JP2002511435A - キシレンの異性化 - Google Patents

キシレンの異性化

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Abstract

(57)【要約】 エチルベンゼンとキシレンとを含む供給原料を異性化するための方法であって、a)エチルベンゼン転化条件下に、供給原料を、1〜12の拘束指数を有する分子篩を含む粒子状の第一の触媒成分と接触させる工程、ここで、前記第一の触媒成分の粒子は、80インチ−1以上且つ200インチ−1未満の表面対容積比を有し、且つ、接触工程は、エチルベンゼン枯渇生成物を生成するために、供給原料中のエチルベンゼンを転化させる、及びその後のb)キシレン異性化条件下に、エチルベンゼン枯渇生成物を、第二の触媒成分と接触させる工程を含む方法が記載される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、多成分触媒系を用いるキシレンの異性化のための方法を指向してい
る。
【0002】 パラキシレンは、石油ナフサ類、特にはリホメート類のような原料から普通は
選択溶媒抽出によって分離されるC芳香族の混合物から得られ得る、価値のあ
る化学供給原料である。これらに由来するC芳香族留分は、その組成が非常に
広範囲に異なる。しかし、普通は、エチルベンゼン(EB)が10〜32重量%
の範囲内で、残部はキシレン類(メタが約50重量%で、パラとオルトが各25
重量%に分けられている)であろう。
【0003】 個々の異性体生成物は、適切な物理的方法により、天然の混合物から分離され
得る。エチルベンゼンは、分別蒸留(これはコストのかかる操作であるが)によ
って分離され得る。オルトキシレンは、分別蒸留によって分離され得、且つ、商
業的にそのように製造される。パラキシレンは、分別結晶、選択吸着(例えば、
パレックス(Parex)法)、又は膜分離によって、混合異性体から分離され
得る。
【0004】 パラキシレンの商業的使用が増加するに従って、所望のパラ異性体の収率を増
加させるための物理的分離と他のキシレン異性体の化学的異性化との組み合わせ
が、益々重要になってきている。しかしながら、エチルベンゼンの沸点がパラキ
シレン及びメタキシレンの沸点と非常に近いので、蒸留によるC芳香族供給原
料からのエチルベンゼンの完全な除去は、実際的ではない。従って、商業的なキ
シレンの異性化方法の重要な特徴は、同時に、キシレン類の他の化合物への転化
を最小限にしつつ、供給原料中のエチルベンゼンを有用な副生成物に転化する能
力である。
【0005】 一つの商業的に成功したキシレンの異性化方法は、米国特許第4,899,0
11号に記載されている。この方法では、パラキシレン含有量が激減されている
芳香族供給原料が、二成分触媒系に接触させられる。第一の触媒成分は、脱
エチル化によってエチルベンゼンを選択的に転化し、一方、第二の成分は、パラ
キシレン含有量を熱平衡値における又は熱平衡値に近づいているときの値まで増
加させるために、キシレン類を選択的に異性化する。第一の触媒成分は、ZSM
−5のような拘束指数(Constraint Index)が1〜12の分子
篩(モレキュラー・シーブ)を含み、この分子篩は、120℃且つ4.5±0.
8mmHgのオルトキシレン分圧にて、オルトキシレンの平衡容量の30%を収
着するその能力に基いて、50分超のオルトキシレン収着時間を有する。一方、
第二の成分は、同じ条件下で10分未満のオルトキシレン収着時間を有する、拘
束指数が1〜12の分子篩(モレキュラー・シーブ)を含む。一つの好適態様に
おいては、第一の触媒成分は、少なくとも1ミクロンの結晶サイズを有するZS
M−5であり、第二の触媒成分は、0.02〜0.05ミクロンの結晶サイズを
有するZSM−5である。各触媒成分は、水素化成分、好ましくは白金族金属を
も含有する。
【0006】 米国特許第4,899,011号の方法からの改良は、米国特許第5,689
,027号に記載されている。この特許では、二成分触媒系中の第一の触媒成分
は、そのオルトキシレン収着時間を、米国特許第4,899,011号で引用し
ているものと同じ条件下で1200分超に増加させるために、コーキングによっ
て、より好ましくはシリカの表面被膜の析出によって、事前に選択性化される。
そのような系を用いて、米国特許第4,899,011号の方法でのものよりも
に十分に低いキシレン損失で、高いエチルベンゼン転化率が達成され得ることが
見出されている。
【0007】 本発明の目的は、米国特許第4,899,011号及び同第5,689,02
7号に記載されている方法のような、現存する二成分キシレン異性化方法で得ら
れるキシレンの損失を低減することである。
【0008】 従って、本発明は、エチルベンゼンとキシレンとを含む供給原料を異性化する
ための方法にあり、その方法は、 (a) エチルベンゼン転化条件下に、供給原料を、1〜12の拘束指数を有
する分子篩(モレキュラー・シーブ)を含む粒子状の第一の触媒成分と接触させ
る工程、ここで、前記第一の触媒成分の粒子は、80インチ−1以上且つ200
インチ−1未満の表面対容積(表面/容積)比を有し、且つ、接触工程は、エチ
