JP2002518657A - バーナー - Google Patents

バーナー

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JP2002518657A
JP2002518657A JP2000555043A JP2000555043A JP2002518657A JP 2002518657 A JP2002518657 A JP 2002518657A JP 2000555043 A JP2000555043 A JP 2000555043A JP 2000555043 A JP2000555043 A JP 2000555043A JP 2002518657 A JP2002518657 A JP 2002518657A
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flame
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air
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マウリース、 エドワード、 ジョルジ メイトン、
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Graveson Energy Management Ltd
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Graveson Energy Management Ltd
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    • F23DBURNERS
    • F23D14/00Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid
    • F23D14/02Premix gas burners, i.e. in which gaseous fuel is mixed with combustion air upstream of the combustion zone
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23DBURNERS
    • F23D14/00Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid
    • F23D14/46Details, e.g. noise reduction means
    • F23D14/60Devices for simultaneous control of gas and combustion air
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23DBURNERS
    • F23D14/00Burners for combustion of a gas, e.g. of a gas stored under pressure as a liquid
    • F23D14/46Details, e.g. noise reduction means
    • F23D14/62Mixing devices; Mixing tubes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F23COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
    • F23DBURNERS
    • F23D2207/00Ignition devices associated with burner

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Gas Burners (AREA)
  • Pre-Mixing And Non-Premixing Gas Burner (AREA)
  • Fluidized-Bed Combustion And Resonant Combustion (AREA)

Abstract

