JP2002517648A - ガラス張り屋根の改良 - Google Patents
ガラス張り屋根の改良Info
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Abstract
(57)【要約】
尾根および少なくとも1つの自由な尾根端部を有するガラス張り屋根は、尾根端部要素を貫通する換気経路を有する。通常、ビクトリア形式またはエドワード形式のコンサバトリは、本発明を採用するのに適した1つまたは複数の尾根端部を有する。このような尾根端部では、ガラス棒(19)が下向き半径方向に延びており、尾根端部の上にカバー(20)が位置しており、カバー上に装飾フィニアル(38)が取り付けられている。概ね垂直な換気チューブ(24)を尾根端部に設けることが提案される。この場合、換気チューブの上にフィニアルまたはその他の装飾カバーを取り付け、空気を逃がすことのできる空間を換気チューブの縁部とフィニアルの縁部との間に残すことができる。
Description
【0001】説明 本発明は、ガラス張り屋根の改良に関する。
【0002】 本発明は特にコンサバトリ屋根に関し、詳細には、コンサバトリを換気する手
段に関する。室内が明るく、かつ広々とした外部の眺めを与えるという魅力を有
する追加の部屋を設けるために家屋にコンサバトリが付加されるようになってき
ている。コンサバトリは広範囲にガラス張りされるので、暑い気候のときにはコ
ンサバトリ内部が非常に高温になり、寒い気候のときにはガラスが熱を保持でき
ないという欠点が生じる可能性がある。後者の結果として、コンサバトリの内面
に凝結が形成される可能性がある。
段に関する。室内が明るく、かつ広々とした外部の眺めを与えるという魅力を有
する追加の部屋を設けるために家屋にコンサバトリが付加されるようになってき
ている。コンサバトリは広範囲にガラス張りされるので、暑い気候のときにはコ
ンサバトリ内部が非常に高温になり、寒い気候のときにはガラスが熱を保持でき
ないという欠点が生じる可能性がある。後者の結果として、コンサバトリの内面
に凝結が形成される可能性がある。
【0003】 このような問題を解消するには、換気を行うことが望ましい。1つの簡単な換
気形態は、コンサバトリの屋根の尾根を貫通する通気道を設け、それによって、
空気がコンサバトリ内を流れることができるようにすることである。
気形態は、コンサバトリの屋根の尾根を貫通する通気道を設け、それによって、
空気がコンサバトリ内を流れることができるようにすることである。
【0004】 この尾根換気システムは、雨の進入が可能な大きな領域を形成し、すなわち、
尾根の両側面に沿った大きな領域を形成し、雨は、尾根カバーの下にある屋根の
ガラス・パネルから上向きにはねて尾根ビームに入ることができる。したがって
、コンサバトリ自体への雨の進入を防止するために、雨バッフルおよびその他の
適切なシールを設ける必要がある。
尾根の両側面に沿った大きな領域を形成し、雨は、尾根カバーの下にある屋根の
ガラス・パネルから上向きにはねて尾根ビームに入ることができる。したがって
、コンサバトリ自体への雨の進入を防止するために、雨バッフルおよびその他の
適切なシールを設ける必要がある。
【0005】 本発明の目的は、ガラス張り屋根構造用の代替換気システムを提供することで
ある。
ある。
【0006】 本発明によれば、尾根および少なくとも1つの自由な尾根端部を有するガラス
張り屋根について、尾根端部要素を貫通する換気経路を設けることが提案される
。
張り屋根について、尾根端部要素を貫通する換気経路を設けることが提案される
。
【0007】 通常、ビクトリア形式またはエドワード形式のコンサバトリは、本発明を採用
するのに適した1つまたは複数の尾根端部を有する。このような尾根端部では、
ガラス棒が下向き半径方向に延びており、尾根端部の上にカバーが位置しており
、カバー上に装飾フィニアルが取り付けられている。本発明の好ましい形態では
、概ね垂直な換気チューブを尾根端部に設けることが提案される。この場合、換
