JP2002511385A - アルツハイマー病におけるβ−アミロイド関連変化を抑制する方法 - Google Patents
アルツハイマー病におけるβ−アミロイド関連変化を抑制する方法Info
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Abstract
Description
7,219および1998年3月27日に出願された米国特許出願番号第60/
079,697の米国特許法35§119の下に優先権を主張し、この出願は、
その全体が参考として本明細書に援用される。
lkoe,D.J.ら、Science、235、873−877(1987)
。広範なシナプス損失は、進行性の記憶喪失、心理学的不安定性、抽象的論法の
衰え、身体機能の損失、昏睡、および究極的に死を生じることとともに起こる。
老人斑として公知の細胞外病変は、アルツハイマー被害者の脳においてジストロ
フィー軸索により囲まれるβ−アミロイド(Aβ)タンパク質の不溶性凝集物を
発生する。Mullan,M.およびCrawford,F.、Trends
Neurosci.16、398−403(1993)。β−アミロイドは、3
9〜43アミノ酸残基を含む疎水性ペプチドであり;それは、凝集物を形成する
高い傾向により特徴付けられ、そしてアミロイド前駆タンパク質(APP)とし
て公知の90〜140kDaの完全な膜タンパク質前駆体のタンパク質分解性の
プロセシングから生じる。
ロンを殺傷し得るので、アルツハイマー病における神経変性について応答性であ
ると考えられたが、APP前駆体が、健康な脳およびアルツハイマー病の脳の両
方の脳細胞において発現されることが現在公知である。Konig,G.ら、M
ol.Brain Res.9、259−262(1991)。一方、β−アミ
ロイドペプチドの存在は、それ自体によりその疾患とみなすのに十分でない。
関与(involvement)または関与(participation)に
最近変化した。免疫学的事象とアルツハイマー病との間の特定の平行性を示す巨
大な研究証拠が、蓄積した。アルツハイマー病の脳は、インターロイキン1およ
びα1抗キモトリプシンとしての炎症性サイトカインおよび炎症関連薬剤を発現
し、そして主要組織適合性遺伝子複合体(MHC)クラスIおよびIIと免疫反
応性であるミクログリア細胞および星状細胞の増加した集団を含む、免疫媒介脳
損傷の種々の構造特徴を示す。Abrahamら、Cell、52、487(1
988)。ミクログリア細胞は、中枢神経系においてマクロファージの機能的等
価物であると考えられる。Stryenら、Exp.Neurol.110、9
3(1990)。免疫媒介およびアルツハイマーの脳損傷の両方で観察される他
の特徴は、MHCクラスIおよびII糖タンパク質、サイトカイン、補体レセプ
ターおよび調節因子のような免疫反応性マーカーを含む。McGeer,P.L
.ら、Neurosci.Lett.107、341−344(1989);M
cGeer,P.L.ら、Brain Res.544、315−320(19
90);Griffin,W.S.ら、Proc.Nat’l.Acad.Sc
i.U.S.A.86、7611−7615(1989)。また、アルツハイマ
ーの脳で見出される炎症性メディエーターインターロイキン6(IL−6)は、
α−2−マクログロブリン(α2M)(アルツハイマーの脳のニューロンにより
産生される高度に強力なヒトプロテアーゼインヒビター)を刺激することが公知
であり、そしてβ−アミロイドを形成するためのAPPの正常なタンパク質分解
プロセシングを妨害すると考えられる。Bauer,J.ら、FEBS Let
ts.285、111−114(1991)。β−アミロイドタンパク質の生理
学的産生およびアルツハイマー病の機構は、Selkoe、Trends in
Neurosciences.16:403−409(1993)にさらに記
載される。
体タンパク質(例えば、免疫グロブリン)の非存在下で、インビトロで古典的な
補体タンパク質(Clq)を結合し得、そして活性化し得ることもまた公知であ
る。対照的に、可溶相Aβは、液相インヒビターにより保護性の調節を受け、こ
れは、神経毒性のあるAβの不溶性型であることを示唆し、そして可溶性Aβの
明らかな無害性を説明している。Rogersら、Proc.Nat’l.Ac
ad.Sci.U.S.A.、89、10016−10020(1992)。M
cGeerおよびRogersならびに共同研究者らは、凝集したβ−アミロイ
ドがニューロン破壊し得るタンパク質の生成を導く相補カスケードを活性化し得
ることを提唱した。Cf.Schnabel,J.、New Scientis
t、138、22(1993年6月19日)。アミロイド斑沈着と免疫応答との
間のリンク機構のさらなる支持において、脳の免疫細胞であるミクログリア細胞
が、インターフェロン−γ(IFN−γ)および[1〜42]Aβで、それぞれ
の刺激単独よりもニューロンにさらに有意な損傷を与えるために活性化され得る
ことが見出された。Meda,L.ら、Nature、374、647−650
(1995)。この知見は、反応性窒素中間体(例えば、毒性の遊離ラジカル)
および腫瘍壊死因子α(TNF−α)のような神経変性物質のミクログリア細胞
による生成をトリガーすることにおいて、AβとIFN−γとの間の相乗的な効
果を示唆する。炎症促進性サイトカインのアルツハイマー患者における増加され
た分泌、およびサイトカインレベルと疾患の段階との間の相関を報告するHub
erman,M.ら、J.Neuroimmunol.52:147−152、
1994もまた参照のこと。
る。Anderson,K.ら、Neurol.、45、1441−1445(
1995)。7,983人の被験体を調査したRotterdam研究において
、非ステロイド性抗炎症薬物は、アルツハイマー病を発症する危険性への保護効
果および減少した認識機能の疾患成分への寛解の効果を有することが示された。
アルツハイマー病の誘導における免疫系の役割を示すこれらの研究にもかかわら
ず、真に有効な治療レジメは、これらの研究結果に基づいて現れなかった。
である。TACRINETM(1,2,3,4−テトラヒドロ−9−アクリジンア
ミン一塩酸塩一水和物;COGNEXTMとして市販される)は、アルツハイマー
病を処置するためのいくらかの効力を有する可逆的コリンエステラーゼインヒビ
ターである。Watkins,P.B.ら、J.Amer.Med.Assoc
.、271、992(1994)。TACRINEは、軽度または中程度の痴呆
を有する共同住宅の被験体において部分的にのみ有効であった。Weiner,
M.F.Consultant、35、313(1995)。その限定的効力は
さておき、その使用のための安全性の懸念があった。これらは、肝細胞傷害を示
し得る血清アミノトランスフェラーゼレベルの上昇を含む。他の危険は、肝臓壊
死、黄疸、または特に感受性の患者において重篤または致命的であり得る肝炎を
発症する危険性を含む。
セチン、またはトラゾドン)を用いるアルツハイマー病の心理学的症状の処置、
およびコリン作動性のアゴニストまたは前駆体(例えば、レシチンおよびニコチ
ン)の投与のような他のアプローチが試みられたが、同様に限定された成功を経
験した。試験的な臨床研究は、ニコチンがアルツハイマー病から生じる注意およ
び情報処理における、欠乏を処置するために有用であり得ることを示唆する。S
ahakianら、Brit.J.Psych.154、797(1989)。
しかし、ニコチンは、生物学的利用可能性が乏しく、それゆえ臨床処置として有
用でない。
Rogersは、この疾患を処置するためのインドメタシン(シクロオキシゲナ
ーゼの作用をブロックすることにより炎症を抑制する薬物)のような抗炎症剤を
用いることを計画した。McGeer,P.L.ら、1993年3月9日発行の
米国特許番号第5,192,753号。初期段階の痴呆を有する44人の被験体
の研究において、薬物インドメタシンを受け入れるグループが研究中に精神機能
において悪化しないことが見出された。Schnabel、J.New Sci
entist前出。しかし、インドメタシンの種々の副作用(胃腸管効果を含む
)は、その臨床使用を不確実にする。
9,946号は、認識機能を増強するとされるが、アルツハイマー病を直接処置
するようではない特定のイソキサゾール、イソチアゾールおよびピラゾール化合
物を開示する。
功を経験していない。従って、この疾患を処置する改善された方法についての明
白な必要性が存在する。
際出願番号PCT/US93/01705に広範に議論される。この方法は、自
己免疫攻撃の標的(「バイスタンダー抗原」)自体であってもよいし、そうでな
くともよい自己免疫攻撃下で、その組織に特異的な抗原の経口または粘膜投与を
含む。これらの(「バイスタンダー抗原」)の経口または粘膜投与は、活性な抑
制(すなわち、腸関連リンパ様組織(GALT)において、または吸入投与の場
合、気管支関連リンパ様組織(BALT)における調節(サプレッサー)T細胞
の誘導)を引き起こす。Miller,A.ら、J.Exp.Med.、174
、791−798(1991)もまた参照のこと。これらの調節性サプレッサー
T細胞は、血液またはリンパ組織に放出され、次いで自己免疫疾患に罹患した器
官または組織に転移し、ここで、これらは、罹患した器官または組織に対して増
加した自己免疫攻撃を抑制する。バイスタンダー抗原により誘発されたT細胞(
それらを誘発するために使用されたバイスタンダー抗原の少なくとも1つのエピ
