JP2002506999A - 光学的スペクトル領域の電磁放射線または放射線束の偏向装置 - Google Patents

光学的スペクトル領域の電磁放射線または放射線束の偏向装置

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JP2002506999A JP2000535954A JP2000535954A JP2002506999A JP 2002506999 A JP2002506999 A JP 2002506999A JP 2000535954 A JP2000535954 A JP 2000535954A JP 2000535954 A JP2000535954 A JP 2000535954A JP 2002506999 A JP2002506999 A JP 2002506999A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、光学的スペクトル領域の電磁放射線または放射線束、特に、レーザ光束の偏向装置であって、屈折または反射によって入射する放射線(8a−i;9;14a−c;15a−b;16a−b;24;26;29a−c)の偏向を実現できる少なくとも1つの光学的機能性境界面(2,20,22,36,37,38,39)を有する少なくとも1つの偏向素子(1,18,21,30,32,33)を含む形式のものに関する。上記光学的機能性境界面(2,20,22)は、本質的に光学的機能性境界面(2,20,22)内にある第1方向(x)に沿って、本質的に光学的機能性境界面(2,20,22)内にあり、第1方向(x)と、ほぼ直角の方向(y)に関する光学的機能性境界面(2,20,22)の局部的傾斜が、少なくとも部分的に定常的に変化するよう、湾曲されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、光学的スペクトル領域の電磁放射線または放射線束、特に、レーザ
光束の偏向装置であって、屈折または反射によって入射する放射線または放射線
束を偏向させることができる少なくとも1つの光学的機能性境界面を有する少な
くとも1つの偏向素子を含む形式のものに関する。
【0002】 (背景技術) 公知の偏向装置では、例えば、回転自在の多面ミラーを使用している。また、
円筒レンズ・マトリックスを放射線偏向に利用することもできる。しかし、この
種のマトリックスによって、1つの放射線を相互に直交する2つの方向へ偏向す
る場合、1つの偏向方向について、2つの円筒レンズ・マトリックスが必要であ
る。従って、相互に無関係の2つの方向の偏向のためには、合計4つの円筒レン
ズ・マトリックスが必要となる。
【0003】 先行技術における上述の双方の偏向装置は、構造が複雑であり、比較的高い製
造費を必要とする。
【0004】 (発明の開示) 本発明の課題は、より簡単で、より妥当なコストで構成された、冒頭に記載の
種類の偏向装置を創成することにある。
【0005】 この課題は、本発明にもとづき、請求項1および27の特徴部分に記載の特徴
によって解決される。
【0006】 本発明によると、本質的に光学的機能性境界面内にある第1方向に沿って、本
質的に光学的機能性境界面内にあり、第1方向とほぼ直角の方向に関する光学的
機能性境界面の局部的傾斜が、少なくとも部分的に定常的に変化するよう、光学
的機能性境界面は湾曲されている。1つの方向の光学的機能性境界面の傾斜を、
上記方向と直角の方向へ定常的に変化させることにより、本発明に係るこのよう
な光学的機能性境界面によると、多額の経費を要することなく、偏向装置を構成
できる。所定方向に沿う光学的機能性境界面上の放射線の入射点に応じて、放射
線は、上記方向と直角の方向へ、小さい角度または大はい角度で偏向される。
【0007】 本発明の他の実施例によると、少なくとも1つの偏向素子は、ほぼ直方体状の
形状を有し、相互に対向する2つの面を、光学的機能性境界面として構成してあ
る。光学的機能性境界面は、好ましくは円筒体軸線を直角に配列させた凹凸円筒
レンズから、45°の角度を有するねじれ面である。
【0008】 このような面の場合、局部的傾斜は、第1方向に沿って、第1方向と本質的に
直角の方向に関して、少なくとも部分的に定常的に変化する。ねじれ円筒面が対
象であるため、相互に対向し、相互に直交する2つのねじれ面を使用するのが好
ましい。このようにすると、結像エラーが補償されるからである。
【0009】 この場合、摺動手段または回転手段として構成された位置決め手段を、偏向素
