JP4339407B2 - 陰唇間吸収装置 - Google Patents

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Description

発明の分野
本発明は吸収体に関係しており、より詳細には、生理目的、失禁保護、またはその両方のために女性の着用者によって陰唇間に着用される、ひだ付き構造を有している吸収体に関係している。
発明の背景
月経、尿や便等の体液の吸収のために形成される吸収体の全ての様式及び種類はもちろん公知である。女性の保護装置に対して、当業界では2つの基本的なタイプを提供しており、生理用ナプキンは外陰部付近で外的に着用するために開発されており、一方タンポンは腟からの月経流を遮るために、腟の空洞内に内的に着用するために開発されている。このようなタンポン装置は、1983年11月1日にウェイグナ−その他(Weigner, et al.)に対し発行され「タンポンアプリケーター」(”Tampon Applicator”)と題された米国特許第4,412,833号、及び1983年11月8日にヤコブス(Jacobs)に対し発行され「殺菌挿入用の手段を備えたタンポンアッセンブリー」(”Tampon Assembly With Means For Sterile Insertion”)と題された米国特許第4,413,986号中に開示されている。
生理用ナプキンとタンポンの構造的な特徴を1つの装置に溶け込ませようとするハイブリッド装置も提案されている。このようなハイブリッド装置は、1937年9月7日にアロネ(Arone)に対し発行され「月経パッド」(”Catamenial Pad”)と題された米国特許第2,092,346号、及び1975年9月16日にデンキンジャー(Denkinger)に対し発行され「女性の衛生保護シールド」(”Feminine Hygiene Protective Shield”)と題された米国特許第3,905,372号中に開示されている。その他のあまり侵入的でないハイブリッド装置が陰唇の、または陰唇間の生理用ナプキンとして知られており、少なくとも部分的に着用者の前庭内にある部分と、少なくとも部分的に着用者の前庭の外部にある部分とを有することによって特徴付けられる。このような装置は1953年12月15日にジャックス(Jacks)に対し発行され「生理用パッド」(”Sanitary Pad”)と題された米国特許第2,662,527号、及び1986年12月23日にラッセンその他(Lassen, et al.)に対し発行され「陰唇の生理用パッド」(”Labial Sanitary Pad”)と題された米国特許第4,631,062号中に開示されている。
陰唇間パッドはその小さな寸法と漏出の危険性の減少により、失禁からの解放を提供する可能性を有している。過去において、タンポンと生理用ナプキンの最良の特徴を組み合わせる一方、これらの形式の装置各々に関連する欠点の少なくとも一部を避けるような陰唇間パッドを作り出そうとする多数の試みが為されてきた。このような装置の例は、1959年12月15日にデラニイ(Delaney)に対し発行された米国特許第2,917,049号、1969年1月7日にハーモン(Harmon)に対し発行された米国特許第3,420,235号、1986年6月17日にジョンソンその他(Johnson, et al.)に対し発行された米国特許第4,595,392号、及び1991年12月24日と1994年8月9日に各々ローゼンブルースその他(Rosenbluth, et al.)に対し発行された米国特許第5,074,855号及び第5,336,208号、そして1996年1月16日にヴューコスその他(Vukos, et al.)に対し発行された米国特許第5,484,429号中に記載されている。市販されている陰唇間装置は、オレゴン州ポートランド(Portland)のアテナ・メディカル社(Athena Medical Corp.)によって販売されており、1976年10月5日と1979年11月27日に各々ハーシュマン(Hirschman)に対し発行された米国特許第3,983,873号及び第4,175,561号中に記載されているフレッシュ・イン・フィット(商標登録)・パデット(FRESH’N FIT(R) Padette)である。
しかしながら、これらの装置の多くは大きな商業的成功を収めていない。上述の製品の全てに関連する欠点がある。例えば、デラニイ(Delaney)の特許に記載されている装置は、吸収材料層が挿入中に開く可能性があるために、簡単で快適な挿入ができないように思われる。市販されているパデット(Padetts)は着用者がしゃがんだ時に保護を提供することができないという欠点に苦しんでいる。またパデット(Padette)製品は着用者が排尿した時、意図された程確実には出すことができない。
このように、寸法が小型で、容易に挿入でき、大きな範囲にわたる着用者の動きを通じて、失禁や月経排泄物、及び身体からの排泄物の排出に対する保護を提供する陰唇間装置に対する需要がある。また、着用者が排尿した時に、確実に出されるであろう陰唇間装置に対する需要がある。更に、生理用品の挿入と取り外しを容易にする陰唇間装置に対する需要もある。つまり、指先を覆い、こうして指先が汚れるのを防止する一方、着用者の陰唇間の空間に挿入することができる装置に対する需要がある。
従って、本発明の目的は小型で挿入が容易な吸収陰唇間装置を提供することである。
本発明の別の目的は、大きな範囲の着用者の動きを通じて、失禁や月経排泄物、及び身体からの排泄物の排出に対する保護を提供するように、一貫して尿道をふさぐ吸収陰唇間装置を提供することである。
本発明の別の目的は、着用者の手が着用者の身体に触れることなく、陰唇間に挿入できる吸収陰唇間装置を提供することである。
本発明の別の目的は、着用者が汚れた製品に触れなくてもいいように、着用者が排尿した時、確実に出される吸収陰唇間装置を提供することである。
本発明の別の目的は、着用者の手が着用者の身体に触れることなく、任意に指で取り外すことができる吸収陰唇間装置を提供することである。
本発明のこれらの及び他の目的は、以下の説明を参照して考慮した時、また添付図面と関連して考慮した時、容易に自明となるであろう。
発明の概要
本発明は、女性の着用者の陰唇間空間に挿入できる陰唇間吸収装置であって:
複数のひだを備えているひだ付きの構造を備えていて、上部と下部とを有しており、上記上部は陰唇間空間内に挿入中に着用者の前庭底部に面していて挿入中に上記下部を導き、上記下部は上記上部と対向していて上記陰唇間空間への上記陰唇間吸収装置の挿入と同時に上記下部は着用者の前庭底部からそれている、主吸収部分と;そして、
上記主吸収部分の上部に接合されているとともにそこから下向きかつ外側に伸びており、上記陰唇間吸収装置が着用された時に着用者の陰唇の内面との接触を維持することができる、一対の柔軟な延長部と;
を備えており、
上記主吸収部分は、上記ひだ付きの構造を構成すべく畳まれている材料の連続したウエブを備えており、
上記ひだは着用者が陰唇間吸収装置を着用した時に立っている着用者を左半身と右半身に二分する垂直面に並列する長手方向に対して直交する側面方向に並んでいる関係に配置されている、
