JP2002508991A - 歯周ポケットを治療するための歯科用超音波器具 - Google Patents

歯周ポケットを治療するための歯科用超音波器具

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JP2002508991A
JP2002508991A JP2000539774A JP2000539774A JP2002508991A JP 2002508991 A JP2002508991 A JP 2002508991A JP 2000539774 A JP2000539774 A JP 2000539774A JP 2000539774 A JP2000539774 A JP 2000539774A JP 2002508991 A JP2002508991 A JP 2002508991A
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デイェラ,フランシズ
ベンクェ,エドモン−ピエール
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サテレク ソシエテ アノニム
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61C17/00Devices for cleaning, polishing, rinsing or drying teeth, teeth cavities or prostheses; Saliva removers; Dental appliances for receiving spittle
    • A61C17/16Power-driven cleaning or polishing devices
    • A61C17/20Power-driven cleaning or polishing devices using ultrasonics

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Abstract

(57)【要約】 この発明は、ハンドピースに取り付けられることができる歯の施術器具に関するもので、該器具に超音波、特に歯周ポケット治療のための超音波を伝えることに適しているものである。この器具は、機能末端部(17)を端部とする少なくとも一つのアーム(15)を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 この発明は、歯科用超音波治療器具に関し、さらに詳しくは、歯周組織の疾
患の特徴である歯周ポケットを治療する器具に関するものである。
【0002】 実際に、歯石は、病原性のものではないが、それにも拘らず、歯槽がポーラ
ス組織である理由で、細菌相を受け、これを発展させる支持体を構成する。
【0003】 歯石が歯の表層歯肉、即ち、エネメル質に付着している場合には、人による
器具又は超音波器具の動きで簡単に除去できる。
【0004】 歯石が歯の下部歯肉、即ち、歯のセメント質に付着した場合には、それがか
なり固いため、前記と同じにはゆかない。この場合、下層歯肉の歯石は、歯垢を
形成し、長期の間に歯周組織疾患又は歯周炎になるもので、このようになること
は、上記した歯周ポケットの存在により分かる。治療をしないと、歯周炎により
歯ががたがたになり、歯槽骨が吸収されてしまう。したがって、歯周ポケットの
治療を行わなければならない。
【0005】 施術の目的は、通常、歯根の表面を清浄にして、有害な付着物を除去し、さ
らに、磨いて平滑な面に仕上げることにある。歯根表面堆積物洗いと称される、
このような操作は、小さな面積の歯周ポケットを”塞ぐ(ブラインド)”ように
するものである。これと反対の場合は、歯肉弁が作られ、患っている歯根表面に
直接アクセスできる。
【0006】 塞ぐようにする歯根表面堆積物洗いには、一方では、関係する部位の構造が
種々色々であること、他方では、接触する組織が脆弱であることにより、特に合
った治療器具を必要とする。このような目的に使用されている治療器具のなかに
は、多様な形をしているものがあり、引いたり、押したりして使用される。引い
