JP2002516024A - 内部反射鏡を有する高圧力アークランプとその応用方法 - Google Patents

内部反射鏡を有する高圧力アークランプとその応用方法

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JP2002516024A JP53104698A JP53104698A JP2002516024A JP 2002516024 A JP2002516024 A JP 2002516024A JP 53104698 A JP53104698 A JP 53104698A JP 53104698 A JP53104698 A JP 53104698A JP 2002516024 A JP2002516024 A JP 2002516024A
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Abstract

(57)【要約】 内部反射鏡を有し、現在のコンパクトな、短絡アークランプより遙かに高い圧力と温度で作動出来る高圧力の、短絡アークランプが全て金属の囲いを使用して提供される。該アークランプはゲージ圧で約1.379MPa(200psig)のガス充填圧力を安全に収容出来て高い出力レベルでの作動が出来るように従来技術の短絡ランプに比較して大幅に改良された熱伝達能力を提供する。好ましい実施例では、該アークランプはゲージ圧で約1.379MPa(200psig)のアルゴンガスで充たされそして光硬化性の複合材料及び樹脂の硬化と歯を白くする処置との改良された方法で使用される。

Description

【発明の詳細な説明】 内部反射鏡を有する高圧力アークランプとその応用方法 発明の背景 本発明は数気圧以上に加圧された不活性ガスを含むアークランプに関する。特 に、本発明は高出力(high power)の点光源を提供するために内部反射鏡とコン パクトな設計を有する高圧力の、短絡アーク放電ランプ(short arc discharge lamp)に関する。該ランプはアルゴン又はキセノンガスの様な不活性ガスを使用 しそして数十乃至数千ワットで動作出来る。更に、本発明は、光硬化性材料を硬 化したり、歯を白くする(whitening)処置を含む、この様なランプの応用に関 する。 アークランプ、特にキセノンの短絡アークランプは、赤外線及び可視光線の探 照燈、光フアイバーの照明、分光器、アタジアム照明、舞台及び映写幕照明、自 動車前照灯、そして顕微鏡検査の様な、種々の応用で従来技術で公知である。該 キセノンランプのスペクトル分布は自然の日光のそれに近似している。 加えて、内部反射鏡を有するキセノンの短絡アークランプは従来技術で公知で ある。内部反射鏡の使用はコンパクトな設計を考慮している。例えば、ロバート 他(Robert et al.)の米国特許第4、633、128号は内部反射鏡を有する 短絡アークランプの典型的構造を一般的に説明している。この様なランプは周囲 条件で数気圧に加圧されたキセノンの様なガスを有するシールされた、凹型の室 を有する。陽極と陰極は該室の中心軸線に沿って設置されそしてアーク間隙を規 定している。一体化された凹面の反射鏡は該アーク間隙で発生する光をコリメー ト(collimate)する働きを有しそして典型的にはサフアイア製の、窓が該コリ メートされた光の外部伝播を可能にする。 該2つの電極を電気的に絶縁するために、現在の短絡アークランプは典型的に はセラミックアルミナ材料製の、セラミックボデイを使用しており、それにより 該凹面状の内面が形成されている。それぞれ該電極用導電体を供給するため及び 該窓組立体を設置するために該セラミックボデイの基部と窓の端部に金属バンド が使用されている。ロバート他(Robert et al.)はアークランプ用のこの種の 形状を図解している。形状が放物面、楕円面又は球面の該セラミックの内面は蒸 着した反射性の金属コーテイング(deposited reflective metal coating)を備 えている。ロバート他(Robert et al.)により認識されている様に、これらの 従来技術のアークランプが高出力レベル(at high power levels)で使用される と、問題が生ずる。該ランプ内の温度は摂氏2、000度を越え、かくして該ラ ンプボデイを通して実質的な温度勾配を生ずる。これは該ランプが高電力、すな わち800ワットを越えて作動させられた時該反射鏡又はセラミックボデイの亀 裂を引き起こす可能性がある。この様な亀裂は該ランプの反射面内の中断又は変 色を引き起こす可能性があり、それによりその効果を減退させる。更に、亀裂は 該ランプの爆発へ導く可能性がある。 米国特許第3、715、613号は高圧力で作動させられた時セラミックボデ イを使用するアークランプの限界を述べている。これらにはセラミクの限られた 引っ張り強さ、該セラミックボデイと金属部材間のろう付け接合の限られた強さ 、そして該セラミックの比較的低い熱伝導性のための該ランプの冷却に付随する 問題が含まれている。 光、特に青のスペクトルの光の利用は、歯を白くする処置で有利であ るが、それはこの波長の光は黄色/茶色の汚れ分子には吸収されやすいが、生き た歯の赤色の歯髄には大部分反射される傾向があるからである。1つのこの様な 歯を白くする処置(tooth whitening procedure)は、白くする過程を加速する 酸素遊離基(free oxygen radicals)を発生するためにアルゴンレーザーからの レーザー光と組み合わせて、過酸化物コンパウンド(peroxide compound)の様 な、白くする薬剤(whitening agent)を使用する。しかしながら、この様な処 置は該白くする過程を有効化するために各歯がレーザー光に曝されねばならぬ時 間量のために長い医院訪問を要する可能性がある。これはこの処置に使用される アルゴンレーザーが250mW乃至500mWの範囲の出力(output power)を 有するのが典型的であるからである。 アークランプのスペクトル出力は充填圧力を変えかくしてこの様なランプのシ ールされた室内のガス密度を変えることにより調整される。