JP2002503961A - 脂肪酸エロンガーゼ - Google Patents

脂肪酸エロンガーゼ

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Abstract

(57)【要約】 植物由来の脂肪酸β-ケトアシルシンターゼをコードする核酸を開示する。この種のシンターゼは主に飽和であるがモノ不飽和でもよい超長鎖脂肪酸(very long chain fatty acid:VLCFA)、例えば、C22〜C26を産生するのに有効である。前記核酸によりコードされるポリペプチドも開示する。これらのポリペプチドを発現するトランスジェニック植物は種子や葉などの1以上の組織におけるVLCFAのレベルが変化している。

Description

【発明の詳細な説明】 脂肪酸エロンガーゼ 発明の利用分野 本発明は、脂肪酸エロンガーゼ複合体およびエロンガーゼタンパク質をコード する核酸に関する。さらに特定すると、本発明は、超長鎖脂肪酸を産生するのに 有効なβ-ケトアシルシンターゼタンパク質をコードする核酸、該核酸から生成 されるポリペプチド、および該核酸を発現するトランスジェニック植物に関する 。発明の背景 植物が超長鎖脂肪酸(very long chain fatty acid:VLCFA)を合成することは公 知である。VLCFAは鎖長が18炭素よりも長い、枝分かれしていない偶数の炭素鎖 を有する飽和または不飽和のモノカルボン酸である。多くのVLCFAは鎖長が20〜3 2炭素であるが、最大60炭素の鎖長のVLCFAもある。重要なVLCFAとしては、エル カ酸(22:1、すなわち1個の二重結合を有する22炭素鎖)、ベヘン酸(22:0)お よびアラキドン酸(20:0)が挙げられる。 植物の種子はたいてい16炭素と18炭素の脂肪酸を蓄積する。VLCFAが食用油に 含まれることは望ましくない。しかし、Crucifereae(例えば、アブラナ)と少 数の他の植物の脂肪種子はC20およびC22脂肪酸(FA)を蓄積する。植物栽培者らは 食用油のためにVLCFAを低レベルで含むアブラナ系統を開発したが、なおいっそ う低レベルにすることが望ましいだろう。一方、いくつかの産業用途(潤滑油、 燃料、およびプラスチック、医薬品、化粧品の原料としての用途を含む)にとっ ては高レベルのVLCFAを含む植物油が望ましいものである。 18炭素鎖までの飽和脂肪酸の生合成は葉緑体の中で起こる。アシルチオエステ ルからのC2単位が、アセチル補酵素A(CoA)とマロニルアシルキャリヤータンパク 質(ACP)の縮合から始まって、順次連結されてC4アシル脂肪酸を形成する。この 縮合反応はβ-ケトアシルシンターゼIII(KASIII)により触媒される。β-ケトア シル部分は3-ケトアシル部分ともいう。 酵素β-ケトアシルシンターゼI(KASI)はC2基の付加に関与してC6〜C16飽和 脂肪酸を形成する。KASIは脂肪アシル部分(C4〜C14)とマロニル-ACPとの段階的 縮合を触媒して3-ケトアシル-ACP産物を生成し、この産物は基質よりも2炭素だ け長くなっている。葉緑体での最後の縮合反応、つまりC16からC18への変換はβ -ケトアシルシンターゼII(KASII)により触媒される。 それぞれの延長サイクルは上述した縮合反応に加えて3つの酵素的段階を必要 とする。簡単に述べると、β-ケトアシル縮合産物がβ-ヒドロキシアシル-ACPに 還元され、エノイル-ACPに脱水され、最後には完全に還元されたアシル-ACPへと 還元される。その後、完全に還元された脂肪アシル-ACP反応産物が次の延長サイ クルの基質となる。 C18飽和脂肪酸(ステアリン酸、18:0)は葉緑体の外へ輸送されて、モノ不飽 和酸C18:1(オレイン酸)とポリ不飽和酸のC18:2(リノール酸)およびC18:3(α-リ ノレン酸)に変換される。C18:0とC18:1はさらに葉緑体の外側で延長されてVLCFA を形成することができる。VLCFAの形成は、マロニルCoAからの2炭素基とC18:0 またはC18:1脂肪酸基質との逐次縮合を必要とする。18炭素より長い脂肪酸の延 長は、葉緑体での脂肪酸の合成について上述した酵素反応と同様の、4つの別個 の酵素反応を行う脂肪酸エロンガーゼ複合体の活性に左右される。Fehling,Bio chem.Biophys.Acta 1082:239-246(1991)。植物では、エロンガーゼ複合体は脂 肪酸シンターゼと区別される。その理由は、エロンガーゼが色素体の外にあって 、膜に結合しているからである。 脂肪酸の延長に関連したArabidopsis遺伝子に突然変異が確認されている。FAE 1遺伝子と称するこの遺伝子は延長サイクルの縮合段階に関与している。国際公 開WO 96/13582を参照のこと(これを参照により本明細書中に含める)。FAE1に突 然変異をもつ植物は種子中のVLCFAのレベルが著しく低下している。ホホバ(jojo ba)においてワックスの生合成に関連した遺伝子もクローニングされて、配列が 決定されている(WO 95/15387、これを参照により本明細書中に含める)。 超長鎖脂肪酸は動物、植物および微生物中の多くの生物学的に重要な化合物の 鍵となる成分である。例えば、動物においては、VLCFAアラキドン酸が多くのプ ロスタグランジンの前駆物質となっている。植物ではVLCFAが多くの種子油中の トリアシルグリセロールの主要な構成成分であり、また、クチクラワックス(cut icular wax)生産用の必須前駆物質であり、原形質膜の重要な成分であるグリコ シルセラミドの合成に利用されている。 KAS酵素の生化学に関する詳細な情報を入手することは、膜結合型の酵素を精 製するときに遭遇する困難性により妨げられてきた。エロンガーゼ活性はいくつ かの供給源から部分的に精製されているか、または細胞画分を用いて研究されて いるが、エロンガーゼ複合体の生化学の解明は酵素源として用いた膜画分の複雑 性により阻まれている。例えば、最近まで、植物エロンガーゼ複合体が動物や酵 母において見出されたFASと同様に、多機能性ポリペプチドから構成されている のか、また、該複合体が植物や細菌のFASと同様に、別個の、分離できる酵素と して存在するのか、明らかでなかった。エロンガーゼKASの部分精製、ヒドロキ シアシルデヒドラーゼのイムノブロット同定、およびKAS遺伝子(FAE1)の最近の クローニングから、エロンガーゼ複合体の酵素活性は個々の酵素に存在すること が示唆される。発明の概要 ここに開示する本発明は、次の配列:配列番号1;配列番号3;配列番号5; 配列番号7;配列番号9;配列番号11;配列番号13;配列番号1、3、5、7、 9、11、13または15のRNA類似体;および上記の配列の1つに相補的な核酸配列 を有するポリヌクレオチド;のうちの1つから選択される、単離されたポリヌク レオチドに関する。該ポリヌクレオチドはまた、長さが少なくとも15ヌクレオチ ドであり、かつストリンジェント条件下で配列番号2、配列番号4、配列番号6 、配列番号8、配列番号10、配列番号12、または配列番号14のポリペプチドをコ ードするゲノムDNAにハイブリダイズする、上記配列の1つの核酸断片であって もよい。 さらに、次の配列:配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号8、配列 番号10、配列番号12、または配列番号14のうちの1つと実質的に同一のアミノ酸 配列を有する、単離されたポリペプチドも本明細書において開示する。さらに、 アミノ酸配列が配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号8、配列番号10 、配列番号12、または配列番号14と実質的に同一のポリペプチドをコードする、 単離されたポリヌクレオチドも開示される。 本発明はまた、核酸構築物を含むトランスジェニック植物に関する。核酸構築 物は上記のポリヌクレオチドを含む。該構築物はさらに該ポリヌクレオチドに機 能的に連結された調節エレメントを含む。調節エレメントは組織特異的プロモー ター、例えば、表皮細胞特異的プロモーターまたは種子特異的プロモーターであ りうる。