JP2002510018A - ポリアミドアロイから形成された少なくとも1つの中間層を有する多層チューブ - Google Patents

ポリアミドアロイから形成された少なくとも1つの中間層を有する多層チューブ

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Abstract

(57)【要約】 燃料ライン、蒸気返還ラインまたは蒸気回収チューブに見られるような炭化水素含有流体を輸送するための自動車システムにおける使用に好適な多層チューブであって、半径方向に最も内側に設けられ、自動車燃料および種々の燃料添加剤に対する長期の暴露に耐え得る押し出し可能で溶融加工可能な熱可塑性材料で作られた第1の層、および第2の層であってチューブの所望の寿命中に第1の層と第2の層との間の離層を防止するように第1の層と十分に永続的な層結合し得る押し出し可能で溶融加工可能な非ポリエステル系、非アルコール系熱可塑性材料で作られた第2の層を有する。第2の層の熱可塑性材料は、少なくとも2つのイソシアネート基を有する溶融加工可能な化合物のような第1の層に使用される熱可塑性材料と化学的に非類似の少なくとも1つの成分を熱可塑性エラストマーまたはポリアミドのような第1の層に使用される熱可塑性材料と類似の化合物と組み合わせて構成される。本発明のチューブは、場合により、それぞれの層の間に介挿された追加の層を含み得、または第2の層の外側表面を覆う追加の層を含み得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は、自動車に使用するためのチューブに関する。より詳細には、本発明
は、自動車燃料のような炭化水素含有流体を輸送するために使用し得る多層チュ
ーブに関する。かかるチューブは、自動車の燃料ラインおよび蒸気回収ラインに
使用される。
【0002】 発明の背景 過去、種々のポリアミドのような合成材料からなる単一層燃料ラインおよび蒸
気返還ラインが提案され、採用されてきている。そのような材料を使用する燃料
ラインは、一般に、少なくとも数メートルの長さを有する。それらの機能を満た
すために、自動車燃料ラインに使用されるチューブは、その中を流れる媒体に対
して不活性であり、両極端温度および機械的負荷に対して耐性でなければならな
い。一度組み込むと、ラインは収縮もしくは伸長のいずれかによるかまたは使用
中にラインが供される応力の結果として操作期間中に実質的に変化することがな
いことが重要である。
【0003】 単一層チューブは、必要な要求を常に満たし得るとは限らない。脂肪族もしく
は芳香族薬品を含有する物質の輸送は、透過、寸法変化または不充分な機械的耐
力といった望ましくない不具合を生じさせる。
【0004】 燃料ラインがチューブ自体を通る炭化水素透過による炭化水素放出に対して本
質的に不透過であることがますます重要となっている。燃料ラインを通る透過に
よる許容し得る炭化水素放出は、連邦および州の規制により厳しく制限されてい
る。カリフォルニアのような州における規制は、自動車についての合計受動炭化
水素放出を1991年9月26日に修正されたカリフォルニア州規則第13法典
第1976章に概要が示されている蒸発性放出試験方法により計算して24時間
当たり2g/m2 と決めている。この望まれている合計自動車放出レベルを達成
するために、24時間当たり0.5g/m2 に等しいかそれ以下である燃料ライ
ンについての炭化水素透過レベルが望ましい。また、使用する燃料ラインは、酸
化剤や界面活性剤およびメタノールやエタノールのような添加剤等燃料中に存在
する腐食性物質との相互作用に対し不活性であることも必要である。
【0005】 過去、これらの関心事に取り組むための種々のタイプのチューブが提案されて
いる。共押し出し多層チューブは、一般に、外部環境に耐性のある材料から構成
される比較的厚い外側層を使用している。最も内側の層はより薄く、燃料ブレン
ド中に存在する脂肪族炭化水素、アルコールおよび他の物質のような物質の外側
層への拡散を阻止する能力から選ばれる材料で構成されている。
【0006】 チューブ中を搬送される燃料中のアルコールおよび芳香族成分は、脂肪族の燃
料成分と異なる速度でチューブ壁を通って拡散する傾向を示す。その結果のチュ
ーブ内を搬送される液体の組成の変化が、チューブ材料の溶解性閾値をナイロン
12およびナイロン11のような物質のモノマーおよびオリゴマーを該液体中に
結晶化させ得るに十分な程度まで変化させるものとおそれられていた。結晶化し
た析出物は燃料フィルター、燃料インジェクタ等を詰まらせ、また集まって燃料
ポンプまたは気化器フロートの移動を制限し、燃料ポンプの重要な制御表面上に
蓄積するものとおそれられていた。
【0007】 この現象を避けるために、ブルンホッファーへの米国特許第5,076,32
9号のような特許は、内側の流体接触表面がナイロン6で構成されている5層燃
料ラインを開示した。ブルンホッファーへの米国特許第5,038,833号に
おいては、チューブが、共押し出しされたナイロン11またはナイロン12の外
側壁、エチレンビニルアルコール共重合体で形成された中間のアルコールバリヤ
ー壁およびナイロン11もしくはナイロン12のようなポリアミドで形成された
内側の水阻止壁を有して形成されている3層燃料ラインが提案されていた。DE
4006870においては、中間の溶媒バリヤー層が未修飾ナイロン6,6で別
々にもしくはポリアミドエラストマーと組み合わせて形成されている燃料ライン
が提案された。最も内側の層も修飾もしくは未修飾ナイロン6のようなポリアミ
ドで構成され、外側層はナイロン6かナイロン12で形成されている。UK出願
番号2204376Aは、アルコール耐性ポリオレフィンと共押し出しされたナ
イロン6もしくはナイロン6,6および/またはナイロン11もしくはナイロン
12のようなポリアミド、およびポリプロピレンとマレイン酸との共重合体で構
成された厚い外側層を有するチューブを開示している。
【0008】 ある状況では、ナイロン11またはナイロン12で構成された中間層を有する
多層チューブが悪影響なしに採用し得ることが見いだされている。米国特許第5
,313,987号には、外側のポリアミド層、およびポリブチレンテレフタレ
ートのような熱可塑性ポリエステルと少なくとも2つのイソシアネート基を有す
る化合物との混合物から形成された中間層を有する多層パイプが開示されている
。最も内側の層は、場合に応じて、ポリアミドで構成することができる。
【0009】 すべての場合において、適切な耐透過性を達成しながら、多層チューブのすべ
ての層間で適切な均一な層接着を提供することが必要である。したがって、耐透
過性多層チューブに成功裏に使用し得る結合物質に関する進歩および確信が非常
に望ましい。
