JP2002515469A - 低級アルカン及びアルケンのアルコール及びジオールへの転化方法 - Google Patents

低級アルカン及びアルケンのアルコール及びジオールへの転化方法

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JP2002515469A JP2000549566A JP2000549566A JP2002515469A JP 2002515469 A JP2002515469 A JP 2002515469A JP 2000549566 A JP2000549566 A JP 2000549566A JP 2000549566 A JP2000549566 A JP 2000549566A JP 2002515469 A JP2002515469 A JP 2002515469A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、低級アルカン及びアルケンを対応する低級アルカノール及びジオールに転化する方法を目的とするものである。本発明の方法においては、ガス状のハロゲン、好ましくは臭素を、金属ハロゲン化物をその金属ハロゲン化物の分解温度より融点が低く沸点が高い液中で分解することによって製造する。好ましい液は、約37〜280℃の間の温度に維持した、溶融した塩化第二鉄水和物である。低級アルカン又はアルケンは、上記で製造されたハロゲンにより気相反応でハロゲン化する。アルキルハロゲン化物又はアルキルジハロゲン化物は、金属水酸化物、好ましくは水酸化第二鉄の水溶液と接触させて金属ハロゲン化物を再生し、かつ対応する低級アルカノール又はジオールを製造する。本発明は特に、ハロゲンを供給するために臭化第二鉄を用いて、メタンをメタノールに転化するために効率的である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】
【0002】
【発明の分野】
本発明は一般的に、アルカン及びアルケンをそれぞれアルコール及びジオール
に転化する方法に関する。より具体的には本発明は、工程中で再生されそして再
循環される液状反応物による、液相及び気相反応を用いる転化法に関する。
【0003】
【背景の説明】
メタンは従来、メタンをハロゲン化し次いでハロゲン化メチルを加水分解して
アルコールを生成することによって、メタノールに転化されてきた。例えば、メ
タンを塩素化し、メタン塩化物類――主として塩化メチルであり他の塩化物、す
なわちジクロロメタン、トリクロロメタン及び四塩化炭素を伴う――を製造する
ためには、ガス状塩素が用いられてきた。別法としては、メタンを酸素及び塩酸
と共にオキシ塩素化することによりこれらの化合物を製造してきた。得られたメ
タン塩化物類を気相中で加水分解すると、塩素化の選択性に応じ、メタノール、
ホルムアルデヒド、ギ酸並びに二酸化炭素及び塩酸を含む副生物が得られる。メ
タンをハロゲン化するいずれの方法においても塩酸が製造又は使用され、これを
回収し、共沸蒸留によって脱水し、再循環することが必要となる。塩素及び塩酸
の取扱いに付随する腐食およびその他の問題は重大なものである。これらの問題
を解決するため多くの試みがなされてきた。
【0004】 Borkowskiらに付与された米国特許第3,172,915号では、メ
タンをメタノールに転化する方法が提案された。Borkowskiは、塩化第
二鉄を用いて高温でメタンを塩素化し、メタン塩化物類及び塩化水素を製造する
方法を開示した。この塩素化には220〜800℃、より好ましくは250〜4
50℃の範囲の温度と、例えば1時間を超える長い滞留時間が必要とされた。更
にこの方法は、塩素化による混合生成物、例えばクロロメタン、ジクロロメタン
、トリクロロメタン、及び四塩化炭素、の生成によって妨害されるので、メタノ
ールを製造するための加水分解以前に混合物を分離しなければならない。他の欠
点は、塩化第二鉄を乾燥するのに要するエネルギー及び塩酸に固有の腐食及び取
り扱い上の問題からもたらされる。
【0005】 Millerに付与された米国特許第5,243,098号では、メタンをメ
タノールに転化する他の方法が開示された。Millerは塩化第二銅とメタン
の反応によってクロロメタンと塩酸を製造する方法を開示した。これらの中間物
を次いで蒸気及び酸化マグネシウムを含む触媒と反応させると、メタノールと塩
