JP2002520994A - ケーブルアクセサリ用シール部材 - Google Patents
ケーブルアクセサリ用シール部材Info
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Abstract
Description
ており、このシール部材は、分割されたシール部材の分離面にケーブルエントラ
ンス開口部を有すると共に、ケーブル把持装置を有している。
ール部材は、EP0408967B1から公知であり、この文献では、必要であ
れば、ケーブルエントランス開口部が分離面に設けられることができる。このシ
ール部材は連続した複数の薄層からできており、押圧プレートがこれらの薄層の
間隙に設けられていて、これらの押圧プレートが、内向きに作用する押圧手段に
よって、挿入されたケーブルのケーブルシースに対して押し付けられる。この種
のケーブル把持装置では、それぞれのケーブルが許容程度まで圧縮され、それに
よって、その長さ方向に固定される。しかし、このとき、シール薄層の間に設け
られた押圧プレートは、それぞれのケーブルエントランス開口部に対して適合さ
れなければならない。この種類のシール部材の構成にて、後からケーブルを挿入
する必要があると、シールシステム全体を取り外して、追加のケーブルエントラ
ンス開口部を設けて、最後にシールを元に戻さなければならない。
いるケーブルエントランスを実質的に提供することが可能なケーブルアクセサリ
用シール部材を提供することであり、全ての後から挿入されるケーブルがケーブ
ル把持装置にて把持されなければならない点を考慮しなければならない。この目
的は、以下では、シール部材の分離面の領域の外部にケーブルエントランスが配
置されているという、最初に言及したタイプのシール部材によって、本発明に従
って達成される。これらのケーブルエントランスには、必要であれば除去される
ことができるファスナーが設けられている。ケーブルエントランスは、両方の端
側部に内側ねじ山を備えている。ファスナーが除去された各ケーブルエントラン
スには、外側ねじ山と歯状形状(toothed profiles)が設けられて内向きに向け
られた前方表面とを有する押圧ブッシング、歯状表面の両側に設けられた歯状デ
ィスク、弾性材料でできたシールブッシング、及び外側ねじ山を有するスラスト
ベアリングブッシングが、順に設けられている。ガイド形状が、各々の挿入され
たケーブルに対するケーブル把持装置の挿入のために、シール部材の前方表面の
上に配置されている。
ーブルエントランスシステムにダメージを与えることなく、既に装備されたケー
ブルアクセサリにケーブルエントランスを後から位置させることができるという
点に、特に認められる。加えて、設けられるケーブル把持装置は、各ケーブルエ
ントランスに対して割り当てられ、且つ、挿入されたケーブルの直径に対してそ
の位置を適合させることができる。このケーブル把持装置は、シールドが組み合
わせられることができるように、対応する接続部によって導電的な方法で相互に
接続されることができる。最初の挿入のために、また特に未切断ケーブルの挿入
のために、このシール部材は分割されて、分離面に既知の方法でケーブルエント
ランス開口部が配置される。後から必要とされ得るケーブルエントランスには、
対照的に、最初はファスナーが設けられている。本発明によれば、これらのケー
ブルエントランスには各々圧縮シールシステムが装着されており、これには、弾
性材料で形成され且つケーブルの直径にほぼ適合されたシールブッシングが使用
される。このシールブッシングは、押圧ブッシング及びスラストベアリングブッ
シングによって、その軸方向に両側から押さえ付けられており、形状の変化によ
って、挿入されたケーブルとケーブルエントランスの壁との間の大きな表面にわ
たって、シールが得られる結果となる。この発明的なシールシステムの特異性は
また、押圧ブッシングとシールブッシングとの間への歯状ディスクの挿入によっ
て、押圧ブッシングの意図されない緩みに対する逃げが達成されるという点にお
いても、認められる。このとき、本システムは、押圧ブッシングのねじ込み(sc
rewing-in)は可能である一方で取り外し(unscrewing)は妨げられているラチ
ェットの様式に設計されている。
