JP2002508680A - ベッド台座 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、互いに間隔を空けて配置された２つの平行な弾性を有する長手方向バー（１）と、幾つかの床面状の横断スラット（２）と、を備えたベッドの台座に関している。これら横断スラット（２）の端部は、長手方向バー（１）に固定されたポケット（３）内に、長手方向と垂直に押し入れられている。各長手方向バー（１）は、少なくとも１つの留めバンド（５２）を有している。それは、長手方向に対して垂直かつ他方の長手方向バーの方向に留められている。最も近い横断スラット（２）が、留めバンド（５２）を横断スラット（２）に取付けるためのボタン（２０）を有している。この構造は、横断スラット（２）の長手方向バー（１）への安定した、かつ、老朽化しない留めを、最小量の手段で確実にする。これは、組立も容易である。

Description

【発明の詳細な説明】 ベッド台座 本発明は、請求の範囲の請求項１の導入部に従うベッドのための支持部に関す る。 任意の位置でベッドで快適に休息するために、ベッド装置は、それ自身をいか なる場所にも適合させ得るような支持機能を果たさなければならない。従って、 従来のベッドは、向上した弾力を有する横断スラット（横板、羽根板）によるス ラット床面を有している。さらに従来のベッドにおいては、このスラット床面に 載置されるマットレスの構造に特別な注意が払われている。 さらに、いわゆる自然ベッドが知られている。このベッドは、大変に薄いマッ トレスや布団を使用するのにもかかわらず、最適な支持効果を有している。ここ で、従来ベッドのスラット床面は、固体木材で作られた複数の横断スラットによ って置換される。それらのスラットは、長手方向のレールの上に載っており、そ れらの負荷に対して鉛直方向に弾力を有しており、従ってバネ体として機能する 。 また、文献ＥＰ−Ａ−０１１６２３７が、あるベッド装置を開示している。こ のベッド装置は、互いに平行に配置された２つの膨張可能な長手方向レールから なり、連続するポケットが、長手方向に対して正接しかつ横切って配置されてい る。横断スラットは、これらのポケット内に押し入れられており、その一端は長 手方向レールの１つに支持されており、他端は他方の長手方向レールに支持され ている。床面はこのようにして形成され、従って増大した柔軟性を有している。 横断スラットを長手方向レールに対して所定の位置に固定することは、この支持 部材がベッドフレームに載置されるのなら、そのようなフレームの側方壁によっ て行われる。他の変形例として、くびき（ヨーク）状の構造が提案されている。 長手方向レールはそれを通って延びており、２つの長手方向レールがそれによっ て互いに対して補強されている。１つの横断スラットがまた、安定性を確実にす るためにこのヨーク状構造内に挿入されている。この補強組立体は、比較的複雑 であり、従って、しばしば買い手によって実施され得ない。しかし、たとえベッ ドの支持部が掃除のコースに置かれてあるいは他の目的のために移動されなけれ ばならない場合であっても、支柱（bracing）のない変形例は不安定で好適でな い。 文献ＥＰ−Ａ−０２４３３８３はまた、気泡材料や気泡ゴムで作られた２つの 弾性を有する長手方向レールと、それらの上に床面状に配置された複数の横断ス ラットと、を有する自然ベッドを開示している。横断スラットは、全表面を覆う 布によって互いに接続されており、それは同時に長手方向レールを所定の位置に 固定している。この目的のために、布は２つの対向する長手端縁にポケットを有 しており、それらは長手方向を横断するように方向付けられて、横断スラットの 端部がその中に保持される。ある変形例では、長手方向レールがカバーとして機 能する布の間に配置され、別の変形例ではトンネル状の織布が布上に留められて 、長手方向レールがその中に押入れられる。この構造は、十分な安定性を確実に するが、幾つかの欠点がある。その１つとしては、布が集塵器として作用してし まう。この時、ベッドの下方からの通風は妨害され、布の張力は時間の経過及び 使用により緩んで、安定性を危うくする。 気泡材料で作られた弾力を有する長手方向レールと、それに接続された木材で 作られた横断スラットと、を有するベッド支持部材の同様の構造が、文献ＤＥ− Ａ−３９３３８１６に記載されている。ループが、長手方向を横断するように延 びており、長手方向レールに取り付けられており、横断スラットの端部がそれを 通って押されている。横断スラットは、ループを需要するための溝を有しており 、これによって長手方向レールに対して所定位置に固定されるようになっている 。 