JP2002503409A - 電話ネットワークを通じた無接続時間データ・メッセージ通信 - Google Patents

電話ネットワークを通じた無接続時間データ・メッセージ通信

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JP2002503409A JP54537698A JP54537698A JP2002503409A JP 2002503409 A JP2002503409 A JP 2002503409A JP 54537698 A JP54537698 A JP 54537698A JP 54537698 A JP54537698 A JP 54537698A JP 2002503409 A JP2002503409 A JP 2002503409A
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Abstract

(57)【要約】 電話ネットワーク(14)を介して呼出し側(20)と受信者(22)との間で通信する方法で、以下のステップを含む。呼出し側は、呼出し側の電話回線から受信者の電話回線(24)に呼を出し、受信者は呼(26)を受信するが応答せず、通信コード(28)からメッセージを判別する。その結果、コードが呼出し側と受信者との間で送信される。

Description

【発明の詳細な説明】 電話ネットワークを通じた無接続時間データ・メッセージ通信 発明の分野 本発明は、陸線またはセルラ電話ネットワーク上におけるデータ通信の分野に 関するものである。 発明の背景 例えば、交換(trucking)、急使(courier)および配信サービスのような移動サ ービス(mobile service)は、それらのディスパッチャとの通信チャネルを何らか の形態で維持し、一方では命令を受信するため、そして他方ではそれらの位置や サービス活動に関してディスパッチャを更新するために必要とされている。例え ば、自動販売機のような固定サービスも、同様の通信チャネルを必要とする場合 がある。 かかる通信チャネルは、例えば、有線およびセルラ双方の既存の電話ネットワ ーク、無線通信機器ならびにページャを用いて実現することができる。カスタム 化したページャには特に人気がある。かかるページャは、短いメッセージング・ トリガ(messaging trigger)を用い、各メッセージを圧縮し、所与のショート・ コードに対応させている。移動機器の場合の車両、または固定機器の場合の自動 販売機のような、大量の監視対象機器を有するサービスは、カスタム化したペー ジャを用いることによって、データ通信コストを削減することが可能である。し かしながら、かかる通信コストは、最小化が可能なだけであり、完全になくすこ とはできない。同様に、電話メッセージはコード化できるが、この場合も接続時 間コストを最小化できるだけに過ぎず、それらをなくすことはできない。 用語 以下の明細書および請求の範囲では、以下の用語を用いる。その内の幾つかは 従来からのものであり、その他は造語である。 IN−インテリジェント・ネットワーク−予め定義されているプロトコルにし たがってシグナリングを発生するインテリジェント・ネットワーク・スイッチに 基づき、着呼局において「呼出」を発生することによって、少なくとも呼の発信 元(呼出し側)およびそのターゲット(受信側)に応じて、呼のインテリジェン ト・フィルタリング(intelligent filtering)を可能にする、電話ネットワーク 、陸線またはセルラ。 CN−従来のネットワーク−スイッチのインテリジェント・ネットワーク・シ グナリングを含まない、電話ネットワーク、陸線またはセルラ 発呼する−電話機によって通信する、または通信しようとする。 呼出し側−電話をかける通信相手。 呼の開始−受信側が呼を検出することができる最も早いイベント。 クロック・トリガー呼の期間を測定し始める基準時点として捕らえる、発呼手 順中の信号。例えば、いずれの「呼出」でもクロック・トリガや、先に定義した 呼の開始として用いることができる。 受信側、受信側−通話される通信相手。 メッセージ・コード(MSC)−特定のメッセージの内容を十分詳しく指定す るコード(デコード時)。 メッセージ−命令、データ、および単語およびまたは数字のいずれかの必要な 組み合わせを含むがこれらには限定されない、あらゆる形態の情報。 呼出し側アイデンティティ・コード(IDC)−メッセージ・ソースの識別を 十分詳しく指定するコード。 メッセージ到着時刻(MAT)−受信相手がメッセージを受信し始める時刻。 関連メッセージ時刻(MTR)−メッセージ・データの関連の時間。即ち、報 告されたイベントが発生した時刻。 識別済みメッセージ(IDM)−IDCおよびMSCの組み合わせ 承認(ACK)−メッセージ受信側による正しい受信の確認。 非承認(NACK)−メッセージ受信失敗に対する受信側信号。 部分的承認(PACK)−正しく受信されたが、完全でないメッセージに対す る受信側信号。 能動メッセージング側(AMP)−通信手順において、データの送信または受 信のために他者に発呼することができる側。 受動メッセージング側(PAP)−通信手順において、メッセージを受信しデ コードし、AMPポーリングのためにメッセージを準備することができるが、他 者に発呼することができない側。 登録(REG)−AMPによっていずれかの受信側に送られる信号であり、「 私が現在通信の相手であり、貴方の応答またはメッセージは、私に、そして私だ けに宛てなければならない」ことを意味する。 モデムまたは回線インターフェース(MLI)−呼の受信および送信を行い、 それに応じて「呼出」を発生することができる電子基板であり、所与の回線応答 トーンを「空き」か「話中」に、およびその逆に切り替えることを含む。 話中/空き・トーン発生器(B/FTG)−回線に「空き」状態から「話中」 状態に、またはその逆に切り替えるように命令することができる、モデム、ハー ドウエア、および/またはソフトウエア。例えば、ある種のMLIおよびB/F GTは、純粋なソフトウエア・モデムとすることができる。 ポーリング(POL)−AMPによって活性化される手順であり、たとえ相手 が単一の呼を発生する必要がなくても、これを通じてメッセージを受信する。 回線−セルラまたは陸上「電話回線」の省略であり、各回線には電話番号が関 連付けられている。 回線インデックス−電話回線を示す番号。したがって、回線インデックスは、 当該電話回線に関連する電話番号にも対応する。 タイム・アウト−メッセージ・コードのエレメントを送信するために、呼出し 側に割り当てられた所定の時間。タイム・アウトを超過した場合、メッセージ・ コード化(発信側によるエンコード、受信側によるデコード)手順を終了させる 。 タイム・アウト手順−タイム・アウトが経過した後に、プロセスを終了するた めの手順。 発明の概要 本発明の目的は、電話ネットワークを用い、2箇所以上の通信相手の間で通信 を行う際に、接続時間コストを実質的に完全になくしてしまう方法およびシステ ムを提供することである。 電話ネットワークは、陸線またはセルラとすることができ、呼出し側から受信 側への呼の送信は、衛星経由を含む、あらゆる媒体を経由して行うことができる 。 即ち、本発明は、2つの通信相手間におけるコードの通信に関する。このコー ドは、概略的に、呼出し側を識別する呼出し側アイデンティティ・コード、また はメッセージを表わすメッセージ・コードのいずれかである。コードを送信する 、およびコードを送るというような用語も用いる。しかしながら、本発明によれ ば、呼には決して応答がなされないことは明らかであろう。 一般に受け入れられる用語の理解では、メッセージ・コードは送信されない。 即ち、受信側に呼に応答し、メッセージを受信するように要求するメッセージを 含むビット・ストリームは、実際には、回線に沿って呼出し側から受信側に送信 されない。本発明によれば、呼には決して応答がなされない。 本発明によれば、電話ネットワークを通じて呼出し側と受信側との間で通信を 行う方法が提供され、 (a)呼出し側が、少なくとも1つの呼出し側電話回線から少なくとも1つの 受信側電話回線に、少なくとも1つの呼を発するステップと、 (b)受信側が、少なくとも1つの呼を受信するが、これには応答しないこと によって、呼出し側と受信側との間でコードを伝達するステップと、 (c)伝達されたコードからメッセージを判定するステップと、 から成る。 本発明の第1の態様によれば、コードは、受信側によって伝達され、どの受信 側電話回線に発呼されたか、そして2本以上の回線に発呼された場合、どのよう な順序で発呼されたかについて知らせる。 本発明の第2の態様によれば、受信側によってコードが伝達され、どの呼出し 側電話回線から少なくとも1回の呼が発せられたか、および2回以上の呼が発せ られた場合、その呼が発せられた順序を知らせる。 本発明の第3の態様によれば、少なくとも1本の受信側電話回線を所与の状態 に準備する受信側によってコードが伝達され、呼出し側は、少なくとも1つの準 備された受信側電話回線の状態を知らせる。 一般に、受信側電話回線の所与の状態は、話中および空き状態を含む群の中か ら選択される。 一実施形態によって、少なくとも1つの呼が第1の時刻値において受信され、 受信側によってコードが伝達され、どの受信側電話回線に発呼されたかについて 、第1の時刻値と切断との間の経過時間と共に知らせる。 他の実施形態によって、少なくとも1つの呼が第1の時刻値において受信され 、受信側によってコードが伝達され、どの呼出し側電話回線から少なくとも1つ の呼が発せられたかについて、第1の時間値と切断との間の経過時間と共に知ら せる。 好ましくは、第1の時刻値は、呼のクロック・トリガが発生した時刻である。 好ましくは、電話ネットワークは、インテリジェント・ネットワークである。 あるいは、電話ネットワークは、従来のネットワークである。 インテリジェント・ネットワークでは、ネットワークは呼出し側アイデンティ ティ・コードを与え、これは、呼出し側が発呼するときに、電話ネットワークを 経由して送信される通信信号上に、自動的に送信され、通信信号から自動的にデ コードすることができる。 従来のネットワークでは、呼出し側は、必要であれば、呼出し側アイデンティ ティ・コードも与える。これは、呼出し側が、呼出し側アイデンティティ・コー ドを示す受信側電話回線に発呼することによって与えられる。 更に本発明によれば、電話回線を利用し、電話の呼を発するが応答しない、通 信方法が提供され、この方法は、 呼出し側によって少なくとも1回の電話の呼を発することにより、少なくとも 1本の電話回線に発呼するステップと、 着信側が呼に応答せずに、少なくとも1回の電話の呼を受信するステップと、 受信側に発せられたが応答されない電話番号への少なくとも1つの呼出し側の 呼を、所与のコードに関係付けるステップであって、このコードが、識別された メッセージを示す、ステップと、 から成る。 