剤製品、それも特に日常的につける製品が効果的で、視
覚的及び感触的に美的満足を得られ、経済的であることを望んでいるのは驚くべ
きことではない。残念ながら、市販されているほとんどの日焼け止め剤がこれら
の1つ又はそれより多くの点で欠けている。
【0005】 例えば、ほとんどの市販の日焼け止め剤は、所望のレベルの紫外線防止効果を
得るために高濃度の日焼け止め剤活性種を利用する。このような日焼け止め剤活
性種の高濃度の使用が、製品の価格を上げるだけでなく美観の低下(例えば、皮
膚への不快な感触、皮膚が白くなるなど)及び皮膚刺激性に加担している。
【0006】 多くの従来の日焼け止め剤製品は又、広域スペクトルの紫外線に対する有効な
防止効果、すなわちUVB及びUVAの両方に対する防止効果を提供することが
できないために不完全であった。現在、市販品で最も多いのは、皮膚の日焼けを
防止するような290nm〜320nmのUVB領域の紫外線を吸収するのに効
果的な日焼け止め剤製品である。それらは320nm〜400nmのUVA領域
の紫外線には吸収効果が低下し、皮膚の早期老化には無防備なままである。この
不足は、一部には市販され且つ全般的な使用を許されているUVAを吸収する日
焼け止め剤活性種の数が限られているせいである。
【0007】 パーソナルケア製品にはさまざまな日焼け止め剤活性種が使用されている。そ
れらの日焼け止め剤活性種又は活性系は、広域スペクトルの紫外線防止作用、特
にUVA及びUVBの両方に対して防止作用を有することが望ましい。それに加
えて、その活性種のヒトへの使用を、好ましくは全般的な使用について認可され
るべきである。更にこれらの日焼け止め剤活性種が、安定した、有効な、美的に
魅力のある日焼け止め剤製品として配合されることが望ましい。
【0008】 ジベンゾイルメタン化合物は、広いスペクトルの紫外線防止の作用を提供し、
全世界的な使用が認められている日焼け止め剤化合物の一種である。残念ながら
、これらの日焼け止め剤は、紫外線に暴露することによって光によって分解し、
そのためにそれらのUVA吸収作用が低下する傾向にある。これらの種類の日焼
け止め剤を安定化させる1つの方法は、ジベンゾイルメタン化合物を安定するた
めにベンジリデンカンファー日焼け止め剤を使用することを含めて、米国特許出
願番号第07/929,612号(デックナー(Deckner)、1992年8月1
3日出願)に記載されている。しかしながらそのような組成物は、現在のところ
全世界的な使用は認可されていない。
【0009】 物理的日焼け止め剤(サンブロック、紫外線散乱剤)として知られるその他の
種類の日焼け止め剤活性種も又、広域スペクトルの紫外線に対し皮膚を保護する
のに使用される。物理的日焼け止め剤(サンブロック)は、紫外線の散乱、反射
、又は吸収によりその効果を発揮すると考えられている無機化合物である。セイ
アー(Sayre,R.M.)ら著の「フィジカル・サンスクリーンズ」(Physical Sunsc
reens)化粧品化学学会誌(J. Soc. Cosmet. Chem).,41巻、2号、103〜
109頁(1990年)を参照のこと。残念ながら、高濃度で使用すると、それ
らは消費者の皮膚に望ましくない白い膜を残し、及び/又は最終製品において塊
状になる傾向がある。
【0010】 したがって、依然として広域スペクトルの紫外線防止作用(すなわち、UVA
及びUVBのいずれにも対する)を安全で、経済的で、美容的にも魅力のある(
皮膚につけた時の透明性が高く、皮膚刺激性が少ない)方法で提供する、(光安
定性を含めて)安定した、効果のある日焼け止め剤製品へのニーズが存在する。
【0011】 本明細書の組成物は、少なくとも約1.75の日焼け止め剤有効性指数、少な
くとも0.5のUVA有効性値、少なくとも約0.85のUVA光安定性指数、
少なくとも約0.85のUVB光安定性指数、及び約10未満の透明値を有し、
優れた安定性、効率、紫外線防止効果、安全性、経済性、及び美容性を有するこ
とが現在、見出されている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は日焼け止め剤としての使用に好適な組成物であって、: a)安全で且つ有効な量のUVAを吸収する日焼け止め剤活性種;及び b)皮膚への適用に好適なキャリア; を含み、前記組成物は実質的にはベンジリデンカンファー誘導体を含まず、少
なくとも約1.75の日焼け止め剤有効性指数、少なくとも約0.5のUVA有
効性値、少なくとも約0.85のUVA光安定性指数、少なくとも約0.85の
UVB光安定性指数、及び約10未満の透明値を有するものに関する。
【0013】 好ましい実施様態では、前記組成物は少なくとも約2.0の日焼け止め剤有効
性指数、少なくとも約0.5のUVA有効性値、少なくとも約0.90のUVA
光安定性指数、少なくとも約0.90のUVB光安定性指数、及び約8未満の透
明値を有する。
【0014】 更に好ましい実施例では、前記組成物は少なくとも約2.25の日焼け止め剤
有効性指数、少なくとも約0.5のUVA有効性値、少なくとも約0.95のU
VA光安定性指数、少なくとも約0.95のUVB光安定性指数、及び6未満の
透明値を有する。
【0015】 本発明の組成物は紫外線の有害な影響に対してヒトの皮膚への保護効果を提供
するのに有効である。これらの組成物の必須成分は下記に示す。更に本発明の実
施例において有効なさまざまな任意の構成成分及び好ましい構成成分についての
非限定的な説明を行う。 本発明は必要な成分又は任意の成分及び/又はここに記述される制限のいずれ
かを含み、構成し、又は実質的に構成し得る。
【0016】 すべてのパーセンテージ及び割合は指示がない限り重量で計算されている。す
べてのパーセンテージは指示がない限り組成物全体をベースにして計算されてい
る。
【0017】 すべての分子量は重量平均分子量であり、単位はグラム/モルで表わされる。 すべての成分濃度は指示がない限りその成分の活性濃度を基準とし、市販のそ
の成分の供給源に存在し得る溶媒、副産物、又はその他の不純物は除かれる。 すべての測定は特に指定のない限り、ほぼ73°F(23℃)の室温で行った
。 本明細書において参考にしたすべての文書は、特許、特許出願、及び出版物を
含めて、それらの全体を引用し本明細書に組み入れる。
【0018】 「安全且つ有効な量」とは、明白な効果(例えば、光防護性又は安定性)を有
意に引き起こすのに十分ではあるが、重篤な副作用(例えば、過度の毒性又はア
レルギー反応)を避けるのに十分に低濃度の、すなわち、適切な医学的良識の範
囲内で危険率に対して妥当な効果を示す化合物、構成成分、又は組成物の(適用
可能な)量を意味する。
【0019】UVAを吸収する日焼け止め剤活性種 本発明の組成物は、320nm〜400nmの波長の紫外線に対して保護効果
を提供するUVAを吸収する日焼け止め剤活性種を含む。具体例としてのUVA
を吸収する本発明への使用に好適な日焼け止め剤活性種には、ジベンゾイルメタ
ンが含まれるが、これに限定されない。これらのジベンゾイルメタン日焼け止め
剤活性種については、米国特許第4,489,057号(ウェルターズ(Welter
s)ら、1984年12月18日発行)、米国特許第4,387,089号(デ
ポロ(Depolo)、1983年6月7日発行);及び「サンスクリーンズ:デベロ
ップメント・エバリュエーション・アンド・レギュラトリー・アスペクツ」(Su
nscreens: Development, Evaluation, and Regulatory Aspects)(ロウ(N.J.
