JP2002505606A - 月経成分管理用に適合される陰唇間装置 - Google Patents

月経成分管理用に適合される陰唇間装置

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Abstract

(57)【要約】 吸収装置、より具体的には、月経目的や失禁保護のため、またはその両方のために女性の着用者により陰唇間に着用される吸収装置が開示される。本発明の陰唇間吸収装置は主吸収部分と主吸収部分に接合される一対の柔軟性延長部とを備える。主吸収部分は遠位表面を有し、捕捉部材、及び捕捉部材と流体接触し捕捉部材の横方向に中心を離れて置かれた少なくとも1つの保管部材とを備える。使用に際して、主吸収部分の遠位表面が着用者の大陰唇間の空間へと最も奥に位置付けられる。一対の柔軟性延長部がその遠位表面から下向き及び横方向外向きに伸び、好ましくは着用者の身体がしゃがむことを含む広範囲の動きをする時、着用者の大陰唇の内側表面との接触を維持することができる。さらに、吸収装置が陰唇間空間に挿入されるにつれて、柔軟性延長部は着用者の指先を覆うことができる。更に好ましくは、陰唇装置はその近位表面を除いて、主吸収部分の柔軟な表面の表面に置かれるバックシートを備える。

Description

【発明の詳細な説明】 月経成分管理用に適合される陰唇間装置 発明の分野 本発明は吸収装置に関し、より詳細には、装置の吸収容量をより効果的にする 方法で、様々な月経分泌液成分を管理するために適合される陰唇間吸収装置に関 する。このような装置は典型的に月経目的のために女性の着用者によって使用さ れる。 発明の背景 月経用品(例えば、生理用ナプキン、タンポン、または陰唇間装置)、外傷用 医薬材料、包帯及び外科用ドレープ等の、血液や血液を主とする分泌液用の高度 の吸収体の開発は挑戦的な課題である。水や尿に比べて、血液や月経等の血液ベ ースの流体は溶解成分及び不溶解成分(例えば、赤血球)の比較的複雑な混合物 である。特に不溶解成分と粘度の高い粘膜成分のために、月経等の血液ベースの 流体は水や尿に比べてはるかに粘り気がある。この高い粘度のために、初期排出 点から離れた部位へとこれらの血液ベースの流体を効果的かつすばやく輸送する 従来の吸収性材料の能力が阻害されている。例えば、これらの血液ベースの流体 の不溶解成分はこれらの吸収性材料の毛管を潜在的に詰まらせ得るし、また非常 に粘度の高い粘膜成分は吸収率をかなり遅らせ得る。これは月経等の血液ベース の流体に対する適切な吸収システムのデザインを特に困難にしている。 月経用品の場合、女性は心地よさと合い具合、分泌液の保持及び最小の汚れに 関して高いレベルの性能を期待している。とりわけ、パッドから下着への分泌液 の漏出は全く受け入れることができないものとみなされる。月経用構造物やこの ような構造物に使用される材料に関して多数の改良がなされているにも関わらず 、このような月経用品の性能の改善は侮り難い仕事である。しかしながら、フィ ットと心地よさを犠牲にせずに、特に腿の内側に沿った漏出の除去という点に関 しては、消費者の要求を必ずしも満たしていない。 従来技術の生理用ナプキンは月経等の非常に粘度の高い分泌液の吸収に重点を 置くことを様々な方法で試みている。例えば、1990年11月27日にShe rrodらに対して発行された米国特許第4,973,325号は、吸収体の離 れた領域に向かう体液の下向き及び外向きの動きを容易にすると言われている輸 送部材を提供している。吸収材の上、間、下に位置付けられる輸送部材は、分泌 液を容易に輸送すると共に、セルロース吸収体に体液を引き渡すための材料を備 える。このような構造は流体分配の改良を表す一方、吸収体の離れた領域への流 体の移動を容易にする能力は、(毛管の吸い上げ(capillary wic king)のために)充分小さな孔隙径分布を有する多孔網状組織を必要とする かもしれず、それは月経の固体成分で詰まるかもしれない。別の例では、199 5年2月3日にHorneyらの名前で出願され、1996年8月8日にPCT 出願WO96/23474として公開された米国特許出願番号第08/382, 921号は、赤血球、浮遊物質等の範囲の孔隙径を有する捕捉成分を備えた吸収 体について記載している。捕捉成分は身体からの排泄物からこのような成分を捕 えて保管(つまり濾過)し、低い粘度の成分が通過して小さな孔隙の保管成分に 保管されるようにする。吸収容量を利用する際に、月経等の流体の濾過は明らか な利点を有する。しかしながら、成分の濾過作用は、成分を濾過した孔隙を分泌 液の高速吸収または輸送のためにもはや利用できない(つまり、孔隙が詰まる) ことを意味する。しかしながら、外部に着用される装置は内部に着用される装置 より典型的に大きく、流体は吸収のために詰まっていない部分に流れることがで きるので、流体源近くに適合される装置に比べて、Horneyらの出願に記載 されているような外部着用装置にとって詰まりという問題はそれほど重要ではな い。 陰唇間パッドは腟口に近接して位置付けられ、月経等の流体を排出後直ちに遮 断できるようにするので、漏出の危険性をかなり減少させる可能性を有する。過 去において、タンポンと生理用ナプキンの優れた特徴を組み合わせる一方で、こ れらのタイプの装置各々に関連する欠点の少なくとも一部を避けることができる 陰唇間パッドを作り出そうとする多数の試みが為されてきた。このような装置の 例は1959年12月15日にDelaneyに対して発行された米国特許第2 ,917,049号、1969年1月7日にHarmonに対して発行された米 国特許第3,420,235号、1986年6月17日にJohnsonらに対 して発行された米国特許第4,959,392号、及び1991年12月24日 及び1994年8月9日に各々Rosenbluthらに対して発行された米国 特許第5,074,855号と5,336,208号、及び1996年1月16 日にVukosらに対して発行された米国特許第5,484,429号に記載さ れている。市販されている陰唇間装置は、1976年10月5日と1979年1 1月27日に各々Hirschmanに対して発行された米国特許第3,983 ,873号及び4,175,561号に記載されており、オレゴン州ポートラン ドのアテナメディカル社(Athena Medical Corp.of P etteである。 しかしながら、これらの装置の多くは市場で大きな成功を収めていない。上述 の製品全てに関連する欠点がある。例えば、Delaneyの特許に記載されて いる装置は、挿入の途中で吸収性材料の層が開く可能性があるために、簡単かつ 快適な挿入ができるようには思われない。市販のPadette製品は着用者が しやがんだ時に保護を提供できないかもしれないという欠点に苦しんでいる。 更に、着用者に向けられるこのような製品の表面またはその近傍の毛管は、月 経等の身体からの排泄物の粘度の高い成分を急速に吸収することができないかも しれないし、あるいは表面の毛管が細胞質の残骸等の粒子状材料で詰まるかもし れない。このような詰まりは吸収効率を低下させ、漏出の危険性を増大させる結 果となる。 このように、サイズが小さく、容易に挿入でき、また着用者の広範囲の動きを 通じて失禁、月経の排出及び身体からの排泄物の排出に対する保護を提供する陰 唇間装置に対する需要がある。 更に、粘性流体や細胞質の残骸等、身体からの排泄物の成分による詰まりに抵 抗する陰唇間装置に対する需要もある。生理用ナプキン等の陰唇間に着用されな い従来技術の月経用品にとって、表面の毛管の詰まりは重大な問題ではない。な ぜなら、流体は詰まった部分を迂回して比較的大きな表面積の上に広がることが できるからである。つまり、生理用ナプキンの表面のほんの一部が細胞質の残骸 等によって詰まっても、流体は容易に詰まっていない領域に移動して吸収され得 る。更に、従来技術の月経用品はしばしば身体へのフィットを有していないので 、装置が身体に対して動くことができる。その結果、身体からの排泄物は一時に 装置の一部分に置かれ、別の時に別の部分に置かれるかもしれず、所定の部分の 詰まりの危険性を減少させる。他方、着用者の動きの全範囲にわたって、陰唇間 装置は着用者の腟口と尿道開口部に対して比較的同じ位置に保持される。その結 果、身体からの排泄物は陰唇間装置の同じ部分に連続して置かれる。これは従来 技術の他の月経用品に比べて、陰唇間装置に対する詰まりの危険性が高いことを 意味する。 従って、本発明の目的は、サイズが小さく、挿入が簡単な陰唇間吸収装置を提 供することである。 本発明の別の目的は、着用者の動きの全範囲にわたって、月経の排出、失禁、 身体からの排泄物の排出に対する保護を提供するように、腟口と尿道開口部の両 方を一貫してさえぎる陰唇間吸収装置を提供することである。 本発明の更に別の目的は、月経等の分泌液の非常に粘度の高い、または不溶性 成分の吸収を、これらの成分による毛管の詰まりに抵抗することにより「管理す る」陰唇間吸収装置を提供することである。 以下の説明を参照し、添付図面との関連で考慮した時、本発明のこれらの目的 や他の目的は容易に自明となるであろう。 発明の概要 本発明は吸収装置に関し、より詳細には月経目的や失禁保護のため、またはそ の両方のために女性の着用者の陰唇間の空間に挿入可能な吸収装置に関する。 