化マグネシウムが生成した。酸化マグネシウムは副生塩化マグネシウムを空気及
び酸素と接触させることによって再生された。塩化第二銅は副生塩化第一銅を空
気及び塩酸と接触させることによって再生された。これらの反応は順調な速度で
進むが、固形反応物、すなわち酸化第二銅及び酸化マグネシウムの消耗が顕著で
あった。これらの反応物を回収し必要な粒子サイズに再生するためには、特殊な
ろ過器及び工程が必要であった。Millerは又、代替反応物として臭化第二
銅及びマグネシウムゼオライトの使用を提案した。反応物の消耗、固形物の取扱
いに伴う困難性、及び反応物再生に必要な特殊なろ過器及び工程等のため、この
方法は不満足なものであることが判明した。やはりMillerに付与された米
国特許第5,334,777号では、エテンをエチレングリコールに転化するた
めの、実質的に同一の方法が開示された。
【0006】 上記の諸方法はアルケン及びアルカンをそれぞれアルカノール及びジオールに
転化するための方法を開示しているが、当業者は工業的に実施可能な方法、特に
メタンをメタノールに転化するための工業的に実施可能な方法を引続き探索して
いる。このような方法は、天然ガスを取扱い、輸送し、貯蔵するのにかかる高い
コストを削減するために特に油及びガス工業によって望まれている。もしガス類
、主としてメタン及びエタンが、メタノール及びエタノールに転化されるならば
、これらのコストは著しく低減できる。このような転化のための経済的で効率の
よい方法があれば、遠隔地のガス田、例えばアラスカのノーススロープ、北海、
その他の沖合ガス田等において、広く使用されるであろう。
【0007】 このように、メタン及びその他の低級炭化水素をそれぞれメタノール及び対応
するアルカノール及びジオールに転化するための、より経済的でより効率的な方
法への必要性は、長く感じられてきたが未だ満たされていない。本発明は、より
速い反応速度、より低い操業温度、及び製造設備内を容易にポンプ輸送できる流
体(液及びガス)反応物を用い、反応物の回収効率がよく、そして容易にポンプ
輸送及び回収が可能な液体類を使用することにより反応物の消耗が僅かであるか
又は起らない方法を提供することによって、それらの必要を満たす。
【0008】
【発明の概要】
本発明は低級アルカノール及びジオールをそれぞれ対応する低級アルカン及び
アルケンから製造する方法に関する。最も好ましくは、本方法はメタンをメタノ
ールに転化するために有用である。
【0009】 本発明の方法においては、金属ハロゲン化物をその金属ハロゲン化物の分解温
度より融点が低く沸点が高い液中で分解することによって、ガス状のハロゲンを
生成する。好ましいガス状ハロゲンは臭素である。最も好ましくは臭化第二鉄を
約120℃を上廻る温度で分解することによって臭素を製造する。この溶融液を
与えるために用いることができる塩の例としては、鉄、ニッケル、マンガン、亜
鉛、カルシウム及びアンチモンの水和塩化物が含まれる。最も好ましいのは水和
塩化第二鉄であり、これは約37〜280℃の温度範囲で液状である。
【0010】 このようにして生成されるハロゲンガス、好ましくは臭素は、低級アルカン又
はアルケン、好ましくは炭素原子5個以下を含む炭化水素ガスと気相中で反応さ
せる。これらの反応は、アルカンの臭素化の場合は約250℃以上の温度で、通
常速やかに進む。アルカンとの反応によってアルキルハロゲン化物とハロゲン化
水素のガスが生成し、これらは金属水酸化物、最も好ましくは水酸化第二鉄と反
応させて、金属ハロゲン化物を再生すると共に、アルカンに対応する低級アルカ
ノールを生成する。好ましくはこの反応は液相中で、これらのガスを金属水酸化
物の水溶液に通す間に進行する。
【0011】 最も好ましい実施態様では、金属ハロゲン化物、好ましくは第二金属ハロゲン
化物(metallic halide)、最も好ましくは臭化第二鉄、が分解
し、ハロゲンガスに加えて、より低い酸化状態の金属ハロゲン化物、好ましくは
第一金属ハロゲン化物(metallous halide)、最も好ましくは
臭化第一鉄、を生成する。最も好ましい方法においては、この第一金属ハロゲン
化物を含む反応液を、反応室からポンプで送出し、晶出を防ぐため追加の水を混
入し、そして酸化して、第二金属ハロゲン化物を再生し、また金属水酸化物の水
溶液を生成する。
【0012】 本質的に同一の方法により低級ジオールが、対応する低級アルケンから製造さ