更にまた本発明によれば、電話回線を利用し、電話の呼を発するが応答しない 、通信方法が提供され、この方法は、 呼出し側によって少なくとも1回の電話の呼を発することにより、少なくとも 1つの電話番号を送信するステップと、 送信された少なくとも1つの電話番号に応答して、受信側ニよって少なくとも 1つの電話番号を受信し、発せられた少なくとも1つの電話の呼には応答しない ステップと、 受信した少なくとも1つの呼出し側の電話番号を所与のコードに関係付けるス テップであって、コードが、識別されたメッセージを示す、ステップと、 から成る。 更にまた本発明によれば、電話回線を利用し、電話の呼を発するが応答せず、 電話回線状態が通信方法の継続に対する許可を決定し、電話回線状態が「許可継 続」状態にある場合に許可を与える通信方法が提供され、この方法は、 能動呼出し側によって少なくとも1本の受動呼出し側電話回線に、「許可継続 」状態の受信時に、少なくとも1つの無応答の電話の呼を発するステップと、 能動呼出し側によって、少なくとも1本の受動発呼回線に、一連の少なくとも 1回の無応答の電話の呼を発するステップと、 一連の少なくとも1回の無応答の電話の呼の電話回線状態を知らせることによ って、メッセージ・コードを示す一連の状態を得るステップであって、コードが 、識別されたメッセージを示す、ステップと、 から成る。 その上更にまた本発明によれば、既存の電話ネットワークを利用し、電話の呼 を発するが応答せず、第1の時刻値から呼の切断までの時間が、発呼された回線 番号と共に、コード化メッセージのコード・エレメントを発生する通信方法が提 供され、この方法は、 呼出し側によって少なくとも1回の電話の呼を発することにより、少なくとも 1本の電話回線に発呼するが、応答しないステップと、 受信側によって少なくとも1回の電話の呼を受信し、この呼に応答しないステ ップと、 第1の時刻値から呼の切断までの時間を知らせるステップと、 受信側に発せられたが応答されない電話番号への呼出し側の少なくとも1つの 呼を、第1の時刻値から呼の切断までの知らされた時間と共に、所与のコードに 関係付けるステップであって、このコードが、識別されたメッセージを示す、ス テップと、 から成る。 加えて、本発明によれば、電話ネットワークを利用し、電話の呼を発するが応 答せず、第1の時刻値から呼の切断までの時間が、発呼された回線番号と共に、 コード化メッセージのコード・エレメントを発生する通信方法が提供され、この 方法は、 呼出し側によって少なくとも1回の電話の呼を発することにより、少なくとも 1本の電話回線に発呼するステップと、 送信された少なくとも1つの電話番号に応答して、受信側によって少なくとも 1つの電話番号を受信し、発せられた少なくとも1回の電話の呼には応答せず、 第1の時刻値から呼の切断までの時間を知らせるステップと、 受信した少なくとも1つの呼出し側電話番号を、第1の時刻値から切断までの 知らされた時間と共に、所与のコードに関係付けるステップであって、コードが 、識別されたメッセージを示す、ステップと、 から成る。 好ましくは、第1の時刻値は、呼のクロック・トリガが発生した時刻である。 本発明によれば、電話ネットワークを通じて呼出し側と受信側との間で通信を 行うシステムが提供され、 (a)呼出し側が、少なくとも1つの呼出し側電話回線から少なくとも1つの 受信側電話回線に、少なくとも1つの呼を発するための手段と、 (b)受信側が、少なくとも1つの呼を受信するが、これには応答しないこと によって、呼出し側と受信側との間でコードを伝達するための手段と、 (c)伝達されたコードからメッセージを判定する手段と、 を備える。 本発明の第1の態様によれば、コードは、受信側によって伝達され、どの受信 側電話回線に発呼されたか、そして2本以上の回線に発呼された場合、どのよう な順序で発呼されたかについて知らせる。 本発明の第2の態様によれば、受信側によってコードが伝達され、どの呼出し 側電話回線から少なくとも1回の呼が発せられたか、および2回以上の呼が発せ られた場合、その呼が発せられた順序を知らせる。 本発明の第3の態様によれば、、少なくとも1本の受信側電話回線を所与の状 態に準備する受信側によってコードが伝達され、呼出し側は、少なくとも1つの 準備された受信側電話回線の状態を知らせる。 一般に、受信側電話回線の所与の状態は、話中および空き状態を含む群の中か ら選択される。 一実施形態によって、少なくとも1つの呼が第1の時刻値において受信され、 受信側によってコードが伝達され、どの受信側電話回線に発呼されたかについて 、第1の時刻値と切断との間の経過時間と共に知らせる。 他の実施形態によって、少なくとも1つの呼が第1の時刻値において受信され 、受信側によってコードが伝達され、どの呼出し側電話回線から少なくとも1つ の呼が発せられたかについて、第1の時間値と切断との間の経過時間と共に知ら せる。 好ましくは、第1の時刻値は、呼のクロック・トリガが発生した時刻である。 好ましくは、電話ネットワークは、インテリジェント・ネットワークである。 あるいは、電話ネットワークは、従来のネットワークである。 インテリジェント・ネットワークでは、ネットワークは呼出し側アイデンティ ティ・コードを与え、これは、呼出し側が発呼するときに、電話ネットワークを 経由して送信される通信信号上に自動的に送信され、通信信号から自動的にデコ ードすることができる。 従来のネットワークでは、呼出し側は、必要であれば、呼出し側アイデンティ ティ・コードも与える。これは、呼出し側が、呼出し側アイデンティティ・コー ドを示す受信側電話回線に発呼することによって与えられる。 更に本発明によれば、電話回線を利用し、電話の呼を発するが応答しない、通 信システムが提供され、このシステムは、 呼出し側によって少なくとも1回の電話の呼を発することにより、少なくとも 1本の電話回線に発呼する手段と、 着信側が呼に応答せずに、少なくとも1つの電話の呼を受信する手段と、 受信側に発せられたが応答されない電話番号への少なくとも1回の呼出し側の 呼を、所与のコードに関係付け、識別されたメッセージをこのコードによって示 す手段と、 を備える。 更にまた本発明によれば、電話回線を利用し、電話の呼を発するが応答しない 、通信システムが提供され、このシステムは、 呼出し側によって少なくとも1回の電話の呼を発することにより、少なくとも 1つの電話番号を送信する手段と、 送信された少なくとも1つの電話番号に応答して、受信側によって少なくとも 1つの電話番号を受信し、発せられた少なくとも1つの電話の呼には応答しない 手段と、 受信した少なくとも1つの呼出し側の電話番号を所与のコードに関係付け、識 別されたメッセージをコードによって示す手段と、 を備える。 更にまた本発明によれば、電話回線を利用し、電話の呼を発するが応答せず、 電話回線状態が通信方法の継続に対する許可を決定し、電話回線状態が「許可継 続」状態にある場合に許可を与える通信システムが提供され、このシステムは、 能動呼出し側によって少なくとも1本の受動呼出し側電話回線に、「許可継続 」状態の受信時に、少なくとも1回の無応答の電話の呼を発する手段と、 能動呼出し側によって、少なくとも1本の受動発呼回線に、一連の少なくとも 1回の無応答の電話の呼を発する手段と、 一連の少なくとも1回の無応答の電話の呼の電話回線状態を知らせることによ って、メッセージ・コードを示す一連の状態を得て、識別されたメッセージをコ ードによって示す手段と、 を備える。 その上更にまた本発明によれば、既存の電話ネットワークを利用し、電話の呼 を発するが応答せず、第1の時刻値から呼の切断までの時間が、発呼された回線 番号と共に、コード化メッセージのコード・エレメントを発生する、通信システ ムが提供され、このシステムは、 呼出し側によって少なくとも1回の電話の呼を発することにより、少なくとも 1本の電話回線に発呼するが、応答しない手段と、 受信側によって少なくとも1回の電話の呼を受信し、この呼に応答せず、第1 の時刻値から呼の切断までの時間を知らせる手段と、 受信側に発せられたが応答されない電話番号への少なくとも1つの呼出し側の 呼を、第1の時刻値から呼の切断までの時間と共に、所与のコードに関係付け、 識別されたメッセージをこのコードによって示す手段と、 から成る。 加えて、本発明によれば、電話ネットワークを利用し、電話の呼を発するが応 答せず、第1の時刻値から呼の切断までの時間が、発呼された回線番号と共に、 コード化メッセージのコード・エレメントを発生する、通信システムが提供され 、このシステムは、 呼出し側によって少なくとも1回の電話の呼を発することにより、少なくとも 1本の電話回線に発呼する手段と、 送信された少なくとも1回の電話番号に応答して、受信側によって少なくとも 1つの電話番号を受信し、発せられた少なくとも1回の電話の呼には応答せず、 第1の時刻値から呼の切断までの時間を知らせる手段と、 受信した少なくとも1つの呼出し側電話番号を、第1の時刻値から切断までの 知らされた時間と共に、所与のコードに関係付け、識別されたメッセージをコー ドによって示す手段と、 を備える。 好ましくは、第1の時刻値は、呼のクロック・トリガが発生した時刻である。 本発明のシステムでは、能動メッセージング側を用いて、メッセージ・コード を送信し、受動メッセージング側を用いてメッセージ・コードを受信し、ポーリ ングのためのメッセージ・コードを用意する。 本発明のシステムでは、機器の少なくとも1つの状態のステータス報告を必要 とする機器が用いられる。典型的なかかる機器は、自動化受領時点情報管理端末 であり、当該自動化受領時点情報管理端末に必要な在庫およびサービスの種類お よび量、ならびに解決しなければならない自動化受領時点情報管理端末の故障お よび不良の少なくとも1つから選択されたステータス報告を必要とする。他の典 型的なかかる機器は、手動受領時点情報管理端末であり、当該手動受領時点情報 管理端末に必要な在庫およびサービスの種類および量、ならびに解決しなければ ならない手動受領時点情報管理端末の故障および不良の少なくとも1つから選択 されたステータス報告を必要とする。 また、本発明では、機器から読み取った値のステータス報告を必要とする機器 も用いられる。典型的なかかる機器は、公共料金用メータ(utility meter)であ る。 また、本発明によるシステムには、所与の状態を有する機器に適用するデバイ ス・コマンドも用いられる。デバイス・コマンドは、所与の状態に変化を生じさ せる。典型的なかかるデバイス・コマンドは、所与の状態を有する装置に適用す るコントローラ・コマンドである。コントローラ・コマンドは、所与の状態およ び装置に変化を生じさせる。かかる装置の典型的な例は、例えば、水のバルブ、 交通信号、電流スイッチ、およびスマート住宅コントローラである。 今日、所与の公衆電話ネットワーク加入者のIDまたはLINE番号は、順序 付けされた桁の一意の番号を基本とする。かかるIDの桁数は、(とりわけ)ネ ットワーク加入者の数、および予想成長率に左右される。ネットワーク運営者は 、加入者共同体(subscriber community)と共に、回線番号をできるだけ短く維持 したいという明らかな好みを有する。