JP2002516486A - 抵抗率測定用のエピタキシャルウエハの製造方法 - Google Patents

抵抗率測定用のエピタキシャルウエハの製造方法

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JP2002516486A JP2000550143A JP2000550143A JP2002516486A JP 2002516486 A JP2002516486 A JP 2002516486A JP 2000550143 A JP2000550143 A JP 2000550143A JP 2000550143 A JP2000550143 A JP 2000550143A JP 2002516486 A JP2002516486 A JP 2002516486A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、n型エピタキシャル層またはp型エピタキシャル層をその表面に有するシリコンウエハの評価方法に関する。第1の実施形態において、酸化物層が、酸素の存在下でウエハを紫外光に曝すことによってn型エピタキシャルウエハの表面に形成される。次いで、ウエハは、エピタキシャル層の特性を評価するために容量−電圧測定に付される。第2の実施形態において、酸化物層が、不活性キャリアガスおよびフッ化水素酸蒸気を含むガス状混合物をウエハの表面に通すことによってp型エピタキシャルウエハの表面から溶解される。次いで、ウエハは、エピタキシャル層の特性を評価するために容量−電圧測定に付される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、一般的には、分析用エピタキシャルウエハの製造方法に関する。よ
り詳細には、容量(キャパシタンス)−電圧測定が行われるp型エピタキシャル
半導体ウエハまたはn型エピタキシャル半導体ウエハの表面を製造する方法に関
する。
【0002】 (背景技術) 集積回路の製造に適する半導体ウエハは、単結晶のシリコンインゴットから薄
いウエハを切断することによって製造される。切断後、ウエハはラッピング処理
が施され、やや均一な厚さにされる。次いで、ウエハは、キズを除くためにエッ
チングされ、滑らかな表面にされる。従来のウエハ形成処理における最終工程は
、大きな反射能の無キズ表面がウエハの少なくとも一方の面に作製される研磨工
程である。電気的デバイスの製造が行われるのはこの研磨された面に対してであ
る。
【0003】 シリコンウエハから製造される電気的デバイスの性能は、エピタキシャル蒸着
によって高めることができる。エピタキシャル蒸着は、結晶基板上に薄い結晶層
を成長させるプロセスである。例えば、少量のドープ処理が行われたシリコンエ
ピタキシャル層を、大量のドープ処理が行われたシリコン基板ウエハの上に成長
させることができる。そのような構造によって、大きなデバイス処理速度が適度
な電流で可能になる。エピタキシの他の利点には、ドーパント濃度プロフィルの
正確な制御および不純物を含まないことが含まれる。
【0004】 エピタキシャル層は、基板ウエハをエピタキシャル反応装置に入れ、次いで、
水素などのキャリアガスによって、SiCl4、SiHCl3またはSiH2Cl2 を含む多数のシリコン系化合物の1つをその反応装置に導入することによって蒸
着される。所望する操作条件が一旦達成されると、シリコンの蒸着が、塩化水素
酸および純粋なシリコンを生成させるシリコン系化合物と水素キャリアガスとの
反応の結果として生じる。生成したシリコンが、次いで、基板のウエハ表面に蒸
着される。蒸着は、所望する厚さのエピタキシャル層が成長するまで続けること
ができる。
【0005】 エピタキシャル層の蒸着が完了した後、典型的には、ウエハのいくつかの特性
が、ウエハの目的とするデバイス領域あるいはその付近で評価される。ドーパン
ト濃度プロフィル、抵抗率、スロープ、フラット域などのエピタキシャル層の特
性は層の品質を示すものである。エピタキシャル層のこれらの特性は、最も一般
的には、ショットキーダイオードを最初に調製することを含む容量(キャパシタ
ンス)−電圧(「CV」)技術によって測定される。
【0006】 ショットキーダイオードの調製には、試験される材料の表面との2つの接触に
よって電気回路を形成することが含まれる。典型的には、ショットキーダイオー
ドは、シリコンウエハを、エピタキシャル層面で液体水銀カラムと接触させるこ
と、および非エピタキシャル面でスチールプレートなどの金属プレートと接触さ
せることを含む。このような接触は、「フロントサイドダウン」法(例えば、M
SIから市販されているMSI装置を参照のこと)および「バックサイドダウン