本発明の陰唇間吸収装置は主吸収部分と主吸収部分に接合される一対の柔軟性 延長部とを備える。主吸収部分は月経等の体液を、これらの流体の固体成分また は非常に粘度の高い成分で詰まることなく、急速に吸収することができる捕捉部 材を備える。更に主吸収部分は捕捉部材と効果的に流体接触する保管部材を備え る。保管部材は捕捉部材から吸収された体液を引き寄せることができるようにす る孔隙容積分布を有する。更に陰唇間装置はその近位表面に隣接する主吸収部分 に接合される一対の柔軟性延長部を備える。近位表面とは、陰唇間装置が挿入さ れる時、着用者の陰唇間の空間の最も奥に位置付けられる主吸収部分の表面であ る。挿入と同時に、柔軟性延長部は着用者の陰唇の壁と接触し、壁に付着する傾 向がある。更に好ましくは、吸収装置が着用者の陰唇間空間に挿入されるにつれ て、柔軟性延長部は着用者の指先を覆うことができる。 図面の簡単な説明 明細書は本発明を形成するものとみなされる主題を特に指摘し、明確にクレー ムする特許請求の範囲で結論付けているが、本発明は添付図面に関連して為され る以下の説明を読めば、より良く理解されるであろうと考えられる。 図1は本発明の陰唇間吸収装置の好ましい実施形態の斜視図である。 図2は図1に示した吸収装置の端面図である。 図3は本発明の陰唇間吸収装置の別の好ましい実施形態の斜視図である。 図4はプリーツ主吸収部分を有する、本発明の別の好ましい実施形態の端面図 である。 図5は図4に示したプリーツ実施形態の別の実施形態の端面図である。 図6は多層構造を有する主吸収部分を示す本発明の好ましい実施形態を示す図 である。 図7は着用者の大陰唇と小陰唇を含む身体の周囲の断面図であり、本発明の吸 収装置を着用者の陰唇間の空間に挿入するにつれて、着用者の指先を覆う本発明 の柔軟性延長部を示す。 図8は図7に示した着用者の身体の同じ部位の断面図であり、着用者が立った 時、本発明の陰唇間吸収装置がフィットする様子を示している。 発明の詳細な説明 陰唇間吸収装置の全般的な説明 本発明は陰唇間吸収装置に向けられている。図1は本発明の陰唇間吸収装置の 一好ましい実施形態、陰唇装置20を示している。しかしながら、本発明は多く の他の形態であってよく、図面に示した特定の構成を有する構造に制限されない 。 本明細書において使用する、用語「陰唇間吸収装置」は、少なくとも一部の吸 収成分を有し、使用中女性の着用者の陰唇間の空間内に少なくとも部分的にある ように特に構成されている構造物を指す。好ましくは、この装置を着用中に、本 発明の陰唇間吸収装置20の体積の少なくとも約30%がこのような陰唇間の空 間内にあり、より好ましくは体積の少なくとも約50%がこのような陰唇間の空 間内にあり、更に好ましくは、陰唇間吸収装置20の実質的に全体積が着用者の 陰唇間の空間にあり、最も好ましくは、使用中に陰唇間吸収装置20全体が女性 の着用者の陰唇間の空間内にある。 本明細書において使用する、用語「陰唇間の空間」は、前庭へと伸びる大陰唇 の内面間に置かれる、女性の解剖学的構造の外陰部内の空間を指す。この陰唇間 の空間に位置するのが小陰唇、前庭、及びクリトリス、尿道口、腟口を含む基本 的な尿生殖器の器官である。標準的な医学の権威は、前庭は小陰唇の内面によっ て側面方向にはね返らせられ、クリトリスと腟口間の底部へと内部に伸びる空間 を指すと教示している。従って、上記のように、陰唇間の空間とは、前庭として も知られる小陰唇の内面間の空間を含む、大陰唇の内面間の空間を指すことがで きることが認識されるであろう。本開示の目的にとって、陰唇間の空間は腟内部 へと実質的に腟口を超えては伸びない。 ここで使用する用語「陰唇」は、一般に大陰唇と小陰唇の両方を指す。陰唇は 前交連と後交連において各々前と後で終了する。大陰唇と小陰唇の相対的大きさ と形状に関して、女性間で広範囲に変化することが当業者によって認識されるで あろう。しかしながら、本開示の目的にとって、このような差に特に焦点を当て る必要はない。上述のように、着用者の陰唇間の空間に陰唇間吸収装置を配置す るには、特定の着用者に対する大陰唇と小陰唇間の境界の正確な位置に関係なく 、大陰唇の内面間に置くことが必要であろう。女性の解剖学的構造のこの部位に ついての詳細な説明としては、グレーの解剖学(Gray’s Anatomy )、ラニングプレス(Running Press)1901版(1974年) 、1025〜1027ページに注意が向けられる。 ここで使用する用語「分泌液の固体成分」は、約5ミクロンより大きな効力半 径を有する粒子を指す。 図1に示された陰唇間吸収装置20は、図1に示した「x」軸に沿って走る長 手方向中心線Lを有する。ここで使用する用語「長手方向」は、陰唇間装置20 を着用した時、立っている着用者を左半身と右半身に二分する垂直面に大体整列 する(例えば、ほぼ並列する)、陰唇間装置20の平面内の線、軸もしくは方向 を指す。ここで使用する用語「横方向」、「側面方向」または「y方向」は相互 交換でき、大体長手方向に対して垂直である線、軸もしくは方向を指す。側面方 向が図1において「y」方向として示されており、側面方向の中心線「T」によ って限定される。図1に示す「z」方向は長手方向中心線Lと側面方向の中心線 Tによって形成される平面に対して垂直な方向である。用語「上部の」は、着用 者の頭に向かうz方向の方位を指す。「下部の」または下向きに、は着用者の足 に向かう方向である。 図1に示すように、陰唇間装置20は主吸収部分(または「中央吸収体」)2 2と、主吸収部分22に接合される一対の柔軟性延長部24を備える。主吸収部 分22は少なくとも部分的に吸収性であるべきである。主吸収部分22は陰唇装 置20の長手方向中心線に沿って配置される捕捉部材26と、捕捉部材26の少 なくとも1つの側面の側面方向に中心を離れて配置される保管部材28とを備え る。好ましくは、保管部材28は捕捉部材26の各々の側部(L、z平面)の側 面方向に中心を離れて配置される。柔軟性延長部24は主吸収部分22に、その 近位端22Aに隣接して接合される。使用に際して、近位端22Aは着用者の陰 唇間の空間の最も奥に位置付けられる。図1に示した好ましい実施形態では、陰 唇装置20は吸収された排泄物が主吸収部分22から漏れるのを防止するために 、液体不透過性のバックシート38も備えている。 陰唇間装置20は少なくともその一部が着用者の陰唇間空間に心地よくフィッ トし、着用者の腟口と好ましくは着用者の尿道開口部を覆うことができるように する適切なサイズと形状のものであるべきである。陰唇間装置20は、着用者の 腟口と尿道開口部からの月経、尿及び他の身体からの排泄物の流れを少なくとも 部分的にふさぎ、より好ましくは完全にふさぎ、遮る。 陰唇間装置20のサイズは該装置の着用に関連する心地よさにとっても重要で ある。図1に示した好ましい実施形態では、陰唇間装置20の主吸収部分22は 、長手方向中心線に沿って測定して、約35mmと120mmの間の長さを有す る。好ましくは、陰唇間装置20の長さは約40mmと約100mmの間であり 、より好ましくは約45mmと約90mmの間である。陰唇間装置の主吸収部分 22の乾燥キャリパー(または幅)は、平方インチ当たり0.25ポンドの封圧 (1.7kPa)の下で横方向(または「y」方向)に測定して、好ましくは約 15mm以下であり、より好ましくは乾燥キャリパーは約10mmより少ない。 更に好ましくは、乾燥キャリパーは約8mmより少ない。乾燥キャリパー測定方 法は下記の「試験方法」の項において説明する。主吸収部分22の深さ(または 「z」方向の寸法)は好ましくは約8mmと35mmの間であり、より好ましく は約20mmである。 着用者の身体から排出される排泄物を吸収し保持するために、好ましくは陰唇 間装置20は充分な吸収性を備える。しかしながら、製品の容量は、吸収陰唇間 装置20、特にその主吸収部分22の物理的体積に少なくとも部分的に依存する 。下記の「試験方法」の項において説明する吸収容量試験に従って測定して、好 ましくは、主吸収部分22は羊の血液の少なくとも約1gの容量を有し、湿った 時に膨張する吸収性ゲルまたはフォームを使用することにより、約30gまでの 容量を有することができる。容量は典型的に約3〜約12gの範囲であってよい 。月経等の身体からの排泄物の吸収容量が羊の血液に対する吸収容量とは、関連 はするが、典型的にいくらか異なることを当業者は認識するであろう。陰唇間空 間は拡大できるので、流体をゲルとして保管する場合、体圧に順応する陰唇間空 間にそれより大きな体積を蓄えることができる。それに加えて、吸収陰唇間装置 20が着用者の陰唇間空間内に完全には挿入されていない場合、吸収された排泄 物の一部を着用者の陰唇間空間の外部に保管してもよい。 主吸収部分 図1と2に示した陰唇間吸収装置20の好ましい実施形態では、主吸収部分2 2は捕捉部材26と保管部材28とを備える。月経または尿等の身体からの排泄 物を吸収し保持する保管部材28へとこれらの排泄物を通過させる前に、捕捉部 材26はこれらの排泄物を急速に捕捉する。好ましくは捕捉部材26はこのよう な体液の急速捕捉のために作られた構造を有し、保管部材28はその中に保管す るために捕捉部材26からの捕捉された流体の少なくとも一部を「引き寄せる」 ために作られた構造を有している。