JP2002506881A - 新規マトリックスメタロプロテイナーゼ阻害剤および下方調節剤 - Google Patents
新規マトリックスメタロプロテイナーゼ阻害剤および下方調節剤Info
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Abstract
Description
調節剤(down-regulators)、これらの阻害剤の製造方法、これらの阻害剤/下方 調節剤を含んでなる医薬組成物、医薬品および研究製剤の製造のための新規マト
リックスメタロプロテイナーゼ阻害剤の使用、インビボまたインビトロのいずれ
かにおけるMMP依存状態を阻害および下方調節する方法、マトリックスメタロ
プロテイナーゼの形成、合成、発現および/または機能、さらにはまた、作用を
阻害する方法、並びにマトリックスメタロプロテイナーゼの生化学的な単離およ
び精製方法における新規MMP阻害剤の使用に関する。
トリックスおよび基底膜のほとんど全ての構成要素を分解することができる、遺
伝的に密接に関連のあるタンパク質分解酵素のスーパーファミリーを構成する。
MMPはまた、セルピンズ、サイトカインおよび成長因子、さらにはまた、ある
細胞表面成分も処理する(Woessner,1991;Birkendal−Hansen,199 5;Chandlerら,1997)。MMPは、形態形成、並びに創傷治癒、栄養芽層
移植および子宮内膜月経崩壊といったような生理的な状況の間、組織再構築およ
び細胞遊走を媒介する際に重要な役割を担うと考えられる。
リンおよびそれらのレセプター処理といったような分子現象の処理および変更に
関与する(Chandlerら,1997)。MMPはまた、単球により誘発される細菌 毒性因子による腫瘍壊死因子(TNF−α)の放出および膜結合型タンパク質分解
処理も媒介する。この事象は、膜結合型メタロプロテイナーゼTACE(TNF −α活性化酵素)により媒介される。従って、本発明に提示する新規ペプチドの ようなMMP阻害剤は、このタイプの活性化酵素をブロックすることにより、T
NF−αの活性化を防ぐことができる(Shapiraら,1997)。
粗鬆症、骨肉腫、骨髄炎、気管支拡張症、慢性肺閉塞性疾患、並びに皮膚および
眼病といったような様々な疾患において、MMPの発現および活性が身体の内因
性抗プロテイナーゼシールド以上に病理学的に高まることを示した。タンパク質
分解酵素、とりわけMMPは、これらの疾患に伴う組織破壊損傷の原因になると
思われる。
そのような疾患の例には、関節炎、後天性免疫不全症候群(エイズ)、熱傷、褥瘡
および静脈瘤性潰瘍といったような創傷、骨折、外傷、胃潰瘍形成、?瘡および 乾癬といったような皮膚病、苔癬様病変、表皮水疱症、アフタ(反応性経口潰瘍)
、歯周病、インプラント周囲炎(peri-implantitis)、顎および他の嚢胞並びに根
管処置または歯内治療処置、関連のある疾患、外部および内部の歯根吸収、齲蝕
等といったような歯科病が含まれる。
endal−Hansen,1995;Pei & Weiss,1996;Llanoら,1997) 、MMPファミリーメンバーおよびそれらの細胞起源の数は常に増えている。M
MP酵素は各々、酵素において活性部位を構成すると思われる、推定上の三座配
位Zn2+結合部位を含む。ごく最近では、cDNAライブラリーを既知のMMP遺
伝子の保存領域に対する相同性に関してスクリーニングすることにより、MMP
ファミリーの3つの新たなメンバーが発見されて、膜型マトリックスメタロプロ
テイナーゼ−1、−2、および−3(MT−MMP−1、−2、および−3)と名
付けられた。それらの予想されるアミノ酸配列に基づいて、MT−MMPは各々
、前に特性決定したMMPはほとんど全て、(i)候補のリーダー配列、(ii)
触媒作用的に不活性な状態にあるMMPチモーゲンを安定化するのに役立つ、高
度に保存されたPRCGXPD配列が含まれるプロペプチド領域、(iii)亜鉛 が結合する触媒作用ドメイン、および(iv)それらの各々のC末端付近にヘモペ
キシン様ドメインを含む。加えて、ストロメライシン−3に関して記載されてい
るパターンに似たパターンでは、MT−MMPは各々、プロタンパク質コンベル
ターゼファミリーのメンバーに関して可能性のある認識モチーフをコードする、
それらのプロドメインと触媒作用ドメインとの間に挟まれた、短いアミノ酸挿入
断片を含む。しかしながら、他のMMPファミリーメンバーに対する、それらの
相当な類似性にもかかわらず、MT−MMPだけが、それらのC末端に約75−
100個のアミノ酸伸張を含み、これらには各々、膜貫通(TM)ドメインの存在
と一致する親水性ストレッチが含まれる。従って、全ての他のMMPと対比して
、MT−MMPは、可溶性タンパク質というよりはむしろ、膜に結合した細胞外
酵素として発現する(Pei & Weiss,1996)。
な天然タンパク質(内因性阻害剤)および合成化合物による、それらの阻害、さら
にはまた、様々な病的状態および疾患におけるMMPファミリーメンバーの関与