調節エレメントはセンスまたはアンチセンス方向で該ポリヌクレオチド に機能的に連結することができる。かかる植物は、該核酸構築物を欠く親植物と 比べて、該ポリヌクレオチドを発現している組織中の超長鎖脂肪酸のレベルが変 化している。 植物における超長鎖脂肪酸のレベルを改変する方法も開示される。この方法は 核酸構築物を作製して、該構築物を植物に導入することを含む。この構築物は次 の配列:配列番号1;配列番号3;配列番号5;配列番号7;配列番号9;配列 番号11;配列番号13;配列番号1、3、5、7、9、11、13または15のRNA類似 体;および上記の配列の1つに相補的な核酸配列を有するポリヌクレオチド;の うちの1つから選択されるポリヌクレオチドを含有する。このポリヌクレオチド はまた、長さが少なくとも15ヌクレオチドであり、かつストリンジェント条件下 で配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号8、配列番号10、配列番号12 、または配列番号14のポリペプチドをコードするゲノムDNAにハイブリダイズす る、上記配列の1つの核酸断片であってもよい。該ポリヌクレオチドは植物にお ける超長鎖脂肪酸のレベルを改変するのに有効である。 本発明の他の特徴および利点は、その好適な実施形態の下記説明および特許請 求の範囲から明らかとなろう。図面の簡単な説明 図1は、3種の異なるアシルCoA基質を用いた、酵母において発現されたFAE1 によるin vitro VLCFA合成の時間経過を示す。 図2は、3種の異なるアシルCoA基質を用いた、酵母において発現されたFAE1 によるin vitro VLCFA合成の速度およびVLCFAプロフィールを示す。 図3は、Arabldopsis EL1ポリヌクレオチド(配列番号1)のコード領域のヌ クレオチド配列を示す。 図4は、図3のEL1コード配列の推定アミノ酸配列(配列番号2)を示す。 図5は、Arabidopsis EL2ポリヌクレオチド(配列番号3)のコード領域のヌ クレオチド配列を示す。 図6は、図5のEL2コード配列の推定アミノ酸配列(配列番号4)を示す。 図7は、Arabidopsis EL3ポリヌクレオチド(配列番号5)のコード領域のヌ クレオチド配列を示す。 図8は、図7のEL3コード配列の推定アミノ酸配列(配列番号6)を示す。 図9は、Arabidopsis EL4ポリヌクレオチド(配列番号7)のコード領域のヌ クレオチド配列を示す。 図10は、図9のEL4コード配列の推定アミノ酸配列(配列番号8)を示す。 図11は、Arabidopsis EL5ポリヌクレオチド(配列番号9)のコード領域のヌ クレオチド配列を示す。 図12は、図11のEL5コード配列の推定アミノ酸配列(配列番号10)を示す。 図13は、Arabidopsis EL6ポリヌクレオチド(配列番号11)のコード領域のヌ クレオチド配列を示す。 図14は、図13のEL6コード配列の推定アミノ酸配列(配列番号12)を示す。 図15は、Arabidopsis EL7ポリヌクレオチド(配列番号13)のコード領域のヌ クレオチド配列を示す。 図16は、図15のEL7コード配列の推定アミノ酸配列(配列番号14)を示す。好ましい実施形態の説明 本発明は、β-ケトアシルシンターゼ活性を有するポリペプチドをコードする 単離核酸(ポリヌクレオチド)を含んでなる。本発明の新規ポリヌクレオチドお よびポリペプチドは超長鎖脂肪酸の合成に関係し、植物中のかかる脂肪酸の総量 および特異的VLCFAプロフィールを調節するのに有用である。 本発明のポリヌクレオチドは、RNAの形態またはcDNA、合成DNAもしくはゲノム DNAを含むDNAの形態であってもよい。DNAは二本鎖または一本鎖であってもよく 、一本鎖である場合にはコード鎖または非コード鎖のいずれかであり得る。 RNA類似体は、例えば、mRNAまたはリボヌクレオチドおよびデオキシリボヌクレ オチドの組み合わせであってもよい。本発明のポリヌクレオチドの実例を、図3 、5、7、9、11、13および15に示す。 本発明のポリヌクレオチドは、典型的には少なくとも15ヌクレオチド(または 塩基対、bp)長である。いくつかの実施形態では、ポリヌクレオチドは約20〜10 0ヌクレオチド長、または約100〜500ヌクレオチド長である。他の実施形態では 、ポリヌクレオチドは約1500ヌクレオチド長より大きく、図4、6、8、10、12、1 4または16に示されたアミノ酸配列を有するポリペプチドをコードする。 いくつかの実施形態では、本発明のポリヌクレオチドは図4、6、8、10、12、1 4または16の推定アミノ酸配列を有するポリペプチドの類似体または誘導体をコ ードする。かかる断片、類似体または誘導体には、例えば、ポリペプチドの機能 を本質的に変化させない、天然に存在する対立遺伝子変異体、天然には存在しな い対立遺伝子変異体、欠失変異体および挿入変異体が含まれる。 本発明のポリヌクレオチドは、追加の核酸をさらに含んでいてもよい。例えば 、分泌性または先導(leading)アミノ酸配列をコードする核酸断片を、EL1からEL 7ポリペプチドのうちの1つのアミノ末端とインフレーム(in-frame)で融合させ ることができる。当技術分野では、本明細書において開示されるKASポリペプチ ドとインフレームで融合させるのに有用なアミノ酸配列をコードする他の核酸断 片が知られている。例えば、参照により本明細書に組み入れる米国特許第5,629, 193号を参照のこと。ポリヌクレオチドは、本明細書において開示されるKASポリ ヌクレオチドと機能し得る形で連結された1つ以上の調節エレメントをさらに含 んでなってもよい。 本発明はまた、本明細書において開示されるKASポリヌクレオチドとハイブリ ダイズするポリヌクレオチドを含んでなる。かかるポリヌクレオチドは典型的に は少なくとも15ヌクレオチド長である。ハイブリダイゼーションには典型的に、 サザン分析(サザンブロッティング)、標的核酸混合物中のDNA配列の存在を、標 識したオリゴヌクレオチドまたはDNA断片プローブとのハイブリダイゼーション によって同定する方法が含まれる。サザン分析には典型的に、DNA消化物のアガ ロースゲル上での電気泳動分離、電気泳動分離後のDNAの変性、およびSambrook ら,(1989),Molecular Cloning,第2版,Cold Spring Harbor Laboratory,Pl ainview,NYの第9.37-9.52節に記載されている放射性標識化、ビオチン化、また は酵素標識化したプローブで分析するためのニトロセルロース、ナイロン、また はほかの好適な膜支持体へのDNAの移行が含まれる。 ポリヌクレオチドは中程度のストリンジェンシー条件下でまたは、好ましくは 高ストリンジェンシー条件下で本明細書において開示されるKASポリヌクレオチ ドとハイブリダイズすることができる。プローブに対して高い相同性を有する核 酸を同定するためには高ストリンジェンシー条件を用いる。高ストリンジェンシ ー条件は、洗浄に低イオン強度および高温、例えば、65℃で0.015M NaCl/0.0015 Mクエン酸ナトリウム(0.1X SSC)、0.1%ラウリル硫酸ナトリウム(SDS)の使用を含 み得る。別法として、ハイブリダイゼーション中には、ホルムアミドのような変 性剤、例えば、42℃で50%ホルムアミドを0.1%ウシ血清アルブミン/0.1%Fico11/0 .1%ポリビニルピロリドン/750mM NaCl、75mMクエン酸ナトリウムを含む50mMリン 酸ナトリウムバッファー(pH6.5)とともに使用することができる。もう1つの 例は、42℃で50%ホルムアミド、5x SSC(0.75M NaCl、0.075Mクエン酸ナトリウム )、50mMリン酸ナトリウム(pH6.8)、0.1%ピロリン酸ナトリウム、5xデンハート溶 液、超音波処理したサケ精子DNA(50μg/ml)、0.1% SDS、および10%硫酸デキスト ランを使用し、42℃で0.2x SSCおよび0.1% SDSで洗浄する。 