れる。上記の製造工程が、低級アルケンと反応するためのガス状ハロゲン、好ま
しくは臭素、を製造するために用いられる。気相反応において、ハロゲン、好ま
しくは臭素がアルケンの二重結合の両側に付加し、対応するアルキルジハロゲン
化物を生成する。この付加反応はおだやかな温度、エチレンの臭素化の場合は4
0℃という低温で速やかに進む。生成したジハロゲン化物を上記の方法によって
金属水酸化物と反応させ、金属ハロゲン化物を再生し、かつ対応する低級ジオー
ルを生成する。
【0013】 本発明の方法によって、反応物として用い、また中間体として製造される液及
びガスは、経済的また効率的に反応機間を輸送できるので、固体の輸送システム
を必要とした従来の方法に伴う費用が大幅に削減される。更に、本発明の工程は
、ハロゲンと炭化水素の気相反応を例外として、比較的低温で速やかに進むため
、本発明の方法を用いるメタノール転化工場の建設及び操業費は著しく低減する
であろう。
【0014】 従って、長らく感じられてきたが未だ満たされていない、低級アルカン及びア
ルケンの対応するアルカノール及びジオールへの転化、最も重要なものとしては
メタンのメタノールへの転化のための改良された方法への必要性が満たされた。
本発明が含むこれらのまたその他の優れた特徴及び利点は、以下の説明及び請求
項により更に完全に認識されるであろう。
【0015】 本発明は、現在のところ、好ましい態様と関連付けて説明を行うが、発明をそ
れらの態様に限定するものではないことは言うまでもない。むしろ逆に、添付の
請求項で特定される発明の精神に含まれるすべての代替例、変形例、及び等価例
は、本発明の範囲内のものである。
【0016】
【好ましい態様の詳細な説明】
本発明はメタンをメタノールに転化するための、より一般的には低級アルカン
及びアルケンを対応するアルカノール及びジオールに転化するための、改良され
た、より効率的でより経済的な方法を提供する。本発明は液相及び気相反応によ
る直接転化法を提供する。液体及びガスのみを使用することにより、反応物及び
生成物を転化システム内の反応機間を輸送するコストが大幅に削減される。更に
、反応物は工程内で再生され再循環される。最後に、反応物の消耗は実質的にな
くなった。
【0017】 最も広い意味では、本発明の方法は次の三段階を含む:金属ハロゲン化物の液
相分解によるガス状ハロゲンの生成;ハロゲンと低級アルカン又はアルケンの気
相反応によるそれぞれ対応するアルキルハロゲン化物又はアルキルジハロゲン化
物の生成;及びアルキルハロゲン化物又はアルキルジハロゲン化物と金属水酸化
物との液相反応による対応する低級アルカノール又はジオールの生成である。
【0018】 最も好ましい態様においては、ガス状の臭素を、約110〜280℃の温度に
維持した溶融した塩化第二鉄水和物から、臭化第二鉄を分解することよって生成
する。得られた臭素ガスは気相でアルカン又はアルケンと、最も好ましくはメタ
ンと約250℃を超える温度で、反応させ、それぞれアルキルハロゲン化物又は
アルキルジハロゲン化物を、最も好ましくは臭化メチルを生成する。得られたア
ルキルハロゲン化物又はジハロゲン化物、好ましくは臭化メチルを、金属水酸化
物、好ましくは水酸化第二鉄の水溶液中を通すと、加水分解を受けて、対応する
アルカノール又はジオール、好ましくはメタノールとなる。生成されたアルカノ
ール又はジオールは、従来の手段により容易に分離、回収される。
【0019】 本発明の方法が提供する更に他の利点としては、上記の方法において生成する
副生品、例えば臭化第一鉄及び臭化水素は、容易に必要な反応物に転化するので
、それらの物質の消耗をなくすことができる。
【0020】 本発明の方法は、最も好ましい実施例、すなわち臭化第二鉄を用いるメタンの
メタノールへの転化を用いた、以下の化学反応の簡潔な説明から、より容易に明
らかになるであろう。
【0021】 臭化第二鉄と塩化第二鉄水和物の混合物を第一の反応機で調製する。臭化第二
鉄は約120℃を上廻る温度で分解し、臭化第一鉄と臭素ガスを生成する。塩化
第二鉄水和物は約37℃の温度で溶融し、その沸点である約280℃まで液体を
維持する。それゆえ、加熱を開始する際反応機は、金属ハロゲン化物(臭化第二
鉄)の分解温度よりも融点が低く沸点が高い液(塩化第二鉄水和物)中に、金属
ハロゲン化物を含むことになる。加熱すれば、反応(1)により臭素の発生が起
る。
【0022】
【数1】