て使用する器具のなかでは、”Crane Kaplan No.6”, ”Goldman Fox No.1”又は”Mac Call”タイプの器具
が特に使用されている。押して使用のタイプの治療器具のなかでは、のみ(チゼ
ル)により構成されているものがあり、これは、ストレートで、フラットな斜角
の切断縁と連続したブレードを備える(Zerfin 6チゼル)。
【0007】 これら治療器具のすべては、歯のセメント質が固いため、セメント質の一部
なっている歯石にしっかり係合するための搗き部を備えている。
【0008】 歯根表面堆積物洗い操作に最も使用されている器具としては、キューレット
が使用され、特に”Gracy”キューレットが断面半円形であることから歯列
のほとんどの部位に挿入しやすく、鋭い部分で掻き取り操作を行い、丸くなった
部分で磨き操作を行うようになっている。このようなタイプの治療器具は、定期
的な研ぎが必要になる欠点を有している。さらに、前記ブレードの搗き部が歯石
に当たれば、強い力を前記器具に加えなければならず、これは、周囲の組織にと
って危険なことである。
【0009】 さらに、上記した治療器具により手作業で治療を行うには、長い時間を必要
とするもので、この理由から、カナダ特許第597 313号において特に提案
されているように超音波発生器により器具を作動することにより前記の操作技術
を機械化することが提案されている。
【0010】 上記した治療器具の他の欠点は、同じ歯に歯根表面堆積物洗いを行うために
は、治療者は、治療の間何度となく器具を替えなくてはならず、これによって手
間と時間とがかかってしまうことである。
【0011】 超音波の器具は、治療者に疲労負担をかけずにすみ、時間を大幅に短縮させ
ることができるが、かといって欠点がないかといえば、このタイプの器具は、対
象物についての直近の科学的データを考慮に入れていないという点でいくつかの
欠点がある。
【0012】 実際に、上記した歯根表面堆積物洗いの操作は、疾患部位からセメント質と
象牙質とを除去して、細菌相を含むそれらの部分をなくすことからなる。しかし
残念ながら、この施術は、過敏症又は歯髄炎及び処置した後の部位にバクテリア
が付着しやすくなるという現象を招く。
【0013】 現時点では、歯周ポケットの所謂切除施術は、歯根表面堆積物除去施術に好
ましいものとされている。このような施術は、後者と違い、歯のセメント質及び
象牙質全体に配慮する。
【0014】 これは、歯周ポケットを開き、歯の根を洗い、歯と歯根面の刺激物を機械的
に除去することからなる。隣接する患っていない組織までも切除し、発生してい
る細菌組織を壊し、組織を炎症のない状態にする。切除は、組織とセメントジネ
シスを無毒化することにより病変をトータル的に追い払うことを可能にする。
【0015】 このような施術には、超音波により動作するものを含めてのコンベンショナ
ルの治療器具による掻き取り/研磨とは逆に手早く、無理なく洗浄と平滑化との
両者を行うことができるように搗き部をもたない施術器具が必要になる。
【0016】 さらにまた、歯科に使用されている前記超音波施術器具は、キャビテーショ
ン作用(水撃作用)が行えるもので、これは、歯の上部歯肉面に堆積している歯
石をなくすために有利に使用できる。この従来技術の上記した施術器具は、キャ
ビテーション作用が行えるのみで、付着した下部歯肉の凝固物(石)を歯の根か
らなくすことができない。この理由は、これら施術器具が前記凝固物をある程度
”削り”とるために、キャビテーション作用に付加される搗き部しかもたないこ
とによる。
【0017】 この発明は、超音波手段によりキャビテーション作用を増幅させ、これによ
って施術者側に歯の患っていないセメント質又は象牙質を傷めてしまう危険がな
いようにする歯周ポケットのデブリードマン(切除)が行える施術器具を提供す
ることを目的とする。
【0018】 施術器具にある特定の形状をもたせることで、作られたキャビテーション作
用が前記凝固物をなくすのに十分であることがこれまでに判明している。また、
このような作用は、搗き部がない器具で得られることも判明している。これらの
状況下において、歯の根を全く傷つけずに施術できることを施術者に保証できる