トープを認識する)は、自己免疫攻撃の部位に標的化され、ここで、これらは、
1つ以上の免疫調節サイトカイン(例えば、免疫応答をダウンレギュレートする
トランスフォーミング増殖因子β(TGF−β)、インターロイキン4(IL−
4)、またはインターロイキン10(IL−10))の局所放出を媒介する。
ず、放出の近傍において、全ての免疫攻撃の現象を抑制するという点で、抗原非
特異的免疫抑制因子である(しかし、バイスタンダー抗原での経口寛容化は、自
己免疫攻撃の近傍においてのみ免疫調節物質の放出を引き起こすので、全身性の
免疫抑制が続かない)。
。IL−4は、特にTh2応答を増強する(すなわち、それはT細胞前駆体に作
用し、そしてそれらがTh2細胞へ優先的に分化するのを引き起こす)。IL−
4はまた、Th1悪化を間接的に阻害する。IL−10は、Th1応答の直接的
なインヒビターである。
およびIL−10の増加したレベルは、腸関連リンパ様組織において観察され(
Chen,Y.ら、Science、265、1237−1240(1994)
)、そして免疫系に関連したサイトカイン(および特にT細胞活性化(例えば、
IL−2、IFN−γなど))における付随した減少が観察される。炎症性サイ
トカインのダウンレギュレーションおよびTGF−βおよびIL−4のアップレ
ギュレーションは、これらの動物の粘膜寛容化に続いて、EAEラットの脳にお
いて観察された(Khouryら、J.Exp.Med.、176、1355−
1364(1992))。
より定義される明白な集団に分化する。Th1細胞は、インターロイキン2(I
L−2)およびIFN−γを優先的に分泌し、そして古典的に遅延された型の高
感受性反応に関与するが、IL−4およびIL−10を優先的に分泌するTh2
細胞は、選択された免疫グロブリン分泌を誘導し、そしてTh1媒介免疫応答を
ダウンレギュレーションし得る。Mossmann,T.R.ら、J.Immu
nol.、136、2348−57(1986);Romagnan,S.、A
nnu.Rev.Immunol.、12、227−57(1994)。従って
、活性化後のT細胞により分泌されたサイトカインは、免疫応答の性質に定性的
に影響する。最近の報告は、優先的にTh1またはTh2細胞のいずれかのネイ
ティブなT細胞の成熟化を決定する優性の因子が、サイトカイン、特にTh1に
対してIL−2およびIFN−γならびにTh2に対してIL−4であることが
示唆された。Seder,R.A.ら、Annu.Rev.Immunol.、
12、635−673(1994)。他の因子は、抗原の用量および型、抗原提
示細胞(APC)の型、および活性化に関与する同時刺激分子を含む。一旦Th
1またはTh2型に分化されると、T細胞は、再刺激の際にリンホカインの所定
のセットの生成に関係付けられると以前に考えられた。しかし、ミエリン塩基性
タンパク質で経口寛容化されたSJLマウス、およびミエリンで経口寛容化され
たMS患者のGALTから単離され、そしてそれらのT細胞レセプター使用法、
MHC拘束およびエピトープ認識の点でTh1疾患誘導クローンに構造的に同一
な特定のMBP特異的CD4+T細胞が、疾患を誘導するのではなく抑制し、そ
してTh1および他の免疫細胞と比較して、粘膜のTヘルパー機能およびダウン
レギュレーション特性の両方を有する新規のT細胞サブセット(Th3)を示し
得ることが最近発見された。
節に関係し、これは、APC上のMHCクラスII分子の状況で自己組織特異的
抗原を認識する活性化自己反応性T細胞により媒介される。多発性硬化症のモデ
ルである実験的な自己免疫脳脊髄炎(EAE)において、IL−2、IFN−γ
、およびTNFのT細胞分泌が炎症および組織損傷を媒介するが、ミエリン塩基
性タンパク質(MBP)反応性T細胞によるIL−4、IL−10およびTGF
−β1の分泌は、強力なサプレッサー活性および中枢神経系炎症のダウンレギュ
レーションと関連することが考えられる。Miller,A.ら、Proc.N
at’l Acad.Sci.U.S.A.、前出(1992)。TGF−β1
を含む抗炎症性サイトカインの誘導は、EAEを調節することにおいて特に重要
であるようである。例えば、抗TGF−β1モノクローナル抗体は、調節性のM
BP反応性T細胞のサプレッサー効果を阻害する。Chen,Y.ら、Scie
nce、前出(1994)。従って、自己反応性T細胞は、必ずしも病的でなく
、そして局所的に組織炎症と関連した免疫応答をダウンレギュレーションするよ
うに機能し得る。類似の知見は、多発性硬化症に罹患したヒトにおいて作成され
た。TNFは、MS患者の中枢神経系斑から単離され、IFN−γは発作を悪化
させ、TGF−βおよび/またはIL−4および/またはIL−10は、ミエリ
ンで寛容化されたMS患者のT細胞により分泌される。
る危険性のある個体においてその疾患を予防するための新規な免疫調節法を提供
することが、本発明の目的である。
ため、およびその疾患に罹患している哺乳動物を処置するために有用な組成物お
よび薬学的処方物を提供することである。
病と関連した特定のサイトカイン応答を抑制するため、およびその疾患と関連し
た炎症性応答の抑制と関連した特定の他のサイトカイン応答を増強するための方
法および組成物を発明することである。
ある。
のフラグメント)の粘膜投与は、この斑と関連した疾患のための有効な処置であ
ることが、本発明により意外にも発見された。1つの局面において、本発明は、
全β−アミロイドペプチドまたはβ−アミロイドペプチドの有効なフラグメント
、特に宿主のT細胞に認識されるフラグメント(ペプチド[1〜40]Aβ、[
1〜42]Aβおよび[25〜35]Aβを含むがこれらに限定されない)を含
む薬剤の有効量を哺乳動物に経口(またはさらに一般的に、粘膜に)投与するこ
とを含む、このような処置の必要な哺乳動物においてアルツハイマー病を処置す
るための方法に関する。好ましくは、投与は、少なくとも以下のうちの1つに達
するために十分な時間続けられる: (i) 1つ以上の炎症促進性Th1サイトカインのレベルの減少; (ii) 1つ以上の抗炎症性Th2またはTh3サイトカインのレベルの増
加; (iii) アルツハイマー病の少なくとも1つの臨床的または組織学的症状
の寛解、遅延または抑制;あるいは (iv)β−アミロイド沈着の抑制。 本発明に従って粘膜投与されたβ−アミロイドペプチドは、ニューロンにおいて
β−アミロイドの沈着の予防および/またはニューロン細胞破壊を予防、遅延も
しくは阻止する被験体において、免疫学的応答を開始し得る。
チドまたはそのフラグメント)、そしてアルツハイマー病の処置に有用な抗原を
含む、粘膜投与に適合した処方、および/または粘膜投与に適合した送達系に関
する。本発明のこれらの実施態様および他の実施態様は、詳細な説明に記載され
る。
グメントもしくはそのアナログ)は、ダウン症候群、アミロイドーシスオランダ
型を有する遺伝性脳出血(HCHWA−D)、散発性および家族性β−アミロイ
ド血管障害、またはβ−アミロイドの大脳蓄積を含む他の疾患と関連したアミロ
イド斑形成を処置するために粘膜投与される。
て援用される。
る。
の温血高等脊椎動物生物体(ヒトを含む)あるいはその誘発性または自発性の動
物モデルとして、本明細書において定義される。
のアミノ酸残基のペプチドフラグメントを含むことが意図され、β−アミロイド
前駆体タンパク質由来の配列は、酵素学的方法または生合成方法(例えば、天然
の組織培養物を含む、任意の供給源からのペプチドフラグメントの単離による)
を含む、ペプチドの分野で公知の化学的合成方法によるか、あるいは組換え遺伝
子工学的方法によるかの、いずれかにより調製され得る。β−アミロイドペプチ
ドフラグメントの限定されない例は、本方法に含まれ、そして処方物は、[1−
40]Aβ、[1−42]Aβ、[25−35]Aβ、ならびに実質的に類似の
配列、および選択された残基に対する相同的、非ペプチド性、または等配電子性
の置換を含む、それらのアナログを含む。効果的なペプチドフラグメントは、炎
症誘発性のTh1サイトカインの抑制、炎症性マーカー量の減少、抗炎症性Th
2またはTh3サイトカイン量の増加、あるいはβ−アミロイドの沈着の抑制の
特性を有するフラグメントを含む。相同的置換は、関連構造のアミノ酸残基を必
要とし、そしてメチレン基の数における相異のみが、その残基中に存在する。非
ペプチド性置換は、それらの天然のアミノ酸残基と類似する立体配置的特性を有
する有機的構造物を含む。等配電子性置換とは、単原子置換(例えば、チロシン
中の芳香族の水酸基におけるOに対するS)か、または1つの部分の、それと類
似の空間容積を占有する別のものでの置換(例えば、メチル基に対するアミノ基
)のいずれかを有する残基をいう。本発明に従って投与される有用なβ−アミロ
イドペプチドは、中でも、ヒト、ウシ、およびマウスβ−アミロイドの配列を有
するそれらを含む。ヒトまたはウシAβペプチド[1−43]のアミノ酸配列を
有する精製されたAβペプチド、あるいはアルツハイマー病に関連する自己免疫
反応を抑制する宿主T細胞により認識されるそれらのフラグメントを、ヒトに投
与することが好ましい。そのペプチドは、T細胞認識部位が妨害されない限り、
より長いアミノ酸配列の部分を形成し得る。
たは反応の1以上の症状の部分的減少あるいは回復(例えば、活性化されたT細
胞の数、もしくは抗体の数、または少なくとも1つの炎症誘発性サイトカイン(
例えば、γ−IFN、IL−2、IL−6もしくはTNF)のレベルにおける減
