JPH05181404A - ホログラム記録方法および装置 - Google Patents

ホログラム記録方法および装置

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JPH05181404A
JPH05181404A JP41392A JP41392A JPH05181404A JP H05181404 A JPH05181404 A JP H05181404A JP 41392 A JP41392 A JP 41392A JP 41392 A JP41392 A JP 41392A JP H05181404 A JPH05181404 A JP H05181404A
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holographic
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Kenichi Kitayama
研一 北山
Fumihiko Ito
文彦 伊藤
Masaki Fukui
将樹 福井
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 簡素な構成で、しかも高速処理可能なホログ
ラム記録方法および装置を実現する。 【構成】 参照光用多重結像系60および物体光用結像
系50を通じて複数のホログラフィ媒体16の各々へ順
次走査しつつ、参照光パターンに応じて物体光パターン
を記録すると共に、位相符号化パターンを入力パターン
毎に変化させた複数の入力パターンを多重記録する。こ
れにより、従来、多重ホログラム記録時に行われていた
書き込み光(あるいは読み出し光)のビーム方向制御が
不必要になるので、簡素な構成で、しかも高速処理可能
なホログラム記録となる。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】この発明は、画像情報を光学的に記録する
ホログラム記録方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホログラフィ媒体に多重記録する
際には角度多重と称する方法が用いられている。この角
度多重とは、参照光の入射角度を変化させながら物体光
を順次、ホログラフィ媒体に記録する方法である。この
ため、ホログラフィ媒体に角度多重を施すには、参照光
の入射角度を変化させるビーム方向制御機能を備える必
要がある。さらに、ホログラフィ媒体がアレイを成して
いる場合には、参照光と物体光との両者を所定のホログ
ラフィ媒体に入射させるためのビーム方向制御機能を備
えなければならない。
【0003】ところで、このようなビーム方向制御手段
としては、例えば、ガルバノミラー等ように反射ビーム
を機械的に走査させる方法や、後述する音響光学偏向器
を利用してビーム方向を偏向させる方法がある。ここ
で、ガルバノミラーによるビーム方向制御は、簡便な方
法ではあるが、応答速度が低速で制御精度も低いため、
ホログラム記録には適していない。これに対し、音響光
学偏向器によるビーム方向制御は、音響光学効果を利用
するため応答速度が早く、しかも制御精度が高いので、
ホログラム記録に適している。なお、この音響光学偏向
器とは、ブラッグ回折あるいはデバイ・シアース効果に
おける一次回折光の回折角が超音波周波数にほぼ比例す
ることを利用したものである。
【0004】図5は、上述した音響光学偏向器を用い、
2次元ホログラフィ媒体のアレイに角度多重でホログラ
ムを記録する光学系の構成例を示す図である。この図に
おいて、1はレーザ光を2つに分離するビームスプリッ
タ、2はビームスプリッタ1を介して分離された物体光
を回折する音響光学偏向器、3はバンドルファイバであ
る。このバンドルファイバ4は、所定本数分のファイバ
を束ねてその端面を揃えたものである。4は空間光変調
器、5はレンズ、6はホログラフィ媒体である。7はビ
ームスプリッタ1を介して分離された参照光を反射する
ミラー、8は参照光を回折する音響光学偏向器、9はバ
ンドルファイバである。
【0005】このような構成によれば、物体光は音響光
学偏向器2で回折された後、バンドルファイバ3の所定
の1本に入射される。このバンドルファイバ3を介した
物体光は、空間光変調器4を一様に照射し、これにより
