JP2002505898A - エアマットレスを備えたソファベッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ヒンジパネル（３１）からなるマットレス支持アセンブリを支持するための入れ子式マットレスフレームを含む、エアマットレス（４０）を備えたソファベッドである。パネルを連結するために使用されるヒンジ（１５０）は、隣接するパネル（３１）の移動範囲を、同一平面の配置から、プラスマイナス９０°に制限する。座席面に有意な構造を含まない一対の側レール（３９ａ、３９ｂ）により、座席面を構成するパネル（３４）を着座位置に支持することができる。このパネル（３４）はまた、クッションで覆われた一対の波状スプリング（１３６）を含むことができる。ソファベッドに使用されるエアマットレス（４０）は、使用者が端部から転げ落ちるのを防ぐため、外側端部（４３ａ、４３ｂ）を高圧に膨らませる、マルチチャンバ設計であることができる。マットレスはまた、高圧に膨らまされる長手方向の分割部分（４９）を含むことができ、独立して圧力を制御する睡眠部分（４５ａ、４５ｂ）の間で、一人の使用者が、高圧の睡眠位置から隣の低圧の睡眠位置に転げるのを防止する。マットレスはまた、マットレスの特定の部分、たとえば足端部、でマットレスが膨らむのを助けるために使用される、内側に取付けられたエラストマストラップを備えた、カバー（５１）を含むことができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】 I．発明の背景 本明細書は、１９９８年３月１１日に出願された米国仮特許出願第６０／０７
７，４９８号の優先権を主張するものである。

【０００２】 Ａ．発明の分野 本出願人の発明は、従来のスプリングマットレスおよび種々のソファアセンブ
リやサブアセンブリに代わるエアマットレスを使用する、ソファベッドに関する
。

【０００３】 Ｂ．背景 人々は、ますます、従来のスプリングマットレスをエアマットレスに取り替え
つつある。一般大衆がエアマットレスを多く受け入れるようになっているのは、
一部その寝心地の良さによるものである。従来のエアマットレスは、エアポンプ
を使用して膨らませることができる、少なくとも１個のエアチャンバを囲い込む
、可撓性のある本体を有する。一旦膨らまされると、そのエアチャンバの入口の
バルブを閉めることにより、エアチャンバの気密を保つ。そのような膨らまされ
たマットレスは、通常相対する二つの平面を有し、使用者（ユーザ）がその上面
で眠る。エアマットレスを収縮させるため、使用者は、エアチャンバから空気を
抜いてマットレスをつぶし、そのエアマットレスを保管のために折り畳むことが
できる。使用者は、エアマットレスの堅さを心地よく調節するために、マットレ
スを徐々に収縮させることができる。

【０００４】 快適なエアマットレスと異なり、最も悪評の高い睡眠用表面は、広く使用され
ている引き出し式ソファベッドである。市販のソファベッドは、ソファベッドが
つぶされた位置にあるとき、ソファベッドサブアセンブリ内に折り畳まれるマッ
トレスを有している。従来のソファベッド装置は、心地よさは欠けるが、一晩の
客用ベッドとなるため、また使用しないときは、伸ばされて、通常はクッション
の助けをかりて座席面となるため人気がある。それらのソファは二つの役割を兼
用する。

【０００５】 従来のソファベッドは、寸法制約のため、また典型的なマットレス支持サブア
センブリにより提供される不十分な支持のため、快適ではない。従来のソファベ
ッドのマットレスは、ソファに折り畳まなければならないため、実質的に薄くし
なければならず、したがって、フルサイズのベッドマットレスより心地が悪い。
マットレスは、従来のベッドマットレスのようにクッションを良くすることがで
きず、またスチールバネは、従来のベッドマットレスのように堅い支持を提供す
ることができない。この薄くて、支持に不向きで、ごつごつしたソファベッド用
マットレスは、こわれやすく、平坦でない支持サブアセンブリにより、一層心地
悪く作られている。典型的な支持サブアセンブリは、開放フレームに掛けられた
金網（またはトランポリンと呼ばれるバネで支持されたポリマ織物）と、この金
網またはトランポリンの真下に延びるヒンジバーを備えている。従来のソファベ
ッドで寝たことのある多くの人が知るように、使用者が、いくつかのヒンジバー
に掛けられる金網と金属マットレス支持構造体に不十分に支持された、薄くごつ
ごつした、締まりのないマットレスを感じ、マットレスを通して、そのすべてが
感じられるため、その支持サブアセンブリは快適ではない。

【０００６】 市販のソファベッドは、完全な厚さのマットレスを収納できないが、それでも
複雑な折り畳みマットレスフレームのため、嵩張り重い。マットレスフレームを
ソファ位置から開放ベッド位置に延ばすことは、高齢者または健康でない人の能
力以上の物理的強さを必要とすることが多い。フレームを折り畳み、また広げる
ことが可能な人は、指を挟んだり、脛を擦りむいたりすることがしばしばある。
したがって、当技術では、少なくとも従来のベッドと同様に、快適で伸縮が容易
な改良されたソファベッドに対する要求がある。

【０００７】 II．発明の概要 本出願人の発明に係るソファベッドとサブアセンブリは、従来のソファベッド
の有用性と快適さ（心地よさ）を徹底的に改良している。本出願人のソファベッ
ドは、エアマットレスの快適さと、ソファから展開し、ソファに折り畳むのが非
常に簡単なマットレスフレームを備えた、ソファベッドの実際の利点を組み合わ
せている。本出願人の発明の一つの態様では、本出願人は、たとえばソファ本体
からフレームを入れ子式に伸縮させる（折り畳みの代わりに）ことにより、睡眠
用面としてのエアマットレスを収納するマットレスフレームを設計した。このマ
ットレスフレームは入れ子式に動くため、使用者はソファから出し入れするのに
マットレスフレームのどの部分も持上げる必要がない。マットレス４０を十分支
持するために、好ましくは一連の一体支持体（従来のソファベッドに使用された
金網またはトランポリンの代わりに）が、本出願人のマットレスフレーム上に載
置されている。使用者は、マットレス内の圧力を、したがってその堅さと快適さ
を、増加調節可能なブロアを用いて、マットレスを自動的に膨らますことができ
る。マットレスの収縮速度を上げるために、使用者は可逆モータを使用すること
が好ましい。空気圧装置を、バッテリ電源付きの別個の携帯ユニットとしてユニ
ット化することまたはソファベッドに内蔵することが可能である。

【０００８】 本出願人のソファベッドとそのサブアセンブリの種々の実施形態の多くが、本
明細書に記載されている。ベッドアセンブリの２つの一般的なタイプ、すなわち
、折り畳み支持またはボックス方式および蛇行型方式が、各々典型的な変形例で
説明されている。ほぼ従来のソファフレームへ簡単に設置するため、ボックス方
式ベッドアセンブリは、「差し込み式」モジュールとして作製することができる
。この本出願人のソファベッドは、また、マットレスフレームを伸縮するための
自動化機構、たとえば、プーリ装置またはプッシュプル式鎖装置を備えることが
できる。本出願人の発明の別の態様には、マットレスフレームを格納する場合に
、ソファ本体に格納するとマットレス４０を収縮させる「リンガ（ringer)」が ある。

【０００９】 本出願人の発明はまた、別の態様、たとえば従来のソファベッドの所有者が、
トランポリンまたは金網フレームを有するソファにエアマットレスを取付ける、
更新（retro）マットレス装置を含む。本出願人の発明のさらに別の態様は、従 来のマットレス用の膨張可能なマットレスカバーであり、このカバーは、マット
レスのスプリング状態に関係なく、古いマットレスを快適な睡眠用面に再活性化
し変える。本出願人は、マットレス本体の外側端部の少なくとも一部に配置され
る、別個に膨張するチャンバを設けることにより、エアマットレスをさらに改良
した。これにより、マットレスをソファベッドに折り畳む一方で、従来のエアマ
ットレスの端部の「ロールオフ（roll-off)」特性が最小となる。

【００１０】 本出願人の発明の前述の一般的な説明と以下の詳細な説明は、典型的で説明だ
けのものに過ぎず、本発明に関する特許請求の範囲を制限するものではない。本
明細書に含まれ、その一部を構成する添付図面は、本発明の種々の実施形態を例
示し、その説明と共に、本発明の原理を説明するのに使用される。

【００１１】 III．発明の詳細な説明 本出願人は、以下に本発明の典型的な実施形態を詳細に説明し、その実施例を
添付図面で例示する。この発明に対する無数の改造例と変形例が、当業者に明ら
かであろう。可能であるかぎり、同じまたは同様の部分を言及するために、図面
全体を通して同じ参照番号を使用する。本明細書におよび特許請求の範囲で使用
されているように、「一つ（a)」は、それが使用されている文脈により、一つま
たはそれ以上を意味することができる。

【００１２】 本出願人のソファベッドは、従来のソファと同様の、魅力的な外観を有してい
る。着座位置にあるときは明らかではないが、本出願人のソファベッドはまた、
従来のソファベッドの場合のように、ソファ本体から折り畳み出し入れするとい
うよりは、ソファ本体から入れ子式に出し入れするマットレスフレームを備えて
いる。以下に説明する本出願人のソファベッドのいくつかの実施形態では、マッ
トレス支持サブアセンブリもソファ本体内外に摺動するが、その他の実施形態で
は、マットレス支持サブアセンブリは、入れ子式に出し入れするマットレスフレ
ーム上で折り畳める。

【００１３】 図１Ａ〜図１Ｅは、本出願人の発明に係るソファベッドの一つの実施形態を一
般的に示している。このソファベッドは、相対する肘掛けと、背もたれまたは背
面部分と、マットレス４０またはマットレス支持体を収納するための空洞と、を
備えた従来のソファフレームを有する。座席と背もたれのクッションは、ソファ
ベッドがソファとして使用されるとき（マットレスフレームと支持サブアセンブ
リがソファに格納されるとき）、図１Ａに示したように、特別のスプリング面で
設計された快適な座席面が与えられるように使用される。この座席クッションは
、格納位置または着座位置と着座位置または睡眠位置との間でソファベッドが移
動可能なように、取り外すことができる。取り外された座席クッションは、マッ
トレスフレームと支持サブアセンブリが着座位置に戻るまで、使いやすい場所に
保管される。ソファ１０を、ソファ１０のベッドアセンブリ３５が着座位置（図
１Ａと図１Ｂ）から睡眠位置（図１Ｄと図１Ｅ）に移動する態様を、連続的に表
わした図１Ａ〜図１Ｅに示す。

【００１４】 図１Ａは、ソファベッド１０にクッション１８を置いた着座位置で示される、
ソファベッド１０の一つの実施形態の斜視図である。図１Ｂは、着座位置に完全
に格納されたベッドアセンブリ３５を露わすために、座席クッション１８を取り
外した状態のソファベッド１０の斜視図である。図１Ｃは、完全に折り畳まれた
マットレスとパネル３０、３２、３４を構成するマットレス支持装置を露わすた
めに、座席クッション１８を取り外した状態のソファベッド１０の斜視図である
。図１Ｃはまた、完全に延ばされた睡眠位置のマットレスフレームを示している
。図１Ｄは、マットレス支持サブアセンブリを広げた５枚パネルの実施形態につ
いて、完全に広げられたマットレスを露わすために、座席クッション１８を取り
外した状態のソファベッド１０の斜視図である。図１Ｅは、マットレス支持サブ
アセンブリを広げた５枚パネルの実施形態について、完全に広げられ、膨らまさ
れたマットレス４０を露わすために、座席クッション１８を取り外した睡眠位置
にあるソファ１０の斜視図である。マットレス本体４１と上部４４を示すために
、マットレスカバー５１が捲られて示されている。また、側壁４２の相対する部
分を相互にまず引くことにより、マットレス４０の足端部からマットレス本体４
１の収縮を助ける、ストラップ５２が破線で示されている。

【００１５】 Ａ．折り畳み式支持の実施形態 本出願人の発明のソファベッドの第１の実施形態は、折り畳み式支持またはボ
ックス装置であり、ここでは、５枚パネルバージョン、４枚パネルバージョンお
よび横向きベッドデザインを含む、この装置のいくつかの変形例を説明する。

【００１６】 １．５枚パネルバージョン 図４Ａは、ソファとして使用する、着座位置での折り畳み式支持の実施形態で
ある５枚パネルバージョンを示している。この折り畳み可能なマットレス支持サ
ブアセンブリは、広げたときに水平マットレス支持構造体を構成する、旋回的に
連結された５枚の長方形パネル３０、３２、３４、３６、３８（まとめて支持パ
ネル３１とする）を備えている。支持パネル３０、３２、３４は、好ましくは２
個のヒンジ１５０で連結されている（図４Ｂ参照）。支持パネル３１は、合板の
ような木材、プラスチックあるいは他のポリマ、またはその他の適切な材料で形
成することができる。支持パネル３１は、図示したように全体面を定めている。
しかしながら、支持パネル３１はまた、構造的に設計された、全体面を定めない
パネルとすることもできる。