このような構造については下記に詳細に記す が、本発明の1つの好ましい実施形態の捕捉部材26は、第1の密度を有する繊 維状アセンブリを備え、保管部材28は第1の密度より高い第2の密度を有する 繊維状アセンブリを備える。相対密度または捕捉部材26と保管部材28は、捕 捉部材26が不溶解成分(例えば細胞質の残骸)と非常に粘性の成分(例えば粘 膜成分)と共に、それより流動的な成分をも備える体液を急速に捕捉することが でき、このような体液の少なくとも一部を保管部材28に「引き渡す」ことがで きる一方、実質的に詰まることがないようなものである。換言すれば、捕捉部材 26が好ましくは比較的低い密度(及び比較的大きな孔隙容積分布)を有し、保 管部材がそれより高い密度(及び小さな孔隙)を有するであろう。 本発明の好ましい実施形態のために図1と2に明確に示すように、このような 身体からの排泄物が腟口または尿道から排出されるにつれて、それらを捕捉する 位置である長手方向中心線Lに沿って捕捉部材26が配置される。更に図1と2 に示すように、この好ましい実施形態の保管部材28は2つの部分を備え、1つ の部分が捕捉部材26の各々の側部の側面方向に中心から離れて配置される(捕 捉部材26の1つの側の側面方向に中心から離れて置かれる1つだけの部分も適 していることを当業者は認識するであろう)。保管部材28の各々の部分は捕捉 部材26と効果的に流体連通し、好ましくは捕捉部材26に接合される。ここで 使用する用語「流体連通」は、毛管または他の手段によって陰唇間吸収装置20 の2つの成分間で体液を輸送することができることを意味するためのものである 。 主吸収部分22は多種多様な形状に製造されてよい。非制限的な例としては、 卵形、台形、長方形、角が丸められた長方形、三角形、円筒形、半球状、または それらの組み合わせが挙げられる。不快であるかもしれない鋭角を取り除くので 、角が丸められた方形が特に好ましい。好ましくは、図1に示すように、主吸収 部分22は陰唇間吸収装置20の長手方向全長に沿って伸びる。本発明の別の好 ましい実施形態では、主吸収部分22は側面方向の中心線Tを中心にして、柔軟 性延長部24の長手方向長さの一部分だけ伸びる。このような実施形態が図3に おいて120で示されており、下記の「別の実施形態」の項で詳細に説明する。 捕捉部材 捕捉部材26は体液(例えば月経)が排出されるにつれてこれらを受け入れ、 急速に捕捉する。このような急速捕捉を妨害するであろうこのような分泌液の固 体成分または非常に粘性の成分により生じる表面の詰まりを生じることなく、本 発明の捕捉部材26は特に陰唇間吸収装置20の摩耗サイクルの実質的に全サイ クルにわたってこのような分泌液を捕捉することができる。 詰まりを生じることなくこのような急速捕捉を可能にするために、浮遊物質ま たは非常に粘性の成分による詰まりを生じることなく身体からの排泄物を捕捉す る一方で、身体からの排泄物の残りの流体部分を保管部材28に「引き渡す」( 分割する)ように、捕捉部材26は保管部材28の孔隙に対して大きな孔隙を有 する。捕捉部材26と保管部材28がこの方法で機能するために、捕捉部材26 は保管部材28の孔隙範囲より大きな高い割合の孔隙を有するべきである。別の 言い方をすれば、捕捉部材26の孔隙容積分布の平均毛管半径は、保管部材28 の孔隙容積分布の平均毛管半径より大きくあるべきである。ここで使用する用語 「毛管半径」は、下記の「試験方法」の項で説明する孔隙容積分布試験により、 脱着ステップの間に(静水圧を増大させて)測定して、等量半径を意味するため である。捕捉部材26として適しているためには、材料はその中の孔隙の少なく とも75%が約20ミクロンより大きな毛管半径を有するような孔隙容積分布を 有しているべきである。好ましくは、孔隙の少なくとも75%が約30ミクロン より大きな毛管半径を有する。更に好ましくは、孔隙の少なくとも75%が約5 0ミクロンより大きな毛管半径を有する。特に好ましい材料は孔隙の少なくとも 75%が約75ミクロンより大きな毛管半径を有するような孔隙容積分布を有す る。捕捉部材26がこのような毛管半径またはこれ以上の毛管半径を有する限り 、月経の固体及び粘性成分が陰唇間吸収装置20の摩耗サイクルのほとんどにわ たってこのような体液の捕捉を実質的に妨げないことを出願人は見い出した。下 記において詳細に説明するように、小さな孔隙により提供される高い毛管吸引力 のために、捕捉部材より小さな保管部材28の孔隙が捕捉部材26からの低い粘 性の成分を捕捉することができる。 また好ましくは、捕捉部材が体液で湿った後も、身体からの排泄物の固体成分 と粘性成分を捕捉する能力を維持するために、捕捉部材26は湿潤弾力を有する 。ここで使用するように、「湿潤弾力」を有する材料は、下記の「試験方法」の 項で説明するように、その初期の湿潤キャリパーの50%まで圧縮された後、そ の初期の湿潤キャリパーの少なくとも約60%を維持する。好ましくは、捕捉部 材26は少なくとも約70%の湿潤弾力を有する材料を備える。 実質的に詰まることなく、身体からの排泄物の固体成分と粘性成分を捕捉する 材料は、織布材料、不織布材料、吸収性フォーム及び吸収性スポンジを含む。水 分ベースの体液が急速にその上に広がることができるように、このような材料は 本来親水性であるか、あるいは親水性になるように処理されているべきである。 適切な織布および不織布材料は天然繊維(例えばセルロース繊維)、親水性合成 繊維(例えば、親水性になるように処理されたポリエステル、レーヨン、ポリプ ロピレン、ポリエチレン繊維等のポリマー繊維)、または天然繊維と合成繊維の 組み合わせで構成することができる。月経等の身体からの排泄物の固体成分と粘 性成分の急速吸収を妨げ得る「こぶ」を提供しないように、捕捉部材26として 使用するのに適した材料を製造する際に有用な繊維は好ましくは比較的滑らかな 表面を有する。捕捉部材26がフォーム材料を備える場合、フォームはブロウン フォーム(例えばブロウンポリウレタンフォーム)、高分散相エマルジョン(H IPE)フォーム、あるいは当業界で公知の他のフォームであってよい。 適切なセルロース繊維は、化学的に架橋および剛性にされたツイスト(カール )繊維であり、それはMooreらの米国特許第4,898,642号に詳細に 記載されており、その開示は参照してここに組み込まれる。このような繊維は、 当業界で公知のエアレイ(air laying)またはウェットレイ(wet laying)技術を使用して、捕捉部材26としての使用に適したウェブに形 成されてよい。好ましくは、1997年3月4日にRichardsらに対して 発行され共に譲渡された米国特許第5,607,414号に記載されているよう に、繊維がエアレイされる。この特許の開示は参照してここに組み込まれる。前 述の米国特許第5,607,414号に記載されているように、このような繊維 は好ましくは熱可塑性材料によって熱接着される。 捕捉部材26に適したフォーム材料は、1996年10月8日にStoneら に対して発行された米国特許第5,563,179号に記載されているHIPE フォームである。更に適しているのは、ペンシルバニア州エディストーンのフォ ーメックス社(Foamex Corp.of Eddystone,PA)に よりSIF100として販売されているポリウレタンフォームである。このよう なポリウレタンフォームは、捕捉部材26として使用するために充分親水性であ るように、適切な界面活性剤での処理を必要とするであろう。 捕捉部材26に好ましい材料は、1平方メートル当たり約65グラムと1平方 メートル当たり約75グラムの間の坪量と、1立方センチメートル当たり約0. 01グラムと1立方センチメートル当たり約0.05グラムの間の密度、好まし くは1立方センチメートル当たり約0.02グラムと1立方センチメートル当た り約0.04グラムの間の密度とを有する、ニードルパンチ、カード加工された レーヨンの不織布材料を備える。このような材料で、1平方メートル当たり約6 9グラムの坪量と1立方センチメートル当たり約0.03グラムの密度を有する ものが、オハイオ州ロックランドのスターンス・テクニカル・テキスタイル社( Sterns Technical Textiles,Inc.of Loc kland,OH)から材料9290Bとして入手できる。 捕捉部材26にとって特に好ましい不織布材料は熱接着されたエアレイ不織布 材料を備える。このような不織布物に適した熱可塑性ステープル繊維は、親水性 仕上げがされたポリエチレン/ポリプロピレン二成分材料(18d−tex×5 ミリメートル)を備えており、日本国大阪のチッソ社(Chisso Corp oration)から入手できる。好ましい不織布材料はこのような熱可塑性ス テープル繊維を100%備える。エアレイング及び熱接着方法は前述の米国特許 第5,607,414号に記載されており、1平方メートル当たり約60グラム の坪量と約2.3ミリメートルの乾燥キャリパーとを有する不織布ウェブをこの ような繊維から形成するために使用することができる。この不織布材料は孔隙の 少なくとも75%が約200ミクロンより大きな毛管半径を有するような孔隙容 積分布を有することが見い出されている。 図1と2に見られるように、捕捉部材26は好ましくは陰唇間吸収装置20の 長手方向中心線Lに沿って位置付けられる。