JP2002510571A - 版の彫刻方法 - Google Patents

版の彫刻方法

Info

Publication number
JP2002510571A
JP2002510571A JP2000542180A JP2000542180A JP2002510571A JP 2002510571 A JP2002510571 A JP 2002510571A JP 2000542180 A JP2000542180 A JP 2000542180A JP 2000542180 A JP2000542180 A JP 2000542180A JP 2002510571 A JP2002510571 A JP 2002510571A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engraving
screen
gravure
gravure cylinder
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000542180A
Other languages
English (en)
Inventor
ハインリヒ フリッツ デルフェス ユルゲン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Heidelberger Druckmaschinen AG
Original Assignee
Heidelberger Druckmaschinen AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Heidelberger Druckmaschinen AG filed Critical Heidelberger Druckmaschinen AG
Publication of JP2002510571A publication Critical patent/JP2002510571A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/52Circuits or arrangements for halftone screening
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41CPROCESSES FOR THE MANUFACTURE OR REPRODUCTION OF PRINTING SURFACES
    • B41C1/00Forme preparation
    • B41C1/02Engraving; Heads therefor
    • B41C1/04Engraving; Heads therefor using heads controlled by an electric information signal
    • B41C1/045Mechanical engraving heads

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、電子グラビア彫刻機において彫刻ユニット4を用いて、スクリーン化されたグラビアシリンダを彫刻するための方法に関する。複製すべき階調値を表している画像信号Bと、彫刻スクリーンを生成するための周期的なスクリーン信号Rとの重畳によって、彫刻ユニット4を制御するための彫刻制御信号GSが生成される。彫刻ユニット4は回転するグラビアシリンダ1において彫刻ライン毎に、彫刻スクリーンに配置されている一連のセルを彫刻する。彫刻ユニット4はセルの表面の彫刻のために、グラビアシリンダ1の軸方向に配向されている送り運動をグラビアシリンダ1に沿って実施する。カラーセットのそれぞれの印刷インキに独自の彫刻スクリーンが配属されており、それぞれは、別の印刷インキとの重ねスリの際に生じるモアレ効果が最小化されるように選択されている。目障りなモアレを一層低減するために、少なくとも1つの彫刻スクリーン24がグラビアシリンダ1におけるカラーセットの別の彫刻スクリーンに対して彫刻ユニット4の前送り方向および/またはグラビアシリンダ1の周方向においてずらされて彫刻される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、電子的な複製技術の分野に関連しかつ電子グラビア彫刻機を用いた
グラビア印刷に対するスクリーン化されたグラビアシリンダの彫刻方法に関する
。電子グラビア彫刻機におけるグラビアシリンダの彫刻の際、切削工具としての
彫刻針を備えた彫刻ユニットが回転するグラビアシリンダに沿って軸方向に移動
する。彫刻制御信号によって制御される彫刻針は、グラビアシリンダの套面にお
ける種々異なった深さの、彫刻スクリーンにおいて配置されている一連のセルを
切削する。彫刻制御信号は、「ハイライト」(浅い;淡)(白)と「シャドウ」
(深い;濃)(黒)との間の、彫刻すべき階調値を表している画像信号と周期的