ことを特徴とする陰唇間吸収装置に関係している。
本発明はさらに、女性の着用者の陰唇間空間に挿入できる陰唇間吸収装置であって:
複数のひだを備えているひだ付きの構造を備えていて、上部と下部とを有しており、上記上部は陰唇間空間内に挿入中に着用者の前庭底部に面していて挿入中に上記下部を導き、上記下部は上記上部と対向していて上記陰唇間空間への上記陰唇間吸収装置の挿入と同時に上記下部は着用者の前庭底部からそれている、主吸収部分と;そして、
上記主吸収部分の上部に接合されているとともにそこから下向きかつ外側に伸びており、上記陰唇間吸収装置が上記着用者の陰唇間空間へ挿入される時に上記着用者の指先を覆う、一対の柔軟な延長部と;
を備えており、
上記主吸収部分は、上記ひだ付きの構造を構成すべく畳まれている材料の連続したウエブを備えており、
上記ひだは着用者が陰唇間吸収装置を着用した時に立っている着用者を左半身と右半身に二分する垂直面に並列する長手方向に対して直交する側面方向に並んでいる関係に配置されている、
ことを特徴とする陰唇間吸収装置に関係している。
【図面の簡単な説明】
明細書は、本発明を形成するものとみなされる主題を特に指摘し明確に請求している特許請求の範囲で結論付けているが、本発明は添付図面に関連して為される以下の説明を読めば、より良く理解されるであろうと考えられる。
図1は、主本体部分から延出している柔軟な延長部を有している吸収陰唇間装置の斜視図である。
図2は、図1中に示されている吸収体の端面図である。
図3は、図2中に示されている実施例の変形例の端面図である。
図4は、ひだ付き主吸収部分を有している本発明の好ましい実施例の端面図である。
図5は、多層構造を有している主吸収部分を示している、本発明の別の好ましい実施例の端面図である。
図6は、着用者が立っている時、どのようにして先行技術の陰唇間装置が着用者の陰唇間の空間に適合するかを示している、着用者の大陰唇と小陰唇を囲んでいるとともにそれらを含んでいる着用者の身体の断面図である。
図7は、着用者がしゃがんでいる時、先行技術の装置がどのようにして適合するかを示している、図6中に示されている着用者の身体の同じ部位の断面図である。
図8は、本発明の吸収体を着用者の陰唇間の空間に挿入する時、着用者の指先を覆う本発明の柔軟な延長部を示している、図7中に示されている着用者の身体の同じ部位の断面図である。
図9は、着用者が立っている時、柔軟な延長部を伴っている吸収陰唇間装置がどのように適合するかを示している、図6中に示されている着用者の身体の同じ部位の断面図である。
図10は、着用者がしゃがんでいる時、柔軟な延長部を伴っている吸収陰唇間装置がどのようにして適合するかを示している、図7中に示されている着用者の身体の同じ部位の断面図である。
図11は、三点曲げ試験装置の概略的な斜視図である。
発明の詳細な説明
本発明は吸収陰唇間装置に向けられている。図1は柔軟な延長部を有している吸収陰唇間装置、陰唇間装置20、の1つの実施例を示している。しかしながら、本発明は図面に示した特定の輪郭を有する構造に制限されない。
ここで使用する、用語「吸収陰唇間装置」は、少なくとも一部の吸収成分を有し、特に、使用中に女性の着用者の陰唇間の空間内に少なくとも部分的にあるように形成される構造を指す。好ましくは、本発明の吸収陰唇間装置20全体の半分以上がこのような陰唇間の空間内にあり、より好ましくは吸収陰唇間装置20全体が実質的にこのような陰唇間の空間内にあり、最も好ましくは、使用中、吸収陰唇間装置全体20が女性の着用者のこのような陰唇間の空間内にある。
ここで使用する、用語「陰唇間の空間」は、前庭へと伸びる大陰唇の内面間に置かれる女性の解剖学的構造の外陰部内の空間を指す。この陰唇間の空間に位置するのが小陰唇、前庭、及びクリトリス、尿道口、腟口を含む基本的な尿生殖器の器官である。標準的な医学の権威は、前庭は小陰唇の内面によって側面方向にはね返らせられ、クリトリスと腟口間の底部へと内部に伸びる空間を指すと教示している。従って、上記のように、陰唇間の空間とは、前庭としても知られる小陰唇の内面間の空間を含む、大陰唇の内面間の空間を指すことができることが認識されるであろう。本開示の目的にとって、陰唇間の空間は腟内部へと実質的に腟口を超えては伸びない。
ここで使用する用語「陰唇」は、一般に大陰唇と小陰唇の両方を指す。陰唇は前交連と後交連において各々前と後で終了する。大陰唇と小陰唇の相対的大きさと形状に関して、女性間で広範囲に変化することが当業者によって認識されるであろう。しかしながら、本開示の目的にとって、このような差に特に焦点を当てる必要はない。上述のように、着用者の陰唇間の空間に吸収陰唇間装置を配置するには、特定の着用者にとっての大陰唇と小陰唇間の境界の正確な位置に関係なく、大陰唇の内面間に置くことが必要であろう。女性の解剖学的構造のこの部位についての詳細な説明としては、グレーの解剖学(Gray’s Anatomy)、ラニングプレス(Running Press)1901版(1974年)、1025〜1027に注意が向けられる。
図1中に示されている吸収陰唇間装置20は、図1中に示されている「x」軸に沿って走る長手方向中心線Lを有している。ここで使用する用語「長手方向」は、陰唇間装置20を着用した時、立っている着用者を左半身と右半身に二分する垂直面に大体整列する(例えば、ほぼ並列する)、陰唇間装置20の平面内の線、軸もしくは方向を指す。ここで使用する用語「横断方向」、「側面方向」または「y方向」は相互交換でき、一般に長手方向に対して直交する線、軸もしくは方向を指す。側面方向が図1中において「y」方向として示されている。図1中に示されている「z」方向は上述の垂直面に平行な方向である。用語「上部の」は、着用者の頭に向かうz方向の方位を指す。用語「下部の」または下向きには着用者の足に向かう方向である。
図1中に示されているように、陰唇間装置20は主吸収部分(または「中央吸収体」)22と、主吸収部分22に接合される一対の柔軟な延長部24を備える。主吸収部分22は少なくとも部分的に吸収性であるべきである。主吸収部分22は、吸収された排泄物が主吸収部分22から漏れるのを防止するために、液体不透過性障壁等の非吸収部分を備えていてよい。主吸収部分22は上部26と、上部の反対側の下部28を備える。柔軟な延長部24は主吸収部分の上部26に接合される。使用に際して、上部26は着用者の陰唇間の空間の最も奥に位置付けられる。
陰唇間装置20は少なくともその一部が着用者の陰唇間空間に心地よく適合し、着用者の腟口と好ましくは着用者の尿道を覆うことができるようにする適切な寸法と形状のものであるべきである。陰唇間装置20は、着用者の腟口と尿道からの月経、尿及び他の身体からの排泄物の流れを少なくとも部分的にふさぎ、より好ましくは完全にふさぎ、遮る。
