JP2002516738A

JP2002516738A - スタックフィルタアッセンブリおよび方法

Info

Publication number: JP2002516738A
Application number: JP2000551867A
Authority: JP
Inventors: スコット，エー．ケラー，; カーク，エー．シュネイダー，; トッド，ジー．カリー，; デビッド，ジー．フェリス，
Original assignee: ドナルドソンカンパニー，インコーポレイティド
Priority date: 1998-06-04
Filing date: 1999-05-20
Publication date: 2002-06-11
Also published as: WO1999062618A1; HUP0103365A3; IL139639A0; HUP0103365A2; TR200003571T2; BG105104A; CA2332409A1; PL344464A1; EE200000719A; NO20006168D0; ID27900A; NZ508809A; SK18522000A3; AU4089299A; US6093237A; EP1087829A1; CN1303314A; KR20010071396A; NO20006168L; YU74400A

Abstract

(57)【要約】アブレーティブ・サーマル・イメージング処理における空気の清浄に便利な空気清浄装置であって、ハウジング（図３の４５）と、取外し可能で交換可能なエレメントアッセンブリと、（図３の５０）を含む。ハウジングは、内部、入口導管（図３の２４）、および出口導管（図３の２８）を含む。エレメントアッセンブリは、積重ねた態様で、共に軸方向に整列して取り付けられた第１（図３の５２）および第２（図３の５４）フィルタエレメントを含む。第１のフィルタエレメントは微粒子物質をろ過するための媒体パック（図３の６０）を有する。第２のフィルタエレメントはホルムアルデヒドなどの有害ガスろ過するための媒体パック（図３の６４）を有する。作動中は、ブロワアッセンブリ（図１の１６）が入口導管を通じて第１のエレメント内部へ、第１のエレメント媒体パックを通じ、第２のエレメント媒体パックを通じて第２のエレメント内部へ空気流を導き、そしてハウジング出口導管から排出する。ろ過の方法およびエレメントアッセンブリの交換方法も明細書に説明する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】＜発明の分野＞本発明は、ろ過装置および方法に関する。ある特定の適用例では、本発明は、
アブレーティブ・サーマル・イメージング・プロセス中に出される微粒子および
ガスを除去するためのろ過装置および方法に関する。＜発明の背景＞ある印刷処理では、画像は、ある写真技術によってフィルム上に捕らえられる
。フィルムには薬品溶液が塗布されて、画像はプレートに現像して焼き付けられ
る。プレートはその後印刷機に使用される。この形式の印刷処理はますますコン
ピュータトゥプレート（ＣＴＰ）技術にとって代わられつつある。

【０００２】ＣＴＰ技術では、画像はディジタル方式で捕らえられる。ディジタル画像はフ
ィルムに作用するレーザに渡される。フィルムは一般的にプラスティックフィル
ムに積層された染料コーティングを有する。このようなフィルムは例えばＫｏｄ
ａｋやＤｕＰｏｎｔから市販されている。レーザは染料コーティングを焼きまた
は融除して除去し、画像を形成させる。それから画像が形成されたフィルムをプ
レートに露出して印影する。次にプレートを印刷機の中で使用する。この方法は
アブレーティブ・サーマル・イメージング法とも呼ばれる。

【０００３】レーザがフィルム上の染料コーティングを焼くと、一定のガスおよび汚染物ま
たは微粒子が放出される。ガスは例えばホルムアルデヒド、または硫黄などの臭
気を含むこともある。ＣＴＰ技術の付近では空気を清浄化することが望ましい。
＜発明の概要＞第１および第２の媒体構造を有するフィルタ装置が提供される。好ましくは、
第１および第２の媒体構造は軸方向に整列して積み重ねられる。好ましくは、前
記第１の媒体構造は空気流から微粒子を除去する。好ましくは、前記第２の媒体
構造は空気流から臭気またはガスを除去する。好ましくは、前記第２の媒体構造
は前記第１の媒体構造の下流に配置される。

【０００４】好ましくは、前記第１の媒体構造は対向する第１および第２の端部キャップお
よび開放されたフィルタ内部を有する。好ましくは、前記第１の端部キャップは
、前記開放されたフィルタ内部に空気流が流通する空気流口を有し、また、前記
第２の端部キャップは、これを通る空気流に対して閉じられる。好ましくは、前
記第２の媒体構造は、対向する第１の端部キャップと第２の端部キャップとを有
し、開放されたフィルタ内部を画定する。好ましくは、前記第２の媒体構造の第
１の端部キャップはこれを通る空気流に対して閉じられ、前期第１の媒体構造の
第２の端部キャップに隣接する。好ましくは、前記第２の媒体構造の第２の端部
キャップは、前記第２の媒体構造の開放されたフィルタ内部に空気流が流通する
空気流口を有する。

【０００５】好ましい装置では、ろ過しようとする空気流は前記第１の媒体構造の開放され
たフィルタ内部に導かれ、第１の媒体を通り、第２の媒体を通って、前記第２の
媒体構造の開放されたフィルタ内部に導かれ、前記第２の媒体構造の第２の端部
キャップにおける空気流口を通って出る。

【０００６】好ましい実施形態では、前記フィルタエレメント装置はハウジングの内部に配
置される。好ましくは、前記エレメント装置とハウジングとの間を気密にするた
めにシールシステムが使用される。このようなシールシステムには、軸方向のシ
ールシステムまたは径方向のシールシステムが含まれ得る。

【０００７】ろ過の方法およびフィルタエレメントアッセンブリの交換方法が提供される。
好ましい方法は、以下に説明するような好ましい装置を使用することができる。＜好ましい実施形態の詳細な説明＞Ｉ．既存の装置に関する問題アブレーティブ・サーマル・イメージング法に関しては、ろ過システムが使用
されてきた。このようなシステムは、一般的には、炭素フィルタ媒体の内部に放
射状に微粒子フィルタ媒体を備えた、両端が開放したエレメントを含む。フィル
タエレメントは、中央ヨークと蝶型ナットを通じてハウジングに固定される。気
体は、ハウジング入口の中に導かれ、微粒子フィルタの内部に入り、微粒子フィ
ルタ媒体を通り、炭素フィルタ媒体を通って、ハウジングの出口を通って出る。
出口は、通常、ハウジングの側部に配置される。フィルタエレメントを取り替え
る必要があるかどうか、またはフィルタエレメントをハウジングアッセンブリの
中に設置しないかどうかを決める方法はなかった。

【０００８】この装置はいくつかの問題があった。例えば、ハウジングの側部に対する空気
流の出口の相対的な配置により、ろ過媒体を通る流れが不均一になる場合があっ
た。さらに、フィルタエレメントを取り替えるには蝶型ナットとカバーとを取り
外す必要があった。蝶型ナットは、フィルタを交換する間に、ハウジングの内部
に落下したり、紛失する可能性のある不都合な部品であった。

【０００９】加えて、炭素フィルタの上流の微粒子フィルタの配置は、目詰まりの問題を起
した。例えば、微粒子フィルタ媒体が目詰まりとなると、微粒子フィルタ媒体の
下流の炭素フィルタ媒体を通る空気流は変化し、均一性が劣った。すなわち、微
粒子フィルタ媒体の目詰まり部分の直接下流にある炭素フィルタ媒体は、これを
通るだけの空気流を受け入れなかった。したがって、空気流は炭素フィルタ媒体
の他の領域に分岐され、目詰まりした微粒子フィルタ媒体に隣接し、下流にある
炭素フィルタ媒体の領域よりもひどく損耗した。

