JP2002509792A - サイクロン式分離装置 - Google Patents

サイクロン式分離装置

Info

Publication number
JP2002509792A
JP2002509792A JP2000540937A JP2000540937A JP2002509792A JP 2002509792 A JP2002509792 A JP 2002509792A JP 2000540937 A JP2000540937 A JP 2000540937A JP 2000540937 A JP2000540937 A JP 2000540937A JP 2002509792 A JP2002509792 A JP 2002509792A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vortex finder
cyclone
long
long nose
diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000540937A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4520038B2 (ja
Inventor
ジェイムズ・ヒュー・クロゴン
Original Assignee
ノートトライ・リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ノートトライ・リミテッド filed Critical ノートトライ・リミテッド
Publication of JP2002509792A publication Critical patent/JP2002509792A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4520038B2 publication Critical patent/JP4520038B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L9/00Details or accessories of suction cleaners, e.g. mechanical means for controlling the suction or for effecting pulsating action; Storing devices specially adapted to suction cleaners or parts thereof; Carrying-vehicles specially adapted for suction cleaners
    • A47L9/0081Means for exhaust-air diffusion; Means for sound or vibration damping
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L9/00Details or accessories of suction cleaners, e.g. mechanical means for controlling the suction or for effecting pulsating action; Storing devices specially adapted to suction cleaners or parts thereof; Carrying-vehicles specially adapted for suction cleaners
    • A47L9/10Filters; Dust separators; Dust removal; Automatic exchange of filters
    • A47L9/16Arrangement or disposition of cyclones or other devices with centrifugal action
    • A47L9/1616Multiple arrangement thereof
    • A47L9/1625Multiple arrangement thereof for series flow
    • A47L9/1633Concentric cyclones
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L9/00Details or accessories of suction cleaners, e.g. mechanical means for controlling the suction or for effecting pulsating action; Storing devices specially adapted to suction cleaners or parts thereof; Carrying-vehicles specially adapted for suction cleaners
    • A47L9/10Filters; Dust separators; Dust removal; Automatic exchange of filters
    • A47L9/16Arrangement or disposition of cyclones or other devices with centrifugal action
    • A47L9/1658Construction of outlets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04CAPPARATUS USING FREE VORTEX FLOW, e.g. CYCLONES
    • B04C11/00Accessories, e.g. safety or control devices, not otherwise provided for, e.g. regulators, valves in inlet or overflow ducting
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04CAPPARATUS USING FREE VORTEX FLOW, e.g. CYCLONES
    • B04C5/00Apparatus in which the axial direction of the vortex is reversed
    • B04C5/12Construction of the overflow ducting, e.g. diffusing or spiral exits
    • B04C5/13Construction of the overflow ducting, e.g. diffusing or spiral exits formed as a vortex finder and extending into the vortex chamber; Discharge from vortex finder otherwise than at the top of the cyclone; Devices for controlling the overflow
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B04CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
    • B04CAPPARATUS USING FREE VORTEX FLOW, e.g. CYCLONES
    • B04C5/00Apparatus in which the axial direction of the vortex is reversed
    • B04C5/12Construction of the overflow ducting, e.g. diffusing or spiral exits
    • B04C5/13Construction of the overflow ducting, e.g. diffusing or spiral exits formed as a vortex finder and extending into the vortex chamber; Discharge from vortex finder otherwise than at the top of the cyclone; Devices for controlling the overflow
    • B04C2005/136Baffles in the vortex finder
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S55/00Gas separation
    • Y10S55/03Vacuum cleaner

