JP2002520580A - 質量分光分析のためのアリールスルフォンリンカー - Google Patents
質量分光分析のためのアリールスルフォンリンカーInfo
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Abstract
Description
によって検出可能なマーカーによって分析物を標識化する方法に関する。とりわ
け本発明は、その結合したタンパク質、核酸又は他の対象の分子から質量標識を
分離する改善方法に関する。
持つ。DNAの分析において、商業的に好まれる系はDNAの蛍光標識化に基づ
いている。蛍光標識化の概略は相対的に少量の分子を同時に標識化することを可
能にし、そこで典型的に4つの、そしておそらく8つまでの標識を同時に使用す
る。しかしながら、検出器具のコスト及び得られた信号の分析での難しさが、蛍
光検出概略での同時に使用可能な標識の数を制限している。使用している質量標
識の利点は多くの数の標識を作製する可能性であり、これらは直接的に質量分光
計中に溶解可能であり、したがって同様の数の異なる分子種を同時に標識するこ
とを可能にする。 開示した開裂可能な質量標識の使用の特徴は、質量マーカー
をその相当する核酸間に共有的に連結し、同時に質量マーカーの検出を可能にす
るために検体から分離することが容易であるリンカー群に対する必要性である。
する質量分光計によって検出可能な開裂可能な標識に共有的に連結した核酸プロ
ーブのアレイを記述している。これらの質量標識は、核酸を分析するための他の
方法に対して多くの利点を持つ。この明細書の標識化プローブはNu−L−Mの
構造を持ち、式中Nuは、質量標識Mに共有的に連結した開裂可能リンカーであ
るLに共有的に連結した核酸である。この明細書の好ましい開裂可能リンカーは
質量分光計のイオン源内、とりわけ電子噴霧イオン源内で開裂する。好ましい質
量標識は置換ポリアリールエーテルである。この明細書は種々のイオン化方法及
び質量分光計での質量標識の分析の特異的な方法として四極子質量分析器による
分析、TOF分析器及び磁気セクター器具による分析を開示する。
リガンド、及びとりわけ核酸を開示する。好ましい開裂可能リンカーは光電開裂
可能である。この明細書は、質量分光計による質量標識の分析の特異的な方法と
してマトリックス補助レーザー吸着イオン化(MALDI)飛行時間(TOF)
型質量分光計を開示する。
る。好ましい実施様態において、これらの標識はポリマー、典型的には反応基又
はリガンド、すなわちプローブに開裂可能的に結合するバイオポリマーを含む。
好ましい開裂可能リンカーは、化学的又は酵素学的に開裂可能であるように見え
る。この明細書では、質量分光計による質量標識の分析の特異的な方法としてM
ALDI TOF質量分光計を開示する。
PCT/US97/01304号は、質量タグ分子に開裂可能に連結したリガン
ド及び特に核酸を開示する。好ましい開裂可能リンカーは化学的又は光電開裂可
能であるように見える。これらの明細書は、質量分光計による質量標識を分析す
る特異的分析として種々のイオン化方法及び四極子質量分析器、TOF分析器及
び磁気セクター器具による分析を開示する。
分離させることを可能にしなければならない。 その核酸からの標識の開裂は、好ましくは質量分光計とインラインで行われ、
できるかぎり、キャピラリー電気泳動のようないくつかのインライン前分別工程
の後に行われるべきである。このインライン開裂工程は好ましくはこの工程を起
こすのが可能なように、質量分光計との複合体境界面を必要としない。理論的な
リンカーは、正常の操作パラメータの変化を越えた器具への任意の修飾なしに、
存在している器具内でのいくつかのすでに決められている点で開裂すべきである
。 リンカーは、結合する核酸中の開裂又は他の反応を引き起こすこと、したがっ
て核酸断片及びイオン化からの質量スペクトルのノイズを補正することなしに、
穏やかな条件下で開裂すべきである。 リンカーはすべての標識が同時かつ定量的に分析されうることを可能にする同
一の条件下ですべて開裂すべきである。 リンカーは広い種類の質量標識と和合性であるべきである。 リンカーは好ましくは多数の部位で核酸へ結合可能であるべきである。 リンカーは従来の自動化オリゴヌクレオチド合成器内の条件下で安定であるべ
きである。
開示した望ましい特徴を持つリンカーを提供することが本発明の目的である。し
たがって、分析物、とりわけタンパク質及び核酸以下、へ又はから定義したリポ
ーター基の簡単な結合と分離を可能にする化合物を提供することが本発明の目的
である。
及び(c)工程を有することを特徴とする。 (a) 分析物が、開裂可能なリンカーによって、分析物に結合可能なリポータ
ー基に接着されている化合物を提供する工程。 ただし、前記化合物は、下記式で表される。
析物を含み、R’がリポーター基を含む、のいずれかである。また、前記式にお
いて、nは1又は2を表す。 (b) 前記分析物から、前記リポーター基が開裂する工程。 (c) 前記リポーター基を同定することにより、前記分析物の特性評価を行
う工程。
をR’に連結している基であれば、特に限定はしない。置換基が開裂可能である
ことを妨げなければ、リンカーは炭素原子上に置換基を含んでよい。リンカーは
たとえばプロトンの欠失と引き続く結果としてリンカー内の共有結合の崩壊とな
る分子内転移によって質量分光計のイオン源内で開裂してよい。このことは本来
温度工程であり、しかしたとえば電子噴霧質量分光計のイオン源内の円錐電圧を
増加することによってプロトン化されうる。したがってリンカーは好ましくは温
度的に開裂可能リンカーであるか又は電子衝撃によって開裂可能なリンカーであ
る。
的に、分析物分子は生物学的分子を含む。好ましい生物学的分子はタンパク質、
ポリペプチド、アミノ酸、核酸(たとえばRNA、DNA、プラスミド、又はオ
リゴヌクレオチド)、核酸塩基及び薬理学的製剤又は薬剤のような有機分子を含
む。
アイソマー、グリシン、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、セリン、
スレオニン、チロシン、リシン、アルギニン、ヒスチジン、メチオニン、システ
イン、フェニルアラニン、トリプトファン、アスパラギン、グルタミン、アスパ
ラギン酸、グルタミン酸、プロリンを広く示すつもりである。これはまた、これ
らのアミノ酸のすべての天然修飾型を示すつもりである。さらに、語句アミノ酸
はこれらのアミノ酸のD−アイソマーと単離又は合成又は生物合成ペプチド内に
組み込まれるかどうかの類似体として使用してよい非天然アルファアミノ酸を示
すつもりである。
然どちらかの短オリゴ−ペプチド、長ポリペプチド、及び翻訳後修飾される可能
性があるか又はない、生物学的試料からの天然タンパク質を意図するつもりであ
る。語句ヌクレオチドは天然に存在しているヌクレオチド及び類似体の両方を示
すつもりであり、とくに2’、3’ジデオキシヌクレオチド類似体を示すつもり
である。語句ポリヌクレオチドは、合成又は天然のいずれかの短いオリゴヌクレ
オチド、長いポリヌクレオチド、及び生物学的試料からの天然核酸を示すつもり
である。
、生存生物体由来の天然産物及びコード化された化学的ライブラリーからの合成
化合物も含んでよい。
によって検出可能な部位を示すつもりである。リポーター基は好ましくは質量マ
ーカーであり、すなわち質量分光計によって検出可能である。適切なレポーター
はまた蛍光発色団、放射標識、化学ルミネセンス標識、電子捕獲標識も含む。
い「介在リンカー」又は「リンカー」基又は本発明の化合物を形成するためのレ
ポーターからなる。さまざまなリンカーが本技術分野で公知であり、本発明の温
度的に開裂可能なリンカーとその共有的に接着している分析物又はレポーター分
子間のさらなるリンカーとして導入してよい。オリゴ−又はポリ−エチレングリ
コール又はその誘導体はリンカーとして広く使用され(Maskos, U. & Southern,
E. M. Nucleic Acids Research 20: 1679-1684,1992)、本発明でさらになるリ
ンカーとして使用してよい。一般的に塩基不安定で、したがって多くのオリゴヌ
クレオチド合成器内で使用する脱タンパク質工程を仲介する塩基と不和合性であ
るけれども、コハク酸に基づく結合もまた広く使用される。
本発明での使用に対して好ましいさらなるリンカーである二機能性リンカーであ
る。同様に6−アミノヘキサノールは適切な機能化分子に連結するための有用な
二機能性製剤であり、また好ましくいさらなるリンカーである。
ともに使用してよい。光電開裂可能リンカーは本技術分野でよく公知である。
トロベンジルアミンは光電開裂可能リンカーとして本技術分野でよく公知であり
、ベンジルアミン結合部分で開裂する。開裂可能なリンカーについては、さまざ
まな光電開裂可能及び化学的に開裂可能なリンカーをカバーするLloyd-Williams
et al., Tetrahedron 49: 11065-11133, 1993を参照のこと。
ーター基の、ポリヌクレオチド内の多くの部分でのオリゴヌクレオチドへの接着
によって形成されうる。従来の固相合成器について、末端リボース又はデオキシ
リボースの5’ヒドロキシルがもっとも容易に近づきやすい。修飾のための他の
望ましい部位はピリミジンヘテロ環中の5’位及びプリンヘテロ環中の7’位及
び8’位である。これらはすべて本発明の化合物に接着するために適切な部位で
あり得る。