【００１０】さらに、フィルタエレメントは両端部に開口部を有していたので、システムの
交換中または作動中に問題があった。交換中に、集められた粒状物は開口部を通
ってハウジングまたはその他の望ましからぬ場所に落ちる可能性があった。

【００１１】本書に記載の装置と方法は、これらの問題およびその他の問題を解決するのに
役立つものである。ＩＩ．図１〜１０の装置Ａ．システムの概要ここで図１を参照すると、空気清浄器システムは概略的に１０で示されている
。図１では、微粒子と副産物としての有害ガスとを作り出す処理が全体的に１２
で示されている。プロセス１２は、例えばアブレーティブ・サーマル・イメージ
ング処理である。このような処理は、通常、０．１ミクロンおよびそれ以上の寸
法範囲内の微粒子を作り出し、使用されるフィルムに応じて硫黄、ケイ素、炭素
、アルミニウム、リン、および／または亜鉛を含み得る。これらの処理は、流量
に応じて、室温（約７２°Ｆ：約２２℃）においてホルムアルデヒドなどのガス
を０．５〜７．５ｐ．ｐ．ｍ．の量で発生することもある。流量が低下した場合
には、ホルムアルデヒドなどのガスの濃度は上昇する。

【００１２】一般的に、空気清浄器２０を通して空気を上記処理の近くに導くために、構造
は処理１２の近くに向けられる。これは処理１２の近くのフードまたはノズル１
４によって行うことができる。微粒子と煙霧を空気清浄器２０の中に引き込むた
めに、ブロワ１６が空気清浄器を通してノズル１４の領域に真空圧を誘導する。
すると、微粒子と煙霧は真空圧によってフレキシブルホース２２などの導管の中
に引き込まれる。ホース２２と入口導管２４とは流体が流通（すなわち空気流の
流通）している。ホース２２と入口導管２４は、ホースクランプ２６などの何か
適当な手段によって共にシールされ得る。

【００１３】入口導管２４から、微粒子と有害ガスとを含む空気は空気清浄器２０の中に向
けられる。空気清浄器２０は０．５ミクロン以上のサイズを有するすべての微粒
子の少なくとも約９０％、一般的には少なくとも９５％を除去し、ホルムアルデ
ヒドガスの少なくとも約９０％、一般的には少なくとも９８．７％を空気から除
去する。次に清浄化された空気は、出口導管２８を通って引き出され、ここで空
気はブロワ１６を通って導かれ大気中へ向かうこととなる。一般的にホース３０
を使用して出口導管２８をブロワ１６に連結することができる。ここでも、ホー
スクランプ３２を使用して出口導管とホース３０との間に確実なシールがされ得
る。

【００１４】次に、図２には、空気清浄器２０の斜視図が示されている。通常、空気清浄器
２０は、本体４６と取外し可能なカバー４７とを有するハウジング４５を含む。
カバー４７を通過する入口導管２４がある。

【００１５】ここで図３を参照する。図３は空気清浄器２０の断面図を示す。図３から分か
るように、空気清浄器２０はハウジング４５を含み、ハウジング４５は内部にエ
レメントアッセンブリ５０を保持し又は包含する。好ましくは、エレメントアッ
センブリ５０が第１のエレメント５２を含み、第１のエレメント５２は第２のエ
レメント５４の頂部に取り付けられ、かつそれに軸方向に整列して積み重なって
いる。入口導管２４が延びてカバー４７を通って、第１のエレメント５２の開放
されたフィルタ内部５６に突出して示されている。また、出口導管２８がハウジ
ング本体４６から延びて、第２のエレメント５４の開放されたフィルタ内部５８
と空気流が流通するように示されている。

【００１６】一般に、空気清浄器２０の動作中には、微粒子と有害ガスとを含む空気は、入
口導管２４を通って第１のエレメント５２の開放フィルタ内部５６の中に引き込
まれ、第１のエレメント５２の媒体６０を通って、ハウジング４５とエレメント
アッセンブリ５０の間のチャネル６２内に入ることが好ましい。好ましくは、第
１のエレメント５２は空気流から微粒子を除去する。チャネル６２から、空気流
は第２のエレメント５４の媒体６４を通って開放されたフィルタ内部５８の中へ
向けられることが好ましい。好ましくは、第２のエレメント５４の媒体６４は、
ホルムアルデヒドなどの有害ガスを空気流から除去する。開放されたフィルタ内
部５８から、清浄化された空気は出口導管２８を通って流れ、ここで空気はブロ
ワ１６を通って大気中へ流れることとなる。Ｂ．エレメントアッセンブリ５０次に、図４を参照する。図４には、好適なエレメントアッセンブリ５０の斜視
図である。図に示すように、エレメントアッセンブリ５０は円筒状の構成を含み
、この円筒状の構成は、第２のエレメント５４に軸方向に整列して積み重なって
いる第１のエレメント５２を含むことが好ましい。エレメントアッセンブリ５０
はハウジング４５の内部で取外し可能であり、交換可能である。図４に示すよう
に、エレメントアッセンブリ５０は、これに操作可能に連結されたハンドル７５
を含むことが好ましい。ハンドル７５は、エレメントアッセンブリ５０を取り外
したり、ハウジング４５に配置するために役立つ。

【００１７】第１および第２のエレメント５２、５４は共に連結され、軸方向に整列して積
み重なっている。「軸方向に整列して積み重ねること」の意味は、第１および第
２のフィルタエレメント５２、５４は軸方向に整列しており、これらが好ましく
共通の中央軸７８（図５）を共有していることにあるが、径方向に整列している
ことまでは意味しない。あるいは、これらが図４、５に示すように垂直に方向に
向いている場合には、互いに上下に積み重なっている。

【００１８】「取外し可能および交換可能」の意味は、エレメントアッセンブリ５０はハウ
ジング４５を壊すことなくハウジング４５から取り出すことができることにある
。エレメントアッセンブリ５０は、新しい未使用のエレメントアッセンブリと取
り替えることができ、これはハウジング４５の内部で方向付けされる。古いエレ
メントアッセンブリ５０は適宜に、廃棄するかまたはリサイクルすることができ
る。

【００１９】図示した好ましい実施形態では、エレメントアッセンブリ５０は、第２のエレ
メント５４の上に取り付けられ、積み重なった第１のエレメント５２を含む。第
１のエレメント５２および第２のエレメント５４は、エレメントの端部キャップ
を互いにスポット溶接することによって互いに固定されることが好ましい。すな
わち、第１のエレメント５２の第２の端部キャップ９６（図５）は第２のエレメ
ント５４の第１の端部キャップ１２０（図５）にスポット溶接される。

【００２０】ここで図５を参照する。図５は、エレメントアッセンブリ５０の断面図を示す
。第１のエレメント５２は円筒状であって、フィルタ媒体６０を支えるために内
側および外側ライナ９０、９１を含むことが好ましい。内側および外側ライナ９
０、９１は、堅固な支持構造をもたらすためにさまざまな材料を含むことができ
る。これは例えばエキスパンドメタル、穴あき金物、およびプラスチックライナ
を含むことができる。通常、内側および外側ライナ９０、９１は、装置を通る空
気流を妨げないように適切に穴があけられているか、または多孔状にされており
、媒体構造を収容すると共に使用目的に応じた十分な軸方向の強さを有する装置
を提供し、媒体構造を破損から防ぐような、適切な構造的堅牢さと強さをもった
材料が選択されることが好ましい。一般的なライナとしては、少なくとも５０％
、しばしば６０％またはそれ以上の開口領域を有するものである。通常、亜鉛メ
ッキされた金属またはプラスチックの構成が望ましい。

