JP2002506546A - さまざまな異種工業生産装置を含む置き場を遠隔監視する設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、さまざまな異種工業生産装置（１８、２２、２６）を含む置き場を遠隔監視する設備に関し、この設備は、各装置（１８、２２、２６）に対し、その装置の機能に関するデータを収集する手段（２０Ａ、２０Ｂ、２４Ａ、２４Ｂ、３２Ａ、３２Ｂ）を備える。該データ収集手段は、前記装置（１８、２２、２６）と結合され且つ前記装置から前記遠隔監視手段へ前記データを通信するように構成された通信手段（４０）により、装置を遠隔監視する手段（４８、５０、５２、５４）に接続される。全ての前記通信手段（４０）は、装置のタイプ及び収集された情報には左右されない統一規格に従って、データを構成するアナログ手段を備える。前記遠隔監視手段は、全ての前記装置セットの前記通信手段（４０）に接続された、少なくとも１つの監視ステーション（４８、５０、５２、５４）を備える。該ステーション（単数又は複数）は、１つ又はいくつかの装置に関する前記統一規格の収集データを操作する手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】 さまざまな異種工業生産装置を含む置き場を遠隔監視する設備 本発明は、異種工業生産装置の置き場を遠隔監視する設備に関する。この設備 は、各装置に対し、その装置の動作に関する情報を読み取る手段を備えたタイプ のものであり、この情報読み取り手段は、前記装置と結合され且つ前記装置から 前記遠隔監視手段へ前記情報を通信するように構成された通信手段により、装置 を遠隔監視する手段に接続される。 設備としては、例えば、レベルセンサを備えたタンクから成るガス貯蔵器が知 られる。これらのレベルセンサは、通信回線によって、レベルを表示するデバイ スに接続される。この表示手段は、離れたところに、特にタンクの補充を管理す るところに配置される。 さらに、他の用途の場合としては、例えば、他の情報読み取り手段である工業 用火災探知器、特に温度センサが、異なる通信手段によって、同じく火災探知用 途に適した手段を備えた遠隔監視センタに接続される。 公知の遠隔監視設備はいずれも、意図される用途に合わせて構成され、且つそ のときの状況において必要とされる情報のみを監視センタに伝送することのでき る、通信手段を用いる。 同様に、この設備は、監視しなければならない工業生産装置のタイプ毎に、及 び監視用途毎に合わせて、特に、遠隔監視手段に送らなければならない情報のタ イプ、量、及び伝送速度に関する条件を考慮して、全体設計しなければならない 。従って、装置のタイプ毎に合わせて、異なる通信手段及び異なる監視手段を開 発しなければならない。このような設備を設けるには、高いコストがかかる。 本発明の目的は、前述した課題に対する解決法を提供することにあり、詳細に は、装置のタイプ毎に並びに追跡管理及び監視用途毎に合わせて全体設計された 設備を構成する要素なしに、異なるタイプの装置を用いた工業生産装置の置き場 を確実に監視することのできる、監視設備を提供することにある。 従って、本発明は、異種工業装置の置き場を遠隔監視する設備であって、前記 装置と結合された全ての通信手段が、装置のタイプ及び読み取られた情報には左 右されない統一規格に従って、前記装置から読み取られた情報を組織化するアナ ログ手段を備えており、前記遠隔監視手段が、前記装置の全ての前記通信手段に 接続された少なくとも１つの監視ステーションを備えており、該１つの監視ステ ーション又は該複数の監視ステーションのそれぞれが、１つ又はそれ以上の装置 から読み取られた前記統一規格情報を利用する手段を備えている、ことを特徴と する前述したタイプの設備を提供する。 