子に設ければ有利である。摺動手段としては、例えば、偏向素子を1つの方向、
または相互に直交する2つの方向へ摺動できるピエゾ素子が対象となる。また、
光学的機能性境界面と本質的に直交する軸線のまわりに、偏向素子を少なくとも
部分的に回転できる回転手段を使用できる。更に、入射放射線を偏向できる方向
を自由に選択できるよう、摺動手段および回転手段を相互に組合せることもでき
る。
【0010】 本発明の好ましい実施例によると、光学的機能性境界面は、ねじれた、好まし
くはプロペラ類似の面である。この場合、偏向素子は、ほぼ直方体の形状を有す
るものとすることができ、この場合、光学的機能性境界面と対向する面は、平面
である。
【0011】 好ましくはプロペラ類似の面の場合、光学的機能性境界面のほぼ中心にある点
のまわりの極微小の面は、偏向素子の対向する平面な境界面に対して平行に配列
されている。ほぼ直角に配列された2つの直線が、光学的機能性境界面内のほぼ
中心の点を通り、光学的機能性境界面の局部的傾斜が、各直線の方向へ、上記直
線に沿って変化せず、他方、光学的機能性境界面の局部的傾斜が、各直線と直角
の方向へ、各直線に沿って定常的に変化すれば有利である。かくして、所定の方
向へ偏向素子を摺動することによって、偏向すべき放射線は、上記方向に直交す
る方向へ何れにせよ大きい角度で偏向されるが、偏向素子の摺動方向へは偏向さ
れることはない。即ち、相互に直交する2つの方向へ偏向素子を摺動できる2つ
の摺動手段は、相互に無関係な方向への放射線の偏向を保証する。
【0012】 更に、本発明に係るこの種の偏向素子の回転によって、偏向されたレーザ光束
の回転する焦点が形成され、この焦点は、レーザ光束溶接の場合に、特に有利に
使用できる。
【0013】 本発明の好ましい実施例によると、偏向装置は、1つのアレイに統合された1
群の偏向素子を有し、各偏向素子は、同一の配向状態で、相互に平行に並置され
る。このような配置により、相互に平行な複数の放射線または放射線束を、同時
に偏向できる。
【0014】 本発明の好ましい実施例によると、偏向装置は、少なくとも1つの偏向ユニッ
トを含み、この場合、上記偏向ユニットまたはその各々は、2つの偏向素子を有
する。この場合、偏向ユニット、またはその各々の偏向素子の光学的機能性境界
面は、少なくとも部分的に面一面上に並置できるよう対応されている。また、例
えば、すべての偏向素子を、同一に形成できる。
【0015】 偏向ユニットまたはその各々に、偏向素子の光学的機能性境界面が、偏向させ
るべき放射線または放射線束の方向へ本質的に対向するよう、偏向素子を配置す
れば有利である。この場合、光学的機能性境界面に本質的に、平行に配列された
双方の偏向素子を、相互に直交する2つの方向へ、相対的に摺動させることがで
きる。このような配置によると、偏向素子が相対的に摺動しないで、相互に直接
に対向する場合に、伸張された放射線束も、双方の偏向素子から形成された偏向
ユニットを、偏向されることなく平行に通過する。
【0016】 横断面積の極めて大きい放射線束も、この種の偏向ユニットの通過時、その分
散度の拡大を受けることはない。偏向素子の相対的摺動によって、始めて、例え
ば、摺動方向と直交する方向の偏向が実現され、この場合も、放射線分散度は増
大されない。
【0017】 偏向素子は、例えば、上記のプロペラ類似の面を有することができる。しかし
、偏向素子は、凸放物面および凹放物面に形成され、相互に向き合う光学的機能
性境界面を有することができる。
【0018】 更に、上記偏向ユニットに、偏向素子の代わりに、偏向素子アレイを使用でき
る。
【0019】 これにより、横断面積が更に大きい放射線または放射線束を偏向させることが
できる。
【0020】 更に、偏向装置は、それぞれ2つの偏向素子を有する2つの偏向ユニットを含
むことができる。この場合、上記偏向ユニットは、偏向させるべき放射線または
放射線束の光路に順次に配置できる。この場合、第1偏向ユニットにおいて、第
1方向へ偏向を行い、第2偏向ユニットにおいて、第1方向と直交する第2方向
へ偏向を行う。かくして、相互に無関係な2つの方向の放射線の偏向を、空間的
に相互に分離できる。
【0021】 本発明の好ましい実施例によると、偏向素子は、偏向すべき放射線または放射
線束の使用波長を、少なくとも部分的に透過する材料(例えば、石英またはガラ
ス)から作製される。
【0022】 別の方策として、光学的機能性境界面に、偏向すべき放射線または放射線束の
使用波長を、少なくとも部分的に反射する鏡面を設けることができる。境界面に