ものである。
【0019】 実際に、前記施術器具の機能末端部と歯の面に堆積した凝固物との間に音響
チャンバを作ることにより、該凝固物がなくなり、前記凝固物を手早く崩壊させ
ることができる程度にキャビテーション作用が増幅されることが判明している。
【0020】 このように、この発明は、その目的が歯科の施術器具であり、この器具は、
特に歯周ポケット治療のための歯科治療器具であり、この器具は、超音波振動を
該器具に伝えるのに適しているハンドピースに取り付けられ、機能末端部を端部
とする少なくとも一つのアームにより形成されており、以下を特徴とするもので
ある: −前記機能末端部は、その長さ方向の軸にそって延びる窪み部を備え、 −この窪み部は、供給される潅注液体を受けるのに適しており、 −前記機能末端部は、搗き部を有していない。
【0021】 前記窪み部に潅注液体を供給する手段は、前記器具に一体化の部分を形成し
ていることが好ましい。
【0022】 音響(アコースティック)チャンバの形成に結び付いているキャビテーショ
ン作用は、前記器具の反対側にも第2の窪み部が好ましくは一つの面について第
1のものと対称に設けられることで増加され、それにも潅注液体が供給される。
この構成により歯の面にキャビテーション作用を与えやすくするのみならず、前
記器具の第2の窪み部から噴射される潅注液体を歯の歯肉に対する振動により推
進させて歯肉の洗浄を行うことができる。注目されるべき点は、このような器具
は、操作の間、二つの機能、即ち増幅されるキャビテーションによる前記凝固物
の破壊と溝の洗浄とを同時に行って、施術者が隣接歯間において一つの歯周ポケ
ットから別の歯周ポケットへ移ることができて、施術時間を短縮できる。
【0023】 発明の一つの実施の態様においては、窪み部は、断面が放射状(パラボリッ
ク)となっていて、その焦点は、その底面からある距離を隔ており、治療の間に
おける前記凝固物の面の位置に相当する。
【0024】 前記器具の機能末端部(即ち、治療の際に歯に接触するようになる部分)に
所定の特殊な形状をもたすことで、施術者が治療の間器具を替える必要なしに、
歯のすべての面にある歯の歯周ポケットを完璧にデブリードマンすることができ
ることが知見されている。実際に、前記器具をこのような所定の形状にすること
で、一つの器具だけで患者の歯すべてに上記した処置をとることが可能である。
このような状況にあっては、施術者は、施術処置時間の大幅の短縮と施術操作の
卓越した容易性との利益を享受できるのみならず、これまで必要とされている各
種の器具を一つの器具で行えるという経済性が達成できる。このように、前記機
能末端部は、少なくとも一つの面を全体が二等辺の台形形状とし、その対称軸が
接続するアームのそれと一致し、該末端部の小さなベースが先端部を形成するよ
うになっていることが好ましい。
【0025】 この発明による前記の器具は、搗き部を有していないから患者に対する安全
性が改善されている。
【0026】 この発明の種々の実施の態様を添付の図面を参照しながら、限定されない実
施の態様により以下に記載する。
【0027】 図1に図示された治療器具は、ハンドピース(柄部)1と器具部3とを備え
ている。ハンドピース1は、シリンドリカルのケーシング5により構成されてい
て、このケーシングには、電源(図示せず)に接続のピエゾ電気トランスデュー
サー7が内蔵されている。トランスデューサー7は、器具部3の軸受筒11に螺
合したねじつき端部9で終わっている。
【0028】 図2に詳細を示す器具部は、シリンドリカルの軸受筒11を備え、これは、
径が細くなっているシリンドリカルのアーム13に延び、このアームの長さ方向
の軸は、前記軸受筒11の長さ方向の軸xx’に対し約40°の角度αをもって
いる。この第1のアーム13は、ほぼ同じ長さの第2のアーム15に連なり、こ
のアームは、第1のアーム13に対し約90°の角度βをもって反対方向へ曲が
っている。第2のアーム15は、機能末端部17、即ち、治療すべき歯の異なる
領域に接触するように配置される種々の面をもつ部分で終わっている。
【0029】 機能末端部17は、アーム15を機械研磨することにより得られる。図3に
