JP2002505800A - 電子銃を検査するための方法及び装置 - Google Patents

電子銃を検査するための方法及び装置

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JP2002505800A JP55140599A JP55140599A JP2002505800A JP 2002505800 A JP2002505800 A JP 2002505800A JP 55140599 A JP55140599 A JP 55140599A JP 55140599 A JP55140599 A JP 55140599A JP 2002505800 A JP2002505800 A JP 2002505800A
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Abstract

(57)【要約】 電子銃用の電極の組立品が検査される。多数の開口部(少なくとも3個であるが好適には4個)の相対位置が、一方は電極の2個の開口部、例えばG1電極及びG2電極の位置を決定するため、他方はその他の1個又は複数個の開口部の位置を決定するための、2個の光学システムによって決定される。

Description

【発明の詳細な説明】 電子銃を検査するための方法及び装置 本発明は、少なくとも一本の電子ビームを通すための開口部を有する多数の電 極を有する電子銃を具えている、陰極線管を製造する方法に関するものであり、 その方法においては、方法ステップ中に電極の組立品が検査される。 本発明は、電極の組立品を検査するための装置にも関係している。 陰極線管は、例えばテレビジョン装置及びコンピュータモニタ及びオシロスコ ープに用いられる。 そのような方法及び装置は欧州特許出願第EP 0 793 250号から既知である。こ の既知の方法においては、電子銃用の電極組立品の第1電極(G1)の上側表面 の位置と、第2電極(G2)の下側表面の位置とが、電気マイクロメータによっ て測定される。その第1電極はいわゆるG1電極、すなわち陰極がその電子銃内 に設置される場合に、その陰極に最も近い電極である。そのような検査は有益で あり得るけれども、非常に限られた検査、すなわち二つの表面の位置の検査のみ が可能である。電子銃は、種々の理由のために、品質要求を満たし得ない。全体 としてその電子銃を組み立てるに先だって、その組立品を検査することが、製造 ラインから電極の組立品を選択的に除去する、すなわち「不完全な」組立品から 「良好な」組立品を分離することを可能にする。しかしながら、この既知の方法 においては、検査の後に、電子銃がその要求を満たさないと言う危険が比較的高 い。動作中に一本又は複数本の電子ビームを形成し、進めて且つ合焦する電界は 電極G1及びG2間の距離にもある程度依存するが、他のパラメータにも依存す る。 電極の組立品を検査するための、改善された製造方法及び改善された装置を提 供することが、本発明の目的である。 これを達成するために、本発明による方法は、電極の組立品が第1及び第2光 学システムの間に置かれ、且つ前記組立品の第1及び第2電極の第1及び第2開 口部の位置が前記第1光学システムによって決定され、且つ第3電極の第3開口 部の位置が前記第2光学システムによって決定されることを特徴としている。 本発明による装置は、該装置が、電子銃の第1及び第2開口部を検査するため の第1光学システムと、電子銃の第3開口部を検査するための第2光学システム との間に、電極の組立品用の保持器を具えていることを特徴としている。 動作中に一本又は複数本の電子ビームを形成し、進めて且つ合焦する電界は、 種々の電極の内の開口部の誤整列に対して、及びそれらの開口部の形成における 誤差に対して非常に敏感である。開口部の誤整列及び又は変形は、一本又は複数 本の電子ビームの望まれない偏差又は変形を導入するだろう。 本発明は、光学システムを用いて、第1及び第2開口部の位置を決定すること が可能であると言う洞察を基礎としている。第2開口部は普通第1開口部と同じ 大きさか、あるいは第1開口部よりも大きいけれども、本発明は、光学システム を用いて、第1開口部を通して第2開口部を見ることが可能であるから、第1及 び第2開口部の相対位置が決定され得ることを実現した。第2光学システムを用 いて、その電子銃の他方側から、第3開口部の位置が決定され得る。第1、第2 及び第3開口部の相対位置を決定することにより、理想的相対位置に関してこれ らの開口部の誤整列が決定され得る。既知の方法と比較して、電子銃のより多く の局面、特に開口部のより多くの相対位置が区別され得る。更にその上、この方 法は非接触方法である。接触方法は本質的にそれらの電極の開口部を損傷する危 険を有している。