またこれらの図に見られるように、 捕捉部材26は主吸収部分22の長手方向の実質的に全長にわたって伸びる。捕 捉部材26の深さも主吸収部分22の深さによって限定される。図1と2に示し た好ましい実施形態のために図示したように、捕捉部材26は保管部材28の2 つの部分の間に配置される。好ましくは、捕捉部材は約1.0ミリメートルから 約4ミリメートルまでの側面方向の幅(乾燥キャリパー)を有する。より詳細に は、側面方向の幅は約1.5ミリメートルと約2.5ミリメートルの間である。 図1と2に示した構造は月経等の分泌液の捕捉と保管に特に好都合である。図 7に見られるように、本発明の陰唇間吸収装置20を着用する時、主吸収部分2 2(及び、必然的に捕捉部材26)は実質的に垂直の方位を有する。これは、体 液が排出されるにつれて捕捉部材26がそれらを捕捉する時に、重力と毛管吸引 力が共働することを意味する。このような共働により、このような体液、特にそ の固体成分と粘性成分が主吸収部分の近位表面22Aから離れて、捕捉部材26 へと引き寄せられるようになる。このような流体が近位表面22Aから離れて引 き寄せられるので、その表面付近にあるかもしれない捕捉部材26の孔隙を詰ま らせる危険性が減少する。 保管部材 上述のように、保管部材28は月経や尿等の身体からの排泄物を吸収して保持 し、吸収される排泄物の全量よりはるかに大きな吸収容量を有している必要はな い。特に、保管部材28は保管部材28を構成する材料の高い毛管吸引力のため に、捕捉部材26から流体を引き寄せる。保管部材28の高い毛管吸引力はその 中のより小さい孔隙から生じる。保捕捉部材26から保管部材28へと身体から の排泄物の流体成分を引き寄せるのに充分な毛管吸引力を提供するために、保管 部材28は平均毛管半径が約5ミクロンと約50ミクロンの間、好ましくは10 ミクロンと約40ミクロンの間の範囲である孔隙容積分布を有するべきである。 保管材料の孔隙は、充分な毛管吸引力を提供するのに充分に小さいことを保証 することが重要である。そのような材料は好ましくは、材料の孔隙の少なくとも 75%が、約80ミクロン以下の毛管半径を有しているような孔隙容積分布を有 する。より好ましくは、そのような材料は、材料の孔隙の少なくとも約75%が 、約60ミクロン以下の毛管半径を有するような孔隙容積分布を有する。特に好 ましい材料は、材料の孔隙の少なくとも約75%が、約45ミクロン以下の毛管 半径を有するような孔隙容積分布を有する。 保管部材28として使用するのに適した材料の孔隙容積分布は、体液の不溶解 成分(例えば、細胞質の残骸)によって、孔隙が詰まりにくいように充分に大き いことが重要である。このような詰まりは、保管部材28を通る流れをブロック しうるため、保管部材28の一部は、体液の保管に有用でないかもしれない。好 ましくは、保管部材28として使用される材料は、孔隙の約10%以下が、5ミ クロン以下の毛管半径を有するような孔隙容積分布を有する。より好ましくは、 孔隙分布は、孔隙の約15%以下が約5ミクロン以下の毛管半径を有するような ものである。 図1と2に示した好ましい実施形態の保管部材28は、身体からの排泄物(例 えば月経及び/または尿)を吸収及び/または保持することができ、また捕捉部 材からこのような身体からの排泄物を引き寄せることができるどのような適切な タイプの吸収構造をも備えることができる。保管部材28はエアフェルトと一般 に称される微粉砕木材パルプ等の吸収体において一般に使用される多種多様な液 体吸収性材料から製造されてよい。他の適切な吸収性材料の例は、クレープセル ロースワッディング;コフォームを含むメルトブロウンポリマー;化学的剛性、 変性、または架橋セルロース繊維;クリンプポリエステル繊維等の合成繊維;ピ ートモス;ティシューラップとティシューラミネートを含むティシュー;吸収性 フォーム;吸収性スポンジ;高吸収性ポリマーや吸収性ゲル化材等の高吸収性材 料;もしくは同等の材料またはこれらの材料の組み合わせまたは混合物を含む。 保管部材28は1つの材料であっても、あるいは異なる吸収性材料で構成される 中央のワッディングを囲むラッピング層等の材料の組み合わせを備えていてもよ い。 保管部材28に適した材料の組み合わせは、エアレイティシューの2つのパイ ル間に置かれた繊維状吸収性ゲル化材料のラミネートを備える。この実施形態で は、吸収性ゲル化材料は1平方センチメートル当たり約0.005グラムから1 平方センチメートル当たり約0.15グラムの間のレベル、好ましくは1平方セ ンチメートル当たり約0.007グラムと1平方センチメートル当たり約0.0 7グラムの間のレベルで設けられる。適切な吸収性ゲル化材料はイギリスのウエ スト・ミッドランド(West Midlands,England)の合弁事 業会社であるコートールド・ファイバース/アライド・コロイド社(Court aulds Fibers/Allied Colloids)からOASIS として入手でき、適切なティシューはウィスコンシン州グリーンベイ(Gree n Bay,Wisconsin)のフォートハワード・ティシュー社(For t Howard Tissue Company)から入手でき、3000平 方フィート当たり35ポンドの坪量を有するエアレイティシューである。 あるいは、当業界で一般に知られているようなセルロース繊維と吸収性ゲル化 材とのエアレイされた組み合わせも保管部材28として使用するのに適している 。例えば、1平方センチメートル当たり約0.025グラムの坪量を有し、カナ ダのアルバータ州カルガリ(Calgary,Alberta,Canada) のキャメロット・スーパーアブソーベンツ社(Camelot Superab sorbents,Ltd.)から入手できる約17%のファイバードリ(Fi berdri)1160を備えるエアレイされた組み合わせが特に適しているこ とを出願人は見い出した。 吸収性ゲル化材の使用が望ましくないデザインに対しては、1平方メートル当 たり約75グラムと1平方メートル当たり約250グラムの間の坪量と、約0. 5ミリメートルと約3.0ミリメートルの間の乾燥キャリパーを有するコットン ワッディングが好ましい。1平方メートル当たり約190グラムの坪量と約1. 3ミリメートルの乾燥キャリパーとを有する特に好ましいコットンワッディング は、オハイオ州ツインスバーグ(Twinsburg,OH)のレブコDS社 (REVCO DS,Inc.)からコットン・コスメティック・スクエアズ( Cotton Cosmetic Squares)(アイテム2736)とし て入手できる。 図1と2に示すように、本発明のこの好ましい実施形態用の保管部材28は2 つの部分を備え、1つの部分が捕捉部材26の各々の側部に、その側面方向に中 心から離れて配置される。やはりこれらの図から解るように、各々の部分が主吸 収部分22の長手方向の実質的に全長に沿って、またその幅全体にわたって伸び る。保管部材28の各々の部分の厚み(乾燥キャリパー)は、主吸収部分22の 乾燥キャリパーの約4%と約40%の間である。より好ましくは、その厚みは主 吸収部分22の乾燥キャリパーの約10%と約30%の間である。 このような構造は捕捉部材26と保管部材28間の接触面積を最大にする。そ の結果、本発明の陰唇間吸収装置20は利用できる保管容量を最大限利用する。 捕捉部材26に関して説明したように、重力と毛管吸引力が共働して体液を捕捉 部材26へと下に引き寄せることができる。図1と2に示した好ましい構造は捕 捉部材26の1つの主な面にわたって捕捉部材26と保管部材28間の垂直方向 の接触を提供するので、捕捉部材26へと深く引き寄せられた体液は同じ深さで 保管部材28へと引き寄せられる。これは、捕捉部材26がなければ必要であろ うが、保管部材28の利用できる保管容量の最大利用が保管部材28を通る横方 向の流れに依存しないことを意味する。その結果、保管部材28の全吸収容量が 利用される前に、保管部材28の局部部分が飽和状態になることが少なくなる。 柔軟性延長部 図1と2に示すように、更に陰唇間吸収装置20は、その近位表面22Aに隣 接して主吸収部分22に接合される一対の柔軟性延長部24を備える。図1と2 に示した好ましい実施形態では、柔軟性延長部24は一般に長方形の形状である 。柔軟性延長部24にとって半円形、台形、三角形等のその他の形状も可能であ る。好ましくは柔軟性延長部24は約40mmから約160mmの長さ、より好 ましくは約45mmから約130mmの長さであり、最も好ましくは約50mm から約115mmの長さである。柔軟性延長部24は主吸収部分22より短い長 手方向長さを有することができる一方、好ましくは主吸収部分22と同じである か、または主吸収部分22より長い長さを有する。柔軟性延長部の幅は、主吸収 部分22に対する柔軟性延長部24の取付け部(または柔軟性延長部24の近位 端24A)から柔軟性延長部24の遠位端(または自由端)24Bまでの距離を 指す。好ましくは上述のように、柔軟性延長部24の幅は主吸収部分22の深さ にほぼ等しいか、それより大きいものである。柔軟性延長部の乾燥キャリパーは 好ましくは約3mm以下、より好ましくは約2mm以下、最も好ましくは約1m m以下である。理想的には、柔軟性延長部24と主吸収部分22の乾燥キャリパ ーは、全体の陰唇間吸収装置20の乾燥キャリパーが約8mm以下となるように 選択される。 