JP2002506069A - 5−ヘテロアリール置換されたインドール類 - Google Patents

5−ヘテロアリール置換されたインドール類

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JP2002506069A JP2000535638A JP2000535638A JP2002506069A JP 2002506069 A JP2002506069 A JP 2002506069A JP 2000535638 A JP2000535638 A JP 2000535638A JP 2000535638 A JP2000535638 A JP 2000535638A JP 2002506069 A JP2002506069 A JP 2002506069A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、一般式I(式中、Hetは環成員として少なくとも1個の窒素を有する5- 又は6- 員成芳香族ヘテロ環状環であって、そしてこれは場合によりC 1-6 アルキル、C1-6 アルコキシ、C1-6 アルキルチオ及びヒドロキシより成る群から選ばれた置換基1個又はそれ以上によって置換されており、n は0又は1であり、Arは場合によりハロゲン、C1-6 アルキル、C1-6 アルコキシ、ヒドロキシ、トリフルオロメチル及びシアノより成る群から独立して選ばれた置換基1個又はそれ以上によって置換されフェニルであるか又はRはヘテロ芳香族残基であり、R6 は水素、C3-8 シクロアルキル、C3-8 シクロアルキル- C1-6 アルキル、C1-6 アルキル又はC2-6 アルケニル────これらは場合によりヒドロキシ基1又は2個によって置換されていて、存在するヒドロキシ基は2〜24個の炭素原子を有する脂肪族カルボン酸で場合によりエステル化されている───であるか又はR6 は式II又はIIIで表される基であり、R2 、R3 、R4、R5 、R7 、G、点線、m、W、Z、V、W、X及びYは本願明細書に記載した通りである。)で表わされる化合物又はその薬学的に容認された酸付加塩に関する。この化合物は選択的α1 - アドレノセプターリガンドである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、α1 - アドレノセプターに対して高い親和性を有する5-ヘテロアリ
ール置換された新規インドール類に関する。α1 - アドレノセプターでのこれら
の活性によれば、本発明の化合物はα1 - アドレノセプターアンタゴニストに応
答する障害又は疾病の治療に有効であると見做されている。更にこれらの化合物
は選択的α1 - アドレノセプターリガンドであるので、これらはPET又はSP
ECTリガンドとして特に有効である。
【0002】 背景 米国特許第4710500号明細書には、一般式
【0003】
【化3】
【0004】 で表される場合により5-置換されたインドール誘導体が一般に開示されている。
この化合物はハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、シアノ、
ニトロ、低級アルキルチオ、CF3 、低級アルキルスルホニル、アミノ、低級ア
ルキルアミノ及び低級ジアルキルアミノより成る群から選ばれた置換基で5位が
置換されていてよい。この化合物は強力かつ長く持続するドーパミンアンタゴニ
ストであり、したがって精神病の治療に有効であり、そして更に精神分裂症の陰
性症状及びうつ病の治療に及び心臓血管疾患の治療に効果を示す強い5- HTア
ンタゴニストであると主張されている。
【0005】 抗精神薬としての式
【0006】
【化4】
【0007】 で表されるセルトインドールの使用は、ヨーロッパ特許公開(EP- A2)第0
392959号明細書に明確に請求されている。
【0008】 この種類の化合物もまた不安(国際特許出願公開(WO)第92/00070
号明細書)、認識障害(国際特許出願公開(WO)第92/15303号明細書
)、乱用(国際特許出願公開(WO)第92/15302号明細書)及び高血圧
(国際特許出願公開(WO)第92/15301号明細書)を含めてその他の領
域の障害の治療に有効であると示されている。
【0009】 国際特許出願公開(WO)第92/15301号明細書には、α1 - アドレノ
セプターに対して親和性を有する化合物が記載されている。本発明の化合物は、
芳香族ヘテロ環状環で5位が置換されている点で上記特許に記載されている化合
物と相違する。
【0010】 国際特許出願公開(WO)第92/15301号明細書に記載された化合物は
、α1 - アドレノセプターに対して選択的ではない。
【0011】 α1 - アドレノセプターアンタゴニストの開発に関する興味は、初めは良性前
立腺肥大(BPH)及び心臓血管疾患の治療用治療薬に集中していた(Hieble等
、Exp. Opin. Invest. Drugs, 1997, 6, 3657)。プラゾシンは極めて強力な末梢
作用を有するα1 - アドレノセプターアンタゴニストの基本型である。プラゾシ
ンは悪いCNS浸透性を有すると考えられるが、プラゾシンはまたいくつかの動
物実験で示される効果を中枢神経系に有する。今まで人間の脳に良好なCNS浸
透性を有するα1 - アドレノセプター選択的アンタゴニストは記載されていない
【0012】 α1 - アドレノセプター神経伝達の遮断は、精神分裂病の治療に有益である可
能性を示す証拠がある。ほとんどの古典的抗精神薬(クロザピンを含む)は、[ 3 H]プラゾシン又は[ 3 H]WB- 4101で標識されたα1 - アドレノセプター
に強力に結合する。いくつかの研究はクロザピンの異型プロフィールに対するα 1 - 成分の中心的役割を示すと考えられる(Baldessarini等、Br.J.Psychiatry,
1992,160,12-16及びPrinssen等、Eur.J.Pharmacol,. 1994, 262, 167-170) 。更
に、プラゾシン及びハロペリドールの繰り返し共投与(co-administration)は、
黒質線条体領域でドーパミンニューロンの点火(firing) へのハロペリドールの
作用を減少させることが見出された。これはこの組み合わせが錐体外路の副作用
(EPS)を生じることなく抗精神治療として有効であろうことを示唆している
(Chiodo等,J. Neurosci. 1985, 3, 2539-2544) 。 中枢に作用するα1 - アドレノセプターアンタゴニストは対応するアゴニストが
うつ病の治療に有益であるならば抗躁病効果を有するであろうことも示唆してい
る(Lipinsky 等, Life Sciences,1987,40,1947-1963)。
【0013】 本発明の標識された化合物は、α1 - アドレノセプターに対するその選択性の
故に重要なPET(positron emission tomography) リガンド及びSPECTリ
ガンドであると見做される。
【0014】 最後に末梢に作用するα1 - アドレノセプターアンタゴニストは良性前立腺肥
大、高血圧症及び不整脈の治療に及び小室内圧の減少に有効であることが十分に
証明されている。
【0015】 本発明 したがって本発明は一般式
【0016】
【化5】
【0017】 {式中、 Hetは環成員として少なくとも1個の窒素を有する5- 又は6- 員成芳香族 ヘテロ環状環であって、そしてこれは場合によりC1-6 アルキル、C1-6 ア ルコキシ、C1-6 アルキルチオ及びヒドロキシより成る群から選ばれた置換 基1個又はそれ以上によって置換されており、 nは0又は1であり、 GはN,C又はCHであり、GがCである場合、点線は結合を示し、そしてG がCH又はNである場合、点線は結合を意味しない、 Arは場合によりハロゲン、C1-6 アルキル、C1-6 アルコキシ、ヒドロキシ 、トリフルオロメチル及びシアノより成る群から独立して選ばれた置換基1 個又はそれ以上によって置換されフェニルであるか又は Arは2−チエニル、3−チエニル、2−フラニル、3−フラニル、2−チア ゾリル、2−オキサゾリル、2−イミダゾリル、2−ピリジル、3−ピリジ ル又は4−ピリジルであり、 R2 、R3 、R4 及びR5 は相互に独立して水素、C1-6 アルキル、C1-6 ア ルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、ニトロ、シアノ、 アミノ、C1-6 アルキルアミノ及びC1-6 ジアルキルアミノより成る群から 独立して選ばれ; R6 は水素、C3-8 シクロアルキル、C3-8 シクロアルキル- C1-6 アルキル 、C1-6 アルキル又はC2-6 アルケニル────これらは場合によりヒドロ キシ基1又は2個によって置換されていて、存在するヒドロキシ基は2〜2 4個の炭素原子を有する脂肪族カルボン酸で場合によりエステル化されてい る────であるか又は R6 は式II又はIII
【0018】
【化6】
【0019】 [式中、mは2〜6の整数であり、 WはO又はSであり、 UはN又はCHであり、 Zは式-(CH2 p - (式中、pは2又は3である。)であるか又はZは- CH= CH- 又は場合によりハロゲン又はトリフルオロメチルによって置 換された1,2-フェニレンであるか又はZは- COCH2 - 又は- CSCH 2 - であり、 VはO、S、CH2 又はNR9 (R9 は水素、場合によりヒドロキシ基1又 は2個によって置換されたC1-6 アルキル又はC2-6 アルケニル、又はC3- 8 シクロアルキル、C3-8 シクロアルキル- C1-6 アルキル基であり、 XはN、C又はCHであり、 YはN、C又はCHであり、 但し、この際X及びYのうちの少なくとも1個はNであり、 R7 は水素又はC1-6 アルキルである。] の基である。} で表わされる化合物又はその薬学的に容認された酸付加塩である。
【0020】 その他の観点において、本発明は上記に定義した式Iの化合物又はその薬学的
に容認された酸付加塩少なくとも1種及び場合により第二の薬学的有効成分を薬
学的に容認されたキャリヤー又は希釈剤1種又はそれ以上と共に含有する薬学的
調製物に関する。
【0021】 更なる観点において、本発明はα1 - アドレノセプターの拮抗作用に応答する
障害又は疾病の治療用薬学的調合物の製造に、上記に定義した式Iの化合物又は
その酸付加塩及び場合により第二の薬学的有効成分を使用する方法に関する。
【0022】 α1 - アドレノセプターの拮抗作用に応答する障害又は疾病は、精神病、そう
病、良性前立腺肥大、高血圧症、不整脈及び小室内圧の減少を包含する。
【0023】 もう一つの観点において、本発明は精神病の治療用薬剤の製造に、上記式Iの
化合物及び場合により抗精神活性を有する第二の剤を使用する方法に関する。
【0024】 更に別の観点において、本発明は上記式Iの化合物又は及び場合により第二の
薬学的有効成分を哺乳類に投与することを特徴とする、哺乳類におけるα1 - ア
ドレノセプターの拮抗作用に応答する障害又は疾病を治療する方法に関する。
【0025】 また別の観点において、本発明は上記化合物及び必要に応じて抗精神活性を有
する第二の剤を哺乳類に投与することを特徴とする、哺乳類における精神病の治
療方法に関する。
【0026】 最後に、本発明は放射能標識された式Iで表される化合物及び種々の生物学的
検定法及びPET- 又はSPECT検査でこの化合物を使用する方法に関する。
