JP3989952B2 - 粒子を含有しないヒドロゲル吸収性構造体上に二重層フィルムトップシートを具備する薄い生理用品 - Google Patents
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Description
本発明は、8mmよりも小さい厚さの吸収性製品に関し、具体的には、積層トップシートを有する生理用ナプキンに関する。特に、吸収されるべき液体を受取る第1の層は、フィルム内に少なくとも1.4mm2の面積を有する開口部を具備する。これらの大開口部(large aperture)により、吸収性製品に格別に良好な液体取込み性能が付与される。第2のフィルム層は、1.4mm2よりも小さい面積の開口部を通して、吸収性構造体へ液体を移送する。さらに、第2の層は、第1のトップシート層の大開口部区域内の吸収体を視覚的にマスキングする。吸収性構造体には、吸収性ヒドロゲル粒子を有しない吸収性構造体が含まれる。
発明の背景
生理用ナプキン、ベビー用おむつ、吸収性挿入用品のような生理用品及び吸収性成人用失禁製品は、当技術において既知のものである。典型的には、これらすべての製品は、着用者対向表面及び衣類対向表面を具備する。着用者対向表面は、そのような製品の着用者からの吸収されるべき液体、月経のような体性排泄物を受取る。製品が液体を貯蔵するために、着用者対向表面は吸収性製品の外側着用者対向表面の一体性を保ちつつ、液体透過性でなければならない。この着用者対向表面は、トップシートにより提供される。
吸収性製品の技術において既知のトップシートは、不織布、織布またはフィルムである。フィルムは、開口化により透過性にされなければならない。織物または不織布は、繊維で作られており、この繊維は、それらの性質により非線状開口部を提供する。これらの開口部は、それらを通過する液体移送のための選択された方向に応じて多様に変化するサイズのものである。フィルムは、しばしばポリマー材料で作られ、典型的には、工作され、特定の特性を提供する開口部を有する。これらの開口部の形及びサイズは、変化することができる。開口部の壁は、もしあるとすれば、フィルム厚さの面を越える延伸部の量、及びそのような延伸部の方向を規定する。フィルム開口部は、ろうと(funnel)の形態にあることもできる。
ポリエチレンフィルムで作られた典型的なトップシートは、生理用品及び成人用失禁製品、さらには挿入用品及びベビー用おむつにおいて成功裏に使用されている。同一の層を用いる二重層フィルムトップシートは、US 4,323,069にすでに開示されている。しかしながら、この引用例には、本発明に従い最上層に要求されるサイズの開口部は開示されていない。フィルムトップシート一般に存続する1つの問題は、特に、全開口部の開放面積の総量並びに個々の開口部サイズ及び形故に、通常の使用条件下でのそのようなトップシートを通過することのできる液体の総量である。格別大きい開口部により液体通過速度は高まるが、マスキングの問題を引起す。なぜならば、月経のような液体が着用者に見え、これは望ましくないと思われるからである。また、大きな開口部は、望ましくない再濡れ(rewet)と称される吸収した液体の逆流を促進する。他方、個々の開口部が小さいと、高い表面張力の液体を通過させるために要求される液体通過特性を提供することができない。これは、絶対的な意味において非常に小さい開口部の問題であり、または低すぎる液流速度を引起こし得る。
所与の開口部サイズ及び形についての開放面積の総量は、液体通過の速度とおおおむね直線関係にあることもわかっている。繰返すと、通過した液体のマスキングばかりではなく、材料強度及び他の外観上の配慮により、フィルムトップシートにおけるどの程度の総開放面積を選択するかが制限されている。
マスキングの問題は、もし、トップシートの下にある吸収性構造体が、液体を固体または半固体の形態に貯蔵しないならばより深刻になる。特に、非常に柔らかいかまたはクッション性製品が所望される場合、いわゆるヒドロゲル粒子を含有しない吸収性構造体が用いられる。なぜならば、例えば、US 4,217,901によれば、これらのヒドロゲル材料は、剛性または圧迫耐性を増加させることが知られているからである。繊維質または発泡性構造体内にのみ液体を吸収させることの欠点は、液体が圧力下に放出され得ることである。トップシートは、吸収液体の逆流を防止する必要があるが、特に大開口部を有するトップシートは、高い程度のマスキングを提供する必要があることが明らかである。なぜならば、そのことにより着用者に清潔さ及び液体の確実な貯蔵が伝わるからである。