示すように、その断面は、半月形になっており、角部が丸く面取りされていて、
窪み部14が形成されている。機能末端部17の対称面Qは、二つのアーム13
,15により形成される面に対し垂直になっている。窪み部14の内面16は、
実質的に円弧状になっている。
【0030】 この発明の実施の態様にあっては、この面16は、放物面の形状を呈し、こ
の放物面(パラボラ)の焦点Fは、使用の状態において削りたい歯石19の面に
おかれるように前記放物面から離れている。
【0031】 キャビテーションの現象は、当然に液体の存在においてのみ生じることが知
られている。この液体は、外部手段によって供給されることができるが、治療器
具それ自体により供給されることが好ましい。このために、ハンドピース1に液
体供給手段18を設け、該手段を導通手段(図示せず)を介して供給チャンネル
21に接続しており、供給チャンネルは、器具部3のセンターに設けられ、その
窪み部14に向け開口している。
【0032】 器具部3に好ましくは同一で面Pに対し対称である二つの窪み部14が設け
られていると、キャビテーションの効率が増幅されて改善されたことが見い出さ
れている。したがって、図5は、図3に示したタイプの治療器具を示すが、この
器具は、これに加えてアーム13,15により形成された面Pに対し対称になっ
ているものである。図7に示すように、このような構成は、治療者がその治療器
具で歯石18取りを行う間、前記窪み部の一方を歯石に向くように治療器具を扱
い、音響チャンバを形成させて増幅されたキャビテーションを発生させ、歯肉1
0を反対面で洗浄する。
【0033】 図8から図10に示された、この発明の好ましい実施の態様においては、前
記治療器具の機能をより広げるために、きめられた歯8の治療だけでなく、患者
のすべての歯を治療できるようにするために、機能末端部17を特殊の形状のも
の、即ち、二つのアーム13,15の面Pにそって見て全体が二等辺の台形部で
あって、小さなベースと大きなベースをもち、角部が丸く面取りされている形状
のものとした。この台形部の大きなベースは、第2のアーム15の径よりも僅
かに大きいもので、2.5mmのオーダーの寸法になっており、その高さは、
5mmのオーダーであり、台形部の小さなベースは、1mmのオーダーの寸法
になっている。前記治療器具の二つの窪み部14は、二つのアーム13,15に
より構成される面Pに対し対称になっており、器具部3の機能末端部の全部の領
域は、丸く面取りされて、縁が打ち当たらないようになっている。
【0034】 前記治療器具には、供給チャンネル21が通され、このチャンネルは、機能
末端部17の窪み部14に近接した位置で、2本の小径の補助チャンネルに分岐
しており、これらチャンネルは、面Pに対し傾斜し、各窪み部14の上流部分に
おいてそれぞれ開口して、キャビテーション現象を作り出すために必要な液体を
前記窪み部に供給する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による器具を備えた施術器具アッセンブリーの平面図
【図2】 この発明による歯の施術器具の実施の態様の平面図。
【図3】 III−III線にそう図2に示された歯の施術器具の機能末
端部の拡大断面図。
【図4】 IV−IV線にそう図2に示された歯の施術器具の機能末端部
の拡大断面図。
【図5】 この発明による歯の施術器具の機能末端部の変形例の断面図。
【図6】 歯のセメント質と歯肉との間で動作位置にある、この発明によ
る歯の施術器具の断面説明図。
【図7】 歯のセメント質と歯肉との間で動作位置にある、この発明によ
る歯の施術器具の変形例の断面説明図。
【図8】 この発明による歯の施術器具の機能末端部の変形例の一部の平
面図。
【図9】 IX−IX線にそう図8に示した器具の長さ方向の断面図。
【図10】 X−X線にそう図8に示した器具の断面図。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年3月20日(2000.3.20)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】 この発明は、歯科用超音波治療器具に関し、さらに詳しくは、歯周組織の疾
