JP2002504670A - 気体の固有光学特性を測定する装置および方法 - Google Patents
気体の固有光学特性を測定する装置および方法Info
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Abstract
Description
装置に関するものである。より特定すると、本発明は、気体の逆分散力の干渉計
測定法的計測に関し、そして非制御乱流気体が存在する場合の高精度変位量計測
学的方法に有用な光学装置に関する。
している。長さ、変位量、幾何学的特性、表面構造および振動の正確な測定は共
通応用例であり、ここで、これら技術が重要な役割を演じており、同技術は、よ
り高い精度への絶えず増す要求のために、成長および進化を続けている。しかし
、他の計測学的方法については、現実主義がしばしば介入し、理論的には可能と
なることがあることを達成するのを困難にしている。
囲空気の屈折率の不確定性であり、Appl.Opt.,第24巻、808〜8
15(1985)のW.T. Estler著「High−Accuracy
Displacement Interferometry in Air」;
1980年8月15日発行の、C.L.Farrand、V.F. Foste
rおよびW.H.Graceの米国特許第4,215,938号;Appl.O
pt.,26(13)、2676〜2682(1987)の、N.Bobrof
f著「Residual Errors in Laser Interfer
ometry from Air Turbulence and Non−L
inearity」;ならびにMeasurement Science &
Tech. 4(9),907〜926(1993)の、N.Bobroff著
「Recent Advances in Displacement Mea
suring Interferometry」を参照のこと。
不確定性を被っており、特に、空気圧、温度、および、湿度の変動と空気組成の
変動を被り、また、空気中の乱流の影響を受けている。かかる因子は、変位量を
測定するために利用した光の波長を変化させる。通常の状態では、空気の屈折率
は、1×10-5から1×10-4のオーダーで変動を有して、およそ1.0003
である。多くの応用例では、空気の屈折率は、0.1 ppm(parts p
er million)から0.003 ppmより低い相対精度で認識されね
ばならないが、これら2つ相対精度は、1メートルの干渉計測定変位量計測につ
き、100 nmと3 nmの変位測定精度に、それぞれに、対応している。
を測定し、かつ、測定路の屈折率への影響を算出することである。この計算を実
施するための数学的等式は、J.Res.NBS 86(1),27〜32(1
981)の、F.E.Jones著「The Refractivity Of
Air」と題する論文に開示されている。この技術の実現は、Estler著
の引例に挙げた論文に解説されている。残念ながら、この技術は近似値しか提示
しておらず、厄介なうえに、空気密度の、遅いグローバルな揺動しか補正しない
。
術は、個々のセンサーを利用して、気圧、温度、および、湿度を測定し、次いで
、これらの測定値を利用して、測定した変位量を補正することを基本としている
。Hewlett−Packardから販売されている自動補正装置、Mode
l 5510 Opt 010はこの技術を採用している。この技術は、センサ
ーの誤差と、空気の組成(例えば、CO2パーセント含有量)の変化から生じる 誤差のせいで、部分的にしか満足のゆくものではなく、産業ガス、すなわち、フ
レオンおよび溶剤の存在はこの技術では無視される。
としている。このタイプの処置手順は、本明細書中後記では、屈折技術と称して
いる。高精度距離測定干渉計測定法における用途に関する屈折技術を利用した場
合に経験するより深刻な制約の1つは、基本的レベルで生じる。気体の屈折度は
、温度や圧力などの環境条件に何よりもまず依存する気体の密度に、直接比例す
る。従って、屈折度測定装置の位置で測定した屈折度の値を、距離測定干渉計の
測定路などの第2位置に相対化させるには、前者の位置における環境条件に相対
的な後者の位置における環境条件は、300 ppmから10 ppmより低い
相対精度で認識しなければならず、この場合、後者の位置における屈折率につい
ての所要の相対精度は、先に言及した相対精度に従って、0.1 ppmから0
.003 ppmよりも低い。高精度距離測定干渉測定法における用途に関する
この深刻な制約は、一般に、屈折技術として分類されたあらゆる技術について存
在することになる。
、V.F. Foster、および、W.H. Graceの米国特許(同書)
を基本としている。この技術は剛性封入体を組み入れており、その長さは、正確
に認識され、環境条件とは無関係であると共に、経時的に一定でなければならな
い。この封入体の光路長の変動は、遠隔制御式バルブにより封入体が空にされ得
るようにすると共に、雰囲気空気で再度充填され得るようにするにつれて、測定
される。封入体内の空気の屈折度は、光路長の測定した変動に比例する。この技
術は、封入体内の空気の特性が測定路中の空気の特性を適切に表わしておらず、
従って、系統的誤差を招くという事実のために、部分的にしか満足のゆくもので
はなかった。穿孔を設けた封入体を用いても、先に言及した屈折技術の制約に加
えて、封入体の内部の空気の特性と、その外部の空気の特性との間には、深刻な
系統的差異が存在することが、分かっていた。
argrenに付与した、共有に係る、1987年8月11日発行の米国特許第
4,685,803号、および、1988年3月29日発行の米国特許第4,7
33,967号に見られる。上記2つの引例に挙げたSommargren特許
に開示されている発明の主たる利点は、測定路の長さは極端な精度で分かってい
る必要がなく、測定期間中の測定路長のわずかな変動が許容でき、屈折率セル周
囲の空気が雰囲気環境を真に表し得るということである。しかし、2つの引例に
挙げたSommargren特許は、気体の屈折度を測定し、それゆえ、高精度
距離測定干渉計測定法における用途に関する屈折技術の引用した制約に遭遇する
こととなる。
温度および非制御圧力での、未知または可変の長さの測定路にわたる指数揺動の
測定である。かかる状況は、地球物理学的調査および測定学的調査においては頻
繁に生じるが、このせいで、大気は明らかに非制御状態にあり、屈折率は、空気
密度と空気組成の変動のために、劇的に変化している。この問題点は、Appl
.Opt.23(19),3388−3394(1984)、H.Matsum
otoおよびK.Tsukahara著の「Effects of The A
tmospheric Phase Fluctuation on Long
−Distance Measurement」と題する論文と、Appl.O
pt.23(23),4383−4389(1984)、G.N.Gibson
、J.Heyman、J.Lugten、W.FitelsonおよびC.H.
Townes著、「Optical Path Length Fluctua
tion in The Atmosphere」と題する論文とに記載されて
いる。
ロリソグラフィー製造術で採用されているような、高精度距離測定干渉計測定法
である。例えば、N.Bobroff著の2つの引例に挙げた論文を参照のこと
。空気乱流のせいである指数揺動の補正は、典型的には、大きさが0.1 pp
mのオーダーに基づいており、補正された測定路長における空気乱流を部分的に
原因とする指数揺動のせいである残留誤差は、高精度変位量干渉計測定において
0.003 ppmのオーダーより低いか、または、その値のオーダーの相対精
度を備えていなければならず、この場合、相対精度は、1メートルの干渉計測定
変位量計測について、3 nmの変位量測定精度に対応している。この高レベル
の精度は、周波数安定したレーザ源と、高分解能位相検出とに関与している。
発行された、J.L. Hall、P.J. Martin、M.L. Eic
khoff、および、M.P. Wintersに付与された、「Highly
Accurate In−Situ Determination of t
he Refractivity of an Ambient Atmosp
here」と題する米国特許第5,218,426号に教示されている。Hal
lらのシステムは、雰囲気大気に曝され、かつ、光をそこに向けて方向付けて、
雰囲気大気の屈折度への従属性を有する光学干渉しまパターンを形成する屈折計
の使用を含んでいる。しまパターンは、平行入力ビームを角度についてシーケン
シャルに走査しながら、伝播光を検出することにより、または、発散入力ビーム
で照射した干渉計の角出口空間を結像する(複数素子検出器上に)ことにより、
のいずれかの方法により、角度の関数として測定される。Hallらの装置の測
定路は、実質的には、2つの直円錐の組み合わせであるが、距離測定干渉計の測
定路は、一組の直円柱から実質的に構成されている。その結果として、Hall
らの装置は、大気乱流のため、距離測定干渉計の光路長の揺動を測定するのには
適していない。
測定によるものである。基本原理は、以下のように理解され得る。干渉計および
レーザーレーダーは、大半は外気中で、基準と物体との間の光路長を測定する。
光路長は、屈折率と、測定ビームが縦走する物理的経路との積分結果である。波
長と共に屈折率は変化するが、物理的経路が波長とは無関係であるという点では
、機器が少なくとも2つの波長を採用している場合は、物理的経路の長さを屈折
率の貢献から分離することは、概ね可能である。波長に伴う指数変動は、当該分
野では分散として公知であり、従って、この技術は本明細書後記においては分散
技術と称する。
各特性を利用して、2つの異なる波長における光路の測定結果の差から、屈折率
の路長への影響を算出する。分散技術は2つの深刻な制約を受ける。より基本的
な制約は、分散技術が、定義上は、屈折率の波長に関する第1の導関数の特性を
利用する技術であるという事実から生じる。第2の制約は、屈折率の特性が所要
の精度まで入手可能でなければならないという事実から生じる。
的に1ないし2を越えるオーダーの大きさで行われなければならないという点で
、相対精度を向上させる。分散技術の第1の導関数特性はまた、屈折率の特性が
屈折技術と相対的に1ないし2を越えるオーダーの大きさで分かっていなければ
ならないという点まで、相対精度を向上させる。屈折率に関して入手可能な情報
は、屈折技術の特定の適用については十分な相対精度で分かっている訳ではなく
て、結果的には、分散技術のより数少ない適用についてすら、十分な相対精度で
分かってはいない。
れより先行している。「非制御大気中の長経路干渉計測定法(Long−Pat
h Interferometry through an Uncontro
lled Atmosphere)」と題するK.E. Erickson著、
J. Opt. Soc. Am. 52(7)巻、781頁から787頁(1
962年刊)の論文は、地球物理学測定の技術の実行可能性の基本原理を解説し
、その分析を提示している。追加的理論的提案は、「揺動する大気屈折率の光学
距離測定の補正(Correction of Optical Distan
ce Measurements for the Fluctuating
Atmospheric Index of Refraction)」と題す
るP.L. BenderおよびJ.C. Owens著、J. Geo. R
es. 70(10)巻、2461頁から2462頁(1965年刊)の論文に
見られる。
代に登場した。「大気屈折率を補正する2レーザー光学距離測定機器(Two−
Laser Optical Distance−Measuring Ins
trument That Corrects for the Atmosp
heric Index of Refraction)」と題する、K.B.
EarnshawおよびE.N. Hernandez著、Appl. Op
t. 11(4)巻、749頁から754頁(1972年刊)の論文は、5 k
mから10 kmの測定経路にわたる動作についてマイクロウエーブ変調式He
NeレーザーおよびHeCdレーザーを採用している機器を開示している。この
機器の更なる詳細は、「大気屈折率を補正する2レーザー(4416Aおよび6
328A)光学距離測定機器のフィールドテスト(Field Tests o
f a Two−Laser (4416Aおよび6328A) Optica
l Distance−Measuring Instrument Corr
ecting for the Atmospheric Index of
Refraction)」と題する、E.N. HernandezおよびK.
B. Earnshaw著、J. Geo. Res.77(35)巻、699
4頁から6998頁(1972年刊)の論文に見られる。分散技術の適用のさら
なる例は、「線トレースによる1元式色レーザーおよび2元式色レーザーの距離
補正(Distance Corrections for Single−
and Dual−Color Lasers by Ray Tracing
)」と題する、E. BergおよびJ.A. Carter著、J. Geo
. Res.85(B11)巻、6513頁から6520頁(1980年刊)の
論文に論じられている。
あるが、光干渉位相検出は、より短い距離についてはより有利であることが、当
該分野で認識されている。R. B. ZipinおよびJ. T. Zalu
skyに1972年3月に発行された「精度次元測定を得るための装置および方
法(Apparatus for And Method Of Obtain
ing Precision Dimensional Measuremen
ts)」と題する米国特許第3,647,302号には、複数波長を採用して、
温度、圧力、および、湿度などの雰囲気条件の変動を補正する干渉計測定変位量
計測システムが開示されている。この機器は、可動物体を用いた操作、すなわち
、可変物理的路長を利用した操作のために特に設計されている。Zipinらの
技術が3種の異なる波長を採用し、かつ、波長依存屈折率が分かっていると仮定
して、測定路に沿った環境条件の変化を補正しているという点で、このZipi
nらの技術は分散技術ではない。分散技術は、波長に関する屈折率の第1導関数
の特性を利用する技術として説明されているが、Zipinらの技術は、波長に
関する屈折率の第2導関数の特性を利用する技術と説明可能であり、従って、本
明細書後記では、第2導関数屈折率技術と称する。
実験用の複数波長距離測定機器(A Multi−Wavelength Di
stance−Measuring Instrument for Geop
hysical Experiments)」と題する、L. E. Slat
erおよびG. R. Huggett著、J. Geo. Res.81(3
5)巻、6299頁から6306頁(1976年刊)の論文に見られる。
関数屈折率技術が、定義上は、屈折率の波長に関する第2導関数の特性を利用す
る技術であるという事実から生じる。第2の制約は、屈折率の特性が所要の相対
精度まで入手可能でなければならないという事実から生じる。第2導関数屈折率
技術の第2導関数特性は、干渉計測定位相計測が分散技術に相対的に1ないし2
を越えるオーダーの大きさで行なわれなければならないレベルで相対精度を向上
させる。第2導関数屈折率技術の第2の導関数特性はまた、屈折率の諸特性が分
散技術と相対的に1ないし2を越えるオーダーの大きさで分かっていなければな
らないというレベルまで、相対精度を向上させる。屈折率に関して入手可能な情
報は、屈折技術の特定の適用については分散技術のより数少ない適用に対して十
分な相対精度で分かっている訳ではなく、結果的に、第2の導関数屈折率技術の
より少ない一組の適用に対してさえ、十分な相対精度では分かっていない。
、Y. Zhu、H. Matsumoto、および、T. O’ishiによ
り、「空気屈折率の変化を測定するための長アーム2色干渉計(Long−Ar
m Two−Color Interferometer For Measu
ring The Change Of Air Refractive In
dex)」と題するSPIE,1319,Optics in complex
systems、538頁から539頁(1990年刊)の論文に解説されて
いる。Zhuらのシステムは、1064 nm波長のYAGレーザーおよび63
2 nmのHeNeレーザーを直角位相検出と一緒に採用している。実質的には
、同一の機器が、それより先のZhuら著、「長経路距離干渉計のための大気位
相および強度揺動の測定(Measurement Of Atmospher
ic Phase and Intensity Turbulence fo
r Long−Path Distance Interferometer)
」と題する、光波検知技術に関する第3回学会予稿、Appl. Phys.
Soc. of Jpn. 39巻(1989年刊)の論文に日本語で解説され
ている。
る近年の試みは、1990年8月にA. Ishidaに発行された米国特許第
4,948,254号に表わされている。類似する装置は、Ishida著の「
空気揺動誘導型誤差を除去するために第2の高調波光を利用した2波長変位量測
定干渉計(Two Wavelength Displacement−Mea
suring Interferometer Using Second−H
armonic Light to Eliminate Air−Turbu
lence−Induced Errors)」と題する、Jpn. J. A
ppl. Phys.28(3)巻、L473頁から475頁(1989年刊)
の論文に解説されている。この論文では、揺動が屈折率に引き起こす誤差を2波
長分散検出により減じる、変位量測定干渉計が開示されている。Ar+レーザー 源は、当該分野でBBOとして公知の周波数倍加結晶により、両方の波長を同時
に供与する。BBO倍加結晶の利用の結果として、基本的位相ロック状態にある
2つの波長を生じ、従って、分散測定の安定性と精度とを多いに改善している。
先に引例に挙げた分散技術の基本的制約に加えて、位相検出および信号処理手段
は、物体の動きが、正確に検出するのが困難である急速な位相の変動を生じる結
果となる動的測定には、好適ではない。
渉計測定法計測システム(Interferometric Measurin
g System with Air Turbulence Compens
ation)」と題する米国特許第5,404,222号においては、指数揺動
を検出および補正するための分散技術を採用した2波長干渉計が、開示されてい
る。類似装置が、Lis著の「IC製造用の空気乱流補正型干渉計(An Ai
r Turbulence Compensated Interferome
ter for IC Manufacturing)」と題する、SPIE
2440(1995年刊)の論文に解説されている。S. A. Lisによる
米国特許第5,404,222号についての改良例は、1996年7月に発行さ
れた米国特許第5,537,209号に開示されている。Jpn.J.Appl
.Phys.(同書)でIshidaが教示している事柄に関するこのシステム
の主要な新機軸は、位相検出手段の精度を改善するための、第2のBBO倍加結
晶の追加である。追加のBBO結晶は、厳密に2つの差の要因となっている波長
を有する2つのビームに光学干渉することを、可能にする。結果として生じる干
渉信号は、分散に直接的に依存しているが段階運動とは実質的に無関係である位
相を有している。しかしながら、引例に挙げたLisの特許は全て、分散技術を
基本としており、それゆえに、先に引例に挙げた分散技術の基本的制約を有して
いる。
両方が分かるレベルまでの精度に直接的に依存しており、この場合は、逆分散力
は、第1波長において測定した気体の屈折度の、第2波長と第3波長の間の気体
の屈折度の分散に対する比として、定義されている。第1波長は、関連する距離
測定干渉計において利用されているのと同一波長であるのが、好ましい。分散の
測定で使用した第2波長または第3波長は、屈折度の測定で使用した第1波長と
同一であり得る。逆分散力は、距離測定干渉計の測定路における気体の分散の測
定した値から、距離測定干渉計などの測定路における気体の屈折度を算出するた
めに、採用されている。
る対称となる3つの波長に依存している。分散技術の主たる利点は、高精度距離
測定干渉計において正常に遭遇する環境条件については、逆分散力が温度および
圧力などの環境諸条件に無関係であるということである。しかしながら、気体の
組成が未知であり得る大半の状況下では、気体の組成は、結局は、未知の態様で
変化することがあり、また、屈折度の分散、および/または、気体構成要素の屈
折度は利用可能ではなく、或いは、所与の適用に必要な精度まで分かっている訳
ではない。必要な相対精度まで、気体の組成について分かっていないか、または
、逆分散力について分かっていないか、いずれにしても、分散技術の利用に深刻
な制約を付すことになり得る。
て、水蒸気の例について逆分散力が分かっているレベルまでの精度を斟酌してみ
られたい。「空気の屈折率(The Refractive Index of
Air)」と題する、Metrologia 2(2)巻、71頁から80頁
(1966年刊)のB. Edlenの著作中に見られる水蒸気の屈折度につい
ての広範に利用されている各等式、またはAppl.Opt.28(5)巻の8
25頁から826頁(1989年刊)でK. P. BirchおよびM. J
. Downsが報告している改良結果は、水蒸気についての逆分散力を算出す
るために使用され得る。BirchおよびDownsの発見は、Metrolo
gia 29巻315頁から316頁(1992年刊)においてJ. Beer
sおよびT. Doironが検証している。水蒸気の屈折率についてこれらの
2つの引例に挙げた出典のいずれかを利用して、逆分散力が算出可能となるレベ
ルまでの相対精度は、0.1%のオーダーであり、その場合、逆分散力を算出す
る際に利用される第1波長、第2波長、および、第3波長はスペクトルの可視部
分であり、第1および第2波長は等しく、第2波長および第3波長は、それぞれ
、2:1の比率である。CO2に関する事情は、およそ3の因数分だけ良好であ るにすぎない。
には、絶対長測定を実施するのに十分な程に正確ではないということが、前段の
パラグラフで与えられた例から明瞭である。それらはまた、より乱流環境の大気
乱流補正についても十分に正確に分からないことがある。汚染気体に関するそれ
ぞれの逆分散力に関する状況は、分散干渉計測定法の採用にあたってより深刻な
問題を提示し得る(N. Bobroff著、Meas.Sci.Techno
l.4巻の907頁から926頁(1993年刊)を対照のこと)。
び補正を行う実践的な高速高精度の方法と、それに対応する手段とを提供しては
いないことが、明らかである。先行技術の制約は、下記の未解決の技術的難題か
ら主として生じる。その難題とは、(1)屈折技術は、距離測定干渉計の測定路
における気体の屈折度などを直接的には測定せず、その結果、2つの別個の場所
における環境条件の詳細な高度に正確な知識を必要とすること、(2)分散技術
は、距離測定干渉計の測定経路における気体の屈折度を直接的には測定せず、そ
の結果、測定路における気体の構成要素の知識と、気体の構成要素の逆分散力の
知識とを必要とすること、(3)気体の組成は、乱流気体または非乱流気体のい
ずれの状態であれ、分散技術について十分な精度で分かっている訳ではない可能
性があること、(4)気体の組成は、相対的な短時間スケールで相当に変化して
いる可能性があること、(5)組成測定のデータ処理経年(deta age)
が長すぎる可能性があること、また、(6)気体の構成要素の屈折度および逆分
散力が十分な精度で分かっている訳ではない可能性があること、である。
るが、距離測定干渉計測定法における空気の補正のための分散干渉計測定に必要
な高精度で気体の逆分散力の決定を必要とする適用については、出願人の知って
いる先行技術のいずれとして、商業的に成功可能な形態の技術的実施を提示して
はいない。
)を測定および監視するための方法および装置を提供することである。
装置を提供することであり、その場合、当該方法および装置は、温度および圧力
などの環境条件の測定および監視を必要とはしない。
装置を提供することであり、その場合、当該方法および装置は、気体の組成の知
識を必要とはしない。
装置を提供することであり、その場合、当該方法および装置は、気体の組成の変
化に関して広い暫定周波数範囲にわたって作動可能である。
装置を提供することであり、その場合、当該方法および装置は、気体の構成要素
について、屈折度の知識と、屈折度の分散の知識とを必要とはしない。
装置を提供することであり、その場合、当該方法および装置は使用し得るが、位
相ロック状態にある異なる波長の2つ以上の光ビームの使用を必要とはしない。
装置を提供することであり、その場合、逆分散力の干渉計測定法計測および監視
における測定路の長さは、気体の逆分散力の算出にあたっては実質的には使用さ
れない。
装置を提供することであり、その場合、逆分散力の干渉計測定法計測および監視
において使用される光ビームの周波数は、気体の逆分散力の算出にあたっては実
質的には使用されない。
る。従って、本発明は、図面と関連して読めば、以下に続く詳細な説明において
具体化される構造、工程、所要素の組み合わせ、および部品の配置をプロセスす
る方法ならびに装置を含む。
衡学における用途とその他の適用とについて測定および監視可能となるようにす
る装置および方法に関するものである。より特定すると、本発明は、相対屈折度
、相対分散、および、逆分散力の測定を提供するように働き、相対屈折度、相対
分散、および、逆分散力は、気体温度および気体圧力などの環境条件とは実質的
に無関係である。これらの測定を実施するにあたり、気体は乱流である可能性が
あり、気体組成は分かっていないかもしれず、気体組成は経時変化可能であり得
、また、気体の構成要素についての屈折度と屈折度の分散とが分かっている必要
はない。当該発明装置が生成する情報は、干渉計測定距離計測機器(DMI)に
おいて使用して、測定レッグの屈折率に関連する誤差、とりわけ、急速な段階追
従速度により誘導された環境効果と乱流とによってもたらされた測定レッグの屈
折率変化に特に関連する誤差を補正するのに、特に好適である。
る幾分の精度の必要と、最終測定量の判定にあたって利用された光ビームの波長
の変化に対する、最終測定量の幾分の感度の必要とに取り組んでいる、3つのグ
ループに分かれる。多様な実施態様が共通の特性を共有しているが、これらは、
個々の目標を達成するのに、いくつかの細部が異なっている。
段を備えている。構成要素のレッグの各々は、所定の物理経路長を有しており、
一つの基準レッグは、真空が好ましいが、所定の媒体によって占有されるような
形状および構成にされ、第2の基準レッグは、実質的にゼロの物理長を有するよ
うな形状にされ、測定レッグは、固有の光学特性が測定および監視されることに
なる気体によって占有されるような形状および構成にされている。好ましい形態
では、干渉計手段は、基準レッグのうちの1つとして働く閉鎖内部チャンバーと
、内部チャンバーを包囲した、測定レッグとして働く外部チャンバーとを有して
いる、同心セルを備えている。内部チャンバーは、実質的に空にされて、真空を
設け、外部チャンバーは、典型的な干渉計測定DMI適用においては空気である
周囲包囲物に対して開放状態である。同心セルは、直円柱の形態であって、波長
選択性ミラーを被せた端部セクションがセルの長軸線に垂直に固定されているの
が好ましい。
いる。好ましい実施態様では、光源は1組の光ビームを生成し、この1組の光ビ
ームは少なくとも2つの光ビームを含んでおり、この組の光ビームの各ビームは
、異なる波長を有している。1組の光ビームのビームの波長の間のおおよその関
係、おおよその関係は分かっている。
は、この組の光ビームの各ビームの2個の直交偏光成分の間の周波数差を導入す
ることにより行われて、1組の周波数シフトされた光ビームのいずれの2個のビ
ームも、同一周波数差を有してはいない。多数の実施態様において、周波数の比
率は、それぞれの相対精度に対する分かっているおおよその関係と同一であり、
すなわち、波長の比率のそれぞれの相対精度と同一であり、この場合、波長の比
率のそれぞれの相対精度のそれぞれの相対精度は、気体のそれぞれの分散力を気
体のそれぞれの逆分散力の測定に要する相対精度で乗算した結果よりも低いオー
ダーの大きさである。実施態様のうちの或る例では、おおよその関係は一連の比
率として表わされて、各比率は、例えば1/2などの低いオーダーのゼロ以外の
整数の、それぞれの相対精度に対する比率、すなわち、その一連の比率のそれぞ
れの相対精度を含んでいるが、その場合、その一連の比率のそれぞれの相対精度
のそれぞれの相対精度は、気体のそれぞれの分散力を、それぞれの逆分散力の測
定に要した相対精度で乗算した結果よりも低いオーダーの大きさのものである。
他の実施態様では、波長の比率のそれぞれの相対精度が波長の比率の所望のそれ
ぞれの相対精度には適していない場合、各波長の比率を監視し、かつ、波長の比
率のそれぞれの相対精度を制御するためのフィードバックと、波長の比率の所望
のそれぞれの相対精度からの波長の比率のそれぞれの相対精度の不所望な逸脱の
影響を受けた後段の算出結果を補正するための情報とを提供するか、その両方の
何らかの組み合わせを提供するか、いずれかを実行するための手段が設けられて
いる。
り干渉計手段に導入されており、その結果、各光ビーム部分は、所定の媒体の基
準レッグ、および/または、実質的にゼロの物理長の基準レッグのいずれかと、
所定の経路に沿った気体とを通って、すなわち、所定の媒体の基準レッグの所定
の経路と、実質的に同一の物理経路長を有している気体の所定の経路とを通って
進行する。その後、光ビーム部分は射出ビームとして干渉計手段から現れて、測
定レッグにおける気体を通る光路長についての情報、1つの基準レッグ、第1の
基準レッグにおける所定の媒体(真空が好ましい)を通る光路長についての情報
、および/または、実質的にゼロの物理長を有する基準レッグ、第2の基準レッ
グを通る光路長についての情報を含んでいる。好ましい形態では、光ビーム部分
を干渉計手段に導入するための光学手段は、1つの波長に対応する光ビーム部分
の一つを同心セルの波長選択性端部ミラーの一方を通して導入し、かつ、波長の
別なものに対応する光ビーム部分の別なものを同心セルの端部セクションの他方
の波長選択性ミラーを通して導入するような、形状および構成にされている。実
施態様のうちの1つでは、3組の光ビーム部分が生成され、1つの波長における
1部分は同心セルの一方端に導入され、別な波長の2部分は同心セルの他方端に
導入されている。
進行する時に、それら光ビーム部分のうちの或るものを複数回だけ通過させるよ
うな形状にされている。
れており、この混合光学信号は、第1の基準レッグおよび測定レッグからの、か
つ/または、第2基準レッグおよび測定レッグからの各光ビーム部分の射出ビー
ム間の位相差に対応する情報を含んでいる。次いで、異なるビーム波長における
気体の屈折度に対応する情報の組み合わせと、異なるビーム波長における気体の
屈折率に対応する情報の組み合わせと、ビーム波長に対応する情報の組み合わせ
とを含んでいる電気干渉信号を生成するように作動する光検出器により、混合光
信号が検知される。
、電気干渉信号が分析される。電子手段は、必要な計算を実施するように周知の
方法で好適にプログラミングされたマイクロプロセッサまたは汎用コンピュータ
の形態を呈し得る。電子手段は、気体の固有の光学特性、逆分散力Γを以下のよ
うに決定するように構成されており、
率であり、この場合、分母は[n3(λ3)−n1(λ1)]または[n2(λ2)−
n1(λ1)]により置換可能である。電子手段はまた、気体の固有光学特性、逆
分散力Γを以下のように決定するように構成され得る。
有光学特性、異なるビーム波長における気体の相対屈折度および気体の相対分散
を決定するように、さらに構成され得、この場合、気体の相対屈折度は以下のよ
うな形態を採り、
sであり、少なくともiまたはjのいずれかがrまたはsのいずれかと異なって
いる。
体の屈折率に対応する位相情報と、ビーム波長に対応する位相情報とを含むヘテ
ロダイン信号を含み、当該装置は、各へテロダイン信号を混合して、すなわち、
乗算して、気体の屈折率の分散に対応する位相情報を含む少なくとも1個のスー
パーへテロダイン信号を生成するための手段を更に備えており、気体の屈折率の
分散は、気体の屈折率から、または、気体の屈折度から、のいずれかから得られ
る。ヘテロダイン信号およびスーパーへテロダイン信号の位相曖昧性を解消する
ための手段も、含まれている。光ビーム部分が多様な実施態様の干渉計手段を通
って進行する時に、光ビーム部分が経験した光路の細部に依存して、追加の、ま
たは、異なるエレクトロニクスが設けられており、これらは、一実施態様では、
最終データ処理より前に、修正したヘテロダイン信号の生成を必要とする。
現され得るが、他の周知の装置を利用しても実施可能であることは、明白である
。これに加えて、ホモダイン信号を利用する装置が採用可能であることが示され
ている。
づけて詳細な説明を読解することにより、最良の理解を得られるが、図面では、
本発明の各部は、それらが明示される図面全部を通して、それらを同定するため
に使用されている参照番号が割り当てられている。
性、とりわけ、その逆分散力を、迅速に測定し得ると共に、後続のフロー下流側
応用または同時応用で使用し得えて、測定経路における気体の屈折率を補正する
ことにより、特に、急速な段階最大追従速度により測定レッグで誘導される、変
化する環境条件または空気乱流のために、距離測定機器測定期間の際または測定
期間の間に起こる屈折率変化を補正することにより精度を向上させることを目的
とした装置および方法に関するものである。
ては異なっているが、それ以外は、開示された実施態様は、多くの共通要素を共
有し、末端用途の適用とこれらの光源に必要な制御の程度とに依存して、本質的
に3つのグループに入る。後で分かるが、各グループに入る開示された実施態様
はまた、これらの干渉計光路をどのように実装するか、および/または、特定の
情報信号をどのように電子処理するかという細部が異なる。記載されるべき各グ
ループの実施態様は、3つの実施態様と、それらの変形例を含む。
の選択に実質的に影響を及ぼさない応用例であって、かつ、採用した光源の安定
性が十分であり、かつ、採用光源が発生する光ビームの波長の比率が、最終的な
末端用途の適用が出力データに課す所要精度に適う相対精度で、既知の比率の値
に符合する応用例について意図している。
の選択に本質的には影響を及ぼさない用途であって、かつ、採用した光源の安定
性が十分であって、適用光源によって生成された光ビームの波長の比率が、第1
グループの対応する要件に適うのに必ずしも十分ではないが、最終的な末端用途
の適用が出力データに課す要求精度に適うのには十分な相対精度で、既知の比率
の値に符合する用途には、特に好適である。
波長の比率を測定して、精度についての性能要件を満たすようにすることが必要
である用途には、特に好適である。第3グループは、末端用途の適用を考慮にい
れることが、気体の固有光学特性を決定する特定の方法の選択には本質的に影響
を及ぼさないか、または、本質的に影響を及ぼすか、それぞれいずれかに分かれ
る第1グループと第2グループの末端用途の適用範疇のいずれにおける用途につ
いても更に好適である。これらグループの各々について、ホモダイン信号、ヘテ
ロダイン信号、および/または、スーパーヘテロダイン信号を分析する際に起こ
り得る位相曖昧性および位相オフセットを処理する装置を開示すると共に、本発
明の段階的工程を実現するための方法を開示する。
プに由来する本発明の装置の好ましい一実施態様を図式で描図する図1a〜1f
をここで参照すると、このグループについては、末端用途の適用は気体の固有光
学特性を決定する特定の態様に実質的には影響を及ぼさず、採用光源の安定性は
十分であり、かつ、採用光源が生成する光ビームの波長の比率は、最終的な末端
用途の適用が出力データに課す要求精度に適うのに十分な相対精度で、既知の比
率の値に符合する。この装置は広範な放射線源について適用され、以下の説明は
、光測定システムに関する例示のためと解釈される。
れば、光源1から発する光ビーム7は、変調装置3を通過して、光ビーム9とな
る。変調装置3はドライバ5により励起される。光源1は、好ましくは偏光し、
波長λ1を有する干渉性放射のレーザまたは同様の光源であるのが好ましい。変 調装置3は、例えば、音響光学装置、または、音響光学装置とビーム7の偏光成
分を選択的に変調するためのさらなる光学系との組み合わせであり得る。変調装
置3は、ビーム7の1つの線形偏光成分の発振周波数を、直交する線形偏光成分
に関して量f1をシフトするのが好ましく、各成分の偏光の方向は、本明細書中 ではxまたはyと指定される。第1の実施態様の以下の説明では、本発明の精神
または範囲から逸脱することなく、ビーム9のx偏光成分は、ビーム9のy偏光
成分に関して、発振周波数が量f1だけシフトされる。
ム10となる。変調装置4はドライバ6により励起され、これらはそれぞれ変調
装置3およびドライバ5に類似している。光源2は、光源1と同様に、偏光した
、干渉性放射のレーザまたは同様の光源であるのが好ましいが、好ましくは、異
なる波長λ2であり、この場合、波長の比率(λ1/λ2)は既知の近似比値l1/
l2、すなわち、
0のx偏光成分は、ビーム10のy偏光成分に関して、量f2だけシフトされた 発振周波数を有する。さらに、ビーム9およびビーム10のx成分の周波数シフ
トの方向は、同一である。
ビームを発生可能な、光周波数倍加手段と組み合せられた単一レーザ源、または
、それと等価な光源構造により、ビーム9およびビーム10が代替的に提供され
得ることを、当業者なら理解するだろう。周波数シフトf1およびf2の一方また
は両方が、レーザ源自体のゼーマン分裂または同様の現象特性の結果であり得る
ことも、当業者なら理解するだろう。
なり、ビーム10はミラー54により反射されて、ビーム12となる。ビーム1
1は示差平面ミラー干渉計69に入射し、ビーム12は示差平面ミラー干渉計7
0に入射する。測定セル90に備えられる外部ミラーを有する示差平面ミラー干
渉計60および70は、ビーム11のx成分とy成分との間の位相シフトφ1、 およびビーム12のx成分とy成分との間の位相シフトφ2を導入するための干 渉計手段を備えている。
して好適に形成され、その内側チャンバーは真空状態まで排気され、外側は気体
で満たされ、その気体の固有の光学特性が監視される。
図1bに示されるように、示差平面ミラー干渉計69は、4個の射出ビーム(e
xit beam)/戻りビーム17、25、117、および、125を有する
。ビーム11の1つの周波数成分、すなわち、第1周波数成分から発するビーム
17およびビーム25は、1つの測定レッグについてのビームを含み、そしてビ
ーム11の第2周波数成分から発するビーム117およびビーム125は、第2
測定レッグについてのビームを含む。ビーム11の第1周波数成分が唯一のプロ
ジェニター(projenitor)であるビームは破線で図1bに示され、そ
してビーム11の第2周波数成分が唯一のプロジェニターであるビームは、点線
で図1bに示される。
ビーム18、26、118、および126を有する。ビーム12の1つの第1周
波数成分から発するビーム18および26は、1つの測定レッグ含み、そしてビ
ーム12の第2周波数成分から発するビーム118および126は、第2測定レ
ッグを含む。ビーム12の第1周波数成分が唯一のプロジェニターであるビーム
は破線により図1cに示され、ビーム12の第2周波数成分が唯一のプロジェニ
ターであるビームは、点線で図1cに示される。
ル90に入射し、この結果、ビーム27および127を生じる(図1bを参照の
こと)。ビーム11の第1周波数成分が唯一のプロジェニターであるビームは破
線で図1dに示され、ビーム11の第2周波数成分が唯一のプロジェニターであ
るビームは点線で図1dに示される。ビーム27およびビーム127は、波長λ 1 における、逆分散力を決定することになる気体を通る光路長についての情報と 、真空を通る光路長についての情報とを、それぞれ含む。
セル90に入射し、この結果、ビーム28およびビーム128を生じる(図1c
を参照のこと)。ビーム12の第1周波数成分が唯一のプロジェニターであるビ
ームは破線で図1eに示され、ビーム12の第2周波数成分が唯一のプロジェニ
ターであるビームは点線で図1eに示されている。ビーム28およびビーム12
8は、波長λ2における、気体を通る光路長についての情報と、真空を通る光路 長についての情報とを、それぞれに含む。
、好ましくは非偏光型のビームスプリッタ63Aにより反射され、ビーム129
の一成分になる。ビーム127の一部は、ビームスプリッタ63Aにより伝達さ
れ、ビーム129の第2成分になる。ビーム129は混合ビームとして、示差平
面ミラー干渉計69を出るが、この時、ビーム129の第1成分および第2成分
は、異なる周波数の同一線形偏光を有する。
ームスプリッタである、ビームスプリッタ64Aにより反射されて、位相シフト
したビーム130の第1成分になる。ビーム128の一部はビームスプリッタ6
4Aにより伝達され、位相シフトしたビーム130の第2成分になる。位相シフ
トしたビーム130は、混合ビームとして示差平面ミラー干渉計70を出るが、
この時、ビーム130の第1成分および第2成分は、異なる周波数の同一線形偏
光を有する。
dおよび図1eに示される測定路97および基準路98の往復の物理長に関連す
る。
ける気体の屈折率であり、基準路98における屈折率は1に設定されており、L G,i およびLV,iは、それぞれ測定路97および基準路98の経路iの往復の物理
長である。
例、すなわち、第1の実施態様における本発明の機能を最も単純な態様で例示す
るために示した事例で有効である。図1bおよび図1cにおける例示は、同じ理
由のためp=2についてのものである。当業者にとって、2つの異なる波長につ
いての経路が実質的に共拡張的ではない事例へと一般化すること、また、p≠2
である事例へと一般化することは、分かり易い手順である。
Bobroffの引例に挙げた論文を参照のこと)は省かれている。無視できる
レベルまで周期的誤差を減じためか、または、周期的誤差の存在を補正するため
に、当業者に周知の技術が使用され得、すなわち、干渉計において分離したビー
ムおよび/または、各光ビーム源から干渉計までの光ビームについての搬送シス
テムにおいて分離したビームを使用するような技術のことである[M. Tan
aka、T. Yamagami、および、K. Nakayama、「Lin
ear Interpolation of Periodic Error
in a Heterodyne Laser Interferometer
at Subnanometer Levels」、IEEE Trans.
