JP2002506134A - プロセス水の処理方法 - Google Patents

プロセス水の処理方法

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JP2002506134A JP2000534718A JP2000534718A JP2002506134A JP 2002506134 A JP2002506134 A JP 2002506134A JP 2000534718 A JP2000534718 A JP 2000534718A JP 2000534718 A JP2000534718 A JP 2000534718A JP 2002506134 A JP2002506134 A JP 2002506134A
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ジョニー、ハンソン
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Abstract

(57)【要約】 リグノセルロース系パルプの漂白に関連する、金属イオン含有プロセス水の処理方法であって、a)プロセス水のMg2+含有量を調節し、金属および有機物質用の凝集ベースを形成する工程、b)プロセス水に炭酸塩供給源(10)を供給し、カルシウムを炭酸カルシウムとして沈殿させる工程、c)白液(11)を加えることによりプロセス水のpHを増加させ、金属水酸化物の様な金属を沈殿させる工程、d)プロセス水に凝集剤(12、13)を加える工程、およびe)沈殿し、凝集した金属化合物(16)をプロセス水(17)からフローテーションにより分離する工程を特徴とする方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明はプロセス水の処理方法に関する。より詳しくは、本発明はリグノセル
ロース系パルプの漂白に関連するプロセス水の処理方法に関する。 環境問題への関心が高まるにつれて、人間の活動から生じる汚染物質の低減が
強く望まれている。この状況下では、パルプおよび紙の製造業者は被告人と見な
されている。しかし、近年、製パルプおよび製紙工場からの廃棄物を減少させる
のに多くの資産が費やされ、大きな進歩がなされている。
【0002】 到達すべき重要なゴールは、閉鎖型製パルプ工場、すなわち工程中に存在する
化学薬品をできるだけ多く再生し、生じた使用済み液体を再使用することにより
、廃棄物を最少に抑える製パルプ工場、を提供することである。その一段階は、
使用済み漂白液を工程フロー中で上流側のパルプに戻そうとする試みである。こ
れに関連して生じる問題は、使用済み液体を戻している間に、ある種の、工程外
から来る物質、例えば木材原料などと共に工程に供給される遷移金属やアルカリ
土類金属のイオン、が系の中に濃縮されることである。
【0003】 今日、益々多くの製紙用パルプが過酸化水素、過酢酸またはオゾンにより漂白
される様になっている。これらの漂白工程は、存在する遷移金属イオンにより様
々な態様で妨害される。そのため、漂白の前に、これらの遷移金属イオンを可能
な限り錯体形成する試みがなされている。錯化剤として現在使用されている薬品
は高価である。そのため、これらの薬品を経済的に再生できる方法が強く求めら
れている。 大量の遷移金属および/またはアルカリ土類金属化合物は、個別に、または相
互の組合せで、パルプ上への沈殿を生じ得る。
【0004】 遷移金属およびアルカリ土類金属のイオンの濃縮を最少に抑えることに関して
、多くの方法が提案されている。 SE504,424号は、アルカリ性液体を加えることにより、遷移金属およ
びアルカリ土類金属を使用済み漂白液から沈殿させる方法を開示している。この
方法では、緑液および/または白液を使用済み漂白液に加え、次いでこれを蒸発
させ、形成された沈殿物が液体中に残る。
【0005】 WO94/232122号は、プロセス水を処理する別の方法を開示している
。アルカリ性液体をプロセス水に加え、金属イオンを沈殿させ、次いで、沈殿し
た金属化合物をプロセス水から分離する。 WO94/21857号は、漂白設備から出る使用済み液体を処理する別の方
法を記載している。この方法でも、アルカリ性液体を加えて金属を沈殿させる。
アルカリ性液体を先ず二酸化炭素で処理し、その液体の硫黄含有量を下げ、炭酸
塩含有量を増加させる。
【0006】 本発明の目的は、製パルプ工場における漂白設備から出るプロセス水を処理す
る別の効率的な、上記の方法と比較して有利な方法を提供することである。 本発明の他の目的、態様および利点は、下記の説明から明らかである。 これらの目的は、請求項1の方法により達成される。特に好ましい実施態様は
、従属請求項に規定する。
【0007】 本発明は、リグノセルロース系パルプの漂白に関連する、遷移金属およびアル
カリ土類金属のイオンを含むプロセス水を処理する方法に関する。この方法は、 a)プロセス水のMg2+含有量を調節し、金属および有機物質用の凝集ベー
スを形成する工程、 b)プロセス水に炭酸塩供給源を供給し、カルシウムを炭酸カルシウムとして
沈殿させる工程、 c)白液を加えることによりプロセス水のpHを増加させ、金属水酸化物の様
な金属を沈殿させる工程、 d)プロセス水に凝集剤を加える工程、および e)沈殿し、凝集した金属化合物をプロセス水からフローテーションにより分
離する工程 を含んで成る。
【0008】 本発明の方法の利点は、加えたアルカリ性溶液の量が加えた二酸化炭素の量を
抑制するWO94/21857号における様な、加えた炭酸塩供給源の量と加え
た白液の量の間の化学量論的な制約が無いことである。本発明によれば、炭酸塩