他の特定の実施の形態によれば、前記設備は、以下の特徴のうちの１つ又はそ れ以上を有し得る： 前記設備は、前記装置の全ての前記通信手段に接続された、複数の監視ステー ションを備える； 前記１つの監視ステーション又は前記複数の監視ステーションのそれぞれの情 報を利用する全ての前記手段は、装置のタイプ及び読み取られた情報には左右さ れずに、前記統一規格の情報を処理するアナログ手段と、意図される装置のタイ プに合わせて構成された手段である、前記処理された情報を解釈する手段とを備 える； 前記１つの監視ステーション又は前記複数の監視ステーションのそれぞれは、 装置に対する指令データを設定する手段と、指令するべき装置のタイプ及び指令 データには左右されない統一規格に従って、前記装置指令データを組織化するア ナログ手段と、このように構成された該指令データを、前記監視ステーションか ら、前記装置と結合された前記通信手段へ伝送する手段とを備えており、前記装 置と結合された前記通信手段は、受信された指令データに従って前記装置を駆動 させる手段を備えている； 前記情報読み取り手段は、少なくされた数の基本情報を読み取るように構成さ れている； 各装置と結合された前記通信手段は、前記装置から読み取られた情報から成る 前記統一規格に従って、前記装置から読み取られた情報を組織化するように構成 された、プログラムを入力したマイクロコンピュータを備えており、該マイクロ コンピュータは、その他の装置の通信手段と前記１つの監視ステーション又は前 記複数の監視ステーションのそれぞれとが接続されている、回線網につなぐため のインタフェースを備えている； 前記回線網は電話回線網である。 以下の記述により、本発明はより良く理解されるであろうが、以下の記述は、 次のような添付図面と関連して単に例を述べているにすぎない： 図１は、本発明による設備の線図である； 図２は、監視設備の一般構造の線図である； 図３は、組織化されたデータを示すテーブルの一例の線図である。 図１に示した監視設備は、１２、１４、１６で示した３ヶ所の工業現場を監視 するように構成されている。これらの工業現場は、互いに離れている、即ち別々 の国又は大陸といった地域に配置されているとする。 これらの工業現場はいずれも、異なるタイプの工業生産装置を用いる。従って 、この監視設備は、異種装置の置き場に対して用いられる。 工業現場１２は、例えば液体窒素を収容する貯蔵タンク１８を利用する。この タンクは、その液体窒素を窒素消費設備（図示せず）に供給する。このタンクは 、第１の高レベルセンサ２０Ａ及び第２の低レベルセンサ２０Ｂを備え、これら のセンサは、タンク内の最高レベル及び最低レベルを検出するように構成されて いる。 これらの第１及び第２のセンサは、タンクの頂部及び底部において測定を行う 圧力センサにより形成される。これらのセンサは、測定された２つの圧力の値か らレベルを決定する計算手段に接続される。 工業現場１４は、食料製品を冷凍又は低温凍結する冷凍トンネル２２を利用す る。このトンネルは包囲部を備え、この包囲部を通って、食料製品を運搬するコ ンベヤベルトが延びている。このトンネルの包囲部には、貯蔵タンク２３から、 例えば液体窒素のような冷凍液が供給される。 トンネルにおいて用いられる冷凍液の量を測定し、且つこの冷凍液が適切に循 環しているかどうかをチェックするために、例えば流量計のような第１のセンサ ２４Ａが、液体窒素供給管に設置される。特に運搬速度を測定するために、第２ のセンサ２４Ｂがコンベヤベルトに設置される。 工業現場１６はガラス炉２６を利用し、このガラス炉２６は、貯蔵タンク３０ から燃料ガスが供給されるバーナ２８を有する。 バーナ２８の動作状態及び消費される燃料の流れを測定するために、第１のセ ンサ３２Ａがバーナ２８に取り付けられる。ガラス炉包囲部の内側の温度を測定 するために、第２のセンサ３２Ｂがガラス炉の包囲部に設置される。 これらの異なる装置に結合されたセンサにより形成された情報を読み取る手段 は、これらの装置の動作に関する少なくされた数の基本情報を読み取るように構 成されている。この情報の数は、例えば１００よりも少なく、詳細には１０より も少ない。 本発明によれば、各情報読み取り手段は、各現場に関して、参照番号４０を付 与した通信手段に接続される。 この通信手段４０の構造が図２に示されており、この図２において、同じ装置 に基づくセンサには、同じ一般参照番号４１が付与されている。 これらの通信手段４０はいずれも、結合された装置から読み取られた情報を統 一規格に従って組織化するアナログ手段４０Ａを備える。 このように構成された情報を記憶する一時記憶手段が、通信手段４０に備えら れる。これらの一時記憶手段は、前記情報を、以下に説明する監視手段に伝送す るまで確実に記憶する。 情報は統一規格に従って構成されるが、この統一規格は、装置のタイプ及び受 信された情報には左右されない。 各装置に対し、この情報の構造は例えば、図３に線図で示し且つ参照番号４２ で示したようなテーブルから成る。 このテーブルの第１の列４４には、意図されるセンサの名称が示され、第２の 列４６には、所定の瞬間にこのセンサにより読み取られた値又は特性が示される 。 