特に、使用されるガ ス又はガス組み合わせ品に依って、アークランプ用に高い充填圧力が望ましいが それは該充填圧力の変更が該ランプのスペクトル出力の僅かだが望ましいずれ( shift)を引き起こすからである。この様なずれは、それらが望ましい波長での 追加的出力を供給しかくして該ランプの効率を増加する点で意味がある。例えば 、アークランプでのアルゴンの圧力の増加は、発生する青色光の量を増加するス ペクトル出力のずれとなる。青色光はそれが光硬化性の樹脂及び複合材料の硬化 用と歯を白くする処置に於いてと双方で有用であるため望ましい。かくして、よ り少ない入力電力で青のスペクトルの同じ出力レベルを得るために充填圧力を高 めることによりアークランプの効率を高めることが可能である。 しかしながら、従来技術のアークランプはセラミックボデイを使用するそれら の構造のためにゲージ圧で約0.3447MPa(50psig)より遙かに高 い充填圧力を収容することは出来ない。そしてゲージ圧で約0.3447MPa (50psig)での短絡アークランプへのアルゴンの使用は実際的でないが、 それはこの圧力では、硬化及び白くする応用のために効率の良いシステムを創生 するのに可視スペクトルの出力が不充分であるからである。ゲージ圧で約0.3 447MPa(50psig)ではキセノンガスの方が可視出力を供給するには より効率的である。かくして、従来技術のアークランプはこれらのランプの設計 の制限のためにキセノンガスを使用している。しかしながら、出願人は、スペク トル出力で達成したずれ(shift)によりゲージ圧で約1.379MPa(20 0psig)の充填圧力でのアルゴンガスの使用は可視出力の意味でゲージ圧で 約0.3447MPa(50psig)充填のキセノン短絡アークランプの効率 を越えてアルゴンアークランプの効率を著しく向上させることを発見した。更に 、アルゴンガスはキセノンガスより著しく低廉である。かくして、少なくともゲ ージ圧で約1.379MPa(200psig)の充填圧力に安全に耐えるコン パクトなアークランプの設計の必要がある。 従来技術のアークランプはセラミック絶縁体を引っ張り状態でなく圧縮状態に 置くよう企てる複雑な多数部品設計でこの問題に取り組むよう企てた。例えば、 米国特許第4、179、037号は陰極リングと陽極リングを分離するセラミッ クリングを開示している。コバール(Kovar)のシール用リングが該セラミック リングを該陽極及び陰極リングから分離している。しかしながら、この設計は、 2部品のハウジングとセラミッ クのシール用リングとの構造のために複雑であり、かくして製造コストが高い。 加えて、該セラミックリングは引っ張りよりも圧縮に強いけれども、それはなお 該構造の弱点でありかくして該アークランプ内で使用されるガスの圧力を制限し ている。 米国特許第3、715、613号は全て金属の囲い(enclosure)を有する高 圧力アークランプを開示しており、該囲いは陰極と該陰極から陽極を絶縁するセ ラミックのインサート(ceramic insert)とを含んでいる。該セラミックインサ ートは該金属の囲いの部分の内部にろう付けされている。この設計は、セラミッ クが引っ張りと反対に圧縮で遙かに強いので該セラミックを引っ張り状態と反対 に圧縮状態に置くよう意図されている。しかしながら、この設計は、該セラミッ クインサートを収納する金属ハウジングの部分が該セラミックのそれに近く整合 する熱膨張係数を持たねばならないために複雑で製造が難しい。かくして、該ハ ウジングは、一緒に接合される2つの別々の材料で作られる。加えて、該ランプ 用にセラミックボデイを使用する従来技術の設計の様に、該セラミックインサー トは熱伝達通路内にありかくしてその比較的低い熱伝達特性のために熱消散の問 題を提起する。かくして該セラミックから金属の囲いへ熱を伝達するために特別 に設計された熱伝達部材が必要である。加えてこの設計は容易に改装可能ではな い。 かくして経済的で製造が容易でありそして従来技術のアークランプの欠点を負 わないようなコンパクトな、内部反射鏡を有する高圧力アークランプの必要性が 存在する。 複合材料と樹脂の双方の硬化用のみならず歯の白くする処置用としても、該処 置の完成時間の短縮とその結果の改善との双方のために高出力 の光源が望ましい。例えば、これら双方の応用に、与えられた歯に分け与えられ るエネルギーの全量に従って必要エネルギーが決定される。典型的には、歯1枚 当たり20ジュールの全エネルギーが硬化用と歯を白くする応用の双方に供給さ れる最大エネルギーである。この数値が生きた歯の歯髄が損傷されないことを保 証するため使用される。硬化と白くする処置に使用される現在の硬化用ランプと レーザーは一般に1ワットより低い出力レベル(power levels)で作動する。か くして、必要なエネルギー量を歯に与えるために20乃至60秒の範囲で時間が かかる。しかしながら、セラミックの比較的低い熱特性と高温度でのセラミック の大幅に低下する強度とのために熱消散の問題によりセラミックボデイを使用す るアークランプでの出力レベルは制限される。 上記説明の様に、より高い効率を有してこれらの出力を達成するためには高充 填圧力を利用することが望ましい。特に、スペクトル出力でもたらされるずれに より可能となる効率の著しい向上のためにゲージ圧で約1.379MPa(20 0psig)の充填圧力で作動出来るアークランプが特に望ましい。 光硬化性の複合材料と樹脂はそれらがより速く硬化される程改良された特性を 示すのが典型的なので硬化中に改良された結果が得られる。同様に、過酸化物コ ンパウンドを使用して白くする処理に関しては、より多くのエネルギーが印加さ れると、より多くの過酸化物が酸素遊離基に分解されるので該過酸化物の漂白効 率が改善される。該過酸化物が歯の上により長く残る程、より多量の分子状酸素 が発生されるが、その分子状酸素は酸素遊離基とほぼ同じ漂白効果は有していな い。 発明の概要 本発明によれば、内部反射鏡を有する高圧力アークランプが開示される。該ラ ンプのハウジングは全て金属で形成されそして同じ電位に保持される。カーブし た反射壁を形成する凹面の金属、ガラス、又はセラミックの反射鏡が該ランプの 中心軸線の周りに対称にハウジング内に嵌合されている。