なスクリーン信号との重畳によって形成される。周期的なスクリーン信号が彫刻
スクリーンを生成するために彫刻針の振動するストローク運動を実施する一方、
画像信号値はグラビアシリンダの套面に彫刻されるセルの深さ、ひいては彫刻さ
れる階調値を決定する。
【0002】 多色刷り、例えば4色刷のために、カラーセットの4つの印刷インキ「イエロ
ー」、「マゼンタ」、「シアン」および「黒」に対する4つのスクリーン化され
た版が彫刻されかつ個々の印刷インキで着色されたグラビアシリンダがグラビア
印刷機において重ね合わされて印刷される。
【0003】 すべての色分解版に対して同じ彫刻スクリーンを有する多色刷りでは、異なっ
た印刷インキのスクリーン点が回避できない小さな見当エラーのために一方では
上下に印刷され、他方では隣接して印刷されることになり、このために色ずれ(
Farbspiel)と称されるのだが、色の印象が不都合にも変わってしまうことにな る。それ故に、カラーセットの4つの版は、版の重ね刷りの際に生じるモアレパ
ターンができるだけ小さな周期を有しかつ肉眼ではもはや目障りと知覚されない
ように選択されている種々異なったスクリーン角度および/またはスクリーン幅
の彫刻スクリーンによって彫刻される。実際には、モアレの抑圧のために必要で
あるのに十分な数の適当なスクリーン角度を使用することはできない。それ故に
カラーセットの個々の印刷インキの彫刻スクリーンの位置もしくは姿勢における
差異が印刷像において所定の階調値では目障りな縞モアレを引き起こす可能性が
ある。
【0004】 それ故に本発明の課題は、電子グラビア彫刻機を用いたグラビア印刷に対する
スクリーン化されたグラビアシリンダの彫刻のための方法を、多色刷りにおいて
縞モアレのような目障りなパターン形成が最小になるように改良することである
【0005】 この課題は、請求項1の特徴部分に記載の構成によって解決される。
【0006】 有利な形態および構成は従属請求項に記載されている。
【0007】 次に本発明を図1ないし図4に基づいて詳細に説明する。
【0008】 その際: 図1は、グラビアシリンダに対するグラビア彫刻機の基本ブロック図であり、 図2は、彫刻スクリーンの略図であり、 図3は、スタートベクトルを説明するための略図であり、 図4は、補間を説明するためのグラフィック略図である。
【0009】 図1には、グラビア印刷に対するグラビアシリンダを彫刻するためのグラビア
彫刻機の基本ブロックが示されている。グラビア彫刻機は例えば、Hell Gravure
Systems GmbH, Kiel, DE 社のHelioklischograph(R)である。
【0010】 グラビアシリンダ1は、シリンダ駆動部2によって回転駆動される。グラビア
シリンダ1における印刷頁3の彫刻は彫刻ユニット4を用いて行われる。彫刻ユ
ニットは例えば、切削工具として彫刻針5を備えた電磁的な彫刻ユニットとして
実現されている。
【0011】 図示の実施例において、彫刻ユニット4は、スピンドル7を介して彫刻ワゴン
駆動部8によってグラビアシリンダ1の軸方向に移動可能である彫刻ワゴン6上
に存在している。彫刻するためのグラビア彫刻機はスピンドルナットを用いて回
転するスピンドル7に結合されていてもよい。この場合彫刻ワゴン6は不要であ
る。
【0012】 彫刻ユニット4の彫刻針5は彫刻ライン毎に、回転するグラビアシリンダ1の
套面において彫刻スクリーンに配置されている一連のセルを切削し、一方彫刻ユ
ニット4を有する彫刻ワゴン6は前送り方向においてグラビアシリンダ1に沿っ
て移動する。
【0013】 セルの彫刻は図示の実施例においてグラビアシリンダ1の回りの周方向におい
て円形状に延在している個々の彫刻ラインにおいて行われ、その際彫刻ワゴン6
は1つの彫刻ラインのセルの彫刻の後でその都度、次の彫刻ラインまでの軸方向
の前送りステップを実施する。第1の彫刻ラインでの彫刻開始は彫刻スタート点
GSPによってマーキングされている。
【0014】 この形式の彫刻方法は例えば、US−PS4013829号明細書に記載され
ている。択一的に、彫刻はグラビアシリンダ1の回りをヘリカル形状に延在して
いる彫刻ラインにおいて行うこともでき、その場合には彫刻ワゴン6は彫刻の期
間、連続的な前送り運動を実施する。
【0015】 彫刻ユニット4の彫刻針5は彫刻制御信号GSによって制御される。彫刻制御
信号GSは彫刻増幅器9において周期的なスクリーン信号Rと画像信号値Bとの
重畳によって形成される。画像信号値は彫刻すべきセルの、「ハイライト」(白
)と「シャドウ」(黒)との間の階調値を表している。周期的なスクリーン信号
が彫刻スクリーンを生成するための彫刻針5の振動するストローク運動を作用す
る一方、画像信号値Bは彫刻すべき階調値に相応して、グラビアシリンダ1の套
面に彫刻されるセルの侵入深さ、横方向対角線および縦方向対角線のようなそれ
ぞれの幾何学的な寸法を決定する。
【0016】 彫刻スクリーンは、グラビアシリンダ1の軸方向および周方向に配向されてい
