JP2002508531A - スペックル平均化によるホログラフ記憶システムにおける散乱雑音の低減 - Google Patents

スペックル平均化によるホログラフ記憶システムにおける散乱雑音の低減

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Abstract

(57)【要約】 ホログラフ記憶媒体(18)からホログラムを読み出す際に検出信号対雑音比を大きくするための方法及び装置が開示される。ホログラムは書き込み参照光線(16)を物体光線(50)と干渉させることによって書き込まれる。この方法は、(1)互いに所定の分離角度だけ分離した複数の読み出し参照光線を用いて複数回の連続したホログラム読み出し動作を行う工程と、(2)検出器アレイに入射するデータ信号パターンはほぼ等しいが、入射する散乱雑音パターンは相関しないようにホログラム読み出し動作の間において検出器アレイの内容をシフトさせる工程と、(3)複数のホログラムの読み出しを検出器アレイ上で電子的に積分する工程とを含む。装置はレーザ光源、光線偏向要素、検出器アレイ、及びシフト要素を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、ホログラフ記憶システムの性能を向上させるための方法及び装置に
一般的に関し、より詳細には、ホログラフ記憶システムにおける光学散乱による
検出雑音の効果を低減するための方法及び装置に関する。
【0002】 (発明の背景) ホログラフィを使用して光屈折性結晶などの小さい記憶容量に大量のデジタル
データを、後の読み出しのために記憶させることが可能であることはよく知られ
ている。
【0003】 ホログラフ記憶システムには、特に記憶密度を最大化するために使用される多
重化技術において多くの異なる構成が存在する。一般的に使用されている構成の
1つが図1に示されている。このシステムの主たる構成要素は、入力装置、光屈
折性結晶などのホログラフ記憶媒体、及び出力装置である。通常、空間光変調器
(SLM)として実施される入力装置は、振幅変調器のアレイにて構成される。
出力装置は、電荷結合素子(CCD)などの検出器アレイであり、ホログラムの
読み出しの際に記憶媒体からの出力放射を受光する。
【0004】 ホログラムの書き込み動作においては、SLMの画素の振幅変調の形でSLM
にデータが入力される。レーザ光線をこのSLMに照射すると、SLM画素から
放射される物体光線は記憶媒体内で書き込み参照光線と干渉し、各SLM画素に
対し1つづつの多数の回折格子を形成する。ホログラムの読み出し動作において
は、記憶媒体に読み出し参照光線を照射することにより、記憶された回折格子の
それぞれから反射放射光が生ずる。この各回折格子からの放射光がCCD画素に
よって検出される。例として、それぞれ1024×1024画素のSLM及びC
CDでは、1個のホログラム(ページ)に1ページ当り1024×1024=1
Mビットのバイナリーデータが記憶される。2よりも多いグレーレベルが使用さ
れる場合、1ページ当りのデータはビットの数だけ増大する。すなわち、16グ
レーレベル(4ビット)では、記憶密度は、上記の例において1ページ当り4M
ビットと4倍に大きくなる。
【0005】 ホログラフ記憶システムにおける雑音源は多くの物理的原因に由来する。主た
る発生源は、(1)記憶媒体から散乱する光、(2)光学要素から散乱する光、
(3)ページ内での画素クロストーク、(4)ページ間でのクロストーク、及び
(5)検出器雑音である。
【0006】 記憶媒体から散乱する光は、散乱雑音と呼ばれ、ホログラフ記憶システムの性
能に直結する重要なパラメータである検出信号対雑音比(SNR)に深刻な影響
を及ぼす。
【0007】 ホログラフ記憶媒体を読み出し参照光線により照射すると、検出器は記憶され
たデータ及び光学散乱要素の両方からの電場を受ける。ホログラフ記憶媒体の外
部における光学要素からの散乱は、反射防止コーティングなどの従来の技術によ
り低減することが可能である。しかし、記憶媒体自体からの散乱は、散乱がデー
タと同じ物理的要素内において生じ、そのスペクトル特性はデータの電場のスペ
クトル特性と同じであるため、非常に解決困難な問題である。
【0008】 更に、鉄をドープしたLiNbO3などのある種の記憶媒体では、鉄のドープ 量が増大するにつれて散乱雑音が増大することが観察されている。鉄の濃度が高
いことは、ホログラム消去時間などの他のシステムパラメータが向上するために
望ましいことである。すなわち、散乱雑音を低減することにより他のシステムパ
ラメータを最適化することが可能となる。
【0009】 本発明は、ホログラフ記憶媒体から出る電場の、検出される散乱雑音成分が低
減されるように、ホログラフ記憶媒体に記憶された情報を読み出すための方法及
び装置を開示するものである。具体的には、本発明は、レーザスペックルの特性
を有する散乱雑音を低減するものである。散乱雑音の強度は有限平均を有するラ
ンダムな複素変数である。ホログラム読み出しの際にCCDアレイの各画素によ
って記録される電圧は、入射するデータ信号と雑音電場に基づき、複素変数を用
いて次式のように表される。
【0010】
【数1】 または、
【数2】 ただし、ES及びEnはそれぞれ、データ及び散乱雑音電場の大きさであり、φは
これらの相対的な位相のずれである。散乱が、ホログラフ記憶媒体内の多数の固
定部位によるものであるとすると、これはレーザスペックルの性質を有する。そ
の場合、En 2に等しい強度Inは指数確率分布を有するランダムな変数であり、 位相φは区間[ −π,π] において均一に分布する。散乱雑音強度Inの確率密 度関数は次式にて表される。
【0011】
【数3】 ただし、< In> はInの平均値を表す。本発明は散乱雑音電場がスペックルの性
質を有する場合について述べられるが、散乱場の統計とは無関係に一般的な応用
が可能である。
【0012】 (2)式によれば、散乱雑音は(2)式の右辺の第2項及び第3項にて表され
る2つの寄与を有する。実際のシステムにおいては、EnはESよりも大幅に小さ
く、第2項がこの散乱雑音の表現において支配的となる。例として、En 2/ES 2 =10-2である場合、V〜1+0.2cos(φ)+0.01である。φが0ま
たはπに近い場合、最大雑音電圧は第2項を考慮しなければ0.01であり、第
2項を考慮すれば約±0.2である。対応する電圧SNRは前者の場合100で
