JP2002504971A - ポンプの管を通る流れを調整する温度補償システム - Google Patents

ポンプの管を通る流れを調整する温度補償システム

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Abstract

(57)【要約】 蠕動ポンプに、ハウジング、ハウジング内のポンプヘッド、および管を受けるためにハウジングおよびポンプヘッドに沿って規定された受け路とを設ける。間隔をあけた2つの温度センサーを設ける。一方の温度センサーは、センサーと管との間で、熱伝達路に沿って熱が流れる熱伝達路にある管に隣接して配置される。他方のセンサーは、周囲温度を感知するため、熱伝達路と外側に配置される。ポンプの動作速度は、感知した温度の関数として調節される。これは、蠕動運動で変形した形状から元の形状へ、管が温度に依存した速度で回復するのに対処する。

Description

【発明の詳細な説明】 ポンプの管を通る流れを調整する温度補償システム 技術分野 本発明は液体供給システムに関し、特に、多種多様な標準的静脈内投与セット および流体容器を使用し、非経口流体および経腸流体、ならびに全血または赤血 球成分を供給するよう設計された注入ポンプシステムの一部として使用するのに 特に適している。 発明の背景および従来技術によって生じる技術的問題 従来の一タイプの注入ポンプシステムは、静脈内投与セットと組み合わせて非 経口ポンプを使用する。セットは、熱可塑性チューブで構成され、これを通って 流体が、軟質の袋または硬質の瓶など、懸架した容器から、患者に挿入した針ま たはカニューレなどの患者の留置静脈アクセス装置へと流れる。流体容器と患者 との間にある投与セットの管の部分は、非経口ポンプに装着され、これは蠕動運 動を介して流体を管に沿って患者へ と給送するよう、管の隣接する区間を順次圧縮(スクイーズ)する。 非経口投与するよう意図された液体医療製品は、通常、病院または他の医療施 設の中心位置に保存される。このような液体製品には、通常、製品の有効性を保 護するか、保存寿命を延ばすために、冷蔵庫またはクーラーで保存されるものも ある。 冷蔵された液体製品を保存場所から取り出し、患者に投与するとき、配量容器 またはパッケージ内にある液体の大部分は、通常、液体を患者に投与中、比較的 低温のままである。低温の液体が流れる投与管セットも、温度が下がる。 従来の投与セットの管は、ポリ塩化ビニルポリマーから成形され、この材料の 弾性は、温度の低下とともに大幅に低下する。これに対して、ポリ塩化ビニルポ リマーが通常の室温にあるとき、管の可撓性および弾性ははるかに高い。 蠕動ポンプ制御システムは、特定の温度(例えば通常の室温)の管で、一定速 度で作動する場合、選択された流量を提供するよう単純に設計することができる 。このようなポンプを、通常の室温の管で操作して、管の区間を圧縮し、解放す ると、変形した管は比較的迅速に元の断面形状に回復する。したがって、 管の同じ区間が蠕動ポンプによって、その後、再び圧縮される前に、管のその区 間は、以前のポンプストローク中に管に含まれていたのとほぼ同量の液体で充填 される。したがって、管の区間に対してポンプストロークの速度を一定にすると 、管の温度が変化しなければ、管のその区間を通って一定流量の液体が給送され る。 しかし、管の温度が低下すると、管が硬くなり、弾力が落ちる。これで、給送 特性が変化することがある。管を通して冷蔵された低温の液体が給送されるかど うかの状況を考察してみる。蠕動ポンプが低温の管の区間に作用して、最初に管 を圧縮または変形して閉形状にし、次に管を解放すると、低温の管は、室温の場 合ほど迅速に元の断面形状に回復しない。実際、管は、蠕動ポンプが再び循環し て管の同じ区間を圧縮し、閉じる時までに、元の断面形状に回復しないこともあ る。低温の管が、蠕動ポンプによって再度圧縮される前に、例えば完全に開いた 断面形状の役75%しか回復していない場合、管のその区間は、管の区間がポン プによってその後に圧縮される前に元の断面形状まで完全に回復した場合より、 実質的に少ない液体しか含まなくなる。 通常、蠕動ポンプは、調節可能であるが一定の速度で、投与セット管を通して 液体を供給するよう意図されている。速度は、ある範囲の速度にわたって、選択 した速度に調節することができる。患者が、例えば1時間に10ミリリットルの 液体を受けるものとすると、蠕動ポンプは、ポンプ製造業者が一定温度、一般に は通常の室温で管について決定したポンプ動作速度に基づき、その流量を提供す るよう設定することができる。管の温度が、ポンプの動作速度と流量との間でポ ンプ流れ制御システムの関係をポンプ製造業者が確立するのに使用した温度と異 なる場合、制御システムは、管がより高温またはより低温にある場合、所望の流 量を提供しない。 したがって、蠕動ポンプを通る流体の流れを調整する改良型システムを提供す ることが望ましい。このような改良型システムは、患者に投与される液体製品の 温度変化、さらに周囲温度の変化など、温度変化に対処しなければならない。 好ましくは、このような改良型システムに使用する温度感知器具類は、このよ うなセンサーへの損傷の可能性をなくす、または少なくとも最小限にするよう、 静電放電からも保護しなければならない。 発明の概要 本発明は、上述した利点および特徴を有する設計に対処できる改良型システム を提供する。システムは、使用するのに都合がよく、製造および操作に関して費 用対効果が大きい。システムは、特に、蠕動ポンプでの使用に適している。しか し、システムは、管を通して流体を給送し、流体の温度を直接感知できない他の タイプのポンプに適用することができる。 システムは操作が容易であり、多種多様な標準的投与セットおよび流体容器と ともに使用することができる。システムは、病院全体の標準化、さらに代替場所 、家庭内医療の標準化に対し高まる需要に適合するよう設計される。 本発明の改良型システムは、患者への安全な流体送出の便宜を図る。システム は操作するのに都合がよく、容易に設定される。 本発明の1つの態様は、管を通して流体を給送する改良型蠕動ポンプに関する 。改良型蠕動ポンプは、管に隣接して管の温度を感知する温度センサーを備える 。冷蔵した液体を管で給送しているために管が冷却されると、その結果、(変形 した管の 断面が元の形状に回復するのが遅くなるので)給送する流量が低下するが、それ は温度の変動にほぼ無関係に所望の速度で流れを維持するのに必要な高いポンプ 動作速度と相関させることができる。 本発明の別の態様によると、蠕動ポンプの可撓管を通る流体の流れを調整する 方法が提供され、この方法では、蠕動運動で変形した管の区間または長さが、流 体の温度に依存する速度で元の断面形状に回復する。この方法は、ポンプ内で管 の一部を含む熱伝達路上の位置で温度を感知するステップを含む。熱伝達路は、 管から温度センサーまで延在することが好ましい。好ましい実施形態では、熱伝 達路は、静電放電保護材料および静電放電保護材料を温度センサーに接着するエ ポキシ材料など、挿入される材料を含む。 この方法は、さらに、管から間隔をあけ、熱伝達路から熱絶縁された位置で、 ポンプ内の周囲温度を感知するステップを含む。この方法は、さらに、2つの感 知温度の関数としてポンプの動作速度を調節するステップを含む。 本発明のさらなる態様によると、この方法は、蠕動ポンプ内で、管の外面と第 1の温度センサーとの間に配置され、それと 接触している挿入熱伝導性構造の表面に当てて第1の温度センサーを配置するス テップを含む。熱伝導性構造の表面の温度Tsは、第1の温度センサーによって 求められる。 第2の温度センサーは、管および挿入熱伝導性構造から間隔を開けた位置でポ ンプ内に配置される。周囲温度Taは第2の温度センサーによって求められる。 次に、管の内面における流体の温度Tfを下式に従って計算する。 ここでbは、温度TfおよびTaの両方が選択値に固定された場合に、温度Tsの 測定値から計算した(Tf−Ts)/(Tf−Ta)に等しい、経験的に決定された 定数である。 その後、この方法は、計算した温度Tfの関数として、可変速度でポンプを操 作する。 本発明のさらに別の態様によると、この方法は、熱伝導性電気絶縁体の一方側 を、ポンプ内の管の外面に当てて配置するステップを含む。第1の温度センサー は、管から第1の温度セン サーへの熱伝達路を規定するよう、熱伝導性接着材料の挿入層で、電気絶縁体の 他方側に接着される。接着材料と第1の温度センサーとの境界における温度Ts は、第1の温度センサーによって求められる。 