ルベンゼン枯渇生成物を生成するために、供給原料中のエチルベンゼンを転化さ
せる;及びその後の (b) キシレン異性化条件下に、エチルベンゼン枯渇生成物を第二の触媒成
分と接触させる工程、 を含む。
【0009】 好ましくは、第一の触媒成分の粒子は、100〜150インチ−1の表面対容
積(表面/容積)比を有する。
【0010】 好ましくは、第一の触媒成分は、水素化成分を含む。
【0011】 好ましくは、第一の触媒成分の水素化成分は、白金、パラジウム及びレニウム
から選択される。
【0012】 好ましくは、第二の触媒成分は、水素化成分と組み合わされた1〜12の拘束
指数を有する分子篩(モレキュラー・シーブ)を含む。
【0013】 好ましくは、第二の触媒成分の水素化成分は、白金、パラジウム及びレニウム
から選択される。
【0014】 好ましくは、第一の触媒成分は、120℃且つ4.5±0.8mmHgのオル
トキシレン分圧にて、オルトキシレンの平衡容量の30%を収着するその能力に
基いて、50分超の、より好ましくは1200分超のオルトキシレン収着時間を
有する。
【0015】 好ましくは、第二の触媒成分は、120℃且つ4.5±0.8mmHgのオル
トキシレン分圧にて、オルトキシレンの平衡容量の30%を収着するその能力に
基いて、50分未満の、より好ましくは10分未満のオルトキシレン収着時間を
有する。
【0016】 好ましくは、第一の触媒成分の分子篩は、0.1ミクロンを超える平均結晶サ
イズを有し、且つ、第二の触媒成分の分子篩は、0.1ミクロン未満の平均結晶
サイズを有する。
【0017】 好ましくは、第一の触媒成分の分子篩は、50超のα値を有し、且つ、第二の
触媒成分の分子篩は、50未満のα値を有する。
【0018】 供給原料 一般に、エチルベンゼン及びキシレンを含有するいずれかの芳香族C混合物
が、本発明の方法のために、供給原料として使用され得る。一般に、そのような
混合物は、典型的には、およそ5〜60重量%の範囲内のエチルベンゼン含有量
、およそ0〜35重量%の範囲内のオルトキシレン含有量、およそ20〜95重
量%の範囲内のメタキシレン含有量及び0〜15重量%のパラキシレン範囲を有
するであろう。供給原料は、上記の芳香族C混合物に加えて、30重量%まで
の量で、非芳香族炭化水素類、即ちナフテン類及びパラフィン類を含有し得る。
好適態様においては、本発明は、石油ナフサの接触改質から得られるもののよう
なC芳香族の混合物を、低いエチルベンゼン含有量且つ高いパラキシレン含有
量の混合物に加工処理する手段を提供する。本発明は、およそ熱平衡量までパラ
キシレン濃度を増加させるための、パラキシレンの少ないC芳香族の混合物の
処理に、特に有効である。
【0019】 本発明の方法は、5〜60重量%のエチルベンゼン、例えば8〜15重量%の
エチルベンゼンを含有するC芳香族流れの異性化に、特に適する。この範囲は
、改質装置及び熱分解ガソリン・ユニットから得られる流れのエチルベンゼン濃
度の範囲に及ぶ。本発明の触媒は、未抽出のC芳香族流れ中に存在するタイプ
の直鎖(ノルマル)及び分岐パラフィン類の分解に、高い活性を有し得る。
【0020】 触媒系 本発明の触媒系は、少なくとも二つの触媒成分を含む。その第一は、供給原料
中のエチルベンゼンを選択的に脱エチル化してベンゼンにするという主要な作用
を有し、一方、第二の触媒成分は、供給原料中のキシレン類を選択的に異性化す
る。第一の触媒成分は、供給原料中のキシレン類のある種の異性化を達成するこ
とができ、且つ好ましくはそれを達成するであろう。
【0021】 第一及び第二の触媒成分の各々は、およそ1〜12の範囲内の拘束指数によっ
て特徴付けられる、中細孔サイズの分子篩(例えば、5オングストローム以上且
つ7オングストローム未満のような、7オングストローム未満の細孔サイズ)を
含む。拘束指数の測定方法は、米国特許第4,016,218号に十分に記載さ
れている。本発明に有用な中細孔サイズの分子篩の例は、ZSM−5(米国特許
第3,702,886号及び再発行特許第29,948号)、ZSM−11(米
国特許第3,709,979号)、ZSM−12(米国特許第3,832,44
9号)、ZSM−22(米国特許第4,556,477号)、ZSM−23(米
国特許第4,076,842号)、ZSM−35(米国特許第4,016,24
5号)、ZSM−38(米国特許第4,406,859号)、ZSM−48(米
国特許第4,397,827号)、ZSM−57(米国特許第4,046,68
5号)及びZSM−58(米国特許第4,417,780号)を含む。
【0022】 第一及び第二の触媒成分の各々の分子篩は、好ましくは、水素化−脱水素化成
分と会合又は結合(アソシエート)している。そのような成分の例は、8族金属
(即ち、Pt、Pd、Ir、Rh、Os、Ru、Ni、Co及びFe)、6族金
属(即ち、Cr、Mo、W)、14族金属(即ち、Sn及びPb)、15族金属
(即ち、Sb及びBi)及び7族金属(即ち、Mn、Tc及びRe)の酸化物、
水酸化物、硫化物又は遊離金属(即ち、零価)型を包含する。PtとSnとの組
み合わせのような、そのような貴金属又は非貴金属の触媒形の組み合わせも使用
