JP2002517900A - ウェハに接触するための改良された方法および装置 - Google Patents

ウェハに接触するための改良された方法および装置

Info

Publication number
JP2002517900A
JP2002517900A JP2000552710A JP2000552710A JP2002517900A JP 2002517900 A JP2002517900 A JP 2002517900A JP 2000552710 A JP2000552710 A JP 2000552710A JP 2000552710 A JP2000552710 A JP 2000552710A JP 2002517900 A JP2002517900 A JP 2002517900A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
geneva drive
geneva
lift pins
wafer lift
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000552710A
Other languages
English (en)
Inventor
イリヤ ペルロヴ,
ユージーン ガントヴァーグ,
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Applied Materials Inc
Original Assignee
Applied Materials Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Applied Materials Inc filed Critical Applied Materials Inc
Publication of JP2002517900A publication Critical patent/JP2002517900A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/683Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for supporting or gripping
    • H01L21/687Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for supporting or gripping using mechanical means, e.g. chucks, clamps or pinches
    • H01L21/68714Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for supporting or gripping using mechanical means, e.g. chucks, clamps or pinches the wafers being placed on a susceptor, stage or support
    • H01L21/68742Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for supporting or gripping using mechanical means, e.g. chucks, clamps or pinches the wafers being placed on a susceptor, stage or support characterised by a lifting arrangement, e.g. lift pins

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 半導体ウェハに接触し半導体ウェハを移動するための改良された機構を提供する。特に、複数のウェハリフトピン31a〜31cなどのウェハ接触面を備える機構が、複数の静止区域、複数の運動区域、および静止区域と運動区域との間の複数の推移点を備えるゼネバ駆動機構によって第1の位置(たとえばウェハプラットフォーム位置)からウェハ接触位置(ウェハリフトピンが最初にウェハに接触する位置、またはウェハプラットフォームまたはウェハハンドラにウェハリフトピンがウェハを接触させる位置など)に駆動される。ゼネバ駆動機構の構成では、ウェハリフトピンがウェハ接触位置に達した時にゼネバ駆動が静止区域に入る。これにより、ほとんどゼロの速度でウェハに接触できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ウェハに接触するための改良された方法および装置に関する。特
にこの発明は、1つ以上のウェハリフトピンのようなウェハ接触/搬送面を提供