少、あるいは少なくとも1つの抗炎症性サイトカイン(例えば、TGF−β、I
L−4、IL−10)のレベルの増加)を含む。
が、これらに限定されない。
ンの性質に適合するか、または近づくような、アルツハイマーの患者または動物
モデルにおける、1以上のサイトカインまたは炎症性マーカーの性質の変化。
、電子脳造影図、コンピュータ断層撮影法、またはthe Record fo
r Independent Livingに従った判断基準を含むが、制限さ
れない、認知性の障害および他のNINCDS−ADRFA判定基準(McKh
anら、1984)の少なくとも1つにより評価されるような、痴呆に関連した
アルツハイマーの進行の遅延。
に渡る判断基準により、またはアルツハイマー病を専門とする医師による観察に
より評価される痴呆の回復。または (iv)その処置より他に観察されないような、プラークに関連するβ−アミ
ロイド量の減少。
、機能障害の処置のための有利な方法である。
リン(MBPおよびPLPを含む)のような、他のタンパク質の抗原の経口もし
くは他の粘膜投与、または慢性関節リウマチ(または対応する動物モデル疾患)
に罹患したヒトもしくはげっ歯類に対するニワトリII型コラーゲンの経口また
は吸入による投与;またはブドウ膜網膜炎に罹患するヒトに対するウシS抗原の
経口投与;または健康なボランティアに対するインシュリンの経口投与を含む、
臨床試験あるいは動物実験において観察される毒性はない。
である。
β−アミロイドに関連する炎症の特徴を引き起こすか否かを発見した。自己免疫
応答に対する寛容を誘導するための粘膜経路の使用は、動物モデルにおいて、ア
ルツハイマー病に関連する所望しない免疫応答を抑制し、そして動物モデルにお
けるその疾患の組織学的症状を減少するために有効であることが見出された。抗
原摂食は、末梢の寛容を生成する手段として、試験動物において実行され、そし
てC3H/ebおよびDBA/1マウスにおいて、抗炎症性サイトカイン応答の
増加ならびに膝窩リンパ節増殖の減少を含む、Th2およびTh3リンパ球の応
答の増加に加え、Th1型応答の寛容化を成功した。β−アミロイドの沈着を刺
激するアルツハイマー病のマウスモデルにおいて、PDAPPモデルの、抗炎症
性Th1型応答は、β−アミロイドの粘膜投与により抑制された。
において、その疾患に関与すると考えられる特異的な免疫応答の調節を生じる。
理論により縛られることを望まないが、本発明者は、この応答の抑制は、活性な
抑制機構、すなわち、抗炎症性サイトカインの性質により特徴付けられるT細胞
の誘発により主にもたらされると考える。また、以下に議論されるように、本発
明の方法は、β−アミロイドの抗体の誘導に関連し、本発明の任意の理論に束縛
されることを望むことなく、観察される有利な結果における役割を有し得る。
ドの沈着の抑制を生じ得る。実施例において記載される実験は、β−アミロイド
の沈着が、マウスアルツハイマー病モデルにおいて抑制されたことを示す。
してより一般に、粘膜に関連するリンパ様組織(MALT)(腸の、鼻の、口腔
の、気管支の、または肺の粘膜のそれを含む)において、処置される被験体の免
疫系とその成分を接触させる活性成分の任意の投与方法(例えば、吸入による)
を含む。本発明の1つの実施態様において、本発明に従って投与される経口組成
物は、胃の粘膜に主に指向され;このことは、例えば、活性成分を経口粘膜に対
して実質的に投与しない投薬形態で、達成される。また、以下に記載される実験
において、吸入による投与は、特に効果的であることが見出された。
−40]β−アミロイド、[1−42]β−アミロイド、[25−35]β−ア
ミロイド、または長さ約10アミノ酸より大きい他のβ−アミロイドペプチド)
を含む有効量の組成物を、その哺乳動物に対して粘膜投与することを含む、アル
ツハイマー病に罹患する(または発生の危険がある)哺乳動物の処置のための方
法を提供する。1つの実施態様において、そのβ−アミロイドペプチド配列は、
長さ15アミノ酸より大きく、そして別の実施態様においては、長さ20アミノ
酸より大きい。投与は、好ましくは上記のパラメータの1つにおける変化を達成
するために十分な時間の期間で続けられる。好ましい実施態様において、本発明
は、記載されたような方法を提供し、ここでその哺乳動物はヒトである。
ドペプチドを含有する有効量の組成物を含む、経口または他の粘膜性の投薬形態
および送達系を含む、アルツハイマー病に罹患する哺乳動物に対する投与のため
の薬学的処方物を提供する。
その経口投薬形態は、錠剤、カプセル剤、およびカプレット(caplet)か
らなる群より選択される固体の投薬形態である。上記のように、本発明のその経
口投薬形態の好ましい実施態様は、β−アミロイドペプチドを含む組成物を、主
に胃の粘膜に送達する。そのような実施態様は、口における実質的な溶解を回避
する(例えば、その投薬形態中の活性成分の10%未満、好ましくは5%未満が
、口内で放出される場合)錠剤、カプセル剤、カプレット(caplet)また
は他の投薬形態を含む。別の実施態様において、本発明は、上記の薬学的処方物
を提供し、ここで、その経口投薬形態は、β−アミロイドペプチドの水性懸濁物
溶液を含む。さらなる実施態様において、本発明は、さらに薬学的に受容可能な
キャリアまたは希釈剤を含む、上記の薬学的処方物を提供する。
の薬学的処方物を提供し、経鼻投与または気管支への投与のために適合される本
発明に従った投薬の形態を含む。1つの好ましい実施態様において、本発明は、
上記のような吸入により送達されるべきエアロゾル形態またはスプレー形態の薬
学的処方物を提供し、さらに薬学的に受容可能なキャリアまたは希釈剤を含む。
この処方物は、例えば、噴霧器または吸入器で投与し得る。このような投薬形態
を使用し、本発明者らにより、吸入による投与(例えば、経鼻投与による)と関
連があると決定された、特に有益な結果を達成する。
わち、ヒト宿主または動物宿主の免疫T細胞により認識される抗原)を含む。制
限されない例は、合成β−アミロイドペプチドまたは生合成β−アミロイドペプ
チド(10残基と43残基との間、好ましくは13残基と43残基との間を含む
、そのペプチドフラグメントを含む)を含む。このような抗原の例は、β−アミ
ロイドペプチド(1〜40)Aβ、(1〜42)Aβおよび(25〜35)Aβ
を含む。少なくとも1つのこのようなT細胞認識部位をβ−アミロイドペプチド
と共有する種々の関連物質が、本発明の範囲内に包含される。このような物質は
、長さまたは組成が変化するβ−アミロイドペプチドのアナログを含むが、実質
的に同様の(すなわち、有意なレベル(例えば、約40%と約95%との間)の
一次配列の相同性を有する)配列を含む。このような物質はまた、そのβ−アミ
ロイドペプチド(または前述の)アナログおよびネイティブのβ−アミロイドタ
ンパク質に見出される1つ以上の隣接アミノ酸配列、またはβ−アミロイド起源
外の1つ以上の隣接アミノ酸配列のペプチド構築物を含む。本発明は、アミロイ
ド前駆体タンパク質の投与、およびこのタンパク質のホモログの投与を含み、例
が、米国特許第5,525,714号、同第5,441,931号、および同第
5,436,153号に記載される。アミロイド前駆体タンパク質もまた、米国
特許第5,318,958号および同第5,218,100号に記載される。ア
ミロイドをコードするcDNAクローンもまた、米国特許第4,912,206
号に記載される。本発明はまた、天然に存在するβ−アミロイドペプチドに関す
る保存的なアミノ酸置換を有する(例えば、ヒト、ウシ、またはマウス配列に関
する1つ以上(好ましくは5つ未満)の保存的なアミノ酸置換を有する)ペプチ
ドも包含する。このようなβ−アミロイドペプチド、β−アミロイドペプチドア
ナログ、およびβ−アミロイドペプチドと少なくとも1つのT細胞認識部位を共
有する構築物を評価する方法は、当該分野で周知である。例えば、重複ペプチド
法を使用して、β−アミロイドペプチドAβ(1〜39)(またはAβ(1〜4
3)の場合があり得る)の種々のフラグメント(少なくとも10アミノ酸残基、
そして好ましくは20アミノ酸残基を有する)を、アルツハイマー病に罹患して
いる宿主から単離された免疫T細胞を含む調製物に接触してこれらを配置し、そ
してこのようなT細胞の増殖を評価することにより、試験し得る。さらに、この
ようなT細胞のサイトカインパターンを、以下の実施例において提供される方法
論を使用して分析し、ペプチドの選択をさらに正確にし得る。1つの実施態様に
おいて、このペプチドは、T細胞分泌抗炎症サイトカインが増殖する原因となる
ペプチドである。別の実施態様において、このペプチドは、このペプチドがT細
胞分泌抗炎症サイトカインが増殖する原因となるか、またはこのペプチドがなけ
ればこのような分泌抗炎症サイトカインの生成を増加するのかどうかに関わらず
、1つ以上の炎症応答の抑制の原因となるペプチドである。β−アミロイド沈着
を抑制するペプチドもまた、例えば、実施例に記載されるマウスモデルにおいて
示されるように、含まれる。別の実施態様において、血清中(例えば、アルツハ
イマー病またはアルツハイマー病の疾患モデルに、罹患しているかまたは罹患し
やすくされた、ヒト宿主または非ヒト宿主の血清中)に存在する抗β−アミロイ
ド抗体の量の増加の原因となるペプチドが、含まれる。β−アミロイドペプチド
の配列を有するペプチドもまた含まれるが、アルツハイマー患者から得られる細
胞を使用する当該分野で公知の方法により決定されるように、MHCレセプター
またはT細胞レセプターに対する1つ、2つ、または3つの変更された接触点を
