JP2002504323A - アルカリ性バチルスアミラーゼ - Google Patents

アルカリ性バチルスアミラーゼ

Info

Publication number
JP2002504323A
JP2002504323A JP2000532507A JP2000532507A JP2002504323A JP 2002504323 A JP2002504323 A JP 2002504323A JP 2000532507 A JP2000532507 A JP 2000532507A JP 2000532507 A JP2000532507 A JP 2000532507A JP 2002504323 A JP2002504323 A JP 2002504323A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amylase
alpha
dna sequence
bacillus
activity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000532507A
Other languages
English (en)
Inventor
オウトトルップ,ヘレ
レンフェルト ニールセン,ビャルネ
ヘデガード,リスベート
トエンネ アンデルセン,イエンス
Original Assignee
ノボザイムス アクティーゼルスカブ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ノボザイムス アクティーゼルスカブ filed Critical ノボザイムス アクティーゼルスカブ
Publication of JP2002504323A publication Critical patent/JP2002504323A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/14Hydrolases (3)
    • C12N9/24Hydrolases (3) acting on glycosyl compounds (3.2)
    • C12N9/2402Hydrolases (3) acting on glycosyl compounds (3.2) hydrolysing O- and S- glycosyl compounds (3.2.1)
    • C12N9/2405Glucanases
    • C12N9/2408Glucanases acting on alpha -1,4-glucosidic bonds
    • C12N9/2411Amylases
    • C12N9/2414Alpha-amylase (3.2.1.1.)
    • C12N9/2417Alpha-amylase (3.2.1.1.) from microbiological source
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/38Products with no well-defined composition, e.g. natural products
    • C11D3/386Preparations containing enzymes, e.g. protease or amylase