利用しやすい。この位置は相当な程度まで修飾されえ、質量標識へのリンカーで
の誘導化が含まれる。リン酸基がまた本発明の化合物との反応で利用できる。
下、及び自動ペプチド又はオリゴヌクレオチド合成器での条件下で安定である。
提供された化合物はさまざまな質量分光計的分析技術及びマトリックス補助レー
ザー沈着イオン化(MALDI)、電子噴霧イオン化(ESI)、温度噴霧イオ
ン化又は急速原子衝撃イオン化(FAB)のようなイオン化方法に和合性である
。本発明での使用に対する好ましい質量分光計分析技術はまた熱分解及びガスク
ロマトグラフィー/質量分光計(GC/MS)を含む。そのタンパク質又は核酸
からのレポーターの開裂はいくつかの実施様態において質量分光計とインライン
で、できるかぎりキャピラリー電気泳動(CE)又は高性能液体クロマトグラフ
ィー(HPLC)のような前分別工程後に行いうる。インライン開裂工程は、こ
の工程が起こりうるように質量分光計との複合体境界を必要とはしない。
性評価する方法であって、下記(a)、(b)及び(c)工程を有することを特
徴とする。 (a) 分析物が、開裂可能なリンカーによって、分析物に結合可能なリポー
ター基に接着されている化合物を提供する工程。 ただし、前記化合物は、下記式で表される。
析物を含み、R’がリポーター基を含む、のいずれかである。また、前記式にお
いて、nは1又は2を表す。 (b) 前記分析物から、前記リポーター基が開裂する工程。 (c) 前記リポーター基を同定することにより、前記分析物の特性評価を行
う工程。
R(又はR’)は分析物又はリポーター基からなる)、又はさらなる基(たとえ
ばR(又はR’)は分析物又はリポーター基プラスさらなる基からなる)を介し
て接着してよい。レポーター及び/又は分析物は直接リンカー又はさらなる基に
接着してよく、又は以下に記述したように、共有結合を介して接着してよい。好
ましくはR及び/又はR’はリポーター基の合成の間、自動合成器内リポーター
基の分析物内への、たとえばオリゴヌクレオチド内への挿入の間安定であるべき
である。好ましくはR及び/又はR’はまた、リポーター基の検出の間、たとえ
ば質量分光計下で安定であるべきである。広い種類の基がこれらの特性を持って
おり、リンカー内へ挿入してもよかった。リンカーの可溶性を変化させる置換基
を選択するとも望ましい可能性がある。
基の開裂可能リンカーへの接着で形成された共有結合を含む。リポーター基及び
/又は分析物が、リンカー及びレポーター及び/又は分析物へ接着した反応性官
能基を使用した開裂可能リンカーへ容易に接着可能であるならば、共有結合は特
に限定されない。典型的に、いくつかの実施様態ではRのみ又はR’のみが共有
結合を含むけれども、R及びR’は共有結合からなる。
る可能性のあるいくつかの反応性官能基を列挙している。以下に列挙した任意の
官能基は、(たとえば質量分光計による)検出のためにリンカーを(核酸又はタ
ンパク質のような)分析物へ、及び適切なリポーター基へ接着させるために本発
明で使用した化合物を形成するのに使用できた。望むならば、反応官能基はさら
なる反応官能基を持つさらなる結合基を導入するために使用できる。
ド合成器内への導入前に保護されなければならない可能性があることに注意すべ
きである。好ましくは非保護エーテル、エステル、チオエーテル及びチオエステ
ル、アミン及びアミド結合は、これらがオリゴヌクレオチド合成器内で安定では
ないので、さけるべきものである。広い種類の保護基が、望ましくない副反応か
ら結合を保護するために本技術分野で公知である。
ために使用できるように利用可能であるけれども、短いアルキル結合が質量マー
カーを開裂可能リンカーに連結するために好ましい。
ーター基及び/又は分析物へ接着させている共有結合は、−CO−NH−基、−
NH−CO−NH−基、−NH−CS−NH基、−CH2−NH−基、−SO2−
NH−基、−NH−CH2−CH2−基、又はOP(=O)(O)O−基から独立
して選択する。
特に限定しない。したがって、もし望むなら、R基はさらなる基を含んでもよい
。典型的にRは、SOn基とリポーター基又は分析物の間に、置換又は無置換芳
香環基、脂肪環基又はヘテロ環基を含む。好ましくは、Rはフェニル、ピリジル
、ピラニル、ナフチル、アントラシル、ピレニルから選択した置換又は無置換基
、又は上記のものの縮合環誘導体又はヘテロ芳香族類似体を含む。置換基は特に
限定はせず、任意の有機性基又はハロゲン(たとえば塩素又は臭素)、好ましく
はアルキル基又はアルケン又はアルキン官能基を含む基のような炭化水素基、N
、O、P又はS原子のようなヘテロ原子を含む炭化水素、又は芳香、脂肪又はヘ
テロ環状基のような環状基を含んでよい。置換基は多数の官能基を含んでよく、
直鎖又は分岐鎖炭化水素基を含んでよい。
、
素及び上で定義したような置換基、好ましくはD、F、メチル、メトキシ、ヒド
ロキシ又はアミノ基から独立して選択する。R4基がリポーター基又は分析物を
含むことがとりわけ好ましい。
特に限定はしない。したがって、望むならば、R’基はさらなる基を含む。典型
的にR’は、SOn基とリポーター基又は分析物の間で、−S−、−SO−、−
NR1−及びO−から選択した基である。R’基が−NR1−基を含む場合、この
ましくはR1基は電子吸引基である。さらに好ましくは、R1は水素原子、ハロゲ
ン原子又はカルボニル基及び/又はハロゲン原子を含む置換基を含む。したがっ
て、R1はフッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、トリフルオロアセチ
ル基、トリフルオロメチルアセテート基、メシレート基又はトシレート基を含ん
でよい。
た化合物は以下の式を持つ。
は分析物を含むか、又はXが分析物を含み、X’がリポーター基を含み、それぞ
れのハンドルは同一か又は異なり、それぞれ直接X基をフェニル環に結合してい
る一重結合及びN原子のどちらかであり、又は上で記述したような共有結合であ
る。
カーに接着し、質量マーカーはこのましくは、N原子を介してリンカーへ接着す
る。しかしながら、分析物がまたN原子を介してリンカーに接着し、質量マーカ
ーがまたフェニル基を介してリンカーに接着してもよい。
である。したがって、分析物は好ましくはDNA、RNA、オリゴヌクレオチド
又はプラスミドである。本発明のこの実施様態において、核酸(又は他の分析物
)は好ましくはフェニル基を介してリンカーに接着し、質量マーカーは好ましく
はアミン官能基を介してリンカーに接着する。
あってよい。典型的には、分析物は生物学的分子を含んでよい。本発明の好まし
い実施様態において、生物学的分子は、タンパク質、ポリペプチド、アミノ酸、
核酸(たとえばRNA、DNA、プラスミド又はオリゴヌクレオチド)、核酸塩
基、薬理学的製剤又は薬剤、炭化水素、脂質、天然産物又はコード化された化学
的ライブラリーからの合成化合物から選択する。分析物がヌクレオチド、オリゴ
ヌクレオチド、又は核酸を含む場合、ヌクレオチド、オリゴヌクレオチド又は核
酸は天然物であってよく、又は塩基、糖、及び/又は、ヌクレオチド、オリゴヌ
クレオチドもしくは核酸の骨格を修飾することにより合成されたものでもよい。
の他のシステイン残基と架橋する可能性があり、結果としてジスルフィド架橋又
はシステイン結合となるシステイン残基を持つ。これらのジスルフィド架橋は、
ポリペプチドの標識化の前に遊離チオールに暴露することで破壊されうる。この
工程は、β−メルカプトエタノール又はジチオスレイトールのような適切な製剤
での還元によって影響を受ける可能性がある。分析物がシステイン基を含むアミ
ノ酸又はペプチドである場合、本方法の工程(a)で提供された化合物は好まし
くは以下の式を持つ。
あり、R7をリンカーに接着させているS原子はシステイン基の硫黄原子であり
、R7はアミノ酸又はポリペプチドの残基である。m=1の実施様態において、
システインの硫黄は酸化された。この酸化のための適切な製剤は、たとえば過酸
化水素である。この処置は工程(a)で提供された化合物をさらに温度的開裂を
受けやすくする。このことは、質量分光計による分析のある型が、化合物が分析
のためにリポーター基を放出するように熱せられる工程を組み込むので、都合が
よい可能性がある。
化合物は以下の式を持ってよい。
のイプシロンアミノ基の窒素原子であるか、N−末端アルファアミノ基の窒素原
子であり、R8はH、O又はN−保護基から選択し、R9はアミノ酸又はポリペプ
チドの残基である。R8又はR9の一つが酸素の場合、化合物はとりわけ温度的に
不安定であり、加熱によってコープ脱離が起こるであろう。酸化アミンは、たと
えばアミンの過酸化水素との反応で産生してよい。
ノ酸又はペプチドの場合、工程(a)で提供される化合物は以下の式を持ってよ
い。
、スレオニン又はチロシン基の水酸基からの酸素原子であり、R10はアミノ酸又
はポリペプチドの残基である。
ば、本発明で使用したリポーター基はとりわけ限定はせず、任意の基であってよ
い。典型的にリポーター基は質量マーカーであり、すなわち質量分光計によって
分析可能である。他の適切なレポーターには蛍光発色団、放射標識、化学ルミネ
センス標識及び電子捕獲標識が含まれる。
PCT/GB98/03842号、独国特許第9815166.5号、独国特許
9826159.7号で開示された質量マーカーが使用できる。これらの明細書
の内容は参考文献として組み込まれる。第PCT/GB98/00127号及び
第PCT/GB98/03842号は温度に安定で、化学的に不活性で断片化抵