Lowe)及びシャース(N.A. Shaath)編集、マーセル・デッカー社(Marcel Dek
ker, Inc)、1990年)に記載されている。
【0020】 好適なジベンゾイルメタン日焼け止め剤活性種には、2−メチルジベンゾイル
メタン、4−メチルジベンゾイルメタン、4−イソプロピルジベンゾイルメタン
、4−tert−ブチルジベンゾイルメタン、2,4−ジメチルジベンゾイルメ
タン、2,5−ジメチルジベンゾイルメタン、4,4’−ジイソプロピルベンゾ
イルメタン、4−(1,1−ジメチルエチル)−4’メトキシジベンゾイルメタ
ン、2−メチル−5−イソプロピル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、2−
メチル−5−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、2,4−
ジメチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、2,6−ジメチル−4’−te
rt−4’メトキシジベンゾイルメタン、及びそれらの混合物から成る群から選
択される活性種が含まれる。好ましいジベンゾイルメタン日焼け止め剤活性種に
は、4−(1,1−ジメチルエチル)−4’メトキシジベンゾイルメタン、イソ
プロピルジベンゾイルメタン、及びそれらの混合物から成る群から選択される活
性種が含まれる。更に好ましいジベンゾイルメタン日焼け止め剤活性種は4−(
1,1−ジメチルエチル)−4’メトキシジベンゾイルメタンである。
【0021】 上記日焼け止め剤活性種、4−(1,1−ジメチルエチル)−4’メトキシジ
ベンゾイルメタンは、ブチルメトキシジベンゾイルメタン又アボベンゾン(Avob
enzone)としても知られ、商品名パーソル(Parsol)登録商標1789としてギ
バウダン−ローレ(Givaudan−Roure)(インターナショナル)S.A.(スイス
、バーゼル)から、及び商品名ユーソレックス(EusoleX)登録商標9020と
してメルク社(Merck & Co., Inc.)(ニュージャージー州ホワイトハウスステ
ーション(Whitehouse Station))から市販されている。上記日焼け止め剤4−
イソプロピルジベンゾイルメタンは、イソプロピルジベンゾイルメタンとしても
知られているが、メルク(Merck)より商品名ユーソレックス(EusoleX)登録商
標8020として市販されている。
【0022】 この発明のUVAを吸収する日焼け止め剤活性種は、独立してか又は上記組成
物の中に存在している可能性のあるその他の紫外線防止活性種と組み合わせて、
広範囲の紫外線防止作用を提供する安全且つ有効な量が存在し、好ましくは約0
.1〜約10%、更に好ましくは約0.2〜約7%、及び最も好ましくは約0.
4〜約5%である。日焼け止め剤活性種の正確な量は、所望の太陽光線保護指数
、すなわち組成物の「SPF」やUVA防止作用の所望のレベルによって変化す
る。(SPFは通常、紅斑に対する日焼け止め剤の光防護性の尺度として使用さ
れる。SPFは、保護していない皮膚に最小の紅斑を生じるのに必要な紫外線エ
ネルギーに対する、同一人物の保護している皮膚に同一の最小の紅斑を生じるの
に必要な紫外線エネルギーの比率として定義される。米国官報(Federal Regist
er)、43、166号、38206〜38269頁、1978年8月25日)を
参照のこと。
【0023】キャリア 本発明の組成物は、ヒトの皮膚への適用に好適なキャリア又はビヒクルを含む
。本明細書において使用される「ヒトの皮膚への適用に好適なキャリア」とは、
上記キャリア及びその構成成分が、正しい医学的良識又は配合者の判断の範囲内
で過度の毒性、不和合性、不安定性、アレルギー反応などを示すことなく、ヒト
の皮膚に接触させて使用するのに好適であることを意味する。そのようなキャリ
アは当業者には周知であり、1つ又は複数の適合する液体又は固体の、増量希釈
剤又はヒトの皮膚への適用に好適なビヒクルを含み得る。前記キャリアは、以下
に記載する任意成分を含めるがそれらに限定されない1つ又は複数の、活性種又
は非活性種の材料を含み得る。前記キャリアは前記組成物の残りのものを含む。
本発明の組成物は、その組成物の好ましくは約74〜約99.7重量%、更に好
ましくは約79〜約99重量%のキャリアを含む。
【0024】 上記キャリアは、エマルションを含めるが、それに限定されずに多くの方法で
配合し得る(エマルション技術では、「分散相」という用語は、連続相に懸濁し
た又は取り囲まれた、小さな粒子又は液滴として相が存在することを意味する)
。例えば、好適なエマルションには、水中油型エマルション、油中水型エマルシ
ョン、水中油中水型エマルション、油中水中油型エマルション、及びシリコーン
中水中油型エマルションが含まれる。好ましい組成物は、水中油型エマルション
を含んでいる。
【0025】 本発明の組成物は、クリーム、ローション、ミルク(乳状液)、ムース、ゲル
、オイル、トニック、及びスプレーを含めた、きわめてさまざまな製品の種類に
配合し得る。好ましい組成物は、ローション、クリーム、ゲル、及びスプレーに
配合される。これらの製品形態は、ハンドローション及びボディローション、コ
ールドクリーム、フェイシャルモイスチャライザー、抗にきび薬剤、局所用鎮痛
薬、ファンデーション及び口紅などを含むメーキャップ製品を含めるがこれらに
限定されない多くの用途に使用し得る。そのような製品に配合する必要のある追
加的な構成成分は、いずれも製品の種類によってさまざまであり、当業者であれ
ばごく普通に選び得る。
【0026】 本発明の組成物がエアゾールとして配合され、スプレー製品として皮膚に適用
されるならば、噴射剤が組成物に加えられる。好適な噴射剤の例には、クロロフ
ルオロ化した低分子量の炭化水素が含まれる。本明細書において有効な噴射剤に
ついての詳細な記載はサガリン(Sagarin)著のコスメティック・サイエンス・
アンド・テクノロジー(Cosmetics Science and Technology)、第2版、2巻、
443〜465頁(1972年)に見出される。
【0027】本発明の組成物の特性 本発明の組成物は、少なくとも約1.75の日焼け止め剤有効性指数、少なく