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cyclones (AREA)
  • Filters For Electric Vacuum Cleaners (AREA)
  • Centrifugal Separators (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)
  • Liquid Crystal Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、サイクロン本体14を備えたサイクロン式分離装置10を提供する。サイクロン本体14は、少なくとも1つの流体流入口18と流体流出口とを備え、流体流出口はサイクロン本体14の長手方向軸線と同心状に配置され、サイクロン本体14の端面24からサイクロン本体内部へと突出する渦ファインダ26を備えている。該サイクロン式分離装置はさらに、渦ファインダ26内に部分的に配置されかつ渦ファインダ26の遠方端部を越えて突出する長鼻体30を備えており、サイクロン本体14の端面24から長鼻体30の最端部までの距離は渦ファインダ26の最小径の少なくとも2倍とされ、長鼻体30の断面は該長鼻体の全長にわたって円形とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はサイクロン式分離装置に係り、特に掃除機に用いられるサイクロン式
分離装置に関するものであるが、これに限定されるわけではない。
【0002】
【従来の技術】
サイクロン式分離装置は、通常上部の大径部に設けられる接線方向流入口と通
常下部の小径部に開口する円錐体とを有する円錐台形状のサイクロン本体から概
して構成される。塵を含む流体は接線方向流入口を通じて流入し、サイクロン本
体を取り巻く螺旋経路に沿って流れる。この流動の際に、塵は流体から分離され
、集塵部に開口する円錐体を通じて搬送されるかふるい落とされる。塵は集塵部
から適切に廃棄可能である。通常は空気である清浄化された流体は、サイクロン
本体の中心軸線に向かって流動して渦流を形成し、渦ファインダを経由して排出
されて行く。渦ファインダは、サイクロン本体の小径(上)端部に配置され、サ
イクロン本体の中心軸線に位置合わせされている。
【0003】 渦ファインダは、通常、サイクロン本体内に向けて下向きに延在する簡単なチ
ューブの形態で構成され、排出される流体の渦を確実にサイクロンの外部へと導
く。しかしながら、渦ファインダは、特有の欠点をいくつか有している。これら
欠点のうちの1つは、排出される流体の高い角速度に起因して、渦ファインダ内
で顕著な圧力低下が起こることである。この問題を解決する試みとして、接線方
向の流通管と組合せてサイクロンを通過して外部へと排出される流れを直線化す
るために、公知の渦ファインダの内部に複数の中心体が導入された。固定翼体を
用いて渦流を低減させるいくつかの試みもなされている。これら種々の試みは、
“装置工業においてエネルギを節約するための接線方向流通管の応用”(T O'Do
herty, M Biffin, N Syred: Journal of Process Mechanical Engineering 1192
年,Vol 206)というタイトルを付された文献に記載されている。中心体または 翼体を用いたその他の装置は、国際特許出願WO 97/46323号、国際特許出願WO 91
/06750号、米国特許第5,444,982号明細書に記載されている。これら全ての従来 技術においては、中心体の全体が渦ファインダ内に配置されるか、そうでない場
合には、中心体のごく一部がサイクロン本体内に突出するように配置されている
。これは、中心体または翼体を用いる目的が、渦流を安定化させることではなく
、渦ファインダ内の流れから渦流を除去することにあるからである。
【0004】 中心体は別の目的でもサイクロン式分離装置に導入されてきた。そのうちの1
つは、米国特許第4,278,452号明細書に記載されているように、排出される流体 を拡張させて、最外環部に位置し塵が残留している流体分離装置を通じて再循環
させることである。しかし、中心体の主要部分は渦ファインダの外部に配置され
なければならず、従って、中心体は渦ファインダ内の流体の流れを安定化させる
ことはできない。中心体の他の用途は、分離装置の分離領域内においてコロナ放
電を起こす電極を支持することである。この電極は分離領域内における分離効率
を向上させるが、電極はコロナ放電を起こすために傾斜部または尖端部を有して
いなければならないので、排出される流体を安定化させることはできない。
【0005】 渦ファインダに関する別の問題点は、サイクロン式分離装置が作動する際に、
渦ファインダの内部で摂動運動する渦核が大きな騒音を発することである。中心
体の全体を渦ファインダ内に配置することによって、排出される流体に関係する
騒音がある程度低減されるということは認識されていたが、騒音をさらに低減す
るために中心体を利用するという試みはなされて来なかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
掃除機のような家庭用機器においては、騒音は常に嫌悪されるものであり、可
能な限り低減させることが望まれている。従って、本発明の目的は、騒音レベル
が改善され家庭用機器への応用に適したサイクロン式分離装置を提供することで
ある。本発明のさらなる目的は、渦ファインダを通過した際の圧力低下量をでき
る限り小さく抑えたサイクロン式分離装置を提供することである。本発明はさら
に、家庭用掃除機への応用に適したサイクロン式分離装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は請求項1に記載のサイクロン式分離装置を提供する。本発明はまた、
請求項22に記載の長鼻体を提供する。さらなる特徴点及び好ましい特徴点は従
属請求項に記載されている。
【0008】 渦ファインダの最下端部を越えて突出する長鼻体を設け、長鼻体の最端部から
サイクロン本体の端面までの距離が渦ファインダの最小径の少なくとも2倍とす
ることによって、排出される渦流に関連した騒音が知覚できる程度低減される。
騒音低減作用は、渦ファインダが渦ファインダの外部に著しく突出していない場
合と比較して顕著に優れていることが判った。このことは、渦ファインダの壁面
によって境界が定められた際の渦核の進行が空気流における圧力の撹乱を招き、
それが騒音として顕在化するものと理解できる。従って、排出される空気が渦フ
ァインダに流入する前に、このような回転を完全に安定化させることが望ましい
。核が渦ファインダに到達する前に核の低圧領域に向けて長鼻体を延長すること
によって、核が渦ファインダに到達する前に核を安定化させることができる。騒
音レベルはこうして低減される。特定の装置を用いた実験によって、特定の寸法
諸元を有するサイクロン、渦ファインダ、及び長鼻体においては、サイクロンの
上面から長鼻体が延在すべき点までの距離に関して最適値が存在することが判っ
た。長鼻体が渦ファインダを通ってサイクロンの上面にまで延在する必要はない
ことは、以下の説明及び実施形態から明らかである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。
【0010】 図1は、サイクロン式掃除機に適したサイクロン式分離装置10を示している
。この例では、サイクロン式分離装置は、空気流の逐次浄化のために同心配置さ
れた2つのサイクロン12,14から構成されている。掃除機に関するその他の
特徴(掃除機ヘッド部またはホース、モーター、モーター用フィルター、ハンド
ル、支持車輪などに関する特徴)は図面に示していない。なぜなら、それらは本
発明を構成するものではないからであり、ここではさらなる説明は行わない。本
実施形態において渦ファインダを有しているのは最も内側の高効率サイクロン1
4のみであり、従って、本発明の思想に関係するものは最も内側のサイクロン1
4のみである。しかしながら、本発明が、掃除機に適したサイクロン式分離装置
以外のサイクロン式分離装置、及び唯1つのサイクロンを有するサイクロン式分
離装置にも適用可能であることを理解されたい。
【0011】 最も内側のサイクロン14はサイクロン本体16を備えている。サイクロン本
体16は、概して円錐台形状に形成され、その上端部には流体流入口18を、下
端部には円錐状開口部20を有している。円錐状開口部20は、閉鎖された集塵
チャンバ22によって囲まれている。流体流入口18を通じてサイクロン14に
流入しサイクロン本体16内で空気流から分離された塵は集塵チャンバ22内に
収集される。サイクロン本体16は上面24を有し、上面24の中央には渦ファ
インダ26が配置されている。渦ファインダは概して筒状に形成され、下方円筒
部分26aを有している。下方円筒部26aは、サイクロン本体16の外部にあ
る排出管に通じている上方円錐台部分26bにつながっている。これまでに説明
したタイプのサイクロン式分離装置の作用は文献により周知であるので、ここで
はさらなる詳細説明を行わない。
【0012】 本発明の装置は、図1に示すように、渦ファインダ26内に配置された渦ファ
インダ長鼻体30を備えている。長鼻体30は図2aにも拡大して示されている
。長鼻体30は中央延在部材32を備えている。中央延在部材32は、全長の大
部分が円筒状に形成され、半球状端部32a,32bを有している。端部32a
,32bを半球状に形成することによって、長鼻体30が存在する結果として空
気流に乱流が発生する危険性を低減することができる。延在部材32は直径を挟
んで対向配置された2つのタブ34を備えている。タブ34は概して矩形に形成
され、延在部材32から半径方向外方に向けて渦ファインダ26の内壁面に当接
するまで円筒部分26a内で延在している。乱流発生の危険性を低減させるため
に、タブ34の下流側縁部の角部には丸みがつけられている。また、タブ34の
外側縁部にはノッチまたは溝36aが形成され、それに対応して、渦ファインダ
26の円筒部分26aの内壁面には舌部または突起36bが形成されている。舌
部または突起36bもまた直径を挟んで対向配置され、タブ34のノッチまたは
溝36aと協働して長鼻体30を渦ファインダ26内の所定位置に保持するよう
に形成され、位置決めされている。長鼻体を所定位置に保持する方法自体は本発
明にとって重要ではなく、ノッチ/溝36a及び舌部/突起36bは、長鼻体3
0を信頼性高く渦ファインダ26内に適切に保持し長鼻体30がサイクロン式分
離装置を流れる流体によって外れたり許容できないほどの振動を発することがな
いようにできるその他の手段に置換可能であることを理解されたい。嵌め込み方
式の取り付け方法は、製造及び使用が容易であるので特に好ましい。
【0013】 長鼻体30の長さ及び位置は、上面24から最も遠い長鼻体30の端部32a
が所定位置にくるように定められる。この所定位置から上面24までの距離は、
渦ファインダ26の最小径の少なくとも2倍とされている。従って、渦ファイン
ダ26の下端部からの長鼻体30の突出長さに渦ファインダ26の(上面24下
方の)全長を加えた長さは、渦ファインダ26の最小径の少なくとも2倍でなけ
ればならない。この条件が満足されていると騒音の低減効果が向上する。図1に
示す実施形態では、長鼻体30の最下端部は、上面24の下方で渦ファインダ2
6の最小径の約2.58倍の距離に位置している。より詳しく記述すると、長鼻体3
0の最下端部は上面24の下方82.5mmの距離に位置し、渦ファインダ26の最小
径は32mmである。
【0014】 さらに、長鼻体30の長さは60mm、その直径は6mmである。長鼻体30は、渦 ファインダ26の最下端部から下方に16.5mm突出している。このような配置によ