気チューブの上にフィニアルまたはその他の装飾カバーを取り付け、空気を逃が
すことのできる空間を換気チューブの縁部とフィニアルの縁部との間に残すこと
ができる。
するのに適した1つまたは複数の尾根端部を有する。このような尾根端部では、
ガラス棒が下向き半径方向に延びており、尾根端部の上にカバーが位置しており
、カバー上に装飾フィニアルが取り付けられている。本発明の好ましい形態では
、概ね垂直な換気チューブを尾根端部に設けることが提案される。この場合、換
気チューブの上にフィニアルまたはその他の装飾カバーを取り付け、空気を逃が
すことのできる空間を換気チューブの縁部とフィニアルの縁部との間に残すこと
ができる。
【0008】 本発明によるガラス張り屋根用の尾根端部の好ましい形態は、ガラス棒の端部
が連結されるように配置された、尾根ビーム端部のフランジ要素または尾根ビー
ム端部に取り付けられたフランジ要素を備えている。換気チューブは好ましくは
、フランジ要素を貫通するように取り付けられる。実際には、チューブおよびフ
ランジはダイ・キャスト要素など単一の要素として作ることができる。
が連結されるように配置された、尾根ビーム端部のフランジ要素または尾根ビー
ム端部に取り付けられたフランジ要素を備えている。換気チューブは好ましくは
、フランジ要素を貫通するように取り付けられる。実際には、チューブおよびフ
ランジはダイ・キャスト要素など単一の要素として作ることができる。
【0009】 屋根尾根端部用のカバーは好ましくは、換気チューブ用の孔を有し、好ましく
は、換気チューブ頂部に位置するような形状である。この孔は好ましくは、ウェ
ブによって孔の側面に連結され、フィニアルのような装飾要素のスピゴットなど
を受容するように配置された、概ね中央のスロットを有し、それによって、該装
飾要素は、換気チューブ上に位置するが、その底縁部がカバーから間隔を置いて
配置され、底縁部とカバーとの間に通気道が形成される。
は、換気チューブ頂部に位置するような形状である。この孔は好ましくは、ウェ
ブによって孔の側面に連結され、フィニアルのような装飾要素のスピゴットなど
を受容するように配置された、概ね中央のスロットを有し、それによって、該装
飾要素は、換気チューブ上に位置するが、その底縁部がカバーから間隔を置いて
配置され、底縁部とカバーとの間に通気道が形成される。
【0010】 好ましくは、屋根の尾根端部の下にカバー・パネルが設けられる。カバー・パ
ネルは好ましくは、換気装置が内部または上方に位置する孔を有する。好ましく
は、孔の上に無双換気装置が設けられる。好ましくは、孔は、関連する回転可能
なスロット付き円板を有する半径方向スロット付きカバーで覆われ、それによっ
て、円板は、カバーおよび円板のそれぞれのスロットが通気を可能にするように
位置合わせされる第1の位置と、通気を妨げるように円板の固体部分が孔のスロ
ットに位置合わせされる第2の位置との間で回転することができる。
ネルは好ましくは、換気装置が内部または上方に位置する孔を有する。好ましく
は、孔の上に無双換気装置が設けられる。好ましくは、孔は、関連する回転可能
なスロット付き円板を有する半径方向スロット付きカバーで覆われ、それによっ
て、円板は、カバーおよび円板のそれぞれのスロットが通気を可能にするように
位置合わせされる第1の位置と、通気を妨げるように円板の固体部分が孔のスロ
ットに位置合わせされる第2の位置との間で回転することができる。
【0011】 本発明の換気システムは、自然換気に使用することができる。言い換えれば、
換気通路が開放されると、コンサバトリ内の暖気が上昇し、換気システムを通っ
て逃げる。一方、電動ファンまたはロータを換気チューブ内に設け、空気をコン
サバトリから換気チューブを介して引き込むことにより、本発明の換気システム
を用いて強制換気が可能である。
換気通路が開放されると、コンサバトリ内の暖気が上昇し、換気システムを通っ
て逃げる。一方、電動ファンまたはロータを換気チューブ内に設け、空気をコン