含む。
1つよりも多い抗原を認識する場合)妥当であり得る。
気管支への投与、または肺内投与のために適合された処方物を含む。このような
処方物の調製は、当該分野の技術に十分含まれる。使用される抗原が合成起源で
あり、そして感染の危険を避けるために(特に、排他的にではないが、クロイツ
フェルト−ヤーコプ病の原因となる因子の伝達を避けるために)、生物的供給源
から単離されていないということが好ましい。さらに、この処方物が、吸収促進
剤、またはタンパク質分解を防ぐ成分を含まないことが望ましい。しかし、以下
にさらに記載されるように、抗原を、1つ以上の増強剤(例えば、IL−4また
はIL−10)と組合せて、この処方物の有効性を増加し得る。
方物は、任意の適切な経口投与可能な形態(例えば、有効量の抗原を含むピル、
液体、あるいはカプセルまたはカプレット(caplet))であり得る。各経
口処方物は、当該分野で周知であるように、以下を含む不活性成分をさらに含み
得る:薬学的に受容可能な、キャリア、希釈剤、賦形剤、崩壊剤、人工香味料、
安定剤、保存剤、可溶化剤、または乳化剤および塩。例えば、錠剤は、当該分野
で周知の、固体キャリアおよび他の賦形剤を使用する従来手順に従って、処方さ
れ得る。カプセルは、任意の薬学的に受容可能な物質(例えば、ゼラチンまたは
セルロース誘導体)から作製され得る。固体キャリアの制限されない例は、デン
プン、糖、ベントナイト、シリカおよび他の一般に使用される不活性成分を含む
。液体経口処方物のための希釈剤は、特に、生理食塩水、シロップ、ブドウ糖お
よび水を含み得る。
受容可能な水性液体媒体中の懸濁液または溶液のような投薬形態で、作製され得
る。このような液体媒体は、患者が、その日の間中間隔を空けて飲むのに都合が
良い水、または適切な飲料(例えば、果汁または茶)を含む。液体処方物中で、
経口的に与えられる場合、この抗原は、生理的に受容可能な液体媒体中に溶解ま
たは懸濁し得、そしてこの目的のために、この抗原は、その分子の操作(例えば
、加水分解、部分的な加水分解、またはトリプシン処理)または生理的に受容可
能な限界内のpHの調節(たとえば、3.5〜8)により、可溶化し得る。ある
いは、この抗原は、微紛形態に縮小し、そして生理的に受容可能な液体媒体中、
または溶液中に懸濁し得る。
形態の制限されない例は、以下において記載される持続放出性経口投薬形態を含
む:1987年11月3日に発行された米国特許第4,704,295号;19
85年12月3日に発行された米国特許第4,556,552号;1982年1
月5日に発行された米国特許第4,309,404号;1982年1月5日に発
行された米国特許第4,309,406号;1995年4月10日に発行された
米国特許第5,405,619号;1985年5月23日に公開されたPCT国
際出願WO 85/02092;1995年5月16日に発行された米国特許第
5,416,071号;1994年12月6日に発行された第5,371,10
9号;1994年10月18日に発行された米国特許第5,356,635号;
1993年8月17日に発行された米国特許第5,236,704号;1992
年9月29日に発行された米国特許第5,151,272号;1991年1月1
5日に発行された米国特許第4,985,253号;1990年1月23日に発
行された米国特許第4,895,724号;1987年6月23日に発行された
米国特許第4,675,189号。
下において開示される組成物である:EP 516,141;米国特許第4,2
26,848号、1980年10月;米国特許第4,713,243号;米国特
許第4,940,587号;PCT国際特許出願WO 85/02092;EP
O 0 205 282;Smartら、J.Pharm.Pharmacol
.、36、295〜99(1984);Salaら、Proceed.Inte
m.Symp.Control.Rel.Bioact.Mater.、16、
420〜21(1989);Hunterら、International J
ournal of Pharmaceutics、17、59〜64(198
3);「Bioadhension−Possibilities and F
uture Trends,Kellaway」コース番号470、1989年
5月22〜24日。
NFUSET、IVOS、OROS、OSMETで、ALZA Corpora
tion、Palo Alto、CAにより市販されるか、または以下のような
1つ以上の米国特許において開示される持続放出性処方物および持続放出性デバ
イスを含む:1994年2月9日に発行された第5,284,660号;199
2年8月25日に発行された第5,141,750号;1992年5月5日に発
行された第5,110,597号;1990年4月17日に発行された第4,9
17,895号;1989年6月6日に発行された第4,837,027号;1
976年11月23日に発行された第3,993,073号;1976年4月6
日に発行された第3,948,262号;1976年3月16日に発行された第
3,944,064号;および第3,699,963号;国際特許出願PCT/
US93/10077およびPCT/US93/11660;および欧州出願公
開EP 259013およびEP 354742。
適切である。なぜならば、持続放出性組成物および持続放出性デバイスは、抗体
と腸管随伴リンパ組織(GALT)との間の接触を長引かせるために役立ち、従
って、抗原と免疫系との間の接触を長引かせるからである。さらに、持続放出性
組成物は、抗原の別々の多用量投与についての必要性を除去し、そして必要とさ
れる量の抗原を、1日量または2日量でGALTに送達することを可能にする。
これは、患者のコンプライアンスを改善すると予測される。
処方物は、調製され、そしてアルツハイマー病の明らかな症状を有する動物に対
して投与される。さらに、アルツハイマー病が進展する危険がある(すなわち、
この疾患を進展させる遺伝的素因を有する)、と適切な手段(例えば、遺伝的研
究およびその脳の画像診断分析)を通じて決定された被験体は、β−アミロイド
ペプチドの同様な経口調製物を用いて処置される。
方物は、β−アミロイドペプチドおよび経口摂取に適する薬学的に受容可能なキ
ャリアを含む組成物から調製される。β−アミロイドペプチドの量は、1日に0
.01mgと1日に1000mgとの間であり得る。本発明の1つの実施態様に
おいて、用量は、1日に0.05mgよりも多い。別の実施態様において、用量
は、1日に0.1mgよりも多く、そして1日に1mgを超え得る。さらなる実
施態様において、用量は、1日に0.05mgと1日に1mgとの間である。し
かし、処置に必要とされる総用量は、個体およびその状態の重症度に従って変化
し得る。この量は、投薬のマトリックスおよび投与の頻度を確立するような周知
の方法により、さらに正確にされ得る。
ーおよびエアロゾルが使用され得、例えば、以下に記載されるスプレーおよびエ
アロゾルのような噴霧器を使用する:1986年11月25日に発行された米国
特許第4,624,251号;1972年11月21日に発行された同第3,7
03,173号;1971年2月9日に発行された同第3,561,444号;
および1971年1月13日に発行された同第4,635,627号。
s and the Lung、Clarke,S.W.およびDavia,D
.編、197〜224頁、Butterworths、London、Engl
and、1984において開示されるような加圧定量噴霧型吸入器(MDI)お
よび乾燥粉末吸入器)が、本発明を実施する場合に、使用され得る。
ration(Bedford、MA)、Schering Corp.(Ke
nilworth、NJ)およびAmerican Pharmoseal C
o.(Valencia、CA)を含む多数の商業的供給源から入手可能である
。
。好ましいエアロゾル薬学的処方物は、例えば、本発明のβ−アミロイド抗原を
含む生理的に受容可能な緩衝化生理食塩水溶液を含み得る。
の形態の乾燥エアロゾルは、本発明の実施において有用である。抗原は、散布剤
の形態であり得、そして、約1umと5umとの間、好ましくは2umと3um
との間の平均粒子サイズを有する細かく分割された粒子を含み得る。細かく分割
された抗原粒子は、当該分野で周知の技術を使用する粉砕およびスクリーン濾過
により調製し得る。この粒子は、予め決定された量のこの細かく分割された物質
(粉末の形態であり得る)を吸入することにより投与し得る。
定の制限されない例は、水および、リン酸緩衝化生理食塩水溶液pH7.0〜8
.0のような生理的に受容可能な緩衝化生理食塩水溶液含む。
加する熱硬化性ゲルを含み得る。
着剤を含み得る。有効量は、使用される処方物に従って変化することが予期され
る。吸入により投与される処方物に関して、その有効量は、経口用量の有効量よ
りも少なそうである。
きであり、そして無期限に、または恩恵が持続する限り、継続し得る。この処置
は、所望ならば(主治医の判断で)中断し得、そしてこの患者は、再発の徴候に
ついて監視される。臨床的症状または他の疾患の指標が、その患者が再発してい
るということを示す場合、処置は再開し得る。
性別、年齢、および患者の身体状態により、ならびに投与される他の併用処置に
より変化し得る。結果的に、使用される投薬量および投与スケジュールの1つま
たは両方を調整および洗練することは、好ましくはこれらの要素に基づき、そし
て特にこの処置に対する患者の応答に基づき決定される。しかし、このような決