電極の開口部に対する(掻き傷のような)あらゆる損傷は、そ れ自身で、電子ビーム偏差又は変形の潜在的源泉を形成し得る。 好適に本発明による方法においては、電子銃の第4電極内の第4開口部の位置 は、第2光学システムにより決定される。第4開口部の位置の決定が本方法の弁 別能力を更に改善する。 好適に前記第1光学システムは2個の光学サブシステムを具え、その2個の光 学サブシステムは、共通に開口部の近くに置かれたレンズシステムと部分的に透 明な鏡とを有し、各光学サブシステムは更に関連する開口部の光学映像を記録す るための別のレンズシステムと記録装置とを有している。 これは第1光学システムの比較的簡単な設定である。これら2個のサブシステ ムは同様に(簡単なレンズ又は複雑なレンズシステム、及び好適には色消しレン ズであり得る)レンズシステムを有している。レンズシステムと記録装置との間 に、2個の光通路を分離する部分的に透明な鏡があり、その光通路の一方は第1 記録装置(例えばCCDカメラ)へ第1の別のレンズシステムを通って進み、他 方の光通路は第2記録装置へ第2の別のレンズシステムを通って進む。それら二 つの光通路内で異なる別のレンズシステムを用いることにより、それら二つの光 通路に対して異なるレンズ−物体距離を有することが可能であり、それらの光通 路の一方は第1開口部上に合焦され、他方は第2開口部上に合焦される。 好適に第2光学システムは2個の光学サブシステムを具え、それら2個のサブ システムが1個又は複数個の開口部と対向するレンズシステム、及び共通に部分 的に透明な鏡を有し、各光学サブシステムは、上述のと同じ利点を得るように、 更に別のレンズシステムと関連する開口部の光学映像を記録するための記録装置 とを有している。 好適にこの方法は関連する開口部の映像が前記の記録装置により記録される第 1及び第2記録ステップを具えており、それらの記録ステップの間に電極の組立 品が、それらの開口部をほぼ通って進む軸線の回りで、それらの光学システムに 対して回転される。これが、それらの記録装置により記録された映像の各々にお いて、共通軸線、すなわち共通回転軸線を確認することを可能にする。これが開 口部の相対位置を決定することにおいて、増大された精度を可能にする。上述さ れた好適な実施例はまた、あるいはそれに加えて、記録装置の相対位置の較正の ために用いられる。この場合には、上記の実施例が記録装置の相対位置を決定す るための初期化ステップとして用いられ得る。 好適に電極の組み立て品は180°の角だけ回転される。 好適にこの方法は電極の組立品がその光学システムに対してある距離だけ転位 され、且つ映像が転位の前と後とに記録される。 これが、その記録装置により取られる映像において、映像の尺度を確認するこ とを可能にし、それが開口部の(相対)位置を決定することにおいて、増大され た精度を可能にする。この方法ステップは、記録装置により取られる映像の尺度 が決定される初期化ステップとしても用いられ得る。 本発明のこれらの及びその他の態様が典型的な実施例によって及び添付の図面 を参照してもっと非常に詳細に記載されるだろう。 図において、 図1は陰極線管の断面図であり、 図2Aは電子銃の斜視図であり、 図2Bは電極の組立品を示す電子銃の断面図である。 図3A及び3Bは本発明による方法と装置との一実施例を図解している。 図4A〜4Cはこの測定時の電極の組立品の回転の効果を図解している。 図5A〜5Cはこの測定時の電極の組立品の転位の効果を図解している。 図6は、一例によって、共通回転軸からの4個の開口部の偏差を示している。 図7は本発明による方法と装置との一実施例の別の詳細を示している。 図は比例尺では画かれていない。一般に、類似の参照符号は図において類似の 部分を参照させる。 図1は陰極線管を、この例では、表示窓3、円錐体部分4及び頚部5から成る 排気されたエンベロープ2を具えた、カラー陰極線管1を示している。前記の頚 部5内に電子銃6が一平面、この例では図面の平面であるインライン平面内に延 在する3本の電子ビーム7,8及び9を発生するために設けられている。表示ス クリーン10がその表示窓の内側に設けられている。前記の表示スクリーン10 は、赤、緑及び青で発光する多数の燐光体素子を具えている。表示スクリーンへ 行く途中で、電子ビームが電磁偏向ユニット11によってその表示スクリーンを 横切って偏向されて、表示窓3の前方に配置され且つ多数の開口部13を有する 薄板を具えているカラー選択電極12を通過する。そのカラー選択電極(しばし ば「シャドーマスク」とも呼ばれる)は懸架素子によって表示窓内に懸架されて いる。3本の電子ビーム7,8及び9が相互に対して小さい角でそのカラー選択 電極の開口部13を通過し、且つ続いて各電子ビームが唯一のカラーの燐光体素 子上に衝突する。