、好ましくは、適切な材料(例えば、金)を蒸着して、放射線偏向のための反射
に利用できる。
【0023】 本発明に係る別の解決法によると、偏向装置は、2つの偏向素子からなる偏向
ユニットを含み、第1偏向素子は、双凸円筒レンズとして構成され、第2偏向素
子は、平凸円筒レンズとして構成され、第2円筒レンズの平面の光学的機能性境
界面は、第1円筒レンズの凸の光学的機能性境界面に本質的に対向し、円筒レン
ズの円筒体軸線は、相互に僅かに傾斜している。
【0024】 双方の円筒レンズからなる偏向ユニットを、例えば、入射放射線と直角の方向
へ摺動させることによって、放射線または放射線束を、上方または下方へ偏向で
きる。3つの円筒面を、光学的機能性境界面として使用することによって、結像
エラーを修正できる。
【0025】 (発明を実施するための最良の形態) 本発明の更なる利点および特徴は、添付の図面を参照した好ましい実施例の以
下の説明から明らかとなると思う。
【0026】 図1は、光学的機能性境界面として使用できるねじれ面2(図1の上面)を有
する本質的に直方体状の形状を有する本発明に係る偏向素子1を示す。理解し易
いよう、各図面に、二次元または三次元座標系x,y,zを付してある。ねじれ
面2のほぼ中心にある点3は、この点のまわりの極微小面が、面2と対向する面
4と平行に配列されていることを特徴とする。点3と対向する面4上の点の方向
zへ入射する光束(特に、レーザ光束)は、偏向素子1から点3を偏向されるこ
となく通過する。
【0027】 面2内には、z値一定の直線5が、点3を通ってx方向へ延びる。上記直線5
のまわりの極微小面は、直線5に沿って、y方向へ異なる傾斜を有するが、x方
向には傾斜してない。また、面2内には、直線5と直交するz値一定の直線6が
、点3を通ってy方向へ延びる。直線6のまわりの極微小面は、直線6に沿って
、x方向へ定常的に変化する傾斜を有するが、y方向には傾斜してない。ねじれ
面2の直線5,6外の他のすべての極微小面は、x方向へもy方向へも傾斜して
いる。
【0028】 図1に示した如きねじれ面2は、例えば、直方体の上面を、図1で見てy方向
へ延びる前縁において、逆時計方向へねじり、図1でy方向へ延びる後縁におい
て、時計方向へねじることによって形成されている。前後の上縁と平行にy方向
へほぼ上縁中心に延びる直線に沿う点は、ねじられてない。即ち、ねじれ面2は
、ある程度、プロペラの上面に類似している。
【0029】 図1における前縁は、y値の増加とともに増加するz値を有するが、図1にお
ける後縁は、y値の増加とともに減少するz値を有する。ねじれ面2の図1にお
ける右縁は、x値の増加とともに増加するz値を有し、他方、図1における左縁
は、x値の増加とともに減少するz値を有する。
【0030】 偏向素子1のねじれ面2と、この面と対向する平面である面4との間における
4つの側面は、それぞれ、不等脚台形をなしている。この場合、面2,4の間に
延びる側縁は、それぞれ、平行をなして、z方向へ延び、上記台形の相互に平行
な辺を形成している。面4を囲む各縁は、それぞれ、各台形の相互に平行でない
辺から、側縁に直角に突出している。
【0031】 本発明に係る偏向素子1の図示の実施例は、縦長に構成されており、そのx方
向寸法は、y方向寸法よりも大きい。x方向およびy方向の寸法を、等しくする
こともできる。
【0032】 図2は、基本的に相互に平行に並置された多数の偏向素子1から形成された偏
向素子1のアレイ7を示す。
【0033】 図3は、選択した光束8a−8i(特に、レーザ光束)を示す。光束8a〜8
iは、偏向素子1のねじれ面2に対向する平面4にz方向へ入射する。
【0034】 図3aは、光束8a〜8iの入射点を示す。上面図および側面図である図3b
,3cを見れば明らかな如く、各光束8a〜8iは、ねじれ面2から放射されて
、上方または下方へ、かつ左方または右方へ偏向される。
【0035】 図1を参照して説明した如く、直線5に沿って入射する光束8d,e,fは、
ねじれ面2からの放射時、x方向へは、即ち、図3bの左方または右方へは偏向
されない。更に、直線6に沿って入射する光束8b,e,hは、ねじれ面2から
の放射時、y方向へは、即ち、図3cの左方または右方へは偏向されない。しか
し、直線5,6外に入射する光束8a,c,g,iは、ねじれ面2からの放射時
、x方向にもy方向にも偏向される。
【0036】 本発明に係る偏向装置は、例えば、上述の偏向素子1に、例えば、x方向およ
びy方向の走行を実現できる駆動装置を設けることによって作製できる。これは