(57)【要約】 ガス状燃料と、酸素または空気などの燃焼支援ガスとの混合ガスを燃焼させるためのバーナーは、一端(11’)が開口され他端(11”)が閉鎖され、燃料が燃焼される保炎器(30)が開口端11’の近傍に設けられているバーナーケース(11)を備え、混合ガスのための流路(52、54、56、58)が保炎器(30)を横断して形成され、バーナー(10)は燃焼支援ガスとガス状燃料の供給管とに連結する入口部(14、16)を閉鎖端部(11”)近傍に備えており、供給管の片方は火炎の大きさを制御するために作動する制御弁と圧力あるいは流量変換器を有し、他の供給管は変換器に応答する可変式流量調整装置を有しており、これにより、火炎の大きさに拘わらず混合ガスが化学量論的容量比に保たれるようにバーナー(10)に供給されて、支援ガスとガス状燃料とのバランスを保ち、混合ガスの最小流量を少なくとも最大流量の60分の1まで下げることができ、各流路(52、54、56、58)は開口端部(11’)に近い方の端部で外方へ開く出口(60)を有しており、各流路は混合ガスが最大の流量のときにも火炎が前記保炎器から浮き上がらず、最低の流量であっても流路(52、54、56、58)内の混合ガスが何れの位置においても前記保炎器内を経由するフレームバックを防止できる速度を保つように寸法形状が決められている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、例えば焼却炉、ボイラー、暖房用装置およびオーブン、工業用の炉
または高温反応装置への使用に適したガスバーナーに関する。保炎器を内蔵した
バーナーはフレアスタック用に特に適している。
【0002】 燃焼用ガスとしては、ガスバーナーに普通用いられる可燃性ガスは皆用いるこ
とができる。例えば燃焼ガスとしては、ブタン、プロパン、天然ガスおよび商用
または一般家庭の廃棄物などの有機物のガス化により得られる炭化水素ガスが用
いられる。
【0003】 以下に開示するバーナーは、燃料と空気または酸素との完全な混合が確実に得
られるように作られており、これらのガスは燃料が完全燃焼するに必要な正しい
化学量論的比率でのみバーナーの混合室に導入され、同時に少なくとも60対1
のターンダウン比(バーナー負荷調整範囲)までにわたり安定した炎が保たれる
【0004】 ガス状燃料を燃焼させるこのバーナーは、その一端が開口し、他端が閉じられ
ているバーナーケースを有し、燃料が燃焼する保炎器がバーナーケースの開口し
た端部に近接して設けられており、消費される燃料と空気との流路がこの保炎器
を横切って設けられており、バーナーはその閉じられた端部付近に、空気または
酸素と燃料との入口部をそれぞれ備えている。これらの入口部は空気と燃料をバ
ーナーケース内へほぼ半径方向に吐出する流量調整用ノズルをそれぞれが備え、
バーナーケースの入口部と保炎器との間に混合領域が形成される。これらの流量
調整用ノズルは、燃料が実質的に完全燃焼する空気対燃料の化学量論的比率と相
関する断面積を有するオリフィスを備えている。
【0005】 本発明のバーナーは、広範囲に変化する空気と燃料との流量比に対応できる。
即ち、高いターンダウン比を有する。従来のバーナーのターンダウン比は4乃至
5対1である。これにより、空気と燃料との供給比を従来のバーナーの最大容量
の4分の1から5分の1に減らすことができる。さらに、最後には失火と消火に
つながる火炎の不安定性を減少させる。
【0006】 本発明はターンダウン比の非常に高いバーナーの提供を追求する。即ち、本発
明は、酸素または空気を燃焼支持ガスとするガス状燃料のガス状の混合物を燃焼
させるためのバーナーを提供するものであり、このバーナーは、一端が開口し、
他端が閉じられ、燃料が開口端部の近くで燃焼する保炎器がに設けられてている
バーナーケースからなる。ガス状の混合物の通路がこの保炎器を横切っており、
バーナーはその閉じられた端部付近に、燃焼支援ガスとガス状の燃料とのライン
に連結された入口部を備えており、この供給ラインの一方は、火炎の大きさを制
御するための制御弁と圧力または流量の変換器を備え、他方のラインはこの変換
器に応答する可変式流量制御装置を持っており、この装置はバーナーに供給され
る空気と燃料とをバランスさせて、火炎の大きさに拘わらずガス状混合物が化学
量論的比率を確実に保ち、このため最低の混合燃料ガスの流量比率を少なくとも
最大の混合燃料ガスの流量の60分の1までにすることができるようになってい
る。そしてこの混合ガスの流路は、それぞれバーナーの開口端の近傍において火
炎の出口を有し、また、混合燃料ガスが最大の流量のときでも火炎が保炎器より
浮き上がらず、かつ最低の流量においても、流路内においての逆方向の火炎の発
生を防止できる程度の混合燃料ガスの速度となるように、各流路の寸法が決めら
れている。
【0007】 本発明のバーナーは、下記の点で従来のバーナーとは著しく異なるものである
。即ち、バーナーは低流量において安定した火炎を形成し、しかも混合ガス燃料
の流量を60倍に増やすことができ、そして、ガス燃料と燃焼支援ガスとを供給
して圧力を高めることにより、高流量においても保炎器の流路にわたって十分な
圧力低下を生じさせて必要な流量を得ることができる。