【0023】 約120℃を超える温度において、反応1の分解によってガス状の臭素が発生
する。
【0024】 臭化第二鉄と塩化第二鉄水和物の組み合わせは、本発明の反応のために特に有
利である。低級炭化水素ガスをハロゲン化するために臭素を使用すれば多塩素化
のような事例を低減することができる。塩化第二鉄水和物は約37〜280℃の
範囲で液状を維持する。塩化第二鉄六水和物は37℃で溶融する。水和水の約半
量を蒸発することにより、この液は約134℃で沸騰する。もし水蒸気を凝縮し
連続的に返せば、溶融液の温度は一定に維持される。このように、水の含量を調
節することによって約112℃〜280℃の間で一定の沸点を得ることができる
。それゆえ、塩化第二鉄水和物は、広い範囲の操業温度を与える液を提供する。
更に、この塩化第二鉄液に加えた臭化第二鉄はこの温度範囲で分解して臭素を生
成するが、これらの比較的低い温度では、塩化第二鉄は分解して塩素を生成する
ことはない。最後に、たとえ塩素が生成したとしても、これらの温度では速やか
に水と反応して分解するであろう。
【0025】 臭素ガスは反応機から抜き出し、ガス状の低級炭化水素、好ましくはメタンと
混合させる。ガス状の混合物は容易に反応して対応する塩素化炭化水素、好まし
くは塩化メチルを生成する。反応は約250℃を超える温度で反応(2)により
速やかに進む。
【0026】
【数2】
【0027】 この反応において生成する臭化メチルは、別の反応機に送り、そこで金属水酸
化物、好ましくは水酸化第二鉄と、最も好ましくは水酸化物の水溶液中を向流で
通すことによって、反応(3)により反応させる。
【0028】 3CH3BR+Fe(OH)3 → FeBr3+3CH3OH (3) この反応は約40〜80℃の温度で速やかに進む。最初のアルカン又はアルケ
ンに対応するメタノール又はアルカノール又はジオールの生成に加えて、最初の
金属ハロゲン化物、好ましくは臭化第二鉄が再生され、再使用するために回収す
ることができる。
【0029】 反応2によるアルカンのハロゲン化反応では、副生品としてハロゲン化水素、
好ましくは臭化水素を生成する。この副生品は、反応(4)によって最初の金属
ハロゲン化物、好ましくは臭化第二鉄を再生するために用いることができる。
【0030】 3HBr+Fe(OH)3 → FeBr3+3H2O (4) このように、ハロゲン化反応2において発生したガスはすべて水酸化物水溶液
を通して、所望のアルコールを製造し、かつ金属ハロゲン化物を再生する。
【0031】 最後に、第一の反応機で臭化第二鉄の分解から生成した臭化第一鉄は、反応(
5)によって容易に臭化第二鉄及び水酸化第二鉄に転化する。
【0032】 12FeBr23O2+6H2O → 8FeBr3+4Fe(OH)3 (5) この反応は約40〜60℃の温度で速やかに進む。第一反応機から抜き出した
臭化第一鉄を含む液は、より低い反応温度において晶出することを防ぐために水
で希釈しなければならない。空気又は酸素を、得られた水溶液中を向流で通すこ
とによって、臭化第一鉄を反応5により酸化及び加水分解する。
【0033】 アルケンのハロゲン化においては、ハロゲン、好ましくは臭素が、(6)の反
応により単純に二重結合の両側に付加する。
【0034】
【数3】
【0035】 このように、この反応においては副生ガスが生成しない。この反応は気相で、
アルカンのハロゲン化に要するよりも低温度、例えば約40〜60℃の温度で進
む。
【0036】 得られたアルキルジハロゲン化物は、上記のように水酸化第二鉄溶液を通し、
反応(7)により、対応するジオールを製造すると共に臭化第二鉄を再生する。
【0037】 3C24Br2+2Fe(OH)3 → 3C24(OH)2+2FeBr3 (7) このようにして、臭化第二鉄が再生され工程へ再循環される。
【0038】 次に本発明の方法を、添付図の流れ図と関連付けて説明する。塩化第二鉄水和
物、臭化第二鉄、及び場合により水、の混合物を、ライン3を通して反応機1へ
供給する。この混合物は少なくとも5重量パーセントの臭化第二鉄を含むべきで
ある。加熱器2でこの液を、臭化第二鉄の分解温度まで、好ましくは約112〜
280℃の温度まで、最も好ましくは約134℃まで加温する。この温度におい
て臭素が、反応(1)により、ガスとして生成する。過剰の水及び臭素を凝縮し
て反応機へ返すために、水冷却ジャケット6に包まれた凝縮器5が、反応機1の
上部に置かれている。反応機1から流出する、臭素と蒸発水を含むガスは、凝縮