って、掃除機全体から発せられるオーバーオールの音圧レベル(騒音)を1.5dBA
低減することができる。
【0015】 長鼻体30を良好に機能させるために、長鼻体30は長さ方向の各点で円形に
形成される。このように長鼻体30の主要部分は円筒状に形成されるが、上流側
端部32a、下流側端部32bは種々の形態に形成可能である。図2aに示す実
施形態では、両端部32a,32bとも半球状に形成されている。しかし、一方
または他方の端部を、例えば円錐状または円錐台状に形成してもよい。但し、装
置内の圧力低下及び/またはエネルギ損失を低減できるので、円錐状の端部の方
が好ましい。図2bには変更形態の長鼻体50を示している。長鼻体50の中央
部分すなわち延在体52はここでも円筒状であり、下流側端部52bは半球状で
あるが、上流側端部52aは円錐状に形成されている。図2aに示す長鼻体50
と図2bに示す変更形態の長鼻体との間のさらなる相違点は、延在体52に支持
の目的で設けられたタブ54の数である。図2bに示す実施形態は、等角度配置
された4枚のタブ54を有している。それらに対応する舌部が長鼻体50を渦フ
ァインダ26内に支持する目的で渦ファインダ26の壁面に形成されている。
【0016】 図2cには、さらに別の実施形態を2つの視点で示している。この図において
は長鼻体70を2つの異なる視点から斜視図として示し、タブ74の螺旋形状が
明瞭に分かるようにしている。タブ74を螺旋形状としているのは、渦ファイン
ダを通じて排出される空気の回転運動をタブ74が妨げないようにするためであ
る。図2aに示す実施形態では、延在体72は概して円筒状に形成され、上流側
端部72aは半球状に形成されている。下流側端部72bは平面である。タブ7
4の各々は、遠方端部に溝74aを有するように形状形成されている。溝74a
は、渦ファインダ内に型形成された突起と協働して長鼻体70を渦ファインダ内
の所定位置にしっかりと保持するように機能する。
【0017】 分離装置に関する変更形態を部分的に図3に示す。この図は、分離装置80の
上部のみを示している。分離装置80は、前述と同様に、上流側低効率サイクロ
ン82と下流側高効率サイクロン84とを備えている。低効率サイクロン84は
サイクロン本体86を備え、サイクロン本体86は、サイクロン84の上端部に
通じている流入口88と、図1に示すものと同様に、サイクロン84の下端部に
開口し集塵器(図示せず)に囲まれた円錐部(図示せず)とを備えている。サイ
クロン84の上端部は上面90によって閉鎖されている。上面90からは渦ファ
インダ92がぶら下がり、サイクロン84の中心軸線に沿ってサイクロン84の
内部へと延在している。渦ファインダ92はその長さの大部分において円筒形状
をなしているが、上端部では外方に向けてフレア状になっており、上面90と滑
らかにつながっている。
【0018】 渦ファインダ92内部には長鼻体94が固定配置されている。長鼻体94は、
上面90の上方から渦ファインダ92を貫通し、渦ファインダ92の下端部を越
えて突出するように延在している。長鼻体94の本体は概して円筒形状であり、
上流側端部94bに向けてわずかなテーパー部を有している。上流側端部94a
は半球状に形成されているが、下流側端部94bは単に平面とされている。長鼻
体94は、等角度配置された3つのタブまたはフランジ96を備え、これらは長
鼻体94の上端部から外方に渦ファインダの内壁面へと延在している。タブまた
はフランジ96の最も外側の縁部は渦ファインダ92の内壁面に沿う形状とされ
ており、こうして長鼻体94の正しい位置決めを補助している。
【0019】 この実施形態では、長鼻体30の直径は10mm、渦ファインダ92の直径D1は
30.3mmである。渦ファインダの長さL1は50mm、長鼻体94の下端部94aから
上面90までの距離L2は64.4mmである。従って、長鼻体94の最下端点は、上
面90の下方において渦ファインダ92の(最小)直径の2.13倍の距離に位置し
ている。長鼻体94は渦ファインダ92から14.4mm突出している。
【0020】 図1に示す装置において長鼻体の最下端部の最適位置を求める実験が行われた
。実験方法及び実験装置は、添付図面の図4に示している。
【0021】 長さ可変の渦ファインダ120と長さ可変の長鼻体140とを備えた透明なサ
イクロン100を、適切なクランプ及び装着具(図示せず)を用いて直立状態に
取り付けた。サイクロン100の最大径は140mm、高さは360mmである。モーター
騒音の影響を最小限に抑えるために、第1のフレキシブルホース102を介して
接続された静音吸引源によってサイクロン100内の空気を吸引した。サイクロ
ン吸入口106に接続された第2のフレキシブルホース104が、離れたチャン
バから入ってくる空気を吸引して、ホース開口部から流入する空気に関係した騒
音の影響を回避できるようになっている。サイクロン100の流入口106には
、流入量が正確に測定できるように流量計108が取り付けられている。
【0022】 長さ可変の渦ファインダ120は、固定長さと固定直径とを有し第1のフレキ
シブルホース102に接続されかつサイクロン100の上板110にシール部材
とクランプリング124とを用いてスライド可能に取り付けられたチューブ12
2から構成されている。この場合、チューブの直径は32mmとされた。異なる位置
でチューブ122をクランプしてサイクロン100内部へのチューブの突出量を
変化させることによって、渦ファインダ120の長さSを変えることができる。
長さ可変の長鼻体140は、渦ファインダ120の上端部にある曲げ点126に
取り付けられた延在部材142から構成されている。延在部材142は、シール
部材及びクランプ部材144を用いて曲げ点126にスライド可能に取り付けら
れている。延在部材142にはさらに、2つのタブ146の形態の支持部材が設
けられている。タブ146は、延在部材142から渦ファインダ122の内壁面
へと延在している。タブ146は、実験中に延在部材142が振動するのを防止
する。延在部材142がチューブ122の下端部128から突出する量を変化さ
せるように延在部材142をクランプすることによって、長鼻体140の長さL
を変えることができる。
【0023】 実験に際しては、渦ファインダ長さSを所定値にセットし、延在部材142の
端部をチューブ122の下端部128と面一にした(すなわちL=0)。吸引源
を作動させて流量を測定し、適切に調節することによって所定値に合わせた。次
いで、長鼻体140を5mmずつ下げて、各段階における騒音を測定した。求める 長鼻体の最適長さとは、騒音レベルを最も低くする長さである。長鼻体140の
最適長さの概略値が求められたら、長鼻体長さLの刻みを2mmにして、より正確 に最適長さを特定した。
【0024】 与えられた流量及び与えられた渦ファインダ長さSに対して長鼻体140の最
適な長さが求められたら、次に、吸引源を調節することによって流量を変化させ
、長鼻体長さLを変化させる工程を繰返し、新たな流量に対して最適な長鼻体長
さを求めた。与えられた渦ファインダ長さにおいて各流量に対する最適な長鼻体
長さが求められたら、次に、渦ファインダ長さを調節し、比較可能な結果が得ら
れるように同一の流量セットを用いて第2の実験シリーズを実施した。このよう
にして得られた結果を以下に示す。
【0025】
【表1】
【0026】 最適長さは、騒音レベルが低下から増大に転じたときの長鼻体の長さとして定
義される。従って最適長さは、オーバーオールの音圧レベルが最小となる点、長
鼻体の延長を継続しても顕著な騒音低下が見られない点、または音の質が低下し
始める点として観測される。特に、狭帯域分析によって特定される渦進行の基本
周波数は最適長さにおいて最小値をとることが分かっている。
【0027】 さらなる実験によって、サイクロン本体の直径が140mm、高さが300mm、渦ファ
インダ直径32mm、渦ファインダ長さ66mmの場合には、渦ファインダの最下端部を
越えた長鼻体30の突出長さの最適値は16.5mmであることが明らかになった。そ
の結果、長鼻体30の最下端部から上面24までの距離は82.5mmとなり、これは
渦ファインダ26の直径の2.58倍である。
【0028】 上記と同様の装置であるが異なる直径を有する渦ファインダに交換可能な装置
を用いて、さらに実験を行った。各場合において、渦ファインダ長さは46mm、流
量は毎秒27リットルに固定してある。長鼻体は上記の場合と類似しているが、直
径は10mmである。各渦ファインダ直径に対し上記と同様の方法を用いて、長鼻体
の最適長さを求めた。結果を以下に示す。
【0029】
【表2】
【0030】 この表から明らかであるように、所定の流量及び長鼻体直径に対する長鼻体長
さの最適値は、渦ファインダの直径に従って減少する。
【0031】 長鼻体30は好ましくはプラスチックから形成され、分離装置を通過する流体
流れにさらされても曲ったり振動したりしない十分な剛性を有していなければな
らない。掃除機に適した長鼻体に好適な材料はポリプロピレンであり、この材料
を用いると、周知技術、例えば射出成形法を用いて簡単にかつ経済的に、長鼻体
を型形成することができる。
【0032】 サイクロンの形態にもよるが、長鼻体の長さを最適化することによって、サイ
クロンのオーバーオール音圧レベルが2〜6dB低減されることが実験及び研究から
明らかになった。これは、家庭用掃除機のオーバーオール騒音レベルにおいて知
覚可能な差異を生じさせる程度である。図5は、特定の掃除機のサイクロンに最
適化された長鼻体を用いた場合と長鼻体を用いない場合との間で生じる騒音(音
圧レベル)の差を示している。この図から明らかであるように、長鼻体を用いた
場合(太線で示す騒音レベル)には、長鼻体を用いない場合(破線で示す騒音レ
ベル)に存在していた顕著な音が除去されている。家庭用掃除機において騒音レ
ベルを低減することの利点は、ユーザーの満足度を高め、掃除機の使用最中にも
他の音または騒音を聞き取ることを可能にすることである。こうしてユーザーが
掃除機を使用しているときの安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 掃除機に適した本発明によるサイクロン式分離装置を示す断面図
である。
【図2】 図2aは図1に示す装置の一部を構成する長鼻体を拡大して示す
側面図、図2bは図2aに示す長鼻体の第1の変更形態を示す側面図、図2cは
図2aに示す長鼻体の第2の変更形態を示す斜視図である。
【図3】 本発明によるサイクロン式分離装置の変更形態の一部を示す断面
図である。
【図4】 詳細説明に記載の実験結果を得るために用いられた実験装置を示
す側方部分断面図である。
【図5】 最適化された長鼻体を有する場合と有さない場合とでサイクロン
騒音を比較して示すグラフである。
【符号の説明】
10 サイクロン式分離装置 16,86 サイクロン本体 18,88,106 流入口 24,90 上面(サイクロン本体の端面) 26,92,122 渦ファインダ 30,50,70,94,140 長鼻体 32a,32b,52b,94a 半球状端部 34,54,74,146 タブ(支持タブ) 36a,74a 溝 52a 円錐状端部 128 下端部(遠方端部)
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年3月3日(2000.3.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項16】 前記中心(30)は、前記渦ファインダ(26)の下端
部を越えて約16.5mm突出していることを特徴とする請求項14または8から10
のいずれか1項に記載の装置。