図３に一例として挙げられたテーブル４２は、工業現場１６の通信手段４０に より生成されたテーブルに相当する。 列４４の１行目には、センサ３２Ａが「流れ＃３２Ａ」という表現で示されて いる。意図される瞬間にこのセンサにより測定された値は２２ｍ³／ｈであり、 この値は列４６の同じ行に示されている。 同様に、第２のセンサが「温度＃３２Ｂ」という表現で示されている。意図さ れる瞬間において、読み取られた温度の値は１２００℃である。 同様に、現場１２の通信手段４０は、２つのレベルセンサ２０Ａ及び２０Ｂの 名称、並びにこれらのセンサの状態から成るテーブルに従って、情報を確実に組 織化する。 同様に、現場１４の通信手段４０により生成されるテーブルは、センサ２４Ａ により読み取られる流れ及びセンサ２４Ｂにより測定されるコンベヤベルトの速 度に対するさまざまな名称から成る。このテーブルはさらに、これらの２つのセ ンサにより測定された値から成る。 各装置と結合された通信手段４０は、例えば、装置に設置されたセンサに接続 するためのインタフェースを備えた、ＰＣタイプのマイクロコンピュータから成 る。装置から読み取られた情報を組織化するように構成された同一のプログラム が、各マイクロコンピュータに入力される。 前記統一規格に従って情報を確実に組織化するこのプログラムは、特に、異な るセンサから受信した値を１つ又はそれ以上のテーブルに導入するように構成さ れている。 これらのテーブルは、プログラムの構成中に、オペレータによって予め定義さ れる。この構成ステップは、本質的には、テーブルに示さなくてはならないセン サの名称を定義すること、及び、このように定義されたさまざまな名称を、意図 される装置に物理的に設置されたセンサと結び付けることから成る。 さらに、この構成中、プログラムは、現場及び装置を識別する情報を受信する 。その後、この識別情報は、この識別情報により認識される装置と結び付けられ たテーブルに再生される。 どんな装置が通信手段４０と結合されても、その装置から読み取られた情報は 、このように統一規格に従ったプログラムにより構成される。この統一規格の形 態は、読み取られた情報のタイプ及び量には左右されない。 このように構成されたこれらの情報は、各装置と結合された通信手段のマイク ロコンピュータのメモリに、一時的に記憶される。 さらに、通信手段に用いられているこのマイクロコンピュータは、電話回線網 につなぐためのインタフェース４０Ｂ（図２）を備えており、この電話回線網は 、図において参照番号４７で示されている。 本発明による設備はさらに、異なる現場に設置された装置の置き場を遠隔監視 する手段を備える。 この監視手段は、地域の異なる現場に配置された監視ステーションから成る。 図１には、異なる現場に設置された４つの監視ステーションが示されており、こ れらの監視ステーションは、参照番号４８、５０、５２、及び５４で示されてい る。 各監視ステーションは、連結インタフェースにより電話回線網４７に接続され たマイクロコンピュータを備える。監視ステーションの構造は、図２に線図で示 されており、この図２において、回線網につなぐためのインタフェースは、参照 番号５６で示されている。 ステーション４８〜５４は、設備に接続された１つ又はそれ以上の装置から読 み取られた、統一規格の情報を利用する手段５８を備える。これらの情報利用手 段は、本質的には、監視ステーションを構成するマイクロコンピュータに入力さ れたプログラムにより形成される。 図２に線図で示したように、この情報を利用する手段５８は、全ての監視ステ ーションに対し、統一規格の情報を処理するアナログ手段５８Ａを備える。これ らの手段５８Ａは、テーブル４２を読み取り分析する手段から成る。これらの手 段５８Ａにより行われる処理は、情報の読み取り先である装置のタイプ、及び読 み取られた情報のタイプには左右されない。この処理は、本質的には、１つの又 は複数のテーブルを特にその起点に関して識別すること、及び、監視ステーショ ンを形成するのに用いられているマイクロコンピュータのメモリに前記テーブル を記憶することから成る。情報のタイプには左右されない形態で行われるこの記 憶は、監督ステーションの他のプログラムによっても情報を用いることができる ようにされている。 さらに、この情報を利用する手段５８は、処理手段５８Ａからの情報を解釈す る手段５８Ｂを備える。 