JP2002518183A - 冶金用容器における出湯口をシールする方法及び装置 - Google Patents

冶金用容器における出湯口をシールする方法及び装置

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JP2002518183A JP2000554887A JP2000554887A JP2002518183A JP 2002518183 A JP2002518183 A JP 2002518183A JP 2000554887 A JP2000554887 A JP 2000554887A JP 2000554887 A JP2000554887 A JP 2000554887A JP 2002518183 A JP2002518183 A JP 2002518183A
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Abstract

(57)【要約】 冶金用容器における出湯口(2)をシールする方法及びスラグを除去した出湯が実施できる出湯システムを創造するために、出湯口を閉鎖するストッパがストッパスリーブ(7)を擁すべきであり、このストッパスリーブが耐熱性流動性物質(8)を収容し、その際挿入時点が自動で制御され、かつ挿入後出湯口が容器の外側から閉鎖され、そしてその際ストッパスリーブの材料が、その一貫性及び/又はその形態を、温度の影響によって、流動性物質が出湯口内でシールするように広がるように変化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、冶金用容器における出湯口をシールする方法及び装置に関する。
【0002】 近年、良好な鋼材特性に対する高まる要求に適応するために、高純度を有する
鋼材、いわゆる「クリーンスチール」を製造する傾向にある。以下に記載する2
次冶金を伴う電気炉もしくは転炉における溶湯とスラグの分離は、清浄度につい
て本質的な影響因子である。
【0003】 従来技術より、若干の出湯システムが公知である。従来の電気アーク炉におい
て出湯は、例えば炉の容器を側方へ傾倒させることによって行われる。炉は、出
湯のために出湯側へ傾倒され、所望の出湯重量を達成した後、溶湯の排出が迅速
に行われる傾倒の戻しによって終了される。この際、スラグが部分的に溶鋼と共
に出湯口より流出することが回避できない。
【0004】 出湯及び傾倒の戻し運動が行なわれた後、出湯口は、開口部を閉鎖プレートで
閉鎖し、砂を開口部内へ充填することによって、新たなチャージのために準備さ
れる。砂の充填工程は、手動又は機械的な搬送システムによって行なわれる。砂
による開口部の最適な充填は、手動の充填工程の場合には可能ではない。このた
めこの段階は、精錬作業が行なわれるべき場合には、時間がかかり、かつ労力を
集中したものとなる。
【0005】 更に、スラグの少ない出湯システムが、フロート又はスラグストッパによる転
炉において公知である。この場合、鋼材溶湯の比重とスラグの比重との間にその
比重があるフロートが、溶湯の浴内へ、流出に基づいて引き起こされる渦を介し
て投入される。フロートは流出する鋼材溶湯と共に下がり、出湯口を閉鎖する。
しかしながら出湯口のシールが、低下する溶湯/スラグ境界層だけに依存してい
るか、さもなければ低下する溶湯/スラグ境界層の影響を受けにくいという欠点
が実証されている。このため、完全にスラグを除去した溶湯の流出は、このフロ
ート解決策によって達成可能でない。
【0006】 取鍋における出湯のために、いわゆるAMEPAシステムが公知となっている
。このシステムは、主として取鍋から連続鋳造設備の分配器への出湯のコントロ
ールが使用される。この場合は、電磁気的原理による出湯システムである。出湯
及び溶湯とスラグとの間の分離工程の終了は、取鍋の注ぎ口に取り付けられてい
るセンサを介して達成される。このセンサはスライドシステムを備えており、こ
のスライドシステムは、スラグが共に流出したことを確認した後、出湯口を閉鎖
する。スラグを除去した出湯は、この原理によって実施可能でない。何故なら、
既にスラグの一部が開口部を経て流れた時に、はじめてセンサが反応するからで
ある。
【0007】 更に、外側から冶金用容器を閉鎖する空気圧式の出湯システムが、従来技術で
ある。しかしながらこの場合には、ひどく噴出する危険がある。
【0008】 独国特許明細書第33 27 671号より、同様に冶金用容器から金属溶湯