、例えば、市販のピエゾ変位装置によって達成できる。例えばx方向またはy方
向へ摺動されない偏向素子において、点3と対向する点に入射する光束8eは、
本発明に係る偏向素子1をy方向へ上方または下方へ走行させ、光束を、例えば
、図3aに示した光束8a,8hの入射点に対応する面4上の箇所に入射させる
ことによって、x方向へ偏向できる。
【0037】 偏向素子1をx方向へ走行させ、本来はほぼ中心に入射する光束を、例えば、
図3aにおいて、光束8d,8fが入射する点に入射させることにより、入射光
束をy方向へ偏向できる。
【0038】 この種の偏向装置は、横断面積が比較的小さい光束に特に適する。なぜならば
、横断面積の比較的大きい光束は、ねじれ面2の明らかに相互に異なる範囲を通
過し、この種の光は、面2の通過後に強く分散されるからである。
【0039】 図4において、すべての偏向素子1を、丸い矢印10で示すように、x方向へ
延び点3を通る軸線11のまわりに回転させると、例えば、偏向素子1の面4と
点3に対向する点の上方に入射する光束9aは偏向させられる。この場合、偏向
された光束9bは、例えば、図4bおよび図4cに模式的に示した壁12に入射
する。
【0040】 図4cから明らかな如く、壁に入射する光9bは、偏向素子1の回転に対応す
る円を描く。この円の中心は、模式的に示した偏向されずに入射する光9aによ
って形成される。
【0041】 更に、図3および図4に示した偏向装置を相互に組合せることができる。これ
により、例えば、所定角度だけ偏向素子1を回転した後、例えばピエゾ素子によ
って偏向素子1を相互に直交する方向へ走行させることにより、もとの座標x,
yに対して、偏向素子1の回転によって達成された角度だけ回転された方向x´
,y´へ入射光束を偏向できる。即ち、偏向素子1の回転運動、および相互に直
交する2つの方向の線形摺動の組合せによって、偏向素子1に入射する光束を任
意に多様に偏向できる。
【0042】 図5〜図7は、横断面積のより大きい光も偏向できる本発明に係る偏向装置の
実施例を示す。これらの図に示す偏向装置は、2つの偏向素子1からなる偏向ユ
ニット13を有する。双方の偏向素子1は、ねじれ面2が相互に向き合うよう配
置されており、ねじれ面2と対向する各面4は、相互に平行に配列されている。
【0043】 図5aに示した偏向ユニット13の出発位置において、双方の偏向素子1は、
相互に並べて配列され、z方向へのみ相互に離隔されている。双方の偏向素子1
に共通なねじれ面2に沿って、直方体を2つの部分に分割することにより、簡単
化して、双方の偏向素子1を製造することも考えられる。次いで、双方の部分を
、z方向へ相互に若干引離す。
【0044】 図5aに、双方の平面4に入射し偏向されずに、偏向ユニット13を通過する
光束14a,b,cを示してある。偏向ユニット13からの各光14a,b,c
の放射を模式的に示す図5bから明らかな如く、光14a,cは、図5bの右側
の偏向素子1から、入射光束14a,cに対して、y方向へほぼ平行にずれて放
射させられ、更に正確にz方向へ移動させられる。
【0045】 図6および図7から明らかな如く、偏向素子1をx方向へ相互に摺動すること
によって、入射光束15a,bおよび16a,bは、それぞれ、正のy方向およ
び負のy方向へ偏向される。偏向ユニット13に平行に入射する光15a,bお
よび16a,bは、偏向後も、相互に平行に進行する。この場合も、図3および
図4の実施例にも示した如く、各偏向素子1は、ピエゾ素子などによって線形に
相互に走行させることができる。
【0046】 また、図5〜図7に示す偏向素子1を、x方向へもy方向へも、相互に走行で
きるよう構成することができる。
【0047】 図8は、本発明に係る偏向ユニット17の他の実施例を示す。偏向ユニット1
7は、図8aの左側にx−y平面内に配置された平面である入射面19、および
上記入射面にz方向へ対向する凸放物面状の面20を含む第1偏向素子18を有
する。また偏向ユニット17は、第1偏向素子18に向く面22を凹放物面に構
成した第2偏向素子21を有する。この面22にz方向へ対向する面23は、同
じくx−y平面内にあり、平面とされている。
【0048】 図5〜図7の実施例の場合と同様、図8の実施例の場合も、相互に向き合う双
方の放物面20,22は、あたかも立方体を上記面20,22に沿って分割した
如く、対応する。この場合、分割後、双方の部分を、z方向へ相互に離隔する。
【0049】 第1偏向素子18の平面である入射面19の、ほぼ中心に入射する光は、図8