の詳細は、Woessner(1991);Krane(1994);Birkendal−Hansen
ら(1993);およびBirkendal−Hansenら(1995)(これらの開示に記
載されている内容は全て、本明細書の一部を構成する)により記されいる。本発 明の範囲において、マトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP)という用語は、
全ての発見されたMMPをいう。
kDaのMMP−9は、当初、それらが基底膜の分解に不可欠な酵素であるらしい
ことから、IV型コラゲナーゼとして記載されていた(Tryggvasonら,1987) 。循環に出入りする間、内皮基底膜を通り抜けるには、細胞が必要である。これ
はまた、腫瘍細胞が遠位の臓器に転移し得る前に成し遂げなければならない転移
カスケードにおいて極めて重要な工程でもある。MMP−2およびMMP−9は
また、脈管形成(Hanahan & Folkman,1996;Volpertら,1996)およ
び局所腫瘍浸潤(Stetler−Stevensonら,1993)といったような転移カスケ
ードの他の工程における機能も有し得る。
合成メタロプロテイナーゼ阻害剤の設計に焦点を合わせてきた。チオール、ヒド
ロキサメート、EDTA、ホスホンアミダート、ホスフィナート等といったよう
な反応性亜鉛キレート基を含む、多くのMMPを阻害する化合物が開発されてき
た(Beckettら,1996)。ペプチド模倣物質の幾つかは、転移、関節炎、およ
び他の炎症疾患の動物モデルにおいて有利な効果を示している。腫瘍細胞浸潤は
また、生来のMMP阻害剤TIMP−1(メタロプロテイナーゼの組織阻害剤)お
よびTIMP−2により阻害することもできる。MMPはまた、MMPの潜在に
重要である、MMPの高度に保存されたプロドメイン領域に基づいたペプチドに
より阻害することもできる(Parkら,1991;Melchioriら,1992;Fot
ouhiら,1994)。加えて、テトラサイクリン類およびそれらの非抗菌性化学 的修飾物質(CMT)、さらにはまた、アントラサイクリン誘導体は、MMPを阻
害することが見出されている(Golubら,1992;Sorsaら,1994)。
研究しているが、その試験はまだ、ほとんど実験段階にあって、MMPに対する
臨床的に許容され得る阻害剤は、MMPと関係のある可能性を持つ病的状態およ
び疾患の幾つかに対する治療または予防薬として存在していない。上に記載した
MMP阻害剤において検出されている有害な副作用には、例えば、毒性(合成ペ プチド)、抗菌活性(テトラサイクリン)等が含まれる。
のライブラリーをスクリーニングして、標的分子に結合するリード化合物を見出
すことである。特に、バクテリオファージの表面上に示されるペプチドライブラ
リーは、標的タンパク質に対する有益な結合ペプチドをもたらすことが多かった
。しかしながら、短いペプチドは、プロテイナーゼにより容易に分解されるかも
しれないことから、プロテイナーゼに対する阻害剤を短いペプチドのライブラリ
ーから単離するのはより困難であった。むしろ、ファージが示すペプチドライブ
ラリーを利用して、プロテイナーゼにより切断される配列の情報を得ている(Ma
tthews & Wells,1993;Smithら,1995)。プロテイナーゼに対する 阻害剤は、ファージ表面発現およびある活性部位残基をランダム化した大きなプ
ロテイナーゼ阻害剤ドメインの選択をもって開発された(Robertsら,1992 ;Dennisら,1995)。
ァージが示すペプチドライブラリーを使用して、MMP、とりわけMMP−9お
よびMMP−2に対する新規ペプチド阻害剤を上手く単離した。開発した最も活
性なMMP阻害剤は、内皮細胞のインビトロでの遊走、さらにはまた、腫瘍細胞
の浸潤を阻害することができ、従って、ペプチド模倣物質を設計して、MMPを
ブロックするための、可能性のあるリード化合物であり得る。そのペプチドはま
た、MMPの生化学的な単離および精製方法のためのカラムクロマトグラフマト
リックスにおいて使用することもできる。
ドモチーフ: CXXHWGFXXC [ここで、Xは、いずれかのアミノ酸残基である。] の環状構造(システインの間のジスルフィド結合)に基づいた新規マトリックスメ
タロプロテイナーゼ阻害剤および結合性リガンドを提供することである。
調節剤を提供することである。
−9の活性、活性化、機能、および/または発現を減少させるのに有効な新規マ
トリックスメタロプロテイナーゼ阻害剤/下方調節剤の量、および薬学的および
生化学的に許容され得る担体を含んでなる医薬組成物にも関する。本発明による
新規MMP阻害剤/下方調節剤を含んでなる医薬組成物は、全身的に、局所的に
、および/または局部的に使用することができる。それらにはまた、他のMMP
阻害剤、他の薬物および腫瘍ホーミング化学薬品/分子との、全ての可能性のあ
る組み合わせ(組み合わせ投薬)も含まれる。
医薬品製剤の製造を目的とした、新規マトリックスメタロプロテイナーゼ阻害剤
の使用、およびそれにまた、MMPの生化学的な精製および単離方法における、