【0008】 本発明のバーナーの保炎器は60対1程度のターンダウン比を有し、このため
空気と燃料の供給を最大容量の60分の1に減らしても火炎を保持することがで
きる。
【0009】 このような高いターンダウン比は極めて有利である。なんとなれば、熱出力を
広範囲に制御できるからである。その上このバーナーはフレアスタックなどで起
きる供給ガスの変動に対して理想的に用いることができる。
【0010】 前述の入口部には空気と燃料とを別々に軸方向以外の方向、例えばバーナーケ
ース内の実質的に半径方向に吐出する流量調整用ノズルを設けることができる。
それにより入口部と保炎器との間に混合領域が形成される。この流量調整用ノズ
ルは、それぞれ燃料がほぼ完全燃焼する空気対燃料の化学量論的比率に相関する
流路断面積を有するオリフィスを備えている。空気と燃料とが衝突してバーナー
ケース内でガスの乱流と混合とが生ずる方向に吐出するようにこれらの入口部は
、バーナーケースに設けられており、例えば、バーナーケースの直径方向の両側
に対向して配置されている。
【0011】 保炎器には点火器とそれに関連する接地電極との取付座が設けられ、かつ、イ
オン化検知器の取付座を設けることができる。
【0012】 バーナーには、モニターと、前述の検知器に組み合わされた制御システムを設
けることが望ましい。これは、未燃焼炭素の量が所定のレベルを超えたときに燃
料の供給を遮断するためである。
【0013】 本発明の一実施例においては、空気供給ラインには弁を、燃料ラインには流量
調整装置を設け、または燃料ラインに弁を、そして空気供給ラインには可変速度
ファンが設けられている。
【0014】 保炎器は、半径方向に重ねられた、即ち同心の2個以上のチューブからなり、
その隣接する一対のチューブの間に保炎器のガス燃料の流路が形成されているが
、また、流路は他の方法、例えば複数の孔を有する円板で形成されてもよい。
【0015】 チューブ30a、30b、30cは1個またはそれ以上のチューブを横断する
ピン33により互いに位置を決められて配置されており、そして、チューブは各
々外側へ広がる出口を有する内孔を持っている。
【0016】 この外側に広がる内孔の後端部は、それぞれ、その保炎器の縦軸方向に平行な
内側円筒壁と外側円筒壁とにつながっている。
【0017】 次に、本発明のバーナーを図面を参照して、実施例に基づいて説明する。
【0018】 図示のバーナー10は、ステンレススチールなどの耐熱材料製のチューブ状バ
ーナーケース11からなり、かつバーナーケース11を燃焼装置(不図示)に設
置するための取付フランジ13を備えている。燃焼装置は、例えばボイラー、ガ
ス焚き暖房器具、炉、フレアスタックである。
【0019】 バーナーの前端11’は開放されており、そこから火炎が放出し、そして、そ
の反対側である後端11”はアクリル樹脂製の覗き窓12によりシールされて閉
鎖されている。
【0020】 後端11”に近接して、空気または酸素用入口部14と、燃料、即ち可燃性ガ
ス用の入口部16とが設けられている。入口部14、16は内側にねじを有し、
ユニオン接手を介して適当な空気と燃料の供給ラインにそれぞれ結合されている
【0021】 燃料用入口部16は空気用入口部14より小さい。両入口部14、16の内部
にはねじが切られており、その中に流量調節用ノズル18、20がそれぞれ設け
られている。流量調整用ノズル18は流量調整用ノズル20のオリフィスとして
の孔24の直径より大きいオリフィスとしての孔22を有する。
【0022】 孔22、24の流路断面積は、可燃性燃料が完全に酸化される、即ち燃焼する
化学量論的燃料対空気の容量比に相当する面積比になっている。完全燃焼のため
には、異なる種類の燃料には異なる空気(または酸素)が必要であり、従って、
化学量論的比率は燃料ごとに異なってくる。
【0023】 従って、ノズル18とノズル20は、燃焼する特定の燃料の化学量論的必要条
件に合致させねばならない。このため、燃焼のための燃料が変わるときには、ノ
ズル18、20の一方または両方をこれに合わせて変えて燃焼効率を最大にしな
ければならない。この場合、ガスはノズル18、20に同じ圧力で供給され、従
って燃料と空気の流れはノズル18、20の孔22、24の大きさに比例する。
この圧力が同じであるという条件は以下の説明においても前提となる。
【0024】 ノズルの孔22、24の流路断面積の必要とされる比率は、経験的に求められ
る。しかし燃料の成分が既知のときにはこの代わりに理論的に求めることができ
る。
【0025】 例としては、炭化水素ガスの混合物からなる燃料に対する孔22、24の断面
積の比率は、空気とガスの圧力が水柱30インチ(76ミリバール)のときには
約10:1である。これに対して現在の高圧バーナーは水柱2〜3インチ(5.
