JP2002515338A - 金属中空体の製造方法及び装置 - Google Patents

金属中空体の製造方法及び装置

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JP2002515338A
JP2002515338A JP2000549401A JP2000549401A JP2002515338A JP 2002515338 A JP2002515338 A JP 2002515338A JP 2000549401 A JP2000549401 A JP 2000549401A JP 2000549401 A JP2000549401 A JP 2000549401A JP 2002515338 A JP2002515338 A JP 2002515338A
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    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22CFOUNDRY MOULDING
    • B22C9/00Moulds or cores; Moulding processes
    • B22C9/22Moulds for peculiarly-shaped castings
    • B22C9/24Moulds for peculiarly-shaped castings for hollow articles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
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    • B22C21/14Accessories for reinforcing or securing moulding materials or cores, e.g. gaggers, chaplets, pins, bars

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 少なくとも1つの空洞(3,5,17)とこの空洞を包囲する壁(23)とを備えた中空体(1)を、この空洞を形成するために少なくとも1つの中子(33,35,47)を有する外型を使用して製造する装置において、外型は少なくとも2つの型部分(29A,29B)に分割可能に形成され、中子(33,35,47)が壁(23)内に冷却空気開口(25)を形成するための少なくとも1つの結合要素(53)を介して外型の型部分(29A,29B)に結合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 この発明は、少なくとも1つの空洞を備えた金属中空体、特に、1つの冷却空
気通路と、複数の冷却空気開口とを備えたタービン翼の製造方法並びに装置に関
する。
【0002】 空洞を有する金属中空体を製造するために色々な方法が知られているが、その
中でも注型法が特に重要視されている。注型法は精密な仕上げ寸法の構造部品の
製造を可能とし、その際構造部品の実質的な形状形成は1つの工程で、即ち注型
で行われ、必要に応じてただ精密加工のための処理工程を必要とするに過ぎない
。このような注型法は従ってタービン翼、特にガスタービンのタービン翼の製造
に特に適している。運転時、永続的に高温に耐えることができるように、タービ
ン翼は例えば金属中空体であり、その空洞が冷却空気を流される冷却空気通路と
して形成される。いわゆる膜冷却方式のタービン翼はその外表面に冷却空気通路
に連通している付加的な冷却空気開口を備え、タービン翼の外表面に冷却空気の
膜を冷却のために形成する。
【0003】 ドイツ特許第3823287号公報には、空洞を形成するための中子をワック
ス製外被で包囲する注型法が提示されている。このワックス製外被の厚さは注型
される構造部品の壁の壁厚に一致する。このワックス製外被には、内端が中子に
接触するピンが挿入され、他方このピンの外端はワックス製外被から突出してい
る。このピンを備えたワックス製外被は次にセラミック流動体に浸され、これに
包囲され、次いで加熱される。それにより、セラミック流動体が硬化し、セラミ
ックス製外型が形成される。この加熱中にワックス製外被は溶解し、その際ピン
により保持されていた中子がその位置に固定されたまま残る。硬化したセラミッ