例えば、親和性リガンドとしての、それらの使用も含まれる。MMP依存状態に
は、限定されるものではないが、創傷、熱傷、骨折、病変、潰瘍、結合組織およ
び骨における癌および転移進行、歯周炎、歯肉炎、インプラント周囲炎、嚢胞、
根管処置、内部および外部の根管吸収、齲蝕、エイズ、角膜潰瘍形成、胃潰瘍形
成、アフタ、外傷、?瘡、乾癬、骨内股関節部プロテーゼの弛み、骨髄炎、骨粗 鬆症、組織再構築、脈管形成、関節炎(リウマトイド、反応性および骨関節炎)、
脈管形成、肺疾患(気管支拡張症および慢性閉塞性肺疾患および他の肺疾患)が含
まれる。
標準的な固相Merrifieldペプチド合成を含んでなる方法にも関する。
対する類似性を示さないが、CTTHWGFTLCの活性は、以下に記載するよ
うに、化学的に修飾されたテトラサイクリン(CMT)の特性に似ている。その新
規構造を含んでなるペプチドは、単一のシステインを発現するCX9ライブラリ ーから得られて、HWGF共通配列を示した。全て、もう1つのシステインを含
み、環状構造CXXHWGFXXCを示した。ファージ結合実験は、クローン化
ファージが相当な親和性をもつMMP−9に結合することを示した。
よびカゼイン基質の分解を5−10μg/mlのIC50で阻害した。合成した一連 のペプチドのうち、HWGFを含むペプチドCRRHWGFEFCおよびCTT
HWGFTLCは、MMP−9の阻害剤として最も有望であることが見出された
。これらの2つのHWGFを含むペプチドはまた、MMP−2も阻害した。ペプ
チドをMMP−9に対して選択したが、MMP−2もまた強く阻害することがで
きるという事実は、それらのペプチドがMMP−9とMMP−2との間の非常に
類似した結合部位を認識することを示す。
血清を含む媒体中で試験した細胞遊走を阻害して、再構築された基底膜を通して
のヒト内皮細胞の遊走、さらにはまた、HT1080線維肉腫およびC8161
黒色腫細胞の浸潤をブロックした。これらの発見は、癌細胞と内皮細胞との両方
が、CTTHWGFTLCの下方調節効果に感受性のある、遊走するための非常
に類似したMMP依存機構を使用し得ることを意味する。CTTHWGFTLC
の高い活性は、少なくとも一部が、ゼラチンおよびカゼイン基質を使用すること
により以下に示すように、ペプチドは、活性酵素を阻害することができるだけで
はなく、精製したプロMMP−9およびプロ−MMP−2の自己活性化を妨げる
こともできるという事実によるものであろう。そのペプチドはまた、MMP−9
の産生を下方調節することもできる。我々がプロMMP−9へのファージ結合を
いずれも見ることができなかったファージ結合データとは対照的に、アフィニテ
ィークロクトグラフィーをセファロースに結合したペプチドで使用して、ヒト白
血球軟膜からのプロMMP−9の単一工程の単離により示すように、合成CTT
HWGFTLCペプチドは、プロMMP−9へ確かに結合する。概して、プロM
MPに結合することにより、そのペプチドは、細胞浸潤の間に起こりそうな活性
化機構である、他のプロテイナーゼによる真のタンパク質分解活性化を妨げ得る
ことが可能である。
喪失により実証されるように、実質的には不活性であった。従って、本発明によ
るとりわけ好ましいMMP阻害剤は、以下に示すように、MMP−2およびMM
P−9の活性を阻害する環状ペプチド阻害剤CTTHWGFTLCおよびCRR
HWGFEFCである。
細胞遊走をブロックするためのペプチド模倣物質を設計するのに有用なリード化
合物である。MMP−2およびMMP−9は、2つのCXXHWGFXXCペプ
チドにより別々に阻害されたので、CXXHWGFXXCモチーフはまた、MM
Pファミリーの個々のメンバーに対するより選択的な阻害剤を開発するのに利用
することもできる:MMP−2は、CTTHWGFTLCにより、より強く阻害
されたが、MMP−9は、CRRHWGFEFCにより優先的に阻害された。多
くの実験系において、腫瘍細胞の転移の可能性は、MMP−9活性よりはむしろ
MMP−2活性とかなり相関していたので、例えば、MMP−2に割り当てられ
た選択的な阻害剤は、腫瘍播種を防ぐのにより有効であるかもしれない。最後に
、小さなサイズのMMP標的化環状ペプチドは、薬物を腫瘍へと運ぶために利用
することができる。腫瘍脈管系においてファージライブラリーから得られるペプ
チド標的化受容体は、マウスにおける腫瘍への有用な細胞毒性薬物担体であるこ
とが見出された。MMPは、通常、正常組織と比較して、腫瘍において過剰発現
し、脈管形成方法に関与するらしいので、標的化した化学療法に関して可能性の
ある受容体である。
独で、または問題の疾患もしくは障害と関連して通常使用される他の薬物と組み
合わせて、処置または予防することができる。これらには、例えば、テトラサイ
クリン、化学的に修飾されたテトラサイクリン(Golubら,1992)、ビスホス
ホネート、さらにはまた、インテグリンが結合するペプチド(Arapら,1998
)のような、腫瘍部位へのホーミング/担体分子が含まれる。本発明による医薬 組成物において使用すべき新規マトリックスメタロプロテイナーゼ阻害剤の量は