し、これにより、事実上速度ゼロでウェハに接触できる費用効果が大きくかつ繰
り返し精度の高い加速が実現できる。
【0002】
【従来の技術】
半導体製造業界では、ウェハ単位あたりの処理費用を削減する方法が絶えず模
索されている。ウェハ製造費用の削減は、製造システムの処理量を増やし、汚染
された(可動部品間の接触で生成される粒子による汚染などで)ウェハの数を減
らすことにより達成される。残念ながらウェハが汚染されるとコストが高くつく
ので、ウェハのハンドオフ工程で粒子レベルを低く押さえるために処理量が犠牲
にされてきた。たとえば、ウェハをウェハハンドラのエンドエフェクタから処理
プラットフォームに搬送する方法を検討してみる。ウェハリフトピンがプラット
フォームから上昇すると、ウェハを載せたウェハハンドラがウェハプラットフォ
ームの上方にウェハを位置決めする。ウェハリフトピンはウェハ表面に接触し、
ウェハをウェハハンドラのエンドエフェクタから持ち上げる。通常エンドエフェ
クタは、両側にウェハが伸長するような形状のブレードである。これにより、ウ
ェハリフトピンがウェハの側面に接触し、ブレードがウェハリフトピンに接触し
ないで引っ込むことができる。しかし、ウェハリフトピンとウェハ自体との接触
は避けられない。上記のウェハハンドオフ工程の間にウェハにかかる応力を最小
限に抑え、ハンドオフ中に生成される粒子を最小限にとどめるために、ウェハリ
フトピンは極端に遅い速度でウェハに接触する。同様に、ウェハをプラットフォ
ームに緩やかに搬送するために、ウェハリフトピンは極端に遅い速度でウェハプ
ラットフォーム表面を過ぎて下に移動する。
【0003】 従来のウェハリフトピンは空気圧で駆動されている。理由は、空気圧駆動が安
価であり、一定速度での動作時には高度に再現性のある動作速度を供給できるか
らである。しかし、空気圧駆動では加速については繰り返し再現性がない。従っ
て、従来の空気圧式ウェハリフトピンの上昇下降定常速度は極端に遅く、ウェハ
ハンドオフ工程に時間がかかることになる。ハンドオフ位置間(ウェハプラット
フォームとウェハハンドラのブレードとの間など)でウェハリフトピンを加速す
ることが望ましい。しかし、半導体処理では搬送距離が短く、迅速な方向転換が
必要であり、さらに正確でかつ高い繰り返し精度が必要であるため、ウェハリフ
トピンを必要なだけ加速しようとした従来の試みは所望の動作を実現できなかっ
たり費用が高くついて失敗している。
【0004】 従って、費用効果と正確でかつ繰り返し精度の高い加速の両方を実現する、ウ
ェハに接触しウェハを搬送するための方法および装置の改良が求められている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明では、ウェハの接触または搬送の機構、またはその両方をゼネバ駆動
により駆動することにより、従来のウェハの接触または搬送装置、またはその両
方が持つ問題点を解決できる。ゼネバ駆動機構は安価で、しかも短い距離での正
確でかつ繰り返し精度の高い加速が可能である。特にゼネバ駆動機構は加速と減
速を迅速に行い、ウェハの接触または搬送、またはその両方がほとんどゼロの速
度で可能である。
【0006】 この発明によるウェハリフトピンは、好ましくは入力機構と出力機構を備える
ゼネバ駆動で構成される。入力機構は定常速度モーターに連結し、このモーター
は制御装置に連結しており、いつでもモーターの回転方向を反転できる。出力機
構には複数の運動区域、複数の静止区域、および静止区域と運動区域との間の複
数の推移点が含まれている。出力機構は、ゼネバ駆動出力の運動を直線運動に変
換する直線駆動機構に連結している。この直線駆動機構は、ウェハリフトピン上
に配置されている1つ以上の磁石に連結する一個の磁石に繋がっていることが好
ましい。このように、直線駆動とウェハリフトピンは室壁を隔てて磁気的につな
ぐことができるので、ゼネバ駆動と直線駆動を室外に配置しウェハリフトピンを
室内に配置して室内の粒子生成を抑えることができる。
【0007】 ゼネバ駆動機構により駆動されるこの発明のウェハリフトピン組立体は、従来
の空気圧式ウェハリフトピンの2.5倍の速度で動作することに成功している。
たとえば、従来の半導体製造システムではウェハ接触/搬送回数が各ロードロッ
ク内と処理室内でウェハ1枚あたり4回であるため、ウェハのハンドオフ時間を
短縮すれば製造システムの処理量が大幅に向上する。その結果、同じ費用でより
多くのウェハを処理し、ウェハ1単位あたりの処理費用を削減することができる
。さらに、従来よりも遅い速度(たとえば、事実上ほとんどゼロ速度)でウェハ
接触が行われるため、生成される粒子が低減し、ハンドオフ中にウェハにかかる
応力が低下する。
【0008】 この発明のその他の目的、特徴、および利点は、好ましい実施形態、特許請求
の範囲、および添付図面についての以下の詳細な説明により明らかになるであろ
