JP2002509889A - 膜型マトリックスメタロプロテイナーゼを阻害する方法 - Google Patents

膜型マトリックスメタロプロテイナーゼを阻害する方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、生物系において膜型マトリックスメタロプロテイナーゼ(MT-MMP)活性を阻害する方法である。従って、本発明は、MT-MMP活性を特徴とする哺乳動物における医学的症状、特に、過度のMT-MMP活性を特徴とする症状の治療を可能にする。本方法は、テトラサイクリン化合物、好ましくは非抗菌テトラサイクリン、更に好ましくは6-デメチル-6-デオキシ-4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイクリン(CMT-3)又は6-α-デオキシ-5-ヒドロキシ-4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイクリン(CMT-8)を用いてMT-MMP活性を阻害する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、国立歯科研究所を通じて国立衛生研究所が授与した助成金第R37-DE
03987号として米国政府の援助によって行われた。政府が本発明のある種の権利 を所有する。
【0002】 発明の背景 本発明は、生物系において膜型マトリックスメタロプロテイナーゼ(MT-MMP)活
性を阻害する方法に関する。更に詳細には、本発明は、哺乳動物においてMT-MMP
を阻害するためのテトラサイクリン化合物の使用に関する。 マトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP、マトリキシン)は、正常な状態及び 異常な状態双方において種々の細胞及び組織型によって発現した関連タンパク質
分解酵素のファミリーである。これらの亜鉛結合メタロプロテイナーゼ酵素は、
構造相同性によって、及び細胞外マトリックス(ECM)の多くの成分に対するタン パク質分解活性によってファミリーとして統一されている。結果として、MMPは 発生と形態形成及び損傷後の組織改造作用に重要な役割を果たしている。特に、
マトリックスメタロプロテイナーゼは、チオール修飾試薬(例えば、酢酸4-アミ ノフェニル水銀(APMA)及び他の水銀化合物、N-エチルマレイミド、酸化グルタチ
オン)によるチモーゲンの活性化に対する感受性、『メタロプロテイナーゼの組 織阻害剤』又は『TIMP』として集団的に知られる内在物質グループによる阻害、
及びプロぺプチド形における共通配列の存在によって他のメタロプロテイナーゼ
から区別される。Nagase(1996)。
【0003】 しかしながら、MMPは広い分岐基質特異性と活性を有し、それによって一連の サブタイプに分類される。コラゲナーゼは、間質コラゲナーゼ(MMP-1)、好中球 コラゲナーゼ(MMP-8)、及びコラゲナーゼ-3(MMP-13)を含み、コラーゲンI、II、
及びIIIの三重らせん領域を特異的に分解する能力を特徴とする。ゼラチナーゼ は、ゼラチナーゼA(MMP-2; 72-kDaゼラチナーゼ)及びゼラチナーゼB(MMP-9; 92-
kDaゼラチナーゼ)を含み、ゼラチンを特異的に切断する能力を特徴とするが、コ
ラーゲンIV、エラスチン及び他の物質を加水分解する能力も特徴とする。ストロ
メリシンには、ストロメリシン1(MMP-3)、ストロメリシン2(MMP-10)、及びある 系においてはストロメリシン3(MMP-11)が含まれる。ストロメリシン1及び2は、 アグレカン、フィブロネクチン、ラミニン、多くのコラーゲン型を含む種々の基
質を特徴的に分解し、他の酵素の活性化の役割を果たしている。 MMPファミリーは、また、コラゲナーゼ、ゼラチナーゼ、及びストロメリシン のサブファミリーにすっきりとあてはまらない他のいくつかのMMPを含んでいる 。マトリリシン(MMP-7; PUMP-1)は、構造がかなり違い、他のMMPに共通するC末 端ドメインがない。メタロエラスターゼ(MMP-12)は、エラスチンを分解する能力
を特徴とする。
【0004】 従来のMMP構造サブファミリーとかなり異なる最近発見されたMMPは、膜型マト
リックスメタロプロテイナーゼ(MT-MMP)である。MT-MMPは、多くの点で他のMMP と違っている。例えば、たいていのMMPはそれらがつくられる細胞によって分泌 されるが、MT-MMPはその名前に含まれているように細胞の表面上で膜結合タンパ
ク質として発現される。この特徴は、MMPの中でユニークでありかつその発現が2
4個のアミノ酸までの疎水性ドメインに起因するものであると考えられている。N
agase(1996)を参照されたい。 MT-MMP酵素は、また、プロMMP-2及びプロMMP-9をこれらのゼラチナーゼの活性
形に変換する特定の能力について特徴的な基質特異性をもっている(Murphyら, 1
992; Zuckerら1995)。しかしながら、MT-MMPは、また、ゼラチンの直接分解を特
徴としている。MT-MMPは、更に、TIMP-2の表面レセプターとして作用することも
でき、得られたMT-MMP/TIMP-2複合体はプロゼラチナーゼAのレセプターとして作
用することができる(Stronginら1995; Caoら1996; Lichteら1996)。この原形質 膜活性化MMP-2は、プロMMP-9を活性化することができ、このプロセスはTIMPによ
って阻害される(Fridmanら1995)。
【0005】 他のMMPと異なり、MT-MMP及びMMP-11(ストロメリシン-3)は、細胞外プロテイ ナーゼ、フリン、ゴルジ体結合セリンプロテイナーゼによって活性化される(Pei
& Weiss 1995)。MMP-11と同様に、MT-MMPの活性化のメカニズムも、研究中であ
るがフリン様酵素によって認識され得る配列による細胞内活性化を含むものであ
る(Satoら1996)。最近、Caoら(1996)は、細胞表面上で発現した63kDaプロMT-MMP
が処理されなかったことを証明した(フリンでのコントランスフェクションはMT-
MMPの分子量を変えなかった)。これらの著者らは、MT-MMPの原形質膜局在化に よって誘導される配座作用が分子を切断せずにプロMMP-2に対して機能活性を与 えることができると仮定している。レセプター結合TIMP-2は、このプロセスに関
与することができる。 研究者らは、正常組織、例えば、胎盤、肺、及び腎によるMT-MMP発現を確認し
た(Takinoら1994)。膜型1 MMP(MT1-MMP)として同定されたMT-MMP形は、主細胞型
が骨吸収に関与する破骨細胞によって発現されることもわかった(Satoら1997)。
他の研究者らは、ラット平滑筋細胞によって発現される3種類の異なるMT-MMP形 を同定し、血管のマトリックス改造作用に関与することがわかってきた(Shofuda
ら1997)。
【0006】 Leeら(1997)は、ゴルジ体膜に局在化すると思われるゼラチナーゼアクチベー ターの発現を見出した。Leeらは、このアクチベーターがMT-MMPであり得ること 、及び原形質膜に対するこのアクチベーターの局在化の変化が腫瘍細胞で起こり
得ると仮定している。他の研究者らは、肺がんによる過度のMT-MMP発現を確認し
た(Satoら1994)。他の研究者らも結腸がん、乳がん、頭部がん及び頚部がんの腫