あり、後者の場合はわずか5である。本発明は、(2)式の第2項を大幅に減少
させ、これにより検出信号対雑音比を大きくするための方法及び装置を開示する
ものである。
【0013】 (発明の概要) ホログラフ記憶媒体からホログラムを読み出す際にホログラムの出力パターン
における散乱雑音を緩和するための放射性同位体標識方h及び装置が開示される
。ホログラムは書き込み参照光線と物体光線とを干渉させることによって書き込
まれる。この方法は以下の工程を含む。すなわち、(a)書き込み参照光線の中
心線に沿って伝播する第1の読み込み参照光線にてホログラフ記憶媒体を照射す
ること、(b)ホログラフ記憶媒体から、第1のデータ信号パターンと第1の雑
音パターンとを含む第1のホログラム出力パターンを生成すること、(c)ホロ
グラフ記憶媒体を、第1の読み出し参照光線に対して所定の分離角度をなす後続
の読み出し参照光線にて照射すること、及び、(d)後続のデータ信号パターン
と後続の雑音パターンとを含むホログラフ記憶媒体から後続のホログラム出力パ
ターンを生成し、該後続のデータ信号パターンは、分離角度に関連する所定の距
離だけ並進させられる第1のデータ信号パターンにほぼ対応し、その際、後続の
雑音パターンは第1の雑音パターンに相関しないことである。
【0014】 本発明の好ましい実施形態においては、後続の読み出し参照光線は書き込み参
照光線と書き込み平面によって定義される平面内にある。書き込み平面は書き込
み参照光線の中心線と物体光線の中心線とによって定義される。
【0015】 第1及び後続の参照光線は書き込み参照光線の方向に伝播するか、または書き
込み参照光線と逆方向に伝播する。逆方向の伝播の場合には出力電場は物体電場
の複素共役である。本発明はいずれの構成にも適用される。
【0016】 好ましい実施形態において本発明の方法は、(1)M本の画素の列を有する検
出器アレイ上に第1のホログラム出力パターンを記録する工程であって、記録さ
れた第1のホログラム出力パターンは第1の信号対雑音比を有する工程と、(2
)M本の画素の、起点となる各列の画素の電荷を、第1のデータ信号パターンと
後続のデータ信号パターンとの間の並進距離に等しい所定の距離をおいて配置さ
れる次の行の対応する画素に転送する工程と、(3)後続のホログラム出力パタ
ーンに関連する電荷が検出器アレイの画素に予め存在する電荷に加え合わされる
ように検出器アレイ上に後続のホログラム出力パターンを記録することにより、
第1の信号対雑音比よりも大幅に大きい信号対雑音比を有する、記録された後続
のホログラム出力パターンを得る工程とを更に含む。
【0017】 好ましい実施形態において、連続するデータ信号出力パターン間の並進距離は
、検出器アレイの連続した行間の距離である、行から行への画素ピッチの整数倍
に等しい。
【0018】 この開示される方法はN−2回にわたって順番に繰返すことが可能である。た
だしNは2よりも大きくかつ検出器アレイの行数よりも大幅に小さい整数であり
、各回において分離角度は異なる値であり、1回のホログラム読み出し動作で得
られる第1の信号対雑音比よりも約N倍大きい最終的な信号対雑音比を有する最
終的な記録ホログラム出力パターンが生成される。
【0019】 本発明の好ましい実施形態においては、連続する読み出し参照光線は、回折展
開角とも呼ばれる同じ回折限界角度を有し、2本の連続した読み出し参照光線の
間の分離角度はこの回折限界角度に等しい。更に、検出器アレイの行から行への
画素ピッチは、2本の連続した読み出し参照光線の間の分離角度に比例している
【0020】 第1の読み出し参照光線は好ましくはレーザ光源によって生成される。後続の
読み出し参照光線は好ましくは第1の読み出し光線を光線偏向要素を用いて所望
の方向に偏向することにより与えられる。光線偏向要素は電気機械的光線偏向要
素または音響光学的光線偏向要素を用いることが可能である。
【0021】 検出器アレイは好ましくは電荷結合素子(CCD)である。読み出し時間の長
いシステムでは、従来のCCDを、読み出し動作の間にCCDを物理的に並進さ
せるための電気機械的位置決め要素と組み合わせて使用することが可能である。
読み出し時間の短いシステムでは、好ましい実施形態においてはCCDカメラを
使用し、部品を動かすことなく読み出しパルス間において電荷を電子的にシフト
させる。各CCD画素において、複数の読み出しパルスによる電荷はCCDによ
って電子的に積分される。
【0022】 (発明の詳細な説明) 付属の図面に関連して以下に述べられる詳細な説明は、本発明の好ましい実施
形態の説明を目的としたものであり、本発明が構成及び使用され得る唯一の形態
を示すものではない。説明文では、図に示された実施例に基づき発明を構成及び
動作させるための一連の工程及び機能について述べる。しかしながら、本発明の
精神及び範囲に包含されるものとやはりみなされる異なる実施形態によって同様
または均等な機能を実現することが可能である点は理解される必要がある。
【0023】 本発明は図1に示される一般的に使用されるホログラフ記憶システムに関する
ものである。このシステムの典型的な構成要素には、空間光変調器(SLM)1
2,ホログラフ記憶媒体18、及び電荷結合素子(CCD)検出器アレイ40が
含まれる。ホログラム書き込み動作時には、SLMのアレイの画素の振幅変調の
形でSLM12にデータが入力される。レーザ光線10がSLM12に照射され
、平行化レンズ14を通過し、記憶媒体18内で書き込み参照光線16と干渉し
て、各SLM画素について1つづつの多数の回折格子を形成する。従来のホログ
ラム読み出し動作では、図1に示されるように書き込み参照光線16と同じ方向
に一般に進む読み出し参照光線26が記憶媒体18に照射され、記憶回折格子の
それぞれから反射放射光を生ずる。全ての記憶媒体回折格子からの放射光は集束
レンズ20を通過して集束レンズの焦点面に出力パターン22を形成する。CC
D検出器アレイ40が出力パターン22の強度を記録する。読み出し参照光線2
6は書き込み参照光線16と、共伝播、すなわち、図1に示されるように書き込
み参照光線と同じ方向に伝播するか、もしくは、逆伝播、すなわち書き込み参照
光線16と逆の方向に伝播することが可能である。逆伝播の場合、出力場は物体
電場の複素共役である。本発明はいずれの構成にも適用可能である。上記の構成
及び動作はよく確立されたものであり、従来技術をなすものである。