供給源と白液は、精製すべきプロセス水にそれぞれ別に加えられる、すなわち加
えられた一方の量が他方を抑制することがない。本発明の別の利点は、錯化剤が
再生され、流出する清澄化された濾液に溶解し、この濾液は、さらに処理するこ
となく、錯体形成工程に戻すことができる。
【0009】 本発明の好ましい実施態様を、添付の図面を参照しながら以下に説明する。こ
れらの図面は、本発明を制限するものではない。 図1は、本発明の方法の好ましい実施態様を図式的に示す図である。 図2は、本発明の方法の別の好ましい実施態様を図式的に示す図である。
【0010】 本発明により処理できるプロセス水は、漂白すべき製紙パルプの前処理から生
じる。この前処理においては、工程1で酸8(pH3〜7)および錯化剤9をパ
ルプ13に供給し、遷移金属の錯体形成を可能にする。錯化剤の例としてはED
TAおよびDTPAを挙げることができる。 次いで、混合物14を濾過工程2に供給し、そこでパルプ15はプロセス水1
9から分離され、プロセス水はここでは遷移金属およびアルカリ土類金属の各種
イオンを含む。続いて、パルプ15は漂白工程20に進み、さらに処理される。
プロセス水19は本発明によりさらに処理される。
【0011】 本発明によれば、工程3でプロセス水19のMg2+含有量を調節し、金属お
よび有機物質用の凝集ベースを形成する。この様にして、Mg2+含有量を調節
しない場合よりも、各種の固形物がより容易に凝集する。Mg2+含有量は、好
ましくは少なくとも15 ppm〜最大400 ppmに調節する。この調節は、好まし
くはMgSO 、MgCl および/またはMgO21をプロセス水19に加
えることにより行なう。Mg2+含有量の調節では、pHは、好ましくは9より
低くすべきであるが、プロセス水のpHを増加した後でこの調節を行なうことも
できる。続いて、工程4で炭酸塩供給源10をプロセス水に加え、カルシウムイ
オンを炭酸カルシウムとして沈殿させる。炭酸塩供給源10は、ソーダと呼ばれ
る無水NaCO、緑液から結晶化させたNaCO、ソーダ回収ボイラー
により形成される粉塵から得られる炭酸塩含有フィルターケーキ、および二酸化
炭素含有ガスから選択するのが好ましい。
【0012】 「緑液から結晶化させたNaCO」なる表現は、例えばUS−A−5,6
07,549およびFI98226−Cに開示されている方法で得られるNa COを意味する。 ソーダ回収ボイラーにより形成される粉塵から得られる炭酸塩含有フィルター
ケーキ」なる表現は、ソーダ回収ボイラー中での燃焼後の粉塵の分離で得られる
フィルターケーキを意味する。このフィルターケーキは、特に炭酸塩の濃度が高
く、本発明の方法で炭酸塩供給源として使用することができる。
【0013】 二酸化炭素含有ガスは、容易に入手できる生成物であり、パルプ製造プロセス
における燃焼により得られ、また、市販製品としても入手できる。二酸化炭素含
有ガスの例は、純粋な二酸化炭素、例えばソーダ回収ボイラー、石灰スラッジ再
燃焼キルンまたは樹皮燃焼ボイラーから出る煙道ガスである。二酸化炭素含有ガ
スを炭酸塩供給源として使用する場合、pHの増加と共にプロセス水の二酸化炭
素吸収も増加するので、プロセス水に先ず白液を加え、次いで二酸化炭素含有ガ
スを加えるのが好ましい。 加える炭酸塩供給源10の量は、濾液中のカルシウムイオン濃度により制御さ
れ、NaCO/Ca2+のモル比は好ましくは0.5〜3である。
【0014】 次いで、工程5で白液11をプロセス水に加え、プロセス水のpHを増加させ
、金属を例えば金属水酸化物として沈殿させる。pHは、通常約60〜85℃の
処理温度で測定して、好ましくは約8〜13、より好ましくは10〜11に増加
させる。 白液なる表現は、約10%の水酸化ナトリウムおよび微量の炭酸ナトリウムを
含む、硫酸塩パルプ製造用の蒸解液を意味する。本発明の方法で使用する白液は
、好ましくは酸化され、また、遷移金属および/またはアルカリ土類金属に関し
て精製してあるのが好ましい。
【0015】 工程6で凝集剤(12、13)を加えるが、これは、本発明の好ましい実施態
様では、工程6aで、フェノール系樹脂、リグノスルホネートの様なリグニン誘
導体、ナフタレンスルホネート、およびスルホニルジヒドロキシベンゼンのホル
ムアルデヒド縮合物から選択された化合物を、好ましくは2.5〜100 ppmの
量で先ず加え(添加化合物を12で示す)、その後、工程6bでプロセス水に重
合体13を加えることにより行なう。重合体は、好ましくは0.5〜25 ppmの
量で加える。好適な重合体の例は、ポリエチレンオキシドおよびポリアクリルア
ミドである。 凝集剤(12、13)は、沈殿した粒子が凝集する様に作用し、フローテーシ
ョン(ここでは7で示す)の際に凝集した粒子16が表面に向かって上昇し、得
られた清澄化された濾液17から分離することができる。
【0016】 図2に示す本発明の別の好ましい実施態様では、空気または他のガス18を供
給し、同時に炭酸塩供給源10、例えばNaCO、をプロセス水に供給する
(即ち工程4で)。プロセス水は通常、濾過工程2の後でも、大量の気泡を含む
が、ガス18を加えることにより、また炭酸塩供給源10が二酸化炭素含有ガス
である場合にも、フローテーション工程7の時間が短縮されるという利点が達成
される。 従って、本発明の好ましい実施態様では、フローテーション7で、通常行われ
るガス供給の必要がなく、フローテーション7はプロセス水中に存在するガスで
行なうことができる。
【0017】 最終的に得られる清澄化された濾液17は、錯体形成用の薬品を含み、工程1
または他の工程における処理に戻すことができる。得られた凝集粒子16のスラ
ッジは脱水し、残留物を堆積させる。