器5を通る前にライン4から来るメタンと混合される。
【0039】 冷却されたメタンと臭素――出口での各々の蒸気圧によって決まる比率となっ
ている――は、ライン7を通ってオイルヒーター8へ向かい、ここで、好ましく
は約250℃を超える温度で反応し、臭化メチル及び臭化水素を反応(2)によ
って生成する。反応生成物はライン9を通って冷却器10へ向かい、ここで温度
が下げられる。しかしながら、冷却は凝縮が起るほど行うべきではない。
【0040】 臭化メチル及び臭化水素を含む冷却されたガスは、ライン11を通って吸収器
12の下側部へ送り、ここからガスを、水酸化第二鉄水溶液を含む液の流れに対
し向流で上方へ通す。吸収器12においてこれらのガスは、反応(3)及び(4
)によって水酸化第二鉄と反応しメタノールと臭化第二鉄を生成する。
【0041】 臭化メチルと臭化水素が除去された後の、未反応のメタンと水蒸気を含むガス
は、ライン13を通して入口ライン4へ返す。吸収器12の底部からは液をライ
ン14を通して抜き出し、蒸留塔15へ送って、そこでメチルアルコール及び水
を液から真空ストリッピングし、ライン16を通して回収する。アルケンをジオ
ールに転化するシステムの場合は、ジオールは真空水蒸気蒸留によってストリッ
ピングすべきである。再生した臭化第二鉄を含む溶液は、塔15の底部から抜き
出し、入口ライン3へ返す。
【0042】 反応後の臭化第一鉄を含む液はライン17を通して反応機1から抜き出し、冷
却器18へ送る。溶融液を冷却する際に晶出が起るのを防ぐため、ライン24か
ら十分な量の水を加えなければならない。冷却された溶液はライン19を通して
曝気器20へ送る。水溶液中の臭化第一鉄はライン22から注入される空気によ
って酸化され、反応(5)により臭化第二鉄及び水酸化第二鉄となる。得られた
水酸化第二鉄及び臭化第二鉄の水溶液はライン21を通して吸収器12に送る。
過剰の空気はライン23を通って曝気器20から出る。
【0043】 このように、低級アルカン又はアルケンを対応するアルカノール又はジオール
に転化するのに好都合なシステムが添付図によって図示されている。
【0044】 上記の説明は、特許法令面の必要性により、主として特定の好ましい実施例に
対して述べたものであって、説明及び例示を目的とする。しかしながら、当業者
にとっては、特定的に記述された方法において、発明の真の範囲及び精神から逸
脱することなく、多くの変形及び変更が可能なことは明白であろう。例えば、本
発明は好ましい反応物、例えば臭化第二鉄、塩化第二鉄水和物及び水酸化第二鉄
を用いて例示されているが、本明細書に記述した望ましい物理的及び化学的性質
を持つ他の金属化合物も使用可能である。それゆえ、本発明はここに説明及び例
示した好ましい実施例に限定されるものではなく、添付した特許申請の範囲内に
存在するすべての変形例は本特許に含まれる。
【図面の簡単な説明】 本発明のその他の特徴及び意図された利点は、添付図と関連づけた下記の詳細
な説明を参照することによってより容易に明白となるであろう。この場合:
【図1】 本発明によって低級アルカノール及びジオールを製造する方法を図示した流れ
図である。
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月28日(2001.11.28)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項21
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 31/20 C07C 31/20 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,GE,G H,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 臭化第二鉄を、臭化第二鉄と塩化第二鉄水和物の溶融混合物
    から分解して臭素ガスと臭化第一鉄を生成し; 該臭素ガスをメタンと反応させて臭化メチル及び臭化水素ガスを生成し;そし
    て 該ガスを水酸化第二鉄の水溶液に通してメタノールを生成し、かつ該臭化第二
    鉄を再生することを含んでなるメタンのメタノールへの転化方法。
  2. 【請求項2】 該臭化第一鉄を水に溶解しそして酸化して、該臭化第二鉄を