、特に鋼材溶湯の著しくスラグを除去した出湯をする装置が公知である。ここで
は第1位に、遮断体の浸漬工程を介して、渦形成及びこれに伴うスラグと溶湯の
混合物を回避するという課題が問題となる。このため、昇降可能な棒によりリフ
トシステムを介して冶金用容器内へ走入できる遮断体が提案される。出湯口上方
の容器底部上方に流動体を沈め、かつ短時間維持することによって、反対のポテ
ンシャル渦が良好に結合される。しかしながらまた、渦巻き部を回避するこの様
式の流動体を、出湯を終了させるために、出湯口上方で容器底部上方に完全に沈
めることができないことが記載されている。しかしながらこの際、流動体は完全
に出湯口のなかに収容されるのではなく、むしろ流動体は開口部上に乗っている
のである。従来技術による上記すべての出湯法においては、確かにスラグが少な
い、スラグを除去しない出湯だけが可能である。このことは、溶湯内の酸素含有
量が、共に引き込まれた酸化物スラグによって高められるなどのことを意味し、
このことは脱酸を増す結果を招く。スラグにおけるFeOの酸素含有量は、脱硫
及び脱ガスを困難にする。
【0009】 最後に、ヨーロッパ特許明細書第0 315 311号より、冶金用容器にお
ける出湯口を閉鎖するストッパが公知である。このストッパは、その端部に2つ
のプレートを備えている、円筒形に成形された金属から成るタンクから構成され
ている。この場合には、容器の内側空間に取り付けて示されたタンクの端部及び
対応する内側プレートが互いに間隙を置いて設けられている。金属タンクは、例
えば砂のような耐火性の材料を収容する。この砂は合成樹脂箔によって囲まれて
いる。ストッパはプランジャを備えており、このプランジャによってストッパを
出湯口に配置した後、外側のプレートが内側のプレートに対して、砂塊を貫通す
るロッドガイドに沿って移動されることが達成される。これにより、合成樹脂箔
が引き裂かれる。この工程は、歯を備えたタンクの縁面部によって支援される。
砂は、間隙から出て、タンクと出湯口との間の中間空間へ入り、これにより密な
結合を生じさせる。引き続きプランジャが止められ、一方金属タンクは出湯口内
で留まる。
【0010】 従って、本発明に基づく課題は、簡単かつ安価に、スラグを除去した出湯を冶
金用容器において実施できるようにし、これにより高清浄度を有する鋼材を製造
できるように、方法及び出湯システムを創造することにある。
【0011】 この課題は、本発明によれば、方法の請求項1並びに装置の請求項7の特徴に
より解決される。本発明の有効な実施形態は従属請求項に開示されている。
【0012】 本発明の核は、冶金用容器の出湯口を最適にシールできる出湯−ストッパシス
テムの創造である。このことは、装置よれば、ストッパの特別な実施形態によっ
て達成される。方法によれば、出湯口内へのストッパの挿入時点を制御すること
、例えば、出湯された鋼材の重量に依存して制御したり、湯面レベルに依存して
制御したり、又はスラグ検知システムを介して制御したりすることが提案される
。特に自動で、しかしながらまた半自動で、又は手動で制御を行なうことも可能
である。挿入時点は、個々に制御できるか、又は例えば画面インジケータを介す
る視覚的な調査を通じて検出された信号を介して制御できる。
【0013】 本発明によるストッパは、流動性物質を収容するストッパスリーブから成る。
充填されたこのストッパスリーブは、溶解した金属を経て、又は冶金用容器の外
側から出湯口内へもたらされる。続いて出湯口は、例えば閉鎖プレートにより閉
鎖される。本発明は、ストッパスリーブの材料が、その一貫性及び/又はその形
態について、温度の影響により、流動性物質が出湯口内でシールするように広が
ることができるように変化する事情を利用する。ストッパスリーブの材料は、特
に断熱をする材料、例えばボール紙又は木材である。
【0014】 流動性物質は、特に裏砂である。この裏砂は、金属溶湯との接触面におけるス
リーブの崩壊の後、出湯口をシールする焼結層を形成する。このことは、付加的
なシール作用を意味する。ストッパスリーブ内の裏砂の量は、加減されており、
また出湯口の閉鎖に応じて変化させることができるので、出湯口は最適な砂の量
でシールすることができる。従って、シールをする砂が出湯口を完全に埋めない
ということは回避される。これにより出湯口の開放における問題は回避される。
【0015】 特に、ストッパスリーブのための挿入手段は、溶解物を経て出湯口に対して移
