JP2002515538A - 水性漂白剤 - Google Patents

水性漂白剤

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ハンス−ユルゲン・リーベ
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    • C11D1/00Detergent compositions based essentially on surface-active compounds; Use of these compounds as a detergent
    • C11D1/02Anionic compounds
    • C11D1/12Sulfonic acids or sulfuric acid esters; Salts thereof
    • C11D1/29Sulfates of polyoxyalkylene ethers

Abstract

(57)【要約】 本発明は、洗濯物予備処理剤として使用のための水性漂白剤に関する。本発明の目的は、漂白剤が、汚れた繊維製品に注がれたときに過酸化水素の無駄の問題および過酸化物を含有する予備処理剤の使用から得られる繊維製品への増大した酸化体負荷を解決することである。本発明の目的は、0.2〜25重量%の過酸化水素、5重量%までの重金属用錯化剤、15重量%までの界面活性剤、0.1重量%までのラジカルスカベンジャー、55〜90重量%の水ならびに0.1〜3重量%の電解質および0.05〜1重量%の疎水性変性ポリウレタンからなる増粘系を含んでなる200〜5000mPa・sの粘度の漂白剤を提供することによって本質的に達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、洗濯物前処理組成物としての使用に特に適しているが、従来の洗濯
工程で添加剤としても使用されうる過酸化水素系水含有漂白組成物、洗濯物前処
理剤としての使用および漂白組成物を使用する洗濯方法に関する。
【0002】 (背景技術) 繊維製品から頑固な汚れ(しみ)を除去するために、繊維製品は、実際の洗濯
工程の前に、特別な前処理組成物によってしばしば処理される。問題が漂白でき
る汚れを除去することである場合に、過酸化物含有前処理組成物が一般に使用さ
れる。得られる簡素化された一般に用いられる条件のために、そのような前処理
組成物は、通常液体であり、直接または、場合により水による希釈の後に、染み
に注がれる。過酸化物含有組成物の強いおよび長時間の接触によって、その後繊
維製品を、機械だけでなく、手によって行われる標準家庭洗濯工程に付す際に、
繊維製品から漂白できる汚れの向上した除去が達成される。
【0003】 従来の液状過酸化物含有前処理組成物は、比較的低い粘度であり、すなわち、
一般に200mPa・s未満の粘度を有する。過酸化物の他、組成物が適用され
るときに染みの湿潤性を向上させることを意図した水および界面活性剤を含有す
る。強い湿潤効果および組成物の低い粘度の結果として、その製品が、広い範囲
に広がり、注意深く組成物を適用した場合でさえ、実際の染みよりかなり大きい
面積を通常湿らせる。この避けられない結果は、繊維製品に適用される過酸化物
の一部が、汚れを漂白するために利用できず、いわば、染みとの対応する直接接
触がないから無駄になる。他の問題は、繊維製品上で水系前処理組成物が乾燥す
る間に生じる。すなわち水が、液体の縁のまわりでより多く蒸発する傾向にあり
、クロマトグラフィー作用と同様に液状成分の濃度勾配が生じる。従って液状成
分は、液体の縁部分で濃縮される。さらに、繊維製品の表面から発する物質、例
えば重金属イオンは、比較的高い濃度で生じる湿潤表面の縁へより多く移動する
。このことによって、湿潤部分の縁で増強された過酸化水素の重金属触媒分解に
至り、それゆえに、その部分で繊維の酸化ストレスが増し、そのことは色の印象
の永久的な変化または繊維製品へのダメージに反映される。
【0004】 国際特許出願WO 96/26999において、鉄、銅またはマンガン用キレート剤を使