、使用する特定の阻害剤、処置すべき患者および疾患、さらにはまた、投与経路
により様々である。
ブルー色素排除により測定される細胞数または生存率に影響を及ぼさなかった。
置のための方法であって、該哺乳動物に、新規MMP阻害剤の有効量を投与する
ことによる方法、さらにはまた、哺乳動物におけるMMPの形成、合成、発現、
活性化、機能および作用を阻害する方法であって、該哺乳動物に、新規MMP阻
害剤/下方調節剤を、MMPの形成、活性化および作用をブロックするのに有効
である量で投与することを含んでなる方法にも関する。
法であって、インビトロでの系に、新規マトリックスメタロプロテイナーゼ阻害
剤を、MMP活性を阻害するのに有効である量で加えることを含んでなる方法に
も関する。
けをもって、マトリックスメタロプロテイナーゼを単離および精製する方法であ
る。
RRHWGFEFCおよびCTTHWGFTLCと共に、指示した濃度で予め1
時間インキュベートしておいた後、[125I]−ゼラチン基質を加えた。1時間ゼ ラチン分解した後、媒体に放出された内容物を測定した。その結果は、2回の測
定から得られた平均を示す。3回の独立実験において、類似の結果を得た。
ゼラチン分解を示す。環状および直鎖状CRRHWGFEFCペプチドの濃度は
、10μg/mlであった。その結果は、2回の実験から得られた平均を示す。
D)による、MMP−2が媒介するカゼイン分解の阻害を示す。ペプチドで予め
処理しておいた後、APMAで活性化したMMP−2(A、C)またはプロMM
P−2(B、D)をカゼインと共に2時間インキュベートした。52μM β− カゼインをMMPに対する基質として使用した。SDS−PAGEにより分解し
た、21kDのβ−カゼイン(レーン1)およびそのフラグメント(レーン2− 9)のクーマシーブルー染色を示す。(A、B);レーン2−9において、CT
THWGFTLCは各々、(2)0μg/ml、(3)75、(4)50、(5) 25、(6)10、(7)5、(8)1、および(9)0.5μg/mlの濃度で使
用した。(C、D);CRRHWGFEFCの濃度は各々、0、250、100
、50、25、10、1、および0.5μg/mlであった。
P−9の結合を示す。ヒト軟膜細胞のライゼートを各々のペプチドセファロース
に適用して、SDSゲル、続いて、クーマシー青色染色(レーン1−2)、また
は抗MMP−9抗体での免疫ブロッティング(レーン5−6)により、結合タン
パク質を分析した。レーン1および5は、CTTHWGFTLC−セファロース
から溶出したタンパク質を示す。レーン2および6は、GACLRSGRGCG
A−セファロースから溶出したタンパク質を示す。レーン3は、細胞ライゼート
のタンパク質染色を示す。レーン4は、200、92、76、および55kDaの
分子量マーカーを示す。
遊走を阻害するかを示す。細胞を、指示した濃度でのCTTHWGFTLCまた
は500μg/mlの関連のないEVGTGSCNLECVSTNPLSGTEQ 対照ペプチドで予め2時間処理しておいた。細胞をトランスウェルチャンバーに
塗布して、10% 血清を含む媒体中で20時間遊走させた。フィルターの下面 に移行した細胞を染色して、フィルター領域を走査した。その結果は、3枚のウ
ェルから得られた平均光学密度±S.D.を示す。細胞を含まない盲検のトランス
ウェルの光学密度は0.000であった。
FTLCおよびCMT−8の効力の比較を示す。細胞を、CTTHWGFTLC
、CMT−8、またはEVGTGSCNLECVSTNPLSGTEQ対照で予
め処理しておいて、トランスウェルチャンバー中で20時間遊走させた。フィル
ターの下面に遊走した細胞を染色して、走査した。その結果は、3枚のウェルか
ら得られた平均光学密度±S.D.を示す。
は20% 血清、Eahy92ラインは10% 血清の存在下、内皮細胞を18時間 遊走させた。トランスウェルチャンバーの下面に移行した細胞の相対数を示す。
その結果は、3枚のウェルから得られた平均±S.D.を示す。
を通して24時間浸潤させた。CTTHWGFTLCおよびEVGTGSCNL
ECVSTNPLSGTEQ対照の濃度は500μg/mlであった。浸潤した細 胞を数えて、細胞の相対数を、3枚のウェルから得られた平均±S.D.として表
わす。
ることを示す。
示す。CTTHWGFTLCペプチドは、活性な82kDのMMP−9の形成を 阻害するが、対照ペプチドは阻害しない。
たは存在下における、10% 血清中でのMB−435乳癌細胞の2日間の増殖 を示す。
LC(P291)の効果を示す。
示す。遊走してから4日後にプレートの写真を撮る。
ジの選択
した。
9をヒト好中球から精製して、酢酸アミノフェニル水銀(APMA)で活性化した
。MMP−9に結合するファージの選択のために、APMAで活性化したMMP
−9を1μg/mlの濃度を使用して、マイクロタイタープレートを4℃で一晩被 覆した後、細胞を5% 仔ウシ血清アルブミンで飽和した。最初のパニング(pann
ing)では、1% 仔ウシ血清アルブミンを含む50mM トリス−HCl/0.1M