aから明らかな如く、偏向ユニット17を偏向されずに通過する。
【0050】 図8bに示すように、第2偏向素子21が、第1偏向素子18に対して、例え
ば、x方向へ摺動された場合、光24は、同じく、x方向へ偏向させられる。こ
の種の偏向ユニット17は、横断面積が比較的大きい光には適するが、大きい偏
向には不適である。なぜならば、放物面20,22が比較的接近していることに
もとづき、偏向素子18,21の相互摺動は、極めて短い距離にわたって可能で
あるに過ぎないからである。更に、偏向素子18,21が強く相互摺動された場
合、放物面20,22にもとづき、偏向素子18,21の摺動とともに、線形に
光24の偏向角度を増大することは不可能である。
【0051】 図9は、それぞれ2つの縦長の偏向素子1からなる2つの偏向ユニット13,
25を含む本発明に係る他の偏向装置を示す。偏向ユニット13,25は、相互
に直交して配列され、従って、第1偏向ユニット13の偏向素子1を、その縦方
向へ相互に摺動させることによって、入射光26をy方向へ摺動でき、第2偏向
ユニット25の偏向素子1を、その縦方向へ相互に摺動させることによって、入
射光26をy方向へ摺動できる。
【0052】 図9cから明らかな如く、壁27に入射する光束26は、z方向の第1偏向素
子1の点3によって模式的に示したもとの方向から、x方向へもy方向へも偏向
される。
【0053】 図10は、偏向素子1の2つのアレイ7からなる偏向ユニット28を有する本
発明に係る偏向装置の実施例を示す。双方のアレイ7をx方向へ相互に摺動させ
れば、第1アレイ7に入射する平行光束29a,b,cは、偏向ユニット28に
よって、y方向へ相互に平行に偏向させられる。
【0054】 x方向またはy方向へ相互に摺動できるこの種のアレイ7を使用することによ
って、横断面積の極めて大きい光も、問題なく任意に偏向できる。
【0055】 図12は、本発明に係る他の実施例を示す。本発明に係る偏向素子30は、例
えば、円筒体軸線を直角に配列させた凹凸円筒レンズ31から切出すことができ
る。これは、図11から明らかであろう。
【0056】 即ち、偏向素子30は、円筒レンズ31の円筒体軸線に対して、45°の角度
で配列された上部縦縁を有する。この偏向素子30は、そのジオメトリにもとづ
き、ねじれた光学的機能性境界面2を有する偏向素子1と光学的に極めて類似し
た特性を有する。偏向素子30の場合、偏向効果は、図12においてz方向と対
向する面を、何れも光学的機能性境界面として使用できることによって増強され
る。更に、偏向素子30を統合して、偏向素子30のアレイを形成することもで
きる。
【0057】 図13および図14は、本発明に係る偏向ユニット40の他の実施例を示す。
偏向ユニットは、2つの円筒レンズ32,33からなり、このうち1つは、光学
的機能性境界面36,37を有する双凸円筒レンズ32として構成され、他の1
つは、光学的機能性境界面38,39を有する平凸円筒レンズ33として構成さ
れている。
【0058】 本発明に係る偏向機能は、円筒レンズ33が、ほぼx−z平面から傾斜され、
かくして、図13において並置の光学的に活性の境界面37,38を形成する円
筒レンズ32,33の上縁が、相互に、例えば、約5°〜10°の角度を有する
ことによって達成される。
【0059】 図13および図14において、円筒レンズ33の図13,14で見て右側の光
学的機能性境界面39に、右側から、即ち、z方向へ入射する平行光束34a,
b,cを示してある。図から明らかな如く、結像された光束34a,b,cは、
円筒面39を介して、対向する平坦な境界面38にフォーカシングされる。
【0060】 境界面38から出る光束は、光束34a,b,cの3つの焦点が、円筒面37
の円筒体軸線に対して、双方の円筒レンズ32,33の間の角度に対応する角度
だけ傾斜されるよう、円筒面37に入射する。
【0061】 円筒面36の焦点距離は、円筒面36と円筒面37との間の距離に対応するの
で、光束34a,b,cは、平行光束として、円筒面36から負のz方向へ出る
。対向する円筒面37上の上記光束34a,b,cの焦点は、円筒体軸線に対し
て傾斜した直線上に配列されているので、面37の円筒体軸線を通らずに出る側
方の光束34a,cは、正または負のy方向の光成分を有する。これは、図13
および図14から明らかであろう。
【0062】 即ち、偏向ユニット40は、入射光束に対して、正または負のy方向へ全体と
して摺動させ、かくして、正または負のy方向へ入射光束34a,b,cを偏向
するのに使用できる。更に、偏向ユニット40を、偏向ユニット40のアレイに