用することによってこの問題を克服することが提案され、一方、欧州特許出願EP
0 751 214において、色および/または繊維のダメージを避けるためのある種の
ポリアミドの使用が推奨されている。これら2つの提案は、すべての場合に完全
に満足な解決策を与えていない。
【0005】 (発明の開示) 過酸化水素の無駄の問題および繊維製品の増大した酸化ストレスの問題を、特
定の増粘系によって高い粘度に調節された過酸化物含有前処理組成物の使用によ
り解決できることが驚くべきことに見出された。
【0006】 本発明は、0.2〜25重量%の過酸化水素、5重量%までの重金属用錯化剤
、15重量%までの界面活性剤、0.1重量%までのラジカルスカベンジャー、
55〜90重量%の水ならびに0.1〜3重量%の電解質および0.05〜1重
量%の疎水化ポリウレタンの増粘系を含んでなる200〜5000mPa・sの粘度
を有する水含有漂白または洗濯物前処理液状組成物に関する。疎水化ポリウレタ
ンの含量が、記載の範囲の上限に近い場合、電解質含量が、比較的に重要でない
。しかしながら、疎水化ポリウレタンの含量が、0.1重量%までしかない場合
に、電解質と疎水化ポリウレタンの重量比が、少なくとも5であり、0.1重量
%超〜0.5重量%の疎水化ポリウレタンの含量で、電解質と疎水化ポリウレタ
ンの重量比が、少なくとも2である。
【0007】 本発明の組成物の重要な成分は、漂白性能を担い、好ましくは0.5〜20重
量%、さらに好ましくは2〜10重量%で存在する過酸化水素である。より高度
に濃縮された過酸化水素が、組成物の製造のための出発物質として使用されうる
【0008】 増粘系は、好ましくは疎水化ポリウレタンを組成物全体に基づいて0.1〜0
.5重量%含有する。Acrysol(登録商標)またはAcusol(登録商標)として市
販されているポリエチレングリコールからなる相応して変性されたエトキシル化
ポリウレタンが特に適している。
【0009】 本発明にしたがって使用される増粘系は、電解質塩として、鉱酸、例えば、塩
酸、硫酸およびリン酸のアルカリ金属塩および/またはアルカリ土類金属塩、例
えばナトリウム、カリウムまたはマグネシウム塩を含有しうる。増粘系は、好ま
しくは組成物全体に基づいて0.2〜2.5重量%、さらに好ましくは0.5〜
2重量%の電解質塩を含有する。本発明の組成物の好ましい態様において、電解
質塩は、塩化物ではない。
【0010】 本発明の組成物は、1種またはそれ以上の界面活性剤を好ましくは0.1〜6
重量%の量で含有し、アニオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤およびそれらの
混合物は、特に適切である。適したアニオン界面活性剤は、特にスルフェートま
たはスルホネート基を含有するものである。スルホネートタイプの適した界面活
性剤は、好ましくはC9-13アルキルベンゼンスルホネート、オレフィンスルホネ
ート、すなわちアルケンおよびヒドロキシアルカンスルホネートの混合物ならび
に気体三酸化硫黄によるスルホン化およびその後のスルホン化生成物のアルカリ
または酸加水分解により内部または末端二重結合を有するC12-18モノオレフィ
ンから得られるジスルホネートである。スルホネートタイプの他の適した界面活
性剤は、スルホ塩素化またはスルホ酸化およびその後の加水分解または中和によ
ってC12-18アルカンから得られるアルカンスルホネートである。脂肪酸分子に
8〜20個の炭素原子を有する植物および/または動物由来の脂肪酸のメチルエ
ステルのα−スルホン化および水溶性モノ塩へのその後の中和によって得られる
α−スルホ脂肪酸のエステル(エステルスルホネート)、例えば水素化ココナツ
、ヤシ核または牛脂酸のα−スルホン化メチルエステルも適している。ここでの
エステルは、好ましくは水素化ココナツ、ヤシ油、ヤシ核油または牛脂酸のα−
スルホン化エステルであるが、不飽和脂肪酸、例えばオレイン酸のスルホン化生
成物も、少量、好ましくは約2〜3重量%未満の量で存在してもよい。エステル