定は、以下に提供される実施例に例示されるように、単なる慣用的な実験法を必
要とするにすぎない。
イド抗原の1つ以上の有益な効果を増強する物質)の粘膜投与と組合せ得る。こ
のような増強剤は、LPS、脂質A(WO 91/01333として公開された
米国出願番号第08/202,677号において記載される)、IL−4、IL
−10およびI型インターフェロン(α−インターフェロンおよびβインターフ
ェロン(例えば、米国出願番号第08/420,980号および同第08/42
0,979号ならびにWO 95/27499およびWO 95/27500を
参照のこと)、コレラ毒素Bサブユニット、ならびにLTB(非耐熱性エンテロ
トキシン))を含む。さらに以下に記載される実験を行った。この実験において
、β−アミロイドペプチドと組合せたIL−4の投与は、特に効果的であること
を見出した。この段落において使用される場合、「と組合せた」は、これら抗原
の投与の前、これら抗原の投与と実質的に同時、またはこれら抗原の投与の後を
意味する。自然に、この組合せた物質の投与は、最初に投与された物質の関連の
効果が徐々に消滅するほど長い時間の間隔の分、抗原の投与に先行も後続もすべ
きではない。従って、増強剤は、通常、β−アミロイド抗原の約24時間前、ま
たは24時間後以内(そして好ましくは、約1時間以内)に投与されるべきであ
る。
明の範囲を制限することなく本発明を例示することである。本明細書中で引用さ
れるすべての文献を参考として援用する。
6;SWISSXBDF1またはSHL/Jマウスを使用した。これら動物を、
餌および水を自由に利用できる、温度制御および光制御された環境に維持した。
各実験グループは、5匹以上のマウスを含む。 (免疫化) マウスを50μgCFA(Difico Laboratories,Inc
.)に乳化した100μgの(1〜40)β−アミロイドペプチド((1〜40
)Aβ)で免疫化した。10日目に、T細胞増殖およびサイトカイン生成のため
に膝窩リンパ節および脾臓を回収した。 (増殖アッセイ) 細胞(各ウェルにつき5×105)を、三通りの96ウェル丸底プレート(F
alconTM、Becton Dickinson、Lincoln Park
、New Jersey)において抗原(1〜100μg/ml)の存在下で7
2時間培養した。(3H)チミジン(1μCi/ウェル)を、この細胞の収集前
の最後の7時間の培養の間添加した。(3H)チミジンの取り込みを、Beta
plateシンチレーションカウンター(Beckman Instrumen
ts Inc.、Fullerton、California)を使用して決定
した。増殖応答を、Δcpm(cpm(試験)−抗原なしのcpm(コントロー
ル))として測定した。刺激指数(SI)を、平均cpm(抗原あり)/平均c
pm(抗原なし)として算出した。
餌 ×5)かまたは経鼻処置され(25μg/経鼻粘膜への直接適用 ×3)、
そしてマウスにつき50μgCFA中100μg(1〜40)β−アミロイドペ
プチドでの最後の処置の2日後に免疫された、SWISSXBDF1マウス(ア
ルツハイマー型の非トランスジェニックlitermate)由来の脾臓細胞の
増殖の有意な抑制を示す。図1Bは、マウスにつき50μgCFA中100μg
(1〜40)β−アミロイドペプチドで脚のパッドに免疫化されて10日後に測
定した、(1〜40)β−アミロイドペプチドを給餌されたかまたは経鼻処置さ
れた、SWISSXBDF1マウス由来の膝窩リンパ節における増殖の抑制を示
す。この結果は、(1〜40)β−アミロイドペプチドに対する脾臓T細胞およ
び膝窩リンパ節T細胞の増殖が、未処置のコントロールと比較して((1〜40
)β−アミロイドペプチドを給餌されたかまたは経鼻投与された)処置されたマ
ウスにおいて、有意に抑制されたことを示す。これらの結果は、増殖応答につい
て試験されたこれらの細胞が、免疫化のちょうど10日後、免疫効果が鎮静する
前に収集されたと仮定すれば、特に有意義である。
DBA/1マウス、C57BL/6マウス、BALB/Cマウス、およびC3H
/EBマウス由来の膝窩リンパ節T細胞の増殖を比較する。図2Bは、[1〜4
0]β−アミロイドペプチドで免疫したSJL/Jマウス、DBA/1マウス、
C57BL/6マウス、BALB/Cマウス、およびC3H/EBマウス由来の
脾臓細胞における増殖を比較する。この実験は、正常なマウス(トランスジェニ
ックマウスではなく、アルツハイマーモデルではない)の多くの系統が、免疫後
の短時間内に、[1〜40]β−アミロイドペプチドに応答することを示す。本実
施例で示された実験のためのT細胞を、増殖アッセイの前にインビトロで一度だ
け抗原で刺激することに注意すべきである。さらなる刺激は、明らかに非応答動
物の系統C57BL/6および(DBA/1)から応答を得る。この実験は、種
々の系統由来の細胞の応答能力についての情報を与え、そして以下に記載する後
の実験の設計において有用であった。それは、「望ましい応答動物」(例えば、
C3H/EB)の選択には有利であるが、「高すぎる応答動物」には有利ではな
い(従って、SJL/Jは、選択されない)と思われる。
ルを、記載されるように、獲得(capture)ELISAにより決定した。
Friedman,A.ら、Proc.Nat’l Acad.Sci.U.S
.A.、91,6688(1994);Yang,X.ら、J.Immunol
.,150,4354(1993)。簡単に言えば、上清をマイクロタイター(
Maxisorp)プレートに加えた。このプレートは、ラット抗マウスIL−
4、IL−2、IL−10、TGF−βまたはIFNγモノクローナル抗体(獲
得抗体、Pharmingen;1μg/ml 4℃で一晩)で前もってコーテ
ィングし、そしてBSA希釈液/ブロッキング溶液(KPL)でブロッキングし
た。プレートを洗浄し、そしてスタンダードおよびサンプルを、二度目の4℃で
一晩のインキュベーションのために加えた。結合サイトカインを、ABTS(K
irkegaard&Perry)の添加により検出した。ウェルを洗浄し、そ
してサイトカインレベルを、ビオチン化ラット抗マウスIL−4、IL−2、I
L−10、TGF−βまたはIFNγモノクローナル抗体(検出抗体、Phar
mingen)ならびにペルオキシド可視化システム(peroxide vi
sualization system)(ペルオキシダーゼ標識化ストレプト
アビジン)を用いて決定した。IL−2およびIL−4は、抗原と細胞のインキ
ュベーションの24時間後に分析し、IL−10およびINF−γは40時間後
、およびTGF−βは72時間後に分析した。サイトカインレベルを、吸光度対
組換えサイトカイン(Pharmingen)の濃度の、対数−対数プロットか
ら計算した。そして、この結果を、pg/mLで表す(IL−4、IL−2、I
L−10、TGF−βおよびIFNγに対して)。ELISAアッセイの限界感
度は、IL−4、IL−2、およびIFNγに対して、それぞれ5pg/mL、
10pg/mLおよび2.5ng/mLであった。
トt検定を用い、差異をP<0.05で有意とみなして、決定した。
ボで、免疫刺激性(炎症誘発性)サイトカイン(例えば、IL−2およびIFN
−γ)の抑制、ならびに免疫調節性(抗炎症性)サイトカイン(例えば、IL−
4、IL−10およびTGF−β)の増強を示すことの決定) C3H/ebマウスは、[1−40]Aβを、500μg/摂食、50μg/
摂食、または5μg/摂食で、5日間毎日(200μl/摂食)摂食した。経鼻
投与を、50μg/塗布または5μg/塗布で、3日間毎日(10μl/塗布)
投与した。最後の摂食または経鼻投与の2日後、摂食、経鼻、または無摂食マウ
スに、1匹のマウスあたり、CFA50μg中の[1−40]Aβ 100μg
を用いてフットパッド中に免疫した。
、またはさもなければこのペプチドで処置をしていない、SJL/Jマウス、D
BA/1マウス、C57BL/6マウス、BALB/CマウスおよびC3H/E
Bマウスに由来する膝窩リンパ節における、サイトカインIL−2、IFN−γ
、IL−4、IL−10およびTGF−βの分泌の比較を与える。図3Bは、[
1〜40]β−アミロイドペプチド(このペプチドでまた、処理していない)で
免疫した同様の範囲のマウス系統に由来する脾臓細胞における、これらのサイト
カインの分泌を比較する。図3Aおよび図3Bの結果の比較は、脾臓由来のT細
胞が、膝窩リンパ節由来のT細胞とは異なる性質のサイトカインを分泌し、しか
もサイトカインの性質は、マウスの系統で異なることを示す。かさねて、この実
験の根拠は、実験条件下で試験された性質の差異を示す応答動物を選別すること
にある。
gで免疫化(最後の摂食または経鼻塗布の2日後)する前に、[1−40]β−
アミロイドペプチドを摂食したか(5μg/摂食、50μg/摂食、または50
0μg/摂食で、5日間)、または経鼻投与されたか(5μg/塗布または50
μg/塗布で、3日間)、のいずれかのC3H/EBマウス由来の膝窩リンパ節
における免疫調節性サイトカインIL−10の分泌を示す。図4Bは、同様の条
件下で[1−40]β−アミロイドペプチドを摂食したか、または経鼻投与した
かのいずれかのC3H/EBマウス由来の脾臓細胞におけるサイトカインIL−
10の分泌を示す。この実験もまた、このマウス系統に対する予備的な用量応答
実験として役立った。もしT細胞が、インビトロで単一の刺激を受けたならば、
そして免疫化の効果(試験した全てのマウスにおいてIL−10レベルを抑制す