第2の温度センサーは、ポンプ内で熱伝達路から熱的に絶縁された位置に配置 される。第2の温度センサーは、熱伝導性接着材料の挿入層で、熱伝導性電気絶 縁体の一方側に接着される。周囲温度Taは、第2の温度センサーによって求め られる。 この方法は、さらに、下式に従って管の内面における流体の温度Tfを定期的 に計算する。 ここでbは、温度TfおよびTaの両方が選択値に固定された場合に、温度Tsの 測定値から計算した(Tf−Ts)/(Tf−Ta)に等しい、経験的に前もって決 定された定数である。 その後、この方法は、計算した温度Tfの変化とは逆に、これの関数としてポ ンプ動作速度を変化させる。 本発明のさらに別の態様によると、ポンプ内の可撓管を通っ て流れる流体の温度を間接的に感知するようなシステムが設けられている。シス テムは、反対側に面する第1および第2の表面を有し、第1の表面が管の外面に 接触する状態でポンプに装着された、第1の熱伝導性電気絶縁体を含む。 システムは、第1の温度センサーと、第1の温度センサーを電気絶縁体の第2 の表面に接着する第1の熱伝導性接着材料とを含む。 システムは、接着材料から延在して、第1の温度センサーを封入する第1電気 および熱絶縁材料を含む。 システムは、(1)管から間隔をあけ、(2)反対側に面する第1および第2 の表面を有し、(3)第1の表面がポンプ内でポンプの周囲温度に曝された状態 で、ポンプに装着された第2の熱伝導性電気絶縁体も含む。 第2の温度センサーはシステム内に含まれ、第2の熱伝導性接着材料は、第2 の温度センサーを第2電気絶縁体の第2の表面に接着する。 システムは、第2の熱伝導性接着材料から延在して、第2の温度センサーを封 入する第2電気および熱絶縁材料を含む。 本発明のさらなる態様は、ポンプ内に装着するための特殊な ハウジングとともに、上述したタイプの温度感知システムを含む。ハウジングは 、(1)第1の口を規定する第1の受けブロックと、(2)第1の受けブロック から間隔をおき、第2の口を規定する第2の受けブロックとを含む。 第1の熱伝導性熱絶縁体は、反対側に面する第1および第2の表面を規定する 第1プレートを含む。第1プレートは、第1の口の端で第1の受けブロックに装 着され、第1プレートの第1の表面が第1の口を外れた方向を向き、第1プレー トの反対側に面した第2の表面が第1の口に面した状態で、第1の口を閉塞する 。 第1の温度センサーは、第1の口に配置される。第1の熱伝導性接着材料は、 第1の温度センサーを第1プレートの第2の表面に接着する。 第2の熱伝導性電気絶縁体は、第1および第2の表面を反対に規定する第2プ レートを含む。第2プレートは、第2口の一方端で第2の受けブロック内に装着 され、第2プレートの第1の表面が第2の口を外れた方向を向き、第2プレート の反対側に面した第2の表面が第2の口に面した状態で、第2の口を閉塞する。 第2の温度センサーは、第2の口に配置される。第2の熱伝導性接着材料は、 第2の温度センサーを第2プレートの第2の表面に接着する。 本発明の他の多くの利点および特徴は、本発明の以下の詳細な説明、請求の範 囲、および添付の図面から容易に明白になる。 図面の簡単な説明 明細書の一部を形成する添付図面では、図面を通じて同様の数字を使用して同 様の部品を指定する。 第1図は、主な静脈内投与セットの斜視図である。 第2図は、(1)本発明の特徴を組み込み、(2)第1図に示し、第2図では 注入ポンプに装填された状態で示した、投与セットに接続された軟質袋容器を支 持する注入スタンドに装着された注入ポンプの部分斜視図である。 第3図は、第2図に示した注入ポンプの前部の拡大部分斜視図であり、第3図 は、ドアを全開位置にし、投与セットの管をポンプから外した状態を示す。 第4図は、第3図に示したポンプ右側の部分前面図である。 第5図は、第3図と同様の部分斜視図であるが、第5図はポ ンプに装填された投与セットの管を示す。 第6図は、周囲の構造を削除した状態で温度感知アセンブリを示した斜視図で ある。 第7図は、概ね第4図の面7−7に沿って切り取った拡大部分断面図である。 第8図は、概ね第5図の面8−8に沿って切り取った拡大部分断面図である。 第9図は、第6図で示した温度感知アセンブリを備えた構成要素の組立分解斜 視図である。 第10図は、温度感知アセンブリハウジングの斜視図である。 第11図は、第8図と同様の大きく拡大した部分断面図である。 第12図は、第11図の点線の境界線A内で示した構造の一部を大きく拡大し た部分断面図に、温度対距離のグラフを重ねた図である。 好ましい実施形態の説明 本発明は多くの異なる形態の実施形態が可能であるが、本明細書および添付の 図面は、本発明の一例として1つの特定の形 態のみを開示する。しかし、本発明はそのように記載された実施形態に限定され るものではない。本発明の範囲は、添付の請求の範囲で指摘される。 記述を容易にするため、本発明の特徴を組み込んだポンプは、1つの通常(直 立)の方向で記載され、上、下、水平などの用語は、この方向に関して使用され る。しかし、本発明のポンプは、記載された方向とは異なる方向で保存、輸送、 および販売できることが理解される。 ポンプを示す図は、当業者に知られ、認識されるいくつかの機械的要素を示す 。本発明を理解するには、このような要素の詳細な記述は不必要であり、したが って本明細書では、本発明の新規の特徴を容易に理解するのに必要な程度でのみ 提示する。 本発明の特徴を組み込むポンプは、特定の従来の構成要素と一緒に使用され、 詳細は十分に図示または記述されていないが、当業者およびこのような構成要素 の必要な機能を理解する人には明白である。 本発明の改良型システムは、種々の標準的静脈内投与セットを用いた患者への 流体の供給に便宜を図り、このようなセットの1つが第1図に図示され、本明細 書では概して参照番号40 で指定される。投与セット40は、通常、非経口流体、経腸流体、全血、赤血球 成分などを、瓶または第2図に示す静脈内投与スタンド44上で支持された軟質 袋42などの流体容器から供給するのに使用される。投与セット40の一部が蠕 動ポンプ50と係合し、ポンプ50より下流の投与セット40の遠位部分は、患 者に挿入される針またはカニューレ(図示せず)などの患者の留置静脈アクセス 装置に接続することができる。 容器42は、任意の適切な従来の、または特殊な設計でよい。容器42の詳細 な設計および特定の構造は、本発明の一部を形成しない。 投与セット40は、任意の適切な従来の、または特殊な設計でよい。第1図に 示すセット40は、Abbott Laboratories(100 Abb ott Park Road,Abbott Park,Illinois 6 0064−3500,U.S.A.)がNo.1881という名称で米国で販売 している1次ベント式静脈内セットである。投与セット40は、点滴室52の上 端で従来の細菌保留エアフィルタ48から突出する中空の穿孔ピン46によって 画定された近位端を有する。長い中空の軟質管54は、点滴室52の底部から、 Abbott LaboratoriesがCAIRの名称で販売しているタイ プのローラクランプ中に延在する。 ローラクランプ56の下流で、管54には、Abbott Laborato riesがDUO SLIDEの名称で販売しているタイプのスライドクランプ 60が配置される。DUOSLIDEクランプ60については、以下でさらに詳 細に述べる。 従来のY注射部位62を、スライドクランプ60の下流で管54に設ける。管 54の遠位端には従来のオスアダプタ64を設ける。アダプタ64は、静脈穿刺 装置に取り付けるよう設計される。 投与セットの構成要素は、任意の適切な特殊または従来の設計でよく、その詳 細は本発明の一部を形成しないが、例外として、本発明の好ましい実施形態のい くつかの特徴は、従来の軟質管54に対応し、それと協力するよう設計される。 第2図で示すように、ポンプ50はハウジング70、およびポンプ50をスタ ンド44に取り付けることができる、後ろ側に突出した取付クランプ72を含む 。クランプ72は、手動操作可能なノブ73を含む。便利な運搬ハンドル74が 、ハウジ ング70の頂部から上方向に突出する。電力は、電源コード71を介してポンプ の後側を通って供給される。 ポンプ50は、液晶ディスプレー画面装置78およびキーパッド80を含む前 面パネル76を有する。前面パネル76の次には、ドアハンドル94を取り付け た前部ドア90がある。第3図に示すように、ドア90は、最初にハンドル94 を(第2図に示すような)ほぼ垂直な方向から(第3図に示すような)ほぼ水平 の方向へと旋回させて、ドア90をハウジング70から外し、次にドア90を外 側にスイングさせることにより、約90°開くことができる。 