し得る。金属は、好ましくは、還元された価の状態、例えばこの成分が酸化物又
は水酸化物の形にあるときの状態にある。この金属の還元された価の状態は、水
素のような還元剤が反応のための供給原料中に含まれているとき、反応の間にそ
の場(インサイツ)で達成され得る。
【0023】 本発明の一つの好適態様においては、水素化−脱水素化成分は貴金属(即ち、
Pt、Pd、Ir、Rh、Os及びRu)であり、最も好ましくは白金である。
本発明のさらなる好適態様においては、水素化−脱水素化成分は、モリブデン、
タングステン、レニウム及び/又はマンガンのような、最も好ましくはレニウム
である、初期の(early)遷移金属である。
【0024】 水素化/脱水素化成分は、イオン交換、含浸又は物理的混合のような当該技術
分野で公知の方法により、触媒に組み込まれ得る。例えば、触媒の選択性化の前
又は後に、適切な金属塩の溶液が、それぞれの成分を結びつけるのに十分な条件
下で、残りの触媒成分と接触させられ得る。金属含有塩は、好ましくは水溶性で
ある。そのような塩の例は、塩化白金酸、テトラアミン−白金錯体、塩化白金、
硫酸錫及び塩化錫を包含する。金属は、Pt(NH 2+のような、陽イオ
ン性、陰イオン性又は中性錯体の形で組み込まれ得、そして、このタイプの陽イ
オン性錯体は、分子篩中、分子篩上で金属を交換するのに都合がよいことが見出
されるであろう。例えば、白金で修飾された触媒は、触媒をアンモニウム型に転
換するために、先ず、触媒を硝酸アンモニウムの溶液に添加することによって調
製され得る。触媒は、その後、硝酸テトラアミン白金(II)又は塩化テトラア
ミン白金(II)の水溶液と接触させられる。金属を分子篩中、分子篩上に含浸
させるために、メタタングステン酸塩、過マンガン酸塩又は過レニウム酸塩イオ
ン類のような陰イオン性錯体も有用である。金属の組み込みの後、触媒はろ過さ
れ得、水洗され得、且つ250〜500℃の温度で焼成され得る。
【0025】 水素化−脱水素化成分の量は、勿論、成分の性質によって異なり、非常に活性
な貴金属類、特に白金は、より活性ではない卑金属よりもより少ない量しか必要
とされないが、適切には0.001〜10重量%、例えば0.1〜5重量%、例
えば0.1〜2重量%である。
【0026】 本発明の方法を実施するに際し、第一及び第二の触媒成分のいずれか又は両者
を、その方法の温度及び他の条件に耐えられる他の物質とともに、調合物にする
のが望ましいかもしれない。そのようなマトリックス物質は、クレイ、シリカ及
び/又は金属酸化物類のような無機物質だけでなく、合成又は天然物質類を包含
する。金属酸化物類は、天然に存在するか、あるいはシリカと金属酸化物との混
合物を包含してゼラチン状沈殿物又はゲルの形態であることができる。分子篩と
複合され得る天然に存在するクレイは、モンモリロナイト族(ファミリー)及び
カオリン族(ファミリー)のクレイ類を包含し、そのような族は、サブベントナ
イト類及び、ディキシー、マクナミー、ジョージア及びフロリダ・クレイとして
一般に知られているカオリン類、あるいはその主たる無機成分がハロサイト、カ
オリナイト、ジッカイト、ナクライト又はアナウキサイトである他のものを包含
する。そのようなクレイは、採掘されたままの原料状態で使用され得、あるいは
はじめに焼成、酸処理又は化学修飾に供され得る。
【0027】 前記物質に加えて、ここで使用される分子篩は、アルミナ、シリカ−アルミナ
、シリカ−マグネシア、シリカ−ジルコニア、シリカ−トリア、シリカ−ベリリ
ア、シリカ−チタニア、またシリカ−アルミナ−トリア、シリカ−アルミナ−ジ
ルコニア、シリカ−アルミナ−マグネシア及びシリカ−マグネシア−ジルコニア
のような三元化合物というような、多孔質マトリックス物質と複合され得る。こ
れらの成分の混合物も、使用され得る。マトリックスは、共ゲル(cogel)
の形態であることができる。分子篩成分と無機酸化物ゲル・マトリックスの無水
物基準での相対比率は、分子篩含有量が、乾燥複合体の1〜99重量%の範囲に
わたり、より普通には10〜80重量%の範囲内であって、広範囲に変化し得る
【0028】 本発明の触媒系の第一及び第二の成分は、第一の成分が供給原料流れ中のエチ
ルベンゼンを選択的に脱エチル化してベンゼンにし、一方、第二の成分が供給原
料中のキシレン類を選択的に異性化することを保証する多くの重要な点において
、互いに異なる。これらの異なる特徴は、以下で論ずる。
【0029】 加えて、本発明の触媒系の第一及び第二の成分は、それらの粒子の形状及び大
きさにおいて異なり得る。従って、以下において詳細に記載するように、第一の
触媒成分は、80〜200インチ−1の表面対容積(表面/容積)比を有する粒
子で構成され、一方、第二の触媒成分は、典型的には、80インチ−1未満の表
面対容積(表面/容積)比を有する粒子で構成されるであろう。
【0030】 エチルベンゼン転化成分 本発明に従うと、供給原料流れ中のエチルベンゼンを選択的に脱エチル化して
ベンゼンとする第一の触媒成分は、80インチ−1以上且つ200インチ−1
満の、好ましくは100〜150インチ−1の表面対容積(表面/容積)比を有
