JP2002512348A - エネルギトランスミッションチェーンのためのチェーンリンク - Google Patents

エネルギトランスミッションチェーンのためのチェーンリンク

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JP2002512348A
JP2002512348A JP2000544951A JP2000544951A JP2002512348A JP 2002512348 A JP2002512348 A JP 2002512348A JP 2000544951 A JP2000544951 A JP 2000544951A JP 2000544951 A JP2000544951 A JP 2000544951A JP 2002512348 A JP2002512348 A JP 2002512348A
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cross
locking
link plate
notch
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JP2000544951A
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エーマン ブルーノ
フンク ライナー
Original Assignee
ムルプラスティク ジステーム−テヒニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G11/00Arrangements of electric cables or lines between relatively-movable parts
    • H02G11/006Arrangements of electric cables or lines between relatively-movable parts using extensible carrier for the cable, e.g. self-coiling spring
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G13/00Chains
    • F16G13/12Hauling- or hoisting-chains so called ornamental chains
    • F16G13/16Hauling- or hoisting-chains so called ornamental chains with arrangements for holding electric cables, hoses, or the like

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、リンクプレート及びクロスリンクを備えたエネルギトランスミッションチェーンのためのチェーンリンクに関する。前記クロスリンクの内の少なくとも1つは、係止部材を介して解離可能にリンクプレートに結合可能である。また、本発明によるチェーンリンクは、リンクプレートの向かい合った縁部域に、クロスリンク及び係止部材の端部を収容するための切欠きを有している。係止部材は、前記切欠き及びクロスリンクの端部に設けられた、リンクプレートをクロスリンクに圧着させることのできる突出部及び/又は凹所並びにスライダから成っている。切欠き(6)の上面は長手方向側縁部(4,5)によってカバーされている。クロスリンクとリンクプレート(1)とに圧力を加えるスライダ(9)部分は、クロスリンクの上面又は底面に沿って移動可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、請求項1の上位概念に記載の形式のエネルギトランスミッションチ
ェーンのためのチェーンリンクに関する。
【0002】 このような形式のチェーンリンクは、ドイツ連邦共和国特許第4121433
号明細書に基づき公知である。このような公知のチェーンリンクは、同様に形成
された別のチェーンリンクに枢着式でエネルギトランスミッションチェーンを形
成するように結合されており、この場合、2つのリンクプレートと所属の2本の
クロスリンクとによって形成されたフレームは、ホースやケーブル等を収容する
ために使用される。この公知のチェーンリンクは、それぞれリンクプレート厚さ
全体に達しており且つリンクプレート縁部に対して引き込まれたアンダカットか
ら隔てられた切欠きを有しており、この切欠きの幅は、リンクプレートの長手方