【0024】 本発明は、ホログラフ保存媒体から発生する電場の検出される散乱雑音成分が
低減されるようにホログラフ記憶媒体18に記憶された情報を読み出すための方
法及び装置を開示するものである。詳細には、本発明によりレーザスペックルの
性質を有する散乱雑音が低減する。本発明は散乱雑音電場がスペックルの性質を
有する場合について述べられるが、散乱場の統計とは関係なく一般的に応用可能
である。
【0025】 図2の好ましい実施形態では、ホログラフ記憶媒体18を、少なくとも回折限
界角Δθd〜λ/w1つ分だけ角度が離れている一連の読み出し参照光線30に て照射する。ただし、λは光源において測定した読み出し参照光線30のそれぞ
れの波長であり、wは光源において測定した読み出し参照光線30のそれぞれの
幅である。図1を参照すると、書き込み参照光線16と書き込み物体光線50の
中心線17とにより「書き込み」平面が定義される。この書き込み面に直交し、
書き込み参照光線16を含む平面を以後、読み出し平面と呼ぶ。図2を参照する
と、連続した読み出し参照光線30は読み出し平面内にある。図3を参照すると
、x−y平面は書き込み平面を表し、x−z平面は読み出し平面を表す。図1〜
図3を参照すると、x軸36と書き込み参照光線16の中心線17とは一致して
いる。読み出し平面内において、n番目の読み出し参照光線28は、図1の書き
込み参照光線16の中央線17であるx軸36に対し角度θn32をなす。連続 する読み出し参照光線30間の分離角度が回折限界角Δθdであるとすると、n 番目の読み出し参照光線28は書き込み参照光線16の中心線17に対して所定
の角度θn=(n−1)Δθdをなす。図2に示されるように、複数の読み出し参
照光線26,27,28は、ほぼ同じデータ信号パターンを有するが空間的にず
れている複数のホログラム出力パターン22,23,24をそれぞれ生ずる。
【0026】 この好ましい実施形態においては、主として集束レンズ20とCCD検出器ア
レイ40とからなる光学収集系は、連続する読み出し参照光線30間の角度の分
離が、CCD検出器アレイ上において、行から行への画素ピッチと呼ばれる連続
する画素の行の間隔に等しいずれに対応するように構成される。読み出し動作の
間において、CCD検出アレイ40の画素が、イメージ光線34の変位量に等し
い量だけ変位する場合、アレイによって検出されるデータ信号パターンは各読み
出し動作について同じであり、全体の検出データ信号は複数の後続の読み出し参
照光線30のエネルギーの総和に等しいエネルギーを有する単一の参照読み出し
光線によって得られるものと同じである。しかし、複数の読み出し参照光線30
のそれぞれについてほぼ同じであるデータ信号電場と異なり、複数の読み出し参
照光線によって発生する散乱雑音電場は異なっている。散乱雑音がスペックルの
性質を有する場合、少なくとも読み出し参照光線の回折限界角度1つ分だけ互い
に分離した複数の読み出し参照光線30によって生じる散乱雑音電場パターンは
空間的に相関していない。これらの空間的に相関していない電場パターンを加え
合わせることにより得られる累加的散乱雑音は、複数の読み出し参照光線のエネ
ルギーの総和に等しいエネルギーを有する単一の読み出し参照光線から生ずる散
乱雑音よりも統計学的な分散は小さい。統計的分散の減少倍率は読み出し参照光
線の数にほぼ等しい。例として、全読み出しエネルギーが16本の光線に等分さ
れる場合、累加的散乱雑音の分散は、全体の読み出しエネルギーが同じである単
一の読み出し参照光線から生ずる散乱雑音の分散よりも約16倍小さく、出力信
号対雑音比は約16倍増大する。すなわち、N回のホログラム読み出し動作では
、信号対雑音比は1回の従来のホログラム読み出し動作により得られる信号対雑
音比よりも約N倍大きい。
【0027】 散乱雑音が空間的によりゆっくりと変化する場合、連続する読み出し参照光線
間の角度の分離をこれに応じて大きくし、検出器アレイ上での出力パターンの並
進量が散乱雑音の空間的相関距離を上回るようにしなければならない。
【0028】 X軸36に対する角度θnが増大するのにしたがって、X軸に沿って伝播する 第1の読み出し参照光線から生ずる出力データ信号パターンと比較して、出力デ
ータ信号パターンに少量の歪みが生じる。すなわち、回折限界角度だけ互いに分
離される読み出し参照光線の最大数は許容可能な歪みの量に依存する。この読み
出し参照光線の最大数は、与えられたホログラフ記憶システムに依存する。この
数の典型的な値は16〜64の範囲である。
【0029】 読み出し参照光線30はホログラム書き込み動作において書き込み参照光線を
生成するために使用されるものと同じレーザによって発生させることも可能であ
る。このレーザは短いパルスの波連を発生する固体レーザを使用することが可能
である。読み出し参照光線26の方向制御は電気機械的光線偏光器または音響光
学的光線偏光器によって行うことが可能である。
【0030】 CCD検出器アレイ40の内容は、検出器アレイを物理的に並進させることに
より機械的に、または、各行の画素からの電荷を次の行の対応する画素に転送す
ることにより電気的に、シフトさせることが可能である。次の行は好ましくは隣
接する行である。互いに回折限界角度だけ分離したN本の読み出し参照光線が使
用される場合、CCD検出器アレイ40はホログラム読み出しサイクルの開始点
においてN本の空の行を有さなければならない。CCD検出器アレイ40の内容
のシフトの方向は、出力光線34のシフトを決定する、後続の読み出し参照光線
の方向に依存する。図2に示されるように複数の読み出し参照光線26,27,
28により複数のホログラム出力パターン22,23,24がそれぞれ生じる。
【0031】 本発明の実施するうえで必要とされる主たる要素は、(1)複数の読み出し参
照光線を発生するレーザ光源、(2)この複数の読み出し参照光線を所望の方向
に偏向する光線偏向要素、及び、(3)読み出し動作の間において行の内容をシ
フトさせるための手段を有する検出器アレイである。
【0032】 これらの要素の特徴は、ホログラム読み出し動作の時間的長さによって示され
る。ホログラム記憶媒体が高速で動く(並進運動または回転運動を行う際に)シ
ステムでは、一般に短い読み出し時間が用いられるのに対し、記憶媒体が静止し
ているか低速で動くシステムでは、長い読み出し時間が用いられる。長時間読み
出し型のシステムでは、数ミリ秒〜数秒のオーダーの比較的長いパルス時間を有
する低ピーク出力レーザが一般に用いられ、短時間読み出し型では、数ナノ秒〜