Instrum. and Meas. 38(2)、552〜554頁、1
989]。
30は、それぞれ、光検出器85および86に衝突し、好ましくは、光電検出に
より、それぞれに2つの干渉信号、すなわち、ヘテロダイン信号s1およびs2を
生じる。信号s1は波長λ1に対応しており、信号s2は波長λ2に対応している。
信号sjは下記の形式を有し、
ィジタル様式かアナログ様式のいずれかで、それぞれ電子信号103および10
4として、分析のために電子プロセッサ109に伝達される。
よび102により、ディジタル様式が好ましいが、ディジタル様式かアナログ様
式のいずれかで電子プロセッサ109に伝達される。
よびl2が低位整数であり、かつ、末端用途の適用が出力データに課す必要精度 に適うのに十分な相対精度を有する周知の比率(l1/l2)に各波長の比率が符
合した事例については、ヘテロダイン信号s1およびs2を電子処理するための好
ましい処置手順は、本発明の第1の好ましい実施態様の例について後で明示する
ものと同一である。
装置技術の適用によって獲得するのが好ましいが、この場合、信号s1およびs2 の周波数はf1およびf2よりも実質的に低い周波数までシフトされるが、ここで
は、各条件は高精度位相測定については一般的には最も好ましい。ここで図1f
を参照すると、電子プロセッサ109は、好ましくは周波数f0において信号s0 生成する安定した局部発振装置1090を備え、典型的にはf0は、f1およびf 2 の両方よりも実質的に低い。電子プロセッサ109は画像阻止ミキサー109 1Aおよび1091Bを更に備えており、ディジタル処理が好ましいが、アナロ
グ処理またはディジタル処理のいずれかとして、基準信号101および102そ
れぞれと、信号s0とから、周波数f1−f0およびf2−f0において、各々が1 元サイドバンドを有する2つの混合信号を生じる。1元サイドバンド信号は、同
調したフィルタが追従する2個の信号を混合して不所望な画像サイドバンドを廃
棄する周知の技術などの他の処置手順によっても生成可能であることが、当業者
には明白である。画像サイドバンド、すなわち、より高周波数のサイドバンドが
、本発明の範囲または精神から逸脱することなく保存のために選択され得ること
が当業者には明白となるだろう。1元サイドバンド信号は下記の形式を有してお
り、
ディジタル処理のいずれかとして、ヘテロダイン信号s1およびsI2をいっしょ に電子的乗算処理するための電子プロセッサ1092Aを更に備えており、以下
の数学的形式を有するスーパーへテロダイン信号S1×I1を生じる。
する。
または低域フィルタリング、または周波数が分離された2個の信号を分離するた
めの任意の類似の技術により、電子プロセッサ1093Aを用いて分離される。
低いほうの周波数サイドバンドS- 1×I1の周波数Fは、高いほうの周波数サイド
バンドS+ 1×I1の周波数ν1よりも遥かにずっと小さくなり得る。電子プロセッ サ109はさらに、電子プロセッサ1094Aを備え、ディジタル方式ヒルバー
ト変成位相検出装置などの時間に基づく位相検出[R. E. Best、「P
hase−locked Loops:Theory, Design, an
d applications」第2版、McGraw−Hill(New Y
ork) 1993年刊のセクション4.1.1.;A. V. Opperh
eimおよびR.W. Schafer著、Discrete−Time Si
gnal Processing誌(Prentice Hall) 1989
年刊の「非連続式ヒルバート変成(Discrete Hilbert Tra
nsforms)」の第10章]などと基準信号s0を利用して、位相Φ1×I1を
決定する。
ディジタル処理のいずれかとして、ヘテロダイン信号s2およびsI2を一緒に電 子的に乗算処理して、下記の数学的様式を有するスーパーへテロダイン信号S2 ×I2を生じる電子プロセッサ1092Bをさらに備える。
。
および低域フィルタリングまたは周波数が分離された2個の信号を分離するため
の任意の類似の技術により、電子プロセッサ1093Bによって分離される。電
子プロセッサ1093Aの議論で注目したように、プロセッサ1903Bの分離
タスクをかなり簡略化すると、低いほうの周波数サイドバンドS- 2×I2の周波数
Fは高いほうの周波数サイドバンドS+ 2×I2の周波数ν2よりも遥かにずっと小 さくなり得る。電子プロセッサ109はさらに、プロセッサ1094Bを備え、
ディジタル式ヒルバート変成位相検出装置(Bestの同一出典参照のこと)な
どの時間に基づく位相検出と、基準信号s0とを利用して位相Φ2×I2を決定する
。
よび1095Bにおいてl1およびl2により乗算される。次に、位相(l1/p )Φ1×I1および(l2/p)Φ2×I2は、好ましくはディジタル処理であるが、 アナログ処理またはディジタル処理により、電子プロセッサ1096Aにおいて
一緒に加算され、電子プロセッサ1097Aにおいて互いに他方から減算されて
、位相θIGおよびΦIGをそれぞれ獲得するが、θIGおよびΦIGの下付き文字1G
は、第1グループの実施態様に属している実施態様に関して得られた位相を示し
ている。形式的には下記の通りである。
射表面95または96のいずれ傾斜にも高感度ではなく示差平面ミラー干渉計の
使用の結果として、干渉計ビーム分散キューブと関連する光学構成要素において
発生し得る熱擾乱および機械的擾乱には感度が低いということに、留意されたい
。
る1つのミラーまたは両方のミラーの動き、すなわち、ミラー分離を変更させる
動きのため、ドップラーシフトとは実質的に無関係な定数であるべきである。こ
れは、実際には、電気信号s1およびs2が経験するグループ遅延の差に原因があ
る事例ではあり得ない。グループ遅延は、エンベロープ遅延と呼ばれることが多
いが、1波束の周波数の遅延のことを述べており、特定周波数におけるグループ
遅延は、特定周波数における位相曲線の負の傾きと定義される[H.J. Bl
inchikoffおよびA.I. Zverev、Filtering in
the Time and Frequency Domains、Sect
ion 2,6、1976年刊(Wiley、New York)を参照のこと
]。位相ΦIGが真空から構成される測定路についての定数でないのであれば、当
業者に公知の技術は、この定数からの位相ΦIGの逸脱を補正するために採用され
得る(BlinchikoffおよびZverevの同一出典を参照のこと)。
特定のグループ遅延の補正は、一般に、特定のグループ遅延を処理する処理要素
の前段または後段に、或いは、部分的に前または部分的に後に導入され得る。
度の関数としてΦIGを測定することにより、ΦIGにおけるグループ遅延効果が検
出可能なだけではなく、決定可能であることに注目することは、重要である。Φ IG におけるグループ遅延効果は、後続のアナログ信号処理および/または下流側
のアナログ−ディジタル変換のためのアナログ信号として信号s1およびs2を伝
送する処理とは対照的に、ディジタル信号処理が後に続く、検出器85および8
6それぞれにおける光電検出器への実行可能に近い信号s1およびs2のアナログ
−ディジタル変換を実施することにより、相当に低減し得ることに留意すること
も、重要である。
非偏光式ビームスプリッタであることが好ましいビームスプリッタを用いてビー
ム9およびビーム10の一部を分割し、ビーム9の分割分離部分とビーム10の
分割分離部分とを混合し、混合部分を検出してヘテロダイン基準信号を生成する
ことにより、光学ピックオフ手段および検出器(図示せず)を使って生成可能で
ある。
平均である。
れ得、次の結果を伴う。
も低い値を逆分散力Γの測定に要する相対精度εで乗算した結果のオーダーの大
きさか、それよりも大きい相対精度まで公知の比率(l1/l2)と同一である事
例については、等式(24)はより簡単な形式まで縮小される。
て入り、この時、因子(1/LG)は(n1−1)および(n2−n1)1Gの両方に
共通することに、留意されたい。量(LG−LV)は、示差平面ミラー干渉計の設
計および使用、および、測定セル90の設計の結果として、波長λ1およびλ2の
大きさよりも小さくされ得る。従って、量LGおよびLVは、Γの算出のために明
白にに測定する必要はないが、差(LG−LV)のみが、ε(n1−1)のオーダ ーのLGに関連する精度まで要求される。また、波数χは、補正項χ(LG−LV )、すなわち、LGとLVが実質的に等しい結果としてχ(LG−LV)≪(l1/ p)Φ1×I1である補正項における因子としてのみ、Γの算出中に入ることにも 、留意されたい。従って、Γの算出における量χに必要な相対的精度は、ε(n 1 −1)LG/(LG−LV)、すなわち、Γについて得られる相対的精度よりも実
質的に大きいのが一般的である量のオーダーである。
式である。等式として表現される等式(25)から方程式(33)へと導く波長
λ1およびλ2についての条件は、下記の通りである。
係にある波長λ1およびλ2に対応している。この事例については、光源1および
光源2が位相ロック状態にされている可能性がある。等式(34)は、光源1お
よび光源2の位相ロック要件に関して見た場合は、実際には弱い条件である。距
離測定干渉計においておよそ1×10-9の相対的距離測定精度に対応する、例え
ば、逆分散力についてのε≒3×10-6の所望の精度、
、それぞれに、光源周波数ν1およびν2に関して書かれた等式(34)により表
わされる条件は、下記のとおりである。
へと移行する。
波数については相当により低い制限的条件であることは明瞭である。
の知識が無くても、また、気体成分の屈折度の特性の知識が無くても、波長を変
えるビームが経験する測定路が共拡張的である限りは、測定路97における気体
の柱状密度の揺動または気体の乱流とは実質的に無関係に、等式(23)、(2
4)および(33)に従ったΓの算出についてのデジタル形式またはアナログ形
式のいずれかで、電子信号105としてΦ1×I1およびΦ1Gをコンピュータ11 0に伝達する。
要の相対精度により決定される所与のレベルまで、Φ1×I1および(1/l1)Φ 1G における位相冗長度の解を要求し得る。第1の好ましい実施態様では、Φ1×I 1 および(1/l1)Φ1Gを含む等価な波長は、波長λ1およびλ2のいずれか一方
よりも相当大きく、その結果として、Φ1×I1および(1/l1)Φ1Gにおける位
相冗長度の解について実行される手順において、かなりの単純化を生じる。Φ1 ×I1および(1/l1)Φ1Gについての等価な波長
以下の通りである。
なそれらの等価な波長を与えると、Φ1×I1および(1/l1)Φ1Gにおける位相
冗長度を解くために容易に採用され得る。Φ1×I1における位相冗長度を解くた めに採用され得る1つの手順は、一連の測定セルの使用に基づき、この場合、一
連の測定セルの測定路と基準路についての物理長は(往復物理長ではない)、幾
何学的プログレッションを形成する。この連続体における最小物理長すなわち第
1物理長は、Φ1×I1の初期値がわかっている相対精度により除算されて
してΦ1×I1が測定される相対精度により除算される、第1測定セルの長さに近 似する。これは幾何学的プログレッション手順であり、得られる物理長は幾何学
的プログレッションを形成するが、これは、一連の測定セルの数が1ずつ増分さ
れた場合に、Γを測定するために使用される測定セルの長さを超過するまで継続
する。Φ1×I1およびp=2の既知の相対精度についての初期値としての10-3 の値について、一連の第1測定セルの典型的な物理長は、10cmのオーダーに
属し、一連の第2測定セルについての典型的な物理長は、10mのオーダーに属
する。(1/l1)Φ1Gにおける位相冗長度は、
および、これら波長について、Φ1×I1および(1/l1)Φ1Gを測定することに
基づく。位相冗長度の解に必要となる、既知の波長の数は、等式(38)および
(39)により表わされるような、比較的大きい等価な波長の直接的結果として
、小さいセットから構成されるのが、一般的である。
基準路98が測定路97に存在するような気体から排気状態(真空ポンプおよび
必要な気体取扱システムが図1a〜1eには示されていない)まで変化するにつ
れて、Φ1×I1および(1/l1)Φ1Gにおける変化を観察して、Φ1×I1および (1/l1)Φ1Gにおける位相冗長度を解くことである。非ゼロ値から真空まで の気体圧の変化に部分的に基づく屈折度と屈折度の分散についての絶対値を測定
する際に通常遭遇する問題は、等式(38)および等式(39)により表される
ような、比較的大きな等価な波長のために、第1の好ましい実施態様には存在し
ない。
、(ζ1−φI1)およびZに関与するオフセット項は、χが経時的に可変である 場合には、Γおよびχの決定に際して所要の相対精度により決定される所与のレ
ベルの精度まで、決定および監視を要求し得る項であり、χについて必要な相対
精度はまた、部分的には(LG−LV)の大きさにより決定される。(ζ1−φI1 )(図面中でφの文字は
および図1eには示していない)が波長λ1についての反射表面となるように被 膜されるミラー91の表面93に対応する表面R93を有しており、かつ、波長
λ2についての反射表面になるように被膜されるミラー91の表面95に対応す る第2表面R95を有している、測定セル90の置換と、得られるΦ1×I1およ びΦ1Gの値の測定に基づいている。得られるΦ1×I1およびΦ1Gの値を、それぞ れ、(Φ1×I1)Rおよび(Φ1G)Rとする。量(ζ1−φI1)およびZは、それぞ
れ等式(2)、(13)および(25)と比較して、下記の公式により(Φ1×I 1 )Rおよび(Φ1G)Rに、それぞれに関連づけられる。
ために、経時的に実質的に一定となるべきである。ζ1およびZへの電子的寄与 は、純粋に電子的な手段(図示せず)により監視され得る。
別な形式で獲得され、かつ、後で下流側で実質的に使用され得る。この比率(n 1 −1)/(n2−1)は、下記の公式により、測定された量に関して書き表され
得る。
びΓ2に関しても表され得る。
関する第1の実施態様の説明は、ΓおよびΓ2に関する第1の好ましい実施態様 の説明と実質的に同一である。
は、相対分散は、相対分散の分子および分母の両方の決定について等式(33)
を利用して決定され得ることが、当業者には明白である。相対精度については、
i≠jであり、r≠sであり、少なくともiまたはjはrまたはsのいずれかと
異なっている。
折率である。
精度に適うのに十分な相対精度まで、アナログ技術またはディジタル技術を利用
して直接的に測定され得ることが、当業者に更に評価される。直接位相測定を利
用した場合、スーパーへテロダイン受信装置技術は第1の実施態様と、先に注目
したような後続の実施態様とにおいては、第1の実施態様の範囲および精神から
逸脱することなく、省くことができる。
(それぞれ検出器85および検出器86)で検出される。ビーム129および1
30は、信号プロセッサ109の適切な改変により、1個の検出器で検出され得
ることが、当業者に理解される。1個の検出器の使用は一般に、2個の別個の検
出器を利用した場合に生じるグループ遅延差と比較して、低減されたグループ遅
延差を生じる。
れる乗算からなるデータ処理工程が、それらの代わりに、除算から構成され得、
その場合、本発明の第1の実施態様の精神および範囲から逸脱せずに、l1によ る乗算はl2による除算と置換され、その逆も真であることも、当業者に理解さ れる。
ミラー干渉計として当該分野で公知であることを示す。示差平面ミラー干渉計の
他の形態、および平面鏡干渉計または角度補正干渉計、もしくは、「Diffe
rential Interferometer arrangements
for distance and angle measurements:
Principles, Advantages, and Applica
tions」と題する、C. Zanoni、VDI Berichte Nr
. 749、93〜106頁(1989)の論文に記載されているような類似の
装置など、他の干渉計の形態が、本発明の精神または範囲から逸脱せずに、本発
明の第1の実施態様の装置に組み込みまれ得る。
態で、描く。これは以下の方法で作動する。ビーム11は、好ましくは偏光ビー
ムスプリッタであるビームスプリッタ55Aに入射し、ビーム11の一部はビー
ム13として伝達される。ビーム11の第2部分はビームスプリッタ55Aによ
り反射され、その後、ミラー55Bにより反射され、次いで、半波位相遅延プレ
ート79Aによりビーム113として伝達されるが、半波位相遅延プレート79
Aは、ビーム11の反射部分の偏光の平面を90゜だけ回転させる。ビーム13
およびビーム113は同一偏光を有しているが、異なる周波数を有している。ビ
ーム13と、ビーム13が唯一のプロジェニターであるビームとは、図1bおよ
び図1dにおいては、点線で示され、ビーム113、および113が唯一のプロ
ジェニターであるビームは、図1bおよび図1dにおいて、破線で示されている
。ビームスプリッタ55Aおよびミラー55Bの機能は、従来型偏光技術を利用
して、ビーム11の2つの周波数成分を空間的に分離することである。
1に入り、それぞれビーム15および115として伝達される。ビーム15およ
び115は、4分の1波位相遅延プレート77を通過し、それぞれ円形に偏光さ
れたビーム17および117へと変換される。ビーム17および117は、測定
セル90内のミラーによりそれら自体へ逆反射され、4分の1波遅延プレート7
7を逆通過し、元の入射ビーム15および115に対して直交偏光状態である線
形偏光ビームへと逆変換される。これらビームは、偏光被膜73により反射され
、それぞれビーム19および119になる。ビーム19および119は逆反射体
75により反射され、それぞれビーム21およびビーム121になる。ビーム2
1およびビーム121は偏光被膜73により反射され、それぞれビーム23およ
び123になる。ビーム23および123は4分の1波位相遅延プレート77を
通過して、それぞれに、円偏光ビーム25および125へと変換される。ビーム
25および125は測定セル90内部のミラーがそれら自体に逆反射し、4分の
1波遅延プレート77を逆通過し、元の入射ビーム15および115と同一の線
形偏光ビームへと、逆変換される。これらのビームは偏光被膜73により伝達さ
れ、それぞれビーム27および127になる。ビーム27およびビーム127は
、逆分散力Γが決定されることになる気体を通る光路長についての波長λ1にお ける情報と、真空を通る光路長についての波長λ1における情報とを、それぞれ に含む。
非偏光型であるビームスプリッタ63Aにより、ビーム129の第1成分として
反射される。ビーム127はビームスプリッタ63Aに入射し、この時、ビーム
127の一部はビーム129の第2成分として伝達され、ビーム129の第1成
分および第2成分は同一線形偏光を有しているが、異なる周波数を有している。
形式で描く。これは以下の方法で作動する。ビーム12は、好ましくは偏光ビー
ムスプリッタであるビームスプリッタ56Aに入射して、このときビーム12の
一部はビーム14として伝達される。ビーム12の第2部分はビームスプリッタ
56Aにより反射され、その後ミラー56Bにより反射され、次いで、半波位相
遅延プレート80Aによりビーム114として伝達され、半波位相遅延プレート
80は、ビーム12の反射部分の偏光の平面を90゜だけ回転させる。ビーム1
4、およびビーム114は、同一偏光を有するが、異なる周波数を有する。ビー
ム14、およびビーム14が唯一のプロジェニターであるビームは、図1cおよ
び1eでは点線で示され、ビーム114、およびビーム114を唯一のプロジェ
ニターとするビームは、図1cおよび1eでは破線で示される。ビームスプリッ
タ56Aおよびミラー56Bの機能は、部分的には、従来の偏光技術を利用して
、ビーム12の2つの周波数成分を空間的に分離することである。
に入り、それぞれに、ビーム16および116として伝達される。ビーム16お
よび116は4分の1波位相遅延プレート78を通過し、それぞれ円偏光ビーム
18および118へと変換される。ビーム18および118は測定セル90内の
ミラーによりそれら自体に逆反射され、4分の1波遅延プレート78を逆通過し
、元の入射ビーム16および116に直交偏光する線形偏光ビームへと逆変換さ
れる。これらビームは偏光被膜74により反射されて、それぞれ、ビーム20お
よび120になる。ビーム20および120は逆反射体76により反射されて、
それぞれにビーム22および122になる。ビーム22および122は偏光被膜
74により反射されて、それぞれビーム24および124になる。ビーム24お
よび124は4分の1波位相遅延プレート78を通過し、それぞれ円偏光ビーム
26および126へと変換される。ビーム26およびビーム126は測定セル9
0内部のミラーによってそれら自体に逆反射され、4分の1波遅延プレート78
を逆通過し、元の入射ビーム16および116と同一の線形偏光ビームへと逆変
換される。これらビームは偏光被膜74により伝達されて、それぞれビーム28
およびビーム128になる。ビーム28およびビーム128は、波長λ2におい て、逆分散力Γが決定されることになる気体を通る光路長についての情報と、真
空を通る光路長についての情報とをそれぞれ含んでいる。
非偏光タイプであるビームスプリッタ64Aによって、ビーム130の第1成分
として反射される。ビーム128はビームスプリッタ64Aに入射し、このとき
ビーム128の一部はビーム130の第2成分として伝達され、ビーム130の
第1成分および第2成分は同一線形偏光を有するが、異なる周波数を有する。
ると、気体の固有光学特性、とりわけ、気体の逆分散力を測定するための本発明
の第1の好ましい実施態様の変形を図式で描写しており、ここでは、末端用途の
適用が、気体の固有光学特性を判定する特定の様式の選択に実質的に影響を及ぼ
さず、また、採用した光源の安定性は十分であり、採用した光源が生成する光ビ
ームの波長は、最終的な末 端用途の適用が出力データに課す要求精度に適うの
に十分なだけの相対精度に対して調和関係にある。各波長が略調和関係にある条
件は、比率(l1/l2)が、低いオーダーの非ゼロ整数(p1/p2)の比率とし
て表現可能である第1の実施態様の特殊事例に対応している(等式(35)を参
照のこと)。
と、光ビーム9および光ビーム10の説明とは、本発明の第1の実施態様につい
て与えた、光ビーム9および10の光源の説明と、光ビーム9および10の説明
と同一であるが、但し、最終的な末端用途の適用が出力データに課す要求精度に
適うのに十分な相対精度に対して、各波長が調和関係にあるべきであるという追
加要件を含む。第1の実施態様の変形についての装置の説明は、第1の実施態様
について与えた説明の対応部分と同一である。
ン信号を介して、第1の実施態様の変形において獲得され、この場合、スーパー
へテロダイン信号の周波数は、f1およびf2よりも遥かに低い周波数にあり、こ
こでは、より正確な位相測定を行なうこともことも一般に可能である。図1gを
参照すると、第1の実施態様の変形の好ましい方法に従って、電子処理手段10
9Aは、好ましくは下記の形式を有する2つの修正ヘテロダイン信号
く電子フィルタリング等の、当該技術で広く公知の従来型周波数乗算技術のうち
のいずれか1つで、好ましくはデジタル処理で達成し得る。
るスーパーへテロダイン信号
一緒に電子的に乗算するための手段、すなわち、ミキサー1092Eを備えてい
るのが、好ましい。
。
は、ディジタル方式ヒルバート変成位相検出装置(Bestの前掲を参照のこと
)などの時間に基づく位相検出と、基準信号101および基準信号102とを使
用している。電子プロセッサ109Aは、基準信号101を用いた位相感応性検
出、または、ヘテロダイン信号の位相の判定を行なうための類似の技術により、
φ1を判定するための電子プロセッサ1094Cを更に備えている。次の工程で は、φ1、
ュータ110に伝送されるが、この場合、位相オフセット
1の実施態様のΦ1×1R、θ1G、Φ1G、ξ、およびZのそれぞれに形式上に等価 である。それゆえに、第1の実施態様のこの変形の残余の説明は第1の実施態様
について与えた説明の対応部分と同一である。
な電子処理にあるが、かなり異なる周波数を有しているヘテロダイン信号および
/または修正したヘテロダイン信号が経験するグループ遅延の差のせいで、周波
数感応性の位相オフセット誤差を増長させ得る危険を伴っている。第1の実施態
様の変形についてのグループ遅延の影響の議論は、第1の実施態様について与え
た説明の対応部分と同一である。
い実施態様の変形について斟酌し得ることを、当業者は理解する。例えば、ヘテ
ロダイン信号s1およびs2の時間依存引数α1(t)およびα2(t)をそれぞれ
を、係数p2およびp1でそれぞれに電子的除算することにより修正したヘテロダ
イン信号を生成して、下記の形式を有する2つの修正したヘテロダイン信号
各ゼロ交差ごとに符号を変える矩形波信号の生成などの、当該技術で広く公知の
従来型周波数分割技術のいずれか1つにより達成可能である。修正したヘテロダ
イン信号
する、または、その逆の置換を行なえば、修正したヘテロダイン信号
得る別な代替のデータ処理は、先に提示されたような修正したヘテロダイン信号
ような表現をもたらす。
、または、信号整流により、
前掲を参照のこと)。更に、
たは気体の他の固有光学特性を測定するための、本発明の第1の好ましい実施態
様の第2変形を図式で描写した図1hおよび図1iに言及する。第1の実施態様
の第2変形と第1の実施態様の第1変形の間の主たる差異は、入力光ビームを生
成する手段と、ヘテロダイン信号を生成する手段とに、主として存在している。
実施態様の第1変形の光ビーム7の光源について与えた説明および光ビーム7に
ついて与えた説明と同一である。第1の実施態様の第2変形の光ビーム11の説
明は、光ビーム11が比偏光式ビームスプリッタ51により伝達されるビーム7
の一部から得られるものであるが、ビーム7から得られた光ビーム11について
第1の実施態様の第1変形において与えた説明の対応部分と同一である。
1により反射され、非線形結晶66を通過し、ミラー52により反射され、そし
て、その一部が光学フィルタ81Aにより伝達されて、光ビーム8を形成してい
る。非線形結晶66は、例えば、β−BaB2O4(BBO)などであり、第2高
調波生成すなわちSHGにより、非線形結晶66を通過するビーム7の第2部分
の一部の周波数を倍加するように、整列状態になっている。光学フィルタ81A
により伝達されたその部分は、非線形結晶66を通過するビーム7の第2部分の
周波数倍増部分である。その結果、ビーム7の波長のビーム8の波長に 対する比率は2/1である。第1の実施態様の第2変形についてのビーム8から
得られる光ビーム12の説明は、第1の実施態様の第1変形のビーム8から得ら
れる光ビーム12について与えられる説明の対応部分と同一である。代替例とし
て、非線形結晶は、ビーム7の光源のために使用されるレーザの空洞内に設置可
能であり、ビーム8に対応する第2ビームはレーザの空洞の内部でSHGにより
生成される。
び干渉計70をそれぞれに通る第1の実施態様の第2変形のビーム11およびビ
ーム12の伝搬の説明は、出力ビーム129および130をそれぞれ形成するた
めの、干渉計69および70をそれぞれに通る第1の実施態様の第1変形のビー
ム11およびビーム12の伝搬について与えた説明の対応部分と同一である。測
定セル90が装備した外部ミラーを備えている示差平面ミラー干渉計69および
70は、ビーム11のx成分とy成分との間の位相シフトφ1、およびビーム1 2のx成分とy成分との間の位相シフトφ2を導入するための干渉計測定手段を 備えており、この場合、φ1およびφ2は、第1の実施態様のφ1およびφ2につい
ての等式(2)と同じ等式によって与えられる。
非偏光式ビームスプリッタ65Aにより反射され、ミラー65Bにより反射され
、非線形結晶67を通過して、光ビーム131を形成する。ビーム131は、2
対の成分から構成され、一方対の成分はビーム129の周波数と同一周波数を有
しており、第2対の成分はビーム129の成分の周波数の2倍の周波数を有して
いる。非線形結晶67は、例えばBBOであるが、非線形結晶67に入るビーム
129の上記部分の一部の周波数をSHGにより倍加するように整列状態になっ
て、ビーム131の第2対の成分を形成する。ビーム131の第1対の成分は、
非線形結晶67に入るビーム129の上記部分の残余の部分であり、それは周波
数倍加されていない。測定セル90が装備した外部ミラーを備えた示差平面ミラ
ー干渉計69および非線形結晶67とは、ビーム131の第2対の成分のうちの
x成分とy成分との間に位相シフトφD1を導入するための干渉計測定手段を備え
ている。位相φD1は、実質的には、ビーム129の位相φ1の2倍であり、下記 の公式により与えられるが、
ない位相φD1への全ての寄与を含んでいる。
分は、非偏光式ビームスプリッタ65Aにより伝達され、検出器85に衝突し、
ビーム131の第2対の成分は光学フィルタ81Bにより伝達され、ビーム13
1の第1対の成分および第2対の成分の周波数は光学フィルタ81Bの帯域の外
側および内側のそれぞれに位置して、検出器1085に衝突し、位相シフトした
ビーム130は検出器86に衝突して、好ましくは光電検波により3つの電気干
渉信号、すなわち、ヘテロダイン信号s1、sD1、およびs2をそれぞれに生じる
結果となる。信号s1およびsD1は波長λ1における光路情報に対応し、信号s2 は波長λ2における光路情報に対応する。
と同一の形式を有しており、sD1は下記の形式を有しており、
が、それぞれ電子信号103、1103、および104として、分析用の電子プ
ロセッサ1109に伝達される。
備えており、位相感応性検出における基準信号として働く信号101を用いて、
第1の実施態様について説明したのと同一である位相シフトφ1を判定する。電 子プロセッサ1109は、アナログ処理またはディジタル処理のいずれかにより
、ヘテロダイン信号sD1およびs2を一緒に電子的乗算して、スーパーへテロダ イン信号SD1×2を生じる手段1092Eを更に備えている。スーパーへテロダ インSD1×2は、
周波数Fを利用して、電子プロセッサ1109の電子プロセッサ1094Eによ
り判定されるが、この処理の説明は、第1の実施態様の第1変形の位相Φ1Gの判
定について与えた説明の対応部分と同一である。
により、第1の実施態様の第2変形の各量に関して表し得る。
の第1変形について与えた説明の対応部分と同一である。
で記載される第1の実施態様の第3変形のような第1の実施態様の第1の変形の
他の変形に組み入れ可能である。第1の実施態様の第3変形(図中に示していな
い)では、SHGは光源とヘテロダイン信号検出スキームの両方で使用される。
第1の実施態様の第3変形と第2変形の間の主たる差異は、主として、干渉計の
基準路および測定路の定義および使用、ならびに、気体について判定されるそれ
ぞれの固有特性に存している。
わち、単一周波数レーザビームの一部から構成される第1の低周波数成分、例え
ば音響光学変調装置などにより単一周波数レーザビームの別な部分から生成した
第2の低周波数の周波数シフトした成分、および単一周波数レーザビームのさら
に別な部分からSHGにより生成した第3の高周波数成分から構成されている。
レーザ源の説明は、第1の実施態様の第2変形のレーザ源について与えた説明の
対応部分と同一である。
成分として伝送される。干渉計において、入力ビームは、偏光式ビームスプリッ
タ、非偏光式ビームスプリッタ、および2色ビームスプリッタの組み合わせによ
り、3つの入力ビームへと分割される。これら3つの入力ビームの第1入力ビー
ムは、入力ビームの低周波数成分と、低周波数の周波数シフトされた成分との各
々の部分を含んでおり、また、第2入力ビームおよび第3入力ビームの各々は、
入力ビームの低周波数の周波数シフトした成分と、入力ビームの高周波数成分と
の各々の他の部分を含んでいる。
施態様の第3変形についての位相シフトφ1の導入および検出の説明は、第1の 実施態様の第2変形の位相シフトφ1の導入および検出の説明について与えた説 明の対応部分と同一である。
第2グループの好ましい実施態様に関して後で説明される位相Φ2Gに対応してい
る。第2入力ビームは干渉計に入り、中間第2出力ビームとして干渉計を出るが
、この場合、第2入力ビームの両方の周波数成分についての光路は、干渉計にお
いて、また、気体を含んでいる測定路にわたり、実質的に共拡張的である。第3
入力ビームは干渉計に入り、中間第3出力ビームとして干渉計を出るが、この場
合、第3入力ビームの両方の周波数成分についての光路は、干渉計において、ま
た、真空路を含む測定路にわたり、実質的に共拡張的である。気体中の第2入力
ビームの経路の物理長は、名目上は、真空中の第3入力ビームの経路の物理長と
同一である。干渉計における第2入力ビームおよび第3入力ビームについての光
路は、気体中および真空中における各経路のそれぞれの部分を例外として、実質
的に同一である。
線形結晶を通過して、第2出力ビームおよび第3出力ビームを形成する。第2出
力ビームと第3出力ビームの各々は、中間第2出力ビームおよび中間第3出力ビ
ームそれぞれの低周波数の周波数シフトした成分の各々の、SHGにより周波数
倍加処理した周波数倍増部ならびに中間第2出力ビームおよび中間第3出力ビー
ムそれぞれの周波数倍加処理されていない、より高周波数の成分の各々の部分と
を含んでいる。
ビームそれぞれの、周波数倍加処理し、周波数シフトした成分と、それぞれの周
波数倍加処理していない、より高周波数の成分との光電検出により生成される。
第2干渉電気信号および第3干渉電気信号の位相Φ2Gの差、気体中の光路の各部
の光路長の分散についての情報を含んでいる。
うな、気体の逆分散力を判定するために、φ1に関連する気体の屈折度の測定と 共に使用される。
形について与えた説明の対応部分、および第2グループの好ましい実施態様に由
来する各実施態様について与えた説明の対応部分と同一である。
なく、ゼロの値まで低減可能であることを、当業者は理解する。
学特性を、とりわけ、気体の逆分散力を測定するための第1グループの好ましい
実施態様に由来する、本発明の第2の好ましい実施態様を図式で描写しており、
この場合、末端用途の適用は気体の固有光学特性を判定する特定の様式の選択に
実質的に影響を及ぼさず、また、採用した光源の安定性は十分であり、かつ、採
用した光源が発生する光ビームの波長の比率は、最終的な末端用途の適用が出力
データに課す要求精度に適うのには十分である相対精度まで、既知の比率の値に
符号する。第2の実施態様は、第1の実施態様およびその変形で使用される示差
平面ミラー干渉計の構成とは異なる示差平面ミラー干渉計の構成を採用している
。第2の実施態様における示差平面ミラー干渉計の構成は、第2波長についての