入力データとなる物体光パターンが読み出される。読み
出された物体光パターンは、レンズ5でフーリエ変換さ
れ、ホログラフィ媒体6上に結像する。一方、参照光は
音響光学偏向器8によって回折された後、バンドルファ
イバ9の1本に入射し、物体光と同一のホログラフィ媒
体6上に結像し、ホログラムを書き込むようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したホ
ログラム記録装置においては、次のような問題がある。
まず、第1の問題としては、音響光学偏向器の応答速度
に応じて読み出し速度が決る。このため、入力データと
なる物体光パターンを読み出す際のアクセスに時間を要
する上、そのスループットが低くなる。
【0007】また、第2の問題としては、上述した光学
系による装置の構成が複雑になることである。すなわ
ち、音響光学偏向器によるビーム方向制御を行うため、
構成の複雑化を招致している。例えば、物体光用のバン
ドルファイバは、画素数分に対応した本数のファイバか
ら形成されるものであり、一方、参照光用のバンドルフ
ァイバ9は(画素数×ページ数)分必要となるので、画
素数やページ数が増す程その構成が複雑化する。
【0008】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、構成が簡素で、しかも高速処理できるホログラ
ム記録方法および装置を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よれば、位相符号化パターンに基づき位相変調される参
照光パターンに応じて、所定の入力パターンに対応して
強度変調された物体光パターンをホログラフィ媒体へ記
録するホログラム記録方法において、複数のホログラフ
ィ媒体のいずれかに、前記参照光パターンに応じて前記
物体光パターンを記録すると共に、前記位相符号化パタ
ーンを入力パターン毎に変化させた複数の入力パターン
を多重記録する第1の過程と、前記複数のホログラフィ
媒体の各々へ順次走査しつつ、前記第1の過程を行う第
2の過程とを具備することを特徴としている。
【0010】また、請求項2に記載の発明にあっては、
参照光を画素化すると共に、各画素を直交符号列に応じ
て位相変調する第1の空間光変調手段と、入力パターン
に応じて物体光を強度変調する第2の空間光変調手段
と、画像情報を記録する手段であって、複数アレイ状に
配列されるホログラフィ媒体と、前記ホログラフィ媒体
に対応して配設される複数の点光源から形成され、前記
参照光を発生する第1の点光源アレイと、前記ホログラ
フィ媒体に対応して配設される複数の点光源から形成さ
れ、前記物体光を発生する第2の点光源アレイと、前記
第1の点光源アレイから照射される前記参照光を、前記
第1の空間光変調手段を介して所定のホログラフィ媒体
へ入射させる第1の多重結像系と、前記第2の点光源ア
レイから照射される前記物体光を、前記第2の空間光変
調手段を介して所定のホログラフィ媒体へ入射させる第
2の多重結像系とを具備することを特徴としている。
【0011】また、請求項3に記載の発明によれば、複
数のホログラフィ媒体に対応して配設される点光源を備
えたホログラム記録方法において、第1番目の点光源を
点灯し、これに対応する第1番目のホログラフィ媒体へ
Mページの物体光O1 (1)〜O1(M)を、M種類の直交符号
パターンで位相符号化した参照光パターンR(1)〜R(M)
で順次記録する第1の操作と、第2番目の点光源を点灯
し、第2番目のホログラフィ媒体に異なるMページの物
体光O2 (1)〜O2 (M)を、同一のM種類の直交符号パター
ンで位相符号化した参照光パターンR(1)〜R(M)で順次
記録する第2の操作とを有し、前記第1および第2の操
作をN個のホログラフィ媒体について繰り返してM×N
ページの情報をN個のホログラフィ媒体に多重記録する
ことを特徴としている。
【0012】さらに、請求項4に記載の発明によれば、
画像情報を記録するホログラフィ媒体に、書き替えおよ
び消去が可能なフォトリフラクティブ結晶導波路を用い
たことを特徴としている。
【0013】
【作用】この発明によれば、複数のホログラフィ媒体の
各々へ順次走査しつつ、参照光パターンに応じて物体光
パターンを記録すると共に、位相符号化パターンを入力