ヒドロゲル粒子を含有する吸収性製品の他の要件は、これらの粒子がトップシートを通過して使用者の肌上に移動することを防止することである。このことを満足することは、トップシートにおける開口部が大きくなるにつれてより難しくなる。しかしながら、この問題は、ヒドロゲル粒子を排除することにより解決することができることは明らかである。貯蔵されるべき特に高い量の液体を伴わないが、急激に液体を放出するような使用者、すなわち、高い獲得を必要とするが、低い/中間の貯蔵を必要とする使用者は、獲得及び再濡れがヒドロゲル粒子を有する製品と顕著な違いがないという条件の下に、ヒドロゲル粒子を含有しない吸収性構造体を受入れることがわかってきた。
以上述べたことから、特に、トップシートと直接に接触する繊維質/発泡体吸収性構造体を有する製品についての技術の水準において、マスキング、材料強度、他の外観上の配慮と、総開放面積、さらには個々の開口部のサイズ及び形との間の均衡をはかる問題が存在することが明らかである。本発明は、この均衡問題に対する直接の選択基準を提供することを試みるものではなく、許容し得る材料強度特性及びトップシートについての他の配慮を維持しつつ、迅速な液体取込み、さらには受取った液体の再濡れ及びマスキング能力が改良された吸収性製品を得るために、この問題の均衡をシフトさせることを試みるものである。
従って、本発明の目的は、ヒドロゲル粒子を含有しない製品、例えば、繊維質/発泡体吸収性製品のための開口化トップシートであって、吸収した液体の再濡れ及びマスキングを有効に改良または少なくとも悪化させない一方で、フィルム開口化トップシートにおいて通常許容し得ると見いだされるものよりも大きい開口部を有するトップシートを提供することである。
発明の開示
本発明は、従来技術のマスキング及び再濡れ問題を有することなく大開口フィルムトップシートのすべての利点を有する吸収性製品を提供する。具体的には、吸収性製品は、着用者対向表面及び衣類対向表面を有する積層トップシートを具備する。トップシートは、好ましくは互いに接合された第1の層及び第2の層を具備する。吸収性製品は、一般的に、バックシート、及びトップシートとバックシートとの間に配置される吸収性構造体、別名吸収性コアをさらに具備する。吸収性構造体は、ヒドロゲル粒子を含有していない。また、本発明の吸収性製品は、典型的には、製品の中心部において最大厚さ8mmを有する。
吸収性構造体
吸収性構造体には、次の要素が含まれ得る:(a)場合に応じて、好ましくは第2の任意の流体分配層を伴う第1の流体分配層、(b)流体貯蔵層、(c)場合に応じて、貯蔵層の下にある繊維質(「散布」(dusting))層、及び(d)他の任意の要素。本発明によれば、吸収性構造体は、微粒子ヒドロゲル粒子(particulate hydrogel particle)を含有しない。吸収性構造体及びその個々の層は、典型的には繊維質または発泡体材料で作られ得る。
a 第1/第2の流体分配層
本発明の吸収性構造体の任意の要素の1つは、第1の流体分配層及び第2の流体分配層である。第1の分配層は、典型的にはトップシートの下にあり、トップシートと流体連通状態にある。トップシートは、獲得した流体をこの第1の分配層へ移送し、貯蔵層への最終的な分配に供する。この第1の分配層を通過する流体の移送は、吸収性製品の厚さ方向においてのみならず、長さ及び幅方向にも生じる。これも任意であるが、好ましい第2の分配層は、典型的には第1の分配層の下にあり、第1の分配層と流体連通状態にある。この第2の分配層の目的は、第1の分配層から容易に流体を獲得し、それを、下に位置する貯蔵層へ迅速に移送することである。これは、下に位置する貯蔵層の容量を完全に利用することの助けとなる。両分配層は、そのような分配層として典型的ないずれもの材料で構成され得る。具体的には、湿っている場合であっても繊維間に毛管を維持する繊維質層が分配層として有用である。
b 流体貯蔵層