メントアーチからなっていて、その上に、各ケーブルが保持器ストラップにてク
ランプされる。これらのアタッチメントアーチは複数のアタッチメント片(atta
chment tongues)を備えており、これらがアタッチメント部材のガイド内にスラ
イド可能に挿入される。これらのガイドは、アンダーカットされたガイド溝の形
状に設けられて、ケーブルエントランスの直上に位置されている。今度はアタッ
チメント片がこれらのガイド溝に挿入され、ケーブルの直径に従って挿入方向に
垂直に押すことによって、方向付けられることができる。
、ならびにフード型ケーブルアクセサリとともに使用されることができる。
ケーブルエントランスKENが設けられている。これらのケーブルエントランス
KENは分離面TEには位置しておらず、特に、分岐ケーブル又は後から挿入さ
れるケーブルの導入用に機能する。これらのケーブルエントランスKENは分離
面TEの外部に位置しているので、オリジナルのケーブルエントランス開口部K
EUは、改装(retrofitting)時には手を付けられないままであることができる
。しかし、ケーブルエントランス開口部KEUは、分離面に位置しているので、
未切断ケーブルの通過路としても適している。このとき、シール部材の連続した
薄層の間にシールストリップが挿入された形態の従来のシールシステムが使用さ
れる。一方、分岐ケーブル又は後から挿入されるケーブルとこの目的のために設
けられたケーブルエントランスKENの壁との間をシールするシールシステムは
、異なったものである。このとき、シールブッシング(ここでは見えない)が使
用され、これが、弾性材料の変形によって大きな表面領域にわたってシールが行
われるように、軸方向に押さえられる。この図にはまた、追加の通過路DUが設
けられていることも示されている。必要に応じてこれには、バルブ、接地通過路
などが装備される。これらは、最初は閉じられている。
のケーブルエントランスKENの断面を示している。この図からわかることは、
ケーブルエントランスKENには、使用されない場合にはファスナーKEVが設
けられて、必要に応じてこれを取り除くことができるということである。そのよ
うなファスナーKEVは、除去可能な壁として、又は例えば充填材(filling)
として形成されることができる。内側ねじ山GがケーブルエントランスKENの
境界領域に設けられ、押圧ブッシング及びスラストベアリングブッシングが、こ
れに軸方向にねじ込まれることができる。両方の内側ねじ山Gの間の中間領域は
、シールブッシングが押し付けられるシール領域のために設けられている。ガイ
ドF1、F2、F3がシール部材DKの内端側部に認められるが、これらのガイ
ドは、個々のケーブルエントランスKEN及びオリジナルのケーブルエントラン
ス開口部KEUに割り当てられるケーブル把持装置の一部品である。これらのガ
イドF1、F2、F3は、対になってアンダーカットされたガイド溝FN1、F
N2、FN3を形成し、これらのアンダーカットされたガイド溝の中に、ケーブ
ル把持装置のアタッチメント片が、ケーブルの導入、固定、及びシールに従って
スライド可能に挿入される。ケーブル把持装置のそのようなスライド可能な位置
決めによって、異なるケーブル直径に対する調整が可能になる。このとき、軸方
向の動きは不可能である。このようにして、押圧及び引っ張り(tugging)力の
把持が達成される。ガイド溝の中に設置されたアタッチメント片は回転できない
ので、ねじり力の把持も提供される。
このシールシステムは押圧ブッシングAHから構成されており、この押圧ブッシ
ングAHは、外側ねじ山と、歯状の形状を有して歯状ディスクZSに対向する前
方側部とを有しており、これらが軸方向に外側から内側に向かって順に配置され
ている。これに接続されているのは、弾性材料でできたシールブッシングDHで
あり、このシールブッシングDHの内径は、挿入されるケーブルの直径にほぼ対
応している。スラストベアリングブッシングGHが内側端を形成しており、この
スラストベアリングブッシングGHは、押圧ブッシングAHによってシールブッ
シングDHを押さえつけるときに、スラストベアリングとして作用する。この図
からはまた、押圧ブッシングAHの前方側部に形成された歯状表面が、歯状ディ
スクZSの形状に形状的に整合する(form-fitted)こともわかる。歯状ディス