パターン毎に変化させた複数の入力パターンを多重記録
する。これにより、従来、多重ホログラム記録時に行わ
れていた書き込み光(あるいは読み出し光)のビーム方
向制御が不必要になるので、簡素な構成で、しかも高速
処理可能なホログラム記録となる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例につ
いて説明する。図1はこの発明による一実施例の構成を
示す光路図である。この図に示す光学系は、物体光用の
多重結像系50と、参照光用の多重結像系60と、ホロ
グラフィ媒体16とから構成されている。
【0015】まず、物体光用の多重結像系50の構成に
ついて説明する。図1において、10は物体光を発生す
る点光源アレイであり、複数の点光源10−1〜10−
nから構成されている。この点光源アレイ10には、面
発光型の半導体レーザを同一基板上にアレイ配置したも
のや、1つのレーザ光源から出射されるレーザビームを
ホログラム素子を介して多数のスポット(点光源)とす
る方法がある。点光源アレイでは、これらいずれの場合
においてもコヒーレンスの高い光源であることが要求さ
れる。
【0016】11は点光源10−1〜10−nにそれぞ
れ対向するよう配置されるマイクロレンズアレイであ
る。このマイクロレンズアレイ11は、点光源アレイ1
0から放射される物体光12をフーリエレンズ13に入
射させる。14は空間光変調器であり、フーリエレンズ
13によりフーリエ変換が施された物体光12に所定の
入力パターンに応じて強度変調を施して出力する。
【0017】15はフーリエレンズであり、空間光変調
器14から出力される入力パターンをホログラフィ媒体
16上に結像させる。ホログラフィ媒体16は、フォト
リフラクティブ効果を持つ無機結晶をアレイ(以下、こ
れをホログラフィ・アレイと称する)配置した導波路で
ある。このフォトリフラクティブ効果を利用したホログ
ラムは、光を一様に照射すると位相格子が消去されるた
め、書き替え・消去可能な実時間ホログラフィに適して
いる。
【0018】一方、参照光用の多重結像系60は、上述
した物体光用の多重結像系50と同様に、点光源アレイ
20と、マイクロレンズアレイ21と、フーリエレンズ
23と、空間光変調器24とから構成されている。この
ような構成によれば、次のようにしてホログラム記録が
なされる。すなわち、参照光22は、空間光変調器24
によって画素化される。ここで、画素化された各画素
は、直交符号列に従って、「0」または「π」の2値の
位相変調によって位相符号化される。こうして位相符号
化された参照光パターンは、フーリエレンズ25を介し
てフーリエ変換が施され、ホログラフィ媒体16へ入射
される。
【0019】次いで、点光源アレイ10を点灯させるこ
とによって、所定のホログラフィ媒体16にのみ参照光
22を入射させる。一方、物体光12は、書き込みパタ
ーンを入力した空間光変調器14で強度変調された後、
フーリエレンズ15でフーリエ変換されてホログラフィ
媒体16に入射する。この場合も、点光源アレイ10の
所定の点光源10−1〜10−nを点灯させることによ
り、アレイを成すホログラフィ媒体16のいずれかにの
み物体光12を入射させることができる。
【0020】次に、図1に示す光学系においてなされる
多重記録方法とホログラフィ媒体の走査について説明す
る。ホログラフィ媒体16へ多重記録するには、空間光
変調器24における位相符号化パターンを入力パターン
毎に変化させて参照光22を位相変調する。これによ
り、各入力パターンがホログラフィ媒体16に多重記録
される。
【0021】ホログラフィ媒体16の走査は、従来のビ
ーム方向制御に替えて行われるものであり、マイクロレ
ンズをホログラフィ・アレイと同一の配置で規則的に配
列したマイクロレンズアレイ11,21とフーリエレン
ズ13,23とで構成される多重結像系によってなされ
る。すなわち、この多重結像系は、参照光パターンおよ
び物体光パターンについて、ホログラフィ媒体16のホ
ログラフィ・アレイと同数の像を同一配列で生成するも
のである。ここで、ホログラフィ媒体16の所定のホロ
グラフィ・アレイに参照光と物体光とを入射させるに
は、点光源アレイ10,20の対応する点光源を点灯さ
せる。なお、この点光源アレイ10,20は、ホログラ
フィ媒体のアレイと同数の点光源が配置されているもの