向で見て、クロスリンクがリンクプレートの長手方向で前記アンダカットにずら
し込まれるように選択されている。このようなシフトの後、次いでクロスリンク
の溝内で案内されるスライダが、クロスリンクとリンクプレートとの間でシフト
時にフリーになる空間に突入係合することができる。この場合、前記溝はクロス
リンクの小幅側に配置されており且つクロスリンクの長手方向で延びている。
【0003】 この公知のチェーンリンクは、その安定性が、リンクプレート厚さ全体に達す
る切欠き及びクロスリンクのシフトに基づき不可欠な前記切欠きの大きな幅に基
づいて、エネルギトランスミッションチェーンの作動中にリンクプレートが当該
領域で容易に剪断される恐れがある程弱化されているという欠点を有している。
【0004】 本発明の課題は、請求項1の上位概念に記載のチェーンリンクを改良して、よ
り一層高いリンクプレートの安定性を有するチェーンリンクを提供することであ
る。
【0005】 この課題は、請求項1の特徴部に記載の構成によって解決される。
【0006】 リンクプレートが、クロスリンク端部のための貫通開口又は止り穴開口を備え
ており、これらの開口の底部又は上面にそれぞれ少なくとも1つの突出部又は凹
部が形成されており、これらの突出部又は凹部が、クロスリンク端部の対応する
凹部又は突出部と有利には形状接続的に結合可能であり且つ係止手段を介して不
動に保持可能であると、本発明はいずれにせよ実現されているということが認識
される。クロスリンク端部と、このクロスリンク端部の収容部との間に割込み可
能な移動可能の係止手段によって、前記構成部材は互いに不動に、しかし解離可
能に結合可能である。クロスリンクの長手方向で行われる係止手段のシフトは、
例えばドライバによって実施されてよい。
【0007】 長手方向側縁部の上面が一貫して閉鎖されていることにより、つまり、リンク
プレートの長手方向中心軸線に向けられた凹部、切欠き又はノッチ等が設けられ
ていないことに基づき、リンクプレートは該リンクプレートを弱化させる長手方
向側に沿った慣例の目標破断箇所又は目標曲げ箇所を有していない。
【0008】 従って、クロスリンクはそのスリットを以て係止ウェブに被せ嵌めることがで
きるので、リンクプレートにおけるクロスリンク長手方向でのシフトは最早不可
能である一方、リンクプレート縁面に対して垂直方向でのリンクプレートにおけ
るクロスリンクの係止は、クロスリンクの案内溝におけるU字形のロック体のシ
フト及びリンクプレートの係止切欠きへの前記ロック体の挿入によって行うこと
ができる。リンクプレートにおけるクロスリンクのこのようなロックに関しては
、リンクプレート切欠きのために僅かなスペース要求しか必要とされない。
【0009】 ロック体は、ロック位置から滑り出ることを防止するために、案内溝と係止切
欠きとにおいてプレス嵌めで案内することができる。本発明の別の有利な構成で
は、ロック体に複数の係止手段が設けられており、これらの係止手段は、ロック
体をクロスリンクにおいて且つ/又はリンクプレートにおいて少なくとも係止位
置で固定し且つこの係止位置でロック体を更に確実に保持する。
【0010】 本発明の更に別の簡単な構成では、ロック体の脚部の端部の内縁には係止突起
が設けられており、これらの係止突起は、クロスリンクの相補形状を有する係止
切欠きに係合する。
【0011】 本発明の更に別の有利な構成では、ロック体に操作手段が設けられている。こ
れらの操作手段により、ロック体はより簡単にシフトされ得る。
【0012】 本発明の更に別の簡単な構成では、ロック体のベース部分中央に、操作開口が
操作手段として設けられている。
【0013】 本発明の更に別の簡単な構成では、クロスリンクとリンクプレート縁部とが前
記操作開口のシフト路にわたって操作切欠きを有しており、この場合、これらの
操作切欠きの幅は、ほぼ前記操作開口の長さに相当する。これにより、切欠きに
よって形成されるリンクプレートの弱化が最小限にされる。
【0014】 以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。
【0015】 図1に示したエネルギトランスミッションチェーンのチェーンリンクのリンク
プレート1は、細長く平らな、端部を丸くされたプラスチック体であり、端部域
2,3に、別のチェーンリンクの別のリンクプレートを回転可能に結合するため
の結合手段が設けられている。向かい合った長手方向側縁部4,5は、それぞれ
リンクプレート1の中央に各1つの一貫して延びる切欠き6,6′を有しており
、これらの切欠き6,6′は、図1には示されていない2つのクロスリンクの端
部をロック可能且つ解離可能に収容するために使用される。