」法(例えば、Solid State Measurementから市販され
ているSSM装置を参照のこと)を含む従来の装置類および方法を使用して形成
させることができる。
【0007】 容量(キャパシタンス)−電圧測定は、ウエハ表面に対する印加電位を連続的
に変化させることによって行われる。経験により、試験されるウエハの表面状態
は、CV測定に使用されるショットキーダイオードの性質に大きく影響し得るこ
とが明らかにされている。この影響は、主として、ウエハに存在するキャリアの
大多数が、ダイオードの水銀−シリコン界面で形成された接合部を介して流れ得
ること、すなわちそのような接合物を通って移動し得るという事実のためである
。その結果、測定の信頼性が損なわれ得る。このような移動が生じないようにす
るために、接合部は整流状態で維持されなければならない。典型的には、この整
流状態は、この分野で汎用される手段でウエハ表面を化学処理することによって
達成される(例えば、ASTM勧告F1392を参照のこと)。
【0008】 用いられる化学的な処理方法は、試験されるウエハのタイプに依存する。例え
ば、n型ウエハの場合、化学的処理は、典型的には、薄い酸化物層をウエハ表面
に形成または成長させることを含む。酸化物層の成長は、典型的には、硝酸、熱
過酸化水素またはオゾン化水などの酸化剤を含有する溶液にウエハを数分間浸す
ことによって達成される。次いで、ウエハは脱イオン水で約10分間洗浄され、
窒素雰囲気中で遠心乾燥される。
【0009】 p型ウエハの場合、化学的処理は、典型的には、ウエハを濃HF溶液で約30
秒間処理すること、あるいはウエハを希HF溶液(例えば、10部の水に対して
1部のHFの溶液など)で約5分間処理することのいずれかを含む。次いで、ウ
エハは脱イオン水で約10分間洗浄され、窒素雰囲気中で遠心乾燥される。
【0010】 n型またはp型のエピタキシャルウエハの表面を調製するこれらの現行方法は
、多数の理由のために問題的である。第1に、強い酸性溶液の使用は、製造環境
の安全を脅かす原因となり、かつそのような溶液を加熱することから生じる蒸気
は周りの機器類に対して有害である。第2に、これらの方法は、主として、さら
なる処理が行われ得る前にウエハの乾燥を必要とする「湿式装置」方法であると
いう事実により時間がかかるために処理量が低い。第3に、高価な機器類が、こ
の種の溶液を取り扱うために、そして適切な表面を調製するために必要である。
最後に、p型ウエハを調製する場合には、処理費用を著しく増大させる大量のフ
ッ化水素酸が消費される。
【0011】 上記を考慮して、正確で一貫したCV測定値を得ることができるように、n型
ウエハまたはp型ウエハの表面が調製される効率的で費用のかからない方法が依
然として求められている。エピタキシャル反応装置の性能を連続的な様式で正確
かつ効率的にモニターできることは、エピタキシャルウエハの製造にとって特に
重要である。なぜなら、製造されているウエハが許容できないほどのドーパント
濃度プロフィルを有する場合、エピタキシャル反応装置は、そのような許容でき
ないウエハがさらに製造されないように調節され得るからである。
【0012】 (発明の概要) 従って、本発明の目的には下記が含まれる:n型エピタキシャル層またはp型
エピタキシャル層をその表面に有するシリコンウエハの特性を評価するための改
善された方法を提供すること;評価されるウエハ表面が濡らされないそのような
方法を提供すること;および増大した安全性、効率性および費用効果を可能にす
る、容量−電圧測定に必要なn型エピタキシャルウエハまたはp型エピタキシャ
ルウエハを製造する方法を提供すること。
【0013】 従って、簡単に記載すると、本発明は、n型エピタキシャル層またはp型エピ
タキシャル層をその表面に有するシリコンウエハの評価方法に関する。第1の実
施形態において、酸化物層が、酸素の存在下でウエハを紫外光に曝すことによっ
てn型エピタキシャルウエハの表面に形成される。次いで、ウエハは、エピタキ
シャル層の特性を評価するために容量(キャパシタンス)−電圧測定に付される
【0014】 本発明はさらに、n型のエピタキシャル層をその表面に有するシリコンウエハ
の表面特性の評価方法に関する。オゾンおよび原子状酸素が、酸素含有雰囲気に
紫外光を照射することによって生じる。この場合、紫外光は約185nmおよび
約254nmの波長を有する。n型エピタキシャルウエハは、シリコンの酸化物
層をウエハの表面に形成させるためにこのオゾンおよび原子状酸素に曝される。
次いで、ウエハは、エピタキシャル層の特性を評価するために容量−電圧測定に
付される。
【0015】 本発明はさらに、n型エピタキシャル層をその表面に有するシリコンウエハの
表面特性の評価方法に関する。この方法は、酸素の存在下でウエハを紫外光に曝