第1または第2の分配層と流体連通状態にあり、かつ典型的には第1または第2の分配層の下に配置されるのが流体貯蔵層である。流体貯蔵層は、いずれもの吸収性材料またはその組合わせにより構成され得る。流体貯蔵層は、「ヒドロゲル」、「超吸収体」、「ヒドロコロイド」繊維と通常称される繊維の形態にある繊維質吸収性ゲル化材料単独で、または他の繊維もしくは発泡体のような好適なキャリヤーと組合わせて構成され得る。
吸収性ゲル化繊維は、大量の水性体性流体を吸収し得、さらにそのような吸収した流体を穏和な圧力の下に維持し得る。吸収性ゲル化繊維は、好適なキャリヤ内に均一に分配されることも、または不均一に分配されることもできる。好適なキャリヤは、それら自体が吸収性である場合には、単独で用いることもできる。
本発明において用いられるための好適な吸収性ゲル化材料には、最も頻繁には、実質的に水不溶性で、わずかに架橋した、部分的に中和されたポリマーゲル化材料が含まれる。この材料は、水と接触するやいなやヒドロゲルを形成する。そのようなポリマー材料は、当技術において既知の重合し得る、不飽和の酸含有モノマーから製造され得る。
好適な吸収性材料には、任意である第1または第2の流体分配層を提供するために有用な材料を含んだ、ヒドロゲル粒子を含有する吸収性構造体内においてキャリヤとして通常用いられる材料が含まれる。繰り返すと、本発明の流体貯蔵層においてヒドロゲル粒子は存在しない。そのような材料は、天然繊維、修飾された繊維または合成繊維であり、具体的には、毛羽及び/またはティッシュ(tissue)の形態にある化学的修飾または非化学的修飾セルロース繊維である。好適な吸収性材料は、単独で用いることも、または組合わせて用いることもできる。生理用ナプキン/パンティライナーの文脈において最も好ましのは、ティッシュまたはティッシュ積層体である。
本発明に従い製造される吸収性構造体の1つの態様には、ティッシュをそれ自体の上に折り曲げることにより形成される二重層ティッシュ積層体が含まれる。これらの層は、例えば、接着剤によりまたは機械的咬合または水素架橋結合(hydrogen bridge bond)により互いに接合され得る。他の吸収性材料が二重層の間に具備され得る。
強化セルロース繊維のような修飾されたセルロース繊維もまた用い得る。合成繊維も使用し得、酢酸セルロース、フッ化ポリビニル、塩化ポリビニリデン、(オーロン(Orlon)のような)アクリル(acrylics)、酢酸ポリビニル、不溶性ポリビニルアルコール、ポリエチレン、ポリプロピレン、(ナイロンのような)ポリアミド、ポリエステル、2成分繊維(bicomponent fiber)、3成分繊維、及びそれらの混合物等が含まれる。好ましくは、繊維表面が親水性であるかまたは親水性に処理されている。貯蔵層は、液体保持性を改良するために、パーライト(Perlite)、けい藻土、バーミキュライト(Vermiculite)等のような充填材料も含有し得る。
c 任意の繊維質層
本発明に従う吸収性構造体内に具備される任意の要素の1つは、貯蔵層に隣接し、典型的には貯蔵層の下にある繊維質層である。この層は、パッドの長さに沿った流体の迅速吸出し(wicking)のようないくらかの追加の流体処理毛管を提供する。この層は、上述した吸収性材料のいずれもから作られ得る。
d 吸収性構造体の他の任意の要素
本発明に従う吸収性構造体は、吸収性ウエブ(web)に通常存在する他の任意の要素を含有し得る。例えば、強化性スクリム(reinforcing scrim)を吸収性構造体のそれぞれの層内にまたはそれぞれの層間に配置することができる。そのような強化性スクリムは、流体移送に界面障壁を形成しないような構造のものであるべきである。熱結合の結果通常生じる構造的一体性が与えられているならば、熱結合された吸収性構造体には強化性スクリムは通常必要とされない。
本発明に従う吸収性構造体において具備され得る他の要素であり、好ましくは、第1もしくは第2の流体分配層近辺にまたは一部分として配置されるものは、臭い制御剤である。具体的には、好適なゼオライトまたは粘土質材料を塗布された、または他の臭い制御剤に追加する活性炭素が吸収性構造体に任意に取込まれる。また、ゼオライトまたは粘土質材料を単独に、臭い制御材料として任意に用い得る。これらの要素は、いずれもの所望の形態に取込むことができるが、頻繁には、積層体内に固定された別個の粒子として取込まれる。