【００２１】フィルタエレメント５２の対向した端部には、第１および第２の対向した端部
キャップ９５、９６があることが好ましい。図示された好ましい装置では、媒体
６０、内側ライナ９０、および外側ライナ９１は、端部キャップ９５、９６間に
延在し、装置に取り付けられている。図示した特定の好ましい装置は、媒体６０
とライナ９０、９１と共に、金属材料から形成された端部キャップ９５、９６を
採用しているが、媒体６０とライナ９０、９１とは、ポリウレタンまたはエポキ
シのような材料により端部キャップ９５、９６に取り付けられている。

【００２２】さらに図５を参照すると、第２の端部キャップ９６は「閉じた」端部キャップ
である。すなわち、端部キャップ９６は、空気流の開口部を含まないので、一般
に空気は端部９７を通って内部５６からチャネル６２へ流れることが妨げられる
（図３）。

【００２３】反対に、第１の端部キャップ９５は、中央開口部１００を有する「開いた」端
部キャップである。使用時に、第１のフィルタエレメント５２は入口導管２４を
取り囲む開口部１００を有する空気清浄器２０の中に取り付けられている（図２
）。図３、４に示すような仕様に応じて、（可能な多様な方法によって）適切な
シールを行うことにより、空気流が最初に媒体６０を通ってしまってろ過される
ことなくチャネル６２に至ることが防止される。

【００２４】図４に示す装置において、好ましくは、シールシステムは軸方向のシールシス
テムを含むことが好ましい。特にガスケット部材１０６、例えばＯリング１０７
が第１の端部キャップ９５の上に取り付けられ、開口部１００を取り囲んでいる
。Ｏリング１０７は好ましくはカバー４７によってハウジング４５内部で圧縮さ
れ、その間にシール１１０（図３）を形成する。Ｏリング１０７のためにさまざ
まな材料を採用することができるが、ネオプレンＥＰＤＭＳＢＲスポンジゴム
材料を採用することが好ましい。この材料は後でさらに詳しく説明する。さらに
図３に示すように、プレート１０３を介してガスケット１０８を入口導管２４に
取り付け、入口導管２４と第１の端部キャップ９５との間のシール１０９にある
程度のシールをもたらすことができる。しかし、ガスケット部材１０６の軸方向
のシールシステムは好ましい装置において信頼できる主なシールシステムである
ことを理解されたい。

【００２５】他の実施形態として、入口導管２４と開口部１００との間に径方向のシールを
使用することができる。径方向のシールの構成の適当な例としては、欧州特許第
０３２９６５９号ＢＩにさらに詳しく記載されており、この特許は本明細書に参
照として含まれる。図１０は径方向のシールの構成の実施形態の１例を示す。こ
れは図１０に関連して後述する。

【００２６】第１のフィルタエレメント５２は、微粒子フィルタとして機能することが好ま
しく、すなわち第１のフィルタエレメント５２は硫黄、ケイ素、炭素、アルミニ
ウム、リン、および／または亜鉛などの粒子を除去して、処理１２において画像
形成されたフィルムまたはプレートの質を向上する（図１）。媒体６０はひだ付
き媒体であることが好ましいが、別の代替品も考えられる。媒体６０用の好まし
い材料の例を後で説明する。

【００２７】入口導管２４を通ってフィルタ内部５６に入る空気流は、粒子と有害ガスとを
担持しており、この空気流は媒体６０を通過する。媒体６０は約５０ミクロン以
上のサイズを有する粒子を除去することが好ましい。微粒子と汚染物とが媒体６
０の内部表面に集められる。このようにして、微粒子が集められて蓄積されると
、これらはフィルタ内部５６に残される。これはエレメントアッセンブリ５０を
取り替えるときに便利で清浄な処分に役立つこととなる。端部キャップ９６は閉
じた端部キャップであるから、集められた微粒子物質は、交換中、エレメント５
２の内部５６に留まっている。

【００２８】さらに図５を参照すると、第２のフィルタエレメント５４は第１のエレメント
５２と軸方向に整列してこの下に積み重なって示されていることが好ましい。図
５で見ることができるように、第２のエレメント５４は、円筒状の第１のエレメ
ント５２の外径と同じ外径を有する円筒状であることが好ましい。第２のフィル
タエレメント５４は、第１のフィルタエレメント５２の軸方向の長さよりも著し
く短い軸方向の長さを有することが好ましい。この理由は、好ましい装置では、
有害な臭気やガスを吸収するために必要な媒体６４の量は、微粒子を除去するた
めに必要な媒体６０の量ほど多くはないからである。第２のフィルタエレメント
５４が第１のフィルタエレメント５２の下流に配置されていることは好ましい。
このような態様では、空気が媒体６０を通過して微粒子が除去された後に、ホル
ムアルデヒドなどの有害ガスを除去するために、空気は第２のフィルタエレメン
ト５４の媒体６４を通過する。

【００２９】第２のフィルタエレメント５４は、媒体６４を支持するために円筒状内側ライ
ナ１１２と円筒状外側ライナ１１３とを含むことが好ましい。媒体６４、内側ラ
イナ１１２、および、外側ライナ１１３は第１および第２の端部キャップ１２０
、１２１の間に延在している。好ましいシステムでは、内側ライナ１１２をライ
ニングするのは媒体を閉じ込める内側ライナ１１４である。同様に、外側ライナ
１１３をライニングするのは媒体を閉じ込める外側ライナ１１５である。媒体を
閉じ込めるライナ１１４、１１５も第１および第２の端部キャップ１２０、１２
１の間に延在していることが好ましい。内側および外側の媒体を閉じ込めるライ
ナ１１４、１１５は、媒体６４、例えば粒状炭素および炭素ダスト、を装置の中
に保持または包含するのに役立つことが好ましい。すなわちライナ１１４、１１
５は共に、媒体６４がライナ１１２、１１３を通ってフィルタ内部５８かエレメ
ントアッセンブリ５０の外側に落ちないように保つことに役立つ。媒体を閉じ込
めるライナ１１４、１１５は静電フェルトであることが好ましい。有用な材料を
後で詳しく説明する。

【００３０】第１の端部キャップ１２０は閉じた端部キャップであることが好ましい。すな
わち、第１の端部キャップ１２０はその中に空気流の開口部を含まず、したがっ
て、通常、空気は第１の端部キャップ１２０を通って内部５８へ流れることが妨
げられる。反対に、第２の端部キャップ１２１は開いた端部キャップであること
が好ましく、中央開口部１２５を有する（図６を参照）。

【００３１】第２のエレメント５４は、空気から有害な噴霧または臭気を除去するように機
能することが好ましい。媒体６４は、空気から除去しようとするガスまたは臭気
の種類に基づいて選択される。第２のエレメント５４は、吸収剤または吸着剤と
して作用することが好ましい。ここで使用する「吸収剤」と「吸着剤」という用
語は、同じ意味を持つと考えるべきである。通常、第２のエレメント５４は化学
的な吸収剤となる。ある好ましいシステムでは、第２のエレメント５４は微粒子
化学吸収媒体となる。多様な媒体構造が採用され、検討される得るが、好ましい
実施形態では、媒体６４には活性炭が含まれる。好ましい媒体６４の例を後でさ
らに詳しく説明する。

【００３２】第１および第２の端部キャップ１２０、１２１は、１８ゲージ亜鉛メッキ鋼材
料などの金属から形成され、例えばポリウレタンまたはエポキシによってこれに
取り付けられたライナ１１２、１１３と媒体６４を有することが好ましい。