すことによってシリコンの酸化物層をエピタキシャル層の上部に形成させること
を含む。この場合、紫外光は約185nmおよび約254nmの波長を有する。
次いで、表面の特性が、シリコン酸化物と水銀との第1の接触、および金属とウ
エハの非エピタキシャル面との第2の接触が形成されるショットキーダイオード
を製造することによって評価される。
【0016】 本発明はなおさらに、第2の実施形態において、p型エピタキシャル層をその
表面に有するシリコンウエハの評価方法に関する。この方法は、ウエハを処理チ
ャンバー内に置くことを含む。不活性なキャリアガスが、フッ化水素酸水溶液を
含有する酸トラップに吹き込まれ、キャリアガスがフッ化水素酸蒸気で富化され
、キャリアガスおよびフッ化水素酸を含むガス状混合物が得られる。ガス状混合
物は処理チャンバーに送られ、ウエハ表面と接触させられ、シリコンの酸化物層
を溶解する。次いで、ウエハは、エピタキシャル層を評価するために容量−電圧
測定に付される。
【0017】 本発明の他の目的および特徴は、本発明中下記において一部は明らかであり、
一部が指摘されている。
【0018】 (発明の詳細) 本発明の方法により、n型およびp型のエピタキシャル単結晶シリコンウエハ
が、容量−電圧(CV)測定によるエピタキシャル層の特性評価のために製造さ
れる。本明細書中で使用されている用語「p型」は、ホール(正孔)が優勢なキ
ャリアである半導体を示すことが理解され得る。同様に、用語「n型」は、電子
が優勢なキャリアである半導体を表すことが理解され得る。
【0019】 エピタキシャル層の特性として、一般には、ドーパント濃度プロフィル、抵抗
率、スロープおよびフラット域が含まれる。これらはすべて、層の品質を示すも
のである。エピタキシャル層のこれらの特性は、最も一般的には、ショットキー
ダイオードが調製される容量−電圧(「CV」)技術によって測定される。本発
明の第1の実施形態において、n型エピタキシャルウエハは、酸化物層をウエハ
の表面に成長させることによって評価のために調製される。本発明の第2の実施
形態において、p型エピタキシャルウエハは、酸化物層をウエハ表面から溶解す
ることによって評価のために製造される。
【0020】 第1の実施形態において、n型エピタキシャルウエハは、ウエハを酸素含有雰
囲気下で紫外(UV)光に曝してウエハの表面を酸化することによって容量−電
圧(CV)測定のために製造される。何らかの特定の理論にとらわれるものでは
ないが、UV光に曝されたとき、酸素(O2)は、約185nmの波長のUV光
を吸収することによって、オゾン(O3)および原子状酸素(O)が生じるよう
に反応すると考えらる。オゾンが一旦生成すると、オゾンは、約254nmの波
長のUV光を吸収することによってさらなる分解を受け、さらなる原子状酸素を
生成し得る。生成した原子状酸素は、特に強い酸化剤として作用する。原子状酸
素およびオゾンはともに、ウエハの表面でシリコンと反応して、酸化物層を形成
し得る。
【0021】 酸化物層がn型ウエハの表面で形成される速度は、少なくとも部分的には、ウ
エハ表面とUV源との距離の関数であり、速度は距離の減少とともに増大する。
何らかの特定の理論にとらわれるものではないが、これは、主として、原子状酸
素またはオゾンと比較して、はるかにより大きな反応性を有する酸素ラジカルが
最初に生成するためであると考えられる。UV源とウエハ表面との距離が最少で
ある場合、ラジカルの電子は、オゾンを形成するように反応するか、またはより
低いエネルギーレベルに緩和して原子状酸素を形成することとは対照的に、ウエ
ハ表面と反応するのに十分な時間、励起されたエネルギーレベルに留まり得る。
その結果、ウエハの表面は、典型的には、UV源からの距離が約1mm〜約10
mmの範囲に置かれ、好ましくは約2mm〜約5mmの範囲に置かれる。
【0022】 記載されているように、原子状酸素は、シリコンウエハに対する特に良好な酸
化剤である。その結果、UV源は、典型的には、原子状酸素の生成が最も大きく
なる割合で必要な波長の光を放出するように調節される。従って、典型的には、
UV源は、そのUVエネルギーの約50%を約185nmで放出し、そのUVエ
ネルギーの約50%を約254nmで放出する。しかし、好ましくは、放出され
るUVエネルギーの約65%は約185nmの波長にあり、放出されるUVエネ
ルギーの約35%は約254nmの波長にある。
【0023】 酸素含有雰囲気にUV照射されたとき、n型エピタキシャルウエハは、典型的
には、生成した原子状酸素およびオゾンに約30秒間〜約60秒間曝される。し
かし、好ましくは、ウエハは、正確で一貫したCV測定値を得るために妥当な酸
化物層が得られるのに十分な時間だけ曝される。この点に関して、ウエハは、は