中程度のストリンジェンシー条件は、高ストリンジェンシー条件下で同定され る核酸よりもプローブに対する同一性の程度がより低い核酸を同定するのに用い られるハイブリダイゼーション条件を意昧する。中程度のストリンジェンシー条 件は、高ストリンジェンシー条件で用いられるイオン強度および温度と比較して 、ハイブリダイゼーション膜の洗浄に、より高いイオン強度および/またはより 低い温度の使用を含み得る。例えば、0.060M NaCl/0.0060Mクエン酸ナトリウム( 4X SSC)および0.1%ラウリル硫酸ナトリウム(SDS)を含んでなる洗浄液を50℃で使 用し、最終洗浄を65℃において1X SSCで行う。別法として、37℃において1X SSC でハイブリダイゼーション洗浄を行うことができる。 ハイブリダイゼーションはまた、ノーザン分析(ノーザンブロッティング)、オ リゴヌクレオチド、DNA断片、cDNAまたはそれらの断片のような公知のプローブ とハイブリダイズするRNAを同定するために使用する方法によって行うこともで きる。プローブをビオチン化によって32Pのような放射性同位元素で、または酵 素で標識する。分析すべきRNAを通常は、アガロースまたはポリアクリルアミド ゲル上で電気泳動的に分離し、ニトロセルロース、ナイロン、またはその他の適 切な膜へ移行させ、前記のSambrookらの第7.39-7.52節に記載されているものの ような当技術分野で周知の標準技術を用いてプローブとハイブリダイズさせるこ とができる。 ポリヌクレオチドは、配列番号1、3、5、7、9、11、または13に対して少なく とも約70%の配列同一性、好ましくは少なくとも約80%の配列同一性、さらに好ま しくは少なくとも約90%の配列同一性を有する。配列同一性は、例えば、単一お よび多重配列アライメントを実施するように設計されたコンピュータープログラ ムによって決定することができる。 本発明のポリヌクレオチドは、化学合成、植物ゲノムDNAからの単離およびク ローニング、または配列番号1、3、5、7-9、11、もしくは13の部分に相当するオ リゴヌクレオチドを用いて行うPCR技術の使用を含む、当技術分野で公知のその 他の手段によって得ることができる。ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)は、標的核酸 を、参照により本明細書に組み入れる米国特許第4,683,195号に記載されている ものと類似する方法、およびそこに記載されている操作をそれに伴って改変した もので増幅する方法または技術を意味する。一般に、対象の領域またはそれを越 える領域の末端から得られる配列情報を用いて、増幅すべき鋳型の対向鎖と配列 が同一であるかまたは類似しているオリゴヌクレオチドプライマーを設計する。 PCRを用いて特異的RNA配列、全ゲノムDNA由来の特異的DNA配列、および全細胞RN A、バクテリオファージもしくはプラスミド配列から転写したcDNAなどを増幅す ることができる。別法として、配列番号2のKASタンパク質の親水性領域由来の ペプチド配列および当技術分野で公知の技術を用いて調製したKASに特異的な抗 体で(発現ベクター中の)cDNAライブラリーをスクリーニングすることができる 。 本発明のポリペプチドは、図2、4、6、8、10および12の推定アミノ酸配列を有 する単離されたポリペプチド、ならびにそれらの誘導体および類似体を含んで なる。「単離された」とは、ポリペプチドが自然に発現および産生される環境以 外の環境で発現および産生されるポリペプチドを意味する。例えば、植物ポリペ プチドを細菌または真菌類中で発現および産生させて単離する。同じように、植 物ポリペプチドを、その遺伝子コード配列を機能し得る形でキメラ調節エレメン トと連結させ、ポリペプチドが自然には発現しない組織中で発現させて単離する 。本発明のポリペプチドは、先に述べた本明細書において開示されるKASポリペ プチドの変異体もまた含んでなる。 全長KASコード配列は、配列番号1、3、5、7、9、11または13に示されている配 列を含んでいてもよい。別法として、キメラ全長KASコード配列を、第1のKAS遺 伝子の5'領域由来のヌクレオチドをインフレームで第2のKAS遺伝子の3'領域由 来のヌクレオチドに連結して、キメラKASタンパク質を生じさせることによって 形成させてもよい。 配列番号1、3、5、7、9、11または13に開示されたKAS配列以外のヌクレオチド 配列を有する核酸断片は、それぞれ配列番号2、4、6、8、10、12または14の例示 されたアミノ酸コード配列を有するポリペプチドをコードすると理解されるべき である。遺伝子コードの縮重は当技術分野で周知であり、すなわち、多くのアミ ノ酸にはアミノ酸に対するコドンとして働く1つより多いヌクレオチドトリプレ ットが存在する。 また、タンパク質の機能に影響を及ぼすことなくタンパク質配列においてある 種のアミノ酸置換を行うことができるということも理解されるべきである。一般 に、保存的アミノ酸置換または類似のアミノ酸の置換はタンパク質の機能に影響 を及ぼすことなく許容される。類似アミノ酸とは、大きさおよび/または電荷特 性が類似するものであり、例えば、アスパラギン酸とグルタミン酸およびイソロ イシンとバリンは双方とも類似アミノ酸の対である。アミノ酸対の類似性は当技 術分野で多くの方法によって評価されている。例えば、参照により本明細書に組 み入れるDayhoffら,(1978),Atlas of Protein Sequence and Structure,第5 巻,Suppl.3,pp.345-352は、アミノ酸類似性の尺度として使用できるアミノ酸 置換頻度表を提供する。 本発明の核酸構築物は、他の異なるポリヌクレオチドに連結された本明細書に おいて開示されるポリヌクレオチドを含んでなる。例えば、全長KASコード配列 は、リーダー配列、分泌性配列またはポリペプチドもしくはペプチド断片と有効 に連結され得る他の追加アミノ酸配列をコードする核酸断片にインフレームで機 能し得る形で融合させてもよい。 本発明のトランスジェニック植物は、本明細書に記載されているような核酸構 築物を含有する。いくつかの実施形態では、トランスジェニック植物は、センス 方向で少なくとも1つの好適な調節配列と機能し得る形で連結された本発明のポ リヌクレオチドを含んでなる核酸構築物を含有する。調節配列は典型的には、そ れ自体は遺伝子産物をコードしない。その代わりに、調節配列はそれらが連結し ているポリヌクレオチドの発現レベルに影響を及ぼす。調節配列の例は当技術分 野で公知であり、限定されるものではないが、最小プロモーターならびに種子中 または茎および葉の表皮細胞中で優先的または排他的に発現する遺伝子のプロモ ーターが含まれる。当業者ならば本明細書において開示されるポリヌクレオチド の天然の調節配列を当業者は容易に単離することができ、本発明の構築物に使用 することができる。適切な調節配列のその他の例には、エンハンサーまたはエン ハンサー様エレメント、イントロン、ポリA配列のような3'非コード領域および 本明細書で述べられるその他の調節配列が含まれる。かかるキメラ遺伝子を調製 するための分子生物学技術は当技術分野で公知である。 その他の実施形態では、トランスジェニック植物は、少なくとも1つの適切な アンチセンス方向の調節配列と機能し得る形で連結された部分的または全長KAS コード配列を含んでなる核酸構築物を含む。キメラ遺伝子を植物中に導入するこ とができ、アンチセンス構築物の発現を示すトランスジェニック後代が同定され る。 共抑制(cosuppression)ならびにアンチセンス阻害のために、本明細書におい て開示されるポリヌクレオチドを使用してもよい。遺伝子の全部または部分的コ ード配列をセンス方向に発現させることによって植物における遺伝子の共抑制を 達成してもよい。例えば、参照により本明細書に組み人れるWO 04/11516を参照 のこと。 本発明に使用するトランスジェニック技術には、限定されるものではないが、 アグロバクテリウム(Agrobacterium)が媒介する形質転換、ウイルスベクター を介した形質転換、エレクトロポレーションおよびパーティクルガン形質転換が 含まれる。