しかしながら、加入者共同体が成長する場 合の余裕を確保するために、可能な回線番号の異なる組み合わせの数を、実際の 加入者数の少なくとも数十パーセント多くすることが慣例である。しかしながら 、多くの運営者は、彼らのインフラストラクチャが、現回線番号に1桁追加する 等して、番号システムの大きな変更に対応し、加入者数の1桁の増加に対して余 裕を確保することが可能でなければならないことがわかっている。結果的に、今 日殆どのインテリジェント・ネットワーク、特に、デジタル・ネットワークに対 応するインフラストラクチャは、回線番号の所与の桁数から、1文字多い新たな 桁数に直ちに切り替えることができ、新たな番号に結合されるIDCは、追加さ れた桁(複数の桁)と共に、受信側に自動的に送信される。本発明の関連では、 呼出し側ID(IDC)を発呼されたID上に記憶し、更に空いた余裕を有する 位 置のことを、ここでは「拡張識別コード」(EIC:extended identification code)と呼ぶ。EICは、呼出し側電話番号(CEIC)または受信側電話番号 (REIC)に言及する。 したがって、本発明の更に別の態様(以降「拡張エンコード・メッセージの態 様」)によれば、インテリジェント・ネットワークにおいてEICの現在未使用 部分を利用して、呼出し側と受信側との間で送信されるメッセージの種類(reper toire)を増加させつつ、拡張メッセージ集合を送信するために割り当てられる回 線の番号を対応的に増加させる必要を未然に防ぐ。本発明の一実施形態によれば 、CEICフィールドの現在未使用部分に位置する少なくとも1つの文字または 他の値(コード部分のコード・エレメントを構成する)(以降「最下位部分」( LSP)と呼ぶ)を、IDC部分に添付することによって、送信可能なメッセー ジ数を増加させる。 例えば、呼出し側と受信側との間をリンクする1本の回線、および10種類の 異なるメッセージを表わす0〜9のような値を保持可能な1つの自由位置(LS Pを構成する)について考える。送り手がIDCに0から9までの値(送信する 所望のメッセージによって異なる)を添付した場合、電話交換器は発呼端から着 呼端まで呼の経路を決定し、コード・エレメントはインテリジェント・ネットワ ークには透過的である。受信側における適切な機器がこの特定位置にアクセスし 、その中に記憶されている値を抽出する。参照テーブルを調べることによって、 メッセージは容易にデコードされる。この手法により、いわゆる「多点対一点」 インフラストラクチャが、わずか1本の物理的回線を用いることによってエミュ レートされる。 提案した方式の利点は、主にその簡素さにある。インテリジェント交換ネット ワークは、未だにMSPのみに適用されているに過ぎず、なすべき残されたこと は、専用機器またはモジュールが、関連するLSPにアクセスしこれを抽出し、 所望のメッセージをこれからデコードすることである。 これまでの説明は、LSPをIDCに添付することによって拡張したエンコー ド・メッセージの態様という提案を、1本の電話回線に関して例示したものであ るが、勿論これは多くの可能な変形の内の1つに過ぎないことを当業者は容易に 認めよう。したがって、勿論、インテリジェント・ネットワークに透過的な部分 が他にも得られると仮定すれば、呼の受信側電話番号(REICを構成する)に 添付するLSPは、他のコード・エレメントでもよい。勿論、EIC内にはx箇 所の空いた場所があり、LSPはy(y≦x)箇所の場所を構成する場合、LS Pは、使用可能なx箇所の内、y箇所のいずれの場所にも置くことができる。 したがって、その最も広い態様では、メッセージ・コードは、連続したエレメ ントを含むことができ、少なくともその1つは、各々MSP+LSPを含む。こ こで、MSPは被呼および受信側電話番号のいずれかまたは双方を表わし、LS Pは1箇所以上の空いた場所で構成される。各位置は、1つの桁、または機器が コードをデコードできる場合、即ち、所望のメッセージを抽出し、デコードし、 および/または得ることができる場合、他のコードを保持することも可能である 。先に説明したように、第1の時刻値と切断との間の経過時間が、コード部分の 更に別のコード・エレメントを構成すれば、呼出し側から受信側に送信可能なメ ッセージの種類を更に増加させることができる。以下で例示するが、必要であれ ば、エレメントの順序に、メッセージのエンコードについて意味を持たせること も可能である。この方式は、必要であれば、2本以上の回線にも適用可能であり 、その場合、発呼電話回線の2本以上の電話回線がコード・エレメント(または 複数のコード・エレメント)を構成すること、および/または受信側電話回線の 2本以上の電話回線がコード・エレメント(または複数のコード・エレメント) を構成することができる。これによって、メッセージの数を格段に増加させるが 、関連するインフラストラクチャを同様に拡大する必要はない。 本発明の関連においては、メッセージのエンコードは、したがって、指定した 態様においてLSPである少なくとも1つのコード・エレメントを構成するコー ド部分に加えて、呼出時間、呼出し側電話回線、受信側電話回線のような他の種 別のコード部分、および恐らく必要に応じて適宜その他の全てを用いることがで きる。 したがって、本発明は、インテリジェント電話ネットワークにおいて、少なく とも1つのメッセージ集合から選択したエンコード・メッセージを、発呼端の少 なくとも1本の電話回線から受信側の少なくとも1本の電話回線に送る方法を提 供する。この方法は、 (a)発呼端において、インテリジェント電話ネットワークに透過的な少なく とも1つのコード部分を含むように、メッセージをエンコードするステップと、 (b)少なくとも1回の呼によって、発呼端の前記電話回線の少なくとも1本 から受信端の前記電話回線の少なくとも1本に、エンコード・メッセージを導出 するステップと、 (c)受信端において、少なくとも1回の呼を受信するが応答せず、そこから エンコード・メッセージをデコードするステップと、 から成る。 更にまた、本発明は、インテリジェント電話ネットワークにおいて、少なくと も1つのメッセージ集合から選択したエンコード・メッセージを、発呼端の少な くとも1本の電話回線から受信側の少なくとも1本の電話回線に送るシステムを 提供する。このシステムは、 (a)発呼端において、インテリジェント電話ネットワークに透過的な少なく とも1つのコード部分を含むように、メッセージをエンコードするエンコーダと 、 (b)少なくとも1回の呼によって、発呼端の前記電話回線の少なくとも1本 から受信端の前記電話回線の少なくとも1本に、エンコード・メッセージを導出 するルータと、 (c)受信端において、少なくとも1回の呼を受信するが応答せず、そこから エンコード・メッセージをデコードする受信機と、 から成る。 更にまた、本発明は、指定した種類のシステムにおいて用いるための、 発呼端において、インテリジェント電話ネットワークに透過的な少なくとも1 つのコード部分を含むように、メッセージをエンコードするエンコーダと、 少なくとも1回の呼によって、発呼端の前記電話回線の少なくとも1本から受 信端の前記電話回線の少なくとも1本に、エンコード・メッセージを導出するル ータと、 を提供する。 本発明は、更に、指定した種類のシステムにおいて用いるための、 受信端において、少なくとも1回の呼を受信するが応答せず、そこからエンコ ード・メッセージをデコードする受信機を提供する。 時間間隔「Δt」に関して「時刻t」に言及する場合は全て、説明および添付 の請求の範囲の文脈では、実質的にtおよび実質的にΔtを包含するものと解釈 すべきことを注記しておく。したがって、非限定的な例として、次の「第1の時 刻値は、呼のクロック・トリガが発生した時刻である」という文は、第1の時刻 が、前述のクロック・トリガ・イベントに関して、Δtだけ早い状況または遅れ ている状況も含むものとする。非限定的な別の例として、例えば、「第1の時刻 (t1)値と切断(t2)との間の経過時間」に言及する場合は、単にt2−t1と して解釈すべきでなく、t2±Δt’−t1±Δt”を含むと解釈することも可能 である。ここで、Δt’およびΔt”は必ずしも同一ではない。 更に留意すべきこととして、説明および添付の請求の範囲の文脈では、「ミー ンズ・プラス」ファンクションに言及する場合は全て、説明の中で与えられる具 体的な例に限定されるのではなく、当該機能を実施するための、あらゆるそれ自 体公知のハードウエアおよび/またはソフトウエアの実現も含むことをあげてお く。 説明および請求の範囲から容易に認められようが、本発明は、メッセージの送 信がコストを発生しないという概念を利用するものであるが、本発明のシステム および方法は、コストを発生するトランザクションとでも、万事必要に応じて適 宜利用可能であることを、当業者は容易に認めよう。 図面の簡単な説明 本発明のより良い理解のために、これより一例としてのみ、添付図面を参照し ながら本発明について説明する。 図1は、二者間のデータ伝達についての通信状況を例示するブロック図である 。 図2は、運営センタと多数の運用地点との間でデータが伝達される、典型的な 通信状況を例示するブロック図である。 図3は、ネットワークを通じて受信側と通信する呼出し側を示す、例示ブロッ ク図である。 図4は、本発明の広い態様による、本発明方法の主要ステップを示すフロー・ チャートである。 図5は、本発明の好適な実施形態による、能動メッセージング側のユニットの モジュールを概略的に示す例示ブロック図である。 図6は、本発明の好適な実施形態による、受動メッセージング側のユニットの モジュールを概略的に示す例示ブロック図である。 図7は、受信側がインテリジェント・ネットワーク動作または従来のネットワ ーク動作のいずれかを利用することによって、呼出し側アイデンティティ・コー ドをデコードするのための主要ステップを示すフロー・チャートである。 図8は、呼出し側がインテリジェント・ネットワーク動作または従来のネット ワーク動作のいずれかを利用することによって、呼出し側アイデンティティ・コ ードをエンコードするのための主要ステップを示すフロー・チャートである。 図9は、単一回線能動メッセージング側からメッセージ・コードを受信するた めの、多回線受信側の受信ロジックの主要ステップを示すフロー・チャートであ る。 図10は、メッセージ・コードを多回線受信側に送信するための、単一回線能 動メッセージング側ロジックの主要ステップを示すフロー・チャートである。 図11は、多回線能動メッセージング側からメッセージ・コードを受信するた めの、単一回線受信側の受信ロジックの主要ステップを示すフロー・チャートで ある。 図12は、メッセージ・コードを単一回線受信側に送信するための、多回線能 動メッセージング側ロジックの主要ステップを示すフロー・チャートである。 図13は、単一回線呼出し側によるメッセージ・コード・ポーリングのための 、多回線受信ロジックの主要ステップを示すフロー・チャートである。 