第3図では、ポンプ構造の詳細をよりよく示すよう、管54を外した状態で開 いたポンプ50を示す。さらに、第3図で分かるように、ハウジング70は内部 の詳細が分かるように点線によって部分的に透視図で示した外部カバーまたは外 殻96を含む。同様に、第3図では、ドア90は、内部の詳細をよりよく示すよ うに点線によって部分的に透視図で示した外部カバーまたは外殻98を有する。 第3図、第4図および第5図で示すように、ポンプハウジング70の開いた面 は、第6図でポンプハウジング70に装填さ れた状態を示す投与セット管54を受けるため、受け路100を画定する。受け 路100は、開いたポンプハウジング70のほぼ平面の前部内面に沿って画定さ れる。特に、ポンプ50は、ブロックまたはシャーシ104(第3図〜第5図) を含み、これは他のポンプ構成要素が装着されるハウジング70の一部を実質上 画定することを特徴とする。シャーシ104は、シャーシに装着されるか、以下 で詳細に述べるようにシャーシ104と協力するような他の構成要素を受ける種 々の空隙および口を含む。 第3図および第4図で示すように、シャーシ104の右上隅にある受け路10 0は、ほぼ水平に配向し、外殻96を通ってポンプ50の右手側へと外側に開く 。したがって、外殻96は受け路100の入口部分を画定し、外殻96は、ほぼ ポンプハウジング70を形成する部品であることも特徴とする。 本発明の一部ではないが、可動スライドクランプキャリア130(第3図、第 4図および第5図)は、受け路と、およびポンプの上端にある他の機能と協力す るため、ポンプの上端に設けることが好ましい。特に、シャーシ104の右手上 隅は、挿入ブロックまたはスカート110が装着され上方向に突出する ポスト108を規定する。スカート110の前部は、第3図および第4図で分か るように、管受け路100の水平部分と連絡する垂直溝114を規定する。スカ ート110は、垂直溝114に沿って内側に延在する切欠き118を有し、切欠 き118はポンプの面で受け路100の一部を規定する。 スカート110の前部の切欠き118の底部は、垂直溝114の各側で管受け 路100の底部分を形成する。垂直溝114は、第3図および第4図で示すよう に、上方向に延びてスカート110の上でハウジング70に入る。 シャーシ104は、管スライドクランプ60を保持するキャリア130を受け るようになっている。キャリア130は、第5図で示すようにスライドクランプ 60を概ね垂直方向で受け、保持するようになっている交差したスロット161 および162(第4図)を有する。スライドクランプ60は、狭い下方部分14 4および広い上方部分(第1図)を有する細長い口142(第5図)を規定する 。 管54およびスライドクランプ60をポンプ50に挿入する前に、最初に、ク ランプ60を、管54が圧縮されて閉形状になり、それを通る流れを閉塞するよ う、クランプ口142の狭 い部分144に配置される方向で、管54上に配置する。スライドクランプ60 は、クランプ60がキャリア130に挿入された後、管54に対して下方向のそ の後の動作に対処するようになっている。 スライドクランプキャリア130は、最初に、第3図、第4図および第5図に 示すような高い、または上昇位置でクランプ60を受け、保持し、クランプ口1 42の狭い部分144が管54の周囲にあって、管を圧縮し、閉じるようになっ ている。キャリア130は、その後、下方位置(図示せず)に移動し、クランプ 口142の広い部分が管の周囲にあって、流せるようになっている。上方の高い 位置と下方位置との間でキャリア130を移動させる機構については、以下で説 明する。 キャリア130が高い位置(第5図に図示)から下方位置へと下方向に移動す ると、スライドクランプ60が管54に対して下方向に運ばれ、管はキャリア1 30の上の棚120で管受け路内に保持され、クランプ口142の広い部分に配 置されるようになる。 スライドクランプ60を最初にキャリア130に十分挿入すると、管54は、 垂直溝114の各側で受け路100を規定す る通路内で受けられる。シャーシ104は、1対の対向するタブ170(第5図 )を含み、これは管170に隣接する管を局所的に少々変形させることによって 管54を把持するよう、受け路100の通路内にわずかに突出する。タブ170 は、別個に成形し、シャーシ104の適切な受け空隙に装着された挿入部片であ ることが好ましい。第3図および第6図に示すように、受け路100に沿ってい くつかのこのような対面するタブ170の対を設ける。 蠕動ポンプヘッド174を、第3図、第4図および第5図で示すように、管受 け路100の垂直部分に沿って配置する。蠕動ポンプヘッド174は、任意の適 切な従来の、または特殊な形状を有することができる。蠕動ポンプヘッド174 は、通常、キー174A〜174Hなどの複数のキーを備え、これはポンプハウ ジング70内でキーの背後に垂直に配置されたクランクシャフト(見えない)の カム区間によって、順次係合し、外側に移動して管に当たる。クランクシャフト は、ステッピングモータ(見えない)によって回転する。プラテン186(第3 図および第5図)がドア90に装着され、ドア90を閉じると、ポンプヘッド1 74に隣接する管54に対面する。 各ポンプヘッドのキー174A〜174Hは、外側に移動して管54に当たる につれ、管54を閉じたドア90上のプラテン(第3図)に押し当てる。プラテ ン186は、ドアとプラテン186との間で作用するばね(見えない)によって 、ポンプヘッド174に向かうようバイアスがかかる。1つのキー174A〜1 74Hが外側に移動して管54をプラテン186に対して圧縮し、閉じるにつれ 、次の隣接する下流側のキーが外側に移動し、蠕動運動で、管に含まれた流体を さらに管54の下流に押しやる。上述した蠕動ポンプシステムの要素174A〜 174Hおよびプラテン186を含む蠕動給送システムは、任意の適切な従来の 、または特殊な設計でよい。このような蠕動給送システム構成要素、さらに他の 支持構成要素、制御システムなどの詳細な設計および操作は、本発明の一部を形 成しない。 管54は、管受け路100を画定する通路内で、ポンプヘッド174の下に延 在する。本発明の一部ではないが、流出防止クランプ190(第3図、第4図お よび第5図)をポンプヘッド174の下に設けることが好ましい。管54は、ポ ンプの底部付近で、流出防止クランプ190を通って延在する。 流出防止クランプ190は、係合リブ192と、横方向に延 在する指押しパッド194を含む(第3図)。管係合リブ192に隣接して、受 け路100の一方の側では、アンビル196がシャーシ104の前面から外側に 突出する。クランプ190が開くと、第6図に示すように、管54は通常、アン ビル196と係合リブ192の間に装填される。 流出防止クランプ190の一部が、シャーシ104の背後に延在し、ばねでバ イアスがかかった中心上のトグルばねラッチ機構(図では見えない)を含む。通 常、ポンプのドア90を開くと、流出防止クランプリブ192に閉位置(図示せ ず)へのバイアスがかかり、最初に手動で開き、管54を外すか、装填できるよ うにしなければならない。 アンビル196と管係合リブ192との間の管受け路100でクランプ190 を開くためには、指押しパッド194をシャーシ104に向かって後方に押す。 指押しパッド194を、第3図および第5図に示したようなシャーシ104の表 面とほぼ平行で、これに隣接する点まで後方に押すと、オペレータの指が指押し パッド194から離れた後も、シャーシ104の背後にある中心上トグルばねラ ッチ機構が、流出防止クランプ190を開位置に保持する。これは、係合リブ1 92とアンビル1 96との間のクリアランスを確立し、リブ192とアンビル196との間に管5 4が配置できるようにする。 流出防止クランプが第5図の実線で図示した十分に開いた位置にある場合、ラ ッチ機構の一部(シャーシ104の背後で見えない)は、シャーシ104の面に ある穴202からピン200が延在するよう、前方に押しやられる。次にドア9 0が閉じると、ドア90の一部がピン200の遠位端と係合し、それを穴202 の内側に押し込む。ピン200が内側に動くと、(シャーシ104の背後で流出 防止クランプ190に取り付けられているので)流出防止クランプ190が、ト グルばね機構の中心上の点よりわずかに先まで閉位置に向かって外側に旋回する が、閉じたドア90は窪んだ係合表面204を有し、これによって指押しパッド 194およびリブ192は、管を圧縮して閉じるような十分に閉じた位置まで動 けない。