【請求項17】 前記中心(30)は、前記渦ファインダ(26)の内壁
面にまで延在する支持タブ(34;74)によって、前記渦ファインダ(26) 内に支持されていることを特徴とする請求項1から16のいずれか1項に記載の
装置。
【請求項18】 前記タブ(34;74)は直径を挟んで対面配置されてい
ることを特徴とする請求項17に記載の装置。
【請求項19】 前記タブ(34;74)は螺旋翼体を備えていることを特
徴とする請求項17または18に記載の装置。
【請求項20】 前記タブ(34;74)及び前記渦ファインダ(26)
内壁面は、前記中心(30)を前記渦ファインダ(26)内の所定位置に保持
するための保持手段(36a,36b)を有していることを特徴とする請求項 から19のいずれか1項に記載の装置。
【請求項21】 前記保持手段は、対応する溝(36a)に係合可能とされ
た弾性舌部(36b)を備えていることを特徴とする請求項20に記載の装置。
【請求項22】 請求項1から21のいずれか1項に記載のサイクロン式分 離装置が組込まれた掃除機。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明はサイクロン式分離装置に係り、特に掃除機に用いられるサイクロン式
分離装置に関するものであるが、これに限定されるわけではない。
【0002】
【従来の技術】 サイクロン式分離装置は、通常上部の大径部に設けられる接線方向流入口と通
常下部の小径部に開口する円錐体とを有する円錐台形状のサイクロン本体から概
して構成される。塵を含む流体は接線方向流入口を通じて流入し、サイクロン本
体を取り巻く螺旋経路に沿って流れる。この流動の際に、塵は流体から分離され
、集塵部に開口する円錐体を通じて搬送されるかふるい落とされる。塵は集塵部
から適切に廃棄可能である。通常は空気である清浄化された流体は、サイクロン
本体の中心軸線に向かって流動して渦流を形成し、渦ファインダを経由して排出
されて行く。渦ファインダは、サイクロン本体の小径(上)端部に配置され、サ
イクロン本体の中心軸線に位置合わせされている。
【0003】 渦ファインダは、通常、サイクロン本体内に向けて下向きに延在する簡単なチ
ューブの形態で構成され、排出される流体の渦を確実にサイクロンの外部へと導
く。しかしながら、渦ファインダは、特有の欠点をいくつか有している。これら
欠点のうちの1つは、排出される流体の高い角速度に起因して、渦ファインダ内
で顕著な圧力低下が起こることである。この問題を解決する試みとして、接線方
向の流通管と組合せてサイクロンを通過して外部へと排出される流れを直線化す
るために、公知の渦ファインダの内部に複数の中心体が導入された。固定翼体を
用いて渦流を低減させるいくつかの試みもなされている。これら種々の試みは、
“装置工業においてエネルギを節約するための接線方向流通管の応用”(T O'Do
herty, M Biffin, N Syred: Journal of Process Mechanical Engineering 1192
年,Vol 206)というタイトルを付された文献に記載されている。中心体または 翼体を用いたその他の装置は、国際特許出願WO 97/46323号、国際特許出願WO 91
/06750号、米国特許第5,444,982号明細書に記載されている。これら全ての従来 技術においては、中心体の全体が渦ファインダ内に配置されるか、そうでない場
合には、中心体のごく一部がサイクロン本体内に突出するように配置されている
。これは、中心体または翼体を用いる目的が、渦流を安定化させることではなく
、渦ファインダ内の流れから渦流を除去することにあるからである。
【0004】 中心体は別の目的でもサイクロン式分離装置に導入されてきた。そのうちの1
つは、米国特許第4,278,452号明細書に記載されているように、排出される流体 を拡張させて、最外環部に位置し塵が残留している流体分離装置を通じて再循環
させることである。しかし、中心体の主要部分は渦ファインダの外部に配置され
なければならず、従って、中心体は渦ファインダ内の流体の流れを安定化させる
ことはできない。中心体の他の用途は、分離装置の分離領域内においてコロナ放
電を起こす電極を支持することである。この電極は分離領域内における分離効率
を向上させるが、電極はコロナ放電を起こすために傾斜部または尖端部を有して
いなければならないので、排出される流体を安定化させることはできない。
【0005】 スイス国特許文献388267号には、渦ファインダから突出する中心体を用いて装 置の主排出口から排出される気体の気泡発生を防止し、懸濁液から固体粒子と気 泡とを分離する技術が記載されている。中心体は実質的に平坦な端部を有してい る。作動の際に渦核に移動する気泡は、サイクロンの排出口を構成する円錐状開 口部を通じて装置から排出される。
0006】 渦ファインダに関する別の問題点は、サイクロン式分離装置が作動する際に、
渦ファインダの内部で摂動運動する渦核が大きな騒音を発することである。中心
体の全体を渦ファインダ内に配置することによって、排出される流体に関係する
騒音がある程度低減されるということは認識されていたが、騒音をさらに低減す
るために中心体を利用するという試みはなされて来なかった。
0007
【発明が解決しようとする課題】 掃除機のような家庭用機器においては、騒音は常に嫌悪されるものであり、可
能な限り低減させることが望まれている。従って、本発明の目的は、騒音レベル
が改善され家庭用機器への応用に適したサイクロン式分離装置を提供することで
ある。本発明のさらなる目的は、渦ファインダを通過した際の圧力低下量をでき
る限り小さく抑えたサイクロン式分離装置を提供することである。本発明はさら
に、家庭用掃除機への応用に適したサイクロン式分離装置を提供することを目的
とする。
0008
【課題を解決するための手段】 本発明は請求項1に記載のサイクロン式分離装置を提供する。本発明はまた、 そのようなサイクロン式分離装置を組込んだ掃除機 を提供する。さらなる特徴点
及び好ましい特徴点は従属請求項に記載されている。
0009円形断面と半球状、円錐状、または円錐台状の端部とを有する中心体を渦ファ
インダの最下端部を越えて突出するように設け、中心体の最端部からサイクロン
本体の端面までの距離が渦ファインダの最小径の少なくとも2倍とすることによ
って、排出される渦流に関連した騒音が知覚できる程度低減される。騒音低減作
用は、渦ファインダが渦ファインダの外部に著しく突出していない場合と比較し
て顕著に優れていることが判った。このことは、渦ファインダの壁面によって境
界が定められた際の渦核の進行が空気流における圧力の撹乱を招き、それが騒音
として顕在化するものと理解できる。従って、排出される空気が渦ファインダに
流入する前に、このような回転を完全に安定化させることが望ましい。核が渦フ
ァインダに到達する前に核の低圧領域に向けて中心体を延長することによって、
核が渦ファインダに到達する前に核を安定化させることができる。騒音レベルは
こうして低減される。特定の装置を用いた実験によって、特定の寸法諸元を有す
るサイクロン、渦ファインダ、及び中心体においては、サイクロンの上面から 体が延在すべき点までの距離に関して最適値が存在することが判った。中心
が渦ファインダを通ってサイクロンの上面にまで延在する必要はないことは、以
下の説明及び実施形態から明らかである。
0010
【発明の実施の形態】 以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。
0011】 図1は、サイクロン式掃除機に適したサイクロン式分離装置10を示している
。この例では、サイクロン式分離装置は、空気流の逐次浄化のために同心配置さ
れた2つのサイクロン12,14から構成されている。掃除機に関するその他の
特徴(掃除機ヘッド部またはホース、モーター、モーター用フィルター、ハンド
ル、支持車輪などに関する特徴)は図面に示していない。なぜなら、それらは本
発明を構成するものではないからであり、ここではさらなる説明は行わない。本
実施形態において渦ファインダを有しているのは最も内側の高効率サイクロン1
4のみであり、従って、本発明の思想に関係するものは最も内側のサイクロン1
4のみである。しかしながら、本発明が、掃除機に適したサイクロン式分離装置
以外のサイクロン式分離装置、及び唯1つのサイクロンを有するサイクロン式分
離装置にも適用可能であることを理解されたい。
0012】 最も内側のサイクロン14はサイクロン本体16を備えている。サイクロン本
体16は、概して円錐台形状に形成され、その上端部には流体流入口18を、下
端部には円錐状開口部20を有している。円錐状開口部20は、閉鎖された集塵
チャンバ22によって囲まれている。流体流入口18を通じてサイクロン14に
流入しサイクロン本体16内で空気流から分離された塵は集塵チャンバ22内に
収集される。サイクロン本体16は上面24を有し、上面24の中央には渦ファ
インダ26が配置されている。渦ファインダは概して筒状に形成され、下方円筒
部分26aを有している。下方円筒部26aは、サイクロン本体16の外部にあ
る排出管に通じている上方円錐台部分26bにつながっている。これまでに説明
したタイプのサイクロン式分離装置の作用は文献により周知であるので、ここで
はさらなる詳細説明を行わない。
0013】 本発明の装置は、図1に示すように、渦ファインダ26内に配置された渦ファ
インダ中心体30を備えている。中心体30は図2aにも拡大して示されている
中心体30は中央延在部材32を備えている。中央延在部材32は、全長の大
部分が円筒状に形成され、半球状端部32a,32bを有している。端部32a
,32bを半球状に形成することによって、中心体30が存在する結果として空
気流に乱流が発生する危険性を低減することができる。延在部材32は直径を挟
んで対向配置された2つのタブ34を備えている。タブ34は概して矩形に形成
され、延在部材32から半径方向外方に向けて渦ファインダ26の内壁面に当接
するまで円筒部分26a内で延在している。乱流発生の危険性を低減させるため
に、タブ34の下流側縁部の角部には丸みがつけられている。また、タブ34の
外側縁部にはノッチまたは溝36aが形成され、それに対応して、渦ファインダ
26の円筒部分26aの内壁面には舌部または突起36bが形成されている。舌
部または突起36bもまた直径を挟んで対向配置され、タブ34のノッチまたは
溝36aと協働して中心体30を渦ファインダ26内の所定位置に保持するよう
に形成され、位置決めされている。中心体を所定位置に保持する方法自体は本発
明にとって重要ではなく、ノッチ/溝36a及び舌部/突起36bは、中心体3
0を信頼性高く渦ファインダ26内に適切に保持し中心体30がサイクロン式分
離装置を流れる流体によって外れたり許容できないほどの振動を発することがな
いようにできるその他の手段に置換可能であることを理解されたい。嵌め込み方
式の取り付け方法は、製造及び使用が容易であるので特に好ましい。
0014中心体30の長さ及び位置は、上面24から最も遠い中心体30の端部32a
が所定位置にくるように定められる。この所定位置から上面24までの距離は、
渦ファインダ26の最小径の少なくとも2倍とされている。従って、渦ファイン
ダ26の下端部からの中心体30の突出長さに渦ファインダ26の(上面24下
方の)全長を加えた長さは、渦ファインダ26の最小径の少なくとも2倍でなけ
ればならない。この条件が満足されていると騒音の低減効果が向上する。図1に
示す実施形態では、中心体30の最下端部は、上面24の下方で渦ファインダ2
6の最小径の約2.58倍の距離に位置している。より詳しく記述すると、中心体3