【００３３】ある好ましい構造では、装置は媒体６４の閉じ込めとパックとのために使用さ
れる。言い換えれば、媒体６４が活性炭などの粒状でぼろぼろの微粒子化学吸収
剤として選択されている場合には、ここにおける装置は、ぼろぼろの微粒子媒体
６４を確実にパックされた密な状態に保持するための好ましいシステムの一例を
提供する。図９を参照して、図９は第２のエレメント５４の部分断片拡大断面図
である。図９は、全体的に１４０で示される１つの好ましいパックの構造を示す
。図示した例では、パックの構造１４０はプレート、蓋またはキャップ１４１、
および圧縮可能なガスケット部材１４２を含む。蓋１４１は、プラスチックなど
の非多孔質の剛性材料で構成されている円筒状ディスク１４４であることが好ま
しい。ガスケット部材１４２は、第２のエレメント５４と同じ円筒形状を有する
軟らかくて圧縮可能な材料であることが好ましい。ガスケット部材１４２用の１
つの有益な材料はネオプレンなどのゴムであり、後でさらに完全に説明する。

【００３４】さらに図９を参照して、内側ライナ１１２、１１４は領域１４５において蓋１
４１の上に折り込まれるか、曲げられるか、または折り曲げられることが好まし
い。同様に、外側ライナ１１３、１１５は領域１４６において蓋１４１の上に折
り込まれるか、曲げられるか、または折り曲げられることが好ましい。折り曲げ
または曲げられた部分１４５、１４６は第１の端部キャップ１２０と蓋１４１の
間に閉じ込められる。

【００３５】第２のエレメント５４を組み立てるには、第２の端部キャップ１２１をエポキ
シまたは接着剤によって内側ライナ１１２、１１４と外側ライナ１１３、１１５
とに取り付けることが好ましい。次に、炭素微粒子などの媒体６４を内側ライナ
１１２、１１４と外側ライナ１１３、１１５との間に充填する。圧縮ガスケット
１４２を媒体６４の頂部に置く。プレートまたは蓋１４１を圧縮ガスケット１４
２の頂部に置く。次に、内側ライナ１１２、１１４を蓋１４１の上に折り曲げて
、領域１４５を形成することが好ましい。外側ライナ１１３、１１５を蓋１４１
の上に折り曲げるか曲げて、領域１４６を形成することが好ましい。

【００３６】圧縮ガスケット１４２が媒体６４の密なパックを確実にすることが明らかであ
ろう。例えば活性炭を媒体６４として使用する場合には、媒体６４は初期の組立
の後に時間と共に安定する。微粒子の炭素が安定すると、ガスケット１４２は膨
張して、媒体６４と蓋１４１との間の空所をすべて埋める。

【００３７】使用時に、第２のエレメント５４は出口導管２８を取り囲む開口部１２５（図
６）を有する空気清浄器２０の中に取り付けられる（図３）。図に示すような仕
様のために、さまざまな可能な方法による適切なシールシステムを使用すること
により、空気流が媒体６４を通り、ろ過されることなく開口部１２５に達するこ
とが防止される。

【００３８】次に、図６を参照する。図６はエレメントアッセンブリ５０の底面図を示す。
とりわけ、第２のエレメント５４の１つの好ましい底面図を、軸方向のシールシ
ステムを含むものとして図示している。軸方向のシールシステムは、出口開口１
２５を取り囲むガスケット部材１３０を含む。ガスケット部材１３０は、軟らか
い圧縮可能なＯリング１３２であることが好ましい。エレメントアッセンブリ５
０がハウジング４５の内部に取り付けられて、軸方向の圧力を加えるためにカバ
ー４７をクランプ３２（図３）によって適所に締め付けると、ガスケット部材１
３０によりハウジング４５の壁と第２のエレメント５４との間にシール１３６（
図３）が提供される。

【００３９】図示された特定の好適なエレメントアッセンブリ５０が有する第１および第２
のエレメント５２、５４では、互いに逆方向に流れが生じることが分かる。例え
ば第１のエレメント５２は、図３において矢印１４７で示すように、内部から外
部への空気流、または、「逆方向の流れ」のシステムを有するように動作する。
これとは対称的に、第２のエレメント５４は、図３において矢印１４８で示すよ
うに、空気流がエレメント５４の外部から内部への空気流、または、「順方向の
流れ」のシステムである。このようにすると、より均一な目詰まりを生じるよう
にすることに役立つ。例えば、第１のエレメント５２の一定の部分が目詰まりを
生じ始めるか、または閉塞状態になった場合に、第２のエレメント５４のどの特
定の部分にも目詰まりについて影響を与えない。

【００４０】次に、図１０を参照する。図１０では、第１のエレメント２００は図３〜５に
示す第１のエレメント５２を改変したものである。第１のエレメント２００は、
軸方向のシールを作り出すためのガスケット部材１０６のようなガスケット部材
は含んでいない。第１のエレメント２００はアダプタリング構造２０２を含む。
アダプタリング構造２０２は内側ライナ２０４と入口導管２１８の間に配置され
る。有益なアダプタリング構造の例としは、１９９８年２月１９日出願の米国特
許出願第０９／０２５８２８号に記載されており、これは本明細書に参照として
組み込まれる。通常、アダプタリング構造２０２は、内側ライナ２０４に係合ま
たはフックで掛けられたフート２２２を有する円形部材、角をなす内側部分また
は表面２２４、およびネックまたは端部分２０６を含む。図１０で見ることがで
きるように、角をなす表面２２４はフート２２２と端部分２０６との間に延在し
ている。端部分２０６は、内側放射表面２２５を画定する円形断面を有する一般
に円筒状の部材とすることができる。

【００４１】さらに図１０を参照すると、第１のエレメント２００は第１の端部キャップ２
１０を有する。図３の実施形態の第１の端部キャップ９５におけると同様に、第
１の端部キャップ２１０は、空気流口２１２を画定している。第１の端部キャッ
プ９５とは反対に、図１０の第１の端部キャップ２１０の実施形態は、シール部
分２１５が空気流の入口導管２１８とリング構造２０２の端部分２０６との間で
これらに対して圧縮されるように、軟らかい圧縮可能な材料で作られている。第
１の端部キャップ２１０の有益な材料の例は、ポリウレタン等で、さらに詳細に
は、発泡ポリウレタンなどの圧縮可能な重合体材料である。有益な材料の例とし
ては、米国特許第５６６９９４９号の端部キャップ３に記載されており、これは
参照として本明細書に組み込まれる。図１０に見ることができるように、シール
部分２１５は開口部２１２を取り囲んでいる。この態様において、入口導管２１
８が開口部２１２の内部に位置付けられると、シール部分２１５は導管２１８と
端部分２０６との間でこれらに対して圧縮され、この間に径方向のシール２２０
を形成する。図１０に示す実施形態の他の構造的特徴は図１〜９における実施形
態に関して記載されたものと同様であり、これに記載の通りである。

【００４２】ここで図１１を参照すると、図１０における実施形態の第１の端部キャップ２
１０の部分断面図が圧縮されていない状態で示されている。すなわちフィルタエ
レメント２００が空気清浄器の中でチューブまたは導管２１８の上に設置されて
いないときの、径方向のシール部分２１５が示されている。さらに図１１を参照
すると、径方向のシール部分２１５は、空気流の導管２１８と接合するために、
表面の内径が増加する勾配を画定している。とりわけ、図１１に示す例では、径
方向のシール部分２１５は、３段２３５、２３６、２３７で画定している。これ
らの段の断面寸法、断面幅は、その段が第１の端部キャップ２１０の頂部２４０
から離れるにつれて増加する。また、図示するように段２３７の下には領域２４
２があり、この断面幅は狭くなっている。