これによって、ドアが閉じている場合、流体はクランプ190を通って 流れることができる。しかし、次にドア90が開くと、指押しパッド194とリ ブ192が、管を締めて閉じるようなトグルばね機構の影響で、十分に閉じた位 置へと自由に完全に動く。 上述した流出防止クランプ190は、任意の適切な特殊、ま たは従来の設計でよい。流出防止クランプ190を組み込むことと、その詳細な 設計および操作は、本発明の一部を形成しない。 本発明によると、ポンプ50は第3図および第5図に図示するように、流出防 止クランプ190の下に空気センサーアセンブリ210を含む。空気センサーア センブリ210は、管受け路100の一部を規定するスロットを含む。空気セン サーアセンブリ210は、管54内の液体が所定の最少量より多い量の空気(例 えば気泡)を含んでいるとアセンブリ210が判断すると、アラームを起動する か、ポンプを停止する、またはその両方を行う。空気センサーアセンブリ210 は、任意の適切な従来通りの、または特殊な設計(例えば超音波圧電変換器を組 み込む)でよい。空気センサーアセンブリ210の詳細な設計および操作は、本 発明の一部を形成しない。 ポンプ50は、適宜、または所望に応じて他のセンサー、スイッチ、アラーム などを含んでもよいが、このような他の要素は本発明の一部を形成しない。 第3図に図示するように、ドア90の内面は複数の突起172を含むことがで き、これは、ドア90が閉じている場合は、 管受け路100を画定する通路と整列し、受け路100を画定する通路に管54 を押し込む機能を果たす。 管54は、上述したポンプ50の管受け路100に容易に装填することができ る。通常、投与セットの管をポンプ50に装填する前に、容器42(第2図)を 管54に接続する。管54を容器42に接続する前に、ローラクランプ56(第 1図)を最初に閉じて、管54を通る流れを閉塞する。次に、容器42(第2図 )の出口を露出させる。次に、投与セットの穿刺ピン46(第1図)を、捻りの 動作で容器42の出口に挿入する。次に、容器42をスタンド44から吊り下げ 、点滴室52(第1図)をスコアマークまで充填する。 管54をポンプ50に装填する前に、投与セット40の準備をする。ポンプ5 0を容器42の下に配置した状態で、管を閉塞しないよう、管に配置されたスラ イドクランプ60を開状態にしながら、ローラクランプ56を開き、投与セット の管54から空気を追い出す。次にローラクランプ56を閉じる。これで、投与 セット管54の遠位端にあるオスアダプター64を静脈穿刺装置に取り付けるこ とができる。静脈穿刺装置が留置していない場合、静脈穿刺する前に装置の準備 をしなければなら ない。 システムから気泡をパージするため、注意しなければならない。空気は、流体 が流れている間に、Y字部位62のバックチェック弁を逆さまにし、激しく叩く ことによって、そこから取り除かれる。 管54をポンプ50に装填する前に、オペレータは、ローラクランプ56が容 器42とスライドクランプ60との間にあることを検証しなければならない。オ ペレータは、ローラクランプ56が閉じていることも検証し、点滴室52に流れ がないことを確認しなければならない。次に、管54がクランプ口の狭い部分1 44で圧縮されて閉じるよう、クランプ60を押してスライドクランプ60を閉 じる。 次に、ドアハンドル94を持ち上げて、ポンプドア90を開く。ドア90が開 くと自動的に閉方向に移動する、流出防止センサー190は、指押しパッド19 4を押して、ラッチを開かねばならない。オペレータの指が離れた後、以下で述 べるように中心上トグルばね機構とクランプ190との動作により、クランプ1 90は開いたままになる。 次に、投与セット管54をポンプ50の開いた面に沿って配 置する。スライドクランプ60は、キャリアスロットと整列する。スライドクラ ンプ60は、その中に配置された閉じた管54とともに、内側に移動し、したが ってスライドクランプ60をキャリアスロットの中、およびハウジングの垂直溝 114の中に配置する。その結果、スライドクランプ60に隣接する管54の一 部分が、キャリア130の上で管受け路100内に画定された通路内に受けられ る。 次に、オペレータは、受け路100の残りの部分に隣接する管54の残りの部 分を整列させ、オペレータはポンプの頂部から底部まで、管54を受け路100 の通路内に装填する(第5図)。管を伸ばさないよう注意しなければならない。 指の爪などの鋭利な物体と管が接触するのを回避しながら、指先で叩いて、受け 路100を画定する通路に管54を押し込む。 次に、装填した管54上でドア90を閉じ、ハンドル94を第2図および第1 1図に図示する十分に閉じた位置まで下方向に押して、ラッチをかける。ドア9 0の内側は、ドア90を閉じた時にそれぞれスライドクランプ60およびキャリ ア130の外側に突出する部分を受けるために、上溝240(第3図および第5 図)および空隙または窪み242(第3図および第5 図)を含む。 次に、ポンプ50を始動する前に、ポンプ50の上のローラクランプ56を開 き、点滴室52への流れがないことを確認しなければならない。 第5図(ポンプ50に装填された投与セット管54を示す)を参照すると、図 示されたポンプの好ましい形態では、管受け路がほぼハウジング70(ハウジン グ70は、管受け路100の通路を画定する頂部スカート110およびシャーシ 104を含む)に沿った面に画定されていることが分かる。装填された管54が ある面は、ポンプが通常の動作配向にある場合は、ほぼ垂直である。 ドア90は、開位置と閉位置との間で旋回するため、ほぼ垂直の軸に装着する ことが好ましい。図示の好ましい実施形態では、ドア90の旋回軸は、ポンプヘ ッド174の面に沿って画定された管受け路100の一部分に平行である。ドア の旋回軸も、管受け路100の前方にずれる。 特に、ドアの旋回軸は、第3図および第5図に示すように、1対のドアピン受 け突起220によってシャーシ104内に画定される。第5図で図示するように 、ドア90は、それぞれが シャーシの突起220の一つを受けるため、2つのスロット224を画定する。 シャーシの突起220はそれぞれ、第5図で見える上穴228などのドア90の 穴と整列するピン受け穴を画定する。上ピン230(第5図で見える)および下 ピン(見えない)などのピンが、シャーシの突起230の穴およびドア90の穴 に配置され、ドア90の旋回運動に対処する接続部を提供する。 開位置(第5図)と閉位置(第2図)との間で回転するよう、ドアハンドル9 4がピン246(第5図)でドア90に旋回可能な状態で装着される。ハンドル 94は、ラッチスロット250(第5図)および外部カム表面254(第5図) を含む。 第5図で示すように、ハウジングシャーシ104は、ドアハンドル94のカム 表面254を受けるため、窪んだラッチ領域260を画定する。ラッチ領域26 0に隣接して、シャーシ104の縁からボス262(第5図)が外側に突出する 。第5図で示すように、ラッチローラ268が、ボス262に装着されたピン2 70上に配置される。ドア90を閉じると、ラッチピン270とローラ268は 、ハンドル94のスロット250内で受けられる。ハンドル94がハンドル旋回 ピン246の周囲 で(第5図で見て反時計回りに)回転するにつれ、ハンドル94が第2図に示す ように十分閉じた方向になるまで、ハンドルラッチスロット250がローラ26 8に沿ってスライドする。(1)ラッチスロット250の湾曲、および(2)ド アハンドルの旋回ピン246とラッチピンローラ268との相対的位置のおかげ で、システムの弾性(特に、ドア90のばねでバイアスがかかったプラテン18 6によって与えられる)が、ドアハンドル94を十分に閉じた位置に保持してド ア90をラッチで閉じた状態に維持する、中心上トグルラッチ動作を生じる。 キャリア130(第5図)は、前記で、高い位置(第5図)と下方位置(図示 せず)との間で移動できると述べた。ドアハンドル94がラッチをかけた閉位置 (第2図に図示)へと移動すると、キャリア130が、次に説明する連結機構に よって、高い位置と下方位置との間で移動する。特に、ドアハンドル94上の外 部カム表面254は、カム従動(cam follower)要素またはクラン ク(第5図)と係合するよう設計される。クランク280は、カム従動表面28 2を画定する。第5図で示すように、カム従動表面282を画定するクランク2 80の部分は、窪んだラッチ領域260を画定するシャーシ1 04の部分で、スロット283中に延在する。