【0010】 多くの場合において、チューブ本体の表面における静電荷の蓄積の現象を処置
し得るチューブを提供することも望ましい。静電荷は、電荷がそれらが散逸され
得る速度よりも速い速度で発生するときに生じる燃料チューブのような物体の表
面における電荷と定義される。総電荷不均衡が生じ、これは、火花放電のような
限界効果が生じるまで増加し続ける。多層燃料チューブにおいては、電荷は、本
質的に非導電性材料から作られるチューブを通る荷電粒子の通過により蓄積し、
または由来する。
【0011】 一般に、放電は、3つの方式:(a)直接接地(空気を介する)、(b)部品
の1つの部分から他の部分へ(空気を介する)、または(c)部品の壁を介する
接地(絶縁破壊による)のうちの1つで生じる。絶縁破壊火花放電が生じると、
放電事象で放出されたエネルギーは放電経路におけるポリマー材料を溶融させ、
劣化させ、または燃焼させ得、ピンホール破損を生じさせ得る。一旦絶縁破壊が
生じると、ポリマー材料の絶縁特性が弱くなり、一般により低い電界強度で引き
続き絶縁破壊事象が生じる。引き続く放電もしくは電流は、導電性のより高い経
路に沿って生じ、それにより全体を拡大させる傾向にある。多層燃料チューブに
おいてこれが生じると、付随するチューブ中の可燃性内容物の火災および/また
は爆発の危険の増加を伴ってチューブ破壊の危険性が増加する。
【0012】 積層(貼り合わせ)強度、耐透過性、および静電放電の防止の問題に向けられ
れた種々の特許が発行されている。とりわけ、内側層と好ましくはフルオロプラ
スチックで構成される最も内側の静電放電層が熱可塑性エラストマーおよびポリ
アミドのような熱可塑性材料で構成された外側層に結合されているところの少な
くとも4つの層を有する多層ポリマーチューブを開示するヌーンへの米国特許第
5,383,087号である。結合層は、好ましくはポリフッ化ビニル化合物と
ポリアミドからなる熱可塑性材料で構成されている。
【0013】 同じくヌーンらへの米国特許第5,524,673号は、外側層が熱可塑性エ
ラストマー、ポリアミドおよびそれらの混合物からなる群の中から選ばれる熱可
塑性材料で構成され、層の1つが場合に応じて静電荷を散逸させ得るものである
ところの少なくとも3つの層を有する種々の多層チューブ構造を開示している。
この文献に開示されている内側の燃料接触層は、ポリフッ化ビニリデン、ポリフ
ッ化ビニル、ポリクロロトリフルオロエチレン、エチレンテトラフルオロエチレ
ン共重合体、これらのフルオロプラスチック材料とフッ化ビニリデンおよびクロ
ロトリフルオロエタンの共重合体のようなフッ素含有化合物とのグラフト共重合
体からなる群の中から選ばれるフルオロプラスチック材料で構成されている。あ
るいは、内側の燃料接触層は、熱可塑性エラストマー、ナイロン12、ナイロン
11、ナイロン6からなる群の中から選ばれるポリアミド、およびそれらの混合
物からなる群の中から選ばれる熱可塑性材料で構成することもできる。中間の結
合層について特定されている材料は、ポリフッ化ビニリデンやポリフッ化ビニル
のようなある種のフルオロプラスチック材料、エチレンビニルアルコールやポリ
フッ化酢酸ビニル−ウレタンブレンドのような非フッ素系プラスチック材料、お
よびポリブチレンテレフタレートのような熱可塑性ポリエステル、並びにヌーン
の’087に開示されている種々のブレンドを含む。
【0014】 ミッチェルらへの米国特許第5,460,771号は、外側層がいずれもの数
の熱可塑性材料から作られ得、内側の燃料接触層がフルオロプラスチック材料も
しくは外側層に化学的に類似する材料のいずれかから作られているところの波形
多層チューブを製造するための方法を開示している。結合層は、ヌーンの’67
3に関して先に列挙した材料で構成されている。ミッチェルらへの米国特許第5
,566,720号は、結合層がポリフッ素化アルキレン、α−フルオロオレフ
ィンおよびフッ素化ビニル化合物を含有する三元重合体である多層チューブを開
示している。
【0015】 多層チューブにおいて熱可塑性ポリエステルおよび少なくとも2つのイソシア
ネート基を含有する化合物を有する化合物を結合または中間層として使用するこ
とが、米国特許第5,313,987号、およびローバーらへの同第5,449
,024号および同第5,474,822号に記載されている。結合材料として
ポリアミドとポリエステルのブレンドを使用することが、ムッグらへの米国特許
第5,362,529号およびローバーらへの同第5,313,987号に提案
されている。
【0016】 耐久性があり、それを通る有機物質の透過を防止もしくは減少させ得るところ
の自動車での使用に好適な多層チューブを提供することが望ましい。また、チュ
ーブの寿命中に層間離層の可能性を防止もしくは減少させる様態で種々の層が互
いに均一に結合されているところの多層チューブ材料を提供することが望ましい
。最後に、シュー部内での静電荷の蓄積を防止し得、生じ得るいずれもの静電荷
を安全に散逸させ得るチューブ剤を提供することが望ましい。
【0017】 発明の概要 本発明は、燃料ライン、蒸気返還ラインまたは蒸気回収チューブにおいて見ら
れるような炭化水素含有流体を輸送するために自動車システムで使用するための
多層チューブである。本発明の細長い(elongated)多層チューブは、半径方向 において最も内側に配置され、炭化水素を含有する流体に長期間暴露し得る内面
を有する第1の層を含む。この第1の層は、自動車燃料および種々の燃料添加剤
に対する長期の暴露に耐え得る押し出し可能で溶融加工可能な(melt-processib
le)熱可塑性材料から構成される。多層チューブの第2の層が、第1の層に均一
に結合されている。この第2の層は、一成分がチューブの所望の寿命中に第1の
層と第2の層の間の離層(delamination)を防止するように第1の層と十分に永
続的に層結合(laminar connection)し得る非ポリエステル系、非アルコール系
熱可塑性材料であるところの押し出し可能で溶融加工可能な2色(two-part)熱
可塑性材料から本質的になる。第2の層の熱可塑性材料は、第1の層に使用され
る熱可塑性材料と化学的に非類似の少なくとも1つの他の成分を有する。本多層
チューブは、また、第2の層に均一に結合し、熱可塑性エラストマー、ポリアミ
ドおよびそれらの混合物からなる群の中から選ばれる熱可塑性物質を大部分成分
(major constituent)として有する押し出し可能で溶融加工可能な熱可塑性材 料から本質的になる第3の層を含む。本発明のチューブは、場合に応じて、それ
ぞれの層の間に介挿された追加の層または第3の層の外側表面を覆う追加の層を
含み得る。
【0018】 本発明の目的、特徴および利点は、図面を参照して、以下の記述からより容易