抗化合物であり、可溶性や電荷のような特性を変更するためにさまざまな基で置
換できうるポリ−エーテル質量マーカーを開示している。これらの質量マーカー
はまた本発明での使用のために望ましく、この明細書の内容は参考文献に組み込
まれる。独国特許第9826159.7号は2つの化合物を含むマーカーを開示
し、ポリ−エーテルであってよく、選択した反応モニタリングによって分析され
る。これらは本発明での使用のためにとりわけ好ましい質量マーカーである。独
国特許第GB9815166.5号は金属イオンに結合する質量マーカーを開示
し、また本発明での使用のための好ましいマーカーである。この明細書の内容は
参考文献に組み込まれる。1つ以上の検出方法によって検出可能なリポーター基
はまた、たとえばそのリンカーに放射性同位体を挿入する、そして質量分光計に
よって検出可能である蛍光マーカーでのように望ましい可能性があり、この種類
のレポーターは「マルチ−モードレポーター」基として呼ぶ。好ましいマルチ−
モードリポーター基は質量分光計によって検出可能である。
又はポリエーテルは置換又は無置換オリゴ−又はポリ−アリールエーテルであっ
てよい。オリゴエーテル又はポリエーテルは好ましくは1つ以上のフッ素原子又
はメチル基置換物を含み、又は1つ以上の2H又は13C同位体置換基を含む。
、金属イオン−結合部位はポルフィリン、クラウンエーテル、ヘキサヒスチジン
又は多座配位リガンドを含む。好ましくは金属イオン−結合部位は多座配位リガ
ンド又はEDTAである。金属イオン−結合部位は一価、二価又は三価金属イオ
ンと結合してよい。金属イオンは特に限定はしない。好ましい金属イオンには、
遷移金属イオン又は周期表のIA、IIAもしくはIIIA属の金属イオンが含
まれる。とりわけ好ましい金属イオンはNi2+、Li+、Na+、K+、Mg2+、
Ca2+、Sr2+、Ba2+又はAl3+である。質量マーカー上の金属イオンの存在
は検出の感度を増加させる。
くの特徴が、よい質量マーカであるべき分子で望ましい。特に、マーカーが、 DNAのような分析物から容易に分離可能である 分子生物学プロトコールに含まれる酵素的工程を干渉しない 質量分光計内で断片化抵抗性である 質量スペクトルで単一イオンピークを形成する 高感度検出が可能である DNAのような骨格混在から容易に識別可能であり、質量ピークが混在物から
ではなく質量標識からであることを決定するのが可能であるべきである。 従来の自動オリゴヌクレオチド合成器に和合性がある 多くの数の標識を合成するために必要な化学工程数及び製剤数を最小化するの
に従来の方法で合成するのが簡単である 器具の物理的改変の必要なしに、存在する質量分光計器具に和合性である ことが好ましい。
である。したがって本方法は好ましくはさらに、リポーター基を開裂させるため
にリンカーを加熱する工程を含む。加熱の方法は特に限定しない。好ましくはリ
ンカーをリポーター基の検出用の器具内、たとえば質量分光計内で熱する。本発
明で使用したリンカーは、穏やかな条件下で温度開裂可能であるので都合がよい
。質量マーカーが質量分光計それ自身の中で対象の分子から開裂されうることが
この理由である。
たとえば、本方法のそれらの実施様態において、(a)工程で提供される化合物
は以下の式を持つ。
応工程が開裂を誘導するために行われてよい。 (i)上記化合物をアルキル化剤と反応させ、第4級アンモニウム誘導体を産
出する。 (ii)得られた第四級アンモニウム誘導体を塩基と反応させ、式
メタノールのような溶媒中で行うことができる。適切な塩基にはジイソプロピル
エチルアミンが含まれ、ジクロロメタンのようなさらなる有機溶媒中に溶解して
もよい。この反応はホフマン脱離であり、本技術分野でよく公知である。
ラインで)行う。温度開裂はガスクロマトグラフィーへの入り口内で、又はガス
クロマトグラフィー/質量分光計、熱分解質量分光計、温度噴霧質量分光計又は
電子噴霧質量分光計への入り口内で行ってよい。温度開裂はまた試料をガス相内
へ蒸発させる可能性がある。いくつかの実施様態において、温度開裂はレーザー
によって影響を受け、検出のためにさらにリポーター基を脱着してよい。
性化でのリンカー基の使用を提供し、ここでリンカー基は開裂可能であり、以下
の式を持つ。
で記述した型のリンカーである。本発明のこの観点において言及された分析物は
特に制限はせず、上で定義したような任意の分析物であってよい。本発明のこの
観点で言及したリポーター基も特に限定はせず、上で定義したような任意のリポ
ーター基であってよい。
したさらなる基のような、さらなる基を介して接着してよい。レポーター及び/
又は分析物は直接リンカー又はさらなる基に接着してよく、又は上記のように共
有結合を介して接着してよい。
件下で温度的に開裂する、及び/又は 従来のオリゴヌクレオチド合成器に和合性である ことが望ましい。
。
み、又はXが分析物を含み、X’がリポーター基を含み、そしてそれぞれのハン
ドルは同一か又は異なり、X基をフェニル環及びN原子にそれぞれ直接接着して
いる一重結合、又はX基をそれぞれフェニル基及びN原子へ接着させることが可
能な反応基のどちらかである。
りわけ好ましい化合物である。したがって、本発明の化合物において、n=2及
び上で定義した基Rはリポーター基又は分析物で置換されたフェニル基を含み、
共有結合でフェニル基に接着している。好ましくはリポーター基はSO2−基へ
のパラ基の位置でフェニル基へ接着する。上で定義された基R’はリポーター基
又は分析物へ共有結合を介して接着している−NR1−基を含む。
接着し、質量マーカーは好ましくはN原子を通してリンカーに接着する。しかし
ながら、分析物はまたN原子を通してリンカーに接着してよく、質量マーカーは
またフェニル基を通してリンカーに接着してよい。
義したようなものである。このましくは、分析物は核酸又は核酸塩基である。し
たがって分析物は好ましくはDNA、RNA、オリゴヌクレオチド又はプラスミ
ドである。本発明のこの実施様態において、核酸(又は他の分析物)は好ましく
はフェニル基を通してリンカーに接着し、質量マーカーは好ましくはアミン官能
基を通してリンカーに接着する。
ハンドルは上で定義したようなものであり、リポーター基は上で定義したような
ものである。
ークエンシング、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)基礎アッセイ、及び遺伝子発
現プロファイリングのような遺伝的分析で有用である。質量標識のアレイは標識
化すべきオリゴヌクレオチドのアレイを可能にするであろう。これらはシークエ
ンシングプライマー又はPCRのプライマーとして、又はハイブリッド形成アッ
セイのためのプローブとして使用してよく、そこでそれぞれの場合において、多
重試料の分析物を多重化してよい。
成の方法を提供する。
又は分析物を持つ。
場合、本方法の工程(a)で提供された化合物は好ましくは以下の式をもつ。
1であり、R7をリンカーに接着させているS原子はシステイン基の硫黄原子で
あり、R7はアミノ酸又はポリペプチドの残基である。これらの化合物は、1つ
以上のアミノ酸又はポリペプチド上の遊離チオールと式(I)の化合物を反応さ
せることによって本発明のこの観点にしたがって産出してよく、還元する必要が
あってもよい。
ましくは2、3分で行うことが好ましい。アミノ酸又はポリペプチドでの任意の
遊離チオールは容易に化合物(I)と反応するであろう。いくつかのポリペプチ
ドが上で論議したように遊離チオールを暴露するために還元する必要があってよ
い。
の式を持ってよい。
基のイプシロンアミノ基の窒素原子又はN−末端アルファアミノ酸の窒素原子で
あり、R8はH、O又はN−保護基から選択し、R9はアミノ酸又はポリペプチド
の残基である。これらの化合物は1つ以上のアミノ酸又はポリペプチドの上の遊
離アミンで式(I)の化合物を反応することによって本発明のこの観点にした がって産出してよい。
着誘導体の同時産出(上で議論した)と同時に起こってよい。本発明のこの観点
のこの実施様態において、反応を硫黄接着誘導体を形成する反応と比べて、比較
的長い期間で行うことが望ましい。遊離アミンは式(I)の化合物への遊離チオ
ールよりも反応性はよわい。アミノ酸又はポリペプチドが式(I)の化合物と反
応する場合、遊離チオールはもっとも早く反応し、一方遊離アミンはよりゆっく
り反応するであろう。反応時間は式(I)の化合物の本来の特性及び使用した条
件上のいくつかの範囲に依存し、経験的に決定してよい。チオールよりアミンに
選択的に反応するために、チオールは遮断すべき必要があってよい。このことは
遊離チオールの4−ビニルピリジン又はヨード酢酸での反応によって影響を受け
る可能性がある。ジスルフィドは崩壊し、過ギ酸でキャップを形成してよい。こ
れらの技術は本技術分野でよく公知である。
ペプチドである場合、(a)工程で提供された化合物は以下の式を持ってよい。
ン、スレオニン又はチロシン基からの酸素原子であり、R10はアミノ酸又はポリ
ペプチドの残基である。これらの化合物は式(I)の化合物を1つ以上のアミノ
酸又はポリペプチド上の遊離水酸基と反応させることによって本発明のこの観点
にしたがって産出してよい。
接着及び硫黄接着誘導体(上で論議した)の同時産出によって伴ってよい。本発
明のこの観点のこの実施様態において、反応が硫黄接着及びアミン接着誘導体を
形成する反応と比較してより長い期間で行うことが好ましい。遊離チオール及び
アミンは遊離水酸基でよりも式(I)の化合物ととてもより早く反応するであろ