ク流動体は多くの場合同様にセラミックス製中子と共に鋳型を形成し、次にこれ
に溶融金属が注入される。ピンの材料、例えば白金は溶融金属によって溶解し、
この中に拡散する。ピンの材料はその場合殆ど局所的な有害な合金を形成しない
ように選ばれている。金属構造部品の硬化中に、例えばセラミックス製外型に突
入しているピンでの熱損失によって発生する欠陥を回避するために、ピンには熱
保持キャップが設けられ、これによりこのピンでの急速な熱損失を回避している
。膜冷却方式のタービン翼を製造するために、次いで、空洞に通じている冷却空
気開口が外壁に孔明けされる。
【0004】 この方法の欠点は、ピン端部が出来上がった構造部品の表面から突出する程ピ
ンが外型に入っているので、構造部品の後処理をする必要があるということにあ
る。さらに、ピンは、中子をその位置に固定するために、任意の幅に選べない。
さもないと、局所的に望ましくない合金が生ずるからである。その上、コストの
点からも白金からなる任意の数のピンを中子の固定のために使用することはでき
ない。
【0005】 出来上がった構造部品の後処理を回避するために、ドイツ特許出願公開第33
12867号公報には、空洞を形成する中子を、注型される構造部品の表面から
突出しない外径寸法の支持体によって取り囲む方法が提示されている。この中子
はその支持体と共に、次いでワックス製外被によって包囲され、セラミック流動
体に浸される。この中子の支持体はその場合注型された合金に溶解し、構造部品
の特性に不利に影響しない材料からなる。この場合も、付加的な処理工程で冷却
空気開口をタービン翼の壁に孔明けせねばならないという欠点がある。
【0006】 この2つの方法は、さらに、ワックス製外被を除去する際にピンもしくは支持
体と中子との熱膨張特性が異なることにより、その後に作られる外壁に関して中
子のずれが生じて、壁厚が変動するという欠点を持っている。
【0007】 この発明の課題は、金属中空体の製造方法を提示することにある。さらに、こ
の発明の課題は、金属中空体、特にガスタービンのタービン翼の製造装置を提示
することにある。
【0008】 装置に関する課題は、この発明によれば、少なくとも1つの空洞とこの空洞を
包囲する壁とを備えた金属中空体を製造するために、この空洞を形成するための
少なくとも1つの中子を有する外型を備えた金属中空体の製造装置において、外
型が少なくとも2つの型部分に分割可能に形成され、中子が壁に空洞への貫通孔
を形成するために利用される少なくとも1つの結合要素を介して外型の1つの型
部分に結合される金属中空体の製造装置によって解決される。
【0009】 この発明は、ワックスで被覆された中子を使用して形成された鋳型は注型され
る構造部品の望ましい壁厚に関して既にワックスから解放された空洞のずれを有
しているという認識から出発している。中子の位置がその所望の位置からずれて
いることは、特に、セラミックス製中子、金属製ピンもしくは支持体及び外被を
形成するワックスの熱膨張が異なることから生ずる。鋳型によって形成された空
洞に溶融金属を注入し、次いでこの金属を硬化する際にさらにずれを生じること
がある。その場合、鋳型の中子及びピンもしくは支持体に加わる異なる熱作用に
より異なる熱膨張が生じ、これにより、好ましくない状態では中子の捩じれ、従
って付加的な、局所的な壁厚のずれが生じる。
【0010】 この発明は、鋳型を、失われるワックス製外被を使用することなく形成し、中
子を鋳型の残りの部分により良く固定することができ、その結果望ましくない壁
厚の変化を生じる中子の、残りの鋳型に対する相対運動は起こり得ないという考
え方から出ている。
【0011】 このことは、この発明によれば、金属中空体用として分割可能な鋳型を形成す
る装置によって解決される。この分割可能な鋳型は数個の型部分に分割可能な外
型と結合要素を備えた少なくとも1つの中子とを有している。この外型は、主と
して注型される中空体の外表面のネガであり、一方中子は空洞を形成するために
使われる。この中子は少なくとも1つの結合要素を介して外型の少なくとも1つ
の型部分に固定結合される。この結合要素は中子をその位置に関して外型に固定
し、注型される構造部品の壁を貫通する貫通孔を形成する。各結合要素は、その
ために、その寸法及びその位置が注型される構造部品の壁を通して中子によって
形成される空洞へ通じる貫通孔の寸法及び位置に一致するように形成されている