に明らかになるであろう。
【0019】 好ましい態様および代替態様の説明 本発明は、少なくとも1つの内側のまたは第1の層14、少なくとも1つの中
間のまたは第2の層16および少なくとも外側のまたは第3の層12を含む多層
燃料ラインおよび蒸気チューブ10である。本発明のチューブ10は、好ましく
は、通常の共押し出しプロセスにおいて所定の熱可塑性材料を共押出することに
よって作製される。チューブ10は、好適な長さに共押出するか、連続長さに共
押出した後に所定の用途に適合するように切断することができる。本発明のチュ
ーブ10は、50mmまでの外径を有することができる。燃料ラインや蒸気回収
システムのような用途において、63.5mm(2.5インチ)までの外径を製
造することができる。
【0020】 本発明の多層チューブは、所望により好適な壁厚を有し得る。ここに記述する
もののような自動車システムにおいては、0.5mm〜2.0mmの壁厚が一般
的に採用され、約0.8mm〜約1.5mmの壁厚が好ましく、約0.8mm〜
約1.25mmの壁厚が最も好ましい。
【0021】 論じている壁厚は、チューブの外側表面を覆い得る外部ジャケットを除外した
ものである。種々の熱可塑性材料からなる複数の被覆層を有するチューブ材を作
製することは本発明の範囲内にある。好ましくは、本発明のチューブ10は、結
合層を含めて最大5つの層を有する。しかしながら、所望により、および技術的
に許容される通り、追加の層を含めることができる。5つの層が一般的な最大限
であると考えられるが、3つまたは4つの層を有するチューブも意図されている
。共押し出し方法により得られれば5つよりも多い追加の層も、本発明の範囲か
ら除外されるべきではない。
【0022】 本発明のチューブ10は、自動車における使用に好適な物品であり、外部環境
と非反応性であり、種々の衝撃、振動疲労および温度変化並びに自動車の通常の
操作過程を通じてそれが曝されるであろう種々の腐食性および劣化性化合物への
暴露に耐え得るところの比較的厚い外側または第3の層12を有する。本発明の
外側または第3の層12に使用するために好適な材料は、一般に、紫外線劣化、
極度の温度変化、および操作環境での使用が許容されるガソリンおよびその添加
剤への暴露に対して十分な耐性を示すところの溶融加工可能で押し出し可能な熱
可塑性材料と定義される。好ましい材料は、また、塩化亜鉛への暴露のような環
境危険に対する耐性、およびエンジン油やブレーキ流体のような物質と接触した
ときの劣化に対する耐性を示し得るものである。種々の列挙した特性の相対的な
重要性は、最終チューブ構造における第3の層の位置に依存することを理解すべ
きである。
【0023】 一般に、外側層およびそれに均一に結合したいずれもの内部層は、約−40℃
〜約150℃の範囲、好ましくは−20℃〜120℃の範囲の外部使用温度での
使用に好適な多層チューブをもたらすことが期待される。チューブ10の種々の
層は、互いに一体的にラミネートされて得られる多層ユニットを提供する。種々
の層は、多層チューブ10の寿命を通じて耐離層性である。本発明の多層チュー
ブ10は、好ましくは、25N/mm2 以上の引張強さ、および少なくとも15
0%の破断点伸び値を有する。多層チューブ10は、好ましくは、少なくとも2
0バールの23℃および120℃での破裂強さを有する。多層チューブ10は、
ブレーキ流体、エンジン油、およびガソリン中に見いだされるもののような過酸
化物への暴露に対し耐性を示す。好ましくは、一般に、多層チューブ10は、そ
して少なくとも外側層12に使用される熱可塑性材料は特に、−20℃という低
い使用温度で適切な耐衝撃性を示し、−40℃という低い使用温度に対する耐衝
撃性が好ましい。ここで用いる用語「耐衝撃性」は、衝撃に耐える熱可塑性材料
の能力と定義される。ここで使用される耐衝撃性は、SAE J2260(19
97年11月1日)に定義されている耐衝撃性決定のための方法に従って約−4
0℃未満の温度で少なくとも2フット−ポンドに耐える能力と定義される。
【0024】 本発明の細長い多層チューブ10は、半径方向に最も内側に配置された内側ま
たは第1の層14を含む。この内側のまたは第1の層は、炭化水素を含有する流
体に対し長期間暴露し得る内側表面(内面)18を有する。好ましくは、第1の
層14は、大部分成分としてポリアミド、熱可塑性エラストマーおよびそれらの
混合物からなる群の中から選ばれる熱可塑性材料を有する溶融加工可能な熱可塑
性材料から本質的になる。
【0025】 好適なポリアミドには、脂肪族ホモ重縮合体および共重縮合体が含まれる。好
適なポリアミドは、ナイロン4,6、ナイロン6,6、ナイロン6,12、ナイ
ロン8,10、ナイロン10,10、ナイロン6、ナイロン10,12、ナイロ
ン11、ナイロン12およびナイロン12,12、およびそれらの混合物が含ま
れる。好ましいポリアミドは、ナイロン6、ナイロン6,6、ナイロン10,1
2、ナイロン11、ナイロン12,12、ナイロン12およびそれらの混合物か
らなる群の中から選ばれる物質である。上記ポリアミドの表記は、最初の数字が
出発のジアミンの炭素原子数を意味し、最後の数字がジカルボン酸の炭素原子数
を意味するという国際規格に対応する。1つの数字だけが示されている場合は、
出発の物質はαωアミノカルボン酸またはそれから誘導されるラクタムであった
【0026】 コポリアミドを使用することができ、コエス(coess)酸としてアジピン酸、 セバシン酸、スベリン酸、イソフタル酸、テレフタル酸、またはビス(4−アミ
ノシクロヘキシル)−メタン、トリメチルヘキサメチレンジアミン、ヘキサメチ
レンジアミンまたは類似のナイロン12、ナイロン11、ナイロン6、ナイロン
6,6およびそれらの混合物からなる群の中から選ばれるコジアミンから製造す
ることができる。
【0027】 本発明に使用することができる熱可塑性エラストマーは、サントプレン(SANT
OPRENE)、クレイトン(KRAYTON)、サーリンク(SARLINK)、ビケム(VICHEM)
、カリロン(CARILON)およびそれらの混合物から選ばれる溶融加工可能な熱可 塑性材料である。サントプレンTMは、ミズーリ州セントルイスのアドバンスト・
エラストマー・システムズから市販されている熱可塑性ゴムであり、クレイトン TM は、テキサス州ヒューストンのシェル・ケミカル・カンパニーから市販されて
いるスチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体からなる熱可塑
性ゴムである。サーリンクは、マサチューセッツ州レオミンスターのノバコア・
ケミカルズから市販されている耐油性熱可塑性材料である。ビケムは、ミシガン
州アレンデールのビケム・コーポレーションから市販されているポリ塩化ビニル