う。
る可能性がある。適切な溶媒にはアセトニトリル又はジメチルホルムアミドが挙
げられる。基剤が必要な場合、適切な基剤はトリエチルアミンである。
切断した後に生成されるマーカーは幅広い範囲の構造を有する。既に上で述べた
ように、1つの特定の結果生じるマーカーの構造は以下の式のようなものである
。
ド及びその他の関心のある検体を分析するのに極めて有用な試薬である。
リペプチドの分析に有用である。2−Dゲル電気泳動は、タンパク質発現の概略
を描く技術、言い換えれば、組織で発現しているすべてのタンパク質の同一性と
量を目録にする技術である(R.A. Van Bogelen, E.R. Olson, "Application of
two-dimensional protein gels in biotechnology" Biotechnol. Annu. Rev., 1
: 69-103, 1995)。この技術では、タンパク質混合物は、生物試料から抽出され
て、狭いゲル小片上で分離される。この最初の分離では通常、等電点に基づいて
タンパク質を分離する。次いで、長方形のポリアクリルアミドゲルの1つの縁に
ゲル小片全体を横にしてのせる。小片中で分離されたタンパク質は、ドデシル硫
酸ナトリウム・ポリアクリルアミドゲル電気泳動(SDS−PAGE)によって
サイズに基づき2番目のゲル中で電気泳動的に分離される。いったん分離が完了
するとタンパク質を可視化する。これには典型的には、目で見て、又は蛍光で検
出することができる試薬によってゲルを染色することが挙げられる。放射線標識
とオートラジオグラフィも使用される。他の方法では、分離する前の試料中のタ
ンパク質に蛍光色素を共有結合で結合させてもよい。色素の共有結合付加によっ
てタンパク質の移動℃が変化する可能性があるので、これは、特に二次元ゲル画
像の公共データベースと比較すべき場合、あまり好まれないことがある。ゲルで
タンパク質を可視化すると、通常、ゲル上の特定のスポットでタンパク質を同定
することが必要である。これは典型的にはゲルからスポットを切り出し、ゲル基
質からタンパク質を抽出することによって行われる。次いで、様々な技術によっ
て抽出したタンパク質を同定することができる。好ましい技術にはタンパク質の
消化とそれに続く微量配列決定が挙げられ、又は更に好ましくは、消化したタン
パク質をMALDI TPFで分析し、ペプチド質量フィンガープリントを生成
する(Jungblut P, Thiede B, "Protein identification from 2-D gels by MAL
DI mass spectrometry" Mass Spectrom. Rev. 16: 145-162, 1997)。
対的に感度は良くない。今では2−D分析は相対的に遅い「バッチ」工程である
。それは再現性が特に優れるわけでもなく、ゲルを分析するのは高価である。ゲ
ルを基にした分析のコストの大部分は各ゲルの取り扱いにかかるので、数多くの
試料を1枚の2−Dゲル上で同時に多重化できることが望ましい。原理的には、
異なった試料のタンパク質を異なった別々に検出できるタグで標識することが可
能であれば、各試料のタンパク質を同一ゲル上で同時に分析することができる。
このことは、複数の時点で特定の生物における同一タンパク質の挙動を追跡する
ことが望ましい、例えば、事前に決めたスケジュールに従って細菌が薬剤にどの
ように反応するのかをモニターするような研究では、特に有益である。同様に、
同一疾患の複数の患者から得た生検試料を対応する対照と比較する場合、別々の
試料の同じタンパク質がゲル上で同一スポットに収まることを確認するのが望ま
しい。同一ゲル上で試料をすべて泳動することによって、ゲルの分離の再現性に
ついて心配する必要もなく、別々の試料を比較することができる。これを達成す
るには、別々の試料におけるタンパク質の移動度に対する影響が同一で、従って
、各試料において異なったマーカーで標識した特定のタンパク質が標識の如何に
かかわらずゲルの同一場所に収まるような一連の標識が必要となる。GB982
6159.7は、関連するタンパク質の移動度を同一程度に変化させる標識のア
レイを開示している。この出願の内容は参考として組み入れる。
化合物は、2−D PAGE分析の多重化に特に効果的であることが予想される
。 上述のように、本発明は、式(I)の化合物がアミノ酸又はポリペプチドと反
応することによる現在の方法の(a)工程で定義されるような化合物を形成する
方法を提供する。質量分析計で直接検出することができるこの化合物の別のしか
し関連した型によって複数の試料を標識することができる。次いで、このように
標識されたアミノ酸又はポリペプチドを2−D PAGEによって分離すること
ができる。泳動後のゲルを分析する1つの方法では、ゲルを目的物上に電気的に
ブロットする。次いで、質量分析計で検出するために、関連したポリペプチドか
らリポーター基を熱によって切断及び脱着できるように目的物をレーザーでラス
ター走査する。この方法ではゲル全体又はゲルのある領域が完全に画像化される
。
.7で開示された型の質量マーカーを含む複合様式のリポーター基であってもよ
く、放射性同位元素がマーカーに組み込まれる。この化合物で標識された2−D
ゲル上のポリペプチドは、どこにタンパク質が存在するかを示すゲルの画像を提
供するオートラジオグラフィによって検出することができる。次いで、熱分解質
量分析法による分析のために関心のある領域からゲル中の小さな試料をくり抜く
ことができる。試料の精製が減らされうる又は敬遠されうるという点で熱分解は
有利である。本発明の好ましい実施態様では、放射性標識(例えば14C)を切断
可能なリンカーに組み込んで、切断するとき、放射性標識が検体に残るようにす
る。
の合成 図2に示すモデルリンカーを合成した(図4を参照)。この化合物を以下FT
27として識別する。 FT27の合成 フェニルビニルスルホン(1.68g、10mmol)と6−アミノヘキサノ
ール(1.17g、10mmol)の無水メタノール(20ml)溶液をトリエ
チルアミン(0.1ml)で処理し、2時間環流し、室温にて一晩撹拌した。減
圧下で溶液を除いた。油性残留物を酢酸エチルに溶解し、溶媒を蒸発させて結晶
残留物を得た。酢酸エチル/n−ヘキサンからの再結晶によって2.67g(9
4%)のFT27を得た。 FT27産物の同一性の確認 融点60〜61℃ 計算した原子組成C58.92、H8.12、N4.91、;測定した組成C
58.91、H8.14、N4.89 1H NMR(CDCl3)1.30〜1.55(m、10H)、2.57(t
、J=7Hz、2H)、3.02(t、J=7Hz、2H)、3.29(t、J
=7Hz、2H)、3.63(t、J=7Hz、2H)、7.55〜7.71(
m、3H)7.90〜7.96(m、2H);13 C NMR(CDCl3)25.44,26.80,29.69,32.53
,43.03,49.33,56.02,62.71,128.01,129.
40,133.84,139.58
た。それはFT27のアミン基がトリフルオロ酢酸基で保護されたものである。 無水ジクロロメタン(15ml)中のFT27(855mg、3mmol)溶
液とトリエチルアミン(2.5ml、18mmol)を0℃にて無水トリフルオ
ロ酢酸(0.85ml、6mmol)で処理し、この温度で10分間撹拌し、室
温にて更に40分撹拌した。リン酸緩衝液pH7.0(40ml)とメタノール
(80ml)の混合物の中に反応混合物を注ぎ、15分間撹拌した。減圧下で有
機溶媒を除き、残った水性残留物を酢酸エチルで処理した。有機相を分離し、5
%重炭酸ナトリウムと10%クエン酸と水の水溶液で洗浄した。有機相を硫酸ナ
トリウムで乾燥し、溶媒を減圧下で除いた。酢酸エチル/n−ヘキサン(3:2
)を溶出液としたシリカゲルにおけるフラッシュ・クロマトグラフィにより残留
物を精製し、油性固体として1.07g(94%)のFT28を得た。 FT28の同一性の確認 1H NMR(CDCl3)1.30〜1.48(m、4H)、1.50〜1.
68(m、4H)、3.30〜3.48(m、4H)、3.65(m、2H)、
3.75(t、J=7Hz、2H)、7.56〜7.73(m、3H)、7.9
0〜7.94(m、2H)
リンカーの合成 新しく蒸留したTHFと共にFT28(0.306g、0.803mmol)
を3回共蒸発し、次いでTHF(1.5ml)に溶解した。アルゴンのもとで溶
液を撹拌し、ジイソプロピルエチルアミン(0.45g、0.6ml、3.5m
mol)を加えた。その後、2−シアノエチル−N,N−ジイソプロピルクロロ
ホスホアミダイト(0.2g、0.2ml、0.85mmol)を一滴ずつ加え
、反応を1時間撹拌し、その後薄層クロマトグラフィにより反応が完了したこと
を示した。混合物を希釈し(DCM)、洗浄し(KClaq)乾燥し(Na2S
O4)次いで乾燥するまで蒸発させた。残留物をDCM(2ml)に溶解し、次
いでドライアイス/アセトンで冷却したヘキサン中で沈殿させることにより精製
した。残留物をアセトニトリル(1ml)に溶解し、ゲルマン空気ディスク(0
.45mm)に溶液を通し、次いで、乾燥するまで蒸発させた。P2O5上の真空
デシケータで乾燥させる前に残留泡をDCMと共に数回共蒸発した。これによっ
て白色の泡としてCMM267B(0.35g、75%)が得られた。 RfCMM267B=0.79RfFT28=0.45,DCM/EtOAc1:1, U.V.