するように選択される。つまり、エチルベンゼン転化反応は、粒子内(マクロ細
孔の)拡散制限の影響を受けやすいことが、今回見出された。表面対容積比が特
定された範囲内になるように第一の触媒成分の粒子の形状及び大きさをを選択す
ることにより、第一の触媒床を横切る圧力低下の著しい増加なしに、粒子内拡散
距離が低減され得ることが見出されている。その結果、第一の触媒でのエチルベ
ンゼンの転化に付随して生じるキシレンの損失が低減され得、一方、同時に、第
一の触媒成分のキシレン異性化活性が増大され得る。所望の表面対容積比を有す
る第一の触媒成分の製造は、触媒の粒子サイズを制御することにより、あるいは
、米国特許第4,328,130号に記載された溝切りされた円筒状押出物のよ
うな又は米国特許第4,441,990号に記載された中空又は中実の多裂片(
polylobal)押出物のような成形された触媒粒子を使用することにより
、容易に達成され得る。例えば、1/32インチの直径及び3/32インチの長
さを有する円筒状触媒粒子は、141の表面対容積比を有し、一方、米国特許第
4,441,990号の図4に開示された外部形状を有し且つ1/16インチの
最大断面寸法及び3/16インチの長さを有する四裂(quadralobed
)中実押出物は、128の表面対容積比を有する。1/10インチの外径、1/
30インチの内径及び3/10インチの長さを有する中空筒状押出物は、136
の表面対容積比を有する。
【0031】 加えて、第一の触媒成分は、好ましくはマクロ多孔度が高められており、これ
は、触媒粒子を押出すために使用される混合物に、熱分解可能な有機物質を添加
し、その後、その有機物質を取除くために押出された粒子を焼成することにより
、達成される。熱分解可能な有機物質は、触媒粒子を作るために使用される押出
し可能な混合物と共存でき且つ押出された触媒粒子の塊の中に保持され、しかし
、加熱することによって触媒粒子から除去されてマクロ細孔の空隙を粒子内に残
すことができる、いずれの物質であってもよい。適切な有機物質は、アビセル(
Avicel)の商品名で販売されているもののようなセルロースである。
【0032】 第一の触媒成分の分子篩は、好ましくは、第二の触媒成分の分子篩よりも高い
酸活性を有する。従って、第一の触媒成分の分子篩は、好ましくは少なくとも5
0のα値を有し、典型的には100〜500のα値を有する。最も好ましくは、
第一の触媒成分の分子篩のα値は、100と300との間である。α試験は、米
国特許第3,354,078号、及び触媒作用の雑誌(Journal of
Catalysis)第4巻527頁(1965年)、第6巻278頁(196
6年)及び第61巻395頁(1980年)に記載されている。ここで使用した
試験の実験条件は、触媒作用の雑誌第61巻395頁に詳細に記載されているよ
うに、538℃の一定温度及び様々な流速を包含する。より高いα値は、より活
性な分解触媒と調和する。
【0033】 本発明の触媒系の成分各々は、通常は、互いに相容れないキシレン拡散特性を
示すであろう。これらの性質は、120℃且つ4.5±0.8mmHgのオルト
キシレン分圧にて、オルトキシレンの平衡容量の30%を収着するのに必要な時
間(分で)を書き留めることにより、確認され得る。試験は、米国特許第4,1
17,026号、同第4,159,282号及び再発行特許第31,782号に
記載されている。オルトキシレンの平衡容量は、ここでは、分子篩100g当り
キシレン(類)1g超として定義される。本発明の触媒系において、エチルベン
ゼンの転化に有効な第一の触媒成分は、50超の、好ましくは1200分超且つ
10,000分未満のオルトキシレン収着時間(分で)を、好ましくは有し、一
方、第二の異性化成分は、50分未満の、好ましくは10分未満のオルトキシレ
ン収着時間を、好ましくは有する。
【0034】 第一の触媒成分の所望のキシレン拡散特性は、多くの方法で達成され得る。5
0分という最小値又はそれに近い値でのオルトキシレン拡散時間のためには、触
媒中で使用する分子篩の大きな、即ち1ミクロンを超える平均結晶サイズを有す
る、結晶形の選択で足り得る。しかしながら、より高い拡散度の値を達成するた
めには、触媒粒子の表面上に、使用において経験された方法条件の下で不活性で
あるコークス及び/又はシリカのような酸化物の層を析出させることにより、第
一の触媒成分を選択性にすることが望ましいかもしれない。触媒粒子が選択性に
される場合には、第一の触媒成分中において、大結晶サイズと中結晶サイズ(0
.2〜0.5ミクロンの結晶サイズを有する)の分子篩両者が使用され得る。
【0035】 第一の触媒成分がシリカを用いて選択性にされる場合には、これは、触媒を、
液体のキャリアー中で有機珪素化合物を用いる一又はそれ以上の処理に供するこ
とにより、都合よく達成される。各処理の後には、酸素含有環境中、例えば空気
中において、処理された物質の焼成が行われる。そのような多段の選択性化手順
は、米国特許第5,476,823号に記載されている。
【0036】 第一の触媒成分を選択性にするために使用される有機珪素化合物は、例えば、
シリコーン、シロキサン、シラン又はそれらの混合物であってよい。これらの有