NaCl緩衝液(pH 7.5)(TBS)中、ライブラリーを4℃で一晩インキュベー トし、何回も洗浄した後、結合ファージを低いpHの緩衝液で溶出した。その後 のパニングでは、増幅したファージを22℃で1時間結合させた。Koivunenら (1994b)により記載されているように、ランダムに選択したクローンを一
晩増幅して、配列決定した。MMP−9への各々のクローンの結合を結合アッセ
イにより確かめ、ここでは、MMPで被覆した、または盲検のマイクロタイター
プレートウェル中、クローン化ファージを60分間インキュベートした。そのウ
ェルを、0.5% トゥィーン20を含むTBSで5回洗浄した。ユウロピウム−
キレート(Wallac Ltd.,Turku,Finland)で標識した抗M13抗体(Pharmac
ia,Uppsala,Sweden)を1ウェルあたり50ng加えることにより、結合ファー
ジを定量した。45分間インキュベーションし、続いて、洗浄した後、蛍光を1
230 Arcus 蛍光光度計(Wallac Ltd.,Turku,Finland)で測定した。
LC、およびCSLHWGFWWCをCX9ライブラリーから得た。3つは全て 、もう1つのシステインを含み、環状構造CXXHWGFXXCを示した。幾つ
かの試みにもかかわらず、我々は、選択したクローンにおけるLRSGRGモチ
ーフの優位から、HWGFを含むファージを3つだけ単離することができた。従
って、我々は、ランダムテトラペプチド(および従って、HWGFもまた)が両方
の側面でシステイン残基により隣接したペプチドライブラリーを構築し、これは
、幾つかのジスルフィド架橋を作り、それによって、ペプチド配座を構築するこ
とができた。このCX3CX4CX2Cライブラリーは、2つ、3つおよび4つの ランダム残基をもつ、3つの異なったペプチド環サイズを発現した。MMP−9
でのパニングでは、このライブラリーは、ヒスチジンが保存されなかったことを
除き、HWGF共通に類似している、WGF、YGFおよびFGFモチーフをも
たらした。
活性の測定
に対応する環状ペプチドを合成し、ゼラチンおよびカゼイン分解アッセイを使用
して、合成ペプチドのメタロプロテイナーゼ阻害剤活性を測定した。
City,CA)で合成し、20% ジメチルスルホキシドを含む5% 酢酸(pH 6
.0)中、絶えず混合しながら室温で一晩環化した。0.1% トリフルオロ酢酸で
1:2に希釈した後、ペプチドを逆相HPLCで精製した。ペプチドの構造を質 量分析により確認した。ペプチドをH2O中の100mg/mlの保存溶液中で保存 して、使用する直前に、中性のpHをもつ緩衝液に希釈した。
−2およびMMP−9(50−100ng)を様々な濃度のペプチド阻害剤と共に6
0分間インキュベートした後、21kDaのβ−カゼイン(52μM)または[125I
]−ゼラチン基質を加えた。22℃で2時間インキュベーションした後、カゼイ ンの分解をSDSゲル電気泳動法により分析した。分解していないゼラチンを2
0% トリクロロ酢酸で沈殿させた後、上清中の放射能を数えることにより、[12
5I]−ゼラチンの分解を測定した。
GFEFCおよびCTTHWGFTLCは、MMP−9の最も有望な阻害剤であ
ることが見出された。[125I]−ゼラチン分解アッセイにおいて、CRRHWG FEFCは、その2つのペプチドのうちのより活性なものであって、APMAで
活性化したMMP−9を約10μg/mlの最大半減阻害値(IC50)で阻害した( 図1)。
活性化する、プロMMP−9により媒介されるゼラチン分解活性も阻害した。図
2は、プロMMP−9活性の50%より多くの阻害が10μg/mlの濃度でのC RRHWGFEFCペプチドで得られたことを示す。CRRHWGFEFCペプ
チドの活性に関するジスルフィド結合の重要性を評価するために、我々は、Koi
vunenら(1993)により記載されているように、システイン残基を還元およ びアルキル化することにより、ペプチドの直鎖化変種を作製した。ペプチドの直
線化は、プロMMP−9、さらにはまた、APMAで活性化した酵素に対する阻
害活性の喪失を結果的に引き起こした(図2)。
HWGFを含むペプチドCRRHWGFEFCおよびCTTHWGFTLCはま
た、MMP−2も阻害し、10μg/mlの濃度では、環状CRRHWGFEFC ペプチドは、プロMMP−2およびAPMAで活性化したMMP−2の両方によ
るゼラチン分解をブロックした(図2)。対照として使用した直鎖状ペプチドは
、実質的には不活性であった。
Sゲル電気泳動法により分解産物も分析した。2つのHWGFを含むペプチドは
、MMPによるカゼインの分解を有効に防いだ。MMP−2に関して、CTTH
WGFTLCおよびCRRHWGFEFCペプチドは各々、約5μg/mlおよび 25μg/mlのIC50値を有していた(図3Aおよび3C)。APMAで予め活 性化しておかなかったプロMMP−2もまたカゼイン分解を引き起こし、これは
各々、5μg/mlおよび25μg/mlの同じIC50値でのペプチドによりブロック
された(図3Bおよび3C)。MMP−9によるカゼイン分解は、CRRHWG