【0027】 発明の詳細な説明 本発明で使用されるハロゲンはフッ素、塩素、臭素又はヨウ素を意味する。
【0028】 C1-6 アルキルなる表現は、炭素原子1〜6個を有する直鎖又は分枝状アルキ
ル基を示し、たとえばメチル、エチル、1−プロピル、2−プロピル、1−ブチ
ル、2−ブチル、2−メチル−2−プロピル及び2−メチル−1−プロピルが挙
げられる。
【0029】 同様にC2-6 アルケニルなる表現は、二重結合1個を有する、炭素原子2〜6
個を有するアルケニルを示し、たとえばエテニル、プロペニル及びブテニルが挙
げられる。
【0030】 C1-6 アルコキシ、C1-6 アルキルチオ、C1-6 アルキルアミノ、C1-6 ジア
ルキルアミノ等なる表現は、C1-6 アルキルが上記に定義した通りである基を意
味する。
【0031】 C3-8 シクロアルキルなる表現は、炭素原子3〜8個を有する単環状又は二環
状炭素環を示し、これはたとえばシクロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキ
シル等々を含む。
【0032】 環成員として少なくとも1個の窒素を有する5員成芳香族ヘテロ環状環は、ピ
ロール-1- イル、ピロール-2- イル、ピロール-3- イル、イミダゾール-1- イル
、イミダゾール-2- イル、イミダゾール-4- イル、ピラゾール-1- イル、ピラゾ
ール-3- イル、ピラゾール-4- イル、1,2,3-トリアゾール-1- イル、1,2,3-トリ
アゾール-2- イル、1,2,3-トリアゾール-4- イル、1,2,4-トリアゾール-1- イル
、1,2,4-トリアゾール-3- イル、1,2,4-トリアゾール-5- イル、テトラゾール-1
- イル、テトラゾール-2- イル、テトラゾール-5- イル、オキサゾール-2- イル
、オキサゾール-4- イル、オキサゾール-5- イル、イソオキサゾール-3- イル、
イソオキサゾール-4- イル、イソオキサゾール-5- イル、チアゾール-2- イル、
チアゾール-4- イル、チアゾール-5- イル、イソチアゾール-3- イル、イソチア
ゾール-4- イル、イソチアゾール-5- イル、1,2,3-オキサジアゾール-4- イル、
1,2,3-オキサジアゾール-5- イル、1,2,4-オキサジアゾール-3- イル、1,2,4-オ
キサジアゾール-5- イル、1,3,4-オキサジアゾール-2- イル、1,3,4-オキサジア
ゾール-5- イル、1,2,3-チアジアゾール-4- イル、1,2,3-チアジアゾール-5- イ
ル、1,2,4-チアジアゾール-3- イル、1,2,4-チアジアゾール-5- イル、1,3,4-チ
アジアゾール-2- イル、1,3,4-チアジアゾール-5- イル、1,2,5-オキサジアゾー
ル-3- イル、1,2,5-チアジアゾール-3- イル、オキサトリアゾール-4- イル及び
チアトリアゾール-4- イルより成る群から選ばれたヘテロ環状環を含むが、これ
らに限定されない。 環成員として少なくとも1個の窒素を有する6員成芳香族ヘテロ環状環は、ピリ
ジン-2- イル、ピリジン-3- イル、ピリジン-4- イル、ピリミジン-2- イル、ピ
リミジン-4- イル、ピリミジン-5- イル、ピリダジン-3- イル、ピリダジン-4-
イル、ピラジン-2- イル、1,2,3-トリアジン-4- イル、1,2,3-トリアジン-5- イ
ル、1,2,4-トリアジン-3- イル、1,2,4-トリアジン-5- イル、1,2,4-トリアジン
-6- イル、1,3,5-トリアジン-2- イル及び1,2,4,5-テトラジン-3- イルを含むが
、これらに限定されない。
【0033】 本発明の化合物の酸付加塩は非毒性酸と共に形成される薬学的に容認された塩
である。このような有機塩の例は、マレイン酸、フマル酸、安息香酸、アスコル
ビン酸、コハク酸、シュウ酸、ビス- メチレンサリチル酸、メタンスルホン酸、
エタンジスルホン酸、酢酸、プロピオン酸、酒石酸、サリチル酸、クエン酸、グ
ルコン酸、乳酸、リンゴ酸、マンデリン酸、ケイヒ酸、シトラコン酸、アスパラ
ギン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、イタコン酸、グリコール酸、p- アミノ
- 安息香酸、グルタミン酸、ペンゼンスルホン酸及びテオフイリン酢酸、並びに
8-ハロテオフイリン、たとえば8-ブロモ- テオフイリンとの塩である。このよう
な無機塩の例は、塩酸、臭化水素酸、硫酸、スルフアミン酸、リン酸及び硝酸と
の塩である。
【0034】 α1 - アドレノセプターに対する本発明の化合物の選択性は、本発明の化合物
を種々の生物学的検定法及びPET- 又はSPECT検査に有用である標識され
たリガンドの発生(development)に特に有用なものにする。
【0035】 この化合物は、標識されていない前駆体分子を[11C]- ヨウ化メチル、[11 C]- トリフラート、又は[11C]- 二酸化炭素に由来する[11C]標識された
他の試剤と反応させることによって標識することができる。この化合物はまた18 又は123 で標識されていてもよい。
【0036】 本発明の化合物を次の処理方法によって製造することができる: a)次式
【0037】
【化7】
【0038】 (式中、R2 、R3 、R4 、R5 、Ar、Het及びnは上記に定義した通り
である。) で表されるインドール誘導体を式
【0039】
【化8】
【0040】 (式中、R6 は上記に定義した通りであり、Aはオキソ基又は- O- (CH2 q - O- であり、qは2又は3である。) で表される4-ピペリジノンと反応させるか; b)式
【0041】
【化9】
【0042】 (式中、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、Ar、Het及びnは上記に定義し
た通りである。) で表される化合物中のテトラヒドロピリジン二重結合を還元するか; c)式
【0043】
【化10】
【0044】 (式中、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、G、点線、Het及びnは上記に定
義した通りである。) で表される化合物を金属触媒の存在下に式Ar- hal(式中、Arは上記に定
義した通りであり、halはハロゲンである。)で表される化合物と反応させる
か; d)式
【0045】
【化11】
【0046】 (式中、R2 、R3 、R4 、R5 、G、点線、Ar、Het及びnは上記に定
義した通りである。) で表される化合物を式R9 - L(式中、R9 はC3-8 シクロアルキル、C3-8
クロアルキル- C1-6 アルキル、C1-6 アルキル又は又はC2-6 アルケニルであ
り、Lはハロゲン、メシラート又はトシラートである。)、あるいは式
【0047】
【化12】
【0048】 (式中、Rは水素又はC1-4 アルキルである。) で表されるエポキシドと反応させるか; e)式
【0049】
【化13】
【0050】 (式中、R2 、R3 、R4 、R5 、G、点線、Ar、Het及びnは上記に定
義した通りであり、R8 はC3-8 シクロアルキル、C1-5 アルキル、C3-8 シク
ロアルキル- C1-5 アルキルである。) で表される化合物のカルボニル基を還元するか; f)式
【0051】
【化14】
【0052】 (式中、R2 、R3 、R4 、Ar、Het及びnは上記に定義した通りである。
) で表される化合物を式
【0053】
【化15】
【0054】 (式中、R6 は上記に定義した通りである。) で表されるピペラジンと反応させるか; g)式
【0055】
【化16】
【0056】 (式中、R2 、R3 、R4 、R6 、Ar、Het及びnは上記に定義した通り
である。) で表される化合物を適当な還元剤と還元させるか; h)式
【0057】
【化17】
【0058】 (式中、R2 、R3 、R4 、R5 、G、点線、Ar、Het及びnは上記に定
義した通りである。) で表される化合物を式L1 - R6 (式中、R6 は上記に定義した式II又はII
Iの基であり、L1 は塩素、臭素、沃素、メシラート又はトシラートである。) と反応させるか; i)式
【0059】
【化18】
【0060】 (式中、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、G、点線、Ar及びnは上記に定義
した通りである。) で表される化合物をアジドと反応させるか; j)式
【0061】
【化19】
【0062】 (式中、R2 、R3 、R4 、R5 、G、点線、Het、Ar、m及びnは上記に
定義した通りである。) で表される化合物をアジドと反応させるか; k)基Het及び(又は)式Iで表される化合物中の式IIIの基をアルキル化
剤、たとえばC1-6 アルキル- L1 (式中、L1 は上記に定義した通りである。
)でアルキル化するか; l)式
【0063】
【化20】
【0064】 (式中、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、G、点線及びArは上記に定義した
通りである。) で表される化合物をアジドトリメチルシランと反応させるか; m)式XVI
【0065】
【化21】
【0066】 (式中、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、G、点線及びArは上記に定義した
通りであり、MはZnBr,MgBr,B(OH)2 又はSn(低級アルキル) 3 である。) で表される化合物をHet-V (式中、VはBr又はIであり、Hetは上記に定
義した通りである。)で表される化合物と反応させるか又は n)式XVII
【0067】
【化22】
【0068】 (式中、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、G、点線、Ar及びVは上記に定義
した通りである。) で表される化合物をHet- M(式中、Het及びMは上記に定義した通りであ
る。)と反応させる。
【0069】 上記方法で使用される出発化合物の製造方法は、米国特許第4710500号
明細書、国際特許出願公開(WO)第92/00070号明細書及びPerre
gaard等、J.Med.Chem.,1992(35),1092−110
1に記載されているか又は上記特許明細書に記載された処理操作に準じて製造す
ることができる。
【0070】 式IVの出発化合物は、Perregaard等、J.Med.Chem.,
1992(35),1092−1101に記載された処理操作にしたがって対応
する1−非置換誘導体のアリール化によって製造することができる。これらを製
造するための出発化合物として使用される1−非置換誘導体は、以下に概略が示
されているようにカップリング反応によって製造することができる。
【0071】 式IVで表される出発化合物(nは0である。)を、文献に記載された処理操
作と同様に適当な触媒の使用下に対応する5-ブロモ- インドールからそれぞれヘ
テロアリールスタンナン、ボロン酸又はハロゲン化亜鉛とのカップリング反応、
たとえばStille,Suzuki又はNegishi反応によって製造する
こともできる(Yang等、Synth.Commun.1992、(22)1
757ー1762;Pearce等、Synth.Commun.1992、(
22)1627ー1643;Hunkins等、J.Org.Chem.,19