統一規格情報を処理する手段５８Ａとは対照的に、この解釈手段５８Ｂは、情 報の読み取り先である装置のタイプ、及び意図される監視用途に合わせて構成さ れている。 これらの手段５８Ｂは、各監視ステーションにローディングされた１つ又はそ れ以上のプログラムによって形成される。これらのプログラムは、例えば、情報 をオペレータが理解できるように提示するように構成されている。これらの手段 は、受信された情報に従って警告動作を起こす自動手段を備えていてもよく、こ の自動手段としては、例えば、音若しくは光信号を発する手段、オペレータの携 帯電話に自動的に呼び出しをする手段、又はファックスを送る手段が挙げられる 。 所定の監視ステーションは、異なるタイプの装置から生じる情報を利用するこ とができるように、複数の解釈プログラムを備える。従って、設備に接続された 装置のいずれから読み取られた情報にも、同一の監視ステーションでアクセスす ることができる。 これらの監視ステーションは、異なる構成要素を備えていてもよい。例として ここでは、ステーション４８〜５４は、情報利用手段を備えたものとして説明す る。 図１に示した設備において、ステーション４８は、液体ガス分配センタと接続 されているとする。従って、この監視ステーションは、本発明による設備によっ て、この設備に接続されたタンク内のレベルを、センサ２０Ａ及び２０Ｂにより 検出された圧力から計算することによって、確実に監視する。 例えば工業現場１２の場合、センサ２０Ａ及び２０Ｂは、タンク１８に関する レベル情報を読み取ることができる。これらの情報は、一定の時間間隔で読み取 られる。これらの情報は、統一規格に従って、情報を組織化する手段４０Ａによ り形式化され、タンク１８と結合された通信手段４０のメモリに記憶される。 監視ステーション４８から要請があると、構成され且つ一時的に記憶されたこ の情報は、通信手段４０から監視ステーション４８へ伝送される。次に、監視ス テーション４８は、受信したこの情報を利用する。このために、情報処理手段５ ８Ａは、解釈手段５８Ｂが利用することのできる形式で、情報を監視ステーショ ンのメモリに記憶する。監視ステーションは、例えば、情報をスクリーンに表示 して、オペレータがその情報にアクセスすることができるようにする。 タンク内のレベルが予め決められたレベルよりも低くなった場合、オペレータ は、ステーション４８において入手できる情報を調べて、タンクを補充するため のものを送ることにする。 図には示されていないが、タンク２３及び３０にも、対応する現場の通信手段 ４０に接続されたレベルセンサが備えられている。 さらに、通信手段４０は、自らの決断で、警告を監視ステーション４８へ発信 するように構成されている。監視ステーション４８は、予め決められた重大性の 基準に従って、例えばファックス、電話、移動テキスト受信機、又はプリンタの ような適切なインタフェースを介して、情報を提供する。 監視ステーション５０は、遠隔現場に設備された置き場にある異なる装置によ り行われた、業務の明細を作成するように意図されている。 監視ステーション４８と同様に、監視ステーション５０も、センサにより読み 取られた情報から成るテーブルを受信する、異なる現場の通信手段４０に問い合 わせることができる。どんなタイプであってもよいこれらの情報は、次に、会計 業務用途に適した解釈手段５８Ｂによって処理される。これらの解釈手段は、情 報の読み取り先である装置のタイプに従って、それぞれ異なる情報解釈をもたら す。 詳細には、装置が用いている流体の流れ、又は装置のコンベヤの運搬速度に基 づいて、装置により行われた業務の明細を作成する会計業務動作を行うことがで きる、ということは理解されるであろう。 従って、装置がどんなタイプであっても、また読み取られた情報がどんなタイ プであっても、全ての装置に対して統一情報構造を用いることにより、１つの監 視ステーション５０で、異種装置により行われた業務の明細を作成し分析するこ とができる。 ステーション５２は、置き場にある異なる装置を管理する、会社の本社に設置 される。このステーション５２は、装置の置き場全体から受信された全ての情報 を調べることができる。 これは、異なる通信手段４０において、同じ統一規格に従って各現場に関する 情報を組織化する手段を用いることにより、可能となる。 実際には、装置から受信された情報がどんなものであっても、その情報の構造 はアナログであり、これらの情報はいずれの監視ステーションからも読み取るこ とができる。