。結合要素の数は特に注型される構造部品に設けられる貫通孔の数に一致する。
外型に相対的に中子の位置を固定するために、結合要素は中子の表面から外型に
まで達し、後に注型する際に注型材料が結合要素と外型もしくは中子との間に達
しないように、型部分に接触している。これにより、中子と外型とが、注型され
る構造部品の壁厚に一致するある定まった相互間隔を持つという利点が得られる
。注型される構造部品用の鋳型は、互いに結合されて外型を構成する複数の型部
分と、中子と、この中子を結合する結合要素とからなる。鋳型はワックス製外被
なしで製作されるので、ワックス製外被が溶解する際に中子、外型及び/又は結
合要素の異なる熱膨張により中子が外型に対する望ましくない位置変化を起こす
ことはない。
【0012】 特に中子は少なくとも1つの結合要素を介して外型の1つの型部分に固定結合
するのが有利である。これにより、中子が鋳型に液状金属を注入する際にその外
型に対する位置を変えることがないという利点が生ずる。
【0013】 特に、1つの中子がきっちり1つの型部分に結合されるのがよい。これにより
、出来上がった鋳型が少なくとも2つの個々のコンポーネントから構成可能とな
る。その場合各コンポーネントは、場合によっては1つの中子にそれに付設され
た結合要素を介して固定されているきっちり1つの型部分からなる。中子と型部
分との固定結合のために使用された結合要素の他に、中子にはさらに貫通孔を形
成するための別の結合要素を付設することができる。
【0014】 構造部品を注型する際に鋳型の高温、これに伴う大きな熱負荷に耐えることが
できるように、外型はセラミックス材料からなるのがよい。同様に中子もセラミ
ックス材料から作られるのがよい。
【0015】 特に複雑に形成された空洞(例えば、1つ或いは複数の狭隘部を持つ空洞)を
持った中空体の場合、複数の中子をこの空洞を形成するために使用するのがよい
。これにより各個々の中子の形状配置を比較的簡単に構成することができ、これ
により鋳型をコスト的に有利に製作することができる。
【0016】 空洞が例えばタービン翼に冷却空気を供給するための供給通路として設けられ
る場合、この供給通路を形成する中子はこのタービン翼の主伸長方向に沿って延
び、この主伸長方向に垂直にほぼ台形状或いは三角形状の断面を持つのがよい。
これにより、2つの異なる供給通路を形成し、2つの異なる型部分に固定される
2つの中子が歯形のように互いに噛み合って、型部分を組み合わせて鋳型に構成
することが妨げられないという利点が生ずる。
【0017】 空洞が冷却ポケット、例えばタービン翼の冷却ポケットを形成する場合、この
冷却ポケットを形成する中子はほぼ板状に形成するのがよい。冷却ポケットに冷
却空気を供給する供給通路を形成するための中子は、その場合、この板状の中子
を介して外型に結合される。
【0018】 注型される構造部品が複数の空洞を持っている場合、複数の中子を異なる空洞
を形成するために使用するのがよい。鋳型の安定性をさらに向上させ、異なる空
洞を形成するための中子が互いに相対的にずれるのを回避するために、このよう
な中子は少なくとも1つの結合要素、特に間隔片を介して、互いに間隔が保持さ
れる。
【0019】 前述の装置は、少なくとも1つの空洞とこの空洞を取り囲む壁とを備えた金属
中空体、特にガスタービンのタービン翼を製造するために使用され、その際空洞
はタービン翼の冷却通路として形成され、この冷却通路のための複数の冷却空気
開口が設けられ、この各冷却空気開口は貫通孔によって形成されている。この装
置を使用することにより、注型により出来上がったタービン翼はある定まった壁
厚を備え、それ故タービン翼を冷却するために必要な冷却空気の量をタービン翼
の最大許容表面温度に合わせることができるという利点が生ずる。全体として冷
却空気必要量は極めて少なくなり、これはガスタービンの高い効率を生じる。さ
らに、タービン翼は鋳型を除去した後に後処理する必要がないことにより、さら
に別の利点も生ずる。特に、冷却空気開口の孔明けはする必要はなく、或いはま
た鋳型の中子を従来の技術に従って金属製ピンでその位置に固定した場合、外表
面から突出したピンを除去することも必要ない。さらに、鋳型を製作するために
貴金属(例えば、白金)製ピンは必要としないから、これにより一方では製造コ
ストが下がり、他方では局所的な合金形成の危険が回避される。