【００１７】 ヒンジ１５０は、２個のフランジ１５４ａ、１５４ｂがそれぞれピボット軸１
５６ａ、１５６ｂに、ヒンジ取付けされる中心部分１５２を有している。ヒンジ
１５０の中心部分１５２はパネル３２の全幅にまたがり、パネル３２に取付けら
れる（たとえばねじで）。パネル３０、３４は、フランジ１５４ａ、１５４ｂに
取付けられる。ヒンジ１５０は、パネル３４のパネル３２への角移動範囲および
パネル３２のパネル３０への角移動範囲を、約９０°プラスまたはマイナスに制
限し、それまでの平行でなかったパネル３０、３４を平行にし、パネル３０、３
２、３４をＵ字形に折り畳むことができる。

【００１８】 パネル３４は、着座位置と睡眠位置では水平に配置されたままである。これと
は別に、５枚パネルバージョンのパネル３０、３２、３６、３８は、着座位置か
ら睡眠位置に移動し、そしてその着座位置に戻ると、水平パネル３４に対して向
きを変える。図４Ａに示したように、パネル３６、３８は、パネル３４に対して
直立の向きにある。着座位置にあるとき、パネル３２もパネル３４に対し直立し
、特に、垂直に向いており、パネル３０はパネル３４に実質的に水平である。図
４Ａに示したように、着座位置にある支持パネル３１に関して、パネル３０の１
つの側面がパネル３４の方に下向きに面してエアマットレス４０の一部に接触し
、パネル３０の反対側面が上向きに面してソファ１０の座席クッション１８（図
示せず）を支持する。図８に示したように、パネル３０はそれを通す無数の穴を
有し、パネル３０が、中実のパネルより曲がりやすく、クッション１８にさらに
弾力的な支持を与える。

【００１９】 支持パネル３１を、図４Ａに示した着座位置から睡眠位置まで動かすために、
先ず座席クッション１８が取り外され、脚部板２２が背面部材１２から引き出さ
れる。脚部板２２は、マットレスフレーム５８を設けるために、入れ子式に延び
る複数グループのブレース６０、６２、６４、６６に連結され、マットレスフレ
ーム５８には、支持パネル３１が睡眠位置にあるとき、パネル３１が配置される
。ブレース６０、６２、６４、６６の各グループは、相互に連結された複数の独
立したブレースを備え、ブレースの各グループで規定された長手方向に摺動する
。

【００２０】 図２は、ブレースのグループ６０、６２、６４、６６と睡眠位置の脚部板２２
を示している。グループ６０、６６は５個の個別のブレースを備え、実質的に同
様に機能する。ソファ１０の背面部材１２から脚部板２２まで、グループ６０の
ブレースは、ブレース６０ａ、６０ｂ、６０ｃ、６０ｄ、６０ｅを有している。
同様にグループ６６のブレースは、ブレース６６ａ、６６ｂ、６６ｃ、６６ｄ、
６６ｅを有している。ブレース６０ａは、ベッドアセンブリ３５のフレーム、特
に図示した実施形態の横レール６８、７０に、間隔を開けて固定され、したがっ
て、ソファ１０に対して間隔を開けて固定される。脚部板２２が背面部材から引
き出されると、ブレース６０ａ、６０ｂ、６０ｃ、６０ｄ、６０ｅは相互に移動
してグループ６０が長くなる。ブレース６０ａ、６０ｂ、６０ｃ、６０ｄ、６０
ｅは、多数の方法で摺動可能に連結することができる。いずれの方法による摺動
可能な連結ブレース６０ａ、６０ｂ、６０ｃ、６０ｄ、６０ｅも、それぞれの長
手方向軸に沿って相互に、また制限された走行範囲で摺動する限り、使用可能で
ある。

【００２１】 グループ６２、６４は４個の個別のブレースを備え、実質的に同様に機能する
。ソファ１０の背面部材１２から脚部板２２まで、グループ６２のブレースは、
ブレース６２ａ、６２ｂ、６２ｃ、６２ｄを有している。同様にグループ６４の
ブレースは、ブレース６４ａ、６４ｂ、６４ｃ、６４ｄを有している。これらの
ブレースは、木材、プラスチック、あるいは他のポリマ、またはその他のいずれ
かの適切な材料から作製することができる。

【００２２】 ブレースのグループ６０、６２、６４、６６の隣接するブレース間の摺動連結
を説明するため、ブレース６０ａは溝を有し、ブレース６０ｂはブレース６０ａ
の溝内で摺動する相補的な突起を有している。このブレース６０ｂに設けられた
突起は、ブレース６０ｂがブレース６０ａに対して長手方向に延ばされると、溝
に沿って摺動し、ブレース６０ａと６０ｂがそれらの相対的な横方向位置を維持
する。ブレース６０ｂが６０ａに対して一杯に延び切ると、ブレース６０ｂの突
起がブレース６０ａの溝のストッパに接触し、ブレース６０ｂがさらに長手方向
に延びるのを防止する。ブレースのグループ６０、６２、６４、６６全体の隣接
するブレースの各対は、同様に相互に連結される。隣接するブレースの各対の場
合、基端（近位）ブレースのストッパは、末端（遠位）ブレースの最大長さを制
限して、各対の伸長長さを制限する。したがって、エアマットレス４０を適切に
支持するために、マットレスフレーム５８の正確な伸長長さを設定するブレース
の各グループ６０、６２、６４、６６の最大伸長長さが規定される。

【００２３】 脚部板取付けブラケット（図示せず）が、ブレース６０ｅ、６２ｄ、６４ｄ、
６６ｅの各先端部に取付けられている。椅子張りされた脚部板２２が脚部板ブラ
ケットに取付けられる。したがって、マットレスフレーム５８を睡眠位置に手動
で動かす使用者は、ソファ１０の背面部材１２から脚部板２２を引き出し、それ
に対応して、脚部板２２に取付けられた最先端ブレース６０ｅ、６２ｄ、６４ｄ
、６６ｅが引かれる。使用者がマットレスフレーム５８を延ばし続けると、ブレ
ースのグループ６０、６２、６４、６６は一杯に延びるまで延ばされる。一旦完
全に延ばされると、使用者は、マットレスフレーム５８が睡眠位置になるまで、
背面部材１２からさらにある短い距離だけ、マットレスフレーム５８全体を引く
のが好ましい。そのような動作により、マットレスフレーム５８の頭部端部とソ
ファ１０の背面部材１２間に、ある間隔が作られる。基本的に、ブレース６２ａ
と６４ａの基端部は、頭部板７３（図２）に取付けられ、それが構造支持アーム
１４、１６に対して摺動可能である。しかし、ブレース６０ａ、６６ａは、それ
ぞれアーム１４、１６の構造体の一部に取付けられている。したがって、ブレー
スのグループ６２、６４が完全に延ばされ、使用者が脚部板を背面部材１２から
さらに遠くへ引張るとき、ブレースのグループ６０、６６がその完全に延ばされ
た位置までさらに延びるため、ブレース６２、６４のグループは、背面部材１２
から頭部板７３を引き出す。以下に説明するように、マットレスフレーム５８は
、完全に延ばすことができ、自動化された方法で睡眠位置と着座位置との間に収
納することができる。

【００２４】 マットレスフレーム５８は、たとえば一連のキャスタまたは車輪で、床の上に
支持され、それらキャスタまたは車輪は、何個かのブレースに取付けることが可
能である。図２に示した実施形態では、キャスタがブレース６０ｃ、６０ｅ、６
２ｃ、６４ｃ、６６ｃ、６６ｅの底部に連結され、これらキャスタが延びたブレ
ースのグループ６０、６２、６４、６６にかかる重さを支持する。基礎ブロック
６７がまた位置し、ブレース６０ａ、６６ａ、したがってブレースのグループ６
０、６６の基端部を支持する。

【００２５】 当業者が認識するように、４個を超え、あるいはそれ未満のブレースグループ
も、所望のデザインにより使用可能である。同様にブレース各グループのブレー
ス数を所望により変えることができる。使用するブレース数とタイプを決定する
要因は、ソファの脚部板と背面部材間に延びる面に配置されたマットレス支持体
とエアマットレスの長さ、かかっている重さ、ブレースの強度、ブレースを作る
ために使用される材料、ソファベッドそれ自体の望ましい最大重量である。当業
者はまた、突起と溝の配置は上記の説明から明らかにされ、相補的な溝と突起が
ブレースを摺動連結する唯一の方法ではないことが理解できるであろう。

【００２６】 図２に示したように、ブレースのグループ６０、６２、６４、６６が一旦睡眠
位置になると、マットレス支持サブアセンブリをマットレスフレーム５８上に配
置できる。図４Ａに示したように、使用者はパネル３０、３２を広げて、マット
レスフレーム５８上にそれらを横たえることにより、パネル３０、３２がパネル
３４に平行になるように、先ずパネル３０、３２を延ばすことができる。一旦パ
ネル３０、３２、３４が広げられると、その人は、パネル３６、３８を背面部材
１２から下方に摺動させる脚部板の方に、パネル３０を引張ることができる。

【００２７】 パネル３６、３８はソファ１０の背面部材１２の内外に摺動することができる
。図４Ａに示された実施形態では、パネル３８（ベッドアセンブリ３５が着座位
置にあるとき、ソファ１０の背面部材１２内の最も高い位置に配置される）は、
その基端部に取付けられた車輪またはキャスタ（図示せず）を有している。この
車輪は、パネル３６、３８をソファ１０の背面部材１２の内外にガイドする曲が
ったトラックまたは面と係合する。パネル３６、３８が睡眠位置と着座位置間を
自由に移動することが確保されるように、別の車輪をパネル３６、３８の下側の
別の場所に配置することもできる。その車輪は、背面部材１２の後方内部に配置
された面（図示せず）に接触しその面に沿って動く。この面は、パネル３６、３
８がソファ１０の本体に連結することなく背面部材１２の内外に滑らかに移動で
きる向きになっている。

【００２８】 延ばされている間、パネル３６、３８は、下向きで背面部材１２から外側に移
動する。パネル３６、３８は、パネル３４が背面部材１２から引き出されると、
パネル３４に追従する。ベッドアセンブリ３５を着座位置から睡眠位置に動かす
と、パネル３４と３６が実質的に接触する平面を形成するまで、パネル３４と３
６間の鈍角が約１８０°まで増大する。パネル３０を脚部板２２の方に連続的に
引くと、パネル３６、３８が下方に、そして背面部材１２から外側へ移動して、
５枚のパネルすべてが、エアマットレス４０を配置する実質的に平らな面を形成
する。すなわち、パネル３０がソファ１０の背面部材１２から引き出されると、
パネル３２と３４が追従し、パネル３６と３８がソファ１０の背面部材１２から
引き出される。パネル３０が脚部板２２に達すると、睡眠位置が得られる。この
位置で、マットレスフレームと支持サブアセンブリにより、エアマットレス４０
を支持するための中実な面が形成される。

【００２９】 背面部材１２の内部の面に沿って動くパネル３６、３８の下側に付いた車輪の
代わりに、他の手段（図示せず）により、パネル３６、３８が着座位置と睡眠位
置間で移動できるようにしてもよい。たとえば、背面部材１２の内部で、その各
側面に隣接して配置された円弧状あるいは曲がったトラックまたはチャンネルで
、背面部材１２の内部の面を代えることができる。パネル３６、３８に取付けら
れた相補的なガイドが、パネル３６、３８の側面端部に取付けられる。このガイ
ドは、パネル３６、３８が睡眠位置と着座位置間を移動するとき、チャンネル内
で、小さなチャンネル摺動の摩擦界面を有する。このガイドは、たとえば車輪ま
たは合わせピンとすることができる。

【００３０】 ベッドアセンブリ３５を着座位置に戻すために、マットレス４０は少なくとも
一部が収縮されることが好ましい。上記に説明し、図４Ａに図示したように、パ
ネル３０と３２を着座位置まで一旦折り畳むと、ブレース６０ｄと６０ｅ、６２
ｃと６２ｄ、６４ｃと６４ｄ、６６ｅと６６ｄのすべて、または大部分が、マッ
トレス４０をもはや支持しない。したがって、脚部板２２は、容易に押し込まれ
垂直に向いているパネル３２に隣接する。使用者が脚部板２２をソファ１０の背
面部材１２の方に押し続けると、図４Ａに示したように、ベッド３５が着座位置
に到達するまで、パネル３６、３８は対応して押され、ソファ１０の背面部材１
２内に上向きに移動する。

【００３１】 脚部板２２を着座位置に留めるために、相補的な構成部品を有するラッチ機構
が、脚部板２２の先端側とアーム１４、１６の基端部下側に連結される。脚部板
２２に取付けられたこのラッチ機構の一部は、たとえば脚部板２２の１つの側面
端部近傍に取付けられたフランジであり、そのフランジはまた、脚部板２２に平
行で、フランジ（図示せず）の最も後方の端部近傍に、上向きリッジを有して背
面部材１２の方に延びている。アーム１４と１６に取付けられたこのラッチ機構
の相補的な部分は、たとえば、下向きに延びるチャンネル１８４で摺動し、また
バネを用いて下向きに付勢される（図２５参照）車軸１８２に取付けられた車輪
１８０である。脚部板２２をソファ１０の方に押すと、フランジに付けたリッジ
が、バネの力に対して上向きに、車輪１８０とカム動作を行なう。脚部板２２は
ソファ１０に接触すると、バネが車輪１８０を脚部板２２近傍でリッジ側面下方
に押し、脚部板２２をソファ１０に固定させる。このラッチ機構は、ソファ１０
が着座位置にあるとき、マットレスフレーム５８が不注意で延びないように保証
する。脚部板２２はソファ１０の前面の完成外観を示し、ソファ１０が着座位置
にあるとき、ソファ１０内部の損傷を防止する。脚部板２２を着座位置にあるソ
ファ１０に対してラッチすると、ソファ１０がソファとして使用できるように、
座席クッション１８をパネル３４上に置くことができる。