1〜7.6ミリバール)のガス圧で運転されている。標準商用バーナーは普通0
.5インチ(1.3ミリバール)の空気圧、2インチ(5.1ミリバール)のガ
ス圧で運転されている。バーナーケース11の内側には、重ねあわせられた同軸
の鋼製リングから形成された本発明による固定された保炎器30が設けられてい
る。保炎器30には、混合された燃料と空気が流れ出る基本的には円環状の吐出
孔が設けられている。その吐出孔は必要な火炎を安定させるために点火されてい
る。吐出孔を点火するために、スパーク式点火装置が設けられている。その点火
装置は、スパーク電極32と接地電極34とから構成される。電極32は保炎器
30から電気的に絶縁されている。電極32、34は後方へ延び、覗き窓12を
経て電源に接続される端子36、38へそれぞれ連結される。
【0026】 保炎器30は3個の同軸のチューブ30a、30b、30cからなり、軸方向
に互いに間隔をおいて配置されてバーナーケース内を横断する黄銅のピン33(
図3参照)により空間的に固定した関係で保持されており、ピン33はチューブ
30a、30b、30cを貫通する整列して配置された孔に押し込まれている。
保炎器30は、ユニットとして、ピン31によってバーナーケース11内に保持
されている。
【0027】 チューブ30a、30b、30cは、比較的狭い円環状の流路52、54、5
6、58が、それぞれ、チューブ30aとバーナーケース11間、チューブ30
aと30b間、チューブ30bと30c間、そしてチューブ30cと電極34間
に設けられるように寸法、形状が決められている。すべてのこれらの流路は、バ
ーナーケース11の開放端部11’の近傍で、外側へ広がる出口60を保炎器3
0の端部に備えている。
【0028】 3本のチューブが実施例では示されているが、チューブの数はバーナー10が
必要とする最大の出力により1本以上で決定される。
【0029】 チューブ30bと30cとは、それぞれ、電極32と検知器40とを挿入して
保持するための2個のほぼ円筒状の通路を設けるように、一対の縦方向の反円筒
状の溝を備えている。チューブ30bと30c間の円環状の他の流路は図3に示
すチューブ30aと30b間の流路と同じである。
【0030】 円環状の流路とその外方に広がる出口の寸法は次のように決められる。即ち、
可燃性混合ガスの最大設計流量において火炎は保炎器において保持され、最低の
設計流量においても流路52、54、56、58の狭い部分内における可燃性ガ
スの流速が、“フレームバック”即ち火炎の混合室への伝播を防ぐに足るもので
あるように決められる。
【0031】 また、保炎器30の中にイオン化検出器40が絶縁して設けられ、この検出器
は覗き窓を経て端子42へ延びている。この検出器40と接地電極38とを用い
て火炎の炭素の含量を監視することができる。炭素含量が所定のレベルより低く
なったときには、燃焼が不適切であることを示しているので、この監視装置は公
知の方法で制御装置を操作して燃料の供給を遮断する。これにより火炎を消すこ
とができる。
【0032】 従来のガスバーナーにおいては、ガス燃料はバーナーケースの端部のノズルか
ら放出され、そしてその点において点火される。そしてガスはバーナーケース内
の軸方向に配置された導管によりノズルへ送られる。燃焼用空気は、空気ファン
によりケース内のノズルのすぐ上流の給気口から供給される。空気は点火点にお
いてノズル内に存在するガスと混合される。
【0033】 十分に化学量論的に燃焼を行うためには、空気とガスとは正しい容量比で混合
されなければならない。従来のバーナーに見られる、あるガスが他のガスに注入
される場合は、必ずしもその最高の効率で燃焼は行われない。それは、燃焼が行
われているときに混合が行われるからである。その結果、空気と燃料との混合が
不完全になる。そして、空気と燃料との正しい化学量論的混合を火炎面で達成す
ることは事実上不可能である。そのため、火炎が明らかに異なる色の範囲を持つ
ことが認められる。このことは、混合の不良、燃料と空気の比率の変動、および
不完全燃焼を示している。
【0034】 これに反して、本発明のバーナーを用いると、保炎器30から出る火炎は、火
炎面全体にわたり、ほぼ均一で、極めて僅かな黄色の火炎を持つ均一の明るい青
色の領域が明らかに観察される。このような外観の火炎は、燃料が事実上完全燃