95,(60),6218−6220,Areadi等、Synlett、19
90、47ー48;Heterocycles、1990、(30)、645)
【0072】 あるいは式IVで表される出発化合物(nは0である。)を、文献に記載され
た処理操作と同様に適当な触媒の使用下に式Het-Halのハロゲン化ヘテロア
リールとのカップリング反応、たとえばStille,Suzuki又はNeg
ishi反応によって、それぞれ対応する5-インドリルスタンナン、ボロン酸又
はハロゲン化亜鉛から製造することもできる(Yang等、Heterocyl
es1992(34),1395ー1398,J.HeterocyclicC
hem.1991(28),411)。
【0073】 出発化合物(式中、基Hetはテトラゾール-5- イルである。)は対応する5-
シアノ- インドールとアジドとの反応によって製造することができる(Wentrup
等、J.Am.Chem.Soc.1984、106、3705ー6)。
【0074】 出発化合物(式中、基Het- (CH2 n - はテトラゾール-5- イルメチル
である。)を5-シアノメチル基を有する対応するインドールからアジドとの反応
によって同様に製造することができる。5-シアノメチル- インドールを、対応す
る5-シアノ- インドールの加水分解し、得られたカルボン酸官能基を還元してヒ
ドロキシメチルとし、メタンスルホニルクロライドと反応させて、対応する5-ク
ロロメチル- インドールを生じさせ、ついでシアニドと反応させて、5-シアノメ
チル- インドールとすることによって製造することができる。
【0075】 式XVで表される出発化合物を、対応する5-ブロモ- インドール化合物と(ト
リメチルシリル)アセチレンとの反応によって製造することができる。
【0076】 方法a)において、反応を強酸条件下に高められた温度で行なう。エタノール
中のトリフルオロ酢酸又はHClが酸性触媒として好ましい。
【0077】 方法b)において、還元をカーボンブラック上の白金又はパラジウムの存在下
に低い水素圧(3気圧)で実施するのが好ましい。
【0078】 方法c)において、アリール化を塩基としてK2 CO3 及び触媒として銅を用
いて非プロトン性極性溶剤、たとえばN- メチル-2- ピロリジノン又はヘキサメ
チルホスホントリアミド中で約160−210℃で行なうのが好ましい。 方法e)において、還元をTHF又はジエチルエーテル中でLiAlH4 を用い
て又はTHF中でジボランを用いて行なうのが好ましい。 方法f)は、高められた温度(120ー150℃)で、極性溶剤、たとえばジグ
リメ、ヘキサメチルホスホントリアミド又はN- メチル- 2- ピロリドン中で無
機塩、たとえばLiCl又はMaCl2 の存在下に化合物Xを先ず脱カルボキシ
ル化する2つの処理工程である。最後に適当なピペラジンを加え、温度を約20
0℃に上げ、対応するインドキシルがTLC分析によって検出されなくなるまで
この温度で保つ。式Xで表される化合物を、P.C.Unangst及びM.E
.Carethers,J.HeterocyclicChem.、1984、
21、709によって公表された処理したがって製造するのが好都合である。
【0079】 方法g)において、THF中のジボランを還元剤として使用するのが有利であ
る。式XIで表される化合物を対応するN−置換されたイサチンから製造する。
【0080】 式XVIで表される化合物を対応する5- ハロゲン置換されたインドールから
製造することができる。
【0081】 下記例によって、本発明を更に詳細に説明する。しかし本発明はこれらの例に
よって限定されるものではない。
【0082】 実施例 すべての反応は窒素の正圧で行われる。融点( mp)は、Buechi SMP-20 装置で
測定され、補正されていない。マススペクトルはVG Biotech, Fisons Instrumen
tsからの Quattro MS-MSシステムで得られる。MS-MS システムをHP1050モデュラ
ーHPLCシステムに連結する。アセトニトリル/水1:1 中に1%酢酸を有する混合
物に溶解されたサンプル(10 μg/ml) 20−50μl 容量を30μl/分の流速で自動供
給器を介してエレクトロスプレーソース(Electrospray Source) に加える。スペ
クトルが操作条件の2つの標準セットで得られる。1つは分子量インホメーショ
ン(MH+ )(21eV)を得るために、もう1つはフラグメンテーションパターン(70eV)
を誘発するためにセットする。バックグランドは差し引かれる。イオンの相対強
度はフラグメンテーションパターから得られる。強度が分子イオン(MH +)に関し
て示されない場合、このイオンは処理条件の最初の設置下にしか存在しない。1 H NMRスペクトルを250MHzで Bruker AC 250で又は500MHzで Bruker Advance DRX
500装置ですべての新規化合物について記録する。重水素化クロロホルム (99.8 %D)又はジメチルスルホキシド (99.9%D)を、溶剤として使用する。TMS を内部
基準スタンダードとして使用する。化学シフト値をppm-値で表現する。次の略号
をNMR シグナルの多重度に対して使用する: s=一重線、d=二重線、t=三重線、q=四重線、 qui=五重線、h=七重線
、dd=二重 二重線、dt=二重 三重線、dq=二重 四重線、tt=三重の三重線
、m=多重線。“broad”なる表現は幅広いシグナルを意味する。酸性プロ
トンに相当する NMRシグナルは、通常省略される。結晶性化合物中の水分含有量
はカールフィッシャー滴定によって測定する。標準後処理とは、適当な水溶液か
ら示めされた有機溶剤で抽出し、一緒にされた有機抽出物を乾燥し(無水 MgSO 4 又は Na 2 SO4 ) 、濾過し、減圧で溶剤を除去することを示す。タイプ Kiese
lgel 60 のカラムクロマトグラフィーシリカゲル60に対して230-400 メッシュAS
TMを使用する。
【0083】 THFをナトリウム/ベンゾフェノンから新たに蒸留し、DMFをついで乾燥
し、4Å分子ふるいを介して貯蔵する。n−BuLiの新鮮な溶液(1.6Mヘ
キサン溶液)を全部使用する。分取HPLCをKromasil60Å/13m
icronsilicagel(1kg)を用いて行なう。
【0084】 例1 5-テトラゾール-5- イル- インドール(1a) 5-シアノ-1H-インドール( 88g)、トリエチルアミン塩酸塩(225g)及び
アジ化ナトリウム(150g)の混合物を1,2-ジメトキシエタン(DME)中で
還流温度で48時間加熱する。溶剤を減圧で蒸発させ、残留物を酢酸エチル(5
00ml)及び水(500ml)に溶解する。pHを濃NaOH水溶液の添加に
よって10に調整する。水相を分離し、pHを酢酸の添加によって4に調整する
。沈殿した結晶性目的化合物1aを濾過し、ついで減圧乾燥する。収量82g、
融点205℃。
【0085】 例2 5-(1- メチルテトラゾール-5- イル)-1H-インドール(2a)及び5-(2- メチル
テトラゾール-5- イル)-1H-インドール(2b) 乾燥ジメチルホルムアミド(DMF)(900ml)中に5-( テトラゾール-5
- イル)-1H-インドール(1a)(95g)の溶液に、カリウムt-ブトキシド粉
末(60g)を20〜25℃で慎重に添加する。5℃に冷却した後、DMF中に
ヨードメタン(145ml)を有する溶液を滴加する。混合物を徐々に室温に加
熱し、ついで一晩攪拌する。混合物をジエチルエーテルによって抽出して上記の
通常の処理にしたがって後処理する。1-及び2-メチル置換されたテトラゾールの
生じた混合物をシリカゲル上でカラムクロマトグラフィー (ヘプタン/酢酸エチ
ルの1:1混合物で溶離) によって分離する。目的化合物2aの収量15g、m
p177−180℃。目的化合物2bの収量60g、mp149−150℃。
【0086】 例3 5-(2- メチルテトラゾール-5- イル)-3-(1,2,3,6-テトライドロピリジン-4- イ
ル)-1H-インドール(3a) エタノール(1000ml)中に5-(2- メチルテトラゾール-5- イル)-1H-イ
ンドール(2b)(40g)、ピペリジン-4- オン、水和物、塩酸塩(80g)
及び水酸化カリウム(48g)を有する溶液を16時間還流煮沸する。室温に冷
却した後、沈殿した化合物を濾過し、慎重に水洗する。残存する結晶性生成物を
80℃で減圧乾燥し、粗目的化合物3a 41gが残存する。これは更に精製す
ることなく使用される。
【0087】 例4 1-[2-[4-[5-(2- メチルテトラゾール-5- イル)-1H- インドール-3- イル]-1,2,
3,6-テトラヒドロピリジン-1- イル] エチル]-2-イミダゾリジノン(4a) 5-(2- メチルテトラゾール-5- イル)-3-(1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1-
イル)-1H-インドール(3a)(20g)、1-(2-クロロエチル)イミダゾリジ
ン-2- オン(12.5g),無水炭酸カリウム(12.5g),及びヨウ化カリ
ウム(5g)の混合物をメチルイソブチルケトン(MIBK)(600ml)中
で16時間、還流煮沸する。混合物をまだ熱いうちに濾過する。このようにして
単離された結晶性化合物を熱いメタノール(600ml)で、ついで水(600
ml)で洗浄する。残存する結晶性目的化合物4aを減圧で乾燥する。収量20
g、mp249−252℃。
【0088】 例5 1-[2-[4-[5-(2- メチルテトラゾール-5- イル)-1-(4- ピリジル)-1H-インドー
ル-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロ-1- ピリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノ
ン(5a) 4-ブロモピリジン塩酸塩(4×2g)を、1-[2-[4-[5-(2- メチルテトラゾー
ル-5- イル)-1H- インドール-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロ-1- ピリジニル]
エチル]-2-イミダゾリジノン(4a)(5g)、炭酸カリウム(9g)、銅粉末
(0.3g)、ヨウ化銅(0.3g),酸化亜鉛(0.3g)及びN−メチル−
2−ピロリジノン(NMP)(75ml)の混合物に140−150℃で1時間
添加する。加熱を更に4時間続ける。冷却後、酢酸エチル(500ml)を添加
する。無機塩を濾過する。水を添加し、有機相を上記の標準法にしたがって後処
理する。残存する粗生成物をシリカゲル上でカラムクロマトグラフィー (酢酸エ
チル、エタノール及びトリエチルアミンの50:50:4混合物で溶離) によっ
て精製する。目的化合物5aの収量0.7g。
【0089】
【外1】
【0090】 例6 1-[2-[4-[5-(2- メチルテトラゾール-5- イル)-1-(4- ピリジル)-1H-インドー
ル-3- イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノン(6a) 氷酢酸(180ml)中に1-[2-[4-[5-(2- メチルテトラゾール-5- イル)-1H
- インドール-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロ-1- ピリジニル] エチル]-2-イミ