クランク280は、窪んだラッチ 領域260に隣接して、シャーシ104の背後に旋回可能な状態で装着される。 第5図で分かるように、シャーシ104は後方に突出する装着ボス284を有し 、ボス284は受けピン290の穴286を規定する。クランク280が、旋回 可能な状態でピン290に装着される。 第5図で示すように、クランク280は、スロット296および架橋リブ29 8を含む。第5図で示すように、螺旋コイル引張ばね300の一方端はクランク 280に接続され、ばね300の他方端は(図では見えない位置で)シャーシに 接続される。ばね300は、通常、ドアハンドル94がラッチのかかっていない 、または開いた方向(第5図)にあるときには、クランクカム従動表面282を 窪んだラッチ領域260の外側に配置するよう、第5図で見て反時計回りのバイ アスをクランク280にかける。 第5図で示すよう、クランク280は、ピン316によって旋回可能な状態で クランク280に接続されるリンクまたはアーム312の一方端を受けるように なっているスロット308を画定する。 リンクまたはアーム312は外方向に延在し、アーム312の上端(第5図で は見えない)はスカート110の後部分を通って上方向に延在し、シャーシ10 4のスロットを通って後方に突出するキャリア130の後部分に、部分的に旋回 可能な状態で接続される。 ドア90が開いている場合、ばね300がクランク280を引っ張り、クラン ク280を第5図で見て反時計回りに旋回させることが理解される。これは、ア ーム312およびキャリア130を、スライドクランプ60の挿入または取外し に対応する高い位置に保持する。これに対して、ドア90を閉じ、ドアハンドル 94を上記で詳細に説明したようにラッチをかけて閉じると、ドアハンドルのカ ム表面254がクランク280のカム従動表面282と係合し、クランク282 を時計回りに旋回させる。これによって、キャリア130(およびその中に配置 されたスライドクランプ60)が下方向に引っ張られ、クランプ口142の広い 部分が管54の周囲に位置し、管を通る流れが可能になる。その後、ドアハンド ル94のラッチを外し、第5図に図示する位置に向かって上方向に持ち上げると 、ばね300は再びクランク280およびアーム312がキャリア13 0(およびそれに担持されたスライドクランプ60)を高い位置(第5図)に戻 すようにする。 キャリア130が高い位置(第5図)に戻ると、スライドクランプ60を外す ことができる。キャリア130が高い位置にある場合、スライドクランプ60は 、受け路内の管54上で、管54がクランプ口142の狭い部分144で圧縮さ れ、閉じるような方向になることが理解される。したがって、ドア90が開いて スライドクランプ60を外せる場合は常に、管54はスライドクランプ60によ って圧縮され、閉じる。したがって、医療従事者が管54をポンプから外す前に 、ローラクランプ56(第1図)を閉じ損なった場合、下方クランプ190が開 き、管54がポンプから外されても、流体が患者へと自由に流れる危険はない。 所望に応じて、ポンプ50は上述した可動キャリア130、およびそれを移動 させる連結機構を削除するよう代替的に設計することができる。このような代替 設計では、スライドクランプ60をポンプ内に配置せずに、管54がただ受け路 100に装填される。上述したキャリア130およびポンプ50内でそれを移動 させる連結機構は、本発明の一部を形成しない。 「発明の背景および従来技術で生じる技術的問題」と題した項で前述したよう に、従来通りの蠕動ポンプの幾つかのタイプが、選択された流量を正確に送出す る能力は、特に、投与セット管54が比較的迅速に元の断面形状に回復する能力 によって左右される。管54の区間が蠕動ポンプヘッドのキー174A〜174 Hの1つによって圧縮されると、管の断面は一時的に平坦になり、閉じる。蠕動 ポンプヘッドのキーが変形した管54から引き離されると、管54は材料(一般 にポリ塩化ビニルポリマー)に固有の弾性により、元の断面形状に回復する傾向 がある。管の区間がほぼ元の断面形状に迅速に回復すると、管は、蠕動ポンプヘ ッドのキーによって圧縮される前に含んでいた液体とほぼ同量を受けることにな る。したがって、蠕動ポンプヘッドキーがその後、再び管の同じ区間を圧縮して 閉じると、ほぼ同量の液体が管のその区間から押し出される。その結果、ポンプ が動作する事で、管を通ってほぼ一定量の液体が流れる。 しかし、(冷蔵した液体製品を患者に給送した場合に生じるように)管の温度 が低下すると、管の可撓性が低下し、弾性が低下する。管の壁が変形して閉じた 形状から十分に開いた断面形状へと迅速に回復する能力は、大幅に低下する。回 復率は温 度の低下とともに低下する。非常に低温では、長時間かかっても、管は元の断面 形状に回復できないことがある。蠕動ポンプヘッドキーは管に対して周期的に往 復運動するので、管が十分迅速に元の断面形状に回復しないと、管が元の形状に 回復できる前に、ポンプヘッドキーが管を圧縮してしまう。したがって、管の各 部分が含む液体の量は、管が元の断面形状に戻れた場合に管の同じ区間に含まれ る液体の量に比べてより少なくなる。管の中の液体量が減少した結果、ポンプの 動作速度を上げない限り、ポンプを通る液体の流量が減少する。 蠕動ポンプには、ポンプが通常の室温で管に液体を給送することを仮定する単 純な制御システムを設けることができる。このような単純な制御システムは、医 療技術者が、所望の流量を選択することができ、それが通常の室温でこのような 選択流量を生成する所定の速度でポンプを操作する制御システムによって確立さ れるよう設計することができる。しかし、給送される液体製品の温度が通常の室 温と異なる場合、このような単純な制御システム(所与の温度で所望の流量とポ ンプの動作速度との間に所定の相関を有する)は、流量を正確に制御しない。 本発明の1つの態様によると、ポンプの動作中に液体の温度 を間接的に感知するシステムが提供される。さらに、システムは、温度測定値を 使用してポンプの動作速度を調節し、より正確な流量制御を提供する。好ましい 実施形態では、システムは周囲温度も考慮に入れる。また、システムの好ましい 形態は、静電放電保護も組み込む。システムは、オペレータがポンプに管を装填 する、またはポンプから管を外す動作と干渉しない構造に組み込まれる。 第4図は、概ね参照番号400で指定され、ポンプハウジング70の上部分に 配置された温度感知システムを示す。温度感知システム400の大部分は、第7 図に示すようなポンプシャーシ104の内部、および背後に装着される。そのた め、シャーシ104は、ドア90で閉じられたポンプの内側前部分から温度感知 システムへのアクセスを提供する前口402と前口404とを含む。口402は 、(1)管受け路100によって規定された前部分、および(2)管受け路10 0の内側で、これより広い後部分を含む。口404は同様の形状を有するが、口 404は、管受け路100から横方向に間隔をおく。 口402は、受け路100からとその背後から延在し、したがって口402は 、管54が管受け路100に装填されると、 管54に隣接し、これと連絡する。これに対して、口404は、管54に直接露 出していない。口404は、周囲の温度エネルギーが温度感知システム400の 一部分に入る(またはそこから出る)流れに対処する「窓」として機能する。 温度感知システム400は、ハウジング420(第6図、第9図および第10 図)を含む。ハウジング420は、熱可塑性材料から一体構造として成形するこ とが好ましい。しかし、ハウジング420は、所望に応じて複数部片の構造とし て作成してもよい。 ハウジング420は、ねじ412を受ける中心口410を規定する中心部分4 08(第6図および第7図)を有する。ねじ412の遠位端は、ハウジングの中 心部分408の前部から突出し、ポンプハウジングシャーシ104(第7図)の 内側に規定された穴414でねじで受ける。 ハウジング420は、第1の口431(第9図および第10図)を規定する第 1の受けブロック421を含む。ハウジング420は、第2の口432(第9図 および第10図)を規定する第2の受けブロック422も含む。第2の受けブロ ック422は、第1の受けブロック421から間隔をおく。 ハウジング420は、製造プロセス中にハウジング420がシャーシ104内 に正確な方向で組み付けられることを保証するため、一意のキー特徴を含む。特 に、ハウジング420は、第9図に示すように、受けブロック421の下に、外 側に延在して間隔をおいた1対のアーム423および425を含む。アーム42 3および425は、管の経路の両側に延在する。