本発明において、吸収性製品全体の厚さまたはキヤリパ(caliper)は重要である。吸収性製品の厚さの主要な部分は、吸収性構造体において用いられる吸収性材料の量に起因する。当技術において通常そうであるように、吸収性構造体は、吸収されるべき液体を受取ることを意図する領域内により多くの吸収性材料を配置するように構成することができる。そのような吸収性構造体は、浮かび上がった(profiled)と称される。もし、浮かび上がった吸収性構造体が用いられるならば、本発明の吸収性製品の厚さは吸収性構造体の最も厚い部分において計られる。
バックシート
バックシートは、第1には、吸収性構造体に吸収され、含有される排泄物が、アンダーパンツ、パンツ、パジャマ及び下着のような吸収性製品に接触する物品を濡らすことを防ぐものである。バックシートは、好ましくは、液体(例えば、月経及び/または尿)に対して非透過性であり、好ましくは薄いプラスチックフィルムから製造されるが、他の可撓性液体非透過性材料もまた用い得る。本明細書において、可撓性」との用語は、追従性であり、人体の大まかな形及び輪郭に容易に適合することをいう。バックシートは、1または2の方向に延伸することのできる伸縮特性も有し得る。
バックシートは、典型的には、吸収性構造体の全体にわたり伸張し、図3に示すような、好ましいサイドフラップ、サイドラッピング要素若しくはウイング全体にまたは一部分に延伸し、サイドフラップ、サイドラッピング要素またはウイング全体または一部分を形成し得る。
バックシートは、織布もしくは不織布材料、ポリエチレンもしくはポリプロピレンの熱可塑性フィルムのようなポリマーフィルム、またはフィルム塗布不織布材料のような複合材料から構成され得る。バックシートは、好ましくは、約0.012mm(0.5ミル)から約0.051mm(2.0ミル)の厚さを有するポリエチレンフィルムである。
代表的なポリエチレンフィルムは、P18−0401の名称の下に、オハイオ州、シンシナティーのクロペイ社(Clopay Corporation)により、及びXP−3 9385の名称の下に、インディアナ州、テレホーテ(Terre Haute)のエチル社(Ethyl Corporation)、ビスクイーン部(Visqueen Division)により製造されている。バックシートは、好ましくは、エンボス加工(embossed)及び/またはつや消しされ(matte finished)、より布に似た外観を提供する。さらに、バックシートは、水蒸気を吸収体構造から逃避させることができる。すなわち排泄物がバックシートを通過することを防止する一方で、呼吸し得る。例えば、開口化または微細孔フィルム構造体と不織布構造体のようないくつかの層から構成される呼吸し得るバックシートも用い得る。
トップシート
本発明において用いられる「接合された(joined)」との用語には、第1の層が第2の層に直接に張付けられることにより第1の層が第2の層に直接に固定される構造、第1の層が(単数または複数の)中間層に張付けられ、次いで、この中間層が第2の層に張付けられることにより、第1の層が第2の層に間接に固定される構造が包含される。両層は、好ましくは、それらの総面積の少なくとも25%にわたり互いに接合される。
トップシートの複数の層は、1つの層を他の層上に押出しすることによるような、トップシートの層を構成する構造的要素のインターレース(intermingling)若くは交絡、超音波結合、動的機械的ボンド、熱及び/若くは圧力ボンド、縫合せ、接着剤により、または当技術において既知の他のいずれもの手段により接合され得る。
トップシートは、トップシートの使用者対向表面を提供する第1の通過層、及び第1の通過層と吸収性構造体との間にある第2の通過層を有する。
トップシートは全体として、従って、各層が個々に、追従性であり、ソフトな感触であり、着用者の皮膚に非刺激性である必要がある。トップシートもまた、1または2の方向に延伸され得る伸縮性を有することができる。
第1の通過層は、本明細書において「大開口部」と称される開口部、及び場合に応じて、本明細書において「小開口部」と称される開口部を有するフィルム材料により提供される。これらの開口部は、着用者対向表面から吸収性構造体へ向けての液体移送を容易にするために提供される。