統合することも可能である。
【0063】 上述の実施例にもとづき、光束が通過する各湾曲面2,20,22,36,7
,39によって光束の偏向が行なわれる。しかし、対応する配置において、この
種の面を反射に使用することもできる。
【0064】 本発明による上述の偏向装置によって、光学的スペクトル範囲の放射線または
放射線束を偏向できる。この場合、屈折または反射によって、遠紫外から遠赤外
までの波長を偏向できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る偏向素子の斜視図である。
【図2】 図1の偏向素子からなる本発明に係るアレイの斜視図である。
【図3】 aは、図1の本発明に係る偏向素子および入射光束を示す背面図、bは、図3
aのIIIb矢視図、cは、図3aのIIIc矢視図である。
【図4】 aは、回転可能に構成された本発明に係る偏向素子の背面図、bは、図4aの
IVb矢視図、cは図4aのIVc矢視図である。
【図5】 aは、本発明に係る2つの偏向素子からなる偏向ユニットの平面図、bは、 図5aの偏向素子を通過する3つの選択した光束の光路の略図である。
【図6】 aは、偏向素子が相互に摺動された状態の図5aの偏向ユニットの平面図、b
は、図6aの装置を通過する3つの選択した光束の光路の略図である。
【図7】 aは、偏向素子が相互に摺動された状態の図5aの偏向ユニットの平面図、b
は、図7aの装置を通過する選択した光束の光路の略図である。
【図8】 aは、本発明に係る偏向素子の他の実施例の平面図、bは、図8aのIIIV
b矢視図である。
【図9】 aは、4つの偏向素子を有する本発明に係る偏向ユニットの部分切欠平面図、
bは、図9aの部分切欠IXb矢視図、cは、図9bのIXc矢視図である。
【図10】 2つの偏向素子アレイからなる偏向ユニットの平面図である。
【図11】 本発明に係る偏向素子の他の実施例を切出すことができる、円筒体軸線を直角
に配列させた凹凸円筒レンズの斜視図である。
【図12】 図11に示した円筒レンズから切出した本発明に係る偏向素子の他の実施例の
斜視図である。
【図13】 本発明に係る偏向ユニットの他の実施例の斜視図である。
【図14】 図13のXIV矢視図である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年3月28日(2000.3.28)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),JP,US Fターム(参考) 2H041 AA12 AB24 AB26 AC08 AZ00 AZ08

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的スペクトル領域の電磁放射線または放射線束、特に、
    レーザ光束の偏向装置であって、屈折または反射によって入射する放射線(8a
    −i;9;14a−c;15a−b;16a−b;24;26;29a−c)ま
    たは放射線束(34a−c)の偏向を実現できる少なくとも1つの光学的機能性
    境界面(2,20,22,36,37,38,39)を有する少なくとも1つの
    偏向素子(1,18,21,30,32,33)を含む形式のものにおいて、本
    質的に光学的機能性境界面(2,20,22)内にある第1方向(x)に沿って
    、本質的に光学的機能性境界面(2,20,22)内にあり、かつ第1方向(x
    )とほぼ垂直な方向(y)に関する光学的機能性境界面(2,20,22)の局
    部的傾斜が、少なくとも部分的に定常的に変化するよう、光学的機能性境界面(
    2,20,22)が、湾曲されていることを特徴とする偏向装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも1つの偏向素子(1,18,21)が、ほぼ直方
    体状の形状を有し、かつ光学的機能性境界面(2,20,22)と対向するその
    境界面(4,19,23)が、平面であることを特徴とする請求項1記載の偏向
    装置。
  3. 【請求項3】 光学的機能性境界面(2,20,22)が、プロペラ状のね
    じれ面であることを特徴とする請求項1または2記載の偏向装置。
  4. 【請求項4】 光学的機能性境界面(2)のほぼ中心にある点(3)のまわ
    りの極微小の面が、偏向素子(1)の対向する平面である境界面(4)に対して
    平行に配列されていることを特徴とする請求項3記載の偏向装置。