焦点合わせされた光を 通過させるために円形の窓が該反射鏡の反対の壁の中にそして該ランプの軸線の 周りに対称に設置されている。陰極は該ハウジング内に吊されそして該反射鏡と 反対のこの同じ金属壁を通して入っている。該陰極は該陰極と該金属壁との間に 配置された誘電体材料により陽極から隔離されている。本発明の設計では、コン パクトな設計で(周囲条件での)ゲージ圧で約1.379MPa(200psi g)の内部ガス充填圧力が可能である。加えて、該全金属製ハウジングのために 、該ランプにより発生された熱が該窓と相対する該ランプ端部を通して効率良く 伝達されるので該ランプは3000ワット以上までの電力(powers)で作動させ られても良い。 又本発明は全て金属のハウジングと内部反射鏡を有する高圧力アークランプを 使用する光硬化製材料の硬化方法を包含している。該方法は本発明のランプの出 力を硬化される材料に向ける光フアイバー(light guide)の提供と該材料を硬 化させるに充分な量の時間の間該ランプにエネルギーを与えることを含んでいる 。更に本発明は全て金属のハウジングと内部反射鏡とを有する高圧力アークラン プを使用して歯を白くする方法を包含している。該方法は白くされるべき歯を光 で活性化される漂白用配合物(bleaching composition)で処置すること、そし て本発明のランプの出力を該歯に向けるための光フアイバーを提供し該材料を硬 化させるに充分な量の時間の間該ランプにエネルギーを与えることを含 んでいる。 又本発明は内部反射鏡を有するコンパクトなアルゴンアークランプを使用して 光硬化性材料を硬化させる方法を含んでいる。該方法は本発明のランプの出力を 硬化される材料に向ける光フアイバーを提供しそして該材料を硬化させるに充分 な量の時間の間該ランプにエネルギーを与えることを含んでいる。本発明は更に 内部反射鏡を有するコンパクトなアルゴンアークランプを使用して歯を白くする 方法を含んでいる。該方法は白化される歯を光で活性化される漂白用配合物(ph otoactivated bleaching composition)で処置することと、そして本発明のラン プの出力を該歯に向ける光フアイバーを提供しそして該材料を硬化させるに充分 な量の時間の間該ランプにエネルギーを与えることを含んでいる。 本発明の利点は高い圧力と出力レベルで作動させられる内部反射鏡を有するコ ンパクトな、短絡アークランプが提供されることである。本発明の設計を用いれ ば、連続動作で1500ワット以上の入力電力が可能である。 本発明の追加的利点は高圧力のアークランプが従来技術のアークランプシステ ムのそれと比肩されるエンベロープ(envelope)の中で提供され、それにより該 ランプのスペクトル出力のずれ(shifting)がその効率を改善出来るようにした ことである。 更に本発明の利点は従来技術のアークランプより著しく高い圧力レベルで安全 に作動出来る内部反射鏡を有するコンパクトなアークランプが提供されることで ある。 更に本発明の利点は従来技術のアークランプより著しく大きい出力(power) レベルで作動出来る内部反射鏡を有するコンパクトなアークラン プが提供されることである。 本発明の追加的利点は内部反射鏡を有する高圧力アークランプを使用して樹脂 と複合材料を硬化させることと歯を白くすることの双方の改良された方法をそれ が提供することである。 本発明の追加的利点は内部反射鏡を有するアルゴンアークランプを使用して樹 脂と複合材料の硬化と歯を白くすることの双方の改良された方法をそれが提供す ることである。 本発明の追加的利点は製造が比較的簡単であり劣化部品の交換で改装出来るア ークランプの設計をそれが提供することである。 図面の簡単な説明 前記概要のみならず次の好ましい実施例の詳細説明もここに付属した図面と関 連して読むとより良い理解が得られる。本発明を図解する目的で該図面には現在 の好ましい実施例が示されているが、しかしながら、本発明はここに開示した特 定の方法と部品に限定されないと理解されている。 図1は本発明の高圧力アークランプの実施例の等角図である。 図2はランプの中心線に沿って取った、本発明の高圧力アークランプの実施例 の断面図である。 図3は本発明のアークランプの1つの実施例の陰極組立体の詳細図である。 図4は本発明のアークランプの1つの実施例の陽極組立体の詳細図である。 図5はランプの中心線に沿って取った、本発明の高圧力アークランプの水冷さ れた実施例の断面図である。 図6は本発明の1つの実施例の窓組立体の詳細図である。 図7は光フアイバーのコネクターとの嵌合用のアダプターを含む本発明の高圧 力アークランプの実施例の断面図である。 図8は硬化及び歯を白くする応用のための本発明のアークランプと関連して使 用されるフイルターのスペクトル出力の線図である。 実施例 本発明は全てが金属の囲いと内部反射鏡とを有する高圧力、アークランプを具 備している。該ランプのランプハウジングは全体を金属で形成されそして同じ電 位に保持されている。カーブした反射壁を規定する凹面の金属の反射鏡が該ラン プの中心軸線の周りに対称に該ハウジング内に嵌合されている。焦点合わせされ た光を通過させるために該反射鏡に相対する金属壁内にそして該ランプの軸線の 周りに対称に円形の窓が設置されている。陰極は該ハウジング内に吊されそして 該反射鏡と相対するこの同じ金属壁を通して入っている。該陰極は該陰極と該金 属壁間に配置された誘電体材料により陽極から隔離されている。本発明の設計を 用いて、コンパクトな設計でゲージ圧で約1.379MPa(200psig) のガス充填圧力が可能になっている。加えて、全てが金属のハウジングのために 、該ランプにより発生された熱が該窓と反対の該ランプの端部を通して効率良く 伝達されるので該ランプは3000ワット以上の電力で作動させても良い。 該ハウジング用に選択される金属は強度が大きく、高い熱伝達能力を有しそし て腐蝕に耐性があるべきである。好ましい実施例では、ステンレス鋼が使用され ている。全て金属の囲いの使用はセラミックボデイを使用する従来技術のアーク ランプで可能なより遙かに高い圧力と作動温 度を考慮している。