クZSの第2の内側を向いた側部は、シールブッシングDHの前方側部によって
支持されており、押圧ブッシングAHのねじ込みによって生成される接触圧力に
よって、シールブッシングDHの弾性材料に押し付けられる。このようにして、
歯状形状の鋭角的立ち上がりエッジのために、逆向きの動き(ターンバック;tu
rning back)及びしたがって接触圧力の望まれない緩みは、極めて生じ難くなっ
ている。加えて、歯状ディスクZSと押圧ブッシングAHの前方側部との相互に
かみ合っている(インターロックしている)鋭利な立ち上がりエッジにより、ラ
チェットのこの種のデザインにおいて既知であるように、逆方向の回転(revers
e turning)は生じない。
こでは最大可能な外径を有するケーブルKGの挿入時のシール状況を示している
。ケーブルKGを押圧ブッシングAHに挿入することが、ちょうどかろうじてま
だ可能であることが明らかになっている。シールブッシングDHGの内径もこれ
に対応して選択されており、押圧ブッシングAHのねじ込み時には、このシール
ブッシングDHGの壁が、ケーブルエントランスKENの内壁及びケーブルKG
のケーブルシースに対して押さえつけられる。このとき、シールが、シールブッ
シングDHGの全長に沿って延在する。スラストベアリングブッシングGHは、
スラストベアリングとして機能する。
ブルKKは、押圧ブッシングAHの内部及びスラストベアリングブッシングGH
の内部に、対応する自由空間とともに位置している。一方、シールブッシングD
Hは、シール領域においてケーブルKKの直径にほぼ対応しており、ここでも再
び、形状的に整合した表面押さえつけが、この領域全体にわたって生じることが
できる。フランジリングARがシールブッシングDHの端部に形成されており、
これらのフランジリングARは、押圧ブッシングAH及びスラストベアリングブ
ッシングGHの内径に適合されている。このようにして、シールブッシングDH
の軸方向整形が防がれる。
このケーブルエントランスKENには、本発明に従ったシールアセンブリが装着
されている。個々の部品の順序及びそれらの形状が、斜視的描写によって、より
よく認識される。外側ねじ山AGを有する押圧ブッシングAHは、ケーブルエン
トランスKENの内側ねじ山(ここでは見えない)にねじ込まれ、歯状形状が設
けられた前方表面は内側を向いている。この前方表面ZSFは、対応する歯状形
状がやはり設けられている歯状ディスクZSの上に当接(impinge)している。
これによって、既に説明したロック及び解放効果が達成される。歯状ディスクZ
Sの第2の前方表面は、シールブッシングDHに対向するように設置され、シー
ルブッシングの弾性材料との係合を妨げる効果を発揮する。このとき、シールブ
ッシングDHは、小さな直径を有するケーブルのために設けられている。このた
めに、フランジリングARは前方表面上に形成されている。スラストベアリング
ブッシングGHは、最終的にシールシステムの端部に位置しており、このスラス
トベアリングブッシングGHには外側ねじ山AGが設けられていて、ケーブルエ
ントランスKENにねじ込めれる。さらにガイドFが示されており、この中に、
本発明にしたがった把持装置が挿入されることができる。
れは、ほぼ半球状に屈曲されたアタッチメントアーチBBから構成されており、
これによって、最も強力なケーブルさえもブリッジされることができる。アタッ
チメント片BLがこのアタッチメントアーチBBの上に形成されており、このア
タッチメント片BLによって、ケーブル把持装置KAが、シール部材DKの上の
ガイド形状Fのアンダーカットされたガイド溝の中に取り付けられることができ
る。ケーブル把持装置は、ガイド溝FNの内部で挿入方向に垂直に動かされるこ
とができて、このようにして、挿入されたケーブルKの直径に対する適合が行わ
れることができる。ケーブルKは、アタッチメントアーチBBの固定片FLの上
に、保持器ストラップSBの助けを借りて固定される。固定片FLには凹部(リ
セス;recess)Aが設けられていて、この凹部の中に保持器ストラップSBが供
給される。このようにして、長さ方向での固定が十分に提供される。さらに、ア
タッチメントアーチBBには、接続レール又は接続線のためのフランジAVSが
設けられていて、これを介して、全てのケーブル把持装置KAの導電的接続が確