0の最下端部は上面24の下方82.5mmの距離に位置し、渦ファインダ26の最小
径は32mmである。
0015】 さらに、中心体30の長さは60mm、その直径は6mmである。中心体30は、渦 ファインダ26の最下端部から下方に16.5mm突出している。このような配置によ
って、掃除機全体から発せられるオーバーオールの音圧レベル(騒音)を1.5dBA
低減することができる。
0016中心体30を良好に機能させるために、中心体30は長さ方向の各点で円形に
形成される。このように中心体30の主要部分は円筒状に形成されるが、上流側
端部32a、下流側端部32bは種々の形態に形成可能である。図2aに示す実
施形態では、両端部32a,32bとも半球状に形成されている。しかし、一方
または他方の端部を、例えば円錐状または円錐台状に形成してもよい。但し、装
置内の圧力低下及び/またはエネルギ損失を低減できるので、円錐状の端部の方
が好ましい。図2bには変更形態の中心体50を示している。中心体50の中央
部分すなわち延在体52はここでも円筒状であり、下流側端部52bは半球状で
あるが、上流側端部52aは円錐状に形成されている。図2aに示す中心体50
と図2bに示す変更形態の中心体との間のさらなる相違点は、延在体52に支持
の目的で設けられたタブ54の数である。図2bに示す実施形態は、等角度配置
された4枚のタブ54を有している。それらに対応する舌部が中心体50を渦フ
ァインダ26内に支持する目的で渦ファインダ26の壁面に形成されている。
0017】 図2cには、さらに別の実施形態を2つの視点で示している。この図において
中心体70を2つの異なる視点から斜視図として示し、タブ74の螺旋形状が
明瞭に分かるようにしている。タブ74を螺旋形状としているのは、渦ファイン
ダを通じて排出される空気の回転運動をタブ74が妨げないようにするためであ
る。図2aに示す実施形態では、延在体72は概して円筒状に形成され、上流側
端部72aは半球状に形成されている。下流側端部72bは平面である。タブ7
4の各々は、遠方端部に溝74aを有するように形状形成されている。溝74a
は、渦ファインダ内に型形成された突起と協働して中心体70を渦ファインダ内
の所定位置にしっかりと保持するように機能する。
0018】 分離装置に関する変更形態を部分的に図3に示す。この図は、分離装置80の
上部のみを示している。分離装置80は、前述と同様に、上流側低効率サイクロ
ン82と下流側高効率サイクロン84とを備えている。低効率サイクロン84は
サイクロン本体86を備え、サイクロン本体86は、サイクロン84の上端部に
通じている流入口88と、図1に示すものと同様に、サイクロン84の下端部に
開口し集塵器(図示せず)に囲まれた円錐部(図示せず)とを備えている。サイ
クロン84の上端部は上面90によって閉鎖されている。上面90からは渦ファ
インダ92がぶら下がり、サイクロン84の中心軸線に沿ってサイクロン84の
内部へと延在している。渦ファインダ92はその長さの大部分において円筒形状
をなしているが、上端部では外方に向けてフレア状になっており、上面90と滑
らかにつながっている。
0019】 渦ファインダ92内部には中心体94が固定配置されている。中心体94は、
上面90の上方から渦ファインダ92を貫通し、渦ファインダ92の下端部を越
えて突出するように延在している。中心体94の本体は概して円筒形状であり、
上流側端部94bに向けてわずかなテーパー部を有している。上流側端部94a
は半球状に形成されているが、下流側端部94bは単に平面とされている。中心 体94は、等角度配置された3つのタブまたはフランジ96を備え、これらは 体94の上端部から外方に渦ファインダの内壁面へと延在している。タブまた
はフランジ96の最も外側の縁部は渦ファインダ92の内壁面に沿う形状とされ
ており、こうして中心体94の正しい位置決めを補助している。
0020】 この実施形態では、中心体30の直径は10mm、渦ファインダ92の直径D1は
30.3mmである。渦ファインダの長さL1は50mm、中心体94の下端部94aから
上面90までの距離L2は64.4mmである。従って、中心体94の最下端点は、上
面90の下方において渦ファインダ92の(最小)直径の2.13倍の距離に位置し
ている。中心体94は渦ファインダ92から14.4mm突出している。
0021】 図1に示す装置において中心体の最下端部の最適位置を求める実験が行われた
。実験方法及び実験装置は、添付図面の図4に示している。
0022】 長さ可変の渦ファインダ120と長さ可変の中心体140とを備えた透明なサ
イクロン100を、適切なクランプ及び装着具(図示せず)を用いて直立状態に
取り付けた。サイクロン100の最大径は140mm、高さは360mmである。モーター
騒音の影響を最小限に抑えるために、第1のフレキシブルホース102を介して
接続された静音吸引源によってサイクロン100内の空気を吸引した。サイクロ
ン吸入口106に接続された第2のフレキシブルホース104が、離れたチャン
バから入ってくる空気を吸引して、ホース開口部から流入する空気に関係した騒
音の影響を回避できるようになっている。サイクロン100の流入口106には
、流入量が正確に測定できるように流量計108が取り付けられている。
0023】 長さ可変の渦ファインダ120は、固定長さと固定直径とを有し第1のフレキ
シブルホース102に接続されかつサイクロン100の上板110にシール部材
とクランプリング124とを用いてスライド可能に取り付けられたチューブ12
2から構成されている。この場合、チューブの直径は32mmとされた。異なる位置
でチューブ122をクランプしてサイクロン100内部へのチューブの突出量を
変化させることによって、渦ファインダ120の長さSを変えることができる。
長さ可変の中心体140は、渦ファインダ120の上端部にある曲げ点126に
取り付けられた延在部材142から構成されている。延在部材142は、シール
部材及びクランプ部材144を用いて曲げ点126にスライド可能に取り付けら
れている。延在部材142にはさらに、2つのタブ146の形態の支持部材が設
けられている。タブ146は、延在部材142から渦ファインダ122の内壁面
へと延在している。タブ146は、実験中に延在部材142が振動するのを防止
する。延在部材142がチューブ122の下端部128から突出する量を変化さ
せるように延在部材142をクランプすることによって、中心体140の長さL
を変えることができる。
0024】 実験に際しては、渦ファインダ長さSを所定値にセットし、延在部材142の
端部をチューブ122の下端部128と面一にした(すなわちL=0)。吸引源
を作動させて流量を測定し、適切に調節することによって所定値に合わせた。次
いで、中心体140を5mmずつ下げて、各段階における騒音を測定した。求める 中心 体の最適長さとは、騒音レベルを最も低くする長さである。中心体140の
最適長さの概略値が求められたら、中心体長さLの刻みを2mmにして、より正確 に最適長さを特定した。
0025】 与えられた流量及び与えられた渦ファインダ長さSに対して中心体140の最
適な長さが求められたら、次に、吸引源を調節することによって流量を変化させ
中心体長さLを変化させる工程を繰返し、新たな流量に対して最適な中心体長
さを求めた。与えられた渦ファインダ長さにおいて各流量に対する最適な中心
長さが求められたら、次に、渦ファインダ長さを調節し、比較可能な結果が得ら
れるように同一の流量セットを用いて第2の実験シリーズを実施した。このよう
にして得られた結果を以下に示す。
0026
【表1】
0027】 最適長さは、騒音レベルが低下から増大に転じたときの中心体の長さとして定
義される。従って最適長さは、オーバーオールの音圧レベルが最小となる点、 体の延長を継続しても顕著な騒音低下が見られない点、または音の質が低下し
始める点として観測される。特に、狭帯域分析によって特定される渦進行の基本
周波数は最適長さにおいて最小値をとることが分かっている。
0028】 さらなる実験によって、サイクロン本体の直径が140mm、高さが300mm、渦ファ
インダ直径32mm、渦ファインダ長さ66mmの場合には、渦ファインダの最下端部を
越えた中心体30の突出長さの最適値は16.5mmであることが明らかになった。そ
の結果、中心体30の最下端部から上面24までの距離は82.5mmとなり、これは
渦ファインダ26の直径の2.58倍である。
0029】 上記と同様の装置であるが異なる直径を有する渦ファインダに交換可能な装置
を用いて、さらに実験を行った。各場合において、渦ファインダ長さは46mm、流
量は毎秒27リットルに固定してある。中心体は上記の場合と類似しているが、直
径は10mmである。各渦ファインダ直径に対し上記と同様の方法を用いて、中心
の最適長さを求めた。結果を以下に示す。
0030
【表2】
0031】 この表から明らかであるように、所定の流量及び中心体直径に対する中心体長
さの最適値は、渦ファインダの直径に従って減少する。
0032中心体30は好ましくはプラスチックから形成され、分離装置を通過する流体
流れにさらされても曲ったり振動したりしない十分な剛性を有していなければな
らない。掃除機に適した中心体に好適な材料はポリプロピレンであり、この材料
を用いると、周知技術、例えば射出成形法を用いて簡単にかつ経済的に、中心
を型形成することができる。
0033】 サイクロンの形態にもよるが、中心体の長さを最適化することによって、サイ
クロンのオーバーオール音圧レベルが2〜6dB低減されることが実験及び研究から
明らかになった。これは、家庭用掃除機のオーバーオール騒音レベルにおいて知
覚可能な差異を生じさせる程度である。図5は、特定の掃除機のサイクロンに最
適化された中心体を用いた場合と中心体を用いない場合との間で生じる騒音(音
圧レベル)の差を示している。この図から明らかであるように、中心体を用いた
場合(太線で示す騒音レベル)には、中心体を用いない場合(破線で示す騒音レ
ベル)に存在していた顕著な音が除去されている。家庭用掃除機において騒音レ
ベルを低減することの利点は、ユーザーの満足度を高め、掃除機の使用最中にも
他の音または騒音を聞き取ることを可能にすることである。こうしてユーザーが
掃除機を使用しているときの安全性が向上する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 掃除機に適した本発明によるサイクロン式分離装置を示す断面図
である。
【図2】 図2aは図1に示す装置の一部を構成する中心体を拡大して示す
側面図、図2bは図2aに示す中心体の第1の変更形態を示す側面図、図2cは
図2aに示す中心体の第2の変更形態を示す斜視図である。
【図3】 本発明によるサイクロン式分離装置の変更形態の一部を示す断面
図である。
【図4】 詳細説明に記載の実験結果を得るために用いられた実験装置を示
す側方部分断面図である。
【図5】 最適化された中心体を有する場合と有さない場合とでサイクロン
騒音を比較して示すグラフである。
【符号の説明】 10 サイクロン式分離装置 16,86 サイクロン本体 18,88,106 流入口 24,90 上面(サイクロン本体の端面) 26,92,122 渦ファインダ 30,50,70,94,140 中心体 32a,32b,52b,94a 半球状端部 34,54,74,146 タブ(支持タブ) 36a,74a 溝 52a 円錐状端部 128 下端部(遠方端部)
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年5月29日(2000.5.29)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,Z A,ZW