Abstract

(57)【要約】 本発明は、低温でのアルカリ性洗浄において向上した洗浄性能を有するアミラーゼに関する。更に具体的に、本発明はアルカリ性溶液中、特にpH9〜11周辺のアルカリ洗剤溶液中で向上した性能を有するバチルス種由来の新規α−アミラーゼを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の分野 本発明は低温でのアルカリ性洗剤溶液における向上した洗浄性能を有するアミ
ラーゼに関する。 発明の背景 長年、α−アミラーゼは様々な異なる目的のために使用され、その中でも最も
重要なものは澱粉の液化、織物のデサイジング、紙及びパルプ工業における澱粉
修飾、並びに醸造及びベーキングのためである。ますます重要になっているα−
アミラーゼの更なる使用法は、アルカリ性のpHでの洗剤による洗浄の間の、澱粉
性の汚れの除去である。
【0002】 商業用α−アミラーゼ製品の例は、Termamyl(商標)、BAN(商標
)及びFungamyl(商標)であり、全てデンマークのNovo Nordisk A/Sか
ら入手可能である。これら及び他の商業用供給源からの類似の製品は、酸性から
中性の至適pHを有しており、典型的にpH5〜pH7.5の範囲内であり、そしてア
ルカリ性のpHでの洗剤溶液中でそれらは至適な活性を示さない。
【0003】 国際公開第95/26937号は、pH8で至適活性を有するバチルスの菌株由
来α−アミラーゼを開示している。国際公開第96/23873号は、洗浄条件
下で向上した性能を有するバチルスのアミラーゼの変異体を開示している。 米国特許第5,147,796号は、アルファアミラーゼ活性を有するアルカ
リ性プルラナーゼを記載している。前記書類の図2bはpH8〜8.5での至適ア
ミラーゼ活性を示す。
【0004】 M.Takagi等の、J.Ferment.Bioeng.,vol81,No.6
,557〜559(1996)は、バチルス・スペーシス種由来のアルカリ性ア
ルファアミラーゼ−プルラナーゼを記載している。前記酵素はpH9で至適アミラ
ーゼ活性を有するが、前記の活性はそれ以上のpHで急速に下がり、そしてpH10
での前記の活性はpH7よりも低い。
【0005】 アルカリ性溶液における、特におよそ9〜11のpHでのアルカリ性洗剤溶液に
おける向上した性能を有する新規α−アミラーゼを提供することが、本発明の目
的である。 発明の要約 本発明は、 a)バチルス・スペーシスNCIMB40916によって製造されるポリペプ
チドであり、あるいは b)配列番号2の32〜532位において示した様なアミノ酸配列を有するポ
リペプチドであり、あるいは c)エスケリッチャ・コリ(Escherichia coli)DSM12
662において存在するプラスミド内にクローン化したDNA配列の前記アルフ
ァアミラーゼをコードする部分によってコードされるポリペプチドであり、ある
いは d)i)前記ポリペプチドと少なくとも60%の相同性がある、又は ii) 1若しくは複数のアミノ酸の置換、欠失及び/若しくは挿入による前
記ポリペプチド由来である、 (a)又は(b)において定義したポリペプチドの類似体である、アルファアミ
ラーゼを提供する。
【0006】 別の観点において、本発明は1又は複数の以下の特性を有するα−アミラーゼ
を提供する: ・37℃で測定するとき、pH10.5での活性がpH7.3での活性よりも少な
くとも2倍高い。 ・37℃で測定するとき、pH9.5での活性がpH7.3での活性よりも少なく
とも4倍高い。
【0007】 ・37℃で測定するとき、至適pHが約9.5。 ・pH10.5及び6度のドイツ硬度で20%STPP、25%Na2 SO4
15%Na2 CO3 、20%LAS、5%C12−C15アルコールエトキシラ
ート、5%Na2 Si2 5 、0.3%NaClを含む、3g/lの試験洗剤溶
液における、25℃での20分のインキュベーションの後、90%以上のその活
性を保持し、前記の同一の溶液における、30℃での20分のインキュベーショ
ンの後、90%より低いその活性を保持する様な熱安定性。
【0008】 ・SDS−PAGEによって決定するとき、分子量が約55kDa 。 ・等電点電気泳動によって決定するとき、等電点が約5。 本発明はまた、アルファアミラーゼをコードする、単離したDNAを提供し、
ここで前記のアルファアミラーゼは上述したものであり、又は前記DNA配列は
: a)配列番号1の94〜1596位に示したDNA配列、あるいは b)i)前記DNA配列と少なくとも60%の相同性である、又は ii) 少なくとも55℃で前記DNA配列とハイブリダイズする、 a)において定義したDNA配列の類似体、 を含んで成る。
【0009】 本発明の他の観点は、前記DNA配列を含んで成る組換え発現ベクター、及び
前記DNA配列又は前記組換え発現ベクターにより形質転換した細胞を提供する
。 本発明はまた、前記細胞を培養することによるアルファアミラーゼの製造方法
及び前記アルファアミラーゼを含んで成る洗剤組成物を提供する。 発明の詳細な説明 微生物供給源 本発明のアルファアミラーゼはバチルスの菌株由来であることができる。好ま
しい菌株はバチルス・スペーシスのNCIMB40916である。この菌株は、
特許手続のための微生物の寄託の国際的承認に関するブタペスト条約の期間のも
と、本発明者によって1998年1月28日に、23St. Machar Drive, Aberdeen
AB2 1RY, Scotland, United KingdomのNational Collections of Industrial a
nd Marine Bacteria limited (NCIMB)に寄託された。プラスミドpJA388内
でクローン化されるアルファアミラーゼ遺伝子を含む、JA388と命名された
、エスケリッチャ・コリの菌株もまた、ブタペスト条約の期間のもと、1999
年2月3日にMasheroder Weg 1b, D-38124 Brannshwerg DE の、Deutshe Sammlu
ng von Microorganismen and Zellkulturen GmbH (DSMZ) に寄託され、そして受
託番号DSM12662が与えられた。 アルファアミラーゼの製造 本発明のアルファアミラーゼは、バチルスの適当なアミラーゼ産生菌株又は本
発明の形質転換した宿主細胞の適当な栄養培地中での培養、及び前記培養培地か
らのアルファアミラーゼの回収によって製造することができる。
【0010】 前記細胞を培養するために使用する培地は、問題の宿主細胞の生育及び本発明
のα−アミラーゼの発現の獲得に適当な従来の培地のいずれかであることができ
る。適当な培地は商業提供者から入手可能であり、又は公の方法(例えばCatalo
gues of the American Type Culture Collectionに記載)に従い調製することが
できる。
【0011】 前記宿主細胞から分泌されるα−アミラーゼは、公知の方法によって前記の培
養培地から都合よく回収することができ、この方法は、遠心又は濾過による前記
培地からの前記細胞の分離、及び硫安の様な塩による培地のタンパク質性成分の
沈澱、それに続くクロマトグラフィー的方法の使用、例えばイオン交換クロマト
グラフィー、親和性クロマトグラフィーなどを含む。 アルファアミラーゼの特性 好ましいアルファアミラーゼはバチルス・スペーシスのNCIMB40916
由来である。それは前記の例において記述した様に製造することができる。前記
アミラーゼ及びそれをコードする前記DNAのアミノ酸配列は、配列番号1及び
2において示される。以下の特徴は、本発明のアミラーゼ(NCIMB4091
6由来の精製したアルファアミラーゼ)のために見出された: Novex 社の4〜25%グラジエントゲルを用いるSDS−PAGEによって決
定するときの分子量が約55kDa 。
【0012】 等電点電気泳動(Ampholine PAG 社、pH3.5〜9.5)によって決定される
約5のpI。 100%としてpH7.3での活性を採用する、pH−活性曲線を図1に示す。そ
れは様々なpH値に調節した50mMブリッテン−ロビンソン緩衝液を用いるファデ
バス(Phadebas)アッセイを用いて決定された。参照のため、2つの従
来技術のバチルスアミラーゼ(B.リチェニホルミス(licheniform
is)由来のTermamyl及び国際公開第95/26397号に従い製造さ