化合物のファミリーを示す。カリロンは、テキサス州ヒューストンのシェル・ケ
ミカル・カンパニーから市販されている脂肪族ポリケトンである。本発明に使用
し得る好適なカリロンポリマーは、DP1000と表示されている。
【0028】 好ましい態様において、内側層は、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6
、ナイロン6,6およびそれらの混合物からなる群の中から選ばれるポリアミド
から本質的になり、ナイロン12が最も好ましい。以前持たれていた確信とは反
対に、ほとんどの場合モノマーおよびオリゴマーの可溶化という悪影響なしにポ
リアミド物質を内側燃料接触層に成功裏に使用し得ることが見いだされた。
【0029】 本発明の多層チューブ10は、また、第1の層12に均一に結合した第2の層
16を含む。この第2の層16は、チューブ10の所望の寿命中に第1の層から
の離層を防止するように第1の層と十分に永続的な層結合し得る押し出し可能で
溶融加工可能な非ポリエステル系で非アルコール系の熱可塑性材料から実質的に
なる。第2の層16に使用される熱可塑性材料は、第1の層に使用される熱可塑
性材料と化学的に非類似の少なくとも1種の成分を有する。ここで用いられてい
る用語「化学的に非類似」は、第1の層14のポリマー材料の大部分成分と異な
る化学ファミリーからのポリマー材料を意味すると定義される。第1の層14の
大部分成分がポリアミドからなる群の中から選ばれる熱可塑性材料である場合に
は、第2の層の少なくとも1つの成分材料は、非ポリアミド系熱可塑性材料であ
る。第1の層14の熱可塑性材料の大部分成分が熱可塑性エラストマーである場
合には、第2の層は、当該熱可塑性エラストマーと化学的に非類似の少なくとも
1つの成分を含む。
【0030】 好ましくは、第2の層16に使用される熱可塑性材料は、それに対して直ぐ内
側および直ぐ外側の熱可塑性共押し出し層との間で好適な化学結合を達成し得る
。好ましくは、第2の層16に使用される熱可塑性材料は、また、チューブ10
内を搬送される流体の成分、すなわち燃料の成分による透過に対して抵抗を示す
。本熱可塑性材料は、種々の可塑剤または他の改変・改良剤を含んでいてもいな
くてもよい。
【0031】 1つの態様において、第2の層16は、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビ
ニル、ポリ酢酸ビニル−ウレタンブレンド、およびそれらの混合物からなる群の
中から選ばれる熱可塑性材料から実質的になる。1つの好ましいフルオロプラス
チック材料は、クロロジフルオロエタンの熱脱ハロゲン化から誘導されるポリビ
ニリデンである。1つの好ましい非フルオロカーボン材料は、ポリ酢酸ビニル/
ウレタンブレンドである。好ましい材料は、内側層に使用されるポリマーに対し
て親和性を示す。好適な熱可塑性材料は、ペンシルベニア州フィラデルフィアの
elfアクィテーングループのアトケム社から「アデフロン(ADEFLON)」とい う商品名の下で市販されている。
【0032】 あるいは、第2の層16に使用される押し出し可能で溶融加工可能な非ポリエ
ステル系、非アルコール系熱可塑性材料は、第1の化学的に非類似の成分として
イソシアネート物質を、およびその第2の成分としてポリアミドを含有すること
ができる。好ましくは、この溶融加工可能な熱可塑性材料は、ナイロン6、ない
トン6,6、ナイロン11、ナイロン12およびそれらの混合物からなる群の仲
から選ばれ、ナイロン12が最も好ましい。
【0033】 第2の層16の溶融加工可能な非ポリエステル系、非アルコール系熱可塑性材
料は、少なくとも2つのイソシアネート基を有する化合物である。好適な化合物
には、二官能性およびそれ以上の官能性のイソシアネート、好ましくは芳香族お
よび脂環族イソシアネート、例えば1,4フェニレンジイソシアネート、2,4
−トリレンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネート、1,4−ナ
フタレンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、ジフェ
ニルメタン2,4−ジイソシアネート、ジフェニルメタン4,4’−ジイソシア
ネート、ジフェニルメタン2,2’ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネ
ート、1,4−テトラメチレンジイソシアネート、1,12ドデカンジイソシア
ネート、トリフェニルメタン4,4’,4”トリイソシアネート、シクロヘキサ
ン1,3−ジイソシアネート、シクロヘキサン1,4−ジイソシアネート、シク
ロブタン1,3−ジイソシアネート、2,4−ヘキサヒドロトリレンジイソシア
ネート、2,6−ヘキサヒドロトリレンジイソシアネート、ヘキサヒドロ−1,
3−フェニレンジイソシアネート、ヘキサヒドロ−1,4−フェニレンジイソシ
アネート、ノルボルネンジイソシアネート、p−またはm−キシリレンジイソシ
アネート、ペルヒドロ−2,4−ジフェニルメタンジイソシアネートおよびペル
ヒドロ−4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネートが含まれる。また、イソ
シアヌレート、ウレタン、アクリル化尿素、ビウレット、カルボジイミドまたは
エステル基を有するイソシアネート、並びにイソシアネートおよびペル塩素化亜
リールイソシアネートを含有するオリゴマー脂肪酸も好適である。
【0034】 第2の層16に使用されるイソシアネート変性熱可塑性材料は、好ましくは、
ポリアミドを約60ないし約99重量%、少なくとも2つのイソシアネート基を
含有する化合物をこの化合物から生じるイソシアネート基が熱可塑性材料の約0
.03ないし約3重量%の全イソシアネート濃度を提供するように約1ないし約
40重量%含有する。好ましくは、本熱可塑性材料は、ポリアミドを約70ない
し約98重量%、および最も好ましくは2.5ないし約10重量%の量で存在す
る少なくとも2つのイソシアネート基を有する化合物を約2ないし約30重量%
含有する。好ましい態様において、全イソシアネート基濃度は約0.3ないし約
1.8%である。好ましくは、イソシアネート基を含有する化合物は、少なくと
も1つのイソシアヌレート、ウレタン、アクリル化尿素、ビウレット、カルボジ
イミドまたはエステル基を有する。少なくとも2つのイソシアネート基を有する
化合物についての好ましい物質は、イソホロンジイソシアネート、イソホロンジ
イソシアネートから誘導されるイソシアヌレートおよびそれらの混合物からなる
群の中から選ばれる。
【0035】 第3の層12は、第2の層に均一に結合されており、熱可塑性エラストマー、