又金属囲いの使用は該ランプをより耐久性があり改装可能に しでおりそしてセラミックボデイと比較して遙かに高い効率の空気及び/又は水 による冷却を考慮してある。 図1は本発明のランプハウジングの好ましい実施例の等角図である。該ハウジ ング10は中空の円筒形でありそして壁厚さが約1.524mm(約0.06イ ンチ)そして外径が約76.2mm(3.0インチ)のステンレス鋼から出来て いる。該円筒の各端部はハウジング10に溶接された厚さ約6.35mm(0. 25インチ)の円筒形の鋼板でシールされている。該端部板の各々を該円筒形ハ ウジングに溶接するために溶接リップ(weld lip)39が使用されている。光の 通過を可能にする窓を設置するために前部端板15内に、該ハウジングの長手軸 線と対称な、丸い孔が該板を貫くよう切られている。該窓17は直径約25.4 mm(約1.0インチ)そして厚さ約2.286mm(0.090インチ)のサ フアイア(sapphire)で作られている。加えて、該ハウジングをアルゴン又はキ セノンの様な不活性ガスで充填するための充填注ぎ口(fill spout)20を設置 するために該ランプの軸線からオフセットされた孔が設けられている。該充填注 ぎ口は板15内の貫通孔内にろう付けされた或る長さの標準の約6.35mm( 0.25インチ)の銅管であり、そして充填後切り離しシールされる。陰極22 は誘電体のセラミック絶縁体23に設置され該絶縁体は今度は板15に設置され ている。電気コネクター上に設置用面を供給するために陰極22の端部上にU型 のコネクター12が備えられている。該陰極22は陽極と同電位にある板15か らセラミック絶縁体23により電気的に絶縁されている。該セラミック絶縁体2 3を該板15に設置するためにシール用リング21が使 用されている。絶縁体23は該陰極22用にその軸線を通過する貫通孔を有する セラミック円筒である。該陰極組立体の設置用の配置は図3と関連してより詳細 に説明する。光フアイバーのコネクターアダプターと接地電位ワイヤーを取り付 けるために該板15には設置用孔14が備えられている。 相対する端部には、板25がハウジング10に溶接されておりこれも又厚さ約 6.35mm(0.25インチ)である。陽極の設置が出来るように該ランプの 軸線に対し対称に板25に貫通孔が備えられている。作動中該ランプにより発生 される熱エネルギーの消散を助けるために該板の外側に冷却用フイン30が結合 されても良い。該冷却用フインの組立体が該板にボルト締めされるように板25 に設置用孔が備えられても良い。加えて、該板25と冷却用フイン30との間の 良好な熱的接触を保証するために熱的パッド(thermal pad)又はペーストが使 用されても良い。該ランプのデユーテイサイクル(duty cycle)のためにもし必 要であれば該フイン上の空気を循環させるために小さなフアンが使用されても良 い。 該ランプが改装出来るように本発明の該アークランプの溶接構造は該板が容易 に取り除けるようにしてある。例えば、該ランプを作動させる結果として劣化す る該反射鏡が交換されそして該ランプが新鮮なガスで充填されることが可能であ る。 図2は多くの図1と同じ特徴を示す、本発明のランプの内部の断面図である。 該ランプ25の基部部分には、板25の中央の貫通孔内にプラグ35がその外面 が板25の外面と同一面となるように溶接されている。プラグ35は基部部分と ハウジング10内へ伸びる部分とを有する。本 発明の該アークランプの陽極部分は下記で説明する図4でより詳細に示す。 陽極35は楕円型反射鏡40の基部内の孔を通って突出している。反射鏡40 はニッケルの基盤(substrate)とエンハンスされた(enhanced)アルミニウムの 電着コーテイング(electrodeposited coating)を有する電鋳された光学部品( electroformed optical component)である。ロジウムの様な他のコーテイング が使用されても良い。ロジウムは紫外線の近くから赤外線を含む迄の範囲で70 %より多い反射率を有する貴金属である。当業者には認識されるように、該コー テイングは該ランプの特定の応用によりそして伝播される光の望ましい波長によ って選択される。例えば、樹脂や複合材料の光硬化と歯を白くする応用には可視 光は反射するが赤外線の光は反射しない2色性のコーテイングを使用するのが望 ましい。カリフオルニア州、テメクラのオプチフオーム社(Opti-Forms,Inc.o f Temecula,CA)から種々の表面コーテイングを有する反射鏡が入手可能である 。 全て金属の設計は本発明の該アークランプがより大型の又はより小型の寸法で 容易に製造されることを可能にしているが、本発明の好ましい実施例では、提示 するように、約76.2mm(3.0インチ)の直径のハウジング10が使用さ れている。従来技術で標準である直径約50.8mm(2.0インチ)のハウジ ングに比較して直径約76.2mm(3.0インチ)のハウジングを使用する利 点はより大きい直径の設計で得られる増大したガス容積が該電極により該ガス中 へ放たれる不純物を薄めることである。すなわち、同じ寸法の電極である場合、 該ガス中の不純物濃度はガス容積が大きい程少ない。この仕方で、より少ない不 純物しか該反射鏡上に堆積しないので該反射鏡の寿命は伸びる。 図2に示すように、ハウジング10の内径内に備えられた段41に対し該反射 鏡の前方に面した縁を設置することにより反射鏡40は該円筒10内の位置に保 持される。該段の幅はその縁での該反射鏡の厚さとほぼ同じ寸法に形成される。 該ランプの作動中該反射鏡を位置的に保つために、図2に示すようにリング42 を使用することに依って該反射鏡40は基部に向かって位置的に保持される。リ ング42は厚さ約1.524mm(0.060インチ)のステンレス鋼製でハウ ジング10の内面に溶接又はロウ付けされる。該反射鏡を通してガスが流れるよ うに該リングは4個の直径約6.35mm(約0.25インチ)の貫通孔を備え ている。又リング42は反射鏡40の外面にろう付けされても良いが、それは必 要なことではない。該反射鏡を位置的に保持する他の手段を使用しても良いこと は当業者は認識する所である。