るかにより長い時間にわたって曝され得ることに留意しなければならない。しか
し、より長時間にわたって曝すことは不必要であると考えられ、プロセスの処理
量を低下させるように作用し得るにすぎない。
【0024】 必要な波長のUV光をウエハの表面全体に均一に放出し得るこの分野で汎用さ
れるUV源はどれも、本発明に使用することができる。しかし、好ましくは、約
20,000マイクロワット/cm2の出力を有する低圧水銀蒸気ランプが使用
される(Jelight Company,Inc.から市販されている)。
【0025】 本発明の方法は、酸素含有雰囲気のUV照射による妥当な酸化物層の形成が可
能な任意の温度で実施することができる。しかし、好ましくは、本発明の方法は
約20℃〜約25℃の範囲の室温で実施される。
【0026】 好ましくは、本発明の第1の実施形態は、Jelight Company,
Inc.(所在地:Irvine、CA:モデル番号144A)から市販されて
いる紫外線酸化装置(「UVO」装置)を使用して実施される。このUVO装置
は、n型シリコンウエハの表面に酸化物層を形成させるために、一般にほとんど
変更することなく使用でき、そしてこの第1の実施形態に有利な多数の特徴を提
供するために好ましい。例えば、1つが最初のウエハ入口にあり、もう1つがU
V照射チャンバーにある2つのインターロックは、ウエハの処理中に作業者がU
Vエネルギーに曝されないように作用する。さらに、この装置は空気をプロセス
ガスとして使用し、従って、操作に必要な設備は電源および排気装置だけである
。排気装置によって、ウエハを取り出す前に、オゾンを反応チャンバーから排気
することができる。最後に、この装置は、典型的には、1枚のウエハのみを処理
するために構成されているが、処理量は、装置が一度に多数のウエハを処理でき
るように変更が施された従来の方法を使用して大きくすることができる。
【0027】 本発明の第2の実施形態において、容量−電圧(CV)測定されるp型エピタ
キシャルウエハの製造が、フッ化水素酸(HF)蒸気が富化されたキャリアガス
にウエハを曝すことにより酸化物層をウエハの表面から溶解することによって行
われる。この点に関して、理論的には、酸化物層は、p型ウエハをエピタキシャ
ル反応装置から出した後にはp型ウエハの表面に存在していないことに留意しな
ければならない。しかし、p型ウエハが直ちにCV測定に付されない場合、自然
の酸化物層が形成され得る(すなわち、エピタキシャルチャンバーから出された
後、ウエハが空気中に存在する酸素に曝されただけの結果として形成される酸化
物層)。さらに、反応装置から取り出された直後にウエハが試験された場合でさ
え、ウエハの特性の一部またはすべてを測定できないことがあることが見出され
ている。このような状況のもとでは、本発明によるウエハの処理は、CV測定の
正確度および信頼性を改善するために好ましい。
【0028】 この第2の実施形態により、p型エピタキシャルウエハは、制御された環境を
有し、かつHF蒸気に曝されるのに適した材料から作製された処理チャンバー内
に置かれる。好ましくは、チャンバーは、存在し得る何らかの酸化剤を除くため
に、窒素などの不活性な非酸化性ガスで最初にパージされる。典型的には、チャ
ンバーは、流速が約50〜約150標準立方フィート/時間(SCFH)の範囲
で窒素ガスを使用してパージされる。好ましくは、流速は約90SCFH〜約1
10SCFHの範囲にある。窒素のパージ時間は、チャンバーの大きさ、パージ
される立方フィート数によって変化し得る。典型的には、パージは約5秒間〜約
10秒間続けられる。しかし、好ましくは、パージは、存在する何らかの酸化剤
および他の不純物を除くために十分な時間にわたって行われるだけである。
【0029】 キャリアガス、典型的には窒素は、HFの水溶液を含有する酸トラップに窒素
を通すか、または「吹き込む」ことによってHF蒸気が加えられる。ガスが酸性
溶液に吹き込まれると、HF蒸気がガス流に移動するので、HFおよびキャリア
ガスを含むガス状混合物が得られる。こうして、HF蒸気がガスにより処理チャ
ンバー内に運ばれる。
【0030】 典型的には、トラップを通過するキャリアガスの流速は約50SCFH〜約1
50SCFHの範囲である。好ましくは、流速は約90SCFH〜約110SC
FHの範囲である。この点に関して、流速が大きくなりすぎると、HF蒸気が凝
縮することがあり、HFの液滴が処置チャンバーの内部で生成し得ることに留意
しなければならない。これは、このような液滴がウエハの表面に接触する場合に
は装置ならびにプロセス全体に対して有害であり得る。従って、このようなこと
は避けなければならない。
【0031】 酸性溶液は、典型的には、少なくとも40重量%のHF濃度を有する。好まし