柔軟性延長部24は必要な柔軟性と乾燥キャリパーを有するどのような材料か らも構成することができる。適切な材料としては、織布および不織布材料;開口 成形熱可塑性フィルム、開口プラスチックフィルム、ハイドロフォーム熱可塑性 フィルム等のポリマー材料;多孔性フォーム;網状化フォーム;網状化熱可塑性 フィルム;及び熱可塑性スクリムが挙げられる。適切な織布および不織布材料は 天然繊維(例えば木材または綿繊維)、合成繊維(例えばポリエステル、レーヨ ン、ポリプロピレン、ポリエチレン繊維等のポリマー繊維)、または天然繊維と 合成繊維の組み合わせで構成することができる。 柔軟性延長部24を構成するのに好ましい材料はティシュー層である。適切な ティシューはウィスコンシン州グリーンベイ(Green Bay,Wisco nsin)のフォートハワード・ティシュー社(Fort Howard Ti ssue Company)から入手でき、3000平方フィート当たり35ポ ンド(1平方メートル当たり57グラム)の坪量を有するエアレイティシューで ある。別の適切なエアレイティシューは、カナダのブリティッシュコロンビア州 デルタ(Delta,British Columbia,Canada)のメ ルフィン・ハイジェニック・プロダクツ社(Merfin Hygenic P roducts,Ltd.)から入手でき、1平方メートル当たり61グラムの 坪量を有し、指定グレード番号176を有するものである。本発明の作用にとっ て必要ではないが、柔軟性延長部24は好ましくは後述するようなバックシート 38によって裏打ちされる。 図1と2に示した好ましい実施形態では、主吸収部分22に、その近位表面2 2Aに隣接して別個に接合される材料の別々のシートを一対の柔軟性延長部24 が備えていてもよい。好ましくは、柔軟性延長部24は主吸収部分22の長手方 向中心線Lを中心に対称的に配置される。より好ましくは、柔軟性延長部24は 主吸収部分22の近位表面22Aに、その表面の約3mm以内に接合される。 ここで使用する用語「接合される」は、1つの成分を他の成分に直接添付する ことによって、成分を直接別の成分に固定する構成;1つの成分を中間部材に添 付し、それを次に他の成分に添付することによって、成分を間接的に他の成分に 固定する構成;及び1つの成分が別の成分と一体的である、つまり1つの成分が 本質的に他の成分の一部である構成を含む。 バックシート 図1と2に示した陰唇間吸収装置20の好ましい実施形態は更に、柔軟性延長 部24を含み、その背面の全部または一部にわたって位置付けられ、接合される バックシート38を備える。 バックシート38は好ましくは液体(例えば月経及び/または尿)に対して不 透過性または半透過性であり、柔軟である。ここで使用する「柔軟な」という言 葉は、柔軟であって、人間の身体の全般的な形状及び輪郭に容易に従う材料を意 味する。バックシート38は主吸収部分22に吸収され包含された排泄物が、着 用者の下着等の陰唇間吸収装置20と接触する品物を湿らせるのを防止する。バ ックシート38は主吸収部分22が排泄物で着用者の身体が汚されるのを防止す る助けもする。それに加えて、バックシートの使用は着用者が陰唇間吸収装置2 0を挿入する時、あるいは汚れた装置を任意で指で取り除く時に、指の間でつか むための改良された(例えば、より衛生的な)表面を提供することができる。 バックシート38は織布材料または不織布材料、ポリエチレンまたはポリプロ ピレンの熱可塑性フィルム等のポリマーフィルム、あるいはフィルム被覆不織布 材料等の複合材料を備えていてよい。好ましくは、バックシートは約0.012 mm(0.5ミル)から約0.051mm(2.0ミル)の厚さのポリエチレン フィルムである。例示的なポリエチレンフィルムは、オハイオ州シンシナティ( Cincinnati Ohio)のクロペイ社(Clopay Corpor ation)によって、P18−0401の商標名で製造されているものである 。バックシート38は排泄物がバックシートを通過するのを防止する一方で、蒸 気を主吸収部分22から逃すことができる(つまり、通気性がある)。 任意の成分 図示した実施形態の陰唇間装置20はその他の任意の成分を備えていてよい。 トップシート 例えば、陰唇間装置20は装置20の身体に面する表面の全部または一部にわ たって位置付けられ接合されるトップシートを備えていてよい。好ましくは、ト ップシートを使用する場合、それは主吸収部分22の少なくとも一部に接合され る。好ましくは、使用される場合、トップシートは主吸収部分22の近位表面2 2Aと柔軟性延長部24の身体に面する表面の上に置かれ、その両方に接合され る。 トップシートを使用する場合、トップシートは柔軟で、柔らかな感触のもので あり、着用者の皮膚に対して刺激的ではないものである。更に、トップシートは その厚みを通して容易に透過するように、液体(例えば、月経及び/もしくは尿 )を通す液体透過性である。適切なトップシートは、織布及び不織布材料;開口 成形熱可塑性フィルム、開口プラスチックフィルムおよびハイドロフォーム熱可 塑性フィルム等のポリマー材料;多孔性フォーム;網状化フォーム;網状化熱可 塑性フィルム;及び熱可塑性スクリム等の広範囲の材料から作ることができる。 適切な織布及び不織布材料は天然繊維(例えば木材または綿繊維)、合成繊維( 例えばポリエステル、レーヨン、ポリプロピレンまたはポリエチレン繊維等のポ リマー繊維)、または天然繊維と合成繊維の組み合わせで構成することができる 。 特に、トップシートは開口成形フィルムを備えていてもよい。開口成形フィル ムは身体からの排泄物に対して透過性であり、適切に開口されていれば、液体が それを通って戻り、着用者の皮膚を再び濡らすのを減少させる傾向がある。この ように、身体と接触する成形フィルムの表面は乾燥したままであり、それによっ て身体の汚れを減少させ、着用者に心地よい感覚を作り出す。適切な成形フィル ムは1975年12月30日にThompsonに対して発行された米国特許第 3,929,135号;1982年4月13日にMullaneらに対して発行 された米国特許第4,324,246号;1982年8月3日にRadelらに 対して発行された米国特許第4,342,314号;1984年7月31日にA hrらに対して発行された米国特許第4,463,045号;及び1991年4 月9日にBairdに対して発行された米国特許第5,006,394号に記載 されている。本発明に適したトップシートは、1つ以上の上記特許に記載され、 「ドリウイーブ(DRI−WEAVE)」トップシートとしてオハイオ州シンシ ナティ(Cincinati、Ohio)のザ・プロクター・アンド・ギャンプ ル社(The Procter&Gamble Company)によって生理 用ナプキンの市場で販売されている成形フィルムである。 月経流体が主吸収部分22へと流れ、主吸収部分22によって吸収されずに、 トップシートから流れ出る可能性を減少させるように、身体に接触する表面が親 水性でない場合よりも速く、液体がトップシートを通って移動するのを助けるた めに、好ましい成形フィルムのトップシートの身体に接触する表面も親水性であ る。このようなトップシートの好ましい実施形態では、成形フィルムトップシー トのポリマー材料に界面活性剤が組込まれる。あるいは、Osbornに対して 発行された米国特許第4,950,264号に記載されているように、界面活性 剤で処理することによって、トップシートの身体に接触する表面を親水性にする ことができる。 ボディ接着剤 着用者の陰唇の内面への柔軟性延長部24の接着を助けるために、柔軟性延長 部24に生体適合性のある接着剤を任意で設けてもよい。このような接着剤の強 度は、着用者の陰唇間空間から陰唇間吸収装置20を確実かつ快適に取り除くこ とができるようにする一方、陰唇間吸収装置20が適所に留まるのを助けるよう に選択すべきである。適切な接着剤は1994年8月9日に各々Rosenbl uthらに対して発行された米国特許第5,336,208号に記載されており 、この特許の開示は参照してここに組み込まれる。 別の実施形態 本発明の幾つかの別の好ましい実施形態も企図されている。このような実施形 態の例について説明する。 伸ばされた柔軟性延長部 別の実施形態である図3に示した陰唇間装置120では、主吸収部分122の 長手方向長さは柔軟性延長部124の長手方向長さの一部にすぎない。このよう な構造は図lと2に示した実施形態である陰唇間装置20より小さな体積を有し 、その結果、着用者の陰唇間の空間の体積の小さな部分しか占めない。逆に、別 の陰唇間装置120の主吸収部分122は陰唇間装置20の主吸収部分22より 少ない全体的な容量を有するであろう。 全体的に、別の陰唇間装置120の各々の成分は陰唇間装置20と同じ成分を 備える。しかし上述のように、成分間のサイズ関係が異なっている。特に、別の 陰唇間装置120の主吸収部分122は別の陰唇間装置20の主吸収部分22よ り小さな長手方向長さを有している。装置の体積と吸収容量間の所望の関係に依 存して、主吸収部分122は柔軟性延長部124の長手方向長さの約30%と約 90%の間の長手方向長さを有することができる。好ましくは、主吸収部分12 2の長手方向長さは柔軟性延長部124の長手方向長さの約30%と約60%の 間である。 