成した。モデルリンカーは以後FT49として識別する。
605mg、11mmol)、及びトリエチルアミン(0.1ml)のメタノー
ル(20ml)溶液を2.5時間環流した。減圧下にて溶媒を除き、2.23g
(100%)のFT48を得、更に精製することなく使用した。 FT48の同一性の確認 1H NMR(CDCl3)1.74(br、s、1H)、2.20(t、J=
3Hz、1H)3.09(t、J=7Hz、2H)、3.32(t、J=7Hz
、2H)、3.40(d、J=3Hz、2H)、7.55〜7.71(m、3H
)、7.92〜7.96(m、2H)
エチルアミン(2.5ml)で処理し、0℃に冷却し、続いて無水トリフルオロ
酢酸(2.3g、11mmol)で処理した。この温度で1時間40分間撹拌し
た後、飽和塩化アンモニウム溶液で反応を止めた。有機相を分離し、水で2回洗
浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、減圧下で乾燥するまで蒸発させた。n−ヘ
キサン/酢酸エチル(3:1)によるシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフ
ィにより残留物を精製し、無色の油分として2.77g(96%)のFT49を
得た。
m、2H)、3.93(m、2H)4.28(m、2H)7.54〜7.76(
m、3H)、7.85〜7.96(m、2H)
1mmol)の無水N,N−ジメチルホルムアミド(5ml)溶液をFT49(
957mg、3mmol)の無水N,N−ジメチルホルムアミド(5ml)溶液
、ヨウ化銅(38mg、0.2mmol)、トリエチルアミン(0.7ml、5
mmol)及びテトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(1.15mg、
0.1mmol)の順で処理した。室温にて6時間反応混合物を撹拌した。減圧
下にてトルエンと共に溶媒を共蒸発によって除いた。残留物をジクロロメタンに
溶解し、5%Na2−EDTA、10%チオ硫酸ナトリウム及び水の水溶液にて
洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムにて乾燥し、減圧下にて蒸発させた。ジクロ
ロメタン/メタノール(95:5)続いて酢酸エチル/n−ヘキサン/エタノー
ル/トリエチルアミン(65:30:5:1)によるフラッシュ・クロマトグラ
フィによって残留物を精製し、浅黄色の泡として650mg(77%)のFT5
9を得た。
C60.73、H4.74、N4.93 1H NMR(CDCl3)2.31(m、1H)、2.51(m、1H)、3
.31〜3.66(m、6H)、3.79(s、6H)、4.06〜4.15(
m、3H)、4.52(m、1H)、6.31(m、1H)、6.84(d、J
=10Hz、4H)、7.20〜7.67(m、14H)、7.87(m、2H
)、8.10〜8.18(2s、1H) MS(FAB)m/z848[M+H]+
マス社、英国)で全データを獲得した。水とアセトニトリル50:50の混合物
中で5ng/mlのFT28溶液を調製した。アンモニアも0.2%存在した。
図8はFT28の陰イオン質量スペクトルを示す。380.1に相対的に小さな
ピークがあり、単一陽子を差し引いた分子に相当する。このピークを含有する3
75〜385の領域は図8で250倍に拡大されている。FT28のイオン化に
よって生じたFT28の主な切断産物に相当する2番目に大きなピークが212
.1にある。図9はFT28リンカーが切断される推定メカニズムを示す。
クレオチド・シンセサイザーの最終脱保護工程で使われる強塩基に対して不安定
であることに気付くべきである。これは、高い効率で切断するリンカーを作成す
るためのオリゴヌクレオチド合成に安定な別の基を見つけ、この基と入れ替えな
ければならないことを意味している。しかも反応できる機能性をフェニル環の中
で置換し、リンカー基として有用であるためにこの物質に必要な第2のハンドル
を提供しなければならない。
源において切断するリンカーにこれらの化合物を連結した。そのようなリンカー
を2つ用いた。1つは、アミド基を保護するトリフルオロ酢酸基を含有し、1つ
はリンカーにおいて同じアミド基を保護的に保護するメシラートを含有する。こ
のようなリンカーのそれぞれを4つのエーテル質量標識の同じセットに連結し、
合計8種類の標識を得る。図10は行った合成の模式図を示す。このような質量
標識を合成して電気スプレーイオン源における標識の切断の原理を立証した。結
果は、保護基の性質は切断可能なリンカーの機能性には必須ではなく、質量マー
カーの性質は切断工程を妨害しないことを示している。従って、このリンカーは
、標識の大きなアレイの作成を可能にするような多種多様なエーテル及びポリエ
ーテルの質量標識に適合すべきである。示したマーカーはモデルマーカーであり
、検体分子のどれにも連結してはいない。切断可能なリンカーのコアはフェニル
ビニルスルホンを含んでいる。フェニル環は、例えば、マーカー基を5’−(4
,4−ジメトキシ)トリチル−5−ヨードウリジンと反応させて塩基に連結した
質量マーカーを持つヌクレオチドを作成するために使用する可能性がある1,7
−オクタジエン(アルドリッチ)に連結することができる、臭素基で置換するこ
とができる。同様に、当該技術で周知の常法を用いてヌクレオチド内の他の位置
に質量標識を連結するために、臭化フェニルビニルスルホンをオルト保護されて
いる可能性があるプロパギルアルコールと反応させて遊離のヒドロキシル基を提
供することができる。このような標識がタンパク質、炭水化物又はその他の生体
分子のようなその他の検体と反応することを可能にするために様々なその他の基
を導入してもよい。
ol)のテトラヒドロフラン(15ml)溶液を0℃にて10Mボランジメチル
スルフィド錯体のテトラヒドロフラン(2.2ml、22mmol)溶液で処理
し、0℃にて1時間、室温にて2時間撹拌した。メタノール(2ml)を慎重に
加えることによって反応混合物の反応を止めた。続いて減圧下にて溶媒を除き、
メタノール(3x20ml)と共に共蒸発して2.416g(96%)のFT1
16を得た。非極性の不純物を含有する粗生成物を更に精製することなく次の工
程で使用した。 酢酸エチル/n−ヘキサンからの再結晶によって分析用の純粋試料を調製した
。
C67.17,H8.68,N5.67 1H NMR(CDCl3):1.35〜1.64(9H、m)、3.19(2
H、dt、J=6.5及び6.5Hz)、3.62(2H、t、J=6.5Hz
)、4.79(1H、brs)、5.10(2H、s)、7.26〜7.37(
5H、m) 13CNMR(CDCl3):25.31,26.37,29.96,32.5
7,40.95,62.72,66.64,128.14,128.57,13
6.76,156.57 化合物をイオン化する電子衝撃イオン化法を用いた化合物の質量分析では、以
下の質量対荷電比を伴った質量スペクトルのピークが得られた:251(M+、
<1%)、160,144,130,108,91(100%)
水トリエチルアミン(5ml)溶液を0〜5℃にて塩化メタンスルフォニル(1
.375g、12mmol)で処理した。反応混合物15分以内に室温まで暖め
、この温度にて4時間撹拌し、ジクロロメタン(50ml)で希釈して、重炭酸
ナトリウムと水の5%水溶液で洗浄した(2x)。有機相は硫酸ナトリウムで乾
燥し、減圧下で溶媒を除いた。n−ヘキサン/酢酸エチル(1:1)を溶出液と
して用いたシリカゲル(100g)におけるフラッシュクロマトグラフィにて残
留物を精製し、2.413g(80%)のFT117/2を得た。
4.88,H7.07,N4.21 1H NMR(CDCl3):1.32〜1.60(6H、m)、1.76(2
H、m)、2.99(3H、s)、3.18(2H、m)、4.21(2H、t
、J=6.5Hz)、4.76(1H、brs)、5.10(2H、s)7.2
6〜7.35(5H、m) 13CNMR(CDCl3):25.09,26.08,29.03,29.8
2,37.42,40.89,66.66,69.84,128.16,128
.58,136.75,156.51 化合物をイオン化する電子衝撃イオン化法を用いた化合物の質量分析では、以
下の質量対荷電比を伴ったイオンが得られた:329(M+、3%)、222,
194,126,108,91(100%)
ジメチルホルムアミド(3ml)懸濁液を相当するフェノール(3mmol)の
N,N−ジメチルホルムアミド(2ml)溶液で処理した。水素発生の終了後、
FT117/2(493mg、1.5mmol)のN,N−ジメチルホルムアミ
ド(2ml)溶液を加えた。反応混合物を室温にて18時間撹拌し、ジエチルエ
ーテル/n−ヘキサン(1:1、25ml)で希釈した。水(2x)、1Mの水
酸化カリウム水溶液(3x10ml)、及び水(2x)で溶液を洗浄した。有機
相を硫酸ナトリウムで乾燥し、乾燥するまで蒸発させた。n−ヘキサン/酢酸エ
チル(3:1)を溶出液として用いたシリカゲル上でのフラッシュ・クロマトグ
ラフィによって相当するフェノールエーテルを得た。
ン) 計算した原子組成:C74.44,H6.97,N3.34;測定した組成:
C74.51,H6.98,N3.32 1H NMR(CDCl3):1.34〜1.59(6H、m)、1.80(2
H、t、J=6.5Hz)、3.21(2H、dt、J=6.5及び6.5Hz
)、3.93(2H、t、J=6.5Hz)、4.73(1H、brs)、5.
10(2H、s)、6.81〜7.06(7H、m)、7.17〜7.37(7
H、m) 13CNMR(CDCl3)25.76,26.48,29.22,29.54
,41.05,66.66,68.33,115.59,117.68,120
.83,122.46,128.15,128.58,129.65,136.
77,150.18,155.50,156.49,158.65 化合物をイオン化する電子衝撃イオン化法を用いた化合物の質量分析では、以下
の質量対荷電比を伴ったイオンが得られた:419(M+、5%)、 311,
186(100%)、91,77
C69.34,H7.04,N3.99 1H NMR(CDCl3):1.37〜1.5(6H、m)、1.76(2H
、t、J=6.5Hz)、3.20(2H、dt、J=6.5及び6.5Hz)
、3.89(2H、t、J=6.5Hz)、4.73(1H、brs)、5.1
0(2H、s)、6.78〜6.98(4H、m)7.26〜7.37(5H、
m) 13CNMR(CDCl3):25.72,26.46,29.17,29.9
4,41.03,66.65,68.49,115.77,115.62,11
5.93,128.15,125.58,129.65,136.77,155
.29,156.49,158.85 化合物をイオン化する電子衝撃イオン化法を用いた化合物の質量分析では、以
下の質量対荷電比を伴ったイオンが得られた:345(M+、5%)、234,
202,112,91(100%)
ン) 計算した原子組成:C74.33,H8.22,N3.94;測定した組成:
C74.61,H8.33,N3.88 1H NMR(CDCl3):1.25〜1.57(6H、m)、1.75(2
H、t、J=6.5Hz)、2.18(3H、s)、2.22(3H、s)、3
.19(2H、dt、J=6.5及び6.5Hz)、3.90(2H、t、J=
6.5Hz)4.73(1H、brs)、5.10(2H、s)6.61〜6.