FEFCがこのMMPに対してCTTHWGFTLCより僅かに強力な阻害剤で
あったことを除き、マイクロモル濃度でのペプチドにより同様に阻害された。こ
れらのペプチド(0−200μg/ml)は、膜型マトリックスメタロプロテイナー ゼ−1(MT1−MMP)を阻害せず、腫瘍浸潤および基底膜崩壊におけるゼラチ
ナーゼ(MMP−2および−2)の重要性に関する証拠を与えた。
抽出
とを実証するために、我々は、セファロースに結合したペプチドでアフィニティ
ークロマトグラフィーを行った。
したセファロース1mlあたりペプチド2mgを結合させることにより、アフィニテ
ィークロマトグラフィー樹脂またはCTTHWGFTLCを作製した。Finnish
Red Crossから得たヒト軟膜細胞を、1% オクチルグルコシドを含む50mM
TBSに溶解して、澄明となった抽出物20mlを各々のペプチドセファロース に適用した。OD280が0.01以下となるまで、カラムを洗浄した。1% オク チルグルコシドの存在下、結合タンパク質を0.1M グリシン−HCl緩衝液(p H 2.2)で溶出した。次いで、そのpHを1M トリス塩基で中和した。還元条 件下、画分20μlを8% アクリルアミドゲルでのSDSゲル電気泳動法により
分析した。タンパク質をクーマシーブルーで染色した。免疫ブロット分析に関し
て、ニトロセルロースフィルターをポリクローナルMMP−9抗体と共に1:5
00の希釈で1時間、続いて、二次抗ウサギ抗体と共に1:1000の希釈でも
う1時間インキュベートした。高められた化学発光システム(Amersham,Bucki
nghamshire,England)を視覚化のために使用した。
スカラムに適用して、抗MMP−9抗体でのSDSゲル電気泳動法および免疫ブ
ロッティングにより、結合したタンパク質を分析した。ペプチドカラムは、一組
のポリペプチドを結合し、このうちの一方は、92kDaのプロMMP−9であっ
た(図4)。CTTHWGFTLCセファロースに結合したプロMMP−9は、S
DSゲルを92kDaでダブレットとして移動し(レーン1)、この型は両方とも
、抗MMP−9抗体と免疫反応性であった。幾つかの腫瘍セルラインによりコン
ディションされた培養培地のMMP−9免疫ブロットにおいて、類似のダブレッ
トを観察することができた(データは示しておりません)。ペプチドセファロース
はまた、55−65kDaで遊走する一組のポリペプチドも結合し、この同一性は
知られておらず、さらに試験しなかった。
々は、CTTHWGFTLCペプチドを、そのより良好な溶解性から、選択して
使用した。
0μg/ml)、10mM ヘペス、30μg/ml 内皮細胞増殖補助物質(Biomedical
Technologies,Stoughton,MA)、および20% ウシ胎仔血清を含むRPM
I 1640培地で培養した。HT1080線維肉腫細胞(ATCC,Rockville
,MD)、C8161黒色腫細胞およびEahy926細胞(HUVECの誘導体)を
、Eahy926細胞と共に、抗生物質、10% ウシ胎仔血清、およびヒポキサン
チン/アミノプテリン/チミジン添加物を含むダルベッコの修飾されたイーグル
の培地で培養した。細胞の培養物をトリプシン−EDTA(内皮細胞)またはED
TA単独(他の細胞)で収集し、洗浄して、上に示した全ての血清を含む培地に再
縣濁させた。
6.5mmのトランスウェル挿入物(Costar,Cambridge,MA)を使用して、ラ ンダム細胞浸潤を試験した。Matrigel(Becton Dickinson,Bedford,MA) で予め被覆しておいて、血清を含む培地で平衡化した、直径 6.4mmのBoyden チャンバーを使用して、腫瘍細胞遊走を試験した。血清を含む培地750μlを 、遊走装置のより低いコンパートメントに加えた。ランダム遊走アッセイに関し
て、指示した濃度でのペプチドの存在下、細胞を予め2時間インキュベートして
おいて、容積100μl中の20,000個の細胞をトランスウェルに塗布した。
Matrigel浸潤に関して、容積500μl中の100,000個の細胞を、ペプチ ドと共に、またはペプチドなしで、各々のウェルに塗布した。細胞を16−20
時間培養した後、細胞をメタノールで固定し、洗浄して、トリパンブルーで染色
した。細胞を膜の上面から綿棒で除去して、膜の下部に遊走した細胞を顕微鏡に
より数えるか、あるいはまた、走査により定量した。
ム遊走アッセイにおいて、そのペプチドは、HT1080線維肉腫細胞の運動性
を濃度依存的に阻害した(図5)。500および100μg/mlの濃度では、そ のペプチドは各々、80〜40%まで阻害した。対照を目的として、我々は、ス
クランブルしたCWLTFTHGTCを合成したが、その水性緩衝液中での溶解
性の喪失から、それを使用することはできなかった。従って、我々は、3つの関
連のない非常に可溶性のペプチドEVGTGSCNLECVSTNPLSGTE
Q、CQWNNDNPLFKEAEEEVMNPKFAES、およびRAVRA
LWRCを使用した。これらの対照ペプチドはいずれも、500μg/mlの濃度 での細胞遊走に影響を及ぼさなかった(図5、およびデータは示しておりません