ダゾリジノン(4a)(9g)を有する溶液にPtO2 を添加し、混合物をPa
rr装置で3気圧で一晩、水素化する。触媒を濾過し、酢酸を減圧で蒸発して除
去する。水(200ml)及びジクロロメタン(200ml)を添加する。希ア
ンモニア水を添加してpHを11に調整する。沈殿した結晶性化合物を濾過し、
乾燥する。1-[2-[4-[5-(2- メチルテトラゾール-5- イル)-1H- インドール-3-
イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノンの収量5g。このピペリジ
ノ化合物の別の4gを有機相の後処理によって単離する。一緒にされたフラクシ
ョンを更に精製することなく使用する。4-ブロモピリジン塩酸塩(5×3g)を
このように単離された1-[2-[4-[5-(2- メチルテトラゾール-5- イル)-1H- イン
ドール-3- イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノン(9g)、炭酸
カリウム(20g)、銅粉末(2g)、ヨウ化銅(2g),酸化亜鉛(0.6g
)及びNMP(150ml)の混合物に140−150℃で1時間添加する。例
5に記載したようにさらに反応させ、後処理して目的化合物6a(mp.204
−206℃)0.7gが得られる。
【0091】
【外2】
【0092】 例7 1-[2-[4-[5-( テトラゾール-5- イル)-1-(4- フルオロフェニル)-1H-インドー
ル-3- イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノン塩酸塩(7a) DME(100ml)中に1-[2-[4-[5-シアノ-1-(4-フルオロフェニル)-1H-
インドール-3- イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノン(7g)(
Perregaard等、J.Med.Chem.1992(35)、1092
−1101の方法にしたがって製造)、トリエチルアミン塩酸塩(7.5g)及
びアジ化ナトリウム(4.2g)を有する懸濁液を16時間還流加熱する。室温
に冷却した後、水(500ml)、トエチルアミン(5ml)及び酢酸エチル(
500ml)を添加する。相を分離し、有機相を減圧で蒸発させる。残存する粘
性油状物をメタノールと共に攪拌し、固体を濾過する。メタノールを蒸発させ、
残存する結晶性生成物を続けてアセトン、水で洗浄する。目的化合物7aの塩酸
塩をHClガスの添加によってエタノールから沈殿させる。結晶性生成物を水と
共に攪拌し、最後に濾過し、乾燥する。収量1.3g,mp193−197。
【0093】
【外3】
【0094】 例8 1-(4- フルオロフェニル)-5- テトラゾール-5- イル-1H-インドール(8a) DME(250ml)中に5-シアノ-1-(4-フルオロフェニル)-1H-インドール
(20g)(Perregaard等、J.Med.Chem.1992(35
)、1092−1101の方法にしたがって製造)、トリエチルアミン塩酸塩(
35g)及びアジ化ナトリウム(20g)を有する懸濁液を16時間還流加熱す
る。無機塩を濾過し、溶剤を減圧で蒸発させる。残存する固体化合物を酢酸エチ
ル(500ml)及び水(500ml)に溶解し、氷酢酸を添加する。有機相を
上記の通常の処理にしたがって後処理し、結晶性目的化合物8a、mp224−
225℃(ジエチルエーテルで洗浄)19g得られる。
【0095】 例9 1-(4- フルオロフェニル)-5- (2-メチルテトラゾール-5- イル)-1H-インドー
ル(9a) NMP(200ml)中に1-(4- フルオロフェニル)-5- テトラゾール-5- イ
ル-1H-インドール(8a)(19g)を有する溶液に、カリウムt-ブトキシド(
8.5g)を10℃で慎重に添加し、20分間ヨードメタン(22g)の滴加す
る。混合物を室温に達しさせ、更に2時間攪拌する。粗目的化合物を上記の通常
の処理にしたがって後処理する。溶離剤としてジクロロメタンを用いてシリカゲ
ル上でカラムクロマトグラフィーによって精製を行う。収量15g、mp131
−133℃。
【0096】 相応して、下記誘導体を製造する: 5-(2-エチルテトラゾール-5- イル)-1-(4- フルオロフェニル)-1H-インドール
(9b)(油状物):
【0097】
【外4】
【0098】 例10 1-(4- フルオロフェニル)-5- ヒドロキシメチル-1H-インドール(10a) 90%エタノール水溶液(500ml)中に5-シアノ-1-(4-フルオロフェニル
)-1H-インドール(43.2g)(Perregaard等、J.Med.Ch
em.1992(35)、1092−1101に記載されているように製造)及
び水酸化カリウム(43.1g)を有する溶液を5日間還流煮沸する。溶剤を減
圧で蒸発させ、水(300ml)を添加する。生じたスラリーを濃塩酸で酸性に
する。沈殿した1-(4- フルオロフェニル)-1H-インドール-5- カルボン酸(33
.5g)を濾過によって集め、減圧で乾燥し、更に精製することなく使用する。
【0099】
【外5】
【0100】 テトラヒドロフラン(700ml)中に粗1-(4- フルオロフェニル)-1H-イン
ドール-5- カルボン酸を有する溶液をテトラヒドロフラン(400ml)中に水
素化リチウムアルミニウム(9.8g)の混合物に慎重に0℃で添加する。生じ
た混合物を2時間還流下に煮沸する。0℃に冷却した後、水(10ml)、14
%水酸化ナトリウム水溶液(10ml)及び水(10ml)を添加する。セライ
トを用いて濾過し、溶剤を蒸発させて、結晶性目的化合物10a(27g)が得
られる。:
【0101】
【外6】
【0102】 例11 1-(4- フルオロフェニル)-5-(2-メチルテトラゾール-5- イルメチル)-1H-イン
ドール(11a)及び1-(4- フルオロフェニル)-5-(1-メチルテトラゾール-5-
イルメチル)-1H-インドール(11b) 1-(4- フルオロフェニル)-5- ヒドロキシメチル-1H-インドール(10a)(
21.5g)及びジクロロメタン中のトリエチルアミン(21.5ml)を有す
る溶液に、ジクロロメタン中にメタンスルホニルクロライド(15.3g)を有
する溶液を0−5℃で添加する。2時間、0−5℃で攪拌した後、水(600m
l)を添加し、相を分離し、水相をジクロロメタン(500ml)で抽出する。
一緒にされた有機相を乾燥し(MgSO4 )、溶剤を蒸発させて、5-クロロメチ
ル-1-(4-フルオロフェニル)-1H-インドールを油状物(27.5g)として得ら
れる。ジメチルスルホキシド中に粗クロロメチル誘導体を有する溶液を、ジメチ
ルスルホキシド中にシアン化ナトリウムを有する溶液に80℃で添加する。反応
混合物を80℃でさらに40分間加熱した後、反応混合物を室温に冷却し、水(
900ml)を添加する。生じた混合物をジエチルエーテル(2×1.5L)で
抽出し、一緒にされた有機相をブライン(2×1.5L)で洗浄する。一緒にさ
れた有機相を乾燥し( Na2 SO4 )、溶剤を蒸発させ、シリカゲル上でカラム
クロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘプタン1:3)によって精製して、油状物
として純粋な5-シアノメチル-1-(4-フルオロフェニル)-1H-インドール(8.2
g)が得られる:
【0103】
【外7】
【0104】 1,2- ジメトキシエタン中にシアノメチル化合物、アジ化ナトリウム及びトリ
エチルアミン塩酸塩を有する溶液を2日間還流煮沸する。室温に冷却後、反応混
合物を濾過し、揮発性溶剤を減圧で蒸発させる。水(100ml)及び氷酢酸(
15ml)を添加し、生じた混合物を酢酸エチル(2×150ml)で抽出する
。一緒にされた有機相を水(200ml)及びブライン(200ml)で洗浄し
、ついで乾燥する( Na2 SO4 )。減圧で溶剤を蒸発させて、少量の残留酢酸
を含有する油状物として1-(4- フルオロフェニル)-5-(テトラゾール-5- イルメ
チル)-1H-インドール(14g)が得られる。NMP(200ml)中に粗テト
ラゾールを有する溶液を氷冷し、カリウムt-ブトキシド(6.4g)を20分か
けて10〜20℃で慎重に添加する。添加が完了した時に、反応混合物を0℃に
冷却し、ヨードメタン(7ml)を添加する。2時間室温で攪拌した後、水(2
00ml)を添加し、生じた混合物を酢酸エチル(2×200ml)で抽出する
。一緒にされた有機相を水(2×200ml)及びブライン(2×250ml)
で洗浄し、乾燥し( Na2 SO4 )、揮発性溶剤を減圧で蒸発させる。1-及び2-
メチル- 置換されたテトラゾールの生じた混合物をシリカゲル上でカラムクロマ
トグラフィー(酢酸エチル/ヘプタン1:2)によって分離する。最も速く溶離
するフラクションを減圧で蒸発させて、油状物として純粋な1-(4- フルオロフェ
ニル)-5-(2-メチルテトラゾール-5- イルメチル)-1H-インドール(11a)(
3.7g)が得られる:
【0105】
【外8】
【0106】 最も遅いフラクションを減圧で蒸発させて、油状物として純粋な1-(4- フルオ
ロフェニル)-5-(1-メチルテトラゾール-5- イルメチル)-1H-インドール(11
b)(1.5g)が得られる:
【0107】
【外9】
【0108】 例12 3-(1-t- ブトキシカルボニル-4- ピペリジル)-5-シアノ-1-(4-フルオロフェニル
)-1H-インドール(12a) ジクロロメタン(600ml)中に5-シアノ-1-(4-フルオロフェニル)-3-(4-
ピペリジル)-1H- インドール(70g)(Perregaard等、J.Med
.Chem.1992(35)、1092−1101に記載されているように製
造)及びトリエチルアミン(50ml)を有する溶液に、ジクロロメタン(60
0ml)中にジ-t- ブチルジカルボナート(45g)を有する溶液(200ml
)を25℃で30分間滴加する。もう何時間か攪拌した後、水(1000ml)
を添加し、ついで有機相を上記の通常の処理にしたがって後処理して、粘性油状
物として目的化合物12a64gが得られる。これは更に精製することなく使用
される。
【0109】 例13 3-(1-t- ブトキシカルボニル-4- ピペリジニル)-1-(4- フルオロフェニル)-5-
(2-メチルテトラゾール-5- イル)-1H- インドール(13a) 例8の処理にしたがって、シアノ誘導体12aを対応する5-[1-(4-フルオロフ
ェニル)-3-(1-t-ブトキシカルボニル-4- ピペリジニル)-5-(5-テトラゾリル)
-1H-インドールに変え、これを例9の処理にしたがってメチル化して目的化合物
13aが得られる。
【0110】 例14 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5- (2-メチルテトラゾール-5- イル)-1H
- インドール-3- イル] ピペリジン-1- イル] エチル]-2-イミダゾリジノン塩酸
塩(14a) 化合物13a(2.0g)をトリフルオロ酢酸(25ml)に溶解し、この溶
液を15分間攪拌する。トリフルオロ酢酸を減圧で蒸発させ、さらに過剰の酸を
MIBKで2回蒸発させて除去(flush off)する。残存する粘性油状物をMIB
K(25ml)に溶解し、1-(2-クロロエチル)イミダゾリジン-2- オン(0.