陰唇間装置20の寸法は該装置の着用に関連する心地よさにとっても重要である。図1中に示されている実施例では、陰唇間装置20の主吸収部分22は、長手方向中心線Lに沿って測定して、約35mmと70mmとの間の長さを有する。好ましくは、陰唇間装置20の長さは約45mmと約55mmとの間であり、より好ましくは約49mmである。陰唇間装置の主吸収部分22のキャリパー(または幅)は、横断方向(または”y”方向)に測定して、好ましくは約8mm以下であり、より好ましくはキャリパーは約3mmと約6mmとの間であり、最も好ましくはキャリパーは約4.5mmである。ここで示されるキャリパー測定は、0.25psi(ゲージ)の負荷と0.96インチの直径の足を備えたAMESゲージを使用して測定される。0.96インチの直径の足が特定のサンプル寸法にとって適切ではない場合、足寸法を変化させてもよく、0.25psi(ゲージ)の制限された圧力を維持するために、ゲージ上の負荷をそれに従って変化させることが当業者によって認識されるであろう。主吸収部分22の高さ(または「z」方向の寸法)は好ましくは約8mmと約35mmとの間であり、より好ましくは約20mmである。
着用者の身体から排出される排泄物を吸収し保持するために、好ましくは陰唇間装置20に充分な吸収性を備える。しかしながら、製品の容量は、吸収陰唇間装置20、特にその主吸収部分22の物理的体積に少なくとも部分的に依存する。好ましくは、主吸収部分22は少なくとも約1gの0.9重量%の含塩溶液の容量を有し、湿った時に膨張する吸収性ゲルまたはフォーム(foam)を使用することにより、約30gまでの容量を有することができる。容量は典型的に塩水に対して約2gと約10gとの間の範囲であってよい。当業者は、月経等の身体の排泄物の吸収容量が塩水の吸収として上記において示した容量より典型的に少ないことを認識するであろう。吸収容量を測定する方法は下記の試験方法の項目中に記載されている。陰唇間空間は拡大できるので、流体をゲルとして保管する場合、体圧に順応する陰唇間空間に大きな体積を蓄えることができる。それに加えて、吸収陰唇間装置20が着用者の陰唇間空間内に完全にはない場合、吸収された排泄物の一部を着用者の陰唇間空間の外部に保管してもよい。
図1乃至図3中に示されている好ましい実施例の主吸収部分22は、液体(例えば月経及び/または尿)を吸収する、及び/または保持することができる適切な形式の吸収構造を備えていてよい。主吸収部分22は広範囲の形状に製造されてよい。非制限的な例としては、楕円、台形、長方形、三角形、円筒形、半球状、またはそれらの組み合わせが挙げられる。同様に、主吸収部分22は、エアフェルト(airfelt)と一般に称される微粉砕木材パルプ等の、吸収体において一般に使用される多種多様な液体吸収性材料から製造されてよい。他の適切な吸収性材料の例は、クレープセルロースワッディング(creped cellulose wadding);コフォームを含むメルトブロウンポリマー(meltblown polymers including coform);化学的剛性、変性、または架橋セルロース繊維(chemically stiffened, modified or cross−linked cellulosic fibers);クリンプされている(crimped)ポリエステル繊維等の合成繊維;ピートモス(peat moss);ティシューラップとティシューラミネートを含んでいるティシュー(tissue including tissue wraps and tissue laminates);吸収性フォーム(absorbent foams);吸収性スポンジ(absorbent sponges);超吸収性ポリマー;吸収性ゲル化材料;もしくは同等の材料またはこれらの材料の組み合わせ、またはこれらの混合物を含む。好ましい吸収性材料は折り畳まれたティシュー、織布材料、不織布ウェブ、ニードルパンチレーヨン、及びフォーム(foam)の薄層を備える。主吸収部分22は単一の材料を備えていてもよいし、あるいは異なる吸収性材料で構成されるセントラルワッディング(central wadding)を囲んでいるラッピング層等の材料の組み合わせを備えることができる。
図1中に示されている実施例では、主吸収部分22はレーヨン繊維または他の適切な天然または合成繊維またはシーティング(aheeting)等の柔らかな材料で形成されている。図1中に示されている主吸収部分22は、図2中に示されているような、一般に卵形の横断面形状のものである。図1及び図2中に示されている実施例の主吸収部分22は、下部28の横断面寸法に対して大きな横断面寸法を有する上部26を備える。上部26は好ましくは下部28と一体的である。しかしながら、あまり好ましくない実施例では、上部26と下部28が業界で公知の適切な手段によって共に接合される別の構成要素を備えていてもよい。図1及び図2中に示されている実施例では、主吸収部分22の上部26と下部28の接合部は横断寸法における実質的に突然の変化を備え、それによってこのような接合部において肩状の輪郭を形成する。図1及び図2中に示されている実施例では、主吸収部分22の上部26と下部28の接合部はステッチング34によって形成されている。
図1及び図2中に示されている上述の実施例の変形では、上部26が下部28の横断面寸法に対して小さな横断面寸法を有していてもよい。このような輪郭を有する吸収陰唇間装置20が図3中に示されている。
主吸収部分22はどのような適切な方法によっても作ることができる。1991年2月26日にガーステンバーガーその他(Gerstenberger, et al.)に対し発行された米国特許第4,995,150号、及び1978年6月20日にハーシュマン(Hirshman)に対し発行された米国特許第4,095,542号は、図1乃至図3中に示されている吸収陰唇間装置20の主吸収部分22として使用するのに適している吸収装置の作成方法を記載している。
図1乃至図3中に示されているように、吸収陰唇間装置20は陰唇間装置20の主吸収部分22の上部26に接合される一対の柔軟な延長部24も備えている。図1乃至図3中に示されている実施例では、柔軟な延長部24は一般に長方形の形状である。柔軟な延長部24としては、半円形、台形または三角形等の他の形状も可能である。柔軟な延長部24は好ましくは約40mmと約160mmとの間の長さであり、より好ましくは約45mmと約130mmとの間の長さであり、最も好ましくは約50mmと約115mmとの間の長さである。柔軟な延長部24が(x方向に測定して)主吸収部分22より短い長さを有することができるが、好ましくは吸収陰唇間装置20の主吸収部分22と同じかそれより長い長さを有する。各々の柔軟な延長部の幅は、柔軟な延長部24の主吸収部分22への取付部(または柔軟な延長部24の近位末端部24A)から柔軟な延長部24の遠位末端部(または自由端)24Bまでの距離を指す。柔軟な延長部24の幅は好ましくは、上述のように、主吸収部分の高さに等しいか、またはそれより大きい。柔軟な延長部のキャリパーは好ましくは約3mm以下または約3mm、より好ましくは約2mm以下または約2mm、最も好ましくは約1mm以下または約1mmである。柔軟な延長部24と主吸収部分22のキャリパーは理想的には、吸収陰唇間装置20全体のキャリパーが約8mm以下または約8mmであるように選ばれている。