例えば、1端を反射鏡40の基部に他端を該陽極 35に設置したバネを備えても良い。この仕方では、作動中該ランプ内の温度と 圧力が増加し、それにより該ハウジングが膨張すると、該バネは壁10内のリッ プに対し該反射鏡を位置的に保持するよう作用する。 代わりに、該円筒形ハウジング10と板25よりもむしろ該反射鏡を該圧力を 担う面として使用することも出来る。これには該反射鏡40をその基部で該陽極 35にそしてその縁で該ハウジング10のリップにろう付けする必要がある。加 えて、該反射鏡40,ハウジング10,及び陽極35の間の良好な熱的接触を保 証するために該ろう付け部に熱伝達用パッド(heat transfer pads)を使用する ことを勧めする。この設計の利点はそのカーブした表面のために、該反射鏡40 は薄壁構造を使用 しても良くそれでも作動圧力に耐えることが出来ることである。対照的に、平な 端板25を使用することは作動圧力に耐えるためにより厚い材料を必要とする。 かくして反射鏡40を該ランプの圧力を担う部品とすることにより重量を軽減し た設計が達成出来る。 ”ゲッター(getter)”として引用される、金属片を図2に示すように該ハウ ジング内に取り付けても良い。該片50は幅約8.0mmそして厚さ約0.30 mmであり図2に示すようにアコーデオンの様な断面(accordion-like cross-s ection)を形成するよう曲げられている。該ゲッターはニッケル鍍金した鉄の基 部片(base strip)と重量比で84%のジルコニウム及び16%のアルミニウム から成るエステー101合金層(a layer of ST 101 alloy)とから作られる。 ゲッターは、該ランプ作動中に該空洞部内に形成される、例えば、該ランプ部品 内に含まれる不純物の放出により発生される、不純物を吸収するため使用される 。該ゲッターは該ハウジング10の内部に対し各端部を点溶接される。適当なゲ ッターはイタリアの会社の、サエスゲッターエスピーエイ(Saes Getters S.p.A .,an Italian company)製のエステー101/シーテーエス/エヌアイ/8× 6デー60(ST 101/CTS/NI/8×6 D60)ゲッターである。 開示されている設計の利点は、引っ張り状態にある従来技術の設計のセラミッ クボデイと異なって、該セラミック絶縁体23は圧縮負荷のみを受けることであ る。加えて、該陽極からの熱伝達通路にはセラミックは存在しない。むしろ、本 発明の設計は簡単な設計の中で該ランプが作動出来る出力レベルを著しく増大さ せる全部金属の熱伝達通路を提供する。 又本発明は該陰極を該ランプに設置するための新規な設計を含んでいる。図3 で示すように、該陰極22はそれを陽極と同電位にある板15から絶縁するため にセラミックのプラグ23内に設置されている。当業者には確認される様に該陰 極は適合するどんな金属から作られても良い。好ましい実施例では、該陰極22 は直径約2.29mm(0.09インチ)のニッケルのロッドから成りそして図 2に図解する形状に曲げられている。該ロッド22の円周はセラミック円筒23 内に備えられた貫通孔の内面にろう付けされており、該セラミック円筒はセラミ ックのアルミナ材料で作られている。図2に示すように点で終了する、タングス テン電極29は陰極22の端部にろう付けされている。当業者には公知の様に、 該ランプの出力レベルは該アーク間隙の寸法を変えるように陰極22の該電極2 9の位置を調整することにより変更される。該ランプの外側で該陰極22の反対 の端部に該陰極に電圧を印加するためのターミナル31が備えられている。図3 に示す様に、該セラミック円筒を板15に設置するために”ゼット形の(z)” 断面を有するリング21が使用されている。好ましい実施例では、リング21は ステンレス鋼で作られているが、コバール(kovar)又は他の適当などんな金属 で作られても良い。該リングの内側の円周は該セラミック23にろう付けされそ の外側の円周は該板15にろう付け又は溶接されている。該リング21を収容す るために該セラミック円筒23の外側円周には段24が備えられている。該リン グ21の”ゼット形の”断面のために該板15の外側上の該板と該セラミック円 筒23の間に間隙26が存在する。同様に、該板15の内側上の該板と該セラミ ック円筒23の間に間隙27が存在する。該リング21が柔軟性があるので、該 陰極22の該陽極35に対す る位置を調整するために該セラミック円筒23はその軸線に対し横に何れの方向 にも動かしても良い。 図4は本発明の1実施例の陽極組立体の詳細な図面である。陽極35は板25 内に備えられた貫通孔内に溶接又はろう付けされる。図4に図解された実施例で は、該陽極35は該板25に溶接され溶接リップ39はこの目的で備えられてい る。図4に示す様に、陽極35の基部部分は板25の内面との接触をするために その周辺の周りにリップ38を有している。該リップは該2つが一緒に溶接され る時該陽極35の該板25内への自己固定作用を見越している。タングステン電 極45は該陽極35の突出部分の端部にろう付けされる。好ましい実施例では、 該タングステン電極45は最初に該陽極35にろう付け又は溶接され、そして次 いで該組み合わせ品は図4に示す形状に加工されている。銅はその熱伝導特性の ために該陽極用に好ましい金属であるが、他の金属を使用しても良い。該反射鏡 周りのガスの流れを見越すために、反射鏡40のその基部での内径は陽極35の 突出する部分の半径より大きく作られているがそれは反射鏡40の基部と該陽極 35との間に環状間隙43を備えるためである。加えて、該アークランプが作動 時該反射鏡40の熱膨張を見越すために該反射鏡40の基部は陽極35の基部部 分から間を隔てられている。 板25と共同する該陽極35の設計は従来技術のセラミックアークランプに比 較して著しく改良された熱伝達を提供する。従来技術の設計での該陽極からセラ ミック材料を通しての伝達熱よりもむしろ、熱は銅の様な熱伝導性の高い材料を 通して直接伝達される。図2に示す様に、熱の除去を容易にするために該陽極3 5は冷却フイン30と熱的に結合さ れても良い。 