9g) 、炭酸カリウム(1.5g)及びヨウ化カリウム(0.2g)を添加する
。混合物を6時間還流する。無機塩を濾過し、MIBKを蒸発させる。純粋な目
的化合物14aをシリカゲル上でカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル、エタ
ノール及びトリエチルアミンの80:20:4の混合物で溶離)によって単離す
る。収量1.6g、mp179−180℃。
【0111】
【外10】
【0112】 例15 3-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(2-メチルテトラゾール-5- イル)-1H- イン
ドール-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1- イル] プロピオニトリル(
15a) ジクロロメタン(100ml)中に1-(4- フルオロフェニル)-5-(2-メチルテ
トラゾリル)-3- (1,2,3,6-テトラヒドロ-4- ピリジニル)-1H- インドール(2
1a)(102g)を有する溶液に、アクリロニトリル(7.5g)を添加する
。混合物を16時間室温で攪拌する。溶剤の蒸発後、粗目的化合物15aが粘性
油状物として残存する。これは更に精製することなく使用される。収量12g。
【0113】 例16 1-(4-フルオロフェニル)-5- (2-メチルテトラゾール-5- イル)-3-[1-[2-( テ
トラゾール-5- イル) エチル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4- イル]-1H- イ
ンドール(16a) DME(25ml)中に3-[4-[5-(2- メチルテトラゾール-5- イル)-1-(4- フ
ルオロフェニル)-1H-インドール-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1-
イル] プロピオニトリル15a(3.5g)、アジ化ナトリウム(2.5g)及
びトリエチルアミン塩酸塩(4.5g)を有する混合物を16時間還流煮沸する
。溶剤を蒸発させ、水(25ml)及び酢酸エチル(1〜2ml)を添加し、0
.5時間攪拌した後、沈殿した目的化合物16aを濾過して、乾燥する。収量3
.2g、mp131−132℃。
【0114】 例17 1-(4- フルオロフェニル)-5- (2-メチルテトラゾール-5- イル)-3-[1-[2-(1-
メチルテトラゾール-5- イル) エチル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4- イル
]-1H- インドール(17a)及び1-(4- フルオロフェニル)-5- (2-メチルテト
ラゾール-5- イル)-3-[1-[2-(1- メチルテトラゾール-5- イル) エチル]-1,2,3,
6-テトラヒドロピリジン-4- イル]-1H- インドールフマル酸塩(17b) NMP(30ml)中に1-(4-フルオロフェニル)-5- (2-メチルテトラゾー
ル-5- イル)-3-[1-[2-( テトラゾール-5- イル) エチル]-1,2,3,6-テトラヒドロ
ピリジン-4- イル]-1H- インドール(16a)(3.8g)を有する溶液(10
℃)に、カリウムt-ブトキシド(1.4g)を添加する。15分の攪拌後に、ヨ
ードメタン(1.8g)をまだ10℃で添加する。混合物を1.5時間の間に室
温に達しさせる。水(200ml)及び酢酸エチル(100ml)を添加し、有
機相を上記の通常の処理にしたがって後処理する。1-及び2-メチル化テトラゾー
ルの粗混合物を精製し、カラムクロマトグラフィー(酢酸エチル、エタノール及
びトリエチルアミンの90:10:4の混合物で溶離)によって分離する。
【0115】 1-(4- フルオロフェニル)-5- (2-メチルテトラゾール-5- イル)-3-[1-[2-(1
- メチルテトラゾール-5- イル) エチル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4- イ
ル]-1H- インドール(17a)の収量1.2g。Mp151−152℃(酢酸エ
チルから結晶化)。
【0116】
【外11】
【0117】 1-(4-フルオロフェニル)-5- (2-メチルテトラゾール-5- イル)-3-[1-[2-(1
- メチルテトラゾール-5- イル) エチル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4- イ
ル]-1H- インドールフマル酸塩(17b)の収量0.9g。Mp171−173
℃(エタノール)。
【0118】
【外12】
【0119】 例18 5-エチニル-1-(4-フルオロフェニル)-1H-インドール(18a) 5-ブロモ-1-(4-フルオロフェニル)-1H-インドール(40g)(Perreg
aard等、J.Med.Chem.1992(35)、1092−1101に
記載されているように製造)、(トリメチルシリル)アセチレン(21.4g)
、ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)ジクロライド(2.9g
)、ヨウ化銅(I)(1.3g)、トリエチルアミン(40ml)及びアセトニ
トリル(150ml)を有する混合物を8時間還流煮沸する。室温に冷却後、水
を添加し、生じた混合物を酢酸エチル(4×300ml)で抽出する。一緒にさ
れた有機相をブライン(2×800ml)で洗浄し、乾燥し( Na2 SO4 )、
溶剤を減圧で蒸発させる。メタノール(500ml)及び水(200ml)の混
合物中に残存する油状物及び水酸化カリウム(12.1g)を有する溶液を3時
間還流煮沸する。揮発性溶剤を減圧で蒸発させ、水(200ml)及び酢酸エチ
ル(1000ml)の混合物を添加する。相を分離し、水相を酢酸エチル(25
0ml)で抽出する。一緒にされた有機相を乾燥し( Na2 SO4 )、揮発性溶
剤を減圧で蒸発させる。残存する油状物をシリカゲル上でカラムクロマトグラフ
ィー(ジクロロメタン/ヘプタン1:6)によって精製して、結晶性の純粋な目
的化合物18a(11.4g)が得られる:mp99−100℃;
【0120】
【外13】
【0121】 例19 1-(4- フルオロフェニル)-5- トリアゾール-4- イル-1H-インドール(19a) 5-エチニル-1-(4-フルオロフェニル)-1H-インドール(9.6g)及びニート
(neat) アジドトリメチルシラン(21.7g)の混合物を24時間170℃で
密封された管中で加熱する。反応混合物を0℃に冷却し、ジクロロメタン(15
0ml)と2N水酸化ナトリウム水溶液の混合物を添加する。2時間室温で攪拌
後、混合物を濃塩酸で酸性化する。相を分離し、水相をジクロロメタン(2×2
00ml)で抽出する。一緒にされた有機相をブライン(200ml)で洗浄し
、乾燥し( Na2 SO4 )、揮発性溶剤を減圧で蒸発させ、油状物として純粋な
目的化合物19a(11.8g)が得られる:
【0122】
【外14】
【0123】 例20 1-(4- フルオロフェニル)-5-(2-メチルトリアゾール-4- イル)-1H- インドール
(20a)及び1-(4- フルオロフェニル)-5-(1-メチルトリアゾール-4- イル)-
1H- インドール(20b) 1-(4- フルオロフェニル)-5- トリアゾール-4- イル-1H-インドール(6.0
g)、ヨードメタン(6.7ml)、炭酸カリウム及びアセトン(100ml)
を有する混合物を18時間弱い還流下で煮沸する。反応混合物を濾過し、揮発性
溶剤を減圧で蒸発させる。1-メチル- 及び2-メチル- 置換されたトリアゾールの
混合物をシリカゲル上でカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘプタン1:
1)によって分離する。最も速く溶離するフラクションを減圧で蒸発させて、油
状物として純粋な1-(4- フルオロフェニル)-5-(2-メチルトリアゾール-4- イル
)-1H- インドール(20a)(2.1g)が得られる:
【0124】
【外15】
【0125】 最も遅く溶離するフラクションを減圧で蒸発させて、油状物として純粋な1-(4-
フルオロフェニル)-5-(1-メチルトリアゾール-4- イル)-1H- インドール(20
b)(0.8g)が得られる:
【0126】
【外16】
【0127】 相応して、下記化合物を製造する: 5-(1- エチルトリアゾール-4- イル)-1-(4- フルオロフェニル)-1H-インドール
(20c):
【0128】
【外17】
【0129】 5-(2- エチルトリアゾール-4- イル)-1-(4- フルオロフェニル)-1H-インドール
(20d)(油状物):
【0130】
【外18】
【0131】 例21 1-(4- フルオロフェニル)-5-(2-メチル-5- テトラゾリル)-3-(1,2,3,6-テトラ
ヒドロ-4- ピリジニル)-1H-インドール(21a) ピペリジン-4- オン、塩酸塩、水和物(45g)、氷酢酸(250ml)及び
トリフルオロ酢酸(250ml)の混合物を還流下に煮沸する。30分間、5-(2
- メチル- テトラゾール-5- イル)-1-(4- フルオロフェニル)-1H-インドール(
9a)(15g)を少しづつ一度に添加する。混合物を更に1.5時間還流煮沸
する。冷却後、溶剤を蒸発させる。ジエチルエーテルを残存する半固体に添加し
、生じた結晶性目的化合物を濾過し乾燥する。収量15g、mp142−145
℃。
【0132】 相応して、下記の誘導体を下記の処理を伴って製造する。揮発性溶剤の蒸発後
、水を添加する。水相を濃水酸化ナトリウムの添加によってアルカリにし、つい
で酢酸エチルで抽出する。一緒にされた有機相を乾燥し( Na2 SO4 )、溶剤
を減圧で蒸発させる。生成物を適当な溶剤からできる限り結晶化する。 5-[1-(4-フルオロフェニル)-3-(1-メチル-1,2,3,6- テトラヒドロピリジン-4-
イル)-5-(2-メチルテトラゾール-5- イル)-1H- インドール(21b):mp1
42−144℃(エタノール);
【0133】
【外19】
【0134】 5-[1-(4-フルオロフェニル)-5-(1-メチルテトラゾール-5- イル)-3-(1,2,3,6-
テトラヒドロピリジン-4- イル)-1H-インドール(21c)(油状物):
【0135】
【外20】
【0136】 5-[5-(2-エチルテトラゾール-5- イル)-1-(4- フルオロフェニル)-3-(1,2,3,6-
テトラヒドロピリジン-4- イル)-1H-インドール(21i)(油状物):
【0137】
【外21】
【0138】 1-(4- フルオロフェニル)-5-[(1- メチルテトラゾール-5- イル) メチル]-3-(
1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4- イル)-1H-インドール(21d)(油状物)
【0139】
【外22】
【0140】 1-(4- フルオロフェニル)-5-[(2- メチルテトラゾール-5- イル) メチル]-3-(
1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4- イル)-1H-インドール(21d)(油状物)
【0141】
【外23】
【0142】 1-(4- フルオロフェニル)-5-(1-メチルトリアゾール-4- イル)-3-(1,2,3,6- テ
トラヒドロピリジン-4- イル)-1H-インドール(21f)(油状物):
【0143】
【外24】
【0144】 1-(4- フルオロフェニル)-5-(2-メチルトリアゾール-4- イル)-3-(1,2,3,6- テ
トラヒドロピリジン-4- イル)-1H-インドール(21g)(油状物):
【0145】
【外25】
【0146】 5-(2- エチルトリアゾール-4- イル)-1-(4- フルオロフェニル)-3-(1,2,3,6-テ
トラヒドロピリジン-4- イル)-1H-インドール(21h)(油状物):
【0147】
【外26】
【0148】 例22 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(2-メチルテトラゾール-5- イル)-1H-
インドール-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1- イル] エチル]-2-イミ
ダゾリジノン(22a) MIBK(80ml)中に1-(4- フルオロフェニル)-5-(2-メチル-5- テトラ
ゾリル)-3-(1,2,3,6-テトラヒドロ-4- ピリジニル)-1H-インドール(21a)
(4g)、1-(2- クロロエチル)イミダゾリジン-2- オン(1.8g)、炭酸カ
リウム(2.1g)及びヨウ化カリウム(0.5g)を有する混合物を20時間
還流煮沸する。冷却後、無機塩を濾過し、溶剤を減圧で蒸発させる。目的化合物
を酢酸エチルから結晶化する。収量3.0g.