れるSP722)のpHプロファイルを、図1においても示される同一の条件下測
定した。本発明のアミラーゼが、pH9.5において2つの従来技術のアミラーゼ
よりも約10倍高い活性を持つことを図1は示す。図1はまた、至適活性が約pH
9.5であることを示す。
【0013】 pH9.5に調節した50mMブリッテン−ロビンソン緩衝液を用いる様々な温度
でのファデバスアッセイを用いて、温度−活性曲線を測定した。前記の結果を図
2において示す。本発明のアミラーゼが、約55℃での至適活性を有することが
図2から読み取れる。 前記アミラーゼの安定性を、30分インキュベーションした後、22,37,
45,55及び65℃で、pH10.5(50mM CAPS)で測定した。前記酵
素を緩衝液中で40NU/mlに希釈し、そして25マイクロリットルの試料を各温
度でインキュベートした。30分後、前記試料を氷上で冷却し、そして残留活性
を決定した。本発明のアミラーゼ及び従来技術のアミラーゼ(SP722)の安
定性プロファイルを図3に示す。
【0014】 pH10.5及び6°dH(ドイツ硬度、Ca:Mg 2:1)で、上述の3g
/lのA/Pモデル洗剤の溶液中で40NU/mlのアミラーゼをインキュベートす
ることによって、安定性を試験した。インキュベーション後、残留活性をpH7.
3でファデバスによって測定した。前記の結果は25℃でのインキュベーション
後が95%の残留活性、そして30℃では87%であった。 ポリペプチド及びDNA配列の相同性 アミノ酸配列の相同性を、2つの配列の間の同一性の値として決定することが
でき、これは第2の配列から導いた第1の配列の値を示唆する。当業界で知られ
るコンピュータープログラムによって、前記の相同性を適当に決定することがで
きる。従って、バージョン8のGCGにおいて提供されるFASTA (Needleman, S.
B. and Wunsch, C. D., (1970), Journal of Molecular Biology, 48, 443-453
) は、以下の設定を使用することができる:スコアリングマトリックス(Sco
ring matrix):Gen Run Data:blosum50.c
mp、ギャップクリエイションペナルティー(creation penalt
y):12、ギャップエクステンションペナルティー(extension p
enalty):2を使用する可変パムファクター(pamfactor)。あ
るいは、バージョン9のGCGからのギャップを、変換したバージョン8のペプ
チドスコアリングマトリックス、30αギャップクリエイションペナルティー、
ntol社のマトリックス(http://plasmid/ 〜bioweb/matrix/) を用いる1のギャ
ップエクステンションペナルティーで、エンドギャップペナルティーなしで使用
することができる。
【0015】 前記アミノ酸配列は、配列番号2の32〜532位に示すアミノ酸配列と、少
なくとも60%、好ましくは少なくとも70%、更に好ましくは少なくとも80
%、特に少なくとも90%又は少なくとも95%の同一性の値を好ましくは示す
。 前記のDNA配列の相同性は、2つの配列の間の同一性の値として決定するこ
とができ、これは第2の配列から導いた第1の配列の値を示唆する。前記の相同
性は当業界で知られているコンピュータープログラム、例えばGCGプログラム
パッケージ(前述)において提供されるGAPによって適当に決定することがで
きる。従って、ギャップGCGv8は以下のデフォルト(default)パラ
メーターを使用することができる:5.0のギャップクリエーションペナルティ
ー及び0.3のギャップエクステンションペネルティー、デフォルトスコアリン
グマトリックス。整列させるために、GAPはNeedlemann/Wuns
ch/Sellersの方法を使用する。
【0016】 本発明のDNAコンストラクトは、配列番号1の94〜1596位に示すアミ
ノ酸配列と、少なくとも60%、好ましくは少なくとも70%、更に好ましくは
少なくとも80%、特に少なくとも90%又は少なくとも95%の同一性の値を
好ましくは示すDNA配列を含んで成る。 知られている配列の相同性探索は、多くのバチルスのアミラーゼとの本発明の
配列の相同性が、上述した様に決定され、アミノ酸を基にして31〜34%及び
DNAを基にして46〜48%の範囲であることを示した。 ハイブリダイゼーション 与えられるDNAが、配列番号1に相当するヌクレオチドプローブに対して類
似であることを示すために、ハイブリダイゼーションを使用する。ハイブリダイ
ゼーション条件を下文に詳細に記述する。
【0017】 ヌクレオチドプローブ及び相同性のあるDNA又はRNA配列の間のハイブリ
ダイゼーションを決定するための適当な条件は、5×SSC(標準クエン酸塩溶
液)中で10分間、ハイブリダイゼーションするための、DNAフラグメント又
はRNAを含むフィルターの予備浸漬、並びに5×SSC(Sambrook
et al.1989)、5×デンハルト溶液(Sambrook et al
.1989)、0.5%SDS及び100μg/mlの変性した、超音波処理した
サケ精子DNA(Sambrook et al.1989)の溶液中でのフィ
ルターのプレハイブリダイゼーション、そしてランダムプライミングされ(Fein
berg, A. P. and Vogelstein, B. (1983) Anal. Biochem. 132: 6〜13) 、32
−dCTP標識した(比活性>1×109 cpm /μg)プローブを含む前記と同
一の溶液中での約55℃での12時間のハイブリダイゼーションを含む。次に、
少なくとも55℃、更に好ましくは少なくとも60℃、更に好ましくは少なくと
も65℃、より更に好ましくは少なくとも70℃、特に少なくとも75℃の温度
で、前記フィルターは2×SSC、0.5%SDS中、30分間2回洗浄される
【0018】 これらの条件下、オリゴヌクレオチドプローブがハイブリダイズする分子は、
X線フィルムを用いて検出される。 組換え発現ベクター 本発明の発現ベクターは、プロモーター、オペレーター、リボソーム結合部位
、翻訳開始シグナル、及び任意に、レプレッサー遺伝子又は種々のアクチベータ
ー遺伝子をコードする調節配列を含む。
【0019】 本発明のα−アミラーゼをコードするDNA配列を有する組換え発現ベクター
は、組換えDNAの方法に都合よく適用することができるベクターのいずれかで
あることができ、そしてベクターの選択はそれを導入すべき宿主細胞にしばしば
依存するであろう。従って、前記ベクターは自律複製ベクター、すなわち染色体
外の存在物として存在するベクターであることができ、染色体複製から独立的で
ある複製をするもの、例えばプラスミド、バクテリオファージ又は染色体外の因
子、ミニクロモソームあるいは人工的な染色体である。あるいは、前記ベクター
は、宿主細胞に導入されるとき、宿主細胞のゲノムに組込まれ、そして組込まれ
た染色体と一緒に複製されるものであることができる。
【0020】 前記ベクターにおいて、本DNA配列は適当なプロモーター配列に作用可能に
連結する。前記プロモーターは、選択の宿主細胞において転写活性を示すDNA
配列のいずれかであることができ、そして宿主細胞に対して相同性か又は非相同
性かのどちらかであるタンパク質をコードする遺伝子に由来することができる。
特に細菌の宿主における、本発明のα−アミラーゼをコードするDNA配列の転
写を方向づけるのに適当なプロモーターの例は、E.コリのlacオペロンのプ
ロモーター、ストレプトマイセス・コエリコロー(Streptomyces
coelicolor)のアガラーゼ遺伝子dagAプロモーター、バチルス・
リチェニホルミス(licheniformis)のα−アミラーゼ遺伝子(a
myL)のプロモーター、バチルス・ステアロサーモフィラス(stearot
hermophilus)のマルトース生成アミラーゼ遺伝子(amyM)のプ
ロモーター、バチルス・アミロリクエファシエンス(Amyloliguefa
ciens)のα−アミラーゼ(amyQ)のプロモーター、バチルス・ズブチ
リス(subtilis)のxylA及びxylB遺伝子のプロモーターなどで
ある。菌類の宿主における転写のために、有用なプロモーターの例は、A.オリ
ザエ(oryzae)のタカアミラーゼ、リゾムコール・ミエーイ(Rhizo
mucor miehei)のアスパラギン酸プロテイナーゼ、A.ニガーの中