測定路を通る複数通過の回数とは異なる、或る波長における測定路を通る多数回
の複数通過を生じるという効果を有しているが、この時、2種の波長についての
各測定路は実質的に共拡張的である。
に光ビーム9および光ビーム10の説明とは、第1の好ましい実施態様について
与えた光ビーム9および光ビーム10の光源の説明、ならびに、光ビーム9およ
び光ビーム10の説明と同一である。
なる。ビーム10の一部は、非偏光型であるのが好ましいビームスプリッタ54
Aにより、ビーム12として反射され、ビーム10の第2部分はビームスプリッ
タ54Aにより伝達されて、引き続きミラー54Bにより反射されて、ビーム2
12になる。ビーム11は示差平面ミラー干渉計69に入射し、ビーム12およ
びビーム212は2つの示差平面ミラー干渉計から構成される示差平面ミラー干
渉計グループ70に入射する。測定セル90が装備した外部ミラーを有する示差
平面ミラー干渉計69および示差平面ミラー干渉計グループ70は、ビーム11
のx成分とy成分との間に位相シフトφ1を導入し、ビーム12のx成分とy成 分との間に位相シフトφ3を導入し、ビーム212のx成分とy成分との間に位 相シフトφ4を導入するための干渉計手段を備えている。
伝搬との説明は、図1bに示した第1実施態様の示差平面ミラー干渉計69と、
示差平面ミラー干渉計69におけるビームの伝搬との説明の対応部分について与
えた説明と同一である。
差平面ミラー干渉計は、2つの射出ビーム/戻りビーム18および118を有し
ている。ビーム12の1つの周波数成分、すなわち、第1周波数成分から派生し
ているビーム18は、1つの測定レッグについてのビームを含んでおり、ビーム
12の第2周波数成分から派生しているビーム118は、第2測定レッグについ
てのビームを含んでいる。ビーム12の第1周波数成分が唯一のプロジェニター
であるビームは、図2bに破線で示され、ビーム12の第2周波数成分が唯一の
プロジェニターであるビームは、図2bに点線で示される。
ラー干渉計は、2つの射出ビーム/戻りビーム218および318を有している
。ビーム212の1つの周波数成分、すなわち、第1周波数成分から派生するビ
ーム218は、第1測定レッグについてのビームを含んでおり、ビーム212の
第2周波数成分から派生するビーム318は、第2測定レッグについてのビーム
を含んでいる。ビーム212の第1周波数成分が唯一のプロジェニターであるビ
ームは、図2bにおいては一点鎖線で示されており、ビーム212の第2周波数
成分が唯一のプロジェニターであるビームは、図2bにおいて二点鎖線により示
されている。
1の実施態様について例示したのと同一の測定セル90に入射して、ビーム27
およびビーム127を生じる結果となる。ビーム27およびビーム127は、逆
分散力が判定されることになる気体を通る光路長についてと、真空を通る光路長
についてとの、波長λ1における情報をそれぞれに含んでいる。
入射して、これが、ビーム20およびビーム120を生じる結果となる(図2b
と比較のこと)。ビーム12の第1周波数成分が唯一のプロジェニターであるビ
ームは図2cに破線で示されており、ビーム12の第2周波数成分が唯一のプロ
ジェニターであるビームは図2cに点線で示されている。同様に、ビーム218
およびビーム318は、図2cに示したように、測定セル90に入射し、これが
ビーム220および320を生じる結果となる(図2bと比較のこと)。ビーム
212の第1周波数成分が唯一のプロジェニターであるビームは、図2cに一点
鎖線で示されており、ビーム212の第2周波数成分が唯一のプロジェニターで
あるビームは図2cに二点鎖線で示されている。ビーム20およびビーム220
は、逆分散力が判定されることになる気体を通る光路長についての波長λ2にお ける情報を含み、そしてビーム120およびビーム320は、真空を通る光路長
についての波長λ2における情報を含んでいる。
て説明したのと同一のビーム129を形成する。ビーム129は混合ビームとし
て示差平面ミラー干渉計69を出るが、ビーム129の第1成分および第2成分
は同一線形偏光を有している。
非偏光式ビームスプリッタであるのが好ましいビームスプリッタ64Aにより反
射されて、ビーム122の第1成分になる。ビーム120の一部はビームスプリ
ッタ64Aにより伝達されて、ビーム122の第2成分になる。ビーム122は
混合ビームであり、この時、ビーム122の第1成分および第2成分は、同一線
形偏光を有している。ビーム220はミラー64Dにより反射され、その一部は
非偏光式ビームスプリッタであるのが好ましいビームスプリッタ64Cにより反
射されて、ビーム322の第1成分となる。ビーム320の一部はビームスプリ
ッタ64Cにより伝達されて、ビーム322の第2成分となる。ビーム322は
混合ビームであり、ビーム322の第1成分および第2成分は同一線形偏光を有
している。ビーム122およびビーム322は、示差平面ミラー干渉計グループ
170を出る。
と)の往復物理長に関連している。
2の実施態様における本発明の機能を最も簡略化した様式で例示するために、1
つの事例が選択されている。
引例に挙げた論文を参照のこと)は、等式(77)では省かれている。当業者に
公知の技術は、無視できるレベルまで周期誤差を減じるか、周期誤差の存在を補
償するか、いずれかを採用可能であり、すなわち、干渉計における分離ビーム、
および/または、各光ビーム源から干渉計までの光ビームのための搬送システム
における分離ビームを利用する等の技術が採用可能である(Tanaka、Ya
magami、およびNakayama著の前掲を参照のこと)。
例への一般化と、p1≠2p2の場合の事例への一般化は、分かり易い手順である
。図2aから図2cにおいて、示差平面ミラー干渉計69、示差平面ミラー干渉
計グループ70、およびセル90はp1=2およびp2=1の状態で構成されてお
り、第2の実施態様の装置の機能を最も簡単な様式で例示している。
ーム322は光検出器85、186、および386にそれぞれに衝突して、好ま
しくは光電検波により、3つの干渉信号、すなわち、ヘテロダイン信号s1、s3 、およびs4をそれぞれに生じる結果となる。信号s1は波長λ1に対応し、信号 s3およびs4は波長λ2に対応している。信号sjは、
ィジタル方式で、分析を目的として送達される。
いる。l1およびl2が低位の整数であって、波長の比率が、末端用途の適用が出
力データに課す要求精度に適うのに十分な相対精度で、比率(l1/l2)に一致
する事例については、ヘテロダイン信号s1、s3、およびs4を電子処理するた めの好ましい手順は、本発明の第2の好ましい実施態様の変形について後で明示
する手順と同一である。
れるスーパーへテロダイン受信装置技術の適用により好ましくは獲得されるが、
ここでは、各条件は高精度位相測定には一般により好ましい。
構成されているのが好ましいが、この場合、英数字のうちの数字成分は要素の機
能を示しており、図1fに描かれた第1の実施態様の電子処理要素について説明
したのと、同一数字成分/機能関係にある。電子プロセッサ209によりヘテロ
ダイン信号s1、s3、およびs4を処理する際の工程の説明は、電子プロセッサ 109により第1の実施態様のヘテロダイン信号s1およびs2の処理を行なう際
の工程の説明の、各要素の英数字の数字成分に従う対応部分と同一である。ヘテ
ロダイン信号s1、s3、およびs4のプロセッサ209による処理は、3つのサ イドバンド位相Φ1×I1、Φ3×I2、およびΦ4×I2生じるが、ここでは、
)。
位相Φ1×I1、および結果として生じた位相和(Φ3×I2+Φ4×I2)は、それぞ れ電子プロセッサ1095Cおよび1095Dにおいて、l1/p1および(l2 /p2)(1/2)によって、それぞれ乗算処理され、位相(l1/p1)Φ1×I1 および(l2/p2)(Φ3×I2+Φ4×I2)/2を生じる結果となる。位相(l1 /p1)Φ1×I1および(l2/p2)(Φ3×I2+Φ4×I2)/2は、次に、アナロ
グ処理またはデジタル処理(好ましくはディジタル処理)により、電子プロセッ
サ1096Cにおいて一緒に加算処理され、そして電子プロセッサ1097Bに
おいて互いから減算処理され、位相θ1G、およびΦ1Gをそれぞれに生じる。形式
的には、以下のようになる。
表面95または反射表面96のいずれの傾斜にも高感応的ではなく、示差平面ミ
ラー干渉計の使用の結果として、干渉計ビームスプリットキューブと、それに関
連する光学構成要素とにおいて発生し得る熱擾乱および機械的擾乱に高感応的で
ないことに、注目しなければならない。位相Φ1×I1、θ1G、およびΦ1Gは、好 ましくはディジタル方式の信号105として、コンピュータ110に伝送される
。
施態様において得られた他の量に関連づけて表現可能である。
の変動のせいであると共に、測定路および基準路における経路iの物理長の、そ
れぞれの平均物理長との差のせいである。これに加えて、等式(84)は、これ
ら2つの異なる波長についての各経路が実質的に共拡張的である事例については
有効であり、ここでは、第2の実施態様における本発明の機能を最も簡略な様式
で例示するように、1つの事例が選択される。当業者には、異なる波長について
の経路が実質的には共拡張的ではない事例まで一般化することは、分かり易い手
順である。
分と同一である。
に理解されて、気体の固有光学特性を、とりわけ、気体の逆分散力を測定するた
めの本発明の第2の好ましい実施態様の変形を図式で描写しており、この場合、
末端用途の適用は気体の固有光学特性を判定する特定の様式の選択に実質的には
影響を及ぼさず、また、採用した光源の安定性は十分であり、かつ、採用した光
源が発生する光ビームの波長は、最終的な末端用途の適用が出力データに課す要
求精度に適うのには十分である相対精度まで、調和的に関係している。波長が略
調和的に互いに関係している状態は、比率(l1/l2)が低位の非ゼロ整数比率
(p1/p2)として表現可能である第1の実施態様の特殊事例に対応している(
等式(35)と比較のこと)。
と、光ビーム9および光ビーム10の説明とは、各波長が最終的な末端用途の適
用が出力データに課す要求精度に適うのに十分なだけの相対精度に調和的に関連
しているという追加要件があれば、第1の実施態様について与えた光ビーム9お
よび光ビーム10の光源の説明、ならびに、光ビーム9および光ビーム10の説
明と同一である。図2aから図2cに描いた第2の実施態様の変形についての装
置の説明は、p1=2およびp2=1である事例について第2の実施態様について
与えた説明の対応部分と同一である。
ましいが、アナログ処置またはディジタル処理のいずれかとして、ヘテロダイン
信号s1およびs3を一緒に電子的に乗算処理するための電子プロセッサ1092
Hを好ましくは備えており、下記の数学的形式を有しているスーパーへテロダイ
ン信号S1×3を生じる。
よび位相θ1×3を有しており、第2のサイドバンドは周波数Fおよび位相Φ1×3 を有している。
Gにより、広域フィルタリングおよび低域フィルタリング、もしくは、周波数で
分離される2つの信号を分離させるための同様の技術により分離される。スーパ
ーへテロダイン信号のより低い方の周波数サイドバンドの周波数Fは、第1の実
施態様の議論の対応部分で説明したように、プロセッサ1093Gの分離作業を
かなり簡略化していて、スーパーへテロダイン信号のより高い方の周波数サイド
バンドの周波数νよりも遥かにずっと小さくなり得る。電子プロセッサ209A
は、ディジタル式ヒルバート変成位相検出装置(R.E.Bestの前掲、Op
penheimおよびSchaferの前掲を参照のこと)などの時間に基づく
位相検出と、ドライバー5およびドライバー6の位相とを利用して、位相θ1×3 および位相Φ1×3を判定するための電子プロセッサ1094Hを更に備える。
のプロセッサは、ディジタル処理が好ましいが、アナログ処理またはディジタル
処理のいずれかとして、ヘテロダイン信号s1およびs4を一緒に電子的に乗算処
理して、下記の数学的形式を有しているスーパーへテロダイン信号S1×4を生じ
る。
ドを含んでおり、以下のように書き換え可能である。
ンドS+ 1×4およびS- 1×4を含んでおり、一方のサイドバンドは周波数νおよび
位相θ1×4を有しており、第2のサイドバンドは周波数Fおよび位相Φ1×4を有
している。
Hにより、広域フィルタリングおよび低域フィルタリング、もしくは、周波数で
分離される2つの信号を分離させるための任意の同様の技術により分離される。
電子プロセッサ1093Gの議論で注目したように、スーパーへテロダイン信号
S1×4のより低い方の周波数サイドバンドの周波数Fは、プロセッサ1093H
の分離作業をかなり簡略化していて、スーパーへテロダイン信号S1×4のより高
い方の周波数サイドバンドの周波数よりも遥かにずっと小さくなり得る。電子プ
ロセッサ209Aは、ディジタル式ヒルバート変成位相検出装置(Bestの前
掲、OppenheimおよびSchaferの前掲を参照のこと)などの時間
に基づく位相検出と、ドライバー5およびドライバー6の位相とを利用して、位
相θ1×4および位相Φ1×4を判定するための電子プロセッサ1094Iを更に備
えている。
ナログ処理またはディジタル処理により一緒に加算処理され、位相Φ1×3および
位相Φ1×4は電子プロセッサ1097Cにおいて、ディジタル処理が好ましいが
、アナログ処理またはディジタル処理により互いから減算処理されて、位相2θ 1G および位相2Φ1Gをそれぞれに生じる。形式的には、
反射表面95または96のいずれの傾斜にも高感応的ではなく、示差平面ミラー
干渉計の使用の結果として、干渉計ビームスプリットキューブと、それに関連す
る光学構成要素とにおいて発生し得る熱擾乱および機械的擾乱に高感応的でない
ことに、注目しなければならない。
性検出を基準信号101などと一緒に使用して、ヘテロダイン信号s1から位相 φ1を判定するための電子プロセッサ1094Cを備えている。位相φ1、θ1G、
およびΦ1Gは、好ましくはディジタル方式で、Γの算出を目的として、信号10
5としてコンピュータ110に伝達される。
(27)、等式(83)、等式(84)、等式(85)、および等式(86)に
より、下記の関係を利用して、第2の実施態様の変形において得られる他の量に
関連して表わされ得る。
対応部分と同一である。
Φ1×3およびΦ1×4の判定などの重要な電子処理工程の実行についてのオプショ
ンであり、各周波数は、相当に異なる周波数を有しているヘテロダイン信号およ
び/または修正したヘテロダイン信号が経験するグループの遅延のせいで周波数
感応性位相オフセットを増大させる可能性があるという危険なしに、第1の実施
態様およびその変形の電子処理と、第2の実施態様の電子処理とに関連した簡略
化された電子処理を利用して、実質的には同一であるヘテロダイン信号s1、s3 、およびs4の各周波数と比較して低い。第2の実施態様の変形についてのグル ープ遅延の効果の議論は、第2の実施態様について与えた説明の対応部分と同一
である。
体の他の固有光学特性、とりわけ気体の逆分散力を測定するための第1グループ
の好ましい実施態様に由来する、本発明の第3の好ましい実施態様を図式で描写
しており、この場合、末端用途の適用は気体の固有光学特性を判定する特定の様
式の選択に実質的に影響を及ぼさず、また、採用した光源の安定性は十分であり
、かつ、採用した光源が発生する光ビームの波長の比率は、最終的な末端用途の
適用が出力データに課す要求精度に適うのには十分である相対精度まで、既知の
比率の値に符号する。第3の実施態様は、第1の実施態様および第2の実施態様
ならびにそれらの変形で使用される示差平面ミラー干渉計の構成とは異なってい
る示差平面ミラー干渉計の構成を使用する。第3の実施態様における示差平面ミ
ラー干渉計の構成は、第2の実施態様およびその変形についてと同様に、第2波
長についての測定路を通る複数通過の回数に関連して、或る波長において測定路
を通る、異なる回数の複数通過を生じるという効果を有している。第3の実施態
様と、第1の実施態様および第2の実施態様との間の主たる差異は、示差平面ミ
ラー干渉計の比較的より複雑なシステムと、信号プロセッサにおける一般に個数
を減じた要素とに存する。
ビーム9および光ビーム10の説明とは、本発明の第1の好ましい実施態様につ
いて与えた光ビーム9および光ビーム10の光源の説明、ならびに、光ビーム9
および光ビーム10の説明と同一である。
1となり、ビーム10はミラー54により反射されてビーム12になる。ビーム
11は示差平面ミラー干渉計169に入射し、ビーム12は示差平面ミラー干渉
計70に入射するが、第3の実施態様の示差平面ミラー干渉計70は第1の好ま
しい実施態様について図1aおよび図1cに描いた示差平面ミラー干渉計70と
同一である。ビーム11の第1周波数成分が唯一のプロジェニターであるビーム
は図3bおよび図3cに破線で示され、ビーム11の第2周波数成分が唯一のプ
ロジェニターとなるビームは、図3bおよび図3cに点線で示される。示差平面
ミラー干渉計169および示差平面ミラー干渉計70は、測定セル90が備えた
外部ミラーを装備するが、ビーム11のx成分とy成分の間の位相シフトφ5、 およびビーム12のx成分とy成分の間の位相シフトφ2を導入するための、干 渉測定法手段を備えている。
図3bに示したような4つの射出ビーム/戻りビーム217、225、317、
および325と、図3cに示したような4つの射出ビーム/戻りビーム233、
241、333、および341を有している。ビーム11の1つの周波数成分か
ら派生しているビーム217、225、233、および241は1つの測定レッ
グを含んでおり、ビーム11の第2周波数成分から派生しているビーム317、
325、333、および341は、第2測定レッグを含んでいる。ビーム217
、225、233、241、317、325、333、および341は、図3b
および図3cに例示したように、測定セル90に入射し、この結果、ビーム24
3およびビーム343を生じる。測定セル90におけるビーム217、225、
233、および241の伝搬の説明は、第1の好ましい実施態様についての測定
セル90において、ビーム17、25、33、および41それぞれの伝搬につい
て与えた説明の対応部分と同一である。同様に、測定セル90におけるビーム3
17、325、333、および341の伝搬の説明は、第1の好ましい実施態様
についての測定セル90において、ビーム17、25、33、および41それぞ
れの伝搬について与えた説明の対応部分と同一である。ビーム243およびビー
ム343は、波長λ1における、逆分散力Γが判定されることになる気体を通る 光路長についての情報と、真空を通る光路長についての情報とをそれぞれに含ん
でいる。
ムの伝搬の説明は、図1bに示した第1実施態様の示差平面ミラー干渉計70の
説明と、示差平面ミラー干渉計70におけるビームの伝搬の説明の対応部分につ
いて与えた説明と同一である。
図1cおよび図1eにおける第1の実施態様について例示したのと同一であるビ
ーム28およびビーム128を生じる結果となる。ビーム28およびビーム12
8は、逆分散力が判定されることになる気体を通る光路長についてと、真空を取
る光路長についての、波長λ2における情報をそれぞれに含む。
に示されたのと同一の測定路97または基準路98の経路iの往復物理長Liに 関連する。
する際に採用したように、第3の好ましい実施態様における本発明の機能を最も
簡単な様式で例示するように、p1=4およびp2=2についてのものである。
引例に挙げた論文を参照のこと)は、等式(104)では省かれている。当業者
に公知の技術は、無視できるレベルまで周期誤差を減じるか、周期誤差の存在を
補償するか、いずれかのために採用可能であり、すなわち、干渉計における分離
ビーム、および/または、各光ビーム源から干渉計までの光ビームのための搬送
システムにおける分離ビームを利用する等の技術が採用可能である(Tanak
a、Yamagami、およびNakayama著の前掲を参照のこと)。
ーム11の2つの周波数成分を分離するために使用される手段と、混合出力ビー
ム345を生じるために使用される手段とを例外として、示差平面ミラー干渉計
69について説明した操作と同一である。図3bを参照すると、ビーム11の第
1部分は、偏光式ビームスプリッタであるのが好ましいビームスプリッタ55A
により反射され、ミラー55Bにより反射され、半波位相遅延プレート79Aに
より伝達され、偏光式ビームスプリッタであるのが好ましいビームスプリッタ6
1Cにより伝達され、ファラデー回転子179Bにより伝達され、更に、半波位
相遅延プレート79Dにより伝達されて、ビーム313になる。ファラデー回転
子179Bおよび半波位相遅延プレート79Dは伝搬ビームの偏光の平面を±4
5゜および−/+45゜だけ、それぞれに回転させるが、その時、伝達ビームの
偏光の平面の正味回転は生じない。
ムスプリッタであるのが好ましいビームスプリッタ61Aにより伝達され、ファ
ラデー回転子179Aにより伝達され、半波位相遅延プレート79Cにより伝達
され、ビーム213になる。ファラデー回転子179Aおよび半波位相遅延プレ
ート79Cは伝搬ビームの偏光の平面を±45゜および−/+45゜だけ、それ
ぞれに回転させるが、この時、伝搬ビームの偏光の平面の正味回転は生じない。
半波位相遅延プレート79は伝搬ビームの偏光の平面を90゜だけ回転させ、ビ
ーム213およびビーム313が同一偏光を有し、しかし、異なる周波数を有し
ているようにする。ファラデー回転子179Aおよび179Bならびに半波位相
遅延プレート79Cおよび79Dの目的は、ビーム213およびビーム313の
特性には実質的にどのような効果も有していないが、ビーム243およびビーム
343の偏光を90゜だけ回転させて、ビーム11の経路からビーム243およ
びビーム343の効率的な空間分離を達成するようにすることである。
ラデー回転子179Aにより伝達され、ビームスプリッタ61Aにより反射され
、ビームスプリッタ61Bにより伝達され、次に、ミラー63により反射されて
、位相シフトしたビーム345の第1成分になる。半波位相遅延プレート79C
およびファラデー回転子179Aは、各々が、ビーム243の偏光を45゜だけ
回転させて、位相シフトしたビーム345の第1成分がビーム243の偏光に直
交偏光状態になるようにする。好ましくは、ビームスプレッタ61Aは、偏光式
ビームスプレットであり、そして、好ましくは、ビームスプレッタ61Bは、非
偏光式ビームスプレッタである。ビーム343は半波位相遅延プレート79Dお
よびファラデー回転子179Bにより伝達され、ビームスプリッタ61Cにより
反射され、ミラー61Dにより反射され、ビームスプリッタ61Bにより反射さ
れ、更に、ミラー63により反射されて、位相シフトしたビーム345の第2成
分となる。半波位相遅延プレート79Dおよびファラデー回転子179Bは各々
が、ビーム343の偏光を45゜だけ回転させて、位相シフトしたビーム345
の第2成分がビーム343の偏光に直交偏光状態になるようにする。ビームスプ
リッタ−61Cは偏光式ビームスプリッタであるのが、好ましい。位相シフトし
たビーム345は混合ビームであり、位相シフトしたビーム345の第1成分お
よび第2成分は同一偏光を有しているが、異なる周波数を有している。
たのと同一である、ビーム130を形成するように結合される。ビーム130は
混合ビームとして示差平面ミラー干渉計70を出るが、この時、ビーム130の
第1成分と第2成分とは同一線形偏光を有している。
0は光検出器185および86にそれぞれに衝突し、好ましくは光電検出により
、2つの干渉信号、すなわち、ヘテロダイン信号s5およびs2それぞれを生じる
結果となる。信号s5は波長λ1に対応し、信号s2は波長λ2に対応する。信号s j は、j=1およびj=2である代わりに、それぞれにj=5およびj=2であ ることを除けば、等式(4)が表している形式の時間依存引数αj(t)と一緒 に、等式(3)により表された形式を有している。ヘテロダイン信号s5および s2は、分析のための電子プロセッサ309に、電子信号203および104と してそれぞれに、ディジタル方式かアナログ方式のいずれかで伝達される。
いる。l1およびl2が低位の整数であって、波長の比率が、末端用途の適用が出
力データに課す要求精度に適うのに十分な相対精度で、比率(l1/l2)に一致
する事例については、ヘテロダイン信号s5およびs2を電子処理するための好ま
しい手順は、本発明の第3の好ましい実施態様の変形について後で明示する手順
と同一である。
数がf1およびf2よりも実質的に低い周波数へとシフトされるスーパーへテロダ
イン受信技術の適用により獲得されるのが好ましいが、ここでは、各条件は高精
度位相測定には一般により好ましい。
構成されているのが好ましいが、この場合、英数字のうちの数字成分は要素の機
能を示しており、図1fに描かれた第1の実施態様の電子処理要素について説明
したのと、同一数字成分/機能関係にある。電子プロセッサ309によりヘテロ
ダイン信号s5およびs2を処理する際の工程の説明は、電子プロセッサ109に
より第1の実施態様のヘテロダイン信号s1およびs2の処理を行なう際の工程の
説明の、各要素の英数字の数字成分に従って、対応部分と同一である。ヘテロダ
イン信号s5およびs2の電子プロセッサ309による処理は、2つのサイドバン
ド位相Φ5×I1およびΦ2×I2を生じ、ここで、
)。
ッサ1095Eおよび1095Bにおいて、それぞれ(l1/p1)および(l2 /p2)によって、それぞれに乗算処理され、位相(l1/p1)Φ5×I1および(
l2/p2)Φ2×I2を生じる結果となる。位相(l1/p1)Φ5×I1および(l2 /p2)Φ2×I2は、次に、アナログ処理またはディジタル処理により、電子プロ
セッサ1096Eにおいて一緒に加算処理され、そして電子プロセッサ1097
Dにおいて互いから減算処理され、位相θ1G、およびΦ1Gをそれぞれに生じる。
形式的には、以下のようになる。
反射表面95または反射表面96のいずれの傾斜にも高感応的ではなく、示差平
面ミラー干渉計の使用の結果として、干渉計ビームスプリットキューブと、それ
に関連する光学構成要素とにおいて発生し得る熱擾乱および機械的擾乱に高感応
的でないことに、注目しなければならない。
施態様において得られる他の量に関連づけて表現可能である。
られるが、ξおよびZは次の式により与えられる。
的である事例については有効であり、ここでは、第2の実施態様における本発明
の機能を最も簡略な様式で例示するように、1つの事例が選択されている。当業
者には、2つの異なる波長についての経路が実質的には共拡張的ではない事例ま
で一般化することは、分かり易い手順である。
て与えた説明の対応部分と同一である。
に理解されて、気体の固有光学特性を、とりわけ、気体の逆分散力を測定するた
めの本発明の第3の好ましい実施態様の変形を図式で描写しており、この場合、
末端用途の適用は気体の固有光学特性を判定する特定の様式の選択に実質的には
影響を及ぼさず、また、採用した光源の安定性は十分であり、かつ、採用した光
源が発生する光ビームの波長は、最終的な末端用途の適用が出力データに課す要
求精度に適うのには十分である相対精度まで、調和的に関係している。波長が略
調和的に互いに関係している状態は、比率(l1/l2)が低位の非ゼロ整数(p 1 /p2)として表現可能である第1の実施態様の特殊事例に対応している(等式
(35)を参照のこと)。
明と、光ビーム9および光ビーム10の説明とは、波長が最終的な最終用途の適
用が出力データに課す要求精度に適うのに十分なだけの相対精度に調和的に関連
しているという追加要件があれば、第1の実施態様について与えた光ビーム9お
よび光ビーム10の光源の説明、ならびに、光ビーム9および光ビーム10の説
明と同一である。図3aから図3cに描いた第3の実施態様の変形例についての
装置の説明は、p1=4およびp2=2である事例について第3の実施態様につい
て与えた説明の対応部分と同一である。
テロダイン信号s5およびs2を電子的に混合するための手段1092Kを備えて
おり、下記の数学的形態を有しているスーパーへテロダイン信号S5×2を生じる
。
から構成されており、次のように書き換え可能である。
位相θ1Gを有しており、第2のサイドバンドは周波数FおよびΦ1Gを有している
。
Jにより、高域フィルタリングおよび低域フィルタリング、もしくは、周波数が
分離した2つの信号を分離させるための任意の同様の技術により分離される。ス
ーパーへテロダイン信号の低いほうの周波数サイドバンドの周波数Fは、第1の
実施態様の議論の対応部で説明したように、プロセッサ1093Iの分離作業を
かなり簡略化していて、スーパーへテロダイン信号の高いほうの周波数サイドバ
ンドの周波数νよりも遥かにずっと小さくなり得る。電子プロセッサ209Aは
、ディジタル式Hilbert変成位相検出装置(R.E. Bestの同一出
典、OppenheimおよびSchaferの同一出典を参照のこと)などの
時間に基づく位相検出と、ドライバ5およびドライバ6の位相とを利用して、位
相θ1Gおよび位相Φ1Gをそれぞれに決定するための電子プロセッサ1094Lお
よび1094Mを更に備えている。
性検出を基準信号101などと一緒に利用して、ヘテロダイン信号s5から位相 φ5を決定するための電子プロセッサ1094Kを備えている。位相φ5、θ1G、
およびΦ1Gは、ディジタル方式が好ましいが、ディジタル方式かアナログ方式で
、Γの算出のために、信号105としてコンピュータ110に伝送される。
109)、(110)および(111)に対応する公式により、下記の関係を利
用して、第3の実施態様の変形例において得られる他の量に関連して表わされ得
る。
た説明の対応部分と同一である。
テロダイン信号および/または改変したヘテロダイン信号が経験するグループ遅
延差のせいである周波数感応性位相オフセット誤差を増加させる可能性があると
いう危険なしに、第1の実施態様およびその一例の電子処理と、第2の実施態様
の電子処理とに関連した簡略化された電子処理を利用して、実質的には同一であ
る信号s5およびs2の混合などの重要な電子処理段階的工程の実行についてのオ
プションである。第3の実施態様の変形例についてのグループ遅延の効果の議論
は、第3の実施態様について与えた説明の対応部分と同一である。
Γなどの固有光学特性の決定についての好ましいモードを表しており、この場合
、引き続く下流側使用の特性は、固有光学特性を決定する特定の態様の選択に影
響する。かかる特性を利用した下流側用途の一例は距離計測式干渉計測定におい
て見られるが、その場合、測定路の気体の柱状密度の代わりとして(n2−n1)
の測定値を得るために、また、測定路において存在している気体の補正を行なう
ために(n2−n1)という測定値を利用して、分散干渉計測定が採用される。
、例えば、Γに関する相違は、等式(23)に従ったΓの計算で使用するために
分母(n2−n1)を得る特定の態様をとっている。第1グループの好ましい実施
態様については、それぞれの分母(n2−n1)1Gの測定値は、2つの屈折度(n 2 −1)および(n1−1)の差として得られる(等式2を参照のこと)。第2グ
ループの好ましい実施態様については、それぞれの分母(n2−n1)2Gは、2つ
の測定した屈折率n2およびn1の差として得られる。測定路における気体柱状密
度の代用(n2−n1)として獲得するために分散干渉計測定が採用される距離計
測干渉計測定においては、代用(n2−n1)DMIも2つの測定した屈折率n2およ
びn1の差として得られる。その結果として、(n2−n1)DMIと(n2−n1)2G の測定比は(n2−n1)の低いほうの空間周波数成分についての波長λ2および λ1の測定値の誤差とは実質的に無関係であるが、(n2−n1)DMIと(n2−n1 )1Gの測定比は、一般に、(n2−n1)の空間周波数成分のスペクトルのいずれ
の部分についての波長λ2およびλ1の測定値の誤差とも無関係である。(n2− n1)のより低い方の空間周波数成分についてのλ2およびλ1の測定値の誤差に 対する(n2−n1)DMIと(n2−n1)2Gの測定比の実質的にゼロの感度は、第 4の好ましい実施態様の説明で更に論じられ、マイクロリソグラフィーで必要と
なるような精度距離計測干渉計測定における重要な利点へと導き得る。
特性(特に、気体の逆分散力Γ)を測定するための第2グループの好ましい実施
態様に由来する、本発明の第4の好ましい実施態様を図式で描写しており、この
場合、最終用途の適用は気体の固有光学特性を決定する特定の態様の選択に影響
を及ぼし、また、採用した光源の安定性は十分であり、かつ、採用した光源が発
生する光ビームの波長の比率は、最終的な最終用途の適用が出力データに課す要
求精度に適うのには十分である相対精度で、既知の比の値に一致する。第4の実
施態様における示差平面ミラー干渉計の構成は、Γの計算について等式(23)
の分子として使用するための屈折度(n1−1)の測定と、分母として使用する ための2つの測定屈折率n2およびn1の差としての(n2−n1)の測定値に等価
な(n2−n1)2Gの測定とを許容する。
ビーム9および光ビーム10の説明とは、第1の好ましい実施態様について与え
た光ビーム9および光ビーム10の光源の説明、ならびに、光ビーム9および光
ビーム10の説明と同一である。
なる。ビーム10はミラー54により、ビーム212として反射される。ビーム
11は示差平面ミラー干渉計グループ269に入射し、ビーム212は示差平面
ミラー干渉計グループ270に入射する。測定セル90が装備した外部ミラーを
有する示差平面ミラー干渉計グループ269および示差平面ミラー干渉計グルー
プ270は、ビーム11のx成分とy成分との第1部分の間に位相シフトφ1を 導入し、ビーム11のx成分とy成分との第2部分の間に位相シフトφ6を導入 し、更に、ビーム212のx成分とy成分との間に位相シフトφ7を導入するた めの干渉計手段を備えている。
プリッタ55Aによりビーム13として伝達され、ビーム11の第2部分は、ビ
ームスプリッタ55Aにより反射され、これは、非偏光型であるのが好ましいビ
ームスプリッタ55Cに衝突する。ビーム11の第2部分の第1部分はビームス
プリッタ55Cにより反射され、次いで、半波位相遅延プレート79によりビー
ム113として伝達される。ビーム11の第2部分の第2部分は、ビームスプリ
ッタ55Cにより伝達され、ミラー55Dにより反射され、半波位相遅延プレー
ト79によりビーム1113として伝達される。半波位相遅延プレート79は、
ビーム11の第2部分の第1部分および第2部分の偏光の平面を90゜だけ回転
させるように配向されて、ビーム13、113、および、1113は同一偏光を
有している。しかしながら、ビーム13はビーム113およびビーム1113の
周波数とは異なる周波数を有しており、ビーム113およびビーム1113の周
波数は同一である。ビーム11の第1周波数成分が唯一のプロジェニターである