瘍ストローマ中の線維芽細胞によるMT-MMP発現を知った(Okadaら1995)。 がん細胞膜上に発現されるMT-MMPは、また、間質コラゲナーゼと基質特異性を
共有する細胞外マトリックス分解酵素(即ち、I、II、及びIII型コラーゲンを特 徴的な3/4や1/4断片に消化する)である(Ohuchiら1997; Caoら1998)。上述したよ
うに、MT-MMPはゼラチンザイモグラフィーによって測定されたゼラチン分解活性
も示す(Imaiら1996)。従って、MT-MMPは、基質の直接切断及びプロMMP-2の活性 化によって細胞外マトリックスの病態生理学的消化の二重の役割を果たすことが
でき、腫瘍細胞を含む多くの細胞型によって比較的高濃度で構成的に産生される
(Satoら1994; Satoら1997)。 テトラサイクリン及びその多くの化学関連化合物は、特に成功した種類の抗生
物質をなしている。テトラサイクリン自体を含むある種のテトラサイクリン化合
物、及びスポロサイクリン等は、種々の細菌に対して効用がある広域抗生物質で
ある。親化合物のテトラサイクリンは、下記一般式を有する。
【0007】
【化1】
【0008】 多環の番号体系は次の通りである。
【0009】
【化2】
【0010】 テトラサイクリン、及び5-OH(テラマイシン)及び7-Cl(オーレオマイシン)誘導
体は、天然に存在し、全て周知の抗生物質である。7-ジメチルアミノテトラサイ
クリン(ミノサイクリン)及び6α-デオキシ-5-ヒドロキシテトラサイクリン(ドキ
シサイクリン)のような半合成誘導体も既知の抗生物質である。天然のテトラサ イクリンは、抗生物質特性を失わずに修飾することができるが、構造のある種要
素はそうするように保持されなければならない。しかしながら、最近、構造上は
抗生物質のテトラサイクリンに関係するが、化学修飾により抗生物質活性がかな
り又は完全に破壊された化合物の種類がわかった。テトラサイクリン基本構造に
行うことができる修飾及び行うことができない修飾がMitscher(1978)によって調
べられた。Mitscherによれば、テトラサイクリン環系の5〜9位の修飾は、抗生物
質特性の完全な消失を引き起こすことなく行われ得る。 しかしながら、環系の基本構造の変化、又は1〜4位又は10〜12位の置換基の置
換により、たいていは抗菌活性がかなり低い、又は実質的にない合成テトラサイ
クリンが生じる。例えば、4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイクリンは、一般的に
は、非抗菌テトラサイクリンであると考えられている。化学修飾テトラサイクリ
ン(CMT)として知られるこれらの化合物は、試験管内及び生体内共に過度のコラ ーゲン分解活性の阻害のような多くの興味深い特性をもつことがわかった。例え
ば、Golubら(1991)を参照されたい。
【0011】 更に最近、急速に吸収されかつ長時間の原形質半減期をもつテトラサイクリン
が抗菌活性に依存せずに生物学的効果を示すことが確かめられた(Golubら1991、
Golubら1992、Uittoら1994)。その効果には、マトリックスメタロプロテイナー ゼの一部であるが全部ではない阻害が含まれている。比活性は、コラゲナーゼ(M
MP-1; MMP-8; MMP-13)及びゼラチナーゼ(MMP-2; MMP-9)について示され、病態組
織の破壊予防が示された(Golubら1991)。しかしながら、出願人は、テトラサイ クリン化合物が正常な系においても異常な又は過度のMT-MMP活性を特徴とする系
においてもMT-MMP活性を阻害するのに使い得ることを開示又は示唆している従来
技術での証明を承知していない。 最近の研究により、いくつかの系においては、ある種のテトラサイクリン及び
メタロプロテイナーゼの阻害剤が腫瘍の進行(DeClerckら1994)又は血管形成(世 界知的所有権機関公開国際出願第92/12717号; Maragoudakisら1994)を抑え得る ことが示された。Zuckerら(1985)は、ミノマイシンが試験管内でメラノーマ細胞
活性を阻害し得ることを示した。あるテトラサイクリンは、ある腫瘍に対して細
胞増殖抑制作用を示すことができる(Kroonら1984; van den Bogertら1986)。プ ロゼラチナーゼA(MMP-2)は、腫瘍拡散と関連があることが報告された(Yuら1997)
。6-デメチル-6-デオキシ-4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイクリン(CMT-3)は生 体内で前立腺及びメラノーマの腫瘍増殖及び転移を実験的に抑制することがわか
った(Lokeshwarら1998; Seftorら1998)。
【0012】 テトラサイクリン抗生物質は、一般的には、感染症を治療するのに有効である
が、これらの化合物の使用によって望ましくない副作用が生じ得る。例えば、抗
生物質のテトラサイクリンの長期投与により、腸内菌相のような健康な微生物叢
が低減又は排除され得ると共に抗生物質耐性菌の生産又は酵母や真菌の発育過度
を招き得る。従って、抗菌活性が弱毒化又は欠除されている化学的に修飾したテ
トラサイクリンを、抗コラーゲン分解活性が必要である適用に用いることは好ま
しいことである。 上記の理由から、生物系においてプロテイナーゼ仲介生理的及び構造的変化を
阻止する現在の方法を、特に疾患過程における治療介入として補足することが求
められていることは明らかである。また、診断及び治療の適用において、特に過
度のMT-MMP活性を特徴とする医学的症状について進展しかつ正確なMT-MMP活性阻
害剤が求められていることは明らかである。特に、活性が比較的高い、即ち、有
害な副作用が実質的にない投与量で活性である新規な選択的MT-MMP阻害剤を同定
することが望ましい。 従って、本発明の目的の1つは、膜型マトリックスメタロプロテイナーゼを阻 害し、かつ生物系において酵素の過度の活性の有害作用を阻止する化合物及び方
法を提供することによりプロテイナーゼ活性のモデュレーション又は制御の上記
限界を克服することである。特に、本発明の目的の1つは、有害な副作用が実質 的にない投与量で活性である新規で選択的なMT-MMP阻害剤を提供することである
【0013】 発明の概要 ここで、生物系において膜型マトリックスメタロプロテイナーゼの活性を阻害
する方法であって、化学的に修飾したテトラサイクリンを指定した結果を得るの
に有効である量で系に供給することによる前記方法を提供する本発明によってこ
れらの及び他の目的が達成され得ることが発見された。 実施態様においては、本発明は、生物系において膜型マトリックスメタロプロ
テイナーゼ活性を阻害する方法であって、そのことを必要としている該系にテト
ラサイクリン化合物のMT-MMP阻害量を送達することを含む、前記方法である。 テトラサイクリン化合物は、抗菌活性が実質的にない量で投与されることが好
ましい。好ましいテトラサイクリン化合物としては、例えば、6-デメチル-6-デ オキシ-4-デジメチルアミノテトラサイクリン(CMT-3)又は6-α-デオキシ-5-ヒド
ロキシ-4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイクリン(CMT-8)が挙げられる。 生物系は、過度のMT-MMP活性をもち得る又は特徴とし得るものであり、本方法
は、該過度のMT-MMP活性を阻害するのに十分な量のテトラサイクリン化合物を該