形質転換技術の実例は米国特許第5,204,253号(パーティクルガン) および同第5,188,958号(アグロバクテリウム)に記載され、これらは参照によ り本明細書に組み入れられる。アグロバクテリウムspp.のTiおよびRiプラスミド を用いる形質転換法は典型的にはバイナリーベクターを使用する。Walkerpeach ,C.ら,Plant Molecular Biology Manual,S.GelvinおよびR.Schilpercoort ,編,Kluwer Dordrecht,C1:1-19(1994)。細胞または組織培養物を形質転換用 の受容組織として用いる場合には、当業者にとって公知の技術によって形質転換 した培養物から植物を再生させることができる。 DNAを単子葉植物ならびに双子葉植物に導入する技術が知られており、かかる 植物組織を培養してそれらの組織を再生させる技術も知られている。うまく形質 転換および再生される単子葉植物には、小麦、トウモロコシ、ライ麦、米および アスパラガスが含まれる。例えば、参照により本明細書に組み入れる米国特許第 5,484,956号および同第5,550,318号を参照のこと。 植物細胞からトランスジェニック植物を効率よく産生するためには、形質転換 に用いられる植物組織が高い再生能を有していることが望ましい。ポプラ(popla r)やヤマナラシ(aspen)のような木本種の形質転換植物もまた得られている。ま たこの技術は裸子植物の操作、形質転換、および再生にも利用することができる 。例えば、米国特許第5,122,466号は針葉樹のバイオリスティック(biolistic)形 質転換を記載しており、好ましい標的組織は分裂性の子葉および胚軸組織である 。米国特許第5,041,382号は、針葉樹の胚性細胞の富化を記載している。 トランスジェニック植物によって生産された種子を生育させ、次いで自家受粉 (または遠縁交配および自家受粉)させて構築物に関してホモ接合の種子を得るこ とができる。種子を分析して、構築物の所望の発現を有するホモ接合体を同定す ることができる。例えば新規な構築物をその他の系統に導入するために、構築物 をその他の種に移入するために、または他の望ましい特性をさらに選択するため に、トランスジェニック植物を育種プログラムに入れてもよい。別法として、ト ランスジェニック植物を栄養繁殖を受け入れる種に対して栄養繁殖させてもよい 。本発明の核酸構築物は、ポリヌクレオチドを発現しないが他の点では同一の植 物に由来する対応組織におけるVLCFAレベルと比較して、ポリヌクレオチドを発 現する植物組織における超長鎖脂肪酸のレベルを変化させることができる。例え ば、植物系統の非トランスジェニック植物と同一植物系統のトランスジェニック 植物との間で比較を行うことができる。本明細書において開示される植物におい ては、20〜32個の炭素を有するVLCFAのレベルおよび/または32〜60個の炭素を 有するVLCFAのレベルを変化させることができる。変化したVLCFA組成を有する植 物は、当業者にとって公知の技術、例えば、適切な植物組織の薄層クロマトグラ フィーまたは気液クロマトグラフィー(GLC)分析によって同定し得る。 本発明を実施するために用いられる好適な植物群としては、B.napus、B.rap a、B.juncea、B.hirtaをはじめとするブラシカ(Brassica)種である。その他 の好適な植物として、限定されるものではないが、大豆(Glycine max)、ヒマワ リ(Helianthus annuus)およびトウモロコシ(Zea mays)が含まれる。 本発明の方法は、核酸構築物を植物細胞に導入し、形質転換細胞から植物(な らびにかかる植物の後代)を生産することを含んでなる。後代には特定の植物ま たは植物系統の後代が含まれ、例えば、その植物で発生した種子が後代である。 その植物の後代には、F1、F2、F3、およびそれ以降の世代の植物で形成され た種子、またはBC1、BC2、BC3、およびそれ以降の世代の植物で形成された種子 が含まれる。 本発明の方法および組成物は、得られた植物および植物系統が超長鎖脂肪酸組 成に望ましい変化を有するために有用である。本発明のポリヌクレオチドおよび /またはポリペプチドを発現させるための好適な組織としては、限定されるもの ではないが、種子、茎および葉が含まれる。対象となる葉組織には、表皮細胞お よび組織、例えば、毛状体の形成に関係する細胞が含まれる。特に興味深いのは クチクラ層の形成に関係する表皮細胞である。クチクラ層は、種々の超長鎖脂肪 酸ならびにアルカン、エステル、アルコールおよびアルデヒドのようなVLCFA誘 導体から構成される。表皮細胞および組織中のVLCFAの組成および量を変化させ ると、本明細書において開示される植物の防御機構および乾燥耐性を増強するこ とができる。 本発明のポリヌクレオチドは、植物の遺伝子マッピングおよび植物育種プログ ラムにおけるマーカーとして使用することができる。かかるマーカーにば、例え ば、RFLP、RAPD、またはPCRマーカーが含まれる。マーカー支援育種技術を用い て、育種過程の間に所望の脂肪酸組成を同定および追跡してもよい。その他の種 の同定技術に加えて、またはその別法としてマーカー支援育種技術を用いてもよ い。マーカー支援育種の例としては、植物系統に導入されていてその他の植物系 統に交配される所望のKAS由来の配列を特異的に増幅するPCRプライマーの使用が ある。 本明細書において開示される植物および植物系統は、好ましくは優れた農耕学 的特性を有する。優れた作物学的特性として、例えば、高い種子発芽率、高い苗 木成長力、高い苗木真菌病(立枯れ病、根腐れなど)耐性、高い収穫量、および 改良された直立性(standability)が含まれる。 本発明は種々の修飾や変更を行うことができるが、それらのある特定の実施形 態を一般法および以下に示す実施例において説明する。しかしながら、これらの 実施例は本発明を開示された特定の形態に限定することを意図するものではなく 、本発明の範囲内に入るすべての修飾や変更および同等物を包含するものと理解 されるべきである。実施例 実施例1 酵母細胞におけるFAE1のクローニングおよび発現 Arabidopsis FAE1遺伝子のオープンリーディングフレームを、鋳型としてArabid opsis thaliana cv.ColumbiaゲノムDNA、pfu DNAポリメラーゼおよび以下のプ ライマー: を用いてPCRによって直接増幅した。PCR産物をpBluescript(Stratagene,LaJoll a,CA)のEco RV部位に平滑末端クローニングした。 FAE1遺伝子をBamHIでBluescriptベクターから切り取り、次いでpYEUra3(Clont ech,Palo Alto,CA)にサブクローニングした。pYEUra3は、酵母 動原体を含有し、細胞分裂を通じて安定して増殖する表皮プラスミドである。FA E1遺伝子をpYEUra3中のGAL1プロモーターの下流に挿入した。GAL1プロモーター は培地中にガラクトースが存在すると誘導され、増殖培地中にグルコースが存在 すると抑制される。 センス方向でのFAE1遺伝子の挿入をPCRによって確認し、次いでGietz,R.およ びWoods,R.,Molecular Genetics of Yeast:Practical Approaches,Oxford Pr ess,pp.121-134(1994)に記載されている酢酸リチウム法を使用して、pYEUra3/ FAE1を用いてSaccharomyces Cerevisiae系統AB1380を形質転換した。プラスミド DNAを推定される形質転換体から単離し、FAE1/pYEUra3構築物の存在をサザン分 析によって確認した。 GAL1プロモーターと機能し得る形で連結されたFAE1を有するpYEUra3で形質転 換した酵母をガラクトースまたはグルコースの存在下で増殖させ、FAE1の発現を 分析した。対照として、インサートを含有しないpYEUra3で形質転換した酵母も またアッセイした。