とする。
【0022】例えば、N個の各ホログラフィ媒体にMペ
ージのパターンを多重記録する場合には、以下の手順で
行う。まず、例えば、第1番目の点光源を点灯し、これ
に対応する第1番目のホログラフィ媒体16へMページ
の物体光O1 (1)〜O1 (M)をM種類の直交符号パターンで
位相符号化した参照光パターンR(1)〜R(M)で順次記録
する。次いで、第2番目の点光源を点灯し、第2番目の
ホログラフィ媒体16に異なるMページの物体光O2 (1)
〜O2 (M)を、同一のM種類の直交符号パターンで位相符
号化した参照光パターンR(1)〜R(M)で順次記録し、こ
うした操作をN個のホログラフィ媒体16について繰り
返すことにより、M×Nページの情報がN個のホログラ
フィ媒体のアレイに多重記録される。
【0023】次に、こうして多重記録がなされたホログ
ラフィ媒体16からホログラムを読み出す方法について
図2を参照し、説明する。この図において、図1と共通
する部分には同一の番号を付し、その説明を省略する。
また、図2に示す光学系と図1に示すものとが異なる点
は、前述した参照光用の多重結像系60を用いて読み出
し光30を発生させ、ホログラフィ媒体16からの回折
光を物体光用の多重結合系50を用いてスクリーンSC
上に結像させる構成としたことにある。なお、この場
合、多重光学系50にあっては、空間光変調器14と点
光源アレイ10とが除かれ、点光源アレイ10に替えて
スクリーンSCが配置されている。
【0024】このような光学系によりホログラムを読み
出す場合には、まず、点光源アレイ20の全点光源20
−1〜20−nを同時に点灯して読み出し光30を生成
し、これをホログラム媒体16に照射する。ホログラフ
ィ媒体16から出力される回折光(物体光)は、レンズ
15,13を介してスクリーンSC上に結像し、これに
より記録された像が再生されることになる。例えば、第
N番目のホログラフィ媒体16の読み出しは、前述した
ように、参照光22の書き込みに用いたものと同一の位
相符号化された参照光パターンR(1)〜R(M)を用いて、
物体光ON (1)〜ON (M)を読み出す。
【0025】参照光の符号化に用いるパターンは、直交
符号でなければならない。すなわち、M個の直交パター
ンの中でq番目のパターンの画素iの位相をφq(ここ
で、φqは「0」または「π」の2値)とすると、Wa
lsh−Hadamard変換を用いてN画素のパター
ンでN個の直交パターンを生成することができる。こう
した直交パターンの生成は、図3(イ)に示す構成によ
って得られる。この図において、41は液晶空間光変調
器であり、電気的に入力される符号化パターンに応じて
入射光の位相を「0」または「π」に変化させる。42
はλ/4板、43は検光子である。このような構成によ
れば、参照光40は、液晶空間光変調器41の位相
「0」または「π」に応じてその偏波面が「90゜」ま
たは「0゜」に回転する。次いで、λ/4板42に45
゜で入射して円偏波に直した後、検光子43で直線偏波
に戻すことにより、「0」または「π」の位相変調がな
される。なお、図3(ロ)には、位相符号化された画素
数5×5の参照光パターンの一例を示す。
【0026】ところで、ホログラフィ媒体16は、前述
したように、フォトリフラクティブ効果を有する無機結
晶で構成されており、この結晶材料はファイバとして成
長させることができる。これにより、ホログラフィ媒体
16は、図4に示すように、ファイバを2次元のアレイ
状に配列してホログラフィ・アレイを形成している。こ
のようなアレイをなすホログラフィ媒体16のファイバ
寸法は、通常、直径が0.2〜1.0mm、ファイバ長
は1〜10mm程度である。なお、ファイバを2次元の
アレイ状に配列した場合には、ファイバ間の漏話を防止
するため、各ファイバとの間を光学的に遮蔽する必要が
ある。
【0027】こうしたホログラフィ媒体16は、等価的
な結晶厚が増大するため、ホログラムの回折効率が向上
するという利点がある。また、高密度の実装が可能なた
め、バルク結晶に比べて小型で大容量のメモリが実現で
きる。さらに、小断面に光を閉じ込めるためにパワー密
度が高くなり、バルク結晶に比し、レーザのエネルギー
利用効率が向上するという利点もある。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、複数のホログラフィ媒体の各々へ順次走査しつつ、