ポリアミドおよびそれらの混合物からなる群の中から選ばれる熱可塑性材料を大
部分成分として有する押し出し可能で溶融加工可能な熱可塑性材料から実質的に
なる。好適な熱可塑性エラストマーは、第1の層に関して先に列挙したものであ
る。好適なポリアミドは、一般に、第1の層に関して規定したものであり、ポリ
アミドは、好ましくは、ナイロン12、ナイロン11、耐塩化亜鉛性ナイロン6
、ナイロン6,6およびそれらの混合物からなる群の中から選ばれ、ナイロン1
2が最も好ましい。外側層に使用される熱可塑性ポリアミド物質は、未修飾でも
よいし、種々の可塑剤、耐衝撃性改良剤を含有して修飾されていてもよいことが
期待される。好ましい熱可塑性材料は、一般に、少なくとも150%の破断点伸
びを有し、約−40℃未満の温度で少なくとも2フット−ポンドの衝撃に耐える
能力を有する。必要により、種々の他の物質を添加して、紫外線劣化に対する、
塩化亜鉛のような環境危険への暴露に対する、並びにエンジン油およびブレーキ
流体との接触による劣化に対する耐性を向上させることができる。好適な耐衝撃
性改良剤には、エチレン/プロピレン共重合体またはエチレン/プロピレン/ジ
エン共重合体が含まれるが、それらに限定されない。
【0036】 ナイロン6を使用する場合には、ナイロン6は固有的に耐塩化亜鉛性を示すか
、SAEスタンダードJ2260に概説されている性能要件すなわち、50重量
%塩化亜鉛溶液中に200時間浸漬後の非反応性7.5よりも大きいか等しい耐
塩化亜鉛性のレベルを付与するために十分量の改良剤を含有することが期待され
る。本発明の多層チューブ10の第3の層12に使用されるナイロン6は、当業
者に知られている様態で種々の可塑剤、難燃剤等で修飾してもよい。
【0037】 加えて、本発明の細長い多層チューブ10は、第1の層14と第2の層16の
間または第3の層14と第2の層16との間に介挿された少なくとも1つの中間
の結合層20を含むことができる。また、本発明の多層チューブ10が、第1の
層14と第2の層16との間および第2の層16と第3の層14との間に介挿さ
れた少なくとも1つの中間の結合層を含むことも本発明の範囲内にある。図2に
示すように、第2の層16と第3の層12との間に1つの中間の結合層20が介
挿されている。中間の結合層20は、下側および上側の層と好適な層接着し得る
好適な溶融加工可能な熱可塑性材料で構成される。好ましくは、中間の結合層2
0または複数結合層20、22は、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、
エチレンテトラフルオロエチレンの共重合体、ウレタンとポリ酢酸ビニルとのブ
レンド、およびそれらの混合物からなる群の中から選ばれる溶融加工可能な熱可
塑性材料から本質的になる。
【0038】 本発明のチューブ10は、また、場合により、第3のまたは外側の層12を囲
む外側のジャケット22を含むことができる。ジャケット22は、押し出しプロ
セス中に他の層と共押出されるか、クロスヘッド押し出しによるように後のプロ
セスで加えることができる。外側のジャケット22は、その構造的または絶縁的
特性について選ばれたいずれもの材料で作ることができ、いずれもの好適な壁厚
のものであってよい。好ましい態様において、外側のジャケット22は、耐塩化
亜鉛性のナイロン6、ナイロン6,6、ナイロン11、ナイロン12、ポリプロ
ピレン、熱可塑性エラストマーおよびそれらの混合物からなる群の中から選ばれ
る熱可塑性材料で作ることができる。好適な熱可塑性エラストマーには、サント
プレン、クレイトン、ビケムおよびサーリンクが含まれる。
【0039】 所望ならば、本発明の多層チューブ10は、少なくとも1つの層が多層チュー
ブ10を使用中にチューブ中に蓄積する静電荷を散逸(dissipate)させ得るよ うにする導電特性を示すように好適に提供され得る。静電散逸特性を望む場合、
内側の層の1つが静電散逸特性を示すことが好ましい。半径方向に最も内側の燃
料接触層が静電散逸特性を示すことが最も好ましい。
【0040】 ここで用いる「静電散逸特性」は、多層チューブに蓄積する静電荷を散逸させ
る物質の能力である。この能力は、電荷が所定の物質中を移動し得るそのし易さ
の量化と考えることができる。燃料自動車システムの部品において、物質の静電
散逸特性は、測定された表面抵抗率(オーム・パー・スクウェアと表現される)
に基づいて区別(differentiate)される。物質の「表面抵抗」は、測定された 抵抗率に試料表面の寸法の比(電極間の距離で除した、電流経路を規定する電極
の幅)を乗じたものであり、測定された抵抗を電極が正方形の対向辺を形成した
ときに得られる抵抗に変換するものである。測定の単位は、一般に、オーム・パ
ー・スクウェア(オーム/スクウェア)で規定される。
【0041】 Rs =R・π・d/L ここで、Rは、測定された抵抗、dは、チューブのID、Lは、電極間距離であ
る。
【0042】 静電散逸特性を望む場合、本発明のチューブ10は、ポリマー材料がポリマー
層の静電散逸能力を示し、当該層の静電散逸能力がチューブ中に蓄積もしくは溜
まる速度とほぼ等しいかそれよりも速いレベルで電荷をリークさせるに十分であ
るところの少なくとも1つの層を含む。静電荷の蓄積は、局所的な電荷不均衡を
生じさせる流れ遷移(flow transition)の領域において電荷が蓄積する現象で ある。チェックしなければ、この不均衡は、散逸の速度が蓄積の速度と等しくな
るか、放電のような制限機構が生じて電荷のレベルをバランスさせるか最低でも
減少させるようになるまで成長し続ける。静電散逸は、グラウンドへの伝導を通
して減少する不均衡電荷の作用である。静電散逸層に使用されるポリマー材料は
、好ましくは、「穏やかに導電性」または「十分に散逸性」である電気特性を有
するものと定義できるものである。ここで用いている用語「穏やかに導電性」は
、約1×104 オーム・パー・スクウェア〜約1×106 オーム・パー・スクウ
ェアの表面抵抗率レベルの量と定義される。ここで用いている用語「十分に散逸
性」は、1×106 オーム・パー・スクウェアよりも大きいが1×1010 オー ム・パー・スクウェアよりも小さい測定された表面抵抗率レベルを有するものと
定義される。
【0043】 静電散逸可能な層に使用されるポリマー材料は、ここでは、本発明の導電層と
いうが、固有の静電散逸性を示すか、好ましくは、その組成中に所望の範囲で静
電散逸を可能とするに十分な量で導電性媒体を含むことができる。導電性媒体は
、この静電散逸を達成し得る本来の組成のいずれもの好適な物質であり得る。導
電性材料は、元素状炭素、ステンレス鋼、銅、銀、金、ニッケルおよびケイ素の
ような高導電性金属、およびそれらの混合物からなる群の中から選ぶことができ