患の特徴である歯周ポケットを治療する器具に関するものである。
【0002】 実際に、歯石は、病原性のものではないが、それにも拘らず、歯槽がポーラ
ス組織である理由で、細菌相を受け、これを発展させる支持体を構成する。
【0003】 歯石が歯の表層歯肉、即ち、エネメル質に付着している場合には、人による
器具又は超音波器具の動きで簡単に除去できる。
【0004】 歯石が歯の下部歯肉、即ち、歯のセメント質に付着した場合には、それがか
なり固いため、前記と同じにはゆかない。この場合、下層歯肉の歯石は、歯垢を
形成し、長期の間に歯周組織疾患又は歯周炎になるもので、このようになること
は、上記した歯周ポケットの存在により分かる。治療をしないと、歯周炎により
歯ががたがたになり、歯槽骨が吸収されてしまう。したがって、歯周ポケットの
治療を行わなければならない。
【0005】 施術の目的は、通常、歯根の表面を清浄にして、有害な付着物を除去し、さ
らに、磨いて平滑な面に仕上げることにある。歯根表面堆積物洗いと称される、
このような操作は、小さな面積の歯周ポケットを”塞ぐ(ブラインド)”ように
するものである。これと反対の場合は、歯肉弁が作られ、患っている歯根表面に
直接アクセスできる。
【0006】 塞ぐようにする歯根表面堆積物洗いには、一方では、関係する部位の構造が
種々色々であること、他方では、接触する組織が脆弱であることにより、特に合
った治療器具を必要とする。このような目的に使用されている治療器具のなかに
は、多様な形をしているものがあり、引いたり、押したりして使用される。引い
て使用する器具のなかでは、”Crane Kaplan No.6”, ”Goldman Fox No.1”又は”Mac Call”タイプの器具
が特に使用されている。押して使用のタイプの治療器具のなかでは、のみ(チゼ
ル)により構成されているものがあり、これは、ストレートで、フラットな斜角
の切断縁と連続したブレードを備える(Zerfin 6チゼル)。
【0007】 これら治療器具のすべては、歯のセメント質が固いため、セメント質の一部
なっている歯石にしっかり係合するための搗き部を備えている。
【0008】 歯根表面堆積物洗い操作に最も使用されている器具としては、キューレット
が使用され、特に”Gracy”キューレットが断面半円形であることから歯列
のほとんどの部位に挿入しやすく、鋭い部分で掻き取り操作を行い、丸くなった
部分で磨き操作を行うようになっている。このようなタイプの治療器具は、定期
的な研ぎが必要になる欠点を有している。さらに、前記ブレードの搗き部が歯石
に当たれば、強い力を前記器具に加えなければならず、これは、周囲の組織にと
って危険なことである。
【0009】 さらに、上記した治療器具により手作業で治療を行うには、長い時間を必要
とするもので、この理由から、カナダ特許第597 313号において特に提案
されているように超音波発生器により器具を作動することにより前記の操作技術
を機械化することが提案されている。
【0010】 上記した治療器具の他の欠点は、同じ歯に歯根表面堆積物洗いを行うために
は、治療者は、治療の間何度となく器具を替えなくてはならず、これによって手
間と時間とがかかってしまうことである。
【0011】 超音波の器具は、治療者に疲労負担をかけずにすみ、時間を大幅に短縮させ
ることができるが、かといって欠点がないかといえば、このタイプの器具は、対
象物についての直近の科学的データを考慮に入れていないという点でいくつかの
欠点がある。
【0012】 実際に、上記した歯根表面堆積物洗いの操作は、疾患部位からセメント質と
象牙質とを除去して、細菌相を含むそれらの部分をなくすことからなる。しかし
残念ながら、この施術は、過敏症又は歯髄炎及び処置した後の部位にバクテリア
が付着しやすくなるという現象を招く。
【0013】 現時点では、歯周ポケットの所謂切除施術は、歯根表面堆積物除去施術に好
ましいものとされている。このような施術は、後者と違い、歯のセメント質及び
象牙質全体に配慮する。
【0014】 これは、歯周ポケットを開き、歯の根を洗い、歯と歯根面の刺激物を機械的
に除去することからなる。隣接する患っていない組織までも切除し、発生してい