ビームは破線により図4bに示されており、ビーム11の第2周波数成分が唯一
のプロジェニターであるビームは、図4bに点線または一点鎖線のいずれかで示
されている。
ミラー干渉計69と同一要素を備えており、2つの示差平面ミラー干渉計におけ
る同一参照番号を付した要素は同一機能を果たす。示差平面ミラー干渉計グルー
プ269について図4bに示したビームの多くが、示差平面ミラー干渉計69に
ついて図1bに示したビームと同一特性を有しており、2つの示差平面ミラー干
渉計における同一参照番号を付したビームは、同一特性を有している。更に、(
1000+N)の番号を有している、示差平面ミラー干渉計269について図4
bに示したビームは、真空路98において対応する基準路の長さがゼロの名目値
を有しているという点を例外として、示差平面ミラー干渉計69について図1b
に示した番号Nを有するビームと同一特性を有している(図4dと比較のこと)
。示差平面ミラー干渉計269および測定セル90(図4bを参照のこと)によ
り生成されたビーム27、ビーム127、および、ビーム1127は、逆分散力
を決定することになる気体を通る光路長についての、真空を通る光路長について
の、およびゼロ長の光路長についての、波長λ1における情報をそれぞれに含ん でいる。
ビームスプリッタ63Cにより伝達され、ミラー63Bにより反射され、ビーム
27の第1部分の一部は、非偏光型であるのが好ましいビームスプリッタ63A
により反射され、ビーム129の1成分となる。ビーム127の一部はビームス
プリッタ63Aにより伝達されて、ビーム129の第2成分となる。ビーム12
9は混合ビームとして示差平面ミラー干渉計グループ269を出るが、ビーム1
29の第1成分および第2成分は、異なる周波数を有した同一線形偏光を有して
いる。ビーム27の第2部分はビームスプリッタ63Cにより反射され、ビーム
27の第2部分の一部は、非偏光型であるのが好ましいビームスプリッタ63D
により反射されて、ビーム1129の1成分となる。ビーム1127の一部はビ
ームスプリッタ63Dにより伝達されて、ビーム1129の第2成分となる。ビ
ーム1129は混合ビームとして示差平面ミラー干渉計グループ269を出るが
、この時、ビーム1129の第1成分および第2成分は、異なる周波数を備えた
同一線形偏光を有している。
差平面ミラー干渉計70と同一要素を備えており、2つの示差平面ミラー干渉計
の同一番号を付した要素は、同一機能を果たす。示差平面ミラー干渉計270に
ついて図4cに示したビームの多くは示差平面ミラー干渉計70について図1c
に示したビームと同一特性を有しており、2つの示差平面ミラー干渉計における
同一参照番号を付したビームは、同一特性を有している。更に、(1000+N
)の番号を有している、示差平面ミラー干渉計270について図4cに示したビ
ームは、真空路98において対応する基準路の長さがゼロの名目値を有している
という点を例外として、示差平面ミラー干渉計70について図1cに示した番号
Nを有するビームと同一特性を有している。示差平面ミラー干渉計270および
測定セル90により生成されたビーム28、および、ビーム1128は、逆分散
力を決定することになる気体を通る光路長についての、また、ゼロ長の光路長を
備える基準路についての、波長λ2における情報をそれぞれに含んでいる。
の一部は、非偏光型であるのが好ましいビームスプリッタ64Aにより反射され
、ビーム1130の1成分となる。ビーム1128の一部はビームスプリッタ6
4Aにより伝達されて、ビーム1130の第2成分となる。ビーム1130は混
合ビームとして示差平面ミラー干渉計270を出るが、ビーム1130の第1成
分および第2成分は、異なる周波数を有した同一線形偏光を有している。
)物理長Liに、または、ゼロ物理長の基準路に関連する。
cにおける例示は、第4の実施態様における本発明の機能を最も簡単な態様で例
示するように、p=2についてのものである。当業者には、p≠2の場合の事例
への一般化は分かり易い手順である。
引例に挙げた論文を参照のこと)は、等式(121)では省かれている。当業者
に公知の技術は、無視できるレベルまで周期誤差を減じるか、周期誤差の存在を
補正するか、のいずれかのために採用可能である(干渉計における分離ビーム、
および/または、各光ビーム源から干渉計までの光ビームのための搬送システム
における分離ビームを利用する等の技術)(Tanaka、Yamagami、
および、Nakayama著の同一出典)。
、ビーム1130は光検出器85、1085、および、1186にそれぞれに衝
突して、好ましくは光電検波により、3つの干渉信号であるヘテロダイン信号s 1 、s6、および、s7をそれぞれ生じる結果となる。信号s1および信号s6は波 長λ1に対応し、信号s7は波長λ2に対応している。信号sjは
09へ、ディジタル方式かアナログ方式のいずれか(ディジタル方式が好ましい
)で、伝送される。
信号、それぞれ基準信号101および102それぞれにより、電子プロセッサ4
09に伝達される。
されている。l1およびl2が低オーダー整数であって、波長の比率が、最終用途
の適用が出力データに課す要求精度に適うのに十分な相対精度で、既知の比率(
l1/l2)に一致する事例については、ヘテロダイン信号s1、s6、および、s 7 を電子処理するための好ましい手順は、本発明の第4の好ましい実施態様の変 形例について後で明示する手順と同一である。
イン受信装置技術の適用により獲得されるのが好ましいが、ここでは、条件は高
精度位相測定には一般により好ましい。
むのが好ましいが、この場合、英数字のうちの数字成分は要素の機能を示してお
り、図1fに描かれた第1の実施態様の電子処理要素について説明したのと、同
一数字成分/機能関係にある。第4の実施態様のヘテロダイン信号s1およびs6 は、各々が第1の実施態様の信号s1と同一シーケンスの電子処理段階工程によ り処理され、第4の実施態様のs7は第1の実施態様の信号s2と同一シーケンス
の電子処理段階工程により処理される。図4fに示したような分析の結果は以下
の位相であり、
1095Gにおいてそれぞれ、(l1/p)および(l2/p)によって、それぞ
れに乗算処理さる。次に、位相(l1/p)Φ6×I1および(l2/p)Φ7×I2は
、電子プロセッサ1096Fにおいて一緒に加算処理され、アナログ処理または
ディジタル処理(ディジタル処理が好ましい)により、電子プロセッサ1097
Eにおいて互いから減算され、位相θ2GおよびΦ2Gをそれぞれに生じる。形式的
には、以下のようになる。
射表面95または反射表面96のいずれの傾斜にも高感応的ではなく、示差平面
ミラー干渉計の使用の結果として、干渉計ビームスプリットキューブと、それに
関連する光学構成要素とにおいて発生し得る熱擾乱および機械的擾乱に非感応性
であることに、注目しなければならない。
より第4の実施態様に関して得られた他の量に関連して表され得る。
られ、およびZは次の式により与えられる。
である事例については有効であり、ここでは、第2の実施態様における本発明の
機能を最も簡略な態様で例示するように、1つの事例が選択されている。当業者
には、2つの異なる波長についての経路が実質的には共拡張的ではない事例まで
一般化することは、分かり易い手順である。
K/χ)に関して等式(26)および等式(27)から表わし得る。以下の条件
で演算する場合は、
の測定に要する相対精度εで乗算した値よりも1オーダーまたはそれ以上小さな
相対精度まで、既知の比率(l1/l2)と同一である事例については、等式(1
28)はより簡単な形態まで縮小する。
様についての対応する制約と比較して、既知の比率(l2/l1)からの、波長の
比率の容認可能な逸れに関するより厳しい制約を表している。より厳しい制約に
ついての根拠は等式(32)および等式(133)を吟味すれば自明であり、こ
の場合、第1グループの好ましい実施態様により得られたΓは、第4の実施態様
、すなわち、第2グループの好ましい実施態様の代表によって得られたΓに関す
る(K/χ)の誤差に対して、以下の比率に等しい因子分だけ、影響を受けにく
い:
途の感応性に関する逆分散力Γの決定のための第4の実施態様に関連する、好ま
しいグループの実施態様である。
用が距離計測干渉計測定におけるものであって、測定路における気体の柱状密度
の代用として(n2−n1)の測定値を得るために分散干渉計計測が採用され、ま
た、測定路に存在する気体の補正を行なうために(n2−n1)の測定値を使って
、分散干渉計計測が採用され、第4の実施態様はΓの決定についての第1グルー
プの好ましい実施態様の実施態様にも優って、好ましいことに注目した。先の言
説の根拠は、等式(32)および等式(133)が表している特性から起こる。
(K/χ)における誤差に対する(n2−n1)DMIおよび(n2−n1)1Gの比率 の感応性は、等式(136)によって表されているのと同一である。比較すると
、第4の実施態様により得られたような(n2−n1)DMIおよび(n2−n1)2G の、(K/χ)における誤差に対する感度は、実質的には同一である。その結果
、第4の実施態様によって得られるような、(n2−n1)DMIおよび(n2−n1 )2Gの比率の、(K/χ)における誤差に対する正味感度は、(n2−n1)DMI および(n2−n1)1Gの比率の、(K/χ)における誤差に対する対応する感度
と比較して、実質的に低下され得る。第4の実施態様によって得られたような、
(n2−n1)DMIおよび(n2−n1)2Gの比率の、(K/χ)における誤差に対 する正味感度が、(n2−n1)DMIおよび(n2−n1)1Gの比率の、(K/χ) における誤差に対する対応する感度よりも低い値まで低下する程度まで、第2グ
ループの好ましい実施態様は、Γの決定についての好ましい実施態様である。
おり、すなわち、相関関係が大きい程、正味感度の低下は大きい。(n2−n1)
のより低い空間周波数成分については、(n2−n1)DMIと(n2−n1)2Gの間 の相互相関関係係数は実質的に1となる。空間周波数について、その値を超える
と、(n2−n1)DMIと(n2−n1)2Gの間の相互相関関係係数が最大値1から かなり外れてしまうような空間周波数は、距離測定/分散干渉計測定の装置と、
第4の実施態様の装置との空間分離度の関数である。
ついての条件は、距離計測干渉計測定の最終用途の適用についての(n2−n1) DMI と(n2−n1)2Gの間の相互相関関係係数を1から減算したものに関連する 因子により緩和され、この場合、分散干渉計測定は、測定路における気体の柱状
密度の代用として(n2−n1)の測定値を得るため採用され、(n2−n1)の測
定された値は、測定路に存在する気体の補正を行なうために使用されることが、
当業者には自明である。
が共拡張性である限りは、測定路97における気体の柱状密度の揺動または気体
の乱流とは実質的に無関係に、気体成分が分かっていなくても、環境条件が分か
っていなくても、また、気体成分の屈折度の特性が分かっていなくても、電子信
号105として、好ましくはディジタル方式で、等式(23)および(127)
、(128)、および(129)、ならびに必要ならば、k1の計算に従って、 Γの計算のために、Φ1×I1、Φ6×I1、θ2G、およびΦ2Gをコンピュータ110
に伝送する。
の対応部と同一である。
に理解されて、気体の固有光学特性(特に、気体の逆分散力)を測定するための
本発明の第4の好ましい実施態様の変形例を図式で描写しており、この場合、最
終用途の適用が、気体の固有光学特性を決定する特定の態様の選択に影響を及ぼ
し、また、採用した光源の安定性は十分であり、かつ、採用した光源が発生する
光ビームの波長は、最終的な最終用途の適用が出力データに課す要求精度に適う
のには十分である相対精度まで、調和的に関係している。波長がおおよそ調和的
に関係している状態は、比率(l1/l2)が低位(low order)非ゼロ
整数比(p1/p2)として表現可能である第4の実施態様の特殊事例に対応して
いる(等式(35)と比較のこと)。
明と、光ビーム9および光ビーム10の説明とは、波長が最終的な最終用途の適
用が出力データに課す要求精度に適うのに十分なだけの相対精度まで調和的に関
連しているという追加要件があれば、第1の実施態様について与えた光ビーム9
および光ビーム10の光源の説明、ならびに、光ビーム9および光ビーム10の
説明と同一である。図4aから図4eに描いた第4の実施態様の変形例について
の装置の説明は、第4の実施態様について与えた説明の対応部分と同一である。
場合、スーパーへテロダイン信号の周波数は、より正確な位相測定が概ね可能と
なる、f1およびf2よりも遥かに低い周波数のレベルにある。
子プロセッサ409Aは英数字を付した要素を含むのが好ましいが、この場合、
英数字のうちの数字成分は要素の機能を示しており、図1fに描かれた第1の実
施態様の電子処理要素について説明したのと、同一数字成分/機能関係にある。
図4gに描画されているように、第4の実施態様の変形例のヘテロダイン信号s 1 およびs6は、各々が第1の実施態様の変形例の信号s1と同一シーケンスの電 子処理段階工程により処理され、第4の実施態様の変形例のs6およびs7は第1
の実施態様の変形例の信号s2と同一シーケンスの電子処理段階工程により処理 され、その時、s6について2つの別個のシーケンスの電子処理段階工程が存在 している。その分析の結果は以下である:
のために、好ましくはディジタル方式でコンピュータ110に伝送される。第4
の実施態様の変形例の各量
施態様のΦ1×I1、Φ6×I1、θ2G、Φ2G 、、および、Zに形式的に等価である 。従って、屈折度(n1−1)、分散(n2−n1)2G、および、k1は、この段落
で引用された関係と、等式(26)および等式(27)によりそれぞれに与えら
れるχおよびKと、ゼロに設定したφI1およびφI2と、l1=p1、および、l2 =p2とを利用して、等式(127)、(128)および(129)をそれぞれ に用いた第4の実施態様の変形例により測定した各量に関連して表され得る。第
4の実施態様の変形例の残余の説明は、第4の実施態様について与えた説明の対
応部と同一である。
特性(特に、気体の逆分散力Γ)を測定するための第2グループの好ましい実施
態様に由来する、本発明の第5の好ましい実施態様を図式で描写しており、この
場合、最終用途の適用は気体の固有光学特性を決定する特定の態様の選択に影響
を及ぼし、また、採用した光源の安定性は十分であり、かつ、採用した光源が発
生する光ビームの波長の比率は、最終的な最終用途の適用が出力データに課す要
求精度に適うのには十分である相対精度で、既知の比率の値に一致する。第5の
実施態様における示差平面ミラー干渉計の構成は、Γの計算について等式(23
)の、分子として使用するための屈折度(n1−1)の測定と、分母として使用 するための2つの測定屈折率n2およびn1の差としての(n2−n1)の測定値に
等しい(n2−n1)2Gの測定とを許容する。
ビーム9および光ビーム10の説明とは、第2の好ましい実施態様について与え
た光ビーム9および光ビーム10の光源の説明、ならびに、光ビーム9および光
ビーム10の説明と同一である。
なる。ビーム10の一部は、非偏光型であるのが好ましいビームスプリッタ54
Aにより、ビーム12として反射される。ビーム10の第2部分はビームスプリ
ッタ54Aにより伝達されて、その後、ミラー54Bにより反射されて、ビーム
212になる。ビーム11は示差平面ミラー干渉計グループ269に入射し、ビ
ーム12およびビーム212は2つの示差平面ミラー干渉計を含む示差平面ミラ
ー干渉計グループ370に入射する。測定セル90が装備した外部ミラーを有す
る示差平面ミラー干渉計269および示差平面ミラー干渉計グループ370は、
ビーム11のx成分とy成分との第1部分の間に位相シフトφ1を導入し、ビー ム11のx成分とy成分との第2部分の間に位相シフトφ6を導入し、ビーム1 2のx成分とy成分との間に位相シフトφ8を導入し、ビーム212のx成分と y成分との間に位相シフトφ9を導入するための干渉計測定手段を備えている。
9におけるビームの伝播との説明は、図4bに示した第4実施態様の示差平面ミ
ラー干渉計グループ269と、示差平面ミラー干渉計グループ269におけるビ
ームの伝播との説明の対応部について与えた説明と同一である。
ミラー干渉計グループ170と同一要素を備えており、2つの示差平面ミラー干
渉計グループにおける同一参照番号を付した要素は同一機能を果たす。示差平面
ミラー干渉計グループ370について図5bに示したビームの多くが、示差平面
ミラー干渉計グループ170について図2bに示したビームと同一特性を有して
おり、2つの示差平面ミラー干渉計グループにおける同一参照番号を付したビー
ムは、同一特性を有している。更に、(1000+N)の番号を有している、示
差平面ミラー干渉計グループ370ついて図5bに示したビームは、真空路98
において対応する基準路の長さがゼロの名目値を有しているという点を例外とし
て、示差平面ミラー干渉計グループ170について図2bに示した番号Nを有す
るビームと同一特性を有している(図5cと比較のこと)。示差平面ミラー干渉
計グループ370および測定セル90(図5bと比較のこと)により生成された
ビーム20、220、1120、および、1320は、逆分散力を決定すること
になる気体を通る光路長についての、また、ゼロ長の光路長についての、波長λ 2 における情報をそれぞれに含んでいる。
差平面ミラー干渉計は、2つの射出ビーム/戻りビーム18および1118を有
している。ビーム12の1つの周波数成分である第1周波数成分から派生してい
るビーム18は、1つの測定レッグについてのビームを含んでおり、ビーム12
の第2周波数成分から派生しているビーム1118は、第2測定レッグについて
のビームを含んでいる。ビーム12の第1周波数成分が唯一のプロジェニターで
あるビームは、図5bに破線で示され、ビーム12の第2周波数成分が唯一のプ
ロジェニターであるビームは、図5bに点線で示される。
ラー干渉計は、2つの射出ビーム/戻りビーム218および1318を有してい
る。ビーム212の1つの周波数成分である第1周波数成分から派生するビーム
218は、1つの測定レッグについてのビームを含んでおり、ビーム212の第
2周波数成分から派生するビーム1318は、第2測定レッグについてのビーム
を含んでいる。ビーム212の第1周波数成分が唯一のプロジェニターであるビ
ームは、図5bにおいては一点鎖線で示されており、ビーム212の第2周波数
成分が唯一のプロジェニターであるビームは、図5bにおいて二点鎖線により示
されている。
非偏光式ビームスプリッタであるのが好ましいビームスプリッタ64Fにより反
射されて、ビーム1122の第1成分になる。ビーム1120の一部はビームス
プリッタ64Fにより伝達されて、ビーム1122の第2成分になる。ビーム1
122は混合ビームであり、この時、ビーム1122の第1成分および第2成分
は、同一線形偏光を有している。ビーム220はミラー64Dにより反射され、
その一部は非偏光式ビームスプリッタであるのが好ましいビームスプリッタ64
Gにより反射されて、ビーム1322の第1成分となる。ビーム1320の一部
はビームスプリッタ64Gにより伝達されて、ビーム1322の第2成分となる
。ビーム1322は混合ビームであり、ビーム1322の第1成分および第2成
分は同一線形偏光を有している。ビーム1122およびビーム1322は、示差
平面ミラー干渉計グループ370を出る。
て、下記の公式に従って、図4dに示したような測定路97および基準路98の
往復物理長に関連し、または、ゼロ物理長の基準路に関連している。
プ269(図4bと比較のこと)、および、測定セル90と一緒に、図5bに示
した示差平面ミラー干渉計グループ370は、第5の実施態様の装置の機能を最
も簡略化した態様で例示するために、p1=2およびp2=1の条件で構成されて
いる。
引例に挙げた論文を対照のこと)は、等式(139)では省かれている。当業者
に公知の技術は、無視できるレベルまで周期誤差を減じるか、周期誤差の存在を
補正するか、のいずれかのために採用可能である(干渉計における分離ビーム、
および/または、各光ビーム源から干渉計までの光ビームのための搬送システム
における分離ビームを利用する等の技術)(Tanaka、Yamagami、
および、Nakayama著の同一出典参照)。
129、ビーム1122および、ビーム1322は光検出器85、1085、1
186、および、1286にそれぞれに衝突して、好ましくは光電検波により、
4つの干渉信号であるヘテロダイン信号s1、s6、s8、および、s9をそれぞれ
に生じる結果となる。信号s1および信号s6は波長λ1に対応し、信号s8および
s9は波長λ2に対応している。信号sjは
号103、1103、1204、および、1404としてそれぞれに、分析用電
子プロセッサ509へ、ディジタル方式かアナログ方式のいずれかで、伝送され
る。
れか(ディジタル方式が好ましい)で、電気信号である基準信号101および1
02それぞれにより、電子プロセッサ509に伝送される。
方法は、本明細書中では、l1およびl2が低オーダー整数ではない事例について
提示されている。l1およびl2が低オーダー整数であって、波長の比率が、最終
用途の適用が出力データに課す要求精度に適うのに十分な相対精度で、比率(l 1 /l2)に一致する事例については、ヘテロダイン信号s1、s6、s8、および 、s9を電子処理するための好ましい手順は、本発明の第5の好ましい実施態様 の変形例について後で明示する手順と同一である。
ぞれに、信号s1、s6、s8、および、s9の周波数がf1およびf2(等式(14
1)と比較のこと)よりも実質的に低い周波数へとシフトされるスーパーへテロ
ダイン受信装置技術の適用により獲得されるのが好ましいが、ここでは、条件は
高精度位相測定には一般により好ましい。
むのが好ましいが、この場合、英数字のうちの数字成分は要素の機能を示してお
り、図1fに描かれた第1の実施態様の電子処理要素について説明したのと、同
一数字成分/機能関係にある。電子プロセッサ509によりヘテロダイン信号s 1 、s6、s8、および、s9を処理する際の工程の説明は、電子プロセッサ109
により第1の実施態様のヘテロダイン信号s1およびs2を処理する際の工程の説
明の、要素の英数字の数字成分に従った対応部分と同一である。ヘテロダイン信
号s1、s6、s8、および、s9の電子プロセッサ509による処理は、4つのサ
イドバンド位相Φ1×I1、Φ6×I1、Φ8×I2、および、Φ9×I2を生じ、
一緒に加算処理するための電子プロセッサ1096Gを備えている。次に、位相
Φ6×I1および得られた位相合計(Φ8×I2+Φ9×I2)は、電子プロセッサ10 95Hおよび1095Iにおいてそれぞれに、l1/p1および(l2/p2)(1
/2)によって、それぞれに乗算処理され、位相(l1/p1)Φ4×I1および( l2/p2)(Φ8×I2+Φ9×I2)/2を生じる結果となる。位相(l1/p1)Φ 1 ×I1および(l2/p2)(Φ8×I2+Φ9×I2)/2は、次に、アナログ処理ま たはディジタル処理(ディジタル処理が好ましい)により、電子プロセッサ10
96Hにおいて一緒に加算処理され、電子プロセッサ1096Fにおいて互いか
ら減算処理され、位相θ2GおよびΦ2Gをそれぞれに生じる。形式的には、以下の
ようになる。
射表面95または反射表面96のいずれの傾斜にも高感応的ではなく、示差平面
ミラー干渉計の使用の結果として、干渉計ビームスプリットキューブと、それに
関連する光学構成要素とにおいて発生し得る熱擾乱および機械的擾乱に非感応性
であることに、注目しなければならない。
より第5の実施例により得られた他の量に関連して表し得る。
られ、第2のオーダー補正項は省かれている。補正項は測定路に沿った屈折率の
変動のせいであると共に、測定路および基準路における経路iの物理長と個々の
平均物理長との差のせいである。さらに、等式(146)は、これら2つの異な
る波長についての各経路が実質的に共拡張的である事例については有効であり、
ここでは、第5の実施態様における本発明の機能を最も簡略な態様で例示するよ
うに、1つの事例が選択されている。当業者には、2つの異なる波長についての
経路が実質的には共拡張的ではない事例まで一般化することは、分かり易い手順
である。
が共拡張性である程度まで、測定路97における気体の柱状密度の揺動または気
体の乱流とは実質的に無関係に、気体成分が分かっていなくても、環境条件が分
かっていなくても、気体成分の屈折度の特性が分かっていなくても、等式(23
)、(145)、(146)および(147)に従って、Γの算定と、必要なら
ば、k1の計算とについて、電子信号105として、ディジタル方式またはアナ ログ方式で、Φ1×I1、Φ6×I1、θ2GおよびΦ2Gをコンピュータ110に伝送す
る。
応部と同一である。
気体の固有光学特性、とりわけ、気体の逆分散力を測定するための本発明の第5
の好ましい実施態様の変形例を図式で描写しており、この場合、末端用途の適用
が気体の固有光学特性を判定する特定の態様の選択に影響を及ぼし、また、採用
した光源の安定性は十分であり、かつ、採用した光源が発生する光ビームの波長
は、最終的な末端用途の適用が出力データに課す要求精度に適うのには十分であ
る相対精度まで調和的に関係している。波長が略調和的に互いに関係している状
態は、比率(l1/l2)が低位非ゼロ整数比(p1/p2)の比率として表現可能
である第5の実施態様の特殊事例に対応している(等式(35)を参照のこと)
。
の光ビーム9および光ビーム10の光源の説明は、各波長が最終的な末端用途の
適用が出力データに課す要求精度に適うのに十分なだけの相対精度まで調和的に
関連しているという追加要件があれば、第1の実施態様について与えた光ビーム
9および光ビーム10の光源の説明、ならびに、光ビーム9および光ビーム10
の説明と同一である。図5a〜5cに描いた第5の実施態様の変形についての装
置の説明は、第5の実施態様について与えた説明の対応部分と同一である。
実施態様の変形において得られるが、この場合、スーパーへテロダイン信号の周
波数は、より正確な位相測定が一般に可能となる、f1およびf2よりも遥かに低
い周波数である。
プロセッサ509Aは英数字を付した要素から構成されているのが好ましいが、
この場合、英数字のうちの数字成分は各要素の機能を示しており、図1fに描か
れた第1の実施態様の電子処理要素について説明したのと、同一数字成分/機能
関係にある。図5eに描画されているように、第5の実施態様の本変形のヘテロ
ダイン信号s1およびs6は、各々が第2の実施態様の変形の信号s1と同一シー ケンスの電子処理工程により処理され、第5の実施態様の本例のヘテロダイン信
号s8およびs9は第2の実施態様の変形例の信号s3およびs4と同一シーケンス
の電子処理工程により処理される。その分析の結果は位相φ1、φ6、θ2Gおよび
Φ2Gであり、その場合、
または96のいずれの傾斜にも高感応的ではなく、示差平面ミラー干渉計の使用
の結果として、干渉計ビームスプリットキューブと、それに関連する光学構成要
素とにおいて発生し得る熱擾乱および機械的擾乱の影響は受けないことに、注目
しなければならない。
または、k1の計算のために、好ましくはディジタル方式でコンピュータ110 に伝達される。第5の実施態様の変形例の各量φ1、φ6、θ2G、Φ2G、およびZ は、φI1およびφI2がゼロに設定され、l1=p1およびl2=p2である第5の実
施態様のΦ1×I1、Φ6×I1、θ2G、Φ2G、ξ、および、Zに形式的に等価である
。従って、Γ、屈折度(n1−1)、分散(n2−n1)2G、および、k1は、それ
ぞれ等式(23)、(145)、(146)および(147)による第5の実施
態様の変更例により測定された量に関連して表され得、その場合、位相オフセッ
トξおよびZは、それぞれ等式(148)および(149)に対応する等式によ
り規定され、χおよびKは、それぞれ等式(26)および(27)より与えられ
、この時、φI1およびφI2はゼロに設定され、l1=p1、および、l2=p2であ
る。第5の実施態様の変形の残余の説明は、第5の実施態様について与えた説明
の対応部と同一である。
、とりわけ、気体の逆分散力Γを測定するための第2グループの好ましい実施態
様に由来する、本発明の第6の好ましい実施態様を図式で描写しており、この場
合、末端用途の適用は気体の固有光学特性を判定する特定の態様の選択に影響を
及ぼし、また、採用した光源の安定性は十分であり、かつ、採用した光源が発生
する光ビームの波長の比率は、最終的な末端用途の適用が出力データに課す要求
精度に適うのには十分である相対精度で、既知の比率の値に符合する。第6の実
施態様における示差平面ミラー干渉計の構成は、Γの計算について等式(23)
の分子として使用するための屈折度(n1−1)の測定と、分母として使用する ための2つの測定屈折率n2およびn1の差としての(n2−n1)の測定値に等価
な(n2−n1)2Gの測定とを可能にする。
および光ビーム10の説明とは、第1の好ましい実施態様について与えた光ビー
ム9および光ビーム10の光源の説明、ならびに、光ビーム9および光ビーム1
0の説明と同一である。
なり、ビーム10はミラー54により反射されて、ビーム212になる。ビーム
11は示差平面ミラー干渉計群369に入射し、ビーム212は示差平面ミラー
干渉計270に入射する。測定セル90が装備した外部ミラーを有する示差平面
ミラー干渉計群369および示差平面ミラー干渉計270は、ビーム11のx成
分とy成分との第1部分の間に位相シフトφ5を導入し、ビーム11のx成分と y成分との第2部分の間に位相シフトφ10を導入し、ビーム212のx成分とy
成分との間に位相シフトφ7を導入するための干渉計測定手段を備える。
干渉計169と同一要素を備えており、2つの示差平面ミラー干渉計における同
一参照番号を付した要素は同一機能を果たす。示差平面ミラー干渉計群369に
ついて図6bおよび6cに示したビームの多くが、示差平面ミラー干渉計169
について図3bおよび3cに示したビームと同一特性を有しており、2つの示差
平面ミラー干渉計における同一参照番号を付したビームは、同一特性を有してい
る。更に、(1000+N)の番号を有している、示差平面ミラー干渉計群36
9ついて図6bおよび6cに示したビームは、真空路98において対応する基準
路の長さがゼロの名目値を有しているという点を例外として、示差平面ミラー干
渉計169について図3bおよび3cに示した番号Nを有するビームと同一特性
を有している(図6dを参照のこと)。示差平面ミラー干渉計群369および測
定セル90(図6cを参照のこと)により生成されたビーム243、343、お
よび、1343は、逆分散力を判定することになる気体を通る光路長についての
、真空を通る光路長についての、また、ゼロ長の光路長についての、波長λ1に おける情報をそれぞれに含んでいる。
ムの伝播の説明は、図4cに示した第4の実施態様の示差平面ミラー干渉計27
0と、示差平面ミラー干渉計270におけるビームの伝播との説明の対応部につ
いて与えた説明と同一である。
スプリッタ55Cにより伝達される。ビーム11の第1部分の一部が、次いで、
偏光式ビームスプリッタであるのが好ましいビームスプリッタ61Aにより伝達
され、ファラデー回転子179Aにより伝達され、次いで、半波位相遅延プレー
ト79Cにより伝達されて、ビーム213になる。ファラデー回転子179Aお
よび半波位相遅延プレート79Cは伝播ビームの偏光の平面をそれぞれ±45゜
および−/+45゜だけ回転させて、伝達ビームの偏光の平面の正味の回転は生
じない。ビーム11の第2部分はビームスプリッタ55Cにより反射される。ビ
ーム11の第2部分の第1部分は、偏光式ビームスプリッタであるのが好ましい
ビームスプリッタ55Dにより反射され、半波位相遅延プレート79Aにより伝
達され、偏光式ビームスプリッタであるのが好ましいビームスプリッタ61Cに
より伝達され、ファラデー回転子179Bにより伝達され、更に、半波位相遅延
プレート79Dにより伝達され、ビーム313になる。ビーム11の第2部分の
第2部分は、ビームスプリッタ55Dにより伝達され、ミラー55Eにより反射
され、半波位相遅延プレート79Bにより伝達され、次いで、偏光式ビームスプ
リッタであるのが好ましいビームスプリッタ61Hにより伝達され、ファラデー
回転子179Cにより伝達され、次いで、半波位相遅延プレート79Eにより伝
達されて、ビーム1313になる。半波位相遅延プレート79Aよび79Bは伝
達ビームの偏光の平面を90゜だけ回転させて、その結果、ビーム213、31
3、および1313が同一偏光を有し、しかし、ビーム213がビーム313お
よび1313とは異なる周波数を有しているようにすると同時に、ビーム313
および1313が同一周波数を有しているようにする。ファラデー回転子179
A、179B、および179C、ならびに、半波位相遅延プレート79C、79
D、および79Eの目的は、ビーム213、ビーム313、およびビーム131
3の特性には実質的にどのような効果も有していが、ビーム243、343、お
よび1343の偏光を90゜だけ回転させて、ビーム11の経路からビーム24
3、343、および1343の効率的な空間分離を達成するようにすることであ
る(図6cを参照のこと)。
79Aにより伝達されるビーム243の一部は、ビームスプリッタ61Aにより
反射される。ビーム243のその部分の第1部分は、非偏光型であるのが好まし
いビームスプリッタ61Eにより反射され、ミラー61Fにより反射される。ビ
ーム243の当該部分の第1部分は、非偏光型であるのが好ましいビームスプリ
ッタ61Bにより反射されて、位相シフトしたビーム345の第1成分になる。
半波位相遅延プレート79Cおよびファラデー回転子179Aは、各々が、ビー
ム243の偏光を45゜だけ回転させて、位相シフトしたビーム345の第1成
分がビーム243の偏光に直交偏光状態になるようにする。ビームスプリッタ6
1Aは偏光式ビームスプリッタであるのが好ましい。半波位相遅延プレート79
Dおよびファラデー回転子179Bにより伝達されたビーム343の一部は、ビ
ームスプリッタ61Cにより反射される。ミラー61Dにより反射されたビーム
343の当該部分の一部はビームスプリッタ61Bにより伝達され、位相シフト
したビーム345の第2成分となる。半波位相遅延プレート79Dおよびファラ
デー回転子179Bは各々が、ビーム343の偏光を45゜だけ回転させて、位
相シフトしたビーム345の第2成分がビーム343の偏光に直交偏光状態にな
るようにする。ビームスプリッタ−61Cは偏光式ビームスプリッタであるのが
、好ましい。位相シフトしたビーム345は混合ビームであり、位相シフトした
ビーム345の第1成分および第2成分は同一偏光を有しているが、異なる周波