とも約0.5のUVA有効性値、少なくとも約0.85のUVA光安定性指数、
少なくとも約0.85のUVB光安定性指数、及び約10未満の透明値を有する
ことを特徴とする。
【0028】 好ましい組成物は、少なくとも約2.0の日焼け止め剤有効性指数、少なくと
も約0.5のUVA有効性値、少なくとも約0.90のUVA光安定性指数、少
なくとも約0.90のUVB光安定性指数、及び約8未満の透明値を有すること
を特徴とする。
【0029】 更に好ましい組成物は、少なくとも約2.25の日焼け止め剤有効性指数、少
なくとも約0.5のUVA有効性値、少なくとも約0.95のUVA光安定性指
数、少なくとも約0.95のUVB光安定性指数、及び約6未満の透明値を有す
ることを特徴とする。 前述の特性及びそれらの測定のための方法を以下に記載する。
【0030】 a)日焼け止め剤有効性指数 本発明の組成物は優れた有効性を示す。すなわち、比較的低い含有量の日焼け
止め剤活性種で比較的高いSPF値を提供する。したがって本発明は感触を向上
し日焼け止め剤組成物に潜在的に関連する刺激性を抑えることを含めて、安全性
、経済性、及び美容性を改善した製品を提供する。この有効性は組成物の日焼け
止め剤有効性指数により定義され、次式:
【0031】
【数1】
【0032】 によって計算されるが、イン・ビボ(in-vivo)SPFは、ユー.エス.サン
スクリーン・テンタティブ・ファイナル・モノグラフ(U.S. Sunscreen Tentati
ve Final Monograph)(1993年5月発行)に記載される手順を使用して決定
される。このイン・ビボ(in-vivo)SPFの決定手順には、正確に較正した太
陽光線シミュレーターを使用して各被験者のサブサイト領域に連続的な紫外線暴
露(J/m2で測定される)をすることが必要とされる。防御試験部位に連続的
な7回の暴露を行って、保護された皮膚のMED(PS)(MED(minimal er
ythemal dose)は22〜24時間暴露後の暴露部位の辺縁を一様に発赤させる最
小の放射量である最小紅斑量)を決定する。選択される放射量は5回の等比級数
の暴露から成り、その中間の暴露量は期待されるSPF(上記に引用したモノグ
ラフに記載される)を得られる程度に設定し、その中間暴露量から両側に対称的
に更に2つの暴露量を設定する。保護された皮膚に連続暴露される正確な量は、
MED(US)(保護されていない/処理されていない対照部位のMED)に試
験品の日焼け止め剤組成物の期待されるSPFを加えることにより決定される。
期待されるSPFが8未満の組成物の場合、暴露はMED(US)に0.64X
、0.80X、0.90X、1.00X、1.10X、1.25X、及び1.5
6Xを乗じるが、その際、Xは試験製品の期待されるSPFに等しい。期待され
るSPFが8〜15の組成物の場合、暴露はMED(US)に0.69X、0.8
3X、0.91X、1.00X、1.09X、1.20X、及び1.44Xを乗
じるが、その際、Xは試験製品の期待されるSPFに等しい。期待されるSPF
が15を越える組成物の場合、暴露はMED(US)に0.76X、0.87X
、0.93X、1.00X、1.07X、1.15X、及び1.32Xを乗じる
が、その際、Xは試験製品の期待されるSPFに等しい。試験する日焼け止め剤
組成物のイン・ビボ(in-vivo)SPF値は、保護している皮膚のMEDを生じ
るのに必要な紫外線量及び保護していない皮膚のMEDを生じるのに必要な紫外
線から次のように計算され:
【0033】
【数2】 式中、MED(PS:保護)及びMED(US:非保護)は、J/m2という
単位で測定される。
【0034】 b)UVA有効性値 本発明の組成物は、UVA有効性値により定義されるように改善されたUVA
有効性を示す。組成物のUVA有効性値は、合成コラーゲンに塗布した製品の膜
のイン−ビトロ(in-vitro)UV吸収度曲線から計算される。約1mg/cm2
の合成コラーゲン製品を水和した合成コラーゲン(例えば、コネティカット州ミ
ルフォードのイノベーティブメジャーメントソリューション社のビトロースキン
(Vitro-Skin))又はそれらと同等のものの一片の構成面(すなわち生地側)に
ラテックス指サックをはめた指で塗布する。次いで前記製品膜を、室温(22±
2℃)で15分間乾燥する。15分間の乾燥後、製品の膜のUV吸収度を、ラブ
スフェア(Labsphere)UV−1000S 紫外線透過率分析器(ラブスフェア
社(Labsphere Inc.)、ニューハンプシャー州ノースサットン)か、又は次の方
法と同等の方法を使用して測定する。ラブスフェアUV−1000Sを使用して
、未処理の水和したビトロ−スキンの構成面のベースライン吸収度測定を行う。
次いで処理したコラーゲン製品膜のUV吸収度を8箇所の異なる部位について測
定する。ラブスフェアUV−1000Sは、処理したコラーゲン膜の平均吸収度
から平均ベースライン吸収度を引いて、試験製品膜のUV吸収度曲線を算出する
。UV吸収度曲線を使用して、UVA有効性値を次のように算出する:
【0035】
【数3】
【0036】 c)UVA及びUVB光安定性指数 本発明の組成物は、紫外線への暴露におけるUV吸収度の変化は全くないか又
はほとんど示されず、それらのUVA光安定性指数及びUVB光安定性指数によ
って定義される光安定性の改善が見られる。日焼け止め剤製品のUVA及びUV
Bの光安定性指標は、紫外線照射前及び後の薄い製品膜の吸収度曲線を比較する
ことによって決定される。日焼け止め剤の膜の吸収度曲線は、まず上記UVA吸
収度/UVB吸収度比率法において上述のように算出される。吸収度曲線が算出
されたら、前記製品膜に所望のSPF単位当たりおよそ2J/cm2の広域紫外
線、例えば、SPF15に必要な30J/cm2を照射する。(例えば、ダイク
ロイックミラー、オーリエルフィルター81017及び81018によって)出
力がフィルタ補正された、オーリエル(Oriel)1000Wキセノンアークソー
ラーシミュレーター(Xenon Arc Solar Simulator)(オーリエル社(Oriel Co
rp.)、コネティカット州ストラットフォード( Stratford))を紫外線放射に
使用する。(太陽の紫外線スペクトルを模したそれらと同等のものを使用し得る