る。ここで用いている用語「元素状炭素」は、普通「カーボンブラック」と呼ば
れる材料を記述し含むべく使用されている。ここで規定するカーボンブラックは
、気化した重油フラクションを完全燃焼に十分な空気で燃焼させることによって
生成する微細形態の炭素である。カーボンブラックは、また、クラッキングまた
は直接燃焼によりメタンまたは天然ガスからも製造し得る。カーボンブラックは
、炭素の繊維、球体等の形態で存在し得る。
【0044】 熱可塑性材料中に含有される導電性材料の量は、一般に、低温耐久性と多層チ
ューブ10内を通るガソリンまたは燃料の劣化効果に対する耐性を考慮して制限
される。好ましい態様において、熱可塑性材料は、静電散逸を達成するに十分な
量の導電性材料を含有する。一般的にいえば、熱可塑性材料中に使用される導電
性材料の最大量は、約7体積%未満であり、約2〜約4体積%の濃度が好ましい
。導電性材料は、ポリマーの結晶構造中に割り込み的に(interstitially)一体
化されるように溶融加工可能な熱可塑性材料にブレンドされるか、または熱可塑
性材料を構成するモノマーの重合中に含めることができる。どのような理論にも
拘束されるものではないが、カーボンブラックのような炭素含有材料は、包囲す
る熱可塑性材料の共重合中に含めることができると確信される。ステンレス鋼の
ような材料は、ポリマーの結晶構造中により容易にブレンドされる。好ましい態
様において、表面抵抗で測定した静電散逸性は、SAE J2260に記載され
ている表面抵抗の測定および算出方法により測定して1×104 オーム・パー・
スクウェアないし1×109 オーム・パー・スクウェアである。
【0045】 静電散逸性は、当該材料のバルクを通る伝導が蓄積した電荷の減少および表面
散逸に寄与し得ることを認識した測定量である体積抵抗で表現することもできる
ことを理解すべきである。体積抵抗は、表面抵抗レベルに関連し得るが、形状に
依存する。また、静電散逸を電荷散逸の速度で定量化することもできる。これは
、MIL−B−81705bにより規定されているような手法に従って測定する
ことができる。体積抵抗と同様、3つのタームを規定するために使用される電荷
減衰の実際の時間は、形状に依存する。そのような相関は、当業者により容易に
確認することができる。
【0046】 第1の層14が、好ましくはそれぞれ互いに化学的に類似する熱可塑性材料で
構成される第1および第2のサブ層24および26で構成し得ることも本発明の
範囲内である。好ましくは、そのような態様において、第1の層14は、所定の
第1の半径方向厚さと炭化水素含有燃料に長期間暴露し得る内面を有する半径方
向に最も内側に配置された第1のサブ層24を含む。第1の層は、また、所定の
第2の半径方向厚さを有する第2のサブ層26を含む。第2の所定の半径方向厚
さは、第1のサブ層22の所定の半径方向厚さと少なくとも等しいかそれよりも
大きい。第2のサブ層は、第1のサブ層に均一に結合されている。好ましくは、
少なくとも1つのサブ層29は、上に述べた様態で静電荷を散逸し得、それは第
1のサブ層24であることが好ましい。
【0047】 第1および第2のサブ層は、一般的に、同じであるか類似の溶融加工し得る熱
可塑性材料で構成され、有意の差異は静電散逸性である。
【0048】 本発明の好ましい態様、形態、部材の配置を詳細に記載したが、開示された態
様は修飾し得ることが当業者には明らかであろう。それ故、上記記述は、限定的
であるよりも例示的であるものとみなすべきであり、本発明の真の範囲は、請求
の範囲に規定されたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による3つの層を有する1つの多層チューブの断面図。
【図2】 第2の層と第3の層との間に介挿された中間結合層を有する図1に示す本発明
による3つの層を有する1つのチューブの断面図。
【図3】 本発明による5つの層を有する図1に示す1つのチューブの断面図。
【符号の説明】
10…多層チューブ 12…第3の層 14…第1の層 16…第2の層 18…内面 20…結合層 24、26…サブ層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ポンティブライアンド、デュアン アメリカ合衆国、ミシガン州 48455 メ タモーラ、ミラー 2050 Fターム(参考) 3H111 AA01 AA02 BA15 BA31 BA32 BA34 CB04 CB05 CB06 DA05 DA09 DB08 DB19

Claims (44)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長い多層チューブであって、 半径方向に最も内側に設けられ、炭化水素を含有する流体に長期間暴露し得る
    内面を有し、溶融加工可能な熱可塑性材料から実質的になる第1の層、 該第1の層に均一に結合され、該チューブの所望の寿命中に該第1の層からの
    離層を防止するように該第1の層と十分に永続的な層結合し得る押し出し可能で
    溶融加工可能な非ポリエステル系、非アルコール系熱可塑性材料から実質的にな
    る第2の層、 該第2の層に均一に結合され、熱可塑性エラストマー、ポリアミドおよびそれ
    らの混合物からなる群の中から選ばれる熱可塑性物質を大部分成分として有する
    押し出し可能で溶融加工可能な熱可塑性材料から実質的になる第3の層 を備え 該第2の層の熱可塑性材料が該第3の層の熱可塑性材料と化学的に非類似の少
    なくとも1つの成分を含有する細長い多層チューブ。
  2. 【請求項2】 ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、エチレンテトラ
    フルオロエチレンの共重合体、ウレタンとポリ酢酸ビニルとのブレンド、および
    それらの混合物からなる群の中から選ばれる溶融加工可能な熱可塑性材料から実
    質的になり、該多層チューブの該層の少なくとも2つの間に介挿された少なくと
    も1つの中間の結合層をさらに備える請求項1に記載の細長い多層チューブ。
  3. 【請求項3】 該第2の層に使用される熱可塑性材料が、溶融加工可能なポ
    リアミドおよびフルオロプラスチック材料で構成されるポリマーアロイから実質
    的になる請求項2に記載の細長い多層チューブ。
  4. 【請求項4】 該第2の層に使用されるフルオロプラスチック材料が、ポリ
    フッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、エチレンテトラフルオロエチレンの共重
    合体およびそれらの混合物からなる群の中から選ばれる請求項3に記載の細長い
    多層チューブ。