【００３２】 ２．４枚パネルバージョン 当業者が認識するように、５枚パネルバージョンのパネル３６と３８をソファ
１０の背面部材１２内に移動するとき、脚部板２２を手動で着座位置に押し込む
ことは困難であろう。ソファ１０内に上向きに移動する５枚パネルバージョンの
パネル３６、３８に逆らう力には、重力と、ブレースのグループ６０、６２、６
４、６６に対する押し込み摩擦抵抗とがある。したがって、図４Ａの折り畳み式
支持マットレスの実施形態である５枚パネルバージョンは、健康状態が悪い人に
とって、容易に動かすことは困難であろう。一つのオプションは、支持パネル３
１を睡眠位置と着座位置間で移動させるために、自動出し入れ装置を使用するこ
とであり、これを以下に説明する。他のオプションは、折り畳み式支持実施形態
の４枚パネルバージョンを使用することである。

【００３３】 図３に示したように、折り畳み式支持実施形態の４枚パネルバージョンは、４
枚の支持パネルだけ、すなわち、パネル３０、３２、３４、３６（まとめて支持
パネル３１とする）を有している。パネル３０、３２、３４は、着座位置にある
ときは横向き「Ｕ」字形に折り畳まれる（５枚パネルバージョンのパネル３０、
３２、３４の構成と同様）。睡眠位置にあるときは、４枚パネルバージョンの支
持パネル３１は平面を形成する。しかしながら、５枚パネルバージョンと違い、
４枚パネルバージョンの「Ｕ」を作る最も後方のパネル３４が、ソファ１０の背
面部材１２に対して、間隔を開けて固定される。したがって、パネル３４は着座
位置と睡眠位置間で移動するとき、マットレスフレーム５８を摺動せず、５枚パ
ネルバージョンで生じるようにはならない。さらに、Ｕを形成するパネルに連結
されないパネル３７は、脚部板２２に隣接するマットレスフレーム５８に固定し
て取付けられる。

【００３４】 Ｕが睡眠位置に広げられると、１枚のパネル３０、３２、３４が形成されるよ
うに、パネル３０、３２、３４は、特別のヒンジ装置で相互に取付けられる。ベ
ッドアセンブリ３５が着座位置にあるとき、パネル３０がパネル３４とパネル３
７の上に配置され、パネル３７がパネル３４の下に入るようにパネル３０と３２
が折り畳まれる。ベッドアセンブリ３５を着座位置から睡眠位置に移動するとき
、５枚パネルバージョンの脚部板のように、脚部板２２がソファ１０の背面部材
１２から引き出される。ブレース６０ｅ、６２ｄ、６４ｄ、６６ｅに固定して取
付けられるパネル３７は、パネル３０、３２、３４の下方から摺動して引出され
る。脚部板２２が完全に延ばされると、Ｕが広げられ、マットレス４０用の平面
パネル３０、３２、３４が形成され、このパネルは図３に示したように、パネル
３７と実質的に同一の平面にある。下記に説明するように、パネル３０、３２、
３４、３７が実質的に同一の平面になるように、パネル３４の少なくとも一部分
が、パネル３７の幅とほぼ同じ距離だけ下にわずかに移動する（パネル３７がＵ
の下方から摺動して出た後）ことがまた好ましい。

【００３５】 好ましい実施形態では、マットレスカバー５１がパネル３０、３４の一部分に
恒久的に固定され、着座位置にあるとき、ソファ１０内に収納される。マットレ
スカバー５１の基端部（または頭端部）は、パネル３４の基端部に隣接して固定
されることが好ましい。マットレス４０の頭端部は、ベッドアセンブリ３５の出
し入れの間に、ごくわずか移動するため、たとえ少しの移動でも（約８インチ以
下）、マットレス４０の入口に対する空気圧装置９０の位置は、ごくわずか変化
する。したがって、空気圧装置９０とマットレス４０との連結は、空気圧装置と
マットレス間の必要以上の相対運動を有する装置の場合より、信頼性が高いよう
に思われる。

【００３６】 マットレス４０がソファ１０内に収納されると、収縮されたマットレス４０全
体は、パネル３０、３２、３４で形成されたＵ内部に嵌まる。マットレス４０を
広げたとき、パネル３７上にあるマットレス４０の先端部は、パネル３０、３２
、３４をＵに折り畳む前に、マットレス４０の残りの部分上に折り返される。一
旦マットレスがそのように折り畳まれると、マットレス４０全体を実質的に収納
するために、パネル３０、３２、３４はその収納されるＵ字形に折り畳まれる。

【００３７】 ５枚パネルバージョンと同様に、パネル３０、３２、３４が睡眠位置に広げら
れると、収縮したマットレス４０が広げられる。マットレス４０の足端部はパネ
ル３７上に広げられる。好ましい実施形態では、マットレス４０は、マットレス
４０の底面４６とカバー５１との間に配置された補剛材（stiffener)を備えてい
る。可塑化厚紙、木材またはその他の適切な材料で作られる補剛材により、パネ
ル３７の上にマットレス４０を広げているとき、使用者はそのマットレス４０の
先端１／３あるいは１／４を折り畳み、かつ調節することができる。

【００３８】 一度マットレスを支持パネル３１上に配置すると、本明細書のセクションIII ．Ｄに説明するように、空気圧装置９０を使用してマットレス４０を膨らますこ
とができる。マットレス４０は、使用後、収縮され、マットレス４０の先端部分
がパネル３７から離される。ベッドアセンブリを着座位置に移動させるために、
マットレス４０の先端部分がマットレス４０の残りの部分上に折り畳まれ、パネ
ル３０と３２が折り畳まれて、パネル３４と「Ｕ」字形を作る。それから、使用
者は脚部板２２をソファ１０の背面部材１２の方に押す。脚部板２２が移動する
と、パネル３７はパネル３４に隣接する位置に達する。

【００３９】 本出願人は、パネル３７をパネル３４の下に配置する種々の方法を検討してい
る。一つのオプションは、パネル３４が、パネル３４とマットレスフレーム５８
との間に、ある間隙を設けて置かれ、パネル３０、３２、３４、３７が薄い、た
とえば１／８インチないし１／４インチの厚さである、ことである。そのような
パネルを睡眠位置に広げると、パネル３１は決して同一面にならず、パネル３７
の上面は、パネル３０、３２、３４の上面より低くなるであろう。しかしながら
、マットレス４０上に寝ている使用者は、パネル３１で形成された表面の少しの
段差に気が付かないと思われる。

【００４０】 パネル３７をパネル３４の下に配置する他の方法は、睡眠位置から着座位置ま
での移行時に、パネル３４を垂直上向きに動かして、パネル３７用のスペースを
作ることである。たとえば、パネル３４は、パネル３４を上げ下げできるリンク
仕掛けにより、マットレスフレーム５８に取付けることができる。上げた位置で
は、パネル３７はパネル３４の下に配置される。パネル３７がパネル３４の下か
ら引き出され、睡眠位置まで移動すると、パネル３４は、マットレスフレーム５
８上に配置されるまで降下する。したがって、睡眠位置にあるとき、パネル３４
と３７は上面が同一平面となる。ベッドアセンブリを睡眠位置から着座位置まで
動かすために、パネル３７をパネル３４の方に押す。パネル３７の先端部に傾斜
を付けてパネル３７がパネル３４の下を摺動すると、パネル３７がパネル３４を
持上げることができる。パネル３７がパネル３４の下を摺動するときの摩擦を減
らすために、パネル３４の底部にパネル３７の上面に係合する車輪を備えること
ができる。この車輪は、マットレスフレーム５８に接触しないように配置される
ことが好ましく、このことは、ベッドアセンブリが睡眠位置にあるとき、結果と
して、パネル３４は、パネル３７と平面になっていない。

【００４１】 他の検討した実施形態は、パネル３４の高さを上げ下げする歯車装置を使用す
ることである。たとえば、歯車はリンクにより下の位置から上の位置まで動かし
、それに対応するようにしてパネル３４を持上げて、パネル３７をパネル３４の
下に配置させることができる。

【００４２】 図２６は、パネル３７をパネル３４の下に配置するための、さらに別の手段を
示しており、パネル３４を持上げるように、着座位置に配置されたパネル３０を
含む。一つの実施形態では、水平に向いた支持支柱がソファ１０のアーム１４、
１６の各内側に連結される。パネル３０が睡眠位置から着座位置に折り畳まれる
と、パネル３０は、支持支柱の上部出っ張（upper ledge)上に配置され、この出
っ張が、パネル３２そしてパネル３４をマットレスフレーム５８上に持上げる。
すなわち、支持支柱は、パネル３０がそうしなければパネル３２の長さに基づい
てパネル３４の上に配置される位置よりも高い位置にパネル３０を配置し、それ
によりパネル３４をマットレスフレーム５８から持上げる。このパネル３４を持
上げることにより、パネル３７をパネル３４の下に摺動させることができる。

【００４３】 ４枚パネルバージョンの「Ｕ」部分の変形例を概略正面図である図２１〜図２
３に示す。パネル３４と３２は本質的に上記と同じである。しかしながら、パネ
ル３０が着座用サブアセンブリ３０´に代えられている。着座用サブアセンブリ
３０´は、クッションカバー１３４の中の複数の波状スプリング１３６（あるい
はエラストマストラップまたはパネルのような他の適切なサスペンション部材）
で構成され、また、長手方向外側レール３９ａとそれに平行する内側レール３９
ｂの間に掛けられた、着座用平面を定めるサスペンション部材から構成される。
この外側レール３９ａと内側レール３９ｂは、弓形の支持レール１３０と１３２
により、相互に堅固に、平行に保持されている。ベッドアセンブリが着座位置に
あると、支持レール１３０、１３２は、着座用台として機能するパネル３４の上
方で、外側レール３９ａと内側レール３９ｂを支持する。支持レール１３０、１
３２は、サスペンション部材で定められた着座用平面構造がないため、サスペン
ション部材は、その上に置かれた座席クッション１８に座る使用者の重さを受け
て、下方に自在に撓む。したがって、着座用サブアセンブリ３０´は、従来のベ
ッド用でないソファで使用された着座用表面と実質的に同じであるため、パネル
３０と比較して、優れた着座用表面を提供する。着座用サブアセンブリ３０´は
、従来のベッド用でないソファには両方とも付いている（しかし、ソファフレー
ムに堅固に取付けてある）、外側レール３９ａと内側レール３９ｂを除いて、ク
ッション１８の下に硬い部位を有しない。

【００４４】 図１６は、ベッドアセンブリ３５の一部分の斜視図であり、この図では、簡潔
にするため、パネル３０、３２および脚部板２２が省略されている。このベッド
アセンブリ３５は、ソファ本体で使用されたとき、撓みを補助するためにエラス
トマ６９ａまたはスプリングを組み込んだ支持体６９を備えている。図１６はさ
らに、後方脚部６７ｂに固定配置するためピンで留められたパネル３４を示す。
パネル３４の下に配置されるパネル３７は、上記III．Ａ．２の部分で説明され たように、固定パネル３４から外側に摺動して出る。図１６はまた、ベッドアセ
ンブリ３５のブレースのグループ６０、６２、６４、６６および脚部６７ａ、６
７ｂを備えるマットレスフレーム５８を示している。

【００４５】 ３．横向きベッドバージョン 当業者が知っているように、従来の先行技術のソファベッドは、使用者がソフ
ァ１０の背面部材１２に対して垂直に寝るように、ソファが縦に開く。本出願人
の発明の一つのバージョン（図示せず）は、使用者が背面部材１２に平行に横に
なる「横向きベッド」である。したがって、ソファ１０は従来のソファベッドよ
り少し広く、睡眠位置にあるとき、マットレスフレーム５８は短い。クイーンサ
イズのマットレスの場合、睡眠位置にある現在の好ましい横向きベッドは、背面
部材１２から脚部板２２まで約６０インチ、そしてソファ１０の長さ方向が約８
０インチの寸法を有する。横向きバージョンの主な利点は、簡単な手動操作と、
着座位置と睡眠位置間のマットレスフレーム５８の短かい走行距離間に、折り畳
み機構での問題発生の可能性が小さいことである。

【００４６】 Ｂ．蛇行型の実施形態 １．第１のバージョン ベッドアセンブリ３５の第２の実施形態は蛇行型実施形態である。この蛇行型
実施形態の第１のバージョンは、中実のパネル３３および２グループ、すなわち
先端グループ２７と基端グループ２９、のスラットから構成され、グループ２７
、２９は、パネル３３に相対する端部にピボットで連結されている。グループ２
７、２９の各々のスラットがまた、相互にピボットで連結され、ブレースのグル
ープ６０、６２、６４、６６に垂直に、そして脚部板２２に平行に向けられてい
る。ベッドアセンブリ３５が、図５に示したように着座位置にあるとき、パネル
３３はクッション１８の下に配置され、パネル３３の先端部は脚部板２２に隣接
している。スラットのグループ２９はパネル３３の下に配置され、スラットのグ
ループ２７はパネル３３上に配置され支持される。