)別の前記製品膜の吸収度曲線は、上記UVA有効性値の測定方法において記載
したように紫外線の照射直後に算出される。UVA及びUVBの光安定性指数は
、紫外線の照射前及び照射後の吸収度曲線から、次のように算出される:
【0037】
【数4】
【数5】
【0038】 d)透明性値 本発明の組成物は、不透明度は低く、したがって皮膚に適用した時に比較的に
透明である(すなわち、皮膚につけて白っぽくならない)。透明性値により定義
される不透明度は、不透明度チャート(フォーム2A、レネタカンパニー(Lenet
a Company)、ニュージャージー州マンワー(Manwah)又はそれと同等のもの)
及びクロマメーター(すなわち、d65照射、視角0度、ニュージャージー州ラ
ムゼー(Ramsey)のミノルタカメラ社(Minolta Camera Co.)より市販されるミ
ノルタCR−200クロマメーター(Chromameter)であり、クロマメーターマニ
ュアル、3.0版、1988年に記載されており、本明細書に参考として引用し
組み入れたクロマメーター、又はそれらと同等のもの)を利用して決定される。
不透明度チャートは半分は黒色(最上部)、半分は白色(最低部)であり、色は
水平に平行な線に沿って分けられている。試験製品の約8グラムを、不透明度チ
ャートの最上部の約1/2”×3”の領域に塗布する。前記製品を、0.001
5インチの膜アプリケータ(例えば、メリーランド州コロンビア(Columbia)の
BYKガードナー(BYK Gardner)から市販されるもの、又はそれと同等のもの
)を使用し、カードの長さの両半分を通して、全般的に、対称的な薄い膜を引き
下ろす。この膜を24時間、22℃+/−2℃の条件下で乾燥する。クロマメー
ターを使用して、前記製品膜の3刺激値のY値(すなわち、前記膜のXYZ色空
間)を測定し、不透明度チャートの黒い部分の上の製品膜の3つの異なる領域と
、更に不透明度チャートの白い部分の上の製品膜の3つの異なる領域に記録する
。測定に好適な領域は前記領域の上の製品が均一に分配されている領域である。
透明性値は次いで以下のように、黒い領域の上の3つのY刺激値の数学的平均と
して算出し、白い領域の上の3つのY刺激値の数学的平均値で割り、100を乗
ずる:
【数6】
【0039】任意の成分 本発明の組成物は、それらが本発明の効果について容認できないような変更を
しないという条件で、所定の製品の種類に慣例的に使用されるような、その他の
さまざまな構成成分を含有し得る。これらの任意成分はヒトの皮膚への適用に好
適であるべきで、すなわち、上記組成物中に混合した時に、正しい医学的良識又
は配合者の判断の範囲内で過度の毒性、不和合性、不安定性、アレルギー反応な
どを示すことなく、ヒトの皮膚に接触させて使用するのに好適であるべきである
。CTFAコスメティック・イングレディエント・ハンドブック(CTFA Cos
metic Ingredient Handbook)、第2版(1992年)には、スキンケアに関連
する業界で通常使用されるさまざまな非限定的な化粧品及び医薬品の構成成分が
記載されており、それらは本発明の組成物への使用に好適である。これらの成分
の種類の例として:研磨剤、吸収剤、香水、顔料、着色剤/着色料、精油、皮膚
への刺激剤、収斂剤などのような美容的構成成分(例えば、丁子油、メントール
、カンファー、ユーカリ油、オイゲノール、メンチルラクテート、マンサク属の
留出物)、抗にきび剤(例えば、レソルシノール、イオウ、サリチル酸、エリス
ロマイシン、亜鉛など)、固化防止剤、消泡剤、抗菌剤(例えば、ヨードプロピ
ルブチルガーバメート)、酸化防止剤、結合剤、生物学的添加物、緩衝剤、充填
剤、キレート化剤、化学的添加物、着色料、化粧用収斂剤、化粧用殺生物剤、変
性剤、薬用収斂剤、外用鎮痛剤、皮膜形成剤又は材料、例えば、上記組成物の皮
膜形成性及び直接染色性を補助するポリマー(例えば、エイコセン及びビニルピ
ロリドンのコポリマー)、保湿剤、乳白剤、pH調整剤、噴射剤、還元剤、金属
イオン封鎖剤、スキンブリーチング剤(又はライトニング剤)(例えば、ヒドロ
キノン、コウジ酸、アスコルビン酸、マグネシウムアスコルビルホスフェート、
アスコルビルグルコサミン)、スキンコンディショニング剤(その他の及び閉鎖
性のものを含めた保湿剤)、皮膚鎮静剤及び/又は治療剤(例えば、パンテノー
ル及び誘導体(例えば、エチルパンテノール)、アロエ・ベラ、パントテン酸及
びその誘導体、アラントイン、ビサボロール、及びグリチルリチン酸二カリウム
)、皮膚のしわの防止剤、遅延剤、阻止剤、及び/又は回復剤を含めた皮膚の処
理剤(例えば、乳酸及びグリコール酸のようなα−ヒドロキシ酸及びサリチル酸
のようなベータ−ヒドロキシ酸)、増粘剤、及びそれらのビタミン及び誘導体(
例えばトコフェロール、トコフェロールアセテート、レチノイン酸、レチノール
、レチノイド、レチニルパルミテート、ナイアシン、ニコチン酸アミドなど)が
挙げられる。
【0040】 本発明の組成物は、そのような任意成分の1つ又は複数を含有し得る。好まし
い組成物は、UVB日焼け止め剤活性種、抗にきび活性種、人工日焼け剤、保湿
剤、加湿剤、スキンコンディショナー、及び増粘剤/構造剤から選択される1つ
又は複数の材料を任意に含有する。
【0041】 a)UVB日焼け止め剤活性種 本発明の組成物は、約290nm〜約320nmの波長を有する紫外線を吸収
するUVB日焼け止め剤活性種を含み得る。本明細書において使用されるように
、上記UVB日焼け止め剤活性種とは、それ自体がUVB吸収性を所有し得るジ
ベンゾイルメタン日焼け止め剤活性種以外の活性種を意味する。前記組成物は、
独立してか又は上記組成物の中に存在している可能性のあるその他の紫外線防止
活性種と組み合わせてUVB防止作用を提供するのに効果的な量のUVB活性種
を含むべきであり、その量は前記組成物の好ましくは約0.1〜約10重量%、
更に好ましくは約0.1〜約4重量%、最も好ましくは約0.5〜約2.5重量
%である。
【0042】 さまざまなUVB日焼け止め剤活性種は、有機性日焼け止め剤活性種及び無機
性物理的日焼け止め剤(サンブロック)の両方を含み、本明細書における使用に
好適である。そのような日焼け止め剤活性種の非限定的な実施例は、米国特許第