う。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1A〜1Cは、この発明で使用できる典型的なゼネバ駆動機構の側面図であ
る。ゼネバ駆動機構は周知であり、多様な形態をとることができる。しかし、す
べてに共通するゼネバ駆動の特性は、継続的な入力運動を段階的な出力運動に変
換できることである。図1A〜1Cで示したように、ゼネバ駆動機構11は入力
機構13と出力機構15とから成る。入力機構13は中心軸17を介してモータ
ー(図面に示していない)に連結し、中心軸17とともに回転する。入力機構1
3に配置された動作ピン19は出力機構15に連動し出力機構15に運動を伝達
する。
【0010】 出力機構15は複数の溝21a〜21dなどのような複数の運動区域から成る。
これらの区域は入力機構13の回転時に動作ピン19を収容するように配置され
ていて、これにより、出力機構15が回転する。この点については以下に詳しく
説明する。さらに、出力機構15は複数の静止区域23a〜23d、および溝21
a〜21dと静止区域23a〜23dとの間に位置する複数の推移点25a〜25d
と25a’〜25d’とから成る。入力機構13と同様に、出力機構15には出力
機構15に連結する中心軸27があり、中心軸27とともに回転する。ゼネバ駆
動機構11の動作について、図2Aと2Bを参照しながら説明する。
【0011】 図2Aと2Bは速度と時間の関係を示す線図であり、図1A〜1Cの一連の図
で示したゼネバ駆動機構11のサイクルに従ってゼネバ駆動機構11の速度を説
明するのに便利である。図2Aの線図は、入力機構13が一定の角速度で回転す
る際に図1A〜1CのY軸に沿った動作ピンの瞬間速度を表している。図2Bの
線図は、動作ピン19の速度が溝21a〜21dを介して出力機構15に伝達され
る際の図1A〜1CのY軸に沿った出力機構15の瞬間速度を表している。
【0012】 図1A〜1Cと2A〜2Bを参照すると、動作時において入力機構13と出力
機構15の最初の位置では、1対の溝21(たとえば第1の溝21aと第4の溝
21d)が入力機構13の外側表面の接線上にある。25a’’の時点で動作ピン
19が溝21aに入り、図1Bと1Cで示したように出力機構15が回転し、図
2Bの符号数字21a’’で示したように加速する。出力機構15が4分の1回
転し(図1C)、以前に第4の溝21dが占めていた位置に第1の溝21aが移動
し、第2の溝21bと第1の溝21aが入力機構13の外側表面の接線上に来る。
その後、動作ピン19が第1の溝21aから出ると(つまり、動作ピン19が推
移点25aと25a’を通過すると)同時に出力機構15の速度と加速はゼロに落
ちる(時間25b’’)。この工程は、動作ピン19が回転しながら第2の溝2
1b、第3の溝21c、第4の溝21dにそれぞれ入って出る際に繰り返される。
このため、出力機構15の回転は段階的な運動になる。
【0013】 以下で説明するように、このような出力機構15の加速とゼロ速度の正確で繰
り返し可能なパターンを、ウェハリフトピン組立体で効果的に使用できるため(
図2Bの時間21a’’と21b’’を参照)、ウェハリフトピンを迅速に上昇さ
せながら、ほとんどゼロの速度でウェハに接触させることができる。
【0014】 図3はウェハリフトピン組立体29内で使用する際の、図1A〜1Cのゼネバ
駆動機構の側面図である。ウェハリフトピン組立体29はゼネバ駆動機構11と
複数のウェハリフトピン31a〜31cとから成る。複数のウェハリフトピン31
a〜31cは直線駆動機構33を介してゼネバ駆動機構11に連結している。わか
りやすくするために、図3では出力機構15の溝は21a〜21dの4つであるが
、市場での入手しやすさからは現在は5つ溝が好ましい。出力機構15の動作は
、出力機構15の溝の数には無関係に同じである。直線駆動機構33は歯車35
とラック37から成る。歯車35は出力機構15の中心軸27に取り付けること
が好ましいが、わかりやすくするために、図3では歯車35を出力機構15の隣
に示している。歯車35は中心軸27に固定し、ラック37は歯車35と連動す
る。歯車35とラック37の両方の表面には歯がお互い噛み合うように配置され
ている。
【0015】 ウェハリフトピン31a〜31cは真空室39’の壁39を隔ててラック37に
磁気的に連動することが好ましい。従って、図3では、直線駆動機構33は磁気
板41に連結している。磁気板41は全体に磁気を帯びていても、複数の貫通穴
43a〜43cに隣接して磁石(図面に示していない)を具備してもよい。貫通穴
43a〜43cは、壁39に形成された下方に伸長するウェハリフトピン収容室3
9a〜39cが滑り込むのを受けるような位置に配置されている。ウェハリフトピ
ン31a〜31cそれぞれには、磁石(図面に示していない)が連結されている。
このため、磁気板41が直線駆動機構33によって上昇下降する(以下で詳しく