図5は高いデューティサイクルでの作動と1600ワットより大きい電力レベ ル用とを意図した本発明の代わりの実施例を図解している。本発明の設計は現在 の設計より遙かに改良された水冷能力を提供する。図5に示す様に、タングステ ンフイラメント45の背面へ冷却水を供給するために水(又は他の冷却液)供給 管36が陽極35と一体に作られている。この実施例に於いて、該陽極35の該 板25への溶接を容易にするために、該溶接は該板25の内側に位置している。 この場合、溶接中の自己固定作用を提供するために陽極35の外側にリップが備 えられている。本発明の該アークランプの設計に依って、高出力レベルでの連続 作動を可能にするよう該ランプにより発生される熱の非常に短い導熱通路が提供 される。該冷却水用の戻り通路を提供するために戻り管37が管36に溶接又は ろう付けされている。 図6は該サフアイアの窓組立体の詳細を図解している。窓17はその周辺に沿 ってコバールのリング18にろう付けされ、該リングはその外側の円周に沿って 該板15に溶接又はろう付けされている。図6の実施例で、該コバールリング1 8は該板15に溶接されそして溶接リップ39がこの目的で備えられている。図 2に示す様に、その上に窓17が載る面を提供するために該内側の面に沿って該 コバールリング18内にリップ19が備えられている。これは該窓が内部圧力に より該囲いから押される可能性があるリスクを最小にするのに役立っている。該 ランプの作動中該窓組立体の熱膨張を見越すために該板15と該コバールリング 18の間に環状の間隙13が備えられている。 図7は板15の外部に設置された光フアイバーのコネクター70を備 えた本発明のアークランプを図解している。本発明の好ましい実施例では、該ハ ウジング10と端部板15及び25とを含む、該ランプのボデイは大地電位に保 持される。これは該ランプへの金属部品の設置と、該ランプの容易な取り扱いと を考慮している。かくして該結合部はステンレス鋼又は他の金属で作られても良 くそして円筒部分74に対してテーパーを持つ円錐状内側部分72を備えている が、どちらも図7に示す様に該コネクター70の軸線に対し中央にある。加えて 、該ランプの特定の応用に望ましければ光学的フイルターを置くべき範囲75を 備えている。該円錐部分から該円筒部分へと移行が行われる点は窓17を通して 反射鏡40により供給される光の焦点である。コネクター70の自由端部は標準 の光フアイバーカップリングを受けるよう設計されている。本発明の1つの利点 はどの様な種類のカップリング又はアダプターでもそれが大地電位にあれば該ラ ンプに嵌合されることである。 本発明は又本発明のアークランプを使用する光硬化性樹脂及び複合材料の硬化 と歯を白くする改良された方法に関する。硬化への応用には、タングステン、ハ ロゲン、及び金属ハロゲン化物(metal halide)のランプが通常使用されるがそ れは可視領域でのそれらの比較的平坦なスペクトル分布のためである。加えて、 可視光、特に青のスペクトルでの可視光は、硬化及び歯を白くする応用の両者に 有用である。主として青の領域、すなわち約470ナノメートルの波長の出力光 を提供するために光学フイルターが使用される。 本発明によれば、硬化と歯を白くする改良された方法はこれらの処置でアルゴ ンをゲージ圧で約1.379MPa(200psig)に充填した本発明のアー クランプを使用することにより実現される。ゲージ圧 で約1.379MPa(200psig)に充填されたアルゴンの短絡アークラ ンプは約470ナノメートルでスペクトル出力のピークを示す。かくして、ゲー ジ圧で約1.379MPa(200psig)で作動するアルゴンのアークラン プはキセノンのアークランプに比較して該青の波長で光学的エネルギーを供給す る意味で著しく改良された効率を提供する。例えば、1500ワットの入力電力 で、該ランプから光フアイバーを通して硬化されるべき複合材料へ、最小5ワッ トが供給される。下記変換表は出力(output power)500mW/cm2と0. 950cm2プローブ(probe)(全出力475mW用)を有する従来型タングス テンハロゲン硬化用光に基づき、該複合材料メーカー推奨の複合材料硬化時間の 関数として本発明のランプで使用されるエネルギー設定を示す。又表1には、硬 化されるべき複合材料の近くに置かれた光フアイバーの遠位の端部に於ける仮定 出力5Wに基づき、本発明のシステムでの硬化時間を示す。しかしながら、ゲー ジ圧で約1.379MPa(200psig)の充填が約430乃至505ナノ メートルの領域での出力を最適化すると実際の出力(power output)は著しく高 まるので、該硬化時間は実際にはここに示したより更に短くなると思われる。 硬化及び白くする双方の応用に本発明のランプを使用時、光の望ましくない波 長を斥けるためにフイルターが使用されそして好ましい実施例では図8に示す特 性を有するが該図は波長の関数として伝播するパーセントを図解している。この 図で示される様に、該フイルターは約430ナノメートルより下と約505ナノ メートルより上の波長の光を実質的に取り除くがこれら2つの波長の間の光を伝 播する。上記説明の様に、窓17を通して赤外線のエネルギーが伝播されるのを 防止するために反射鏡40は2色性フイルターを備えている。もし2色性のコー テイングのない反射鏡が使用される場合は、赤外線を吸収そして消散させるため に別の、2色性フイルターを使用しても良い。 当業者には明らかな様に、実際の硬化時間は該複合材料に供給された光学的エ ネルギー(該フイルターを通過した周波数範囲内での)の出力レベルに左右され 、該レベルは今度は該アークランプへの入力電力と充 填圧力と使用された特定の1種類又は多種類のガスに左右される。 処置に必要な時間を短縮するそして得られる結果を改善する双方の意味で、硬 化する及び歯を白くする両応用での高出力光源使用の利点が1996年12月2 4日にジョンシーシポラ(John C.Cipolla)により出願され、その開示が引用 によりここに組み入れられている”携帯型高出力アークランプシステムとそれの 応用(Portable High Power Arc Lamp System and Applications Therefor)” と云う名称の同時係属中の出願で開示されている。