  5. 【請求項5】 相互にほぼ直角に配列された2つの直線(5,6)が、光学
    的機能性境界面(2)内のほぼ中心の点を通り、光学的機能性境界面(2)の局
    部的傾斜は、各直線(5,6)の方向へ上記直線に沿って変化せず、他方、光学
    的機能性境界面(2)の局部的傾斜は、各直線(5,6)に垂直な方向へ各直線
    (5,6)に沿って定常的に変化していることを特徴とする請求項3記載の偏向
    装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも1つの偏向素子(30)が、ほぼ直方体状の形状
    を有し、かつ相互に対向する2つの面が、光学的機能性境界面として構成されて
    いることを特徴とする請求項1記載の偏向装置。
  7. 【請求項7】 相互に対向する2つの光学的機能性境界面が、円筒体軸線を
    直角に配列させた凹凸円筒レンズから45°の角度を有するねじれ面であること
    を特徴とする請求項6記載の偏向装置。
  8. 【請求項8】 偏向装置が、光学的機能性境界面(2,20,22)を放射
    線(8a−i;9;14a−c;15a−b;16a−b;24;26;29a
    −c)、または放射線束に対して位置決めするための位置決め手段を含むことを
    特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の偏向装置。
  9. 【請求項9】 位置決め手段が、少なくとも1つの偏向素子(1,18,2
    1,30)と結合された摺動手段を含み、この摺動手段が、放射線(8a−i;
    9;14a−c;15a−b;16a−b;24;26;29a−c)、または
    放射線束の偏向状態を変更するため、少なくとも1つの偏向素子(1,18,2
    1,30)を摺動させることができるようになっていることを特徴とする請求項
    8記載の偏向装置。
  10. 【請求項10】 偏向すべき放射線(8a−i;9;14a−c;15a−
    b;16a−b;24;26;29a−c)、または放射線束の方向(z)に対
    して、ほぼ直角に配列された方向(x,y)へ、偏向素子(1,18,21,3
    0)を摺動させることができることを特徴とする請求項9記載の偏向装置。
  11. 【請求項11】 摺動手段として、ピエゾ素子を使用していることを特徴と
    する請求項9または10記載の偏向装置。
  12. 【請求項12】 偏向装置が、偏向させるべき放射線(8a−i;9;14a−c;15a−b
    ;16a−b;24;26;29a−c)、または放射線束の方向(z)に対し
    て、ほぼ直角に配列された相互に直交する2つの方向(x,y)へ、少なくとも
    1つの偏向素子(1,18,21,30)を摺動できる少なくとも2つの摺動手
    段を含むことを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載の偏向装置。
  13. 【請求項13】 偏向装置が、相互に直交する2つの方向(x,y)へ摺動
    するための2つの摺動手段を備えた1つの偏向素子(1,30)を含むことを特
    徴とする請求項9〜12のいずれかに記載の偏向装置。
  14. 【請求項14】 位置決め手段が、少なくとも1つの偏向素子(1,30)
    を軸線(11)のまわりに、少なくとも部分的に回転させるための回転手段を含
    むことを特徴とする請求項8記載の偏向装置。
  15. 【請求項15】 偏向装置が、1つのアレイ(7)に統合された1群の偏向
    素子(1,30)を含み、各偏向素子(1,30)が、同一の配向状態に相互に
    平行に並置されていることを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の偏向
    装置。
  16. 【請求項16】 偏向素子(1,30)のアレイ(7)が、相互に直交する
    2つの方向(x,y)へアレイ(7)を摺動できる摺動手段を備えていることを
    特徴とする請求項15記載の偏向装置。
  17. 【請求項17】 偏向装置が、少なくとも1つの偏向ユニット(13,17
    ,25,28)を含み、上記偏向ユニットが、2つの偏向素子(1,18,21
    ,30)を含むことを特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載の偏向装置。