しかしながら、この構成によって達成される安定性は、輸送にとって、あるいは 、ベッド支持部材上に一般的にかかる強い応用の下では、十分でない。なぜなら 、ループは、移動され得て溝から外され得るからである。溝はさらに、横断スラ ットの弱点、すなわち、潜在的な破断点を構成する。さらに、ループの材料は、 溝の領域でより多くの応力を受ける。なぜならそれは、溝の端部に対してこすれ るからである。 従って、本発明の目的は、上記のような欠点を除去すると共に、コスト上有利 に製造されかつ簡単に組立てられ得るようなベッド支持部材を生成することであ る。 この目的は、請求の範囲の請求項１の特徴を有するベッド支持部材によって達 成される。 従来技術での固定の方法と対比すると、長手方向レールは互いに所定位置には 固定されず、横断スラット上のポケット内にも固定されないが、各長手方向レー ルは、個々の横断スラット上に他とは独立に留められる。さらに、横断スラット と長手方向レールとの互いに対する安定な固定は、老朽化にさらされることなく 、この構成による最小量の部材で確実にされる。 所定位置への極めて安定な固定は、ベッド支持部材の全体の幅を覆うカバーが 必要とされることなく達成される。材料の節約効果は顕著であり、製造コストも 低下できる。 比較的短い留めストリップを選択することができるので、材料疲労の危険とそ れによる安定性の低下が除去される。 留めストリップは、横断スラットを横切るように延びており、好適な実施の形 態では、最大限、単一の横断スラットの幅を有している。このため、大変に目立 たないように構成されて、外観を妨げない。さらに、本質的に下方に突出したり 垂れ下がったりする部材、すなわち、ダスト収集器として作用したり例えば吸引 掃除の際に乗り上げられる部材が存在しない。 本発明の要部の典型的な実施の形態が添付の図面に表されており、以下の記述 により説明される。 図１は、本発明によるベッド支持部材の第１の実施の形態の側方図である。 図２は、上方から見た図１のベッド支持部材の一部の斜視図である。 図３は、下方から見た図１のベッド支持部材の一部の斜視図である。 図４は、留めボタンを有する横断スラットの一部の側方図である。 図５は、上方から見た図１のベッド支持部材の平面図である。 図６は、本発明によるベッド支持部材の第２の実施の形態の一部の断面図であ る。 図７は、図６のベッド支持部材の長手方向側部の一部の平面図である。 本発明によるベッド支持部材の第１の典型的な実施の形態が、図１乃至図５に 示されている。図１及び図２に最もよく示されているように、それは本質的に、 互いに平行に離れて配置された２つの弾性またはバネ性を有する長手方向レール １またはバネ体と、長手方向レール１に対して横切るように床面の態様で配置さ れ当該レール上に載ってそれらと互いに接続する幾つかの横断スラット２と、を 備えている。長手方向レール１は、エラストマ材料、好ましくはラテックスで作 られ、織物カバー、好ましくは天然綿のカバーを備えている。それらは、例えば ここで示されている長方形のような、任意の断面を有し得る。それはまた、円形 や楕円形であってもよい。横断スラットは、好ましくは固体の木材で作られ、例 えばトネリコ材スラットであり、一般に４から１５ｍｍの厚さを有している。横 断スラット２は、少なくとも略平坦である。 ポケット３が、長手方向を横切るように方向付けられて、長手方向レール１上 に配置されている。この実施の形態では、ポケット３は長手方向レール１の側部 に縫い付けられており、それらは横方向延長部を形成している。一般に、それら も織物材料で作られ、特には麻や綿のような純粋な天然繊維の織物で作られる。 横断スラット２の端部は、これらのポケット３内に押し入れられ、それらの中に 保持される。ここで、ポケット３から突出する横断スラット２の一部は、長手方 向レール１上に載っている。ポケット３は長手方向レール１の一方の側部に取り 付けられているため、ループバンド４が長手方向レール１の反対側の側部に留め られている。それは長手方向に延びており、そのループを通って横断スラット２ が延びている。 少なくとも１つの留め手段５が、各々の長手方向レール１と接続されている。 それは、図３及び図５に示されるように、接続手段と留めストリップ５２とから なる。留めストリップ５２は他方の長手方向レール１に向かって方向付けられ、 横断方向に延びている。好ましくは、留めストリップ５２も織物材料、例えば織 られた天然繊維で作られる。ここでは図示されない他の実施の形態では、留めス トリップ５２は長手方向レール１に直接的に留められる。しかし、好ましくは、 ここで示されているように、接続手段が設けられる。