くは、HF濃度は約40重量%〜約50重量%の範囲である。最も好ましくは、
HF濃度は、安全性の問題および装置設計および材料によって許容されるのと同
じほど高い濃度である。しかし、本発明の方法は、約40重量%未満のHF濃度
を有する溶液を使用しても問題なく実施できることに留意しなければならない。
しかし、溶液がより薄くなるほど、酸化物層がウエハ表面から溶解される速度は
低下し得る。従って、より長い曝露時間が必要とされ得る。さらに、溶液が非常
に薄くなり得ると、HF蒸気を効率よく得ることができない。
【0032】 p型エピタキシャルウエハがHF富化ガスに典型的に曝される時間は、使用さ
れているHF溶液の濃度ならびに除去する酸化物層の厚さの両方の関数である。
典型的には、約40重量%〜約50重量%のHF濃度を有する溶液、および厚さ
が約2オングストローム〜約50オングストロームの範囲にある自然の酸化物層
の場合、曝露時間は約20秒〜約25秒である。しかし、溶液の濃度が濃くなる
に従って、あるいは薄くなるに従って、曝露時間は、それぞれ、短くすることが
でき、あるいは長くすることができる。さらに、ある所与濃度の溶液の場合、酸
化物層の厚さが大きくなるに従って、あるいは小さくなるに従って、曝露時間も
また、それぞれ、長くすることができ、あるいは短くすることができる。
【0033】 HF富化ガスが処理チャンバーに入り、ウエハ表面を通過した後、ガスは排気
管を通してチャンバーから排出され得る。ウエハが所望する長さの時間にわたっ
てガスに曝された場合、処理チャンバーは、好ましくは、不活性なキャリアガス
でパージされる。この最終的なパージ工程は、好ましくは約20秒間〜約30秒
間続き、残留しているかもしれないHF蒸気または残留物に作業者が接触しない
ようにする安全上の予防処置として行われる。その結果、処理チャンバーの大き
さまたは容量が大きくなるほど、パージ時間もまた長くなり得ることに留意しな
ければならない。
【0034】 曝露時間が長くなるほど、HF蒸気は「使い果たされ」得ることに留意しなけ
ればならない。すなわち、蒸気は、ウエハ表面の酸化物層との反応によって完全
に消費され得る。従って、好ましい実施形態において、ウエハが約25秒間より
も長く曝され得る場合、処理チャンバーは、使い果たされたHF蒸気を除くため
に短時間パージされる。このようにして、新鮮なHF蒸気がチャンバーに導入さ
れ、増大したプロセス効率が得られる。この中間のパージは、好ましくは約10
秒間続き、25秒毎のHF曝露の後に行われる。従って、HFの曝露時間に依存
して、1回を越える中間のパージ工程が必要であり得る。例えば、HF処理が約
50秒間続く場合、1回の中間のパージ工程が約25秒後に行われ、そしてHF
処理が終了したときに、最終のパージ工程が行われる。
【0035】 第2の実施形態の方法は、所望する場合には、ウエハの前面(すなわち、エピ
タキシャル面)のみが処理され得るという必要に応じて行われる処理を有するこ
とに留意しなければならない。この処理は、処理時間が少なくなるために、ウエ
ハが溶液に浸される従来の技術よりも好都合である。しかし、ウエハの一面のみ
が処理される場合、CV測定の「バックサイドダウン」法が好ましくは使用され
る。なぜなら、金属接触の大きさのために、この方法は、ウエハ裏面上の酸化物
層の存在に対してほとんど感受性を有しないからである。その結果、寄生容量お
よび直列抵抗などの問題はCV測定に有害な影響を及ぼさない。
【0036】 好ましくは、第2の実施形態の方法は、SEZ社(所在地:Villach、
オーストリア)から市販されているFUMERドライHF装置を使用して行われ
る。このFUMERは、p型エピタキシャルウエハの表面から酸化物層を溶解す
るために、製造者によって規定された標準的な操作条件のもとで、一般にほとん
ど変更することなく使用できるからである。
【0037】 第2の実施形態の方法は、プロセスの処理量を大きくするために、同時に多数
のウエハに対して行うことができる。処理されるウエハの正確な数は、ウエハホ
ルダーおよび処理チャンバーのサイズ、ならびに処理されるウエハの直径の関数
である。
【0038】 抵抗率が約3オーム・cm未満のエピタキシャル層を有するp型エピタキシャ
ルウエハの場合、p型ウエハはUVで約2秒間〜約5秒間処理され得ることに留
意しなければならない。これは、測定の正確性を増大させるために行われる。何
らかの理論にとらわれるものではないが、この薄い酸化物層は、ウエハの表面に
存在する有機残留物および他の汚染物を除くことにおいて有用であると考えられ
る。酸化物層が成長したとき、ウエハを本発明の第1の実施形態の方法に従って
処理することが好ましい。従って、好ましくは、p型ウエハは、酸素含有雰囲気