【0016】 クロスリンクの他端部は同様に、チェーンリンクのリンクプレート1に平行な
リンクプレートに固定される。これにより、エネルギトランスミッションガイド
を収容することのできるフレームが得られる。以下の説明は、一点鎖線で示した
細部Aにのみ関する。その他の固定位置(6′等)に関しては同じことが云える
。図1から認識されるように、切欠きは小さな幅しか有しておらず、更に、長手
方向側縁部4は前記切欠きの領域において直線的であり且つ中断されていないの
で、切欠き6,6′によって形成されるリンクプレート1の安定性弱化は最小限
である。従って、切欠き6,6′間におけるリンクプレート1の剪断の危険も小
さい。
【0017】 図2に示した細部Aの領域の断面図には、縁部域の一部に限定された切欠き6
が描かれている。この切欠き6の部分域7は、図3に示した別個のクロスリンク
8及び該クロスリンクに挿入されたロック体9(図3,図8及び図9)の端部を
収容するために、上方に向かって且つ内部に向かって開いている。切欠き6の別
の部分域10は操作切欠きとして役立ち、この操作切欠きによって段部11のよ
うな2つの段部が得られる。更に、切欠き6は部分域12を有しており、この部
分域12はリンクプレート1を貫通する開口を形成している。これにより、リン
クプレート1の縁部13は保持されるので、長手方向中心軸線Xから外部に向か
って作用し且つクロスリンク8に対して作用する力が最適に捉えられる。切欠き
6の底部には係止ウェブ14が配置されており、この係止ウェブ14は、リンク
プレート1にクロスリンク8をクロスリンク長手方向で係止するために役立つ。
【0018】 開口として形成された切欠き6の部分域12は、射出成形技術的な理由に基づ
き有利である。つまり、この部分域12を介して、切欠き6を一緒に成形するた
めのスライダを案内することができる。部分域12の図示の高さとは異なり、高
さは係止ウェブ14の高さに制限することもでき、これにより、縁部13が補強
される。
【0019】 図3に示したクロスリンク8の端部は四角形体であり、この四角形体の底部に
付け足された板状の延長部15と、この延長部の側面に位置する、段部17等の
2つの段部を形成する操作切欠き16と、クロスリンク上面に対して平行に該ク
ロスリンク端部を巡って延びる、破線で示された案内溝18とが設けられており
、更に、底部に位置するスリット19が設けられており、このスリット19は係
止ウェブ14に適合されている。案内溝18ではロック体9が案内される。
【0020】 このロック体は、図8及び図9により詳細に拡大されて示されている。ロック
体は、ベース部分20と2つの脚部21,22とから成る板状のU字形体であり
、延いてはリンクプレートの内側又は外側から挿入することのできるスライダと
して形成されている。ベース部分20は、中央に長孔として形成された操作開口
23を有している。脚部21,22の端部の内縁には、図5に示したロック体9
の最終位置でクロスリンク8の係止切欠き26,27;28,29に突入係合す
ることのできる係止突起24;25が設けられている。
【0021】 図4では、切欠き6、部分域12及び係止ウェブ14の長さが認識可能である
。これらの長さは、ロック体9及びクロスリンク8の幅に適合されている。
【0022】 図6からは、リンクプレート1に設けられた調整切欠き10及び該操作切欠き
10によって形成された段部11,11′の長さが看取される。操作切欠き10
の長さは、操作開口23の長さにほぼ相当するように選択されている。図7から
は、クロスリンク8の端部に設けられた操作切欠き16の長さが認識される。こ
の操作切欠き16の長さもやはり、操作開口23の長さにほぼ相当するように選
択されている。操作切欠き10,16の長さは、有利には同じ長さである。
【0023】 図10には、挿入されたロック体9を有するクロスリンク8がどのように切欠
き6に徐々に挿入されるのかということが示されている。示唆されているように
、延長部15が段部11,11′の下方に押しずらされてからクロスリンク8が
沈下され、その結果、係止ウェブ14はスリット19に滑り込み、最終的にロッ
ク体9が段部11,11′の下方に押しずらされる。ロック体9のこのシフトは
、例えば操作開口23に差し込まれるドライバ等の工具によって行われてよい。
見ての通り、延長部15の厚さとロック体9の厚さとが相俟って、切欠き6の底
部から段部11までの高さに相当する。この場合、係止ウェブ14の高さはロッ
ク体9の厚さに相当する。
【0024】 これらの寸法比率は、リンクプレート1におけるクロスリンク8のロック体9