第1の通過層における開口部についてのすべての測定値は、別段の断りがない限り、開口部の最小断面積の面が用いられるべきである。
大開口部は、1.4mm2またはそれ以上の個々の開放面積を有する。好ましくは、大開口部は、1.4m2ないし3.0mm2の範囲にあり、最も好ましくは、1.5mm2ないし2.5mm2の範囲にある。他の全ての液体移送開口部を除いた上方通過層における大開口部の総面積は、トップシートの第1の層の表面積の5%ないし20%の範囲、好ましくは10%ないし20%の範囲にある。
吸収性製品のトップシートの第1の層における任意の小開口部は、1.4mm2未満であり、かつ典型的には0.15mm2以上の総開放面積を有する。より小さい開口部は、通常、液体移送のためには全く好適ではなく、例えば、呼吸性の目的で、気体透過性開口部としてのみ機能するであろう。好ましくは、任意の小開口部は、0.25mm2ないし0.4mm2の範囲にある。
開口部は、好ましくは、実質的に円形または多角形である。それらの形は、最長の内部対角線対最短の内部対角線の比が1ないし6、好ましくは、1ないし3の範囲を有することにより制限される。第1の層の全ての液体移送開口部の総開放面積は、第1の層の総面積の10%ないし40%、好ましくは15%ないし35%の範囲にある。この第1の層の総開放面積の上限に近づくと、すなわち、約30%の総開放面積を越えると、開口部の分配は均一である必要がある。すなわち、より多くの開口部区域が、他の場所よりも集中する特定の区域が存在するべきではない。液体通過路の均一な分布を有さない第1の通過層もまた本発明により考慮され、液体が排出されることを期待される区域において、最も高く集中した開口部を有するであろう。
液体移送開口部は、開口部の壁が基礎フィルムの表面、すなわち、フィルムが開口化される前の表面の面を越えて延伸するようにフィルム内に形成される。吸収性製品におけるこれらの延伸する壁の方向は、製品の衣類対向表面に向いている。第1の層における開口部の壁の延伸の量は、フィルム表面を越えて少なくとも0.3mmであり、フィルム表面から開口部の壁が懸吊している。好ましくは、開口部の壁は、当技術において既知のように、ろうとまたはベンチュリチャネル(Ventury channel)を形成する。
材料の安定性を保証するためには、隣接する開口部間の最小距離は、開口部の具体的な形及びサイズとは無関係に、少なくとも1.5mm、好ましくは2.0mmである。この距離は、吸収性製品の使用者対向表面に最も近い側上のフィルムの面上において測定される。
また、トップシートに典型的であるように、フィルム材料は、好ましくは、最初に蒸留水が接触した際の蒸留水との接触角が90°未満であるような程度に親水性にされる。これは、フィルムに対して界面活性剤処理を施すことにより達成し得る。第1の層を提供する界面活性剤処理されたポリマーフィルムのために、フィルム表面上に界面活性剤が永久的に固定されたフィルムを用いることが有利であることが明らかになった。これらは、樹脂集積界面活性剤(resin integrated surfactant)を有するフィルム材料と称されるものである。これらのフィルムは、蒸留水により繰り返し濡れても、蒸留水との最初の接触時とおおむね同じ接触角を提供するであろう。
トップシートの第1の層の他の好ましい態様において、着用者対向表面は、液体が開口部へ向けられるように薬剤により処理される。そのような薬剤は、自浄効果を有する処理表面を提供するシリコンまたはテフロンであり得る。この処理は、上述した界面活性剤処理に追加し得る。
EP-0 205 286、EP-0 165 208、EP-0 18020、EP-0 59 506またはUS-3,929,135に開示されているもののようなフィルムは、請求項の要件を満たすものであればトップシートの第1の通過層として好適であると明確に言及される。他の好適な形成フィルムは、第1の通過層の要件を満たすならば、合衆国特許4,324,246、合衆国特許4,342,314、合衆国特許4,463,045及び合衆国特許5,006,394に記載されているものである。特に好ましい形成フィルムの微細開口化は、合衆国特許4,609,518及び合衆国特許4,629,643に開示されている。これらの微細開口も、微細開口が0.15mm2未満であり、よって、本質的に呼吸可能性を提供するものであれば、トップシートの第1の通過層に含まれ得る。そのようなフィルムの製造方法は、当技術において既知であり、上述の先行技術文献に開示されている。