【００４３】Ｃ．ハウジング次に、図２を参照する。図２には、１つの好ましいハウジング４５が図示され
ている。好ましくは、ハウジング４５は、円筒状本体４６とカバー部材４７とを
有する円筒状のものである。

【００４４】ここで図３を参照すると、好ましくは、ハウジング本体４６は周囲壁１５０と
軸方向底壁１５２とを含む。底壁１５２により、壁１５０の端部は閉じている。
。好ましくは、底壁１５２は、第２のエレメント５４の内部５８と空気流が流通
するように、該底壁から延びて突出する出口導管２８を含む。

【００４５】底壁１５２の反対側には、ハウジング４５の開いた端部１５４がある。開いた
端部１５４はカバー部材４７によって選択的に開閉され、または、覆われたりそ
うでなくされる。好ましくは、カバー部材４７はハウジング本体４６に取り付け
られて、選択的にこの上に掛け金で掛けられるか、またはこれから完全に取り外
される。

【００４６】ここで図２を参照すると、好ましくは、カバー部材４７がクランプ３２によっ
て開いた端部１５４を覆うように選択的に取り付けられる。好ましくは、クラン
プ３２は、ハウジング本体の開いた端部１５４の外周１５６の周りに均等に間隔
をおいて配置されたオーバセンタクランプを含む。オーバセンタクランプ３２は
、ばね金属のクランプであることは好ましく、そのようなクランプは、米国特許
出願第０８／７５１０４１号に記載され、これは本明細書に参照として組み込ま
れる。

【００４７】図示した装置では、３〜８個のクランプを使用することが好ましく、この実施
形態では４個のクランプ３２が本体４６とカバー４７の周辺に均等に間隔をおい
て配置されている。クランプ３２は一緒に少なくとも１５ポンド（６．８ｋｇ）
、一般的には約１７〜２０ポンド（約７．７〜９．１ｋｇ）の圧縮力を生じさせ
る。これにより、エレメントアッセンブリ５０の上に十分な軸方向圧力が与えら
れ、エレメントアッセンブリ５０とハウジング４５との間に気密シール１１０、
１３６が提供される。

【００４８】ここで図３を参照すると、好ましくは、ハウジング４５は、その内部でエレメ
ントアッセンブリ５０の芯合わせをする構造を含む。図示した特定の好ましい実
施形態では、ハウジング４５は、ハウジング本体４６の底壁１５２から軸方向に
延びた複数の突出部材またはスタンドオフ１６０を含む。一般に、スタンドオフ
１６０は底壁１５２から延びた垂直な支柱１６２を含むことが好ましい。各支柱
１６２は、芯合わせ機能を補助する斜面またはテーパ面または部分１６４を画定
することが好ましい。すなわち、斜面またはテーパ部分１６４によって、エレメ
ントアッセンブリ５０をハウジング４５の内部で正しい配置に導く案内縁が存在
することとになる。好ましくは、台部１６５が支柱１６２から外へ突出している
。台部１６５は、エレメントアッセンブリ５０がハウジング４５の中で配置され
ると、これを保持して支える。台部１６５の高さは、ガスケット部材１３０が部
分的にのみ圧縮するように設定されることが好ましい。好ましい装置では、台部
１６５の高さは、ガスケット部材１３０の圧縮が７５％より大きくならず一般的
には約５０％であるような高さである。言い換えれば、台部１６５の利点の１つ
は、これらがガスケット部材１３０に生ずる圧縮を防止し、上部ガスケット部材
１０６が軸方向シール配置においてシール１１０を形成するための十分な圧縮を
持つことを保証することである。台部１６５の高さ、すなわち底部１５２から各
台部１６５の頂部までの距離は約０．２インチ（約５．１ｍｍ）であることが好
ましく、一例では０．１９インチ（４．８２ｍｍ）である。約３／８インチ（約
９．５ｍｍ）の断面厚を有するガスケット部材１３０については、約０．１９イ
ンチ（約４．８ｍｍ）の台部１６５の高さが約５０％のガスケット部材１３０の
圧縮を導く。

【００４９】ハウジング４５は、ハウジング４５を支持構造に取り付けるための構造を有す
ることが好ましい。支持構造はプレートなどのさまざまな装置を含むことができ
る。図８には、好ましい取付け構造の一例が示されている。取付け構造が複数の
取付け個所１７０を有するボルト穴を含むことは好ましい。取付け個所１７０は
、ねじ付きボルトを中に受け入れるための内部ねじ山を有するクリップまたフラ
ンジ付きナット１７２を含むことが好ましい。ナット１７２は溶接などによって
ハウジング４５に適当に取り付けられる。取付け個所１７０は、底壁１５２の周
囲１７４に均等に間隔を置いて設けられることが好ましい。図８に示す好ましい
実施形態では、約９０°の間隔を置いて設けられた４つの取付け個所１７０があ
る。

【００５０】Ｄ．フィルタ交換の決定法とフィルタ整備法好ましくは、空気清浄器２０は、エレメントアッセンブリ５０が整備または交
換を必要とすることを知らせる方法を含む。図７に注目されたい。図７では、交
換が必要であるときを示すため、および、フィルタエレメントアッセンブリ５０
がハウジングの中に設置されているか否かを示すための、１つの好ましいシステ
ムが全体的に１８０で示されている。

【００５１】図７において、好ましくは、システム１８０は、第１のフィルタエレメント５
２の上流に圧力タップ１８２を含む。好ましくは、第２の圧力タップ１８４は、
第１のエレメント５２のすぐ下流であり、第２のエレメント５４の上流に設けら
れる。好ましくは、第３の圧力タップ１８６は、第２のエレメント５４の下流に
設けらる。一般に圧力タップ１８２、１８４、１８６は、ホース１９４、１９５
、１９６、１９７を受け入れるためのバーブ付き真鍮ホース取付け品をつけた約
１／８インチ（３．１７５ｍｍ）のアメリカパイプねじを持つ開口を、ハウジン
グ４５の中に含むことは好ましい。

【００５２】好ましくは、差圧スイッチ１９０が第１の圧力タップ１８２と第２の圧力タッ
プ１８４との間に配置される。差圧スイッチ１９０は第１のエレメント５２の両
端間の圧力低下を示す。好ましくは、第２の差圧スイッチ１９２は、第２の圧力
タップ１８４と第３の圧力タップ１８６との間にある。第２の差圧スイッチ１９
２は第２のエレメント５４の両端間の圧力低下を示す。有益なスイッチとしては
、フロリダ州ＦｏｒｔＬａｕｄｅｒｄａｌｅのＭｉｃｒｏ−Ｐｎｅｕｍａｔｉ
ｃｓＬｏｇｉｃ社から市販されている部品番号ＭＰＬ−５０２がある。

【００５３】差圧スイッチ１９０の示度は、フィルタアッセンブリ５０の交換を必要とする
時期を示す。とりわけ、微粒子フィルタ５２の両端間の圧力低下は媒体６０が目
詰まりを起こすと増加する。いったん圧力低下がスイッチ１９０の設定値を超過
すると、スイッチは閉じてエレメントアッセンブリ５０の交換が必要であること
を示す。