【0020】 方法に関する課題は、この発明によれば、少なくとも1つの空洞とこの空洞を
包囲し貫通孔を持つ壁とを備えた金属中空体を製造するために、この空洞を形成
するための1つの中子を少なくとも1つの結合要素を介して少なくとも2つの型
部分に分割可能に形成された外型の1つの型部分に結合し、次いでこの型部分を
組み合わせて外型を構成し、この外型、結合要素及び中子からなる鋳型に金属を
注入し、最後にこの鋳型を除去する方法により解決される。
【0021】 中空体の鋳型はこのように部分ごとに構成される。鋳型の各コンポーネントは
、その場合、外型の少なくとも1つの型部分と、必要に応じて1つ又は複数の中
子と、コンポーネントを外型に固定する結合要素とからなる。各コンポーネント
もまた、小さい単位から構成される構造部品である。このようにして、複雑に形
成された中空体のための鋳型を比較的簡単な配置を持つ複数の小さい要素から部
分ごとに組み合わせて構成することが可能である。これにより、予め製作された
或いは部分的に予め製作された要素(例えば結合要素、中子)の多数を鋳型のコ
ンポーネントを構成するために使用することができ、これにより構造上の経費、
従って製作コストを削減することができるという利点がある。予め製作されたコ
ンポーネントの外型は次いで中空体の鋳型に合わせて互いに固定結合される。次
に、出来上がった鋳型は公知の方法で液状金属を注入され、金属の硬化後除去さ
れる。
【0022】 図面に示された実施例を参照してこの発明による中空体の製造装置及び方法を
詳しく説明する。なお、各図において同一の機能を持つ部分は同一の符号で示さ
れている。
【0023】 図1において、中空体1としてタービン翼板範囲2を備えたガスタービンのタ
ービン翼を側面図で示す。タービン翼1は、図2においてタービン翼板範囲2を
図1のI−I線による切断面で示すように、多数の空洞3、5、7、9、11、
13、15、17、19、21を持っており、これらは壁23により包囲されて
いる。空洞3、5、7、9、11、13、15、17、19、21は冷却通路3
、5、9、15、19、21並びに冷却空気を与えられる冷却空気ポケット7、
11、13、17を形成している。タービン翼1の壁23は多数の貫通孔25(
冷却空気開口25とも呼ばれる)を備え、これらは冷却空気ポケット7、11、
13、17並びに冷却通路3に通じている。これらの冷却空気開口25を通して
冷却空気はタービン翼1内の冷却通路から壁23の外表面24に漏出し、そこに
冷却空気膜を形成することができる。
【0024】 図3はタービン翼1の製造装置を示す。この装置は、2つの型部分29A、2
9Bに分割された外型29を有するセラミックス製鋳型27からなる。さらに、
鋳型27は、空洞3、5、9、15、19、21を形成するための多数のセラミ
ックス製中子33、35、37、39、41、43、45、47、49、51を
有している。中子33、37、41はセラミックス製結合要素53を介して型部
分29Aに、中子43、47、51は同様に型部分29Bに結合されている。中
子35、39は同様にそれぞれ結合要素53(間隔片)を介して隣接した中子3
3、37及び37、41に結合され、他方残りの中子45、49はそれぞれ1つ
の中子43もしくは47に結合要素53を介して結合されている。
【0025】 それぞれ異なる中子33〜51はそれにより形成される空洞の目的に応じて異
なる形に形成されている。冷却空気ポケット7、11、13、17は例えば板状
の中子37、41、43、47により形成される。この板状の中子は孔67(図
5を参照)を備えており、これは冷却ポケット7、11、13、17の図示され
ていないステーを形成するために使われる。これらのステーは壁23の範囲にお
けるタービン翼1の機械的安定性を補強する。板状の中子37、41、43、4
7には結合要素53が固定され、これはまた型部分29Aもしくは29Bの1つ
に接着されている。セラミックス製結合要素53はその寸法及びその位置がこれ
らにより形成されるタービン翼1の冷却空気開口25に一致し、従って特に円筒
状の断面を持っている。
【0026】 図4には型部分29A、29B並びに中子33、35、37、39、41、4
3、45、47、49、51及び結合要素53から構成された鋳型27の断面が
示されている。型部分29A、29Bはここでは互いに固く結合されている。鋳
型27の中心範囲に中子35、39、45、49が歯形のように互いに噛み合い