性α−アミラーゼ、A.ニガーの酸安定α−アミラーゼ、A.ニガーのグルコア
ミラーゼ、リゾムコール・ミエーイのリパーゼ、A.オリザエのアルカリ性プロ
テアーゼ、A.オリザエのトリオースリン酸イソメラーゼ又はA.ニジュランス
(nidulans)のアセトアミダーゼをコードする遺伝子に由来するもので
ある。
【0021】 本発明の発現ベクターはまた、適当な転写ターミネーター及び、真核生物にお
ける、本発明のα−アミラーゼをコードするDNA配列に作用可能に連結したポ
リアデニル化配列を含んで成ることができる。ターミネーター及びポリアデニル
化配列は、前記プロモーターと同一の供給源に適当に由来することができる。 更に、前記ベクターは、問題の宿主細胞において前記ベクターが複製すること
を可能にするDNA配列を含んで成ることができる。その様な配列の例は、プラ
スミドpUC19,pACYC177,pUB110,pE194,pAMB1
及びpIJ702の複製起点である。
【0022】 前記ベクターはまた、選択マーカー、例えば宿主細胞の欠損を補完する生成物
の遺伝子、例えばB.ズブチリス又はB.リチェニホルミス由来のdal遺伝子
、あるいは抗生物質耐性、例えばアンピシリン、カナマイシン、クロラムフェニ
コール又はテトラサイクリン耐性を与えるものを含んで成ることができる。更に
、前記ベクターはアスペルギルス選択マーカー、例えばamdS,argB,n
iaD及びsC、ハイグロマイシン耐性を引き起こすマーカーを含んで成ること
ができ、あるいは前記選択を共同形質転換によって、例えば国際公開第91/1
7243号に記載の様に達成することができる。
【0023】 細胞内発現はいくつかの点、例えば宿主細胞としてある細菌を使用するとき、
において有利であることができるが、細胞外での発現が一般に好ましい。 α−アミラーゼをコードし、そしてプロモーター、ターミネーター及び他の因
子をそれぞれ含む本発明のベクターの構築のために適当な方法は、当業者に公知
である〔例えばSambrook et al.(1989)を参照〕。 宿主細胞 上文で定義した本発明のDNAコンストラクト又は発現ベクターのいずれかを
含んで成る、本発明の細胞は、本発明のα−アミラーゼの組換え体生成において
宿主細胞として有利に使用される。宿主細胞のクロモソームにおける、(1又は
複数のコピーにおける)前記DNAコンストラクトが都合よく組込まれることに
よって、前記細胞を前記アミラーゼをコードする本発明のDNAコンストラクト
で形質転換することができる。この組込みは、宿主細胞内で安定に維持されやす
いDNA配列ほど有利であると一般に考えられている。宿主のクロモソームへの
DNAコンストラクトの組込みは、従来の方法に従い、例えば相同性又は非相同
性組換えによって行うことができる。あるいは、異なる型の宿主細胞に関連する
、上述の発現ベクターによって、前記細胞は形質転換することができる。
【0024】 本発明の細胞は、高等生物、例えば哺乳類又は昆虫の細胞であることができる
が、好ましくは微生物細胞、例えば細菌類又は菌類(酵母を含む)の細胞である
。 培養において、本発明の酵素を製造することができる微生物の宿主細胞の例は
、グラム陽性細菌、例えばバチルスの菌株、例えばB.ズブチリス、B.リチェ
ニホルミス、B.レンタス(lentus)、B.クラウシイ(clausii
)、B.ブレビス(burevis)、B.ステアロサーモファラス、B.アル
カロフィラス(alkalophilus)、B.アミロリクエファシエンス、
B.コアグランス(coagulans)、B.サーキュランス(circul
ans)、B.ラウツス(lautus)、B.メガテリウム(megater
ium)又はB.サーリンジエンシス(thuringiensis)の菌株、
あるいはストレプトマイセスの菌株、例えばS.リビダンス(lividans
)又はS.ムリヌス(murinus)、あるいはグラム陰性細菌、例えばエス
ケリッチャ・コリである。前記細菌の形質転換は、プロトプラスト形質転換、エ
レクトロポレーション、接合によってか、又は本質的に知られている方法(Sa
mbrook et al.,Supraを参照のこと)におけるコンピテント
細胞を用いることによって果たすことができる。
【0025】 酵母生物はサッカロミセス又はシゾサッカロミセス(Schizosacch
aromyces)の種、例えばサッカロミセス・セレビシアエ(cerevi
siae)から都合よく選択することができる。糸状菌はアスペルギルスの種に
都合よく属することができ、例えばアスペルギルス・オリザエ又はアスペルギル
ス・ニガーである。菌類細胞を、プロトプラストの形成を含む方法によって形質
転換することができ、プロトプラストの形質転換に、本質的に知られている方法
において前記の細胞壁の再生が続く。アスペルギルスの宿主細胞の形質転換のた
めの適当な方法は、欧州特許第238023号に記載されている。 工業的適用 アルカリ性のpH値でのそれらの活性のおかげで、本発明のアミラーゼは様々な
工業的方法における使用に非常に適しており、特に本酵素は洗剤における成分、
例えば洗濯の及び固い表面を洗浄する洗剤組成物としての潜在的適用を見出すが
、それはまた澱粉からの甘味料及びエタノールの製造において有用であることが
できる。従って、それは従来の澱粉の変換方法において使用することができ、例
えば米国特許第3,912,590号並びに欧州特許公開第252,730号及
び第63,909号に記載の液化及び糖化方法である。
【0026】 本発明のアルカリ性α−アミラーゼはまた、リグノセルロース性材料の製造に
おいて使用することができ、例えば澱粉補強した古紙及びボール紙からのパルプ
、紙及びボール紙の製造であり、ここで特に再パルプ化はpH7以上で起こり、そ
してアミラーゼは補強澱粉の減成を通して、廃棄材料の分解を促進することがで
きる。本発明のα−アミラーゼは澱粉をコートした印刷用紙から、製紙パルプを
製造するための方法において特に有用である。前記の方法は国際公開第95/1
4807号に記載の様に行うことができ、これは以下の段階: a)パルプを製造するための、前記の紙の分解、 b)a)段階の前、間又は後の、澱粉減成酵素による処理、及び c)a)及びb)段階の後の、前記パルプからのインク粒子の分離、 を含んで成る。
【0027】 本発明のα−アミラーゼはまた、澱粉の修飾において非常に有用であることが
でき、ここで酵素的に修飾された酵素はアルカリ性フィルター、例えば炭酸カル
シウム、白土及び粘土と一緒に、製紙において使用される。本発明のアルカリ性
α−アミラーゼにより、充填剤の存在下での澱粉の修飾が可能になり、その結果
、より単純な統合の方法が見込まれる。
【0028】 本発明のα−アミラーゼはまた、織物のデサイジングにおいて非常に有用であ
ることができる。織物製造工業において、α−アミラーゼは澱粉を含む糊の除去
を促進するための、デサイジング段階における補助剤として伝統的に使用され、
これは編み込みの間の、横編み糸上の保護的な被覆剤として役立ってきた。編み
込み後の糊被覆剤の完全な除去は、前記の織物が洗い流され、漂白され、そして
染色される、続く段階において最適な結果を確実にするために重要である。酵素
的な澱粉の分解が好まれるのは、それが繊維材料に対する有害な効果を全く伴わ
ないからである。製造費を減少させ、そして製造処理量を増大するために、デサ
イジング処理は時に、洗い流し及び漂白段階と組合わせられる。その様な場合、
非酵素的補助剤、例えばアルカリ又は酸化剤が、典型的に澱粉を分解するために
使用されるのは、伝統的なα−アミラーゼが高いpHレベル及び漂白剤と、全く両
立できないからである。幾分攻撃的な化学薬品が使用されるので、澱粉糊の非酵
素的分解はいくつかの繊維的損傷を引き起こす。従って、本発明のα−アミラー
ゼを使用することは、それらがアルカリ性溶液中で向上した性能を有するので、
望ましいであろう。前記α−アミラーゼは単独、あるいはセルロースを含む繊維
又は織物をデサイジングするときに組合わせにおいて使用することができる。
【0029】 本発明のα−アミラーゼはまた、ビールの製造方法において非常に有用である
ことができ;本α−アミラーゼはマッシュ処理の間に、典型的に加えられるだろ
う。 洗剤組成物 本発明に従い、本α−アミラーゼは、典型的に洗剤組成物、例えば洗濯用洗剤
組成物の成分であることができる。
【0030】 それ自体、それは洗剤組成物中に、非粉化顆粒、安定化液体、又は保護された