焼している理想的な火炎が実現していることを示す。
【0035】 バーナー10により完全燃焼が達成できるということは,このバーナーの二つ
の特徴の結果であると信じられる。その第一は、燃料と空気が、ノズル16、2
0の孔22、24の寸法によって主として規制される正しい化学量論的比率で導
入されることである。第2には、図より明かなように、ノズル18、20の各孔
は、空気と燃料をバーナーケースの中へ、互いに向流になるように、即ち2つの
ノズルが正反対方向の噴流を形成するように供給する。この衝突する噴流がバー
ナーケースの中で有効な初期の混合を確保する。基本的にバーナーケース11の
後端の、ノズル18、20と保炎器30の出口端部との間に形成された著しく長
い混合室に高度の乱流が発生する。ノズル18、20から導入された燃料と空気
が保炎器に到達するまでには、この燃料と空気は正しい完全燃焼のために理想的
な完全に混合された状態になる。
【0036】 バーナー10の作動と出力は種々な方法で制御される。空気の供給には制御弁
を用い、空気供給ラインには流量または圧力変換器が組み入れられることが望ま
しい。これらの機器は次に燃料バランサー、即ちガス昇圧器やガス制限器を制御
する。このような装置は公知であり、ここでは詳細には述べない。ただ下記の説
明で十分であろう。即ち、制御システムの目的は、バーナー10に対するガスと
空気との圧力と流量とをバランスさせて、空気制御弁を用いてバーナーの負荷を
下げるとき、所望の化学量論的比率を維持することである。このような構成によ
り、空気制御弁のみを操作すればよい。
【0037】 他の方法としては、バーナーは、代わりにガス供給ライン内の単一の弁の操作
で制御することができる。この場合、ガスの圧力または流量は、空気の圧力また
は流量を制御するために用いられる変換器により決められる。例としては、空気
の圧力または流量は、適当な可変速度ファンまたはブロワーにより変えることが
できる。
【0038】 2個以上のバーナーを用いる設備においては、例えばボイラー設備において、
空気と燃料ガスとは高圧で供給されると考えられる。そして、全てのバーナーに
正しい容量比で空気と燃料が供給されるためには平衡装置を用いるだけでよい。
【0039】 上述のバーナーは、家庭用または小型の商用暖房システム、あるいは調理用ヒ
ーターやレンジのような小型機器に対しては、1個のみでよい。炉、ボイラー、
反応装置などの産業用の大型システムにおいては、多数のバーナー10を必要と
し、これらのバーナー10は共用の空気と燃料の多岐管に容易に組み合わせるこ
とができる。
【0040】 図示のバーナー10は、安定度の高い火炎なので極めて低音で燃焼する。例と
して全長が275mmで直径は76mmであるバーナーをあげる。その発生する
騒音は燃焼に必要な空気供給用のファンのそれより低い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の保炎器の一実施例を組み入れたバーナーの端面図である。
【図2】 図1のバーナーのII−II線の縦断面図である。
【図3】 図1のバーナーの保炎器のIII−III線の縦断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW (72)発明者 メイトン、 マウリース、 エドワード、 ジョルジ イギリス国 エスオー40 7エーイー ハ ンツ アシュースト バスケッツ ウェイ バスケッツ ハウス (番地なし) Fターム(参考) 3K017 AA02 AA03 AB07 AC05 AD02 CA01 CA04 CB02 CB09 CC01 DB02 【要約の続き】 が前記保炎器から浮き上がらず、最低の流量であっても 流路(52、54、56、58)内の混合ガスが何れの 位置においても前記保炎器内を経由するフレームバック を防止できる速度を保つように寸法形状が決められてい る。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス状燃料と、酸素または空気のような燃焼支援ガスとの混
    合ガスを燃焼させるためのバーナーであって、 一端(11’)が開口され他端(11”)が閉鎖され、燃料が燃焼される保炎器
    (30)を開口端11’の近傍に有するバーナーケース(11)を備え、 前記保炎器(30)には混合ガスのための流路(52、54、56、58)が