る細菌組織を壊し、組織を炎症のない状態にする。切除は、組織とセメントジネ
シスを無毒化することにより病変をトータル的に追い払うことを可能にする。
【0015】 このような施術には、超音波により動作するものを含めてのコンベンショナ
ルの治療器具による掻き取り/研磨とは逆に手早く、無理なく洗浄と平滑化との
両者を行うことができるように搗き部をもたない施術器具が必要になる。
【0016】 さらにまた、歯科に使用されている前記超音波施術器具は、キャビテーショ
ン作用(水撃作用)が行えるもので、これは、歯の上部歯肉面に堆積している歯
石をなくすために有利に使用できる。この従来技術の上記した施術器具は、キャ
ビテーション作用が行えるのみで、付着した下部歯肉の凝固物(石)を歯の根か
らなくすことができない。この理由は、これら施術器具が前記凝固物をある程度
”削り”とるために、キャビテーション作用に付加される搗き部しかもたないこ
とによる。
【0017】 米国特許3645255は、超音波トランスデューサーにより作動される歯
科用ハンドピースを開示し、このハンドピースの末端部には、潅注液体が供給さ
れ、このハンドピースの先端は、尖った機能末端部になっている。
【0018】 PCT WO 99/00631は、また、器具が超音波トランスデューサ
ーにより作動されるハンドピースを開示し、これは、潅注液体が供給される窪み
部を備え、この器具の機能末端部は、丸くなっていて、前記窪み部を横壁で区切
り、前記壁上部に搗き部が設けられている。
【0019】 この発明は、超音波手段によりキャビテーション作用を増幅させ、これによ
って施術者側に歯の患っていないセメント質又は象牙質を傷めてしまう危険がな
いようにする歯周ポケットのデブリードマン(切除)が行える施術器具を提供す
ることを目的とする。
【0020】 施術器具にある特定の形状をもたせることで、作られたキャビテーション作
用が前記凝固物をなくすのに十分であることがこれまでに判明している。また、
このような作用は、搗き部がない器具で得られることも判明している。これらの
状況下において、歯の根を全く傷つけずに施術できることを施術者に保証できる
ものである。
【0021】 実際に、前記施術器具の機能末端部と歯の面に堆積した凝固物との間に音響
チャンバを作ることにより、該凝固物がなくなり、前記凝固物を手早く崩壊させ
ることができる程度にキャビテーション作用が増幅されることが判明している。
【0022】 このように、この発明は、その目的が歯科の施術器具であり、この器具は、
特に歯周ポケット治療のための歯科治療器具であり、この器具は、超音波振動を
該器具に伝えるのに適しているハンドピースに取り付けられ、機能末端部を端部
とする少なくとも一つのアームにより形成されており、以下を特徴とするもので
ある: −前記機能末端部は、その長さ方向の軸にそって延びる窪み部を備え、 −この窪み部は、供給される潅注液体を受けるのに適しており、 −前記機能末端部は、搗き部を有していない。
【0023】 前記窪み部に潅注液体を供給する手段は、前記器具に一体化の部分を形成し
ていることが好ましい。
【0024】 音響(アコースティック)チャンバの形成に結び付いているキャビテーショ
ン作用は、前記器具の反対側にも第2の窪み部が好ましくは一つの面について第
1のものと対称に設けられることで増加され、それにも潅注液体が供給される。
この構成により歯の面にキャビテーション作用を与えやすくするのみならず、前
記器具の第2の窪み部から噴射される潅注液体を歯の歯肉に対する振動により推
進させて歯肉の洗浄を行うことができる。注目されるべき点は、このような器具
は、操作の間、二つの機能、即ち増幅されるキャビテーションによる前記凝固物
の破壊と溝の洗浄とを同時に行って、施術者が隣接歯間において一つの歯周ポケ
ットから別の歯周ポケットへ移ることができて、施術時間を短縮できる。
【0025】 発明の一つの実施の態様においては、窪み部は、断面が放射状(パラボリッ
ク)となっていて、その焦点は、その底面からある距離を隔ており、治療の間に
おける前記凝固物の面の位置に相当する。
【0026】 前記器具の機能末端部(即ち、治療の際に歯に接触するようになる部分)に