酵素の形態で含まれることができる。非粉化顆粒を、例えば米国特許第4,10
6,991号及び第4,661,452号(共にNovo Industri A/S)に記載され
ている様に製造することができ、そして当業界で知られている方法によって任意
にコートすることができる。ロウ性コーティング材料の例は、1000〜200
00の平均分子量を有するポリエチレンオキシド生成物(ポリエチレングリコー
ル、PEG);16〜50のエチレンオキシド単位を有する、エトキシル化した
ノニルフェノール;エトキシル化した脂肪酸アルコール(ここで前記アルコール
は12〜20の炭素原子を含み、そして15〜80のエチレンオキシド単位が存
在する);脂肪酸;並びに脂肪酸のモノ−及びジ−及びトリグリセリドである。
流動床技術による適当な模形成コーティング材料の例は、英国特許第14835
91号において与えられている。液体酵素調製物は、例えば確立された方法に従
い、多価アルコール、例えばプロピレングリコール、糖又は糖アルコール、乳酸
又はホウ酸を加えることによって安定することができる。他の酵素安定化剤は当
業界で公知である。保護された酵素を、欧州特許第238,216号に開示され
た方法に従い調製することができる。
【0031】 本発明のアルファアミラーゼの特性は、アルカリ性洗剤、例えばpH9.5〜1
0.5における使用、及び低温、例えば20〜40℃での洗浄に特に適当である
。 本発明の洗剤組成物は都合の良い形態、例えば粉末、顆粒、ペースト又は液体
として存在することができる。液体洗剤は最大70%の水及び0〜30%の有機
性溶媒を典型的に含む、水性であるか、又は非水性であることができる。
【0032】 前記洗剤組成物は、陰イオン性、非イオン性、陽イオン性、又は両性(双性)
のいずれかであることができる、1又は複数の界面活性剤を含んで成る。前記洗
剤は通常直鎖状アルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS)、アルファオレフィン
スルホン酸塩(AOS)、アルキル硫酸塩(脂肪酸アルコール硫酸塩)(AS)
、アルコールエトキシ硫酸塩(AEOS又はAES)、第2級アルカンスルホン
酸塩(SAS)、アルファスルホ脂肪酸メチルエステル、アルキル又はアルケニ
ルコハク酸、又はセッケンを含むであろう。それはまた0〜40%の非イオン性
界面活性剤、例えばアルコールエトキシラート(AEO又はAE)、アルコール
プロポキシラート、カルボキシル化したアルコールエトキシラート、ノニルフェ
ノールエトキシラート、アルキルポリグリコシド、アルキルジメチルアミンオキ
シド、エトキシル化した脂肪酸モノエタノールアミド、脂肪酸モノエタノールア
ミド、又はポリヒドロキシアルキル脂肪酸アミド(例えば、国際公開第92/0
6154号に記載されている)を含むことができる。
【0033】 前記洗剤組成物は、1又は複数の他の酵素、例えばプルラナーゼ、エステラー
ゼ、リパーゼ、クチナーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ、ペルオキシダーゼ、若
しくはオキシダーゼ、例えばラッカーゼを更に含んで成ることができる。 通常、前記洗剤は洗浄性ビルダー又は錯化剤、例えばゼオライト、二リン酸塩
、三リン酸塩、ホスホン酸塩、クエン酸塩、ニトリロ三酢酸(NTA)、エチレ
ンジアミン四酢酸(EDTA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTMPA)、
アルキル又はアルケニルコハク酸、可溶性ケイ酸塩又は層状ケイ酸塩(例えばHo
echst 社のSKS−6)を含む。
【0034】 前記洗浄性ビルダーは、リンを含む及びリンを含まない型に再分することがで
きる。リンを含む無機性アルカリ性洗浄性ビルダーの例は、水溶性塩、特にアル
カリ金属ピロリン酸塩、オルトリン酸塩、ポリリン酸及びホスホン酸を含む。リ
ンを含まない無機性ビルダーの例は、水溶性アルカリ金属炭酸塩、ホウ酸塩及び
ケイ酸塩並びに層状二ケイ酸及び様々な型の水溶性クリスタリン又は不定形アル
ミノケイ酸塩を含み、ここでゼオライトのものが最も知られている代表的なもの
である。
【0035】 適当な有機性ビルダーの例は、アルカリ金属、アンモニウム又はコハク酸の置
換アンモニウム塩、脂肪酸マロン酸塩、脂肪酸硫酸塩、カルボキシメトキシコハ
ク酸塩、ポリ酢酸塩、炭酸塩、ポリ炭酸塩、ポリ炭酸塩、アミノポリ炭酸塩及び
ポリアセチル炭酸塩を含む。前記洗剤はまた、何も含まないことができ、すなわ
ち本質的に洗浄性ビルダーの無い状態である。
【0036】 前記洗剤は1又は複数の重合体を含んで成ることができる。例は、カルボキシ
メチルセルロース(CMC)、ポリビニルピロリドン(PVP)、ポリエチレン
グリコール(PEG)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリカルボキシラー
ト、例えばポリアクリラート、ポリマレアート、マレイン酸/アクリル酸共重合
体、及びラウリルメタクリラート/アクリル酸共重合体である。
【0037】 前記洗剤組成物は塩素/臭素型又は酸素型の漂白剤を含むことができる。前記
漂白剤を、コートするか又はカプセルに包むことができる。 無機性塩素/臭素型漂白剤の例は、リチウム、ナトリウム若しくはカルシウム
次亜塩素酸塩又は次亜臭素酸塩並びに塩素化三ナトリウムリン酸塩である。有機
性塩素/臭素型漂白剤の例は、ヘテロ環式N−ブロモ及びN−クロロイミド、例
えばトリクロロイソシアヌル酸、トリブロモイソシアヌル酸、ジブロモイソシア
ヌル酸及びジクロロイソシアヌル酸、並びに水溶性陽イオン、例えばカリウム及
びナトリウムとのそれらの塩である。ヒダントイン化合物もまた適している。前
記漂白系はまた、例えばアミド、イミド、又はスルホン型の過酸化物を含んで成
ることができる。
【0038】 前記の酸素型漂白剤は、好ましくは漂白活性化剤と一緒の無機性過酸塩、又は
過酸化合物であることができる。無機性過酸塩の例はアルカリ金属過ホウ酸塩、
四水和物及び一水和物両方、アルカリ金属過炭酸塩、過ケイ酸塩及び過リン酸塩
である。前記活性化剤はテトラアセチルエチレンジアミン(TAED)又はノナ
ノイルオキシベンゼンスルホン酸塩(NOBS)であることができる。
【0039】 本発明の洗剤組成物の酵素は、従来の安定化剤を用いて安定化することができ
、例えばプロピレングリコール若しくはグリセロールなどの多価アルコール、糖
又は糖アルコール、乳酸、ホウ酸、又は例えば芳香族ホウ酸エステルなどのホウ
酸誘導体であり、そして前記組成物を例えば国際公開第92/19709号及び
国際公開第92/19708号に記載されている様に調製することができる。本
発明の酵素はまた、例えば欧州特許第0544777B1号に記載のタンパク質
型の、可逆酵素阻害剤を加えることによって安定化することができる。
【0040】 前記洗剤はまた、他の従来の洗剤成分、例えば粘土を含む繊維調節剤、解膠性
材料、泡増幅剤、泡抑制剤、石けん水抑制剤、防食剤、汚れの懸濁剤、抗−汚れ
再沈着剤、染料、脱水剤、殺菌剤、光増白剤、又は香料などを含むことができる
。 pH(使用濃度の水溶液において測定)は通常中性又はアルカリ性、例えば7〜
11の範囲内だろう。
【0041】 更に具体的に、本発明のアルファアミラーゼを、国際公開第96/23873
号に記載の洗剤調製物のいずれかの中に組込むことができる。 本発明のα−アミラーゼを、洗剤において従来使用される濃度で混合すること
ができる。本発明の洗剤組成物において、本α−アミラーゼを洗浄液のリットル
当たり、0.00001〜1mg(純粋酵素タンパク質として計算)に相当する量
で加えることを現在考えている。
【0042】 本発明は更に以下の例において例示され、これは請求した本発明の範囲を限定
する、あらゆる方法を意図するものではない。 例宿主細胞: Diderichsen, B., Wedsted, U., Hedegaard, L., Jensen, B. R., Sjφholm,
C. (1990) Journal of Bacteriology, Vol.172, No.8, p.4315〜4321に記載され
ているエスケリッチャ・コリ SJ2。プラスミド: ジーンバンクベクターは引用によって本明細書に組込まれる国際公開第94/
19454号に、更に開示されるpSJ1678であった。