機珪素化合物は、一分子当り少なくとも二つの珪素原子を有することができる。
これらの有機珪素化合物は、純粋な形態において固体であることができる。但し
、それらは可溶性であるか、あるいはさもなくば、液体のキャリアー媒体との組
み合わせにおいて、液体状態に変えられ得る。事前選択性化剤として使用される
シリコーン、シロキサン又はシラン化合物の分子量は、80と20,000との
間であることができ、好ましくは、およそ150〜10,000の範囲内である
。代表的な事前選択性化シリコーン化合物は、ジメチルシリコーン、ジエチルシ
リコーン、フェニルメチルシリコーン、メチル水素シリコーン、エチル水素シリ
コーン、フェニル水素シリコーン、メチルエチルシリコーン、フェニルエチルシ
リコーン、ジフェニルシリコーン、メチルトリフルオロプロピルシリコーン、エ
チルトリフルオロプロピルシリコーン、ポリジメチルシリコーン、テトラクロロ
フェニルメチルシリコーン、テトラクロロフェニルエチルシリコーン、テトラク
ロロフェニル水素シリコーン、テトラクロロフェニルフェニルシリコーン、メチ
ルビニルシリコーン及びエチルビニルシリコーンを包含する。事前選択性化シリ
コーン、シロキサン又はシラン化合物は、線状である必要はなく、例えば、ヘキ
サメチルシクロトリシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、ヘキサ
フェニルシクロトリシロキサン及びオクタフェニルシクロテトラシロキサンのよ
うに、環状であってもよい。これらの化合物の混合物も、他の官能基を有するシ
リコーン類が使用され得るように、事前選択性化剤として使用され得る。
【0037】 有機珪素化合物が分子篩の細孔に入ること及びそれに付随する分子篩の内部活
性の低下を避けるために、分子篩を事前に選択性にするために使用される有機珪
素化合物の動的直径は、好ましくは、分子篩の細孔直径よりも大きい。
【0038】 好ましい有機珪素事前選択性化剤は、特に事前選択性化剤が有機キャリアーに
溶解されるか又は水性キャリアーに乳化されるとき、ジメチルフェニルメチルポ
リシロキサン(例えばDow−550)及びフェニルメチルポリシロキサン(例
えばDow−710)を包含する。Dow−550及びDow−710は、ミシ
ガン州ミッドランドのダウ・ケミカル社(Dow Chemical Co.)
から入手し得る。
【0039】 好ましくは、有機珪素化合物のための液体キャリアーは、例えばヘプタン、オ
クタン、ノナン又はウンデカンのようなアルカン類といった、一分子当り五つ以
上の、特には七つ以上の炭素原子を有する線状、分岐又は環状炭化水素のような
有機化合物である。有機化合物、例えばアルカンの沸点は、70℃超であること
ができる。キャリアーとして、水素化分解装置再循環油のような、低揮発性有機
化合物の混合物が使用され得る。特に好ましい有機キャリアーは、デカン及びド
デカンである。
【0040】 有機珪素化合物での各含浸の後に、触媒は、0.2℃/分〜5℃/分の速度で
、200℃超の温度まで、しかし、分子篩の結晶化度が悪影響を受ける温度未満
で、焼成される。この焼成温度は、一般的には600℃未満であり、好ましくは
およそ350〜550℃の範囲内である。焼成温度での焼成の持続時間は、1〜
24時間、例えば2〜6時間であることができる。
【0041】 シリカでの選択性化に加えて、又はその代わりに、第一の触媒成分は、コーク
スでの選択性化に供され得る。この任意のコークス選択性化は、典型的には、触
媒を熱分解可能な有機化合物と、その有機化合物の分解温度を超える高温におい
て、しかし、分子篩の結晶化度が悪影響を受ける温度未満で、接触させることを
含む。この接触温度は、例えば650℃未満であることができる。このコークス
での選択性化方法のために使用され得る有機物質は、例示の目的でのパラフィン
類、環状パラフィン類、オレフィン類、環状オレフィン類及び芳香族類のような
炭化水素類、アルコール類、アルデヒド類、エーテル類、ケトン類及びフェノー
ル類のような酸素含有有機化合物類、及びフラン類、チオフェン類、ピロール類
及びピリジン類のような複素環類を含んで、非常に様々な化合物を包含する。水
素の同時供給が、コークスの過剰な堆積を防ぐために使用され得る。コークスで
の選択性化の技術に関する更なる詳細は、米国特許第4,117,026号中に
おいて提供されている。シリカでの選択性化及びその後のコークスでの選択性化
の組み合わせを使用することにより、特定のキシレン拡散度に達するために必要
とされる有機珪素含浸処理の数が低減され得る。
【0042】 異性化成分 触媒系の第二の成分は、C8芳香族を含有する供給原料のキシレン類の異性化に
有効である。第二の異性化成分は、50分未満の、好ましくは10分未満のオル
トキシレン収着時間を、好ましくは有する。これは、典型的には、この成分中に
おいて、0.02〜0.05の平均結晶サイズを有する小さい結晶サイズの分子
篩を使用することによって達成される。触媒系の第二の成分の分子篩は、典型的
には、50未満の、好ましくは5〜25のα値を有するであろう。触媒系の第二
の成分は、そのマクロ多孔度を高めるための熱分解可能な有機物質の使用によっ