それは、少なくとも３つの 横断スラットの距離にわたって有効であり、この態様では、留めストリップを介 して作用する張力をその距離にわたって分配する。接続手段は、長手方向レール １に対して互いに間隔を空けて取り付けられた２つの留めループ５０と、それら 留めループ５０を通って押し入れられた接続ボルト５１と、からなる。留めルー プ５０は、織物ストリップ、例えば織られた綿で作られる。留めストリップ５２ は、留めループ５０によって覆われていない接続ボルト５１の中央領域の周りを 輪で囲んでいる（ループしている）。留め手段の製造及び組立ては、このような 構成によってより簡単になる。さらに、留めストリップ５２は、たとえ長手方向 レール１への力の分配が大領域にわたって行われる場合であっても、より狭く作 られ得る。従って、好ましくは、留めストリップ５２の幅は、最大で１つの横断 スラット２に対応する。その長さは、８ｃｍと２０ｃｍとの間、好ましくは約１ ４ｃｍである。 留めストリップ５２はボタン孔を有しており、それを通って横断スラット２に 取り付けられる留めボタン２０が延びている。留めストリップ５２が、この態様 で横断スラット２上に留められて、各長手方向レール１が横断スラット２に対し て、他方の長手方向レールから離れて、固定される。 図４に示されるように、留めボタン２９は、好ましくは木製のだぼくぎからな り、横断スラット２内に押し込まれると共に頭部を突出させている。 留めストリップ５２と留めボタン２０とは、ベッド支持部材の下方側、すなわ ち、横たわるための表面とは逆側に配置されている。好ましくは、２以上の留め ストリップ５２が、別々の接続手段と共に各長手方向レール１上に互いに離れて 配置されて、各留めストリップ５２にそれ自身の留めボタン２０が割当てられる 。さらに、反対側に配置されたレール１の隣接する留めストリップが、各々の留 めストリップ５２のために存在する。その連携する留めボタン２０は、第１の留 めストリップの留めボタンと同じ横断スラット２上に設置される。 本発明のベッド支持部材の第２の実施の形態が、図６に示されている。ここで は、２つのスラット床が設けられ、それらは上方横断スラット２’の組と下方横 断スラット２の組によって構成されている。上方横断スラットは、全体により薄 い形態となっており、従って下方横断スラットよりも柔軟である。上方横断スラ ット２’の典型的な厚さは４から８ｍｍであり、下方横断スラット２の厚みは、 １０から１２ｍｍである。 さらに、２つの弾性を有する長手方向レール１が設けられ、それらは横方向ス ラット２，２’と互いに接続している。ここで、長手方向レール１は、Ｌ字状断 面を有しており、この態様では直角部を形成している。上方横断スラット２’の 端部を受容するためのポケット３は短脚部１２の表側面に取り付けられて、その 表側面上に載っている。従って、上方横断スラット２’は、短脚部１２の表側面 上に載っている。下方横断スラット２は、長脚部１３の内側上に載っており、長 手方向レール１を通って延びている。部分的に開かれたカバー１０のジッパーを 有する長手方向脚部１が、図７に示されている。図７に示されるように、長手方 向レール１は、２つの固体本体コア１１からなり、それらは互いの上部に配置さ れ、織物カバー１０内に取囲まれ、それらの間に下方横断スラット２の端部が押 入れられている。さらに、ループバンド４が長脚部１３の内側に留められており 、そのループを通って下方横断スラット２が延びている。 下方横断スラット２’の組立及び交換は、この構成によってより容易である。 なぜなら、それらは、曲がることなく長手方向レール１から引出され得るからで ある。 留めストリップ５２は、長脚部１３の表側面上で接続手段によって留められて いる。留めボタン２０は、少なくとも１つの下方横断スラット２の下方面側に取 付けられている。 ベッドの幅やベッド支持装置の所望の堅さに依存して、少なくとも１つの弾性 を有する間隔空けのためまたは支持のためのレール６が、長手方向に延び、好ま しくは長方形または楕円の断面を有し、本質的には長手方向レール１と同様の構 造であるがポケット３を有しておらず、上下の横断スラット２，２’の間に設け られている。横断スラット、この場合下方横断スラット２に固定するために、支 持レールはループバンド６０を有している。それは、少なくとも略全長にわたっ て延びており、そのループを通って下方横断スラット２が案内されている。 少なくとも１つの支持レール６がその位置から移動しないで、快適な休息に否 定的な影響を与えないように、それは、ここで示された実施の形態では、少なく とも１つのボタン孔を有する留めストリップ６１によって下方横断スラット２に 留められる。