【００４７】 各グループのスラット間の間隔は、種々の要因、たとえばスラットの幅、スラ
ットを形成する材料、マットレス４０の膨張圧力、マットレス４０の強度、ソフ
ァベッドの所望の最大重量等、に基づいて変えることができる。グループ２９の
スラットの各々は、幅が約２インチであり、スラットのグループ２７は幅が約１
インチであることが好ましい。間隔が開いたスラットを使用することにより、折
り畳み式支持実施形態の場合のように、すべて中実パネルを使用するのと比較し
て、ソファ１０の重量が減少する。

【００４８】 ベッドアセンブリ３５の蛇行型実施形態を睡眠位置に配置するために、ベッド
アセンブリ３５の折り畳み式支持実施形態に関連して上記に説明したように、脚
部板２２とマットレスフレーム５８がソファ１０の背面部材１２から広げられる
。ベッドアセンブリ３５が睡眠位置にあるとき、パネル３３は背面部材１２から
引き出され、ブレース６０ｃと６０ｄ、６２ｂと６２ｃ、６４ｂと６４ｃ、６６
ｃと６６ｄ上に配置される。スラットのグループ２７は、パネル３３上から広げ
られ（パネル３３がその睡眠位置まで引き出される前か後に）、ブレース６０ｅ
、６２ｄ、６４ｄ、６６ｅ上に配置される。

【００４９】 ベッドアセンブリ３５が睡眠位置に動かされると、スラットのグループ２９は
蹄鉄の形状をしたトラックに沿って移動し、パネル３３と実質的に平らな面を形
成する。すなわち、パネル３３がソファ１０の背面部材１２から引き出されると
、スラットのグループ２９はそれに対応して、その蹄鉄の形状をしたトラックの
周りを摺動してブレース６０ｂ、６２ａ、６４ａ、６６ｂ上に横たわる。このよ
うにして、スラットのグループ２７、２９の双方およびパネル３３の上面が、マ
ットレス４０用の実質的に平坦な支持面となる。

【００５０】 ベッドアセンブリ３５を着座位置に戻すために、パネル３３は、その基端部が
背面部材１２に隣接するまで、ソファ１０の背面部材１２の方に押される。ソフ
ァ本体に最も近いスラットのグループ２９は、再度パネル３３の下に一部配置さ
れるように、蹄鉄の形状をしたトラックの周りを摺動する。スラットのグループ
２７は、図５に示したようにパネル３３の上面上に折り畳まれる。

【００５１】 折り畳み式支持実施形態とは異なり、蛇行型実施形態のマットレス４０は、ソ
ファ１０内に収納されると同時に、パネル３３およびスラットのグループ２７、
２９から離されることが好ましい。マットレス４０は図５に示されたソファの背
面部分のローラの周りに誘導される。ソファ１０の背面部材１２内のローラ７２
、７４、７６の周りを走行する可撓性マットレス４０は、マットレス４０のチャ
ンバから空気を押し出し、これによりマットレス４０から空気を「音を出させて
」放出し、マットレス４０を収縮させる。最も有効な結果を出すためには、チャ
ンバは、ローラ７２、７４の周囲を誘導される前に少なくとも一部が収縮される
ことが好ましい。

【００５２】 この「音出し」装置を助けるために、ベッドアセンブリ３５とマットレス４０
を同時に格納するための電動装置を使用することができる。たとえば、一つの実
施形態として、マットレス４０およびスラットのグループ２９をソファ１０の本
体内に引き込むように回転する、シャフトに連結されて回転出力を発生するモー
タを使用することができる。自動格納装置の他の実施形態を以下に説明する。

【００５３】 当業者が認識するように、マットレス４０をベッドアセンブリ３５より速く格
納するために、差動歯車を使用することが有利である。この差動歯車は、異なる
直径を有する１本のシャフトを使用したものとして単純化が可能であり、これに
は、１本の可撓性ケーブルが、マットレス４０と一つの直径を有するシャフトの
双方に連結されており、別の可撓性ケーブルが、ベッドアセンブリ３５と前記の
直径とは異なる直径を有する場所のシャフトの双方に接続されている。この異な
った直径のシャフトに巻き付くそれぞれのケーブルにより、マットレス４０とベ
ッドアセンブリ３５が異なる速度で引き込まれる。また、その２つの構成部品を
、相互に異なる速度で引き込む、異なる歯車装置を使用することも可能である。

【００５４】 ２．第２のバージョン 図６に示した蛇行型実施形態の第２のバージョンは、折り畳み式支持実施形態
における４枚パネルバージョンと同様に、第４のブレースの少なくとも１個に固
定して取付けされたパネル３３を使用している。パネル３３は、複数の車輪で支
持されるブレース６０ｅ、６２ｄ、６４ｄ、６６ｅの上面に取付けられる。パネ
ル３３の先端は脚部２２に当接する。マットレスフレーム５８を引き込むとき、
パネル３３は座席クッション１８を支持するために配置される。

【００５５】 この蛇行型実施形態の第２のバージョンの一つの変形例は、蛇行型実施形態の
第１のバージョンと同様に、複数のピボットで連結されたスラットを使用し、こ
のバージョンは平面支持体を構成し、その支持体上に別個に収納されたエアマッ
トレスが配置される。すなわち、パネル３３の各側面に１つのグループが配置さ
れるスラットを２グループ使用する代わりに、このバージョンは、ベッド３５が
睡眠位置にあるとき、ブレース６０ａと６０ｄ、６２ａと６２ｃ、６４ａと６４
ｃ、６６ａと６６ｄをカバーするスラットの１つのグループ２５を使用するに過
ぎない。このバージョンのスラット２５のグループは、上記と同様に、トラック
上などのマットレス４０と別個に、着座位置のパネル３３の下に収納される。ま
た、この蛇行型実施形態の第１のバージョンと同様に、マットレス４０をソファ
の背面部分のローラに巻き付けることが好ましい。

【００５６】 第２のバージョンの別の変形例は、マットレス４０のマットレス本体４１を覆
うカバー５１を使用し、このカバーでは、カバーの底部が、ブレースに垂直に、
かつ脚部板２２に平行に向いた複数の離隔したスラットを保持している。スラッ
トは、脚部板２２に隣接して配置されたカバーの端部からマットレス４０の長さ
の約１／３ないし１／４のところから始まるカバー内に配置される。したがって
、このスラットは、マットレス４０を広げられたベッドアセンブリ３５に配置し
たとき、パネル３３が終端する場所、たとえば第３のブレースから始まるところ
に挿入される。現在の好ましい実施形態では、このスラットは２インチの幅を有
し、２インチないし４インチ離されている。

【００５７】 この離隔されたスラットにより、マットレス４０をローラを介してマットレス
４０を備えたソファ４０の背面部分に格納することができる。すなわち、スラッ
トの向きに基づいて、そのカバー内に配置されたスラットを有するマットレス４
０がローラを通ることができ、エアチャンバの収縮を可能にする。このバージョ
ンは、マットレス４０とスラットが別々でなく、共に格納されるので有利である
。

【００５８】 別の変形例は、マットレスカバー５１とマットレス本体４１内のチャンバとの
間に配置されたウェッビングを使用する。このウェッビングは、その上に配置さ
れたチャンバ用の支持体となり、さらにローラの周りに回転させることができる
。このウェッビングは、マットレスフレーム５８に対して支えとなるポリマまた
は他の材料からなり、さらにローラを通ることができる。

【００５９】 蛇行型実施形態の第２のバージョンのこれらの変形例の場合、脚部板２２に隣
接するマットレス４０の足端部はパネル３３の一部に着脱可能に固定されること
が好ましい。着座位置にあるとき、大部分の収縮エアマットレスはソファの背面
部分に収納され、座席クッションはパネル３３上に配置される。

【００６０】 ３．横向きベッド 折り畳み式支持実施形態について説明したように、横向きベッドが蛇行型実施
形態に使用することも可能である。この折り畳み式支持実施形態について説明さ
れたように、同じ利点が該当する。その理由は、横向きベッドバージョンが睡眠
位置と着座位置間の動きを少なくし、それがデザインを単純にし、問題発生の機
会を少なくしているからである。

【００６１】 Ｃ．マットレス 本出願人の発明のさらに別の態様は、ソファベッドに用いられる、より適正に
採用されるマットレス４０である。従来のエアマットレスは、気泡体（foam)で 囲まれているゴム引布を有するエアチャンバを使用している。この気泡体は、各
エアチャンバの端部を境界とするスリーブ内に配置された「枡形ルーバーのある
（eggcrate)」材料とすることができ、このマットレスのエアチャンバは、スリ ーブに着脱可能に取付けられている。しかしながら、この気砲体は、本出願人の
発明に係るマットレス４０に使用するのには理想的ではなく、これは、マットレ
スをソファ１０内に収納するとき、気泡体が簡単に圧縮または折り畳みができな
いためである。そのような気泡体端部は、マットレス４０を収縮させるためにロ
ーラを使用しているとき、またはマットレス４０をソファ１０内の小さな保管ス
ペースに収納するとき、特に問題である。この気泡体の他の欠点は、使用者が気
泡体マットレスに横になるとき、この織地の感触を一般に好まないということで
ある。

【００６２】 しかし、このチャンバの端部を囲む側面支持体がないと、マットレス４０は所
望の構造的支持が不足する。たとえば、使用者がマットレスの側面に座ると、転
倒する傾向があり、軟質である。本出願人は、マットレス４０の周辺の構造的支
持を増すための手法を開発した。

【００６３】 １．シングルチャンバマットレス本体 図９は、上面４４と底面４６とチャンバ４５を定めている側壁４２とを備えた
マットレス本体４１を含む、シングルチャンバマットレス４０を示している。各
々内部に複数の穴を備えた複数のバッフル４７が、チャンバ４５の一部分から他
の部分への空気の流れを調節する、チャンバ４５内の上面４４と底面４６に連結
されている。このマットレス４０の実施形態は、複雑さが最少で、そのため製造
が最も容易である。

【００６４】 シングルチャンバマットレス４０の別の実施形態は、マットレス本体４１の側
壁４２に達しないバッフル４７を備えることができる。そのようなバッフルの効
果は、マットレス本体４１の側面部分４２ａと４２ｂの上面と底面が、その残り
の上面４４と底面４６を超えて突き出ていることである（図１１Ａ参照）。これ
らの側面部分４２ａと４２ｂは、使用者がマットレス本体４１の端部から転げ落
ちないようにしている。

【００６５】 ２．マルチチャンバマットレス本体 図１０は、蹄鉄の形状をした第２のチャンバ４３で囲まれた、一般的に長方形
状の第１のチャンバ４５を構成するマルチチャンバマットレス４０の一つの実施
形態を示している。この第２のチャンバ４３は、第１のチャンバ４５が相補的に
収容される空洞を定めている。エアチャンバ４５は、所望すれば、「ＶＥＬＣＲ
Ｏ（商標）」締め金具、スナップあるいはその他の適切な締結部品で、第２のチ
ャンバ４３に着脱可能に取付けることができる。チャンバ４３は、図１０に示し
た蹄鉄の形状をした第２のチャンバ４３の場合のような３つの側面の代わりに、
２つの長手方向に相対する側面がチャンバを完全に囲む、４つの側面を有するデ
ザイン等の他の形状を有することができる。チャンバ４３の側面部分４３ａ、４
３ｂ、４３ｃおよび底面部分４３ｄの好ましい厚さは約１．５インチである。他
の設計のオプションは、チャンバ４３の底面部分４３ｄが、膨張可能な子供の水
泳プールと同様に、膨らまないことである。

【００６６】 図１０に示したチャンバ４３の蹄鉄の形状をした実施形態では、チャンバ４５
の頭端部がチャンバ４３のどの側面部分４３ｂにも接触せず、膨張や収縮用のバ
ルブおよび入口に自由に連結できるように配置されている。チャンバ４３は非常
に堅固になるように、高い空気圧まで膨らまされる。したがって、チャンバ４５
が低圧であるにもかかわらず、チャンバ４３は所望の構造支持体となる。チャン
バ４３はまた、従来のスプリングマットレスに対するボックススプリングの効果
と同様に、チャンバ４５に対する堅い基礎となる。そのため、蛇行型実施形態で
使用されるスラットは、低圧に膨らまされスラットの上面に直接配置されるチャ
ンバ４５を使用するのに比べて、広い幅に離隔することができる。

【００６７】 図１１Ｂは、図１１Ａの断面図に示したマットレス４０の変形例であるマルチ
チャンバマットレス本体４１を示す。使用者がマットレス本体４１の１つの側面
から他方へ転がらないようにするために、中央チャンバ４９をマットレス本体４
１内に介在させて、チャンバ４５を個々に圧力調節された２つのチャンバ４５ａ
と４５ｂとに分けることができる。チャンバ４５ａと４５ｂの圧力を個別に調節
できるため、二人の使用者が個々の好みに合わせるように、二人のそれぞれのベ
ッド面を誂えることができる。