いずれの監視ステーションも、このように構成された情報を処理す るアナログ手段５８Ａを備える。 ステーション５４は、異なる装置を保守するユニットに配置される。このステ ーションの利用手段５８は、異なる装置の動作に関する情報を調べて、起こり得 る破損又は故障を検出する手段を備える。 さらに、これらの監視ステーション全て又はこれらの監視ステーションのうち のいくつかは、監視設備に接続された装置を遠隔指令する又は駆動させる手段６ ０を備える。 指令手段６０は、本質的には、監視ステーションを形成するマイクロコンピュ ータにローディングされたプログラムにより起動する。図２に線図で示したこれ らの指令手段は、設備に接続された複数の装置に対する指令データを設定する手 段６０Ａを備える。 これらの手段６０Ａは、詳細には、これらの装置の指令に対する指示を定義す ることができる。これらの指示は、オペレータが直接キーボードで入力してもよ いし、或いは、対応する装置から読み取られた情報に従って、規則アルゴリズム から自動的に計算してもよい。 変形例として、この指示は、装置を停止させる指令、又は装置を再始動させる 指令（特に、偶発的に停止した後）を表す。 指令手段６０はいずれも、さらに、統一規格に従ってこのように設定された指 令データを組織化するアナログ手段６０Ｂを備える。この統一規格は、制御する べき装置のタイプ、及び指令データには左右されない。 例えば、指令データを組織化する手段６０Ｂは、図３に示した形態と実質的に 同じ形態でテーブルを生成するように構成されており、このテーブルの第１の列 は、指令され得る装置の動作パラメータの名称を示し、第２の列は、このパラメ ータに関する指令データを形成する設定値を示す。 回線網につなぐインタフェース５６は、制御するべき装置にこのように構成さ れた指令データを伝送する手段を備える。 さらに、指令され得る各装置は、指令データを処理する手段６２と結合される 。これらの手段は、全ての装置に対して同一であり、プログラムの形態で通信手 段４０に組み込まれる。 詳細には、指令データを処理するこれらの手段６２は、統一様式で構成された 指令データから指令指示を選び、その指示を装置の駆動手段６４へ送るように構 成されている。 これらの駆動手段６４は、意図される装置のタイプに合わせて構成されており 、例えば、指令データに従って装置を駆動させるプログラム可能なオートマトン により形成される。 このような設備に関しては、指令手段を備えたいずれの監視ステーションによ っても、指令データを定義し、その指令データを設備の装置に送って、その装置 の動作を変更することができる、ということは理解されるであろう。 実際には、用いられる装置がどんなタイプであっても、また送らなければなら ない指令データがどんなタイプであっても、組織化手段６０Ｂは、受信装置の処 理手段６２が解釈することのできる統一規格に従って、データを確実に組織化す る。 最後にこれらのデータは、指令された装置に合わせて構成された駆動手段６４ により実行される。 ここに記載した実施の形態において、各監視ステーションは、設備の全ての装 置の通信手段にアクセスする。しかし、このアクセスは、アクセスコードを用い ることにより、或いは、監視ステーションが用いるプログラムのいくつかの機能 を削除して、監視ステーションの接続の可能性を減少させることにより、制限す ることができる。 各監視ステーション及び通信手段４０の処理力は、読み取り手段からの処理さ れた情報の数が少なくなる分だけ、それに対応して向上するが、このような監視 設備を設置するコストは制限される、ということは理解されるであろう。実際に は、全ての装置に対して、また全ての監視ステーションに対して、同一に組織化 した情報及び指令データを用いることにより、シンプルな構造のみを必要とし、 その装置及びその監視用途に従って全ての要素を完全に再定義することを必要と しない標準要素を、この設備に用いることができる。 さらに、この設備は、特に異なるタイプの装置に関して行われるいくつかの監 視用途に対して、同一の監視ステーションを用いることができる。 同様に、特にいくつかの監視ステーションにより行われるいくつかの監視用途 に対して、装置と結合された同一の通信手段４０を用いることができる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 1. 