トップシートの第2の通過層は、開口部を具備する第2のフィルム材料により提供される。この第2の通過層は、好ましくは大開口部が排除されるべきことを除いて第1の通過層と本質的に同一である。ヒドロゲル粒子が欠如しているので、もし、いくつかの大開口部が存在するならば、大開口部は、総開放面積の20%以下、好ましくは総面積の10%以下に第1の層における開口部と一列に配列され得る。さもなければ、オーバーラップにより、再濡れ及びマスキング問題が生じる。第2のフィルム層は、フィルムの1表面から懸吊する壁部分を具備しない単純な開口部も有し得る。
第2のフィルム材料は、液体に対する障壁が存在しないように、第1の層のフィルム材料と少なくとも同じに親水性であることが好ましい。さらに好ましいのは、第1のフィルムよりも親水性(またはより疎水性でない)ことであり、第1の層を通過した後に、吸収性構造体へ向かう液体の配向力を発生させることである。
両層は、おおむね同じ総開放面積を有することも重要である。好ましくは、第2の層は、第1のフィルム層よりも10%大きい、最も好ましくは第1のフィルム層よりも20%を越えて大きい総開放面積を有する。
トップシートの両層は、当技術において個々には既知のものであるので、本発明のトップシート層をさらに詳細にする必要はないが、次の例において、今まで未知の二重層トップシートを組合わせることによる性能を例示する。
吸収性製品寸法
吸収性製品の長さ、幅及び厚さは、典型的には、その製品の所望の用途により規定される。しかしながら、本発明は、比較的薄い製品でさえ大開口フィルムを第1のトップシート層として用いることができるようにマスキングを大幅に改良するものである。よって、本発明は、特に、8mmまたはそれ以下の、好ましくは7mmまたはそれ以下の最大厚さを有する吸収性製品に関する。この最大厚さは、吸収性製品の最も厚い部分におけるキャリパとして測定される。浮かび上がった吸収性構造体を有する製品において、最も厚い部分は、通常、そのような製品の中央領域付近である。製品のこの最も厚い部分のキャリパは、0.0625N/cm2の圧力を適用する2枚の平行な板の間に製品を配置し、これらの板の間の距離を測定することにより測定することができる。圧力測定のための面積は、両板の小さい方の周囲により規定される区域であり、この小さい方の板は、吸収性製品の一定の厚さの区域におおむね延伸しているべきである。
例/試験手順
液体取込み速度、再濡れ及びマスキングを分析するための試験は、代替製品との関係において製品の特定の性能を評価する単純な試験である。結果は、代替の態様間の量的差を特定し、改良の相対量を示すことを意図するものである。主としてトップシートの組合わせが本発明を従来技術と区別するので、要求される特性を有する商業的に入手可能な多くのバックシート及びコアの組合わせが、代替のトップシートの組合わせを評価するために入手可能であろう。
以下に記載する試験のために、熱結合され、ウエット層状繊維(化学的に強化され、撚られ、巻縮された嵩高繊維45%、セルロース繊維45%及び2成分PP/PE繊維10%)の2つの層の吸収性構造体により貯蔵層が提供された。この吸収性構造体は、ポリエチレンフィルムバックシートとともに代替のトップシートの組合わせとの組合わせにおいてベースとして用いられた。試験吸収性製品は、2mm未満の厚さを有した。
試験されたトップシートは、本発明に従い熱溶融型接着剤により第2の層に膠接合された第1の層から製造された。熱溶融型接着剤は、スパイラル膠接合により3g/m2の量に適用され、用いられた接着剤は、オランダのフィンドレイユーロ(Findley Euro)B.V.によるH2031であった。
参照用フィルム層は、アメリカ合衆国、オハイオ州、シンシナティーのプロクター アンド ギャンブル社から入手可能であり、そのオールウエイズ(R)及びアルデイズ(R)(Always(R)and Aldays(R))ブランドの下に販売される「ドライウイーブ(DriWeave)」フィルムであった。このフィルムは、開口部サイズを除いて本発明のトップシートの第1の層と本質的に同一である。参照用フィルムにおける開口部は、0.34mm2の開放面積を有するので、小開口部のみであるとみなされる。参照用フィルムの総開放面積は、31.28%であり、1cm2当たり92個の開口部を有した。