立されることができる。
チメントアーチBB及び屈曲されたアタッチメント片BL、例えばここでは3つ
のアタッチメント片BLから構成されている。接続レールVS又は接続線のため
のフランジAVSは、これらのアタッチメント片BLの上に形成されている。固
定片FLは、保持器ストラップの挿入のための凹部Aを備えており、これによっ
て、長さ方向のスリップが防がれる。
す図である。
を示す図である。
ある。
図である。
示す図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 分割されたシール部材の分離面にケーブルエントランス開口
部を有し且つケーブル把持装置を有している、熱可塑性合成材料でできたケーブ
ルアクセサリ用シール部材であって、 ケーブルエントランス(KEN)が、前記シール部材(DK)の前記分離面(
TE)の領域の外部に配置されており、 これらのケーブルエントランス(KEN)には、必要であれば除去されること
ができるファスナー(KEV)が設けられており、 前記ケーブルエントランス(KEN)は、両方の端側部に内側ねじ山(G)を
備えており、 ファスナー(KEV)が除去された各々のケーブルエントランス(KEN)に
は、外側ねじ山(AG)と歯状形状が設けられて内向きに向けられた前方表面と
を有する押圧ブッシング(AH)、歯状表面が両側に設けられた歯状ディスク(
ZS)、弾性材料でできたシールブッシング(DH)、及び、外側ねじ山(AG
)を有するスラストベアリングブッシング(GH)が、順に設けられていて、 ガイド形状(F)が、各々の挿入されたケーブル(K)に対するケーブル把持
装置(KA)の使用のために、前記シール部材(DK)の前方表面の上に配置さ
れている、シール部材。 - 【請求項2】 歯状形状が設けられた前記押圧ブッシング(AH)の前記前
方表面(ZSF)と前記歯状ディスク(ZS)の前記歯状形状とが、ラチェット
の効果によって、前記押圧ブッシング(AH)のねじ込み方向は自由であり且つ
前記押圧ブッシング(AH)の取り外し方向はブロックされるように、対応して
動作する、請求項1に記載のシール部材。 - 【請求項3】 前記シールブッシング(DH)が、インストールフェーズに
おいて、前記ケーブルの直径にほぼ適合される、請求項1又は2に記載のシール
部材。 - 【請求項4】 各々のケーブルエントランス(KEN)の前記領域のガイド
形状Fとケーブルエントランス開口部(KEU)とが、前記ケーブル把持装置(
KA)のアタッチメント片(BL)を受けるためのアンダーカットされたガイド
溝(FN)を形成する、請求項1から3のいずれか一つに記載のシール部材。 - 【請求項5】 前記ケーブル把持装置(KA)が半球状のアタッチメントア
ーチ(BB)を備えており、 ケーブル挿入方向に延在する固定片(FL)が、前記アタッチメントアーチ(
BB)の上に配置されており、 アタッチメント片(BL)が前記アタッチメントアーチ(BB)の上に配置さ
れ、このアタッチメント片(BL)は、前記シール部材(DK)のアンダーカッ
トされたガイド溝(FN)に係合し、前記ケーブル把持装置(KA)の位置を適
合させるための前記ガイド溝(FN)内部での動きが可能になっている、請求項
1から4のいずれか一つに記載のシール部材。 - 【請求項6】 前記固定片(FL)が、保持器ストラップ(SB)を受ける
ための凹部(A)を備えている、請求項5に記載のシール部材。 - 【請求項7】 バルブ又は導電性コネクタユニットのために通過路開口部(
DU)が、前記シール部材(DK)の前方端部に配置されている、請求項1から
6のいずれか一つに記載のシール部材。 - 【請求項8】 接続レール(VS)又は接続リードのためのフランジ(AV
S)がケーブル把持装置(KA)の上に配置されている、請求項5に記載のシー
ル部材。 - 【請求項9】 長さ方向に分割されたケーブルアクセサリの前方側部に、端
部としてインストールされている、請求項1から8のいずれか一つに記載のシー
ル部材。 - 【請求項10】 フード型ケーブルアクセサリの開放側部に、端部としてイ
ンストールされている、請求項1から8のいずれか一つに記載のシール部材。
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