基において4個を超えない炭素原子のアルキル鎖を有するα−スルホ脂肪酸アル
キルエステル、例えばメチルエステル、エチルエステル、プロピルエステルおよ
びブチルエステルが特に好ましい。α−スルホ脂肪酸のメチルエステル(MES
)の他に、それらのケン化ジ塩も使用されうる。他の適したアニオン界面活性剤
は、モノグリセロールの1〜3モルの脂肪酸によるエステル化によって、または
トリグリセリドの0.3〜2モルのグリセロールによるエステル交換によって行
われる製造方法で得られるスルホン化脂肪酸グリセロールエステル、すなわちモ
ノエステル、ジエステルおよびトリエステルならびにそれらの混合物である。好
ましいアルキル(アルケニル)スルフェートは、C12-18脂肪アルコール、例え
ばココ脂肪アルコール、牛脂脂肪アルコール、ラウリル、ミリスチル、セチルも
しくはステアリルアルコールまたはC10-20オキソアルコールの硫酸セミエステ
ルおよび同じ鎖長の2級アルコールの対応するセミエステルのアルカリ金属塩、
特にナトリウム塩である。他の好ましいアルキル(アルケニル)スルフェートは
、石油製品系合成直鎖アルキル鎖を有し、合成化学原料からの対応する化合物と
同様の分解挙動であるものである。C12-16アルキルスルフェートおよびC12-15 アルキルスルフェートならびにC14-15アルキルスルフェートが、洗濯性能の観
点から特に好ましい。他の適したアニオン界面活性剤は、例えばU.S 3,234,258
またはUS 5,075,041にしたがって製造され、Shell Oil CompanyからDAN(登録商
標)の名で市販されている2,3−アルキルスルフェートである。1〜6モルの
エチレンオキシドによってエトキシル化された直鎖または分岐状C7-21アルコー
ル、例えば平均3.5モルのエチレンオキシド(EO)を含有する2−メチル−
分岐状C9-11アルコールまたは1〜4EOを有するC12-18脂肪アルコールの硫
酸モノエステルも適している。他の適したアニオン界面活性剤は、アミノ酸の脂
肪酸誘導体、例えば、N−メチルタウリン(タウリド)および/またはN−メチ
ルグリシン(サルコシド)である。サルコシドまたはむしろサルコシネート、と
りわけより高級および場合によりモノ−またはポリ不飽和脂肪酸のサルコシネー
ト、例えばオレイルサルコシネートが特に好ましい。アニオン界面活性剤が、ナ
トリウム、カリウムまたはアンモニウム塩の形態、有機塩基、例えばモノ−、ジ
−またはトリエタノールアミンの溶解性塩として存在しうる。アニオン界面活性
剤は、好ましくはナトリウムまたはカリウム塩の形態、さらに好ましくはナトリ
ウム塩の形態で存在する。
【0011】 好ましいノニオン界面活性剤は、アルコキシル化、有利にはエトキシル化、さ
らに特に8〜18個の炭素原子およびアルコール1モルにつき平均1〜12モル
のエチレンオキシド(EO)を有する1級アルコールであり、アルコール基は、
直鎖または好ましくは2−メチル−分岐状であってよく、オキソアルコール基中
に典型的に存在する直鎖およびメチル−分岐状基を、混合して含有してよい。し
かしながら、12〜18個の炭素原子を有する天然物のアルコール、例えばココ
ナツアルコール、ヤシ油アルコール、牛脂アルコールまたはオレイルアルコール
の直鎖基およびアルコール1モルにつき平均2〜8EOを有するアルコールエト
キシレートが特に好ましい。好ましいエトキシル化アルコールは、例えば3EO
または4EOを有するC12-14アルコール、7EOを有するC9-11アルコール、
3EO、5EO、7EOまたは8EOを有するC13-15アルコール、3EO、5
EOまたは7EOを有するC12-18アルコールならびにそれらの混合物、例えば
3EO含有C12-14アルコールと7EO含有C12-18アルコールの混合物である。
上記のエトキシル化度は、統計的な中間値であり、特定の生成物に対して、整数
であっても分数であってもよい。好ましいアルコールエトキシレートは、狭い同
族体分布(狭い範囲のエトキシレート、NRE)を有する。ノニオン界面活性剤