数を有している。
れる。ビーム243の当該部分の第2部分の一部は、非偏光型であるのが好まし
いビームスプリッタ61Gにより反射されて、位相シフトしたビーム1345の
第1成分となる。半波位相遅延プレート79Eおよびファラデー回転子179C
により伝達されたビーム1343の一部は、ビームスプリッタ61Hにより反射
される。ミラー61Hにより反射されたビーム1343の当該部分の一部はビー
ムスプリッタ61Gにより伝達されて、位相シフトしたビーム1345の第2成
分になる。半波位相遅延プレート79Eおよびファラデー回転子179Cは各々
が、ビーム1343の偏光を45゜だけ回転させて、位相シフトしたビーム13
45の第2成分がビーム1343の偏光に直交偏光状態になるようにする。ビー
ムスプリッタ61Hは偏光式ビームスプリッタであるのが好ましい。位相シフト
したビーム1345は混合ビームであり、位相シフトしたビーム1345の第1
成分および第2成分は、同一偏光を有しているが、異なる周波数を有している。
下記の公式に従って、図4dおよび図6dに示したような測定路97および基準
路98の往復物理長に関連し、または、ゼロ物理長の基準路に関連しているが、
基準路98の屈折率は1に設定されている。
トφjへの全ての寄与を含んでいる。当業者には、p1≠2p2である場合の事例 へと一般化することは、分かり易い手順である。示差平面ミラー干渉計群369
(図6bおよび図6cを参照のこと)、および、測定セル90と一緒に、図4c
に示した示差平面ミラー干渉計群270は、第6の実施態様の装置の機能を最も
簡略化した態様で例示するために、p1=2およびp2=1で構成されている。
例を参照のこと)は、等式(137)では省かれている。当業者に公知の技術は
、無視できるレベルまで周期誤差を減じるか、周期誤差の存在を補正するするた
めに使用され得、すなわち、干渉計における分離ビーム、および/または、各光
ビーム源から干渉計までの光ビームのための送達システムにおける分離ビームを
利用する等の技術が使用可能である(Tanaka、Yamagami、および
、Nakayama著の同一出典参照)。
、および1130は、それぞれ光検出器185、1285、および1086に衝
突して、好ましくは光電検波により、3つの干渉信号、すなわち、ヘテロダイン
信号s5、s10、および、s7をそれぞれに生じる結果となる。信号s5および信 号s10は波長λ1に対応し、信号s7は波長λ2に対応している。信号sjは
電子信号203、1203、および、1104として分析用電子プロセッサ60
9へ、ディジタル方式が好ましいが、ディジタル方式かアナログ方式のいずれか
で、伝達される。
いずれかで、電気信号、すなわち、基準信号101および102それぞれにより
、電子プロセッサ609に伝達される。
は、本明細書中では、l1およびl2が低オーダー整数ではない事例について提示
されている。l1およびl2が低オーダー整数であって、波長の比率が、末端用途
の適用が出力データに課す要求精度に適うのに十分な相対精度で、比率(l1/ l2)に一致する事例については、ヘテロダイン信号s5、s10、および、s7を 電子処理するための好ましい手順は、本発明の第6の好ましい実施態様の変形例
について後で明示する手順と同一である。
s5、s10、および、s7の周波数が周波数f1およびf2(等式(154)と比較
のこと)よりも実質的に低い周波数へとシフトされるスーパーへテロダイン受信
装置技術の適用により獲得されるのが好ましいが、ここでは、各条件は高精度位
相測定には一般により好ましい。
構成されているのが好ましいが、この場合、英数字のうちの数字成分は各要素の
機能を示しており、図1fに描かれた第1の実施態様の電子処理要素について説
明したのと、同一数字成分/機能関係にある。ヘテロダイン信号s5、s10、お よび、s7の電子プロセッサ609による処理の段階工程の説明は、電子プロセ ッサ109により第1の実施態様の信号s1およびs2の処理における段階工程の
説明の、各要素の英数字の数字成分に従った対応部分と同一である。電子プロセ
ッサ609によるヘテロダイン信号s5、s10、および、s7の処理は、3つのサ
イドバンド位相、すなわち、Φ5×I1、Φ10×I1、および、Φ7×I2、生じるが、
ここでは、
それぞれに乗算処理さる。次に、位相(l1/p1)Φ5×I1および(l2/p2) Φ10×I2は、電子プロセッサ1096Jにおいて一緒に加算処理され、ディジタ
ル処理が好ましいが、アナログ処理またはディジタル処理により、電子プロセッ
サ1097Hにおいて互いから減算され、位相θ2G、およびΦ2Gをそれぞれに生
じる。形式的には、以下のようになる。
反射表面95または反射表面96のいずれの傾斜にも高感応的ではなく、示差平
面ミラー干渉計の使用の結果として、干渉計ビームスプリットキューブと、それ
に関連する光学構成要素とにおいて発生し得る熱擾乱および機械的擾乱の影響は
受けないことに、注目しなければならない。
より第6の実施例に関して得られた他の量に関連して表せる。
られる。
る測定路が共拡張性である限りは、測定路97における気体の柱状密度の揺動ま
たは気体の乱流とは実質的に無関係に、気体成分が分かっていなくても、環境条
件が分かっていなくても、また、気体成分の屈折度の特性が分かっていなくても
、等式(23)、(158)、(159)、および、(160)に従って、Γの
算定と、必要ならば、k1の計算とについて、電子信号105として、ディジタ ル方式が好ましいが、ディジタル方式またはアナログ方式で、Φ5×I1、Φ10×I 1 、θ2G、および、Φ2G をコンピュータ110に伝送する。
応部と同一である。
に理解されて、気体の固有光学特性を、とりわけ、気体の逆分散力を測定するた
めの本発明の第5の好ましい実施態様の変形例を図式で描写しており、この場合
、末端用途の適用が気体の固有光学特性を判定する特定の態様の選択に影響を及
ぼし、また、採用した光源の安定性は十分であり、かつ、採用した光源が発生す
る光ビームの波長は、最終的な末端用途の適用が出力データに課す要求精度に適
うのには十分である相対精度まで調和的に関係している。波長が略調和的に互い
に関係している状態は、比率(l1/l2)が低位非ゼロ整数比(p1/p2)の比
として表現可能である第6の実施態様の特殊事例に対応している(等式(35)
と比較のこと)。
と、光ビーム9および光ビーム10の説明とは、各波長が最終的な末端用途の適
用が出力データに課す要求精度に適うのに十分なだけの相対精度まで調和的に関
連しているという追加要件があれば、第1の実施態様について与えた光ビーム9
および光ビーム10の光源の説明、ならびに、光ビーム9および光ビーム10の
説明と同一である。図6aから図6dに描いた第6の実施態様の本例についての
装置の説明は、第6の実施態様について与えた説明の対応部分と同一である。
る情報は、好ましくはスーパーへテロダイン信号の生成により、第6の実施態様
の上記例において得られるが、この場合、スーパーへテロダイン信号の周波数は
、より正確な位相測定が概ね可能となる、f1およびf2よりも遥かに低い周波数
のレベルにある。
プロセッサ609Aは英数字を付した要素から構成されているのが好ましいが、
この場合、英数字のうちの数字成分は各要素の機能を示しており、図1fに描か
れた第1の実施態様の電子処理要素について説明したのと、同一数字成分/機能
関係にある。図6fに描画されているように、第6の実施態様の本例のヘテロダ
イン信号s5およびs10は、各々が第3の実施態様の変形例の信号s5と同一シー
ケンスの電子処理段階工程により処理され、第6の実施態様の本例のヘテロダイ
ン信号s7は第3の実施態様の変形例の信号s2と同一シーケンスの電子処理段階
工程により処理される。その分析の結果は位相φ5、φ10、θ2G、および、Φ2G であり、その場合、
たは反射表面96のいずれの傾斜にも高感応的ではなく、示差平面ミラー干渉計
の使用の結果として、干渉計ビームスプリットキューブと、それに関連する光学
構成要素とにおいて発生し得る熱擾乱および機械的擾乱の影響は受けないことに
、注目しなければならない。
よび/または、k1の計算のために、好ましくはディジタル方式でコンピュータ 110に伝送される。第6の実施態様の変形例の各量φ5、φ10、θ2G、Φ2G、 ξ、および、Zは、φI1およびφI2がゼロに設定され、かつ、l1=p1およびl 2 =p2である第6の実施態様のΦ5×I1、Φ10×I1、θ2G、Φ2G 、ξ、および、
Zに形式的に等価である。従って、Γ、屈折度(n1−1)、分散(n2−n1)2 G 、および、k1は、等式(23)、(158)、(159)、および、(160
)のそれぞれによる第6の実施態様の変更例により測定された量に関連して表さ
れ、その場合、位相オフセットξおよびZは、等式(161)および(162)
に対応する等式によりそれぞれに規定され、χおよびKは等式(26)および等
式(27)のそれぞれにより与えられ、この時、φI1およびφI2はゼロに設定さ
れ、l1=p1、および、l2=p2である。第6の実施態様の本例の残余の説明は
、第6の実施態様について与えた説明の対応部と同一である。
などの固有光学特性の判定についての好ましいモードを表しており、ここでは、
後段の下流側使用の特性は、固有光学特性を判定する特定の態様の選択に影響を
及ぼすこともあり、また、及ぼさないこともあり、また、採用した光源の安定性
は十分ではなく、かつ、採用した光源が発生する光ビームの波長は、最終的な末
端用途の適用が出力データに課す要求精度に適うのには十分である相対精度で既
知の比率値に符合しない。第3グループは第7、第8、および、第9の好ましい
実施態様と、それらの変形例とを含んでいる。
の第7の実施態様を図式で描写している。第7の実施態様についての光ビーム9
および光ビーム10の光源の説明と、光ビーム9および光ビーム10の説明とは
、第1の好ましい実施態様について与えた光ビーム9および光ビーム10の光源
の説明、ならびに、光ビーム9および光ビーム10の説明と同一である。
なり、ビーム10はミラー54によりビーム12として反射される。ビーム11
は示差平面ミラー干渉計グループ269に入射し、ビーム12は、示差平面ミラ
ー干渉計グループ470に入射する。測定セル90が外部ミラーを装備している
示差平面ミラー干渉計グループ269および470は、ビーム11のx成分とy
成分との第1部分の間に位相シフトφ1を導入し、ビーム11のx成分とy成分 との第2部分の間に位相シフトφ6を導入し、ビーム12のx成分とy成分との 第1部分の間に位相シフトφ2を導入し、ビーム12のx成分とy成分との第2 部分の間に位相シフトφ7を導入するための干渉計測定手段を備えている。
渉計グループ269と同一である。示差平面ミラー干渉計グループ470は、第
1の実施態様の示差平面ミラー干渉計70と、図7bに描かれた第4の実施態様
の示差平面ミラー干渉計270とを備えている。図7bを参照すると、ビーム1
2の一部は、偏光型で あるのが好ましいビームスプリッタ56Aによりビーム14として伝達される。
ビーム12の第2部分はスプリッタ56Aにより反射される。ビーム12の第2
部分の第1部分は、非偏光型であるのが好ましいビームスプリッタ56Eにより
伝達され、ミラー56Bにより反射され、半波位相遅延プレート80Aによりビ
ーム114として伝達される。ビーム12の第2部分の第2部分は、ビームスプ
リッタ56Eにより反射され、半波位相遅延プレート80Cによりビーム111
4として伝達される。半波位相遅延プレート80Aおよび80Cの機能は、ビー
ム114およびビーム1114の偏光の平面を、それぞれ、90゜だけ回転させ
て、ビーム14、ビーム114、および、ビーム1114が同一偏光を有してい
るようにすることである。測定セル90に関連する示差平面ミラー干渉計グルー
プ470の外部ビーム18、118、1118、26、126、および、112
6の各経路は、図7cに図式で示されている。
および図7cに示されたような測定路97、基準路98の往復物理長に、または
、ゼロ物理長の基準路に関連する。
bにおける例示は、第7の実施態様おける本発明の機能を最も簡単な態様で例示
するように、p=2についてのものである。当業者には、p≠2の場合の事例へ
の一般化は分かり易い手順である。
引例に挙げた論文を対照のこと)は、等式(165)では省かれている。当業者
に公知の技術は、無視できるレベルまで周期誤差を減じるか、周期誤差の存在を
補償するか、いずれかを目的として採用可能であり、すなわち、干渉計における
分離ビーム、および/または、各光ビーム源から干渉計までの光ビームのための
搬送システムにおける分離ビームを利用する等の技術が採用可能である(Tan
aka、Yamagami、および、Nakayama著の同一出典参照)。
ム130、および、ビーム1130は光検出器85、1085、86、および、
1086にそれぞれに衝突して、好ましくは光電検波により、4つの干渉信号、
すなわち、ヘテロダイン信号s1、s6、s2、および、s7をそれぞれに生じる結
果となる。信号s1および信号s6は波長λ1に対応し、信号s2およびs7は波長 λ2に対応している。信号sjは
号103、1103、104、および、1104としてそれぞれに、分析用プロ
セッサ709へ、好ましくはディジタル方式で伝送される。
れかで、電気信号、すなわち、基準信号101および102それぞれにより、電
子プロセッサ709に伝達される。
方法は、本明細書中では、l1およびl2が低位(low order)整数では
ない事例について提示されている。l1およびl2が低位整数である場合の事例に
ついては、ヘテロダイン信号s1、s6、s2、および、s7を電子処理するための
好ましい手順は、本発明の第7の好ましい実施態様の変形例について後で明示す
る手順と同一である。
それぞれに描かれているように、電子プロセッサ109および409を備えてい
るが、明らかな重複は省かれている。より正式には、電子プロセッサ709は、
集合論で採用されるように、電子プロセッサ109および409の各要素の連合
体である。従って、第7の実施態様のヘテロダイン信号s1、s6、および、s7 は、各々が、第4の実施態様の信号s1、s6、および、s7として、同一シーケ ンスの電子処理段階工程により処理されており、第7の実施態様の信号s1およ びs2は、第1の実施態様の信号s1およびs2として、同一シーケンスの電子処 理段階工程により処理されている。その分析の結果は次のような位相である。
びk2は、下記の公式による他の量に関連して表せる。
られる。
る測定路が共拡張性である限りは、測定路97における気体の柱状密度の揺動ま
たは気体の乱流とは実質的に無関係に、気体成分が分かっていなくても、環境条
件が分かっていなくても、また、気体成分の屈折度の特性が分かっていなくても
、電子信号105として、ディジタル方式が好ましいが、ディジタル方式かアナ
ログ方式のいずれかで、等式(23)、(169)、(170)または(171
)、(172)、および、(173)に従って、Γ、K/χの計算と、必要なら
ば、k1の計算について、位相Φ1×I1、Φ6×I1、θ1G、θ2G、Φ1G 、および、
Φ2G をコンピュータ110に伝送する。
様にについて与えた説明の対応部と同一である。
、図7aの電子プロセッサ709が電子プロセッサ709Aと置換されているが
、本発明の第7の好ましい実施態様の変形例を図形式で描画しており、ここでは
、光ビームの各波長は略調和関係にあり、採用した光源が発生する光ビームの波
長の略調和比率は、採用した光源の所要の精度に適うのに十分な相対精度では既
知の調和比に符号しておらず、かつ/または、採用した光源の安定性は、最終的
な末端用途の適用が出力データに課す所要の精度に適うほどには十分ではない。
各波長が略調和関係にある条件は、比率(l1/l2)が低位非ゼロ整数の比(p 1 /p2)として表現可能である第7の実施態様の特殊事例に対応している(等式
(35)と比較のこと)。
と、光ビーム9および光ビーム10の説明とは、各波長が最終的な末端用途の適
用が出力データに課す要求精度に適うのに十分なだけの相対精度までは既知の調
和比に符号していないが、略調和的に関連しているという追加要件があれば、第
1の実施態様について与えた光ビーム9および光ビーム10の光源の説明、なら
びに、光ビーム9および光ビーム10の説明と同一である。図7aから図7cに
描いた第7の実施態様の本例についての装置の説明は、第7の実施態様について
与えた説明の対応部分と同一である。
7aを参照すると、電子プロセッサ709Aは、明白な重複を省いて、図1gお
よび図4gそれぞれに描かれているような電子プロセッサ109Aおよび409
Aを備えている。より正式には、電子プロセッサ709Aは、集合論で採用され
ているように、電子プロセッサ109Aおよび409Aの各要素の連合体である
。従って、第7の実施態様の本例のヘテロダイン信号s1、s6およびs7は、各 々が第4の実施態様の変形例の信号s1、s6およびs7として、同一シーケンス の電子処理段階工程により処理されており、第7の実施態様の変形例の信号s1 およびs2は第1の実施態様の変形例の信号s1およびs2として、同一シーケン スの電子処理段階工程により処理されている。その分析の結果は位相φ1および φ6である。
ータ110に伝送される。量
n1−1)、分散(n2−n1)1G、分散(n2−n1)2G、k1、および、k2は、 φI1およびφI2はゼロに設定されており、かつ、l1=p1およびl2=p2である
状態で、等式(169)、(170)、(171)、(172)、および、(1
73)に従って、第7の実施態様の上記例により測定された各量に関して表され
る。従って、ΓおよびK/χの計算と、必要ならば、k1の計算は、φI1および φI2がゼロに設定されており、かつ、l1=p1およびl2=p2である状態で、等
式(23)、(169)、(170)または(171)、(172)、および、
(173)に従って、互いに異なる波長のビームが経験する測定路が共拡張性で
ある限りは、測定経路97における気体の柱状密度の揺動または気体の乱流とは
実質的に無関係に、気体成分が分かっていなくても、環境条件が分かっていなく
ても、また、気体成分の屈折度の特性が分かっていなくても、実施される。第7
の実施態様の本例の残余の説明は、第7の実施態様について与えた説明の対応部
と同一である。
テロダイン信号および/または修正したヘテロダイン信号が経験したグループ遅
延の差のせいである周波数感応性位相オフセット誤差を増大させる可能性がある
という危険があるけれども、第7の実施態様の処理と関連した簡略な電子処理に
存する。第7の実施態様の上記例についてのグループ遅延の効果の議論は、第7
の実施態様について与えた説明の対応部分と同一である。
明の第8の実施態様を図式で描写している。第8の実施態様についての光ビーム
9および光ビーム10の光源の説明と、光ビーム9および光ビーム10の説明と
は、第1の好ましい実施態様について与えた光ビーム9および光ビーム10の光
源の説明、ならびに、光ビーム9および光ビーム10の説明と同一である。
なる。ビーム10の第1部分は、非偏光型であるのが好ましいビームスプリッタ
54Aによりビーム12として反射され、ビームスプリッタ54Aにより伝達さ
れたビーム10の第2部分はミラー54Bによりビーム212として反射される
。ビーム11は示差平面ミラー干渉計グループ269に入射し、ビーム12およ
びビーム212は、示差平面ミラー干渉計グループ570に入射する。測定セル
90が外部ミラーを装備している示差平面ミラー干渉計グループ269および5
70は、ビーム11のx成分とy成分との第1部分の間に位相シフトφ1を導入 し、ビーム11のx成分とy成分との第2部分の間に位相シフトφ6を導入し、 ビーム12のx成分とy成分との間に位相シフトφ8を導入し、ビーム212の x成分とy成分との間に位相シフトφ9を導入するための干渉計測定手段を備え ている。
渉計グループ269と同一である。示差平面ミラー干渉計グループ570は、第
2の実施態様の示差平面ミラー干渉計170と、第5の実施態様の示差平面ミラ
ー干渉計370と、図8bに描かれたような、非偏光型のものであるのが好まし
い、ビームスプリッタ56Gおよび56Hとを備えている。測定セル90と関連
する示差平面ミラー干渉計グループ570の外部ビーム18、118、1118
、218、318、および、1328の各経路は、図8cに図式で示されている
。
事例について、下記の公式に従って、図5cおよび図8cに示したような測定路
97および基準路98の往復物理長に関連し、または、ゼロ物理長の基準路に関
連しているが、
とは、分かり易い手順である。示差平面ミラー干渉計グループ269(図4bと
比較のこと)、および、測定セル90と一緒に、図8bに示した示差平面ミラー
干渉計グループ570は、第8の実施態様の装置の機能を最も簡略化した態様で
例示するために、p1=2およびp2=1の条件で構成されている。
引例に挙げた論文を対照のこと)は、等式(179)では省かれている。当業者
に公知の技術は、無視できるレベルまで周期誤差を減じるか、周期誤差の存在を
補償するか、いずれかを目的として採用可能であり、すなわち、干渉計における
分離ビーム、および/または、各光ビーム源から干渉計までの光ビームのための
搬送システムにおける分離ビームを利用する等の技術が採用可能である(Tan
aka、Yamagami、および、Nakayama著の同一出典参照)。
ム122、ビーム1122、ビーム322、および、ビーム1322は光検出器
85、1085、186、1186、286、および、1286にそれぞれに衝
突して、好ましくは光電検波により、6つの干渉信号、すなわち、ヘテロダイン
信号s1、s6、s3、s4、s8、および、s9をそれぞれに生じる結果となる。信
号s1および信号s6は波長λ1に対応し、信号s3、s4、s8およびs9は波長λ2 に対応している。信号sjは
伝送される。
れかで、電気信号、すなわち、基準信号101および102それぞれにより、電
子プロセッサ809に伝達される。
の好ましい方法は、本明細書中では、l1およびl2が低位整数ではない事例につ
いて提示されている。l1およびl2が低位整数である場合の事例については、ヘ
テロダイン信号s1、s6、s3、s4、s8、および、s9を電子処理するための好
ましい手順は、本発明の第8の好ましい実施態様の変形例について後で明示する
手順と同一である。
それぞれに描かれているように、電子プロセッサ209および509を備えてい
るが、明らかな重複は省かれている。より正式には、電子プロセッサ809は、
集合論で採用されるように、電子プロセッサ209および509の各要素の連合
体である。従って、第8の実施態様のヘテロダイン信号s1、s6、s8、および 、s9は、各々が、第5の実施態様の信号s1、s6、s8、および、s9として、 同一シーケンスの電子処理段階工程により処理されており、第8の実施態様の信
号s1、s3、およびs4は、第2の実施態様の信号s1、s3、および、s4として
、同一シーケンスの電子処理段階工程により処理されている。その分析の結果は
次のような位相である。
びk2は、下記の公式による他の量に関連して表せる。
る。
る測定路が共拡張性である限りは、測定路97における気体の柱状密度の揺動ま
たは気体の乱流とは実質的に無関係に、気体成分が分かっていなくても、環境条
件が分かっていなくても、また、気体成分の屈折度の特性が分かっていなくても
、電子信号105として、ディジタル方式が好ましいが、ディジタル方式かアナ
ログ方式のいずれかで、等式(23)、(183)、(184)または(185
)、(186)、および、(187)に従って、Γ、K/χの計算と、必要なら
ば、k1の計算について、位相Φ1×I1、Φ6×I1、θ1G、Φ1G 、θ2G、および、
Φ2G をコンピュータ110に伝送する。
様にについて与えた説明の対応部と同一である。
、図8aの電子プロセッサ809が電子プロセッサ809Aと置換されているが
、本発明の第8の好ましい実施態様の変形例を図形式で描画しており、ここでは
、光ビームの各波長は略調和関係にあり、採用した光源が発生する光ビームの波
長の略調和比は、採用した光源の所要の精度に適うのに十分な相対精度では既知
の調和比に符号しておらず、かつ/または、採用した光源の安定性は、最終的な
末端用途の適用が出力データに課す所要の精度に適うほどには十分ではない。各
波長が略調和関係にある条件は、比率(l1/l2)が低位非ゼロ整数の比率(p 1 /p2)として表現可能である第8の実施態様の特殊事例に対応している(等式
(35)と比較のこと)。
と、光ビーム9および光ビーム10の説明とは、各波長が最終的な末端用途の適
用が出力データに課す要求精度に適うのに十分なだけの相対精度までは既知の調
和比に符号していないが、略調和的に関連しているという追加要件があれば、第
1の実施態様について与えた光ビーム9および光ビーム10の光源の説明、なら
びに、光ビーム9および光ビーム10の説明と同一である。図8aから図8cに
描いた第8の実施態様の本例についての装置の説明は、第8の実施態様について
与えた説明の対応部分と同一である。
8aを参照すると、電子プロセッサ809Aは、明白な重複を省いて、図2eお
よび図5eそれぞれに描かれているような電子プロセッサ209Aおよび509
Aを備えている。より正式には、電子プロセッサ809Aは、集合論で採用され
ているように、電子プロセッサ209Aおよび509Aの各要素の連合体である
。従って、第8の実施態様の本例のヘテロダイン信号s1、s6、s8およびs9は
、各々が第5の実施態様の変形例の信号s1、s6、s8およびs9として、同一シ
ーケンスの電子処理段階工程により処理されており、第8の実施態様の変形例の
信号s1、s3およびs4は第2の実施態様の変形例の信号s1、s3、およびs4と
して、同一シーケンスの電子処理段階工程により処理されている。その分析の結
果は位相φ1およびφ6である。
)、および/または、必要ならば、k1の計算のために、好ましくはディジタル 方式で、コンピュータ110に伝送される。量φ1、φ6、θ1G、Φ1G、θ2G、Φ 2G 、ξ1、Z1、ξ2、および、Z2は、第8の実施態様のΦ1×I1、Φ6×I1、θ1G 、Φ1G、θ2G、Φ2G、ξ1、Z1、ξ2、および、Z2それぞれに、形式的に等価で
あり、この時、φI1およびφI2はゼロに設定されており、かつ、l1=p1および
l2=p2である。その結果、屈折度(n1−1)、分散(n2−n1)1G、分散( n2−n1)2G、k1、および、k2は、φI1およびφI2はゼロに設定されており、
かつ、l1=p1およびl2=p2である状態で、等式(183)、(184)、(
185)、(186)、および、(187)に従って、第8の実施態様の上記例
により測定された各量に関して表される。従って、ΓおよびK/χの計算と、必
要ならば、k1の計算は、φI1およびφI2がゼロに設定されており、かつ、l1=
p1およびl2=p2である状態で、等式(23)、(183)、(184)また は(185)、(186)、および、(187)に従って、互いに異なる波長の
ビームが経験する測定路が共拡張性である限りは、測定経路97における気体の
柱状密度の揺動または気体の乱流とは実質的に無関係に、気体成分が分かってい
なくても、環境条件が分かっていなくても、また、気体成分の屈折度の特性が分
かっていなくても、実施される。第8の実施態様の本例の残余の説明は、第8の
実施態様について与えた説明の対応部と同一である。
施態様に関連した第2の実施態様の変更例の利点に関して説明した利点と同一で
ある。
様を図式で描写している。第9の実施態様についての光ビーム9および光ビーム
10の光源の説明と、光ビーム9および光ビーム10の説明とは、第1の好まし
い実施態様について与えた光ビーム9および光ビーム10の光源の説明、ならび
に、光ビーム9および光ビーム10の説明と同一である。
り、ビーム10はミラー54によりビーム12として反射される。ビーム11は
示差平面ミラー干渉計グループ369に入射し、ビーム12は、示差平面ミラー
干渉計グループ470に入射する。測定セル90が外部ミラーを装備している示
差平面ミラー干渉計グループ369および470は、ビーム11のx成分とy成
分との第1部分の間に位相シフトφ5を導入し、ビーム11のx成分とy成分と の第2部分の間に位相シフトφ10を導入し、ビーム12のx成分とy成分との第
1部分の間に位相シフトφ2を導入し、ビーム12のx成分とy成分との第2部 分の間に位相シフトφ7を導入するための干渉計測定手段を備えている。
渉計グループ369と同一であり、示差平面ミラー干渉計グループ470は、第
7の実施態様の示差平面ミラー干渉計470と、第7の実施態様の示差平面ミラ
ー干渉計470と同一である。
び基準路98の往復物理長に関連し、または、ゼロ物理長の基準路に関連してい
るが、
とは、分かり易い手順である。示差平面ミラー干渉計グループ369(図6bお
よび図6cと比較のこと)、および、示差平面ミラー干渉計グループ470(図
7bと対比のこと)は、測定セル90と一緒に、第9の実施態様の装置の機能を
最も簡略化した態様で例示するために、p1=2およびp2=1の条件で構成され
ている。
引例に挙げた論文を対照のこと)は、等式(193)では省かれている。当業者
に公知の技術は、無視できるレベルまで周期誤差を減じるか、周期誤差の存在を
補償するか、いずれかを目的として採用可能であり、すなわち、干渉計における
分離ビーム、および/または、各光ビーム源から干渉計までの光ビームのための
搬送システムにおける分離ビームを利用する等の技術が採用可能である(Tan
aka、Yamagami、および、Nakayama著の同一出典参照)。
130、ビーム1130は光検出器185、1285、86、および、1086
にそれぞれに衝突して、好ましくは光電検波により、4つの干渉信号、すなわち
、ヘテロダイン信号s5、s10、s2、および、s7をそれぞれに生じる結果とな る。信号s5および信号s10は波長λ1に対応し、信号s2およびs7は波長λ2に 対応している。信号sjは
ロセッサ909へ、ディジタル方式が好ましいが、ディジタル方式かアナログ方
式のいずれかで伝送される。
れかで、電気信号、すなわち、基準信号101および102それぞれにより、電
子プロセッサ909に伝達される。
されている。l1およびl2が低位整数である場合の事例については、ヘテロダイ
ン信号s5、s10、s2、および、s7を電子処理するための好ましい手順は、本 発明の第8の好ましい実施態様の変形例について後で明示する手順と同一である
。
いる。従って、第9の実施態様のヘテロダイン信号s5、s10、および、s7は、
各々が、第6の実施態様の信号s5、s10、および、s7として、同一シーケンス
の電子処理段階工程により処理されており、第9の実施態様の信号s5およびs2 は、第3の実施態様の信号s5およびs2として、同一シーケンスの電子処理段階
工程により処理されている。その分析の結果は次のような位相である。
びk2は、下記の公式による他の量に関連して表せる。
る。
る測定路が共拡張性である限りは、測定路97における気体の柱状密度の揺動ま
たは気体の乱流とは実質的に無関係に、気体成分が分かっていなくても、環境条
件が分かっていなくても、また、気体成分の屈折度の特性が分かっていなくても
、電子信号105として、ディジタル方式が好ましいが、ディジタル方式かアナ
ログ方式のいずれかで、等式(23)、(197)、(198)または(199
)、(200)、および、(201)に従って、Γ、K/χの計算と、必要なら
ば、k1の計算について、位相Φ5×I1、Φ10×I1、、、Φ1G 、および、Φ2G を
コンピュータ110に伝送する。
様にについて与えた説明の対応部と同一である。
サ909Aと置換されているが、本発明の第9の好ましい実施態様の変形例を図
形式で描画しており、ここでは、光ビームの各波長は略調和関係にあり、採用し
た光源が発生する光ビームの波長の略調和比は、採用した光源の所要の精度に適
うのに十分な相対精度では既知の調和比に符号しておらず、かつ/または、採用
した光源の安定性は、最終的な末端用途の適用が出力データに課す所要の精度に
適うほどには十分ではない。各波長が略調和関係にある条件は、比率(l1/l2 )が低位非ゼロ整数の比(p1/p2)として表現可能である第9の実施態様の特
殊事例に対応している(等式(35)と比較のこと)。
と、光ビーム9および光ビーム10の説明とは、各波長が最終的な末端用途の適
用が出力データに課す要求精度に適うのに十分なだけの相対精度までは既知の調
和比に符号していないが、略調和的に関連しているという追加要件があれば、第
1の実施態様について与えた光ビーム9および光ビーム10の光源の説明、なら
びに、光ビーム9および光ビーム10の説明と同一である。図9に描いた第9の
実施態様の本例についての装置の説明は、第9の実施態様について与えた説明の
対応部分と同一である。
9を参照すると、電子プロセッサ909Aは、ヘテロダイン信号s5、s10、s2 、および、s7を処理する電子プロセッサ309Aおよび609Aの電子プロセ ッサを備えている。従って、第9の実施態様の本例のヘテロダイン信号信号s5 、s10、および、s7は、各々が第6の実施態様の変形例の信号信号s5、s10、
および、s7として、同一シーケンスの電子処理段階工程により処理されており 、第9の実施態様の変形例の信号s5およびs2は第3の実施態様の変形例の信号
s5およびs2として、同一シーケンスの電子処理段階工程により処理されている
。その分析の結果は位相量φ5、φ10、θ1G、Φ1G、θ2G、および、Φ2Gであり 、ここでは
、Z2それぞれに、形式的に等価であり、この時、φI1およびφI2はゼロに設定 されており、かつ、l1=p1およびl2=p2である。その結果、屈折度(n1− 1)、分散(n2−n1)1G、分散(n2−n1)2G、k1、および、k2は、φI1お
よびφI2はゼロに設定されており、かつ、l1=p1およびl2=p2である状態で
、等式(197)、(198)、(199)、(200)、および、(201)
に従って、第9の実施態様の上記例により測定された各量に関して表される。従
って、ΓおよびK/χの計算と、必要ならば、k1の計算は、φI1およびφI2が ゼロに設定されており、かつ、l1=p1およびl2=p2である状態で、等式(2
3)、(197)、(198)または(199)、(200)、および、(20
1)に従って、互いに異なる波長のビームが経験する測定路が共拡張性である限
りは、測定経路97における気体の柱状密度の揺動または気体の乱流とは実質的
に無関係に、気体成分が分かっていなくても、環境条件が分かっていなくても、
また、気体成分の屈折度の特性が分かっていなくても、実施される。第9の実施
態様の本例の残余の説明は、第9の実施態様について与えた説明の対応部と同一