【００６８】 図１２はマルチチャンバマットレス４０の別の実施形態を示し、このマルチチ
ャンバマットレス４０は２つの個別支持チャンバ４３ａ´、４３ｃ´を備えるこ
とができ、それらは図１１および図１１Ａに示したように、チャンバ４５ａ、４
５ｂの相対する２つの側面に取付けることが可能である。ちょうど図１０に示し
たマットレス４０の実施形態のチャンバ４３の場合のように、チャンバ４３ａ´
、４３ｃ´は、チャンバ４５ａまたは４５ｂのいずれかよりも高圧に膨らまされ
る。また、図示したマットレス４０の実施形態に示されるように、チャンバ４５
ａ、４５ｂ全体の空気の流れを調節し、マットレス４０の枕状上面４４となるよ
うに設計された穴４７ａを備えた内部バッフル４７が示されている。図示した実
施形態では、バッフル４７が、マットレス４０の上下面端部に沿って、マットレ
ス４０の上面４４と底面４６に取付けられているが、バッフルはチャンバ４３ａ
´、４３ｃ´には達していない。したがって、チャンバ４３ａ´、４３ｃ´は、
全体が膨らまされたとき、チャンバ４５ａ、４５ｂより高さが高くなっており、
これがチャンバ４３ａ´と４３ｃ´の転がり防止機能を高めている。

【００６９】 図１２Ａ〜図１２Ｃは、チャンバ４３、４３ａ´、４３ｃ´のどれか一つをチ
ャンバ４５に取付けることができる典型的な方法を示している。この取付け方法
は、チャンバ４５の側壁４２をチャンバ４３、４３ａ´、４３ｃ´の一つの隣接
する内部側壁に一体化する程度により、本質的に異なる。図１２Ａは、相補的な
フックアンドループ締め金具を使用して、チャンバ４３、４３ａ´、４３ｃ´の
一つを、チャンバ４５に取付ける方法を示す。図１２Ｂは、接着剤またはその他
の適切な接合方法を使用して、チャンバ４３、４３ａ´、４３ｃ´の一つをチャ
ンバ４５に接合する方法を示す。図１２Ｃは、チャンバ４５の側壁４２の一部が
、チャンバ４３、４３ａ´、４３ｃ´の一つの内部側壁の一部と共通する実施形
態を示す。

【００７０】 ３．マットレスカバーを使用した端部のつぶれ調節 マットレス４０の端部がつぶれないようにする第２の方法は、マットレスカバ
ー５１を膨らましたとき、マットレス本体４１よりわずかに小さいマットレスカ
バー５１に、マットレス本体４１を入れることである。そのような配置では、マ
ットレス本体４１がカバー５１の角や端部を充填するように広がるために、カバ
ー５１はマットレス本体４１の側壁４２を支持する。二重チャンバの実施形態と
比較したこの設計の欠点は、使用者がマットレス４０の堅さを少ししか調整でき
ない点である。

【００７１】 ４．ベッドアセンブリ内に配置されたマットレス 図３および図４Ａに示されたベッドアセンブリ３５の折り畳み式支持実施形態
の４枚および５枚パネルバージョンでは、マットレス４０は、ベッドアセンブリ
３５の１枚あるいは２枚以上のパネル３１に着脱可能に固定され、着座位置に収
納されるとき、パネルに隣接して、またはパネル間に収納されることが好ましい
。たとえば、「ＶＥＬＣＲＯ（商標）」締め金具として一般に知られた相補的な
フックアンドループ締め金具を、マットレス４０と支持パネル３１の特定のパネ
ルに適切に取付けることができる。また、この締め金具を相補的なスナップ締め
金具にすることもできる。また、着脱可能に連結する別の構成部品として当業者
に公知の、別の締め金具を使用することもできる。

【００７２】 ベッドアセンブリ３５が睡眠位置にあるとき、マットレス４０は支持パネル３
１上に予め配置され、図１Ｄに示したように膨らます準備ができている。当業者
が認識するように、エアマットレス４０は、少なくとも一つの気密チャンバを囲
い込む適切なシート状の可撓性材料から作られた、膨張可能な可撓性マットレス
本体４１を備えている。カバー５１内に封入されてマットレス４０を形成するの
が好ましいマットレス本体４１は、膨らまされたとき、マットレス４０が平面図
で一般に長方形をとるように、側壁４２でそれぞれ連結される相対する上面と下
面４４、４６を好適に備えている。マットレス４０は、睡眠位置にあるとき、マ
ットレス支持サブアセンブリの長さと幅とほぼ同じ長さと幅の寸法を有する。

【００７３】 マットレス本体４１内に配置された各チャンバを膨張、収縮させるため、入口
（図示せず）を定める１個以上の管状の器具が各チャンバと連通するように、マ
ットレス本体４１の壁を通して設けられる。各入口はマットレス本体４１の側壁
４２に好適に固定され、バルブまたは他の適切な機構が、この入口の開閉に使用
される。たとえば、バルブは、円筒状の内面にねじが切られた閉止バルブ本体と
、嵌合用の外面にねじが切られた閉止プラグとに一体連結されたフランジを含む
。別の実施形態では、この閉止は、相補的な係止部付きのホース部品とすること
ができる。入口を閉めたとき、閉止プラグが側壁４２とほぼ面一となるように、
この入口はマットレス本体４１内に引っ込んで配置されるのが好ましい。この閉
止プラグはまた、使用者に常に便利に利用できるように、鎖でマットレス４０に
取付けられることが好ましい。

【００７４】 バルブをマットレス４０で使用するとき、高圧によりチェックバルブスプリン
グに打ち勝つことにより、あるいはバルブキャップのねじを緩めて取り外すこと
により、または別の本体にバルブを通してバルブを開けることにより、上記入口
が開けられる。空気圧装置（その実施形態の一つを以下に詳細に説明する）は、
正確なマットレス堅さが得られるまで、マットレス本体４１内のチャンバを加圧
する。また、マットレス４０は、マットレス４０の上下壁４４、４６を分け、そ
してマットレス４０を膨らませるために、バルブを通してチャンバ内に周囲空気
を吸気する内部スプリングを備えることができる。マットレス４０が適切に加圧
されると、マットレス４０は使用時に加圧された状態に維持されるように空気を
入れておくため、入口が閉められる。

【００７５】 Ｄ．空気圧装置 ソファ１０の検討した実施形態の一つでは、マットレス４０が空気圧サブアセ
ンブリ９０（図７）で膨らまされ、収縮され、この空気圧サブアセンブリは側面
１４と１６の一方あるいは双方の一部に、またはソファ１０の背面部材１２内に
恒久的に備え付けられる。図７は、一方向または双方向ブロア、バルブ、ブロア
入口、制御装置付き制御パネルを含む空気圧装置９０を一般的に示している。必
要ならば、使用者は空気圧装置９０のブロア入口をマットレス４０の入口にホー
ス（図示せず）を使用して接続する。したがって、マットレス４０の入口がソフ
ァ１０の背面部材１２に近接して配置されることが好ましい。好ましい実施形態
では、空気圧装置９０を作動するのに要する電源の種類は、米国の一般住宅向け
ユーティリティである、１２０Ｖ、ＡＣ電源である。電力低下時にブロアが作動
できるように、空気圧装置は、バッテリーまたは再充電可能な給電によって供給
される電力を使用することも可能である。空気圧装置９０用電気コードを保持す
るために、スプールを使用することが好ましく、それによりスプールは、コード
が電気の引き出し口から外された後、そのコードを自動的に巻き取る。

【００７６】 当業者が認識するように、空気圧装置９０はマットレス４０を所定の堅さに膨
らますことができ、使用者はその堅さを好きなように変えることができる。ベッ
ドアセンブリ３５が睡眠位置にあるとき、使用者が軟質ベッド面を望む場合でも
、従来の金網フレーム上の従来のマットレスと比較して、ベッドアセンブリ３５
は、最大の快適さを確保する固定した水平面を提供する。ベッドアセンブリ３５
はまた、従来の金網支持体上でマットレス４０を使用したならば起きたであろう
マットレス４０の損傷の危険を減少させる。また、使用者はマットレス４０の堅
固さまたは柔軟さを選べるために、本出願人の発明は、従来のヒンジバーが突き
出た金網上の調節不可能で薄ぺらいマットレスよりもはるかに快適である。

【００７７】 使用後にマットレス４０を収縮させるため、チェックバルブに側路が付けられ
空気をチャンバから放散させる。チャンバ内の圧力が入口を通る空気流の損失水
頭と等しくなると、マットレス４０はほぼ収縮完了となる。残りの空気は、内部
の空気圧が入口の損失水頭を超えるようにチャンバを圧縮するか、膨らまし用ポ
ンプを逆にして低圧を作り出すことにより、取り除くことができる。チャンバを
圧縮してさらに空気を放出するために、パネル３０、３２が着座位置にあるよう
に動かすことにより、マットレス４０を折り畳むことができ、その状態では、図
４Ａに示すように、パネル３２はパネル３４に垂直に向き、パネル３０はパネル
３４上方に配置される。マットレス４０のパネル３０、３４間のスペースからは
み出る部分は、手動で圧縮してマットレス４０がソファ１０の背面部材１２内に
嵌まるだけの十分小さなサイズに収縮されることを確実にすることができる。マ
ットレス４０の収縮が完了した後、その入口は通常開けたままである。

【００７８】 このようにして、マットレス４０は本出願人の発明に係るソファベッドで使用
するのに十分適しており、心地よいベッド面を提供すると同時に、フレーム内で
与えられた有限のスペース内に折り畳むことが可能である。実際、マットレス４
０は収縮されると、従来の薄いスプリングマットレスより場所をとらず、膨らま
されると、従来のマットレスよりはるかに良好な支持を提供する。マットレス４
０はまた、従来のベッドマットレスより良好な快適さを提供する。

【００７９】 Ｅ．脚部板 本出願人の発明はまた、改良された脚部板２２を含んでいる。１部材の脚部板
を使用する代わりに、脚部板２２は、ソファ１０の製造を容易にするために２部
材を含むのが好ましい。第１の部材は椅子張りがなされ、ソファ１０が着座位置
にあると露出される。第２の部材は２つの側面を有し、１つの側面はマットレス
フレーム５８のブレース６０ｅ、６２ｄ、６４ｄ、６６ｅに連結し、相対する側
面は第１の椅子張り部材の背面側に相補的に係合する。したがって、製造時には
、第１の部材を１カ所で椅子張りすることができ、同時に第２の部材を他の場所
でマットレス支持体に取付けることができる。それぞれの部材を組み立てると、
第１の部材を第２の部材上に摺動させ、締め金具または当技術で公知のその他の
手段を使用するこよにより、第１の部材を第２の部材に取付けることができる。
この第２の部材は第１の部材の背面部分内に納まることが好ましい。

【００８０】 本出願人の発明のこの態様は、従来の脚部板以上のさらなる利点がある。たと
えば、２つの部材は、たとえば一方の部材が木材から作られ、他方の部材がプラ
スチックまたは他のポリマから作られるように、異なる材料で作ることができる
。また、この２つの部材は、椅子張りを、第１の部材に接合するのに使用される
ねじまたは他の締め金具を見えないように配置することができる。さらに、この
設計により、第１の部材が損傷した場合、ソファベッドの大規模な分解を必要と
することなく、使用者がその部材を修理あるいは再椅子張りすることができる。

【００８１】 Ｆ．自動出し入れ装置 本出願人の発明のこのバージョンはまた、睡眠位置と着座位置との間にマット
レス支持体とマットレス４０を移動させる自動化手段により、作動することがで
きる。この自動化手段の２つの検討実施形態は、蛇行型実施形態のセクションで
上記に説明したモータとシャフトのバージョンに加え、ブレース装置およびプー
リ装置を押したり引いたりする鎖である。

【００８２】 １．プーリ装置実施形態 プーリ装置実施形態を図１４に概略的に示すように、４個のブレース６１ａ、
６１ｂ、６１ｃ、６１ｄが並列関係に並べられている。ブレース６１ａはソファ
１０に固定して取付けられており、ブレース６１ｂ、６１ｃ、６１ｄはブレース
６１ａに対して長手方向にずれている。図１４はまた、シャフト１０２を駆動す
る回転出力を発生する可逆モータ１００を概略的に示している。シャフト１０２
は２本の柔軟なケーブル１０４ａ、１０４ｂに連結されている。ケーブル１０４
ａ、１０４ｂは、シャフト１０２が一方向に回転するとき、ケーブル１０４ａが
巻き付き、同時にケーブル１０４ｂが巻き解かれるように、逆の方向でシャフト
１０２に巻き付いている。

【００８３】 また注目されるように、ケーブル１０４ａは、ブレース６１ａ、６１ｂ、６１
ｃ、６１ｄに回転可能に取付けられている、一連のプーリ１０６により誘導され
る。ブレース６１ｂ、６１ｃ、６１ｄは、それぞれのブレースの先端に配置され
た前方プーリ１０６と、ソファ１０の背面部材１２に最も近いブレース６１ｂ、
６１ｃ、６１ｄの後端に隣接して配置された後方プーリ１０８を有している。ブ
レース６１ａは前方プーリ１０６だけを有する。これらのブレースが着座位置に
格納されると、前方プーリ１０６と後方プーリ１０８はそれぞれ相互に並べられ
る。ケーブル１０４ａはプーリに絡み、マットレス４０に固定して連結されてい
る横部材１１０にしっかり取付けられる。ケーブル１０４ｂはどのプーリにも絡
まず横部材１１０の反対側にしっかり取付けられる。