かかる対照調製物の分析によって、pYEUra3/FAE1で形質転換 して炭素供給源としてグルコースで増殖させた酵母のものと同等な脂肪酸組成お よび脂肪酸延長速度が得られた。 VLCFAがガラクトースで誘導した細胞中に見出されるかどうかを決定するため に、ガラクトースの存在下で増殖させた酵母細胞の脂肪酸組成をグルコースの存 在下で増殖させた細胞のものと比較した。 形質転換した酵母細胞を激しく振盪させながら30℃においてYPD培地中で一晩 中増殖させた。100μlの一夜培養物を用いてグルコースまたはガラクトースのい ずれか(2%w/v)を補った40mlの完全最小ウラシル除去培地(CM-Ura)に接種した。 培養物を30℃で増殖させてOD600を約1.3〜1.5にした。5000Xgで10分間の遠心分 離によって細胞を回収した。80℃で60分間100%メタノール中の4N KOHを2倍容積 で用いて全脂質を細胞から抽出した。脂肪酸をケン化し、サンプルを乾燥させて 0.5mlのメタノール中三塩化ホウ素(10% v/v)に再懸濁させることによってメチル エステルを調製した。密封した管の中で50℃で15分間サンプルをインキュベート した。次いで約2mlの水を加え、脂肪酸メチルエステルを1mlのヘキサンで3回抽 出した。抽出物を窒素下で乾燥させ、ヘキサン中に再溶解させた。 Hlousak-Radojcic,A.ら,Plant J.8:803-809を参照のこと。5771MSDおよび767 3オートインジェクターを備えたHP 5890シリーズIIガスクロマトグラフ(Hewlett -Packard,Cincinnatl,OH)でメチルエステルを分析した。メチルエステルをDB- 23(J&W Scientific)毛細管カラム(30m X 0.25mm X 0.25μm)で分離した。カラム をヘリウムキャリヤーガスおよびスプリットレス(splitless)インジェクショ ン(インジェクション温度280℃、検出温度280℃)で操作した。100℃で最初の 3分後、炉の温度を20℃/分で250℃まで上昇させ、その温度をさらに3分間保っ た。真正な標準物質を用いた同時クロマトグラフィーおよび質量分析によってピ ークの正体を確かめた。 これらの結果から、FAE1コード配列を含有するガラクトース誘導酵母中に20:1 および22:1の両方のアシル-CoA産物が出現することが明白となった。非誘導酵母 細胞は、多量のC18より長い脂肪酸を蓄積することはできなかった。これらの結 果は、酵母中におけるFAE1の発現が機能性KAS活性および機能性エロンガーゼ活 性をもたらすことを示している。 実施例2 酵母ミクロソーム中のFAE1活性 形質転換酵母細胞からミクロソームを単離し、in vitroでエロンガーゼ活性に ついてこれらのミクロソームをアッセイすることによって、FAE1 KASの機能的発 現を分析した。 形質転換酵母細胞を実施例1に記載されたようにしてグルコースまたはガラク トースのいずれか(2% w/v)の存在下で増殖させた。5000 Xgで10分間の遠心分離 によって細胞を回収し、80mM Hepes-KOH、pH7.2、5mM EGTA、5mM EDTA、10mM KC l、320mMショ糖および2mM DTTを含む10mlの氷冷単離バッファー(IB)で洗浄した 。次いで細胞を700μlの0.5μmガラスビーズを含有する1.7ml容の試験管を満た すに十分なIB中に再懸濁させ、本質的にTillman,T.およびBell,R.,J.Biol. Chem.261:9144-9149(1986)に記載されているようにして酵母ミクロソームを細 胞から単離した。252,000xgで60分間の遠心分離によってミクロソーム膜のペレ ットを回収した。40mlの新しく調製したIB中に再懸濁させることによってペ レットをすすぎ、252000Xgで60分間の遠心分離によって再び回収した。ミクロソ ーム小球を最少容量のIB中に再懸濁させ、15%グリセリンを含有するIBを添加し てタンパク質濃度を2.5μg/μlに調整した。ミクロソームをドライアイス上で凍 結させて-80℃で貯蔵した。Bradford法(Bradford,1976)によってミクロソーム 中のタンパク質濃度を決定した。 本質的にHlousak-Radojcic,A.ら,Plant J.8:803-809(1995)に記載されて いるようにして脂肪酸エロンガーゼ活性を測定した。簡単に説明すると、標準の 延長反応混合物は80mM Hepes-KOH、pH7.2、20mM MgCl2、500μM NADPH、1mM ATP 、100uMマロニル-CoA、10μM CoA-SHおよび15μM放射性アシル-CoA基質を含んで いた。放射性標識した基質は[1-14C]18:1-CoA(50uCi/μmol)、[1-14C]18:0-CoA (55uCi/μmol)、または[1-14C]16:0-CoA(54uCi/μmol)のいずれかであった。酵 母ミクロソーム(5μgタンパク質)の添加によって反応を開始し、混合物を指示 された時間だけ30℃でインキュベートした。最終の反応容量は25μlであった。 アシル-CoA延長産物のメチルエステルを、実施例1に記載されたように調製し た。メチルエステルを逆相シリカゲルKC18 TLC板(Whatman,厚さ250um)上で分 離し、リン画像形成(phosphorimaging)によって定量し、ImageQuantソフトウェ ア(Molecular Dynamics,Inc.,Sunnyvale,CA)によって分析した。それぞれの 産物に対する検出限度は、リン画像形成露光時間に依存してミクロソームタンパ ク質mg当たり約0.001ナノモル/分である。 代表的なin vitroでの延長アッセイの結果を図1および2に示す。これらの結 果は、FAE1を発現するガラクトース誘導細胞由来のミクロソームが、基質として C16:0アシルCoA、C18:0アシルCoA、またはC18:1アシル-CoAのいずれを用いて開 始する多重延長サイクルを触媒したことを示している(図1)。16:0および18:0ア シル-CoA基質は延長してC26:0アシル-CoAになった。これに対して、18:1-CoA基 質は延長されて主としてC20:1になり、C22:1アシル-CoAは低レベルでしか産生し なかった。しばしば極めて低いレベルのC24:1 CoAもまた観察された。18:1アシ ル-CoA基質由来の産物の鎖長は飽和アシル-CoA基質由来の鎖長より短いけれども 、オレイル-CoAの延長速度は16:0-CoAおよび18:0-CoAの延長速度よりもそれぞれ 約2倍および3倍速かった。 誘導されていない細胞由来のミクロソーム中で観察された延長活性は、基質と して18:1-CoAまたは18:0-CoAを用いた場合には低レベルの内因性エロンガーゼ活 性しかないことを示した。誘導されていない細胞由来のミクロソーム中ではかな りの16:0-CoAエロンガーゼ活性(30分で10.1nmol/mgタンパク質)があった(図2) 。しかしながら、誘導されていないミクロソームを用いた16:0延長の主産物は18 :0アシルCoAであり、この長さを越える産物は極少量しか含まなかった。16:0ア シル-CoA基質の延長はおそらく内因性酵母エロンガーゼによる。 誘導細胞由来のミクロソームによる18:1 CoAの延長は、誘導されていない細胞 から単離されたミクロソームにおけるよりも約18倍速い速度で起こった(図2)。 誘導酵母由来のミクロソームを用いる16:1 CoA基質からの20:0 CoAの合成は、基 質が18:0 CoAである場合に見られるものと同様の速度で起こった(4.3対5.1nmol/ mgタンパク質)。誘導細胞(30分で15.8nmol/mgタンパク質)由来のミクロソーム による[14C]16:0-CoAの全延長速度は誘導されていない細胞由来のミクロソーム による[14C]16:0-CoAの延長よりも50%以上高く、このことはFAE1 KASが基質とし てC18-C24アシル-CoAのほかに16:0-CoAも用いたことを示唆している。FAE1エロ ンガーゼKAS活性、すなわち、誘導細胞由来のミクロソームと誘導されていない 細胞由来のミクロソームとの間の16:0延長速度における違いは、5.7nmol/mgタン パク質であった。