である。
施態様に関連した第3の実施態様の変更例の利点に関して説明した利点と同一で
ある。
いて異なっている場合には、光学ビームが経験する光学遅延の差が存在する。か
かる遅延の差は、測定セル90の両方のミラーが静止状態にあるので、無視でき
る影響を生じるのが一般的であり、気体乱流が小さい振幅の低周波数効果を生じ
るのは、当業者には自明である。
施態様、第4の実施態様、第5の実施態様、第6の実施態様、第7の実施態様、
第8の実施態様、第9の実施態様、ならびに、それらの変更例は、ヘテロダイン
信号が経験するグループ遅延の相対差に対して低下した感度で位相Φ1GおよびΦ 2G を生成するのが典型的であり、所与の実施態様、または、その変更例について
のヘテロダイン信号の各々は、第1の実施態様、第4の実施態様、第7の実施態
様、ならびに、それらの変更例に関連して、実質的に同一周波数スペクトルを有
しているのが、当業者には明白である。
0のx偏光成分およびy偏光成分の両方が、本発明の範囲および精神から逸脱せ
ずに周波数シフトされており、f1はビーム9のx偏光成分およびy偏光成分の 各周波数の差のままであり、f2はビーム10のx偏光成分およびy偏光成分の 各周波数の差のままである。干渉計およびレーザ源の改良した隔離は、ビームの
x偏光成分およびy偏光成分の両方を周波数シフトすることにより概ね可能とな
り、改良した隔離の程度は、周波数シフトを生成するために使用した手段に依存
している。
周波数シフトを導入するための手段の後に続くいずれの時点でも、また、記載し
た好ましい実施態様およびそれらの変更例のそれぞれの干渉計を入れる前のいず
れの時点でも、本発明の範囲および精神から逸脱せずに、空間的に分離可能であ
ることも、当業者なら正当に評価するだろう。2つのビームのいずれかの2つの
周波数成分が、それぞれの干渉計から相当な距離について空間的に分離されてい
る場合は、第1の実施態様で説明したような代替の基準ビームを採用することが
必要になり得る。
ら図4e、図5aから図5c、図6aから図6d、図7aから図7c、図8aか
ら図8c、および、図9における例示は、本発明の9つの好ましい実施態様と、
それらの変形例とを描いており、ここでは、1つの実施態様についての、または
、1つの実施態様の実施例についての全ての光学ビームは、単一平面上に存する
。本発明の範囲または精神から逸脱せずに、複数平面を利用した修正案が9つの
実施態様およびそれらの変形例ののうちの1つ以上について実施し得るのは、明
らかである。
ており、これら測定セルでは、λ1およびλ2についての測定路は同一物理長を
有しており、λ1およびλ2についての基準路は同一物理長を有している。特許
請求の範囲に規定されたような本発明の範囲および精神から逸脱せずに、λ1お
よびλ2についての測定路は、異なる物理長を有し得ること、また、λ1および
λ2についての基準路は、異なる物理長を有し得ることを、当業者なら正当に評
価するだろう。特許請求の範囲に規定されたような本発明の範囲および精神から
逸脱せずに、λ1およびλ2についての測定路は、互いから物理的に変位可能で
あり、λ1およびλ2についての基準路は、互いから物理的に変位可能であるこ
とを、当業者なら、更に正当に評価するだろう。
ン検出の採用を目的として構成されている。特許請求の範囲に規定されたような
本発明の範囲および精神から逸脱せずに、ホモダイン検出は、9つの実施態様と
、それらの変形例の各々において採用され得ることを、当業者なら正当に評価す
るだろう。「ホモダイン干渉計側知恵受信装置および方法(Homodyne
Interferometric Receiver and Method)
」という名称の、1997年9月2日にP. de Grootの名の下に公布
された本件と共通所有されている米国特許第5,663,793号に開示されて
いるようなホモダイン受信装置が採用される。逆分散力Γの計算は、例えば、第
1の好ましい実施態様のホモダインバージョンなどにおいてホモダイン位相φ1H およびφ2Hから直接得られるが、ホモダイン位相φ1Hおよびφ2Hは、第1の好ま
しい実施態様の位相φ1およびφ2に対応している。
にあたって、比率(K/χ)を測定し、(K/χ)の測定値を利用する。(K/
χ)の測定値はフィードバックシステムの誤差信号として使用可能であって、等
式(34)または(135)のいずれかにより表される条件が、特許請求の範囲
に規定されたような本発明の範囲および精神から逸脱せずに、満たされることを
、当業者なら正当に評価するだろう。フィードバックシステムにおける(K/χ
)の測定値は、光源1または光源2のいずれかに伝送され、例えば、注入電流を
制御することにより、かつ/または、ダイオードレーザの温度、または、外部空
洞ダイオードレーザの空洞周波数を制御することにより、光源1または光源2の
いずれかのそれぞれの波長を制御するために使用される。
好ましい実施態様と、それらの変形例において開示されているように、2つ以上
の互いに異なる波長に対応する光ビームが測定セルの両端とは対照的に、その同
一端に入り、そこから出るように示差平面ミラー干渉計および測定セルを構成し
得ることを、当業者なら正当に理解するだろう。
体の逆分散力を測定するための発明の方法を実施するための多様な段階工程を,
ブロック1600から1626を介在させて描いている、包括的フローチャート
である。図10に描かれた本発明の方法は、本明細書前段で開示されている発明
の相しHを利用して実施され得るが、開示されたもの以外の装置を利用しても実
現可能であることも、当業者には自明である。例えば、好ましい実施態様で使用
されているものなどの同心状測定セル構成をしようする必要は無いが、むしろ、
所要の基準レッグおよび測定レッグが存在している限りにおいて、より従来型の
干渉計測定構成を採用し得ることが、明白である。これに加えて、ホモダインア
プローチか、または、ヘテロダイン技術が有利に採用されるアプローチのいずれ
かを採用し得ることも、明瞭である。更に認識されるだろうが、図10における
多くの工程段は、汎用コンピュータか、好適なプログラミング可能マイクロプロ
セッサで作動する適切なソフトウエアを介在させて実施可能であるが、必要に応
じて、システムの他の素子を制御するためには、上述の2者のいずれが使用され
てもかまわない。
い、互いに異なる波長を有している2つ以上の光ビームを提供することにより、
ブロック1600で開始する。ブロック1602では、光ビームは複数成分に分
離されるが、各成分は、ブロック1604において、偏光すなわち空間エンコー
ディングか、または、周波数シフトのいずれか一方、または、その両方を利用し
て変化させられるのが、好ましい。そうでない場合は、光ビームは変化しないま
まで、ブロック1606を通過させ得る。
ームの各波長の関係は監視可能であり、それらの波長が先に論じた制限から外れ
ている場合には、波長間の関係の、波長間の望ましい関係からの逸脱を補償する
ための補正手段を適用し得る。その逸脱が、光ビーム源の波長を制御するために
フィードバックを提供するために利用可能であるか、或いは、補正が確立されて
、逸脱の影響を受けている後段の計算処理で利用され得るか、いずれかであるが
、この両方のアプローチの何らかの組み合わせが実現可能である。
同時に、ブロック1626に示したように、2つのレッグを有する干渉計を設け
て、一方のレッグは真空で占有されるのが好ましく(基準レッグ)、他方のレッ
グは、その固有の光学特性を測定することになる気体で占有されるのが好ましい
。
光ビーム成分は干渉計レッグに導入された結果、各成分は、その指定されたレッ
グの物理長を通って進行する再に経験する光路長に基づいて位相がシフトされる
。共通して関連して対を成す成分についての物理長は、同一であるのが好ましい
。
合光学信号を生成する。これら混合光学信号は、次いで、ブロック1612に伝
送されるが、ここでは、電気信号に対応する光検出手段により、好ましくはヘテ
ロダインが生成され、これら電気信号は光ビーム成分間の相対位相についての情
報を含んでいる。電気信号は、先に周波数シフトする処理により生じた、ヘテロ
ダイン信号であるのが好ましい。
され得る、あるいは、好ましくは、スーパーへテロダイン信号処理技術により伝
達され得る相対位相情報を抽出するためにダイレクトに分析され得る。代替案と
して、元のビームと、ビームが実質的に進行する光路との間の波長関係に依存し
て、スーパーへテロダイン信号処理の前に、修正したヘテロダイン信号が生成さ
れる。
、スーパーへテロダイン信号のどのような位相曖昧性も、好ましくは、好ましい
装置の説明と関連して先に作成した計算手段により解消される。
、先に決定したように補正が適用され、後段の下流側適用に備えて、または、デ
ータフォーマットの必要に応えて、出力信号が生成される。
更を行ない得る。それゆえ、図示し、説明してきた実施態様は例示であって、限
定的意味合いは無いものと理解するべきである。
実施態様を例示しており、 図1aは、光源1、変調装置3、光源2、変調装置4、示差平面ミラー干渉計
69および70、測定セル90、検出装置85および86などの図示した各要素
間の光路と、ドライバ5、変調装置3、ドライバ6、変調装置4、検出装置85
および286、電子処理装置109、および、コンピュータ110などの図示し
た各要素間の電気信号の経路とを示した図である。
90を例示する。
90を例示する。
態様の現存の好ましい第1の例を例示している。 図1gは、処理エレクトロニクス109Aのブロック図である。
光路、および、電気信号経路を例示する図である。
ニクス1109のブロック図である。
図である。 図2aは、光学路を示すと共に、図示した要素、すなわち、光源1、変調装置
3、光源2、変調装置4、示差平面ミラー干渉計69、示差平面ミラー干渉計群
170、測定セル90、ならびに、検出装置85、186、および、286の間
の電気信号の経路と、図示した要素、すなわち、ドライバ5、変調装置3、ドラ
イバ6、変調装置4、検出装置85、186、および、286、電子プロセッサ
209、ならびに、コンピュータ110の間の電気信号の経路とを示す図である
。
セル90を例示する。
い例を例示する。 図2eは、処理エレクトロニクス209Aを示すブロック図である。
する。 図3aは、光学路を示すと共に、図示した要素、すなわち、光源1、変調装置
3、光源2、変調装置4、示差平面ミラー干渉計169および70、測定セル9
0、ならびに、検出装置185および86の間の電気信号の経路と、図示した要
素、すなわち、ドライバ5、変調装置3、ドライバ6、変調装置4、検出装置1
85および86、電子プロセッサ309、ならびに、コンピュータ110の間の
電気信号の経路とを示す図である。
、示差平面ミラー干渉計169を例示する。
、示差平面ミラー干渉計169を例示する。
在好ましい例を例示する図である。 図3eは、処理エレクトロニクス309Aを示すブロック図である。
置3、光源2、変調装置4、示動平面鏡干渉計269、示差平面ミラー干渉計2
70、測定セル90、ならびに、検出装置85、1085、および、1086の
電気信号の経路と、図示した要素、すなわち、ドライバ5、変調装置3、ドライ
バ6、変調装置4、検出装置85、1085、および、1086、電子プロセッ
サ409、ならびに、コンピュータ110の間の電気信号の経路とを示す図であ
る。
セル90を例示する。
ル90を例示する。
の現存の好ましい例を例示する。 図4gは、処理エレクトロニクス409Aを示すブロック図である。
3、光源2、変調装置4、示差平面ミラー干渉計群269および370、測定セ
ル90、ならびに、検出装置85、1085、および、1286の間の電気信号
の経路と、図示した要素、すなわち、ドライバ5、変調装置3、ドライバ6、変
調装置4、検出装置85、1085、1086、および、1286、電子プロセ
ッサ509、ならびに、コンピュータ110の間の電気信号の経路とを示す図で
ある。
ル90を例示する。
例を例示する。 図5eは、処理エレクトロニクス509Aを示すブロック図である。
例示する図である。 図6aは、光学路を示すと共に、図示した要素、すなわち、光源1、変調装置
3、光源2、変調装置4、示差平面ミラー干渉計369、示差平面ミラー干渉計
270、測定セル90、ならびに、検出装置185、1285、および、108
6の間の電気信号の経路と、図示した要素、すなわち、ドライバ5、変調装置3
、ドライバ6、変調装置4、検出装置185、1285、および、1086、電
子プロセッサ609、ならびに、コンピュータ110の間の電気信号の経路とを
示す図である。
て、示差平面ミラー干渉計群369を例示する。
出た場合についての、示差平面ミラー干渉計369を例示する。
セル90を例示する。
ましい例を例示する。 図6fは、処理エレクトロニクス609Aを示すブロック図である。
る。 図7aは、光学路を示すと共に、図示した要素、すなわち、光源1、変調装置
3、光源2、変調装置4、示差平面ミラー干渉計群269および470、測定セ
ル90、ならびに、検出装置85、1085、86、および、1086の間の電
気信号の経路と、図示した要素、すなわち、ドライバ5、変調装置3、ドライバ
6、変調装置4、検出装置85、1085、86、および、1086、電子プロ
セッサ709、ならびに、コンピュータ110の間の電気信号の経路とを示す図
である。
セル90を例示する。
る。 図8aは、光学路を示すと共に、図示した要素、すなわち、光源1、変調装置
3、光源2、変調装置4、示差平面ミラー干渉計群269および570、測定セ
ル90、ならびに、検出装置85、1085、186、286、1186、およ
び、1286の間の電気信号の経路と、図示した要素、すなわち、ドライバ5、
変調装置3、ドライバ6、変調装置4、検出装置85、1085、186、28
6、1186、および、1286、電子プロセッサ809、ならびに、コンピュ
ータ110の間の電気信号の経路とを示す図である。
セル90を例示する。
示すと共に、図示した要素、すなわち、光源1、変調装置3、光源2、変調装置
4、示差平面ミラー干渉計群369および470、測定セル90、ならびに、検
出装置185、1285、86、および、1086の間の電気信号の経路と、図
示した要素、すなわち、ドライバ5、変調装置3、ドライバ6、変調装置4、検
出装置185、1285、86、および、1086、電子プロセッサ909、な
らびに、コンピュータ110の間の電気信号の経路とを示す図である。
を描いた、高レベルフローチャートである。
特性を判定する電子手段(108)を特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記
載の干渉測定装置。
の前記選択的固有光学特性を表す出力信号を提供するように構成されている、請
求項4または5に記載の干渉測定装置。
セルは、前記基準レッグとして作用する閉鎖した内部チャンバーと、前記測定レ
ッグとして作用する、該内部チャンバーを包囲している外部チャンバーとを備え
ていることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の干渉測定装置。
記所定の媒体が真空であり、前記外部チャンバーは周囲環境に向けて開放される ことを特徴とする 、請求項7または8に記載の干渉測定装置。
項9に記載の干渉測定装置。
し、該端部セクションの各々は、前記干渉計の一部として波長選択ミラーを備え
ていることを特徴とする、請求項8〜10のいずれかに記載の干渉測定装置。
つに、1つの波長に対応する前記光ビームの部分のうちの1つを導入し、かつ、 該 同心セルの該端部セクションの他方に、別の波長に対応する該光ビームの部分 のうちの別なものを導入するように構成および配置されていることを特徴とする 、請求項11に記載の干渉測定装置。
直交偏光成分を生成するための手段を備えていることを特徴とする、請求項1〜 12のいずれか に記載の干渉測定装置。
に分離する手段を特徴とする、請求項13に記載の干渉測定装置。
有しており、該略調和関係は一連の比率として表され、各比率は低位非ゼロ整数
の比率から成ることを特徴とする、請求項1〜15のいずれかに記載の干渉測定 装置。
ビームを提供する少なくとも1つの光源と、該1つの光源に関連する、該光ビー
ムの周波数を倍加させて、他の波長の他のビームを提供する周波数倍加手段とを
備えていることを特徴とする、請求項1〜16に記載の干渉測定装置。
入して、1組の周波数シフトした光ビームを生成し、2つの周波数シフトした光 ビームが同一周波数差を有していないようにする手段を特徴とする、請求項13 または14 に記載の干渉測定装置。
上のビームに分割して、該1組の周波数シフトした光ビームから、少なくとも3
つの周波数シフトした光ビームの拡張した1組を生成し、該拡張した1組の周波
数シフトした光ビームにおける各波長についての周波数シフトした光ビームの数
が、前記略調和関係に従って逆比例関係になるようにした光学手段を特徴とする 、請求項18に記載の干渉測定装置。
前記直交偏光成分間に位相シフトを導入して、1組の位相シフトし、周波数シフ
トした光ビームとして前記射出ビームを生成し、そして前記拡張した1組の該ビ
ームを整列させ、かつ、方向付け、位相シフトし、周波数シフトした光ビームの
各サブセットにより縦走される前記結合した測定経路と基準経路とが実質的に同
一となるようにし、この場合、該位相シフトし、周波数シフトした光ビームのサ
ブセットは、同一周波数を有している該位相シフトし、周波数シフトした光ビー
ムのビームを含んでおり、位相シフトし、周波数シフトした光ビームのサブセッ
トの任意の2つのビームにより縦走される該測定経路および該基準経路は、実質
的に相互に重畳しないことを特徴とする、請求項19に記載の干渉測定装置。
ら、1組の少なくとも3つのヘテロダイン信号として前記電気干渉信号を生成す
るための光検出器を備えており、該1組の少なくとも3つのヘテロダイン信号は
、前記拡張した1組の周波数シフトした光ビームのうちのビームの前記直交偏光
成分間の前記周波数差に関連するヘテロダイン周波数における発振を特徴とし、
該1組の少なくとも3つのヘテロダイン信号は1組のヘテロダイン位相を更に特
徴とし、前記1組の少なくとも3つのヘテロダイン信号は1組の、ヘテロダイン
信号のサブセットから成り、ヘテロダイン信号のサブセットは、位相シフトし、
周波数シフトした光ビームのサブセットから生成されたヘテロダイン信号である ことを特徴とする 、請求項21に記載の干渉測定装置。
を加算して、1組のスーパーへテロダイン信号を生成するための手段を特徴とし 、該1組のスーパーへテロダイン信号の各スーパーへテロダイン信号は、該スー
パーへテロダイン信号を生成するために加算された該サブセットのヘテロダイン
信号のヘテロダイン周波数に等しいスーパーへテロダイン周波数と、該スーパー
へテロダイン信号を生成するために加算された該サブセットのヘテロダイン信号
のヘテロダイン位相の平均に等しいスーパーへテロダイン位相とを有している信
号から成り、該スーパーへテロダイン位相は、前記1組の位相シフトし、周波数
シフトした光ビームの前記測定レッグにおける前記気体の屈折度と、前記基準レ
ッグにおける前記所定の媒体の屈折度に起因する差を例外として、実質的にゼロ
である、請求項22に記載の干渉測定装置。
うちの2つの信号を抽出して、該信号を混合し、第2レベルのスーパーへテロダ
イン信号を生成する抽出手段を備えており、該第2レベルのスーパーへテロダイ
ン信号は、該第2レベルのスーパーへテロダイン信号を生成するために混合され た該スーパーへテロダイン信号のスーパーへテロダイン周波数の和および差にそ
れぞれ等しい周波数、すなわち、和の周波数および差の周波数を有し、かつ、該
第2レベルのスーパーへテロダイン信号を生成するために混合された該スーパー
へテロダイン信号のスーパーへテロダイン位相の和および差にそれぞれ等しい位
相、すなわち、和の位相および差の位相を有している2つのサイドバンド、すな
わち和のサイドバンドと差のサイドバンドから成り、該差の位相は、前記1組の
位相シフトし、周波数シフトした光ビームの前記測定レッグにおける前記気体の
屈折度と、前記基準レッグにおける前記所定の媒体の屈折度との分散に起因する 差を例外として、実質的にゼロであることを特徴とする、請求項23に記載の干 渉測定 装置。
記スーパーへテロダイン位相のうちの一方とに基づいて動作し、前記気体の逆分
散力を判定することを特徴とする、請求項24に記載の干渉測定装置。
の混合出力ビームとして前記混合光学信号を生成するように構成および配置され
ており、各混合出力ビームは、位相シフトし、周波数シフトした光ビームの1つ
のサブセットから生成されることを特徴とする、請求項21〜24のいずれかに
記載の干渉測定装置。
有光学特性を判定するにあたって行なわれる計算を補正するための信号を提供す
る電子処理手段を特徴とする、請求項16に記載の干渉測定装置。
の直交偏光成分間に位相シフトを導入して、1組の位相シフトし、周波数シフト
した光ビームを生成すると共に、該周波数シフトした光ビームの該ビームを整列
させ、かつ、方向付け、前記1組の位相シフトし、周波数シフトした光ビームの
各ビームにより縦走される前記測定レッグおよび前記基準レッグが実質的に同一
となるようにすることを特徴とする、請求項18〜26のいずれかに記載の干渉 測定 装置。
ムの前記測定レッグおよび前記基準レッグについての前記物理的経路長も実質的
に同一であることを特徴とする、請求項20〜28のいずれかに記載の干渉測定 装置。
きさは、前記測定レッグおよび前記基準レッグを介する通過回数と、前記測定レ
ッグおよび前記基準レッグの物理長と、前記測定レッグにおける前記気体の屈折
度と前記基準レッグにおける前記所定の媒体の屈折度との差の積に比例し、位相
シフトし、周波数シフトした光ビームの各ビームについての前記測定レッグにお
ける前記気体の屈折度は互いに異なっており、前記気体の屈折度は波長の関数で
あることを特徴とする、請求項29に記載の干渉測定装置。
た光ビームの各ビームの前記2つの異なる周波数成分を混合して、少なくとも2
つの混合出力ビームから成る1組の混合出力ビームとして前記混合光学信号を生
成し、該1組の混合出力ビームの各ビームは、前記1組の位相シフトし、周波数
シフトした光ビームの1つかつ唯一のビームから派生していることを特徴とし、
前記検出する手段は、前記1組の混合出力ビームの強度から、1組のヘテロダイ
ン信号として前記電気干渉信号を生成する光検出器を備えており、該1組のヘテ
ロダイン信号は、少なくとも2つのヘテロダイン信号から成り、かつ、前記1組
の周波数シフトした光ビームのビームの前記直交偏光成分間の前記周波数差に関
連するヘテロダイン周波数における発振を有し、該1組のヘテロダイン信号はま た、前 記測定レッグにおける前記気体の屈折度に関連する差を例外として、前記
光ビーム波長間の前記略調和関係に実質的に逆比例関係にある1組のヘテロダイ ン位相を有することをさらに特徴とする 、請求項30に記載の干渉測定装置。
ヘテロダイン信号を生成する手段を特徴とし、該1組の修正したヘテロダイン信
号は修正したヘテロダイン周波数を有し、該修正したヘテロダイン周波数は、前
記光ビーム波長間の前記略調和関係に従って該ヘテロダイン周波数と調和関係に
あり、かつ該1組の修正したヘテロダイン信号は修正したヘテロダイン位相を有 し 、該修正したヘテロダイン位相は、前記光ビーム波長間の前記略調和関係に従
って該ヘテロダイン位相と調和関係にあり、該1組の修正したヘテロダイン信号
の該1組の修正したヘテロダイン位相は、前記1組の位相シフトし、周波数シフ
トした光ビームの前記測定レッグにおける前記気体の屈折度と、前記基準レッグ
における前記所定の媒体の屈折度に起因する差を例外として、実質的に等しい、
請求項31に記載の干渉測定装置。
よび差にそれぞれ等しい周波数、すなわち、和の周波数および差の周波数を有し 、かつ 該1対の修正したヘテロダイン信号の前記修正したヘテロダイン位相の和
および差にそれぞれ等しい位相、すなわち、和の位相および差の位相を有してい
る2つのサイドバンド、すなわち、和のサイドバンドおよび差のサイドバンドか
ら成るスーパーへテロダイン信号を生成する電子手段を特徴とし、該差の位相は
、前記1組の位相シフトし、周波数シフトした光ビームの前記測定レッグにおけ
る前記気体の屈折度と、前記基準レッグにおける前記所定の媒体の屈折度との分
散に起因する差を例外として、実質的にゼロであり、該電子手段が、該差の位相 および該1対の修正されたヘテロダイン信号のうちの1つの該修正されたヘテロ ダイン位相を分析して、該測定レッグにおける該気体の逆分散力を判定するため の手段を含むことをさらに特徴とする、 請求項32に記載の干渉測定装置。
れる位相シフトの大きさは、前記測定レッグおよび前記基準レッグを介する通過
の回数と、前記測定レッグおよび前記基準レッグの物理長と、前記測定レッグに
おける前記気体の屈折度と前記基準レッグにおける前記所定の媒体の屈折度との
差との積に比例し、前記位相シフトし、周波数シフトした光ビームの各ビームに
ついての前記測定レッグにおける前記気体の屈折度は互いに異なっており、前記
気体の屈折度は波長の関数であることを特徴とする、請求項34に記載の干渉測 定 装置。
た光ビームの各ビームの前記2つの異なる周波数成分を混合して、少なくとも2
つの混合出力ビームから成る1組の混合出力ビームとして混合光学信号を生成し
、該1組の混合出力ビームの各ビームは、前記1組の位相シフトし、周波数シフ
トした光ビームのうちの1つかつ唯一の光ビームから派生していることを特徴と する 、請求項30〜35のいずれかに記載の干渉測定装置。
ら、1組のヘテロダイン信号として前記電気干渉信号を生成するための光検出器 を備えており、該1組のヘテロダイン信号は、少なくとも2つのヘテロダイン信
号から成り、かつ、前記1組の周波数シフトした光ビームの前記ビームの前記直
交偏光成分間の前記周波数差に関連するヘテロダイン周波数における発振を有し 、該1組のヘテロダイン信号はまた1組のヘテロダイン位相を有し、該ヘテロダ
イン位相は、前記測定レッグにおける前記気体の屈折度と、前記基準レッグにお
ける前記所定の媒体の屈折度とに関連する差を例外として、実質的に等しいこと を特徴とする 、請求項36に記載の干渉測定装置。
ヘテロダイン信号の該ヘテロダイン周波数の和および差にそれぞれ等しい周波数
、すなわち、和の周波数および差の周波数を有し、かつ、該1対のヘテロダイン
信号の該ヘテロダイン位相の和および差にそれぞれ等しい位相、すなわち、和の
位相および差の位相を有している2つのサイドバンド、すなわち、和のサイドバ
ンドおよび差のサイドバンドから成るスーパーへテロダイン信号を生成する電子
手段を特徴とし、該差の位相は、前記1組の位相シフトし、周波数シフトした光
ビームの前記測定レッグにおける前記気体の屈折度と、前記基準レッグにおける
前記所定の媒体の屈折度との分散に起因する差を例外として、実質的にゼロであ
る、請求項32または37に記載の干渉測定装置。
は、前記気体の分散力を前記気体の逆分散力の測定に要する相対精度で乗算した
結果よりも低位の大きさを有していることを特徴とする、請求項16、24、2 5、27および38のいずれか に記載の干渉測定装置。
ン信号のうちの1つの前記ヘテロダイン位相とを分析して、前記測定レッグにお
ける前記気体の逆分散力を判定する分析手段を備えていることを特徴とする、請
求項39に記載の干渉測定装置。
を監視するための監視手段を特徴とする、請求項16、24、25、27および 38のいずれか に記載の干渉測定装置。
記光ビームの光源を制御して、前記略調和関係の前記相対精度が、前記気体の分
散力を前記気体の逆分散力の測定に要する相対精度で乗算した結果よりも低位の
大きさを有しているようにする手段を特徴とする、請求項41に記載の干渉測定 装置。
ン信号のうちの1つの前記ヘテロダイン位相とを分析して、前記測定レッグにお
ける前記気体の逆分散力を判定するための手段を備えていることを特徴とする、
請求項38、41または42に記載の干渉測定装置。
ように、前記測定レッグにおける前記気体の前記選択的固有光学特性または前記
逆分散力のいずれかを補正するための手段を特徴とする、請求項41〜43のい ずれか に記載の干渉測定装置。
ン信号のうちの1つの前記ヘテロダイン位相とを分析して、前記測定レッグにお
ける前記気体の逆分散力を判定する手段を備えていることを特徴とする、請求項 44 に記載の干渉測定装置。
報を含むヘテロダイン信号を含むことを特徴とし、かつ前記ヘテロダイン信号を
混合して、前記気体の屈折度の分散に対応する位相情報を含んでいる少なくとも
1つのスーパーへテロダイン信号を生成するための手段を更に特徴とする、請求
項1〜45のいずれかに記載の干渉測定装置。
号の位相曖昧性を解消するための手段を特徴とする、請求項46に記載の干渉測 定 装置。
法であって、該干渉計測定方法は、 異なる波長を有している少なくとも2つの光ビーム(7、8)を生成する工程 と、 干渉計(69、70)に該光ビームの各々の少なくとも一部を導入する工程で あって、該干渉計は、各々が所定の物理的経路長を有する 基準レッグおよび測定
レッグを備えており、該基準レッグは所定の媒体により占有されるように構成お
よび配置され、該測定レッグは該気体により占有されるように構成および配置さ れ、該ビーム(7、8)の一部が、該 基準レッグにおける該所定の媒体を通るそ
れぞれの光路長についての情報と、該測定レッグにおける該気体を通るそれぞれ
の光路長についての情報とを含んでいる射出ビーム(17、18、25、26、 117、118、125、126) として、該干渉計(69、70)から現れる
ようにした工程を包含し、 該方法は、 該射出ビーム(17、18、25、26、117、118、125、126) を結合して、該基準レッグおよび該測定レッグの所定の経路の対応するものから
出た該射出ビーム(17、18、25、26、117、118、125、126 ) の各々の間の位相差に対応する情報を含んでいる混合光学信号を生成する工程
と、 該混合光学信号を検出し、該気体の該選択的固有光学特性に対応する情報を含
んでいる電気干渉信号を生成する工程とを特徴とする、干渉計測定方法。
なり、ビーム10はミラー54により反射されて、ビーム12となる。ビーム1
1は示差平面ミラー干渉計69に入射し、ビーム12は示差平面ミラー干渉計7
0に入射する。測定セル90に備えられる外部ミラーを有する示差平面ミラー干
渉計60および70は、ビーム11のx成分とy成分との間の位相シフト
よび基準路98の往復の物理長に関連する。
ましいが、この場合、信号s1およびs2の周波数はf1およびf2よりも実質的に
低い周波数までシフトされるが、ここでは、各条件は高精度位相測定については
一般的には最も好ましい。ここで図1fを参照すると、電子プロセッサ109は
、好ましくは周波数f0において信号s0生成する安定した局部発振装置109 0を備え、典型的にはf0は、f1およびf2の両方よりも実質的に低い。電子プ ロセッサ109は画像阻止ミキサー1091Aおよび1091Bを更に備えてお
り、ディジタル処理が好ましいが、アナログ処理またはディジタル処理のいずれ
かとして、基準信号101および102それぞれと、信号s0とから、周波数f1 −f0およびf2−f0において、各々が1元サイドバンドを有する2つの混合信 号を生じる。1元サイドバンド信号は、同調したフィルタが追従する2個の信号
を混合して不所望な画像サイドバンドを廃棄する周知の技術などの他の処置手順
によっても生成可能であることが、当業者には明白である。画像サイドバンド、
すなわち、より高周波数のサイドバンドが、本発明の範囲または精神から逸脱す
ることなく保存のために選択され得ることが当業者には明白となるだろう。1元
サイドバンド信号は下記の形式を有しており、
よび1095Bにおいてl1およびl2により乗算される。次に、位相(l1/ p)Φ1×I1および(l2/p)Φ2×I2は、好ましくはディジタル処理であるが 、アナログ処理またはディジタル処理により、電子プロセッサ1096Aにおい
て一緒に加算され、電子プロセッサ1097Aにおいて互いに他方から減算され
て、位相
に関して得られた位相を示している。形式的には下記の通りである。
はなく示差平面ミラー干渉計の使用の結果として、干渉計ビーム分散キューブと
関連する光学構成要素において発生し得る熱擾乱および機械的擾乱には感度が低
いということに、留意されたい。
、(ζ1−
よびχの決定に際して所要の相対精度により決定される所与のレベルの精度まで
、決定および監視を要求し得る項であり、χについて必要な相対精度はまた、部
分的には(LG−LV)の大きさにより決定される。(ζ1−
1eには示していない)が波長λ1についての反射表面となるように被膜される ミラー91の表面93に対応する表面R93を有しており、かつ、波長λ2につ
いての反射表面になるように被膜されるミラー91の表面95に対応する第2表
面R95を有している、測定セル90の置換と、得られるΦ1×I1およびΦ1Gの 値の測定に基づいている。得られるΦ1×I1およびΦ1Gの値を、それぞれ、(Φ1 ×I1)Rおよび(Φ1G)Rとする。量(ζ1−
の公式により(Φ1×I1)Rおよび(Φ1G)Rに、それぞれに関連づけられる。
渉計群70、および、測定セル90で起こる相当なレベルの補正のために、経時
的に実質的に一定となるべきである。ζ1およびZへの電子的寄与は、純粋に電 子的な手段(図示せず)により監視され得る。
な相対精度まで、アナログ技術またはディジタル技術を利用して直接的に測定さ
れ得ることが、当業者に更に評価される。直接位相測定を利用した場合、スーパ
ーへテロダイン受信装置技術は第1の実施態様と、先に注目したような後続の実
施態様とにおいては、第1の実施態様の範囲および精神から逸脱することなく、
省くことができる。
実施態様の変形において獲得され、この場合、スーパーへテロダイン信号の周波
数は、f1およびf2よりも遥かに低い周波数にあり、ここでは、より正確な位相
測定を行なうこともことも一般に可能である。図1gを参照すると、第1の実施
態様の変形の好ましい方法に従って、電子処理手段109Aは、好ましくは下記
の形式を有する2つの修正ヘテロダイン信号
は、ディジタル方式ヒルバート変成位相検出装置(Bestの前掲を参照のこと
)などの時間に基づく位相検出と、基準信号101および基準信号102とを使
用している。電子プロセッサ109Aは、基準信号101を用いた位相感応性検
出、または、ヘテロダイン信号の位相の判定を行なうための類似の技術により、
ュータ110に伝送されるが、この場合、位相オフセット
態様のこの変形の残余の説明は第1の実施態様について与えた説明の対応部分と
同一である。
び干渉計70をそれぞれに通る第1の実施態様の第2変形のビーム11およびビ
ーム12の伝搬の説明は、出力ビーム129および130をそれぞれ形成するた
めの、干渉計69および70をそれぞれに通る第1の実施態様の第1変形のビー