【００８４】 ケーブル１０４ａをシャフト１０２に巻き付かせるために、可逆モータ１００
が第１の方向に回転すると、ケーブル１０４ａの長さが、横部材１１０に確実に
取付けられた部分と回転軸１０２との間で短くなる。したがって、ブレース６１
ａ、６１ｂ、６１ｃ、６１ｄと横部材１１０は、この短くなった長さを補償する
ために移動しなければならず、それによりブレース６１ａ、６１ｂ、６１ｃ、６
１ｄは長手方向に移動することになる。すなわち、短くなった長さ分の補償をす
るため、一つのブレースの後方プーリ１０８を隣のブレースの前方プーリ１０６
に隣接するように引く。同様に、横部材１１０をブレース６１ｄの前方プーリ１
０６に隣接するように引く。ケーブル１０４ａが破断しない最短長さに達すると
、ブレース６１ａ、６１ｂ、６１ｃ、６１ｄを睡眠位置に移動し、横部材をブレ
ース６１ｄの前方プーリ１０６に隣接するように移動する。

【００８５】 なお、シャフト１０２が第１の方向に回転すると、ケーブル１０４ｂはシャフ
トから巻き解かれ、それにより横部材１１０とブレースがケーブル１０４ａに応
じて移動可能となる。このように、プーリ装置によりブレース６１ａ、６１ｂ、
６１ｃ、６１ｄが睡眠位置に自動的に移動し、横部材１１０がマットレス４０の
端部を脚部板２２に引張る。ブレース６１ａ、６１ｂ、６１ｃ、６１ｄとマット
レスが睡眠位置に達すると、リミットスイッチまたは他の手段をモータ１００の
停止に使用することができる。

【００８６】 ブレース６１ａ、６１ｂ、６１ｃ、６１ｄとマットレスを睡眠位置に移動させ
るため、シャフト１０２が反対の第２の方向に回転するように、モータ１００の
回転方向を逆にする。それにより、ケーブル１０４ｂはピンと張り、横部材１１
０をシャフト１０２の方に引張り、そしてケーブル１０４ａはシャフト１０２か
ら巻き解かれる。そこで、ブレースが着座位置に移動され、横部材１１０に取付
けられるマットレス４０が後方に引かれるように、プロセスを逆にする。この自
動出し入れ機構は、本明細書で説明された本出願人の発明の別の実施形態に使用
することができる。しかしながら、横部材１１０はマットレス支持副集成負品の
折り畳み式支持実施形態用のマットレス４０には取付けることができず、そのた
め本装置はブレースだけを動かし、マットレスはブレースが適当な位置になった
後、手動で巻きが解かれる。

【００８７】 シャフト１０２がソファの幅だけ延び、２対のケーブル１０４ａ、１０４ｂが
マットレス支持体の両側のそれぞれのブレースグループに各々独立して取付けら
れることも検討される。その他の考え方としては、２台のモータ１００を使用す
ることであり、１台は、信頼性を増大させ、ブレースとマットレス４０を睡眠位
置と着座位置との間で移動させるトルクに対処させるため、同期して回転するシ
ャフト１０２の各端部に連結される。

【００８８】 ２．プッシュ／プル鎖 第２の自動出し入れ機構は鎖機構であり、この機構はブレースを移動させるケ
ーブルの実施形態と同じ機能を果たす。鎖１１２は複数の連動リンクを含み、こ
のリンクには、前方リンク１１６と後方リンク１１８がある。図１５に示したよ
うに、前方リンク１１６は脚部板２２またはブレース６１ｄに連結され、残りの
鎖１１２はソファ１０の背面部材１２まで、そしてソファ１０の側面の一部内ま
で延びている。モータ１００はスプロケットを駆動し、このスプロケットはスプ
ロケットが自転車の鎖に係合するように、リンク１１４と係合する。スプロケッ
トが第１の方向に回転すると、鎖１１２は前方リンク１１６がソファ１０の背面
部材１２から離れるように移動し、これにより脚部板２２とブレース６１ａ、６
１ｂ、６１ｃ、６１ｄがソファ１０の背面部材１２から押し出される。モータと
スプロケットは、脚部板２２を睡眠位置に押し出すのに十分なサイズであること
が好ましい。また、脚部板２２を押す際に床と平行でない方向に鎖が曲がらず、
捩じれず、または移動しないように、鎖が移動するトラックを使用することも検
討される。また、脚部板２２をソファ１０の背面部材１２の方に引張る鎖１１２
により、モータは脚部板２２を着座位置に移動させるために第２の方向に回転す
る。

【００８９】 上記したケーブル設計と同様に、ブレース６１ａ、６１ｂ、６１ｃ、６１ｄが
睡眠位置に達すると、モータと鎖１１２の動きを停止させるため、リミットスイ
ッチをこの鎖実施形態に関して使用することができる。信頼性や荷重の対処のた
めに、１つのセットは、ソファ１０の各側面に配置される２台のモータと２本の
鎖とを使用することができる。

【００９０】 Ｇ．従来のソファベッドの転換 本出願人の発明はまた、従来のマットレスとソファベッドを、さらに快適なベ
ッド面に転換するための装置を含んでいる。

【００９１】 １．更新 第１の転換装置は更新（retro-fit)装置であり、この装置はエアマットレスを
収容し支持するために従来のソファベッドに適合する。図１７は「更新」の１つ
の実施形態を示すもので、この実施形態は、従来のマットレスを保持し、従来の
マットレス上のカバー５１内にエアチャンバ５３を配置するため、スカートまた
はスリーブを使用した従来のソファベッド用マットレスカバー５１を備えている
。この実施形態の１つのバージョンは、２本のスリーブを使用し、１本のスリー
ブが他方の上面に重ねられ、この内部に従来のソファマットレスとエアチャンバ
が挿入される。従来のマットレスは、下スリーブ内に配置され、エアチャンバ５
３は上スリーブ内に挿入される。したがって、従来のソファベッドの使用者は、
エアマットレスでの睡眠がさらに心地よいものであることを楽しめる。実際、こ
の更新装置を使用する人は、金網（ワイヤメッシュ）と、エアチャンバおよび従
来のマットレスを通して長手方向に延びるヒンジバーを感じるはずがない。また
、マットレスは、金網とチャンバ５３との間に配置されるため、従来のソファベ
ッドの金網から起こり得る損傷は、このエアチャンバでは発生しない。

【００９２】 図１８は、この更新装置の別の実施形態、すなわち、従来のソファベッドフレ
ームと共に使用されるように特に設計されたエアマットレスを示す図である。こ
の実施形態は、マットレス本体４１と、マットレス本体４１と従来の金網フレー
ムの表面との間に配置される支持材料５５を備えるカバー５１と、を有するエア
マットレス４０を使用する。支持材料５５は、マットレス４０のカバー５１に連
結され、マットレス本体４１と従来のソファベッドフレームとの間に配置される
。

【００９３】 支持材料５５は、マットレス本体４１が金網に接触し損傷を受けないように、
十分な堅さを有している。支持材料５５は、着座位置にあるときは折り畳まれて
ソファベッドの従来のフレーム内に配置されるように、柔軟でなければならない
。支持材料５５の可撓性（柔軟性）を増すために、その材料を、たとえばマット
レス本体４１がパネル５５ａ、５５ｂ、５５ｃ、５５ｄの間の折り目に沿って、
折り畳めるようなサイズとした個々のパネル５５ａ、５５ｂ、５５ｃ、５５ｄに
更に分けることができる。支持材料の保全を保護するため、図１９Ａに示すよう
に、ポリマまたは木材等の、より堅固な物質の薄い層５７で、支持材料の両側を
覆うことができる。気泡体は支持材料５５に採用される材料である。このように
、第１の実施形態とは対照的に、この更新実施形態は、支持材料５５がマットレ
ス本体４１を保護するので、第１の更新実施形態における従来マットレスの主機
能である、従来のマットレスを使用するものでない。この更新の実施形態が従来
のマットレスに依存しないため、クイーンサイズシートをそれと共に使用できる
ように、その寸法を変えることができる（たとえば、長さが８インチ伸ばされる
）。

【００９４】 この更新のいずれかの実施形態で使用されるカバー５１とマットレス本体４１
は、膨らまされてあるいは収縮されて、または収縮されソファベッドに折り畳ま
れて、個別の場所に収納することができる。

【００９５】 ２．従来のマットレス用の膨張可能なマットレスカバー 本出願人の発明の別の態様は、図２０に示された、従来のボックススプリング
およびマットレス用の、膨張可能な薄いマットレスカバーである。マットレス４
０は、マットレス４０を従来のマットレスに連結するための複数のストラップを
付けたカバー５１内に、薄いマットレス本体４１を入れている。マットレス４０
の寸法は、従来のマットレス、すなわちキングサイズマットレス、クイーンサイ
ズマットレス等に、相補的に適合する寸法となっている。ストラップは、従来の
マットレスの下面を包み、その上面のマットレス４０を保持してベッド面となる
。そのため、マットレス４０の使用者は空気面上で寝ており、従来のマットレス
のボックススプリングを感じない。このように、従来のマットレスの未修理ある
いは不快な状態であるにもかかわらず、マットレス４０はマットレスを快適にす
る。また当業者が認識するように、マットレス４０は、従来のマットレスの使用
寿命と快適性を通常の有効寿命より数年延ばすことができる。このため、マット
レス４０は、古いマットレスをそのマットレススプリングの状態がどうであれ、
快適なベッド面に復活させる。

【００９６】 本発明の別の態様は、カバー５１の相対する２つのベッド面の各々に、２種類
の異なる材料を使用することである。片側は一年のうちの暑い時期に露出して寝
ることができ、他方は寒い時期用である。たとえば、カバー５１の片側は暑い夜
用の綿または絹を使用し、反対側はフラノまたはウールを使用する。さらに、こ
の明細書のIII．Ｃ部分で説明したマットレス本体４１の実施形態のすべてが、 上記の更新の実施形態のいづれかに使用することができる。

【００９７】 ３．ソファ製造者が使用するための差し込み式ベッドアセンブリ 本出願人の発明のさらに別の態様は、ソファベッド製造者が、本出願人の発明
を使用できるベッドアセンブリである。ここで図２４を参照すると、図にはソフ
ァベッドの本体内に相補的に収容される適切な寸法のベッドアセンブリ３５が示
されている。図示したベッドアセンブリ３５は、マットレス支持サブアセンブリ
として折り畳み式支持実施形態の４枚パネルバージョンを使用する。もちろん、
必要なら上記したマットレス支持サブアセンブリの別のバージョンを使用するこ
とができる。

【００９８】 従来のソファベッドを使用するために適合されたベッドアセンブリ３５は、エ
アマットレスを受け入れるように改良された金網またはトランポリン（１７０で
示される）支持構造体を備えた、従来のベッドアセンブリである。支持脚部１６
０と作動ロッド１６４が従来のフレームに付けられ、ベッドアセンブリが着座位
置にあるとき、フレーム１６６がフレーム１６８上に倒壊しないようにする。ベ
ッドアセンブリ３５を睡眠位置に移動させるとき、支持脚部１６０が倒壊してフ
レーム１６８と実質的に同一平面になるようにヒンジ部材１６２が回転し、フレ
ーム１６８と同一平面となると、支持脚部１６０の底部が作動ロッド１６４で押
される。従来のソファベッドはまた、フレーム１６６の金網またはトランポリン
をストラップ１７２に代えることによって改良される。

【００９９】 ベッドアセンブリ３５は従来のソファベッドの製造者に送られ、製造プロセス
時にソファベッドへのユニットとして装備することが可能である。このベッドア
センブリ３５により、ソファ製造者は、ベッドアセンブリ３５を組み立てる製造
者自身の製造ラインを開発することを必要とすることなく、本出願人の発明を使
用することができる。

【０１００】 本発明の別の実施形態は、この書類に開示された本発明の明細書および実施例
を参酌することにより、当業者に明らかであろう。本出願人は、この明細書と実
施例が本発明の範囲に制限があるものとみなされず典型的なものに過ぎないと考
えている。本発明の真の範囲と趣旨は請求の範囲に示してある。

【図面の簡単な説明】

【図１Ａ】 図１Ａは、ソファモードで示された本出願人の発明に係るソファベッドの一つ
の実施形態の斜視図である。

【図１Ｂ】 図１Ｂは図１Ａに示したソファベッドの斜視図であり、座席クッションが取り
外されて完全に格納されたベッド機構を露わした状態である。

【図１Ｃ】 図１Ｃは図１Ａに示したソファベッドの斜視図であり、座席クッションが取り
外されて、完全に折り畳まれたマットレスと支持装置および完全に広げられたマ
ットレスフレームを露出した状態である。

【図１Ｄ】 図１Ｄは図１Ａに示したソファベッドの斜視図であり、座席クッションが取り
外されて、広げられたマットレス支持サブアセンブリの５枚パネル実施形態上に
、完全に広げられたマットレスを露わした状態である。