る)が、鎮静化されていないならば、その結果は、少なくとも1用量で処理した
脾臓細胞およびPLN細胞の少なくとも1つにおいてIL−10の有意な増加を
示し、[1−40]β−アミロイドペプチドを認識するT細胞のサイトカインの
性質を同一の抗原に対する寛容化により変化し得るという成果を与える。
、およびCFA50μg中の[1−40]β−アミロイドペプチド100μgで
免疫化(最後の摂食または経鼻塗布の2日後)する前に[1−40]β−アミロ
イドペプチドを経鼻投与した(5μg/塗布または50μg/塗布で、3日間)
場合のC3H/EBマウス由来の膝窩リンパ節におけるTh1免疫刺激性(炎症
誘発性)サイトカインIL−2の分泌の結果を示す。図5Bは、CFA50μg
中の[1−40]β−アミロイドペプチド100μgで免疫化(最後の摂食また
は経鼻塗布の2日後)する前に、[1−40]β−アミロイドペプチドを摂食し
たか(より少ない用量で、例えば、5μg/摂食、5日間)、または経鼻投与し
たか(50μg/塗布で3日間)のいずれかのC3H/EBマウス由来の脾臓細
胞におけるサイトカインIL−2の分泌を同様に示す。IL−2分泌を、脾臓T
細胞またはPLN T細胞のいずれかにおいて少なくとも1用量の処置で抑制す
るという事実は、(免疫化の時期に関する)最適でない(i)実験のタイミング
;(ii)摂食量;そして(iii)インビトロにおける細胞の刺激(一度だけ
)、にもかかわらず、Th1応答の抑制を示す。IL−2分泌の抑制は、経鼻投
与(図5A)により、ならびに5μgの摂食および、経鼻的に50μg(図5B
)で明らかであった。図5A、および図5B、図6A、図6Bおよび図7A、図
7Bの結果に基づき、次の実験において、経鼻的に25μgおよび経口的に75
μgを用いることを決定した。最適な量は存在しない、採用された実験条件にお
いて差異を示す量を与える。以下の図8Aおよび図8Bを参照のこと。
gで免疫化(最後の摂食または経鼻塗布の2日後)の前に、[1−40]β−アミ
ロイドペプチドを、摂食したか(より低用量で;5μgおよび50μg/摂食で
5日間)、または経鼻投与した(50μg/塗布で3日間)かのいずれかのC3
H/EBマウス由来の膝窩リンパ節におけるTGF−βの分泌を示す。図6Bは
、CFA50μg中の[1−40]β−アミロイドペプチド100μgで免疫化
(最後の摂食または経鼻塗布の2日後)の前に、[1−40]β−アミロイドペプ
チドを、摂食したか(より低用量で;5μgおよび50μg/摂食で5日間)、
または経鼻投与したか(50μg/塗布で3日間)のいずれかのC3H/EBマ
ウス由来の脾臓細胞におけるTGF−βの増強した分泌を示す。
クの同腹(litermate)のマウスの摂食または経鼻投与、そして免疫化
後のサイトカインプロファイル) 摂食および免疫化:SWISSXXB6D2F1マウスに、[1−40]Aβを
75μg/摂食×5で摂食したか、または25μg/塗布×3で経鼻投与した。
そして最後の処置の2日後、マウスを、CFA50μg中の[1−40]Aβ1
00μgで免疫化した。10日後、膝窩リンパ節T細胞および脾臓T細胞を、上
記のようにサイトカイン産生に関して検査した。これらの実験の結果は、Aβペ
プチドで前処理したマウス、およびAβペプチドで免疫化したマウスは、炎症誘
発性(Th1)サイトカイン(そしてIFN−γおよびIL−2が、25μgの
経鼻投与に少なくとも応じる)に対する減少したインビトロでのAβ刺激に対す
る応答、および抗炎症性(Th2)サイトカイン(TGF−βおよびIL−10
)に対する増加した応答を有することを示した。図8Bにおいて、非処置マウス
で検出されたTGF−βがないことは、特に重要である。これらの観察は、増加
した抗炎症性サイトカイン応答を示すいくつかの系統の正常マウス、ならびにA
βペプチドで粘膜寛容化された特定の系統のマウス(例えば、C3H/EBおよ
びDBA/1)において減少したPLN増殖に関する実施例1〜2において開示
された研究を確認した。
物モデル)の摂食、経鼻投与、および免疫化) トランスジェニックPDAPPマウスを、Athena Neuroscie
nces,Inc(South San Francisco,CA)から入手
した。これらのマウスは、β−アミロイド前駆体タンパク質の変異型をコードす
るヒトの遺伝子を発現し、そしてアルツハイマー病において見られるのに類似の
様式で、海馬および大脳皮質においてβ−アミロイド沈着を進行的に発達させる
。トランスジェニックマウスにおけるβ−アミロイド沈着は、活性化ミクログリ
ア細胞、反応性アストロサイト、およびアルツハイマー病の脳で見られる周辺斑
(periplaque)の炎症性応答の他の特性と、関連するようになる。
ントロールタンパク質(ミエリン塩基性タンパク質または卵白アルブミンを1摂
食あたり50μgまたは500μgの量で)のいずれかを、摂食したか、または
経鼻投与した。投与も、初めの1週間の間、3回(経鼻)、または5回連続して
(経口)、そして次に、動物が11月齢と12月齢との間になるまで週1回を基
本として実施した。経口投与したβ−アミロイドペプチドは、10μgまたは1
00μgの投薬量であり、そして経鼻投与したβ−アミロイドは、5μgまたは
25μgの投薬量であった。
および経鼻投与は、以下のマウス群の間で行った: 群0:非処置;マウス 番号0.1〜0.7 群1:摂食した、[1−40]β−アミロイドペプチド100μg/摂食;マウス
番号1.1〜1.9 群2:摂食した、[1−40]β−アミロイドペプチド10μg/摂食;マウス
番号2.1〜2.9 群3:経鼻の、[1−40]β−アミロイドペプチド25μg/処置;マウス 番
号3.1〜3.9 群4:経鼻の、[1−40]β−アミロイドペプチド5μg/処置;マウス 番号
4.1〜4.7 群5:摂食した、卵白アルブミン500μg/摂食;マウス 番号5.1〜5.
6 群6:経鼻の、卵白アルブミン50μg/処置;マウス 番号6.1〜6.6 群7:摂食した、MBP 500μg/摂食;マウス 番号7.1〜7.5 群8:経鼻の、MBP 50μg/処置;マウス 番号8.1〜8.6 1、5、および8の各群から2匹のマウスを、屠殺の10日前にβ−アミロイ
ドペプチドで免疫した。
除去した。脳を除去し、そして70%エタノール固定液に浸し、続いてパラフィ
ン包埋および切片化を行った。一つの大脳半球を凍結させ、そして凍結切片作製
機で切片化した。
て試験した。グリア原線維酸性タンパク質(GFAP)に対する抗体を、異常な
アストロサイトを示すために使用し、そしてアミロイド前駆体タンパク質に対す
る抗体を、異常な神経突起を示すのに使用した。リンパ球を、β−アミロイドの
存在下、インビボでのサイトカイン産生に関して試験した。
試験した8つの実験群のマウスで導かれたβ−アミロイド斑の蓄積(load)
の視覚的、およびコンピュータを使った画像分析を兼ねて示す;値を、関連する
群における各マウスについて示す。斑の蓄積のコンピュータ分析は、斑として同
定された範囲のパーセントを表す。斑の蓄積の視覚的評価を、図9Aの下のほう
に示された表に従って点数化した。
スにおいてβ−アミロイド沈着の発生における差異を示し、特定の卵白アルブミ
ンで処置した群をのぞいて、さらに以下で議論することであるが、すなわち、処
理した群は、わずかなβ−アミロイド沈着を発生した。この差異は、コントロー
ルに対して25μgのβ−アミロイドを経鼻投与したマウスに対して統計学的に
有意であった。種々の群の比較のために、片側マン−ホイットニーU検定を用い
て計算したP値を、図10に示す。
免疫学的マーカーを有する細胞で特異抗体の免疫反応性(IR)を示すこと、す
なわちサイトカインを分泌することが、示される。結果は:Mac−1、すなわ
ち活性化抗原提示細胞(例えば、ミクログリア)に対するマーカー、;F4/8
0、すなわち抗原提示細胞に対するマーカー;およびMHC−IIの存在に対し
て詳細に示される。結果はまた、炎症性サイトカインINF−γ、TNF−αの
免疫反応性に関して、および抗炎症性サイトカインIL−4、IL−10、およ
びTGFβに関して示されている。これらのデータは、β−アミロイドで粘膜を
処置したマウスが、脳におけるミクログリア活性化低下、および炎症性サイトカ
インの産生減少を示したことを示す マウス抗血清に行った免疫組織化学的な実験の結果を、図11に示す。これら
の実験において、この抗血清を、β−アミロイドに対するIgGサブタイプの存
在に関する免疫アッセイで試験した。免疫アッセイにおいて、大量のβ−アミロ
イドを含むダウン症候群脳切片を、「捕捉」抗原として使用した。マウス抗血清
中のIgGは、この切片に結合し、そして結合抗体におけるIgGサブタイプの
存在を、各サブタイプに対して特異的な第二の(20)抗体により区別した。こ
れらの結果は、コントロールにおいて観察を通じた、25μgのβ−アミロイド
で経鼻処理したマウスの抗血清中のβ−アミロイドに対するIgG1クラス抗体
の増加を示した。これらの抗体は、Th2型細胞免疫応答に関連する。
DAPPマウス由来のPLNを、ペプチドで刺激することにより試験し、そして
サイトカイン産生に関して試験した、インビトロ実験の結果を示す棒グラフであ
る。 [1−40]β−アミロイドペプチドを粘膜投与した動物において、PLN
免疫応答を、IL−10およびTGF−βの産生増加、およびIFN−γ、IL
−6、およびIL−2の産生減少により特徴付けした。
結果とは実質的に異なる、全ての卵白アルブミンの投与についての結果を得、そ
して[1−40]β−アミロイドを使用することで得た結果と同様であった。この