参照光パターンに応じて物体光パターンを記録すると共
に、位相符号化パターンを入力パターン毎に変化させた
複数の入力パターンを多重記録する。これにより、従
来、多重ホログラム記録時に行われていた書き込み光
(あるいは読み出し光)のビーム方向制御が不必要にな
るので、簡素な構成で、しかも高速処理可能なホログラ
ム記録となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるホログラム多重記録
光学系を示す光路図。
【図2】同実施例におけるホログラム読み出し光学系を
示す光路図。
【図3】同実施例における参照光の位相変調光学系を説
明するための図。
【図4】同実施例におけるホログラム媒体16の構造を
示す斜視図。
【図5】従来例を説明するための図。
【符号の説明】
10,20…点光源アレイ、 11,21…マイクロレンズアレイ、 12…物体光、 22…参照光、 13,15,23…フーリエレンズ、 14,24…空間光変調器、 16…ホログラフィ媒体。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位相符号化パターンに基づき位相変調さ
    れる参照光パターンに応じて、所定の入力パターンに対
    応して強度変調された物体光パターンをホログラフィ媒
    体へ記録するホログラム記録方法において、 複数のホログラフィ媒体のいずれかに、前記参照光パタ
    ーンに応じて前記物体光パターンを記録すると共に、前
    記位相符号化パターンを入力パターン毎に変化させた複
    数の入力パターンを多重記録する第1の過程と、 前記複数のホログラフィ媒体の各々へ順次走査しつつ、
    前記第1の過程を行う第2の過程とを具備することを特
    徴とするホログラム記録方法。
  2. 【請求項2】 参照光を画素化すると共に、各画素を直
    交符号列に応じて位相変調する第1の空間光変調手段
    と、 入力パターンに応じて物体光を強度変調する第2の空間
    光変調手段と、 画像情報を記録する手段であって、複数アレイ状に配列
    されるホログラフィ媒体と、 前記ホログラフィ媒体に対応して配設される複数の点光
    源から形成され、前記参照光を発生する第1の点光源ア
    レイと、 前記ホログラフィ媒体に対応して配設される複数の点光
    源から形成され、前記物体光を発生する第2の点光源ア
    レイと、 前記第1の点光源アレイから照射される前記参照光を、
    前記第1の空間光変調手段を介して所定のホログラフィ
    媒体へ入射させる第1の多重結像系と、 前記第2の点光源アレイから照射される前記物体光を、
    前記第2の空間光変調手段を介して所定のホログラフィ
    媒体へ入射させる第2の多重結像系とを具備することを
    特徴とするホログラム記録装置。
  3. 【請求項3】 複数のホログラフィ媒体に対応して配設
    される点光源を備えたホログラム記録方法において、 第1番目の点光源を点灯し、これに対応する第1番目の
    ホログラフィ媒体へMページの物体光O1 (1)〜O
    1 (M)を、M種類の直交符号パターンで位相符号化した参
    照光パターンR(1)〜R(M)で順次記録する第1の操作
    と、 第2番目の点光源を点灯し、第2番目のホログラフィ媒
    体に異なるMページの物体光O2 (1)〜O2 (M)を、同一の
    M種類の直交符号パターンで位相符号化した参照光パタ
    ーンR(1)〜R(M)で順次記録する第2の操作とを有し、 前記第1および第2の操作をN個のホログラフィ媒体に
    ついて繰り返してM×Nページの情報をN個のホログラ
    フィ媒体に多重記録することを特徴とするホログラム記
    録方法。
  4. 【請求項4】 画像情報を記録するホログラフィ媒体
    に、書き替えおよび消去が可能なフォトリフラクティブ
    結晶導波路を用いたことを特徴とするホログラム記録装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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