動可能である金属ロッド又は金属管である。この金属ロッド又は金属管がリンク
から成り、このリンクが、湾曲形状をしたガイドによって水平から垂直へと移動
することができるのが有効である。
【0016】 熱い溶湯の前の金属ロッド又は管の保護のために、これらが保護管によって囲
まれている。この保護管は、同様に金属溶湯に抗して短時間だけ耐性のある材料
から成る。特に、ストッパスリーブ及び保護管のためのこの材料は、金属溶湯内
でコークス化するボール紙である。同様に、金属溶湯の温度の作用に基いてその
一貫性を変化させる−これは完全に溶解することも共に含め、又は強度を失うこ
とによってその形態を変化させる−他の全ての様式の材料が考えられる。
【0017】 スリーブによって収容される裏砂は、金属溶湯の高さに温度がある場合に崩壊
する粘結剤を含むことができる。更に、スリーブの内側の裏砂は、中間保護層に
よって囲まれており、かつ真空閉鎖されている。この中間保護層は、所定の温度
の際に溶解する箔であるのが有効である。
【0018】 裏砂の上方には、支持プレートが乗っている。支持プレートによりロッド又は
管は、裏砂を更に下方へと押圧する。
【0019】 本発明の別の実施形は、充填物質を収容する第1の部屋としてのストッパスリ
ーブ以外に、保護管の空隙が第2の部屋として使用される。この第2の部屋は、
充填物質のための貯蔵の部屋として使用される。特にその際、第2の部屋は、出
湯口の直径が閉鎖現象に基づいて大きくされる場合に、充填物質で充填される。
【0020】 出湯口へまでのストッパの挿入手段がロッドである場合は、この第2の部屋が
、軸線方向に保護管によって案内可能なロッド並びに保護管の内側外殻面の間に
存在する。この第2の部屋内の充填物質の量は、需要に依存して選択可能である
。挿入手段が管である場合は、この管が、この管を囲む保護管によって第1の部
屋を貫通する。第2の部屋は、挿入管の空隙において、第1の部屋の内側及び外
側で形成される。両方の実施形においては、第1の部屋の底部がプラグ、特にセ
ラミックスから成るプラグを備えている。熱い溶湯を貫通する際に充填物質を保
護するために部屋並びにプラグは、断熱をするストッパスリーブによって囲まれ
ている。このプラグは、押圧作用に基づいて、ロッド又は管によって移動可能で
ある。挿入手段の移動によって、底部におけるカバーを引き裂くプラグがずれ、
充填物質が流出する。
【0021】 提案された方法及びストッパは、スラグを除去した出湯の利点を示す。同様に
電気炉において方法を使用する場合には、2次冶金処理は、特に「クリーンスチ
ール」に対する現在の要求を考慮して本質的に簡略化される。共に流れるスラグ
によるコントロール不能なアルミニウムの焼尽は阻止される。本発明は、CaSiの
ような、1次コイルの脱酸剤並びに合成スラグの節約を行なう。更に、脱硫及び
脱ガスのための有利な条件がもたらされる。鋳造特性が改良される。
【0022】 本発明による方法によって、完全に一定の基準出湯重量の際に出湯を終了させ
ることが可能となる。適当なシステムを介して、出湯口内へストッパを挿入する
時点が、例えば既に出湯された溶湯の重量に依存して制御される。更に挿入時点
は、湯面レベル計測システム又はスラグ早期検知システムにより制御される。
【0023】 更に、本発明の詳細及び利点を、請求項及び以下の記載より明らかにする。
【0024】 図1は、電気炉4の容器底部3における出湯口2内への浸漬工程の際の出湯シ
ステムのストッパ1を部分的に拡大したものを示す。5で鋼材溶湯が、6で軽量
のスラグが示されている。
【0025】 ストッパ1は、スリーブ7並びに裏砂から成る核8を擁し、この裏砂は保護外
殻としてのスリーブ7によって囲まれている。この実施形においては、ストッパ
1は、金属ロッド9によって出湯口2内へリフトシステム10を介して容器の内
側空間から来るように挿入される。
【0026】 金属ロッド9は、支持格子11を介して裏砂8に作用する。プラグ12は、ス
トッパスリーブの底部領域に対する裏砂核8の閉鎖を形成する。プラグの直径は
、少なくともおおよそ、その下端における出湯口2の直径に相応する。
【0027】 金属ロッド9の一時的な保護のために、この金属ロッドは保護管13で覆われ
ている。この管は、ストッパのスリーブ7と一体として形成されているか、又は
スリーブに取り付けられている。第1の場合において保護管13は、スリーブ7
と組み合わせて、金属ロッド9と裏砂核8のための外側外殻を形成する。保護管