る仮想のスクリーン網目ラインから成っており、その際周方向に延在しているス
クリーン網目ラインが彫刻ラインである。スクリーン網目ラインの交点は、彫刻
すべきセルに対するグラビアシリンダ1上の彫刻場所PGである。彫刻スクリー ンにおけるそれぞれの彫刻場所PGはグラビアシリンダ1に配属されているxy 座標系の場所座標対xyによって定義されており、そのx軸は軸方向(前送り方
向)に配向されておりかつy軸は周方向(彫刻ライン方向)に配向されている。
【0017】 スクリーン角度およびスクリーン幅に関する彫刻スクリーンの幾何学形状は、
スクリーン信号Rの周波数、グラビアシリンダ1の周速度および彫刻ユニットの
軸方向の前送りステップ幅によって決定される。
【0018】 アナログ画像信号BはD/A変換器10において彫刻データGDから得られる
。これは、彫刻データメモリ11に一時記憶されておりかつここから彫刻ライン
毎に読み出されかつD/A変換器10に供給される。その際彫刻スクリーンにお
けるセルに対するそれぞれの彫刻場所に、少なくとも1バイトの彫刻データが配
属されている。このデータはとりわけ、彫刻情報として「ハイライト」と「シャ
ドウ」との間の彫刻すべき階調値を含んでいる。
【0019】 印刷頁3の彫刻のために必要である彫刻データGDは実施例ではオンラインで
彫刻期間の間に、彫刻スクリーンに無関係なオリジナル分解能において存在して
いる画像データBDをスクリーン計算機12における補間計算を用いてその時点
の彫刻スクリーンの彫刻データGDに換算することによって得られる。画像情報
およびテクスト情報を含んでいる画像データBDはアドレッシング可能な画像デ
ータデータファイルの形で画像データメモリ13にファイルされている。彫刻す
べき印刷頁の画像データBDは例えば、画素毎および走査線毎に、スキャナーに
おいて個別原画の光電走査によってかつ引き続く、個別原画の、印刷頁への電子
的な組み立てによって得られる。
【0020】 彫刻データメモリ11は2つのメモリ領域を有する交番メモリとして編成され
ている。一方のメモリ領域からその時点で彫刻すべき彫刻ラインの彫刻データG
Dが読み出される一方、別のメモリ領域において、スクリーン計算機12におい
て補間された、次に彫刻すべき彫刻ラインの彫刻データGDが書き込まれる。彫
刻ユニット4の彫刻針5の、グラビアシリンダ1に関連した軸方向の位置を定め
る、彫刻スクリーンにおける彫刻場所PGのx座標は彫刻ワゴン駆動部8によっ て発生される。シリンダ駆動部2に機械的に連結されている位置発生器14は相
応のy場所座標を発生する。この座標は、回転するグラビアシリンダ1の、彫刻
ユニット4の彫刻針5に対する相対的な周方向位置を定める。彫刻場所PGの場 所座標xyは線路15,16を介して制御ユニット17に供給される。
【0021】 制御ユニット17は、その都度その時点の彫刻ラインにある彫刻場所PGの場 所座標xyに依存して画像データBDから彫刻データGDを生成する際に彫刻デ
ータメモリ11,スクリーン計算機12および画像データメモリ13を制御する
【0022】 制御ユニット17において、場所座標xyから彫刻データメモリ11のアドレ
ッシングのためのアドレス並びに書き込みクロック列および読み出しクロック列
が生成され、これらによって、彫刻データGDが彫刻データメモリ11に書き込
まれかつここから再び読み出される。アドレス、書き込みクロック列および読み
出しクロック列は多重線路18を介して彫刻データメモリ11に供給される。
【0023】 その時点で彫刻すべき彫刻ラインにおける彫刻場所PGの場所座標xyおよび 相応の制御信号は更に、多重線路19を介してスクリーン計算機12に供給され
る。スクリーン計算機12において、その時点の彫刻ラインにおける彫刻場所P G の場所座標xyからその都度、次に彫刻すべき彫刻ラインにおける彫刻場所PG の場所座標xyが計算されかつそれからこの彫刻場所PGに対して場所的に対応 している彫刻データGDが相応の画像データBDから補間される。
【0024】 補間のために必要な画像データBDは画像データメモリ13においてスクリー
ン計算機12からアドレッシングされ、読み出しクロック列を用いて画像データ
メモリ(画線メモリ)13から読み出されかつスクリーン計算機12に供給され
る。スクリーン計算機12および画像データメモリ13はこのために多重線路2
0を介して作用接続されている。
【0025】 制御ユニット17は更に、その都度の彫刻スクリーンに依存して、彫刻スクリ
ーンに関連した周波数でスクリーン信号Rを線路21に、彫刻スクリーンに関連
した前送りステップ幅を設定しかつ彫刻期間の彫刻ユニット4のステップ毎の前
送りを制御するために彫刻ワゴン駆動部8に対する制御命令S1を線路22に、 並びに彫刻スクリーンに対して重要な、グラビアシリンダ1の周速度を設定する
ためにシリンダ駆動部2に対する制御命令S2を線路23に発生する。