【図１Ｅ】 図１Ｅは図１Ａに示したソファベッドの斜視図であり、睡眠位置で座席クッシ
ョンが取り外されて、広げられたマットレス支持サブアセンブリの５枚パネル実
施形態上に支持された、完全に広げられ膨らまされたマットレスを露わした状態
である。

【図２】 図２は本発明に係るマットレスフレームと空気圧装置の斜視図であり、ソファ
ベッド内に配置される。

【図３】 図３はベッドアセンブリと空気圧装置の斜視図であり、マットレス支持サブア
センブリの５枚パネル実施形態がマットレスフレーム上に睡眠位置で示されてい
る。

【図４Ａ】 図４Ａは、５枚パネルマットレス支持サブアセンブリ実施形態の、格納された
着座位置での断面側面図である。

【図４Ｂ】 図４Ｂは、図４Ａに示された支持パネルを連結するために使用された、ヒンジ
アセンブリの斜視図である。

【図５】 図５は、着座位置で示された本出願人の発明の蛇行型実施形態の、第１のバー
ジョンの断面側面図である。

【図６】 図６は、睡眠位置で示された蛇行型実施形態の、第２のバージョンの構成部品
の側面図である。

【図７】 図７は、本出願人の発明に係るソファベッドで使用するのに適切な、空気圧装
置の実施形態の上方からの斜視図である。

【図８】 図８は、本出願人の発明に係るソファベッドが着座位置にあるとき、座席クッ
ションを支持するために座席サスペンション部材として使用される、パネルの平
面図である。

【図９】 図９は、シングルチャンバとオプションのバッフルを有する、本出願人の発明
に係るマットレスの一つの実施形態の、概略斜視図である。

【図１０】 図１０は、本出願人の発明に係る、マルチチャンバマットレスの一つの実施形
態の斜視図であり、破線で示された第１のチャンバが、どうようにして第２のチ
ャンバにより３つの側面とその底面に支持されるか示されている。

【図１１】 図１１は、内部チャンバをオプションのバッフルに沿って備えた、本出願人の
発明に係るマットレスの、第２の実施形態の斜視図である。

【図１１Ａ】 図１１Ａは、図１１に示されたマットレスの１１Ａ‐１１Ａの切断線に沿った
断面図である。

【図１１Ｂ】 図１１Ｂは、図１１、１１Ａのマットレスと同様のマットレスの断面図である
が、マットレスを３つのチャンバに分離する分割チャンバが、マットレスの長手
方向中心線近くに配置されている。

【図１２】 図１２は図１１および１１Ａのマットレスと同様のマットレスの断面図である
が、第３のタイプのチャンバが内部チャンバの横端部に沿って配置されている。

【図１２Ａ】 図１２Ａは、図１２に示されたマットレスと同様のマットレスの実施形態の、
横部分の一部断面図であり、フックアンドループ締め金具を使用して、マットレ
ス内の２つのタイプのチャンバが相互に選択的に着脱可能である。

【図１２Ｂ】 図１２Ｂは、図１２に示されたマットレスと同様のマットレスの他の実施形態
の横部分の一部断面図であり、永続的方法を使用してマットレス内の２つのタイ
プのチャンバが相互に連結されている。

【図１２Ｃ】 図１２Ｃは、図１２に示されたマットレスと同様のマットレスの他の実施形態
の横部分の一部断面図であり、マットレス内の２つのタイプのチャンバが共通の
壁を共有する。

【図１３Ａ】 図１３Ａは、それぞれ収縮された状態と膨らまされた状態にある図１１〜１１
Ｂで示されたマットレスのいずれかの正面図である。

【図１３Ｂ】 図１３Ｂは、それぞれ収縮された状態と膨らまされた状態にある図１１〜１１
Ｂで示されたマットレスのいずれかの正面図である。

【図１４】 図１４は、睡眠位置と着座位置との間にソファベッドを移動するための自動化
手段の、プーリ装置の一部概略上面図である。

【図１５】 図１５は、自動化マットレスフレーム格納装置を有するソファベッドの実施形
態の断面図であり、ソファの一端に隣接してソファを切断した面の断面図である
。

【図１６】 図１６はマットレス支持サブアセンブリの一部の斜視図であり、エラストマま
たはスプリング荷重がかかった部分を示している。

【図１７】 図１７は、空気が充満したベッド面を備えた従来のソファベッド内のスプリン
グマットレスの補充体に適合された、一部材の気泡支持体付きエアマットレスの
第１の実施形態の斜視図である。

【図１８】 図１８は、従来のソファベッド内の従来のスプリングマットレスを代えるため
に適合された、多部材の気泡支持体付きエアマットレスの第２の実施形態の斜視
図である。

【図１９】 図１９は図１８に示されたマットレスの多部材気泡支持装置の斜視図である。

【図１９Ａ】 図１９Ａは図１９に示したパネル支持体の一部分の詳細斜視図であり、中実な
支持体間に挟まれた気泡体内部コアを示している。

【図２０】 図２０は、従来のソファベッド内の従来のスプリングマットレス上に置くよう
に適合された、エアマットレスの第３の実施形態の斜視図である。

【図２１】 図２１はマットレス支持サブアセンブリの正面図であり、着座用サブアセンブ
リが着座用台で支持される方法を示している。

【図２２】 図２２は、図２１に示した、着座用サブアセンブリの概略破断斜視図である。

【図２３】 図２３は、図２１と図２２に示した、着座用サブアセンブリを組み入れたソフ
ァベッドの実施形態の斜視図であり、ベッドアセンブリが睡眠位置に延びている
。

【図２４】 図２４は、エアマットレスを入れるように改良された、従来のマットレス支持
アセンブリの側面の部分斜視図である。

【図２５】 図２５は、ソファの脚部板をソファ本体に固定するように使用される、１／２
のラッチの斜視図である。

【図２６】 図２６は、マットレス支持サブアセンブリ内のいくつかのパネルを持ち上げて
、別の支持パネルを、持ち上げた部分の下に摺動可能にする方法を示す、ベッド
アセンブリの正面図である。

【手続補正書】

【提出日】平成１２年９月１３日（２０００．９．１３）

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】特許請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【特許請求の範囲】

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ，ＭＬ， ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，Ｋ Ｅ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，Ｅ Ａ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ， ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ，Ｇ Ｅ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，ＩＳ ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ， ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，Ｍ Ｎ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ， ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，Ｚ Ｗ (72)発明者 マッキム，ダーレン・エム アメリカ合衆国、ミネソタ 55447、プリ マス、ノース、34ティーエイチ・アベニュ ー 14500、アパートメント ナンバー12 (72)発明者 ラーソン，トロイ・ダブリュ アメリカ合衆国、ジョージア 30004、ア ルファレッタ、コッパー・クリーク・サー クル 630 (72)発明者 フラネガン，ジェームズ・エー アメリカ合衆国、ジョージア 30004、ア ルファレッタ、ソーンツリー・ラン 15440 Ｆターム(参考） 3B096 AC07 AD03 AD08 【要約の続き】 たとえば足端部、でマットレスが膨らむのを助けるため に使用される、内側に取付けられたエラストマストラッ プを備えた、カバー（５１）を含むことができる。