系に投与することを含んでいる。
【0014】 生物系は、腫瘍細胞、破骨細胞、又は線維芽細胞のような培養した哺乳動物細
胞を含み得る。生物系は、過度のMT-MMP活性を特徴とする症状をもつ哺乳動物の
ような哺乳動物であり得る。従って、本方法は、がん腫、線維肉腫、又は骨肉腫
のようながんに罹っている哺乳動物を治療するために用いることができる。本方
法は、また、哺乳動物が過度の破骨細胞活性を特徴とする症状をもつ場合に用い
ることができる。 他の実施態様においては、本発明は、哺乳動物においてMT-MMP活性を阻害する
方法であって、MT-MMP活性を阻害するのに十分な量のテトラサイクリン化合物を
該哺乳動物に投与することを含む、前記方法である。 テトラサイクリン化合物は、抗菌活性が実質的にない量で投与されることが好
ましい。好ましいテトラサイクリン化合物としては、例えば、6-デメチル-6-デ オキシ-4-デジメチルアミノテトラサイクリン(CMT-3)又は6-α-デオキシ-5-ヒド
ロキシ-4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイクリン(CMT-8)が挙げられる。 本方法においては、哺乳動物が過度のMT-MMP活性を特徴とする症状をもつ場合
、本方法は過度のMT-MMP活性を阻害するのに十分な量のテトラサイクリン化合物
を該哺乳動物に投与することを含んでいる。本方法は、がん腫、線維肉腫、又は
骨肉腫のようながん、又は過度の破骨細胞活性を特徴とする症状をもつ場合に有
効である。
【0015】 他の実施態様においては、本発明は、がん腫細胞、線維肉腫細胞、又は骨肉腫
細胞の侵入可能性を阻止する方法であって、該細胞とテトラサイクリン化合物の
侵入阻止量とを接触させることを含む、前記方法である。好ましいテトラサイク
リン化合物としては、例えば、6-デメチル-6-デオキシ-4-デ(ジメチルアミノ)テ
トラサイクリン(CMT-3)又は6-α-デオキシ-5-ヒドロキシ-4-デ(ジメチルアミノ)
テトラサイクリン(CMT-8)が挙げられる。この実施態様において更に好ましくは 、本方法は、該がん細胞と該細胞の膜型マトリックスメタロプロテイナーゼ活性
を阻害するのに十分な量のCMT-3又はCMT-8と接触させることを含んでいる。 本発明のこれらの及び他の利点は、後述の詳細な説明及び実施例から理解され
るであろう。詳細な説明及び実施例は、本発明の理解を深めるが、本発明の範囲
を限定するものではない。 本発明の好適実施態様は、例示及び説明のために選ばれたものであるが、決し
て本発明の範囲を限定するものではない。本発明のある種態様の好適実施態様は
、添付の図面に示されている。
【0016】 好適実施態様の詳細な説明 実施態様においては、本発明は、生物系において細胞増殖、侵入力、及び転移
の過程を含むがん増殖を阻止する方法に関する。本方法には、がん増殖の阻害剤
としてテトラサイクリン化合物の使用が含まれる。好ましくは、本方法は、哺乳
動物のような生きた動物においてがんの細胞増殖、侵入力、転移、又は腫瘍出現
率を抑制又は低減するために用いられる。本方法は、また、分析系、例えば、が
ん細胞増殖及びその性質を分析するのに用いるのに適応しやすい。 本発明の方法に用いられるテトラサイクリン化合物は、強力な抗生物質活性を
有するものから実質的に抗菌活性のないものまでいずれのテトラサイクリン化合
物でもよい。しかしながら、テトラサイクリン化合物は、抗菌活性が実質的にな
くて、MT-MMPの活性を阻害する、好ましくはMT-MMPの病理的活性又は過度の活性
を阻害するのに効果的な量で投与されることが好ましい。従って、本方法は、抗
菌特性を低減又は消失するために化学的に修飾したテトラサイクリン化合物を利
用し得る。
【0017】 そのような化合物としては、例えば、テトラサイクリン環構造の4位にジメチ ルアミノ基のないもの、例えば、 4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイクリン(CMT-1)、 6-デメチル-6-デオキシ-4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイクリン(CMT-3)、 7-クロロ-4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイクリン(CMT-4)、 4-ヒドロキシ-4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイクリン(CMT-6)、 4-デ(ジメチルアミノ)-12α-デオキシテトラサイクリン(CMT-7)、 6-デオキシ-5α-ヒドロキシ-4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイクリン(CMT-8)、 4-デジメチルアミノ-12α-デオキシアンヒドロテトラサイクリン(CMT-9)、 7-ジメチルアミノ-6-デメチル-6-デオキシ-4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイク
リン(CMT-10)、 4-デ(ジメチルアミノ)-5-オキシテトラサイクリン、 5α,6-アンヒドロ-4-ヒドロキシ-4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイクリン、 4-デ(ジメチルアミノ)-11-ヒドロキシ-12α-デオキシテトラサイクリン、 12α-デオキシ-4-デオキシ-4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイクリン、及び 12α,4α-アンヒドロ-4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイクリン が挙げられる。低抗菌活性に修飾したテトラサイクリンの例としては、更に、6-
α-ベンジルチオメチレンテトラサイクリン、テトラサイクリンのモノ-N-アルキ
ル化アミド、6-フルオロ-6-デメチルテトラサイクリン、11α-クロロテトラサイ
クリン、テトラサイクリノニトリル(CMT-2)、及びテトラサイクリンピラゾール(
CMT-5)が挙げられる。
【0018】 好ましいテトラサイクリン化合物としては、 4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイクリン(CMT-1)、 テトラサイクリノニトリル(CMT-2)、 6-デメチル-6-デオキシ-4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイクリン(CMT-3)、 4-デ(ジメチルアミノ)-7-クロロテトラサイクリン(CMT-4)、 テトラサイクリンピラゾール(CMT-5)、 4-ヒドロキシ-4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイクリン(CMT-6)、 4-デ(ジメチルアミノ)-12α-デオキシテトラサイクリン(CMT-7)、 6-デオキシ-5α-ヒドロキシ-4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイクリン(CMT-8)、 4-デジメチルアミノ-12α-デオキシアンヒドロテトラサイクリン(CMT-9)、及び 7-ジメチルアミノ-6-デメチル-6-デオキシ-4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイク
リン(CMT-10) が挙げられる。 特に好ましい修飾テトラサイクリンとしては、CMT-1、CMT-3、CMT-7、及びCMT
-8が挙げられる。非常に好ましい修飾テトラサイクリン化合物としては、CMT-3 及びCMT-8が挙げられる。これらの化合物の組合わせ、及び他のテトラサイクリ ン及び/又は医薬化合物の組合わせを用いることができる。
【0019】 そのような化学的に修飾したテトラサイクリン(CMT)の使用は、別に記載され た抗菌活性と関連がある欠点を回避しつつ抗菌テトラサイクリンより高レベルで
用いることができるので本発明においては好ましい。しかしながら、典型的な抗
菌テトラサイクリン(例えば、ドキシサイクリン)の抗菌未満投与量も本発明によ
れば投与することができる。 実質的に抗菌活性を有する好ましい化合物としては、例えば、テトラサイクリ
ン、ドキシサイクリン、及びミノサイクリン及び他の周知のテトラサイクリン抗
生物質、特にヒトにおいて既に使用が承認されたものが挙げられる。 これらの化合物は、副作用が相対的に少ない、ある場合にはほとんどない濃度
でMT-MMP阻害活性を示す。例えば、好ましい化学的に修飾したテトラサイクリン
の有効な濃度は、ほとんど抗菌活性を示さない。そのような非抗菌テトラサイク
リン化合物は、他の化合物が望ましくない副作用を示す拡大治療プロトコールに
有効である。
【0020】 本発明に有効なテトラサイクリン化合物は、活性、生体利用可能性、溶解性、
及び副作用の減少を含む物理化学的性質の望ましいが珍しい組合わせを有する。
これらの性質は、これらの化合物を哺乳動物においてMT-MMP活性の阻害に特に望
ましいものにする。更に、親水性と疎水性の性質がこれらの化合物において十分
にバランスがとれ、試験管内、及び特に生体内の双方で効用を高め、そのような
バランスのない他の化合物はほとんど効用がないと考えられる。特に、これらの
化合物は水性媒質中に適切な程度の溶解度をもち、体内での吸収及び生体利用可
能性を可能にし、脂質中にもある程度の溶解度をもち、推定上の作用部位への細
胞膜の横断を可能にする。これらの化合物は、MT-MMP活性の部位又は領域に送達
され得る場合には最大限に有効であり、発現したMT-MMPに局在化する化合物の能
力が最大である場合には追加の利点を得ることができる。 ある種の局在化した症状の治療においては、非抗菌テトラサイクリン化合物の
疎水度は重要でないことがあり得る。水系中の溶解度の低いテトラサイクリノニ
トリル(CMT-2)や4-ヒドロキシ-4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイクリン(CMT-6) のような化合物は、MT-MMPを特徴とする、又は脳症状を局所的に治療するために
脳に移植ことを特徴とする皮膚症状の直接治療又は局所治療に用いることができ
る。成体ラットにこれら2種類のCMTを経口摂食させる動物実験により、これらの
化合物の検出可能な血液レベルは示されなかった。これは、全身系の吸収及び/ 又は並外れて急速な分泌のないことを意味する。
【0021】 本発明のこの実施態様は、実質的に全ての抗菌活性を取り除くために化学的に
修飾したある種のテトラサイクリン化合物がMT-MMP活性を阻害するのに及びMT-M
MP活性と関連がある有害作用又は損傷作用を低減するのに効果的である出願人に
よる予想外の所見に基づき開発された。特に好ましいCMT、即ち、6-デメチル-6-
デオキシ-4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイクリン(『CMT-3』とも言われる)は
、特性の優れたバランスをもつと思われ、MT-MMP活性を阻害するのに非常に強力
な活性を有することがわかる。CMT-3の他の利点は、予想外に長い血清半減期(約
28時間)をもつことである。従って、CMT-3は、定期的な投与、例えば、1週間に1
回又は2回だけ必要としてもよい。 他の実施態様においては、本発明の方法は、哺乳動物において医学的症状と関
連がある膜型マトリックスメタロプロテイナーゼの酵素活性を阻害するのに効果
的である。阻害できるMT-MMP活性は、疾病組織によるMT-MMP発現に由来しても正
常組織に由来してもよい。特に、MT-MMP活性は、上皮組織又は間質組織のような
正常組織に由来してもよい。更に好ましくは、本方法は、がん性腫瘍と関連があ
る過度のMT-MMP活性を阻害するために用いることができる。この観察されたゼラ
チン分解活性の阻害は、MT-MMP活性の阻害、MT-MMP発現のダウンレギュレーショ
ン、又は酵素の前駆体の活性化の阻害のようなこの酵素と関連がある生理学によ
る他の妨害によるものであり得る。
【0022】 出願人は、化学的に修飾したテトラサイクリンががん腫細胞、線維肉腫細胞、
及び骨肉腫細胞を含むヒトがん細胞系のいくつかのタイプによって発現したMT-M
MPの活性レベルを低下させることを発見した。出願人は、この所見ががん治療に
顕著な治療上の意味をもつと考える。出願人は、また、これらのCMT及び他の化 学的及び機能的関連化合物が過度のMT-MMP発現又は活性を特徴とする他の疾患の
結果を阻害するのに有効であることを理解する。 がん細胞の増殖阻止において本発明の方法を用いると、従来の細胞毒性がん治
療法で見られるよりも正常細胞又は組織に対して細胞毒性が低く、好ましくは正
常な細胞又は組織に対して細胞毒性が実質的になく現れ得る。例えば、テトラサ
イクリン、例えば、CMT-3は、正常細胞に細胞毒性がほとんど生じることなくが ん細胞のMT-MMP活性を阻害し得ることが予想外にも観察された。 下記の実施例に示されるデータから、これらの化合物で治療したがん細胞によ
り細胞外ゼラチン分解活性の低下、細胞の試験管内侵入可能性の対応する用量依
存性低下、及び細胞の生体内転移能の低下が生じることがわかる。更に、これら
の化合物は、腫瘍細胞の死滅を誘導することができ、正常な組織にはほとんど細
胞毒性がなくそのように誘導することができる。従って、これらの化学的に修飾
したテトラサイクリンは、ある種のがんと関連がある転移の形成と大きさを抑え
るために用いることができ、他の治療法の補助薬として用いることができ、それ
よって転移がんの治療の効力が強くなる。
【0023】 本発明の方法は、試験管内、生体外又は生体内のいずれかの生物系で用いるこ
とができる。試験管内生物系としては、典型的には培養した細胞又は組織が含ま
れるが、単離した又は精製した細胞小器官又は細胞成分を含んでもよい。例えば
、MT-MMPは膜結合タンパク質として発現され、酵素を含む膜画分を単離し、試験
管内で試験することができる。MT-MMP活性の指数を測定するためのような診断試
験は、典型的には、試験管内で行われる。生体外生物系は、典型的には、生きた
動物から取り出された器官系が含まれる。生体内使用は、生きた動物である生物
系に限られ、そのような使用は、典型的には、治療介入又は医薬介入が含まれる
。従って、テトラサイクリン化合物が哺乳動物に投与される本発明の実施態様は
、生体内方法の代表例である。 本発明によって治療可能な症状は、哺乳動物に現れるものである。哺乳動物と
しては、例えば、ヒト、及びイヌやネコのようなペット動物、ラットやマウスの
ような実験動物、及びウマやウシのような農場動物が挙げられる。
【0024】 本発明の方法は、MT-MMP活性を特徴とする医学的症状を治療するのに有効であ