によるロック状態を示す図11,図12及び図13からも看取される。更に、図
13からは操作切欠き10,16の協働が認識され得る。
【0025】 これにより、クロスリンク8は、一方では係止ウェブ14とスリット19とに
よってクロスリンクの長手方向でのシフトを防止されており且つ他方ではロック
体9によってリンクプレートの長手方向側縁部4に対して垂直方向でのシフトを
防止されている。ロックは、ロック体9の適当なシフトに基づき再び解除され得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による切欠きを備えたエネルギトランスミッションチェーンのためのチ
ェーンリンクのリンクプレートの側面図である。
【図2】 図1の細部AにおけるII−II線に沿った拡大断面図である。
【図3】 クロスリンク及び前記クロスリンクに挿入されたロック体の端部の拡大断面図
である。
【図4】 図2に示したIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】 図3に示したV−V線に沿った断面図である。
【図6】 図1に示した細部Aの領域のリンクプレートの長手方向縁部の拡大平面図であ
る。
【図7】 図3に示したクロスリンク及び該クロスリンクに挿入されたロック体の端部の
拡大平面図である。
【図8】 図7に示したロック体の平面図である。
【図9】 図8に示したロック体の側面図である。
【図10】 リンクプレートにおけるクロスリンクの組込みを図示するための、図2及び図
3の断面図と同様の断面図である。
【図11】 リンクプレート、クロスリンク及びロック体が組み合わされた、図2及び図3
の断面図と同様の原寸大の断面図である。
【図12】 図11に示したXII−XII線に沿った断面図である。
【図13】 図11の細部Aの平面図である。
【符号の説明】
1 リンクプレート、 2,3 端部域、 4,5 長手方向側縁部、 6,
6′ 切欠き、 8 クロスリンク、9 ロック体、 11,11′ 段部、
12 部分領域、 13 縁部、 14 係止ウェブ、 15 延長部、 16
,23 操作開口、 17 段部、 18 案内溝、 19 スリット、 20 ベース部分、 21,22 脚部、 24,25 係止突起、 26,27,
28,29 係止切欠き
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年2月15日(2000.2.15)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 エネルギトランスミッションチェーンのためのチェーンリンク
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、請求項1の上位概念に記載の形式のエネルギトランスミッションチ
ェーンのためのチェーンリンクに関する。
【0002】 このような形式のチェーンリンクは、ドイツ連邦共和国特許第4121433
号明細書に基づき公知である。このような公知のチェーンリンクは、同様に形成
された別のチェーンリンクに枢着式でエネルギトランスミッションチェーンを形
成するように結合されており、この場合、2つのリンクプレートと所属の2本の
クロスリンクとによって形成されたフレームは、ホースやケーブル等を収容する
ために使用される。この公知のチェーンリンクは、それぞれリンクプレート厚さ
全体に達しており且つリンクプレート縁部に対して引き込まれたアンダカットか
ら隔てられた切欠きを有しており、この切欠きの幅は、リンクプレートの長手方
向で見て、クロスリンクがリンクプレートの長手方向で前記アンダカットにずら
し込まれるように選択されている。このようなシフトの後、次いでクロスリンク
の溝内で案内されるスライダが、クロスリンクとリンクプレートとの間でシフト
時にフリーになる空間に突入係合することができる。この場合、前記溝はクロス
リンクの小幅側に配置されており且つクロスリンクの長手方向で延びている。
【0003】 この公知のチェーンリンクは、その安定性が、リンクプレート厚さ全体に達す
る切欠き及びクロスリンクのシフトに基づき不可欠な前記切欠きの大きな幅に基
づいて、エネルギトランスミッションチェーンの作動中にリンクプレートが当該
領域で容易に剪断される恐れがある程弱化されているという欠点を有している。
【0004】 本発明の課題は、請求項1の上位概念に記載のチェーンリンクを改良して、よ
り一層高いリンクプレートの安定性を有するチェーンリンクを提供することであ
る。
【0005】 この課題は、請求項1の特徴部に記載の構成によって解決される。