ム11およびビーム12の伝搬について与えた説明の対応部分と同一である。測
定セル90が装備した外部ミラーを備えている示差平面ミラー干渉計69および
70は、ビーム11のx成分とy成分との間の位相シフト
非偏光式ビームスプリッタ65Aにより反射され、ミラー65Bにより反射され
、非線形結晶67を通過して、光ビーム131を形成する。ビーム131は、2
対の成分から構成され、一方対の成分はビーム129の周波数と同一周波数を有
しており、第2対の成分はビーム129の成分の周波数の2倍の周波数を有して
いる。非線形結晶67は、例えばBBOであるが、非線形結晶67に入るビーム
129の上記部分の一部の周波数をSHGにより倍加するように整列状態になっ
て、ビーム131の第2対の成分を形成する。ビーム131の第1対の成分は、
非線形結晶67に入るビーム129の上記部分の残余の部分であり、それは周波
数倍加されていない。測定セル90が装備した外部ミラーを備えた示差平面ミラ
ー干渉計69および非線形結晶67とは、ビーム131の第2対の成分のうちの
x成分とy成分との間に位相シフト
ない位相
備えており、位相感応性検出における基準信号として働く信号101を用いて、
第1の実施態様について説明したのと同一である位相シフト
いずれかにより、ヘテロダイン信号sD1およびs2を一緒に電子的乗算して、ス ーパーへテロダイン信号SD1×2を生じる手段1092Eを更に備えている。ス ーパーへテロダインSD1×2は、
ムとの間に、第1入力ビームに対応して導入される。第1の実施態様の第3変形
についての位相シフト
うな、気体の逆分散力を判定するために、
なる。ビーム10の一部は、非偏光型であるのが好ましいビームスプリッタ54
Aにより、ビーム12として反射され、ビーム10の第2部分はビームスプリッ
タ54Aにより伝達されて、引き続きミラー54Bにより反射されて、ビーム2
12になる。ビーム11は示差平面ミラー干渉計69に入射し、ビーム12およ
びビーム212は2つの示差平面ミラー干渉計から構成される示差平面ミラー干
渉計グループ70に入射する。測定セル90が装備した外部ミラーを有する示差
平面ミラー干渉計69および示差平面ミラー干渉計グループ70は、ビーム11
のx成分とy成分との間に位相シフト
基準路98(図1dおよび図2cと比較のこと)の往復物理長に関連している。
路が実質的に共拡張的である事例については有効であり、ここでは、第2の実施
態様における本発明の機能を最も簡略化した様式で例示するために、1つの事例
が選択されている。
ましくは獲得されるが、ここでは、各条件は高精度位相測定には一般により好ま
しい。
位相Φ1×I1、および結果として生じた位相和(Φ3×I2+Φ4×I2)は、それぞ れ電子プロセッサ1095Cおよび1095Dにおいて、l1/p1および(l2 /p2)(1/2)によって、それぞれ乗算処理され、位相(l1/p1)Φ1×I1 および(l2/p2)(Φ3×I2+Φ4×I2)/2を生じる結果となる。位相(l1 /p1)Φ1×I1および(l2/p2)(Φ3×I2+Φ4×I2)/2は、次に、アナロ
グ処理またはデジタル処理(好ましくはディジタル処理)により、電子プロセッ
サ1096Cにおいて一緒に加算処理され、そして電子プロセッサ1097Bに
おいて互いから減算処理され、位相
も高感応的ではなく、示差平面ミラー干渉計の使用の結果として、干渉計ビーム
スプリットキューブと、それに関連する光学構成要素とにおいて発生し得る熱擾
乱および機械的擾乱に高感応的でないことに、注目しなければならない。位相Φ 1 ×I1、
10に伝送される。
よび位相
Gにより、広域フィルタリングおよび低域フィルタリング、もしくは、周波数で
分離される2つの信号を分離させるための同様の技術により分離される。スーパ
ーへテロダイン信号のより低い方の周波数サイドバンドの周波数Fは、第1の実
施態様の議論の対応部分で説明したように、プロセッサ1093Gの分離作業を
かなり簡略化していて、スーパーへテロダイン信号のより高い方の周波数サイド
バンドの周波数νよりも遥かにずっと小さくなり得る。電子プロセッサ209A
は、ディジタル式ヒルバート変成位相検出装置(R.E.Bestの前掲、Op
penheimおよびSchaferの前掲を参照のこと)などの時間に基づく
位相検出と、ドライバー5およびドライバー6の位相とを利用して、位相
バンドS+ 1×4およびS- 1×4を含んでおり、一方のサイドバンドは周波数νおよ
び位相
Hにより、広域フィルタリングおよび低域フィルタリング、もしくは、周波数で
分離される2つの信号を分離させるための任意の同様の技術により分離される。
電子プロセッサ1093Gの議論で注目したように、スーパーへテロダイン信号
S1×4のより低い方の周波数サイドバンドの周波数Fは、プロセッサ1093H
の分離作業をかなり簡略化していて、スーパーへテロダイン信号S1×4のより高
い方の周波数サイドバンドの周波数よりも遥かにずっと小さくなり得る。電子プ
ロセッサ209Aは、ディジタル式ヒルバート変成位相検出装置(Bestの前
掲、OppenheimおよびSchaferの前掲を参照のこと)などの時間
に基づく位相検出と、ドライバー5およびドライバー6の位相とを利用して、位
相
。
一緒に加算処理され、位相Φ1×3および位相Φ1×4は電子プロセッサ1097C
において、ディジタル処理が好ましいが、アナログ処理またはディジタル処理に
より互いから減算処理されて、位相
、示差平面ミラー干渉計の使用の結果として、干渉計ビームスプリットキューブ
と、それに関連する光学構成要素とにおいて発生し得る熱擾乱および機械的擾乱
に高感応的でないことに、注目しなければならない。
性検出を基準信号101などと一緒に使用して、ヘテロダイン信号s1から位相
5としてコンピュータ110に伝達される。
1となり、ビーム10はミラー54により反射されてビーム12になる。ビーム
11は示差平面ミラー干渉計169に入射し、ビーム12は示差平面ミラー干渉
計70に入射するが、第3の実施態様の示差平面ミラー干渉計70は第1の好ま
しい実施態様について図1aおよび図1cに描いた示差平面ミラー干渉計70と
同一である。ビーム11の第1周波数成分が唯一のプロジェニターであるビーム
は図3bおよび図3cに破線で示され、ビーム11の第2周波数成分が唯一のプ
ロジェニターとなるビームは、図3bおよび図3cに点線で示される。示差平面
ミラー干渉計169および示差平面ミラー干渉計70は、測定セル90が備えた
外部ミラーを装備するが、ビーム11のx成分とy成分の間の位相シフト
路97または基準路98の経路iの往復物理長Liに関連する。
波数へとシフトされるスーパーへテロダイン受信技術の適用により獲得されるの
が好ましいが、ここでは、各条件は高精度位相測定には一般により好ましい。
ッサ1095Eおよび1095Bにおいて、それぞれ(l1/p1)および(l2 /p2)によって、それぞれに乗算処理され、位相(l1/p1)Φ5×I1および(
l2/p2)Φ2×I2を生じる結果となる。位相(l1/p1)Φ5×I1および(l2 /p2)Φ2×I2は、次に、アナログ処理またはディジタル処理により、電子プロ
セッサ1096Eにおいて一緒に加算処理され、そして電子プロセッサ1097
Dにおいて互いから減算処理され、位相
も高感応的ではなく、示差平面ミラー干渉計の使用の結果として、干渉計ビーム
スプリットキューブと、それに関連する光学構成要素とにおいて発生し得る熱擾
乱および機械的擾乱に高感応的でないことに、注目しなければならない。
位相
Jにより、高域フィルタリングおよび低域フィルタリング、もしくは、周波数が
分離した2つの信号を分離させるための任意の同様の技術により分離される。ス
ーパーへテロダイン信号の低いほうの周波数サイドバンドの周波数Fは、第1の
実施態様の議論の対応部で説明したように、プロセッサ1093Iの分離作業を
かなり簡略化していて、スーパーへテロダイン信号の高いほうの周波数サイドバ
ンドの周波数νよりも遥かにずっと小さくなり得る。電子プロセッサ209Aは
、ディジタル式Hilbert変成位相検出装置(R.E. Bestの同一出
典、OppenheimおよびSchaferの同一出典を参照のこと)などの
時間に基づく位相検出と、ドライバ5およびドライバ6の位相とを利用して、位
相
094Mを更に備えている。
性検出を基準信号101などと一緒に利用して、ヘテロダイン信号s5から位相
、Γの算出のために、信号105としてコンピュータ110に伝送される。
なる。ビーム10はミラー54により、ビーム212として反射される。ビーム
11は示差平面ミラー干渉計グループ269に入射し、ビーム212は示差平面
ミラー干渉計グループ270に入射する。測定セル90が装備した外部ミラーを
有する示差平面ミラー干渉計グループ269および示差平面ミラー干渉計グルー
プ270は、ビーム11のx成分とy成分との第1部分の間に位相シフト
98の経路iの往復(round−trip)物理長Liに、または、ゼロ物理 長の基準路に関連する。
f2(等式(123)を参照のこと)よりも実質的に低い周波数へとシフトされ るスーパーへテロダイン受信装置技術の適用により獲得されるのが好ましいが、
ここでは、条件は高精度位相測定には一般により好ましい。
1095Gにおいてそれぞれ、(l1/p)および(l2/p)によって、それぞ
れに乗算処理さる。次に、位相(l1/p)Φ6×I1および(l2/p)Φ7×I2は
、電子プロセッサ1096Fにおいて一緒に加算処理され、アナログ処理または
ディジタル処理(ディジタル処理が好ましい)により、電子プロセッサ1097
Eにおいて互いから減算され、位相
も高感応的ではなく、示差平面ミラー干渉計の使用の結果として、干渉計ビーム
スプリットキューブと、それに関連する光学構成要素とにおいて発生し得る熱擾
乱および機械的擾乱に非感応性であることに、注目しなければならない。
が共拡張性である限りは、測定路97における気体の柱状密度の揺動または気体
の乱流とは実質的に無関係に、気体成分が分かっていなくても、環境条件が分か
っていなくても、また、気体成分の屈折度の特性が分かっていなくても、電子信
号105として、好ましくはディジタル方式で、等式(23)および(127)
、(128)、および(129)、ならびに必要ならば、k1の計算に従って、 Γの計算のために、Φ1×I1、Φ6×I1、
4の実施態様の変形例において得られるが、この場合、スーパーへテロダイン信
号の周波数は、より正確な位相測定が概ね可能となる、f1およびf2よりも遥か
に低い周波数のレベルにある。
式(27)によりそれぞれに与えられるχおよびKと、ゼロに設定した
よび(129)をそれぞれに用いた第4の実施態様の変形例により測定した各量
に関連して表され得る。第4の実施態様の変形例の残余の説明は、第4の実施態
様について与えた説明の対応部と同一である。
なる。ビーム10の一部は、非偏光型であるのが好ましいビームスプリッタ54
Aにより、ビーム12として反射される。ビーム10の第2部分はビームスプリ
ッタ54Aにより伝達されて、その後、ミラー54Bにより反射されて、ビーム
212になる。ビーム11は示差平面ミラー干渉計グループ269に入射し、ビ
ーム12およびビーム212は2つの示差平面ミラー干渉計を含む示差平面ミラ
ー干渉計グループ370に入射する。測定セル90が装備した外部ミラーを有す
る示差平面ミラー干渉計269および示差平面ミラー干渉計グループ370は、
ビーム11のx成分とy成分との第1部分の間に位相シフト
ような測定路97および基準路98の往復物理長に関連し、または、ゼロ物理長
の基準路に関連している。
般化することは、分かり易い手順である。示差平面ミラー干渉計グループ269
(図4bと比較のこと)、および、測定セル90と一緒に、図5bに示した示差
平面ミラー干渉計グループ370は、第5の実施態様の装置の機能を最も簡略化
した態様で例示するために、p1=2およびp2=1の条件で構成されている。
式(141)と比較のこと)よりも実質的に低い周波数へとシフトされるスーパ
ーへテロダイン受信装置技術の適用により獲得されるのが好ましいが、ここでは
、条件は高精度位相測定には一般により好ましい。
一緒に加算処理するための電子プロセッサ1096Gを備えている。次に、位相
Φ6×I1および得られた位相合計(Φ8×I2+Φ9×I2)は、電子プロセッサ10 95Hおよび1095Iにおいてそれぞれに、l1/p1および(l2/p2)(1
/2)によって、それぞれに乗算処理され、位相(l1/p1)Φ4×I1および( l2/p2)(Φ8×I2+Φ9×I2)/2を生じる結果となる。位相(l1/p1)Φ 1 ×I1および(l2/p2)(Φ8×I2+Φ9×I2)/2は、次に、アナログ処理ま たはディジタル処理(ディジタル処理が好ましい)により、電子プロセッサ10
96Hにおいて一緒に加算処理され、電子プロセッサ1096Fにおいて互いか
ら減算処理され、位相
も高感応的ではなく、示差平面ミラー干渉計の使用の結果として、干渉計ビーム
スプリットキューブと、それに関連する光学構成要素とにおいて発生し得る熱擾
乱および機械的擾乱に非感応性であることに、注目しなければならない。
が共拡張性である程度まで、測定路97における気体の柱状密度の揺動または気
体の乱流とは実質的に無関係に、気体成分が分かっていなくても、環境条件が分
かっていなくても、気体成分の屈折度の特性が分かっていなくても、等式(23
)、(145)、(146)および(147)に従って、Γの算定と、必要なら
ば、k1の計算とについて、電子信号105として、ディジタル方式またはアナ ログ方式で、Φ1×I1、Φ6×I1、
実施態様の変形において得られるが、この場合、スーパーへテロダイン信号の周
波数は、より正確な位相測定が一般に可能となる、f1およびf2よりも遥かに低
い周波数である。
プロセッサ509Aは英数字を付した要素から構成されているのが好ましいが、
この場合、英数字のうちの数字成分は各要素の機能を示しており、図1fに描か
れた第1の実施態様の電子処理要素について説明したのと、同一数字成分/機能
関係にある。図5eに描画されているように、第5の実施態様の本変形のヘテロ
ダイン信号s1およびs6は、各々が第2の実施態様の変形の信号s1と同一シー ケンスの電子処理工程により処理され、第5の実施態様の本例のヘテロダイン信
号s8およびs9は第2の実施態様の変形例の信号s3およびs4と同一シーケンス
の電子処理工程により処理される。その分析の結果は位相
差平面ミラー干渉計の使用の結果として、干渉計ビームスプリットキューブと、
それに関連する光学構成要素とにおいて発生し得る熱擾乱および機械的擾乱の影
響は受けないことに、注目しなければならない。
形例の各量
に関連して表され得、その場合、位相オフセットξおよびZは、それぞれ等式(
148)および(149)に対応する等式により規定され、χおよびKは、それ
ぞれ等式(26)および(27)より与えられ、この時、
の残余の説明は、第5の実施態様について与えた説明の対応部と同一である。
なり、ビーム10はミラー54により反射されて、ビーム212になる。ビーム
11は示差平面ミラー干渉計群369に入射し、ビーム212は示差平面ミラー
干渉計270に入射する。測定セル90が装備した外部ミラーを有する示差平面
ミラー干渉計群369および示差平面ミラー干渉計270は、ビーム11のx成
分とy成分との第1部分の間に位相シフト
、ゼロ物理長の基準路に関連しているが、基準路98の屈折率は1に設定されて
いる。
ト
般化することは、分かり易い手順である。示差平面ミラー干渉計群369(図6
bおよび図6cを参照のこと)、および、測定セル90と一緒に、図4cに示し
た示差平面ミラー干渉計群270は、第6の実施態様の装置の機能を最も簡略化
した態様で例示するために、p1=2およびp2=1で構成されている。
(154)と比較のこと)よりも実質的に低い周波数へとシフトされるスーパー
へテロダイン受信装置技術の適用により獲得されるのが好ましいが、ここでは、
各条件は高精度位相測定には一般により好ましい。
それぞれに乗算処理さる。次に、位相(l1/p1)Φ5×I1および(l2/p2) Φ10×I2は、電子プロセッサ1096Jにおいて一緒に加算処理され、ディジタ
ル処理が好ましいが、アナログ処理またはディジタル処理により、電子プロセッ
サ1097Hにおいて互いから減算され、位相
も高感応的ではなく、示差平面ミラー干渉計の使用の結果として、干渉計ビーム
スプリットキューブと、それに関連する光学構成要素とにおいて発生し得る熱擾
乱および機械的擾乱の影響は受けないことに、注目しなければならない。
る測定路が共拡張性である限りは、測定路97における気体の柱状密度の揺動ま
たは気体の乱流とは実質的に無関係に、気体成分が分かっていなくても、環境条
件が分かっていなくても、また、気体成分の屈折度の特性が分かっていなくても
、等式(23)、(158)、(159)、および、(160)に従って、Γの
算定と、必要ならば、k1の計算とについて、電子信号105として、ディジタ
ル方式が好ましいが、ディジタル方式またはアナログ方式で、Φ5×I1、Φ10×I 1 、
実施態様の上記例において得られるが、この場合、スーパーへテロダイン信号の
周波数は、より正確な位相測定が概ね可能となる、f1およびf2よりも遥かに低
い周波数のレベルにある。
プロセッサ609Aは英数字を付した要素から構成されているのが好ましいが、
この場合、英数字のうちの数字成分は各要素の機能を示しており、図1fに描か
れた第1の実施態様の電子処理要素について説明したのと、同一数字成分/機能
関係にある。図6fに描画されているように、第6の実施態様の本例のヘテロダ
イン信号s5およびs10は、各々が第3の実施態様の変形例の信号s5と同一シー
ケンスの電子処理段階工程により処理され、第6の実施態様の本例のヘテロダイ
ン信号s7は第3の実施態様の変形例の信号s2と同一シーケンスの電子処理段階
工程により処理される。その分析の結果は位相
、示差平面ミラー干渉計の使用の結果として、干渉計ビームスプリットキューブ
と、それに関連する光学構成要素とにおいて発生し得る熱擾乱および機械的擾乱
の影響は受けないことに、注目しなければならない。
変形例の各量
れた量に関連して表され、その場合、位相オフセットξおよびZは、等式(16
1)および(162)に対応する等式によりそれぞれに規定され、χおよびKは
等式(26)および等式(27)のそれぞれにより与えられ、この時、
の残余の説明は、第6の実施態様について与えた説明の対応部と同一である。
なり、ビーム10はミラー54によりビーム12として反射される。ビーム11
は示差平面ミラー干渉計グループ269に入射し、ビーム12は、示差平面ミラ
ー干渉計グループ470に入射する。測定セル90が外部ミラーを装備している
示差平面ミラー干渉計グループ269および470は、ビーム11のx成分とy
成分との第1部分の間に位相シフト
97、基準路98の往復物理長に、または、ゼロ物理長の基準路に関連する。
る測定路が共拡張性である限りは、測定路97における気体の柱状密度の揺動ま
たは気体の乱流とは実質的に無関係に、気体成分が分かっていなくても、環境条
件が分かっていなくても、また、気体成分の屈折度の特性が分かっていなくても
、電子信号105として、ディジタル方式が好ましいが、ディジタル方式かアナ
ログ方式のいずれかで、等式(23)、(169)、(170)または(171
)、(172)、および、(173)に従って、Γ、K/χの計算と、必要なら
ば、k1の計算について、位相Φ1×I1、Φ6×I1、
7aを参照すると、電子プロセッサ709Aは、明白な重複を省いて、図1gお
よび図4gそれぞれに描かれているような電子プロセッサ109Aおよび409
Aを備えている。より正式には、電子プロセッサ709Aは、集合論で採用され
ているように、電子プロセッサ109Aおよび409Aの各要素の連合体である
。従って、第7の実施態様の本例のヘテロダイン信号s1、s6およびs7は、各 々が第4の実施態様の変形例の信号s1、s6およびs7として、同一シーケンス の電子処理段階工程により処理されており、第7の実施態様の変形例の信号s1 およびs2は第1の実施態様の変形例の信号s1およびs2として、同一シーケン スの電子処理段階工程により処理されている。その分析の結果は位相
折度(n1−1)、分散(n2−n1)1G、分散(n2−n1)2G、k1、および、k 2 は、
169)、(170)、(171)、(172)、および、(173)に従って
、第7の実施態様の上記例により測定された各量に関して表される。従って、Γ
およびK/χの計算と、必要ならば、k1の計算は、
23)、(169)、(170)または(171)、(172)、および、(1
73)に従って、互いに異なる波長のビームが経験する測定路が共拡張性である
限りは、測定経路97における気体の柱状密度の揺動または気体の乱流とは実質
的に無関係に、気体成分が分かっていなくても、環境条件が分かっていなくても
、また、気体成分の屈折度の特性が分かっていなくても、実施される。第7の実
施態様の本例の残余の説明は、第7の実施態様について与えた説明の対応部と同
一である。
なる。ビーム10の第1部分は、非偏光型であるのが好ましいビームスプリッタ
54Aによりビーム12として反射され、ビームスプリッタ54Aにより伝達さ
れたビーム10の第2部分はミラー54Bによりビーム212として反射される
。ビーム11は示差平面ミラー干渉計グループ269に入射し、ビーム12およ
びビーム212は、示差平面ミラー干渉計グループ570に入射する。測定セル
90が外部ミラーを装備している示差平面ミラー干渉計グループ269および5
70は、ビーム11のx成分とy成分との第1部分の間に位相シフト
8cに示したような測定路97および基準路98の往復物理長に関連し、または
、ゼロ物理長の基準路に関連しているが、
一般化することは、分かり易い手順である。示差平面ミラー干渉計グループ26
9(図4bと比較のこと)、および、測定セル90と一緒に、図8bに示した示
差平面ミラー干渉計グループ570は、第8の実施態様の装置の機能を最も簡略
化した態様で例示するために、p1=2およびp2=1の条件で構成されている
。
る測定路が共拡張性である限りは、測定路97における気体の柱状密度の揺動ま
たは気体の乱流とは実質的に無関係に、気体成分が分かっていなくても、環境条
件が分かっていなくても、また、気体成分の屈折度の特性が分かっていなくても
、電子信号105として、ディジタル方式が好ましいが、ディジタル方式かアナ
ログ方式のいずれかで、等式(23)、(183)、(184)または(185
)、(186)、および、(187)に従って、Γ、K/χの計算と、必要なら
ば、k1の計算について、位相Φ1×I1、Φ6×I1、
8aを参照すると、電子プロセッサ809Aは、明白な重複を省いて、図2eお
よび図5eそれぞれに描かれているような電子プロセッサ209Aおよび509
Aを備えている。より正式には、電子プロセッサ809Aは、集合論で採用され
ているように、電子プロセッサ209Aおよび509Aの各要素の連合体である
。従って、第8の実施態様の本例のヘテロダイン信号s1、s6、s8およびs9は
、各々が第5の実施態様の変形例の信号s1、s6、s8およびs9として、同一シ
ーケンスの電子処理段階工程により処理されており、第8の実施態様の変形例の
信号s1、s3およびs4は第2の実施態様の変形例の信号s1、s3、およびs4と
して、同一シーケンスの電子処理段階工程により処理されている。その分析の結
果は位相
折度(n1−1)、分散(n2−n1)1G、分散(n2−n1)2G、k1、および、k 2 は、
183)、(184)、(185)、(186)、および、(187)に従って
、第8の実施態様の上記例により測定された各量に関して表される。従って、Γ
およびK/χの計算と、必要ならば、k1の計算は、
23)、(183)、(184)または(185)、(186)、および、(1
87)に従って、互いに異なる波長のビームが経験する測定路が共拡張性である
限りは、測定経路97における気体の柱状密度の揺動または気体の乱流とは実質
的に無関係に、気体成分が分かっていなくても、環境条件が分かっていなくても
、また、気体成分の屈折度の特性が分かっていなくても、実施される。第8の実
施態様の本例の残余の説明は、第8の実施態様について与えた説明の対応部と同
一である。
り、ビーム10はミラー54によりビーム12として反射される。ビーム11は
示差平面ミラー干渉計グループ369に入射し、ビーム12は、示差平面ミラー
干渉計グループ470に入射する。測定セル90が外部ミラーを装備している示
差平面ミラー干渉計グループ369および470は、ビーム11のx成分とy成
分との第1部分の間に位相シフト
7cに示したような測定路97および基準路98の往復物理長に関連し、または
、ゼロ物理長の基準路に関連しているが、
は、測定路97または基準路98には関連していない位相シフト
般化することは、分かり易い手順である。示差平面ミラー干渉計グループ369
(図6bおよび図6cと比較のこと)、および、示差平面ミラー干渉計グループ
470(図7bと対比のこと)は、測定セル90と一緒に、第9の実施態様の装
置の機能を最も簡略化した態様で例示するために、p1=2およびp2=1の条件 で構成されている。
る測定路が共拡張性である限りは、測定路97における気体の柱状密度の揺動ま
たは気体の乱流とは実質的に無関係に、気体成分が分かっていなくても、環境条
件が分かっていなくても、また、気体成分の屈折度の特性が分かっていなくても
、電子信号105として、ディジタル方式が好ましいが、ディジタル方式かアナ
ログ方式のいずれかで、等式(23)、(197)、(198)または(199
)、(200)、および、(201)に従って、Γ、K/χの計算と、必要なら
ば、k1の計算について、位相Φ5×I1、Φ10×I1、
9を参照すると、電子プロセッサ909Aは、ヘテロダイン信号s5、s10、s2 、および、s7を処理する電子プロセッサ309Aおよび609Aの電子プロセ ッサを備えている。従って、第9の実施態様の本例のヘテロダイン信号信号s5 、s10、および、s7は、各々が第6の実施態様の変形例の信号信号s5、s10、
および、s7として、同一シーケンスの電子処理段階工程により処理されており 、第9の実施態様の変形例の信号s5およびs2は第3の実施態様の変形例の信号
s5およびs2として、同一シーケンスの電子処理段階工程により処理されてい
る。その分析の結果は位相量
の実施態様の変形例の量
折度(n1−1)、分散(n2−n1)1G、分散(n2−n1)2G、k1、および、k2 は、
197)、(198)、(199)、(200)、および、(201)に従って
、第9の実施態様の上記例により測定された各量に関して表される。従って、Γ
およびK/χの計算と、必要ならば、k1の計算は、
23)、(197)、(198)または(199)、(200)、および、(2
01)に従って、互いに異なる波長のビームが経験する測定路が共拡張性である
限りは、測定経路97における気体の柱状密度の揺動または気体の乱流とは実質
的に無関係に、気体成分が分かっていなくても、環境条件が分かっていなくても
、また、気体成分の屈折度の特性が分かっていなくても、実施される。第9の実
施態様の本例の残余の説明は、第9の実施態様について与えた説明の対応部と同
一である。
ン検出の採用を目的として構成されている。特許請求の範囲に規定されたような
本発明の範囲および精神から逸脱せずに、ホモダイン検出は、9つの実施態様と
、それらの変形例の各々において採用され得ることを、当業者なら正当に評価す
るだろう。「ホモダイン干渉計側知恵受信装置および方法(Homodyne
Interferometric Receiver and Method)
」という名称の、1997年9月2日にP. de Grootの名の下に公布
された本件と共通所有されている米国特許第5,663,793号に開示されて
いるようなホモダイン受信装置が採用される。逆分散力Γの計算は、例えば、第
1の好ましい実施態様のホモダインバージョンなどにおいてホモダイン位相
−
Claims (119)
- 【請求項1】 気体の選択的固有光学特性を監視するための干渉測定装置で
あって、該干渉測定装置は、 基準レッグおよび測定レッグを備えている干渉計手段であって、該基準レッグ
は所定の媒体により占有されるように構成および配置され、該測定レッグは気体
により占有されるように構成および配置された、干渉計手段と、 異なる波長を有する2つの光ビームを生成するための手段と、 該光ビームの各々の少なくとも一部を該干渉計手段に導入して、各ビーム部分
が該気体を通って所定の経路および該ビームの少なくとも一方の別な部分に沿っ
て進行するようにして、該別な部分が該所定の媒体を通って所定の経路に沿って
進行するようにした手段であって、該各ビーム部分と該別なビーム部分は、該基
準レッグにおいて該所定の媒体を通るそれぞれの光路長についての情報と、該測
定レッグにおいて該気体を通るそれぞれの光路長についての情報とを含む射出ビ
ームとして該干渉計手段から現れる、導入する手段と、 該射出ビームを結合させて、該基準レッグおよび該測定レッグの該所定経路の
対応するものから出た該射出ビームの各々の間の位相差に対応する情報を含んで
いる混合光学信号を生成する手段と、 該混合光学信号を検出し、該気体の該選択的固有光学特性に対応する情報を含
んでいる電気干渉信号を生成する手段とを備えている、干渉測定装置。 - 【請求項2】 前記波長のうちの一方に対応する2つの前記射出ビームは、
前記気体および前記所定の媒体を通って、それぞれに進行しており、前記結合す
る手段により結合させられると、前記一方の波長における前記気体の屈折度につ
いての情報を含む混合光学信号を提供する、請求項1に記載の干渉測定装置。 - 【請求項3】 前記導入する手段は、前記光ビームの各々の各部が前記所定
の媒体を通って所定の経路に沿って進行するように更に構成されている、請求項
1に記載の干渉測定装置。 - 【請求項4】 前記射出ビームを結合させて前記混合光学信号を生成する前
に、前記射出ビームの少なくとも一方の周波数を倍加する手段を更に備えている
、請求項3に記載の干渉測定装置。 - 【請求項5】 前記波長のうちの1つの波長に対応する前記射出ビームの第
1のものは、前記測定レッグにおいて前記気体を通って進行しており、前記波長
のもう一方の波長に対応する前記射出ビームの第2のものは、前記測定レッグに
おいて前記気体を通って進行しており、前記1つの波長に対応する前記射出ビー
ムの第3のものは、前記基準レッグの前記所定の媒体を通って進行しており、前
記もう一方の波長に対応する前記射出ビームの第4のものは、前記基準レッグの
前記所定の媒体を通って進行している、請求項3に記載の干渉測定装置。 - 【請求項6】 前記第1射出ビーム、前記第2射出ビーム、前記第3射出ビ
ーム、および、前記第4射出ビームを受容して、そのうちの少なくとも2つの周
波数を倍加させて、前記気体の分散についての情報を含んでいる信号を生成する
非線形光学手段を更に備えている、請求項5に記載の干渉測定装置。 - 【請求項7】 前記干渉計手段に前記光ビームの各々の少なくとも一部を導
入するための前記手段は、前記干渉計手段に前記光ビームの各々の他の部分を導
入する手段を更に備えており、前記他の部分が、前記基準レッグおよび前記測定
レッグに沿って進行することなしに、別な組の射出ビームとして帰還されるよう
にし、該別な組の射出ビームは、前記基準レッグおよび前記測定レッグのもの以
外に、前記干渉測定装置の光路長についての情報を含んでいる、請求項1に記載
の装置。 - 【請求項8】 前記射出ビームを結合させて前記混合光学信号を生成する前
に、前記射出ビームと前記別な組の射出ビームのうちの少なくとも一方の周波数
を倍加させる手段を更に備えている、請求項7に記載の干渉測定装置。 - 【請求項9】 前記波長のうちの一方に対応する前記射出ビームの第1のも
のは、前記測定レッグにおいて前記気体を通って進行しており、前記波長の他方
に対応する前記射出ビームの第2のものは、前記測定レッグにおいて前記気体を
通って進行している、請求項7に記載の干渉測定装置。 - 【請求項10】 前記第1の射出ビーム、前記第2の射出ビーム、および、
前記別な組の射出ビームを受光して、それらの周波数を倍加させ、前記気体の分
散についての情報を含んでいる信号を生成する非線形光学手段を更に備えている
、請求項9に記載の干渉測定装置。 - 【請求項11】 異なる波長を有している少なくとも2つの光ビームを生成
するための前記手段は、前記波長のうちの1つを有している光ビームを提供する
少なくとも1つの光源と、前記波長のうちの1つを有している前記光ビームの周
波数を倍加させる前記1つの光源に伴って、前記波長のうち一方の波長の前記2
つのビームのうちの他方を提供する手段とを備えている、請求項1に記載の干渉
測定装置。 - 【請求項12】 前記少なくとも1つの光源はレーザを備えており、前記波
長の1つを有している前記光ビームの周波数を倍加させる前記手段は、第2の調
和的生成のための非線形光学材料を備えている、請求項11に記載の干渉測定装
置。 - 【請求項13】 前記装置は、前記電気干渉信号を分析し、前記気体の前記
選択的固有光学特性を判定する電子手段を更に備えている、請求項1に記載の装
置。 - 【請求項14】 前記電子手段は、前記気体の固有光学特性、すなわち逆分
散力Γを 【数1】 として判定するように構成されており、ここでは、λ1、λ2、および、λ3は波 長であり、n1、n2、および、n3は屈折率であり、ここで、分母は[n3(λ3 )−n1(λ1)]または、[n2(λ2)−n1(λ1)]により置換され得る、請
求項13に記載の装置。 - 【請求項15】 前記電子手段は、各光ビーム波長に対応する前記気体の屈
折度を判定するように構成されている、請求項13に記載の装置。 - 【請求項16】 前記電子手段は、前記固有光学特性、すなわち前記逆分散
力Γを 【数2】 として計算するように構成および配置されており、ここで、iおよびjは波長に
対応する整数である、請求項13に記載の装置。 - 【請求項17】 前記電子手段は前記固有光学特性、すなわち、異なるビ
ーム波長における相対屈折度を判定するように構成されており、該相対屈折度は 【数3】 の形式であり、ここで、iおよびjは波長に対応する整数であると共に、互いに
異なる形式である、請求項13に記載の装置。 - 【請求項18】 前記電子手段は、後続の下流側適用について、前記気体の
前記選択的固有光学特性を表す出力信号を提供するように構成されている、請求
項13に記載の装置。 - 【請求項19】 前記所定の媒体は真空を含んでいる、請求項1に記載の装
置。 - 【請求項20】 前記干渉計手段は同心セルを備えており、該同心セルは、
前記基準レッグとして作用する閉鎖した内部チャンバーと、前記測定レッグとし