この陰極線管は更に動作中に電圧がそれを通って電子銃の電極 へ印加される貫通接続16を具えている。 図2Aは電子銃6の部分的斜視図である。前記の電子銃は、この例では、3個 の陰極21,22及び23(図2B参照)を具えている。前記の電子銃6は、第 1共通電極20(G1電極とも呼ばれる)、第2共通電極24(G2電極)、第3 共通電極25(G3電極)及び第4共通電極26(G4電極)を有する電極の組 立品を更に具えている。それらの電極は支持具27上に取り付けられ、且つ電圧 を印加するための接続部を有している。電極間に電圧及び、特に電圧差を印加す ることにより、動作中に電子光学的フィールドが発生され、それらのフィールド が電子ビーム7,8及び9を形成し、加速し且つ合焦する。幾つかの電極間に非 点収差電子光学素子が形成される。これらの電極の各々は少なくとも1個、この 例では3個の、電子ビーム7,8及び9を通すための開口部を有している。電極 (G1〜G4)及び支持具27を具えているこの電極組立品が最初に作られ、そ の後陰極とその他の部品とが電子銃を形成するために電極のその組立品へ加えら れる。この電極組立品はしばしば「ベッドユニット」とも呼ばれる。この電子銃 の電子光学的品質は、電極を通る開口部の相対位置により、特に開口部A,B, C及びDの相対位置により、大いに影響される。 図3A及び3Bは本発明の一実施例及び本発明による装置を図解しており、そ こで、図3Aは一般的段取りを示し、且つ図3Bは詳細を示している。2個の光 学システム31,32の間において、電極の組立品51が組立品保持器33内に 位置決めされている。第1レンズシステム31が、1個は光通路34用、且つ1 個は光通路35用の、2個のサブシステムを具えている。これら2個のサブシス テムは共通レンズL1及び2個の光通路を創出するための手段、この例では半透 明鏡M1を具えている。光通路34用のサブシステムはレンズ(又はレンズシス テム)L3及び記録装置41、この例ではCCDカメラを具えている。このサブ システムによって、第1電極(G1)内の開口部が記録される。第2光学サブシ ステム(光通路35用)は、レンズL4及び記録装置42(CCDカメラ)を具 えている。第2サブシステムが第2電極内の第2開口部を記録する。図3Bは電 極20(G1)及び24(G2)の近くに位置決めされている、レンズL1を示 している。電極24内の開口部Bは電極20内の開口部Aの後に位置決めされて おり、且つ従って肉眼では見えないけれども、開口部Aの近くに位置決めされて いるレンズL1を通してその開口部を記録することは、それにもかかわらず可能 である。典型的にはレンズL1と開口部Aとの間の距離は4〜15mmである。 第2レンズシステム32はこの実施例においてはまた、1個は光通路36用、 且つ1個は光通路37用の、2個のサブシステムを具えている。これら2個のサ ブシステムは共通レンズL2及び2個の光通路を創出するための手段、この例で は半透明鏡M2を具えている。光通路36用のサブシステムはレンズ(又はレン ズシステム)L5及び記録装置43、この例ではCCDカメラを具えている。こ のサブシステムによって第3電極(G3)内の開口部が記録される。この第2光 学サブシステム(光通路37用)は、レンズL6及び第4電極(G4)内の第4 開口部を記録するための記録装置44(CCDカメラ)を具えている。それらの 開口部の各々の位置を記録することが、3個(又はこの例では4個)又はそれ以 上の開口部の相対位置が確立されることを可能にする。開口部の整列が確立され 得る。例えばプリセットされた品質標準に合致とない電極の組立品を製造ライン から除去するために、あるいは製造ライン内の品質チェックとして、この測定が 用いられ得る。好適には電極のこの組立品がそれらの開口部をほぼ通って進む軸 線の周囲で回転される。図3Aにおいては、これが回転の軸線Rにより示されて いる。共通軸線、すなわち共通回転の軸線の周囲での回転の前及び後の、それら の開口部の記録された映像が、それらの映像の各々において確認され得る。これ らの光学システムが回転され得るかその電子銃が回転され得るかの双方又はいず れか一方であるが、好適には、実行することが簡単であるから、光学システムが 固定されている間に電子銃が回転される。その回転は、例えば120°の角を、 2回だけ実行され得る。各開口部の3個の映像がそれで記録され得る。共通軸線 はその時各開口部の3個の映像により形成される三角形の中心点により形成され る。好適には回転は180°の角だけ行われる。各開口部の2個の映像が記録さ れる。共通回転軸線は2個の映像の間の途中の点により形成される。それらの開 口部の映像の各々において共通軸線が確認できるので、この共通軸線の偏差が回 転無しよりももっと正確に定義される。 