これら第２の留めストリップ６１は、織物材料からなり、好ましく は織り込みによって、ループバンド６０に留められる。ここで示されているよう に、第２の留めストリップ６１は、長手方向レールを所定位置に固定するために 用いられた留めボタン２０から掛けられているが、別の留めボタンから掛けられ ていてもよい。 もし１つの支持レール６が設けられる場合、それは、両端において第２の留め ストリップ６１を介して留めボタン２０で留められる。もし幾つかの、特に２つ の支持レール６が設けられる場合、ある実施の形態では、外側の支持レール６だ けが、長手方向レール１に面する側において、第２の留めストリップ６１を介し て最も近い留めボタンと接続される。他の方向の移動を防止するために、支持レ ール６は固定的に配置された、あるいは取外し可能なストリップによって、互い に接続される。

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Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 互いに平行に間隔を空けて配置された２つの弾性を有する長手方向レー ル（１）と、 床面状に配置された幾つかの横断スラット（２）と、 を備え、 長手方向を横切るように方向付けられたポケット（３）が長手方向レール（１ ）上に配置され、 横断スラット（２）の端部がポケット（３）内に押し入れられ、 横断スラット（２）と長手方向レール（１）とを互いに対して所定の位置に固 定するための少なくとも１つの留め手段（５）が、各々の長手方向レール（１） と接続されており、 少なくとも１つの留めストリップ（５２）が、長手方向に対して横切るように 各長手方向レール（１）に取付けられると共に、他の長手方向レールに向かって 方向付けられ、 留めストリップ（５２）を横断スラット（２）上に留めるための留めボタン（ ２０）が、最も近い横断スラット（２）上に設けられている ことを特徴とするベッド支持装置。 ２． 留めストリップ（５２）から長手方向レール（１）までの接続手段が設 けられ、それは少なくとも３つの横断スラット（２）の距離にわたって有効であ る ことを特徴とする請求項１に記載のベッド支持装置。 ３． 接続手段は、各々２つの留めループ（５０）であり、それらは長手方向 に間隔を空けて設けられ、長手方向レール（１）に取付けられ、接続ボルト（５ １）がそれを通って押し入れられ、留めストリップ（５２）が留めループ（５０ ） の間の接続ボルト（５１）の中央領域に取り付けられている ことを特徴とする請求項２に記載のベッド支持装置。 ４． ２つの留めストリップ（５２）が、互いに離れて配置されると共に、各 長手方向レール（１）に設けられている ことを特徴とする請求項１に記載のベッド支持装置。 ５． 長手方向レール（１）の留めストリップ（５２）が、第２の長手方向レ ールの留めストリップの反対側に配置されており、 連携する留めボタン（２０）は、同一の横断スラット（２）に取付けられてい る ことを特徴とする請求項１に記載のベッド支持装置。 ６． 留めストリップ（５２）の幅が、最大限で、横スラット（２）の幅に一 致する ことを特徴とする請求項１に記載のベッド支持装置。 ７． 留めストリップ（５２）は、ベッド支持装置の下面側に配置されている ことを特徴とする請求項１に記載のベッド支持装置。 ８． ポケット（３）は、長手方向レール（１）の横方向延長部を構成してお り、 ポケット（３）から突出する横スラット（２）は、長手方向レール（１）に載 っている ことを特徴とする請求項１に記載のベッド支持装置。 ９． 長手方向レール（１）の間にそれぞれ床面状に配置された上下の横断レ ール（２、２’）が設けられ、 長手方向レール（１）は、Ｌ字状断面を有しており、 上方横断スラット（２’）は、長手方向レール（１）の短脚部（１２）の表側 面上に支持され、 下方横断スラット（２）は、長脚部（１３）の内側上に載っており、 長手方向に延びるループバンド（４）が、下方横断スラット（２）を受容する ために長脚部（１３）の端部に配置され、 留めストリップ（５２）を留めるための留めボタン（２０）が下方横断スラッ ト（２）に配置されている ことを特徴とする請求項１に記載のベッド支持装置。 １０． 長手方向に延びる少なくとも１つの弾性支持レール（６）が、上下の 横断レール（２、２’）の間に配置され、 弾性支持レール（６）には、横断スラット（２）がそれを通って通過するルー プハンド（６０）が設けられ、 少なくとも１つの支持レール（２）が第２留めストリップ（６１）を介して下 方横断スラット（２）の留めボタン（２０）に留められ得る ことを特徴とする請求項９に記載のベッド支持装置。