【0026】 印刷頁3の4色刷りのために、スクリーン角度およびスクリーン幅に関して異
なっている、カラーセットの個々の印刷インク「イエロー」、「マゼンタ」、「
シアン」および「黒」に対する彫刻スクリーンを有する4つのグラビアシリンダ
1が彫刻される。例えばEP−PS0056829号には、重ね刷りの際の目障
りなモアレパターンおよび目障りな色ずれが低減される、カラーセットの4つの
印刷インキに対する有利な彫刻スクリーンが記載されている。
【0027】 印刷機における版の重ね刷りの際の不都合な縞モアレを最小化するために、本
発明によれば、印刷インキに無関係に少なくとも1つの彫刻スクリーンがグラビ
アシリンダ1におけるカラーセットの別の彫刻スクリーンに対して前送り方向お
よび/または周方向においてずらされて彫刻され、これにより彫刻スクリーンの
、彫刻術k画像情報に対するずれが実現される。その際スクリーンずれは経験的
に、重ね刷りがレジスタにおいて見当合わせ正しくに行われるときにどんな場合
でも縞モアレが大幅に抑圧されるように選択される。有利には、スクリーンずれ
はセル間隔ないし横方向対角線の例えば1/32のステップにおいて選択できる
ようにしたい。例えば、セル間隔ないし横方向対角線の1/4のスクリーンずれ
で縞モアレの最適な最小化を実現することができ、このことは、彫刻スクリーン
に応じて、160μmないし240μmの横方向対角線の場合に40μmないし
60μmのスクリーンずれに相応する。
【0028】 グラビアシリンダ1における位置的にずらされた彫刻スクリーンの本発明の彫
刻のために、カラーセットのすべての彫刻スクリーンに対して本来設定されてい
る、グラビアシリンダ1における彫刻スタート点GSPがx方向(軸方向)にお
けるスタートベクトル成分SVxおよび/またはy方向(周方向)におけるスタ ートベクトル成分SVyを有するスタートベクトルSVだけずらされる。
【0029】 図2には、カラーセットの4つの印刷インキの本来の彫刻すべき彫刻ラインに
おける彫刻スクリーン24およびスタートベクトル成分SVx,SVyを有するス
タートベクトルSVだけずらされた彫刻スクリーン24*が示されており、スク リーン24*では彫刻ライン25*および彫刻ラインにおける彫刻場所PG *が本来
の彫刻スクリーン24に対して相応にずらされている。
【0030】 位置的にずらされている彫刻スクリーン24*の彫刻の前に、彫刻ユニット4 はスタートベクトル成分SVxだけx方向においてずらされ、その際彫刻ユニッ ト4の前送り運動は彫刻開始の際にずらされている軸方向位置から始まる。
【0031】 y方向における彫刻スクリーン24のずれも行われるべきである場合には、制
御ユニット17においてそれぞれの彫刻ラインにおける時間的な彫刻開始が次の
ように遅延される。すなわち、彫刻データGDを彫刻データメモリ11から読み
出すための読み出しクロック列を、スタートベクトル成分SVyに相応する時間 間隔だけ遅延するのである。
【0032】 図3には、本来の彫刻スタート点GSPの彫刻開始の前に軸方向位置が軸方向
スタートベクトル成分SVxだけずらされたグラビアシリンダ1および彫刻ユニ ット4が図示されている。すなわち、ずらされた彫刻スクリーン24*の第1の 彫刻ライン25*の彫刻および彫刻ユニット4の前送り運動はこの位置から始ま る。周方向で見たスタートベクトル成分SVyに相応する時間遅延によって彫刻 は第1の彫刻ライン25*およびそれぞれ後続の彫刻ラインにおいてそれぞれ、 ずらされた彫刻スタート点GSP*において始まる。
【0033】 ずらされたスクリーン24*の、スタートベクトルSVだけずらされた彫刻場 所PG *に場所的に対応している彫刻データGDは本発明によれば、彫刻場所PG * のそれぞれの位置ずれを考慮する補間計算によって、オリジナル分解能において
存在してる画像データBDから得られる。スタートベクトルSVを考慮した補間
計算は有利には、後で詳細に説明するDE−PS4335214号に従って行わ
れる。
【0034】 図4には、オリジナルスクリーン28のスクリーン網目ラインの交点に画素P O を有するオリジナルスクリーン28が示されている。図には更に、スクリーン 網目ラインの交点に彫刻場所PGを有するカラーセットの1つの印刷インキに対 する彫刻スクリーン24および相応にずらされた彫刻場所PG*を有する、スタ ートベクトルSVだけずらされた彫刻スクリーン24*が示されている。
【0035】 3つのスクリーン28,24,24*はグラビアシリンダ1の周方向(y方向 )および彫刻ユニット4の前送り方向(x方向)に配向されている。y方向に延
在している、彫刻スクリーン24,24*のスクリーン網目ラインは相互に平行 に走る彫刻ラインを形成する。その相互間隔はそれぞれ、彫刻ユニット4の前送
りステップに相応している。
【0036】 オリジナルスクリーン28においてクラスフィールド29が定められている。
クラスフィールド29は部分フィールド30に分割されており、これらには補間