70(2H、m)、7.01(1H、d、J=8.2Hz)、7.25〜7.3
6(5H、m) 13CNMR(CDCl3):18.72,19.77,25.78,26.4
9,29.25,29.95,41.06,66.63,67.81,111.
52,116.27,128.13,128.58,130.33,136.7
7,137.92,156.40,157.33) 化合物をイオン化する電子衝撃イオン化法を用いた化合物の質量分析では、以
下の質量対荷電比を伴ったイオンが得られた:355(M-、15%)、 26
4,246,212,122,121,107,91(100%)
ン) 計算した原子組成:C76.36,H7.21,N3.71;測定した組成:
C76.48,H7.23,N3.69 1H NMR(CDCl3):1.30〜1.63(6H、m)、1.93(2
H、t、J=6.5Hz)、3.20(2H、dt、J=6.5及び6.5Hz
)、4.11(2H、t、J=6.5Hz)、4.74(1H、brs)、5.
10(2H、s)、6.78(1H、d、J=7.3Hz)、7.24〜7.5
0(9H、m)、7.72(1H、m)、8.26(1H、m) 13CNMR(CDCl3):26.01,26.55,29.23,30.0
1,41.09,66.65,67.99,104.67,120.11,12
2.11,125.15,125.87,125.96,126.39,127
.51,128.15,128.58,134.63,136.97,137.
92,154.94,156.52 化合物をイオン化する電子衝撃イオン化法を用いた化合物の質量分析では、以
下の質量対荷電比を伴ったイオンが得られた:377(M+、15%)、269
,234,165,144,127,115,91(100%)
)のメタノール(20ml)溶液を蟻酸アンモニウム(250mg、4mmol
)と10%パラジウム・チャコール(80mg)で処理し、室温にて15〜60
分撹拌した。セライトの詰め物で反応混合物を濾過した。濾過物を減圧下で乾燥
するまで濃縮した。残留物を水/酢酸エチルに溶解し、1Mの水酸化カリウムを
加えた。有機相を1Mの水酸化カリウム、水(2x)で洗浄し、硫酸ナトリウム
で乾燥した。減圧下で溶媒を除いた。相当する粗精製アミンをさらに精製するこ
となく次の工程で使用した。
mmol)のエタノール(10ml)溶液をフェニルビニルスルホン(168m
g、 1mmol)とトリエチルアミン(0.05ml)で処理し、2時間環流
した。減圧下で溶媒を除き、酢酸エチル/トリエチルアミン(100:1)を溶
出液としたシリカゲル(20g)のフラッシュ・クロマトグラフィで残留物を精
製し、相当する第2級アミンを得た。
C69.16,H7.00,N3.00 1H NMR(CDCl3):1.33〜1.49(6H、m)、1.75(2
H、dt、J=16及び7Hz)、2.58(2H、t、J=7Hz)、3.0
2(H、t、J=7Hz)、3.29(2H、t、J=7Hz)、3.93(2
H、t、J=7Hz)、6.85〜7.06(7H、m)、7.26〜7.32
(2H、m)、7.55〜7.69(3H、m)、7.91〜7.94(2H、
m) 化合物をイオン化する電子衝撃イオン化法を用いた化合物の質量分析では、以
下の質量対荷電比を伴ったイオンが得られた:453(M+、3%)、312,
298,285,268,198(100%)、186,168,141,12
5,100,77
C63.50,H6.96,N3.65 1H NMR(CDCl3):133〜149(6H、m)、1.73(2H、
dt、J=16及び7Hz)、2.57(2H、t、J=7Hz)、3.02(
2H、t、J=7Hz)、3.29(2H、t、J=7Hz)、3.90(2H
、t、J=7Hz)、6.80〜6.85(2H、m)、6.92〜7.00(
2H、m)、7.55〜7.69(3H、m)、7.91〜7.94(2H、m
) 13CNMR(CDCl3):25.92,26.96,29.21,29.8
7,43.16,49.46,56.16,68.56,115.48,115
.61,115.92,128.01,129.40,133.83,139.
61,155.33,158.83 化合物をイオン化する電子衝撃イオン化法を用いた化合物の質量分析では、以
下の質量対荷電比を伴ったイオンが得られた:380[M+1]+(1%)、3
78[M−1]+(1%)、287,168,198(100%)、141,1
25,126,112
C67.89,H8.06,N3.55 1H NMR(CDCl3):131〜149(6H、m)、1.75(2H、
dt、J=16及び7Hz)、2.18(3H、s)、2.22(3H、s)、
2.56(2H、t、J=7Hz)、3.01(2H、t、J=7Hz)、3.
29(2H、t、J=7Hz)、3.91(2H、t、J=7Hz)、6.62
(1H、dd、J=9及び2.5Hz)、6.70(1d、J=2.5Hz)、
7.01(1H、d、J=9Hz)、7.55〜7.69(3H、m)、7.9
0〜7.94(2H、m) 13C NMR(CDCl3):18.72,19.97,25.97,26.
98,29.29,29.89,43.17,49.48,56.17,67.
87,111.52,116.27,128.02,128.48,129.4
1,130.32,133.83,137.61,139.61,157.35
化合物をイオン化する電子衝撃イオン化法を用いた化合物の質量分析では、以下
の質量対荷電比を伴ったイオンが得られた:389(M+、2%)、268,1
98(100%)、141,126,122,107
C69.80,H7.13,N3.38 1H NMR(CDCl3):1.35〜1.62(6H、m)、1.92(2
H、dt、J=16及び7Hz)、2.56(2H、t、J=7Hz)、3.0
2(2H、t、J=7Hz)、3.28(2H、t、J=7Hz)、4.13(
2H、t、J=7Hz)、6.89(1H、dd、J=8及び1.3Hz)7.
33〜7.68(7H、m)、7.78(1H、m)、7.90〜7.94(2
H、m)、8.27(1H、m) 13C NMR(CDCl3):26.18,27.00,29.23,29.
92,43.18,49.48,56.17,68.02,104.67,12
0.07,122.11,125.11,125.97,126.37,127
.49,128.02,129.39,133.81,134.62,139.
61,154.96 化合物をイオン化する電子衝撃イオン化法を用いた化合物の質量分析では、以
下の質量対荷電比を伴ったイオンが得られた:411(M+、5%)、268,
198(100%)、144,126,125,115,100
0.12mmol)の無水ジクロロメタン(2ml)溶液をトリメチルアミン(
0.25ml)で処理し、最終的には0℃にて無水トリフルオロ酢酸(0.05
ml、0.37mmol)で処理した。この温度で反応混合物を20分間撹拌し
、メタノール(0.25ml)で処理する。減圧下で溶媒を蒸発させ、残留物を
ジクロロメタンに溶解し、水で洗浄した。有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥さ
せ、乾燥するまで蒸発させ、n−ヘキサン/酢酸エチル(2:1)によるシリカ
ゲルのフラッシュクロマトグラフィによって精製して、相当するトリフルオロア
セトアミド、FT134、FT135、FT136、及びFT137を得た。
.48(4H、m)、3.76(2H、m)、3.95(2H、m)、6.84
〜7.10(7H、m)、7.27〜7.33(2H、m)7.55〜7.73
(3H、m)、7.90〜7.95(2H、m) 化合物をイオン化するためにアンモニアによる化学反応イオン化法を用いた化
合物の質量分析では、以下の質量対荷電比を伴ったイオンが得られた;567[
M+NH4]+(100%)、549[M]+、475,427,399,381
,186
.48(4H、m)、3.76(2H、m)、3.90(2H、m)6.79〜
6.85(2H、m)、6.92〜7.00(2H、m)、7.55〜7.73
(3H、m)、7.90〜7.95(2H、m) MS(Cl、NH3):493[M+NH4]+(100%)、475[M]+、
381,353,351,325,186
H、s)、2.23(3H、s)、3.30〜3.48(4H、m)、3.77
(2H、m)、3.92(2H、m)、6.64(1H、dd、J=9.5及び
2.5Hz)、6.71(1H、d、J=2.5Hz)、7.02(1H、d、
J=9.5Hz)、7.55〜7.73(3H、m)、7.90〜7.95(2
H、m) 化合物をイオン化するためにアンモニアによる化学反応イオン化法を用いた化
合物の質量分析では、以下の質量対荷電比を伴ったイオンが得られた;503[
M+NH4]+、485[M]+、383,363,335,318,241,1
86,122,43(100%)
.72(4H、m)、1.87〜1.99(2H、m)、3.30〜3.48(
4H、m)、3.72(2H、m)、4.15(2H、m)、6.80(1H、
dd、J=8.5及び1.5Hz)、7.33〜7.70(7H、m)、7.8
0(1H、m)、7.89〜7.94(2H、m)8.27(1H、m) 化合物をイオン化するためにアンモニアによる化学反応イオン化法を用いた化合
物の質量分析では、以下の質量対荷電比を伴ったイオンが得られた;525[(
M+NH4)+100%]、[505(M+1)+]、385,383,357,
340,186,160,140
3(0.06mmol)の無水ジクロロメタン(2ml)溶液をトリエチルアミ
ン(0.1ml)で処理し、最終的には0℃にて塩化メタンスルフォニル(0.