説明する)とともに、ウェハリフトピン31a〜31cが上昇下降する。リフトピ
ン収容室39a〜39cにはウェハリフトピン31a〜31cを完全にその内部に収
容できる十分な深さがある。ウェハリフトピン組立体29の動作は、図4A〜4
Dを参照しながら以下で詳しく説明する。
【0016】 図4A〜4Dは図3におけるウェハリフトピン組立体29の一連の側面図であ
る。これらの図面を参照しながら、ウェハハンドラブレード45(図4Cと4D
)からウェハプラットフォーム47にウェハW(図4Cと4D)を搬送するウェ
ハリフトピン組立体29の動作について説明する。図4A〜4Dまで、入力機構
13の中心軸17はモーター49に連結し、さらにモーター49は制御装置51
に連結している。
【0017】 ウェハの搬送動作またはハンドオフ動作の間に、ゼネバ駆動機構11は出力機
構15の4つの溝21に順次繰り返し出入りする。図4A〜4Dには、動作ピン
19が4つの溝21それぞれから出る際の、ウェハリフトピン組立体29内の各
構成要素の位置を示している。ウェハリフトピン組立体29の4つの位置は、ピ
ンが完全に収容されている位置(図4A)、プラットフォームと水平の位置(図
4B)、ウェハハンドラのブレードと水平の位置(図4C)、およびウェハハン
ドラブレードより上の位置(図4D)にはっきり示されている。
【0018】 まず、モーター49が起動し入力機構13の中心軸17を時計回りに回転させ
る。ウェハリフトピン組立体29が最初にピン収容位置にあると仮定すると(図
4A)、動作ピン19は第4の溝21dの最先端にあり、出口に位置する。入力
機構13と入力機構13に取り付けられている動作ピン19が中心軸とともに時
計回りに回転するが、出力機構15は動作ピンが第1の溝21aに達するまで静
止している。動作ピン19が第1の溝21aに達すると、ゼネバ駆動の出力機構
15が図1A〜1Cおよび2A〜2Bで示したように反時計回りに回転する。ゼ
ネバ駆動の出力機構15の回転により、出力機構の中心軸27と中心軸27に取
り付けられている歯車35が反時計回りに回転する。
【0019】 動作ピン19が第2の溝21bの中にある間、出力機構15が4分の1回転す
ることにより歯車35が反時計回りに4分の1回転し、ラック37が歯車35の
外周(C)の4分の1に比例する距離(例えば距離X)だけ上昇する。磁気板4
1と磁気板41に磁気的に連動するウェハリフトピン31a〜31cが距離Xだけ
上方に移動しプラットフォーム位置に達する(図4B)。この位置では、ウェハ
リフトピン31a〜31cがウェハプラットフォーム47と水平になる。ウェハリ
フトピン31a〜31cはこの位置に向かって加速するが(図2Bの21a’’を
参照)、この位置での速度はほとんどゼロになる(図2Bの時間25b’’を参
照)。このため、ウェハプラットフォーム47上にあるウェハに接触する際のウ
ェハへの応力と粒子生成が低減する。
【0020】 第1の溝21aを出た後も動作ピン19は反時計回りに回転し続ける。動作ピ
ン19が第2の溝21bに入ることにより出力機構15が4分の1回転し、この
回転に応じて歯車35が反時計回りに回転し、ラック37、磁気板41、および
ウェハリフトピン31a〜31cが上昇する。その結果、ウェハリフトピン31a
〜31cがウェハハンドラブレードと水平の位置になる(図4C)。ウェハリフ
トピン31a〜31cはウェハハンドラブレード45と水平の位置に向かって加速
するが、ウェハリフトピン31a〜31cがこの位置に達してウェハWに接触する
際の速度はほとんどゼロであり(図2Bの時間25d’’を参照)、ウェハハン
ドラブレード45上にあるウェハ(たとえばウェハW)に緩やかに接触すること
ができる。
【0021】 第2の溝21bを出た後も、動作ピン19は時計回りに回転し続ける(図2A
を参照)。動作ピン19が第3の溝21cに入ることにより出力機構15が4分
の1回転し、この回転に対応して歯車35が反時計回りに回転し、ラック37、
磁気板41、およびウェハリフトピン31a〜31cが上昇する。その結果、ウェ
ハリフトピン31a〜31cがウェハハンドラブレード45からウェハWを持ち上
げ、ウェハハンドラブレード45よりも上の位置にウェハWを移動させる(図4
D)。
【0022】 ウェハハンドラブレードよりも上の位置で、制御装置51がモーター49の回
転方向を反転することにより入力機構13の中心軸17が反時計回りに回転する
。以降は、図4A〜4Dを参照して説明した工程が逆順に繰り返される。このた
め、ウェハWはウェハプラットフォーム47の位置まで迅速に下降するが、ウェ
ハWがウェハプラットフォーム47に接触する際の速度はほとんどゼロになる。
その後、ウェハリフトピン31a〜31bはピン収容位置まで下降する(図4A)
。ウェハWの処理中は制御装置によりモーターが停止される。処理完了後、モー