、かくして型部分29A、29Bの容易な組み合わせを可能にしている。各中子
が両型部分29A、29Bの1つに固定結合されていることによって、隣接した
中子に対する各中子の位置及び型部分29A、29Bにより形成された外型に対
する各中子の位置が一義的に決められている。
【0027】 図5は図3の一部を斜視図で示す。この場合、中子37、35は、分かりやす
くするために、それぞれまだ型部分29A及び中子37に結合されていない。板
状の中子37は、冷却空気通路5から冷却空気を供給される冷却ポケット7を形
成するために使われる。この冷却空気通路5を形成するための中子35はその主
伸長方向55に沿って延びている。中子35の主伸長方向55に対して垂直な断
面57はほぼ三角形をしている。結合要素53は一方では冷却空気開口25もし
くは中子35の後にできる冷却通路から中子37の後にできる冷却ポケットへの
接続部を形成し、他方では中子37、35の間もしくは中子37及び型部分29
Aの間の固定間隔を維持している。
【0028】 タービン翼1の鋳型27は複数の工程で構成される。結合要素53は円筒状断
面を持っているから、これらは棒状の原材料から必要な長さに切断され、冷却空
気開口25の位置で中子33、37、41、43、49に例えば接着により結合
される。次に、結合要素53を接着した板状の中子37、41もしくは43、4
7並びに中子33もしくは51が結合要素53を介して固く型部分29Aもしく
は29Bに接着される。次いで、冷却空気通路を冷却空気ポケット7、11、1
3、17に冷却空気を供給するために形成する中子35、39、45、49がそ
れらに対応する中子37、41、43、47に結合要素53(間隔片)を介して
結合される。型部分29A、29Bはそれから鋳型27に纏められ、互いに固く
結合される。タービン翼1を形成するために鋳型27には液状金属が注入される
。この金属が硬化した後鋳型27は例えばアルカリ液で洗い流され、完成された
タービン翼1が出来上がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 中空体の側面図。
【図2】 図1の中空体をI−I線に沿って切断した断面図。
【図3】 図1の中空体のための鋳型を外型の型部分に分割した状態の図。
【図4】 外型の型部分を組み合わせて構成した図1の中空体のための鋳型。
【図5】 図3の一部の斜視図。
【符号の説明】
1 中空体(タービン翼) 2 タービン翼板 3,5,7,9 空洞 11,13,15 空洞 17,19,21 空洞 23 壁 24 外表面 25 貫通孔(冷却空気開口) 27 鋳型 29A,29B 型部分 33,35,37,39,41 中子 43,45,47,51, 中子 53 結合要素 55 主伸長方向 67 孔

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1つの空洞(3、5、17)とこの空洞を包囲する
    壁とを備えた金属中空体(1)を製造するために、この空洞を形成するための少
    なくとも1つの中子(33、35、47)を有する外型を備えた金属中空体の製
    造装置において、外型が少なくとも2つの型部分(29A、29B)に分割可能
    に形成され、中子(33、35、47)が壁(23)に空洞(3、5、17)へ
    の貫通孔(25)を形成するために利用される少なくとも1つの結合要素(53
    )を介して外型の1つの型部分(29A、29B)に結合されていることを特徴
    とする金属中空体の製造装置。
  2. 【請求項2】中子(33)が少なくとも1つの結合要素(53)を介して外
    型の型部分(29A、29B)に固定結合されていることを特徴とする請求項1
    記載の装置。
  3. 【請求項3】外型がセラミックス材料からなることを特徴とする請求項1又
    は2記載の装置。
  4. 【請求項4】中子(33、35、47)がセラミックス材料からなることを
    特徴とする請求項1又は2記載の装置。
  5. 【請求項5】中子(33、35、47)がきっかり1つの型部分(29A、
    29B)に結合されていることを特徴とする請求項1乃至4の1つに記載の装置
  6. 【請求項6】複数の中子(33、35、47)が空洞を形成するために利用
    されていることを特徴とする請求項1乃至5の1つに記載の装置。
  7. 【請求項7】結合要素(53)が円筒状に形成されていることを特徴とする