管保持タブ170が、アーム4 23および425のそれぞれから内側に突出する。各アームは、第8図に示すよ うに、シャーシ104の対合する窪みまたは領域で受けるようになっている。特 に、シャーシ104は、アーム423を受ける窪んだ壁427を規定し、シャー シ104は、アーム425を受ける窪んだ壁429を規定する。 ハウジング420の他方の側には、第2の受けブロック422の下にこのよう なアームはない。シャーシ104は、ブロック422の前方には、口404に隣 接してアームを受ける窪みがない。したがって、装置の組立中、ハウジング42 0が誤って逆さまになると、シャーシ104内に規定された口に合わない。ハウ ジング420は、(図で示したように)適切な方向にあり、アーム423および 425を窪んだスロットの壁427 および429に隣接して受けた場合のみ、シャーシ104に適合する。これは、 ハウジング420がシャーシ104内に不正確な方向で組み付けられることを防 止するキー付きの関係を確立する。 第1の受けブロック421は、第1の口431(第6図、第7図および第9図 )の周囲で窪んだ肩441を規定する。第2の受けブロック422は、第2の口 432(第6図、第7図および第9図)の周囲で窪んだ肩442を規定する。 第1プレート461は、第1の口431(第7図および第9図)の前端で、肩 441上の第1の受けブロック421に装着される。第2プレート462は、第 2の口432の一方端で、窪んだ肩442上の第2の受けブロック422に装着 される。プレート461および462は同一であることが好ましい。 第1プレート461は、反対側に面する第1および第2の表面を有し、第1の 口431から外れた方向に面するプレート461の第1の表面と、第1の口43 1に面するプレート461の反対側に面する第2の表面とで、第1の口431を 閉塞するよう装着される。 第2プレート462も、反対側に面する第1および第2の表 面を有する。第2プレート462は、第2の口432を閉塞するよう第2の受け ブロック422内に装着される。第2プレート462の第1の表面は第2の口4 32から外れた方向に面し、第2プレート462の反対側に面する第2の表面は 、第2の口432に面する。 各プレート461および462は2つの機能を有する。第1に、各プレート4 61および462は、静電放電保護バリアとして機能する電気絶縁体である。第 2に、各プレート461および462は、ハウジング430との間で熱を伝導す る機能を果たすよう熱伝導性である。ここで想定する好ましい実施形態では、各 プレート461および462は、最低15kVの絶縁耐力および20℃で24〜 27ワット/メートル°Kの熱伝導性を有するアルミナ(96%Al23)から 作成される。各プレート461および462は、(アメリカ標準規格ANSI B46.1−1985により)アメリカ標準規格表面組織の35マイクロインチ 以上の表面仕上げを有する。 第7図および第9図で示すように、第1の口431は、第1の温度センサーま たは管温度センサー471を受けるようになっている。同様に、第2の口432 は、第2の温度センサーま たは周囲温度制御センサー472を受けるようになっている。各温度センサー4 71および472は、任意の適切な従来通りの、または特殊なタイプでよい。こ こで想定するセンサーは、808 U.S.Highway #1,Addis on,New Jersey,108817−4695,U.S.A.にオフィ スを有するThermometrics CompanyがDC95およびEC 95という名称で米国で販売しているサーミスタで使用しているチップと同様の NTCのサーミスタチップを使用する。サーミスタチップの詳細な電子的設計は 、本発明の一部を形成しない。 各温度センサー471および472は、第1の熱伝導性接着材料474(第7 図、第8図および第11図)で、それぞれプレート461および462の第2の 表面に接着される。ここで想定する好ましい実施形態では、接着材料474は、 77 Dragon Ct.,Woburn,MA 01888,U.S.A. にオフィスを有するEmerson & Cuming,Inc.がSTYCA ST 2850 FTという名称で販売しているエポキシ封入剤である。この材 料は熱伝導性が比較的高いが、熱膨張率は比較的低い。これは、高圧用途では比 較的効果的である。接着材料474は、温度センサー471および472を所定 の位置にしっかり保持し、セラミックのプレート(461または462)から温 度センサー(471または472)への良好な熱伝導を提供するよう機能する。 システムは、電気および熱絶縁材料478(第8図および第11図)も含む。 電気および熱絶縁材料478は、第1プレート461上で第1の熱伝導性接着材 料474から延在し、第1の温度センサー471を封入する。同様に、電気およ び熱絶縁材料478は、第2プレート462上で第2の熱伝導性接着材料474 から延在し、第2の温度センサー472を封入する。ここで想定する好ましい実 施形態では、絶縁材料478は、77 Dragon Ct.,Woburn, MA 01888,U.S.A.にオフィスを有するEmerson & Cu ming,Inc.がECCOBOND(R)51という名称で販売するエポキシ 接着剤である。 電気および熱絶縁材料478は、2つの機能を有する。第1に、各セラミック プレート(461または462)上の熱伝導性接着材料474と直接接触してい ない各センサーの周囲の区域に関して、各温度センサーを絶縁する働きをする。 これによ って、各温度センサー471および472が、熱伝導性接着材料474を通して センサーの前部でセンサーに伝導された熱のみを感知することが保証される。第 2に、絶縁材料478は静電放電保護バリアとして機能する。 各センサー471および472が静電放電保護バリアプレート(461または 462)の背後に配置され、静電放電保護バリアの絶縁材料478によって囲ま れていることを考慮すると、各センサーは、静電放電に対して良好に保護されて いる。静電放電は、ポンプのオペレータが管54を装填するか、外すかし、オペ レータの手が温度センサー471および472に隣接するポンプシャーシ104 の前部に近づくと発生する。プレート461および462および絶縁材料478 は、温度センサーの近傍で、このような静電放電の劣化作用を、なくさないまで も、最小限にする。 上述した温度感知システム400は、システムが感知した温度の関数としてポ ンプモータの動作速度を制御するため、システムに情報を提供する機能を果たす 。システムは、管54を通って流れる液体の温度を直接感知する必要なく、効果 的に機能する。静脈内の流体は、通常、無菌包装され、保存されている ことが理解される。通常、ポンプ50によって給送され、患者に静脈内投与され る液体製品の温度を直接感知する実際的な方法はない。実際、液体製品の保全性 を確保し、汚染の可能性を最小限にするため、包装または管を通して何らかのセ ンサーまたは他の計器を挿入し、液体製品に接触させることは、回避することが 望ましい。したがって、ポンプの動作中、本発明の温度感知システムは、管54 の内部またはそれに含まれる液体に直接接触せずに蓄積した温度データを使用す る。 最初に、ポンプ50の制御システムが、以下で詳細に説明するような経験的に 決定された値に基づき、ポンプ製造業者によってプログラムされる。第11図を 参照すると、管54を通って流れる流体は、参照文字fで指定される。内部位置 での管54内の流体fの温度は、第11図では概ねTfで指定される。第12図 で示すように、流体温度Tfは、流体fと管54の壁の内面との膜境界に存在す る。 (ドア90を閉じた状態で)ポンプ内の周囲温度は、第11図では概ねTaで 指定される。周囲温度Taは、(制御センサープレート462の外面に隣接し、 両方のセンサー471および472の背後にある絶縁材料478の後面に隣接す る)閉じた ポンプ内の空気の温度である。 流体温度Tfがポンプ内の周囲温度Taより高い場合は、熱が流体fから管54 の壁を通り、セラミックプレート461、接着材料474、および第1の温度セ ンサー471を通って伝達されるので温度勾配が存在する。温度は、熱が構造を 通って流れるにつれて低下し、これは、第1センサー471の背後にある周囲温 度の位置からの距離の関数として温度のグラフで第12図に概略的に図示される 。第1センサー471の背後の周囲温度位置は、第11図および第12図で、点 Taで概略的に図示される。第12図は、流体温度Tfが周囲温度Taより高い環 境を表す。 