は、一般式:RO(G)xを有するアルキルグリコシドであり、式中、Rは、8
〜22個、好ましくは12〜18個の炭素原子を有する1級直鎖またはメチル−
分岐状、特に2−メチル分岐状脂肪族基であり、Gは、5または6個の炭素原子
を有するグリコース、好ましくはグルコースである。オリゴマー化度xは、モノ
−およびオリゴグリコシドの分布を示し、1〜10の数(分析により決定される
量であり、分数であってよい)であり、好ましくはx=1.2〜1.4である。
他の適した界面活性剤は、式(I):
【化1】 [式中、R3COは6〜22個の炭素原子を有する脂肪族アシル基であり、R4
、水素、1〜4個の炭素原子を有するアルキルまたはヒドロキシルアルキル基で
あり、[Z]は、3〜10個の炭素原子および3〜10個のヒドロキシル基を有
する直鎖または分岐状ポリヒドロキシアルキル基である。] で示されるポリヒドロキシ脂肪酸アミドである。ポリヒドロキシ脂肪酸アミドは
、好ましくは5または6個の炭素原子を有する還元糖、特にグルコースから誘導
される。ポリヒドロキシ脂肪酸アミドの群は、式(II):
【化2】 [式中、R3は、7〜12個の炭素原子を有する直鎖または分岐状アルキルまた
はアルケニル基であり、R5は、2〜8個の炭素原子を有する直鎖、分岐状また
は環状アルキレン基またはアリーレン基であり、R6は、1〜8個の炭素原子を
有する直鎖、分岐状または環状アルキル基またはアリール基あるいはヒドロキシ
アルキル基であり、C1-4アルキルまたはフェニル基が好ましく、[Z]は、ア
ルキル鎖が、少なくとも2個のヒドロキシル基によって置換される直鎖ポリヒド
ロキシアルキル基または好ましくはその基のアルコキシル化、好ましくはエトキ
シル化またはプロポキシル化誘導体である。] で示される化合物も含む。ここでも、[Z]は、好ましくは糖、例えばグルコー
ス、フルクトース、マルトース、ラクトース、ガラクトース、マンノースまたは
キシロースの還元アミノ化によって得られる。例えば、国際特許出願WO 95/0733
1の記載にしたがって、N−アルコキシまたはN−アリーロキシ置換化合物は、
触媒としてのアルコキシドの存在下で、脂肪酸メチルエステルとの反応によって
必要とされるポリヒドロキシ脂肪酸アミドに転化されうる。単独のノニオン界面
活性剤として、または他のノニオン界面活性剤と組み合わせて、特にアルコキシ
ル化脂肪アルコールおよび/またはアルキルグリコシドと共に使用されうる好ま
しい他の群のノニオン界面活性剤は、アルキル鎖中にアルコキシル化、好ましく
はエトキシル化またはエトキシル化およびプロポキシル化された脂肪酸アルキル
エステル、特に日本国特許出願公開JP58/217598に記載されるまたは、国際特許
出願公開WO 90/13533に記載される方法で好ましくは製造される脂肪酸メチルエ
ステルである。アミンオキシドタイプのノニオン界面活性剤、例えばN−ココア
ルキル−N,N−ジメチルアミンオキシドおよびN−牛脂アルキル−N,N−ジ
ヒドロキシエチルアミンオキシドおよび脂肪酸アルカノールアミドタイプも適し
ている。これらのノニオン界面活性剤が使用される量は、好ましくは使用される
エトキシル化脂肪アルコールの量を超えない、特にその半分を超えない。他の適
した界面活性剤は、いわゆるジェミニ界面活性剤である。ジェミニ界面活性剤は
、一般に、1分子あたり2個の親水性基および2個の疎水性基を有する化合物で
あると理解される。これらの基は、いわゆるスペーサーによって一般に互いに離
されている。スペーサーは、親水性基が互いに独立して作用することができるよ
うに十分な間隔を有するのに充分に長い炭素鎖である。ジェミニ界面活性剤は、
著しく低い臨界ミセル濃度によって、およびかなりの程度で水の表面張力を低下
できることによって通常特徴づけられる。しかしながら、例外的な場合において
、ジェミニ界面活性剤は、「二量体」界面活性剤だけでなく、「三量体」界面活
性剤として理解される。適したジェミニ界面活性剤は、例えばドイツ特許出願DE
43 21 022にしたがって硫酸化ヒドロキシ混合エーテルおよび先のドイツ特許出