異種工業生産装置（１８、２２、２６）の置き場を遠隔監視する設備であっ て、各装置（１８、２２、２６）に対し、その装置の動作に関する情報を読み 取る手段（２０Ａ、２０Ｂ、２４Ａ、２４Ｂ、３２Ａ、３２Ｂ）を備えたタイ プの設備であって、該情報読み取り手段が、前記装置（１８、２２、２６）と 結合され且つ前記装置から前記遠隔監視手段へ前記情報を通信するように構成 された通信手段（４０）により、装置を遠隔監視する前記手段（４８、５０、 ５２、５４）に接続されており、前記装置と結合された全ての前記通信手段（ ４０）が、装置のタイプ及び読み取られた情報には左右されない統一規格に従 って、前記装置から読み取られた情報を組織化するアナログ手段（４０Ａ）を 備えており、前記遠隔監視手段が、前記装置の全ての前記通信手段（４０）に 接続された少なくとも１つの監視ステーション（４８、５０、５２、５４）を 備えており、該１つの監視ステーション又は該複数の監視ステーションのそれ ぞれが、１つ又はそれ以上の装置から読み取られた前記統一規格情報を利用す る手段（５８）を備えている、ことを特徴とする、前記設備。 2. 前記装置の全ての前記通信手段（４０）に接続された複数の監視ステーショ ン（４８、５０、５２、５４）を備える、請求項１に記載の設備。 3. 前記１つの監視ステーション又は前記複数の監視ステーションのそれぞれの 情報を利用する全ての前記手段（５８）が、装置のタイプ及び読み取られた情 報には左右されずに、前記統一規格の情報を処理するアナログ手段（５８Ａ） と、意図される装置のタイプに合わせて構成された手段（５８Ｂ）である、前 記処理された情報を解釈する手段（５８Ｂ）とを備える、請求項１又は２に記 載の設備。 4. 前記１つの監視ステーション又は前記複数の監視ステーション（４８、５０ 、５２、５４）のそれぞれが、装置に対する指令データを設定する手段（６０ Ａ）と、指令するべき装置のタイプ及び指令データには左右されない統一規格 に従って、前記装置指令データを組織化するアナログ手段（６０Ｂ）と、この ように構成された該制御データを、前記監視ステーションから、前記装置と結 合された前記通信手段（４０）へ伝送する手段（５６）とを備えており、前記 装置と結合された前記通信手段が、受信された指令データに従って前記装置を 操作する手段（６２、６４）を備えている、前記請求項のいずれか１項に記載 の設備。 5. 前記情報読み取り手段が、少なくされた数の基本情報を読み取るように構成 されている、前記請求項のいずれか１項に記載の設備。 6. 各装置と結合された前記通信手段（４０）が、前記装置から読み取られた情 報から成る前記統一規格に従って、前記装置から読み取られた情報を組織化す るように構成された、プログラムを入力したマイクロコンピュータを備えてお り、該マイクロコンピュータが、その他の装置の通信手段（４０）と前記１つ の監視ステーション又は前記複数の監視ステーション（４８、５０、５２、５ ４）のそれぞれとが接続されている、回線網（４７）につなぐためのインタフ ェース（４０Ｂ）を備えている、前記請求項のいずれか１項に記載の設備。 7. 前記回線網が電話回線網（４７）である、請求項６に記載の設備。 8. 異種工業生産装置（１８、２２、２６）の置き場を遠隔監視する手段（４８ 、５０、５２、５４）によって遠隔監視する方法であって、各装置（１８、２ ２、２６）に対し、その装置の動作に関する情報を読み取るステップと、前記 装置から前記遠隔監視手段へ前記情報を通信するステップとから成るタイプの 方法であって、全ての前記装置と前記遠隔監視手段との間を通信するために、 前記置から読み取られた情報が、装置のタイプ及び読み取られた情報には左右 されない統一規格に従って構成され、１つ又はそれ以上の装置から読み取られ た前記統一規格情報が、前記遠隔監視手段により利用される、ことを特徴とす る、前記方法。 9. 前記情報を利用するために、前記統一規格の情報の処理が、装置のタイプ及 び読み取られた情報には左右されずに行われ、処理された該情報が、意図され る装置のタイプに合わせて構成された解釈手段（５８Ｂ）により解釈される、 請求項８に記載の方法。 10．前記監視手段（４８、５０、５２、５４）が、装置に対する指令データを設 定し、該指令データが、指令するべき装置のタイプ及び指令データには左右さ れない統一規格に従って構成され、構成された該制御データが、前記監視手段 から、受信された指令データに従って操作される前記指令するべき装置へ伝送 される、請求項８又は９に記載の方法。