温度Tfがポンプ内でこれを囲む周囲温度Taより低くなるよう、液体が冷蔵さ れていた場合、第12図の温度勾配のグラフは、温度センサー471から流体f に向かって距離が増加するにつれ、温度センサー471から下向きの方向に傾斜 する。熱が温度センサー471から流れ出しても、温度センサー471に流れ込 んでも、ここで提示した分析には違いが出ない。 第12図で示すように、温度勾配は、管の内側にある流体温度Tfと、セラミ ックプレート461と接触した管壁の外側にお ける低い方の温度Ttとの間で、管54の壁をまたいで存在する。 セラミックプレート461をまたぐ温度勾配も存在し、したがってプレート4 61の内面における低い方の温度をTcと指定することができる。 接着材料474をまたぐ温度勾配により、低い方の温度Tsを、接着材料47 4と接着材料474に隣接する温度センサー471の表面との境界で指定するこ とができる。 温度勾配はまた、温度センサー471をまたいで絶縁材料478に隣接する低 い方の周囲温度Taの位置まで存在する。 絶縁材料478は、周囲制御センサー472も囲む。プレート462およびセ ンサー472の前にある接着材料474は、ポンプ50の内側前面から周囲制御 温度センサー472まで、周囲の熱を伝導する。周囲温度Taは、プレート46 2および材料474を通してセンサー472が感知する。プレート462および 材料474をまたぐ温度勾配は、非常に小さい。したがって、センサー472が 感知する実際の温度は、プレート462の外側にある実際の周囲温度Taに十分 近く、したがって温度センサー472は周囲温度Taを感知していると見なすこ とができる。この周囲温度Taへの近似は、ポンプ内に通常存在する 周囲温度にりいては十分正確であり、制御センサー472による温度測定を、以 下で詳細に説明するようにポンプ流体の温度補償システムに使用すると都合がよ いことが判明している。 温度感知システム構造の熱伝導を、特定の近似でモデル化することができる。 定常熱伝導に関するフーリエの法則によると、流体から多層構造を通る一次元熱 伝導率(単位時間当たりのエネルギー)qは、概ね、構造の断面積A、各層の熱 伝導率k、各層を通る伝導路の長さL、流体と隣接する層との境界における流体 の流量係数h、および流体と構造の外部との温度差ΔTの関数として計算するこ とができる。特に、下式のようになる。 式1を第12図に概略的に図示した本発明の構造に当てはめる際には、以下の パラメータが特定される。 ktおよびLtは、それぞれ管54の熱伝導率および壁の断面路長である。 kcおよびLcは、それぞれ同一の各セラミックプレート461 および462の、熱伝導率および断面の厚さの路長である。 keおよびLeは、それぞれ熱伝導性接着材料474の、熱伝導率および断面の路 長である。 ksおよびLsは、それぞれセンサー471から周囲温度Taの位置までの路に沿 った、熱伝導率およびセンサー路長である。 hfは、管54の内面における流体境膜係数である。 Tfは、管54内の流体fの温度である。 Tsは、管温度センサー471と熱伝導性接着材料474との間の境界の温度で ある。 Taは、閉じたポンプ内の周囲大気温度である。 他にも幾つかの仮定がたてられる。特に、絶縁材料478を囲む周囲大気温度 Taは、管温度センサー471と周囲温度制御センサー472との両方で同じと 仮定される。熱伝導率kt、kc、keおよびksおよび境膜係数hfは、関係ある 範囲全体で、温度に関して一定であると仮定される。伝導路長Lt、Lc、Leお よびLsはそれぞれ、関係ある断面積A全体で均一であり、断面積Aは一定であ ると仮定される。(所望に応じて、丸い管の対数平均域を使用することができる 。) 流体fから構造を通って、ポンプ50の実施形態で図示した 管温度センサー471の周囲の材料478に隣接する周囲温度Taの位置までの 熱伝導率は、下式の通りである。 流体fから、温度Tsを測定する管温度センサー471の位置までの熱伝導率 は、下式の通りである。 式2に代入することによりq1=U1A(Tf−Ta)となり、ここで 式3に代入することによりq2=U2A(Tf−Ts)となり、ここで 熱伝導率は、流体fから管温度センサー471での周囲温度Taの位置まで熱 伝導路に沿って、定常で等しくなければならないので、q1=q2となる。したが って下式のようになる。 fについて式6を解くと、下式が得られる。 境膜係数hfおよび熱伝導率kt、kc、keおよびkfは、定と仮定することが でき、路長Lt、Lc、LeおよびLaは一定であるので、したがってU1およびU2 は一定である。したがって、商U1/U2は一定であり、bと指定することができ る。 ここでb=U1/U2である。bを上の式7に代入すると、下式が得られる。 ポンプ製造業者は、最初に、実験によってbを決定することができ、ここでT fは直接測定され、TsおよびTaはそれぞれ、管温度センサー471および周囲 温度制御センサー472から求められる。そのため、式8をbについて解くと、 下式が得られる。 次に、実験的にbを求めるために、流体温度Tfを、流体fに接触する適切な 第3の温度センサー(図には図示せず)で直接測定した選択値に維持することが できる。Tfを一定に維持した状態で、TsおよびTaをそれぞれ、管温度センサ ー471および周囲温度制御センサー472から求めることができる。次に 定数bの値を計算することができる。ポンプ製造業者は、冷蔵した液体および室 温(またはそれ以上)の液体で遭遇すると通常予想される温度範囲内の色々な異 なる流体温度Tfで、幾つかの実験的に求めたbの値を計算することが好ましい 。Tfについて本発明で想定する範囲は、約15°〜35℃である。Tfの範囲に わたって求めた定数bの平均値を計算することができる。 次に、定数bの平均計算値を上記の式8に使用して、(流体温度を直接測定す ることが実行不可能な場合に)ポンプの通常の運転中における流体温度Tfを計 算することができる。Tfの計算値は、実際の流体温度の十分に良好な近似値で あり、したがってTfの計算値を、より正確なポンプ流量制御のベースとして使 用することができる。そのため、温度センサー471および472を、ポンプの 通常の運転中にセンサーの出力信号を継続的に監視するポンプ制御システムの一 部として設ける。(上述した式8にしたがって)流体温度Tfを計算するために 、適切なマイクロプロセッサシステムを設ける。次に計算した流体温度Tfを、 ポンプの運転速度を調節するベースに使用する。特に、標準的な室温における特 定のポンプ運転速度の流量は、特定のポンプ設計では一定である。標準的室温か らの流体温度の変化 の関数として流量が変化する値は、ポンプ製造業者によって実験的に容易に求め ることができる。ポンプ製造業者は、このような実験データを使用して、適切な ポンプモータ速度変動システムを有するポンプ制御システムを提供することがで き、ポンプモータ速度変動システムは、看護婦または他の医療専門家が設定した 流量を維持するよう、ポンプモータ速度を加速または減速する。 本発明の以上の詳細な説明およびその図から、本発明の新規の概念または原理 の精神および範囲から逸脱することなく、多くの変形および改造を実行できるこ とが、容易に理解される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 プライス,デイーン・シー アメリカ合衆国、カリフオルニア・95030、 ロス・ガトス、デイアフイールド・ロー ド・23415 (72)発明者 サンプソン,ラツセル・エム アメリカ合衆国、カリフオルニア・94043、 マウンテン・ビユウ、デイアボロ・アベニ ユー・271