願DE 195 03 061にしたがって二量体アルコールビス−および三量体アルコール
トリス−スルフェートおよび−エーテルである。先のドイツ特許出願DE 195 13
391にしたがった末端キャップされた二量体および三量体混合エーテルが、二官
能性および多官能性によって特徴付けられる。したがって、上記の末端キャップ
された界面活性剤は、良好な湿潤性能および低い発泡性を示すので、洗濯機洗浄
または清浄工程で使用に特に適している。しかしながら、WO 95/19953、WO 95/1
9954およびWO 95/19955に記載されるジェミニポリヒドロキシ脂肪アミドまたは
ポリヒドロキシ脂肪酸アミドも使用されうる。
【0012】 1つの好ましい態様において、本発明の組成物は、一般式:R1O−(CH2
2O)n−SO3X[式中、R1は、6〜22個の炭素原子を有する直鎖または分
岐状アルキルまたはアルケニル基であり、nは、1〜10の数であり、Xは、ア
ルカリ金属またはアンモニウムイオンである。]で示されるアルキルエーテルス
ルフェートならびに一般式:R2O−(CH2CH2O)m−OH[R2は、6〜2
2個の炭素原子を有する直鎖または分岐状アルキルまたはアルケニル基であり、
mは、1〜10の数である。]で示されるアルキルポリグリコールエーテルを重
量比1:10〜10:1、特に2:1〜5:1で含む界面活性剤系を含有する。
【0013】 本発明の組成物中に存在する適した重金属錯化剤は、アミノカルボン酸および
任意に官能化されたリン酸、例えばヒドロキシまたはアミノアルカンリン酸であ
る。適したアミノカルボン酸としては、例えばニトロ三酢酸、メチルグリシン二
酢酸およびジエチレントリアミン五酢酸である。リン酸の中で、例えば1−ヒド
ロキシエタン−1,1−二リン酸(HEDP)、もしくはこの酸の二ナトリウム
塩または四ナトリウム塩、エチレンジアミンテトラメチレンリン酸(EDTMP
)、ジエチレントリアミンペンタメチレンリン酸(DTPMP)およびそれらの
高級同族体が適している。上記の窒素含有化合物に対応するN−オキシドも適し
ている。他の適している錯化剤は、エチレンジアミン−N,N’−ジコハク酸(
EDDS)である。酸形態で使用される錯化剤は、そのままでまたは好ましくは
ナトリウム塩の形態で使用される。アミノカルボン酸とリン酸の混合物が好まし
く使用される。重金属錯化剤が、本発明の組成物中に好ましくは0.05〜1重
量%の量で存在する。
【0014】 本発明の組成物中に、好ましくは0.01〜0.1重量%の量で存在するラジ
カルスカベンジャーとして作用する既知の成分としては、フェノール、例えば1
,6−ジ-tert-ブチル−4−メチルフェノール(ブチルヒドロキシトルエン、B
HT)、ヒドロキノン、例えばジ-tert-ブチルヒドロキノン、カテコール、例え
ば、アリルカテコール、アルキル化ジフェニルアミンまたはN−フェニル−α−
ナフチルアミンおよびジヒドロキノリンが挙げられる。BHTは、ラジカルスカ
ベンジャーとして好ましく使用される。通常水に少ししか溶解しないこれらの物
質を本発明の組成物に迅速に組み込むことができるように、水混和性溶媒、例え
ば低級アルコール、例えばエタノールまたはイソプロパノール中の溶液の形態で
組み込むことが有用であることが分かっている。ラジカルスカベンジャーは、そ
のような溶媒が少量でのみ、好ましくは多くとも0.5重量%で、本発明の組成
物に組み込まれるような濃度で使用される。
【0015】 本発明の組成物は、好ましくは酸性であり、特に2〜4のpH値を有する。他
の成分の混合物によって自動的に達成されない所望のpHを達するために、本発
明の組成物は、系相溶性酸、特に上記のアミノカルボン酸またはリン酸、クエン
酸、酢酸、酒石酸、リンゴ酸、乳酸、グリコール酸、コハク酸、グルタル酸およ
び/またはアジピン酸、ならびに鉱酸、例えば硫酸、リン酸またはアルカリ金属
水素塩スルフェートまたは塩基、特にアンモニウムまたはアルカリ金属水酸化物
を含有してよい。
【0016】 上記の成分の他に、本発明の組成物は、重要な成分、特に過酸化水素および増