数マイクロ秒のオーダーのより短い高ピーク出力レーザパルスが一般に用いられ
る。
【0033】 長い読み出し時間の場合、電流を制御することによってパルスがオン/オフさ
れる半導体レーザを使用することが可能である。高速で動くホログラム記憶媒体
では、レーザ光源は一般的に、必要なパルス波連の波形を発生する高速電気音響
変調器などの特別な手段を備えた固体レーザである。
【0034】 所望の方向に読み出し参照光線を偏向するための光線偏向器すなわち光線偏向
要素の特徴もシステムの構成にやはり依存する。すなわち、低速システムの必要
条件は電気機械的光線偏光器で満たすことが可能であるのに対し、高速システム
では、100ナノ秒程度の短い時間でレーザ光線の方向を回折限界角度だけ変化
させることが可能な音響光学光線偏光器などの技術を必要とする。
【0035】 検出器アレイ技術も同様にシステムの構成に依存する。長い読み出し時間では
、従来のCCDを、読み出し動作の間においてCCDを物理的に並進させるため
の電気機械的位置決め要素と組み合わせて使用することが可能である。短時間読
み出し型のシステムでは、好ましい実施形態において、部品を動かすことなく、
読み出しパルスの間において電荷を電子的にシフトするCCD型のカメラを使用
する。各CCD画素において、複数の読み出しパルスによる電荷はCCDによっ
て電子的に積分される。100ナノ秒程度の短いシフト時間を有するこうしたC
CDは当該技術分野の現在の水準の範囲である。
【0036】 本発明の高速実施形態では、各読み出し動作は100ナノ秒の時間的長さを有
する。このシステムでは、それぞれが一般に10ナノ秒の長さであり、パルス間
隔が100ナノ秒である短いパルスの波連を発生する固体レーザを使用すること
が可能である。光線の偏向は、100ナノ秒よりも短い開口推移時間を有する音
響光学光線偏光器によって行うことが可能である。ホログラムの検出は上述のよ
うなCCD型カメラを用いて行うことが可能であり、各行は100ナノ秒毎に隣
りの行にシフトされる。3.2マイクロ秒の全読み出しバースト時間において3
2個の読み出しパルスのバーストを用いるこうしたシステムでは信号対雑音比を
約32倍に向上させることが可能である。
【0037】 ここに述べられ図に示された例示的ホログラフ記憶システムはあくまで本発明
の好適な実施形態を示すものに過ぎない点は理解されるべきである。実際、発明
の精神及び範囲を逸脱することなくこうした実施形態に各種の改変及び付加を行
うことが可能である。例として、読み出し参照光線は図に示されるように互いに
対して均等に分離されている必要はない。当業者であれば各種の他の物理的また
は光学的構成は均等物であり、したがって同様に好適である点は認識されるであ
ろう。すなわち、これら及び他の改変及び付加は当業者にとって自明であり、本
発明を様々な異なる応用における使用に適合させるうえで実施することが可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホログラフ記憶システムを示す概略図。
【図2】本発明のスペックル雑音平均化の概念を示す図。図中、3本の読み
出し参照光線が異なる角度にてホログラフ媒体に入射し、同じデータ信号を有す
るとともに相関していない雑音を有する3個の空間的にずれた出力イメージパタ
ーンを生ずる様子が示されている。検出器アレイを読み出しパルス間で行から行
への画素ピッチに等しい量だけ上方(連続的な読み出し参照光線の方向によって
は下方)に並進させることにより、連続する読み出しのそれぞれにおいて、前の
出力イメージパターンと一致した出力イメージパターンを生成することが可能で
ある。したがってデータ信号パターンは加え合わされるが、スペックル雑音は相
関していない雑音パターンが加え合わされるために低減される。
【図3】複数の読み出し参照光線の内の1本の形態を示す図。図中、CCD
及びN番目の読み出しのための読み出し参照光線及び出力イメージ光線が示され
ている。X軸は書き込み参照光線の中心線と一致している。複数の参照光線は全
て(x,z)平面内にあり、X軸に対して異なる角度θnをとっている。隣り合 う参照光線間の角度の分離は読み出し参照光線で共通の回折限界角Δθ〜λ/w
である。式中、λはレーザの波長であり、wはレーザ光源の開口にて測定したレ
ーザ光線径である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成11年5月18日(1999.5.18)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
請求項6】 ホログラフ記憶媒体からホログラムを読み出す際に、リアル
タイムで検出信号対雑音比を大きくするための方法であって、ホログラムは書き
込み参照光線と物体光線とを干渉させることによって書き込まれる方法において
、 (a)前記書き込み参照光線の中心線に沿って伝播する第1の読み出し参照光
線にてホログラフ記憶媒体を照射する工程と、 (b)ホログラフ記憶媒体から、第1のデータ信号パターンと第1の雑音パタ
ーンとを含む第1のホログラム出力パターンを生成する工程と、 (c)M本の画素の行を有する検出器アレイ上に前記第1のホログラム出力パ
ターンを記録する工程であって、該M本の画素の行の連続する行は、行から行へ
の画素ピッチだけ分離され、前記記録された第1のホログラム出力パターンは第
1の信号対雑音比を有する工程と、 (d)前記M本の画素の行の起点となる行のそれぞれの画素の電荷を、該M本
の画素の行の次の行の対応する画素に転送する工程であって、起点となる画素と
次の行との間の距離は前記行から行への画素ピッチの整数倍である工程と、 (e)後続の読み出し参照光線にて前記ホログラフ記憶媒体を照射する工程で
あって、該後続の読み出し参照光線は、前記第1の読み出し参照光線に対して所
定の分離角度をなすとともに前記書き込み参照光線と書き込み平面に対する法線
とによって定義される平面上にあり、該書き込み平面は前記書き込み参照光線の
中心線と前記物体光線の中心線とによって定義される工程と、 (f)前記ホログラフ記憶媒体から後続のホログラム出力パターンを生成する
工程であって、該後続のホログラム出力パターンは後続のデータ信号パターンと
後続の雑音パターンとを含み、該後続のデータ信号パターンは、前記行から行へ
の画素ピッチの前記整数倍に等しい、前記分離角度に関連した並進距離だけシフ