本発明に関しては、柔軟性延長部の長手方向長さが主吸収部分の長手方向長さ より短い別の実施形態(図示せず)も企図されている。好ましくは、このような 柔軟性延長部はこのような実施形態の横方向中心線を中心にして、主吸収部分の 長手方向長さの少なくとも約1/3だけ長手方向に伸びる。 本別の実施形態の変形(図示せず)では、主吸収部分122の深さは1つの柔 軟性延長部124の側面方向の幅より大きくてよい。このような構造はその長手 方向長さを減少させることにより生じる主吸収部分122の体積損失の一部を補 償する一方で、付加的な吸収容量を提供することができる。 プリーツ主吸収部分 別の好ましい実施形態である図4に示した陰唇間装置220では、保管部材2 28がプリーツ構造を備えている。図4に示すように、保管部材228は折り畳 まれたティシューウェブを備える。折り畳まれたティシューウェブは好ましくは 標準の非湿潤強度のトイレ用ティシューの強度より大きな強度を有する。好まし くは、保管部材228は下記の「試験方法」の項において説明する湿潤破裂強度 方法により測定して、約50g以上の一時的湿潤強度を有するティシューを備え る。好ましくは一時的湿潤強度は約100g以上である。好ましいデザインでは 、この湿潤強度は約30分かけて元の強度の約50%以下にまで衰えるであろう 。 図4に示すように、保管部材228を構成するティシューウェブは、側面方向 に並んだ関係に配置される複数のプリーツ230を備えるプリーツ構造に折り畳 まれる。ティシューウェブは適切な数のプリーツを有するように折り畳むことが できる。好ましくは、ティシューウェブは本実施形態の保管部材228の全体の 乾燥キャリパー(つまり幅)が約2mmから約7mm以下の間であるように折り 畳まれる。 折り畳まれたティシューウェブのプリーツ230は好ましくは、プリーツ部分 がそのプリーツ輪郭を維持し、完全に開くことができないように適切な方法で接 続または接合(または保持)される。プリーツは糸、接着剤、またはポリエチレ ン等の熱可塑性材料を含むヒートシーリングティシューの使用を含む種々の手段 によって接続することができる。好ましいデザインは、保管部材228内の全て のプリーツ230を共に接合するステッチを使用する。好ましくは、主吸収構造 222には5個(角に4個、そして2つの下部コーナー間のほぼ中間の付加的な 位置)のステッチ位置が設けられる。 図4に示した別の好ましい実施形態は好ましくは図1と2に示した実施形態の ために上述した寸法と同じ保管部材228と柔軟性延長部224の寸法を有する 。側面方向(y方向)に測定して、陰唇間装置220の保管部材228の幅は好 ましくは約1mmと約2mmの間である。好ましくは、好ましい実施形態におい て、陰唇間装置20の主吸収部分の幅は約4.5mmである。 図4に示したプリーツデザインは柔軟性延長部224を容易に提供するという 付加的な利点を有する。延長部224は保管部材228と同じ材料を備えていて もよいし、あるいは異なる材料を備えることもできる。延長部224は主吸収部 分222の近位表面222Aの約1ミリメートル以内、または好ましくは近位表 面222Aに隣接して配置され、そこに接合される。より好ましくは、図4の実 施形態に示すように、延長部224は保管部材228の一体的な部分である(つ まり、延長部224は保管部材228を形成するために折り畳まれる吸収性ティ シュー材料の一体的な延長部を備える)。 図4に示した陰唇間吸収装置20の捕捉部材226と柔軟性延長部224は、 図1と2に示した実施形態の等化部材に関して説明した材料のいずれから構成さ れてもよい。同様に、この別の好ましい実施形態はその下部表面に置かれるバッ クシート238も備える。 陰唇間装置250として図5に示されている図4の構造の変形では、捕捉部材 226と保管部材228の両方にプリーツ加工されている。このような構造は、 保管プリーツ203と捕捉プリーツ232が相互にかみ合うので、捕捉部材22 6と保管部材228間の表面接触が増大するという付加的な利点を有する。この 別の実施形態の主吸収部分222の乾燥キャリパーは着用者の心地よさによって 決定されることを当業者は認識するであろう。その結果、本実施形態の捕捉部材 226を備える材料が、図4に示した実施形態を備える材料より薄くなる(低い 乾燥キャリパーを有する)。しかし捕捉プリーツ232の折り畳まれた性質のた めに、陰唇間装置250の近位表面222Aは図4の陰唇間装置220の近位表 面222Aの身体接触面積と同じ様な身体接触面積を有する。 図4に示したプリーツ構造の別の変形では、保管部材328は向かい合った関 係に接合された複数の個々の層332を備えていてよい。このような装置が陰唇 間装置320として図6に示されている。陰唇間装置320はプリーツ構造22 0のために前述したものと同じ特徴の全てを有していてよい。複数の個々の層3 32を使用することの利点の1つは、様々な層が異なる特性または特徴を備えた 異なる材料を備えることができることである。各々の柔軟性延長部324は個々 の層332の1つと一体的であってもよいし、あるいは保管部材328の上部部 分326に別個に接合されてもよい。好ましくは、個々の層332は(図6に示 すように)層間の空間がz方向に方位付けられるように並んだ関係に配置される 。 前述したように、本発明の陰唇間吸収装置20は好ましくは完全に着用者の陰 唇間の空間に収まるように配置されるように設計されている。本発明の陰唇間吸 収装置20を使用するために、着用者は指の間に主吸収部分22を保持する。図 7に示すように、柔軟性延長部24は挿入中に着用者の指先を覆うように離れて 広がる。この特徴は本発明の陰唇間吸収装置20を衛生的に挿入できるようにす る。近位表面22Aがまず挿入され、陰唇間空間の最も奥へと挿入される。陰唇 表面を広げる助けをするために、着用者は挿入の間にしゃがんだ位置を取ること ができる。一旦陰唇間吸収装置20が挿入されると、柔軟性延長部24は陰唇の 内面に付着する傾向がある。着用者が立っている時、図8に示すように、陰唇の 壁が陰唇間吸収装置20のまわりでしっかりと閉じる。 陰唇間装置20は好ましくは、着用者の小陰唇または大陰唇あるいはその両方 の内面にわずかな横方向外向きの圧力を発揮することにより、少なくとも部分的 に適所に保持される。さらに、この製品は柔軟性延長部24を備えるティシュー に対する本来湿っている陰唇表面の吸引によっても保持される。 陰唇間吸収装置20は「独立型」製品として着用することができる。あるいは 、タンポンのバックアップとして、または生理用ナプキン、パンティライナー、 または月経または失禁用の失禁用パッドと組み合わせて使用することもできる。 陰唇間吸収装置20を生理用ナプキンと共に使用する場合、生理用ナプキンはど のような厚みのものであってもよい。夜間において後部の汚れを減少させるため に、生理用ナプキンと共に使用することが好ましいかもしれない。陰唇間装置2 0は従来のパンティに着用することができ、あるいは月経ショーツと共に使用す ることもできる。 本発明の陰唇間吸収装置の多数の別の態様が可能である。例えば、これらの製 品は排尿作用によって取り除かれるように設計されるが、別の的な引抜き糸また はループを使用してもよい。これらの製品は薬物療法と共に使用されてもよい。 これらの製品は生物分解性である材料及び/または(トイレにおけるような)撹 拌で水の中で破片になるような材料で構成されてよい。陰唇聞吸収装置20は、 多数の別個の方向に製品を曲げることができるように、主吸収部分22に複数の スリットを入れて構成されてもよい。このような構造は製品が身体の動きに関連 する応力に容易に反応するようにする。図4に示した実施形態の好ましいもので は、座っている間に製品にかかる力を減少させるために、身体からそれた中央吸 収体の表面の端が丸められてもよい。構造の上面は、クリトリスと会陰間の骨盤 底部の非線形表面を収容する助けをするために、骨盤の底部に対する垂直の圧力 に対して製品を容易に調整することができるように、1つ以上のスリットを有し ていてもよいし、あるいは他の好ましい曲げ部分を有していてもよい。上述の吸 収装置の柔軟性延長部24は湿潤状態及び乾燥状態において、製品の側部が陰唇 の前庭の横壁に対して外向きに押すように拡大する傾向があり、それによって製 品を適所に保持するように、ばねとして作用してもよい。さらに、製品が液体で 飽和状態になった時等、湿った時に、柔軟性延長部24が「ばね」として作用す る能力を維持することが好ましい。ポリウレタンフォーム等の構造がこれらの特 性を提供することができる。 試験方法 乾燥キャリパー 原理 所定の封圧を提供するように重み付けされたコンパレーターゲージを使用して 、サンプルの乾燥キャリパーを測定することができる。 装置 適切なコンパレーターゲージゲージはマサチューセッツ州ウォルタム(Wal tham,MA)のB.C.アメス社(B.C.Ames,Company)か ら入手できる、ダイヤル指示器モデル482を備えたアメス(Ames)、モ デル130である。コンパレーターゲージは1平方インチ当たり0.25ポンド (1.7kPa)の荷重圧を発揮することができるアルミニウム製の円形コンパ レーター足を有しているべきである。