【００５４】差圧スイッチ１９２は、システム全体について、フィルタアッセンブリ５０が
存在するか否か、および／または、流れの閉塞があるかを示す。例えば、入口ホ
ース２２または出口ホース３０（図１）が閉塞した場合、または、ブロワ１６が
運転を停止した場合には、第２の差圧スイッチ１９２によってそれが示されるこ
とになる。とりわけ、第２のエレメント５４の両端間の圧力低下は、フィルタア
ッセンブリ５０が存在する場合には最低値以上であり、空気流は存在する。フィ
ルタアッセンブリ５０が取り付けられた場合には差圧スイッチ１９２は閉じ、シ
ステムを通じて空気流は存在する。

【００５５】エレメントアッセンブリ５０を取り替える時期になったとき、例えば差圧スイ
ッチ１９０が、目詰まりした微粒子フィルタエレメント５２の交換時期であると
示したとき、ここに記載の装置は便利かつ迅速な交換が可能である。交換は、１
週間毎または２週間毎に行うことが好ましく、おおよそ、第１のエレメント５２
には２．２５ポンド（１．０２２ｋｇ）の微粒子が捕獲される。有害ガスを捕獲
する第２のエレメント５４の寿命は微粒子フィルタエレメント５２の寿命より長
いことが好ましい。

【００５６】エレメントアッセンブリ５０を取り替えるには、次のステップを行うことが好
ましい。カバー４７をハウジング４５から取り外す。これはクランプ３２を外す
ことによって行うことが好ましい。カバー４７を本体４６から外すと、エレメン
トアッセンブリ５０とハウジング４５との間のシール１１０、１３６が解除され
る。カバー４７を除去することによって、第１のエレメント５２の第１の端部キ
ャップ９５が現れる。次に、交換を実施する人はエレメントアッセンブリ５０に
取り付けられたハンドル７５を把持する。ハンドル７５を端部キャップ９５から
旋回し、開いた端部１５４を通してエレメントアッセンブリ５０を引き上げる。
先ず第１のエレメント５２が開いた端部１５４を通り、次に第２のエレメント５
４が続く。

【００５７】古い使用済みのエレメントアッセンブリ５０を廃棄する。また、第１のエレメ
ント５２の中に捕獲されたある微粒子をリサイクルすることが望ましい場合もあ
る。

【００５８】第１のエレメント５２における集められた微粒子物質は第１のエレメント５２
の内部に留まり、孔に接近して内部５６から落下することはない。

【００５９】それから、第２の別の新しいフィルタアッセンブリ５０を準備する。作業者は
、新しいエレメントアッセンブリ５０のハンドル７５を握り、これをハウジング
４５の中に位置付ける。そして、第２のエレメント５４が開端部１５４を通り、
次に第１のエレメント５２が続く。スタンドオフ１６０は、ハウジング４５の底
壁１５２の上に第２の端部キャップ１２１の芯合わせをしつつエレメントアッセ
ンブリ５０を芯合わせすることに役立つ。第２の端部キャップ１２１における空
気流の開口部１２５は、出口導管２８と空気流が流通するように配置される。次
にカバー４７が、エレメントアッセンブリ５０の端部を覆うように配置して開い
た端部１５４を閉じる。入口導管２４は、第１の端部キャップ９５の空気流の開
部口１００と空気流が流通するように配置される。

【００６０】次に、カバー４７を本体４６に固定するためにクランプ３２を掛ける。クラン
プが中央で閉じられるか締められるように、中央を通る軸方向の圧力をエレメン
トアッセンブリ５０とハウジング４５との間に加える。軸方向の圧力はガスケッ
ト部材１０６とカバー４７の間の気密シール１１０を生じさせ、ガスケット部材
１３０と底壁１５２との間のシール１３６を作り出す。

【００６１】好ましいシステムでは、エレメントアッセンブリ５０の交換を実施するための
全時間は５分以下であり、３分以下であることが好ましい。

【００６２】Ｅ．材料の例ここでは、ここに記載の装置に関する代表的な、ある場合には好ましい材料の
例を挙げる。適切であれば代替材料が利用できることはもちろんである。

【００６３】ハウジング４５は、厚さ０．０４４インチの金属、例えば鋼鉄で作られている
ことが好ましい。

【００６４】端部キャップ９５，９６、および１２０、１２１は、厚さ０．０４４インチの
金属、例えば亜鉛メッキ鋼で作られていることが好ましい。

【００６５】Ｏリング１０７、１３２とガスケット部材１４２とは、ゴム、例えばネオプレ
ン／ＥＰＤＭ／ＳＢＲスポンジゴムから製造することができる。これらは２〜５
ｐｓｉで約２５％の変形圧縮、および、３０〜４５ショア硬度を有する。これら
の密度は５〜７ｌｂｓ．／ｃｕ．ｆｔ、引張り強さは８０ｐｓｉである。これら
は−７０°Ｆ〜＋２５０°Ｆの温度範囲内で働く。

【００６６】媒体６０は、ひだ付き媒体や複雑な媒体を含むことができる。ひだ付き媒体を
使用する場合には、一般に紙またはセルロース繊維の媒体、またはセルロース繊
維および合成繊維を含む媒体を使用することができる。媒体は例えば、本明細書
に参照として組み込まれている米国特許第５４２３８９２号に記載のようなオイ
リングによって処理することもできる。また、例えば媒体を、膨張ポリテトラフ
ルオロエチレン（ＰＴＦＥ）によって処理することもできる。また本明細書に参
照として組み込まれている米国特許第５４２３８９２号に説明されているように
、紙またはセルロースなどのバリア媒体の効率は、ある場合には媒体の表面に、
一般的には５ミクロン以下の比較的細い繊維また多くの場合にはサブミクロンサ
イズ（平均）の繊維の付着物を加えることによって改質することができる。

【００６７】１つの好ましい媒体６０は、耐炎性空気フィルタ媒体を含む。この媒体は下記
の特性を有する。最低約５０フィート／分のフレーザー浸透率。期待値は１６〜
１８フィート／分。少なくとも８ポンドの乾燥破壊強さ。期待値は９〜１４ポン
ド。少なくとも４．５ポンドの湿潤破壊強さ。期待値は約５〜１８ポンド。８０
ポンド／３０００平方フィート以下の坪量。期待値は約７４〜７９ポンド／３０
００平方フィート。少なくとも１０ｐｓｉの湿潤破裂強さ。期待値は約１８ｐｓ
ｉ。約５５マイクロメートル以下の細孔サイズ。一般的には４８〜５５マイクロ
メートル。少なくとも０．０２０インチの波形。一般的には約０．０２１インチ
。少なくとも０．０１２インチの厚さ。一般的には約０．０１３〜０．０１５イ
ンチ。少なくとも２５Ｊ／ｓｑ．のドライティー。一般的には少なくとも３０Ｊ
／ｓｑ．。８フィート／分において少なくとも１４．９ｇ／平方フィートの粉塵
装荷。一般的には約１６．７ｇ／平方フィート。少なくとも２０００ｍｇのガー
レー剛性。一般的には少なくとも２４００ｍｇ。最大木炭長５インチ以下の耐炎
性。一般的には約２〜４インチ。

【００６８】媒体６４は、ホルムアルデヒドガスを吸収するためにヨウ化カリウムによって
含浸された活性炭であることが好ましい。臭気の吸収のみを必要とする（ホルム
アルデヒドガスの吸収は必要としない）場合には、活性炭をヨウ化カリウムで含
浸する必要はない。媒体６４は下記の仕様を有することが好ましい。

【００６９】少なくとも５５％（ベース）のＡＳＴＭＤ−３４６７によるＣＣｌ４活性レ
ベル（基剤）。約１５〜２２％以下のＡＳＴＭＤ−２８６７による水分含有量
。６Ｘ１２Ｕ．Ｓ．メッシュのＡＳＴＭＤ−２８６２による粒子サイズ。