【0043】 前記のジーンバンクベクターpSJ1678は引用によって本明細書に組込ま
れる国際公開第94/19454号において、更に開示される。モデル洗剤: A/P(アジア/太平洋)モデル洗剤は以下の組成を有する:20%STPP
(トリポリリン酸ナトリウム)、25%Na2 SO4 、15%Na2 CO3 、2
0%LAS(直鎖状アルキルベンゼンスルホン酸塩、Nansa 80S)、5
%C12−C15アルコールエトキシラート(Dobanol 25−7)、5%N
2 Si2 5 、0.3%NaCl。 例1 E.コリへのアルファアミラーゼのクローニング Pitcher, D. G., Saunders, N. A., and Owen, R. J. (1989) Lett. Appl. Mi
crobiol. 8, 151-156 の方法によって、DNAをバチルス・スペーシスNCIM
B40916から単離した。染色体DNAを、制限酵素Sau3AIで部分的に
分解した。図4に示した様に、前記フラグメントはクローニングベクターpSJ
1678のBamH1部位にクローン化され、そしてエスケリッチャ・コリSJ
2に形質転換を起こし、それによってバチルス・スペーシスNCIMB4091
6の遺伝子ライブラリーを作製した。
【0044】 この遺伝子ライブラリーはアルファアミラーゼ活性をスクリーニングされ、そ
してアルファアミラーゼ活性を示す菌株をJA388と命名した。寄託され、そ
して受託番号DSM12662を与えられ、そして本アルファアミラーゼをコー
ドするpJA388と命名したプラスミドを宿しているこのエスケリッチャ・コ
リ菌株JA388は、DNAの配列決定のために使用された。 例2 DNA及びアルファアミラーゼの配列決定 プラスミドpJA388においてクローン化されたアルファアミラーゼ遺伝子
は、プライマーウォーキングによるDNAシークエンスによって特徴づけられ、
これは、Taqデオキシ末端サイクルシークエンシングキット(Perkin
Elmer,USA)、蛍光標識したターミネーター及びプライマーとして適当
なオリゴヌクレオチドを用いた。
【0045】 シークエンスデータの解析は、Devereux et al. (1984) Nucleic Acids Res.
12, 387 〜395 に従い行われた。本配列は、配列番号1に示すDNA配列に相当
する。シグナルペプチドを含む本アルファアミラーゼ及び本成熟アルファアミラ
ーゼの予想されるタンパク質配列を、配列番号2において表わす。導き出したN
末端配列を、本タンパク質のN末端における34アミノ酸をシークエンスするこ
とによって証明した。 例3 アルファアミラーゼの製造 プラスミドpJA388を宿すE.コリJA388を10μg/mlのクロラム
フェニコールを含むLB培養液中、37℃、250rpm で一晩培養した。細胞を
6000rpm での15分間の遠心によって、2.7Lの培養液から採収した。細
胞内に存在するアミラーゼを、以下の低浸透圧ショク法を用いて前記細胞から放
出させた: 1)細胞を500mlの10mMトリス塩酸、pH7.0(EKV−緩衝液)中で再
懸濁し、そして洗浄し、続いて遠心した。
【0046】 2)細胞を75mlの20%スクロース、30mMのpH8トリス塩酸、1mM ED
TA中で再懸濁し、そしてリゾチームを5mg/mlの濃度になるまで加えた。 3)前記溶液を氷上で15分間インキュベートし、続いて遠心した。大部分の
本アミラーゼは、そのとき上清に含まれていた。 前記上清を高濃度のスクロースを減少させるために、EKV緩衝液10Lに対
して一晩透析し、1回緩衝液を交換した。前記溶液を、0.45μmの真空濾過
膜を通して濾過した。
【0047】 前記酵素溶液をあらかじめpH7のEKV緩衝液で平衡化したPharmaci
a QセファロースカラムFFにかけ、前記カラムをEKV緩衝液で洗浄した。
結合したタンパク質を、10カラム容量以上の、0〜500mMの直線NaCl勾
配で溶出した。アミラーゼを含む画分を集め、そしてEKV緩衝液に対して一晩
透析した。
【0048】 次に、前記溶液をあらかじめpH8のEKV緩衝液で平衡化したQセファロース
カラムFFにかけ、前記カラムをEKV緩衝液で洗浄し、そして前記アミラーゼ
を10カラム容量以上の、0〜500mMの直線NaCl勾配で溶出した。アミラ
ーゼを含む画分を集めた。 1Mの硫酸アンモニウムを含む、pH8のEKV緩衝液であらかじめ平衡化した
フェニルセファロースカラムに、硫酸アンモニウムを1Mの濃度になるまで加え
た前記の酵素溶液を載せた。結合しない材料を硫酸アンモニウム緩衝液で洗浄し
、そして前記カラムを20カラム容量以上の、1〜0Mの硫酸アンモニウムの、
直線NaCl勾配で溶出した。アミラーゼを含む画分を集めた。
【0049】 精製したアミラーゼを、SDS−PAGEによって解析し、そしてクーマシー
ブルーで染色後、1つのバンドのみが得られた。 例4 洗浄試験 洗浄性能を、本発明のアルファアミラーゼを有する洗剤溶液中、25℃で15
分間汚れた試験布を洗浄することによって評価した。
【0050】 使用した洗剤はpH10.5を有する、上述した3g/LのA/Pモデル洗剤、
又はpH9.7のpHを有する3g/Lのマレーシアの商業用洗剤(Colgate
のFAB total)であった。例3の精製したアミラーゼを以下に示した濃
度で洗剤溶液に加えた。前記の試験布をオレンジ色の米の澱粉で汚れをつけた(
オランダのCFT, Centerfor Test Materialから入手可能なCS−28布)。
【0051】 洗浄後、前記の布を460nmにおける減少を測定することによって評価した。
前記の結果を、ΔRが本アルファアミラーゼで洗浄した布の減少から、本アルフ
ァアミラーゼ無しの、前記の同一の条件で洗浄した布の減少を引いたものである
として表わした。
【0052】
【表1】
【0053】 前記の結果を図5及び6に示す。高度にアルカリ性のpHで、両方の洗剤中、本
発明のアルファアミラーゼが効果的であることを前記結果は示している。
【配列表】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、2つの従来技術のアミラーゼ(SP722及びターマミル)と比較さ
れる、NCIMB40916由来のアミラーゼのpH活性プロファイルを示す。
【図2】 図2は、NCIMB40916由来のアミラーゼの温度活性プロファイルを示
す。
【図3】 図3は、様々な温度でインキュベーションした後の、NCIMB40916由
来のアミラーゼの安定性を示す。
【図4】 図4は、例1に記載のクローニングベクターpSJ1678を示す。
【図5】 図5は、例4に記載の洗浄試験の結果を示す。
【図6】 図6は、例4に記載の洗浄試験の結果を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C12R 1:07) C12R 1:19) (C12N 1/19 C12N 15/00 ZNAA C12R 1:19) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE, KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,L T,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE, SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,U A,UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ヘデガード,リスベート デンマーク国,デーコー−2880 バグスバ エルト,ノボ アレ,ノボ ノルディスク アクティーゼルスカブ (72)発明者 アンデルセン,イエンス トエンネ デンマーク国,デーコー−2880 バグスバ エルト,ノボ アレ,ノボ ノルディスク アクティーゼルスカブ Fターム(参考) 4B024 AA03 BA13 CA03 DA05 DA06 DA07 EA04 GA11 GA19 HA01 HA03 4B050 CC01 CC03 CC04 DD02 FF05E FF12E LL04 4B065 AA15Y AA26X AB01 AC14 AC16 BA02 CA32 CA57 4H003 AB19 AC08 DA01 EA09 EA12 EA15 EA16 EA19 EC01 FA28 FA47