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.蠕動運動で変形した管の長さが、管の内面における流体の温度Tfに応じ た速度で元の断面形状に回復する、蠕動ポンプの可撓管を通る流体の流れを調整 する方法であって、 (A)熱伝導性電気絶縁体の一方側を、前記ポンプ内の前記管の外面に当てて 配置し、第1の温度センサーを挿入されている接着材料からなる熱伝導層で前記 電気絶縁体の他方側に接着して、前記管から前記第1の温度センサーまでの熱伝 達路を規定し、前記第1の温度センサーで測定した、前記第1の温度センサーに おける接着材料の表面の温度Tsを求めるステップと、 (B)第2の温度センサーを、前記ポンプ内で前記熱伝達路から断熱された位 置に配置し、前記第2の温度センサーが測定した周囲温度Taを求めるステップ と、 (C)式 に従って管の内面における流体の温度Tfを周期的に計算する ステップとを含み、ここでbは、温度TfおよびTaとの両方が選択値に固定され た場合に温度Tsの測定値から計算した(Tf−Ts)/(Tf−Ta)と等しい、 経験的に予め求めた定数であり、さらに、 (D)温度Tfの計算値の変化と逆に、その関数としてポンプの運転速度を変 化させるステップを含む方法。 2.蠕動運動で変形した管の長さが、管の内面における流体の温度Tfに応じ た速度で元の断面形状に回復する、蠕動ポンプの可撓管を通る流体の流れを調整 する方法であって、 (A)第1の温度センサーを、前記ポンプ内で、前記管の外面と前記第1の温 度センサーとの間に配置され、それと接触して挿入された熱伝導性構造の表面に 当てて配置し、前記第1の温度センサーで測定した、熱伝導性構造の表面の温度 Tsを求めるステップと、 (B)第2の温度センサーを、前記ポンプ内で前記管および挿入された熱伝導 性構造から間隔をあけた位置に配置し、前記第2の温度センサーが測定した周囲 温度Taを求めるステップと、 (C)式 に従って管の内面における流体の温度Tfを計算するステップとを含み、ここで bは、温度TfおよびTaとの両方が選択値に固定された場合に温度Tsの測定値 から計算した(Tf−Ts)/(Tf−Ta)と等しい、経験的に予め求めた定数で あり、さらに、 (D)温度Tfの計算値の関数として、ある速度でポンプを運転するステップ を含む方法。 3.前記挿入された熱伝導性構造が電気絶縁体でもある請求の範囲第2項に記 載の方法。 4.管を通して流体を給送する蠕動ポンプにおいて、管の温度を感知するため に管に隣接する温度センサーを備える改良型蠕動ポンプ。 5.さらに、前記管から横方向に間隔をおいた第2の温度センサーを含む請求 の範囲第4項に記載の改良型蠕動ポンプ。 6.さらに、感知した温度の関数としてポンプの速度を制御するシステムを含 む請求の範囲第4項に記載の改良型蠕動ポン プ。 7.さらに、前記センサーと前記管との間に電気絶縁体を含む請求の範囲第4 項に記載の改良型蠕動ポンプ。 8.蠕動運動で変形した管の長さが、流体の温度に応じた速度で元の断面形状 に回復する、蠕動ポンプの可撓管を通る流体の流れを調整する方法であって、 (A)ポンプ内部の前記管の一部を含む熱伝達路上の位置で温度を感知するス テップと、 (B)ポンプの内部で、前記管から間隔をおき、前記熱伝達路から断熱された 位置で周囲温度を感知するステップと、 (C)2つの感知温度の関数としてポンプの運転速度を調節するステップとを 含む方法。 9.ステップ(A)が、熱伝導性電気絶縁体の一方側を、前記ポンプ内の前記 管の外面に当てて配置し、第1の温度センサーを挿入されている接着材料からな る熱伝導層で、前記電気絶縁体の他方側に接着して、前記管から前記第1の温度 センサーまでの熱伝達路を規定し、前記第1の温度センサーで測定した、前記第 1の温度センサーにおける接着材料の表面の温度Tsを求めるステップを含み、 ステップ(B)が、第2の温度センサーを、前記ポンプ内で前記熱伝達路から 断熱された位置に配置し、前記第2の温度センサーが測定した周囲温度Taを求 めるステップを含み、 ステップ(C)が (1)式 に従って管の内面における流体の温度Tfを周期的に計算するステップとを含み 、ここでbは、温度TfおよびTaとの両方が選択値に固定された場合に温度Ts の測定値から計算した(Tf−Ts)/(Tf−Ta)と等しい、経験的に予め求め た定数であり、さらに、 (2)温度Tfの計算値の変化と逆に、その関数としてポンプの運転速度を変 化させるステップを含む請求の範囲第8項に記載の方法。 10.ポンプ内の可撓管を通って流れる流体の温度を間接的に感知するシステ ムであって、 (A)反対側に面する第1および第2の表面を有し、前記管 が前記ポンプに装填されている場合に、前記第1の表面が前記管の外面と接触す るように露出した状態で、前記ポンプに装着された第1の熱伝導性電気絶縁体と 、 (B)第1の温度センサーと、 (C)前記第1の温度センサーを前記電気絶縁体の前記第2の表面に接着させ る、第1の熱伝導性接着材料と、 (D)前記接着材料から延在して、前記第1の温度センサーを封入する、第1 電気および熱絶縁材料と、 (E)(1)前記管から間隔をおき、(2)反対側に面する第1および第2の 表面を有し、(3)前記第1の表面が前記ポンプ内でポンプの周囲温度に露出し た状態で、前記ポンプ内に装着された、第2の熱伝導性電気絶縁体と、 (F)第2の温度センサーと、 (G)前記第2の温度センサーを前記第2の熱伝導性電気絶縁体の前記第2の 表面に接着する、第2の熱伝導性接着材料と、 (H)前記第2の熱伝導性接着材料から延在して、前記第2の温度センサーを 封入する、第2電気および熱絶縁材料とを備えるシステム。 11.前記第1の熱伝導性電気絶縁体が、前記第2の熱伝導 性電気絶縁体と同一である請求の範囲第10項に記載のシステム。 12.前記第1および第2の熱伝導性電気絶縁体が、それぞれ、セラミックプ レートである請求の範囲第11項に記載のシステム。 13.前記第1の熱伝導性接着材料が、前記第2の熱伝導性接着材料と同一で ある請求の範囲第10項に記載のシステム。 14.前記第1電気および熱絶縁材料が、前記第2電気および熱絶縁材料と同 一である請求の範囲第10項に記載のシステム。 15.さらに、前記温度センサーの1つをそれぞれ受ける2つの間隔をあけた 口を規定する熱可塑性ハウジングを含む請求の範囲第10項に記載のシステム。 16.ポンプの温度感知システムであって、 (A)前記ポンプ内に装着されたハウジングを備え、前記ハウジングが、(1 )第1の口を規定する第1の受けブロックと、(2)前記第1の受けブロックか ら間隔をおき、第2の口を規定する第2の受けブロックとを含み、さらに、 (B)反対側に面する第1および第2の表面を規定する第1 の熱伝導性電気絶縁体プレートを備え、前記第1の熱伝導性電気絶縁体プレート が、前記第1の口の一方端で前記第1の受けブロックに装着されて、前記第1の 口から外れた方向に面する前記第1の熱伝導性電気絶縁体プレートの前記第1の 表面と、前記第1の口に面する前記第1の熱伝導性電気絶縁体プレートの前記反 対側に面する第2の表面とで、前記第1の口を閉塞し、さらに、 (C)前記第1の口内の第1の温度センサーと、 (D)前記第1の温度センサーを前記第1の熱伝導性電気絶縁体プレートの前 記第2の表面に接着する、第1の熱伝導性接着材料と、 (E)前記第1の熱伝導性接着材料から延在して、前記第1の温度センサーを 封入する、第1電気および熱絶縁材料と、 (F)反対側に面する第1および第2の表面を規定する第2の熱伝導性電気絶 縁体プレートとを備え、前記第2の熱伝導性電気絶縁体プレートが、前記第2の 口の一方端で前記第2の受けブロック内に装着されて、前記第2の口から外れた 方向に面する前記第2の熱伝導性電気絶縁体プレートの前記第1の表面と、前記 第2の口に面する前記第2の熱伝導性電気絶縁体プレ ートの前記反対側に面する第2の表面とで、前記第2の口を閉塞し、さらに、 (G)前記第2の口内の第2の温度センサーと、 (H)前記第2の温度センサーを前記第2の熱伝導性電気絶縁体プレートの前 記第2の表面に接着する、第2の熱伝導性接着材料と、 (I)前記第2の熱伝導性接着材料から延在して、前記第2の温度センサーを 封入するR、第2電気および熱絶縁材料とを備えるシステム。 17.前記第1の熱伝導性電気絶縁体プレートが、前記第2の熱伝導性電気絶 縁体プレートと同一である請求の範囲第16項に記載のシステム。 18.前記第1の熱伝導性接着材料が、前記第2の熱伝導性接着材料と同一で ある請求の範囲第16項に記載のシステム。 19.前記第1電気および熱絶縁材料が、前記第2電気および熱絶縁材料と同 一である請求の範囲第16項に記載のシステム。 20.前記絶縁体プレートがそれぞれセラミックである請求の範囲第16項に 記載のシステム。 21.前記ハウジングの第1の受けブロックが、前記ポンプの対合するスロッ ト領域内でキー関係で受けられるための、間隔をおいて外側に突出する1対のア ームを含む請求の範囲第16項に記載のシステム。 22.蠕動運動で変形した管の長さが、流体の温度に応じた速度で元の断面形 状に回復する、蠕動ポンプの可撓管を通る流体の流れを調整する方法であって、 (A)ポンプの内側で前記管の一部を含む熱伝達路の位置で温度を感知するス テップと、 (B)ポンプの内部の周囲温度を感知するステップと、 (C)2つの感知した温度の関数としてポンプの運転速度を調節するステップ とを含む方法。
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