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの流体流入口と流体流出口とを有するサイク
    ロン本体を備えたサイクロン式分離装置であって、前記流体流出口は前記サイク
    ロン本体の長手方向軸線と同心状に配置され、前記サイクロン本体の端面からサ
    イクロン本体の内部へと突出する渦ファインダを備え、該サイクロン式分離装置
    はさらに、前記渦ファインダ内に部分的に配置されかつ渦ファインダの遠方端部
    を越えて突出する長鼻体を備えており、前記サイクロン本体の前記端面から前記
    長鼻体の最端部までの距離は前記渦ファインダの最小径の少なくとも2倍とされ
    、前記長鼻体の断面は該長鼻体の全長にわたって円形とされていることを特徴と
    するサイクロン式分離装置。
  2. 【請求項2】 前記サイクロン本体の前記端面から前記長鼻体の最端部まで
    の距離は、前記渦ファインダの最小径の少なくとも2.3倍とされていることを特 徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記サイクロン本体の前記端面から前記長鼻体の最端部まで
    の長さは、前記渦ファインダの最小径の少なくとも2.5倍とされていることを特 徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記長鼻体は、概して円筒状に形成されかつ少なくとも1つ
    の半球状端部を有していることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記
    載の装置。
  5. 【請求項5】 前記長鼻体は、概して円筒状に形成されかつ少なくとも1つ
    の円錐状端部を有していることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記
    載の装置。
  6. 【請求項6】 前記長鼻体の直径は、前記渦ファインダの最小径の1/2を越 えないように形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に
    記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記長鼻体の直径は、前記渦ファインダの最小径の1/3を越 えないように形成されていることを特徴とする請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記渦ファインダの最小径は約32mmとされ、前記長鼻体の直
    径は約6mmとされていることを特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記サイクロン本体の前記端面から前記長鼻体の最端部まで
    の距離は、80mm〜110mmの間に設定されていることを特徴とする請求項8に記載 の装置。
  10. 【請求項10】 前記サイクロン本体の前記端面から前記長鼻体の最端部ま
    での距離は、85mm〜95mmの間に設定されていることを特徴とする請求項9に記載
    の装置。
  11. 【請求項11】 前記渦ファインダの最小径は約30mmとされ、前記長鼻体の
    直径は約10mmとされていることを特徴とする請求項7に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記サイクロン本体の前記端面から前記長鼻体の最端部ま
    での距離は、50mm〜90mmの間に設定されていることを特徴とする請求項11に記
    載の装置。
  13. 【請求項13】 前記サイクロン本体の前記端面から前記長鼻体の最端部ま
    での距離は、60mm〜70mmの間に設定されていることを特徴とする請求項12に記
    載の装置。
  14. 【請求項14】 前記長鼻体は、前記渦ファインダの下端部を越えて少なく
    とも10mm突出していることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載
    の装置。
  15. 【請求項15】 前記長鼻体は、前記渦ファインダの下端部を越えて約14.4
    mm突出していることを特徴とする請求項14または請求項11から13のいずれ
    か1項に記載の装置。 【請求項15】 前記長鼻体は、前記渦ファインダの下端部を越えて約16.5
    mm突出していることを特徴とする請求項14または8から10のいずれか1項に
    記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記長鼻体は、前記渦ファインダの内壁面にまで延在する
    支持タブによって、前記渦ファインダ内に支持されていることを特徴とする請求
    項1から15のいずれか1項に記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記タブは直径を挟んで対面配置されていることを特徴と
    する請求項16に記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記タブは螺旋翼体を備えていることを特徴とする請求項
    16または17に記載の装置。
  19. 【請求項19】 前記タブ及び前記渦ファインダの内壁面は、前記長鼻体を
    前記渦ファインダ内の所定位置に保持するための保持手段を有していることを特
    徴とする請求項16から18のいずれか1項に記載の装置。
  20. 【請求項20】 前記保持手段は、対応する溝に係合可能とされた弾性舌部
    を備えていることを特徴とする請求項19に記載の装置。
  21. 【請求項21】 請求項1から20のいずれか1項に記載され、掃除機の一
    部を構成していることを特徴とする装置。
  22. 【請求項22】 請求項1から21のいずれか1項に記載のサイクロン式分
    離装置への長鼻体の応用。
  23. 【請求項23】 添付図面の図1に示すサイクロン式分離装置。
  24. 【請求項24】 添付図面の図2aまたは図2bに示す長鼻体。
JP2000540937A 1998-03-27 1999-03-22 サイクロン式分離装置 Expired - Lifetime JP4520038B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB9806683.0 1998-03-27
GBGB9806683.0A GB9806683D0 (en) 1998-03-27 1998-03-27 Cyclonic separation apparatus
PCT/GB1999/000894 WO1999049978A2 (en) 1998-03-27 1999-03-22 Cyclonic separation apparatus