本発明の第1のフィルム層は、大開口部の面積が1.7mm2であり、小開口部の面積が0.20mm2である円形のわずかにろうと型の開口部を有した。総開放面積は、大開口部による11.24%、及び小開口部による21.58%の32.82%であった。1cm2当たりの開口部の平均数は、大開口部について6.61個、小開口部について107.9個であった。基礎フィルムを含む開口部の壁は、0.427mmのキャリパを有し、一方、(開口部の壁がフィルムの面から約0.4mm延伸するように)フィルム厚さは0.0255mmであった。
本発明に従う第2の層は、上述した「ドライウイーブ」フィルムであった。
参照用の第2の層は、表示F3200の下に、フィンランド、ナッキラ(Nakkila)29251のスオミネン(Suominen)から入手可能である。それは、0.5mmのキャリパ、及び空隙体積25%において50g/m2の基礎重量を提供する。
次の試験試料が調製された。
試験は、獲得試験、再濡れ試験及びマスキングについての視覚検査であった。
獲得試験手順
この手順は、1つの所与のセットの条件下に繰返す液体の来襲にさらされる製品の「吸収し続ける」能力(獲得衰弱)を測定する。この手順は、多数の製品比較に推奨されるものである。
この方法は、比較的高速(約3ml/秒)において、着用中の「使用中」圧力をモデル化するために1723.7Pa(0.25PSI)の圧力下に、繰返し(この場合は3回)吸収(imbition)する間に所与の量の液体を獲得するために必要な時間を評価する。
各々の製品は、平坦な表面上に配置され、その上に獲得板が配置される。獲得板は、その中に直径22mmの開口部が形成された70×220×8mmの長方形プレキシガラス板を有する。高さ45mm及び内部直径22mmのシリンダーが、板と密封接触状態に開口部上に配置される。シリンダーには、人工月経流体(Artificial Menstrual Fluid(AMF))が充填され、板の上に配置される適切な重りにより得られる1723.7Pa(0.25PSI)の圧力が板に適用され、圧力は、獲得板の下にある製品の部分に関して測定されるものである。獲得時間は、各々の吸収の開始からシリンダーの内部から、液体が消失するまでの時間である。上記手順を繰返す前に各々の吸収の後、10分間の待ち時間を設ける。
再濡れ試験手順
人工月経流体(AMF)7mlを90秒にわたり生理用ナプキンの中心に滴下する。
滴下面積は、3×4平方cmであり、生理用ナプキンの長手方向に4cmである。
パッドを20分間放置する。
パッドの中心に7層の予め秤量した吸取紙を配置する。
70g/平方cmの圧力を適用する。
圧力を適用したまま15秒間待つ。
吸取紙を除去し、その重量を測る。
最終再濡れ結果=7枚の吸取紙上の液体の重量の合計。
試験において用いられた人工月経流体(AMF)の組成
脱フィブリン羊血液(UNIPATHから) =50%
リン酸塩緩衝液塩水(SIGMA Chemieから) =45%
胃粘素 タイプIII(SIGMAから) =4%
他のイオン(界面活性剤プラス水) =1%
試験結果
獲得及び再濡れの試験結果は、次の表において%表示で示されている。
視覚検査によれば、製品Aのマスキングは、製品Bのマスキングよりも優れ、本発明の製品Cのマスキングは、2つの代替品AまたはBのいずれよりも優れていた。
獲得試験結果(%表示)
1.7m Pasの粘度における試験流体
この結果は、本発明の層の組合せが、従来の組合せに対して、所望する獲得速度の利点を提供し得ることを示している。特に、Bに対するCの改良は、驚くべきものである。理論に拘束されることを望むものではないが、2層のトップ層間及びその下を誘導し、移送する追加の液体、さらには二重層トップシートにより提供される追加の空隙体積によりこの利点が提供されると信じられている。
再濡れ
再濡れについて、大開ロフィルムトップシートに先入観として期待される問題が、次の再濡れデータにより示されている。本発明のトップシートは、この問題に立ち向かい、小開口トップシート参照とほぼ同じ再濡れ性能を提供している。
11mPaの粘度における試験流体の再濡れ指標
製品A 92%