クラスが対応付けられている。クラスフィールド29はオリジナルスクリーン2
8の1つのスクリーン網目の大きさを有している。クラスフィールド29の回り
に補間ウィンドウ31が定められている。その大きさは彫刻スクリーンに依存し
ている。補間ウィンドウ31はそれぞれ、彫刻場所PG,PG *の彫刻データGD の補間にどの程度の画像データBDを関与させるべきかという数の、オリジナル
スクリーン28の画素POを有している。
【0037】 補間の前に、クラスフィールド29のそれぞれの部分フィールド30に対して
重み付け係数kのセットとして所属の補間クラスが求められる。その数は補間ウ
ィンドウ31内の画素POの数に相応している。このためにそれぞれの部分フィ ールド30に対して、補間ウィンドウ31内の個別画素POに対する間隔が補間 ウィンドウ31内のそれぞれの画素POにおいて確定されかつ確定された間隔に 相応する重み付け係数kが2次元の重み付け関数から計算される。部分フィール
ド30に対して計算された、重み付け係数kのセットは読み出し可能に記憶され
る。
【0038】 彫刻データGD,GD*のオンライン補間の際に、クラスフィールド30を有 する補間ウィンドウ31は、その都度彫刻場所PG,PG *がずらされたクラスフ ィールド29内にくるまで、オリジナルスクリーン28上をずらされる。補間ウ
ィンドウ31のずれは、グラビアシリンダ1に配属されているxy座標系の場所
座標xyによって制御される。
【0039】 彫刻場所PG,PG *がずらされたクラスフィールド29内にくると、当該の彫 刻場所PG,PG *がある、クラスフィールド29の部分フィールド30、並びに 求められた部分フィールド30に対応付けられている補間クラスの重み付け係数
k,k*のセットが呼び出される。それから最終的に、その時点の彫刻場所PG
G *に対する彫刻データGD,GD*が、読み出された、重み付け係数k,k*
セットから次のようにして計算される:補間ウィンドウ31内にある画素POの 画像データBDをそれぞれ、読み出された重み付け係数k,k*によって重み付 けかつ重み付けられた画像データBDを加算して、彫刻場所PG,PG *の補間さ れた彫刻データGD,GD*を次式に従って得るのである:
【0040】
【数1】
【0041】 図4および上式から、それぞれのスタートベクトルSVだけずらされてた彫刻
場所PG *に対する新しい彫刻データGD*を画像データBDからの補間の際に簡 単に、彫刻場所PG *の場所ずれに相応して変化された重み付け係数k*によって 得ることができることが分かる。その際ずらされた彫刻スクリーン24*の新し い彫刻データGD*はずらされていない彫刻スクリーン24の彫刻データGDに 対して、グラビアシリンダ1に彫刻される画像内容の位置がスクリーンずれにも
拘わらず維持されるように変更される。
【0042】 実際には、画像情報の他にグラビアシリンダには更に、レジスタ調整および光
学的な見当合わせコントロールのために利用されるコントロールおよび制御符号
が彫刻される。これらコントロールおよび制御符号を生成するための彫刻スクリ
ーンも画像情報を生成するための彫刻スクリーンに相応してずらされなければな
らないことは勿論である。
【0043】 本発明は説明してきた実施例に限定されていない。
【0044】 ずらされた彫刻スクリーンはスクリーン化されたグラビアシリンダの彫刻の際
にも包装および雑誌用グラビア印刷に対するスクリーン化された平版に対しても
使用することができる。
【0045】 彫刻期間に補間するのではなくて、補間された彫刻データを彫刻の前に既に生
成しかつ彫刻データメモリ11に記憶しておくこともできる。
【0046】 本発明の方法は、ずらされた彫刻スクリーン24*の彫刻期間に原画を画素毎 および走査線毎に走査することによって彫刻データGDを得ることにも適用可能
である。この場合、原画の走査は、ずらされていない彫刻スクリーン24の彫刻
の際の走査スタート点に相応しているはずである、印刷原画における走査スター
ト点において始まり、一方ずらされた彫刻スクリーン24*の彫刻は、スタート ベクトルSVだけずれている彫刻スタート点GSP*において始められることに なる。
【0047】 本発明の方法は、彫刻ユニット4のステップ毎の前送りを有する円形状の彫刻
ラインの彫刻にも、彫刻ユニット4の連続的な前送りを有するヘリカル形状の彫
刻ラインの彫刻にも適用可能である。ヘリカル形状の彫刻ラインの彫刻の場合、
スタートベクトルSVは、螺旋のピッチから生じるベクトル成分によって補正さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 グラビアシリンダに対するグラビア彫刻機の基本ブロック図である。
【図2】 彫刻スクリーンの略図である。
【図3】 スタートベクトルを説明するための略図である。