5,087,445号(ハフィー(Haffey)ら、1992年2月11日発行);及
び米国特許第5,073,371号及び第5,073,372号(いずれもターナー
(Turner)ら、1991年12月17日)に記載されている。好適な物理的日焼
け止め剤(サンブロック)の非限定的な実施例はCTFAインターナショナル・
コスメティック・イングレディエント・ディクショナリー(CTFA International
Cosmetic Ingredient Dictionary)、第6版、1995年、第1026−10
28頁及び第1103頁に記載されている。
【0043】 好ましいUVB日焼け止め剤活性種は、2−フェニル−ベンズイミダゾール−
5−スルホン酸、オクトクリレン(octocrylene)、TEAサリチレート、オクチ
ルジメチルPABA、酸化亜鉛、二酸化チタン、及びそれらの混合物から成る群
から選択される。好ましい有機性日焼け止め剤活性種は2−フェニル−ベンズイ
ミダゾール−5−スルホン酸である一方、好ましい無機性物理的日焼け止め剤(
サンブロック)は酸化亜鉛、二酸化チタン、及びそれらの混合物である。上記酸
性日焼け止め剤の塩及び酸中和した形態も本明細書において検討されている。
【0044】 使用する場合、上記物理的日焼け止め剤(サンブロック)は、本発明の組成物
が皮膚につけて透明である(すなわち、白くならない)ような量、好ましくは約
5%未満又は約5%である。二酸化チタンを使用する場合、アナターゼ、ルチル
、又は無定形の構造を有するものでよい。物理的日焼け止め剤(サンブロック)
粒子、例えば、二酸化チタン及び酸化亜鉛は、コーティング無しか、又はアミノ
酸;アルミナ、アルミニウムステアレート、アルミニウムラウレートなどのよう
なアルミニウム化合物;カルボン酸及びそれらの塩、例えば、ステアリン酸及び
その塩;レシチンのようなリン脂質;有機シリコーン化合物;シリカ及びシリケ
ートのような無機シリコーン化合物;及びそれらの混合物を含めるがそれらに限
定されないさまざまな材料によりコーティングしてもしなくてもよい。好ましい
二酸化チタンはテイカ(Tayca)社(日本)より市販され、トリ−Kインダスト
リーズ(Tri-K Industries)(ニュージャージー州エマーソン(Emerson))よ
りMT微粉シリーズ(例えば、MT100SAS)として流通している。
【0045】 b)抗にきび活性種 本発明の組成物は、1つ又は複数の抗にきび活性種を含み得る。有効な抗にき
び活性種の例については、米国特許第5,607,980号(マッカティ(McAt
ee)ら、1997年3月4日発行)に更に詳しく記載されている。
【0046】 c)人工日焼け剤 本発明の組成物は、1つ又は複数の人工日焼け剤を含み得る。好適な日焼け剤
には、ジヒドロキシアセトン、チロシン、チロシンエステル、及びフォフォ−フ
ォ−ドーパ(phopho-pho-DOPA)が含まれる。メルクインデックス(The Merck I
ndex)、第10版、項目3167、463頁(1983年)、及び「化粧品用の
ジヒドロキシアセトン」(Dihydroxyacetone for Cosmetics)、イー.メルクテ
クニカルブリテン(E. Merck Technical Bulletin)、03−304 110、
319 897、180 588を参照のこと。
【0047】 c)構成剤 本発明の組成物は、構成剤を含有し得る。本発明の水中油型エマルション内の
構成剤が特に好ましい理論によって限定されるものではないが、構成剤は、組成
物の安定性を与える組成物に流動学的特性を供給する事を助けると考えられてい
る。例えば、構成剤は液状結晶性ゲル網状組織構造の形成を助ける傾向がある。
構成剤は又、乳化剤又は界面活性剤としても機能してよい。本発明の好ましい組
成物は、約0.5〜約20%、更に好ましくは約1〜約10%、最も好ましくは
約1〜約5%の、1つ又は複数の構成剤を含む。
【0048】 本発明の好ましい構成剤は、ステアリン酸、パルミチン酸、ステアリルアルコ
ール、セチルアルコール、ベヘニルアルコール、ステアリン酸、パルミチン酸、
平均約1〜約21のエチレンオキシド単位を有するステアリルアルコールのポリ
エチレングリコールエーテル、平均約1〜約5のエチレンオキシド単位を有する
セチルアルコールポリエチレングリコールエーテル、及びそれらの混合物から成
る群から選択される。本発明の更に好ましい構成剤は、ステアリルアルコール、
セチルアルコール、ベヘニルアルコール、平均約2のエチレンオキシド単位を有
するステアリルアルコールのポリエチレングリコールエーテル(ステアレス−2
)、平均約21のエチレンオキシド単位を有するステアリルアルコールのポリエ
チレングリコールエーテル(ステアレス−21)、平均約2のエチレンオキシド
単位を有するセチルアルコールのポリエチレングリコールエーテル、及びそれら
の混合物から成る群から選択される。更に一層好ましい構成剤は、ステアリン酸
、パルミチン酸、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ベヘニルアルコー
ル、ステアレス−2、ステアレス−21、及びそれらの混合物から成る群から選
択される。
【0049】 d)増粘剤(シックナー及びゲル化剤を含めた) 本発明の組成物は、好ましくは上記組成物の約0.1〜約5重量%、更に好ま
しくは約0.1〜約3重量%、及び最も好ましくは約0.25〜約2重量%の、
1つ又は複数の増粘剤を含み得る。
【0050】 増粘剤のクラスは以下から成る群から選択されるものが挙げられるが、これら
に限定されない: (i)カルボン酸ポリマー これらのポリマーは、アクリル酸、置換型アクリル酸、及びこのようなアクリ
ル酸や置換型アクリル酸の塩及びエステルに由来する、1つ以上のモノマーを含
む架橋した化合物であるが、ここで架橋剤は2つ以上の炭素間二重結合を含み、
且つ多価アルコールに由来する。本発明に有効なポリマーについては、米国特許
第5,087,445号(ハフィー(Haffey)ら、1992年2月11日発行);
米国特許第4,509,949号(ホワン(Huang)ら、1985年4月5日発
行);米国特許第2,798,053号(ブラウン(Brown)、1957年7月
2日発行);及びCTFAインターナショナル・コスメティック・イングレディ