サバトリから換気チューブを介して引き込むことにより、本発明の換気システム
を用いて強制換気が可能である。
【0012】 次に、添付の図面を参照して、本発明をさらに一例としてのみ説明する。
【0013】 添付の図面を参照するとわかるように、図の尾根端部は、装飾棟飾り12を有
する尾根10と、ガラス棒19が半径方向に延びかつガラス棒同士の間にガラス
・パネル(図示せず)を支持している、全体的に14で指定された尾根端部とを
有するいわゆるビクトリア形式コンサバトリを代表する尾根端部である。
する尾根10と、ガラス棒19が半径方向に延びかつガラス棒同士の間にガラス
・パネル(図示せず)を支持している、全体的に14で指定された尾根端部とを
有するいわゆるビクトリア形式コンサバトリを代表する尾根端部である。
【0014】 コンサバトリ屋根尾根端部は、概ね半円形の尾根端板18が固定された尾根ビ
ーム16を備えている。尾根端板18は、下向きに傾斜しており、ガラス棒19
がそれに取り付けられている。
ーム16を備えている。尾根端板18は、下向きに傾斜しており、ガラス棒19
がそれに取り付けられている。
【0015】 尾根ビーム16の上にキャッピング20があり、尾根端部には概ね半円形のキ
ャッピング22がある。尾根端板18を貫通して換気チューブ24が延びている
。端板18およびチューブ24はワンピース・ダイ・キャスト品目として作るこ
とができる。ガラス棒19の端部と換気チューブ24との間の空間は、海綿状プ
ラスチック材料26で密封されている。
ャッピング22がある。尾根端板18を貫通して換気チューブ24が延びている
。端板18およびチューブ24はワンピース・ダイ・キャスト品目として作るこ
とができる。ガラス棒19の端部と換気チューブ24との間の空間は、海綿状プ
ラスチック材料26で密封されている。
【0016】 換気チューブ24はその頂部で、キャッピング22の円形孔28を貫通して延
びている。孔22内には、ウェブ32によって孔28の側面に連結された閉鎖底
端部を有するチューブ30がある。チューブ30は、フィニアル38のベース3
6からスピゴット34を受容し、したがって、ベース36の底縁部とキャッピン
グ22との間に空間がある。
びている。孔22内には、ウェブ32によって孔28の側面に連結された閉鎖底
端部を有するチューブ30がある。チューブ30は、フィニアル38のベース3
6からスピゴット34を受容し、したがって、ベース36の底縁部とキャッピン
グ22との間に空間がある。
【0017】 尾根端部の下にカバー・プレート40がある。カバー・プレートは、換気チュ
ーブ24の底端部が内部に延びている孔42を有している。孔42のカバーは、
複数の半径方向スロット46を有する換気グリル44である。円板自体が複数の
半径方向スロットを有する円板48がグリル44の上に回転可能に取り付けられ
ており、それにより、カバーのスロットと円板のスロットを位置合わせすること
によって空気が換気チューブ24に入ることと換気チューブ24内を通過するこ
とが可能になる。
ーブ24の底端部が内部に延びている孔42を有している。孔42のカバーは、
複数の半径方向スロット46を有する換気グリル44である。円板自体が複数の
半径方向スロットを有する円板48がグリル44の上に回転可能に取り付けられ
ており、それにより、カバーのスロットと円板のスロットを位置合わせすること
によって空気が換気チューブ24に入ることと換気チューブ24内を通過するこ
とが可能になる。
【0018】 換気チューブ24は、換気チューブを介した強制換気を行うために電動ファン
またはロータを備えることができる。他の換気は、上昇し換気チューブを通過す
るコンサバトリ内の暖かい空気によって行われる。
またはロータを備えることができる。他の換気は、上昇し換気チューブを通過す
るコンサバトリ内の暖かい空気によって行われる。
【図1】 換気システムを有するコンサバトリ尾根端部を下から見た部分分
解図である。
解図である。
【図2】 図1のコンサバトリ尾根を下から見た他の分解図である。