て調製され得る。加えて、第二の触媒成分の粒子の大きさ及び形状は、80イン
−1以上且つ200インチ−1未満の、好ましくは100〜150インチ−1 未満の表面対容積比を有するように選択され得る。
【0043】 方法条件 本発明の方法で使用される条件は、狭く定義されはしない。しかし、一般には
、400〜1000°Fの温度、0〜1000psigの圧力、0.1時間−1
と200時間−1との間の重量での時間あたりの空間速度(WHSV)、及び0
.2と10との間の水素(H)対炭化水素(HC)[水素/炭化水素]モル比
を含むであろう。好ましくは、その条件は、650〜850°Fの温度、50〜
400psigの圧力、3時間−1と50時間−1との間の重量での時間あたり
の空間速度(WHSV)、及び1と5との間のH対HCモル比を含む。
【0044】 一般的に、本発明の方法は、上記の触媒系を含む固定床反応器にて行われる。
好適態様においては、触媒系の第一及び第二の成分は、単一の反応器内の連続し
た床中にある。即ち、本発明の方法で使用されるエチルベンゼンの転化に有効な
触媒系の成分は、第一の床を形成し、一方、キシレンの異性化に有効である触媒
系の他の成分は、第一の床の下流にある第二の床を形成する。供給原料は、好ま
しくは、第一の床から第二の床へ、その間で軽質ガス類の分離をすることなく、
滝のように落とされる。その代わりとして、第一及び第二の床は、所望により異
なる方法条件で操業され得る、別々の反応器中に配置され得る。本発明の第一及
び第二の触媒成分の前又は後に、追加の触媒床が提供され得る。
【0045】 転化方法の後に、異性化生成物は、パラキシレン及び/又は他の望ましいキシ
レン(類)を単離するために処理され得る。従って、例えば、異性化生成物は、
晶析装置、膜分離ユニット又は選択吸着ユニットのような様々なパラキシレン回
収ユニットに供給され得、そして、そのようにしてパラキシレンが単離され且つ
回収され得る。残りの異性化産物から、Cよりも軽質の生成物が取り除かれ得
る。残りの異性化産物中のCよりも重質の生成物は、更に加工処理され得、あ
るいは、分留され得る。それからパラキシレンが除去されたC留分は、異性化
装置に再循環され得る。
【0046】 本発明の方法の一つの結果は、熱平衡におけるパラキシレンの量よりも少量の
パラキシレンを含有する供給原料の混合キシレン成分を、異性化装置からの生成
物が熱平衡において製造されたキシレン混合物中のパラキシレン量に少なくとも
近づいている量でパラキシレンを含有するという程度まで転化することにある。
【0047】 本発明の方法の他の結果は、混合キシレン供給原料中に含まれているエチルベ
ンゼンの、高い比率での転化である。例えば、30重量%超の、典型的には50
重量%超且つ90重量%までエチルベンゼンの転化率が達成され得る。本発明の
一部として使用される触媒系の独特の性質のために、このエチルベンゼンの転化
は、キシレンの損失が殆どなく成し遂げられ、例えば、2.5%のキシレン損失
量は、容易に達成され、例えば1.5%のキシレン損失量、例えば1.0%のキ
シレン損失量も達成され得る。
【0048】 本発明を、ここに随伴される実施例を参照してより詳細に説明する。
【0049】 例1 二成分触媒系の第一の触媒成分を、平均結晶サイズが1ミクロンのZSM−5
から形成した。ZSM−5を、アルミナ結合剤と、65%ZSM−5及び35%
アルミナ結合剤の重量比で複合化させた。この混合物を、混練工程中に0.1%
白金を添加しながら、直径1/16インチ及び長さ3/16インチの円筒形粒子
へと押出し、次に、150のα値まで蒸熱処理した。その結果として得られた全
形押出物(ここでは触媒Aと呼ぶ)は、77インチ−1の表面対容積比を有して
いた。
【0050】 全形押出物の試料を粉砕し、14/20メッシュの大きさにした。その結果と
して得られた粉砕押出物(ここでは触媒Bと呼ぶ)は、150インチ−1の平均
表面対容積比を有していた。
【0051】 触媒A及びBを、20重量%のエチルベンゼン、60重量%のメタキシレン及
び20重量%のオルトキシレンからなるC芳香族供給原料に対するエチルベン
ゼン転化/キシレン異性化の評価において用いた。この評価は、各々が3/8イ
ンチの直径のステンレス鋼製チューブ反応器及びオンラインGCサンプリングを
有する自動化ユニットにおいて行った。0.75gの触媒を(不活性充填物質と
しての砂と共に)反応器に入れ、次に、触媒試料をN中で350℃に加熱し、
この温度で2時間、水素中で還元した。次に、反応器を反応温度まで加熱し、供
給原料を、初めにアルミナを通してパーコレートした後に導入した。反応条件の
さらなる詳細及び得られた結果を、表1にまとめる。
【0052】
【表1】
【0053】 これらの結果は、粉砕された触媒が、ベース触媒よりも、同等の厳密性でのエ
チルベンゼン転化(EBC)について、より高い活性を有することを明らかに示
す(共に800°F/20WHSVにて、ベース触媒についての73%と比較し
て、粉砕された触媒は86%)。このより高いEBCで、粉砕された触媒は、E
BCが高いにもかかわらず、同等のキシレン損失を与えた。より高いWHSVで