    請求項1乃至6の1つに記載の装置。
  8. 【請求項8】複数の中子(33、35、47)が少なくとも2つの空洞を形
    成するために設けられていることを特徴とする請求項1乃至7の1つに記載の装
    置。
  9. 【請求項9】異なる空洞を形成するための少なくとも2つの中子(33、3
    5、47、51)が結合要素(53)を介して結合され、互いに間隔をおいて配
    置されていることを特徴とする請求項1乃至8の1つに記載の装置。
  10. 【請求項10】冷却空気の供給通路(3、5、15)を形成するための中子
    (33、35、45)が主伸長方向(55)に沿って延び、この主伸長方向(5
    5)に対して垂直なほぼ台形状或いは三角形状の断面(57)を備えていること
    を特徴とする請求項1乃至9の1つに記載の装置。
  11. 【請求項11】冷却ポケット(7、11、13、17)を形成するためのほ
    ぼ板状に形成された中子(37、41、43、47)が一方で外型に、他方で冷
    却ポケット(7、11、13、17)に冷却空気を供給する供給通路(5、9、
    15)を形成するための中子(35、39、45)に結合されていることを特徴
    とする請求項1乃至10の1つに記載の装置。
  12. 【請求項12】結合要素(53)が中子(33、35、47)及び/又は外
    型とは別の材料からなることを特徴とする請求項1乃至11の1つに記載の装置
  13. 【請求項13】少なくとも1つの空洞(3、5、17)とこの空洞を包囲す
    る壁(23)とを備えた金属中空体(1)を製造するために、この空洞(3、5
    、17)を形成するための少なくとも1つの中子(33、35、47)を有する
    外型を備え、この外型が少なくとも2つの型部分(29A、29B)に分割可能
    に形成され、中子(33、35、47)が壁(23)に空洞(3、5、17)へ
    の貫通孔(25)を形成するために利用される少なくとも1つの結合要素(53
    )を介して外型の1つの型部分(29A、29B)に結合されている製造装置が
    、空洞(3、5、17)が冷却通路として形成されこの冷却通路のために複数の
    冷却空気開口が設けられこの各冷却開口が壁(23)を貫通する貫通孔(25)
    によって形成されているガスタービンのタービン翼(1)を製造するために使用
    される金属中空体の製造装置。
  14. 【請求項14】少なくとも1つの空洞(3、5、17)とこの空洞を包囲し
    貫通孔(25)を有する壁(23)とを備えた金属中空体(1)を、鋳型(27
    )に金属を注入して製造する方法において、 a)空洞(3、5、17)を形成するための中子(33、35、47)を少な
    くとも1つの結合要素(53)を介して少なくとも2つの型部分(29A、29
    B)に分割された外型の1つの型部分(29A、29B)に結合し、 b)この型部分(29A、29B)を合せて外型を構成し、 c)この外型、結合要素(53)及び中子(33、35、47)からなる鋳型
    (27)に金属を注入し、 d)この鋳型(27)を除去する ことを特徴とする金属中空体の製造方法。
JP2000549401A 1998-05-14 1999-05-03 金属中空体の製造方法及び装置 Pending JP2002515338A (ja)

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DE19821770A DE19821770C1 (de) 1998-05-14 1998-05-14 Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung eines metallischen Hohlkörpers
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PCT/DE1999/001289 WO1999059748A1 (de) 1998-05-14 1999-05-03 Verfahren und vorrichtung zur herstellung eines metallischen hohlkörpers

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