13は、ストッパのスリーブと同じ材料から成ることができる。従って本発明に
よれば、溶湯の温度の影響に一定の時間のためだけに耐える材料の問題である。
ここに記載される実施形においてスリーブは、高い温度に基いてコークス化する
ボール紙から成る。
【0028】 金属ロッド9による出湯口2内へのストッパ1の浸漬段階の間、この金属ロッ
ドは支持格子11を押圧し、この支持格子はその際更に、プラグ12によって支
持される裏砂核8に作用する。付加的に裏砂が、中間保護箔(示されていない)
によっても真空閉鎖されており、この中間保護箔は、存在する温度で溶解する。
更に砂は、高い温度において崩壊する粘結剤によって、例えば合成樹脂によって
結合されている。
【0029】 高い速度で出湯口2内へストッパ1を挿入する工程と同時か又はその後で、出
湯口2は冶金用容器の外側から閉鎖される。閉鎖された状態を図2が示す。閉鎖
手段は閉鎖プレート14である。この場合もまた、他の様式の従来の閉鎖手段す
べてとすることができる。閉鎖工程の後で金属ロッド9は、固定装置(示されて
いない)の自動的な開放によって分離され、容器の内側を経て引き戻される。
【0030】 図3には、温度の影響によって生じる影響が認められる。ボール紙から成るス
トッパスリーブ7がコークス化する(15)。留まっている溶湯及びスラグから
成る金属柱が、もはやスリーブによって安定にされない流動性の砂を下方に向か
って及び側面に対して押圧する。これにより砂が、出湯口内でシールするように
広がる。同様に、保護管13の材料が完全に溶解したことがわかる。裏砂と溶解
した金属もしくはスラグとの間の接触帯域に、焼結反応が生じる。この焼結層1
6は付加的なシール層を意味する。このシール部の形成の後で炉は、新たに次の
チャージのために屑鉄で満たされる。
【0031】 図4及び5は、出湯中(図4)並びに出湯終了時(図5)の電気炉の例におけ
る本発明による出湯システムの実施形を示す。電気炉4の一部分が図示されてい
る。この実施形においては傾斜可能でない炉4の出湯のために、閉鎖プレート1
4が出湯口2の下方で戻し摺動される。出湯口2内で存在する砂が流出し、鋼材
溶湯5は取鍋17内に充填される。通常の運転方法においては、電気炉が十分な
湯溜りで運転されるので、出湯の際には十分な湯面高さが出湯口の上方に備えら
れており、望まれないスラグが共に流れることが生じるかもしれない渦は、何も
生じない。出湯の終了時に湯面レベルが過度に沈むことを回避するために、炉4
は、比較的深く位置する突出部か、又は直接炉床にある出湯口か、大きな湯浴を
備えている。
【0032】 出湯された溶湯の重量は、計量装置18により計測される。計量装置は、搬送
車両機構19における取鍋17の下方に設けられている重量セルである。現在の
重量は、計測システム20の計測信号を介して検出され、データ処理システム2
1に入力される。所望の出湯重量を達成した後で出湯システムの金属ロッド9は
、ストッパコントロールシステム22により制御されるリフト装置10を介して
、ストッパ1で出湯口2を閉鎖するために、垂直に容器の内側を経て移動される
。このようなリフト装置が、極端な運転操作に適合されているのが有効である。
傾倒可能な炉の選択的な実施形においてこのリフト装置は、炉の容器に、又は傾
倒足場に設けられている。付加的に−例えば湯面が高い状態で揺動する場合に−
公知のスラグ早期検知システムが設けられている。このスラグ早期検知システム
は、データ処理システム21及びストッパコントロールシステム22に接続され
ている。また、所望の鋼材溶湯重量がまだ達成されていない場合には、スラグが
共に流れるのが確認されたらすぐに、ストッパが出湯口内に移動される。本発明
による出湯システムの迅速な反応によって、スラグが流出することを回避するこ
とが可能となる。
【0033】 図6は、2部屋システムによるストッパの第1の実施形を示す。図1〜3と一
致する部材は、対応する符号を備えている。図6及び7は、ストッパの出口状態
を示すのではなく、むしろ出湯口内への挿入状態を示す。出口状態においては、
ボール紙で覆われた第1の部屋、及び同様にボール紙で覆われている第2の部屋
からストッパが構成される。第1の部屋の底部は、保護カバーの内側に存在する
プラグによって開放可能に閉鎖されいる。
【0034】 図6によれば、第1の部屋が123で、第2の部屋が124で示されている。
第2の部屋は、第1の部屋123のストッパスリーブ7に制限された保護管11