柔軟な延長部24はティシュー(tisuue)層で構成されてよい。適切なティシューは、ウィスコンシン州グリーンベイ(Green Bay)のフォートハワード・ティシュー社(Fort Howard Tissue Company)から入手でき、3000平方フィート当たり35ポンドの坪量を有するエアレイド(airlaid)ティシューである。別の適切なエアレイティシューは、カナダのブリティッシュコロンビア州デルタ(Delta, British Columbia)のメルフィン・ハイジェニック・プロダクツ社(Merfin Hygenic Products, Ltd.)から入手でき、3000平方フィート当たり61ポンドの坪量を有しているとともに指定グレード番号176を有している。柔軟な延長部24は任意で、ポリエチレン、ポリプロピレンまたはポリビニルアルコール等の、身体の排泄物に対して不透過性であるか、または半透過性である材料層で裏打ちされてもよい。
図1乃至図3中に示されている実施例では、一対の柔軟な延長部24は吸収陰唇間装置20の主吸収部分22の長手方向中心線Lのいずれかの側へと伸びる一枚のシート材料を備えていてよい。あるいは、一対の柔軟な延長部24は主吸収部分22の上部26に別個に接合される別々のシート材料を備えていてもよい。好ましくは、柔軟な延長部24は主吸収部分22の長手方向中心線Lを中心にして対称的に配置される。柔軟な延長部24は吸収陰唇間装置20の主吸収部分22の上部26に接合される。最も好ましくは、柔軟な延長部は主吸収部分22の上部26の上面に、あるいは主吸収部分22の上面の約3mm以内に接合される。
ここで使用する用語「接合された」は、1つの構成要素を他の構成要素に直接固定することによって、構成要素が直接別の構成要素に固定される構成;構成要素を中間部材に固定し、それを次に他の構成要素に固定することによって、構成要素が間接的に他の構成要素に固定される構成;及び1つの構成要素が別の構成要素と一体的である、つまり、本質的に1つの構成要素が他の構成要素の一部である構成を含んでいる。
柔軟な延長部24は種々の手段によって主吸収部分22の上部26に接合されてよい。例えば、図1乃至図3中に示されている好ましい実施例では、柔軟な延長部24は、主吸収部分22の長手方向中心線Lの中心に(つまり、長手方向中心線Lの反対側に)置かれた適切な接着剤36を使用して、上部26に接合されてよい。接着剤36は主吸収部分22の長さに沿って連続的に伸びてもよいし、あるいは断続的な間隔で「点から成る」方法で適用されてもよい。あるいは、柔軟な延長部24は(例えば綿またはレーヨンの糸による)ステッチング、熱接着、溶融接着、あるいはこのような材料を接合する技術分野において公知の他の適切な手段によって、主吸収部分22の上部26に接合されてよい。
図1乃至図3中に示されているように、柔軟な延長部24は主吸収部分28の上部26に取付けられている。柔軟な延長部24は主吸収部分22から、主吸収部分に取り付けられない自由端24Bへと下向きかつ外側に伸びる。吸収陰唇間装置20を適所に置いた時、陰唇の内面と接触して延長部24を保持する傾向があるように、柔軟な延長部24を主吸収部分22からわずかに外側に偏らせてもよい。それに加えて、本来湿潤である陰唇の表面が柔軟な延長部24を備える材料に付着する傾向を有し、更に柔軟な延長部を陰唇の内面と接触させる傾向がある。好ましくは、柔軟な延長部24は、(図9中に示されているように)柔軟な延長部24の自由端が主吸収部分22に隣接する位置から、(図4中に示されているように)柔軟な延長部24が横断方向に主吸収部分22から直接外へと伸びる位置へと動くことができるべきである。
柔軟な延長部24は、吸収陰唇間装置20が着用者の陰唇間空間内に挿入されるにつれて、柔軟な延長部が着用者の指先を覆うことができるように、充分な幅と柔軟性を有するものであるべきである。図8は、装置20を挿入するにつれて、柔軟な延長部24が着用者の指と彼女の身体の間に留まる一方で、着用者が吸収陰唇間装置20の主吸収部分22をどのように掴むことができるかを示している。それに加えて、柔軟な延長部24は着用者の陰唇との接触を維持するために、着用者の陰唇の内面と共に動くことができるべきである。柔軟な延長部24はしゃがむ等の着用者の動きの全範囲を通じて、主吸収部分22を適所に保持する助けをする。
柔軟な延長部24は吸収性であっても非吸収性であってもよい。好ましくは、柔軟な延長部24は少なくともある程度の吸収性を有する。流体が優先的に主吸収部分22に向けられ主吸収部分22によって吸収されるように、柔軟な延長部24は主吸収部分22の前進接触角より大きな前進接触角を有していてよい。任意で、柔軟な延長部24は主吸収部分22より吸収性が劣るようにする処理を施されてもよい。好ましくは、吸収陰唇間装置20によって吸収され保持される流体の大部分が、最後には主吸収部分22内に保持されるであろう。親水性及び接触角についてのより詳細な説明としては、参照してここに組み込まれる以下の出版物を参照する:1964年にロバート・エフ・ゴウルド(Robert F. Gould)により編集され版権が取得されている「接触角、湿潤性、及び付着」(”Contact Angle, Wettability, and Adhesion”)と題された米国化学学会出版物(The American Chemical Society Publication);及び共にエイチ・ジー・ヘイルウエイル(H.G. Heilweil)博士によって編集され1992年4月に出版され「表面張力を決定するための微小技術」(”A Microtechnique for Determining Surface Tension”)と題された、TRI/プリンストン出版社(TRI/Princeton Publications)、出版番号459;及び1993年1月に出版され「多孔性ネットワーク内の接触角の決定」(”Determining Contact Angles Within Porous Networks”)と題された出版番号468。
主吸収部分22と柔軟な延長部24の剛性が製品の快適さにとって重要である。主吸収部分22があまりに柔軟すぎると、該装置は陰唇ヒダ間に便利にまたは容易に置くことができず、またあまりに硬すぎると、該装置が気持ち良いものではなくなり、使用者が座っている位置では、製品はクリトリスに対して前方に押しやられるかもしれず、不快感を生じさせる。主吸収部分22は、米国特許第4,995,150号及び第4,095,542号に記載されている製品の剛性にほぼ等しい剛性を有することが好ましい。
柔軟な延長部24の強度と剛性がそれらのデザインの重要な特徴である。柔軟な延長部24が約15g以下または約15gの湿潤破裂強度を有する場合、柔軟な延長部24がきれぎれに裂ける傾向があり、着用者の陰唇間空間内に残る断片を残すかもしれない。同様に、柔軟な延長部24がマニラファイルフォルダー(manila file folder)と同じ様な剛性を有する場合、陰唇の動きに動的に合わせるために充分な柔軟性を提供しない。柔軟な延長部の剛性は曲げ抵抗として測定される。好ましくは、柔軟な延長部24は三点曲げ試験を使用して測定して、約25g未満の曲げ抵抗を有する。より好ましくは、柔軟な延長部24は約5g以下または約5gの曲げ抵抗を有する。三点曲げ試験の説明は下記の試験方法の項目に含まれている。更に、適用中及び着用中に裂けないように、柔軟な延長部24は固有の強度を有する。柔軟な延長部に対する湿潤強度は15gを超えるべきであり、好ましくは150gを超え、最も好ましくは300gを超えるべきである。上記に示された湿潤強度は、下記の試験方法の項目において詳細に説明する湿潤破裂試験を使用して測定される。