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルファアミラーゼが: a)バチルス・スペーシスNCIMB40916によって産生されるポリペプ
    チドであり、あるいは b)配列番号2の32〜532位において示した様なアミノ酸配列を有するポ
    リペプチドであり、あるいは c)エスケリッチャ・コリ(Escherichia coli)DSM12
    662において存在するプラスミド内にクローン化されるDNA配列の前記アル
    ファアミラーゼをコードする部分によってコードされるポリペプチドであり、あ
    るいは d)i)前記ポリペプチドと少なくとも60%の相同性があり、又は ii) 1若しくは複数のアミノ酸の置換、欠失及び/若しくは挿入による前
    記ポリペプチド由来であり、 (a)又は(b)において定義したポリペプチドの類似体である、 アルファアミラーゼ。
  2. 【請求項2】 37℃で測定するとき、pH7.3での活性よりも少なくとも
    2倍高い、pH10.5での活性を有するアルファアミラーゼ。
  3. 【請求項3】 37℃で測定するとき、pH7.3での活性よりも少なくとも
    4倍高い、pH9.5での活性を有するアルファアミラーゼ。
  4. 【請求項4】 37℃で測定するとき、約9.5の至適pHを有するアルファ
    アミラーゼ。
  5. 【請求項5】 バチルスの菌株、好ましくはバチルス・スペーシスNCIM
    B40916由来である、請求項1〜4のいずれか1項に記載のアルファアミラ
    ーゼ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載のアルファアミラーゼで
    あり、pH10.5及び6度のドイツ硬度で20%STPP、25%Na2 SO4 、15%Na2 CO3 、20%LAS、5%C12−C15アルコールエトキシ
    ラート、5%Na2 Si2 5 、0.3%NaClを含む、3g/lの試験洗剤
    溶液における25℃での20分のインキュベーションの後、90%以上のその活
    性を保持するアルファアミラーゼであり、前記の同一の溶液における、30℃で
    の20分のインキュベーションの後、90%より低いその活性を保持するアルフ
    ァアミラーゼ。
  7. 【請求項7】 SDS−PAGEにより決定されるとき、約55kDa の分子
    量を有する請求項1〜6のいずれか1項に記載のアルファアミラーゼ。
  8. 【請求項8】 等電点電気泳動によって決定されるとき、約5の等電点を有
    する、請求項1〜7のいずれか1項に記載のアルファアミラーゼ。
  9. 【請求項9】 非粉化顆粒又は安定化処理した液体である洗剤添加物の形態
    の、請求項1〜8のいずれか1項に記載のアルファアミラーゼ。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項に記載のアルファアミラーゼ
    をコードする、単離したDNA配列。
  11. 【請求項11】 アルファアミラーゼをコードする単離したDNA配列であ
    り、 a)配列番号1の94〜1596位に示したDNA配列、あるいは b)i)前記DNA配列と少なくとも60%の相同性である、又は ii) 少なくとも55℃で前記DNA配列とハイブリダイズする、 a)において定義したDNA配列の類似体、 を含んで成る単離したDNA配列。
  12. 【請求項12】 細菌由来、好ましくはバチルス由来、最も好ましくは前記
    菌株NCIMB40916由来である、請求項10又は11に記載のDNA配列
  13. 【請求項13】 請求項10〜12のいずれか1項に記載のDNA配列を含
    んで成る組換え発現ベクター。
  14. 【請求項14】 請求項10〜12のいずれか1項に記載のDNA配列又は
    請求項13に記載の組換え発現ベクターによって形質転換した細胞。
  15. 【請求項15】 前記DNA配列が生じる原核細胞、特に細菌細胞又は内因
    性細胞である、請求項14に記載の細胞。
  16. 【請求項16】 バチルス又はエスケリッチャ、好ましくはE.コリ(co
    li)に属する細胞である、請求項15に記載の細胞。
  17. 【請求項17】 アルファアミラーゼの製造方法であり、前記アルファアミ
    ラーゼの製造を可能にする条件下で、請求項14〜16のいずれか1項に記載の
    細胞を培養すること、及び前記の培養液から前記アルファアミラーゼを回収する
    ことを含んで成る方法。
  18. 【請求項18】 請求項17に記載のアルファアミラーゼを製造する方法で
    あり、適当な栄養培地中でバチルスのアミラーゼ産生菌株を培養すること、及び
    前記培養培地から前記アルファアミラーゼを回収することを含んで成る方法。
  19. 【請求項19】 請求項1〜9のいずれか1項に記載のアルファアミラーゼ
    及び界面活性剤を含んで成る洗剤組成物。
  20. 【請求項20】 水溶液中で8.5〜11のpH、好ましくは9〜10.5の
    pHを有する、請求項19に記載の洗剤組成物。
  21. 【請求項21】 洗濯用洗剤である、請求項19又は20に記載の洗剤組成
    物。
JP2000532507A 1998-02-18 1999-02-15 アルカリ性バチルスアミラーゼ Pending JP2002504323A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DK0228/98 1998-02-18
DK22898 1998-02-18
PCT/DK1999/000066 WO1999042567A1 (en) 1998-02-18 1999-02-15 Alkaline bacillus amylase