粘系と相溶性があり、液状洗剤に一般に使用される他の成分を含有しうる。これ
らの他の典型的な成分は、例えば染料および香料、所望により蛍光増白剤を包含
する。
【0017】 本発明の組成物は、これらの成分を混合することによって簡単に、容易に製造
されうる。組成物は一般に擬塑性でなく、ニュートン流体挙動を示す。例えばBr
ookfield回転粘度計、スピンドルNo.2、20r.p.mで測定される室温での本発明の
組成物の粘度は、500〜2000mPa・s、好ましくは600〜1500mPa・s
である。
【0018】 本発明の組成物は、高い貯蔵安定性によって特徴づけられる均質系であり、繊
維製品への最小のダメージに高い染み除去性能を組み合わせる。本発明の組成物
は、洗濯の前に、汚れた繊維製品を前処理するために好ましく使用される。さら
に、またはかわりに、本発明の組成物は、繊維製品の洗濯、特に洗濯機洗濯の間
に、洗剤添加剤の形態でも使用されてよい。本発明の組成物を使用する洗濯方法
は、希釈されない形態で、本発明の液状組成物を、除去されるべきしみを含む汚
れた繊維製品または汚れた繊維製品の一部分に適用し、乾燥しないほどの長さの
時間だけ作用させるために放置し、水または場合により従来の洗剤を含有する水
系洗浄液を使用して、特に洗濯機で洗濯することによって行われ得る。本発明の
組成物の追加量を、従来の洗剤または水系洗浄液に添加することができる。
【0019】 (実施例) 漂白剤含有洗濯物前処理液状組成物B1を、以下の表に示される成分を、示さ
れた量で混合することによって簡単に調製し、少量の水酸化ナトリウムの添加に
よってpH値を3に調節した。組成物は、1170mPa・sの粘度(Brookfie
ld回転粘度計、スピンドルNo.2、20r.p.mによって測定)を有する。
【0020】
【表1】 a) Texapon(登録商標)NSO (Henkel KGaAの製品)b) Arlipon(登録商標)FT (Henkel KGaAの製品)c) NaヒドロキシエタンジホスホネートとNaメチルグリシンジアセテートの
1:1の混合物
【0021】 1mLまたは2mLの組成物B1(染みの大きさに依存)を、綿布上の標準化
された人工的な汚れに適用し、ゴムブレードで綿布の上に広げ、10分間作用さ
せるために放置した。そのように処理された布試料を、次いで、漂白剤を含まな
い市販の軽質洗剤粉末V1(用量68g)を使用して2kgのきれいな洗濯物と
一緒に洗濯した。布試料の反射率を、乾燥後測定した。汚れた布に対する色差値
(ΔΔE)を、以下の表に示す。本発明の組成物なしに得られる値も比較として
示す。
【0022】
【表2】
【0023】 本発明の組成物を使用した場合に、従来の洗剤単独の場合、すなわち本発明の
組成物による予備使用がない場合より、明らかに多くの汚れが除去されることが
わかるであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハンス−ユルゲン・リーベ ドイツ連邦共和国デー−42697ゾーリンゲ ン、シュプレーシュトラーセ40番 (72)発明者 フロランス・ランベール フランス、エフ−02400シャトー・ティエ リー、リュ・ドゥ・シャトー19番 (72)発明者 テオドル・フェルケル ドイツ連邦共和国デー−40699エルクラー ト、アム・デュッセルファー2番 Fターム(参考) 4H003 AB31 AC08 BA12 DA01 DA03 DC02 EA12 EB04 EB13 EB24 EB26 EB38 ED02 EE04 FA28 FA30 FA42

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 0.2〜25重量%の過酸化水素、5重量%までの重金属用
    錯化剤、15重量%までの界面活性剤、0.1重量%までのラジカルスカベンジ
    ャー、55〜90重量%の水ならびに0.1〜3重量%の電解質および0.05
    〜1重量%の疎水化ポリウレタンの増粘系を含んでなり、増粘系中の電解質と疎