好適にはこの電子銃と光学システムとが相互に対して転位され、且つそれらの 開口部の各々の映像は、その転位に先だってと後とに記録される。その転位の絶 対値はそれらの映像の各々に対して同じであるから、映像の各々において尺度を 測定することが可能である。これがそれらの開口部の相対位置の回線された決定 を可能にする。図3には、可能な転位方向x及びyが示されている。それらの映 像の尺度の決定は2又はそれ以上の方向での、例えばy方向におけるのと同時に x方向における転位により更に改善され得る。 図4A〜4Cは測定に際する回転の効果を図解している。図4Aは回転に先だ って(40)と回転の後(41)のG1電極内の開口部の記録された映像を示し ている。回転Rが矢印により示されており、この例ではその回転は180°の角 だけである。回転の軸線は範囲40及び41の間の中途の点42により与えられ る。 図4Bは回転に先だって(43)と回転の後(44)のG2電極内の開口部の 記録された映像を示している。回転Rが矢印により示されており、この例ではそ の回転は180°の角だけである。回転の軸線は範囲43及び44の間の中途の 点45により与えられる。 これらの方法ステップは初期化する方法ステップにおいて、それらの記録装置 を較正するためにも用いられ得る。点42と45とは共通の回転の軸線と一致す る。それ故に開口部Aを記録する記録装置において記録された映像の中心Cは、 回転の軸線と一致せずに、右及び下側(図4A参照)へわずかにオフセットされ る。開口部Bを記録する記録装置においては、記録された映像の中心C’は、回 転の軸線と一致せずに、右及び下側(図4B参照)へオフセットされる。この情 報は、記録された映像の中心が回転の軸線と一致するような距離にわたり、且つ そのような方向で、記録装置を転位するために用いられ得て、又は代りに、これ は電子的に行われ得て、すなわち図4Aと4Bとの2個の映像がコンピュータ内 で比較された場合に、それらの映像は、点42及び45が記録された映像の中心 へ「電子的に」転位されるように操作される。必要な転位が矢印により図4Aに 示されている。いずれの方法においても、結果として生じる結合された映像は図 4Cに示されたような映像である。上述された(組立品の回転)二つの方法ステ ップは検査される各組立品に対して行われ得る。このことがまだ時間を消費する が非常に正確な方法へ導き得る。記録装置の初期化のために上述のステップを用 いることが、可能であり、且つ好適である。共通回転軸線と関連して、記録装置 の中心の相対位置が一旦確立されると、それらの記録装置は物理的にあるいは電 子的にシフトされ得るので、それらの中心が共通回転軸線と一致する。 図4Cは、その回転に先だって2個の開口部の2個の映像が一つの図形内に表 示されている映像を示しており、共通回転軸線はその映像の中心Cと一致するよ うにされる。これは図4A及び4Bの記録された映像を受け取る計算装置におい て最も容易に行われ得る。範囲40と43とが共通回転軸線42,45に対して シフトされることは明らかである。図4Cもまた、図4Aと4Bとにおける尺度 が同じである場合には、共通回転軸線に共に関するそれらの開口部の絶対偏差を 与え得る。しかしながらそれらの映像の尺度は限られた精度のものてあることが 知られている。しかしながら、その尺度はそれらの開口部の寸法から読み取られ 得て、好適に電子銃はこの光学システムに対して転位される。 転位の効果が図5A〜5Cに図解されている。図5Aにおいて、x軸に沿った 0.2mmの転位に先だって及びその後の、G1電極内の開口部40の二つの映 像が記録されている。図5Bにおいて、x軸に沿った0.2mmの転位に先だっ て及びその後の、G2電極内の開口部43の二つの映像が記録されている。これ らの映像のシフトは、それらの図に示されたような、尺度を与える。その尺度は 検査される電極の各組立品に対して決められ得るが、好適にはその尺度は初期化 ステップにおいて決められる。その尺度は図5Aにおけるよりも図5Bにおいて 小さい。この情報が、二つの開口部の相対位置の正確な決定を与えるために、図 4Cに示されたような情報と結合され得る。図4Cは共通軸線42,45からの 2個の開口部の偏差の方向を与え、且つ図5A及び5Bが各映像に対する尺度を 与える。これらの二つを結合することが図5Cに示されるような結果を与える。 図6は、実例によって、共通回転軸線Oからの4個の開口部A,B,C及びD の偏差を示している。これらの位置が、測定された位置をプリセットされた品質 基準に対して比較するための理想的な位置と比較され得る。これらのすべてが、 記録装置からデータを集める計算装置内で行われ得る。 図7は本発明の実施例の幾らか別の態様を図解している。 転位装置(TS)が示されている。