【0018】 本発明には幾つかの利点があるが、取り分け、上記の様に、加えた炭酸塩供給
源10の量と加えた白液11の量の間に化学量論的な制約が無い。 本発明の方法により、高価な錯化剤を再生するための良好な条件が得られ、錯
化剤は、流出する清澄化された濾液17の中に溶解する。 本発明の方法により、さらに、脂肪酸やロジン酸の様な抽出物質、並びにCO
Dおよび他の有機化合物を効果的に減少させることができる。
【0019】 本発明の方法で得られる清澄化された濾液17は、洗浄液としても非常に効果
的に使用することができる。清澄化された濾液17は、脱気を行なうフローテー
ション工程7を経ているので、空気の含有量が明らかに低い。空気の存在は洗浄
効果を損なうので、大幅に脱気された清澄化された濾液17は、空気を含む清澄
化された濾液17よりも、洗浄の際により優れた効果を発揮する。その上、清澄
化された濾液17の中に空気が存在しないことにより、濾過に関連する消泡剤の
必要性が低下するという利点が得られる。濾過の際に存在する空気の量が少ない
程、濾液中に生じる泡の量が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の方法の好ましい実施態様を図式的に示す図である。
【図2】 本発明の方法の別の好ましい実施態様を図式的に示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE, KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,L T,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE, SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,U A,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 マルガレータ、ニルソン スエーデン国ヘルシングボーリ、ベルツェ リウスガタン、10ビー Fターム(参考) 4L055 BC12 BC17 EA29 EA31 EA32 FA20 FA30

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リグノセルロース系パルプの漂白に関連する、金属イオン含有プロセス水の処
    理方法であって、 a)プロセス水のMg2+含有量を調節し、金属および有機物質用の凝集ベー
    スを形成する工程、 b)プロセス水に炭酸塩供給源(10)を供給し、カルシウムを炭酸カルシウ
    ムとして沈殿させる工程、 c)白液(11)を加えることによりプロセス水のpHを増加させ、金属水酸
    化物の様な金属を沈殿させる工程、 d)プロセス水に凝集剤(12、13)を加える工程、および e)沈殿し、凝集した金属化合物(16)をプロセス水(17)からフローテ
    ーションにより分離する工程 を特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 工程b)における炭酸塩供給源(10)が、無水NaCO、緑液から結晶
    化させたNaCO、ソーダ回収ボイラーにより形成される粉塵から得られる
    炭酸塩含有フィルターケーキ、および二酸化炭素含有ガスから選択されることを
    特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 工程d)が、フェノール系樹脂、リグニン誘導体、ナフタレンスルホネート、
    およびスルホニルジヒドロキシベンゼンのホルムアルデヒド縮合物から選択され
    た化合物(12)を先ず加えること、次いで、重合体(13)を加えることを含
    んで成ることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 工程d)における重合体(13)としてポリエチレンオキシドおよび/または
    ポリアクリルアミドを加えることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 工程a)で、Mg2+含有量が少なくとも15 ppmとなるように調節すること
    を特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 MgSO 、MgCl および/またはMgO(21)を加えることにより
    Mg2+含有量を調節することを特徴とする、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 工程b)で、NaCO/Ca2+のモル比が少なくとも0.5となるよう
    に炭酸塩供給源をプロセス水に加えることを特徴とする、請求項1〜6のいずれ
    か1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 工程c)で、プロセス水のpHを8〜13、好ましくは10〜11に増加させ
    ることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 フローテーションを、プロセス水中に存在するガスを使用して行なうことを特
    徴とする、請求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 【請求項10】 工程b)で、ガス(18)をプロセス水に供給することを特徴とする、請求項
    1〜9のいずれか1項に記載の方法。
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