【図4】 補間を説明するためのグラフィック略図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 Kurfuersten−Anlage 52−60,Heidelberg,Fede ral Republic of Ger many Fターム(参考) 2H084 AA03 AA32 AE05 BB02 BB16 CC03 5C079 HB03 LA24 LC14 NA02 PA07 【要約の続き】 る。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子グラビア彫刻機を用いた凹版印刷に対するスクリーン化
    されたグラビアシリンダを彫刻するための方法であって、 「ハイライト」(白)と「シャドウ」(黒)との間の彫刻すべき階調値を表して
    いる画像信号(B)と、彫刻スクリーンを生成するための周期的なスクリーン信
    号(R)との重畳によって、彫刻ユニット(4)を制御するための彫刻制御信号
    (GS)を生成し、 彫刻ユニット(4)が、回転するグラビアシリンダ(1)において彫刻ライン毎
    に、彫刻スクリーンに配置されている一連のセルを、再現すべき階調値に相応し
    ている彫刻深さで彫刻し、 彫刻ユニット(4)が、セルの平面的な彫刻のためにグラビアシリンダ(1)の
    軸方向に配向されている前送り運動をグラビアシリンダ(1)に沿って実施しか
    つ カラーセットのそれぞれの印刷インキに、別の印刷インキとの重ね刷りの際に発
    生するモアレ効果が最小化されるように選択されている独自の彫刻スクリーンを
    対応付ける形式の方法において、 目障りなモアレを一層最小化するために、少なくとも1つの彫刻スクリーン(2
    4)をカラーセットの別の彫刻スクリーンに対して、グラビアシリンダ(1)に
    おいてずらして彫刻する ことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 彫刻スクリーン(24)を、彫刻ユニット(4)の前送り方
    向においておよび/またはグラビアシリンダ(1)の周方向においてずらして彫
    刻する 請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 彫刻スクリーン(24*)の、本来の彫刻スクリーン(24 )の基準点からのずれを、スタートベクトル(SV)によって前以て決める 請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 基準点は本来の彫刻スクリーン(24)の彫刻スタート点(
    GSP)でありかつ ずらされた彫刻スクリーン(24*)の彫刻のための彫刻スタート点(GSP*
    をスタートベクトル(SV)だけずらす 請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 彫刻ユニット(4)をずらされた彫刻スクリーン(24*) の彫刻の前に本来の彫刻スクリーン(24)の彫刻に対する彫刻スタート点(G
    SP)からスタートベクトル(SV)のベクトル成分(SVx)だけグラビアシ リンダ(1)の軸方向において軸方向のスタート位置にずらしかつ ずらされた彫刻スクリーン(24*)の彫刻のために彫刻ユニット(4)の前送 り運動を軸方向のスタート位置において始める 請求項1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 ずらされた彫刻スクリーン(24*)の彫刻開始をグラビア シリンダ(1)の周方向においてスタートベクトル(SV)のベクトル成分(S
    y)だけ遅延する 請求項1から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 彫刻スクリーン(24)の幾何学形状を、スクリーン信号(
    R)の周波数、グラビアシリンダ(1)の周速度および彫刻ユニット(4)の前
    送り運動によって決定する 請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 彫刻ユニット(4)は彫刻ワゴン(6)に移動可能にかつ拘
    束可能に配置されておりかつ 彫刻ユニット(4)が拘束されている彫刻ワゴン(6)が彫刻の際にグラビアシ
    リンダ(1)に沿って前送り運動を実施する 請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 セルを、グラビアシリンダ(1)の回りに円形状に延在して
    いる彫刻ラインにおいて彫刻しかつ 彫刻ユニット(4)ないし彫刻ワゴン(6)が1つの彫刻ラインの彫刻の後にそ
    の都度、彫刻ライン間隔に相応している前送りステップを実施する 請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