従って、16:0基質を用いた場合の延長速度は、18:0基質を用い た場合のFAE1エロンガーゼKASのエロンガーゼ活性と同様であった。 これらの結果は、酵母中で発現したFAE1 KASはin vitroで3-ケトアシル-CoAを 合成することができ、酵母レダクターゼおよびデヒドラーゼと共働して機能的VL CFAエロンガーゼ複合体を形成することができたことを示している。さらに、こ れらの結果はFAE1が酵母細胞内で膜に結合していることを示唆する。 実施例3 Arabidopsisエロンガーゼ遺伝子のクローニングおよび配列決定 ホホバ種子cDNAの配列(参照により本明細書に組み入れるWO 93/10241およびWO 95/15387を参照のこと)を用いて、Arabidopsis Genome Stock Center(The Ohio State University,Columbus,Ohio)のArabidopsis発現配列タグ(EST)データベ ースを検索した。BLASTコンピュータープログラム(National Institutes of Hea lth,Bethesda,MD,USA)を用いて検索を行った。この検索により、ホホバ配列 と高度の配列同一性を有する2つのEST(ATTS1282およびATTS3218)が同定された 。ATTS1282およびATTS3218 ESTは、ホホバ配列の長さに対して全長クローンでは なく部分的cDNAクローンであると思われる。 Arabidopsis thaliana cv.Columbia由来のゲノムDNAライブラリーをlambda G EM11ベクター(Promega,Madison,Wisconsin)内で作製し、Ron Davis,Stanford University,Stanford,CAから入手した。このライブラリーをプローブとしてA TTS1282およびATTS3218とハイブリダイスさせ、2つのクローンをそれぞれのEST に対して同定した。ファージDNAをそれぞれのハイブリダイズクローンから単離 し、ゲノムインサートを制限酵素Sac Iで切り取ってプラスミドpBluescript(Str atagene,La Jolla,CA)にサブクローニングした。ATTS1282ハイブリダイゼーシ ョン由来の1つのクローンをEL1と命名し、ATTS3218ハイブリダイゼーション由 来の1つのクローンをEL2と命名した。 Arabidopsis thaliana cv.Columbia由来のcDNAを含有する酵母発現ライブラ リーを、Elledgeら(Elledge,S.ら,Proc,Natl,Acad,Sci USA 88:1731-1735 (1991)に記載されたlambda YES発現ベクター内で作製し、Stanford University ,Stanford,CAのRon Davisから入手した。このライブラリーをEL2の部分的cDNA プローブとハイブリダイズした。全長EL2 cDNAは同定されなかった。しかしなが ら、このプローブによりEL3と命名した全長cDNAが同定された。 EL1、EL2およびホホバcDNAポリペプチドのC末端領域に対する共通配列を、DNA Star,Madison,Wisconsin由来のDNA分析プログラムを用いる配列アライメント によって同定した。この共通配列を用いてβ-ケトアシルシンターゼ配列につい て再びArabidopsis ESTデータベースを検索した。これらの検索によって4つの 推定β−ケトアシルシンターゼESTが同定され、それらをEL4〜EL7と命名した。E L4、EL5、EL6、およびEL7は、それぞれGenbank受け入れ号第T04345号、第T44939 号、第T22193号および第T76700号と相同性を有する。 前述のラムダYES cDNA発現ライブラリーを、プローブとしてEL1およびEL4- EL7 ESTとハイブリダイズした。このスクリーニングによってEL1、EL5およびEL6 に対する全長cDNAが同定された。 ラムダGEM11ゲノムライブラリーを、プローブとしてEL4およびEL7 ESTとハイ ブリダイズした。このスクリーニングによってEL4およびEL7の全長ゲノムクロー ンが同定された。ファージDNAをそれぞれのハイブリダイズしているクローンか ら単離し、前述のようにしてpBluescriptにサブクローニングした。 7つのELクローンをそれぞれの一連の配列に対して重複する領域を有する両鎖 について配列決定した。製造業者の説明書に従ってABI自動配列決定装置(Applie d Biosystems,Inc.,Foster City,Colifornia)で配列決定を行った。 EL1-EL7のコード領域のヌクレオチド配列を、それぞれ図3、5、7、9、11、13 および15に示す。EL1-EL7に対する推定アミノ酸配列を、標準の一文字アミノ酸 コードを用いてそれぞれ図4、6、8、10、12、14および16に示す。EL1、EL2およ びEL7ゲノムクローンはイントロンを欠失していると思われる。EL4ゲノムクロー ンはコード領域の5'末端付近に1つのイントロンを含んでいた。 7つのELポリヌクレオチドのヌクレオチド配列をGenbank(Genbank,National Center for Biotechnology Informations,Bethesda,MD)に存在する5つのDNA 配列と比較した。入手した5つの受入物のうちの2つをBrassicaceaeの構成物: Arabidopsis FAE1(受入U29142)およびBrassica napus(受入U50771)からクローニ ングした。受入物のうちの3つをホホバ(Simmondsia chinensis):2つのワック ス生合成遺伝子(受入114084および114085)およびホホバKAS遺伝子(受入U37088) からクローニングした。参照により本明細書に組み入れる米国特許第5,445,947 号もまた参照のこと。 DNAStar(Madison,Wisconsin)から商標名MEGALIGN Lasergeneで売られている コンピュータープログラムを用いて12配列のマルチプルアライメントを行った。 荷重残基重量表(weighted residue weight table)を用いるClustal法を用いてア ライメントを行った。多重アライメントアルゴリズムに基づくヌクレオチド配列 の類似性指数および分岐率(divergence)を表1に示す。EL1-EL7のヌクレオチド 配列はGenbankから入手した5つのDNA配列から区別できる。 PAM25O残基重量表とともにClustal法を用いて、EL1-7ポリペプチドの推定ア ミノ酸配列を同じ5つのGenbankクローンの推定アミノ酸配列とMEGALIGNプログ ラムで比較した。アミノ酸配列の類似性および分岐率を表2に示す。EL1-EL7ポ リペプチドのアミノ酸配列はGenbank配列のものから区別できる。 実施例4 酵母におけるEL1およびEL2の発現 EL2、EL4およびEL7クローンのオープンリーディングフレーム(ORF)をPCRによ って増幅した。EL2 ORFをプライマー:CTCGAGCAAGTCCACTACCACGCAおよびCTCGAGC GAGTCAGAAGGAACAAAを用いてλYESにクローニングした。EL4 ORFをプライマー: GATAATTTAGAGAGGCACAGGGTおよびGTCGACACAAGAATGGGTAGATCCAAを用いてpYEUra3 にクローニングした。EL7 ORFをプライマー:CAGTTCCTCAAACGAAGCTAおよびGTCGA CTTCTCAATGGACGGTGCCGGAを用いてpYEUra3にクローニングした。増幅した産物をG AL1プロモーターの制御下でGAL1プロモーターに対して3'でpYEUra3にクローニン グした。その結果得られたプラスミドを実施例1に記載されたように酵母に形質 転換した。 ΛYES内に全長EL1およびpYEUra3内に全長EL2を含有する酵母培養物を、実施例 2に記載されたようにガラクトースまたはグルコースの存在下で増殖させた。