【図3】 図1のコンサバトリ尾根端部を上から見た部分分解図である。
【図4】 図1のコンサバトリ尾根端部を上から見た他の分解図である。
【図5】 図1のコンサバトリ尾根端部の断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW
Claims (15)
- 【請求項1】 尾根および少なくとも1つの自由な尾根端部を有しており、
尾根端部要素を貫通する換気経路が設けられているガラス張り屋根。 - 【請求項2】 概ね垂直な換気チューブが尾根端部に設けられている、請求
項1記載のガラス張り屋根。 - 【請求項3】 換気チューブの上に取り付けられたフィニアルまたはその他
の装飾カバーが、空気を逃がすことのできる空間を該チューブと該フィニアルの
縁部同士の間に残す、請求項2記載のガラス張り屋根。 - 【請求項4】 尾根端部が、尾根ビーム端部のフランジ要素または尾根ビー
ム端部に取り付けられたフランジ要素を備えており、該フランジ要素が、それに
ガラス棒の端部が連結されように配置されている、請求項1、2、または3記載
のガラス張り屋根。 - 【請求項5】 換気チューブが、フランジ要素を貫通するように取り付けら
れている、請求項4記載のガラス張り屋根。 - 【請求項6】 チューブおよびフランジが単一の要素でである、請求項5記
載のガラス張り屋根。 - 【請求項7】 屋根尾根端部用のカバーが、換気チューブ用の孔を有する、
請求項2から6のいずれか一項記載のガラス張り屋根。 - 【請求項8】 尾根端部カバーが、換気頂部上に位置するような形状である
、請求項7記載のガラス張り屋根。 - 【請求項9】 孔が、ウェブによって孔の側面に連結され、装飾要素のスピ
ゴットなどを受容するように配置された、概ね中央のスロットを有し、それによ
って、該装飾要素は、換気チューブ上に位置するが、その底縁部がカバーから間
隔を置いて配置され、底縁部とカバーとの間に通気道が形成される、請求項7ま
たは8記載のガラス張り屋根。 - 【請求項10】 屋根尾根端部の下にカバー・パネルが設けられる、請求項
2から9のいずれか一項記載のガラス張り屋根。 - 【請求項11】 カバー・パネルが、換気チューブが内部または上方に位置
している孔を有する、請求項2から10のいずれか一項記載のガラス張り屋根。 - 【請求項12】 孔の上に無双(hit and miss)換気装置が設けられている
、請求項7から11のいずれか一項記載のガラス張り屋根。 - 【請求項13】 孔が、関連する回転可能なスロット付き円板を有する半径
方向スロット付きカバーで覆われ、それによって、該円板が、カバーおよび円板
のそれぞれのスロットが通気を可能にするように位置合わせされる第1の位置と
、通気を妨げるように円板の固体部分が孔のスロットに位置合わせされる第2の
位置との間で回転することができる、請求項12記載のガラス張り屋根。 - 【請求項14】 強制換気用の手段をさらに備える、請求項2から13のいずれか一項記載のガ
ラス張り屋根。 - 【請求項15】 空気をコンサバトリから換気チューブを介して引き込むた
めに換気チューブ内に電動ファンまたはロータをさらに備える、請求項14記載
のガラス張り屋根。
Applications Claiming Priority (3)
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GB9812010.8 | 1998-06-05 | ||
GBGB9812010.8A GB9812010D0 (en) | 1998-06-05 | 1998-06-05 | Improvements in glazed roofs |
PCT/GB1998/002497 WO1999064698A1 (en) | 1998-06-05 | 1998-08-20 | Improvements in glazed roofs |
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