  10. 【請求項10】 ずらされた彫刻スクリーン(24*)の彫刻場所(PG *) に場所的に対応している彫刻データ(GD*)をスタートベクトル(SV)を考 慮する補間によって、彫刻スクリーン(24*)に無関係なオリジナルスクリー ン(28)において存在している画像データ(SD)から得る 請求項1から9までのいずれか1項記載の方法。
  11. 【請求項11】 画像データ(BD)を原画の光電的な画素毎および走査線
    毎の走査によって得る 請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 補間を彫刻の際オンラインで実施する 請求項1から11までのいずれか1項記載の方法。
  13. 【請求項13】 画像データ(BD)はオリジナルスクリーン(28)にお
    いて存在し、 クラスフィールド(29)をオリジナルスクリーン(28)のスクリーン網目の
    大きさによって確定しかつクラスフィールド(29)を補間クラスを表す部分フ
    ィールド(30)に分割し、 個々の補間クラスに対して、重み付け係数(k)を読み出し可能に記憶し、 クラスフィールド(29)の回りに、補間ウゥンドウ(31)を確定し、該補間
    ウィンドウはそれぞれ、ずらされた彫刻スクリーン(24*)の彫刻データ(G D*)の計算に関与しているだけの数の画像データ(BD)を含んでおり、 補間ウィンドウ(31)を有するクラスフィールド(29)を彫刻の際に、彫刻
    ユニット(4)の前送り運動およびグラビアシリンダ(1)の回転運動と同期し
    て、オリジナルスクリーン(28)の上をずらして、ずらされた彫刻スクリーン
    (24*)の彫刻場所(PG *)がずらされたクラスフィールド(29)内にくる ようにし、 ずらされた彫刻スクリーン(24*)の彫刻場所(PG *)がある部分フィールド (29)を確定し、 確定された部分フィールド(29)に予め割り当てられている補間クラスの重み
    付け係数(k*)を呼び出しかつ 彫刻場所(PG *)の彫刻データ(GD*)を読み出された重み付け係数(k*)を
    用いて補間ウィンドウ(31)に存在している画像データ(BD)から計算する
    請求項10から12までのいずれか1項記載の方法。
JP2000542180A 1998-04-04 1999-03-31 版の彫刻方法 Pending JP2002510571A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19815165A DE19815165B4 (de) 1998-04-04 1998-04-04 Verfahren zur Gravur von Druckformen
DE19815165.9 1998-04-04
PCT/DE1999/000971 WO1999051437A1 (de) 1998-04-04 1999-03-31 Verfahren zur gravur von druckformen

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002510571A true JP2002510571A (ja) 2002-04-09

Family

ID=7863610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000542180A Pending JP2002510571A (ja) 1998-04-04 1999-03-31 版の彫刻方法

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP1069989B1 (ja)
JP (1) JP2002510571A (ja)
DE (2) DE19815165B4 (ja)
ES (1) ES2165736T3 (ja)
WO (1) WO1999051437A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102005011312B4 (de) 2005-03-11 2006-12-28 Koenig & Bauer Ag Systeme zur Ausbildung von Rasterpunkten
DE102010056306B4 (de) * 2010-12-27 2013-07-11 Hell Gravure Systems Gmbh & Co. Kg Verfahren zur Gravur von Strukturen in eine Oberfläche eines Zylinders

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL167897C (nl) * 1975-02-28 1982-02-16 Hell Rudolf Dr Ing Gmbh Inrichting voor het vervaardigen van gerasterde drukvormen overeenkomstig een beeldorigineel.