図4中に示されている実施例では、吸収陰唇間装置20の主吸収部分22はひだ付き構造を備える。図4中に示されているように、主吸収部分22は折り畳まれたティシューウェブを備える。折り畳まれたティシューウェブは好ましくは標準の非湿潤強度のトイレットティシューの強度より大きな強度を有する。好ましくは、主吸収部分22は約100g以上の一時的湿潤強度を有するティシューを備える。好ましいデザインでは、この湿潤強度は約30分以上かけて元の強度の約50%以下にまで衰えるであろう。
図4中に示されているように、主吸収部分22を備えるティシューウェブは、側面方向に並んだ関係に配置される複数のひだ30を備えるひだ付きの構造に折り畳まれる。ティシューウェブは適切な数のひだを有するように折り畳むことができる。好ましくは、ティシューウェブは本実施例の主吸収部分22の全体のキャリパー(つまり、幅)が約2mmと約7mm以下または約7mmとの間であるように折り畳まれる。
折り畳まれたティシューウェブのひだは好ましくは適切な方法で、ひだ付きの部分がそのひだ付きの輪郭を維持し、完全に開くことができないように接続または接合(または保持)される。ひだは糸、接着剤、またはポリエチレン等の熱可塑性材料を含むヒートシーリングティシューの使用を含む種々の手段によって接続することができる。好ましいデザインは、主吸収部分22内の全てのひだを共に接合するステッチングを使用する。好ましくは、主吸収部分22には5個のステッチ位置が設けられる(角に4個、そして2つの下隅間のほぼ中間の付加的な位置)。
主吸収部分22のひだ付き構造は幾つかの利点を提供する。ひだ付き構造によって提供される1つの利点は、平らな表面より大きくて効果的な受入れ用の吸収表面を与える該構造のひだ内に排泄物が透過することができることである。これは身体に帯びる構造の表面をふさぎ得る、細胞の残骸や凝塊等の潜在的に粘性の流体や粒子状材料を処理する場合に特に重要である。このデザインの第2の利点は、ひだの数を変化させることによって、製品のキャリパー(または幅)を容易にまた便利に制御できることである。図4中に示されている構造は製品を掴み、陰唇内に挿入するために便利な中央領域を提供する一方、身体/挿入する手の指が着用者の身体と接触するのが防止される。
図1乃至3中に示されている実施例の為に上述したように、主吸収部分22の柔軟な延長部も図4中に示されているひだ付き構造での製品の快適さにとって重要である。ひだ付き構造の利点は、ひだの数、厚さ、及び締まり具合が該構造の剛性を制御することである。
図4中に示されている好ましい実施例は、好ましくは図1乃至図3中に示されている実施例の為に上述したものに類似する、主吸収部分22と柔軟な延長部24の寸法を有する。陰唇間装置20の主吸収部分22の幅は、横断方向(y方向)に測定して、好ましくは約2mmと約7mm以下または約7mmとの間である。好ましくは、好ましい実施例において、陰唇間装置20の主吸収部分の幅は約4.5mmである。図4中に示されているように、主吸収部分22が均一の横断方向寸法のものである(つまり、上部と下部間の接合部を画定する横断方向寸法に突然の変動がない)場合、上部26と下部28間の分割は、主吸収部分22の全長の約1/2に等しい高さにおいてであると考えられる。
図4中に示されているひだ付きのデザインは柔軟な延長部24を容易に提供するという付加的な利点を有する。延長部24は主吸収部分22と同じ材料を備えることができ、あるいは異なる材料を備えていてもよい。延長部24は主吸収部分22の上部26に接合され、この実施例に対して、最も好ましくは、主吸収部分22の上面に、あるいは主吸収部分22の上面の1ミリメートル以内に接合される。好ましくは、図4中に示されている実施例では、延長部24は主吸収部分22の一体的な部分である(つまり、延長部24は主吸収部分22を形成するために折り畳まれる吸収性ティシュー材料の一体的な延長部を備える)。
図4中に示されている吸収陰唇間装置20の主吸収部分22及び柔軟な延長部24は、図1乃至図3中に示されている実施例のために上述したどの材料から構成されてもよい。
図4中に示されている実施例に様々な任意の特徴を付与することができる。例えば、排泄物を下方に動かす装置20の能力を改良するために、ひだ間にスペーサー(spacer)、ハイロフト(high loft)または空隙領域があってもよい。それに加えて、骨盤底部と接触する製品の部分のひだは均一な高さのものである必要はない。例えば、中央のひだ付き材料が高く、従って圧力下に容易に崩壊するものであってよい。このような配置は優れた適合及び/または快適さを提供することができる。
図4中に示されているひだ付き構造の別の変形では、主吸収部分22が向かい合う関係に接合される複数の別個の層32を備えていてもよい。このような装置が図5中に示されている。図5中に示されている構造は、ひだ付きの構造に対して上述したものと同じ特徴を全て有することができる。複数の別個の層32を使用する1つの利点は、様々な層が異なる特性または特徴を備えた異なる材料を備えることができることである。柔軟な延長部24の各々が別個の層32の1つと一体的であってもよいし、あるいは主吸収部分22の上部26に別個に接合されてもよい。好ましくは、別個の層32は、層間の空間が(図5中に示されているように)z方向に向けられるように、横に並んだ関係に配置される。
図面中に示されている実施例のいずれにおいても、陰唇間装置20は他の任意の構成要素を備えていてよい。例えば、陰唇間装置20は、柔軟な延長部24を含んでいる装置のその身体に面している表面の全部または一部の上に位置付けられ、そして接合されているトップシート42、及び/または、柔軟な延長部24を含んでいて、その背面の全部または一部の上に位置付けられ、そして接合されているバックシート38を備えていてよい。好ましくは、トップシート42及び/またはバックシート38が使用される場合、これらの構成要素は少なくとも主吸収部分に接合される。別の実施例では、主吸収部分をトップシートによって少なくとも部分的に包むことができるであろう。
トップシートを使用する場合、トップシートは柔軟で感触が柔らかいものであり、着用者の皮膚に対して刺激的ではないものである。更に、トップシートはその厚みを通して容易に透過するように、液体(例えば、月経及び/または尿)を通す液体透過性であるべきである。適切なトップシートは、織布および不織布材料;開口成形熱可塑性フィルム、開口プラスチックフィルム、及びハイドロフォーム熱可塑性フィルム等のポリマー材料;多孔性フォーム(foam);網状化フォーム(foam);網状化熱可塑性フィルム;及び熱可塑性スクリム等の広範囲の材料から製造されてよい。適切な織布および不織布材料は天然繊維(例えば木材または綿繊維)、合成繊維(例えばポリエステル、レーヨン、ポリプロピレン、またはポリエチレン繊維等のポリマー繊維)、または天然繊維と合成繊維の組み合わせで構成することができる。