達成された同等のEBC(およそ72%のEBC)で、生成物のスレートは、よ
り低いキシレン損失(「全形押出物の場合」において3.3%のキシレン損失に
対し、粉砕された触媒の場合について2.5%)によって示されるように、有意
に改良された。これらの結果は、パラの平衡への到達(PATE)によって示さ
れるように、粉砕された触媒が、ベース触媒よりも高いキシレン異性化活性を有
したことも示す(共に800°F/20WHSVにて、粉砕された触媒について
100.8%PATE、対、未粉砕触媒について93.3%PATE)。
【0054】 例2 二成分触媒系の第一の触媒成分を、平均結晶サイズ0.2〜0.5ミクロンの
ZSM−5から形成した。ZSM−5を、シリカ結合剤と、65%ZSM−5及
び35%シリカ結合剤の重量比で複合化させた。このシリカ結合ZSM−5を、
従来の手段を用いて直径1/16インチの円筒形粒子へと押出し、次に、デカン
中7.8重量%Dow−550での4回の連続含浸処理を含むシリカ選択性化系
列に供した。各含浸の後、溶剤をストリッピングし、触媒を、N中で続いて空
気中で538℃まで焼成した。次に、硝酸テトラアミン白金での初期湿潤含浸、
及びその後の乾燥及び空気焼成により、白金を、選択性にされた触媒に組み込ん
だ。得られた触媒(ここでは触媒Cと呼ぶ)は、0.1重量%白金を含有し、7
7インチ−1の表面対容積比を有していた。
【0055】 全形押出物の試料を粉砕し、14/20メッシュの大きさにした。その結果と
して得られた粉砕した押出物(ここでは触媒Dと呼ぶ)は、150インチ−1
平均表面対容積比を有していた。
【0056】 触媒C及びDを、例1に記載したエチルベンゼン転化/キシレン異性化の評価
において用い、その結果を表2にまとめる。
【0057】
【表2】
【0058】 非選択性化触媒を用いた場合について、上で示したように、粉砕された触媒の
性能は、「全形押出物」触媒よりも優れていた。従って、同等の厳密性(800
°F、20WHSV)で、全形押出物は69%EBCを達成し、一方、粉砕され
た触媒は97%EBCを達成した。厳密性が劣る条件下(780°F、40WH
SV)で、粉砕された触媒は、それでも、全形押出物触媒よりも高いEBCを達
成し(84%EBC対69%EBC)、さらに、その生成物スレートは、全形押
出物触媒によって与えられる生成物スレートよりも優れていた(69%EBCで
全形押出物について0.5%のキシレン損失、対、84%EBCで粉砕された触
媒について0%)。
【0059】 例3 (a)二成分触媒系の第一の触媒成分を、1ミクロンの平均結晶サイズを有す
るZSM−5結晶とアルミナとを、100%固体ベースで50:50の分子篩/
Alを与える比率で乾式混合することにより、調製した。水を添加して、
押出し可能な混練物を形成し、次にそれをBonnot押出し機で押出して、粒
子の表面対容積比が77インチ−1になるように、直径1/16及び長さ3/1
6インチの中実円筒形粒子を製造した。押出された粒子を250°Fで乾燥し、
次いで窒素中で1000°Fで3時間焼成した。焼成された押出物を湿らせ、次
に1規定NHNOで2回交換(5ml溶液/1g押出物)し、脱イオン水で
すすぎ、250°Fで乾燥して、空気中で1000°Fで6時間焼成した。得ら
れた触媒を、レニウム(VII)酸化物を脱イオン水中に溶解させることによっ
て調製したレニウム溶液で、初期湿潤技術によって含浸させた。レニウム含浸触
媒を250°Fで乾燥させ、空気中で660°Fで3時間焼成し、次に900°
Fで3.5時間蒸熱処理した。この第一の触媒成分を触媒Eと呼ぶ。
【0060】 次に、上記の手順を繰り返してこの系の第二の触媒成分を調製したが、用いた
ZSM−5結晶は0.02〜0.05ミクロンの平均結晶サイズを有していた。
最終のレニウム含浸した第二の触媒成分を触媒Fと呼ぶ。
【0061】 (b)上記(a)で概略を説明した手順を繰り返し、第二の二成分触媒系を製
造したが、第一の触媒成分の場合には、焼尽(burnout)剤であるAvi
cel PH−200を10重量%、押出混合物に添加して、この混合物を、最
大断面寸法が1/16インチ、長さが3/16インチ及び表面対容積比が128
インチ−1である中実四裂(quadrulobe)押出物へと押出した。レニ
ウム含浸の後、得られた四裂型の第一の触媒成分を触媒Gと名付ける。
【0062】 二成分触媒系の各々を用いて、20重量%のエチルベンゼン、60重量%のメ
タキシレン及び20重量%のオルトキシレンからなるC芳香族供給原料に対す
る、エチルベンゼン転化/キシレン異性化の評価を行った。この評価は、各々が
3/8インチの直径のステンレス鋼製チューブ反応器及びオンラインGCサンプ
リングを有する自動化ユニットにおいて行った。砂を不活性充填材料として用い
、反応器中で0.5gの第一の成分を「上床触媒」として、下床触媒としての1
.5gの第二の成分の上に重ねた。次に、この触媒系を、N中で350℃まで
加熱し、この温度で2時間、水素中で還元した。次に、反応器を反応温度まで加
熱して、供給原料を、最初にアルミナを通してパーコレートした後に導入した。
反応条件のさらなる詳細及び得られた結果を、表3にまとめる。