エント・ディクショナリー(CTFA International Cosmetic Ingredient Diction
ary)、第4版、第12及び80頁(1991年)に詳細に記載されている。
【0051】 本明細書において有効な市販されるカルボン酸ポリマーの例には、スクロース
のアリルエーテル又はペンタエリトリトールと架橋したアクリル酸のホモポリマ
ーであるカルボマー(carbomer)が含まれる。このカルボマーはカルボポール(Ca
rbopol、登録商標)900シリーズとして(例えば、カルボポール(Carbopol、
登録商標)954)ビー.エフ.グッドリッチ(B.F. Goodrich)より市販され
ている。それに加えて、その他の好適なカルボン酸重合剤には、C10〜30アルキ
ルアクリレートと1つ又は複数のアクリル酸モノマー、メタクリル酸モノマー、
又はそれらの短鎖の1つ(すなわちC1-4アルコール)のエステルとのコポリマ
ーを含み、その際その架橋剤はスクロースのアリルエーテル又はペンタエリトリ
トールである。これらのコポリマーは、アクリレート/C10-30アルキルアクリ
レートクロスポリマーとして知られ、通常、カルボポール(Carbopol)登録商標
1342、カルボポール登録商標1382、ペムレン(Pemulen)TR−1、及
びペムレン(Pemulen)TR−2としてビーエフグッドリッチ社(B.F. Goodrich
)より市販されている。換言すれば、本明細書中で有用なカルボン酸ポリマー増
粘剤の例は、カルボマー、アクリレート/C10〜C30アルキルアクリレートクロ
スポリマー及びそれらの混合物から成る群から選択されるものである。
【0052】 (ii)架橋ポリアクリレートポリマー 本発明の組成物は、カチオン及びノニオン系ポリマーを含めて増粘剤又はゲル
化剤として有効な架橋ポリアクリレーポリマーを任意に含み得るが、カチオン系
ポリマーが一般に好ましい。有用な架橋したノニオン系のポリアクリレートポリ
マー及び架橋したカチオンのポリアクリレートポリマーの実施例については米国
特許第5,100,660号(ホウ(Hawe)ら、1992年3月31日発行);
米国特許第4,849,484号(ハード(Heard)、1989年7月18日発
行);米国特許第4,835,206号(ファラー(Farrar)ら、1989年5
月30日発行);米国特許第4,628,078号(グローバー(Glover)ら、
1986年12月9日発行);米国特許第4,599,379号(フレシャー(
Flesher)ら、1986年7月8日発行);及び欧州特許228,868号(フ
ァラー(Farrar)ら、1987年7月15日公開)に記載されている。
【0053】 (iii)ポリアクリルアミドポリマー 本発明の組成物は、ポリアクリルアミドポリマー、特に置換分岐又は非分岐ポ
リマーを含めたノニオン系ポリアクリルアミドポリマーを任意に含み得る。これ
らのポリアクリルアミドポリマーのうち最も好ましいのは、ノニオン系ポリマー
、所定のCTFA指定ポリアクリルアミド及びイソパラフィン及びラウレス−7
(laureth-7)であり、商品名セピゲル(Sepigel)305としてセピックコーポ
レーション(Seppic Corporation)(ニュージャージー州フェアフィールド(Fa
irfield))より市販されている。
【0054】 ここで有用なもうひとつのポリアクリルアミドポリマーには、アクリルアミド
と、アクリル酸で置換したアクリルアミド、及び置換したアクリル酸との多重ブ
ロックコポリマーがある。このような多重ブロックコポリマーの市販商品の例と
しては、リポ(Lipo)ケミカル社(ニュージャージー州パターソン(Patterson
))のハイパン(Hypan)SR150H,SS500V,SS500W、SSS
A100Hが挙げられる。
【0055】 (iv)多糖類 多種多様な多糖類が本発明で有用である。「多糖類」とは、糖(すなわち炭水
化物)の繰り返し単位の主鎖を含有するゲル化剤をいう。多糖類ゲル化剤の例と
しては、セルロース、カルボキシメチルヒドロキシエチルセルロース、プロピオ
ン酸カルボン酸セルロースアセテート、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキ
シエチルエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロース、微結晶セルロース、
セルロース硫酸ナトリウム、及びこれらの混合物から成る群から選択されるもの
が挙げられるが、これに限定されない。アルキル基を置換したセルロースも又本
明細書で有用である。これらのポリマーにおいて、前記セルロースポリマーの前
記ヒドロキシ基は、ヒドロキシアルキル化(好ましくはヒドロキシエチル化又は
ヒドロキシプロピル化)されてヒドロキシアルキル化セルロースを形成し、次い
で更にC10〜C30の直鎖又は分枝鎖アルキル基をエーテル結合を介して改変する
。典型的にはこれらのポリマーは、C10〜C30の直鎖又は分枝鎖アルコールのヒ
ドロキシアルキルセルロースとのエーテルである。本明細書で有用なアルキル基
の例としては、ステアリル、イソステアリル、ラウリル、ミリスチル、セチル、
イソセチル、ココイル(すなわちココヤシ油のアルコールに由来するアルキル基
)、パルミチル、オレイル、リノレイル、リノレニル、リシノレイル、ベヘニル
、及びこれらの混合物から成る群から選択されるものが挙げられる。アルキルヒ
ドロキシアルキルセルロースエーテルの中で好ましいものは、セチルアルコール
とヒドロキシエチルセルロースとのエーテルで、CTFA表記でセチルヒドロキ
シエチルセルロースという物質である。この物質は商品名ナトロゾル(Natrosol)
登録商標シーエス・プラス(CS Plus)としてアクアロンコーポレーション(Aqu
alon Corporation)、(デラウェア州ウィルミントン(Wilmington))より市販
されている。
【0056】 その他の有効な多糖類は、直鎖の(1−3)結合グルコース単位と3単位毎の
(1−6)結合グルコースを包含するスクレログルカンを含めて、市販製品で得
られる実施例は、マイケルメルシエプロダクト社(Michel Mercier Products In