  5. 【請求項5】 該第2の層に使用されるポリアミドが、ナイロン12、ナイ
    ロン11、ナイロン6、ナイロン10,12およびそれらの混合物からなる群の
    中から選ばれる請求項4に記載の細長い多層チューブ。
  6. 【請求項6】 該第1の層に使用される溶融加工可能な熱可塑性材料が、フ
    ルオロプラスチック、熱可塑性エラストマー、ポリアミドおよびそれらの混合物
    からなる群の中から選ばれる請求項2に記載の細長い多層チューブ。
  7. 【請求項7】 該第1の層に使用されるポリアミドが、ナイロン11、ナイ
    ロン12、ナイロン6、ナイロン6,6およびそれらの混合物からなる群の中か
    ら選ばれる請求項6に記載の細長い多層チューブ。
  8. 【請求項8】 該第1の層の熱可塑性エラストマーが、サーリンク、クレイ
    トン、ビケム、サントプレンおよびそれらの混合物からなる群の中から選ばれる
    熱可塑性エラストマーである請求項6に記載の細長い多層チューブ。
  9. 【請求項9】 該第1の層に使用される熱可塑性材料が、エチレンテトラフ
    ルオロエチレンの共重合体、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデンおよびそ
    れらの混合物からなる群の中から選ばれるフルオロプラスチックである請求項6
    に記載の細長い多層チューブ。
  10. 【請求項10】 少なくとも1つの層が、静電荷を散逸させ得る請求項2に
    記載の細長い多層チューブ。
  11. 【請求項11】 少なくとも該第1の層が、静電荷を散逸させ得る請求項1
    0に記載の細長い多層チューブ。
  12. 【請求項12】 表面抵抗率として測定された静電荷散逸が、1×106
    ーム/スクウェアより小さい請求項11に記載の細長い多層チューブ。
  13. 【請求項13】 少なくとの1つの層が、放電事象を防止するに十分な静電
    荷を散逸させる量の導電性媒体を含有する請求項10に記載の細長い多層チュー
    ブ。
  14. 【請求項14】 少なくとも1つの層が、銅、銀、金、ニッケル、ケイ素、
    カーボンブラック、およびそれらの混合物からなる群の中から選ばれる導電性媒
    体を約7体積%未満で含有する請求項13に記載の細長い多層チューブ。
  15. 【請求項15】 該第2の層に使用される熱可塑性材料が、少なくとも2つ
    のイソシアネート基を有する溶融加工可能な化合物、および熱可塑性エラストマ
    ー、ポリアミドおよびそれらの混合物からなる群の中から選ばれる熱可塑性化合
    物から実質的になる請求項1に記載の細長い多層チューブ。
  16. 【請求項16】 該第2の層に使用される溶融加工可能な熱可塑性材料が、
    ポリアミド約50ないし99重量%、および少なくとも2つのイソシアネート基
    を有する化合物約1ないし40重量%を含む請求項15に記載の細長い多層チュ
    ーブ。
  17. 【請求項17】 該少なくとも2つのイソシアネート基を有する化合物が、
    イソシアネート、ウレタン、アクリル化尿素、ビウレット、カルボジイミドおよ
    びエステルからなる群の中から選ばれる少なくとも1つの官能基を有する請求項
    16に記載の細長い多層チューブ。
  18. 【請求項18】 該少なくとも2つのイソシアネート基を有する化合物が、
    イソホロンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネートから誘導されるイソ
    シアヌレートおよびそれらの混合物からなる群の中から選ばれる請求項16に記
    載の細長い多層チューブ。
  19. 【請求項19】 該第2の層に使用されるポリアミドが、ナイロン11、ナ
    イロン12、ナイロン6およびそれらの混合物からなる群の中から選ばれる請求
    項16に記載の細長い多層チューブ。
  20. 【請求項20】 少なくとも1つの層が、1×104 オーム/スクウェアな
    いし1×106 オーム/スクウェアの範囲内の静電荷を散逸させ得る請求項15
    に記載の細長い多層チューブ。
  21. 【請求項21】 少なくとも該第1の層が、静電荷を散逸させ得る請求項2
    0に記載の細長い多層チューブ。
  22. 【請求項22】 少なくとの1つの層が、放電事象を防止するに十分な静電
    荷を散逸させる量の導電性媒体を含有する請求項20に記載の細長い多層チュー
    ブ。
  23. 【請求項23】 少なくとも1つの層が、銅、銀、金、ニッケル、ケイ素、
    カーボンブラック、およびそれらの混合物からなる群の中から選ばれる導電性媒
    体を約7体積%未満で含有する請求項22に記載の細長い多層チューブ。
  24. 【請求項24】 該第1の層が、 半径方向に最も内側に配置され、所定の第1の半径方向厚さと炭化水素を含有
    する流体に長期間暴露し得る内面とを有する第1のサブ層、および 所定の第2の半径方向厚さを有し、該第2の所定の半径方向厚さは該第1の所
    定の半径方向厚さに少なくとも等しく、かつ該第1のサブ層に均一に結合された
    第2のサブ層 を備え、 少なくとも該第1のサブ層が静電荷を散逸させ得る請求項21に記載の細長い
    多層チューブ。
  25. 【請求項25】 細長い多層チューブであって、 半径方向に最も内側に設けられ、炭化水素を含有する流体に長期間暴露し得る
    内面を有し、溶融加工可能な熱可塑性材料から実質的になる第1の層、 該第1の層に均一に結合され、該チューブの所望の寿命中に該第1の層からの
    離層を防止するように該第1の層と十分に永続的な層結合し得る押し出し可能で
    溶融加工可能な非ポリエステル系、非アルコール系熱可塑性材料から実質的にな
    り、該熱可塑性材料が、 a)少なくとも2つのイソシアネート基を有する非ポリエステル系、非アル
    コール系の溶融加工可能な化合物、および b)熱可塑性エラストマー、ポリアミドおよびそれらの混合物からなる群の
    中から選ばれる熱可塑性化合物 から実質的になるところの第2の層、 該第2の層に均一に結合され、熱可塑性エラストマー、ポリアミドおよびそれ
    らの混合物からなる群の中から選ばれる熱可塑性物質を大部分成分として有する
    押し出し可能で溶融加工可能な熱可塑性材料から実質的になる第3の層 を備える細長い多層チューブ。
  26. 【請求項26】 該第2の層に使用される溶融加工可能な熱可塑性材料が、
    ポリアミド約50ないし99重量%、および少なくとも2つのイソシアネート基
    を有する化合物約1ないし40重量%を含む請求項25に記載の細長い多層チュ
    ーブ。