図14は、多回線受信側からのメッセージ・コード・ポーリングのための、単 一回線呼出し側ロジックの主要ステップを示すフロー・チャートである。 図15は、多回線能動メッセージング側からのメッセージ・コードを受信する ための、単一回線受信側の受信ロジックの主要ステップを示すフロー・チャート である。 図16は、メッセージ・コードを単一回線受信側に送信するための、多回線能 動メッセージング側のロジックの主要ステップを示すフロー・チャートである。 発明の詳細な説明 最初に、図1に注目し、二者20および12間におけるデータ伝達についての 通信状況の例示ブロック図を示す。通信媒体14は、電話ネットワークであり、 セルラ、有線、または双方の組み合わせとすることができる。電話ネットワーク は、従来のネットワーク、またはインテリジェント・ネットワーク、あるいはそ の組み合わせとすることができる。これらの相手のいずれもが、運営センタまた は運用地点となることができる。通信相手10および12には、複数の電話回線 を備えることも(即ち、これらは多回線システムである)、あるいは1つの電話 回線を備えること(即ち、これらは単一回線システムである)も可能である。 図2に示す典型的な通信状況では、データは、単一の運営センタ16と複数の 運用地点18との間でデータが伝達される。簡略化のために、運用地点18の内 3つのみを図示する。運営センタ16は多回線システムであり、運用地点18は 単一回線システムであることが好ましいが、必ずしもその必要はない。典型的に 、運営センタは、ディスパッチャまたはサービス・オーガナイザ(service organ izer)による有人であるが、必ずしもその必要はなく、完全自動化したコンピュ ータ化システムとすることも可能である。一方、運用地点は、例えば、自動販売 機、公共料金用メータ、または運営センタからのメッセージを受信またはポール し、メッセージを運営センタに送信する必要がある移動サービス係員とすること ができる。2つの単一回線通信相手間のデータ・メッセージングは、インテリジ ェント・ネットワーク上では一層効率的に行われる。 本発明によれば、そして以下により詳細に説明するように、10および12の ような通信相手間、より具体的には、運営センタ16と運用地点18との間で、 第1の相手が第2の相手の1本の電話回線または複数本の電話回線に発呼するこ とによりデータを通信し、第2の相手は実際には呼には応答しない。通常、デー タを通信するには、どの電話回線に発呼したか、またはどの電話回線から発呼し たかについて知らせる。また、データを通信するには、最初の電話の「呼出」か ら切断までの経過時間を知らせる。更に、データを通信するには、発呼された回 線の状態を知らせる。何故なら、発呼された回線を「話中」または「空き」にセ ットすることによって、二進コードが設定されるからである。 データ通信は双方向であるが、以下で参照する図3では、電話ネットワーク1 4を通じて受信側22と通信する呼出し側20を示す。 ここで図4に注目し、電話ネットワーク14を通じて呼出し側20と受信側2 2との間で通信を行うための、本発明の広い態様による、本発明方法の主要ステ ップを示す。ステップ24において、呼出し側20は、少なくとも1本の呼出し 側電話回線から少なくとも1本の受信側電話回線に、少なくとも1つの呼を発す る。ステップ26において、受信側22は、呼出し側が発した少なくとも1つの 呼を受信するが、これには応答しない。これによって、呼出し側と受信側との間 でコードを伝達する。ステップ28において、伝達したメッセージ・コードから 、例えば、メッセージ・コードをメッセージと相関付ける参照テーブルを参照す ることによって、メッセージを判定する。 本発明方法の第1の態様によれば、コードは受信側22によって伝達され、ど の受信側電話回線が呼出し側20によって呼び出されたかについて知らせるが、 呼出し側が発した呼には応答しない。更に、呼出し側が2回以上の呼を発した場 合、受信側は、受信側回線が呼び出された順序についても知らせる。伝達される コードは、回線が発呼された順序を考慮して、発呼された受信側回線によって与 えられる。 本発明の第1の態様による方法を示すために、受信側22が10本の電話回線 を有し、呼出し側20が受信側の電話回線2,5,9にこの順序に発呼した場合 を考える。1から10までの番号の各々、および1から10までの番号の各組み 合わせを、呼出し側20および受信側22双方にはわかっている、所与のメッセ ージ・コードに関係付け、次いで、受信側電話回線2,5,9がこの順序で発呼 されたことを知らせた場合、受信側22は、電話ネットワーク14を通じて呼出 し側20からメッセージを受信したが、受信側が呼び出した電話回線には応答し ていない。他のメッセージを5,2,9の組み合わせに関係付ける。更に他のメ ッセージを5,2の組み合わせに関係付け、別のメッセージを単一番号、例えば 、4に関係付ける。 したがって、発した電話の呼に応答する必要なく、電話ネットワークを通じて 、 2箇所の通信相手間でメッセージを伝達することができる。本発明のこの基本原 理は、以下に説明する本発明の他の態様においても利用される。 本発明方法の第2の態様によれば、インテリジェント・ネットワーク動作にの み関連して、受信側によってコードを伝達し、呼出し側のどの電話回線から受信 側の回線に発呼したのかについて知らせる。更に、呼出し側が2つ以上の呼を発 した場合、受信側は、呼を発した順序も知らせる。 例えば、呼出し側が10本の電話回線を有し、呼出し側が回線2,3,7,1 0から、そしてこの順序で受信側に呼を発したと想定する。受信側は、受信側の 回線が、呼出し側の回線2,3,7,10から発呼され、発呼はこの順序で行わ れたことを知らせる。この場合も、受信側は、発せられた呼には応答しない。し たがって、呼出し側のどの回線から発呼されたのか、およびどのような順序かを 知らせることにより、発せられた呼に受信側が応答することなく、電話ネットワ ーク14を通じて呼出し側20と受信側22との間でメッセージが伝達されたこ とになる。 本発明の第3の態様によれば、図4に示すステップに、回線話中状態または回 線空き状態のいずれかで、受信側が少なくとも1本の受信側電話回線を用意する 更に別のステップを追加する。例えば、受信側に5本の回線があり、「0」で回 線話中状態を示し、「1」で回線空き状態を示すとする。第1、第2、第3、第 4および第5受信側回線が、それぞれ、0,1,1,0,1にセットされている とする。呼出し側は、回線1から始め回線5で終わるまで受信側回線に発呼し、 各回線の状態を知らせる。このようにして、呼出し側は受信側からのコード0, 1,1,0,1をプールする。次に、予めわかっているメッセージにコードを関 係付けることによって、ポールされたコードから、メッセージを判定する。「回 線話中」、「回線空き」コードを用いることは、二進コードで通信することと等 価であることを注記しておく。 呼出し側または受信側電話回線あるいは受信側電話回線の状態を知らせること は、電話の呼に応答せずに、電話ネットワークを通じて2箇所の通信相手間でデ ータを伝達する唯一の方法ではない。他の可能性は、受信側が、最初の呼出から 呼出し側の電話の呼の切断までの呼出回数をカウントすることである。しかしな がら、呼出し側によって送信される呼出の回数は常に受信側が受信する呼出回数 に等しいわけではないので、この手法はロバスト性で劣る。代わりに、そして本 発明の方法の第4の態様によれば、受信側によってコードを伝達し、どの受信側 電話回線に発呼されたかを、クロック・トリガと切断との間の経過時間と共に知 らせる。 同様に、そして本発明の方法の第5の態様によれば、受信側によってコードを 伝達し、どの呼出し側電話回線から呼を発したのかを、クロック・トリガと切断 との間の経過時間と共に知らせる。 以下で説明する図5ないし図14は、本発明のモジュールおよび方法の多数の 具体的な実施形態を示す。本発明は、図に示す特定の実施形態によって制限され るのではないこと、およびこれら特定の実施形態の変更も本発明の範囲に該当す ることを、当業者は容易に認めよう。 ここで図5に注目し、本発明の好適な実施形態による、能動メッセージング側 50の必須モジュールの例示ブロック図を示す。 中央演算装置52は、メッセージ・コード発生器である(即ち、これはエンコ ーダである)。殆どの場合、52はインタープリタとして動作し、メッセージを 電話番号の整列リスト(ordered list)に変換する。これらの電話番号は、関連す る回線に接続された少なくとも1つのモデムまたは回線インターフェース56を 利用する通信コントローラ54によって、連続的にダイアルされる。受動メッセ ージング側からのメッセージのポーリングを含む、能動メッセージング側のユニ ットの動作には、単一のモデムまたは回線インターフェースで完全に充足するこ とを注記しておく。しかしながら、数個のモデムまたは回線インターフェースを 各々それに関連する回線に接続すれば、能動メッセージング側のユニットの動作 は、特に、それを送信機だけでなく受信機として使用する場合に、一層効率的と なる。 インテリジェント・ネットワーク・データ・デコーダ58(インテリジェント ・ネットワーク動作時にのみ関連する)は、必然性はないが、通常最初の呼出と 2回目の呼出との間でネットワーク・スイッチにおけるネットワーク・オペレー タが変調する、呼出し側アイデンティティ・コードおよびメッセージ到着時刻デ ータを復調し、これら双方を通信コントローラ54に転送する。通信コントロー ラ54は、「違法な発呼回線」、即ち、無接続時間コード化システムの参加メン バとして登録されていない呼出し側電話番号を排除する。デジタル・ネットワー クの場合、インテリジェント・ネットワーク・データは、当該デジタル・ネット ワークが用いるデータ・プロトコルにしたがってデコードされることを注記して おく。呼出し側アイデンティティ・コード/メッセージ・コード・デコーダ60 は、呼出し側アイデンティティ・コード(CN動作のためのみ)および着信メッ セージ・コード(incoming message code)を構築し、これらをIDM分析器62 (プロセッサ)に転送する。IDM分析器は、着信メッセージに、メッセージ・ ソースおよびメッセージ内容から成る、その完全な意味を与える。着信メッセー ジおよび発信メッセージ双方に対するメッセージ・コードは、最上位メッセージ ・エレメントから最下位メッセージ・エレメントまで構築することが好ましい。 この機構を利用すると、メッセージング手順が完全に完了していない場合でも、 部分的なメッセージをデコードすることができる。 受動メッセージング側のポーリング・コントローラ64は、通信コントローラ 54と共に動作し、1回線ずつ受動メッセージング側に発呼し、特別に用意した メッセージをポールする。 モジュール52ないし64は、純粋な能動メッセージング側のアーキテクチャ を規定する。数本の余分な回線が、集合的にキューイング・モジュール(queuing module)を構成する。これらを参照番号70で集合的に示す。これらを用いて呼 出し側を順番に並べ、メッセージング手順の混乱を回避する。