c.)(ニュージャージー州マウンテインサイド(Mountainside))のクレアロゲ
ール(Clearogel(商標)CS11である。
【0057】 (v)ゴム類 本明細書において有効なその他の増粘剤及びゲル化剤には、主として自然の供
給源から誘導される物質が含まれる。このようなゲル化剤の例としては、アカシ
ア、アガー、アルギン、アルギン酸、アルギン酸アンモニウム、アミロペクチン
、アルギン酸カルシウム、カラゲナンカルシウム、カルニチン、カラゲナン、デ
キストリン、ゼラチン、ゲランゴム、グアーゴム、ヒドロキシプロピルトリモニ
ウム塩化グアー、ヘクトライト、ヒアルロン酸、水酸化珪素、ヒドロキシプロピ
ルキトサン、ヒドロキシプロピルグアー、カラヤゴム、昆布、イナゴマメゴム、
納豆ゴム、アルギン酸カリウム、カラゲナンカリウム、アルギン酸プロピレング
リコール、スクレロチンゴム、カルボキシメチルデキストランナトリウム、カラ
ゲナンナトリウム、トラガントゴム、キサンタンゴム、及びその混合物から成る
群から選択される物質が挙げられる。
【0058】 本発明の好ましい組成物には、カルボン酸ポリマー、架橋リアクリレートポリ
マー、ポリアクリルアミドポリマー、及びそれらの混合物、更に好ましくはカル
ボン酸ポリマー、ポリアクリルアミドポリマー、及びそれらの混合物から成る群
から選択される増粘剤が含まれる。
【0059】 e)保湿剤、加湿剤、及びスキンコンディショナー 好ましい組成物は、任意に1つ又は複数の保湿剤、加湿剤、又はスキンコンデ
ィショナーを含む。さまざまなこれらの物質が使用することができ、それぞれは
約0.01〜約20%、更に好ましくは約0.1〜約10%、及び最も好ましく
は約0.5〜約7%の濃度で存在し得る。これらの物質は、グアニジン;グリコ
ール酸及びグリコール酸塩(例えばアンモニウム及び第四級アルキルアンモニウ
ム);乳酸及び乳酸塩(例えばアンモニウム及び第四級アルキルアンモニウム)
;アロエ・ベラのさまざまな形態のいずれか(例えば、アロエ・ベラゲル);ソ
ルビトール、グリセロール、ヘキサントリオール、プロピレングリコール、ブチ
レングリコール、ヘキシレングリコールなどのようなポリヒドロキシアルコール
;ポリエチレングリコール;糖類及びデンプン;糖及びデンプン誘導体(例えば
、アルコキシル化グルコース);ヒアルロン酸;ラクトアミドモノエタノールア
ミン;アセトアミドモノエタノールアミン;及びそれらの混合物を含むが、これ
らに限定されない。本明細書において更に有効なものは、米国特許第4,976
,953号(オア(Orr)ら、1990年12月11日発行)に記載されるプロ
ポキシ化グリセロールである。
【0060】 更に有効なものは、さまざまなC1〜C30の糖類及び関連材料のモノエルテル
及びポリエステルである。このようなエステルは糖、あるいは多価アルコール部
分及び1つ以上のカルボン酸部分に由来している。このようなエステル物質につ
いては、米国特許第2,831,854号、米国特許第4,005,196号(
ジャンダセク(Jandacek)、1977年1月25日発行);米国特許第4,00
5,195号(ジャンダセク(Jandacek)、1977年1月25日発行)、米国
特許第5,306,516号(レトン(Letton)ら、1994年4月26日発行
);米国特許第5,306,515号(レトン(Letton)ら、1994年4月2
6日発行);米国特許第5,305,514(レトン(Letton)ら、1994年
4月26日発行);米国特許第4,797,300号(ジャンダセク(Jandacek
)ら、1989年1月10日発行);米国特許第3,963,699号(リッツ
ィ(Rizzi)ら、1976年6月15日発行);米国特許第4,518,772
号(ボルペンハイン(Volpenhein)、1985年5月21日発行);及び米国特
許第4,517,360号(ボルペンハイン(Volpenhein)、1985年5月2
1日発行)に更に詳細に記載されている。
【0061】 f)乳化剤 本発明の組成物は、1つ又はそれより多くの乳化剤を含み得る。乳化剤は通常
、相の間の表面張力を低下し、エマルションの配合及び安定性を改善する働きを
する。好適な乳化剤には、きわめてさまざまなノニオン乳化剤、カチオン乳化剤
、陰イオン乳化剤、及び双極性乳化剤が含まれる。マカッチャン(McCutcheon)
著の「洗浄剤及び乳化剤」(Detergents and Emulsifiers)、北米版(1986
年)、アルレッド・パブリッシング・コーポレーション(Allured Publishing C
orporation)出版;米国特許第5,011,681号(チオッティ(Ciotti)ら
、1991年4月30日発行);米国特許第4,421,769号(ディクソン
(Dixon)ら、1983年12月20日発行);及び米国特許第3,755,5
60号(ディカート(Dickert)ら、1973年8月28日発行)を参照のこと
【0062】 適する乳化剤種には、グリセリンのエステル、プロピレングリコールのエステ
ル、ポリエチレングリコールの脂肪酸エステル、ポリプロピレングリコールの脂
肪酸エステル、ソルビトールのエステル、無水ソルビタンのエステル、カルボン
酸コポリマー、グルコースのエステル及びエーテル、エトキシ化エーテル、エト
キシ化アルコール、燐酸アルキル、燐酸ポリオキシエチレン脂肪族エーテル、脂
肪族アミド、アシルラクチレート、石鹸、及びそれらの混合物が挙げられる。
【0063】 好適な乳化剤には、TEAステアレート、DEAオレス3−ホスフェート、ポ
リエチレングリコール20ソルビタンモノラウレート(ポリソルベート20)、
ポリエチレングリコール5soyaステロール、ステアレス(steareth)−2、ステ
アレス−20、ステアレス−21、セテアレス(ceteareth)−20、PPG−
2メチルグルコースエーテルジステアレート、セテト(ceteth)−10、ポリソル
ベート80、セチルホスフェート、カリウムセチルホスフェート、ジエタノール
アミンセチルホスフェート、ポリソルベート60、グリセリルステアレート、P
EG−100ステアレート、及びそれらの混合物が含み得るが、これらに限定さ
れない。好ましい乳化剤は、ステアレス−2、ステアレス−21、TEAステア