  27. 【請求項27】 該少なくとも2つのイソシアネート基を有する化合物が、
    イソシアネート、ウレタン、アクリル化尿素、ビウレット、カルボジイミドおよ
    びエステルからなる群の中から選ばれる少なくとも1つの官能基を有する請求項
    26に記載の細長い多層チューブ。
  28. 【請求項28】 該少なくとも2つのイソシアネート基を有する化合物が、
    イソホロンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネートから誘導されるイソ
    シアヌレートおよびそれらの混合物からなる群の中から選ばれる請求項26に記
    載の細長い多層チューブ。
  29. 【請求項29】 該第2の層に使用されるポリアミドが、ナイロン11、ナ
    イロン12、ナイロン6およびそれらの混合物からなる群の中から選ばれる請求
    項26に記載の細長い多層チューブ。
  30. 【請求項30】 ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、エチレンテト
    ラフルオロエチレンの共重合体、ウレタンとポリ酢酸ビニルとのブレンド、およ
    びそれらの混合物からなる群の中から選ばれる溶融加工可能な熱可塑性材料から
    実質的になり、該多層チューブの該層の少なくとも2つの間に介挿された少なく
    とも1つの中間の結合層をさらに備える請求項26に記載の細長い多層チューブ
  31. 【請求項31】 該第1の層に使用される熱可塑性材料が、フルオロプラス
    チック、熱可塑性エラストマー、ポリアミドおよびそれらの混合物からなる群の
    中から選ばれる請求項26に記載の細長い多層チューブ。
  32. 【請求項32】 該第1の層に使用される熱可塑性材料が、ナイロン11、
    ナイロン12、ナイロン6、ナイロン6,6およびそれらの混合物からなる群の
    中から選ばれる請求項31に記載の細長い多層チューブ。
  33. 【請求項33】 該第1の層の熱可塑性エラストマーが、サーリンク、クレ
    イトン、ビケム、サントプレンおよびそれらの混合物からなる群の中から選ばれ
    る熱可塑性エラストマーである請求項31に記載の細長い多層チューブ。
  34. 【請求項34】 該第1の層に使用される熱可塑性材料が、エチレンテトラ
    フルオロエチレンの共重合体、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデンおよび
    それらの混合物からなる群の中から選ばれるフルオロプラスチックである請求項
    31に記載の細長い多層チューブ。
  35. 【請求項35】 少なくとも1つの層が、1×106 オーム/スクウェアな
    いし1×109 オーム/スクウェアの範囲の静電荷を散逸させ得る請求項27に
    記載の細長い多層チューブ。
  36. 【請求項36】 少なくとの1つの層が、放電事象を防止するに十分な静電
    荷を散逸させる量の導電性媒体を含有する請求項10に記載の細長い多層チュー
    ブ。
  37. 【請求項37】 少なくとも1つの層が、銅、銀、金、ニッケル、ケイ素、
    カーボンブラック、およびそれらの混合物からなる群の中から選ばれる導電性媒
    体を約7体積%未満で含有する請求項36に記載の細長い多層チューブ。
  38. 【請求項38】 少なくとも該第1の層が、静電荷を散逸させ得る請求項3
    4に記載の細長い多層チューブ。
  39. 【請求項39】 該第1の層が、 半径方向に最も内側に配置され、所定の第1の半径方向厚さと炭化水素を含有
    する流体に長期間暴露し得る内面とを有する第1のサブ層、および 所定の第2の半径方向厚さを有し、該第2の所定の半径方向厚さは該第1の所
    定の半径方向厚さに少なくとも等しく、かつ該第1のサブ層に均一に結合された
    第2のサブ層 を備え、 少なくとも該第1のサブ層が約1×106 オーム/スクウェアないし約1×1
    9 オーム/スクウェアの範囲の静電荷を散逸させ得る請求項34に記載の細長
    い多層チューブ。
  40. 【請求項40】 細長い多層チューブであって、 半径方向に最も内側に設けられ、炭化水素を含有する流体に長期間暴露し得る
    内面を有し、溶融加工可能な熱可塑性材料から実質的になる第1の層、 該第1の層に均一に結合され、該チューブの所望の寿命中に該第1の層からの
    離層を防止するように該第1の層と十分に永続的な層結合し得る押し出し可能で
    溶融加工可能な非ポリエステル系、非アルコール系熱可塑性材料から実質的にな
    り、該熱可塑性材料が、 a)少なくとも2つのイソシアネート基とイソシアネート、ウレタン、アク
    リル化尿素、ビウレット、カルボジイミドおよびエステルからなる群の中から選
    ばれる少なくとも1つの官能基とを有する溶融加工可能な化合物約1ないし40
    重量%、および b)熱可塑性エラストマー、ポリアミドおよびそれらの混合物からなる群の
    中から選ばれる熱可塑性化合物約50ないし99重量% から実質的になるところの第2の層 を備える細長い多層チューブ。
  41. 【請求項41】 該少なくとも2つのイソシアネート基を有する化合物が、
    イソホロンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネートから誘導されるイソ
    シアヌレートおよびそれらの混合物からなる群の中から選ばれる請求項40に記
    載の細長い多層チューブ。
  42. 【請求項42】 該第2の層の熱可塑性材料の第2の成分が、ナイロン11
    、ナイロン12、ナイロン6およびそれらの混合物からなる群の中から選ばれる
    ポリアミドである請求項41に記載の細長い多層チューブ。
  43. 【請求項43】 ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、エチレンテト
    ラフルオロエチレンの共重合体、ウレタンとポリ酢酸ビニルとのブレンド、およ
    びそれらの混合物からなる群の中から選ばれる溶融加工可能な熱可塑性材料から
    実質的になり、該第1の層と該第2の層との間に介挿された少なくとも1つの中
    間の結合層をさらに備える請求項40に記載の細長い多層チューブ。
  44. 【請求項44】 該第1の層の熱可塑性エラストマーが、サーリンク、クレ
    イトン、ビケム、サントプレンおよびそれらの混合物からなる群の中から選ばれ
    る熱可塑性エラストマーである請求項40に記載の細長い多層チューブ。
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