加えて、本発明の高圧力アー クランプの使用は望ましい周波数範囲での高出力の供給を考慮しておりかくして 所要の入力電力を削減する。 本発明のアークランプを硬化する及び歯を白くする応用での使用に適合させる ために、可撓性のあるシース(flexible sheath)内に収容された光フアイバー ケーブルの束の様な、可撓性のある材料製の光フアイバー(light guide)が光 フアイバーを用いるコネクターのアダプター70に取り付けられても良い。これ で該ランプの出力を望ましい歯の表面に送ることが出来る。好ましい実施例では 、コネチカット州、トランスライトオブポムフリート(Translight of Pomfriet ,Conneticut)から入手可能な、部分的に重合させたポリマー(partially poly merized polymer)製のより可撓性のある、高出力の、固体化光フアイバー(sol id state light guide)が使用された。ユーザーに光フアイバーの充分な操作性 を提供するために該光フアイバーの可撓性は重要である。従って、通常の作業条 件用に充分な長さを提供するためには数メートル(数フイート)の光フアイバー が必要である。 歯を白くする応用には、本発明のランプは、過酸化物コンパウンド (peroxide compound)を含むものの様な歯を漂白する配合物と共同して使用し ても良い。現在の歯を白くする方法は該漂白用配合物を賦活するために比較的低 い出力のアルゴンレーザーを使用する。遙かに高い出力レベルで作動出来る本発 明の使用法はこの様な処置に必要な時間を大いに短縮しそして結果を改善するが それは該光エネルギーが、例えば、過酸化水素により速く印加される程、歯の漂 白に殆ど効果のない分子状酸素と反対の酸素遊離基をそれだけ多量に発生するか らである。 本発明を上記説明した特定の実施例と典型的応用に関連して詳細に説明した。 ここに説明した実施例について変更がなされるがそれらはこの発明した広い概念 から離れるものでないことは当業者には理解されるところである。本発明はこの 実施例と例示品により限定されるものではなく、付属する請求項の範囲によって のみ限定されるものである。例えば、本発明のランプはどんな不活性ガス又はそ の組み合わせで充填されても良い。該ランプの従来技術の設計に比較して遙かに 高い圧力容量は、特定の周波数帯域で出力を最大化するようガス充填を調節する 能力に関して、前に利用可能なより遙かに多くのオプションを考慮している。更 に、本発明のランプのより高い出力とより優れた熱消散能力とから、典型的にキ セノンガス充填の、低圧力の、セラミックアークランプが現在選択されたランプ である、赤外線及び可視光線の探照灯、光フアイバーの照明、分光学、スタジア ム照明、舞台及び映写幕照明、自動車前照灯、外科及び他の医療応用、及び顕微 鏡検査を含む、全ての分野に於いてその利用を考慮している。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年8月7日(1998.8.7) 【補正内容】 請求の範囲 1.コンパクトな、高圧力アークランプシステムに於いて、 a.前の端部及び後ろの端部と各前記端部に溶接された円形の板とを有する中 空の円筒形の部分を備えたシールされた金属ハウジングを具備しており、前記ハ ウジングは前記後ろの端部の板に設置された前記アークランプの第1の電極と同 じ電位に保持されており、 b.該システムは又前記円筒形のハウジングの内部の凹面の反射鏡と、 c.前記前の端部の板に設置されそしてそれから電気的に絶縁された第2の電 極と、 d.前記ハウジングの前記円筒形の部分の長手方向の軸線に対し対称に前記前 の端部の板に設置された窓と、 e.前記ハウジングの内部の不活性ガスとを具備しており、前記アークランプ は少なくともゲージ圧で約1.379MPa(200psig)の内部ガス圧力 で作動するよう構成されていることを特徴とするコンパクトな、高圧力アークラ ンプシステム。 2.歯を白くする方法に於いて、 a.漂白されるべき歯の上に光で賦活される漂白用配合物を置く過程と、 b.アルゴンの短絡アークランプで前記ランプ内の窓を通して前記ランプから の可視光エネルギーを向けるための内部反射鏡を有するものを備える過程と、 c.前記可視光エネルギーを光の伝播用部材に結合させる過程と、 d.前記歯を白くする効果を得るに充分な量の時間の間前記可視光を前記漂白 用配合物上に向けるよう前記光伝播部材を使用する過程とを具 備することを特徴とする歯を白くする方法。 3.光硬化性複合材料を硬化するための方法に於いて、 a.光硬化性複合材料を上でそれが硬化されるべき面の上に置く過程と、 b.アルゴンの短絡アークランプで前記ランプ内の窓を通して前記ランプから の可視光エネルギーを向けるための内部反射鏡を有するものを備える過程と、 c.前記可視光エネルギーを光の伝播用部材に結合させる過程と、 d.前記複合材料を硬化させるに充分な量の時間の間前記可視光を前記複合材 料上に向けるよう前記光伝播用部材を使用する過程とを具備することを特徴とす る光硬化性複合材料を硬化するための方法。 4.請求項1のアークランプに於いて、前記ハウジングが鋼製であることを特 徴とするアークランプ。 5.請求項1のアークランプに於いて、前記反射鏡が金属製であることを特徴 とするアークランプ。 6.請求項1のアークランプに於いて、前記反射鏡がガラス製であることを特 徴とするアークランプ。 7.請求項1のアークランプに於いて、前記反射鏡がセラミック製であること を特徴とするアークランプ。 8.請求項1のアークランプに於いて、前記反射鏡がロジウム(rhodium)製 であることを特徴とするアークランプ。 9.請求項1のアークランプに於いて、前記第2の電極が前記前の板に設置さ れそして前記ハウジング内に吊された陰極を有することを特徴とするアークラン プ。 10.請求項1のアークランプに於いて、前記不活性ガスがアルゴンであるこ とを特徴とするアークランプ。 11.請求項1のアークランプに於いて、前記不活性ガスがキセノンであるこ とを特徴とするアークランプ。 12.