)。CTTHWGFTLCは、そのペプチドが初期結合を防がず、細胞をフィブ
ロネクチン、コラーゲンIV、またはMatrigel基層に広げることから、細胞表面 インテグリンをブロックすることは見出されなかった。ペプチドの存在下に培養
してから1日または2日後では、細胞生存率の有意な減少は留意されなかった( データは示しておりません)。
細胞遊走に影響を及ぼさなかった。
するCTTHWGFTLCの効果も試験した(図7)。200μg/mlの濃度で は、そのペプチドは各々、Eahy926およびHUVEC細胞遊走の85および 60%の阻害を示し、20μg/mlの濃度でもなお、部分的に阻害することがで きた。RAVRALWRCペプチドは、細胞遊走を細胞ブロックすることができ
なかった。
チドは、浸潤を強く抑制し、その阻害は、試験した最も高い濃度の500μg/m
lで最大90%であった。3つの対照ペプチドはいずれも、Matrigel浸潤に影響
を及ぼさなかった。
るヒト乳癌異種移植片の増殖の抑制
ヒト乳癌を有するマウスを発生させた。4週間後、直径を三次元で測定すること
により、腫瘍の容積を計算した。マウスを、各々が5匹の動物からなる、2つの
グループに分けた。一方のグループは、容積200μl中のCTTHWGFTL C200μgを腫瘍付近へ1週間に3回投与して処置した。もう一方のグループ には、環状ペプチド対照CVRNSLACを与えた。腫瘍容積を毎週測定した;
結果は、ペプチドで処置してから3週間後のものである(図9)。その結果は、
CTTHWGFTLCペプチドが乳癌増殖を明らかに阻害することを示す。
よるプロMMP−9の非活性化
示した濃度(500−10μg/ml)で含まれており、対照ペプチドRAVRAL WRCは、500μg/mlで含まれていた。コンディションした培地を、SDS ゲル電気泳動法、続いて、ゼラチン酵素電気泳動法により分析した。CTTHW
GFTLCは、82kDaの活性MMP−9のレベルを濃度依存的に減少させたが
、72kDaのプロMMP−2のレベルには影響を及ぼさなかった。
析した。同じ濃度で試験した、関連のない合成ペプチドは、細胞層の形態に対し
て効果がなかった。丸い細胞形態は、CTTHWGFTLCを適用した後、16
−24時間以内に検出可能であるが、短時間の培養においては明らかではない(
図11A〜11C);そのペプチドは、1または2時間の時間スケールの間、基
層での細胞の初期結合に対して効果がなかった。
(Sigma,St. Louis)の指示によりMTT試薬で染色することにより、生存率 を測定した。細胞接着試験に関して、マイクロタイターウェルをフィブロネクチ
ン(Finnish Red Cross)、IV型コラーゲン(Sigma)またはMatrigelで被覆し て、BSAでブロックした。細胞(1ウェルあたり100,000個)を無血清培 地中の500μg/mlのCTTHWGFTLCまたは対照ペプチドと一緒に1時 間インキュベートした。PBSで2回洗浄した後、結合細胞を染色して、数えた
。
すことは見出されず、動物に注射した場合に毒性を示さなかった。そのペプチド
は、Matrigel、コラーゲンまたはフィブロネクチンでの細胞の初期結合を防が なかった。
Cの効果
プレート(Nunclon,Denmark)のウェルに播種して、加湿大気中、37℃で24
時間結合させた。次いで、その細胞を、10ng/mlのTGFβと共に、またはな
しで、KGMまたは50−500μg/mlのCTTHWGFTLCを含むKGM にさらした。一組の培養物を、1、10または20ng/mlのTGFβ単独で処理
した。24時間後、培地を収集して、酵素電気泳動法(Heussen & Dowdle,1
980)により分析するまで、−20℃で保存した。培養培地12μlを、1.0m
g/mlの2−メトキシ−2,4−ジフェニル−3(2H)−フラノンで標識したゼラ
チン(O'Gradyら,1984)を含む10% SDSポリアクリルアミドゲルにお
いて操作した。ゼラチンの溶解を長波紫外光によりモニターして、ゲルを写真撮
影した。コンピューター化デンシトメーター(MCDI−M4,Imaging resear
ch Inc.,St. Catherines,Ontario,Canada)を使用して、写真撮影したゲ
ルからゼラチナーゼの量を測定した。プレートにおける細胞を、5%(v/v) スクロースを含むPBS中の4%(v/v) ホルムアルデヒドで固定して、ホウ 酸(pH 6.0)中の0.1% クリスタルバイオレットで20分間染色した。10 % 酢酸で脱染色した後、吸光度をMultiscan MS プレート読み取り装置(4. 0版,Labsystem,Helsinki,Finland)で595nmにて測定した。この方法に
より得られた相対細胞数を、細胞1個あたりのゼラチナーゼの量を数える場合に
使用した。MMP−9だけが、細胞1個あたりの酵素の量を計算するための測定
可能な切断率を与えた。図12に示す結果は、2回の実験の平均である。
.4)中の50μg/mlのフィブロネクチン(FN;ヒト血漿から得られた;Sigma