る。特に、本発明は、MT-MMP活性の過度の又は病理学的レベルを特徴とする医学
的症状の治療(例えば、好転、改善)に有効である。そのような症状としては、高
レベルの破骨細胞活性、例えば、いろいろな種類の関節炎、骨粗鬆症及び骨吸収
を特徴とする他の症状が含まれるがこれらに限定されない。さまざまな炎症症状
は、また、過度のMT-MMP活性を特徴とし、本方法は、そのような症状に罹りやす
い又は感受性のある哺乳動物においてMT-MMP活性を阻害するために用いることが
できる。 過度のMT-MMP活性は、また、がんに伴って観察される。従って、本発明の治療
に感受性のある他の症状としては、がん症状、例えば、腫瘍又は新生物が含まれ
る。本発明によって治療可能な新生物症状としては、全て充実性腫瘍、即ち、が
ん腫や肉腫が挙げられる。がん腫としては、周りの組織を浸潤(侵入)し転移する
傾向がある上皮細胞由来の悪性新生物が含まれる。腺がんは、腺組織由来か又は
腫瘍細胞が認識可能な腺組織を形成しているがん腫である。肉腫は、広くは、細
胞が胚結合組織のように原線維又は均質な物質に包埋されている腫瘍を含んでい
る。肉腫としては、例えば、骨肉腫や線維肉腫が挙げられる。
【0025】 本発明は、ある種類の実験的に定義されたがんの治療について特に示されてい
る。これらの説明的治療においては、最新技術の試験管内及び生体内標準モデル
を用いた。これらの方法は、治療すべき症状ががんであるかに無関係に生体内治
療法に効能があると予想し得る物質を同定するために用いることができる。即ち
、本発明の方法はこれらの腫瘍の種類に限定されないが、症状がMT-MMP活性、特
に過度のMT-MMP活性と特徴的に関連があれば、炎症疾患のような器官系に影響を
及ぼす医学的症状に拡大することが理解される。 MT-MMP活性作用の観察された阻害は、異常に低い濃度を含む広範囲の濃度で起
こる。本発明に用いられるテトラサイクリン化合物の量は、MT-MMP活性を効果的
に阻害する量である。テトラサイクリン化合物の量は、生物系においてMT-MMP活
性を顕著に低下させる場合にはMT-MMP活性を効果的に阻害する量である。 好ましくは、テトラサイクリン化合物は、抗菌活性がほとんどない又は全くな
い量で供給される。テトラサイクリン化合物は、微生物の増殖をほとんど妨げな
い場合にはほとんど抗菌性ではない。従って、本方法は、抗菌特性を低減又は消
失するために化学的に修飾したテトラサイクリン化合物を有利に用いることがで
きる。そのような化学的に修飾したテトラサイクリンの使用は、かかる化合物の
抗菌量の長期間にわたる使用にしばしば伴う、有益な微生物の無差別な死滅、及
び耐性菌の出現のようなある種の欠点を回避しつつ、抗菌テトラサイクリンより
高レベルで用いることができるので好ましい。
【0026】 本発明の方法に従って用いられるテトラサイクリン化合物は、用量依存方式で
有利な効果を示すと思われる。従って、広い限度内で、多量のテトラサイクリン
化合物を投与すると少量を投与するよりも大きい程度までMT-MMP活性を阻害する
ことが認められた。更に、正常細胞又は生体レベルで毒性が見られるレベルより
低い投薬量で効能が観察された。従って、本発明の利点の1つは、従来の治療法 に伴うことがあり得る衰弱させるような副作用を低減し、好ましくは回避させる
ことである。 患者の最大投薬量は、望ましくない又は耐えられない副作用を引き起こさない
最高投薬量である。例えば、テトラサイクリン化合物は、約0.1mg/kg/日〜約30m
g/kg/日、好ましくは約1mg/kg/日〜約18mg/kg/日の量で投与され得る。本発明の
ための副作用は、臨床的に著しい抗菌活性、及び毒性作用を含むことができる。
例えば、約50mg/kg/日を超える投与量は、ヒトを含むほとんどの哺乳動物に副作
用を生じると思われる。いずれにせよ、医師はその分野での熟練と知識によって
処理し、本発明には記載された現象を達成するのに効果的である投薬量が制限さ
れずに含まれる。
【0027】 本発明は、また、テトラサイクリン化合物と共に従来の他のメタロプロテイナ
ーゼの阻害剤のような1種以上の他の治療剤を含むことにより実施され得る。テ トラサイクリン化合物とそのような他の薬剤との組合わせは、治療プロトコール
を増強し得る。多くの治療プロトコールは、本発明の方法に組込むことができる
当業者が考えるであろう。アルキル化剤、抗代謝物、ホルモン剤、放射性同位体
、非ステロイド系抗炎症剤(NSAID)、酵素基質又は阻害剤、受容体作動薬や拮抗 薬、及び天然産物を含む化学療法剤を用いることができる。 本発明の方法に用いられる好ましい医薬組成物としては、当業者が分かってい
る適切な医薬担体(使薬)又は賦形剤中のテトラサイクリン化合物の組合わせが含
まれる。 経腸投与は、テトラサイクリンの好ましい送達経路であり、テトラサイクリン
と適切な希釈剤、担体等とを含む組成物が容易に処方される。液体又は固体(例 えば、錠剤、ゼラチンカプセル剤)処方を用いることができる。多くの状況にお いて、テトラサイクリン化合物が従来の化学療法剤と共に典型的に必要とされる
非経口送達(例えば、注射、注入)と対照的に経口で送達することができることは
本発明の利点である。
【0028】 非経口使用(例えば、静脈内、筋肉内、皮下注射)も企図され、当該技術におい
て既知であるような慣用の希釈剤、担体等を用いた製剤が本化合物を送達するた
めに用いることができる。 また、テトラサイクリン化合物の送達には、局所適用が含まれ得る。そのよう
な局所使用に適すると思われる組成物は、ゲル剤、軟膏剤(salves)、ローション
剤、軟膏(ointments)等として含んでいる。体の内部に病巣がある腫瘍、例えば 、脳腫瘍の場合には、テトラサイクリン化合物は徐放性送達賦形剤、例えば、高
分子材料によって送達することができ、病巣位置に又は近傍に外科的に移植する
こともできる。 下記の実施例は、本発明を更に理解することを援助するために示されるもので
ある。用いられる具体的な材料や条件は、本発明を具体的に説明するためのもの
であり、その妥当な範囲に限定しない。
【0029】 実施例1A MT1-MMP又はプロMMP-2トランスフェクト細胞の調製 MT1-MMP及びプロゼラチナーゼAトランスフェクトCOS-1細胞をおおむねCaoら(1
996)のプロトコールに従って調製した。特に、COS-1細胞を10%ウシ胎仔血清(At
lanta Biologicals)及び2mMグルタミンを含むDMEM(Life Technologies)中5%CO2 /95%空気雰囲気下で培養した。プロゼラチナーゼAか又はMT1-MMPでトランスフ ェクトした日に、COS-1細胞をリン酸塩緩衝食塩水、pH7.4(PBS)で洗浄し、続い
て10%NUSERUM(登録商標)、300mg/ml DEAE-デキストラン、100mMクロロキン、及
び1.25mg/ml DNAを含むDMEMを添加した。MT1-MMP又はプロゼラチナーゼAのcDNA を含むプラスミドをトランスフェクションに用いた。 次に、細胞を5%CO2雰囲気中37℃で4時間インキュベートした。次に、細胞をD
MENで1回洗浄し、Ca2+/Mg2+遊離PBS中の10%DMSP中室温で2時間インキュベート し、PBSで2回洗浄した。最後に、細胞を10%ウシ胎仔血清を含むDMEM中で1日間 インキュベートした。