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002509792A true JP2002509792A (ja) 2002-04-02
JP4520038B2 JP4520038B2 (ja) 2010-08-04

Family

ID=10829452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000540937A Expired - Lifetime JP4520038B2 (ja) 1998-03-27 1999-03-22 サイクロン式分離装置

Country Status (14)

Country Link
US (1) US6425931B1 (ja)
EP (1) EP1066115B1 (ja)
JP (1) JP4520038B2 (ja)
KR (1) KR20010034704A (ja)
CN (1) CN1108196C (ja)
AT (1) ATE270586T1 (ja)
AU (1) AU755967B2 (ja)
CA (1) CA2325953A1 (ja)
DE (1) DE69918539T2 (ja)
ES (1) ES2223168T3 (ja)
GB (1) GB9806683D0 (ja)
ID (1) ID26075A (ja)
PL (1) PL343434A1 (ja)
WO (1) WO1999049978A2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006515533A (ja) * 2002-07-19 2006-06-01 シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ 渦巻管分離器
JP2007508934A (ja) * 2003-11-08 2007-04-12 ダイソン・テクノロジー・リミテッド サイクロン式分離装置
US7637991B2 (en) 2004-05-12 2009-12-29 Dyson Technology Limited Cyclonic separating apparatus
CN103505154A (zh) * 2012-06-14 2014-01-15 戴森技术有限公司 真空吸尘器

Families Citing this family (58)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2344778A (en) * 1998-12-18 2000-06-21 Notetry Ltd Cyclonic separator and fan combination
US6558453B2 (en) * 2000-01-14 2003-05-06 White Consolidated Industries, Inc. Bagless dustcup
JP4021686B2 (ja) * 2002-03-04 2007-12-12 ツインバード工業株式会社 サイクロン式電気掃除機
KR100437117B1 (ko) * 2002-05-16 2004-06-23 삼성광주전자 주식회사 진공청소기용 사이클론 집진장치
US20040040270A1 (en) * 2002-08-29 2004-03-04 Mineyuki Inoue Cyclonic vacuum cleaner
US6887290B2 (en) 2002-09-25 2005-05-03 Federal Signal Corporation Debris separation and filtration systems
US7065826B1 (en) * 2003-01-21 2006-06-27 Euro Pro Operating, Llc Cyclonic bagless vacuum cleaner with slotted baffle
WO2005053494A2 (en) * 2003-11-26 2005-06-16 Electrolux Home Care Products, Ltd. Dust separation system
US7377960B2 (en) * 2004-04-07 2008-05-27 Engineered Support Systems, Inc. Cyclonic separator with secondary vortex break
JP2006055622A (ja) 2004-08-23 2006-03-02 Samsung Kwangju Electronics Co Ltd サイクロン集塵装置及びこれを備えた掃除機
KR100635667B1 (ko) 2004-10-29 2006-10-17 엘지전자 주식회사 진공청소기의 집진어셈블리
KR100553042B1 (ko) 2004-12-27 2006-02-15 엘지전자 주식회사 진공 청소기의 집진유닛
US7780753B2 (en) * 2005-05-27 2010-08-24 Weiguo Lang Dust collector cup of fall centrifugal separation type
KR100647195B1 (ko) * 2005-06-03 2006-11-23 삼성광주전자 주식회사 사이클론 집진장치
KR100844621B1 (ko) * 2005-09-16 2008-07-07 엘지전자 주식회사 진공청소기용 집진장치
CN100358638C (zh) * 2005-09-23 2008-01-02 中国石油大学(北京) 一种气液分离器
US20070144116A1 (en) * 2005-12-23 2007-06-28 Samsung Electronics Co., Ltd. Cyclonic cleaner
CN100408195C (zh) * 2006-04-03 2008-08-06 西安交通大学 带稳涡管的旋风分离器
CN100407977C (zh) * 2006-07-21 2008-08-06 王跃旦 吸尘器二次旋风式分离尘杯
GB2440318A (en) * 2006-07-27 2008-01-30 Hoover Ltd Cyclone separator outlet arrangement and noise reduction means
GB2450737B (en) * 2007-07-05 2011-10-12 Dyson Technology Ltd Cyclonic separating apparatus
CA2731268C (en) * 2008-07-15 2012-10-09 M-I L.L.C. Oil vapor cleaner
CN103140246B (zh) 2010-10-01 2015-04-22 英派尔科技开发有限公司 气旋催化管道
US9101252B2 (en) 2011-03-03 2015-08-11 G.B.D. Corp. Configuration of a surface cleaning apparatus
US8978198B2 (en) 2011-03-03 2015-03-17 G.B.D. Corp. Filter housing for a surface cleaning apparatus
US8646149B2 (en) 2011-03-03 2014-02-11 G.B.D. Corp. Filter housing construction for a surface cleaning apparatus
US8973212B2 (en) 2011-03-03 2015-03-10 G.B.D. Corp. Filter housing construction for a surface cleaning apparatus
US8739359B2 (en) 2011-03-03 2014-06-03 G.B.D. Corp. Configuration of a surface cleaning apparatus
US8739357B2 (en) 2011-03-03 2014-06-03 G.B.D. Corp Filter construction for a surface cleaning apparatus
US8763202B2 (en) 2011-03-03 2014-07-01 G.B.D. Corp. Cyclone chamber and dirt collection assembly for a surface cleaning apparatus
US8813306B2 (en) 2011-03-03 2014-08-26 G.B.D. Corp. Openable side compartments for a surface cleaning apparatus
US8769767B2 (en) 2011-03-03 2014-07-08 G.B.D. Corp. Removable cyclone chamber and dirt collection assembly for a surface cleaning apparatus
US8973214B2 (en) 2011-03-03 2015-03-10 G.B.D. Corp. Cyclone chamber and dirt collection assembly for a surface cleaning apparatus
US8869345B2 (en) 2011-03-03 2014-10-28 G.B.D. Corp. Canister vacuum cleaner
CA2828469C (en) * 2011-03-04 2017-07-04 G.B.D. Corp. Surface cleaning apparatus
US9009912B2 (en) 2011-03-04 2015-04-21 G.B.D. Corp. Dirt separation apparatus for a surface cleaning apparatus
US8863352B2 (en) 2011-03-04 2014-10-21 G.B.D. Corp. Dirt collection chamber for a surface cleaning apparatus
US9204772B2 (en) 2011-03-04 2015-12-08 Omachron Intellectual Property Inc. Dirt collection chamber for a surface cleaning apparatus
US8800104B2 (en) 2011-03-04 2014-08-12 G.B.D. Corp. Dirt collection chamber with a recessed column
US8997309B2 (en) 2012-03-02 2015-04-07 G.B.D. Corp. Surface cleaning apparatus
CN103491840B (zh) * 2011-03-11 2015-12-09 阿尔弗雷德·凯驰两合公司 用于抽吸清洁设备的旋风分离器和带有其的抽吸清洁设备
FR2984714B1 (fr) * 2011-12-23 2014-09-26 Seb Sa Aspirateur cyclonique
AT512151B1 (de) * 2012-05-24 2013-06-15 A Tec Holding Gmbh Vorrichtung zum Abtrennen von Stoffen aus einem Medium
CA3147577C (en) 2015-01-26 2023-01-24 Hayward Industries, Inc. Swimming pool cleaner with hydrocyclonic particle separator and/or six-roller drive system
US9885196B2 (en) 2015-01-26 2018-02-06 Hayward Industries, Inc. Pool cleaner power coupling
WO2017070117A1 (en) 2015-10-19 2017-04-27 Integrated Surgical LLC Liquid-gas separator
EP3443881A4 (en) 2016-04-14 2019-11-20 LG Electronics Inc. -1- COLLECTING DEVICE AND VACUUM CLEANER THEREOF
KR101845044B1 (ko) 2016-04-14 2018-04-04 엘지전자 주식회사 집진장치 및 이를 구비하는 진공 청소기
KR101856504B1 (ko) * 2016-05-03 2018-05-11 엘지전자 주식회사 진공 청소기
US10569198B2 (en) * 2016-07-19 2020-02-25 Eaton Intelligent Power Limited Fluid separator
KR101899678B1 (ko) * 2016-12-21 2018-09-17 주식회사 포스코 필터유닛 및 이를 포함하는 도금장치
GB2561598B (en) * 2017-04-20 2022-10-05 Techtronic Floor Care Tech Ltd Suction cleaner
CN107095617B (zh) * 2017-04-24 2020-06-05 江苏美的清洁电器股份有限公司 吸尘器的电机前导风结构和吸尘器
US10156083B2 (en) 2017-05-11 2018-12-18 Hayward Industries, Inc. Pool cleaner power coupling
US9896858B1 (en) 2017-05-11 2018-02-20 Hayward Industries, Inc. Hydrocyclonic pool cleaner
US9885194B1 (en) 2017-05-11 2018-02-06 Hayward Industries, Inc. Pool cleaner impeller subassembly
CN107581973A (zh) * 2017-09-30 2018-01-16 苏州市春菊电器有限公司 一种旋风分离器、尤其是一种具有旋风分离器的吸尘器
GB2586623B (en) * 2019-08-29 2021-09-01 Weir Minerals Africa Pty Limited Cyclonic separator