【００７０】媒体６４は、９７のＡＳＴＭＤ−３８９２による硬度を有することが好まし
い。これは０．６０ｇ／ｃｍ^３のＡＳＴＭＤ−２８５４によるかさ密度を有す
る。これは３％（ベース）のＡＳＴＭＤ−２８６６による灰分含有量を有する
。これは１１５０ｍ^２／ｇ（ベース）の表面積ＢＥＴＮ２を有する。媒体６４
は一般的に粗い顆粒状の粒子で、平均直径は約１／１６インチである。

【００７１】作動中は、媒体６４はホルムアルデヒドガスを除去するので、空気清浄器２０
の下流では空気中に０．１ｐｐｍ以下のホルムアルデヒドが存在することになる
。

【００７２】ある好ましい活性炭は、ＦｏｒｍａＳｏｒｂ（Ｒ）の商標でオハイオ州Ｃｏｌ
ｕｍｂｕｓのＢａｒｎｅｂｅｙ＆Ｓｕｔｃｌｉｆｆｅから市販されている。

【００７３】媒体を含む内側および外側ライナ１１４、１１５は一般的に針状の混合繊維（
５０％のポリプロピレンと５０％のアクリル系）の静電フェルトにすることがで
き、下記の特性を有する。

【００７４】フォンブリン効率：１０．５フィート／分の空気流、０．３〜０．４ミクロン
の粒子で試験して、平均７６〜９４％、７１以下または９９以上の単一値はない
。透過性：２８３〜４７６フィート／分。０．５ｐｓｉにおける厚さ：０．０３
６〜０．０６１インチ。基本重量：約４８〜７５ポンド／３０００平方フィート
。

【００７５】Ｆ．構造の一例次節では、空気清浄器アッセンブリのある特定の好ましい例を説明する。代替
構造および寸法を採用できることはいうまでもない。

【００７６】作動中は、空気清浄器２０は、約１週間または２週間の運転の後に約２．２５
ポンドの微粒子を除去すると推定される。清浄器２０を通る最低空気流量は約３
０立方フィート／分であり、最大空気流量は約８５立方フィート／分になろう。

【００７７】入口導管２４の先端部と出口導管２８との間の軸方向長は、少なくとも約２０
インチになり、一般的には約２５インチになろう。入口導管２４の直径は少なく
とも約１インチで約４インチ以下、一般的には約１．７５インチになろう。ハウ
ジング本体４６の直径は少なくとも約１２インチで約２４インチ以下、一般的に
は約１６インチになろう。出口導管２８の軸方向長は少なくとも約１インチで約
４インチ以下、一般的には約１．９インチになろう。出口導管２８は少なくとも
約１インチで約４インチ以下、一般的には約１．２５インチの直径を有すること
になろう。

【００７８】エレメントアッセンブリ５０は、少なくとも約１２インチで約２５インチ以下
、一般的には約１９．３インチの軸方向全長を有することになろう。第１のエレ
メントアッセンブリ５２の軸方向長は、少なくとも約１０インチで約２０インチ
以下、一般的には約１６．２インチになろう。第２のエレメントアッセンブリ５
４の軸方向長は、少なくとも約１インチで約１０インチ以下、一般的には約３．
１インチになろう。

【００７９】第１および第２のエレメント５２、５４の内径は、少なくとも約５インチで約
１２インチ以下、一般的には約９．７５インチになろう。媒体構造６０、６４の
径方向の厚さは、一般的に少なくとも約１インチで約４インチ以下、一般的には
約２インチになろう。エレメントアッセンブリ５０の外径は、少なくとも約７イ
ンチで約２０インチ以下、一般的には約１３．７５インチになろう。

【００８０】第１の端部キャップ１２０における開口部１００の直径は、少なくとも約１．
２５インチで約４．２５インチ以下、一般的には約２．０インチになろう。第２
の端部キャップ１２１における開口１２５の直径は、少なくとも約１．２５イン
チで約４．２５インチ以下、一般的には約２．０インチになろう。

【００８１】ガスケット部材１００の内径は、少なくとも約１１と１／８インチで約１３．
５インチ以下、一般的には約１１．７５インチになろう。ガスケット１００は一
般的に、少なくとも約０．２５インチで約１．２５インチ以下、一般的には約０
．７５インチの径方向の厚さを有することになろう。これは、少なくとも約０．
２５インチで約０．５インチ以下、一般的には約３／８インチの断面厚さを有す
ることになろう。ガスケット部材１３０は、ガスケット部材１００の寸法と類似
の寸法を有することになろう。

【００８２】スタンドオフ１６０は、少なくとも約０．１インチで約２インチ以下、一般的
には約３／１６インチだけ底壁１５２から突出することになろう。

【００８３】上記の仕様、例、およびデータは、本発明の製造と使用の完全な説明を提供す
るものである。本発明の精神と範囲から逸脱することなく、本発明の多くの実施
形態を実現することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の原理による空気清浄化システムの一実施形態を示す概略図である。

【図２】本発明の原理による空気清浄化システムの一実施形態を示す斜視図である。

【図３】図２に示す空気清浄器の断面図であって、この中に配置されたエレメントアッ
センブリを示す断面図である。

【図４】本発明の原理による図２に示す空気清浄器の中で使用できるエレメントアッセ
ンブリの一実施形態の斜視図である。

【図５】図４に示すエレメントアッセンブリの断面図であって、第２のフィルタエレメ
ントの近くに積み重なった第１のフィルタエレメントを示す断面図である。

【図６】図４および５に示すエレメントアッセンブリの底面図であって、本発明の原理
による出口導管とガスケット部材とを示す断面図である。

【図７】図２に示す空気清浄器の側面図であって、本発明の原理による圧力差スイッチ
を概略的に示す側面図である。

【図８】図７に示す空気清浄器の底面図であって、本発明の原理による取付け構造を示
す底面図である。

【図９】本発明の原理による図５に示す第２のフィルタエレメントの部分断片拡大断面
図である。

【図１０】図３に示す図に似た空気清浄器の別の実施形態の断面図であって、径方向のシ
ールシステムを示す断面図である。

【図１１】図１０の装置で使用される径方向のシールシステムの端部キャップ密封域のプ
ロファイルを示す部分断面図である。

【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書

【提出日】平成１２年６月２６日（２０００．６．２６）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】特許請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【特許請求の範囲】

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ (72)発明者シュネイダー，カーク，エー．アメリカ合衆国ミネソタ州 55344，エデンプレイリー，ハイランドテラス 10825 (72)発明者カリー，トッド，ジー．アメリカ合衆国ミネソタ州 55024，ファーミングトン，ウエストビュードライブ 1029 (72)発明者フェリス，デビッド，ジー．アメリカ合衆国ミネソタ州 55115，マトメディ，プレストウィックプレイス 1321 Ｆターム(参考） 4D012 CA10 CB05 CG01 CH01 4D058 JA10 KA01 KA27 KC19 KC62 LA01 QA01 QA11 TA03