【0006】 リンクプレートが、クロスリンク端部のための貫通開口又は止り穴開口を備え
ており、これらの開口の底部又は上面にそれぞれ少なくとも1つの突出部又は凹
部が形成されており、これらの突出部又は凹部が、クロスリンク端部の対応する
凹部又は突出部と有利には形状接続的に結合可能であり且つ係止手段を介して不
動に保持可能であると、本発明はいずれにせよ実現されているということが認識
される。クロスリンク端部と、このクロスリンク端部の収容部との間に割込み可
能な移動可能の係止手段によって、前記構成部材は互いに不動に、しかし解離可
能に結合可能である。クロスリンクの長手方向で行われる係止手段のシフトは、
例えばドライバによって実施されてよい。
【0007】 長手方向側縁部の上面が一貫して閉鎖されていることにより、つまり、リンク
プレートの長手方向中心軸線に向けられた凹部、切欠き又はノッチ等が設けられ
ていないことに基づき、リンクプレートは該リンクプレートを弱化させる長手方
向側に沿った慣例の目標破断箇所又は目標曲げ箇所を有していない。
【0008】 従って、クロスリンクはそのスリットを以て係止ウェブに被せ嵌めることがで
きるので、リンクプレートにおけるクロスリンク長手方向でのシフトは最早不可
能である一方、リンクプレート縁面に対して垂直方向でのリンクプレートにおけ
るクロスリンクの係止は、クロスリンクの案内溝におけるU字形のスライダのシ
フト及びリンクプレートの係止切欠きへの前記スライダの挿入によって行うこと
ができる。リンクプレートにおけるクロスリンクのこのようなロックに関しては
、リンクプレート切欠きのために僅かなスペース要求しか必要とされない。
【0009】 スライダは、ロック位置から滑り出ることを防止するために、案内溝と係止切
欠きとにおいてプレス嵌めで案内することができる。本発明の別の有利な構成で
は、スライダに複数の係止手段が設けられており、これらの係止手段は、ロック
体をクロスリンクにおいて且つ/又はリンクプレートにおいて少なくとも係止位
置で固定し且つこの係止位置でロック体を更に確実に保持する。
【0010】 本発明の更に別の簡単な構成では、スライダの脚部の端部の内縁に係止突起が
設けられており、これらの係止突起は、クロスリンクの相補形状を有する係止切
欠きに係合する。
【0011】 本発明の更に別の有利な構成では、スライダに操作手段が設けられている。こ
れらの操作手段により、スライダはより簡単にシフトされ得る。
【0012】 本発明の更に別の簡単な構成では、スライダのベース部分中央に、操作開口が
操作手段として設けられている。
【0013】 本発明の更に別の簡単な構成では、クロスリンクとリンクプレート縁部とが前
記操作開口のシフト路にわたって操作切欠きを有しており、この場合、これらの
操作切欠きの幅は、ほぼ前記操作開口の長さに相当する。これにより、切欠きに
よって形成されるリンクプレートの弱化が最小限にされる。
【0014】 以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。
【0015】 図1に示したエネルギトランスミッションチェーンのチェーンリンクのリンク
プレート1は、細長く平らな、端部を丸くされたプラスチック体であり、端部域
2,3に、別のチェーンリンクの別のリンクプレートを回転可能に結合するため
の結合手段が設けられている。向かい合った長手方向側縁部4,5は、それぞれ
リンクプレート1の中央に各1つの一貫して延びる切欠き6,6′を有しており
、これらの切欠き6,6′は、図1には示されていない2つのクロスリンクの端
部をロック可能且つ解離可能に収容するために使用される。
【0016】 クロスリンクの他端部は同様に、チェーンリンクのリンクプレート1に平行な
リンクプレートに固定される。これにより、エネルギトランスミッションガイド
を収容することのできるフレームが得られる。以下の説明は、一点鎖線で示した
細部Aにのみ関する。その他の固定位置(6′等)に関しては同じことが云える
。図1から認識されるように、切欠きは小さな幅しか有しておらず、更に、長手
方向側縁部4は前記切欠きの領域において直線的であり且つ中断されていないの
で、切欠き6,6′によって形成されるリンクプレート1の安定性弱化は最小限
である。従って、切欠き6,6′間におけるリンクプレート1の剪断の危険も小
さい。
【0017】 図2に示した細部Aの領域の断面図には、縁部域の一部に限定された切欠き6
が描かれている。この切欠き6の部分域7は、図3に示した別個のクロスリンク
8及び該クロスリンクに挿入されたスライダ9(図3,図8及び図9)の端部を
収容するために、上方に向かって且つ内部に向かって開いている。切欠き6の別