【0149】
【外27】
【0150】 相応して、下記の誘導体を製造する: 1-[2-[4-[1-(4-フルオロフェニル)-5-(1-メチルテトラゾール-5- イル)-1H- イ
ンドール-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1- イル] エチル]-2-イミダ
ゾリジノン( 22b):Mp198−200℃(アセトン)。
【0151】
【外28】
【0152】 1-[2-[4-[5-(2- エチルテトラゾール-5- イル)-1-(4- フルオロフェニル)-1H-
インドール-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1- イル] エチル]-2-イミ
ダゾリジノン(22c):Mp179−181℃(ジエチルエーテル)。
【0153】
【外29】
【0154】 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-[(1- メチルテトラゾール-5- イル) メ
チル]-1H- インドール-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1- イル] エチ
ル]-2-イミダゾリジノン(22d):Mp174−176℃(エタノール)。
【0155】
【外30】
【0156】 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-[(2- メチルテトラゾール-5- イル) メ
チル]-1H- インドール-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1- イル] エチ
ル]-2-イミダゾリジノン(22e):Mp129−131℃(エタノール)。
【0157】
【外31】
【0158】 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(1-メチルトリアゾール-5- イル)-1H-
インドール-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1- イル] エチル]-2-イミ
ダゾリジノン(22f)(油状物):
【0159】
【外32】
【0160】 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(2-メチルトリアゾール-5- イル)-1H-
インドール-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1- イル] エチル]-2-イミ
ダゾリジノン(22g):Mp175−177℃(ジエチルエーテル)。
【0161】
【外33】
【0162】 1-[2-[4-[5-(1- エチルトリアゾール-4- イル)-1-(4- フルオロフェニル)-1H-
インドール-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1- イル] エチル]-2-イミ
ダゾリジノン(22h)(油状物):
【0163】
【外34】
【0164】 1-[2-[4-[5-(2- エチルトリアゾール-4- イル)-1-(4- フルオロフェニル)-1H-
インドール-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1- イル] エチル]-2-イミ
ダゾリジノン(22i):Mp143−145℃(ジエチルエーテル)。
【0165】
【外35】
【0166】 例23 下記の誘導体を、例6において1-[2-[4-[5-(2- メチルテトラゾール-5- イル
)-1H- インドール-3- イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノン(6
a)の製造について記載された方法にしたがって1-[2-[4-[5-(2- メチルテトラ
ゾール-5- イル)-1H- インドール-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロ-1- ピリジニ
ル] エチル]-2-イミダゾリジノン(4a)から製造する。 1-[2-[4-[5-(2- エチルテトラゾール-5- イル)-1-(4- フルオロフェニル)-1H-
インドール-3- イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノン二塩酸塩(
23a):Mp172−174℃(ジエチルエーテル)。
【0167】
【外36】
【0168】 1-(4- フルオロフェニル)-3- (1-メチル-4- ピペリジニル)-5-(2-メチルテト
ラゾール-5- イル)-1H- インドール(23b):Mp148−150℃(アセト
ン)。
【0169】
【外37】
【0170】 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-[(1- メチルテトラゾール-5- イル) メ
チル]-1H- インドール-3- イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノン
2.5フマル酸塩(23c):Mp169−171℃(エタノール)。
【0171】
【外38】
【0172】 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-[(2- メチルテトラゾール-5- イル) メ
チル]-1H- インドール-3- イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノン
2.25フマル酸塩(23d):Mp171−173℃(メタノール)。
【0173】
【外39】
【0174】 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(1-メチルトリアゾール-5- イル)-1H-
インドール-3- イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノン(23e)
:Mp116−118℃(ジエチルエーテル)。
【0175】
【外40】
【0176】 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(2-メチルトリアゾール-5- イル)-1H-
インドール-3- イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノン(23f)
:Mp203−204℃(エタノール)。
【0177】
【外41】
【0178】 1-[2-[4-[5-(1- エチルトリアゾール-4- イル)-1-(4- フルオロフェニル)-1H-
インドール-3- イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノン(23g)
:Mp132−134℃(エタノール)。
【0179】
【外42】
【0180】 1-[2-[4-[5-(2- エチルトリアゾール-4- イル)-1-(4- フルオロフェニル)-1H-
インドール-3- イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノン(23h)
:Mp173−175℃(酢酸エチル)。
【0181】
【外43】
【0182】 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(ピリミジン-2- イル)-1H- インドール
-3- イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノン(23i)。 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(ピリジン-2- イル)-1H- インドール-3
- イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノン(23j)。 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(ピリジン-3- イル)-1H- インドール-3
- イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノン(23k)。 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(ピリジン-4- イル)-1H- インドール-3
- イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノン(23l)。 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(1-メチル-1H-ピラゾール-3- イル)-1H
- インドール-3- イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノン(23m
)。 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(1-メチル-1H-ピラゾール-4- イル)-1H
- インドール-3- イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノン(23n
)。 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(1-メチル-1H-ピラゾール-5- イル)-1H
- インドール-3- イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノン(23o
)。 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(1-メチル-1H-イミダゾール-2- イル)-
1H- インドール-3- イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノン(23
p)。 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(1-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-3-
イル)-1H- インドール-3- イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノン
(23q)。 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(ピリミジン-5- イル)-1H- インドール
-3- イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノン(23r)。
【0183】 例24 1-(4- フルオロフェニル)-5-(ピリミジン-5- イル)-1H- インドール(24a) THF(10ml)中の1-(4- フルオロフェニル)-5- ブロモ-1H-インドール
(5g、17.2mmol)をTHF(100ml)中にn−BuLi(1.6
M、26mmol)を有する溶液に3分間−78℃で添加する。この溶液をZn
Cl2 (1.0MTHF溶液、32mmol)の添加前に−78℃で4分間攪拌
し、更に−78℃で30分間攪拌する。2-ブロモピリミジン(5g、31mmo
l)、Pd(PPh3 ) 4 (3モル%、0.6g)及びDMF(75ml)を添加し、
溶液を80℃に徐々に加熱し、この温度で4時間攪拌する。室温に冷却後、水を
添加し、溶液を酢酸エチルで抽出する。一緒にされた有機相を水及び飽和CaC
2 で洗浄し、乾燥し(MgSO4 )、溶剤を減圧で蒸発させる。粗生成物を分
取HPLC(THF/MeOH/ヘプタン20/10/70)によって精製する
。 収量:2.5g、MSm/z(%):290(MH+ 、37)、Mp185−1
87℃(トルエン)。
【0184】
【外44】
【0185】 相応して、下記の誘導体を製造する。“toluene ”なる表現はトルエンを意味
する: 1-(4- フルオロフェニル)-5-(ピリジン-2- イル)-1H- インドール(24b)
【0186】
【外45】
【0187】 1-(4- フルオロフェニル)-5-(ピリジン-3- イル)-1H- インドール(24c)
【0188】
【外46】
【0189】 1-(4- フルオロフェニル)-5-(1-メチル-1H-ピラゾール-5- イル)-1H- インドー
ル(24d)
【0190】
【外47】
【0191】 1-(4- フルオロフェニル)-5-(1-メチル-1H-ピラゾール-4- イル)-1H- インドー
ル(24e)
【0192】
【外48】
【0193】 1-(4- フルオロフェニル)-5-(1-メチル-1H-ピラゾール-3- イル)-1H- インドー
ル(24f)
【0194】
【外49】
【0195】 1-(4- フルオロフェニル)-5-(1-メチル-1H-イミダゾール-2- イル)-1H- インド
ール(24g)
【0196】
【外50】
【0197】 1-(4- フルオロフェニル)-5-(1-メチル-1H-1,2,4-トリアゾール-3- イル)-1H-
インドール(24h)
【0198】
【外51】
【0199】 1-(4- フルオロフェニル)-5-(ピリミジン-5- イル)-1H- インドール(24i)
【0200】
【外52】
【0201】 1-(4- フルオロフェニル)-5-(ピリジン-4- イル)-1H- インドール(24j) 例25 1-(4- フルオロフェニル)-5-(トリメチルスタニル)-1H- インドール(25a) THF(20ml)中の1-(4- フルオロフェニル)-5- ブロモ-1H-インドール
(5g、17.2mmol)をTHF(200ml)中にn−BuLi(1.6
M、26mmol)を有する溶液に3分間、−78℃で添加する。THF(10
ml)中の塩化トリメチルスタニル(10g、50mmol)を添加する前に、
この溶液を−78℃で4分間攪拌する。反応混合物を室温に温め、1時間攪拌す
る。溶剤の蒸発後、粗生成物をフラッシュクロマトグラフィー(EtOAc/ヘ
プタン5/100)によって精製する。収量:3.6g。Mp61−63℃(E
tOAc/ヘプタン)。
【0202】
【外53】
【0203】 例26 1-(4- フルオロフェニル)-5-(1-メチル-1H-ピラゾール-3- イル)-1H- インドー
ル(26a) 1-(4- フルオロフェニル)-5-(トリメチルスタニル)-1H- インドール(1g、
2.7mmol)、Pd(PPh3 ) 4 (62mg、0.05mmol)及び3-ヨード
-1- メチルピラゾール(0.6g、2.9mmol)を乾燥DMF(30ml)
に溶解し、100℃で2時間攪拌する。反応を水で急冷し、酢酸エチルで抽出す
る。一緒にされた有機相を飽和CaCl2 で洗浄し、乾燥し(MgSO4 )、溶
剤を減圧で蒸発させる。生成物をフラッシュクロマトグラフィー(THF/ヘプ
タン/MeOH20/70/100)によって精製する。 収量400mg。上述のような1 H-NMR 。
【0204】 相応して下記の誘導体を製造する。 1-(4- フルオロフェニル)-5-(1-メチル-1H-ピラゾール-4- イル)-1H- インドー
ル(26b) 収量360mg。上述のような1 H-NMR 。
【0205】 例27 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(1,2,3-トリアゾール-4- イル)-1H- イ