余分な回線の各々 は「話中」/「空き」トーン発生器に結合され、通信コントローラ54が回線の 状態を「空き」から「話中」に、およびその逆に変更可能にすることを注記して おく。 キューイング・モジュール70は、能動メッセージング側のユニット50が、 いかなる状況においても、ポール回線を標準的なデータ回線と共用するインテリ ジェント・ネットワークにおいてポールされる側としては動作しない場合、必須 ではないことを注記しておく。また、キューイング・モジュールは、能動メッセ ージング側が単一の通信相手(典型的にオペレーティング・センタ)からのメッ セージを受信する場合も、インテリジェントネットワーク動作または従来のネッ トワーク動作でも必須ではい。メッセージング側のユニット50が標準的な多回 線受信機の役割を果たす場合、従来のネットワークと共に動作するときにはキュ ーイング・モジュール70は常に必要となる。インテリジェント・ネットワーク と共に動作する場合、キューイング・モジュール70は、承認およびポーリング の目的にのみ必要となる。キューイング・モジュール70を構成する余分な回線 の使用および動作については、具体的な用途を参照しながら詳しく説明する。各 回線の主要な機能について、以下に簡単に説明する。 キューイング・モジュール70は、メッセージ登録回線72、承認登録回線7 4、応答回線76およびポーリング登録回線78から成る。呼出し側が従来のネ ットワーク動作を利用して最初に発呼する回線は、メッセージ登録回線72であ る。回線が「空き」である場合、呼出し側は所望のメッセージング手順を進める ことができる。一方回線が「話中」である場合、呼出し側はメッセージング手順 を継続することを許可されず、「空き」になるまでメッセージ登録回線72に再 度発呼する。 ポーリング登録回線78は、呼出し側を識別し、この特定の呼出し側に関連す るメッセージ・コードを用意するように、受信側に通知するためのものである。 また、これは、メッセージ登録回線72およびポーリング登録回線78双方を「 話中」に切り替えることによって、他の呼出し側に対し同時アクセスを禁止する 。 応答回線76は、呼出し側を待っているメッセージがあるか否かチェックする ために用いる。待っているメッセージがある場合、応答回線76は「話中」にセ ットされ、登録回線の呼出し側の尋問(interrogation)に従う。 承認登録回線74は、正しいメッセージ・コードが受信されたことを検証する 受信側からの承認の要求によって、メッセージング手順を終了するために用いる ことができる。 次に図6に注目し、本発明の好適な実施形態による受動メッセージング側のユ ニット80の必須モジュールの例示ブロック図を示す。 結合した中央演算装置および不挿発性メモリ82は、受信したメッセージ・コ ードをデコードし、能動メッセージング側によるポーリングのためにメッセージ をエンコードする。メッセージのデコードを行うには、複数のデータ回線84( 図にはN本の回線を示す)を利用する。各データ回線は、モデムまたは回線イン ターフェース86に接続されており、一方モデムまたは回線インターフェース8 6は関連する回線に接続されている。データ回線84の各々は「話中」/「空き 」トーン発生器に結合されており、中央演算装置82は、回線状態を「空き」か ら「話中」に、およびその逆に変更することができる。「話中」/「空き」トー ン発生器は、受信側をポールする場合にのみ必要であることを強調しておく。デ ータ回線84は、能動メッセージング側によって連続的に発呼される。好ましく は、最初に発呼される回線は最上位のエレメント・コードとし、最後に発呼され る回線はコードの最下位エレメントとする。従来のネットワーク動作では、コー ドのプレフィックスは呼出し側のであり、一方インテリジェント・ネットワーク 動作では、能動メッセージング側が発する呼は、メッセージ・コードのみをエン コードする。 キューイング・モジュール90は、メッセージ登録回線92、承認登録回線9 4、応答回線96およびポーリング登録回線98から成る。キューイング・モジ ュール90は、呼出し側を順番に並べ、メッセージング手順の混乱を回避するた めに用いられる。回線92,94,96および98の各々は、「話中」/「空き 」トーン発生器に結合されており、中央演算装置82は回線の各々の状態を「空 き」から「話中」に、およびその逆に変更することができる。回線92,94, 96および98は、更に、モデムまたは回線インターフェース102,104, 106および108にそれぞれ結合されている。回線92,94,96および9 8の基本的な動作は、回線72,74,76および78の基本的動作と同一であ り、したがってその説明は繰り返さない。しかしながら、メッセージ・コード登 録回線はインテリジェント・ネットワーク動作にも用いられず、承認登録回線お よび応答登録回線は、受信側が受動メッセージング側である場合にのみ用いられ ることを注記しておく。N本のデータ回線84に結合されているポーリング登録 回線および「話中」/「空き」トーン発生器は、ポーリング動作のためにのみ用 いられる。 インテリジェント・ネットワーク・データ・デコーダ110は、インテリジェ ント・ネットワーク動作の場合に、デジタル・ネットワークに対する復調または プロトコル・デコードを通じて、呼出し側アイデンティティ・コードおよびメッ セージ到着時刻データを抽出するために利用され、発呼された各回線における呼 出し側のオンライン識別を可能にし、その結果、数個の着信メッセージ・コード を同時に受信し、デコードすることが可能になる。 受動メッセージング側、または能動メッセージング側が発する呼の受信側とし て専ら動作する運営センタは、通常多回線構成に基づいており、受動メッセージ ング側毎の回線数は、「多ければ多いほど良い」という原理に基づいている。回 線が多い程、データ送受信手順における柔軟性が大きいこと、および/またはメ ッセージ毎の送受信時間が短いことを意味する。受信側として動作する能動メッ セージング側ユニットは、図6に示すような、受動メッセージング側と同じアー キテクチャを基本とすることができる。 呼出し側の識別は、あらゆるメッセージ・コードについても、デコードの第1 段階として必須である。受信側に送信する能動メッセージング側は、受信側にそ れ自体を識別しなければならず、他の相手からのメッセージをポールする能動メ ッセージング側は、他の相手が現呼出し側に特定のメッセージを用意することが できるように、それ自体を識別しなければならない。 通信がインテリジェント・ネットワークを経由する場合、呼出し側アイデンテ ィティ・コードおよびメッセージ到着時刻は、通常、最初および2回目の着信呼 出(incoming ring)間に電話ネットワークを通じて送信される通信信号のキャリ ア周波数上で変調され、呼出し側が発呼した受信側回線に接続されているモデム または回線インターフェースによって直接抽出される。例えば、ISDNのよう なデジタル・ネットワークは、呼出し側アイデンティティ・コードを、呼出し側 と受信側との間の「ハンドシェーク」通信プロトコルの一部として送信する。モ デムまたは回線インターフェースは、復調によって呼出し側アイデンティティ・ コードおよびメッセージ到着時刻を抽出するように特別に製作した、適切なモデ ムまたは電子基板のいずれかとすることができる。 通信が2箇所以上の潜在的な呼出し側に基づく従来のネットワークを経由する 場合、呼出し側アイデンティティ・コードは、メッセージ・コードに対するプレ フィックスとしてコード化される。呼出し側アイデンティティ・コードのエンコ ードは、受信側の着信回線への一連の発呼に基づく。呼出し側アイデンティティ ・コードは、予め定義されていれば、いずれの基準によるエンコードも可能であ る。 呼出し側アイデンティティ・コードは、着信回線が発呼される順序で与えられ る。例えば、受信側が10本の着信回線を有し、受信回線1ないし10で示すと 仮定する。また、呼出し側アイデンティティ・コード1701を有する呼出し側 が受信側に発呼すると仮定する。呼出し側を識別するためには、呼出し側は受信 回線−1に発呼し、次いで切り離し、次いで受信回線−7に発呼し、次いで切り 離し、次いで受信回線−10に発呼し、次いで切り離し、最後に受信回線−7に 発呼する。 先に示した例におけると同様、10回線のみを有する受信側は、呼出し側アイ デンティティ・コードに1回の呼を用いる場合では、9箇所までの呼出し側を区 別することができ、呼出し側アイデンティティ・コードに2,3,、4回の呼を 用いる場合では、それぞれ、99、999、9999箇所までの呼出し側を区別 することができる。 しかしながら、100回線を有する受信側は、アイデンティティ呼出し側コー ドに1,2,3,4回の呼を用いる場合、それぞれ、99,9999,9999 99,99999999箇所の呼出し側まで区別することができる。 従来のネットワーク動作の重複期間内において同じソースに対してデータの送 受信を行おうとする数か所の呼出し側間で干渉を回避するためには、メッセージ を送る場合であればメッセージ・コード登録回線に発呼することにより、または メッセージをポールする場合であればポーリング登録回線に発呼することにより 、アイデンティティ呼出し側コードのエンコード手順を進めなければならない。 これら2本の回線のどちらが関与するのかについての分類を必要としない限り、 これらの回線を総称して登録回線と呼ぶことにする。 登録回線が「空き」である場合、呼出し側は呼出し側アイデンティティ・コー ドのエンコード手順を進めることを許可され、受信登録回線は「話中」に切り替 えられ、呼出し側は、呼出し側アイデンティティ・コードのエンコード手順完了 後、続いてメッセージング(またはポーリング)手順を進めることができ、他の 呼出し側が同時に発呼したり、メッセージング手順に干渉することはない。一方 、登録回線が「話中」である場合、呼出し側はメッセージング(またはポーリン グ)手順を実行することを許可されず、呼出し側は、登録回線が「空き」になる まで、これに発呼し続ける。このように、登録回線は、メッセージ・コード登録 回線であれ、あるいはポーリング登録回線であれ、非同期の呼出し側に「キュー イング(待ち合わせ)」を強制する。 明らかに、呼出し側アイデンティティ・コードの使用は、数箇所の通話相手が 存在する実際の状況において、メッセージング(またはポーリング)手順を円滑 に機能させるには欠くことができない。したがって、呼出し側アイデンティティ ・コードのデコードおよびエンコード手順双方について、詳しく説明する。 まず、図7に注目し、インテリジェント・ネットワーク動作または従来のネッ トワーク動作のいずれかを利用する受信側による、呼出し側アイデンティティ・ コードのデコードについてフロー・チャートを示す。200において、インテリ ジェント・ネットワーク動作が用いられる場合、ステップ202において、受信 したインテリジェント・ネットワーク・データを、着信呼の復調によってデコー ドする。デジタル・ネットワークでは、受信したインテリジェント・ネットワー ク・データは、デジタル・ネットワークが用いるデータ・プロトコルにしたがっ てデコードされる。