  18. 【請求項18】 偏向ユニット(13,17,25,28)またはその各々
    の偏向素子(1,18,21,30)の光学的機能性境界面(2,20,22)
    が、少なくとも部分的に面一面に並置できるようになっていることを特徴とする
    請求項17記載の偏向装置。
  19. 【請求項19】 偏向ユニット(13,17,25,28)またはその各々
    の偏向素子(1,30)が、それぞれ同一に形成されていることを特徴とする請
    求項17または18記載の偏向装置。
  20. 【請求項20】 偏向ユニット(13,17,25,28)またはその各々
    には、偏向素子(1,18,21,30)が、その光学的機能性境界面(2,2
    0,22)が偏向すべき放射線(8a−i;9;14a−c;15a−b;16
    a−b;24;26;29a−c)、または放射線束の方向(z)へ本質的に対
    向するよう配置されていることを特徴とする請求項18または19記載の偏向装
    置。
  21. 【請求項21】 偏向素子(1,18,21,30)の1つまたは2つが、
    摺動手段を含み、本質的に対向する光学的機能性境界面(2,20,22)を備
    えており、かくして、双方の偏向素子(1,18,2が、光学的機能性境界面(
    2,20,22)に本質的に平行に配列された、1つのまたは2つの相互に直交
    する方向(x,y)へ相互に摺動できるようになっていることを特徴とする請求
    項20記載の偏向装置。
  22. 【請求項22】 少なくとも1つの偏向ユニット(17)が、それぞれ、凸
    放物面および凹放物面として形成され相互に向き合う光学的機能性境界面(20
    ,22)を有する2つの偏向素子(18,21)を含むことを特徴とする請求項
    17,18,20、21のいずれかに記載の偏向装置。
  23. 【請求項23】 偏向装置が、それぞれ2つの偏向素子(1,18,21,
    30)を有する2つの偏向ユニット(13,17,25,28)を含むことを特
    徴とする請求項17〜22のいずれかに記載の偏向装置。
  24. 【請求項24】 偏向ユニット(13,25,28)に、偏向素子(1,3
    0)の代わりに、偏向素子(1,30)のアレイ(7)を使用していることを特
    徴とする請求項17〜21のいずれか、または23に記載の偏向装置。
  25. 【請求項25】 偏向素子(1,18,21,30)が、偏向すべき放射線
    (8a−i;9;14a−c;15a−b;16a−b;24;26;29a−
    c)、または放射線束の使用波長を少なくとも部分的に透過する材料(例えば、
    石英またはガラス)から作製されていることを特徴とする請求項1〜24のいず
    れかに記載の偏向装置。
  26. 【請求項26】 光学的機能性境界面が、偏向すべき放射線(8a−i;9
    ;14a−c;15a−b;16a−b;24;26;29a−c)、または放
    射線束の使用波長を少なくとも部分的に反射する鏡面を備えており、かつ対応す
    る材料(例えば、金)が、上記境界面に蒸着されていることを特徴とする請求項
    1〜25のいずれかに記載の偏向装置。
  27. 【請求項27】 請求項1のプレアンブルに記載の偏向装置において、偏向
    装置が、2つの偏向素子(32,33)からなる偏向ユニット(40)を含み、
    第1偏向素子が、双凸円筒レンズ(32)として構成され、第2偏向素子が、平
    凸円筒レンズ(33)として構成され、第2円筒レンズ(33)の平面である光
    学的機能性境界面(38)が、第1円筒レンズ(32)の凸の光学的機能性境界
    面(38)に本質的に対向し、円筒レンズ(32,33)の円筒体軸線が、相互
    に僅かに傾斜していることを特徴とする偏向装置。
  28. 【請求項28】 偏向装置が、放射線または放射線束(34a〜34c)の
    偏向状態を変更するため、双方の円筒レンズ(32,33)を同時に摺動できる
    摺動手段を含み、円筒レンズ(32,33)の摺動は、偏向すべき放射線または
    放射線束(34a〜34c)の方向(z)とほぼ直交する方向(x)へ行うこと
    ができるようになっていることを特徴とする請求項27記載の偏向装置。
  29. 【請求項29】 摺動手段として、ピエゾ素子を使用していることを特徴と
    する請求項28記載の偏向装置。
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