ために、さらなる実験を行い、そこで全ての卵白アルブミンが、[1−40]β−
アミロイドと交差反応することを決定した。従って、卵白アルブミンは、[1−
40]β−アミロイドの免疫学的特性を試験するために設計した実験において、
効果的なコントロールではない。
アミロイドを用いるマウスの免疫化の前に、[1−40]β−アミロイドを、(
B6D2)F1マウスに経鼻投与する実験を行った。特に、(B6D2)F1マ
ウスは、以下の組成物で経鼻処理した: 1) PBS 2) [1−40]β−アミロイド 3) IL−4; 4) [1−40]β−アミロイド+IL−4; 5) IL−10;または 6) [1−40]β−アミロイド+IL−10; [1−40]β−アミロイドを、1用量25μgで投与し、そしてIL−4お
よびIL−10を、1用量1μgで投与した。この組成物を、2日間隔で、3回
投与した。最後の処置の2日後、そのマウスを、CFA50μg中の[1−40
]β−アミロイド100μgで免疫化した。2週間後、マウスからの脾細胞を、
増殖およびサイトカイン産生について、50μg/ml[1−40]β−アミロ
イド存在下、インビボで試験した。
IL−4の投与は、例えば、IFN−γ産生の抑制、TGF−β産生増加、およ
び増殖性の応答の増大において示されるような、β−アミロイドペプチド投与に
よって誘発された抑制性の応答の増大に、特に効果的であることを示した。β−
アミロイドペプチドと組み合わせたIL−4の投与によって誘発されたIL−6
産生の実質的な減少は、アルツハイマー病がIL−6産生の増加と相関するので
、関連性がある。
イドペプチドを、一日1回、1〜2週間、初めに経口投与、または経鼻投与し、
最後に患者のサイトカイン応答を、上記ELISA技術を用いて測定する。改善
が全くが観察されない場合、一日の用量を、0.1mg、0.5mg、1mg、
2.5mg、5mg、50mg、または100mgなど(そしてサイトカイン応
答を、毎週または隔週で監視し)効果的な用量を決定するまで、(漸進的に)増
加させる。(一日の用量数もまた、投与した抗原の一日の総量の増加のかわりに
、または加えてのいずれかで、最高の一日6用量まで漸進的に増加し得る。)い
ったん効果的な量および投与計画を、この患者について確認すると(数週間を超
えない、またはそれより長い治療単位にわたり)、治療を、この量でおよび計画
で、利益を享受できる限りは継続する。定期的に、認知能力の試験を、進行の監
視のために行う。
、ポジトロン放出断層撮影、SPECTガンマ線カメラ画像診断、および/また
は、現在入手可能な適切な画像増強剤と共に行う脳の他の画像診断による分析に
よって、この病気の罹患の危険性を決定した。この様式において、脳におけるア
ミロイド斑の形成の存在が観察する。さらに、海馬の大きさを測定し、そしてア
ルツハイマー病の発生において、代表的に見られる海馬の大きさと比較する。こ
れらの測定は、アルツハイマー病の発症の危険性の増大の適切な予測を与える。
β−アミロイドペプチドを、一日1回、1〜2週間、初めに経口投与、または経
鼻投与し、最後に患者のサイトカイン応答および抗体応答を、上記ELISA技
術を用いて測定する。有益な効果が観察されない場合、一日の用量を、0.1m
g、0.5mg、1mg、2.5mg、5mg、50mg、または100mgな
ど(そしてこの応答を、毎週または隔週で監視し)効果的な用量を決定するまで
、(漸進的に)増加する。(一日の用量数もまた、投与した抗原の一日の総量の
増加のかわりに、または加えてのいずれかで、一日6用量まで漸進的に増加し得
る。)いったん効果的な量および投与計画を、この患者について確認すると(数
週間を超えない期間にわたり)、治療を、この量でおよび計画で少なくとも6ヶ
月間継続する。定期的に、認知技術の試験を行って、疾患の症状の監視を行った
。
の改変は、以下の特許請求の範囲内にあり得ることが理解される。本明細書で参
照した全ての論文、特許および特許出願は、それらの全体を参考として援用する
。コンフリクトする場合、本発明の定義を包含する本開示が調節する。
(75μg/摂食×5)させるか、またはβ−アミロイドペプチドで経鼻的に処
置(25μg/適用×3)されたかのいずれかであり、そして最後の処置の2日
後に、マウスあたり50μgのCFA中の100μgの[1−40]β−アミロ
イドペプチドで免疫化された実験SWISSXBDF1マウスの脾臓由来のT細
胞の増殖(刺激指数(S.I.)として表される)を例示する。増殖を、免疫の
10日後に決定した。
アミロイドペプチドを用いて足のパッドにおいて免疫化された10日後に決定し
た、コントロールならびに[1−40]β−アミロイドペプチドを摂食させたか
、または経鼻投与された実験SWISSXBDF1マウスおよびマウス由来の膝
窩リンパ節T細胞の増殖(S.I.として表される)を例示する。コントロール
マウス(「非処置」と名付けられる)は、免疫化のみさせた。
を全く摂食させない、SJL/J、DBA/1、C57BL/6、BALB/C
、およびC3H/EBマウスからの膝窩リンパ節由来のT細胞の増殖(非免疫マ
ウスと比較したΔCPMとして表される)を例示する。
を全く摂食させない、SJL/J、DBA/1、C57BL/6、BALB/C
、およびC3H/EBマウス由来の脾臓T細胞の増殖(図2A中と同様、ΔCP
Mとして表される)を例示する。
を全く摂食させない、SJL/J、DBA/1、C57BL/6、BALB/C
、およびC3H/EBマウス由来の膝窩リンパ節T細胞におけるサイトカインI
L−2、IFN−γ、IL−4、IL−10、およびTGF−βの分泌(非免疫
のコントロールと比較したΔpg/mlとして表される)を例示する。
を全く摂食させない、SJL/J、DBA/1、C57BL/6、BALB/C
、およびC3H/EBマウスの脾臓から単離されたT細胞におけるサイトカイン
IL−2、IFN−γ、IL−4、IL−10、およびTGF−βの分泌(図3
A中と同様、Δpg/mlとして表される)を例示する。
プチドでの免疫化(最後の摂食または経鼻適用の2日後)前に、[1−40]β
−アミロイドペプチドを摂食(5、50、または500μg/摂食、5日間)さ
せるか、または経鼻投与(5または50μg/適用、3日間)されるかのいずれ
かのC3H/EBマウスの膝窩リンパ節由来のT細胞におけるサイトカインIL
−10の分泌(図3Aと同様に表される)を例示する。
プチドでの免疫化(最後の摂食または経鼻適用の2日後)前に、[1−40]β
−アミロイドペプチドを摂食(5、50、または500μg/摂食、5日間)さ
せるか、または経鼻投与(5または50μg/適用、3日間)されるかのいずれ
かのC3H/EBマウスの脾臓由来のT細胞におけるサイトカインIL−10の
分泌(図3Aと同様に表される)を例示する。
プチドでの免疫化(最後の摂食または経鼻適用の2日後)前に、[1−40]β
−アミロイドペプチドを摂食(5、50、または500μg/摂食、5日間)さ
せるか、または経鼻投与(5または50μg/適用、3日間)されるかのいずれ
かのC3H/EBマウス由来の膝窩リンパ節T細胞におけるサイトカインIL−
2の分泌(図3Aと同様に表される)を例示する。
プチドでの免疫(最後の摂食または経鼻適用の2日後)前に、[1−40]β−
アミロイドペプチドを摂食(5、50、または500μg/摂食、5日間)させ
るか、または経鼻投与(5または50μg/適用、3日間)されるかのいずれか
のC3H/EBマウスの脾臓由来のT細胞におけるTGF−βサイトカインIL
−2の分泌(図3A中と同様に表される)を例示する。
プチドでの免疫化(最後の摂食または経鼻適用の2日後)前に、[1−40]β
−アミロイドペプチドを摂食(5、50、または500μg/摂食、5日間)さ
せるか、または経鼻投与(5または50μg/適用、3日間)されるかのいずれ
かのC3H/EBマウス由来の膝窩リンパ節T細胞におけるTGF−βの分泌(
図3Aと同様に表される)を例示する。
プチドでの免疫化(最後の摂食または経鼻適用の2日後)前に、[1−40]β
−アミロイドペプチドを摂食(5、50、または500μg/摂食、5日間)さ
せるか、または経鼻投与(5または50μg/適用、3日間)されるかのいずれ
かのC3H/EBマウスの脾臓由来のT細胞におけるTGF−βの分泌(図3A
と同様に表される)を例示する。
食させるか、あるいは25mgの同ペプチドを3回経鼻投与されたSWISSX
BDF1マウスからの膝窩リンパ節T細胞由来のIFN−γの分泌(図3Aと同
様に表される)を例示する。
10、IL−4、およびTGF−βの分泌(図3Aと同様に表される)を例示す
る。
(図3Aと同様に表される)を例示する。
4、IL−10、およびTGF−βの分泌を説明する。
投与されたPDAPPマウスから得られた脳切片の試験に基づいた、プラーク荷
重、サイトカイン分泌、および炎症性マーカーの評価からの結果を列挙する。
投与されたPDAPPマウスから得られた脳切片の試験に基づいた、プラーク荷
重、サイトカイン分泌、および炎症性マーカーの評価からの結果を列挙する。
投与されたPDAPPマウスから得られた脳切片の試験に基づいた、プラーク荷
重、サイトカイン分泌、および炎症性マーカーの評価からの結果を列挙する。
投与されたPDAPPマウスから得られた脳切片の試験に基づいた、プラーク荷
重、サイトカイン分泌、および炎症性マーカーの評価からの結果を列挙する。
投与されたPDAPPマウス間の種々の群の比較のための、1末尾の(1−ta
iled)マン−ホイットニーU検定を使用して計算されたP値を示す。