レート、ジエタノールアミンセチルホスフェート、カリウムセチルホスフェート
、及びそれらの混合物である。上記乳化剤は、個々に又は2つもしくはそれより
多い混合物として使用され、本発明の組成物の約0.1〜約10%、更に好まし
くは約0.15〜約7%、及び最も好ましくは約0.25〜約5%含まれる。
【0064】 さまざまな任意成分が本発明の組成物に含まれ得る一方、上記組成物は実質的
にはベンジリデンカンファー誘導体を含まない。本明細書において使用されるよ
うに、「実質的にはベンジリデンカンファーを含まない」というのは本発明組成
物が約0.1%未満のベンジリデンカンファーしか含まないという意味である。
好ましい組成物は約0.05%未満のベンジリデンカンファーしか含まない。最
も好ましくは、上記組成物は本質的にはベンジリデンカンファーを含まない、す なわち、それらは検出可能なベンジリデンカンファーを含有しない。
【0065】紫外線から皮膚を保護する方法 本発明の組成物は、日焼け及び皮膚の早期老化を含めるがこれらに限定されな
い紫外線の有害な影響から、ヒトの皮膚の保護を提供する日焼け止め剤としての
使用に好適である。したがって、本発明は更に紫外線の有害な影響からヒトの皮
膚を保護する方法に関する。そのような方法は一般に、皮膚の表面に到達する紫
外線の量を弱める又は減じることを含んでいる。皮膚を紫外線から保護するため
には、安全で且つ有効(光防護性)な量の上記組成物を皮膚に局所的に適用する
。「局所適用」とは、本発明の組成物を塗布やスプレーすることなどによって皮
膚の表面に適用することをいう。適用する正確な量は所望の紫外線防御レベルに
より変わり得る。典型的には皮膚1cm2当たり約0.5〜約25mgの組成物
を適用する。
【0066】
【実施例】
以下の実施例により本発明の範囲内で実施態様を更に記載し、実証する。本発
明の精神及び範囲から逸脱することのない、それらの実施例と異なる多数の例が
可能であるので、本実施例は単に例証することを目的に示すものであり、本発明
を限定するものとして解釈されるべきものではない。 次の日焼け止め剤製品は本発明の典型例である。
【0067】
【表1】
【0068】 好適な容器の中で、4%の水以外の、上記カルボマー(Carbomer)954及びア
クリレート/C10〜C30のアルキルアクリレートクロスポリマーをすべて混合し
て水性の相を調製する。上記ブチルグリコール、グリセリン、EDTA二ナトリ
ウム、及びメチルパラベンを水性の相に加え、80℃に加熱する。別の容器に、
上記イソプロピルパルミテート、ブチルメトキシジベンゾイルメタン、オクトク
リレン、プロピルパラベン、DEAセチルホスフェート、ステアリン酸、セチル
アルコール、ステアリルアルコール、及びPVPエイコサンコポリマーを混合し
て、80℃に加熱することにより、油性の相を調製する。
【0069】 両相が80℃に達したら、油性の相を水性の相に徐々に加える一方、その系を
混練してエマルションを形成する。撹拌しながら上記系を冷却する。一旦上記系
が70℃に達したら、0.73%のトリエタノールアミン及び1%の水を含有す
るプレミックスを上記バッチに加える。上記バッチが約45℃に冷却されたら、
フェニルベンズイミダゾールスルホン酸を含有するプレミックス、残りのトリエ
タノールアミン、及び残りの水を上記バッチに加え、30℃に冷却し、好適な容
器に注ぐ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 ONE PROCTER & GANBL E PLAZA,CINCINNATI, OHIO,UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 アーウィン,クリストファー アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 ステイブルハンド、ドライブ 10514 (72)発明者 ドナヒュー,マーガレット アン アメリカ合衆国オハイオ州、モンロー、レ バノン、ストリート 629 Fターム(参考) 4C083 AB052 AC072 AC122 AC212 AC242 AC352 AC482 AC532 AC542 AC782 AC902 AD092 BB46 CC19

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 日焼け止め剤としての使用に好適な組成物であって: a)安全で且つ有効な量のUVA日焼け止め剤活性種;及び b)皮膚への適用に好適なキャリア; を含み、実質的にはベンジリデンカンファー誘導体を含まず、少なくとも1.
    75の日焼け止め剤有効性指数、少なくとも0.5のUVA有効性値、少なくと
    も0.85のUVA光安定性指数、少なくとも0.85のUVBの光安定性指数
    及び10未満の透明性値を有することを特徴とする前記組成物。
  2. 【請求項2】 日焼け止め剤有効性指数が少なくとも2.0である請求項1
    に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 日焼け止め剤有効性指数が少なくとも2.25である請求項
    1又は2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 日焼け止め剤有効性指数が少なくとも2.5である請求項1
    〜3のいずれかに記載の組成物。
  5. 【請求項5】 UVA有効性値が少なくとも0.55である請求項1〜4の
    いずれかに記載の組成物。
  6. 【請求項6】 UVA光安定性指数が少なくとも0.95である請求項1〜
    5のいずれかに記載の組成物。
  7. 【請求項7】 UVA光安定性指数が少なくとも0.90である請求項1〜
    6のいずれかに記載の組成物。
  8. 【請求項8】 UVB光安定性指数が少なくとも0.90である請求項1〜
    7のいずれかに記載の組成物。
  9. 【請求項9】 透明性値が8未満である請求項1〜8のいずれかに記載の組
    成物。
  10. 【請求項10】 透明性値が6未満である請求項1〜9のいずれかに記載の
    組成物。
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