トされる前記第1のデータ信号パターンにほぼ対応し、該後続の雑音パターンは
前記第1の雑音パターンに相関しない工程と、 (g)前記後続のホログラム出力パターンに関連する電荷が、該検出器アレイ
内の画素に予め存在する電荷に加え合わされるように前記検出器アレイ上に前記
後続のホログラム出力パターンを記録する工程であって、該記録された後続のホ
ログラム出力パターンは前記第1の信号対雑音比よりも大幅に大きい信号対雑音
比を有する工程とを更に含む方法。
請求項7】 前記(d)乃至(g)工程はN−2回にわたって順番に繰返
され、ただしNは2よりも大きくかつ検出器アレイの行数よりも大幅に小さい整
数であり、各回において分離角度は異なる値であり、前記第1の信号対雑音比よ
りも約N倍大きい最終的な信号対雑音比を有する最終的な記録ホログラム出力パ
ターンが生成される請求項6に記載の方法。
請求項8】 前記第1及び後続の読み出し参照光線は前記書き込み参照光
線とは逆方向に伝播する請求項6に記載の方法。
請求項9】前記第1及び後続の読み出し参照光線は前記書き込み参照光線
とは逆方向に伝播する請求項6に記載の方法。
請求項10】前記分離角度は前記第1の読み出し参照光線の回折限界角度
に等しく、該回折限界角度は読み出し参照光線の波長と読み出し参照光線の幅の 関数である請求項6 に記載の方法。
請求項11】前記行から行への画素ピッチは前記分離角度に比例する請求 項6 に記載の方法。
請求項12】前記後続の読み出し参照光線は前記第1の読み出し参照光線
を電気機械的光線偏向要素によって所望の方向に偏向することによって生成され
請求項6に記載の方法。
請求項13】前記後続の読み出し参照光線は前記第1の読み出し参照光線
を音響光学的光線偏向要素によって所望の方向に偏向することによって生成され
請求項6に記載の方法。
請求項14】前記検出器アレイは電荷結合素子である請求項6に記載の方
法。
請求項15】前記M本の画素の行の起点となる各行の画素の電荷を、該M
本の画素の行の次の行の対応する画素に転送する前記工程は、電気機械的位置決
め要素によって前記並進距離だけ検出器のアレイを物理的にシフトさせる工程を
含む請求項6に記載の方法。
請求項16】前記M本の画素の行の起点となる各行の画素の電荷を、該M
本の画素の行の次の対応する画素に転送する前記工程は、電子的に行われる請求 項6 に記載の方法。
請求項17】ホログラフ記憶媒体からホログラムを読み出す際にホログラ
ムの出力パターンにおける散乱雑音を緩和するためのシステムであって、ホログ
ラムは書き込み参照光線と物体光線とを干渉させることによって書き込まれるシ
ステムにおいて、 (a)第1の読み出し参照光線を発生するための放射源であって、該第1の読
み出し参照光線は、前記ホログラフ記憶媒体に照射されることにより、第1のデ
ータ信号パターンと第1の雑音パターンとを含む第1のホログラム出力パターン
を生成するとともに前記書き込み参照光線の中心線に沿って伝播する放射源と、 (b)前記第1のホログラム出力パターンを記録するための検出器アレイであ って、該検出器アレイはM本の画素の列を有し、該M本の画素の列の連続する行 は、行から行への画像ピッチだけ分離され、前記記録された第1のホログラム出 力パターンは第1の信号対雑音比を有し、前記検出器アレイによりリアルタイム にて連続的ホログラム出力パターンの累加的記録が可能であり、該累加的記録に より、前記第1の信号対雑音比よりも大幅に大きな最終的な信号対雑音比を有す る最終的なホログラム出力パターンが生じる検出器アレイと、 (c)M本の画素の列の起点となる列のそれぞれの画素の電荷を該M本の画素 の列の次の行に転送するためのシフト要素であって、起点となる行と次の行との 間の距離は行から行への画素ピッチの整数倍であるシフト要素と、 (d)前記第1の読み出し参照光線を所望の方向に偏向して後続の読み出し参
照光線を発生するための光線偏向要素であって、該後続の読み出し参照光線は前
記第1の読み出し参照光線に対して所定の分離角度をなすとともに書き込み参照
光線と書き込み平面に対する法線とによって定義される平面内にあり、該書き込
み平面は前記書き込み参照光線の中心線と前記物体光線の中心線とによって定義
され、前記後続の読み出し参照光線はホログラフ記憶媒体に照射されて、後続の
データ信号パターンと後続の雑音パターンとを含む後続のホログラム出力パター
ンを出力し、該後続のデータ信号パターンは行から行への画素ピッチの整数倍に
等しい、前記分離角度に関連した距離だけ並進させられる第1のデータ信号パタ
ーンにほぼ対応し、前記後続の雑音パターンは前記第1の雑音パターンに相関し
ない光線偏向要素とを備えるシステム。
請求項18】ホログラフ記憶媒体からホログラムを読み出す際に、検出信
号対雑音比を大きくするためのシステムであって、ホログラムは書き込み参照光
線と物体光線とを干渉させることによって書き込まれるシステムにおいて、 (a)第1の読み出し参照光線を発生するための放射源であって、該第1の読
み出し参照光線はホログラフ記憶媒体に照射されて第1のホログラム出力パター
ンを生成するとともに前記書き込み参照光線の中心線に沿って伝播する放射線源
と、 (b)前記第1のホログラム出力パターンを記録するための検出器アレイであ
って、該検出器アレイはM本の画素の列を有し、該M本の画素の列の連続する行
は、行から行への画像ピッチだけ分離され、前記記録された第1のホログラム出
力パターンは第1の信号対雑音比を有し、前記検出器アレイによりリアルタイム
にて連続的ホログラム出力パターンの累加的記録が可能であり、該累加的記録に
より、前記第1の信号対雑音比よりも大幅に大きな最終的な信号対雑音比を有す
る最終的なホログラム出力パターンが生じる検出器アレイと、 (c)M本の画素の列の起点となる列のそれぞれの画素の電荷を該M本の画素
の列の次の行に転送するためのシフト要素であって、起点となる行と次の行との
間の距離は行から行への画素ピッチの整数倍であるシフト要素と、 (d)後続の読み出し参照光線を生成するために第1の参照光線を所望の方向
に偏向するための光線偏向要素であって、該後続の参照光線は第1の読み出し参
照光線に対して所定の分離角度をなすとともに前記書き込み参照光線と書き込み
平面に対する法線とにより定義される平面内にあり、該書き込み平面は書き込み
参照光線の中心線と物体光線の中心線とによって定義され、後続の参照光線がホ
ログラフ記憶媒体に照射されることにより後続のホログラム出力パターンが出力