Claims (48)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 Ａ．第１の上面、第１の底面および第１の上面と第１の底面
   を連結する第１の側壁によって構成される第１のチャンバと、 Ｂ．第１のチャンバ内へまたは第１のチャンバから外に流体が移動できるよう
   にする開放位置と第１のチャンバを実質的に気密な状態にする閉止位置との間で
   移動可能であって、第１のチャンバと流体連絡状態にある第１の入口と、 Ｃ．i．第２の上面、第２の底面および第２の上面と第２の底面を連結する第 ２の側壁によって構成され、 ii. 第１の側壁の少なくとも一部分に連結され、そして iii. 第１の側壁の少なくとも２つの相対する部分に隣接して配置される、
   第２のチャンバと、 Ｄ．第２のチャンバ内へまたは第２のチャンバから外に流体が移動できるよう
   にする開放位置と第２のチャンバを実質的に気密な状態にする閉止位置との間で
   移動可能であって、第２のチャンバと流体連絡状態にある第２の入口と、 を含むマットレスであって、第１のチャンバ内の第１の流体圧力が、第２のチャ
   ンバ内の第２の流体圧力とは独立して制御可能であるマットレス。
2. 【請求項２】 Ａ．第１のチャンバがさらに第１の内室を構成し、 Ｂ．マットレスがさらに、該内室の中で第１のチャンバに連結され第１の上面
   と第１の底面との間に延びるバッフル、を含む、 請求項１に記載のマットレス。
3. 【請求項３】 バッフルがさらに、それを貫通する複数の穴を含む、請求項
   ２に記載のマットレス。
4. 【請求項４】 Ａ．バッフルが上端部および底端部を構成し、 Ｂ．バッフルが、 i．その上端部の少なくとも一部分に沿って第１の上面に、そして、 ii. その底端部の少なくとも一部分に沿って第１の底面に連結されている、
   請求項２に記載のマットレス。
5. 【請求項５】 バッフルがさらに一対の側端部を構成し、バッフルがその一
   対の側端部の各々の少なくとも一部分に沿って第１の側壁に連結されている、請
   求項４に記載のマットレス。
6. 【請求項６】 Ａ．第１の側壁上の第１の締め金具と、 Ｂ．第２の側壁上の相補的な第２の締め金具と、をさらに含み、 第２のチャンバが第１および第２の締め金具を介して第１のチャンバと取り外し
   可能に取付けられている、請求項１に記載のマットレス。
7. 【請求項７】 第１の締め金具および第２の締め金具が、相補的なフックア
   ンドループ締め金具である、請求項６に記載のマットレス。
8. 【請求項８】 第１のチャンバが、第２のチャンバに固定的に取付けられて
   いる、請求項１に記載のマットレス。
9. 【請求項９】 第２の上面および第２の底面が、第１のチャンバに取付けら
   れている、請求項８に記載のマットレス。
10. 【請求項１０】 Ａ．第２の上面が上部内側端部を構成し、 Ｂ．第２の底面が底部内側端部を構成し、 Ｃ．第２の上面が、実質的に上部内側端部の全長に沿って第１のチャンバに取
    付けられ、 Ｄ．第２の底面が、実質的に底部内側端部の全長に沿って第１のチャンバに取
    付けられている、 請求項９に記載のマットレス。
11. 【請求項１１】 第２の側壁の少なくとも一部分と第１の側壁の少なくとも
    一部分とが一体的に形成されている、請求項１０に記載のマットレス。
12. 【請求項１２】 材料で構成される１つの平面において実質的な伸長を抑え
    る材料で作られ、上面と、相対する底面と、上面と底面とを相互連結する直立し
    た側面とを有するマットレスカバーをさらに含み、上面、底面および側面が１つ
    の空洞を構成し、第１のチャンバおよび第２のチャンバが実質的に空洞内に配置
    されている、請求項１に記載のマットレス。
13. 【請求項１３】 マットレスカバーがさらに、カバーの側面の内部表面に連
    結された連続するエラストマストラップを含み、該ストラップが、マットレスを
    膨らませるとき、延ばされるようにした、請求項１２に記載のマットレス。
14. 【請求項１４】 ソファに実質的にしっかりと固定された着座用台を備えた
    ソファベッド用の着座用支持サブアセンブリであって、 Ａ．外側座席レールと、 Ｂ．外側座席レールから離隔されかつこのレールに対し実質的に平行でありし
    かも外側座席レールと共に着座用支持面を構成する内側座席レールと、 Ｃ．着座用支持面内で外側座席レールと内側座席レールの間の空間にまたがる
    サスペンション部材と、 Ｄ．その相対する端部に隣接して外側および内側座席レールに連結され、 i． 外側および内側座席レールをその離隔された関係にしっかりと維持し 、 ii． 着座用支持サブアセンブリが着座位置でソファ内に収納されるとき、 着座用支持面を着座用台より上方の予め定められた高さに維持するべく着座用台
    と接触し、 iii. 着座用支持面内では、内側座席レールと外側座席レールの間に有意な
    剛性構造を含まない、 少なくとも２つの支持レールと、 を含む着座用支持サブアセンブリ。
15. 【請求項１５】 外側および内側座席レールの相対する端部近傍で、外側お
    よび内側座席レールに連結されている支持レールが２本しかない、請求項１４に
    記載の着座用支持サブアセンブリ。
16. 【請求項１６】 支持レールの各々がさらに、 Ａ．外側レールに連結され、着座用支持サブアセンブリが着座位置にあるとき
    下向きに延びる第１の端部と、 Ｂ．内側レールに連結され、着座用支持サブアセンブリが着座位置にあるとき
    下向きに延びる第２の端部と、 Ｃ．i. 第１および第２の端部に連結され、 ii. 着座用支持サブアセンブリが着座位置にあるとき着座面より下に配置
    され、 iii. 着座用支持サブアセンブリが着座位置にあるとき着座用台上に支持さ
    れる、 支持部分と、 を含む、請求項１４に記載の着座用支持サブアセンブリ。
17. 【請求項１７】 各支持レールの第１の端部がさらに、第１のカム表面を含
    み、該第１のカム表面は、着座用支持サブアセンブリを睡眠位置から着座位置ま
    で移動させるとき、第１のカム表面が着座用台の先端部と接触して着座用支持サ
    ブアセンブリをソファの背面部材に押付けるようにしている、 請求項１６に記載の着座用支持サブアセンブリ。
18. 【請求項１８】 第１の先端部が、着座用台から上向きに突出する、請求項
    １７に記載の着座用支持サブアセンブリ。
19. 【請求項１９】 Ａ．着座用支持サブアセンブリが睡眠位置にあるとき、着
    座用台が実質的に平面状であり、 Ｂ．第１の先端部は、着座用支持アセンブリが着座位置にあるとき、着座用台
    の残りの部分と約９０°の角度を成すように着座用台の残りの部分にヒンジ留め
    されている、 請求項１７に記載の着座用支持サブアセンブリ。
20. 【請求項２０】 各支持レールの第２の端部がさらに、第２のカム表面を含
    み、該第２のカム表面が、着座用支持サブアセンブリを睡眠位置から着座位置ま
    で移動させるとき、 Ａ．内側レール近傍にある着座用台の第２の持上がり部分と接触し、 Ｂ．第２の持上がり部分に沿って持上げて、着座用支持サブアセンブリをソフ
    ァの前面に押付け、そして Ｃ．支持レールは、着座位置に入った後に着座用支持サブアセンブリの前後移
    動を防ぐべく、着座用台の第１および第２の持上がり部分の間に配置される、 ようにしている、請求項１７に記載の着座用支持サブアセンブリ。
21. 【請求項２１】 着座用台の第１の持上がり部分がさらに、着座用支持サブ
    アセンブリが着座位置にあるとき、着座面から下向きおよび後向きに延びる第１
    の上面を含む、請求項２０に記載の着座用支持サブアセンブリ。
22. 【請求項２２】 サスペンション部材が、実質的に同一平面上の複数の波状
    スプリングを含む、請求項１４に記載の着座用支持サブアセンブリ。
23. 【請求項２３】 ソファベッドの着座用支持サブアセンブリで使用するため
    の支持レールであって、サブアセンブリが、サスペンション表面によって連結さ
    れた外側レールと離隔した内側レールとを有し、ソファが、ソファに実質的にし
    っかりと固定された着座用台を有し、 Ａ．外側レールに連結され、着座用支持サブアセンブリが着座位置にあるとき
    下向きに延びる第１の端部と、 Ｂ．内側レールに連結され、着座用支持サブアセンブリが着座位置にあるとき
    下向きに延びる第２の端部と、 Ｃ．i. 第１および第２の端部に連結され、 ii. ソファベッド内で着座用支持サブアセンブリが着座位置にあるとき着座
    面より下に配置されており、そして Ｄ. 着座用支持サブアセンブリが着座位置にあるとき着座用台上に支持され る、 支持部分と、 を含む支持レール。
24. 【請求項２４】 Ａ．背面部材と、 Ｂ．背面部材の１つの端部近傍に連結された第１の側面と、 Ｃ．第１の側面の反対側の背面部材の端部近傍に連結されている第２の側面と
    、 Ｄ．第１の側面と第２の側面の間に位置するようにしてソファに連結されたベ
    ッドアセンブリであって、 i． 入れ子式の格納形マットレスフレーム、 ii. マットレスフレームの先端部に連結された実質的に剛性のある脚部板 と、 iii. ａ．先端部を構成する基端支持部、 ｂ．先端部と基端部とを構成し、その基端部で基端支持部の先端部にヒン
    ジ留めされている橋かけ支持部、および ｃ．先端部と基端部を構成し、その基端部で橋かけ支持部の先端部にヒン
    ジ留めされている着座用支持体を備えたマットレス支持サブアセンブリ、 を備えたベッドアセンブリと、 を含むソファベッド。
25. 【請求項２５】 基端支持体、橋かけ支持体、および着座用支持体が、実質
    的に中実のパネルである、請求項２４に記載のソファ。
26. 【請求項２６】 着座用支持体が、それがたわむ度合を増大させるべく貫通
    する複数の穴を含むパネルである、請求項２４に記載のソファ。
27. 【請求項２７】 着座用支持体がさらに、 Ａ．外側座席レールと、 Ｂ．外側座席レールから離隔されかつこのレールに対し実質的に平行でありし
    かも外側座席レールと共に着座用支持面を構成する内側座席レールと、 Ｃ．着座用支持面内で外側座席レールと内側座席レールの間の空間にまたがる
    サスペンション部材と、 Ｄ．その相対する端部に隣接して外側および内側座席レールに連結され、 i． 外側および内側座席レールをその離隔された関係にしっかりと維持し 、 ii. 着座用支持サブアセンブリが着座位置でソファ内に収納されるとき、 着座用支持面を基端支持体より上方の予め定められた高さに維持するべく基端支
    持体と接触し、そして、 Ｅ． 着座用支持面では、内側座席レールと外側座席レールの間に有意な剛性
    構造を含まない、 少なくとも２つの支持レールと、 を含む請求項２４に記載のソファ。
28. 【請求項２８】 支持レールの各々がさらに、 Ａ．外側レールに連結され、着座用支持体が着座位置にあるとき下向きに延び
    る第１の端部と、 Ｂ．内側レールに連結され、着座用支持体が着座位置にあるとき下向きに延び
    る第２の端部と、 Ｃ．i． 第１および第２の端部に連結され、 ii. 着座用支持体が着座位置にあるとき着座面より下に配置され、 iii. 着座用支持体が着座位置にあるとき基端支持体上に支持される、 支持部分と、 を含む請求項２７に記載のソファ。
29. 【請求項２９】 Ａ．各支持レールの第１の端部に連結された第１のカムと
    、 Ｂ．基端支持の各側方先端部に連結され、そこから上向きに突出している第１
    の支持カムと、をさらに含み、 着座用支持体を睡眠位置から着座位置まで移動させるとき、第１のカムが第１の
    支持カムに接触し、着座用支持体をソファの背面部材に押付けるようにした、請
    求項２８に記載のソファ。
30. 【請求項３０】 第１の支持カムが、着座用支持体が着座位置にあるとき、
    着座面から下向きおよび後向きに延びる第１の上面を構成する、請求項２９に記
    載のソファ。
31. 【請求項３１】 サスペンション部材が、実質的に同一平面上の複数の波状
    スプリングを含む、請求項３０に記載のソファ。
32. 【請求項３２】 各支持レールの第１の端部がさらに、第１のカムを含み、
    該第１のカムが、着座用支持体を睡眠位置から着座位置まで移動させるとき、第
    １のカムが橋かけ支持体と接触して着座用支持体をソファの背面部材に押付ける
    ようにしている、請求項２８に記載のソファ。
33. 【請求項３３】 各支持レールの第１の端部がさらに、第２のカムを含み、
    該第２のカムが、着座用支持体を睡眠位置から着座位置まで移動させるとき、 Ａ． 基端支持体の側方基端部近傍に位置する基端支持体の第２の支持カムと
    接触し、 Ｂ．第２の支持カムに沿って持上げて着座用支持体をソファの前面に押付け、 Ｃ．支持レールは、着座位置に入った後に着座用支持体の前後移動を防ぐべく
    、第１および第２の支持カムの間に配置される、 ようにしている、請求項３２に記載のソファ。
34. 【請求項３４】 サスペンション部材が、実質的に同一平面上の複数の波状
    スプリングを含む、請求項３３に記載のソファ。
35. 【請求項３５】 背面部材と、背面部材の１方の端部近傍に連結された第１
    の側面と、第１の側面の反対側の背面部材の端部近傍に連結された第２の側面と
    を有し、第１の側面と第２の側面の間に配置されるようにソファベッドに連結さ
    れているソファベッドで使用するためのベッドアセンブリであって、 Ａ．入れ子式の格納形マットレスフレームと、 Ｂ．マットレスフレームの先端部に連結された実質的に剛性のある脚部板と、 Ｃ．i．先端部を構成する基端支持体、 ii. 先端部と基端部を構成しその基端部で基端支持体の先端部にヒンジ留め
    されている橋かけ支持体、および iii. 先端部と基端部を構成し、その基端部で橋かけ支持体の先端部にヒン
    ジ留めされている着座用支持体、 を備えたマットレス支持サブアセンブリと、 を含む、ベッドアセンブリ。
36. 【請求項３６】 基端支持体、橋かけ支持体、および着座用支持体が実質的
    に中実のパネルである請求項３５に記載のベッドアセンブリ。
37. 【請求項３７】 着座用支持体が、それがたわむ度合を増大させる複数の穴
    を有するパネルである、請求項３５に記載のベッドアセンブリ。
38. 【請求項３８】 Ａ．実質的に気密なチャンバと、流体をチャンバから放出
    し取除くことができるチャンバと流体的連絡状態にある入口とを備えた、マット
    レス支持サブアセンブリの上に配置されるエアマットレスと、 Ｂ．入口に連結され流体をチャンバ内へ移動させるように操作可能である空気
    圧装置と、 をさらに含む、請求項３５に記載のベッドアセンブリ。
39. 【請求項３９】 着座用支持体がさらに、 Ａ．外側座席レールと、 Ｂ．外側座席レールから離隔され、かつこのレールに対し実質的に平行であり
    しかも外側座席レールと共に着座用支持面を構成する内側座席レールと、 Ｃ．着座用支持面内で外側座席レールと内側座席レールの間の空間にまたがる
    サスペンション部材と、 Ｄ．その相対する端部に隣接して外側および内側座席レールに連結され、 i． 外側および内側座席レールをその離隔された関係にしっかりと維持し 、 ii. 着座用支持サブアセンブリが着座位置でソファ内に収納されるとき、 着座用支持面を着座用台より上方の予め定められた高さに維持するべく着座用台
    と接触し、 Ｅ. 着座用支持面内では、内側座席レールと外側座席レールの間に有意な 剛性構造を含まない、 少なくとも２つの支持レールと、 を含む、請求項３５に記載のベッドアセンブリ。
40. 【請求項４０】 支持レールの各々がさらに、 Ａ．外側レールに連結され、着座用支持体が着座位置にあるとき下向きに延び
    る第１の端部と、 Ｂ．内側レールに連結され、着座用支持体が着座位置にあるとき下向きに延び
    る第２の端部と、 Ｃ．i. 第１および第２の端部に連結され、 ii. 着座用支持体が着座位置にあるとき着座面より下に配置され、 iii. 着座用支持体が着座位置にあるとき基端支持上に支持される、 支持部分と、 を含む、請求項３９に記載のベッドアセンブリ。
41. 【請求項４１】 Ａ．各支持レールの第１の端部に連結された第１のカムと
    、 Ｂ．基端支持の各々の側方先端部に連結され、そこから上向きに突出している
    第１の支持カムと、 をさらに含み、着座用支持体を睡眠位置から着座位置まで移動させるとき、第１
    のカムが第１の支持カムに接触し、着座用支持体をソファの背面部材に押付ける
    ようにした、請求項４０に記載のベッドアセンブリ。
42. 【請求項４２】 第１の支持カムが、着座用支持体が着座位置にあるとき着
    座面から下向きおよび後向きに延びる第１の上面を構成する、請求項４１に記載
    のベッドアセンブリ。
43. 【請求項４３】 サスペンション部材が、実質的に同一平面上の複数の波状
    スプリングを含む、請求項４２に記載のベッドアセンブリ。
44. 【請求項４４】 各支持レールの第１の端部がさらに、第１のカムを含み、
    該第１のカムが、着座用支持体を睡眠位置から着座位置まで移動させるとき、第
    １のカムが橋かけ支持と接触して着座用支持体をソファの背後に押付けるように
    している、請求項４０に記載ベッドアセンブリ。
45. 【請求項４５】 各支持レールの第２の端部がさらに、第２のカムを含み、
    該第２のカムは、着座用支持体を睡眠位置から着座位置まで移動させるとき、 Ａ．基端支持の側方基端部の近傍に位置された基端支持の第２の支持カムと接
    触し、 Ｂ．第２の支持カムに沿って持上げて着座用支持体をソファの前面に押付け、 Ｃ．支持レールは、着座位置に入った後に着座用支持体の前後移動を防ぐべく
    、第１および第２の支持カムの間に位置される、 ようにしている、請求項４４に記載のベッドアセンブリ。
46. 【請求項４６】 サスペンション部材が、実質的に同一平面上の複数の波状
    スプリングを含む、請求項４５に記載のベッドアセンブリ。
47. 【請求項４７】 Ａ．材料で構成される一つの平面において実質的な伸長を
    抑える材料で全て作られた上面、底面および側面を構成し、実質的にエアマット
    レス全体を収納する本体と、 Ｂ．エアマットレスを十分に膨らませるとき、ストラップが延ばされるように
    した、カバー側面のカバー内部に連結された連続するエラストマストラップと、 を含むエアマットレス用のマットレスカバー。
48. 【請求項４８】 エラストマストラップが、マットレス内の膨張／収縮口と
    は反対側のマットレスの遠隔部分上のみに位置し、マットレスを収縮させるとき
    、ストラップが最初に遠隔部分の空気抜きをさせるようにした、請求項４７に記
    載のマットレスカバー。