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4981068U (ja) * 1972-10-28 1974-07-13
JPS5050766A (ja) * 1973-09-05 1975-05-07
JPS5482774A (en) * 1977-12-14 1979-07-02 Hitachi Ltd Cyclon separator
JPS5549791U (ja) * 1978-09-29 1980-04-01
JPS5765340A (en) * 1980-10-08 1982-04-20 Gen Electric Crosscurrent cyclone separator and its method
JPH02207858A (ja) * 1989-02-07 1990-08-17 Nippon Spindle Mfg Co Ltd 液体サイクロン

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3105044A (en) * 1960-03-14 1963-09-24 Bird Machine Co Separator
US4278452A (en) * 1978-08-28 1981-07-14 Snow Brand Milk Products Co., Ltd. Cyclone separator
US4810264A (en) 1984-02-23 1989-03-07 Shell Oil Company Process for cleaning and splitting particle-containing fluid with an adjustable cyclone separator
DE69028122T2 (de) 1989-11-06 1997-03-20 Nordam Group Inc Schalldämpfer mit zentralkörper für ein mantelstromtriebwerk
US5444982A (en) 1994-01-12 1995-08-29 General Electric Company Cyclonic prechamber with a centerbody
WO1997012660A1 (en) * 1995-10-04 1997-04-10 Pro-Team, Inc. Cyclonic vacuum cleaner
GB9611692D0 (en) * 1996-06-05 1996-08-07 Kvaerner Process Systems As Separating vessel
US6024874A (en) * 1998-11-03 2000-02-15 Lott; W. Gerald Hydrocyclone separator

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4981068U (ja) * 1972-10-28 1974-07-13
JPS5050766A (ja) * 1973-09-05 1975-05-07
JPS5482774A (en) * 1977-12-14 1979-07-02 Hitachi Ltd Cyclon separator
JPS5549791U (ja) * 1978-09-29 1980-04-01
JPS5765340A (en) * 1980-10-08 1982-04-20 Gen Electric Crosscurrent cyclone separator and its method
JPH02207858A (ja) * 1989-02-07 1990-08-17 Nippon Spindle Mfg Co Ltd 液体サイクロン

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006515533A (ja) * 2002-07-19 2006-06-01 シエル・インターナシヨネイル・リサーチ・マーチヤツピイ・ベー・ウイ 渦巻管分離器
JP2007508934A (ja) * 2003-11-08 2007-04-12 ダイソン・テクノロジー・リミテッド サイクロン式分離装置
US7637991B2 (en) 2004-05-12 2009-12-29 Dyson Technology Limited Cyclonic separating apparatus
KR101159555B1 (ko) 2004-05-12 2012-06-25 다이슨 테크놀러지 리미티드 원심 분리 장치
CN103505154A (zh) * 2012-06-14 2014-01-15 戴森技术有限公司 真空吸尘器

Also Published As

Publication number Publication date
EP1066115A2 (en) 2001-01-10
ID26075A (id) 2000-11-23
CN1301195A (zh) 2001-06-27
US6425931B1 (en) 2002-07-30
CN1108196C (zh) 2003-05-14
PL343434A1 (en) 2001-08-13
ES2223168T3 (es) 2005-02-16
GB9806683D0 (en) 1998-05-27
AU755967B2 (en) 2003-01-02
DE69918539D1 (de) 2004-08-12
JP4520038B2 (ja) 2010-08-04
AU3043299A (en) 1999-10-18
KR20010034704A (ko) 2001-04-25
CA2325953A1 (en) 1999-10-07
DE69918539T2 (de) 2005-09-01
WO1999049978A2 (en) 1999-10-07
ATE270586T1 (de) 2004-07-15
WO1999049978A3 (en) 1999-12-02
EP1066115B1 (en) 2004-07-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002509792A (ja) サイクロン式分離装置
KR100362754B1 (ko) 먼지분리장치
JP4598060B2 (ja) サイクロン式分離装置
AU758453B2 (en) Device for reducing pressure loss of cyclone dust collector
US6171356B1 (en) Cyclonic vacuum generator apparatus and method
CN102283611B (zh) 关于真空除尘器中的气流损耗的改良
RU2145481C1 (ru) Кожух и содержащее его устройство с циклонным очистным средством
US20060130449A1 (en) Vacuum cleaner dust collecting apparatus
CA2387272A1 (en) Grill assembly for a cyclone dust collecting apparatus for a vacuum cleaner
US20100089014A1 (en) Cyclonic separation device for vacuum cleaner
CN201333000Y (zh) 具有涡流罩的旋风器
JP2007175695A (ja) サイクロン空気清浄機
CN106551654A (zh) 尘杯组件和具有其的手持吸尘器
JPH08501855A (ja) 遠心ファン用吸込ベル
KR19990036437A (ko) 표면 세척 또는 건조용 액체 픽업 기구
KR102638412B1 (ko) 진공청소기를 위한 분리 시스템 및 분리 시스템을 포함하는 진공청소기
CN108209723A (zh) 旋风分离装置和具有其的吸尘器
CN100371085C (zh) 旋风分离装置
KR20020000415A (ko) 사이클론 집진장치를 갖는 업라이트형 진공청소기
MXPA00009419A (es) Aparato de separacion ciclonica
JPH11506043A (ja) サイクロン
CN220675904U (zh) 过滤结构及吸尘设备
KR20030030302A (ko) 진공청소기용 집진통
CZ20003497A3 (cs) Cyklón
KR20010099572A (ko) 싸이클론 집진장치의 공기 배출관

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060310

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090630

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090831

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091013

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20091207

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20091214

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100506

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100520

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130528

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140528

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term