トップシートは開口成形フィルムを備えていてよい。開口成形フィルムは身体の排泄物に対して透過性であり、適切に開口されていれば、液体が通り抜けて着用者の皮膚を再び濡らす傾向を減少させる。このように、身体と接触する成形フィルムの表面が乾燥したままであり、それによって身体の汚れを減少させ、着用者にとって更に心地よい感触を作り出す。適切な成形フィルムは1975年12月30日にトンプソン(Thompson)に対し発行され「先細になった毛管を有する吸収構造」(”Absorptive Structures Having Tapered Capillaries”)と題された米国特許第3,929,135号;1982年4月13日にムラーネその他(Mullane, et al.)に対し発行され「耐汚れ性トップシートを有する使い捨て吸収体」(”Disposable Absorbent Article Having A Stain Resistant Topsheet”)と題された米国特許第4,324,246号;1982年8月3日にラデルその他(Radel, et al.)に対し発行され「繊維様特性を呈する弾力的なプラスチックウェブ」(”Resilient Plastic Web Exhibiting Fiber−Like Properties”)と題された米国特許第4,342,314号;1984年7月31日にアーその他(Ahr, et al.)に対し発行され「光沢のない可視表面及び布様触感を示す巨視的膨張三次元プラスチックウエブ」(Macroscopically Expanded Three−Dimensional Plastic Web Exhibiting Non−Glossy Visible Surface and Cloth−Like Tactile Impression)と題された米国特許第4,463,045号;及び1991年4月9日にベアード(Baird)に対し発行され「多層ポリマーフィルム」(”Multilayer Polymeric Film”)と題された米国特許第5,006,394号中に記載されている。本発明にとって好ましいトップシートは、1つ以上の上記特許に記載され、ドリウイーブ(DRI−WEAVE)トップシートとしてオハイオ州シンシナティ(Cincinati)のザ・プロクター・アンド・ギャンプル社(The Procter & Gamble Company)によって生理用ナプキンの市場で販売されている成形フィルムである。
本発明の好ましい実施例では、月経が主吸収部分22へと流れ、主吸収部分22によって吸収されずに、トップシートから流れ出る可能性を減少させるように、身体表面が親水性でない場合よりも速く、液体がトップシートを通って移動するのを助けるために、成形フィルムトップシートの身体表面は親水性である。好ましい実施例では、成形フィルムトップシートのポリマー材料に界面活性剤が組込まれる。あるいはその代わりに、オスボーン(Osborn)に対し発行された米国特許第4,950,254号中に記載されているように、界面活性剤で成形フィルムのトップシートの身体表面を処理することによって、トップシートの身体表面を親水性にすることができる。
バックシートを使用する場合、バックシートは液体(例えば月経及び/または尿)に対して不透過性または半透過性であり、好ましくは柔軟である。ここで使用する用語「柔軟な」は、従順であって人間の身体の全般的な形状及び輪郭に容易に従う材料を意味する。バックシートは、主吸収部分22に吸収され封じ込められた排泄物が着用者の下着等の吸収陰唇間装置20と接触する物を湿らせるのを防止する。また、バックシートは主吸収部分22が着用者の身体が排泄物によって汚されるのを防止する助けをする。それに加えて、バックシートの使用は、吸収陰唇間装置20を挿入する時、または装置を任意で指で取り除く時、着用者が指の間につまむための改良された表面を提供することができる。
バックシートは織布材料または不織布材料、ポリエチレンまたはポリプロピレンの熱可塑性フィルム等のポリマーフィルム、あるいはフィルム被覆不織布材料等の複合材料を含んでよい。好ましくは、バックシートは約0.012mm(0.5ミル)から約0.051mm(2.0ミル)の厚さのポリエチレンフィルムである。例示的なポリエチレンフィルムは、オハイオ州シンシナティ(Cincinnati)のクロペイ社(Clopay Corporation)によってP18−0401の名称で製造されているものである。バックシートは蒸気を主吸収部分22から逃すことができる(つまり、通気性がある)一方、排泄物がバックシートを通過するのを防止する。
前述のように、本発明の吸収陰唇間装置20は好ましくは着用者の陰唇間空間内に完全に置かれるように設計される。本発明の吸収陰唇間装置20を使用するためには、着用者は指の間に主吸収部分22を保持する。図8中に示されているように、挿入中に柔軟な延長部24が広がり、着用者の指先を覆う。この特徴は、本発明の吸収陰唇間装置20の衛生的な挿入の備えをする。上部26が最初に、また陰唇間空間の最も奥に挿入される。着用者は陰唇表面を広げるのを助けるために、挿入中しゃがんだ姿勢を取るかもしれない。一旦吸収陰唇間装置20が挿入されると、柔軟な延長部24は陰唇の内面にくっつく傾向がある。着用者が立っている時、図9中に示されているように、陰唇の壁が吸収陰唇間装置20のまわりでしっかりと閉じる。
好ましくは陰唇間装置20は着用者の小陰唇、大陰唇またはその両方の内面にわずかに横断方向外向きの圧力を発揮することによって、少なくとも部分的に適所に保持される。それに加えて、柔軟な延長部24を備えるティシューに対する本来湿っている陰唇表面の吸引によっても、製品が保持される。着用者の陰唇の内面に対する柔軟な延長部24の付着を助けるために、任意で、生物学的に安定した接着剤が柔軟な延長部24に設けられてもよい。このような接着剤の強度は、吸収陰唇間装置20が適所にとどまるのを助ける一方で、着用者の陰唇間空間からの装置の確実かつ快適な取り外しを許すように選ばれるべきである。
吸収陰唇間装置20は多数の点に関して先行技術とは異なっていると考えられる。図6は、着用者が立っている時の陰唇間空間内に置かれた先行技術の陰唇間装置を示している。しかしながら、着用者がしゃがんでいる時、陰唇は図7及び図10中に示されているように分離する傾向がある。このような状況では(図7中に示されているように)、先行技術の装置は片側にずれる傾向があるかもしれない。先行技術の装置が図7中に示されている位置にある時に着用者が排尿すると、尿の流れは完全に装置を外れるであろう。しかしながら、本発明の柔軟な延長部24は、吸収陰唇間装置20を適切な位置に保つために、(図10中に示されているように)陰唇の内面との接触を維持するように適合される。柔軟な延長部24の作用が、先行技術の装置より一貫して尿道口をふさぐ位置に、本発明の吸収陰唇間装置20を保持すると考えられる。その結果、本発明の吸収陰唇間装置20は先行技術の装置より確実に排尿作用によって追出されると考えられる。前述のように、柔軟な延長部24は(図8中に示されているように)挿入中に着用者の指先を覆い、それによって先行技術の装置で達成されるより衛生的な挿入の備えをする。任意で、吸収陰唇間装置20は主吸収部分22の下部28を指で掴むことによって取り除いてもよい。この場合も、柔軟な延長部24は指先を覆い続け、それによって、先行技術の装置で達成されるより衛生的な吸収陰唇間装置20の取り外しを準備する。