ンドール-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1- イル] エチル]-2-イミダ
ゾリジノン(27a) 1-[2-(1,5- ジオキサ-9- アザ- スピロ[5,5] ウンデカン-9- イル)- エチル
]-イミダゾリジン-2- オン(17g、63mmol)(合成化学者に明らかであ
る方法によって1,5-ジオキサ-9- アザ- スピロ[5,5] ウンデカンをアルキル化し
て製造)を酢酸(30ml)及びトリフルオロ酢酸(12ml)に溶解し、酢酸
(30ml)及びトリフルオロ酢酸(12ml)中に1-(4- フルオロフェニル)
-5-(1,2,3-トリアゾール-4- イル)-1H- インドール(5.8g、21mmol)
を有する還流する溶液に0.5時間添加する。更に50分間還流した後、この溶
液を室温に冷却し、溶剤を減圧で蒸発させる。水を添加し、pHをNaOHを用
いて4−5に調整する。水相を酢酸エチルで抽出し、ブラインで洗浄し、乾燥す
る(MgSO4 )。生成物をフラッシュクロマトグラフィー(EtOAc/Et
OH/TEA50/46/4)によって精製する。収量2.0g
【0206】
【外54】
【0207】 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(ピリミジン-2- イル)-1H- インドール
-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1- イル] エチル]-2-イミダゾリジノ
ン(27b ) 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(ピリジン-2- イル)-1H- インドール-3
- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1- イル] エチル]-2-イミダゾリジノン
(27c) 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(ピリジン-3- イル)-1H- インドール-3
- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1- イル] エチル]-2-イミダゾリジノン
(27d) 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(ピリジン-4- イル)-1H- インドール-3
- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1- イル] エチル]-2-イミダゾリジノン
(27e ) 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(1-メチル-1H-ピラゾール-3- イル)-1H
- インドール-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1- イル] エチル]-2-イ
ミダゾリジノン(27f ) 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(1-メチル-1H-ピラゾール-4- イル)-1H
- インドール-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1- イル] エチル]-2-イ
ミダゾリジノン(27g ) 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(1-メチル-1H-ピラゾール-5- イル)-1H
- インドール-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1- イル] エチル]-2-イ
ミダゾリジノン(27h ) 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(1-メチル-1H-イミダゾール-2- イル)-
1H- インドール-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1- イル] エチル]-2-
イミダゾリジノン(27i) 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(1-メチル-1,2,4- トリアゾール-3- イ
ル)-1H- インドール-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1- イル] エチル
]-2-イミダゾリジノン(27j ) 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(ピリミジン-5- イル)-1H- インドール
-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1- イル] エチル]-2-イミダゾリジノ
ン(27k) 例28 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(1,2,3-トリアゾール-4- イル)-1H- イ
ンドール-3- イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノン(28a) 酢酸(50ml)中の1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(1,2,3-トリア
ゾール-4- イル)-1H- インドール-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1-
イル] エチル]-2-イミダゾリジノン(2g)を、触媒としてPtO2 (200m
g)を用いて14時間水素化する。反応混合物の濾過後、溶剤を蒸発させる。生
成物を最後に分取HPLC- MSによって精製し、凍結乾燥させる。収量300
mg(トリフルオロ酢酸)。質量(mass):(MH+ =474)(遊離塩基
)。
【0208】
【外55】
【0209】 薬理試験 本発明の化合物を、十分に認められかつ信頼できる方法を用いて試験する。試
験は以下の通りである。 ラット脳でのα1 - アドレノセプターへの3 H-プラゾシン結合阻害(試験管内) ラット脳から得られた膜中で3 H-プラゾシン(0.25nM)のα1 - アドレ
ノセプターへの結合が薬剤によって阻害されることを、この方法によって試験管
内で測定する。方法及び結果:
【0210】
【外56】
【0211】 処理操作 雄性ウスター(Mol:Wist)ラット(125ー250g)を殺し、脳組
織を切断して、秤量する。組織を氷冷50mMトリス緩衝液pH7.7(25℃
で)10mL中で均質化する。ホモジナートを、氷冷緩衝液10ml中でのペレ
ットの再均質化と同時に4℃で10分間20000gで2回遠心分離する。最終
ペレットを250vol(w/v)氷冷された緩衝液中で均質化する。
【0212】 インキュベーションチューブ(96deep−welltiterplate
)は、アイスレシーブ上で薬剤水溶液(又は全結合に対して水)50mL及び3 H-プラゾシン(最終濃度0.25nM)50mLを保持する。結合実験を組織懸
濁液(最終組織含有量は原組織3mgに相当する。)1000mLの添加、そし
て25℃で96deep−welltiterplateの放置によって開始す
る。すべてのテストは3回行なわれる。20分間インキュベートした後、サンプ
ルをBrandel収集器上で減圧(18インチHg)下にプリントフィルター
マット(printed filtermat)B(13mm)によって濾過す
る。タイタープレート及びフィルターを氷冷された緩衝液によって1×10秒流
動50L/hで洗浄する。
【0213】 フィルターマットを1時間、110℃で乾燥し、次いでMeltilexB/
HS(14.5g)と共にサンプルバッグ中に置き、T−トレーヒートシーラー
(T−Trayheatsealer)上で一緒に融解する。放射能を1205
ベータ- プレートシンチレーションカウンター(Wallac)でカウントして
測定する。
【0214】 特異結合は、1mMのプラゾシンの存在下で概算された非特異結合を引いて得
られる 結合阻害の測定のために、5つの濃度の薬剤(30個)を使用する。
【0215】 IC50- 値を濃度(この濃度で結合が、1mMのプラゾシンの存在下での非特
異結合を引いたコントロールサンプル中の全結合に対して50%である)として
測定する。
【0216】 NewEnglandNuclearからの3 H-プラゾシン(TRK647;
0.37−1.1TBq/mmol)。 ラット大脳皮質でのセロトニンS2 (5-HT2A)への3 H-ケタンセリン結合阻害(
試験管内) ラット大脳皮質から得られた膜中で3 H-ケタンセリン(0.5nM)のセロ
トニンS2 (5-HT2A)への結合が薬剤によって阻害されることを、この方法によ
って試験管内で測定する。Hyttel,P harmacology&Toxi
cology1987,61,126−129の方法。
【0217】 処理操作 雄性ウスター(Mol:Wist)ラット(125ー250g)を殺し、大脳
皮質組織を切断して、秤量する。組織を氷冷50mMトリス緩衝液pH7.7(
25℃で)10mL中で均質化する(UltraTurrax、10秒)。この
段階で使用される遠心分離ガラス器をエタノール中で10分間超音波によって洗
浄する。ホモジナートを、氷冷緩衝液10ml中でのペレットの再均質化と同時
に4℃で10分間20000gで2回遠心分離する。最終ペレットを250vo
l(w/v)氷冷された緩衝液中で均質化する。
【0218】 インキュベーションチューブ(96deep−welltiterplate
)は、アイスレシーブ上で3 H-プラゾシン(最終濃度0.5nM)50mLを保
持する。
【0219】 結合実験を組織懸濁液(最終組織含有量は原組織4mgに相当する。)100
0mLの添加、そして37℃水浴中での96deep−welltiterpl
ateの放置によって開始する。すべてのテストは3回行なわれる。
【0220】 30分間インキュベートした後、サンプルをBrandel収集器上で減圧(
18インチHg)下にプリントフィルターマットB(13mm)によって濾過す
る。タイタープレート及びフィルターを氷冷された緩衝液によって2×10秒流
動50L/hで洗浄する。
【0221】 精製され、標識された組織を有するプリントフィルターマットを1時間、11
0℃で乾燥し、その後MeltilexB/HS(1、4.5g)と共にサンプ
ルバッグ中に置き、T−トレーヒートシール上で一緒に融解する。放射能を12
05ベータ- プレートシンチレーションカウンター(Wallac)でカウント
して測定する。
【0222】 特異結合は、1mMのミアンセリン(mianserin )の存在下での非特異結合を
引いて得られる。
【0223】 結合阻害の測定のために、5つの濃度の薬剤(30個)を使用する。
【0224】 IC50- 値を濃度(この濃度で結合が、1mMのミアンセリンの存在下での非
特異結合を引いたコントロールサンプル中の全結合に対して50%である。)と
して測定する。
【0225】 3 H-ケタンセリン=NewEnglandNuclearから得られる(エチ
レン- 3 H )- ケタンセリン、特異活性60−80Ci/mmol。 ラット線条体でのドーパミンD2 レセプターへの3 H-スピペロン結合阻害(試験
管内) ラット線条体から得られた膜中で3 H-スピペロン(=3 H-スピロ- ペリドー
ル)(0.5nM)のドーパミンD2 レセプターへの結合が薬剤によって阻害さ
れることを、この方法によって試験管内で測定する。Hyttel,J.Act
a.P harmacol.Toxicol.1986,59,387の方法及び
結果。これは試験管内でのドーパミンD2 レセプター結合親和性に関する試験で
ある。
【0226】 処理操作 雄性ウスター(Mol:Wist)ラット(125ー250g)を殺し、線条
体組織を切断して、秤量する。組織を氷冷50mMトリス緩衝液pH7.4(2
5℃で)10mL中で均質化する(UltraTurrax、10秒)。ホモジ
ナートを、氷冷緩衝液10ml中でのペレットの再均質化と同時に4℃で10分
間20000gで2回遠心分離する。最終ペレットを1300vol(w/v)
氷冷された緩衝液中で均質化する。
【0227】 インキュベーションチューブは、氷上で3重のレシーブ(triplicate receive
) 中で100μl薬剤水溶液(又は(又は全結合に対して水)及び組織懸濁液(
最終組織含有量は原組織3.08mgに相当する。)4000μlを維持する。
結合実験を3 H-スピペロン(最終濃度0.5nM)100μlの添加、そして3
7℃水浴中でのチューブの放置によって開始する。10分間インキュベートした
後、サンプルを減圧(0−50mBar)下でWhatmanGF/Fフィルタ
ー(25mm)によって濾過する。この時フィルター上に注がれる氷冷緩衝液5
mLでチューブを洗浄する。その後フィルターを緩衝液2×5mLで洗浄する。
フィルターを計数小ビン中に置き、適当なシンチレーション液体(たとえばPi
cofluor TM 15)4mLを添加する。1時間振とうし、暗所で2時間保
存した後に、放射能含量を液体シンチレーション計数器によって測定する。特異
結合は6,7-ADTN10μMの存在下での非特異結合を差し引くことによって得
られる。
【0228】 結合の阻害を測定するために、3種類の量の薬剤の5つの濃度を使用する。
【0229】 IC50- 値を濃度(この濃度で結合が、6,7-ADTN10μMの存在下での非
特異結合を引いたコントロールサンプル中の全結合に対して50%である。)と
して測定する。
【0230】 3H-スピペロン=AmershamInternational Plc.英
国から得られる[フェニル-4- 3 H ]- スピロペロン、特異活性15−25Ci
/mmol。
【0231】 生じた結果を下記表1に示す:
【0232】
【表1】
【0233】 本発明の化合物、密接に関連する化合物、セルトインドール及び公知のα1 -
アンタゴニスト、プラゾシンのIC50- 値を表1に示す。本発明の化合物がα1 - アドレノレセプターに高い親和性を有することが明らかである。
【0234】 上述したように、本発明の化合物は関連する化合物、たとえばセルトインドー
ルに比べてα1 - アドレノレセプターに対して選択性を有する。
【0235】 したがって関連する化合物、たとえばセルトインドールが高い親和性を有する
2つのレセプター、即ちドーパミンD2 及び5-HT2Aレセプターに対する本発明の
化合物の親和性を測定した。
【0236】 セルトインドールに比べて本発明の化合物はα1 - アドレノレセプターに非常
に選択的である。
【0237】 イソチアニド誘発された痙攣に拮抗するその能力に関する本発明の化合物のテ
スト(Christensen及びLarsen、Pol.J.Pharmac
ol.1982,34,127−134)から、本発明の化合物が良好なCNS
浸透性を有することが実証される。α1 - アドレノレセプターに関する本発明の
化合物の拮抗作用は、フェニレフリン(phenylephrine)アッセイ
で測定される(R.E.Shipley及びJ.H.Tilden,Proc.