の部分域10は操作切欠きとして役立ち、この操作切欠きによって段部11のよ
うな2つの段部が得られる。更に、切欠き6は部分域12を有しており、この部
分域12はリンクプレート1を貫通する開口を形成している。これにより、リン
クプレート1の縁部13は保持されるので、長手方向中心軸線Xから外部に向か
って作用し且つクロスリンク8に対して作用する力が最適に捉えられる。切欠き
6の底部には係止ウェブ14が配置されており、この係止ウェブ14は、リンク
プレート1にクロスリンク8をクロスリンク長手方向で係止するために役立つ。
【0018】 開口として形成された切欠き6の部分域12は、射出成形技術的な理由に基づ
き有利である。つまり、この部分域12を介して、切欠き6を一緒に成形するた
めのスライダを案内することができる。部分域12の図示の高さとは異なり、高
さは係止ウェブ14の高さに制限することもでき、これにより、縁部13が補強
される。
【0019】 図3に示したクロスリンク8の端部は四角形体であり、この四角形体の底部に
付け足された板状の延長部15と、この延長部の側面に位置する、段部17等の
2つの段部を形成する操作切欠き16と、クロスリンク上面に対して平行に該ク
ロスリンク端部を巡って延びる、破線で示された案内溝18とが設けられており
、更に、底部に位置するスリット19が設けられており、このスリット19は係
止ウェブ14に適合されている。案内溝18ではスライダ9が案内される。
【0020】 このスライダは、図8及び図9により詳細に拡大されて示されている。スライ は、ベース部分20と2つの脚部21,22とから成る板状のU字形体であり
、延いてはリンクプレートの内側又は外側から挿入することのできるスライダ
して形成されている。ベース部分20は、中央に長孔として形成された操作開口
23を有している。脚部21,22の端部の内縁には、図5に示したスライダ
の最終位置でクロスリンク8の係止切欠き26,27;28,29に突入係合す
ることのできる係止突起24;25が設けられている。
【0021】 図4では、切欠き6、部分域12及び係止ウェブ14の長さが認識可能である
。これらの長さは、スライダ9及びクロスリンク8の幅に適合されている。
【0022】 図6からは、リンクプレート1に設けられた調整切欠き10及び該操作切欠き
10によって形成された段部11,11′の長さが看取される。操作切欠き10
の長さは、操作開口23の長さにほぼ相当するように選択されている。図7から
は、クロスリンク8の端部に設けられた操作切欠き16の長さが認識される。こ
の操作切欠き16の長さもやはり、操作開口23の長さにほぼ相当するように選
択されている。操作切欠き10,16の長さは、有利には同じ長さである。
【0023】 図10には、挿入されたスライダ9を有するクロスリンク8がどのように切欠
き6に徐々に挿入されるのかということが示されている。示唆されているように
、延長部15が段部11,11′の下方に押しずらされてからクロスリンク8が
沈下され、その結果、係止ウェブ14はスリット19に滑り込み、最終的にスラ
イダ9が段部11,11′の下方に押しずらされる。スライダ9のこのシフトは
、例えば操作開口23に差し込まれるドライバ等の工具によって行われてよい。
見ての通り、延長部15の厚さとスライダ9の厚さとが相俟って、切欠き6の底
部から段部11までの高さに相当する。この場合、係止ウェブ14の高さはスラ イダ 9の厚さに相当する。
【0024】 これらの寸法比率は、リンクプレート1におけるクロスリンク8のスライダ
によるロック状態を示す図11,図12及び図13からも看取される。更に、図
13からは操作切欠き10,16の協働が認識され得る。
【0025】 これにより、クロスリンク8は、一方では係止ウェブ14とスリット19とに
よってクロスリンクの長手方向でのシフトを防止されており且つ他方ではスライ 9によってリンクプレートの長手方向側縁部4に対して垂直方向でのシフトを
防止されている。ロックは、ロック体9の適当なシフトに基づき再び解除され得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による切欠きを備えたエネルギトランスミッションチェーンのためのチ
ェーンリンクのリンクプレートの側面図である。
【図2】 図1の細部AにおけるII−II線に沿った拡大断面図である。
【図3】 クロスリンク及び前記クロスリンクに挿入されたロック体の端部の拡大断面図
である。
【図4】 図2に示したIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】 図3に示したV−V線に沿った断面図である。