て作用する、該内部チャンバーを包囲している外部チャンバーとを備えている、
請求項1に記載の装置。 - 【請求項21】 前記内部チャンバーは実質的に真空引きされて、従って、
前記所定の媒体が真空であり、前記外部チャンバーは周囲雰囲気に向けて開放さ
れている、請求項20に記載の装置。 - 【請求項22】 前記周囲雰囲気は空気を含んでいる、請求項21に記載の
装置。 - 【請求項23】 前記同心セルは端部セクションを備えた直円柱の形態を呈
し、該端部セクションの各々は、前記干渉計手段の一部として波長選択ミラーを
備えている、請求項20に記載の装置。 - 【請求項24】 前記干渉計手段に前記光ビームの各々の少なくとも一部を
導入する前記手段は、前記同心セルの前記端部セクションの1つに1つの波長に
対応する前記光ビームの前記各部の内の1つを導入し、かつ、前記同心セルの前
記端部セクションの他方に前記波長の別なものに対応する前記光ビームの前記各
部のうちの別なものを導入するように構成および配置されている、請求項23に
記載の装置。 - 【請求項25】 前記光ビームを生成する前記手段は、前記光ビームの各々
の直交偏光成分を生成するための手段を更に備えている、請求項1に記載の装置
。 - 【請求項26】 直交偏光成分を有する前記光ビームを、共通波長を有して
いる複数対の直交偏光成分に分離する手段を更に備えている、請求項25に記載
の装置。 - 【請求項27】 前記干渉計手段における後続の下流側使用について、前記
直交偏光した複数対の成分の各成分を空間的に分離する手段を更に備えている、
請求項26に記載の装置。 - 【請求項28】 前記光ビームの前記波長は互いに略調和関係を有しており
、前記略調和関係は一連の比率として表され、各比率は低位非ゼロ整数の比率か
ら成る、請求項26に記載の装置。 - 【請求項29】 異なる波長を有している少なくとも2つの光ビームを生成
する前記手段は、前記波長のうちの1つを有している光ビームを提供する少なく
とも1つの光源と、前記1つの光源に伴って前記波長のうちの1つを有している
前記光ビームの周波数を倍加させて、前記波長のうち一方の波長の前記2つのビ
ームの他方を提供する手段とを備えている、請求項28に記載の干渉測定装置。 - 【請求項30】 前記一連の比率として表される前記略調和関係の相対精度
は、前記気体の分散力を、前記気体の逆分散力の測定に要する相対精度で乗算し
た結果よりも低位の大きさを備えている、請求項28に記載の装置。 - 【請求項31】 前記一連の比率として表される前記略調和関係の相対精度
を監視するための手段を更に備えている、請求項28に記載の装置。 - 【請求項32】 前記略調和関係の前記相対精度を監視する前記手段に応答
してフィードバック信号を提供して、前記光ビームを生成する前記手段を制御し
、前記略調和関係の前記相対精度が、前記気体の分散力を前記気体の逆分散力の
測定に要する相対精度で乗算した結果よりも低位の大きさを有しているようにす
る、手段をさらに備える、請求項31に記載の装置。 - 【請求項33】 前記略調和関係の前記相対精度を監視するための前記手段
に応答して前記選択的固有光学特性を、前記選択的固有光学特性を分析および判
定するための前記電子手段により判定されたように補正する手段を更に備えてい
る、請求項31に記載の装置。 - 【請求項34】 前記光ビームの各々の前記直交偏光成分間の周波数差を導
入して、1組の周波数シフトした光ビームを生成し、前記1組の周波数シフトし
た光ビームのうちのどの2つのビームも同一周波数差を有していないようにする
手段を更に備えている、請求項28に記載の装置。 - 【請求項35】 前記1組の周波数シフトした光ビームのうちの各ビームを
1つ以上のビームに分割して、前記1組の周波数シフトした光ビームから、少な
くとも3つの周波数シフトした光ビームからなる拡張した1組を提供し、前記拡
張した1組の周波数シフトした光ビームにおける各波長についての周波数シフト
した光ビームの数が、前記略調和関係に従って逆比例関係になるようにした光学
手段を更に備えている、請求項34に記載の装置。 - 【請求項36】 前記干渉計手段は、前記拡張した1組の少なくとも3つの
周波数シフトした光ビームの各ビームの前記直交偏光成分間に位相シフトを導入
して、1組の位相シフトし、周波数シフトした光ビームとして前記射出ビームを
生成すると共に、前記拡張した1組の少なくとも3つの周波数シフトした光ビー
ムの前記各ビームを整列させ、かつ、方向付け、位相シフトし、周波数シフトし
た光ビームの各サブセットにより縦走される前記結合した測定経路と基準経路と
が実質的に同一となるようにし、この場合、該位相シフトし、周波数シフトした
光ビームのサブセットは、同一周波数を有している位相シフトし、周波数シフト
した光ビームのビームを含んでおり、位相シフトし、周波数シフトした光ビーム
のサブセットの2つのビームにより縦走される該測定経路および該基準経路は、
実質的に相互に重畳しない、請求項35に記載の装置。 - 【請求項37】 前記位相シフトし、周波数シフトした光ビームのビームの
前記測定レッグおよび前記基準レッグについての前記物理的経路長は、実質的に
同一である、請求項36に記載の装置。 - 【請求項38】 前記拡張した1組の周波数シフトした光ビームの各ビーム
に導入される前記位相シフトの大きさは、前記測定レッグおよび前記基準レッグ
にわたる前記各ビームの通過回数と、すなわち、前記測定レッグおよび前記基準
レッグの物理長と、前記測定レッグにおける気体の屈折度と前記基準レッグにお
ける前記所定の媒体の屈折度との差の積に比例し、位相シフトし、周波数シフト
した光ビームの各サブセットについての前記測定レッグにおける前記気体の屈折
度は互いに異なっており、前記気体の屈折度は波長の関数である、請求項37に
記載の装置。 - 【請求項39】 前記結合手段は前記1組の位相シフトし、周波数シフトし
た光ビームの各ビームの前記2つの異なる周波数成分を混合して、少なくとも3
つの混合出力ビームから成る1組の混合出力ビームとして前記混合光学信号を生
成し、該1組の混合出力ビームの各ビームは、前記1組の位相シフトし、周波数
シフトした光ビームのうちの1つのビームから派生している、請求項38に記載
の装置。 - 【請求項40】 前記結合手段に入る前に、前記位相シフトし、周波数シフ
トした光ビームの前記ビームのうちの1つの周波数を倍加させる非線形光学材料
を更に備えている、請求項39に記載の干渉測定装置。 - 【請求項41】 前記検出する手段は、前記1組の混合出力ビームの強度か
ら、1組の少なくとも3つのヘテロダイン信号として前記電気干渉信号を生成す
るための光検出装置を備えており、該1組の少なくとも3つのヘテロダイン信号
は、前記拡張した1組の周波数シフトした光ビームの各ビームの前記直交偏光成
分間の前記周波数差に関連するヘテロダイン周波数における発振を特徴とし、該
1組の少なくとも3つのヘテロダイン信号は1組のヘテロダイン位相を更に特徴
とし、前記1組の少なくとも3つのヘテロダイン信号は1組の、ヘテロダイン信
号のサブセットから成り、ヘテロダイン信号のサブセットは、位相シフトし、周
波数シフトした光ビームのサブセットから生成されたヘテロダイン信号である、
請求項39に記載の装置。 - 【請求項42】 各サブセットのヘテロダイン信号の前記ヘテロダイン信号
を加算して、1組のスーパーへテロダイン信号を生成するための手段を更に備え
ており、該1組のスーパーへテロダイン信号の各スーパーへテロダイン信号は、
該スーパーへテロダイン信号を生成するために加算した該サブセットのヘテロダ
イン信号のヘテロダイン周波数に等しいスーパーへテロダイン周波数と、該スー
パーへテロダイン信号を生成するために加算した該サブセットのヘテロダイン信
号のヘテロダイン位相の平均に等しいスーパーへテロダイン位相とを有している
信号から成り、該スーパーへテロダイン位相は、前記1組の位相シフトし、周波
数シフトした光ビームの前記測定レッグにおける前記気体の屈折度と、前記基準
レッグにおける前記所定の媒体の屈折度のせいである差を例外として、実質的に
ゼロである、請求項41に記載の装置。 - 【請求項43】 前記電子手段は、前記1組のスーパーへテロダイン信号の
うちの2つの信号を抽出して、該信号を混合し、第2レベルのスーパーへテロダ
イン信号を生成する手段を更に備えており、該第2レベルのスーパーへテロダイ
ン信号は、該第2レベルのスーパーへテロダイン信号を生成するために混合した
スーパーへテロダイン信号のスーパーへテロダイン周波数の和および差にそれぞ
れ等しい周波数、すなわち、和の周波数および差の周波数を有し、かつ、該第2
レベルのスーパーへテロダイン信号を生成するために混合した該スーパーへテロ
ダイン信号のスーパーへテロダイン位相の和および差にそれぞれ等しい位相、す
なわち、和の位相および差の位相を有している2つのサイドバンド、すなわち和
のサイドバンドと差のサイドバンドから成り、該差の位相は、前記1組の位相シ
フトし、周波数シフトした光ビームの前記測定レッグにおける前記気体の屈折度
と、前記基準レッグにおける前記所定の媒体の屈折度との分散のせいである差を
例外として、実質的にゼロである、請求項42に記載の装置。 - 【請求項44】 前記1連の比率として表される前記略調和関係の前記相対
精度は、前記気体の分散力を前記気体の逆分散力の測定に要する相対精度で乗算
した結果よりも低位の大きさを有している、請求項43に記載の装置。 - 【請求項45】 前記電子手段は、前記和の位相および前記差の位相と、前
記スーパーへテロダイン位相のうちの一方とに基づいて演算を行ない、前記気体
の逆分散力を判定する、請求項44に記載の装置。 - 【請求項46】 前記1連の比率として表される前記略調和関係の相対精度
を監視するための手段を更に備えている、請求項43に記載の装置。 - 【請求項47】 前記略調和関係の前記相対精度を監視するための前記手段
に応答してフィードバック信号を提供し、前記光ビームを生成するための前記手
段を制御し、前記略調和関係の前記相対精度が、前記気体の分散力を前記気体の
逆分散力の測定に要する相対精度で乗算した結果よりも低位の大きさを有してい
るようにする手段を更に備えている、請求項46に記載の装置。 - 【請求項48】 前記電子手段は、前記和の位相および前記差の位相と、前
記スーパーへテロダイン位相のうちの一方とに基づいて演算を行ない、前記気体
の逆分散力を判定する、請求項47に記載の装置。 - 【請求項49】 前記略調和関係の前記相対精度を監視するための前記手段
に応答して、前記気体の前記逆分散力を分析および判定するための前記電子手段
により判定されたように、前記気体の逆分散力を補正するための手段を更に備え
ている、請求項46に記載の装置。 - 【請求項50】 前記電子手段は、前記和の位相および前記差の位相のうち
の一方と、前記スーパーへテロダイン位相のうちの一方とに基づいて演算を行な
い、前記気体の逆分散力を判定する、請求項49に記載の装置。 - 【請求項51】 前記結合する手段は、少なくとも2つの混合出力ビームか
ら成る1組の混合出力ビームとして前記混合光学信号を生成するように構成およ
び配置されており、各混合出力ビームは、位相シフトし、周波数シフトした光ビ
ームの1つのサブセットから生成される、請求項39に記載の装置。 - 【請求項52】 前記光源の波長の略調和比を測定し、かつ、前記選択的固
有光学特性を判定するにあたって行なわれる計算を補正するための信号を提供す
る電子処理手段を更に備えている、請求項28に記載の装置。 - 【請求項53】 前記干渉計手段は、前記1組の周波数シフトした光ビーム
の各ビームの直交偏光成分間に位相シフトを導入して、1組の位相シフトし、周
波数シフトした光ビームを生成すると共に、該1組の周波数シフトした光ビーム
の該各ビームを整列させ、かつ、方向付け、前記1組の位相シフトし、周波数シ
フトした光ビームの各ビームにより縦走される前記測定レッグおよび前記基準レ
ッグが実質的に同一となるようにする、請求項34に記載の装置。 - 【請求項54】 前記位相シフトし、周波数シフトした光ビームのどのビー
ムの前記測定レッグおよび前記基準レッグについての前記物理的経路長も実質的
に同一である、請求項53に記載の装置。 - 【請求項55】 前記1組の周波数シフトした光ビームの各ビームに導入さ
れる位相シフトの大きさは、前記測定レッグおよび前記基準レッグにわたる前記
各ビームの通過回数と、すなわち、前記測定レッグおよび前記基準レッグの物理
長と、前記測定レッグにおける前記気体の屈折度と前記基準レッグにおける前記
所定の媒体の屈折度との差の積に比例し、位相シフトし、周波数シフトした光ビ
ームの各ビームについての前記測定レッグにおける前記気体の屈折度は互いに異
なっており、前記気体の屈折度は波長の関数である、請求項54に記載の装置。 - 【請求項56】 前記結合手段は前記1組の位相シフトし、周波数シフトし
た光ビームの各ビームの前記2つの異なる周波数成分を混合して、少なくとも2
つの混合出力ビームから成る1組の混合出力ビームとして前記混合光学信号を生
成し、該1組の混合出力ビームの各ビームは、前記1組の位相シフトし、周波数
シフトした光ビームの1つのビーム、しかも、たった1つのビームから派生して
いる、請求項55に記載の装置。 - 【請求項57】 前記検出する手段は、前記1組の混合出力ビームの強度か
ら、1組のヘテロダイン信号として前記電気干渉信号を生成する光検出手段を備
えており、該1組のヘテロダイン信号は、少なくとも2つのヘテロダイン信号か
ら成り、かつ、前記1組の周波数シフトした光ビームの前記各ビームの前記直交
偏光成分間の前記周波数差に関連するヘテロダイン周波数における発振を特徴と
し、該1組のヘテロダイン信号は1組のヘテロダイン位相を更に特徴とし、該ヘ
テロダイン位相は、前記測定レッグにおける前記気体の屈折度に関連する差を例
外として、前記光ビーム波長間の前記略調和関係に実質的に逆比例関係にある、
請求項56に記載の装置。 - 【請求項58】 前記1組のヘテロダイン信号を処理して、1組の修正した
ヘテロダイン信号を生成する手段を更に備えており、該1組の修正したヘテロダ
イン信号は修正したヘテロダイン周波数を特徴とし、該修正したヘテロダイン周
波数は、前記光ビーム波長間の前記略調和関係に従って該ヘテロダイン周波数と
調和関係にあり、該1組の修正したヘテロダイン信号は修正したヘテロダイン位
相を特徴とし、該修正したヘテロダイン位相は、前記波長間の前記略調和関係に
従って該ヘテロダイン位相と調和関係にあり、該1組の修正したヘテロダイン信
号の該1組の修正したヘテロダイン位相は、前記1組の位相シフトし、周波数シ
フトした光ビームの前記測定レッグにおける前記気体の屈折度と、前記基準レッ
グにおける前記所定の媒体の屈折度のせいである差を例外として、実質的に等し
い、請求項57に記載の装置。 - 【請求項59】 前記修正したヘテロダイン信号のうちの2つを混合して、
すなわち、1対の修正したヘテロダイン信号を混合して、該1対の修正したヘテ
ロダイン信号の前記修正したヘテロダイン周波数の和および差にそれぞれ等しい
周波数、すなわち、和の周波数および差の周波数を有してると共に、該1対の修
正したヘテロダイン信号の前記修正したヘテロダイン位相の和および差にそれぞ
れ等しい位相、すなわち、和の位相および差の位相を有している2つのサイドバ
ンド、すなわち、和のサイドバンドおよび差のサイドバンドから成るスーパーへ
テロダイン信号を生成する電子手段を更に備えており、該差の位相は、前記1組
の位相シフトし、周波数シフトした光ビームの前記測定レッグにおける前記気体
の屈折度と、前記基準レッグにおける前記所定の媒体の屈折度との分散のせいで
ある差を例外として、実質的にゼロである、請求項58に記載の装置。 - 【請求項60】 前記1連の比率として表される前記略調和関係の相対精度
は、前記気体の分散力を前記気体の逆分散力の測定に要する相対精度で乗算した
結果よりも低位の大きさを有している、請求項59に記載の装置。 - 【請求項61】 前記電子手段は、前記差の位相と、前記1対の修正したヘ
テロダイン信号のうちの1つの前記修正したヘテロダイン位相とを分析して、前
記測定レッグにおける前記気体の逆分散力を判定する手段を備えている、請求項
60に記載の装置。 - 【請求項62】 前記1連の比率として表される前記略調和関係の相対精度
を監視するための手段を更に備えている、請求項59に記載の装置。 - 【請求項63】 前記略調和関係の前記相対精度を監視するための前記手段
に応答してフィードバック信号を提供し、前記光ビームを生成するための前記手
段を制御して、前記略調和関係の前記相対精度が、前記気体の分散力を前記気体
の逆分散力の測定に要する相対精度で乗算した結果よりも低位の大きさを有して
いるようにする手段を更に備えている、請求項62に記載の装置。 - 【請求項64】 前記電子手段は、前記差の位相と、前記1対の修正したヘ
テロダイン信号のうちの1つの前記修正したヘテロダイン位相とを分析して、前
記測定レッグにおける前記気体の逆分散力を判定するための手段を更に備えてい
る、請求項63に記載の装置。 - 【請求項65】 前記略調和関係の前記相対精度を監視して、前記気体の前
記逆分散力を分析および判定するための前記電子手段により判定されたように、
前記気体の逆分散力を補正する手段に応答する手段を更に備えている、請求項6
2に記載の装置。 - 【請求項66】 前記電子手段は、前記差の位相と、前記1対の修正したヘ
テロダイン信号のうちの1つの前記修正したヘテロダイン位相とを分析して、前
記測定レッグにおける前記気体の前記逆分散力を判定するための手段を備えてい
る、請求項65に記載の装置。 - 【請求項67】 前記干渉計手段は、前記1組の位相シフトし、周波数シフ
トした光ビームについて前記測定レッグおよび前記基準レッグにわたる複数回の
通過を生成する手段を備えており、前記1組の位相シフトし、周波数シフトした
光ビームのビームについての複数通過の回数は、前記1組の位相シフトし、周波
数シフトした光ビームのビームの波長に比例しており、前記1組の位相シフトし
、周波数シフトした光ビームのどのビームの前記測定レッグおよび前記基準レッ
グの物理長も、実質的に同一である、請求項53に記載の装置。 - 【請求項68】 前記1組の周波数シフトした光ビームの各ビームに導入さ
れる位相シフトの大きさは、前記測定レッグおよび前記基準レッグをわたる通過
の回数の、すなわち、前記測定レッグおよび前記基準レッグの物理長の、前記測
定レッグにおける前記気体の屈折度と前記基準レッグにおける前記所定媒体の屈
折度との差との積に比例し、前記位相シフトし、周波数シフトした光ビームの各
ビームについての前記測定レッグにおける前記気体の屈折度は互いに異なってお
り、前記気体の屈折度は波長の関数である、請求項67に記載の装置。 - 【請求項69】 前記結合手段は前記1組の位相シフトし、周波数シフトし
た光ビームの各ビームの前記2つの異なる周波数成分を混合して、少なくとも2
つの混合出力ビームから成る1組の混合出力ビームとして混合光学信号を生成し
、該1組の混合出力ビームの各ビームは、前記1組の位相シフトし、周波数シフ
トした光ビームのうちの1つ、しかも、ただ1つから派生している、請求項68
に記載の装置。 - 【請求項70】 検出する前記手段は、前記1組の混合出力手段の強度から
、1組のヘテロダイン信号として前記電気干渉信号を生成するための光検出手段
を備えており、該1組のヘテロダイン信号は、少なくとも2つのヘテロダイン信
号から成り、かつ、前記1組の周波数シフトした光ビームの前記ビームの前記直
交偏光成分間の前記周波数差に関連するヘテロダイン周波数における発振を特徴
とし、該1組のヘテロダイン信号は1組のヘテロダイン位相を更に特徴とし、該
ヘテロダイン位相は、前記測定レッグにおける前記気体の屈折度と、前記基準レ
ッグにおける前記所定の媒体の屈折度とに関連する差を例外として、実質的に等
しい、請求項69に記載の装置。 - 【請求項71】 前記ヘテロダイン信号のうちの2つを混合して、すなわち
、1対の前記ヘテロダイン信号を混合して、該1対のヘテロダイン信号の該ヘテ
ロダイン周波数の和および差にそれぞれ等しい周波数、すなわち、和の周波数お
よび差の周波数を有していると共に、該1対のヘテロダイン信号の該ヘテロダイ
ン位相間の和および差にそれぞれ等しい位相、すなわち、和の位相および差の位
相を有している2つのサイドバンド、すなわち、和のサイドバンドおよび差のサ
イドバンドから成るスーパーへテロダイン信号を生成する電子手段を更に備えて
おり、該差の位相は、前記1組の位相シフトし、周波数シフトした光ビームの前
記測定レッグにおける前記気体の屈折度と、前記基準レッグにおける前記所定の
媒体の屈折度との分散のせいである差を例外として、実質的にゼロである、請求
項70に記載の装置。 - 【請求項72】 前記1連の比率として表される前記略調和関係の相対精度
は、前記気体の分散力を前記気体の逆分散力の測定に要する相対精度で乗算した
結果よりも低位の大きさを有している、請求項71に記載の装置。 - 【請求項73】 前記電子手段は、前記差の位相と、前記1対のヘテロダイ
ン信号のうちの1つの前記ヘテロダイン位相とを分析して、前記測定レッグにお
ける前記気体の逆分散力を判定する手段を備えている、請求項72に記載の装置
。 - 【請求項74】 前記1連の比率として表される前記略調和関係の相対精度
を監視するための手段を更に備えている、請求項71に記載の装置。 - 【請求項75】 前記略調和関係の前記相対精度を監視するための前記手段
に応答してフィードバック信号を提供し、前記光ビームを生成するための前記手
段を制御して、前記略調和関係の前記相対精度が、前記気体の分散力を前記気体
の逆分散力の測定に要する相対精度で乗算した結果よりも低位の大きさを有して
いるようにする手段を更に備えている、請求項74に記載の装置。 - 【請求項76】 前記電子手段は、前記差の位相と、前記1対のヘテロダイ
ン信号のうちの1つの前記ヘテロダイン位相とを分析して、前記測定レッグにお
ける前記気体の逆分散力を判定するための手段を備えている、請求項75に記載
の装置。 - 【請求項77】 前記略調和関係の前記相対精度を監視するための前記手段
に応答して、前記測定レッグにおける前記気体の前記逆分散力を分析および判定
するための前記電子手段により判定されるように、前記測定レッグにおける前記
気体の前記逆分散力を補正するための手段を更に備えている、請求項74に記載
の装置。 - 【請求項78】 前記電子手段は、前記差の位相と、前記1対のヘテロダイ
ン信号のうちの1つの前記ヘテロダイン位相とを分析して、前記測定レッグにお
ける前記気体の逆分散力を判定する手段を備えている、請求項77に記載の装置
。 - 【請求項79】 前記電気干渉信号は、前記気体の屈折度に対応する位相情
報を含むヘテロダイン信号を含んでおり、前記装置は、前記ヘテロダイン信号を
混合して、前記気体の屈折度の分散に対応する位相情報を含んでいる少なくとも
1つのスーパーへテロダイン信号を生成するための手段を更に備えている、請求
項1に記載の装置。 - 【請求項80】 前記ヘテロダイン信号および前記スーパーへテロダイン信
号の位相曖昧性を解消するための手段を更に備えている、請求項79に記載の装
置。 - 【請求項81】 気体の選択的固有光学特性を監視するための干渉計測定方
法であって、該干渉計測定方法は、 基準レッグおよび測定レッグを備えている干渉計手段を設ける工程であって、
該基準レッグは所定の媒体により占有されるように構成および配置され、該測定
レッグは該気体により占有されるように構成および配置される、工程と、 異なる波長を有している少なくとも2つの光ビームを生成する工程と、 該干渉計手段に該光ビームの各々の少なくとも一部を導入して、各ビーム部分
が該気体と、該ビームのうちの少なくとも1つの別な部分とを通って進行するよ
うにし、該別な部分が該所定の媒体を通って所定の経路に沿って進行して、該基
準レッグにおける該所定の媒体を通るそれぞれの光路長についての情報と、該測
定レッグにおける該気体を通るそれぞれの光路長についての情報とを含んでいる
射出ビームとして、該干渉計手段から現れるようにした工程と、 該射出ビームを結合して、該基準レッグおよび該測定レッグの所定の経路の対
応するものから出た該射出ビームの各々の間の位相差に対応する情報を含んでい
る混合光学信号を生成する工程と、 該混合光学信号を検出し、該気体の該選択的固有光学特性に対応する情報を含
んでいる電気干渉信号を生成する工程とを含んでいる、干渉計測定方法。 - 【請求項82】 前記波長のうちの1つに対応する前記射出ビームのうちの
2つは前記気体と前記所定の媒体とをそれぞれに通って進行しており、前記結合
する手段によって結合させられると、前記1つの波長にある前記気体の屈折度に
ついての情報を含んでいる混合光学信号を提供するようにした、請求項81に記
載の干渉計測定方法。 - 【請求項83】 前記導入する工程は、前記光ビームを導入して、前記光ビ
ームの各々の各部分が前記所定の媒体を通って所定の経路に沿って進行するよう
にする工程を更に含んでいる、請求項81に記載の干渉計測定方法。 - 【請求項84】 前記射出ビームを結合して前記混合光学信号を生成する前
に、前記射出ビームのうちの少なくとも1つの周波数を倍加させる工程を更に含
んでいる、請求項83に記載の干渉計測定方法。 - 【請求項85】 前記波長のうちの1つの波長に対応する前記射出ビームの
うちの第1のものは前記測定レッグにおいて前記気体を通って進行しており、前
記波長のうちの別の1つの波長に対応する前記射出ビームの第2のものは前記測
定レッグにおいて前記気体を通って進行しており、前記1つの波長に対応してい
る前記射出ビームの第3のものは前記基準レッグの前記所定の媒体を通って進行
しており、前記別の波長に対応する前記射出ビームの第4のものは前記基準レッ
グの前記所定の媒体を通って進行している、請求項83に記載の干渉計測定方法
。 - 【請求項86】 前記第1射出ビーム、前記第2射出ビーム、前記第3射出
ビーム、および、前記第4射出ビームを受容して、それらのうちの少なくとも2
つの射出ビームの周波数を倍加して、前記気体の分散についての情報を含んでい
る信号を生成する工程を更に含んでいる、請求項85に記載の干渉計測定方法。 - 【請求項87】 前記光ビームの各々の少なくとも1部を前記干渉計手段に
導入する前記工程は、前記光ビームの各々の別な部分を前記干渉計手段に導入し
て、前記基準レッグおよび前記測定レッグに沿って進行しなくても、別な組の射
出ビームとして前記別な部分を帰還させるようにした工程を更に含んでおり、該
別な組の前記射出ビームは、前記基準レッグおよび前記測定レッグのもの以外に
、前記干渉測定装置の光路長についての情報を含んでいる、請求項81に記載の
干渉計測定方法。 - 【請求項88】 前記射出ビームを結合して前記混合光学信号を生成する前
に、前記射出ビームのうちの少なくとも1つの周波数と、前記別な組の射出ビー
ムの周波数とを倍加させる工程を更に含んでいる、請求項87に記載の干渉計測
定方法。 - 【請求項89】 前記波長のうちの1つに対応する前記射出ビームの第1の
ものは前記測定レッグにおける前記気体を通って進行しており、前記波長の別な
ものに対応している前記射出ビームの第2のものは前記測定レッグにおける前記
気体を通って進行している、請求項87に記載の干渉計測定方法。 - 【請求項90】 前記第1の射出ビーム、前記第2の射出ビーム、および、
前記別な組の射出ビームを受光し、それらの周波数を倍加させて、前記気体の分
散についての情報を含んでいる信号を生成する工程を更に含んでいる、請求項8
9に記載の干渉計測定方法。 - 【請求項91】 前記干渉信号を電子工学的に分析し、前記気体の前記選択
的固有光学特性を判定する工程を更に含んでいる、請求項81に記載の干渉計測
定方法。 - 【請求項92】 異なる波長を有している少なくとも2つの光ビームを生成
する前記工程は、前記波長のうちの1つの有している前記光ビームのうちの少な
くとも1つの周波数を倍加させて、前記波長のうちの別な波長にある2つのビー
ムの別なもの提供する工程を含んでいる、請求項81に記載の干渉計測定方法。 - 【請求項93】 電子工学的に分析する前記工程は、前記気体の固有光学特
性、すなわち、前記気体の逆分散力Γを 【数4】 として判定し、ここでは、λ1、λ2、および、λ3は波長であり、n1、n2、お よび、n3は屈折率であり、この場合、分母は[n3(λ3)−n1(λ1)] ま たは、[n2(λ2)−n1(λ1)]により置換し得る、請求項91に記載の干渉
計測定方法。 - 【請求項94】 電子工学的に分析する前記工程は、各光ビーム波長に対応
する前記気体の屈折度を判定する工程を含んでいる、請求項91に記載の干渉計
測定方法。 - 【請求項95】 電子工学的に分析する前記工程は、前記気体の固有光学特
性、すなわち、前記気体の逆分散力Γを 【数5】 として判定し、ここでは、iおよびjは波長に対応する整数である、請求項91
に記載の干渉計測定方法。 - 【請求項96】 電子工学的に分析する前記工程は、固有光学特性、すなわ
ち、異なるビーム波長における相対屈折度を判定する工程を含んでおり、ここで
該相対屈折度は 【数6】 の形式であり、また、ここでは、iおよびjは波長に対応する整数であると共に
、互いに異なっている、請求項91に記載の干渉計測定方法。 - 【請求項97】 後続の下流側適用について、前記気体の前記選択的固有
光学特性を表す出力信号を提供する工程を更に含んでいる、請求項91に記載の
干渉計測定方法。 - 【請求項98】 前記所定の媒体は真空を含んでいる、請求項81に記載
の干渉計測定方法。 - 【請求項99】前記干渉計手段は同心セルを備えており、該同心セルは、
前記基準レッグとして作用する閉鎖した内部チャンバーと、前記測定レッグとし
て作用する、該内部チャンバーを包囲している外部チャンバーとを備えている、
請求項81に記載の干渉計測定方法。 - 【請求項100】 前記内部チャンバーは実質的に真空引きされて、従って
、前記所定の媒体が真空であり、前記外部チャンバーは周囲雰囲気に向けて開放
されている、請求項99に記載の干渉計測定方法。 - 【請求項101】 前記周囲雰囲気は空気を含んでいる、請求項100に記
載の干渉計測定方法。 - 【請求項102】 前記同心セルは端部セクションを備えた直円柱の形態を
呈し、該端部セクションの各々は、前記干渉計手段の一部として波長選択ミラー
を備えている、請求項99に記載の干渉計測定方法。 - 【請求項103】 前記干渉計手段に前記光ビームの各々の少なくとも一部
を導入する前記工程は、前記同心セルの前記端部セクションの1つに1つの波長
に対応する前記光ビームの前記各部のうちの1つを導入し、かつ、前記同心セル
の前記端部セクションの他方に前記波長の別なものに対応する前記光ビームの前
記各部のうちの別なものを導入する工程を含んでいる、請求項102に記載の干
渉計測定方法。 - 【請求項104】 前記光ビームを生成する前記工程は、該光ビームの各々
の直交偏光成分を生成する工程を更に含んでいる、請求項81に記載の干渉計測
定方法。 - 【請求項105】 前記光ビームを、共通波長を有する複数対の直交偏光成
分へと分離する工程を更に含んでいる、請求項104に記載の干渉計測定方法。 - 【請求項106】 前記干渉計手段における後続の下流側使用について、前
記直交偏光した複数対の成分の各成分を空間的に分離する工程を更に含んでいる
、請求項105に記載の干渉計測定方法。 - 【請求項107】 前記光ビームの前記波長は互いに略調和関係を有してお
り、該略調和関係は一連の比率として表され、各比率は低位非ゼロ整数の比率か
ら成る、請求項105に記載の干渉計測定方法。 - 【請求項108】 前記波長のうちの1つを有している前記光ビームのうち
少なくとも1つの周波数を倍加させて、前記波長のうち別な波長の前記2つのビ
ームの他方を提供する工程を更に含んでいる、請求項107に記載の干渉計測定
方法。 - 【請求項109】 前記一連の比率として表される前記略調和関係の相対精
度は、前記気体の分散力を、前記気体の逆分散力の測定に要する相対精度で乗算
した結果よりも低位の大きさを備えている、請求項107に記載の干渉計測定方
法。 - 【請求項110】 前記一連の比率として表される前記略調和関係の相対精
度を監視するための工程を更に含んでいる、請求項107に記載の干渉計測定方
法。 - 【請求項111】 前記監視する工程に応答してフィードバック信号を提供
して、前記光ビームを制御し、前記略調和関係の前記相対精度が、前記気体の分
散力を前記気体の逆分散力の測定に要する相対精度で乗算した結果よりも低位の
大きさを有しているようにする、請求項110に記載の干渉計測定方法。 - 【請求項112】 前記選択的固有光学特性を、前記選択的固有光学特性を
電子工学的に分析および判定するための前記工程により判定されたように補正す
る工程を更に含んでいる、請求項110に記載の干渉計測定方法。 - 【請求項113】 前記光ビームの各々の前記直交偏光成分間の周波数差を
導入して、1組に周波数シフトした光ビームを生成し、前記1組の周波数シフト
した光ビームのうちのどの2つのビームも同一周波数差を有していないようにす
る工程を更に含んでいる、請求項107に記載の干渉計測定方法。 - 【請求項114】 前記光源の各波長の略調和比を測定して、前記選択的固
有光学特性を判定するにあたって行なわれる計算を補正するための信号を提供す
る工程を更に含んでいる、請求項113に記載の干渉計測定方法。 - 【請求項115】 前記電気干渉信号は、前記気体の屈折度および前記所定
の媒体の屈折度に対応する位相情報を含んでいるヘテロダイン信号を含んでおり
、前記方法は、前記ヘテロダイン信号を混合して、前記気体の屈折度の分散に対
応する位相情報を含んでいる少なくとも1つのスーパーへテロダイン信号を生成
する工程を更に含んでいる、請求項113に記載の干渉計測定方法。 - 【請求項116】 前記ヘテロダイン信号およびスーパーへテロダイン信
号における位相曖昧性を解消する工程を更に含んでいる、請求項115に記載の
干渉計測定方法。 - 【請求項117】 前記光ビームを前記干渉計手段に導入する前に、前記
光ビームを空間的に分離する工程を更に含んでいる、請求項81に記載の干渉計
測定方法。 - 【請求項118】 前記電気干渉信号を受信して、そこから、前記気体の
前記選択的固有光学特性に対応する位相情報を直接抽出する手段を更に含んでい
る、請求項1に記載の干渉計装置。 - 【請求項119】 前記電気干渉信号を受信して、そこから、前記気体の
前記選択的固有光学特性に対応する位相情報を直接抽出する手段を更に含んでい
る、請求項81に記載の干渉計測定方法。
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