吸収陰唇間装置20は「独立型」製品として着用することができる。あるいは、タンポンのバックアップとして、または生理用ナプキン、パンティライナー、または月経または失禁用の失禁用パッドと組み合わせて使用することもできる。吸収陰唇間装置20を生理用ナプキンと共に使用する場合、生理用ナプキンはどのような厚みのものであってもよい。夜間において後部の汚れを減少させるために、生理用ナプキンと共に使用することが好ましいかもしれない。陰唇間装置20は従来のパンティに着用することができ、あるいは月経ショーツと共に使用することもできる。
本発明の吸収陰唇間装置の多数の別の態様が可能である。例えば、これらの製品は排尿作用によって取り除かれるように設計されるが、別の引抜き糸またはループを使用してもよい。これらの製品は薬物療法と共に使用されてもよい。これらの製品は生分解性である材料及び/または(トイレにおけるような)撹拌で水の中で破片になるような材料で構成されてよい。吸収陰唇間装置20は、多数の別個の方向に製品を曲げることができるように、主吸収部分22に複数のスリットを入れて構成されてもよい。このような構造は製品が身体の動きに関連する応力により容易に答えるようにする。図4中に示されている実施例の好ましいものでは、座っている間に製品にかかる力を減少させるために、身体からそれた中央吸収体の表面の端が丸められてもよい。該構造の上面は、クリトリスと会陰間の骨盤底部の非線形表面を収容する助けをするために、骨盤の底部に対する垂直の圧力に対して製品を容易に調整することができるように、1つ以上のスリットを有していてもよいし、あるいは他の好ましい曲げ部分を有していてもよい。上述の吸収装置の柔軟な延長部24は湿潤状態及び乾燥状態において、製品の側部が陰唇の前庭の横壁に対して外側に押すように拡大する傾向があり、それによって製品を適所に保持するように、ばねとして作用してもよい。それに加えて、製品が液体で飽和状態になった時等、湿った時に、柔軟な延長部24が「ばね」として作用する能力を維持することが好ましい。ポリウレタンフォーム等の構造物がこれらの特性を提供することができる。
試験方法
吸収容量
吸収容量は以下のように決定することができる。試験前にサンプルを50%相対湿度、及び73°Fの部屋に2時間放置することによって調整されたサンプルに対して試験を実施する。試験は同様の条件下に実施するべきである。
0.1g単位で吸収体の重さを計る。次に、吸収体が完全に沈められ、曲げられたり、そうでなくてもねじられたり折り畳まれることがないように、吸収体を(イリノイ州ディアフィールド(Deerfield)のバクスター・トラベノール社(the Baxter Travelol Company)から入手できる)殺菌0.9%含塩溶液のビーカーに沈める。吸収体を10分間沈めておく。吸収体を塩水から取り出し、2分間垂直位置で懸濁し、塩水が吸収体から排水されるようにする。次に、吸収体を身体に面する表面を下向きにして、ペンシルバニア州マウント・ホリー・スプリングス(Mount Holly Springs)のフィルトレーション・サイエンス社、イートン-ダイクマン部(Filtration Science Corp., Eaton−Dikeman Division)から入手できるフィルターペーパー#631等の、吸収性ブロッターの上に置く。1平方センチメートル当たり均一の17.6グラムの負荷を吸収体の上に置き、余分の流体をしぼり出す。吸収性ブロッターに移される流体量が30秒の間に0.5グラム未満になるまで、吸収性ブロッターを30秒ごとに交換する。次に、0.1グラム単位で吸収体の重さを計り、吸収体の乾燥重量を差し引く。グラムで表示される差が吸収体の吸収容量である。
三点曲げ試験
試験前にサンプルを50%相対湿度、及び73°Fの部屋に2時間放置することによって調整されたサンプルに対して、三点曲げ試験を実施する。試験は同様の条件下に実施するべきである。
三点曲げ試験は、マサチューセッツ州カントン(Canton)のインストロン・コーポレーション(Instron Corporation)から入手できる、インストロン(INSTRON)モデル4502引張り/圧縮試験機を使用する。また、該試験は特殊な変位「T-ロッド」(”T−rod”)と特殊なテストサンプルホルダーを使用する。図1中に示されているように、「T-ロッド」1101は共に垂直に装着される一対の6.40mmの直径の金属ロッドを備える。駆動ロッド1102は約125mmの長さであり、プッシュロッド1103は約75mmの長さである。好ましくは、駆動ロッド1102の端は先細になって、プッシュロッド1103の円周に適合し、2つのロッドが互いに接着剤糊止めされるか、溶接されるか、及び/またはねじ止めされる。駆動ロッド1102の反対側の端はインストロン(INSTRON)機のクロスヘッドユニットに装着される。テストサンプルホルダー1104は一対の支持ロッド1108を位置決め、支持するための固定ベース1105を備える。固定ベース1105はベース1105とベース1106に並列に装着される2個の長方形の支持台1107を備える。ベース1106と支持台1107は各々好ましくは約10mm乃至約13mmの厚みのレキサン(LEXAN)(プレキシグラス)で作られる。「T-ロッド」と同じ材料で、約150mmの長さである支持ロッド1108が、固定ベース1105の各々の支持台1107に装着される。支持ロッド1108は(互いに最も近い各ロッドの点で測定して)両ロッド間に10mmの開放スペースを残すように装着される。図11中に示されているように、「T-ロッド」1101は支持ロッド1108間の中心に置かれる。
クロスヘッドスピードが2.0インチ/分(50.8mm/分)になるように、インストロン(INSTRON)機を設定する。クロスヘッドユニットが各々の被試験サンプルに対して10mm下に移動して戻るように、インストロン(INSTRON)機を設定する。
サンプルの試験前に、T-ロッド1101が一方の支持ロッド1108の真上にくるまで、T-ロッド1101を下げる。負荷が支持ロッド1108の上で静止する時の負荷が約1グラムf(1gramf)である場合に、T-ロッド1101の垂直位置をゼロにする。次にT-ロッド1101をこのゼロ位置から5mm持ち上げ、2本の支持ロッド1108間の中間に置く。
被試験サンプル1000は柔軟な延長部の1つから取られた一片の材料である。サイドラッピング構成要素から取られたサンプル1000は長手方向LDにおいて約25mmの寸法と、約10mmの横断方向寸法を有するべきである。横断方向TDに向けられたサンプルの側部に平行にプッシュロッド1103が走るように、サンプルを置く。