次 いでミクロソームをそれぞれの培養物から調製し、実施例2に記載されたように 脂肪酸延長アッセイを行った。 第1の実験において、ミクロソームをEL1、EL2およびFAE1のガラクトースで誘 導した培養物から調製し、基質として[1-14C]18:0アシル-CoAまたは[1-14C]18:1 アシル-CoAのいずれか一方とインキュベートした。30分(min)後に合成された 種々の反応生成物の量を実施例2に記載されたように測定した。18:0アシル-CoA が基質であるときの結果を表3に示す。18:1アシル-CoAが基質であるときの結果 を表4に示す。 1 ミクロソームタンパク質mg当たりのナノモル/分 1 ミクロソームタンパク質mg当たりのナノモル/分 表3および4に示された結果から、EL1およびEL2遺伝子産物はβ-ケトアシル シンターゼ(KAS)活性を有すること、およびKAS反応生成物をVLCFAの形成に利用 することができるということが示される。それぞれのミクロソーム調製試料中に おける異種KASタンパク質の相対量がわからないので、3つのKAS酵素の比活性を 比較することはできない。しかしながら、種々の反応生成物の割合をFAE1、EL1 およびEL2の間で比較することはできる。 表3に示されたデータは、EL1およびEL2 KAS活性はFAE1 KAS活性の場合よりも 高い割合の飽和VLCFAをもたらすということを示している。これらの結果から、E L1およびEL2はFAE1よりもC22:0およびC24:0アシル-CoA基質を好むのでEL1 およびEL2は新規遺伝子産物をコードするということを示唆する。 18:0基質の場合FAE1と18:1基質の場合のFAE1との相対延長活性を比較すると( 表3および4)、FAE1は18:0が基質であるときよりも18:1が基質であるときの方が より活性であることがわかる。これに対して、EL1を用いた産物生成の全体速度 は18:0が基質であるときよりも18:1が基質であるときの方がより遅い(表3およ び4)。EL2もまた18:0が基質であるときよりも18:1が基質であるときの方がより 活性が低い(表3および4)。これらの結果は、EL1およびEL2は新規遺伝子産物をコ ードするという結論を支持し、EL1およびEL2は基質として飽和脂肪酸を好むが、 FAE1遺伝子産物は基質としてモノ不飽和脂肪酸を好むということを示唆する。 第2の実験において、ミクロソームをEL1およびEL2コード配列を含有するガラ クトース誘導酵母培養物およびグルコース抑制酵母培養物から調製した。ミクロ ソーム調製試料を基質として18:0アシル-CoAまたは18:1アシル-CoAのいずれかと インキュベートし、脂肪酸反応生成物を前述のように測定した。18:0基質を用い た結果を表5に示す。18:1基質を用いた結果を表6に示す。 1 ミクロソームタンパク質mg当たりのナノモル/分 1 ナノモル/分/ミクロソームタンパク質 表5の結果は、誘導された(ガラクトース)および誘導されていない(グルコ ース)条件下でのEL1およびEL2についてのin vitroエロンガーゼ活性を示す。こ の比較から、ガラクトースでの誘導が18:0アシルCoAが基質であるときに全体の エロンガーゼ活性を非常に増加させる(それぞれEL1およびEL2に対して約19倍お よび7倍)ということが示される。これに対して、表6に示すように、18:1アシ ルCoAが基質であるときの誘導はエロンガーゼ活性を少ししか増加させない(それ ぞれEL1およびEL2に対してそれぞれ約1.3倍および2倍)。 表5の結果は、誘導されていない条件下では酵母ミクロソームによってVLCFA 産物はほとんどまたは全く産生しないことを示す。しかしながら、EL1およびEL2 遺伝子発現の誘導においては、かなりの量のC20:0、C22:0、C24:0およびC26:0が 産生する。表5および6のデータは表3および4の結果と一致し、このことはEL 1およびEL2はモノ不飽和基質を有するよりも飽和脂肪酸基質を有する方がより活 性であることを示している。 表5および6のデータはまた表3および4のデータとも一致し、EL1およびEL2 遺伝子産物はC24:0をC26:0に変換する上でFAE1よりも活性であることが指摘され る。 第3の実験において、EL1またはEL2を含有する誘導された、および誘導されて いない培養物からのミクロソームを、β-ケトアシル縮合反応に関係する補因子 の不在下でインキュベートした。培養物を誘導し、ミクロソームを実施例2に記 載されたように調製した。in vitroアッセイを、ATP、CoASHまたは両方のいずれ かを酵素反応混合物に含めないこと以外は実施例2に記載されたように行った。 さらに、1つの反応を0.01mMのセルレニン(Sigma,St.Louis,MO)を有する完全 混合物で行った。セルレニンはいくつかの縮合酵素の阻害剤である。結果を表7- 9に示す。 1 活性は、ミクロソームタンパク質mg当たりのナノモル/分/で示される2 +Glu:グルコースの存在下で増殖させ、標準的な反応混合物中でインキュベー トした培養物由来のミクロソーム;+Gal:ガラクトースの存在下で増殖させ、標 準的な反応混合物中でインキュベートした培養物由来のミクロソーム3 ガラクトース誘導培養物由来のミクロソーム -ATP:反応混合物にATPを含め ない;-CoA:反応混合物に補酵素Aを含めない;-A&C:反応混合物にATPおよび補 酵素Aを含めない;+Cer:0.01mMのセルレニンを含有する標準反応混合物4 実験番号 1 形成される全産物のパーセンテージで示される表示の産物の量 +グルコース に関する1つの実験結果;他の条件についての2つの実験の平均2 +Glu:グルコースの存在下で増殖させ、標準的な反応混合物中でインキュベー トした培養物由来のミクロソーム;+Gal:ガラクトースの存在下で増殖させ、標 準的な反応混合物中でインキュベートした培養物由来のミクロソーム3 ガラクトース誘導培養物由来のミクロソーム -ATP:反応混合物にATPを含め ない;-CoA:反応混合物に補酵素Aを含めない;-A&C:反応混合物にATPおよび補 酵素Aを含めない;+Cer:0.01mMのセルレニンを含有する標準反応混合物 1 形成される全産物のパーセンテージで示される表示の産物の量 +グルコース に関する1つの実験結果;他の条件についての2つの実験の平均2 +Glu:グルコースの存在下で増殖させ、標準的な反応混合物中でインキュベー トした培養物由来のミクロソーム;+Gal:ガラクトースの存在下で増殖させ、標 準的な反応混合物中でインキュベートした培養物由来のミクロソーム3 ガラクトース誘導培養物由来のミクロソーム -ATP:反応混合物にATPを含め ない;-CoA:反応混合物に補酵素Aを含めない;-A&C:反応混合物にATPおよび補 酵素Aを含めない;+Cer:0.01mMのセルレニンを含有する標準反応混合物 表7の結果は、インキュベーション混合物からATPおよび/またはCoAを省くこ とはEL1またはEL2のin vitroでのKAS活性によって合成されたVLCFAの全体量にあ まり影響がないことを示している。この結果はまた、セルレニンがEL1またはEL2 のKAS活性を阻害しないことを示している。表8および9のデータから、EL1およ びEL2のKAS活性はかなりの量のC24:0およびC26:0アシルCoA産物を産生すること が確認される。 まだ指摘されていない程度まで、当業者であれば、本明細書で説明および図示 された各種の具体的実施形態のいずれもが、該具体的実施形態以外に示された特 徴を取り入れるためにさらに改変を行ってもよいということが理解されるであろ う。 添付の請求の範囲の精神および範疇から逸脱しない限り、当業者にはいくつか の改変が明らかであるので、前述の詳細な説明は本発明をさらによく理解するた めにのみ提供されているものであり、不必要な限定をしようとするものではない と理解すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW (71)出願人 トッド,ジェームズ アメリカ合衆国 45056 オハイオ州,オ ックスフォード,ケリー ドライブ 17 (72)発明者 ジョールスキ,ジャン,ジー. アメリカ合衆国 45058 オハイオ州,オ ックスフォード,エメラルド ウッズ ド ライブ 425 (72)発明者 ポスト−バイッテンミラー,マーサ,アン アメリカ合衆国 73491 オハイオ州,ア ードモア,カイル ロード 2375 (72)発明者 トッド,ジェームズ アメリカ合衆国 45056 オハイオ州,オ ックスフォード,ケリー ドライブ 17