【0030】 実施例1B MT1-MMPトランスフェクト細胞の細胞膜画分の調製 集密的MT1-MMPトランスフェクトCOS-1細胞(2×107細胞)を、トリプシン-EDTA で処理した後に収集し、十分に洗浄した。細胞をトリスベース、pH7.4中25mMス
クロース、5mM MgCl2に懸濁してから69 bar(1000 p.s.i.)の窒素(N2)キャビテー
ションに供した。全細胞と核を770×gで10分間遠心分離によって除去し、核後の
上清を6,000×gで15分間遠心分離して重い細胞小器官を除去した。上清を100,00
0×gで60分間遠心分離し、原形質膜、ゴルジ体、及びリボソームを含む細胞膜画
分を沈降物で回収した。100,000×gの上清をサイトゾルと呼んだ。
【0031】 実施例2 ゼラチンのMT1-MMPによる直接消化をCMT-3で阻害する 放射能標識(3H)コラーゲンI型を変性し、三重らせんをほぐして[3H-メチル]ゼ
ラチンを生成する。SDS-PAGEで分離し、オートラジオグラフィーで試験したとき
、変性したコラーゲンは試料中のコラーゲンの種々の成分に対応する3つのバン ド: α(〜100kDa)、β(〜200kDa)、及びγ(〜300kDa)を生じる。トリチウム化さ
れたゼラチン基質を上記のようにMT1-MMPトランスフェクトCOS-1細胞によって得
られた膜画分とインキュベートした。ゼラチン分解活性を、フルオログラムのレ
ーザデンシトメータ走査によって評価したα、β、及びγ無傷ゼラチン成分の溶
解%として算出した。 MT1-MMPは基質としてゼラチンを用いた分解活性を示し、5、10、及び20μMのC
MT-3は図1に示されるようにそれぞれ16.3%、35%、及び32%だけこのゼラチン 分解活性を阻害した。
【0032】 レーン1 [3H-メチル]ゼラチン、α、β、及びγ鎖は無傷であった; レーン2 [3H-メチル]ゼラチン及びMT1-MMPを37℃で18時間インキュベート した; 及び レーン3-5 CMT-3を[3H-メチル]ゼラチンとMT1-MMPのインキュベーション混合
物に最終濃度5μM(レーン3)、10μM(レーン4)、及び20μM(レーン5)で添加した 。 MT-MMPは、100kDa、200kDa、及び300kDaバンドのそれぞれの特徴的な消失をもた
らし、ゼラチン消化産物に対応する低分子量(<100kDa)バンドを形成した。しか
しながら、インキュベーションがCMT-3(5μM〜20μM)の存在下に行われたとき、
低分子量バンドの用量依存性低下が残留無傷ゼラチンバンドの対応する増加と共
に見られた。これらのデータから、ゼラチンを直接分解するMT-MMPの特徴的な能
力をCMT-3が阻害することがわかる。
【0033】 実施例3 MT1-MMPによるゼラチナーゼAの活性化がCMT-3によって阻害される 組換えプロゼラチナーゼA(72kDa IV型ゼラチナーゼ)を活性化してMT-MMP含有 原形質膜画分により62kDa活性ゼラチナーゼを形成することができる。このMT-MM
Pゼラチナーゼ活性化特性を阻害するテトラサイクリン化合物の能力を試験する ために、実施例1Bに従って得られた膜画分を組換えヒトプロゼラチナーゼAと37 ℃で18時間CMT-3と共に又は含めずにインキュベートし、ザイモグラフィーで調 べて酵素活性を評価した。 特に、プロMMP-2を、MMP-2トランスフェクトCOS-1細胞の培養物順化培養液か ら得た。MT1-MMP膜画分標品は、ほぼ下記の慣用のプロトコールに従ってゼラチ ンザイモグラフィーによって測定されたように72kDa(プロMMP-2)から62kDa(活性
MMP-2)に特徴的な分子量シフトを誘導することによりプロMMP-2活性化活性を示 した。
【0034】 順化培養液をCMT-3で2日間処理した培養物から集めた。次に、培養液をSDSゲ ル電気泳動試料緩衝液と室温で30分間インキュベートしてからゼラチン(1mg/ml;
Novex, INc.)を含むSDS-ポリアクリルアミドゲル(10%)によるゲル電気泳動で 分析した。電気泳動後、ゲルを0.25%トライトン(登録商標)X-100で2回それぞれ
30分間洗浄し(ゼラチナーゼを再生する)、トリス-HCl緩衝液、pH7.4中37℃で18
〜24時間インキュベートした(例えば、Lokeshwar 1993)。インキュベートした後
、ゲルを蒸留水で簡単にすすぎ、0.25%クーマシーブリリアントブルーで染色し
た。ゲル中のゼラチナーゼの場所は、消化したゼラチンを示す他の一様なブルー
バックグラウンド上の無色の領域として見える。ザイモグラフィーによって72kD
a及び62kDaいずれの形のゼラチナーゼもゼラチン分解活性を示すので分子量の差
に基づいてこれらの形を区別することができることに留意されたい。 これらの実験の結果を、図2として示されるザイモグラフで示す。
【0035】 レーン1 プロゼラチナーゼA レーン2 プロゼラチナーゼA+膜画分対照(MT1-MMP遺伝子の存在しないベク
ターでトランスフェクトしたCOS-1細胞からの膜画分); レーン3-4 プロゼラチナーゼA+MT1-MMP(2回実験); レーン5 プロゼラチナーゼA+MT1-MMP+50μM CMT-3; レーン6 プロゼラチナーゼA+MT1-MMP+20μM CMT-3; 及び レーン7 プロゼラチナーゼA+MT1-MMP+10μM CMT-3。 本実験により、組換えプロゼラチナーゼAが活性化されてMT1-MMPトランスフェ
クト細胞の原形質膜画分により62kDa活性ゼラチナーゼを形成し得ることが証明 される。更に、図2に示されるように、最終濃度10、20、及び50μMのCMT-3は用 量依存方式でゼラチンザイモグラフィーによって評価されたプロゼラチナーゼA のMT1-MMP誘導活性化を阻害した。従って、CMT-3はプロゼラチナーゼAのMT1-MMP
仲介活性化を阻害した。
【0036】 実施例4A 図3Aにおいては、MT1-MMPのタンパク質分解活性及びそのテトラサイクリン化 合物による阻害をカゼインザイモグラフィーを用いて評価した。 レーン1 21kDa無傷β-カゼイン基質(52μM); レーン2 50ngのMT1-MMPによって低分子量断片に分解した; レーン3-5 CMT-3の濃度を増す(それぞれ0.5、1.5、及び3.0μM)ことによるカ
ゼイン分解活性の漸進的阻害; 及び レーン6-8 MT1-MMPをβ-カゼイン基質とプロテイナーゼ阻害剤: 0.5mM PMSF 、2mM EDTA、及びTIMP-2(1:1モル比)のそれぞれと共にインキュベートした。 メタロプロテイナーゼ活性を反映し、セリンプロテイナーゼ活性を反映しないカ
ゼインに対するMT1-MMP活性と一致して、PMSFはカゼイン分解活性(レーン6)を阻
害しなかったが、EDTA(レーン7)及びTIMP-2(レーン8)はカゼイン分解活性を阻害
した。
【0037】 実施例4B MT1-MMPのタンパク質分解活性を、ゼラチナーゼAザイモグラフィーを用いて評
価した。純粋な組換えプロMMP-2(72kDaゼラチナーゼ又はプロゼラチナーゼA)及 びMT1-MMPをCMT-3(0.5〜3.0μM)の存在下又は不在下にコインキュベートした。 インキュベートした後、酵素混合物をSDS-PAGEで調べ、タンパク質(酵素)バンド
をクーマシーブリリアントブルーで染色した。結果を図3Bに示す。 レーン1 プロゼラチナーゼAを単一バンド(72kDa)として示す; レーン2 プロゼラチナーゼA(72kDa)の低分子量活性ゼラチナーゼA (62kDa)への変換は、50ngの組換えMT1-MMPとインキュベートすることにより仲介