【0063】
【表3】
【0064】 上記の結果は、表面対容積比が80インチ−1以上且つ200インチ−1未満
であるように形作られ、有機物と共に押出された上床触媒を有する触媒系が、表
面対容積比が80インチ−1未満であり、有機物なしで押出された触媒が上床の
ために用いられている系と比較して、優れた性能を有していたことを示す。これ
は、他の収率のスレート改良に加えて、同様のエチルベンゼン転化に必要な20
°F低い反応温度(780対800°F)及びより低いキシレン損失(1.8%
対2.4%)から明白である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AU ,BG,BR,CA,CN,HU,ID,IN,JP, KR,MX,NO,PL,RU,SG,ZA (72)発明者 クレイン、ロバート・アンドリュー・ジュ ニア アメリカ合衆国、ニュー・ジャージー州 08343、モンロービル、エリス・ミル・ロ ード 1367 (72)発明者 マシアス、マーク・フィッシャー アメリカ合衆国、ニュー・ヨーク州 14534、ピッツフォード、ライダー・カッ プ・サークル 12 (72)発明者 コワルスキィ、ジョスリン・アン アメリカ合衆国、ニュー・ジャージー州 08080、シュエル、ブルックサイド・ウェ イ 113 (72)発明者 リッシィ、ダリア・ノウアキウスカ アメリカ合衆国、ペンシルバニア州 19342、グレン・ミルズ、サウス・アイビ ー・レーン 404 (72)発明者 スターン、デビッド・ローレンス アメリカ合衆国、ニュー・ジャージー州 08054、マウント・ローレル、ターンブル ック・ドライブ 3906 Fターム(参考) 4H006 AA02 AB84 AC26 AC27 BA16 BA25 BA26 BA71 BA81 BA82 BA85 BD70 DA12 DA42 DA46 4H039 CA11 CG50 CJ30

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチルベンゼンとキシレンとを含む供給原料を異性化するた
    めの方法であって、 (a) エチルベンゼン転化条件下に、供給原料を、1〜12の拘束指数(コン
    ストレイント・インデックス)を有する分子篩を含む粒子状の第一の触媒成分と
    接触させる工程、ここで、前記第一の触媒成分の粒子は、80インチ−1以上且
    つ200インチ−1未満の表面対容積比を有し、且つ、接触工程は、エチルベン
    ゼン枯渇生成物を生成するために、供給原料中のエチルベンゼンを転化させる;
    及びその後の、 (b) キシレン異性化条件下に、エチルベンゼン枯渇生成物を第二の触媒成分
    と接触させる工程、 を含む方法。
  2. 【請求項2】 前記第一の触媒成分の粒子が、100〜150インチ−1
    表面対容積比を有する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記第一の触媒成分が、水素化成分を含有する、請求項1記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 前記第一の触媒成分の水素化成分が、白金、パラジウム及び
    レニウムから選択される、請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記第一の触媒成分が、120℃且つ4.5±0.8mmH
    gのオルトキシレン分圧にて、オルトキシレンの平衡容量の30%を収着するそ
    の能力に基いて、50分超のオルトキシレン収着時間を有する、請求項1記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 前記第二の触媒成分が、水素化成分と組み合わされた1〜1
    2の拘束指数を有する分子篩を含む、請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記第二の触媒成分の水素化成分が、白金、パラジウム及び
    レニウムから選択される、請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記第二の触媒成分が、120℃且つ4.5±0.8mmH
    gのオルトキシレン分圧にて、オルトキシレンの平衡容量の30%を収着するそ
    の能力に基いて、50分未満のオルトキシレン収着時間を有する、請求項6記載
    の方法。
  9. 【請求項9】 少なくとも前記第一の触媒成分が、その分子篩を熱分解可能
    な有機成分と混合し、得られる混合物を粒子に形成した後、その粒子を加熱して
    前記有機物質を分解させることにより生成される、請求項1記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記第一の触媒成分の分子篩が、50を超えるα値を有し
    、前記第二の触媒成分の分子篩が、50未満のα値を有する、請求項1記載の方
    法。
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