ター49が入力機構13の中心軸を時計回りに回転させ、ウェハリフトピン31
a〜31bが図4A〜4Dで示した4つの位置を経由して上昇する。
【0023】 図5は、図3と4A〜4Dで示したウェハリフトピン組立体29を効果的に使
用した半導体製造システム49の平面図である。半導体製造システム49は1対
のロードロック53aと53bおよびこれらに連結する複数の処理室55a〜55d
を備える搬送室51から成る。ウェハハンドラ57は搬送室51の内部に位置し
ており、ロードロック53a〜53bと処理室55a〜55dとの間でウェハを搬送
する。1つ以上のロードロック53a〜53b(たとえばロードロック53a)と
処理室55a〜55d(たとえば処理室55a)には図3で示したこの発明のウェ
ハリフトピン組立体29が含まれている。従って、この発明のウェハリフトピン
31a〜31cが従来のウェハリフトピンよりも大幅に速く上昇下降するため、ウ
ェハリフトピン組立体29を追加すれば半導体製造システム49のスループット
が格段に向上する。
【0024】 前述の説明はこの発明の好ましい実施形態のみ開示するものであり、この発明
の範囲内において開示した装置および方法を変更できることは、この分野の通常
の技術を持つ当業者にとっては明白である。たとえば、ゼネバ駆動出力子上の運
動区域数を変更することができるし、リフトピンを直線駆動装置に機械的に連結
することができる。また、添付図面で示したように本発明は1つ以上のウェハリ
フトピンを使用することができるが、ウェハリフトピンという用語は図に示した
ものに限定されるわけではなく、他のリフト機構(架台方式など)も包含する。
同様にウェハという用語も広い意味で解釈すべきであり、他の脆弱な対象物も含
まれる。最後に、ウェハなどの脆弱な対象物に向かって駆動し接触するあらゆる
機構(ロボットグリッパーなど)をこの発明によって構成すれば益するところ大
であるため、本発明はここで開示した好ましい実施形態に限定されるものではな
い。
【0025】 従って、この発明を好ましい実施形態に関係づけて説明してきたが、特許請求
の範囲で明示するように、この発明の精神と範囲の中にある他の実施形態も可能
であることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 この発明で使用するゼネバ駆動機構の動作を示す一連の側面図である。
【図1B】 この発明で使用するゼネバ駆動機構の動作を示す一連の側面図である。
【図1C】 この発明で使用するゼネバ駆動機構の動作を示す一連の側面図である。
【図2A】 速度と時間との関係を示す線図であり、ゼネバ駆動機構が図1A〜1Cで示し
たゼネバ駆動機構のサイクルに従って作動するときにおけるゼネバ駆動機構の速
度の説明に有用である。
【図2B】 速度と時間との関係を示す線図であり、ゼネバ駆動機構が図1A〜1Cで示し
たゼネバ駆動機構のサイクルに従って作動するときにおけるゼネバ駆動機構の速
度の説明に有用である。
【図3】 ウェハリフトピン組立体内で使用する際の、図1A〜1Cのゼネバ駆動機構の
側面図である。
【図4A】 図3のウェハリフトピン組立体における一連の側面図であり、ウェハリフトピ
ン組立体の動作を示す。
【図4B】 図3のウェハリフトピン組立体における一連の側面図であり、ウェハリフトピ
ン組立体の動作を示す。
【図4C】 図3のウェハリフトピン組立体における一連の側面図であり、ウェハリフトピ
ン組立体の動作を示す。
【図4D】 図3のウェハリフトピン組立体における一連の側面図であり、ウェハリフトピ
ン組立体の動作を示す。
【図5】 図3のウェハリフトピン組立体を効果的に使用した半導体製造システムの平面
図である。
【符号の説明】
11 ゼネバ駆動機構 13 入力機構 15 出力機構 21a〜21d 溝 27 中心軸 29 ウェハリフトピン組立体 31a〜31c ウェハリフトピン 33 直線駆動機構 35 歯車 37 ラック 39’ 真空室 39 壁 39a〜39c ウェハリフトピン収容室 41 磁気板 43a〜43c 貫通穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ガントヴァーグ, ユージーン アメリカ合衆国, カリフォルニア州, サンタ クララ, フォーブス アヴェニ ュー 2679 Fターム(参考) 3J062 AA28 AB01 AC06 BA14 BA31 CE04 5F031 CA02 HA33 LA04 LA14 PA26

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェハリフトピン組立体であって、 第1の位置と第2の位置との間でウェハを搬送するためのウェハリフトピンと
    、 第1の位置と第2の位置との間で前記ウェハリフトピンを駆動するために前記
    ウェハリフトピンに連結するゼネバ駆動機構と を備えるウェハリフトピン組立体。