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002504323A true JP2002504323A (ja) 2002-02-12

Family

ID=8091176

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000532507A Pending JP2002504323A (ja) 1998-02-18 1999-02-15 アルカリ性バチルスアミラーゼ

Country Status (6)

Country Link
EP (1) EP1054957A1 (ja)
JP (1) JP2002504323A (ja)
KR (1) KR20010040517A (ja)
AU (1) AU2411699A (ja)
CA (1) CA2320759A1 (ja)
WO (1) WO1999042567A1 (ja)

Families Citing this family (77)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU6686200A (en) * 1999-08-20 2001-03-19 Novozymes A/S Alkaline bacillus amylase
US7498158B2 (en) 2001-05-15 2009-03-03 Novozymes A/S Alpha-amylase variant with altered properties
CN100497593C (zh) * 2005-10-19 2009-06-10 新疆农业科学院微生物应用研究所 一种低温淀粉酶菌株、低温淀粉酶及其生产方法
DK3421595T3 (da) 2011-06-30 2020-10-26 Novozymes As Alfa-amylasevarianter
WO2014194117A2 (en) 2013-05-29 2014-12-04 Danisco Us Inc. Novel metalloproteases
CN105492603B (zh) 2013-05-29 2022-06-03 丹尼斯科美国公司 新型金属蛋白酶
WO2014194032A1 (en) 2013-05-29 2014-12-04 Danisco Us Inc. Novel metalloproteases
EP3260538B1 (en) 2013-05-29 2021-04-14 Danisco US Inc. Novel metalloproteases
ES2723948T3 (es) 2013-12-13 2019-09-04 Danisco Us Inc Serina proteasas procedentes de especies de Bacillus
EP3553173B1 (en) 2013-12-13 2021-05-19 Danisco US Inc. Serine proteases of the bacillus gibsonii-clade
WO2015095046A1 (en) 2013-12-16 2015-06-25 E. I. Du Pont De Nemours And Company Use of poly alpha-1,3-glucan ethers as viscosity modifiers
CA2932501C (en) 2013-12-18 2022-04-26 E. I. Du Pont De Nemours And Company Cationic poly alpha-1,3-glucan ethers
CN105992796A (zh) 2014-02-14 2016-10-05 纳幕尔杜邦公司 用于粘度调节的聚-α-1,3-1,6-葡聚糖
CN106132997A (zh) 2014-03-11 2016-11-16 纳幕尔杜邦公司 作为洗涤剂助洗剂的氧化的聚α‑1,3‑葡聚糖
EP4155398A1 (en) 2014-03-21 2023-03-29 Danisco US Inc. Serine proteases of bacillus species
EP3158043B1 (en) 2014-06-19 2021-03-10 Nutrition & Biosciences USA 4, Inc. Compositions containing one or more poly alpha-1,3-glucan ether compounds
US9714403B2 (en) 2014-06-19 2017-07-25 E I Du Pont De Nemours And Company Compositions containing one or more poly alpha-1,3-glucan ether compounds
DK3207129T3 (da) 2014-10-17 2020-02-24 Danisco Us Inc Serinproteaser af bacillus-arten
EP3212662B1 (en) 2014-10-27 2020-04-08 Danisco US Inc. Serine proteases
EP3212783A1 (en) 2014-10-27 2017-09-06 Danisco US Inc. Serine proteases
CN107148472A (zh) 2014-10-27 2017-09-08 丹尼斯科美国公司 芽孢杆菌属物种的丝氨酸蛋白酶
EP3212782B1 (en) 2014-10-27 2019-04-17 Danisco US Inc. Serine proteases
EP3212781B1 (en) 2014-10-27 2019-09-18 Danisco US Inc. Serine proteases
AU2015369967B2 (en) 2014-12-23 2019-06-27 Nutrition & Biosciences USA 4, Inc. Enzymatically produced cellulose
US20180112204A1 (en) 2015-05-13 2018-04-26 Danisco Us Inc. AprL-CLADE PROTEASE VARIANTS AND USES THEREOF
WO2016201040A1 (en) 2015-06-09 2016-12-15 Danisco Us Inc. Water-triggered enzyme suspension
WO2016201044A1 (en) 2015-06-09 2016-12-15 Danisco Us Inc Osmotic burst encapsulates
WO2016201069A1 (en) 2015-06-09 2016-12-15 Danisco Us Inc Low-density enzyme-containing particles
EP4234693A3 (en) 2015-06-17 2023-11-01 Danisco US Inc Bacillus gibsonii-clade serine proteases
WO2017079756A1 (en) 2015-11-05 2017-05-11 Danisco Us Inc Paenibacillus and bacillus spp. mannanases
EP3371308B1 (en) 2015-11-05 2022-05-11 Danisco US Inc. Paenibacillus sp. mannanases
EP3374400B1 (en) 2015-11-13 2022-04-13 Nutrition & Biosciences USA 4, Inc. Glucan fiber compositions for use in laundry care and fabric care
EP3374488B1 (en) 2015-11-13 2020-10-14 DuPont Industrial Biosciences USA, LLC Glucan fiber compositions for use in laundry care and fabric care
WO2017083229A1 (en) 2015-11-13 2017-05-18 E. I. Du Pont De Nemours And Company Glucan fiber compositions for use in laundry care and fabric care
BR112018011755A2 (pt) 2015-12-09 2018-12-04 Danisco Us Inc variantes combinatórias de alfa-amilase
US20180362946A1 (en) 2015-12-18 2018-12-20 Danisco Us Inc. Polypeptides with endoglucanase activity and uses thereof
US20190194636A1 (en) 2016-05-03 2019-06-27 Danisco Us Inc Protease variants and uses thereof
EP3845642B1 (en) 2016-05-05 2023-08-09 Danisco US Inc. Protease variants and uses thereof
MX2018014768A (es) 2016-05-31 2019-03-06 Danisco Us Inc Variantes de proteasa y sus usos.
EP4151726A1 (en) 2016-06-17 2023-03-22 Danisco US Inc Protease variants and uses thereof
EP3535365A2 (en) 2016-11-07 2019-09-11 Danisco US Inc. Laundry detergent composition
CN110312795A (zh) 2016-12-21 2019-10-08 丹尼斯科美国公司 蛋白酶变体及其用途
WO2018118950A1 (en) 2016-12-21 2018-06-28 Danisco Us Inc. Bacillus gibsonii-clade serine proteases
WO2018169750A1 (en) 2017-03-15 2018-09-20 Danisco Us Inc Trypsin-like serine proteases and uses thereof
CN110662836B (zh) 2017-03-31 2024-04-12 丹尼斯科美国公司 α-淀粉酶组合变体
WO2018183662A1 (en) 2017-03-31 2018-10-04 Danisco Us Inc Delayed release enzyme formulations for bleach-containing detergents
US10844372B2 (en) 2017-05-26 2020-11-24 10X Genomics, Inc. Single cell analysis of transposase accessible chromatin
CN110809624A (zh) 2017-06-30 2020-02-18 丹尼斯科美国公司 低团聚的含酶颗粒
MX2020001606A (es) 2017-08-18 2020-08-03 Danisco Us Inc Variantes de alfa-amilasa.
US20200354708A1 (en) 2017-11-29 2020-11-12 Danisco Us Inc. Subtilisin variants having improved stability
EP3728543A1 (en) 2017-12-21 2020-10-28 Danisco US Inc. Enzyme-containing, hot-melt granules comprising a thermotolerant desiccant
CN111867388A (zh) 2018-02-08 2020-10-30 丹尼斯科美国公司 用于酶包封的耐热蜡基质颗粒
WO2019245704A1 (en) 2018-06-19 2019-12-26 Danisco Us Inc Subtilisin variants
US20210363470A1 (en) 2018-06-19 2021-11-25 Danisco Us Inc Subtilisin variants
MX2021001213A (es) 2018-07-31 2021-08-24 Danisco Us Inc Variantes de alfa-amilasas que tienen sustituciones de aminoácidos que bajan el pka del ácido general.
WO2020047215A1 (en) 2018-08-30 2020-03-05 Danisco Us Inc Enzyme-containing granules
WO2020068486A1 (en) 2018-09-27 2020-04-02 Danisco Us Inc Compositions for medical instrument cleaning
CA3116128A1 (en) 2018-10-12 2020-04-16 Danisco Us Inc Alpha-amylases with mutations that improve stability in the presence of chelants
US20230028935A1 (en) 2018-11-28 2023-01-26 Danisco Us Inc Subtilisin variants having improved stability
US20220220419A1 (en) 2019-05-24 2022-07-14 Danisco Us Inc Subtilisin variants and methods of use
EP3980517A1 (en) 2019-06-06 2022-04-13 Danisco US Inc. Methods and compositions for cleaning
US20220403359A1 (en) 2019-10-24 2022-12-22 Danisco Us Inc Variant maltopentaose/maltohexaose-forming alpha-amylases
WO2022047149A1 (en) 2020-08-27 2022-03-03 Danisco Us Inc Enzymes and enzyme compositions for cleaning
WO2022165107A1 (en) 2021-01-29 2022-08-04 Danisco Us Inc Compositions for cleaning and methods related thereto
CN117083370A (zh) 2021-03-26 2023-11-17 诺维信公司 聚合物含量降低的洗涤剂组合物
WO2023278297A1 (en) 2021-06-30 2023-01-05 Danisco Us Inc Variant lipases and uses thereof
WO2023034486A2 (en) 2021-09-03 2023-03-09 Danisco Us Inc. Laundry compositions for cleaning
WO2023039270A2 (en) 2021-09-13 2023-03-16 Danisco Us Inc. Bioactive-containing granules
WO2023114932A2 (en) 2021-12-16 2023-06-22 Danisco Us Inc. Subtilisin variants and methods of use
WO2023114988A2 (en) 2021-12-16 2023-06-22 Danisco Us Inc. Variant maltopentaose/maltohexaose-forming alpha-amylases
WO2023114939A2 (en) 2021-12-16 2023-06-22 Danisco Us Inc. Subtilisin variants and methods of use
WO2023114936A2 (en) 2021-12-16 2023-06-22 Danisco Us Inc. Subtilisin variants and methods of use
WO2023168234A1 (en) 2022-03-01 2023-09-07 Danisco Us Inc. Enzymes and enzyme compositions for cleaning
WO2023250301A1 (en) 2022-06-21 2023-12-28 Danisco Us Inc. Methods and compositions for cleaning comprising a polypeptide having thermolysin activity
WO2024050346A1 (en) 2022-09-02 2024-03-07 Danisco Us Inc. Detergent compositions and methods related thereto
WO2024050339A1 (en) 2022-09-02 2024-03-07 Danisco Us Inc. Mannanase variants and methods of use
WO2024050343A1 (en) 2022-09-02 2024-03-07 Danisco Us Inc. Subtilisin variants and methods related thereto

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
HUP9903559A3 (en) * 1996-08-01 2000-08-28 Procter & Gamble Detergent compositions comprising improved amylase for dingy fabric clean-up

Also Published As

Publication number Publication date
WO1999042567A1 (en) 1999-08-26
KR20010040517A (ko) 2001-05-15
EP1054957A1 (en) 2000-11-29
AU2411699A (en) 1999-09-06
CA2320759A1 (en) 1999-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002504323A (ja) アルカリ性バチルスアミラーゼ
JP4741128B2 (ja) アルカリバチルスアミラーゼ
CN110662836B (zh) α-淀粉酶组合变体
US5753460A (en) Amylase variants
JP4057613B2 (ja) アルカリ性バチルスアミラーゼ
JP3553958B2 (ja) 脂質分解酵素の変異体の製造方法
US5989169A (en) α-amylase mutants
US7794997B2 (en) Alkaline Bacillus amylase
JP4116074B2 (ja) アミラーゼ変異体
KR100787392B1 (ko) 알칼리 α-아밀라제 활성을 가지는 폴리펩티드 및 그것을코드하는 핵산
US5830837A (en) Amylase variants
KR20100085964A (ko) 변경된 특성을 가진 알파-아밀라아제 변이체
CN114846023A (zh) 成麦芽五糖/麦芽六糖变体α-淀粉酶
CN111212906B (zh) α-淀粉酶变体
US7078213B1 (en) Alkaline Bacillus amylase
EP2199386A1 (en) Amylase variants
CA2173329C (en) Amylase variants

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090106

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090609