    横断しており、 前記バーナー(10)は燃焼支援ガスとガス状燃料との供給管と連結する入口
    部(14、16)を閉鎖端部(11”)近傍に備えており、 前記供給管の片方は、火炎の大きさを制御するために作動する制御弁を有し、
    供給管の前記片方は圧力あるいは流量変換器を有し、他の供給管は前記変換器に
    応答する可変式流量調整装置を有しており、これにより、火炎の大きさに拘わら
    ず混合ガスが化学量論的容量比に保たれるようにバーナー(10)に供給されて
    、支援ガスとガス状燃料とのバランスが保たれ、混合ガスの最小流量を少なくと
    も最大流量の60分の1まで下げることができ、 各流路(52、54、56、58)は、バーナーケース(11)の開口端部(
    11’)に近い方の端部に、外方へ開く出口(60)を有しており、各流路は混
    合ガスが最大の流量のときにも火炎が前記保炎器から浮き上がらず、最低の流量
    であっても流路(52、54、56、58)内の混合ガスが何れの位置において
    も前記保炎器内を経由するフレームバックを防止できる速度を保つように寸法形
    状が決められている、ことを特徴とするバーナー。
  2. 【請求項2】 入口部(14、16)内には、空気と燃料を軸方向以外に、
    即ち実質的に半径方向にバーナーケース(11)内に別々に供給する流量調整ノ
    ズル(18、20)が設けられ、バーナーケース(11)は入口部(14、16
    )と保炎器(30)との間に混合領域を形成し、流量調整ノズル(18、20)
    は燃料が実質的に完全燃焼するのに必要な空気対燃料の化学量論的比率と相関す
    る流路断面積を有するオリフィス(22、24)を備える、請求項1に記載のバ
    ーナー。
  3. 【請求項3】 バーナーケース内で乱流を起こし混合させるために、空気と
    燃料を衝突する方向に供給するように入口部(14、16)がバーナーケース(
    11)内に配置されている、請求項2に記載のバーナー。
  4. 【請求項4】 入口部(14、16)が、互いに直径方向の反対位置になる
    ようにバーナーケース(11)内に設けられている、請求項3に記載のバーナー
  5. 【請求項5】 オリフィス(22、24)の流路断面積の比が10対1であ
    る、請求項1から請求項4の何れか1項に記載のバーナー。
  6. 【請求項6】 保炎器(30)が、点火器(32)とこれに関連する接地電
    極(34)との取付座を有する、請求項1から請求項5の何れか1項に記載のバ
    ーナー。
  7. 【請求項7】 保炎器(30)には、さらに火炎の中の未燃焼炭素を検出す
    るイオン化検知器(40)の取付座が設けられている、請求項6に記載のバーナ
    ー。
  8. 【請求項8】 未燃焼炭素が所定のレベルを超えると、燃料の供給を遮断す
    るモニターと制御システムとがイオン化検知器(40)に組み合わされている、
    請求項7に記載のバーナー。
  9. 【請求項9】 弁が空気供給ラインに設けられ、流量調整装置が燃料ライン
    に設けられている、請求項8に記載のバーナー。
  10. 【請求項10】 弁が燃料ラインに設けられ、可変速度ファンが空気供給ラ
    インに設けられている、請求項9に記載のバーナー。
  11. 【請求項11】 2個以上の同心的に重ねられたチューブの、隣接する一対
    のチューブがその間に、保炎器(30)のガス状燃料のための前記流路の一つを
    形成している、請求項1から請求項10の何れか1項に記載のバーナー。
  12. 【請求項12】 チューブ(30a、30b、30c)が、チューブを横断
    する1個以上のピン(33)により相互に定位置に保持されている、請求項11
    に記載のバーナー。
  13. 【請求項13】 チューブが外方に広がる出口を有する中央の孔部を備えた
    、請求項12に記載のバーナー。
  14. 【請求項14】 外方に広がる出口の各々が、保炎器の縦軸に平行な円筒状
    の内壁と外壁とに接続する端部を有する、請求項10から請求項13の何れか1
    項に記載のバーナー。
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