製品B 200%
製品C−ベース 100%
Claims (10)
- 速い液体取込み、低い再濡れ及び良好なマスキング性能を有する吸収性製品であって、前記製品が、トップシート、バックシート、及び前記トップシートと前記バックシートとの間に配置される吸収性構造体を具備し、前記製品が8mmまたはそれ以下の最大厚さを有し、前記トップシートが着用者対向表面及び衣類対向表面を有し、並びに前記トップシートが、
−第1の通過層であって、前記第1の通過層が前記トップシートの使用者対向表面を提供するもの、及び
−第2の通過層であって、前記第2の通過層が前記第1の通過層と前記吸収性構造体との間に配置されるものを具備し、
−前記両通過層が互いに接合されており、
−前記第1の通過層が、液体移送のための大開口部を有する第1のフィルム材料により提供され、
−前記大開口部の個々の開放面積が、1.4m2ないし3.0mm2の範囲にあり、
−前記大開口部の総開放面積が、前記第1の通過層の総面積の5%ないし20%の範囲にあり、
−前記液体移送開口部が、最大内部対角線長及び最小内部対角線長を有し、前記最大内部対角線長対前記最小内部対角線長の比が1ないし6の範囲内にあり、
−前記液体移送開口部が、前記第1のフィルム材料の表面から少なくとも0.3mm懸吊する内壁を有し、前記内壁が前記衣類対向表面に向かう方向に懸吊し、
−前記第1のフィルム材料が、蒸留水と最初に接触した際に蒸留水と90度よりも小さい接触角を形成するように親水性化され、
−前記第2の通過層が、液体移送のための小開口部を有する第2のフィルム材料により提供され、
−前記第2のフィルム材料における小開口部の個々の面積が0.15mm2ないし1.4mm2未満の範囲にあり、
−前記第2のフィルム材料における小開口部の総開放面積が前記第2の通過層の総面積の10%ないし40%の範囲にあり、
−前記第2のフィルム材料における小開口部が、最大内部対角線長及び最小内部対角線長を有し、前記最大内部対角線長対前記最小内部対角線長の比が1ないし3の範囲内にあり、
−前記第2のフィルム材料における小開口部が、前記第2のフィルムの表面から少なくとも0.3mm懸吊する内壁を有し、かつ前記内壁が前記吸収性構造体に向く方向に懸吊し、
−前記第2のフィルム材料が、前記第1のフィルム材料と少なくとも同じ程度に親水性であり、
−前記吸収性構造体がヒドロゲル粒子を含有しないものである吸収性製品。 - 前記第2のフィルム材料が小開口部のみを有する請求の範囲第1項の吸収性製品。
- 前記大開口部の個々の開放面積が、1.5mm2ないし2.5mm2の範囲にある請求の範囲第1項または第2項の吸収性製品。
- 前記大開口部の総開放面積が、前記第1の通過層の総面積の10%ないし20%の範囲にある請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか1項の吸収性製品。
- 前記第1の通過層が、液体移送のための小開口部をさらに有するフイルム材料により提供されるものであり、
−前記第1の通過層における小開口部の個々の開放面積が0.15mm2ないし1.4mm2未満の範囲にあり、
−前記第1の通過層における全ての液体移送大開口部及び液体移送小開口部の総開放面積が、前記第1の通過層の総面積の10%ないし40%の範囲にある請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか1項の吸収性製品。 - 前記第1の通過層における小開口部の個々の面積が、0.25mm2ないし0.4mm2の範囲にある請求の範囲第5項の吸収性製品。
- 前記第1の通過層における全ての液体移送大開口部及び液体移送小開口部の総開放面積が、前記第1の通過層の総面積の15%ないし35%の範囲にある請求の範囲第5項または第6項の吸収性製品。
- 前記吸収性製品の最大厚さが7mmまたはそれ以下である請求の範囲第1項ないし第7項のいずれか1項の吸収性製品。
- 前記吸収性構造体が、前記トップシートと直接に接触する層のみからなる請求の範囲第1項ないし第8項のいずれか1項の吸収性製品。
- 前記両通過層が互いに直接に接合されている請求の範囲第1項ないし第9項のいずれか1項の吸収性製品。
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