された; レーン3-6 MT1-MMPで活性化したゼラチナーゼAを0.5、1.0、1.5及び3.0μM C
MT-3とそれぞれインキュベートした; 及び レーン7 分子量標準。 図3Bは、用量応答方式でプロゼラチナーゼAの活性ゼラチナーゼA(前駆体より約1
0kDa低い分子量)への変換を漸進的に阻害することを明らかに示している。特に 、3.0μM CMT-3(レーン6)がMT1-MMPによる低分子量のゼラチナーゼAの形成を実 質的に完全に阻害することに留意されたい。
【0038】 実施例5 MG-63細胞の骨肉腫細胞系を培養内で増殖し、40μg/mlコンカナバリンAで処理
してプロMMP-2のMT1-MMP依存性活性化を誘導した。培養物順化培養液をプロMMP-
2源として集め、トランスフェクトしたCOS-1細胞の膜画分の存在下にインキュベ
ートしてMT1-MMPを発現した。インキュベートした培養液はザイモグラフィー分 析によりゼラチン分解活性を示し、用量依存方式で0.5μM〜3.5μM CMT-3で阻害
された(図4A)。更に、発現した全MMP-2中の活性化MMP-2の割合は用量依存方式で
低下した(図4B)。図3Bにおいて、3.0μM及び3.5μMのCMT-3濃度で活性MMP-2が検
出されなかったことに留意されたい。即ち、CMT-3は骨肉腫細胞によって発現し たゼラチナーゼの発現を阻害したばかりでなく、発現したゼラチナーゼの活性化
も阻害した。
【0039】 実施例6A HT-1080線維肉腫細胞のCMTによるマトリゲル侵入阻止 HT-1080細胞を、10%血清を含む培養液中で24時間マトリゲル(Collaborative
Research, マサチューセッツ州ベッドフォード)に侵入させた。CMT-3又はCMT-8 を培養液に添加して細胞の侵入阻止能を評価した。CMT-3を1μM又は10μMの最終
濃度で試験し、CMT-8を50μMの最終濃度で2回試験した。侵入細胞を計数し、細 胞の相対数を3回繰り返した測定の平均として示した。結果を図5Aに示す。
【0040】 実施例6B HT-1080細胞をトランスウェルチャンバ(Costar、マサチューセッツ州ケンブリ
ッジ)内で10%血清を含む培養液の存在下に18時間遊走させた。CMT-3及びCMT-8 の濃度を示し、注目すべきことにHT-1080線維肉腫細胞遊走の明らかな阻害が0.5
μM CMT-3及びCMT-8濃度で既に観察される。この実験の結果を図5Bに纏め、トラ
ンスウェルチャンバの下面まで横切った細胞の相対数を示す。データは3回繰り 返した測定の平均として示される。 実施例6A及び6Bにおいては、CMT-3及びCMT-8が1〜10μMから開始し、50μMで 最大阻害に達するHT-1080線維肉腫細胞の侵入(図5A)と遊走(図5B)を抑えること がわかった。CMT-3は、侵入の防止にCMT-8に比べてわずかに有効であった(図5A)
。HT-1080細胞遊走の効果的な阻害は、0.5μM CMT-3及びCMT-8程度の低い濃度で
見られた(図5B)。プロMMP-2の50%(IC50)MT1-MMP活性及びMT1-MMP依存性活性及 びHT-1080の試験管内進入及び遊走を阻止するのに要する濃度は、1〜3μMであっ
た。CMT-3及びCMT-8は、細胞表面のインテグリンを阻止せず、細胞外マトリック
ス又はマトリゲル基質について実験した細胞系の最初の付着及び伸展を防止せず
、使用した条件下で細胞に対して細胞毒性がなかった(データは示されていない)
【0041】 治療上達成可能なCMT濃度(<2μM)は、MT1-MMP活性、MT1-MMPによるプロMMP-2
の活性化を直接阻害し、MT1-MMP及びMMP-2双方を発現することができるHT-1080 線維肉腫細胞系のような悪性ヒト細胞の試験管内侵入及び遊走を阻止する。従っ
て、CMTはMMP阻害特性や抗侵入特性を有する薬剤と見なされ、骨破壊の阻止ばか
りでなくヒト炎症疾患や悪性疾患の治療において軟組織破壊の阻止についても考
慮され得る。 従って、本発明の好適実施態様であると現在考えられるものを記載してきたが
、当業者は他の実施態様が本発明の真意から逸脱することなく行われ得ることを
認めるであろう。本明細書に示される特許請求の範囲の真の範囲内に包含するよ
うな全ての修正や変更を含むことが企図される。
【0042】 参考文献 上記明細書に記載された下記の論文は、開示している全ての記載について本願
明細書に含まれるものとする。 Cao J, Rehemtulla A, Bahou W, & Zucker S,『フリンがN末端ドメインを切断
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【図面の簡単な説明】
【図1】 MT1-MMPトランスフェクトしたCOS-1細胞の膜画分によって示されたゼラチン分
解活性のCMT-3仲介阻害のオートラジオグラフィー分析のグラフ図である。
【図2】 組換えMT1-MMPによるゼラチナーゼ活性のCMT-3仲介阻害のザイモグラフィー分
析のグラフ図である。
【図3A】 組換えMT1-MMPのカゼイン分解活性のCMT-3仲介阻害のザイモグラフィー分析の
グラフ図である。
【図3B】 組換えMT1-MMPによるプロゼラチナーゼA活性化のCMT-3仲介阻害のザイモグラ フィー分析のグラフ図である。
【図4A】 培養したMG-63骨肉腫細胞によるMMP-2発現の用量依存性阻害を示す棒グラフで
ある。
【図4B】 培養したMG-63骨肉腫細胞におけるMMP-2活性化の用量依存性阻害を示す棒グラ
フである。
【図5A】 HT1080線維肉腫細胞によるマトリゲル侵入のCMT-3及びCMT-8仲介阻止を示す棒
グラフである。
【図5B】 HT1080線維肉腫細胞によるトランスウェル遊走のCMT-3及びCMT-8仲介阻止を示
す棒グラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU, CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,G E,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS ,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK, LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,M N,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU ,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM, TR,TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZA,Z W (72)発明者 リー シー ミン アメリカ合衆国 ニューヨーク州 11733 シトーケット アリーソン プレイス 20 (72)発明者 ソルサ ティモ フィンランド エフイーエン−00200 ヘ ルシンキ ロウナイスヴェイラ 17 (72)発明者 テローネン オーリ フィンランド エフイーエン−00640 ヘ ルシンキ キランヴァンヒンマ クーヤ 9ベー (72)発明者 サロ テューラ フィンランド エフイーエン−90570 オ ウル フィーシコンティエ 8 Fターム(参考) 4C086 AA01 AA02 DA29 MA01 MA04 NA14 ZB26 ZC20