  2. 【請求項2】 前記ゼネバ駆動機構は、前記ウェハリフトピン組立体が第1
    の位置にある時に前記ゼネバ駆動出力子が静止区域にあり、前記ウェハリフトピ
    ン組立体が第2の位置にある時に前記ゼネバ駆動出力子が静止区域にあるように
    配置された、複数の静止区域および複数の運動区域を備えた出力子を備える請求
    項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 さらに、直線駆動機構を備え、この直線駆動機構は、前記ゼ
    ネバ駆動出力と前記ウェハリフトピンに連結されていて、前記ゼネバ駆動出力子
    の運動をウェハリフトピンの直線運動に変換する請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記直線駆動機構は、 磁石と、 前記直線駆動機構の前記磁石に連結された磁石を含む前記ウェハリフトピンと
    を備え、前記直線駆動機構の運動によってそれに対応する前記ウェハリフトピン
    の運動が引き起こされる請求項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 半導体処理システムであって、請求項3に記載のウェハリフ
    トピンを取り囲んだチャンバを備え、前記直線駆動機構が前記チャンバの外部に
    ある半導体処理システム。
  6. 【請求項6】 前記ゼネバ駆動出力子が、4つの静止区域と3つの運動区域
    を備える請求項1に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記ゼネバ駆動機構は、さらに、 前記ゼネバ駆動出力子に連結する入力子と、 前記ゼネバ駆動入力子を回転させるために前記ゼネバ駆動入力子に連結された
    モーターと を備える請求項2に記載の装置。
  8. 【請求項8】 さらに、前記モーターに連結した制御装置を備え、この制御
    装置は、ゼネバ駆動入力子の回転方向を選択制御する請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の位置がウェハプラットフォームであり、前記第2
    の位置がウェハ搬送位置である請求項2に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記ゼネバ駆動は、さらに、ウェハプラットフォーム下の
    第3の位置とウェハ搬送位置上の第4の位置との間で前記ウェハリフトピンを駆
    動する請求項9に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記ウェハリフトピンが第3の位置にある時に前記ゼネバ
    駆動の出力子が静止区域にあり、前記ウェハリフトピンが第4の位置にある時に
    前記ゼネバ駆動の出力子が静止区域にあるように、前記複数の静止区域と前記複
    数の運動区域が配置されている請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記ゼネバ駆動装置は、さらに、 前記ゼネバ駆動出力子に連結された入力子と、 前記ゼネバ駆動入力子を回転させるために前記ゼネバ駆動入力子に連結された
    モーターと、 前記ウェハリフトピンが前記第3と前記第4の位置にある時に前記ゼネバ駆動
    入力子の回転方向を変更する前記モーターに連結する制御装置と を備える請求項10に記載の装置。
  13. 【請求項13】 ウェハに接触する方法であって、 第1のウェハ接触面を提供する工程と、 静止区域、運動区域、および静止区域と運動区域との間の推移点を備えるゼネ
    バ駆動機構によって第1のウェハ接触面を駆動する工程と、 前記ゼネバ駆動機構が推移点にある時に前記第1のウェハ接触面で前記ウェハ
    に最初に接触する工程と を含むウェハに接触する方法。
  14. 【請求項14】 さらに、 第2のウェハ接触面を提供する工程と、 前記ゼネバ駆動機構が推移点にある時に前記第1のウェハ接触面から前記第2
    のウェハ接触面に前記ウェハを搬送する工程と を含む請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 ウェハ搬送方法であって、 ウェハリフトピンを提供する工程と、 静止区域、運動区域、および静止区域と運動区域との間の推移点を備える前記
    ゼネバ駆動機構によって前記ウェハリフトピンを駆動する工程と、 ウェハをウェハ搬送位置に配置する工程と、 前記ウェハリフトピンを前記ウェハ搬送位置の方向に駆動する工程と、 前記ゼネバ駆動が推移点に達した時に前記搬送位置に達するようにする工程と
    、 前記ゼネバ駆動が推移点に達した時に前記ウェハに接触するようにする工程と