投与されたPDAPPマウス間の種々の群の比較のための、1末尾の(1−ta
iled)マン−ホイットニーU検定を使用して計算されたP値を示す。
投与されたPDAPPマウス間の種々の群の比較のための、1末尾の(1−ta
iled)マン−ホイットニーU検定を使用して計算されたP値を示す。
DAPPマウスから得られたマウス抗血清に関して行われるイムノアッセイの結
果を示す。
DAPPマウス由来のPLNを、IL−2の産生について試験したインビトロ実
験の結果を示す棒グラフである。
DAPPマウス由来のPLNを、[1−40]β−アミロイドペプチド存在下で
の増殖について試験したインビトロ実験の結果を示す棒グラフである。
DAPPマウス由来のPLNを、IFN−γの産生について試験したインビトロ
実験の結果を示す棒グラフである。
DAPPマウス由来のPLNを、IL−6の産生について試験したインビトロ実
験の結果を示す棒グラフである。
DAPPマウス由来のPLNを、IL−10の産生について試験したインビトロ
実験の結果を示す棒グラフである。
DAPPマウス由来のPLNを、TGF−βの産生について試験したインビトロ
実験の結果を示す棒グラフである。
β−アミロイドでのマウスの免疫化前に、[1−40]β−アミロイドを、(B
6D2)F1マウスに経鼻的に投与した実験からの結果を示す。この図は、[1
−40]β−アミロイドペプチド存在下のマウス由来の脾臓細胞のインビトロで
の増殖を示す。
β−アミロイドでのマウスの免疫化前に、[1−40]β−アミロイドを、(B
6D2)F1マウスに経鼻的に投与した実験からの結果を示す。この図は、[1
−40]β−アミロイドペプチド存在下のマウス由来の脾臓細胞におけるIFN
−γのインビトロでの産生を示す。
β−アミロイドでのマウスの免疫化前に、[1−40]β−アミロイドを、(B
6D2)F1マウスに経鼻的に投与した実験からの結果を示す。この図は、[1
−40]β−アミロイドペプチド存在下のマウス由来の脾臓細胞におけるIL−
6のインビトロでの産生を示す。
β−アミロイドでのマウスの免疫化前に、[1−40]β−アミロイドを、(B
6D2)F1マウスに経鼻的に投与した実験からの結果を示す。この図は、[1
−40]β−アミロイドペプチド存在下のマウス由来の脾臓細胞におけるIL−
10のインビトロでの産生を示す。
β−アミロイドでのマウスの免疫化前に、[1−40]β−アミロイドを、(B
6D2)F1マウスに経鼻的に投与した実験からの結果を示す。この図は、[1
−40]β−アミロイドペプチド存在下のマウス由来の脾臓細胞におけるTGF
−βのインビトロでの産生を示す。
Claims (25)
- 【請求項1】 [1〜40]のβ−アミロイドペプチドまたはその有効なフ
ラグメントを含む組成物の有効量を粘膜に投与する工程を包含する、アルツハイ
マー病を処置する方法、または該疾患の発症を抑制する方法。 - 【請求項2】 前記哺乳動物がヒトである、請求項1に記載の方法。
- 【請求項3】 粘膜投与に適合した、アルツハイマー病に罹患している哺乳
動物に投与するための薬学的処方物であって、該処方物は[1〜40]のβ−ア
ミロイドペプチドのアミノ酸配列を含むポリペプチドの有効量を含む経口投薬形
態を含み、該配列は10アミノ酸より長く、該処方物は以下: (i)該哺乳動物における1つ以上の炎症促進性Th1サイトカインの量を減
少する; (ii)該哺乳動物における1つ以上の抗炎症性Th2もしくはTh3サイト
カインの量を増加する;または (iii)少なくとも1つの該疾患の臨床的症状の発症を寛解、阻害もしくは
遅延する、 のうちの少なくとも1つに達するのに十分である薬学的処方物。 - 【請求項4】 前記経口投薬形態が、錠剤、カプセル、およびカプレットか
らなる群より選択される固体投薬形態である、請求項3に記載の薬学的処方物。 - 【請求項5】 前記経口投薬形態が、β−アミロイドペプチドの水性懸濁溶
液を含む、請求項3に記載の薬学的処方物。 - 【請求項6】 薬学的に受容可能なキャリアまたは希釈剤をさらに含む、請
求項3に記載の薬学的処方物。 - 【請求項7】 β−アミロイドペプチドのアミノ酸配列を含むポリペプチド
の有効量を哺乳動物に粘膜投与する工程、および以下: (i)該哺乳動物における1つ以上の炎症促進性Th1サイトカインの量を減
少する; (ii)該哺乳動物における1つ以上の抗炎症性Th2もしくはTh3サイト
カインの量を増加する;または (iii)該疾患の少なくとも1つの臨床的症状の発症を寛解、阻害もしくは
遅延する、 のうちの少なくとも1つに達するのに十分な時間、投与を続ける工程、を包含す
る、アルツハイマー病に罹患している哺乳動物を処置する方法。 - 【請求項8】 アルツハイマー病に罹患している哺乳動物への粘膜投与に適
合した薬学的処方物であって、該処方物は[1〜40]のβ−アミロイドペプチ
ドのアミノ酸配列を含むポリペプチドの有効量を含むエアロゾル投薬形態を含み
、該配列は10アミノ酸より長く、そして該処方物は以下: (i)該哺乳動物における1つ以上の炎症促進性Th1サイトカインの量を減
少する; (ii)該哺乳動物における1つ以上の抗炎症性Th2もしくはTh3サイト
カインの量を増加する;または (iii)該疾患の少なくとも1つの臨床的症状の発症を寛解、阻害もしくは
遅延する、 のうちの少なくとも1つに達するのに十分である、薬学的処方物。 - 【請求項9】 薬学的に受容可能なキャリアまたは希釈剤をさらに含む、請
求項8に記載の薬学的処方物。 - 【請求項10】 アルツハイマー病にかかる危険性のある哺乳動物において
該疾患を予防する方法であって、β−アミロイドペプチドのアミノ酸配列を含む
ポリペプチドの有効量を該哺乳動物に経口投与する工程、および以下: (i)該哺乳動物における1つ以上の炎症促進性Th1サイトカインの産生; (ii)該哺乳動物における1つ以上の抗炎症性Th2もしくはTh3サイト
カインの量の減少;または (iii)該疾患の少なくとも1つの臨床的症状の出現、 のうちの少なくとも1つの発症を阻害もしくは遅延するために十分な時間、投与
を続ける工程、を包含する、方法。 - 【請求項11】 アルツハイマー病にかかる危険性のある哺乳動物において
該疾患を予防する方法であって、β−アミロイドペプチドのアミノ酸配列を含む
ポリペプチドの有効量を該哺乳動物に吸入により投与する工程、および以下: (i)該哺乳動物における1つ以上の炎症促進性Th1サイトカインの産生; (ii)該哺乳動物における1つ以上の抗炎症性Th2もしくはTh3サイト
カインの量の減少;または (iii)該疾患の少なくとも1つの臨床的症状の出現、 のうちの少なくとも1つの発症を阻害または遅延するために十分な時間、投与を
続ける工程を包含する、方法。 - 【請求項12】 アルツハイマー病にかかる危険性のある哺乳動物に粘膜投
与するのに適合した薬学的処方物であって、以下: (i)該哺乳動物における1つ以上の炎症促進性Th1サイトカインの産生; (ii)該哺乳動物における1つ以上の抗炎症性Th2もしくはTh3サイト
カインの量の減少;または (iii)該疾患の少なくとも1つの臨床的症状の出現、 のうちの少なくとも1つの発症を阻害または遅延するのに十分なエアロゾル形態
のβ−アミロイドペプチドのアミノ酸配列を含むポリペプチドの有効量を含む、
薬学的処方物。 - 【請求項13】 薬学的に受容可能なキャリアまたは希釈剤をさらに含む、
請求項11に記載の薬学的処方物。 - 【請求項14】 アルツハイマー病に罹患している個体または罹患する危険
性のある個体を処置する方法であって、該アルツハイマー病と関連した免疫応答
を抑制するために有効なβ−アミロイドペプチドまたはそのアナログのフラグメ
ントのアミノ酸配列を含むペプチドを含む組成物の有効量を投与する工程を包含
する、方法。 - 【請求項15】 経口投与を含む、請求項14に記載の方法。
- 【請求項16】 吸入による投与を含む、請求項15に記載の方法。
- 【請求項17】 β−アミロイドペプチドの投与を含む、請求項14に記載
の方法。 - 【請求項18】 前記ペプチドフラグメントが、β−アミロイドペプチドの
1つ以上のアミノ酸に対して相同性、保存性、非ペプチド性または等配電子性の
置換を含む、請求項14に記載の方法。 - 【請求項19】 アルツハイマー病を処置する方法であって、該疾患に罹患
している個体に、β−アミロイドペプチドのアナログもしくは模倣体、またはそ
の有効なフラグメントの有効量を投与する工程を包含する、方法。 - 【請求項20】 アルツハイマー病を処置する方法、または該疾患の発症を
抑制する方法であって、該疾患を抑制するために有効なβ−アミロイドタンパク
質のアミノ酸配列を含むペプチド組成物の有効量を粘膜投与する工程であって、
ここで、該ペプチド組成物は0.05mgより多い1日毎の用量である工程、を
包含する、方法。 - 【請求項21】 前記投与が、抗β−アミロイド抗体の産生を誘導する、請
求項20に記載の方法。 - 【請求項22】 前記抗体が、IgG1型である、請求項21に記載の方法
。 - 【請求項23】 前記投与が、胃粘膜に主に前記ペプチド組成物を送達する
経口投与を含む、請求項20に記載の方法。 - 【請求項24】 前記ペプチド組成物の10%未満が、前記投与のために使
用される投薬形態から口の中に放出される、請求項23に記載の方法。 - 【請求項25】 前記投与が、経鼻投与を含む、請求項20に記載の方法。
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