荷重圧が一定である限り、異なるサンプル サイズを収容するようにコンパレーター足の直径を変更できることが認識される であろう。 操作 1. コンパレーターゲージを製造業者の指示に従ってゼロの目盛に合わせる。 2. コンパレーター足を持ち上げ、サンプルをベースプレートの上に置く。足 を下げた時、サンプルの中心にくるように、サンプルをベースプレートの上に位 置決めする。コンパレーター足は全てのサンプルの縁部から少なくとも5ミリメ ートルでなければならない。サンプルを滑らかにし、しわがないようにする。 3. サンプルの上に足をゆっくりと下げる。 4. 足がサンプルと接触してから30秒後にコンパレーターダイヤルの示度を 読むことによってキャリパーを決定する。 5. 付加的な2サンプルに対してステップ2から4を繰り返す。 計算 3回の示度の平均がその材料のキャリパーである。 吸収容量 原理 荷重流体が月経に類似している場合、陰唇間吸収装置の全吸収容量は装置の乾 燥重量と荷重重量間の差として測定される。 装置 化学てんびん 0.1グラムまで正確なもの 流体容器 サンプルを挿入または除去する時、漏れがないことを保証するた めに充分な壁深さを有し、1リットルを保持することができるガ ラス。容器はxおよびy方向に陰唇間吸収装置の寸法の150% より大きな寸法を有していなければならない。 フィルター紙 ペンシルバニア州マウント・ホリー・スプリングス(Mount Holly Springs,PA)のフィルトレーション・サ イエンス社、イートン‐ダイクマン本部(Filtration Science Corp.,Eaton−Dikeman D ivision)から、ペーパー#631として入手できる。 試験流体 オハイオ州バス(Bath,OH)のクリーブランド・サイエン ティフィック社(Cleveland Scientific, Inc)から入手できる、繊維素を除いた羊の無菌血液。羊の血 液は適切な条件下に保存されても、制限された貯蔵寿命を有する 、不安定材料である。それは約15重量%のヘモグロビンと、イ オン含有塩、乳酸および尿素を含む75〜80重量%の水分を有 する異成分から成る混合物を備える。この血液は使用前に4℃± 1℃で密閉された容器に保管しておくべきである。使用しなかっ た場合、2週間後に捨てるべきである。試験は23℃±1℃の温 度で実施する。羊の血液をその温度まで水浴の中で暖め、流体容 器に移す前に、成分の均一な分布を保証するために撹拌すべきで ある。 手順 1) 試験前に試験サンプルを50%相対湿度、及び73°F(23℃)の部屋 に2時間放置することによって試験サンプルを調整する。試験は同様の条件下に 実施するべきである。 2) 約1リットルの羊の血液を流体容器に注ぎ入れる。 3) 0.1g単位で試験サンプルの重さを計り、乾燥重量を決定する。 4) サンプルを羊の血液に沈める。 5) 15分後に羊の血液から吸収体を取り出す。 6) 0.25インチ×0.25インチ(64mm×64mm)の正方形の開口 を有する水平のワイヤーメッシュスクリーンの上に吸収体を置き、5分間排水さ せる。 7) 0.1グラム単位でサンプルの重さを計り、その重量を記録する。 8) サンプルを2枚のフィルター紙の間にはさみ、35秒間サンプルに対して 1平方インチ当たり0.25ポンド(1.7kPa)の均一の荷重をかける。 9) 0.1グラム単位でサンプルの重さを計り、その重量を記録する。 10) 1平方インチ当たり1ポンド(6.8kPa)まで荷重を増やし、その 圧力を19秒間維持する。 11) フィルター紙の間からサンプルを取り出し、0.1グラム単位でサンプ ルの重量を再び計って荷重重量を決定する。 計算及び報告 吸収容量は荷重重量と乾燥重量間の差であると定義される。 孔隙容積分布 原理 サンプルに対する孔隙容積分布は、ニュージャージー州プリンストン(Pri nceton,NJ)のテキスタイルリサーチ研究所(Textile Res earch Institute)の液体多孔度測定器(Liquid Por osimiter)を使用して、約5ミクロンの孔隙サイズまで測定する。この 器具は(i)流体で飽和状態になった膜組織を通して流体を吸収/脱着すること ができるサンプルパッドに対して、予備選択された、一般に増大する静水空気圧 を印加し、(ii)各々の圧力でパッドにより吸収/脱着された流体の増大量お よび累積量を決定する。サンプルと膜組織間の優れた接触を保証し、適度の機械 的封圧を印加するために、サンプルの上に重りを置く。繊維表面の湿潤度(co s(θ)=1)を保証するために、典型的に低い表面張力(γ)を有する流体を 使用する。 各々のサンプル評価は吸収/脱着サイクルを備える。吸収体シーケンスでは、 吸収された累積量対増分的に減少する静水圧の比を測定する。この後1回の脱着 シーケンスが続き、脱着された累積量対増分的に増大する静水圧の比を測定する 。静水圧はほぼ5ミクロンの当量半径: r=2γcos(θ)/P に対応する高い圧力から、少なくとも約1000ミクロン以上の当量半径に対応 するセロまたはゼロに近い圧力までの範囲である。 付加的な詳細は以下の参照から得られる: 1. A.Burgeni及びC.Kapur、「繊維状塊における毛管収着均 衡(Capillary Sorption Equilibria in F ibrous Masses)」、テキスタイルリサーチジャーナル(Text ile Research Journal)37,356(1967). 2. H.G.Heilweil編集、「繊維材における孔隙径分布の決定(D etermining Pore Size Distributions i n Fibrous Materials)」、Notes on Resea rch、テキスタイルリサーチ研究所(Textile Research I nstitute)、第363号(1984年4月)。 3. M.Miller及びI.Tyomkin、「孔隙径分布を決定するため の広範囲の液体押出し方法(An Extended Range Liqui d Extrusion Method for Determining P ore Size Distribution)」、Textile Res. J.、56,35(1986)。 装置 多孔度測定器(ニュージャージー州プリンストン(Princeton,NJ) のテキスタイルリサーチ研究所(Textile Research Inst itute)からモデルLP−5として入手できる) 膜組織:MILLIPORE0.22μM孔隙径GSフィルター90mm(マサ チューセッツ州ベッドフォード(Bedford,MA)のミリポア社(Mil lipore Corp.)からカタログ番号GSWP090−25として入手 できる) 多孔プレート(ペンシルバニア州ピッツバーグ(Pittsburgh,PA) のフィッシャー・サイエンティフィック(Fisher Scientific )から入手できる) ペトリ皿蓋‐90cmの直径 小さくて柔らかな剛毛ブラシ(〜0.5”幅) 試験流体 界面活性剤溶液:消イオン水にトリトンX−100(TRITON X−100 )(ペンシルバニア州フィラデルフィアのローム&ハース社(Rohm and Haas,Philadelphia,PA)から入手できる)が0.2重量 %含まれた溶液 手順 サンプル準備 孔隙容積分布を測定する直前に、(ここで説明するように)0.2psi(1 .4kPa)の封圧でサンプルのキャリパーを測定する。サンプルの重量、キャ リパーおよび面積からサンプルの密度を計算する。 封圧 孔隙容積分布測定のために0.2psi(1.4kPa)の封圧を使用する。 サンプルの密度を決定するために使用したものと同じか等量の重りを、孔隙量測 定の間に封圧を印加するために使用する。 器具の構成 使用説明書に従って多孔度測定器を設定する。 吸収/脱着サイクルの特徴 吸収/脱着サイクルは2つのステップを備える。まず1回の吸収シーケンスが あり、吸収された累積量対増分的に減少する静水圧の比を測定する。この後1回 の脱着シーケンスが続き、脱着された累積量対増分的に増大する静水圧の比を測 定する。静水圧はほぼ5ミクロンの当量半径に対応する高い圧力から、少なくと も約1000ミクロン以上の当量半径に対応するゼロまたはゼロに近い圧力まで の範囲である。 初期の乾燥サンプルに対する吸収/脱着手順 1. 装置の使用説明書に記載されている通りに入力パラメーターを入力し、制 御コンピュータープログラムを開始させる。 2. 器具試験セルの上部を固定し、ガス抜き弁を閉じる。平衡状態に至る(t o the balance)液体流弁を開く。このステップでは、サンプルは まだ試験セルに入れられていない。 3. 制御コンピュータープログラムが続いている。静水圧を実験において使用 した最初の入力圧力よりわずかに高い予備設定値に調節する(つまりSTOPR ADIUS)。 4. 平衡状態が合図された後、平衡状態に至る液体弁を閉じ、試験セルを開き 、サンプルを膜組織の上に置き、封圧重りを置き、器具試験セルの上部を固定す る。 5. プログラムを続け、静水圧を第1の入力圧力に調節する。 6. 平衡状態が合図された後、平衡状態に至る流体弁を開く。 7. 特定の等価孔隙半径に対応する所定の一連の圧力を通してサンプルを循環 させる。 ブランク減算 上述のように、しかし試験セルを空にしてブランクランを記録する。