1ml、0.13mmol)で処理した。反応混合物をこの温度で20分間撹拌
し、メタノール(0.1ml)で処理した。反応混合物をジクロロメタンで希釈
し、水で洗浄した。有機抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、乾燥するまで蒸発
させ、n−ヘキサン/酢酸エチル(2:3)によるシリカゲルのフラッシュクロ
マトグラフィによって精製して、相当するスルホンアミンFT142、FT14
3、FT146、及びFT147を得た。
H、s)、3.20(2H、t、J=9Hz)、3.41〜3.47(2H、m
)、3.57〜3.62(2H、m)、3.94(2H、t、J=7Hz)、6
.84〜7.07(7H、m)、7.26〜7.33(2H、m)、7.57〜
7.70(3H、m)、7.91〜7.95(2H、m) MS(DCl、NH3):549[M+NH4]+100%、531M+、409
, 381,223,186
.81(2H、m)、2.83(3H、s)、3.19(2H、t、J=9Hz
)、3.41〜3.47(2H、m)、3.56〜3.62(2H、m)3.9
1(2H、t、J=7Hz)、6.79〜7.01(4H、m)、7.57〜7
.72(3H、m)、7.91〜7.95(2H、m) 化合物をイオン化するためにアンモニアによる化学反応イオン化法を用いた化
合物の質量分析では、以下の質量対荷電比を伴ったイオンが得られた;475[
M+NH4]+、458[M+H]+、363,307,238,186
.80(2H、m)、2.19(3H、s)、2.23(3H、s)、2.82
(3H、s)、3.18(2H、t、J=9Hz)、3.41〜3.47(2H
、m)、3.55〜3.62(2H、m)、3.92(2H、t、J=7Hz)
、6.63(1H、dd、J=9.5及び3Hz)、6.71(1H、d、3H
z)、7.02(1H、d、J=9.5Hz)、7.56〜7.72(3H、m
)、7.91〜7.95(2H、m) MS(DCl、NH3):485[M+NH4]+(100%)、467[M]+ 、 363,345,317,248,186,122
.67(4H、m)、1.88〜1.98(2H、m)、2.81(3H、s)
、3.20(2H、t、J=9Hz)、3.41〜3.47(2H、m)3.5
5〜3.62(2H、m)、4.14(2H、t、J=7Hz)、6.80(1
H、d、J=8.5Hz)、7.32〜7.51(4H、m)、7.54〜7.
7(3H、m)、7.80(1H、m)、7.91〜7.95(2H、d、J=
8Hz)、8.27(1H、m) MS(DCl、NH3):507[M+NH4]+、490[M]+、 365,
339,322,206,186(100%)
7のESI−MS分析 電気スプレーイオン化源を備えたプラットホームLC4極装置(英国;マイク
ロマス社)によって8種の化合物、FT134、135、136、137及びF
T142、143、146、147を分析した。水とアセトニトリルの50:5
0混合液で各マーカーの溶液を準備した。溶媒中には0.2%の濃度でアンモニ
アも存在した。図11から図18はそれぞれ、FT134、135、136、1
37及びFT142、143、146、147の陰イオン質量スペクトルを示し
ている。各例では、検出可能な分子イオンはなく、陰イオン切断産物に相当する
スペクトルの主要なピークを各例で同定する。このようなスペクトルではすべて
多くの余分なピークがある。このようなもので最も重要なのは、それぞれ、荷電
していない、切断されていない質量マーカーを伴った蟻酸及び酢酸に相当する切
断されていないマーカーに45ダルトン及び59ダルトンが加わった付加物の分
子質量に相当する質量で生じる。質量分析計のイオン源における以前使用したも
のからの混入もあった。
基の付加 アセトニトリルと水のような有機溶媒の混合物では、アルブミンの溶解性は中
性塩を添加することにより高まる。7mgのタンパク質をアセトニトリル/水(
75%アセトニトリル(ACN))の溶媒混合物1mlに溶解した。濁った溶液
にNaClの1モル溶液を2滴及びトリエチルアミン(TEA)を2滴加えた。
塩を添加した後、溶液は透明になった。アルブミンの透明な溶液にACN1ml
中の6mgのフェニルビニルスルホン(PVS)を加えた。室温にて一晩、反応
混合物を撹拌した。減圧下で溶媒を蒸発させた。固体残留物を少量のメタノール
と極少量の塩に溶解し、沈殿物は濾過して除いた。濾過物を蒸発により減量し、
最終産物をエーテルから結晶化して6.5mgの白色固体を得た。蒸留した酢酸
エチルにて数回、固体を洗浄して過剰なPVSを除いた。最後に洗浄したものを
分析用とし、減圧下で固体を乾燥した。
SO+断片に特徴的な125m/z比ピークの検出を行うために、GC−MS装
置をまず補正し、調整した。ブランクの溶媒(純粋な酢酸エチル)も前にPVS
を標識したアルブミンを洗浄した酢酸エチルも125m/zのピークは示さなか
った。このことは、修飾したタンパク質には極微量の遊離のPVSも混入してい
ないことを意味している。
ホン)を室温にて2時間、2滴の硫酸ジメチルと反応させた。2mlのジクロロ
メタン(DCM)に溶解した5.2mgの第4級アンモニウム塩を2滴のジイソ
プロピルエチルアミン(DIEA)で処理した。室温にて2時間、反応混合物を
撹拌した。次いで溶媒を蒸発させ、残留物を酢酸エチルに入れ、水で洗浄して、
硫酸ナトリウム上で乾燥させた。溶媒の蒸発後、残留物を1mlの酢酸エチルに
溶解してGC−MSによって分析した。フェニルビニルスルホン断片に特徴的な
m/zピーク125は容易に検出された。切断された化合物の濃度をモニターし
、既知量で存在する内部標準と比較した;2.5x106モルのPVSが観察さ
れ、それは修飾の間にタンパク質に結合したPVSの量に近いものである。
アルブミン又はウシ血清アルブミン(シグマ)をアセトニトリル/水の混合物に
溶解した。トリエチルアミンを溶液に加え、窒素のもとに5分間置いた。次いで
PVSを加え、室温にて15分間だけ反応混合物を撹拌した。PVSで標識した
タンパク質は一部がニンヒドリンと反応すると、紫色の生成物となり、遊離のア
ミン基が存在することを示していた。標識反応の後、室温にて溶媒を蒸発させ、
各タンパク質からの残留物はエーテルで沈殿させ、濾過によって回収した。酢酸
エチルで固体を数回洗浄し、減圧下で乾燥した。
セトニトリル、75%ACN)GC−MSに注入した場合、末端で脱離したスル
ホンに相当するm/z125で独特のピークを持っていた。ポリアクリルアミド
ゲル上でドデシル硫酸ナトリウム(SDS−PAGE)によって電気泳動で分離
し、当該技術で周知の常法を用いて回収するPVS標識のアルブミン及びBSA
を用いた実験でも、GC−MSによって分析するときPVSの特徴であるm/z
125でピークを生じた。
ルホンの処理 PVSで標識したタンパク質はSDS−PAGEの条件下で安定である。電気
的に維持したpH勾配上でタンパク質を分離する等電点電気泳動法によってタン
パク質を分析できることが望ましい。タンパク質はその実効電荷に従って分離さ
れ、タンパク質の実効電荷がなくなるpHに集まってくる。特定のタンパク質は
強い塩基性であり、極めて高いpHに集まり、数時間にわたって塩基性条件に曝
される可能性がある。PVSチオール誘導体が塩基性条件で安定かどうかを評価
するために、1MのNaOH水溶液及び1MのNaOHメタノール溶液の存在下
で様々なPVSチオール標識化合物を長時間インキュベートした。
を1MのNaOH水溶液で24時間処理し、その後出発物質を完全に回収した。
アセトニトリル中のS−(フェニル−エチルスルフォニル)システインメチルエ
ステルは1MのNaOH水溶液で24時間処理した場合、2時間後、薄層クロマ
トグラフィ(TLC)板からのUV刺激の放射によって、スルホンの軽い切断が
観察された。しかし24時間後、たった9.5%のスルホンしか切断されていな
かった。出発物質の残基は、1H−NMRによって示されるように回収された。
無水酢酸によるS−(フェニル−エチルスルフォニル)システインメチルエステ
ルのアセチル化によってS−(フェニル−エチルスルフォニル)アセチルシステ
インメチルエステルが合成された。アセトニトリル中のこの化合物も1M水溶液
によって24時間処理した。TLCによってきわめて軽い切断が認められた。し
かし24時間後、切断されたスルホンの比率は7%にすぎなかった。残基の出発
物質は回収され、1H−NMRのスペクトルは記録された。NaOHメタノール
溶液中のこれらの化合物の分析からも同様の結果が得られた。標識されたチオー
ルに極めて近傍の遊離アミン基はPVS−チオール誘導体の切断を増すと思われ
る。チオール残基の大半は、タンパク質のN末端にないので、タンパク質の標識
試薬としてスルホンを使用する場合、この影響は問題とはならないはずである。
さらに、典型的な等電点電気泳動分画では、1MのNaOHはpH14であるの
に対してほとんどの塩基性pHは約12である。
述に記述する。
ある、CMM267Bの合成の略図を示す。
いての略図を示す
あるFT134の電子噴霧質量スペクトルを示す。
あるFT135の電子噴霧質量スペクトルを示す。
あるFT136の電子噴霧質量スペクトルを示す。
あるF137の電子噴霧質量スペクトルを示す。
あるF142の電子噴霧質量スペクトルを示す。
あるF143の電子噴霧質量スペクトルを示す。
あるF146の電子噴霧質量スペクトルを示す。
あるF147の電子噴霧質量スペクトルを示す。
Claims (39)
- 【請求項1】 分析物の特性評価方法であって、下記(a),(b)及び(
c)工程を有することを特徴とする分析物の特性評価方法。 (a) 分析物が、開裂可能なリンカーによって、分析物に結合可能なリポー