ステップ204において、呼出し側アイデンティティ・コー ドおよびメッセージ到着時刻を、デコードしたデータから発生する。ここで、イ ンテリジェント・ネットワークに対するのデコード手順が完了し、必要に応じて 、ステップ206において、メッセージのデコードまたはエンコードを開始する ことができる。 200において、従来のネットワーク動作が用いられる場合、ステップ208 において登録回線(メッセージ登録回線またはポーリング登録回線のいずれか) に発呼する。登録回線の1本が呼を受信したなら、「話中」/「空き」トーン発 生器はこの登録回線を「話中」に切り替える(212)。多回線受信側がメッセ ージの受信およびポーリング手順双方に同じデータ回線群を用いている場合、メ ッセージング手順またはポーリング手順いずれかの開始時に、特定の手順の完了 まで、メッセージ登録回線およびポーリング登録回線の双方を「話中」に切り替 えなえればならない。しかしながら、受信側が2つの別個のデータ回線群を用い 、一方をメッセージング手順に、もう一方をポーリング手順にしている場合、2 種類の手順のキューは重複せず別個であり、対象である特定の手順に関係する登 録回線のみに発呼し、「話中」にセットすればよい。 ステップ214において、「タイム・アウト」手順を開始する。ステップ21 6は、L1個のエレメントを含む呼出し側アイデンティティ・コードを1エレメ ントずつデコードしていくことの宣言である。ステップ218において、コード ・エレメント・インデックスiを0にセットする。ステップ220ないし230 は、・エレメントを受信するループを規定する。ステップ220において、コー ド・エレメント・インデックスiを1増やし、ステップ222において「タイム ・アウト」についてのチェックを行う。「タイム・アウト」に達した場合、ステ ップ224において、アイデンティティ・コード・デコード手順を終了し、関連 する登録回線(メッセージ・コードおよび/またはポーリング)を「空き」にセ ットする。ステップ226において「タイム・アウト」に達していない場合、n i番目の受信回線が呼出を行う(ring)。時間測定を用いる場合、切断までの呼出 期間TRiを知らせる。ステップ228において、呼出し側アイデンティティ・ コードのi番目のエレメントを、データ・ベースからデコードする。時間測定を 用いる場合、niおよびTRiの組み合わせによって、呼出し側アイデンティテ ィ・コードのi番目のエレメントを与える。時間測定を用いない場合、niによ って呼出し側アイデンティティ・コードのi番目のエレメントを与える。ステッ プ230において、呼出し側アイデンティティ・コードの最後のエレメント(i =LI)に達したか否かを確認するためにチェックを行う。未だ最後のエレメン トに達していない場合、制御をステップ220に移し、次の受信回線に発呼する 。一方、最後のエレメントに達している場合、ステップ232において、完全な 呼出し側アイデンティティ・コードが準備できており、デコードすることができ る。ここで、従来のネットワークに対するアイデンティティ・コード・デコード 手順は完了し、必要に応じて、ステップ206のメッセージ・デコードまたはエ ンコ ードを開始することができる。 次に図8に注目し、インテリジェント・ネットワーク動作または従来のネット ワーク動作のいずれかを利用する呼出し側による、呼出し側アイデンティティ・ コードのエンコードについてフロー・チャートを示す。300において、インテ リジェント・ネットワーク動作が用いられている場合、呼出し側アイデンティテ ィ・コード・エンコードは本来備わっているので、これ以上の動作は不要である 。この場合、呼出し側アイデンティティ・コードは、電話ネットワークを通じて 送信される通信信号のキャリア周波数上に変調される。デジタル・ネットワーク では、送信されるインテリジェント・ネットワーク・データは、当該デジタル・ ネットワークが用いるデータ・プロトコルにしたがってエンコードされる。次に 、ステップ302の呼出し側アイデンティティ・コードのエンコード手順から他 のプロセスに制御を移す。他のプロセスとは、メッセージ・コードのエンコード またはデコードである。 300において、従来のネットワーク動作が用いられている場合、ステップ3 04から、ステップ306ないし310のポーリング登録、またはステップ31 2ないし316のメッセージ・コード登録のいずれかに転送を制御する。これは のエンコードの一体部分ではないが、受信側に発呼する場合、呼出し側は何らか 理由で発呼するのであり、したがって受信側のロジックに関する限り、呼出し側 アイデンティティ・コードの受信に先立って、適切な登録があるはずである。し たがって、受信側は呼出し側のを受信した後、どのように進めるかについてはわ かっていることは明らかである。登録が成功した後、呼出し側はT秒またはK回 の呼出を待ち、切り離す。登録回線が「空き」になった場合、登録は成功したこ とになる。ステップ318において呼出し側が受信側との登録に成功した場合、 ステップ320において「タイム・アウト」手順を開始する。 ステップ322において、呼出し側は、エンコードするを用意する。これを行 うには、発呼する一連の受信回線(例えば、LI本)を定義し、時間測定を用い る場合には、発呼する各回線に、コード化変換テーブルにしたがって呼出期間T Rを割り当てる。呼出期間の測定は随意であり、用いる場合には、メッセージ・ コードを構築する自由度が追加されることを強調しておく。呼出し側アイデンテ ィティ・コードは、最初のコード、即ち、最上位のエレメント、および最後のコ ード、即ち、最下位のエレメントを用いて構築することが好ましいが、必須とい う訳ではない。この手法によって、呼出し側アイデンティティ・コードの終端が 何らかの理由で伝達されない場合、受信側は、少なくとも、全ての呼出し側が同 じコードで始まる1群内から、どの呼出し側が発呼したのかについて、確実に知 ることができる。 ステップ324において、コード・エレメント・インデックスiを0にセット する。ステップ326ないし340は、呼出し側アイデンティティ・コード・エ レメントをエンコードするループを定義する。ステップ326において、コード ・エレメント・インデックスiを1増やし、ステップ328において「タイム・ アウト」についてチェックを行う。ステップ330において「タイム・アウト」 に達している場合、呼出し側アイデンティティ・コードのエンコード手順を終了 し、呼出し側は切り離し、始めからエンコード手順を開始する(ステップ304 )。「タイム・アウト」に達していない場合、ステップ332においてni番目 の受信回線に発呼する。ni番目の受信回線が「話中」である場合、ステップ3 36において呼出し側は切り離し、TB秒待ってから再度ni番目の受信回線に 発呼する。ni番目の受信回線が「空き」である場合、ステップ338において 呼出し側は、K回の呼出またはTRi秒待ち、次いで切り離す。時間測定を用い ない場合、各受信回線の発呼時に、呼出し側は、発呼し到達した各受信回線毎に 、同じ時間期間(例えば、T秒)だけ待つ。ステップ340において、呼出し側 アイデンティティ・コードの最後のエレメント(i=LI)をエンコードし終え たか否か確認するためにチェックを行う。未だ最後のエレメントがエンコードさ れていない場合、制御をステップ326に移し、呼出し側アイデンティティ・コ ードにしたがって、次の受信回線に発呼する。一方、最後のエレメントをエンコ ードし終えている場合、ステップ342では、完成した呼出し側アイデンティテ ィ・コードがエンコードされていることになる。ここで従来のネットワークに対 する呼出し側アイデンティティ・コードのエンコード手順は完了し、ステップ3 42において、必要に応じてメッセージのエンコードまたはデコードを開始する ことができる。 一旦呼出し側アイデンティティ・コードが受信され確認されたなら、呼出し側 が送ったメッセージ・コードを受信することができる。メッセージ・コードが明 確な構造を有することは重要である。以下では、メッセージ・コードの構造に関 する基本的な概念について説明する。 メッセージ・コードは、最初のコード、即ち、最上位のエレメント、および最 後のコード、即ち、最下位のエレメントを用いて構築することが好ましいが、必 須という訳ではない。この手法によって、メッセージの終端が失われても、少な くともメッセージの重要部分が受信されていることを確保する。この手法によれ ば、関係するデータを基本メッセージに追加する場合、これはメッセージ・コー ドの後ろに付けることになっている。 メッセージ・コードは、特定の電話回線(即ち、特定の回線インデックス)を 、その番号、ワード、メッセージまたはその組み合わせに関係付けるデータ・ベ ースを介して、メッセージに関係付けられる。メッセージ・コードは、あらゆる 数のエレメントを有することができ、最初(最上位)のエレメントによってデー タ・ベース内に定義される。 好ましくは、「群」および「下位群」から成る「コード構造」を構築し、最初 のエレメントから開始して、コードの連続する各下位群に、「デコード可能」か つ使用可能な意味を持たせる。 無接続時間データ・メッセージングによるメッセージ・コードの受信および送 信について、商業的用途に基づく例を用いて以下に説明する。本発明によれば、 全ての例において、発呼するが、応答はしない。即ち、「呼」という言葉の使用 は、「無接続時間呼」(connection-time free call)を意味する。更に、以下の 例では、斜線「/」を用いて選択肢を示すことにする。例えば、A/B/Cは、 AまたはBまたはCのいずれかを示す。 最初の例は、完全/半自動化された受領時点情報管理端末(point-of-service) (例えば、自動販売機)に対するメッセージ・コードの無接続時間送受信につい てである。4つの異なる事例について検討する。次のように仮定する。 (a)自動化されている受領時点情報管理端末のスマート・コントローラは、 NE個のイベントを検知し、それらの識別が可能である。NE個のイベントは、 そのサブシステムの1つにおける技術的不良、または現場に保持する在庫補充の 必要性のいずれかを指示することができる。 (b)NA(数)台の受領時点情報管理端末(または販売時点情報管理端末(p oint of sales)を制御する運営センタは、好ましくはインテリジェント・ネット ワーク動作のNO本のデータ回線を利用し、データの送受信、メッセージ登録回 線の除外、登録回線、応答回線およびポーリング登録回線の承認を行う。 (c)3種類の典型的なメッセージについて検討する。 (i)停電。 (ii)自動販売機−I番目の製品列(NC列、例えば、16の内)のモー タが動かない(stuck)。 (iii)自動受領時点情報管理端末に、製品の組み合わせおよび量j(N Q、例えば、128個の内)を補充しなければならない。 事例−1:運営センタは、NO=25本のデータ回線を利用して、NE個のイ ベント(NE<26)を報告する。その内のいくつかは関連データを有する。 