【図6】 図1に示した細部Aの領域のリンクプレートの長手方向縁部の拡大平面図であ
る。
【図7】 図3に示したクロスリンク及び該クロスリンクに挿入されたロック体の端部の
拡大平面図である。
【図8】 図7に示したロック体の平面図である。
【図9】 図8に示したロック体の側面図である。
【図10】 リンクプレートにおけるクロスリンクの組込みを図示するための、図2及び図
3の断面図と同様の断面図である。
【図11】 リンクプレート、クロスリンク及びスライダが組み合わされた、図2及び図3
の断面図と同様の原寸大の断面図である。
【図12】 図11に示したXII−XII線に沿った断面図である。
【図13】 図11の細部Aの平面図である。
【符号の説明】 1 リンクプレート、 2,3 端部域、 4,5 長手方向側縁部、 6,
6′ 切欠き、 8 クロスリンク、9 スライダ、 11,11′ 段部、
12 部分領域、 13 縁部、 14 係止ウェブ、 15 延長部、 16
,23 操作開口、 17 段部、 18 案内溝、 19 スリット、 20 ベース部分、 21,22 脚部、 24,25 係止突起、 26,27,
28,29 係止切欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,GE,G H,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ライナー フンク ドイツ連邦共和国 ヴュステンロート フ ォーレンヴェーク 3 【要約の続き】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リンクプレートとクロスリンクとを備えたエネルギトランス
    ミッションチェーンのためのチェーンリンクであって、前記クロスリンクの内の
    少なくとも1つが、係止手段を介してリンクプレートに解離可能に結合可能であ
    り、互いに向かい合うリンクプレートの縁部域に形成された、クロスリンク端部
    及び係止手段を収容するための切欠きが設けられており、前記係止手段が、前記
    切欠き及びクロスリンク端部に形成された突出部及び/又は凹所並びにスライダ
    から成っており且つリンクプレートをクロスリンクに固定可能にする形式のもの
    において、 切欠き(6)の上面が長手方向側縁部(4,5)によってカバーされており、
    クロスリンク(8)及びリンクプレート(1)に圧力を加えるスライダ(9)の
    部分(20)が、クロスリンク(8)の上面又は底面に沿って移動可能であるこ
    とを特徴とする、エネルギトランスミッションチェーンのためのチェーンリンク
  2. 【請求項2】 スライダ(9)が殊にU字形のロック体によって形成されて
    おり、該ロック体が、このロック体に適合された、クロスリンク上面に対して平
    行に延びるクロスリンク(8)の案内溝(18)で案内されており且つクロスリ
    ンク端部の端面から前記案内溝に挿入可能であり、更に、リンクプレート縁面に
    対して平行に延びる、リンクプレート(1)の係止切欠き(段部11,11′の
    下方)に挿入可能である、請求項1記載のチェーンリンク。
  3. 【請求項3】 ロック体(9)に係止手段(24,25)が設けられており
    、これらの係止手段が、前記ロック体をクロスリンク(8)において且つ/又は
    リンクプレートにおいて少なくとも係止位置に固定する、請求項1又は2記載の
    チェーンリンク。
  4. 【請求項4】 ロック体(9)の脚部の端部の内縁に係止突起(24,25
    )が設けられており、これらの係止突起が、相補形状を有するクロスリンク(8
    )の係止切欠き(26,27;28,29)に係合する、請求項3記載のチェー
    ンリンク。
  5. 【請求項5】 ロック体(9)に操作手段(23)が設けられている、請求
    項1から4までのいずれか1項記載のチェーンリンク。
  6. 【請求項6】 ロック体のベース部分(20)の中央に操作開口(23)が
    操作手段として設けられている、請求項5記載のチェーンリンク。
  7. 【請求項7】 クロスリンクとリンクプレート縁部とが、操作開口(23)
    のシフト路にわたって操作切欠き(16,10)を有しており、これらの操作切
    欠きの幅が、前記操作開口の長さにほぼ相当する、請求項6記載のチェーンリン
    ク。
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