電極の組立品の近くに、電極間のギャップ 内に、例えばG3及びG4電極間のギャップとG2及びG3電極間のギャップと の双方又はいずれか一方内に、光学案内62を位置決めするための手段61が設 けられている。スライド又はシートの形であってもよいこれらの光学案内内へ、 光源SL(側光)により発生された光が結合される。この光学案内は、動作中に 光が開口部の近くのこの光案内の外へ、且つ前記の開口部内へそれにより結合さ れる手段(例えば粗くされた表面)を有している。好適には拡散光源がそのよう な手段により形成される。この方法でそれらの開口部が良く照明され、それが記 録される映像の品質、及びそれにより位置の決定の精度を増大する。更にその上 光源BLが設けられて、それが、部分的に透明な鏡M3によって、それらの開口 部を照明する。 本発明の枠組み内に、多くの変形が可能であることが明らかであろう。本発明 は、例えば、単一電子ビームを発生する電子銃を検査するため、又はインライン 電子銃のために用いられ得る。後者の場合には、電子ビームの各々に対する決定 の、3個の決定が行われ得る。そのような検査を可能にするために、異なる電子 ビームに対する開口部が順次に検査されるように、その装置は組立品を転位する ための転位装置71を具えてもよい。この例においては、4個の開口部の相対位 置が決定される。もっと多くの光通路を用いることにより、例えばそれらの光通 路のうちの一つ内に特別中途鏡を置くことにより、光の一部を更に別のレンズ− カメラシステムへ分割し、2個以上の開口部が各光学システム31,32により 測定され得る。x方向とy方向との両方又はいずれか一方、すなわち電子ビーム の伝播方向を横切る方向での位置が決定され得る。しかしながら、z方向、すな わち電子ビームの伝播方向に沿った方向での位置を決定することも(レンズ又は レンズのセットを動かすことにより)可能である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.少なくとも一本の電子ビームを通すための開口部を有する多数の電極を有す る電子銃を具えている陰極線管を製造する方法であって、該方法においては方 法ステップ中に電極の組立品が検査される方法において、 前記電極の組立品が第1及び第2光学システムの間に置かれ、且つ前記組立 品の第1及び第2電極の第1及び第2開口部の位置が前記第1光学システムに よって決定され、且つ第3電極の第3開口部の位置が前記第2光学システムに よって決定されることを特徴とする陰極線管を製造する方法。 2.請求項1記載の方法において、前記電子銃の第4電極内の第4開口部の位置 が、前記第2光学システムによって決定されることを特徴とする陰極線管を製 造する方法。 3.請求項1記載の方法において、前記第1光学システムが2個の光学サブシス テムを具え、該2個の光学サブシステムが、共通に前記開口部の近くに置かれ たレンズシステムと部分的に透明な鏡とを有し、各光学サブシステムが、関連 する開口部の光学映像を記録するために、別のレンズシステム及び記録装置を 更に有していることを特徴とする陰極線管を製造する方法。 4.請求項2記載の方法において、前記第2光学システムが2個の光学サブシス テムを具え、該2個の光学サブシステムが、共通に前記開口部の近くに置かれ たレンズシステムと部分的に透明な鏡とを有し、各光学サブシステムが、関連 する開口部の光学映像を記録するために、別のレンズシステム及び記録装置を 更に有していることを特徴とする陰極線管を製造する方法。 5.請求項1記載の方法において、該方法が、開口部の映像が前記記録装置によ り記録される第1及び第2記録ステップを具え、それらの記録ステップの間に 前記開口部をほぼ通って進む軸線の回りで、前記光学システムに対して、前記 電子銃が回転されることを特徴とする陰極線管を製造する方法。 6.請求項1記載の方法において、該方法が、開口部の映像が前記記録装置によ り記録される第1及び第2記録ステップを具え、それらの記録ステップの間に 前記光学システムに対して前記電子銃が転位されることを特徴とする陰極線管 を製造する方法。 7.請求項1記載の方法において、光学的光案内が電極間に位置決めされ、該光 学的光案内は測定されるべき開口部の近くで、前記案内の外へ光を結合するた めの手段を有していることを特徴とする陰極線管を製造する方法。 8.電子銃を検査するための装置において、該装置が、電子銃の第1及び第2開 口部を検査するための第1光学システムと、電子銃の第3開口部を検査するた めの第2光学システムとの間に、電極の組立品用の保持器を具えていることを 特徴とする電子銃を検査するための装置。
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