され、該後続のホログラム出力パターンは、行から行への画素ピッチの整数倍に
等しい、前記分離角度に関連した距離だけ並進させられる前記第1のホログラム
出力パターンにほぼ対応する光線偏向要素とを備えるシステム。
請求項19】前記放射源はレーザ光源を含む請求項18に記載のシステム
請求項20】前記検出器アレイは電荷結合素子を含む請求項18に記載の
システム。
請求項21】前記シフト要素は、検出器アレイを行から行への画素ピッチ
の整数倍に等しい距離だけ物理的に並進させるための電気機械的位置決め要素を
含む請求項18に記載のシステム。
請求項22】前記シフト要素は電荷の転送を電子的に行うための電気回路
を含む請求項18に記載のシステム。
請求項23】前記光線偏向要素は電気機械的光線偏向要素を含む請求項1 に記載のシステム。
請求項24】前記光線偏向要素は音響光学的光線偏向要素を含む請求項1 に記載のシステム。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】 この開示される方法はN−2回にわたって順番に繰返すことが可能である。た
だしNは2よりも大きくかつ検出器アレイの行数よりも大幅に小さい整数であり
、各回において分離角度は異なる値であり、1回のホログラム読み出し動作で得
られる第1の信号対雑音比よりも約N倍大きい最終的な出力信号対雑音比を有す
る最終的な記録ホログラム出力パターンが生成される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】 本発明は図1に示される一般的に使用されるホログラフ記憶システムに関する
ものである。このシステムの典型的な構成要素には、空間光変調器(SLM)1
2,ホログラフ記憶媒体18、及び電荷結合素子(CCD)検出器アレイ40が
含まれる。ホログラム書き込み動作時には、SLMのアレイの画素の振幅変調の
形でSLM12にデータが入力される。レーザ光線10がSLM12に照射され
、平行化レンズ14を通過し、記憶媒体18内で書き込み参照光線16と干渉し
て、各SLM画素について1つづつの多数の回折格子を形成する。従来のホログ
ラム読み出し動作では、図1に示されるように書き込み参照光線16と同じ方向
に一般に進む読み出し参照光線26が記憶媒体18に照射され、記憶回折格子の
それぞれから反射放射光を生ずる。全ての記憶媒体回折格子からの放射光は集束
レンズ20を通過して集束レンズの焦点面に出力パターン22を形成する。CC
D検出器アレイ40が出力パターン22の強度を記録する。読み出し参照光線2
6は書き込み参照光線16と、共伝播、すなわち、図1に示されるように書き込
み参照光線と同じ方向に伝播するか、もしくは、逆伝播26’、すなわち書き込
み参照光線16と逆の方向に伝播することが可能である。逆伝播の場合、出力場
は物体電場の複素共役である。本発明はいずれの構成にも適用可能である。上記
の構成及び動作はよく確立されたものであり、従来技術をなすものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】 この好ましい実施形態においては、主として集束レンズ20とCCD検出器ア
レイ40とからなる光学収集系は、連続する読み出し参照光線30間の角度の分
離が、CCD検出器アレイ上において、行から行への画素ピッチと呼ばれる連続
する画素の行の間隔に等しいずれに対応するように構成される。読み出し動作の
間において、CCD検出アレイ40の画素が、イメージ光線34の変位量に等し
い量だけ変位する場合、アレイによって検出されるデータ信号パターンは各読み
出し動作について同じであり、全体の検出データ信号は複数の後続の読み出し参
照光線30のエネルギーの総和に等しいエネルギーを有する単一の参照読み出し
光線によって得られるものと同じである。しかし、複数の読み出し参照光線30
のそれぞれについてほぼ同じであるデータ信号電場と異なり、複数の読み出し参
照光線によって発生する散乱雑音電場は異なっている。散乱雑音がスペックルの
性質を有する場合、少なくとも読み出し参照光線の回折限界角度1つ分だけ互い
に分離した複数の読み出し参照光線30によって生じる散乱雑音電場パターンは
空間的に相関していない。これらの空間的に相関していない電場パターンを加え
合わせることにより得られる累加的散乱雑音は、複数の読み出し参照光線のエネ
ルギーの総和に等しいエネルギーを有する単一の読み出し参照光線から生ずる散
乱雑音よりも統計学的な分散は小さい。統計的分散の減少倍率は読み出し参照光
線の数にほぼ等しい。例として、全読み出しエネルギーが16本の光線に等分さ
れる場合、累加的散乱雑音の分散は、全体の読み出しエネルギーが同じである単
一の読み出し参照光線から生ずる散乱雑音の分散よりも約16倍小さく、出力信
号対雑音比は約16倍増大する。すなわち、N回のホログラム読み出し動作では
最終出力信号対雑音比は1回の従来のホログラム読み出し動作により得られる
信号対雑音比よりも約N倍大きい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】 読み出し参照光線30はホログラム書き込み動作において書き込み参照光線を
生成するために使用されるものと同じレーザによって発生させることも可能であ
る。このレーザは短いパルスの波連を発生する固体レーザを使用することが可能
である。読み出し参照光線26の方向制御は電気機械的光線偏光器29または音
響光学的光線偏光器によって行うことが可能である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】 CCD検出器アレイ40の内容は、検出器アレイを位置決め要素41によって 物理的に並進させることにより機械的に、または、各行の画素からの電荷を次の
行の対応する画素に転送することにより電気的に、シフトさせることが可能であ
る。次の行は好ましくは隣接する行である。互いに回折限界角度だけ分離したN
本の読み出し参照光線が使用される場合、CCD検出器アレイ40はホログラム
読み出しサイクルの開始点においてN本の空の行を有さなければならない。CC
D検出器アレイ40の内容のシフトの方向は、出力光線34のシフトを決定する
、後続の読み出し参照光線の方向に依存する。図2に示されるように複数の読み
出し参照光線26,27,28により複数のホログラム出力パターン22,23