の存在下でUVランプの下に置かれ、表面が、生成させて得られたオゾンおよび
原子状酸素に表面を約2秒間〜約5秒間曝すことによって酸化される。
【0039】 第1の実施形態に従って製造されたウエハは、ウエハ表面上の酸化物層の存在
を明らかにする従来の手段で評価することができる。例えば、接触角の測定は、
酸化物層の存在を検出するために使用されることが多く、ウエハの酸素末端表面
は親水性であるという原理に基づいている。接触角の測定には、水滴がウエハ表
面と接触したときに水滴がもたらす角度を測定することが含まれる。酸化物層が
ウエハ表面で成長するに従って、表面は疎水性が小さくなり、従って接触角が減
少する。
【0040】 本発明の実施形態は、ショットキーダイオードが形成されたときに、接合部が
整流状態で維持され得るようにn型エピタキシャルウエハおよびp型エピタキシ
ャルウエハの表面を調製するための改善された方法が可能になることによって正
確なCV測定が得られる手段を提供する。本発明は、ウエハ表面の調製を、従来
の湿式装置方法と比較して、より効率的な乾燥環境で行うことを可能にし、そし
てエピタキシャルウエハを製造して評価するために、より大きな費用効率の方法
をもたらす。下記の実施例において開示されているように、本発明に従って製造
されたウエハが、従来の「バックサイドダウン」および「フロントサイドダウン
」によるCV測定法および装置(例えば、それぞれ、SSM装置およびMSI装
置を参照のこと)を使用して評価され、標準的な「湿式装置」方法で製造された
ウエハの品質よりも一般に良好な品質であることが見出された。
【0041】 本発明は下記の実施例によって例示される。下記の実施例は、例示するためだ
けであり、本発明の範囲、または本発明が実施され得る方法を限定するものとし
てみなしてはならない。
【0042】 実施例1 n型エピタキシャルウエハのUV酸化 本発明の第1の実施形態の方法を、それぞれが疎水性の表面を有する3組のn
型エピタキシャル単結晶シリコンウエハについて行った。それぞれの組を異なる
方法で調製した。すなわち、エピタキシャル層を、ウエハのそれぞれの組につい
て異なる方法で成長させた。第1組のn型エピタキシャルウエハを、Appli
ed Material社のエピタキシャル反応装置を使用して調製した。第2
のウエハを、ASM社のエピタキシャル反応装置を使用して調製した。最後に、
第3組のウエハを、Applied Material社のエピタキシャル反応
装置を使用して調製したが、ウエハを反応装置から取り出した後、ウエハをフッ
化水素酸で処理して、存在する何らかの酸化物層を溶解し、表面の完全な水素末
端を確実にした(すなわち、ウエハの表面は何らの自然の酸化物層を有していな
かった)。
【0043】 従来のUVO装置(Jelight Companyから販売。モデル番号1
44A)を使用して、各組のウエハを、UVランプとウエハ表面との距離が約1
0mmであるようにウエハホルダーに配置した。電力をUVO装置内のUVラン
プに供給して、波長が約185nmおよび254nmのUV光を、それぞれ、6
5%および35%の割合で発生させた。周囲の空気を酸素含有雰囲気として利用
した。
【0044】 酸化物層の形成を曝露時間の関数として調べるために、曝露時間を、それぞれ
の組においてウエハ1枚毎に増大させた。次いで、これらのウエハを、ウエハの
厚さの変化を評価するために楕円偏光計によって、そしてウエハ表面の親水性を
評価するために接触角によって分析した。次に図1を参照すると、接触角を曝露
時間の関数としてプロットしてある。図1から理解され得るように、接触角は、
曝露時間の増大とともに減少している。このことは、酸化物層が成長しているこ
とを示している。接触角について得られた各データ点は、各ウエハの表面におけ
る種々の位置で得られた9測定の結果を平均した後で求められたことに留意しな
ければならない。これは、結果がウエハの表面全体を代表し得ることを保証する
ために行われた。
【0045】 既に述べたように、酸化物層がウエハの表面で形成されるに従って(すなわち
、表面がより親水性になるに従って)、接触角は減少する。上記のプロットから
理解され得るように、本発明の方法に曝されたウエハの接触角は、最初の60秒
間の曝露で大きく減少した。
【0046】 約30秒の曝露後に得られた接触角は、従来の「湿式装置」方法を使用して得
られた接触角にほぼ等しいことに留意しなければならない。この点に関して、さ
らに、そのような湿式装置方法は、典型的には、そのような酸化物層を得るのに
3分以上かかり、次いでCV測定が行われる得る前にウエハを洗浄して乾燥する
ためにさらなる時間が必要であることに留意しなければならない。従って、処理
時間は、本発明によって大きく減少する。