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 配列番号2と実質的に同一のアミノ酸配列、配列番号4と実質的に同一のア ミノ酸配列、配列番号6と実質的に同一のアミノ酸配列、配列番号8と実質的 に同一のアミノ酸配列、配列番号10と実質的に同一のアミノ酸配列、配列番号 12と実質的に同一のアミノ酸配列、および配列番号14と実質的に同一のアミノ 酸配列よりなる群から選択されるアミノ酸配列を有するポリペプチドをコード する、単離されたポリヌクレオチド。 2. 前記アミノ酸配列が配列番号2である、請求項1に記載のポリヌクレオチド 。 3. 前記アミノ酸配列が配列番号4である、請求項1に記載のポリヌクレオチド 。 4. 前記アミノ酸配列が配列番号6である、請求項1に記載のポリヌクレオチド 。 5. 前記アミノ酸配列が配列番号8である、請求項1に記載のポリヌクレオチド 。 6. 前記アミノ酸配列が配列番号10である、請求項1に記載のポリヌクレオチド 。 7. 前記アミノ酸配列が配列番号12である、請求項1に記載のポリヌクレオチド 。 8. 前記アミノ酸配列が配列番号14である、請求項1に記載のポリヌクレオチド 。 9. 前記ポリヌクレオチドが a) 配列番号1 b) 配列番号3 c) 配列番号5 d) 配列番号7 e) 配列番号9 f) 配列番号11 g) 配列番号13 h) 配列番号1のRNA類似体 i) 配列番号3のRNA類似体 J) 配列番号5のRNA類似体 k) 配列番号7のRNA類似体 l) 配列番号9のRNA類似体 m) 配列番号11のRNA類似体 n) 配列番号13のRNA類似体 o) a)、b)、c)、d)、e)、f)、g)、h)、i)、j)、k)、l)、m)またはn)に相補 的な核酸配列を有するポリヌクレオチド p) 長さが少なくとも15ヌクレオチドであり、かつストリンジェント条件下 で配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号8、配列番号10、配列番号 12、または配列番号14のポリペプチドをコードするゲノムDNAにハイブリダイ ズする、a)、b)、c)、d)、e)、f)、g)、h)、i)、j)、k)、l)、m)、n)またはo) の核酸断片 よりなる群から選択される、単離されたポリヌクレオチド。 10.配列番号2と実質的に同一のアミノ酸配列、配列番号4と実質的に同一のア ミノ酸配列、配列番号6と実質的に同一のアミノ酸配列、配列番号8と実質的 に同一のアミノ酸配列、配列番号10と実質的に同一のアミノ酸配列、配列番号 12と実質的に同一のアミノ酸配列、および配列番号14と実質的に同一のアミノ 酸配列よりなる群から選択されるアミノ酸配列を有する、単離されたポリペプ チド。 11.前記アミノ酸配列が配列番号2である、請求項10に記載のポリペプチド。 12.前記アミノ酸配列が配列番号4である、請求項10に記載のポリペプチド。 13.前記アミノ酸配列が配列番号6である、請求項10に記載のポリペプチド。 14.前記アミノ酸配列が配列番号8である、請求項10に記載のポリペプチド。 15.前記アミノ酸配列が配列番号10である、請求項10に記載のポリペプチド。 16.前記アミノ酸配列が配列番号12である、請求項10に記載のポリペプチド。 17.前記アミノ酸配列が配列番号14である、請求項10に記載のポリペプチド。 18. a) 配列番号1 b) 配列番号3 c) 配列番号5 d) 配列番号7 e) 配列番号9 f) 配列番号11 g) 配列番号13 h) 配列番号1のRNA類似体 i) 配列番号3のRNA類似体 j) 配列番号5のRNA類似体 k) 配列番号7のRNA類似体 l) 配列番号9のRNA類似体 m) 配列番号11のRNA類似体 n) 配列番号13のRNA類似体 o) a)、b)、c)、d)、e)、f)、g)、h)、i)、j)、k)、l)、m)またはn)に相補 的な核酸配列を有するポリヌクレオチド p) 長さが少なくとも15ヌクレオチドであり、かつストリンジェント条件下 で配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号8、配列番号10、配列番号 12、または配列番号14のポリペプチドをコードするゲノムDNAにハイブリダイ ズする、a)、b)、c)、d)、e)、f)、g)、h)、i)、j)、k)、l)、m)、n)またはo) の核酸断片 よりなる群から選択されるポリヌクレオチドを含む核酸構築物を含有するトラ ンスジェニック植物。 19.前記構築物が前記ポリヌクレオチドに機能的に連結された調節エレメントを さらに含む、請求項18に記載の植物。 20.前記調節エレメントが組織特異的プロモーターである、請求項19に記載の植 物。 21.前記調節エレメントが表皮細胞特異的プロモーターである、請求項20に記載 の植物。 22.前記調節エレメントが前記ポリヌクレオチドにセンス方向で機能的に連結さ れた種子特異的プロモーターである、請求項20に記載の植物。 23.前記植物の種子中の超長鎖脂肪酸レベルが、前記核酸構築物を欠く植物にお ける該レベルに対して変化している、請求項22に記載の植物。 24.配列番号2と実質的に同一のアミノ酸配列、配列番号4と実質的に同一のア ミノ酸配列、配列番号6と実質的に同一のアミノ酸配列、配列番号8と実質的 に同一のアミノ酸配列、配列番号10と実質的に同一のアミノ酸配列、配列番号 12と実質的に同一のアミノ酸配列、および配列番号14と実質的に同一のアミノ 酸配列よりなる群から選択されるポリペプチドをコードするポリヌクレオチド を含む核酸構築物を含有するトランスジェニック植物。 25.前記構築物が前記ポリヌクレオチドに機能的に連結された調節エレメントを さらに含む、請求項24に記載の植物。 26.前記調節エレメントが組織特異的プロモーターである、請求項25に記載の植 物。 27.前記調節エレメントが表皮細胞特異的プロモーターである、請求項26に記載 の植物。 28.前記調節エレメントが前記ポリヌクレオチドにセンス方向で機能的に連結さ れた種子特異的プロモーターである、請求項26に記載の植物。 29.前記植物の種子中の超長鎖脂肪酸レベルが、前記核酸構築物を欠く植物にお ける該レベルに対して変化している、請求項28に記載の植物。 30.植物における超長鎖脂肪酸のレベルを改変する方法であって、 A) a) 配列番号1 b) 配列番号3 c) 配列番号5 d) 配列番号7 e) 配列番号9 f) 配列番号11 g) 配列番号13 h) 配列番号1のRNA類似体 i) 配列番号3のRNA類似体 j) 配列番号5のRNA類似体 k) 配列番号7のRNA類似体 l) 配列番号9のRNA類似体 m) 配列番号11のRNA類似体 n) 配列番号13のRNA類似体 o) a)、b)、c)、d)、e)、f)、g)、h)、i)、j)、k)、l)、m)またはn)に相補 的な核酸配列を有するポリヌクレオチド p) 長さが少なくとも15ヌクレオチドであり、かつストリンジェント条件下 で配列番号2、配列番号4、配列番号6、配列番号8、配列番号10、配列番号 12、または配列番号14のポリペプチドをコードするゲノムDNAにハイブリダイズ する、a)、b)、c)、d)、e)、f)、g)、h)、i)、j)、k)、l)、m)、n)またはo)の 核酸断片 よりなる群から選択される、植物における超長鎖脂肪酸のレベルを改変するの に有効なポリヌクレオチドを含む核酸構築物を作製し、そして B)該構築物を前記植物に導入する、 ことを含んでなる、上記方法。
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