,24がそれぞれ生じる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホログラフ記憶媒体からホログラムを読み出す際にホログラ
    ムの出力パターンにおける散乱雑音を緩和するための方法であって、ホログラム
    は書き込み参照光線と物体光線とを干渉させることによって書き込まれる方法に
    おいて、 (a)前記書き込み参照光線の中心線に沿って伝播する第1の読み出し参照光
    線にてホログラフ記憶媒体を照射する工程と、 (b)ホログラフ記憶媒体から、第1のデータ信号パターンと第1の雑音パタ
    ーンとを含む第1のホログラム出力パターンを生成する工程と、 (c)ホログラフ記憶媒体を、前記第1の読み出し参照光線に対して所定の分
    離角度をなす後続の読み出し参照光線にて照射する工程と、 (d)ホログラフ記憶媒体から後続のホログラム出力パターンを生成する工程
    であって、該後続のホログラム出力パターンは後続のデータ信号パターンと後続
    の雑音パターンとを含み、該後続のデータ信号パターンは、前記分離角度に関連
    する並進距離だけシフトされる前記第1のデータ信号パターンにほぼ対応し、前
    記後続の雑音パターンは前記第1の雑音パターンに相関しない工程とを含む方法
  2. 【請求項2】 前記後続の読み出し参照光線は、前記書き込み参照光線と書
    き込み平面に対する法線とによって定義される平面内にあり、該書き込み平面は
    前記書き込み参照光線の中心線と前記物体光線の中心線とによって定義される請
    求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記分離角度は、前記第1の読み出し参照光線の回折限界角
    度の16〜64倍の範囲にある請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記第1及び後続の読み出し参照光線は前記書き込み参照光
    線の方向に伝播する請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記第1及び後続の読み出し参照光線は前記書き込み参照光
    線とは逆方向に伝播する請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 (1)M本の画素の行を有する検出器アレイ上に前記第1の
    ホログラム出力パターンを記録する工程であって、該記録された第1のホログラ
    ム出力パターンは第1の信号対雑音比を有する工程と、 (2)前記M本の画素の行の、起点となる各行の画素の電荷を、該M本の画素
    の行の、次の行の対応する画素に転送する工程であって、起点となる行と次の行
    との間の距離は、前記第1のデータ信号パターンと前記後続のデータ信号パター
    ンとの間の並進距離に等しい工程と、 (3)前記後続のホログラム出力パターンに関連する電荷が、検出器アレイ内
    の画素に予め存在する電荷に加え合わされるように前記検出器アレイ上に前記後
    続のホログラム出力パターンを記録する工程であって、該記録された後続のホロ
    グラム出力パターンは前記第1の信号対雑音比よりも大幅に大きい信号対雑音比
    を有する工程とを更に含む請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 ホログラフ記憶媒体からホログラムを読み出す際に、リアル
    タイムで検出信号対雑音比を大きくするための方法であって、ホログラムは書き
    込み参照光線と物体光線とを干渉させることによって書き込まれる方法において
    、 (a)前記書き込み参照光線の中心線に沿って伝播する第1の読み出し参照光
    線にてホログラフ記憶媒体を照射する工程と、 (b)ホログラフ記憶媒体から、第1のデータ信号パターンと第1の雑音パタ
    ーンとを含む第1のホログラム出力パターンを生成する工程と、 (c)M本の画素の行を有する検出器アレイ上に前記第1のホログラム出力パ
    ターンを記録する工程であって、該M本の画素の行の連続する行は、行から行へ
    の画素ピッチだけ分離され、前記記録された第1のホログラム出力パターンは第
    1の信号対雑音比を有する工程と、 (d)前記M本の画素の行の起点となる行のそれぞれの画素の電荷を、該M本
    の画素の行の次の行の対応する画素に転送する工程であって、起点となる画素と
    次の行との間の距離は前記行から行への画素ピッチの整数倍である工程と、 (e)後続の読み出し参照光線にて前記ホログラフ記憶媒体を照射する工程で
    あって、該後続の読み出し参照光線は、前記第1の読み出し参照光線に対して所
    定の分離角度をなすとともに前記書き込み参照光線と書き込み平面に対する法線
    とによって定義される平面上にあり、該書き込み平面は前記書き込み参照光線の
    中心線と前記物体光線の中心線とによって定義される工程と、 (f)前記ホログラフ記憶媒体から後続のホログラム出力パターンを生成する
    工程であって、該後続のホログラム出力パターンは後続のデータ信号パターンと
    後続の雑音パターンとを含み、該後続のデータ信号パターンは、前記行から行へ
    の画素ピッチの前記整数倍に等しい、前記分離角度に関連した並進距離だけシフ
    トされる前記第1のデータ信号パターンにほぼ対応し、該後続の雑音パターンは
    前記第1の雑音パターンに相関しない工程と、 (g)前記後続のホログラム出力パターンに関連する電荷が、該検出器アレイ
    内の画素に予め存在する電荷に加え合わされるように前記検出器アレイ上に前記
    後続のホログラム出力パターンを記録する工程であって、該記録された後続のホ
    ログラム出力パターンは前記第1の信号対雑音比よりも大幅に大きい信号対雑音
    比を有する工程とを更に含む方法。
  8. 【請求項8】 前記(d)乃至(g)工程はN−2回にわたって順番に繰返
    され、ただしNは2よりも大きくかつ検出器アレイの行数よりも大幅に小さい整
    数であり、各回において分離角度は異なる値であり、前記第1の信号対雑音比よ
    りも約N倍大きい最終的な信号対雑音比を有する最終的な記録ホログラム出力パ
    ターンが生成される請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記第1及び後続の読み出し参照光線は前記書き込み参照光