次に、T-ロッド1101が完全な10mmサイクル(つまり、10mm下に降り、10mm上に戻る)を動くようにする。従って、T-ロッド1101は約5mm下降した後サンプル1000と接触し、残りの約5mmだけサンプルを曲げるであろう。曲げ抵抗は完全な10mmサイクルをT-ロッド1101が動くにつれて、サンプルを曲げるのに必要なピーク力である。
破裂強度試験
概論
環状のクランプ間に保持された試験片が、0.625インチの直径の研磨されたステンレス鋼ボールによって負荷される増大する力を受ける。破裂強度はサンプルを破損させる力である。破裂強度は湿った、または乾燥したサンプルで測定されてよい。
装置
破裂試験機 Intelect−II−STD引張り試験器具、カタログ番号1451−24PGBまたはトウィング・アルバート(Thwing−Albert)破裂試験機が適している。両器具ともペンシルバニア州フィラデルフィアのトウィング・アルバート・インストルメント社(Thwing−Albert Instrument Co.)から入手できる。器具は2000gのロードセルを備えていなければならず、湿潤破裂測定を行う場合、器具はロードセルシールドとフロントパネルウォーターシールドを備えていなければならない。
調整室 温度と湿度を以下の限度内に保持するように調節するべきである:
温度:73±3°F(23℃±2℃)
湿度:50±2%相対湿度
紙カッター はさみまたは他の同等物を使用してよい
皿 湿潤破裂サンプルを浸けるため、サンプル寸法に適したもの
溶液 湿潤破裂サンプルを浸けるための水は、調整室の温度と平衡するものであるべきである。
タイマー 浸漬時間を測定するために適切なもの
サンプル準備
1)サンプルを試験に適した寸法(最低サンプル寸法4.5インチ×4.5インチ)に切断する。被試験サンプルが小さすぎる(例えば、全体の寸法が4.5インチ×4.5インチ未満である柔軟な延長部)場合、湿潤破裂強度を決定するために同じ材料の大きなサンプルを使用すべきである。試験すべき各々の条件に対して最低5個のサンプルを準備する。
2)湿潤破裂測定を行う場合、温度を平衡させた水を満たした皿に、適切な数の切断サンプルを置く。
設備設定
1)破裂試験機を製造業者の指示に従って設定する。Intelect−II−STD引張り試験器具を使用する場合、以下の条件が適切である:
速度:1分当たり12.7センチメートル
破壊感度:20グラム
ピーク負荷:2000グラム
2)予想される破裂強度に従ってロードセルの目盛を調整する。
測定と報告
1)製造業者の指示に従って破裂試験機を操作し、各サンプルに対する破裂強度測定値を得る。
2)各サンプルに対する破裂強度を記録し、各々の条件に対する破裂強度の平均と標準偏差を計算する。
3)各々の条件に対する平均と標準偏差をグラム単位で報告する。
4個のサンプルの各々のグループに対する平均と標準偏差を報告する。
これで試験を終了する。
本説明を通して列挙した全ての特許、特許出願(及びそれに対して発行された特許、及び対応する公開された外国特許出願)の開示及び出版物は、参照してここに組み込まれる。しかしながら、参照してここに組み込まれた文書のいずれも本発明を教示もしくは開示していないことを明示して認めるものである。
本発明の特定の実施例について図示し説明してきたが、本発明の精神及び範囲を逸脱することなく、幾多の変更や修正を実施できることが当業者には明らかであろう。

Claims (12)

  1. 女性の着用者の陰唇間空間に挿入できる陰唇間吸収装置であって:
    複数のひだを備えているひだ付きの構造を備えていて、上部と下部とを有しており、上記上部は陰唇間空間内に挿入中に着用者の前庭底部に面していて挿入中に上記下部を導き、上記下部は上記上部と対向していて上記陰唇間空間への上記陰唇間吸収装置の挿入と同時に上記下部は着用者の前庭底部からそれている、主吸収部分と;そして、
    上記主吸収部分の上部に接合されているとともにそこから下向きかつ外側に伸びており、上記陰唇間吸収装置が着用された時に着用者の陰唇の内面との接触を維持することができる、一対の柔軟な延長部と;
    を備えており、
    上記主吸収部分は、上記ひだ付きの構造を構成すべく畳まれている材料の連続したウエブを備えており、
    上記ひだは着用者が陰唇間吸収装置を着用した時に立っている着用者を左半身と右半身に二分する垂直面に並列する長手方向に対して直交する側面方向に並んでいる関係に配置されている、
    ことを特徴とする陰唇間吸収装置。
  2. 前記連続したウエブは前記一対の柔軟な延長部を備えている、ことを特徴とする請求項1に記載の陰唇間吸収装置。
  3. 前記主吸収部分は35mmと70mmとの間である長さを有している、ことを特徴とする請求項1に記載の陰唇間吸収装置。
  4. 前記主吸収部分は8mm未満の幅を有している、ことを特徴とする請求項に記載の陰唇間吸収装置。
  5. 前記柔軟な延長部は略40mmと略160mmとの間である長さを有している、ことを特徴とする請求項1に記載の陰唇間吸収装置。
  6. 前記主吸収部分の前記上部は上面を有していて、前記柔軟な延長部は前記主吸収部分の前記上部の前記上面の3mm以内に接合されている、ことを特徴とする請求項1に記載の陰唇間吸収装置。
  7. 前記柔軟な延長部は25g未満の曲げ抵抗を有する、ことを特徴とする請求項1に記載の陰唇間吸収装置。
  8. 前記主吸収部分は少なくとも部分的に吸収性である、ことを特徴とする請求項1に記載の陰唇間吸収装置。
  9. 前記柔軟な延長部は15g以上の湿潤破裂強度を有している、ことを特徴とする請求項1に記載の陰唇間吸収装置。
  10. 少なくとも前記主吸収部分の上に位置されている液体浸透性トップシートをさらに備えている、ことを特徴とする請求項1に記載の陰唇間吸収装置。
  11. 少なくとも前記主吸収部分に接合されている液体不浸透性バックシートをさらに備えている、ことを特徴とする請求項1に記載の陰唇間吸収装置。
  12. 女性の着用者の陰唇間空間に挿入できる陰唇間吸収装置であって:
    複数のひだを備えているひだ付きの構造を備えていて、上部と下部とを有しており、上記上部は陰唇間空間内に挿入中に着用者の前庭底部に面していて挿入中に上記下部を導き、上記下部は上記上部と対向していて上記陰唇間空間への上記陰唇間吸収装置の挿入と同時に上記下部は着用者の前庭底部からそれている、主吸収部分と;そして、
    上記主吸収部分の上部に接合されているとともにそこから下向きかつ外側に伸びており、上記陰唇間吸収装置が上記着用者の陰唇間空間へ挿入される時に上記着用者の指先を覆う、一対の柔軟な延長部と;
    を備えており、
    上記主吸収部分は、上記ひだ付きの構造を構成すべく畳まれている材料の連続したウエブを備えており、
    上記ひだは着用者が陰唇間吸収装置を着用した時に立っている着用者を左半身と右半身に二分する垂直面に並列する長手方向に対して直交する側面方向に並んでいる関係に配置されている、
    ことを特徴とする陰唇間吸収装置
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