    、 前記ウェハが前記ウェハリフトピンまで搬送されるように前記ウェハリフトピン
    を前記搬送位置より上の位置に駆動する工程と を含むウェハ搬送方法。
  16. 【請求項16】 ウェハ搬送方法であって、 複数の静止区域、複数の運動区域、および静止区域と運動区域との間の複数の
    推移点を備えるゼネバ駆動によって駆動されるウェハリフトピンを備えるプラッ
    トフォームを提供する工程と、 前記ウェハリフトピン上にウェハを保持する工程と、 前記ウェハリフトピンを前記プラットフォームの方向に下降させる工程と、 前記ウェハを前記ウェハリフトピンから前記プラットフォームに搬送するため
    に前記ゼネバ駆動が推移点に達した時に前記プラットフォームに達するようにす
    る工程と を含むウェハ搬送方法。
  17. 【請求項17】 さらに、 前記ウェハリフトピンと前記ウェハを第1の逆位置に上昇させる工程と、 前記ゼネバ駆動の方向を反転する工程と、 ウェハハンドラを前記第1の逆位置に配置する工程と、 前記ウェハリフトピンと前記ウェハを前記ウェハハンドラの方向に下降させる
    工程と、 前記ゼネバ駆動が推移点に達した時に前記ウェハハンドラを前記ウェハに接触
    させる工程と、 前記ウェハを前記ウェハリフトピンから前記ウェハハンドラに搬送するために
    前記ウェハハンドラの下に前記ウェハリフトピンを下降させる工程と を含む請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 さらに、 前記プラットフォームが推移点に達した後で前記ウェハリフトピンをプラット
    フォーム下の第2の逆位置に下降させる工程を含む請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 半導体デバイス製造システムであって、 搬送室と、 前記搬送室に連結するロードロックと、 前記搬送室内にあるウェハハンドラと、 前記搬送室に連結する複数の処理室と、 前記複数の処理室の少なくとも1つの中にある請求項1に記載のウェハリフト
    ピン組立体と を備える半導体デバイス製造システム。
  20. 【請求項20】 ウェハ接触機構であって、 ウェハ接触面と、 前記ゼネバ駆動機構であって、前記ウェハ接触面をウェハの方向に加速するた
    め、ならびに前記ゼネバ駆動機構が静止区域に達した時に前記ウェハに接触する
    ために前記ウェハ接触面に連結した、複数の運動区域と複数の静止区域を備える
    前記ゼネバ駆動機構と を備えるウェハ接触機構。
JP2000552710A 1998-06-05 1999-05-21 ウェハに接触するための改良された方法および装置 Withdrawn JP2002517900A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US9225998A 1998-06-05 1998-06-05
US09/092,259 1998-06-05
PCT/US1999/011271 WO1999063583A2 (en) 1998-06-05 1999-05-21 Improved method and apparatus for contacting a wafer

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002517900A true JP2002517900A (ja) 2002-06-18

Family

ID=22232421

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000552710A Withdrawn JP2002517900A (ja) 1998-06-05 1999-05-21 ウェハに接触するための改良された方法および装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2002517900A (ja)
KR (1) KR20010052608A (ja)
WO (1) WO1999063583A2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6231716B1 (en) 1998-11-09 2001-05-15 Applied Materials, Inc. Processing chamber with rapid wafer exchange
CN108995111A (zh) * 2018-07-18 2018-12-14 曲发生 一种泡沫成型机
KR20210086748A (ko) * 2019-12-30 2021-07-09 세메스 주식회사 기판 리프팅 방법 및 기판 처리 장치
CN114318279B (zh) * 2021-11-17 2023-09-08 北京北方华创微电子装备有限公司 一种用于反应腔室的电机控制装置及半导体设备