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生物系において膜型マトリックスメタロプロテイナーゼ活性
    を阻害する方法であって、そのことを必要としている該系にテトラサイクリン化
    合物のMT-MMP阻害量を送達することを含む、前記方法。
  2. 【請求項2】 該テトラサイクリン化合物を抗菌活性が実質的にない量で投
    与する、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 該テトラサイクリン化合物が 4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイクリン(CMT-1)、 テトラサイクリノニトリル(CMT-2)、 6-デメチル-6-デオキシ-4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイクリン(CMT-3)、 4-デ(ジメチルアミノ)-7-クロロテトラサイクリン(CMT-4)、 テトラサイクリンピラゾール(CMT-5)、 4-ヒドロキシ-4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイクリン(CMT-6)、 4-デ(ジメチルアミノ)-12α-デオキシテトラサイクリン(CMT-7)、 6-α-デオキシ-5-ヒドロキシ-4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイクリン(CMT-8)、
    4-デ(ジメチルアミノ)-12α-デオキシアンヒドロテトラサイクリン(CMT-9)、及 び 4-デ(ジメチルアミノ)ミノサイクリン(CMT-10) からなる群より選ばれる、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 該テトラサイクリン化合物が 6-デメチル-6-デオキシ-4-デジメチルアミノテトラサイクリン(CMT-3)、又は 6-α-デオキシ-5-ヒドロキシ-4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイクリン(CMT-8) である、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 該生物系が過度のMT-MMP活性を有し、該過度のMT-MMP活性を
    阻害するのに十分な量の該テトラサイクリン化合物を該系に投与することを含む
    、請求項1記載の方法。
  6. 【請求項6】 該生物系が、培養した哺乳動物細胞を含む、請求項1記載の 方法。
  7. 【請求項7】 該哺乳動物細胞が腫瘍細胞、破骨細胞、又は線維芽細胞を含
    む、請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 該生物系が哺乳動物である、請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 該哺乳動物が過度のMT-MMP活性を特徴とする症状をもつ、請
    求項7記載の方法。
  10. 【請求項10】 該哺乳動物ががんに罹っている、請求項7記載の方法。
  11. 【請求項11】 該がんががん腫、線維肉腫、又は骨肉腫である、請求項10
    記載の方法。
  12. 【請求項12】 該哺乳動物が過度の破骨細胞活性を特徴とする症状をもつ
    、請求項7記載の方法。
  13. 【請求項13】 哺乳動物においてMT-MMP活性を阻害する方法であって、MT
    -MMP活性を阻害するのに十分な量のテトラサイクリン化合物を該哺乳動物に投与
    することを含む、前記方法。
  14. 【請求項14】 該テトラサイクリン化合物を抗菌活性が実質的にない量で
    投与する、請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 該テトラサイクリン化合物が 4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイクリン(CMT-1)、 テトラサイクリノニトリル(CMT-2)、 6-デメチル-6-デオキシ-4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイクリン(CMT-3)、 4-デ(ジメチルアミノ)-7-クロロテトラサイクリン(CMT-4)、 テトラサイクリンピラゾール(CMT-5)、 4-ヒドロキシ-4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイクリン(CMT-6)、 4-デ(ジメチルアミノ)-12α-デオキシテトラサイクリン(CMT-7)、 6-α-デオキシ-5-ヒドロキシ-4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイクリン(CMT-8)、 4-デ(ジメチルアミノ)-12α-デオキシアンヒドロテトラサイクリン(CMT-9)、及 び 4-デ(ジメチルアミノ)ミノサイクリン(CMT-10) からなる群より選ばれる、請求項13記載の方法。
  16. 【請求項16】 該テトラサイクリン化合物が 6-デメチル-6-デオキシ-4-デジメチルアミノテトラサイクリン(CMT-3)、又は 6-α-デオキシ-5-ヒドロキシ-4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイクリン(CMT-8) である、請求項13記載の方法。
  17. 【請求項17】 該哺乳動物が過度のMT-MMP活性を特徴とする症状をもち、
    過度のMT-MMP活性を阻害するのに十分な量の該テトラサイクリン化合物を該哺乳
    動物に投与することを含む、請求項13記載の方法。
  18. 【請求項18】 該哺乳動物ががんに罹っている、請求項17記載の方法。
  19. 【請求項19】 該がんががん腫、線維肉腫、又は骨肉腫である、請求項18
    記載の方法。
  20. 【請求項20】 該哺乳動物が過度の破骨細胞活性を特徴とする症状をもつ
    、請求項17記載の方法。
  21. 【請求項21】 がん腫細胞、線維肉腫細胞、又は骨肉腫細胞の侵入可能性
    を阻止する方法であって、該細胞とテトラサイクリン化合物の侵入阻止量とを接
    触させることを含む、前記方法。
  22. 【請求項22】 該テトラサイクリン化合物が 6-デメチル-6-デオキシ-4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイクリン(CMT-3)、又は 6-α-デオキシ-5-ヒドロキシ-4-デ(ジメチルアミノ)テトラサイクリン(CMT-8) である、請求項21記載の方法。
  23. 【請求項23】 該がん細胞と該細胞の膜型マトリックスメタロプロテイナ
    ーゼ活性を阻害するのに十分な量の6-デメチル-6-デオキシ-4-デ(ジメチルアミ ノ)テトラサイクリン(CMT-3)又は6-α-デオキシ-5-ヒドロキシ-4-デ(ジメチルア
    ミノ)テトラサイクリン(CMT-8)とを接触させることを含む、請求項21記載の方法
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