3の内側外殻面と金属ロッド109の外面との間に延在する。部屋システムを空
にするためにプラグ112は、ロッド109の押圧作用によって第1の部屋の底
部から開放され、容器外側方向に推進運動を受ける。この際、底部側のカバー(
もはや示されていない)が裂け、裏砂125が流出する。プラグが、軸線方向に
移動可能なロッドと接触することによって、連続して移動されることも考えられ
る。プラグの直径は、2部屋システムにおいては、ガイドが、狭くなった出湯口
の内側で可能となるように採寸されている。
【0035】 図7の実施形に関しては、金属ロッドが、中空の管226によって置き換えら
れている。保護管213がこの管226を収容し、部屋223の上側を覆うスト
ッパスリーブ7の部分を貫通し、従って第1の部屋223を貫通する。第2の部
屋224は、挿入管226の空隙において形成される。保護管213に対する挿
入管226の軸線方向の移動によって、プラグ212が衝突運動を受け、底部側
のカバー(もはや示されていない)を引き裂く。裏砂225が流出する。プラグ
が接触運動によってずらされる場合には、第2の部屋から裏砂を流出させるため
に、管213を戻し移動させることが必要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電気炉の出湯口内へ浸漬をする工程における出湯システムのストッパの拡大図
を示す。
【図2】 出湯口内で完全に収容された際の本発明によるストッパの拡大図を示す。
【図3】 ストッパスリーブに対して温度を作用させる工程における本発明によるストッ
パの拡大図を示す。
【図4】 自動制御される出湯システムを有する電気炉における出湯の図を示す。
【図5】 自動制御される出湯システムを有する電気炉における出湯終了の図を示す。
【図6】 冶金用容器の出湯口内へ挿入された位置にある、2部屋システムによるストッ
パの実施形の拡大図を示す。
【図7】 冶金用容器の出湯口内へ挿入された位置にある、2部屋システムによるストッパ
の別の実施形の拡大図を示す。
【符号の説明】
1 ストッパ 2 出湯口 3 容器底部 4 電気炉 5 鋼材溶湯 6 スラグ 7 スリーブ 8 裏砂 9 金属ロッド 10 リフトシステム 11 支持格子 12 プラグ 13 保護管 14 閉鎖プレート 16 焼結層 17 取鍋 18 計量装置 19 搬送車両機構 20 計測システム 21 データ処理システム 22 ストッパコントロールシステム 109 金属ロッド 112、212 プラグ 123、223 第1の部屋 124、224 第2の部屋 125、225 裏砂 226 挿入管
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年6月7日(2000.6.7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項7
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E014 GA01 LA02 LA03 LA11 LA16 LA18 NA01 4K055 AA02 AA03 AA04 JA13 JA17 4K070 AB13 AB17 BC20 BE07 BE08 BE20 CD03

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項01】 耐熱性流動性物質(8)を収容するストッパスリーブ(7
    )を出湯口(2)内へ挿入する、冶金用容器における出湯口をシールする方法に
    おいて、 ストッパスリーブ(7)を挿入する時点を制御し、容器の外側から出湯口(2
    )を閉鎖し、そして流動性物質が出湯口内でシールするように広がるような温度
    の影響によって、ストッパスリーブの材料の一貫性及び/又は形態を変化させる
    ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項02】 裏砂の形態をした流動性物質に、スリーブの崩壊の後、金
    属溶湯との接触面において、出湯口をシールする焼結層(16)を形成させるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項03】 既に出湯された溶湯の重量に依存して、出湯口内へストッ