ター基に接着されている化合物を提供する工程。 ただし、前記化合物は、下記式で表される。 【化1】 前記式において、Rがリポーター基を含み、R’が分析物を含む、又はRが分
析物を含み、R’がリポーター基を含む、のいずれかである。また、前記式にお
いて、nは1又は2を表す。 (b) 前記分析物から、前記リポーター基が開裂する工程。 (c) 前記リポーター基を同定することにより、前記分析物の特性評価を行
う工程。 - 【請求項2】 R及び/又はR’が共有結合を有し、前記分析物及び/又は
リポーター基が、開裂可能なリンカーに該共有結合によって接着している請求項
1に記載の分析物の特性評価方法。 - 【請求項3】 前記共有結合が、−CO−NH−基、−NH−CO−NH−
基、−NH−CS−NH基、−CH2−NH−基、−SO2−NH−基、−NH−
CH2−CH2−基、又はOP(=O)(O)O−基から、独立して選択される請
求項2に記載の分析物の特性評価方法。 - 【請求項4】 Rが、SOn基と、リポーター基又は分析物との間に、置換
もしくは無置換芳香環基、脂肪環基、又はヘテロ環基を含む、請求項1から3の
いずれかに記載の分析物の特性評価方法。 - 【請求項5】 Rが、SOn基とリポーター基又は分析物との間に、フェニ
ル、ピリジル、ピラニル、ナフチル、アントラシル、ピレニルから選択された置
換もしくは無置換基、前記縮合環誘導体、又はヘテロ芳香族類似体を含む、請求
項4に記載の特性評価方法。 - 【請求項6】 前記フェニル基が、下記式で表される請求項5に記載の分析
物の特性評価方法。 【化2】 前記式においてR2−R6のうち1つがリポーター基又は分析物を含み、残りのR 2 −R6基は独立して水素、及びD、F、メチル、メトキシ、ヒドロキシ又はアミ
ノ基のような置換基から選択される。 - 【請求項7】 R’基が、SOn基に対してβ位にあるC原子と、リポータ
ー基及び/又は分析物との間に、−S−、−SO−、−NR1−、及び−O−か
ら選択される基を含む請求項1から6のいずれかに記載の分析物の特性評価方法
。 - 【請求項8】 R1基が、電子吸引基である、請求項7に記載の分析物の特
性評価方法。 - 【請求項9】 R1が、水素原子、ハロゲン原子、あるいはカルボニル基及
び/又はハロゲン原子を含んでいる置換基である、請求項8に記載の分析物の特
性評価方法。 - 【請求項10】 R1が、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、
トリフルオロアセチル基又はトリフルオロメチル酢酸基である、請求項9に記載
の分析物の特性評価方法。 - 【請求項11】 前記化合物が下記式で表される請求項1に記載の分析物の
特性評価方法。 【化3】 前記式において、R1は、電子吸引置換基を表す。Xがリポーター基を含み、X
’が分析物を含む、又はXが分析物を含み、X’がリポーター基を含む、のいず
れかである。それぞれのハンドルは、同一又は異なるものであり、X基を、それ
ぞれフェニル環及びN原子に直接接着している一重結合、あるいはX基を、それ
ぞれフェニル環及びN原子へ接着することが可能な反応基である。 - 【請求項12】 R1が水素原子、ハロゲン原子、あるいはカルボニル基及
び/又はハロゲン原子を含んでいる置換基である、請求項12に記載の分析物の
特性評価方法。 - 【請求項13】 それぞれのハンドルが、−CO−NH−基、−NH−CO
−NH−基、−NH−CS−NH基、−CH2−NH−基、−SO2−NH−基、
−NH−CH2−CH2−基、又はOP(=O)(O)O−基から、独立して選択
される、請求項12又は請求項13に記載の分析物の特性評価方法。 - 【請求項14】 前記分析物が生物学的分子を含む、請求項1から14のい
ずれかに記載の分析物の特性評価方法。 - 【請求項15】 前記生物学的分子が、タンパク質、ポリペプチド、アミノ
酸、核酸、核酸塩基、薬理学的製剤又は薬剤、炭水化物、脂質、天然産物及びコ
ード化された化学的ライブラリーからの合成化合物から選択される、請求項14
に記載の分析物の特性評価方法。 - 【請求項16】 前記生物学的分子であるヌクレオチド、オリゴヌクレオチ
ド、又は核酸が、天然であるか、あるいは塩基、糖、及び/又は、ヌクレオチド
、オリゴヌクレオチドもしくは核酸の骨格を修飾することにより合成された請求
項15に記載の分析物の特性評価方法。 - 【請求項17】 前記分析物がシステイン基を含んでいるアミノ酸又はペプ
チドであり、前記化合物が下記式で表される請求項15又は16に記載の分析物
の特性評価方法。 【化4】 前記式において、mは、0又は1を表す。R7をリンカーに接着しているS原子
は、システイン基の硫黄原子であり、R7は、アミノ酸又はポリペプチドの残基
である。 - 【請求項18】 前記分析物がアミノ酸又はペプチドであり、前記化合物が
下記式で表される請求項15又は16に記載の分析物の特性評価方法。 【化5】 前記式において、N原子はリジン基のイプシロンアミノ基の窒素原子であるか、
N−末端アルファアミノ基の窒素原子である。R8はH、O又はN−保護基から
選択される。R9はアミノ酸又はポリペプチドの残基である。 - 【請求項19】 前記分析物が、セリン、スレオニン及び/又はチロシン基
を含んでいるアミノ酸又はペプチドであり、前記化合物が下記式で表される請求
項15又は16に記載の分析物の特性評価方法。 【化6】 前記式において、O原子はセリン、スレオニン又はチロシン基の水酸基の酸素原
子である。R10は、アミノ酸又はポリペプチドの残基である。 - 【請求項20】 前記リポーター基が、質量分光計によって検出可能な質量
マーカーを含む、請求項1から19のいずれかに記載の分析物の特性評価方法。 - 【請求項21】 前記質量マーカーが、オリゴエーテル又はポリエーテルを
含む、請求項20に記載の分析物の特性評価方法。 - 【請求項22】 オリゴエーテル又はポリエーテルが、置換もしくは無置換
オリゴ−、又はポリ−アリールエーテルである、請求項21に記載の分析物の特
性評価方法。 - 【請求項23】 前記オリゴエーテル又はポリエーテルが1以上のフッ素原
子もしくはメチル基置換基、又は1以上の2Hもしくは13C同位体置換基を含む
、請求項21又は請求項22に記載の分析物の特性評価方法。 - 【請求項24】 前記質量マーカーが金属イオン−結合部位を含む、請求項
20から23のいずれかに記載の分析物の特性評価方法。 - 【請求項25】 前記金属イオン−結合部位が、ポルフィリン、クラウンエ
ーテル、ヘキサヒスチジン又は多座配位リガンドである、請求項24に記載の分
析物の特性評価方法。 - 【請求項26】 前記金属イオン−結合部位が、二座配位リガンド又はED
TAである、請求項25に記載の分析物の特性評価方法。 - 【請求項27】 前記金属イオン−結合部位が、一価、二価又は三価金属イ
オンへ結合する、請求項24から26のいずれかに記載の分析物の特性評価方法
。 - 【請求項28】 前記金属イオンが、遷移金属イオン、又は周期表のIA、
IIAもしくはIIIA属の金属イオンである、請求項27に記載の分析物の特
性評価方法。 - 【請求項29】 前記金属イオンが、Ni2+、Li+、Na+、K+、Mg2+
、Ca2+、Sr2+、Ba2+又はAl3+である、請求項28に記載の分析物の特性
評価方法。 - 【請求項30】 前記リポーター基を開裂させるために、リンカーを加熱す
る工程をさらに含む、請求項1から29のいずれかに記載の分析物の特性評価方
法。 - 【請求項31】 リポーター基が、質量マーカーであり、質量分光計内で質
量マーカーを開裂させる工程をさらに含む、請求項1から30のいずれかに記載
の分析物の特性評価方法。 - 【請求項32】 分析物の特性評価において、リポーター基を分析物に接着
するために使用されるリンカー基であって、前記リンカー基が開裂可能であり、
下記式で表されることを特徴とするリンカー基。 【化7】 前記式において、nは1又は2を表す。 - 【請求項33】 前記分析物が、請求項14から19のいずれかにおいて定
義された分析物である請求項32に記載のリンカー基。 - 【請求項34】 前記リポーター基が、請求項20から29のいずれかにお
いて定義されたリポーター基である、請求項32又は請求項33に記載のリンカ
ー基。 - 【請求項35】 分析物の特性評価において使用される化合物であって、下
記式で表されることを特徴とする化合物。 【化8】 前記式においてR1は、電子吸引基である。Xがリポーター基を含み、X’が分
析物を含む、又は、Xが分析物を含み、X’がリポーター基を含む、のいずれか
である。それぞれのハンドルは、同一又は異なるものであり、X基をそれぞれフ
ェニル環及びN原子に直接接着している一重結合、あるいはX基をそれぞれフェ
ニル環及びN原子へ接着することが可能な反応基である。 - 【請求項36】 R1が水素原子、ハロゲン原子、あるいはカルボニル基及
び/又はハロゲン原子を含んでいる置換基である、請求項35に記載の化合物。 - 【請求項37】 それぞれのハンドルが、−CO−NH−基、−NH−CO
−NH−基、−NH−CS−NH基、−CH2−NH−基、−SO2−NH−基、
−NH−CH2−CH2−基、又はOP(=O)(O)O−基から独立して選択さ
れる、請求項35又は請求項36に記載の化合物。 - 【請求項38】 前記分析物が、請求項14から19のいずれかにおいて定
義された分析物である、請求項35から37のいずれかに記載の化合物。 - 【請求項39】 前記リポーター基が、請求項20から29のいずれかにお
いて定義されたリポータ基である、請求項35から38のいずれかに記載の化合
物。
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