    水化ポリウレタンの重量比が、0.1重量%までの疎水化ポリウレタン含量に対
    して少なくとも5である200〜5000mPa・sの粘度を有する水含有漂白また
    は洗濯物前処理液状組成物。
  2. 【請求項2】 電解質と疎水化ポリウレタンの重量比が、0.1重量%超〜
    0.5重量%の疎水化ポリウレタン含量に対して少なくとも2であることを特徴
    とする請求項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】 過酸化水素を1.5〜20重量%、特に2〜10重量%含有
    することを特徴とする請求項1または2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】 増粘系が、組成物全体に基づいて0.1〜0.5重量%の疎
    水化ポリウレタンを含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    組成物。
  5. 【請求項5】 増粘系が、組成物全体に基づいて0.2〜2.5重量%、特
    に0.5〜2重量%の電解質を含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    かに記載の組成物。
  6. 【請求項6】 界面活性剤を0.1〜6重量%含有することを特徴とする請
    求項1〜5のいずれかに記載の組成物。
  7. 【請求項7】 一般式: R1O−(CH2CH2O)n−SO3X [式中、R1は直鎖または分岐状C6-22アルキルまたはアルケニル基であり、n
    は1〜10の数であり、Xはアルカリ金属またはアンモニウムイオンである。]
    で示されるアルキルエーテルスルフェート および一般式: R2O−(CH2CH2O)m−OH [式中、R2は直鎖または分岐状C6-22アルキルまたはアルケニル基であり、m
    は1〜10の数である。] で示されるアルキルポリグリコールエーテルを1:10〜10:1、特に2:1
    〜5:1の重量比で含む界面活性剤を含有することを特徴とする請求項1〜6の
    いずれかに記載の組成物。
  8. 【請求項8】 重金属用錯化剤を0.05〜1重量%で含有することを特徴
    とする請求項1〜7のいずれかに記載の組成物。
  9. 【請求項9】 ラジカルスカベンジャーを0.01〜0.1重量%含有する
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の組成物。
  10. 【請求項10】 酸性であり、特に2〜4のpHを有する請求項1〜9のい
    ずれかに記載の組成物。
  11. 【請求項11】 500〜2000mPa・s、特に600〜1500mP
    a・sの粘度を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の組成
    物。
  12. 【請求項12】 洗濯の前に汚れた繊維製品を前処理するための請求項1〜
    11のいずれかに記載の組成物の使用。
  13. 【請求項13】 繊維製品の洗濯、特に洗濯機洗濯の際の洗剤としての請求
    項1〜11のいずれかに記載の組成物の使用。
  14. 【請求項14】 請求項1〜11のいずれかに記載の液状組成物を、希釈し
    ない形態で、汚れた繊維製品または汚れた繊維製品の一部分に適用し、乾燥しな
    いほどの長さの時間だけ作用させるために放置し、繊維製品を水または従来の洗
    剤を含有する水系洗浄液体を使用して、特に洗濯機で洗濯することを特徴とする
    繊維製品を洗濯する方法。
  15. 【請求項15】 請求項1〜11のいずれかに記載の組成物が、従来の洗剤
    および/または水系洗浄液に、繊維製品を介して導入される量に加えて、添加さ
    れることを特徴とする請求項14に記載の方法。
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