請求項1のアークランプに於いて、前記窓がサフアイア(sapphire)で あることを特徴とするアークランプ。 13.請求項1のアークランプに於いて、前記第1の電極が陽極を有すること を特徴とするアークランプ。 14.請求項13のアークランプに於いて、前記陽極が水冷される(water-co oled)ことを特徴とするアークランプ。 15.請求項1のアークランプに於いて、前記第2の電極がセラミックの絶縁 体を使用して前記前の端部の板から電気的に絶縁されていることを特徴とするこ とを特徴とするアークランプ。 16.請求項15のアークランプに於いて、前記陰極の位置が前記陽極に対し て移動可能になるように前記セラミックの絶縁体がコバール(kovar)のリング を使用して前記前の端部の板に設置されていることを特徴とするアークランプ。 17.高圧力アークランプに於いて、 第1の電位にあるステンレス鋼のハウジングを具備しており、前記ハウジング は前の端部及び後ろの端部を有する中空の円筒形の部分と、前記前の端部に固定 された第1の円形の板と、そして前記後ろの端部に固定された第2の円形の板と を備えており、 該アークランプは又前記後ろの端部に隣接する前記円筒形のハウジング内に設 置された凹面の反射鏡と、 前記第2の板に設置された陽極とを具備しており、前記陽極は前記ハウジング と同じ電位にあり、 該アークランプは更に前記前の板に設置され前記円筒形のハウジング内に突出 している陰極を具備しており、前記陰極は前記ハウジング及び前記陽極とは異な る電位にあり、 該アークランプはなお更に前記陰極と前記前の板との間に設置された電気絶縁 体と、そして 前記ハウジング内にある不活性ガスとを具備することを特徴とする高圧力アー クランプ。 18.請求項13のアークランプに於いて、前記不活性ガスは周囲条件に於け るゲージ圧で約1.379MPa(200psig)以上の圧力のアルゴンを有 することを特徴とするアークランプ。 19.シールされたハウジングで、前記ハウジングが同じ電位に保持されてい る、該ハウジング内にある内部反射鏡を有する高圧力アークランプを提供する方 法に於いて、前記方法が 内部の凹面の反射鏡を有するおおむね円筒形の金属の囲い(enclosure)を備 える過程と、 前記おおむね円筒形の囲いの軸線方向の端部に設置するよう適合された前及び 後ろの概ね円形の金属板を備える過程とを具備しており、前記前の板は前記囲い の軸線の周りに対称な窓を有しており、 該方法は又前記後ろの板に第1の電極をそして前記前の板に第2の電極を設置 する過程を具備しており、前記第2の電極は前記前の板から電気的に絶縁されて おり、 該方法は更にシールされたハウジングを形成するために前記前と後ろ の板を前記囲いの相対する端部にシール可能に固定する過程と、 前記ハウジングを不活性ガスで充填する過程とを具備することを特徴とするシ ールされたハウジング内にある内部反射鏡を有する高圧力アークランプを提供す る方法。 20.請求項19の方法に於いて、前記囲いと前記板が鋼製であることを特徴 とする方法。 21.請求項19の方法に於いて、前記ハウジンがゲージ圧で約1.379M Pa(約200psig)以上の圧力にアルゴンで充填されていることを特徴と する方法。 22.請求項19の方法に於いて、前記不活性ガスがキセノンであることを特 徴とする方法。 23.請求項19の方法に於いて、前記囲いが更にゲッター(getter)を有す ることを特徴とする方法。 24.請求項19の方法に於いて、前記第1の電極が陽極を有することを特徴 とする方法。 25.請求項19の方法に於いて、前記第2の電極が陰極を有することを特徴 とする方法。 26.請求項19の方法に於いて、前記第2の電極がセラミック絶縁体を使用 して前記前の板から絶縁されていることを特徴とする方法。 27.請求項19の方法に於いて、前記陽極が水冷されて(water-cooled)い ることを特徴とする方法。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.コンパクトな、高圧力アークランプシステムに於いて、 a.前の端部及び後ろの端部と各前記端部に溶接された円形の板とを有する中 空の円筒部分を備えたシールされた金属ハウジングを具備しており、前記ハウジ ングは前記後ろの端部の板に設置された前記アークランプの第1の電極と同じ電 位に保持されており、 b.該システムは又前記円筒形のハウジングの内部の凹面の反射鏡と、 c.前記前の端部の板に設置されそしてそれから電気的に絶縁された第2の電 極と、 d.前記ハウジングの前記円筒形の部分の長手方向の軸線に対し対称に前記前 の端部の板の中に設置された窓と、 e.前記ハウジングの内部の不活性ガスとを具備しており、前記アークランプ は少なくともゲージ圧で約1.379MPa(200psig)の内部ガス圧力 で作動するよう構成されていることを特徴とするコンパクトな、高圧力アークラ ンプシステム。 2.歯を白くする方法に於いて、 a.漂白されるべき歯の上に光で賦活される漂白用配合物を置く過程と、 b.アルゴンの短絡アークランプで前記ランプ内の窓を通して前記ランプから の可視光エネルギーを向けるための内部反射鏡を有するものを備える過程と、 c.前記可視光エネルギーを光の伝播用部材に結合させる過程と、 d.前記歯を白くする効果を得るに充分な量の時間の間前記可視光を前記漂白 用配合物上に向けるよう前記光伝播部材を使用する過程とを具 備することを特徴とする歯を白くする方法。 3.光硬化性複合材料を硬化するための方法に於いて、 a.光硬化性合成材料を上でそれが硬化されるべき面の上に置く過程と、 b.アルゴンの短絡アークランプで前記ランプ内の窓を通して前記ランプから の可視光エネルギーを向けるための内部反射鏡を有するものを備える過程と、 c.前記可視光エネルギーを光の伝播用部材に結合させる過程と、 d.前記複合材料を硬化させるに充分な量の時間の間前記可視光を前記複合材 料上に向けるよう前記光伝播部材を使用する過程とを具備することを特徴とする 光硬化性複合材料を硬化するための方法。
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