この場合(即ち、インテリジェント・ネットワーク動作では)、メッセージ( i)は、25本のデータ回線の1本に単一の呼を必要とする。しかしながら、メ ッセージ(ii)は2回の呼を必要とし、最初の呼で不良を特定し、2回目の呼 で自動販売機−モータの番号を特定する。メッセージ(iii)は、25を基準 とするコード化(即ち、25本の回線またはその整数値)を用いて、3回の呼を 必要とし、最初の呼で補充要求を指定し、次の2回の呼で補充の組み合わせおよ び量jを指定する。2つのエレメント・コードの内最初の方は、部分的な意味を 有する。 このように、メッセージ(i)および(ii)に対するメッセージ・コードは 、2つ以上の単一エレメント(即ち、2回以上の呼)を有するコードに基づくが 、最初のエレメントが受信された後にメッセージングが中断された後でも、これ らは明確な意味を有することが、明白に理解されよう。 事例−2:運営センタは、NO=200回線を利用して、NE(NE<26) 個の主要イベント(major event)を報告する。その内のいくつかは、関連データ の組み合わせk個を有するが、可能な組み合わせの総数NPの合計は、NP<2 00が適当である。 この場合、3種類のメッセージ(i)、(ii)および(iii)全ては、自 動化された販売時点情報管理端末から運営センタに送られる、単一の呼があれば よい。 事例−3:運営センタは、25/200回線(インテリジェント・ネットワー クの能動メッセージング側として)を利用し、自動化された販売時点情報管理端 末のパラメータ構成iを構成jに切り替える必要がある。 この場合、NO=25のとき、使用可能な構成選択肢が25通りであれば、パ ラメータ構成を切り替えるには、単一の呼があればよい。しかしながら、25通 りを越える構成選択肢が使用可能な場合、2回の呼が必要となる。NO=200 のとき、構成選択肢の総数が200であっても、パラメータ選択肢の正確な切り 替えのためには、単一の呼があればよい。 事例−4:前者の例の運営センタは、受動メッセージング側である。ポーリン グによって自動化された販売時点情報管理端末の正確な動作のために必要なパラ メータ選択肢を引き出すには、7または15または31通りの構成選択肢の場合 、それぞれ、能動メッセージング側から受動メッセージング側に4または5また は6回の呼が必要となる。 2番目の例は、移動サービス・空きト・ユニット(mobile service fleet unit )のような移動監視サービス・ユニット(mobile monitored service unit)とのメ ッセージ・コードの無接続時間受信/送信のためのものである。3種類の異なる 事例について検討する。この例では、移動監視サービス・ユニットによって受信 されるメッセージは、2形態の命令を含む。最初の形態は、サービス・ユニット を(NA箇所のデータベース、即ち、受領時点情報管理端末の位置の中から)特 定の位置に向かわせるためのものであり、他方は、(NT個のタスクのリストか ら)指定したタスクを実行するためのものである。 各タスクはNR個の報告マイル・ストーン(reporting mile-stone)を有し、こ れらには、全地球測位システムを用いた位置測定を付随させ(位置は、ACの精 度以内で判定される)、予め規定されたマーク・エリアAR内におけるサービス ・ユニットの位置を判定することができる。所与の通信周波数でサービス・ユニ ットの位置をそのステータスと共に報告することは、この用途では正当なメッセ ージ・コードである。 事例−1:運営センタは、NA=200/20,000台の受領時点情報管理 端末を制御する。これには、NT=10通りの異なる種類のタスクの1つが必要 となる場合がある。運営センタは、NO=25/200データ回線を利用し、移 動サービス・ユニットに作業指令を送り、受領時点情報管理端末の位置、タスク 、および当該タスクを日常業務内で行う順序を、20の異なるサービス位置に基 づいて指定しなければならない。 NO=25およびNA=200/20,000の場合、運営センタは、それぞ れ、3/4回の呼を発し、メッセージ・コードを送信しなければならない。最初 の2/3回の呼は一緒に用いられて、25−基準コードを利用して、サービス位 置およびタスクを指定する。最後の呼は、日常業務に沿ったタスクの順序を規定 する。NO=25の代わりにNO=200の場合、メッセージ・コードを送信す るには、それぞれ、2/3回の呼があればよく、この場合、それぞれ、1/2回 の呼を用いてサービス位置およびタスクを指定し、最後の呼は日常業務に沿った タスクの順序を規定する。 事例−2:移動サービス・ユニット(NU=15Oの内1つ)は、事例−1の 運営センタと通信しており、タスクi(20箇所の内1つ)のマイル・ストーン j(NR=5の内)を、AC=1.5kmまたは0.15kmの精度を有する位 置の詳細を含み/含まず、関連があれば、150*150平方キロメートルのエ リア以内で(インテリジェント・ネットワーク動作の場合)報告する必要がある 。 NO=25およびAC=ヌル/1.5km/0.15km(ヌルは、位置が必 要ないことを意味する)の場合、移動サービス・ユニットは、各メッセージ・コ ード毎に、それぞれ、1/4/6回の呼を必要とする。NO=25の代わりに、 NO=200回線を運営センタが利用する場合、移動サービス・ユニットは、そ れぞれ、1/3/4回の呼だけで済む。 双方の事例において、最初の呼、即ち、最初のメッセージ・コード・エレメン トは、NTおよびNR専用であり、NT(この場合20)本の特定回線の内1本 に発呼することによって、最初のマイル・ストーンを報告し、最初のマイル・ス トーンに続く残りのNR−1のマイルストーンは、他の(NR−1)本の回線、 この場合は4本を利用する。その後の呼は、いずれも、移動サービス・ユニット の位置を報告するために用いられる。各呼は、地理的領域を示す。地理的領域は 、一次街区(primary square)と称する、一連の街区を用いて区別することができ る。これらの街区を、二次街区と称する、更に小さな街区に分割することができ る。一方、各二次街区は、一層小さな街区に分割することができる。発呼される 各回線は、所与の街区に対応する。 最初の呼は、移動サービス・ユニットが、発呼された回線に対応する一次街区 内のどこかに位置することを示す。一次街区の分解能が十分であれば、これ以上 の呼は不要である。二次街区の精度が必要な場合、2回目の呼を発し、発呼され た回線に対応する二次街区内のどこかに移動サービス・ユニットが位置すること を示す。この手順は、要求精度に応じて、継続することができる。 事例−3:これは事例−2と同一であるが、システムは従来のネットワーク動 作を利用する。この場合、メッセージ・コードの前に、1回の呼または複数回の 呼が先行し、呼出し側アイデンティティ・コードを与えなければならない。した がって、NO=25/200回線の場合、それぞれ、事例−2において与えた呼 の回数に、1/2回の呼を追加しなければならない。 第3の例は、サーバが供給するサービスまたは製品に対する要求および/また は支払をしたい人とのメッセージ・コードの無接続時間受信/送信のためのもの である。後者には、無接続時間送受信機および関連するメッセージ・デコードお よびエンコード・ソフトウエアが装備される。この例は、例えば、「路上」また は「路外」駐車場に「チェック・イン」/「チェック・アウト」し、洗車のよう なサービスを受け、ガソリン・スタンドでガソリン製品の支払を行いたいモータ リスト、あるいは自動販売機または配達サービスのいずれかから明確な製品また はサービスを購入したいあらゆる電話ユーザに適用可能である。勿論、他の用途 も、全て必要に応じて適宜、適用可能である。以下の1群の例全体を、電子トラ ンザクションと呼び、このトランザクションのコストは、メッセージング・プロ ッスの一部とする。すなわち、この例は、コスト関連メッセージに関する。勿論 、本発明に含まれるコスト関連メッセージは、これら特定の例に限定される訳で は ない。2種類の異なる事例について検討する。以下のように仮定する。 (a)自動化された受領時点情報管理端末または販売スマート・コントローラ は、NE個のイベントを検知し区別することができる。これらのイベントは、識 別された購入者の明確な製品/サービスの要求を示すことができ、あるいは、イ ベントは、識別された購入者の購入要求のみを示し、製品またはサービスの選択 は、機械に正確な選択を知らせることによって、例えば、マークされたキーの押 圧によって行うことも可能である。 (b)運営センタは、NA(数)台の受領時点情報管理端末(または、販売時 点情報管理端末)を制御し、好ましくはインテリジェント・ネットワーク動作の NO本のデータ回線を利用し、承認回線以外でデータの受信および送信を行う。 (c)システムの有人ユーザ(manned user)は、以下の二者択−モードの1つ を利用して、サービス/製品を要求することができる。 −メッセージが単一エレメント・コードであり、時間依存性がデコードに関係 しない場合、システムのユーザは必ずしも専用端末を用いなくてもよく、代わり に彼/彼女が所有する電話機(セルラまたは有線回線)を利用し、「この業者か らサービス/製品(名称)を購入するには、番号#####に電話をかけ、切り 離して下さい」という指図に従う。 −メッセージがマルチ・エレメント・コード(または時間依存コード)である 場合、有線回線またはセルラ機器に接続された専用端末を用いなければならない 。好ましくは、例えば、メニューを用いて、注文をどのように選択するのかにつ いてユーザに指図する。 (d)3種類の典型的なメッセージについて検討する。 (i)単一品目の購入要求(供給元によって予め規定されたNP種類のサービ スまたは製品の内)。これは、トランザクションのコストがメッセージ・コード によって明確に決定されることを意味する。 (ii)未知量の明確な製品の購入要求(例えば、「私のタンクを満タンにし て下さい」、「私は駐車場の利用を開始しますが、何時間になるかわかりません 。」)。これは、トランザクションのコストが購入の完了時に決定することを意 味する。 (iii)「出荷リスト」にしたがった購入要求(予め規定された詳細メニュ ーの中から)。これは、トランザクションのコストは、配達前に決定することが できるが、リスト内容を分析することによって、蓄積しなければならないことを 意味する。 事例−1:運営センタは、NO>>NP本のデータ回線を利用して、NP種類 の異なる製品またはサービスに関係するトランザクションを制御する。この場合 、メッセージ(i)は、データ回線の1本に対して単一の呼を必要とする。しか しながら、メッセージ(ii)は、いずれも2回の呼を必要とし、一方は購入ま たはサービス手順を開始するため、他方はそれを終了するためである。あるいは 、この場合、販売を終了するために発呼する代わりに、ユーザは、場合によって は、それを手動で停止し、「現場の」スマート・コントローラに停止信号を検知 させるようにすることも可能である(「プロセス終了」メッセージは、駐車のよ うな電子トランザクションの方に関係が深い可能性があり、一方「停止」キーは 石油の再充填のような電子トランザクションの方に関係が深い可能性がある)。 