【0047】 実施例2 HF蒸気を使用する酸化物層の溶解 p型エピタキシャルシリコンウエハを、SEZ社(所在地:Villach、
オーストリア)から市販されているFUMERドライHF装置内に配置した。処
理チャンバーを、最初に、約100SCFHの速度の窒素ガスで5秒間パージし
た。
【0048】 次いで、窒素ガス流を、フッ化水素酸(HF)の濃度が約40重量%の水溶液
に約100SCFHの流速で通した(すなわち、「吹き込んだ」)。窒素ガスは
HF蒸気で富化され、次いでこのHF富化されたガス流は処理チャンバーに導か
れ、ウエハ表面を通過した。
【0049】 ウエハはHF富化ガスに約20秒間曝され、その間、HF蒸気は、ウエハの表
面に存在する自然の酸化物層を溶解するように作用した。処理が完了した後、窒
素ガス流をチャンバーに約20秒間通じて、残留するHF蒸気をチャンバーから
パージした。
【0050】 SDI社から市販されている従来のSPV機(モデル番号CMS4020)の
表面電荷の選択肢を使用して、処理されたウエハの周波数分散およびバリア高さ
を測定して、標準的な「湿式装置」HF溶液方法で表面処理された別のp型エピ
タキシャルシリコンウエハと比較した。
【0051】 周波数分散は、レーザーのチョッピング周波数を10Hz〜40000Hzの
範囲で変化させたときの表面電荷を測定することによって得られる曲線である。
この曲線の形状は、ウエハ表面における汚染物の存在を評価するために使用され
、ウエハ表面のエピタキシャル層の品質を評価するためにも使用することができ
る。
【0052】 曲線は、典型的には2つの異なる部分または領域を含む。第1の部分は、通常
的には、中周波数範囲(すなわち、約10Hz〜約50Hzの範囲)まで平坦で
あり、次いで減少し始める。第2の部分は、通常的には大きな傾きで減少する曲
線であり、その傾きは、曲線の後半部分(すなわち、約500Hzから始まる曲
線の部分)の場合よりも大きい。典型的には約500Hz〜約5000Hz以上
の範囲である曲線のこの後半部分に大きな傾きが存在することは、典型的には「
スロー状態」の存在と関連している。これは、ウエハの表面が許容され得ないこ
との指標である。
【0053】 次に図2を参照すると、2枚の表面処理されたウエハならびにもう1枚(第3
)の未処理ウエハについて得られた周波数分散曲線が示されている。
【0054】 これらの結果から、最初に、HF蒸気処理は湿式装置のHF方法と類似してい
ることが理解され得る。しかし、湿式装置の方法で製造されたウエハは、本発明
の方法に付されたウエハと比較した場合、明らかに、曲線の後半部分(すなわち
、約2000Hz〜約40000Hzの範囲の部分)ではるかにより大きな傾き
を有している。従って、本発明の方法で製造されたウエハの表面はより高品質で
ある。
【0055】 次に図3を参照すると、2枚の表面処理されたウエハが、ショットキーダイオ
ードの破壊電圧についてもまた繰り返し評価された。値が大きいほど、高品質の
整流接合部に対応すること、従って、ウエハ表面の品質が高いことに対応するこ
とがこの分野で知られている。
【0056】 図3から理解される得るように、HF蒸気を使用して処理されたウエハの破壊
電圧は、従来の湿式装置方法を使用して処理されたウエハの場合よりもひときわ
大きい。本発明の方法で処理されたウエハに対する測定は、従来的に処理された
ウエハに対する測定と比較した場合、著しくより大きな再現性を有していること
もまた理解され得る。
【0057】 上記より、本発明のいくつかの目的が達成されていることが理解される。様々
な変化が、本発明の範囲から逸脱することなく上記の方法において可能であるの
で、上記の説明に含まれるすべての事項は、例示として理解されるものであり、
限定の意味で理解されないものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、実施例1に記載されているように、酸化物層を表面に成
長させた種々のn型エピタキシャルシリコンウエハについて接触角と処理時間と
の関係を示すグラフである。
【図2】 図2は、実施例2に記載されているように、3つの異なるp型エ
ピタキシャルシリコンウエハの周波数分散曲線を示す。
【図3】 図3は、実施例2に記載されているように、2つの異なるp型エ
ピタキシャルシリコンウエハについてショットキーダイオードの破壊電圧の結果
を示すグラフである。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年7月27日(2000.7.27)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n型エピタキシャル層をその表面に有するシリコンウエハの