    再生し、かつ該水酸化第二鉄の水溶液を生成する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 該溶融混合物を約110〜280℃の温度に維持する請求項
    2記載の方法。
  4. 【請求項4】 該臭素及びメタンを約250℃を超える温度で反応させる請
    求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 該溶液を約40〜80℃の温度に維持する請求項2記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 金属ハロゲン化物を該金属ハロゲン化物の分解温度より融点
    が低く沸点が高い液中で分解することによってガス状ハロゲンを生成し; 該ハロゲンを低級アルカンと反応させてアルキルハロゲン化物及びハロゲン化
    水素ガスを生成し;そして 該ガスを金属水酸化物と反応させて、該金属ハロゲン化物を再生し、かつ該ア
    ルカンに対応する低級アルカノールを生成する、ことを含んでなる低級アルカノ
    ールの対応する低級アルカンからの製造方法。
  7. 【請求項7】 該ハロゲンが臭素である請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 該ガスを該金属水酸化物の水溶液に通す請求項6記載の方法
  9. 【請求項9】 該金属ハロゲン化物を分解して、より酸化状態の低い金属ハ
    ロゲン化物を生成し、それを水に溶解し酸化して該金属ハロゲン化物を再生し、
    かつ該金属水酸化物の水溶液を製造する請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 該アルカンが炭素原子1〜5を有する請求項6記載の方法
  11. 【請求項11】 該金属ハロゲン化物が臭化第二鉄であり、該液が溶融した
    塩化第二鉄水和物であり、かつ該金属水酸化物が水酸化第二鉄である請求項6記
    載の方法。
  12. 【請求項12】 該ガスを水酸化第二鉄の水溶液に通す請求項11記載の方
    法。
  13. 【請求項13】 該溶液を約40〜80℃の温度に維持する請求項12記載
    の方法。
  14. 【請求項14】 該液を約110〜280℃の温度に維持する請求項11記
    載の方法。
  15. 【請求項15】 該ハロゲン及び低級アルカンを約250℃を超える温度で
    応させる請求項11記載の方法。
  16. 【請求項16】 金属ハロゲン化物を該金属ハロゲン化物の分解温度より融
    点が低く沸点が高い液中で分解することによってガス状ハロゲンを生成し; 該ハロゲンを低級アルケンと反応させてアルキルジハロゲン化物ガスを生成し
    ;そして 該ガスを金属水酸化物と反応させて、該金属ハロゲン化物を再生し、かつ該ア
    ルケンに対応する低級ジオールを生成する、ことを含んでなる低級ジオールの対
    応するアルケンからの製造方法。
  17. 【請求項17】 該ハロゲンが臭素である請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 該アルキルジハロゲン化物を該金属水酸化物の水溶液に通
    す請求項16記載の方法。
  19. 【請求項19】 該金属ハロゲン化物が分解して、より酸化状態の低い金属
    ハロゲン化物を生成し、それを後に水に溶解し酸化して該金属ハロゲン化物を再
    生し、かつ該金属水酸化物の水溶液を生成する請求項18記載の方法。
  20. 【請求項20】 該アルケンが炭素原子2〜5を有する請求項16記載の方
    法。
  21. 【請求項21】 該金属ハロゲン化物が臭化第二鉄であり、該液が溶融した
    塩化第二鉄水和物であり、かつ該金属水酸化物が水酸化第二鉄である請求項22
    記載の方法。
  22. 【請求項22】 該ガスを水酸化第二鉄の水溶液に通す請求項21記載の方
    法。
  23. 【請求項23】 該溶液を約40〜80℃の温度に維持する請求項22記載
    の方法。
  24. 【請求項24】 該液を約110〜280℃の温度に維持する請求項21記
    載の方法。
  25. 【請求項25】 該ハロゲン及び低級アルケンを約40℃を超える温度で反
    応させる請求項21記載の方法。
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