DE2646926B2 (de) * 1976-10-18 1979-03-29 Dr.-Ing. Rudolf Hell Gmbh, 2300 Kiel Verfahren zur Änderung der bildpunktmäBigen Zerlegung von Halbtonbildern beim Übergang von der Reproduktion zur Aufzeichnung
EP0056829B1 (de) * 1981-01-24 1985-09-04 DR.-ING. RUDOLF HELL GmbH Farbdriftfreie Raster für den Mehrfarbendruck
US4680625A (en) * 1984-07-18 1987-07-14 Konishiroku Photo Industry Co., Ltd. Method and apparatus for multicolor image forming
JPH04138253A (ja) * 1990-09-28 1992-05-12 Dainippon Screen Mfg Co Ltd グラビアセル彫刻方法及びその装置
DE4335214C2 (de) * 1992-10-29 1995-08-17 Hell Ag Linotype Verfahren und Einrichtung zur Farbwert-Bearbeitung
US5492057A (en) * 1994-05-12 1996-02-20 Ohio Electronic Engravers, Inc. Method and apparatus for positioning at least one engraving head
DE4330258A1 (de) * 1993-09-07 1995-03-09 Creaktiv Design Koenig Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Farbbilderzeugung mit mindestens zwei Farben

Also Published As

Publication number Publication date
DE59900599D1 (de) 2002-01-31
EP1069989B1 (de) 2001-12-19
EP1069989A1 (de) 2001-01-24
WO1999051437A1 (de) 1999-10-14
DE19815165A1 (de) 1999-10-07
ES2165736T3 (es) 2002-03-16
DE19815165B4 (de) 2005-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1142993A (en) Digital laser platemaker and method
EP2269821B1 (en) Manufacturing of an engraved plate
EP0533411A2 (en) Color printing yielding a dense black image
SE435107B (sv) Forfarande och anordning for framstellning av rastertryckformar, vilkas raster har godtycklig rastervinkel och rasterbredd
CA1267466A (en) Method for recording printing forms
EP0529534B1 (en) Apparatus and method for printing half-tone proof images
JPS62275768A (ja) プリント装置
EP0342853A1 (en) Electronic print dot generation
JP3283534B2 (ja) 圧胴の彫刻方法
SU1098529A3 (ru) Способ воспроизведени штриховых элементов при электронной репродукции
US4585309A (en) Run-free color raster for multi-color printing
US5107331A (en) Method and apparatus for producing half-tone separations at the same screen angle
US8493627B2 (en) Method for the digital screening of halftone images
JP2002510571A (ja) 版の彫刻方法
US5942745A (en) Method and apparatus for digital imaging with reduced periodic artifacts
GB1588743A (en) Methods of obtaining digital reproduction data for screening colour separations
US6502510B1 (en) Method for seamless engraving of patterns
US6302020B1 (en) Method and device for engraving impression cyclinders
JPH04138253A (ja) グラビアセル彫刻方法及びその装置
US5530555A (en) Method and apparatus for recording halftone dot image with different repeating units
JP2875453B2 (ja) グラビア印刷用網点セル形成方法および装置
EP1367812B1 (en) Method and apparatus for eliminating seams in screened image data for repetitive printing
JPH0852862A (ja) 多色刷輪転機における見当誤差検出方法、見当誤差検出装置及び見当調整自動制御装置
DE10017547B4 (de) Verfahren zur Gravur von Druckzylindern und Graviermaschine
JPH08267699A (ja) 砂目柄印刷物、そのグラビア印刷版及びその印刷版の作成方法