これはシ ステムと膜組織の背景吸収/脱着反応を決定する。累積吸収および脱着量対静水 圧の値が得られる。これらの値を使用して、サンプルのために測定した対応値を 補正する。 正規化された累積量の計算 増大する体積値に基づいて、制御コンピュータープログラムは累積量対等量孔 隙半径に対してブランクで補正された値を計算する。累積量をパッドの乾燥重量 で割り、mm3/mgの単位で報告する。累積量を飽和状態の体積(つまり、ゼ ロまたはゼロに近い圧力で最大等量半径のために測定した累積量)で割り、正規 化された累積量(%で表示)対等量孔隙半径の比を得る。 破裂強度 概観 環状のクランプの間に保持した試験見本を、0.625インチの直径の研磨さ れたステンレス鋼のボールによって印加される増大する力の下に置く。破裂強度 とは、サンプルを破損させる力である。破裂強度は湿った、または乾燥したサン プルに関して測定されてよい。 装置 破裂試験機 Intelect−II−STD引張り試験器具、カタログ番号 1451−24PGBまたはトウィング・アルバート(Thwi ng−Albert)破裂試験機が適している。両器具ともペン シルバニア州フィラデルフィア(Philadelphia,P A)のトウィング・アルバート・インストルメント社(Thwi ng−Albert Instrument Co.)から入手 できる。器具は2000gのロードセルを備えていなければなら ず、湿潤破裂測定を行う場合、器具はロードセルシールドとフロ ントパネルウォーターシールドを備えていなければならない。 調整室 温度と湿度を以下の限度内に保持するように調節するべきである : 温度:73±3°F(23℃±2℃) 湿度:50±2%相対湿度 紙カッター はさみまたは他の同等物を使用してよい 皿 湿潤破裂サンプルを浸けるため、サンプルサイズに適したもの 溶液 湿潤破裂サンプルを浸けるための水は、調整室の温度と平衡する ものであるべきである。 タイマー 浸漬時間を測定するために適切なもの サンプル準備 1) サンプルを試験に適したサイズ(最低サンプルサイズ4.5インチ×4. 5インチ)に切断する。試験すべき各々の条件に対して最低5個のサンプルを準 備する。 2) 湿潤破裂測定を行う場合、温度を平衡させた水で満たした皿に、適当な数 の切断サンプルを置く。 設備設定 1) 破裂試験機を製造業者の指示に従って設定する。Intelect−II −STD引張り試験器具を使用する場合、以下の条件が適切である: 速度:1分当たり12.7センチメートル 破壊感度:20グラム ピーク荷重:2000グラム 2) 予想される破裂強度に従ってロードセルの目盛を較正する。 測定と報告 1) 製造業者の指示に従って破裂試験機を操作し、各サンプルに対する破裂強 度測定値を得る。 2) 各サンプルに対する破裂強度を記録し、各々の条件に対する破裂強度の平 均と標準偏差を計算する。 3) 各々の条件に対する平均と標準偏差をグラム単位で報告する。 湿潤弾力 原理 0.9%塩水溶液でその自由な吸収容量まで飽和した試験サンプルを、その予 備圧縮キャリパーの1/2まで圧縮する。次に圧力を解放して、排出された流体 の存在下にサンプルが厚みを回復するようにさせる。回復百分率は未圧縮サンプ ルの元の湿潤キャリパーに基づく。 試験流体 イリノイ州デアフィールド(Deerfield,IL)のバクスター・トラ ベノール社(Baxter Travenol Company)から入手でき る塩化ナトリウムの水溶液(0.9重量%塩水)を使用して、サンプルを飽和さ せる。 設備 キャリパーゲージ オハイオ州フェアフィールド(Fairfield,OH )のメジャーオール社(Measure−All,Inc .)から入手できる、オノソッキ(Ono Sokki) モデルGS503等の、1インチ(2.54cm)の直径 の円形足を備えたデジタルゲージ 引張り/圧縮試験機 ミネソタ州エデンプレーリー(Eden Prairie ,MN)のMTSシステム社(MTS Systems C orporation)から入手できる、MTSシンテッ ク(Sintech)3.04ソフトウエアを動かすシン テック・リニュー・テンシル/コンプレッション(Sin tech Renew Tensile/Compres sion) ロードセル 引張り/圧縮試験機に適したもの、100N 圧縮プレート 1インチ(2.54cm)の直径の、クロスヘッドに取付 けられる平らな円形プレート 設備設定 ゲージ長 4.00ミリメートル クロスヘッド速度 1分当たり5.0ミリメートル 旋目距離 初期サンプルキャリパーの1/2 方法 1) 被試験材料から10cm×10cmのサンプルを切断する。 2) 0.9%の塩水溶液に8分間サンプルを漬ける。 3) 0.1psi(0.7kPa)の封圧の下でキャリパーゲージを使用して 湿潤キャリパーを測定する。 4) 引張り/圧縮試験機に、旋回距離(ゲージ長‐1.5×湿潤キャリパー) を設定する。 5) 引張り/圧縮試験機の上の140ミリメートルの直径の平らな円形プレー トの上にサンプルを置き、クロスヘッドを開始させる。 6) 32グラムの力(つまり、0.1psi(0.7kPa)の圧力)での下 向き(下方距離)サイクルと、クロスヘッドの復帰(復帰距離)サイクルの距離 を記録する。 計算 湿潤弾力=100*((ゲージ長)−(復帰距離))/((ゲージ長)−(下方 距離)) 本説明を通して列挙した全ての特許、特許出願(及びそれに対して発行された 特許、及び対応する公開された外国特許出願)の開示及び出版物は、参照してこ こに組み込まれる。しかしながら、参照してここに組み込まれた文書のいずれも 本発明を教示もしくは開示していないことを明示して認めるものである。 本発明の特定の実施形態について図示し説明してきたが、本発明の精神及び範 囲を逸脱することなく、幾多の変更や修正を実施できることが当業者には明らか であろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,V N,YU,ZW (72)発明者 ハモンズ、ジョン・リー アメリカ合衆国、オハイオ州 45011 ハ ミルトン、ダスト・コマンダー・コート 7379 (72)発明者 オーネイ、ジェイムス・キャメロン アメリカ合衆国、オハイオ州 45211 シ ンシナチ、ラフォイル・アベニュー 2865

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 女性の着用者の陰唇間の空間に挿入できる吸収装置であって、前記女性の 着用者は陰唇と前庭底部とを有し、前記吸収装置は長手方向中心線、側面方向中 心線、身体に接触する表面を有し、前記吸収装置は前記身体に接触する表面と同 じ平面にある上面を有する主吸収部分を備えており、前記吸収装置を着用する時 、前記上面は前記女性の着用者の前庭底部に面し、前記主吸収部分は: 前記長手方向中心線に沿って置かれ、前記上面から下向きに伸び、第1の孔隙 容積分布を備えた第1の孔隙を有する捕捉部材と; 前記捕捉部材と流体連通する保管部材とを備え、前記保管部材は前記捕捉部材 の側面方向外側にあり、前記上面から下向きに伸び、前記保管部材は第2の孔隙 容積分布を備えた第2の孔隙を有し; 前記第1の孔隙容積分布は前記第1の孔隙の少なくとも75%が約20ミクロ ンより大きな毛管半径を有するようなものであり; 前記第2の孔隙容積分布の平均毛管半径は、前記第1の孔隙容積分布の平均毛 管半径より小さく、それによって前記保管部材が前記捕捉部材から液体を引き寄 せるようにすることを特徴とする吸収装置。 2. 前記陰唇間吸収装置は更に前記主吸収部分の上面に隣接して主吸収部分に 接合される一対の柔軟性延長部を備える、請求項1に記載の陰唇間吸収装置。 3. 前記捕捉部材が第1の繊維状アセンブリを備える、請求項1または2に記 載の陰唇間吸収装置。 4. 前記捕捉部材がフォームを備える、請求項1または2に記載の陰唇間吸収 装置。 5. 前記保管部材が第2の繊維状アセンブリを備える、前記請求項のいずれか 1項に記載の陰唇間吸収装置。 6. 前記繊維状アセンブリが繊維と粒子状の高吸収性物質の混合物を備える、 請求項5に記載の陰唇間吸収装置。 7. 前記第1の孔隙容積分布が、前記第1の孔隙の少なくとも約75%が約3 0ミクロンより大きな毛管半径を有するようなものである、前記請求項のいずれ か1項に記載の陰唇間吸収装置。 8. 請求項1に記載の陰唇間吸収装置であって、 前記捕捉部材は第1と第2の間隔を開けて配置される側面を有し; 前記保管部材は第1と第2の部分を有し、前記保管部材の前記第1部分は前記 捕捉部材の前記第1の側面の前記第1部分の側面方向外側にあり、前記保管部材 の前記第2部分は前記捕捉部材の前記第2の側面の側面方向外側にあり;また 前記捕捉部材は前記第1の孔隙の少なくとも約75%が約50ミクロンより大 きな毛管半径を有するような、第1の孔隙容積分布を備えた第1孔隙を有するこ とを特徴とする陰唇間吸収装置。 9. 前記吸収装置が更に前記主部分の上面に隣接して主部分に接合される一対 の柔軟性延長部を備え、前記主吸収部分と前記柔軟性延長部は長手方向長さを有 し、前記主吸収部分の長手方向長さは前記柔軟性延長部の長手方向長さより短い 、請求項8に記載の陰唇間吸収装置。
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