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】フィルタエレメントアッセンブリであって、（ａ）対向する第１および第２の端部キャップを有し、開放されたフィルタ内
部を画定する第１の媒体構造を備え、（ｉ）前記第１の端部キャップは、前記開放されたフィルタ内部に空気流が
流通する空気流口を有し、（ｉｉ）前記第２の端部キャップは、これを通る空気流に対して閉じており
、（ｂ）第１および第２の端部を有し、開放されたフィルタ内部を画定する第２
の媒体構造を備え、（ｉ）前記第２の媒体構造は、前記第１の媒体構造に取り付けられ、かつ、
該第１の媒体構造に、軸方向に整列して積み重なっており、（ｉｉ）前記第２の媒体構造の第１の端部は、これを通る空気流に対して閉
じており、（ｉｉｉ）前記第２の媒体構造の第２の端部は、前記第２の媒体構造の開放
されたフィルタ内部に空気流が流通する空気流口を含み、前記第２の媒体の第２
の端部は、前記第１の媒体構造の第１の端部キャップに対して反対側における前
記フィルタエレメントアッセンブリの端部にあるフィルタエレメントアッセンブ
リ。
【請求項２】（ａ）前記第２の媒体構造は、前記第１の端部に設けられた
第１の閉じた端部キャップと、前記第２の端部に設けられ、かつ、前記空気流口
を有する第２の端部キャップと、を有することを特徴とする請求項１に記載のフ
ィルタエレメントアッセンブリ。
【請求項３】（ａ）前記第１の媒体構造は、スポット溶接によって前記第
２の媒体構造に連結されたことを特徴とする請求項２に記載のフィルタエレメン
トアッセンブリ。
【請求項４】（ａ）前記第１の媒体構造が、前記第１の媒体構造の第１の
端部キャップと第２の端部キャップとの間に延びる外側ライナおよび内側ライナ
を有する円筒状であり、（ｂ）前記第２の媒体構造が、前記第２の媒体構造の第１の端部キャップと第
２の端部キャップとの間に延びる外側ライナおよび内側ライナを有する円筒状で
あることを特徴とする請求項２または３に記載のフィルタエレメントアッセンブ
リ。
【請求項５】（ａ）前記第２の媒体構造の第１の端部キャップが、前記第
１の媒体構造の第２の端部キャップに隣接していることを特徴とする請求項２乃
至４のいずれか１項に記載のフィルタエレメントアッセンブリ。
【請求項６】（ａ）前記第１の媒体構造の第１の端部キャップに、該第１
の媒体構造の第１の端部キャップの空気流口に設けられたガスケット部材を含む
ことを特徴とする請求項１乃至５のいずれか１項に記載のフィルタエレメントア
ッセンブリ。
【請求項７】（ａ）前記第２の媒体構造の第２の端部キャップに、前記第
２の媒体構造の第２の端部キャップの空気流口に設けられたガスケット部材を含
むことを特徴とする請求項２乃至６のいずれか１項に記載のフィルタエレメント
アッセンブリ。
【請求項８】（ａ）前記第１の媒体構造が、ひだ付き紙を備えたことを特
徴とする請求項１乃至７のいずれか１項に記載のフィルタエレメントアッセンブ
リ。
【請求項９】（ａ）前記第２の媒体構造が活性炭を備えたことを特徴とす
る請求項１乃至８のいずれか１項に記載のフィルタエレメントアッセンブリ。
【請求項１０】請求項１乃至９のいずれか１項に記載のフィルタエレメン
トアッセンブリを有する空気清浄器であって、（ａ）内部と、入口導管と、出口導管とを有するハウジングを含み、（ｂ）前記フィルタエレメントアッセンブリは、前記ハウジング内において着
脱及び交換可能であり、（ｉ）前記第１の媒体構造の第１の端部キャップの空気流口が、前記ハウジ
ングの入口導管と前記第１の媒体構造の開放された内部との間で空気流の流通を
可能にし、（ｉｉ）前記第２の媒体構造の第２の端部の空気流口が、前記第２の媒体構
造の開放された内部と前記ハウジングの出口導管との間で空気流の流通を可能に
する空気清浄器。
【請求項１１】（ａ）前記ハウジングが、前記ハウジング内部及び前記フ
ィルタエレメントアッセンブリへのアクセスを可能にする着脱可能なカバーを有
することを特徴とする請求項１０に記載の空気清浄器。
【請求項１２】（ａ）前記ハウジングが、前記カバーを前記ハウジングに
選択的に取り付けるための複数のクランプを含むことを特徴とする請求項１０ま
たは１１に記載の空気清浄器。
【請求項１３】（ａ）前記ハウジングが、前記ハウジングの内壁に沿って
設けられた複数のスタンドオフを含む、請求項１０乃至１２のいずれか１項に記
載の空気清浄器。
【請求項１４】（ａ）前記第２の媒体構造が前記離隔部の間で、中心に配
置されたことを特徴とする請求項１３に記載の空気清浄器。
【請求項１５】（ａ）前記フィルタエレメントアッセンブリが、前記フィルタエレメントアッセンブリに操作可能に取り付けられ、前記ハウジ
ング内において前記フィルタエレメントアッセンブリの配置及び取り外しを行う
ためのハンドルを有することを特徴とする請求項１０乃至１４のいずれか１項に
記載の空気清浄器。
【請求項１６】（ａ）前記フィルタエレメントアッセンブリが、前記フィルタエレメントアッセンブリと前記ハウジングとの間をシールするた
めのシール部を有することを特徴とする請求項１０乃至１５のいずれか１項に記
載の空気清浄器。
【請求項１７】（ａ）前記シール部が、前記第１の媒体構造の第１の端部キャップに、前記入口導管を取り囲むように
設けられた第１のガスケット部材を有し、（ｉ）前記ガスケット部材は、前記ハウジングカバーが閉じたときに、前記
第１の媒体構造と前記ハウジングカバーとの間にシールを形成し、（ａ）前記シール部が、前記第２の媒体構造の第２の端部キャップに、前記出口導管を取り囲むように設
けられた第２のガスケット部材を含み、（ｉ）前記第２のフィルタエレメントのガスケット部材が、前記第２の媒体
構造と前記ハウジングとの間にシールを形成することを特徴とする請求項１６に
記載の空気清浄器。
【請求項１８】（ａ）空気流を、前記入口導管を通って前記第１の媒体構
造の内部へ、前記第１の媒体構造を通り、前記第２の媒体構造を通って、前記第
２の媒体構造の内部へ、そして、前記出口導管を通って外に出すブロワアッセン
ブリを含む請求項１０乃至１７のいずれか１項に記載の空気清浄器。
【請求項１９】（ａ）前記第１の媒体構造の上流の第１の圧力タップと、
前記第１の媒体構造の下流であって前記第２の媒体構造の上流の第２の圧力タッ
プと、前記第２の媒体構造の下流の第３の圧力タップと、を含み、（ｂ）前記第１の圧力タップと前記第２の圧力タップとに接続され、前記第１
の媒体構造の両端間の圧力低下を示す第１の差圧スイッチを含み、（ｃ）前記第２の圧力タップと前記第３の圧力タップとに接続され、前記第２
の媒体構造の両端間の圧力低下を示す第２の差圧スイッチを含むことを特徴とす
る請求項１０乃至１８のいずれか１項に記載の空気清浄器。
【請求項２０】請求項１１に記載の空気清浄器を取り扱う方法であって、（ａ）前記ハウジングカバーを取り外して、開口部をハウジングの内部に露出
させ、前記ハウジング内で前記フィルタエレメントアッセンブリの配置をする工
程と、（ｂ）前記フィルタエレメントアッセンブリ上のハンドルを把持する工程と、（ｃ）前記ハンドルにより、前記開口部を通して前記フィルタエレメントアッ
センブリを持ち上げ、前記第１のフィルタエレメントを前記開口部を通過させ、
前記第１のフィルタエレメントの後に前記第２のフィルタエレメントを開口部を
通過させる工程と、を含む方法。