所定の特殊な形状をもたすことで、施術者が治療の間器具を替える必要なしに、
歯のすべての面にある歯の歯周ポケットを完璧にデブリードマンすることができ
ることが知見されている。実際に、前記器具をこのような所定の形状にすること
で、一つの器具だけで患者の歯すべてに上記した処置をとることが可能である。
このような状況にあっては、施術者は、施術処置時間の大幅の短縮と施術操作の
卓越した容易性との利益を享受できるのみならず、これまで必要とされている各
種の器具を一つの器具で行えるという経済性が達成できる。このように、前記機
能末端部は、少なくとも一つの面を全体が二等辺の台形形状とし、その対称軸が
接続するアームのそれと一致し、該末端部の小さなベースが先端部を形成するよ
うになっていることが好ましい。
【0027】 この発明による前記の器具は、搗き部を有していないから患者に対する安全
性が改善されている。
【0028】 この発明の種々の実施の態様を添付の図面を参照しながら、限定されない実
施の態様により以下に記載する。
【0029】 図1に図示された治療器具は、ハンドピース(柄部)1と器具部3とを備え
ている。ハンドピース1は、シリンドリカルのケーシング5により構成されてい
て、このケーシングには、電源(図示せず)に接続のピエゾ電気トランスデュー
サー7が内蔵されている。トランスデューサー7は、器具部3の軸受筒11に螺
合したねじつき端部9で終わっている。
【0030】 図2に詳細を示す器具部は、シリンドリカルの軸受筒11を備え、これは、
径が細くなっているシリンドリカルのアーム13に延び、このアームの長さ方向
の軸は、前記軸受筒11の長さ方向の軸xx’に対し約40°の角度αをもって
いる。この第1のアーム13は、ほぼ同じ長さの第2のアーム15に連なり、こ
のアームは、第1のアーム13に対し約90°の角度βをもって反対方向へ曲が
っている。第2のアーム15は、機能末端部17、即ち、治療すべき歯の異なる
領域に接触するように配置される種々の面をもつ部分で終わっている。
【0031】 機能末端部17は、アーム15を機械研磨することにより得られる。図3に
示すように、その断面は、半月形になっており、角部が丸く面取りされていて、
窪み部14が形成されている。機能末端部17の対称面Qは、二つのアーム13
,15により形成される面に対し垂直になっている。窪み部14の内面16は、
実質的に円弧状になっている。
【0032】 この発明の実施の態様にあっては、この面16は、放物面の形状を呈し、こ
の放物面(パラボラ)の焦点Fは、使用の状態において削りたい歯石19の面に
おかれるように前記放物面から離れている。
【0033】 キャビテーションの現象は、当然に液体の存在においてのみ生じることが知
られている。この液体は、外部手段によって供給されることができるが、治療器
具それ自体により供給されることが好ましい。このために、ハンドピース1に液
体供給手段18を設け、該手段を導通手段(図示せず)を介して供給チャンネル
21に接続しており、供給チャンネルは、器具部3のセンターに設けられ、その
窪み部14に向け開口している。
【0034】 器具部3に好ましくは同一で面Pに対し対称である二つの窪み部14が設け
られていると、キャビテーションの効率が増幅されて改善されたことが見い出さ
れている。したがって、図5は、図3に示したタイプの治療器具を示すが、この
器具は、これに加えてアーム13,15により形成された面Pに対し対称になっ
ているものである。図7に示すように、このような構成は、治療者がその治療器
具で歯石18取りを行う間、前記窪み部の一方を歯石に向くように治療器具を扱
い、音響チャンバを形成させて増幅されたキャビテーションを発生させ、歯肉1
0を反対面で洗浄する。
【0035】 図8から図10に示された、この発明の好ましい実施の態様においては、前
記治療器具の機能をより広げるために、きめられた歯8の治療だけでなく、患者
のすべての歯を治療できるようにするために、機能末端部17を特殊の形状のも
の、即ち、二つのアーム13,15の面Pにそって見て全体が二等辺の台形部で
あって、小さなベースと大きなベースをもち、角部が丸く面取りされている形状
のものとした。この台形部の大きなベースは、第2のアーム15の径よりも僅