    パを挿入する時点を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項04】 スラグ検知システムにより、出湯口内へストッパを挿入す
    る時点を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  5. 【請求項05】 溶解ユニット内の湯面レベルに依存して、出湯口内へスト
    ッパを挿入する時点を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
  6. 【請求項06】 自動で、又は半自動で、又は手動で、挿入時点を制御する
    ことを特徴とする請求項1又は3〜5のいずれか1つに記載の方法。
  7. 【請求項07】 出湯口内へ適合するスリーブ(7)を擁するストッパ(1
    )を備え、このスリーブが、出湯口をシールする耐熱性流動性物質(8)を収容
    する、請求項1〜6のいずれか1つに記載の方法を実施する出湯システムにおい
    て、 スリーブ(7)自身が、金属溶湯に抗して短時間だけその一貫性及び/又は形
    態について耐性を有する材料から成ることを特徴とする出湯システム。
  8. 【請求項08】 出湯システムが、出湯口内へストッパスリーブ(7)を挿
    入する、自動制御可能な手段(9,10)を擁することを特徴とする請求項7に
    記載の出湯システム。
  9. 【請求項09】 挿入手段が金属ロッド(9)又は金属管を擁し、これらが
    それぞれ、溶解物を経て、出湯口に対して出湯口内へ移動可能であること、この
    ロッド(9)又は管がリンクから成り、このリンクが、湾曲形状をしたガイドに
    よって水平から垂直へと移動することが可能であるように構成されていることを
    特徴とする請求項7に記載の出湯システム。
  10. 【請求項10】 ロッド(9)又は管が保護管(13)によって囲まれてお
    り、この保護管が同様に、金属溶湯に抗して短時間だけ耐性を有する材料から成
    ることを特徴とする請求項9に記載の出湯システム。
  11. 【請求項11】 ロッド(9)又は管が、支持手段(11)を介して裏砂核
    (8)に作用するように構成されていることを特徴とする請求項9又は10に記
    載の出湯システム。
  12. 【請求項12】 充填物質を収容する第1の部屋(123,223)として
    のストッパスリーブ(7)以外に、保護管(113,213)の空隙が、充填物
    質を収容する第2の部屋(124,224)として使用されるように構成されて
    いることを特徴とする請求項7〜10のいずれか1つに記載の出湯システム。
  13. 【請求項13】 保護管(113)がストッパスリーブ(7)に設けられて
    おり、挿入ロッド(109)が、両方の部屋を貫通して、保護管に対する軸線方
    向に移動可能であるように構成されていることを特徴とする請求項9又は12に
    記載の出湯システム。
  14. 【請求項14】 保護管(213)がストッパスリーブ(7)を貫通し、付
    加的な充填物質を収容する挿入管(226)が、保護管(213)の内側で、こ
    の保護管に対して軸線方向に移動可能であるように構成されていることを特徴と
    する請求項9又は12に記載の出湯システム。
  15. 【請求項15】 プラグ(112,212)が、底部側で第1の部屋(12
    3,223)を開放可能に閉鎖し、部屋(n)を開放するため及び充填物質を流
    出させるために、ロッド(109)又は挿入管(226)による押圧作用によっ
    て移動可能であるように構成されていることを特徴とする請求項12〜14のい
    ずれか1つに記載の出湯システム。
  16. 【請求項16】 スリーブ材料(7)及び保護管材料が、金属溶湯内でコー
    クス化するボール紙又は木材のように、一時的に断熱をする物質であるように構
    成されていることを特徴とする請求項7〜15のいずれか1つに記載の出湯シス
    テム。
  17. 【請求項17】 流動性充填物質が粘結剤を含む裏砂であり、この粘結剤が
    金属溶湯温度において崩壊すること、又は裏砂がスリーブの内側で中間保護層に
    よって囲まれ、かつ真空閉鎖されているように構成することを特徴とする請求項
    7〜15のいずれか1つに記載の出湯システム。
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