    線とは逆方向に伝播する請求項7に記載の方法。
  10. 【請求項10】前記第1及び後続の読み出し参照光線は前記書き込み参照光
    線とは逆方向に伝播する請求項7に記載の方法。
  11. 【請求項11】前記分離角度は前記第1の読み出し参照光線の回折限界角度
    に等しい請求項7に記載の方法。
  12. 【請求項12】前記行から行への画素ピッチは前記分離角度に比例する請求
    項7に記載の方法。
  13. 【請求項13】前記後続の読み出し参照光線は前記第1の読み出し参照光線
    を電気機械的光線偏向要素によって所望の方向に偏向することによって生成され
    る請求項7に記載の方法。
  14. 【請求項14】前記後続の読み出し参照光線は前記第1の読み出し参照光線
    を音響光学的光線偏向要素によって所望の方向に偏向することによって生成され
    る請求項7に記載の方法。
  15. 【請求項15】前記検出器アレイは電荷結合素子である請求項7に記載の方
    法。
  16. 【請求項16】前記M本の画素の行の起点となる各行の画素の電荷を、該M
    本の画素の行の次の行の対応する画素に転送する前記工程は、電気機械的位置決
    め要素によって前記並進距離だけ検出器のアレイを物理的にシフトさせる工程を
    含む請求項7に記載の方法。
  17. 【請求項17】前記M本の画素の行の起点となる各行の画素の電荷を、該M
    本の画素の行の次の対応する画素に転送する前記工程は、電子的に行われる請求
    項7に記載の方法。
  18. 【請求項18】ホログラフ記憶媒体からホログラムを読み出す際にホログラ
    ムの出力パターンにおける散乱雑音を緩和するためのシステムであって、ホログ
    ラムは書き込み参照光線と物体光線とを干渉させることによって書き込まれるシ
    ステムにおいて、 (a)第1の読み出し参照光線を発生するための放射源であって、該第1の読
    み出し参照光線は、前記ホログラフ記憶媒体に照射されることにより、第1のデ
    ータ信号パターンと第1の雑音パターンとを含む第1のホログラム出力パターン
    を生成するとともに前記書き込み参照光線の中心線に沿って伝播する放射源と、 (b)前記第1の読み出し参照光線を所望の方向に偏向して後続の読み出し参
    照光線を発生するための光線偏向要素であって、該後続の読み出し参照光線は前
    記第1の読み出し参照光線に対して所定の分離角度をなすとともに書き込み参照
    光線と書き込み平面に対する法線とによって定義される平面内にあり、該書き込
    み平面は前記書き込み参照光線の中心線と前記物体光線の中心線とによって定義
    され、前記後続の読み出し参照光線はホログラフ記憶媒体に照射されて、後続の
    データ信号パターンと後続の雑音パターンとを含む後続のホログラム出力パター
    ンを出力し、該後続のデータ信号パターンは行から行への画素ピッチの整数倍に
    等しい、前記分離角度に関連した距離だけ並進させられる第1のデータ信号パタ
    ーンにほぼ対応し、前記後続の雑音パターンは前記第1の雑音パターンに相関し
    ない光線偏向要素とを備えるシステム。
  19. 【請求項19】ホログラフ記憶媒体からホログラムを読み出す際に、検出信
    号対雑音比を大きくするためのシステムであって、ホログラムは書き込み参照光
    線と物体光線とを干渉させることによって書き込まれるシステムにおいて、 (a)第1の読み出し参照光線を発生するための放射源であって、該第1の読
    み出し参照光線はホログラフ記憶媒体に照射されて第1のホログラム出力パター
    ンを生成するとともに前記書き込み参照光線の中心線に沿って伝播する放射線源
    と、 (b)前記第1のホログラム出力パターンを記録するための検出器アレイであ
    って、該検出器アレイはM本の画素の列を有し、該M本の画素の列の連続する行
    は、行から行への画像ピッチだけ分離され、前記記録された第1のホログラム出
    力パターンは第1の信号対雑音比を有し、前記検出器アレイによりリアルタイム
    にて連続的ホログラム出力パターンの累加的記録が可能であり、該累加的記録に
    より、前記第1の信号対雑音比よりも大幅に大きな最終的な信号対雑音比を有す
    る最終的なホログラム出力パターンが生じる検出器アレイと、 (c)M本の画素の列の起点となる列のそれぞれの画素の電荷を該M本の画素
    の列の次の行に転送するためのシフト要素であって、起点となる行と次の行との
    間の距離は行から行への画素ピッチの整数倍であるシフト要素と、 (d)後続の読み出し参照光線を生成するために第1の参照光線を所望の方向
    に偏向するための光線偏向要素であって、該後続の参照光線は第1の読み出し参
    照光線に対して所定の分離角度をなすとともに前記書き込み参照光線と書き込み
    平面に対する法線とにより定義される平面内にあり、該書き込み平面は書き込み
    参照光線の中心線と物体光線の中心線とによって定義され、後続の参照光線がホ
    ログラフ記憶媒体に照射されることにより後続のホログラム出力パターンが出力
    され、該後続のホログラム出力パターンは、行から行への画素ピッチの整数倍に
    等しい、前記分離角度に関連した距離だけ並進させられる前記第1のホログラム
    出力パターンにほぼ対応する光線偏向要素とを備えるシステム。
  20. 【請求項20】前記放射源はレーザ光源を含む請求項19に記載のシステム
  21. 【請求項21】前記検出器アレイは電荷結合素子を含む請求項19に記載の
    システム。
  22. 【請求項22】前記シフト要素は、検出器アレイを行から行への画素ピッチ
    の整数倍に等しい距離だけ物理的に並進させるための電気機械的位置決め要素を
    含む請求項19に記載のシステム。
  23. 【請求項23】前記シフト要素は電荷の転送を電子的に行うための電気回路
    を含む請求項19に記載のシステム。
  24. 【請求項24】前記光線偏向要素は電気機械的光線偏向要素を含む請求項1
    9に記載のシステム。
  25. 【請求項25】前記光線偏向要素は音響光学的光線偏向要素を含む請求項1
    9に記載のシステム。
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