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3972424A (en) * 1973-03-12 1976-08-03 The Computervision Corporation Automatic wafer loading and pre-alignment system
US4790258A (en) * 1987-04-03 1988-12-13 Tegal Corporation Magnetically coupled wafer lift pins
US4795299A (en) * 1987-04-15 1989-01-03 Genus, Inc. Dial deposition and processing apparatus
US5879128A (en) * 1996-07-24 1999-03-09 Applied Materials, Inc. Lift pin and support pin apparatus for a processing chamber

Also Published As

Publication number Publication date
KR20010052608A (ko) 2001-06-25
WO1999063583A2 (en) 1999-12-09
WO1999063583A3 (en) 2000-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102379269B1 (ko) 통합된 얼라이너를 갖는 로봇
JP6285926B2 (ja) ブーム駆動装置、マルチアームロボット装置、電子デバイス処理システム、および電子デバイス製造システムにおいて基板を搬送するための方法
KR101276014B1 (ko) 워크피스 프로세싱 시스템
US6231716B1 (en) Processing chamber with rapid wafer exchange
US5344542A (en) Multiple-processing and contamination-free plasma etching system
US8911193B2 (en) Substrate processing sequence in a cartesian robot cluster tool
US6318957B1 (en) Method for handling of wafers with minimal contact
US6075924A (en) Intelligent motion surface
US20060182536A1 (en) Cartesian robot cluster tool architecture
US20060157998A1 (en) Contamination-free edge gripping mechanism and method for loading/unloading and transferring flat objects
JP2009065165A (ja) エンドエフェクタ及びこれを有する基板移送ロボット
US20070018469A1 (en) Contamination-free edge gripping mechanism with withdrawable pads and method for loading/unloading and transferring flat objects
JP2002368066A (ja) 処理装置
JP2002517900A (ja) ウェハに接触するための改良された方法および装置
JP2002151568A (ja) 被処理体の処理システム及び搬送方法
CN114038771A (zh) 用于处理基板的系统
JP3246514B2 (ja) 処理装置
US6655898B1 (en) Front opening unified pod (FOUP) hoist jig
EP0634784A1 (en) Variable speed wafer exchange robot
JP2004146714A (ja) 被処理体の搬送機構
JP2000042952A (ja) 搬送装置及び搬送方法
US5839870A (en) Transfer system for use with a horizontal furnace
JP2022157992A (ja) ワーク搬送システム及びその制御方法
JP3401803B2 (ja) ウェーハ移載方法、ウェーハ保持用キャリアステージ、ウェーハ移載装置、及び半導体
JP2719072B2 (ja) クリーンロボット

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20060801