    評価方法であって、 ウエハを酸素含有雰囲気中で紫外光に曝すことによってウエハの表面を酸化す
    ること;および 酸化されたウエハを、n型エピタキシャル層を評価するために容量−電圧測定
    に付すこと を含んでなる方法。
  2. 【請求項2】 オゾンおよび原子状酸素が、酸素含有雰囲気に紫外光が照射
    されることによって生じる、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 紫外光は約185nm〜約254nmの波長を有する、請求
    項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 ウエハは、本質的には、抵抗率、ドーパント濃度、スロープ
    およびフラット域からなる群から選択されるn型エピタキシャル層の特性を評価
    するために容量−電圧測定に付される、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 ウエハは、紫外光源から約2mm〜約5mmのところにウエ
    ハを配置することによってオゾンおよび原子状酸素に曝される、請求項1に記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 紫外光源は、そのエネルギーの約65%を約185nmで放
    出し、かつそのエネルギーの約35%を約254nmで放出する、請求項1に記
    載の方法。
  7. 【請求項7】 エピタキシャル面および非エピタキシャル面を有するn型エ
    ピタキシャルシリコンウエハの表面特性を容量−電圧測定によって評価する方法
    であって、 酸素の存在下でウエハを紫外光に曝すことによってウエハのエピタキシャル面
    に酸化物層を形成させること;および 酸化物層と水銀カラムとの第1の接触を形成し、かつ金属とウエハの非エピタ
    キシャル面との第2の接触を形成することによってショットキーダイオードを調
    製すること を含んでなる方法。
  8. 【請求項8】 オゾンおよび原子状酸素が、酸素含有雰囲気に紫外光が照射
    されることによって生じる、請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 ウエハは、本質的には、抵抗率、ドーパント濃度、スロープ
    およびフラット域からなる群から選択されるn型エピタキシャル層の特性を評価
    するために容量−電圧測定に付される、請求項7に記載の方法。
  10. 【請求項10】 ウエハは、紫外光源から約2mm〜約5mmのところにウ
    エハを配置することによってオゾンおよび原子状酸素に曝される、請求項7に記
    載の方法。
  11. 【請求項11】 紫外光源は、そのエネルギーの約65%を約185nmで
    放出し、かつそのエネルギーの約35%を約254nmで放出する、請求項7に
    記載の方法。
  12. 【請求項12】 p型エピタキシャル層をその表面に有し、エピタキシャル
    面および非エピタキシャル面を有するシリコンウエハの評価方法であって、 ウエハを処理チャンバー内に置くこと; フッ化水素酸水溶液を含有する酸トラップに不活性キャリアガスを吹き込み、
    キャリアガスをフッ化水素酸蒸気で富化して、キャリアガスおよびフッ化水素酸
    を含んでなるガス状混合物を得ること; ガス状混合物を処理チャンバーに送り、ウエハを混合物に曝し、フッ化水素酸
    の作用により、ウエハのエピタキシャル表面に存在する酸化物層を溶解すること
    ;および 曝されたウエハを、p型エピタキシャル層を評価するために容量−電圧測定に
    付すこと を含んでなる方法。
  13. 【請求項13】 ウエハは、本質的には、抵抗率、ドーパント濃度、スロー
    プおよびフラット域からなる群から選択されるp型エピタキシャル層の特性を評
    価するために容量−電圧測定に付される、請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 ウエハのエピタキシャル面の表面に存在する酸化物層のみ
    が溶解される、請求項12に記載の方法。
  15. 【請求項15】 ウエハは約20秒間〜約30秒間にわたってガス状混合物
    に曝される、請求項12に記載の方法。
  16. 【請求項16】 p型エピタキシャルウエハは約3オーム・cm未満の抵抗
    率を有し、酸化物層がウエハ表面から溶解された後、表面は再酸化され、その後
    、ウエハは容量−電圧測定に付される、請求項12に記載の方法。
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