かに大きいもので、2.5mmのオーダーの寸法になっており、その高さは、
5mmのオーダーであり、台形部の小さなベースは、1mmのオーダーの寸法
になっている。前記治療器具の二つの窪み部14は、二つのアーム13,15に
より構成される面Pに対し対称になっており、器具部3の機能末端部の全部の領
域は、丸く面取りされて、縁が打ち当たらないようになっている。
【0036】 前記治療器具には、供給チャンネル21が通され、このチャンネルは、機能
末端部17の窪み部14に近接した位置で、2本の小径の補助チャンネルに分岐
しており、これらチャンネルは、面Pに対し傾斜し、各窪み部14の上流部分に
おいてそれぞれ開口して、キャビテーション現象を作り出すために必要な液体を
前記窪み部に供給する。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特に歯周ポケット治療のための歯科治療器具であり、この器具
    は、超音波振動を該器具に伝えるのに適しているハンドピース(1)に取り付け
    られ、機能末端部(17)を端部とする少なくとも一つのアーム(13,15)
    により形成されており、以下を特徴とするもの: −前記機能末端部(17)は、その長さ方向の軸(yy’)にそって延びる
    窪み部(14)を備え、 −この窪み部(14)は、供給される潅注液体を受けるのに適しており、 −前記機能末端部(17)は、搗き部を有していない。
  2. 【請求項2】窪み部(14)に潅注液体を供給する手段(21,21’)を
    備えることを特徴とする請求項1による治療器具。
  3. 【請求項3】機能末端部の少なくとも一つの面が実質的に二等辺の台形の形
    状をもち、その対称軸が接続されるアーム15の対称軸と一致し、その小さいベ
    ース(b)が先端部を形成していることを特徴とする前記請求項の一つによる治
    療器具。
  4. 【請求項4】機能末端部(17)が面(P)に対し対称になっている二つの
    面を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2による治療器具。
  5. 【請求項5】以下を特徴とする前記請求項の一つによる治療器具: 該器具は、前記窪み部(14)に潅注液体を供給する長く延びる主チャンネ
    ル(21)を備える。
  6. 【請求項6】治療器具は、前記ハンドピース(1)に対する固定を確実にす
    る手段(9,11)が設けられたシリンドリカルの基体により構成され、小さな
    断面のアーム(13)に延び、このアームは、前記基体に対し曲がっていて、そ
    れ自体は、断面が実質的に同一の第2のアーム(15)へ延び、このアームは、
    同じ面(P)で90°に曲がって、前記治療器具の機能末端部を端部としている
    ことを特徴とする前記請求項の一つによる治療器具。
  7. 【請求項7】前記二つのアーム(13,15)により形成された面(P)が
    前記二つの窪み部(14)の対称面に一致していることを特徴とする請求項6に
    よる治療器具。
  8. 【請求項8】前記長く延びる主チャンネル(21)が径が細くなっている少
    なくとも一つの補助チャンネル(21’)に開口し、これは、前記機能末端部(
    17)の前記窪み部(14)に開口していることを特徴とする請求項5から請求
    項7の一つによる治療器具。
  9. 【請求項9】前記補助チャンネル(21’)は、前記窪み部(14)の上流
    部に開口していることを特徴とする請求項6による治療器具。
  10. 【請求項10】前記窪み部(14)の断面は、実質的に放物面の形状になっ
    ており、前記放物面の焦点が治療すべき面の部位に相当するように底面から離れ
    ていることを特徴とする前記請求項の一つによる治療器具。
JP2000539774A 1998-01-13 1999-01-13 歯周ポケットを治療するための歯科用超音波器具 Pending JP2002508991A (ja)

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