Soc.Exper.Biol.Med.1947,64,453−455)。
【0238】 本発明の薬学的調合物 本発明の薬学的調合物又は本発明に従って製造された調合物を、すべての適す
る方法で、たとえば錠剤、カプセル、粉末、シロップ等の形で経口で又は注射用
溶液の形で腸管外に投与することができる。この様な調製物を製造するために、
従来知られている方法を使用することができ、すべての薬学適に容認されたキャ
リヤー、希釈剤、賦形剤又は通常技術上使用される他の添加物を使用することが
できる。
【0239】 本発明の化合物を約0.01〜100mg の量でこの化合物を含有する単位投薬形で投
与するが有利である。
【0240】 総一日薬用量は、通常本発明の有効物質約0.05〜500mg 、もっとも好ましく
は約 0.1〜50mgの範囲である。
【0241】 調合物の例 本発明の薬学的調合物を技術上慣用の方法で製造する。
【0242】 例:錠剤を、有効成分と慣用の賦形剤及び(又は)希釈剤と混合し、次いで
混合物を通常の打錠機で圧縮して製造する。賦形剤又は希釈剤の例:コーンスタ
ーチ、ジャガイモでんぷん、タルク、ステアリン酸マグネシウム、ゼラチン、乳
糖、ガム等々。たとえば着色、着香、保存の目的に常に使用されるすべての他の
賦形剤又は添加物を使用することができるが、これらは有効成分と適合する。
【0243】 注射用溶液は、有効成分及び可能な添加物を注射用溶剤、好ましくは滅菌水の
一部中に溶解し、所望の容量に溶液を調整し、溶液を滅菌し、適するアンプル又
はガラスビンに充填することによって製造する。技術上通常使用される適する添
加物、たとえば張度剤(tonicity)、保存剤、酸化防止剤等々が添加される。
【0244】 本発明の調合物の典型的処方例は次の通りである: 1)遊離塩基として計算された本発明の化合物5.0mgを含有する錠剤: 本発明の化合物 5.0mg 乳糖 60 mg トウモロコシデンプン 30 mg ヒドロキシプロピルセルロース 2.4mg 微晶質セルロース 19.2mg クロスカメロースナトリウムタイプA 2.4 mg ステアリン酸マグネシウム 0.84mg 2)遊離塩基として計算された本発明の化合物5.0mgを含有する錠剤: 本発明の化合物 0.5mg 乳糖 46.9 mg トウモロコシデンプン 23.5 mg ボビドン 1.8mg 微晶質セルロース 14.4mg クロスカメロースナトリウムタイプA 1.8 mg ステアリン酸マグネシウム 0.63mg 3)シロップ(1ミリリットルあたりの含有量): 本発明の化合物 25 mg ソルビトール 500mg ヒドロキシプロピルセルロース 15mg グリセロール 50mg メチル−パラベン 1 mg プロピル−パラベン 0.1mg エタノール 0.005 mg 矯味矯臭剤 0.05 mg サッカリンナトリウム 0.5 mg 水 全量 1 mL 4)注射用溶液(1ミリリットルあたりの含有量): 本発明の化合物 0.5 mg ソルビトール 5.1 mg 酢酸 0.05 mg サッカリンナトリウム 0.5 mg 水 全量 1 mL
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 25/00 A61P 25/00 25/18 25/18 43/00 111 43/00 111 C07D 401/04 C07D 401/04 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GD,GE,G H,GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 バレ・トーマス デンマーク国、2300 コペンハーゲン エ ス、ロンバルディガーデ 4、2.ザル Fターム(参考) 4C063 AA03 AA05 BB01 BB02 BB03 CC42 CC47 DD06 DD47 EE01 4C086 AA01 AA02 AA03 BC60 BC62 GA07 GA08 MA01 MA02 MA04 ZA18 ZC42

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 {式中、 Hetは環成員として少なくとも1個の窒素を有する5- 又は6- 員成芳香族 ヘテロ環状環であって、そしてこれは場合によりC1-6 アルキル、C1-6 ア ルコキシ、C1-6 アルキルチオ及びヒドロキシより成る群から選ばれた置換 基1個又はそれ以上によって置換されており、 nは0又は1であり、 GはN,C又はCHであり、GがCである場合、点線は結合を示し、そしてG がCH又はNである場合、点線は結合を意味しない、 Arは場合によりハロゲン、C1-6 アルキル、C1-6 アルコキシ、ヒドロキシ 、トリフルオロメチル及びシアノより成る群から独立して選ばれた置換基1 個又はそれ以上によって置換されフェニルであるか又は Arは2−チエニル、3−チエニル、2−フラニル、3−フラニル、2−チア ゾリル、2−オキサゾリル、2−イミダゾリル、2−ピリジル、3−ピリジ ル又は4−ピリジルであり、 R2 、R3 、R4 及びR5 は相互に独立して水素、C1-6 アルキル、C1-6 ア ルコキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、トリフルオロメチル、ニトロ、シアノ、 アミノ、C1-6 アルキルアミノ及びC1-6 ジアルキルアミノより成る群から 独立して選ばれ; R6 は水素、C3-8 シクロアルキル、C3-8 シクロアルキル- C1-6 アルキル 、C1-6 アルキル又はC2-6 アルケニル────これらは場合によりヒドロ キシ基1又は2個によって置換されていて、存在するヒドロキシ基は2〜2 4個の炭素原子を有する脂肪族カルボン酸で場合によりエステル化されてい る────であるか又は R6 は式II又はIII 【化2】 [式中、mは2〜6の整数であり、 WはO又はSであり、 UはN又はCHであり、 Zは式-(CH2 p - (式中、pは2又は3である。)であるか又はZは- CH= CH- 又は場合によりハロゲン又はトリフルオロメチルによって置 換された1,2-フェニレンであるか又はZは- COCH2 - 又は- CSCH 2 - であり、 VはO、S、CH2 又はNR9 (R9 は水素、場合によりヒドロキシ基1又 は2個によって置換されたC1-6 アルキル又はC2-6 アルケニル、又はC3- 8 シクロアルキル、C3-8 シクロアルキル- C1-6 アルキル基であり、 XはN、C又はCHであり、 YはN、C又はCHであり、 但し、この際X及びYのうちの少なくとも1個はNであり、 R7 は水素又はC1-6 アルキルである。] の基である。} で表わされる化合物又はその薬学的に容認された酸付加塩。
  2. 【請求項2】Hetが1-アルキル- テトラゾール-5- イル、2-アルキル- テ
    トラゾール-5- イル、1-アルキル-1,2,3- トリアゾール-5- イル、又は2-アルキ
    ル-1,2,3- トリアゾール-5- イルである、請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】1-[2-[4-[5-(2- メチルテトラゾール-5- イル)-1-(4- ピペリ
    ジル)-1H-インドール-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロ-1- ピリジニル] エチル
    ]-2-イミダゾリジノン; 1-[2-[4-[5-(2- メチルテトラゾール-5- イル)-1-(4- ピペリジル)-1H-インド
    ール-3- イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノン; 1-[2-[4-[5-( テトラゾール-5- イル)-1-(4- フルオロフェニル)-1H-インドー
    ル-3- イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノン; 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5- (2-メチルテトラゾール-5- イル)-1H
    - インドール-3- イル] ピペリジン-1- イル] エチル]-2-イミダゾリジノン; 1-(4-フルオロフェニル)-5- (2-メチルテトラゾール-5- イル)-3-[1-[2-(2-
    メチルテトラゾール-5- イル) エチル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4- イル
    ]-1-1H- インドール; 1-(4-フルオロフェニル)-5- (2-メチルテトラゾール-5- イル)-3-[1-[2-(1-
    メチルテトラゾール-5- イル) エチル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4- イル
    ]-1-1H- インドール; 5-[1-(4-フルオロフェニル)-3-(1-メチル-1,2,3,6- テトラヒドロピリジン-4-
    イル)-5- (2-メチルテトラゾール-5- イル)-1-1H- インドール; 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(2-メチルテトラゾール-5- イル)-1H-
    インドール-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1- イル] エチル]-2-イミ
    ダゾリジノン; 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(1-メチルテトラゾール-5- イル)-1H-
    インドール-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1- イル] エチル]-2-イミ
    ダゾリジノン; 1-[2-[4-[5-(2- エチルテトラゾール-5- イル)-1-(4- フルオロフェニル)-1H-
    インドール-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1- イル] エチル]-2-イミ
    ダゾリジノン; 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-[(1- メチルテトラゾール-5- イル) メ
    チル]-1H- インドール-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1- イル] エチ
    ル]-2-イミダゾリジノン; 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-[(2- メチルテトラゾール-5- イル) メ
    チル]-1H- インドール-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1- イル] エチ
    ル]-2-イミダゾリジノン; 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(1-メチルトリアゾール-4- イル)-1H-
    インドール-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1- イル] エチル]-2-イミ
    ダゾリジノン; 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-(2-メチルトリアゾール-4- イル)-1H-
    インドール-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1- イル] エチル]-2-イミ
    ダゾリジノン; 1-[2-[4-[5-(2- エチルトリアゾール-4- イル)-1-(4- フルオロフェニル)-1H-
    インドール-3- イル]-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-1- イル] エチル]-2-イミ
    ダゾリジノン; 1-[2-[4-[5-(2- エチルテトラゾール-5- イル)-1-(4- フルオロフェニル)-1H-
    インドール-3- イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノン; 1-(4- フルオロフェニル)-3- (1-メチル-4- ピペリジニル)-5-(2-メチルテト
    ラゾール-5- イル)-1H- インドール; 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-[(1- メチルテトラゾール-5- イル) メ
    チル]-1H- インドール-3- イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノン
    ; 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-[(2- メチルテトラゾール-5- イル) メ
    チル]-1H- インドール-3- イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノン
    ; 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-[(1- メチルトリアゾール-4- イル)-1H
    - インドール-3- イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノン; 1-[2-[4-[1-(4- フルオロフェニル)-5-[(2- メチルトリアゾール-4- イル)-1H
    - インドール-3- イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノン; 1-[2-[4-[5-(1- エチルトリアゾール-4- イル)-1-(4- フルオロフェニル)-1H-
    インドール-3- イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノン;及び 1-[2-[4-[5-(2- エチルトリアゾール-4- イル)-1-(4- フルオロフェニル)-1H-
    インドール-3- イル]-1-ピペリジニル] エチル]-2-イミダゾリジノン; 又はその酸付加塩である、請求の範囲1記載の化合物。 【請求項3】放射能標識されている、請求項1又は2記載の化合物。
  4. 【請求項4】[11C]- メチルで放射能標識されている、請求項3記載の
    化合物。
  5. 【請求項5】請求項1又は2記載の化合物又はその薬学的に容認された酸
    付加塩少なくとも1種及び場合により第二の薬学的有効成分を薬学的に容認され
    たキャリヤー又は希釈剤1種又はそれ以上と共に含有する薬学的調製物。
  6. 【請求項6】α1 - アドレノセプターの拮抗作用に応答する障害又は疾病
    の治療用薬剤の製造に、請求項1又は2記載の化合物又はその酸付加塩及び場合
    により第二の薬学的有効成分を使用する方法。
  7. 【請求項7】精神病の治療用薬剤の製造に、請求項1又は2記載の化合物
    又はその酸付加塩及び必要に応じて抗精神活性を有する第二の剤を使用する方法
  8. 【請求項8】請求項1又は2記載の化合物又はその酸付加塩及び場合によ
    り第二の薬学的有効成分を哺乳類に投与することを特徴とする、哺乳類における
    α1 - アドレノセプターの拮抗作用に応答する障害又は疾病を治療する方法。
  9. 【請求項9】請求項1又は2記載の化合物又はその酸付加塩及び必要に応
    じて抗精神活性を有する第二の剤を哺乳類に投与することを特徴とする、哺乳類
    における精神病の治療方法。
  10. 【請求項10】放射能標識された式Iの化合物の製造に請求項1又は2記
    載の化合物又はその酸付加塩を使用する方法。
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