,F−2006,St. Louis,MO,USA)で被覆した。金属シリンダーを被
覆したウェルに置いて、KGM培地(50μlでの)中の50,000個のHaCat 細胞をシリンダーに播種した。加湿大気中、その細胞を基質に37℃で24時間
結合させた。そのシリンダーを取り除き、非接着細胞を培養培地で洗浄すること
により取り除いて、培地を、様々な濃度のCTTHWGFTLCまたはTGFβ
を含むKGMに置き換えた。細胞をディスクから37℃で4日間遊走させて取り
除いた。培地を収集して、細胞を、5%(v/v) スクロースを含むPBS中の 4%(v/v) ホルムアルデヒドで固定して、ホウ酸(pH 6.0)中の0.1% ク
リスタルバイオレットで染色した。ウェルを写真撮影し、Macintoshコンピュー
ター用のNIH Image 1.45プログラムを使用して、遊走した細胞の領域を 数えることにより、遊走量を測定した。遊走してから4日後のプレートの写真お
よび遊走した細胞の計算した領域を図13に示す。その結果は、2回の二重実験
の平均である。
I]−ゼラチン分解の阻害から得られた結果を示す。
り誘発されるゼラチン分解を示す。
EFC(C、D)による、MMP−2が媒介するカゼイン分解の阻害を示す。
へのプロMMP−9の結合を示す。
維肉腫細胞の遊走を阻害するかを示す。
CTTHWGFTLCおよびCMT−8の効力の比較を示す。
。
かに阻害されることを示す。
素電気泳動法を示す。
チドの不存在または存在下における、10% 血清中でのMB−435乳癌細胞 の2日間の増殖を示す。
TTHWGFTLC(P291)の効果を示す。
91)の効果を示す。
Claims (14)
- 【請求項1】 ペプチドモチーフ: CXXHWGFXXC [ここで、Xは、いずれかのアミノ酸残基である。] の環状構造を含んでなるマトリックスメタロプロテイナーゼ阻害剤および下方調
節剤。 - 【請求項2】 ペプチドモチーフがCRRHWGFEFCである、請求項1
に記載のマトリックスメタロプロテイナーゼ阻害剤および下方調節剤。 - 【請求項3】 ペプチドモチーフがCTTHWGFTLCである、請求項1
に記載のマトリックスメタロプロテイナーゼ阻害剤および下方調節剤。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のマトリックスメタロプロテ
イナーゼ阻害剤および下方調節剤、並びに薬学的に許容され得る担体を含んでな
る医薬組成物。 - 【請求項5】 マトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP)依存状態の処置
のための医薬組成物の製造を目的とした、請求項1〜3のいずれかに記載のマト
リックスメタロプロテイナーゼ阻害剤および下方調節剤の使用。 - 【請求項6】 MMP−2および/またはMMP−9に依存する状態の処置
のための医薬組成物の製造を目的とした、請求項5に記載の使用。 - 【請求項7】 請求項1に記載のマトリックスメタロプロテイナーゼ阻害剤
/下方調節剤の製造方法であって、固相Merrifieldペプチド合成を含んでなる 方法。 - 【請求項8】 哺乳動物におけるマトリックスメタロプロテイナーゼ依存状
態の治療または予防処置のための方法であって、該哺乳動物に、請求項1〜3の
いずれかに記載のマトリックスメタロプロテイナーゼ阻害剤/下方調節剤を、該
哺乳動物におけるMMPの活性化、発現および/または機能を阻害または下方調
節するのに有効である量で投与することを含んでなる方法。 - 【請求項9】 MMP−2および/またはMMP−9に依存する状態の治療
または予防処置のための、請求項8に記載の方法。 - 【請求項10】 哺乳動物におけるマトリックスメタロプロテイナーゼの形
成、合成、活性化、発現、機能および作用を阻害する方法であって、該哺乳動物
に、請求項1〜3のいずれかに記載のマトリックスメタロプロテイナーゼ阻害剤
および下方調節剤を、MMPの形成、活性、活性化および作用をブロックするの
に有効である量で投与することを含んでなる方法。 - 【請求項11】 MMP−2および/またはMMP−9の発現、形成、活性
化および作用を阻害する、請求項10に記載の方法。 - 【請求項12】 マトリックスメタロプロテイナーゼをインビトロで阻害お
よび下方調節する方法であって、インビトロでの系に、請求項1〜3のいずれか
に記載のマトリックスメタロプロテイナーゼ阻害剤および下方調節剤を、MMP
活性を阻害および下方調節するのに有効である量で加えることを含んでなる方法
。 - 【請求項13】 阻害および下方調節すべきマトリックスメタロプロテイナ
ーゼがMMP−2および/またはMMP−9である、請求項12に記載の方法。 - 【請求項14】 マトリックスメタロプロテイナーゼの生化学的な単離およ
び精製方法における、請求項1〜3のいずれかに記載のマトリックスメタロプロ
テイナーゼ阻害剤および下方調節剤の使用。
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