メッセージ(iii)は、NPが小さい(=2〜3)場合は、1から始まるいず れかの回数の呼で済ませることができる。一連の呼が非常に長くなると、手順の 効率は著しく低下する。 3つのメッセージ形式全てにおいて、メッセージの最後のエレメント・コード は、二重の意味を有する。即ち、a)製品/サービスを呼出し側に供給すること 、およびb)メッセージ(i)および(iii)について事前に同意しているよ うに、そしてメッセージ(ii)のトランザクション完了時に、トランザクショ ンに対する価格を受信することである。かかる価格は、各トランザクション毎に 規定する請求ファイル(billing file)を通じて設定し、識別した呼出し側または 双方間の同意に基づく請求実体(billing entity)(例えば、クレジット・カード 会社)に通信サービスを提供する公衆ネットワーク運営者に、集金のために供給 することができる。 事例−2:受信側は、NO=1本のデータ回線を利用して、NP>1を制御す る。この場合、メッセージ(i)では、メッセージを送った後に呼出し側が他の 手段によって、即ち、自動販売機上のキーを押すことによって、選択した製品ま たはサービスのi.d.を示さないと、データ回線に1回よりも多い呼を必要と する場合がある。その結果、メッセージの最上位部分は、呼出し側が支払う電子 トランザクションを行う要求を定義し、押したキーによって規定される最下位部 分は、要求した製品またはサービスおよびその価値を識別する。メッセージ(i i)は、同じ機構を利用し、いずれも2回の呼を、一方は購入またはサービス手 順を開始するため、他方はそれを終了するために必要とする。あるいは、この場 合、販売を終了するための発呼の代わりに、ユーザが、場合によっては、それを 手動で停止し、「現場の」スマート・コントローラに停止信号を検知させるよう にすることも可能である(「プロセス終了」メッセージは、駐車のような電子ト ランザクションの方に関係が深い可能性があり、一方「停止」キーは石油の再充 填のような電子トランザクションの方に関係が深い可能性がある)。メッセージ (iii)は、この場合、効率的に伝達することはできない。 メッセージ・コードの構造に関する基本的概念について説明したので、メッセ ージ・コードの無接続時間受信/送信のメッセージング手順について説明する。 3種類の基本的なメッセージング手順、即ち、(i)多回線受信側に発呼する 単一回線呼出し側、(ii)単一回線受信側に発呼する多回線呼出し側、および (iii)多回線受信側にポールする単一回線呼出し側について説明する。各手 順毎に、呼出し側ロジックおよび受信側ロジック双方について、これら3つの場 合の各々に対する一般的なメッセージ手順を示すフロー・チャートと共に、具体 的な例を示す。 多回線対単一回線、単一回線対多回線、および単一回線対単一回線のメッセー ジング手順は、多回線対多回線メッセージング手順の特殊な場合であることを注 記しておく。サービス地点は、できるだけ費用がかからないようにすべきであり 、一方運営センタは効率的でなければならないので、サービス地点は通常単一回 線であり、運営センタは通常多回線である。したがって、説明する3つの基本的 メッセージング手順は重要な事例である。 最初に、単一回線の能動メッセージング側が多回線受信側にメッセージを送信 する場合について検討する。 インテリジェント・ネットワーク動作では、各呼は独立して識別され、したが ってメッセージング手順は重複する送信期間中にデータ送信を開始する多くの呼 出し側(能動メッセージング側)に対応することができる。能動メッセージング 側が送るメッセージ・コードは、好ましくはコードの「最上位」から「最下位」 のエレメントまで順序付けた、一連の受信着信回線番号として構築したコードで ある。この場合、コードの各「エレメント」は、発呼される受信回線の回線イン デックスiに対応する。 メッセージ・コードのエンコードおよびデコード手順は、以下の仮定に基づく ものとする。 (a1)通信相手は、MM個のメッセージおよび関連するメッセージ・コード の所定のデータ・ベースを有し、それらの自由にする。 (a2)受信相手は、メッセージ・コードを受信するためにN本の回線を利用 する。各回線は、回線インデックスiによって特徴付けられる。 (a3)MMおよびN間の関係は、最適なコード化の考慮と共に、メッセージ ・コードがMI個のエレメントに基づくことを必要とする。ここで、最初のエレ メントは、好ましくは「最上位」エレメントであり、MI番目は「最下位」エレ メントである。例えば、MM=9または99で、N=10の場合、それぞれ、M I=1または2である。同様に、MM=99または9999で、N=100の場 合、それぞれ、M=1または2である。 (a4)各呼出し側は、呼出し側がメッセージ・コードの「最上位」エレメン トを表わす被呼回線に到達し、この被呼回線が「空き」状態であることを発見し た時点から、そのMI個のエレメントのメッセージ・コードを送信するために、 予め規定された時間(タイム・アウト)を有する。 (a5)メッセージング手順は、受信側からの正しいメッセージ・コードが受 信されたことの承認要求によって終結することができる。かかる承認は、受信側 の本質に応じて、2つの方法の一方で行われる。 受信側が受動メッセージング側である場合、メッセージング手順に先立って、 呼出し側の登録を行わなければならない。これは、呼出し側が受動メッセージン グ側の承認登録回線に発呼し、受動メッセージング側に、呼出し側がそのメッセ ージに対する承認を受信したいことを通知することによって行う。承認登録回線 が「話中」である場合、呼出し側は、それが「空き」になるまで、発呼し続けな ければならない。承認の登録後、承認または部分的承認メッセージ・コードは、 受動メッセージング側の応答回線の「話中」/「空き」状態を通じて、呼出し側 を待つことはない。 しかしながら、受信側が能動メッセージング側である場合、メッセージング手 順の成功に関して、関連メッセージ・コードを呼出し側に送ることができる。 (a6)メッセージ・コード・データ・ベースのインテリジェント構造は、エ ンコード・プロセスが「最上位」から「最下位」までのエレメントの一連のデー タ送信に基づくという事実と共に、手順が完了する前に何らかの理由で中断され た場合でも、部分メッセージの引き出しを可能とする。部分メッセージに対する 用途のロバスト性の重要性を実証する例を後に示す。部分メッセージは、コード から抽出することができ、各エレメントは、以前のエレメントのサブグループを マークする。 従来のネットワーク動作では、能動メッセージング側によって送られるメッセ ージの前に、前述のアイデンティティ・コード連続エンコード手順が行われる。 したがって、一度に1つの能動メッセージング側のみが、所与の受動メッセージ ング側と通信することができる。 手順全体の間、呼出し側の識別から開始し、メッセージングを行い、承認、非 承認、または部分的承認メッセージ・コードの最終的な受信、あるいは「タイム ・アウト」による手順の終了まで、メッセージ・コード登録回線は「話中」状態 となって、受動メッセージング側が使用中であり、異なる呼出し側からの新たな メッセージ受信が不可能であることを示さなければならない。「タイム・アウト 」終了または承認手順の完了による手順の完了時、メッセージ登録回線は「空き 」状態に切り替えられ、受信側は新たなメッセージ・コードを受信する準備がで きる。受信側が能動メッセージング側である場合でも、以前に確立されたアイデ ンティティ・コードが失われないように、呼出し側が承認回線に尋問しなければ ならない。これは、呼出し側アイデンティティ・コードが通信信号のキャリア周 波数上に変調されるインテリジェント・ネットワーク動作の場合と全く対照的で ある。 従来のネットワーク動作の構造のために、重複する期間内に数箇所の呼出し側 が同じ受信側に対してデータを送受信しようとすることには耐えられないので、 NO本の受信回線をn個のサブグループに再分割し、各サブグループが独立した 受信側として動作し、その結果、n個のメッセージ・コードを並列に送受信可能 とする方が、場合によっては一層効率的である。例えば、100回線の従来のネ ットワーク受信側の効率は、その回線を10個の独立したグループに再分割した 後には、単一の100回線システムと比較すると、約5ないし6倍高くなる。即 ち、時間単位当たり5倍多くの呼を受信することができる。 単一回線の能動メッセージング側がメッセージを多回線受信側に送信する場合 の手順を図9および図10に纏めた。これについて以下説明する。これら2つの 図では、以下の表記を用いる。 MMは、使用するメッセージ・コードの総数を示す。 MIは、メッセージ・コード内のエレメント数を示す。 Nは、受信インデックス回線(receiver indexed line)の総数を示す。 i,jは、メッセージ・コード・エレメントのインデックスである。 ni(nj)は、i番目(j番目)の受信インデックス回線のインデックスで ある。 OMは、異なるエレメント・コード値の数=N*TVを示し、ここでTVは、 クロック・トリガから切断までに測定した、可能な時間値の数(丸め)を示す。 時間依存メッセージングおよび非時間依存メッセージングの比較、および時間 測定の獲得可能なメッセージ・コード数に対する影響について、これより例示す る。10回線の多回線通信相手にメッセージを送信する、またはこの多回線通信 相手からメッセージを受信する単一回線の能動メッセージング側について検討し 、TV=4とする。この場合、コード化手順が時間依存メッセージ・コード・エ レメント値を用いない場合に値が10個であるのに代わって、各呼は40個のメ ッセージ・コード・エレメント値の内1つを表わす(即ち、コード化手順は、最 初の「呼出」から切断までの持続時間を無視する)。対応して、時間依存メッセ ージ・コードは、コード化手順が時間依存メッセージ・コードのエレメント値を 用いない場合の、それぞれ、僅か100または1000個の異なるメッセージ・ コ 一ドと比較して、2または3つのコード・エレメントに基づいて1600または 64000個の異なるメッセージ・コードの集合(arsenal)を発生する。 最初に図9に注目し、単一回線の能動メッセージング側からメッセージ・コー ドを受信するための多回線受信側の受信ロジックの主要ステップを示す。ステッ プ400において、単一回線のメッセージング側からのメッセージ・コードを、 多回線受信側が受信する。MMは、使用されているメッセージ・コードの総数で あり、OMは、異なるエレメント・コード値の数である。ステップ402におい て、MM<OMである(即ち、単一のコード・エレメントがメッセージを定義す る)場合、制御はステップ448に移る。ステップ450では、2つの場合を区 別する。用いられているメッセージ・コードの総数(MM)が受信インデックス 回線(N)の本数よりも小さい場合、メッセージ・コードを規定するためには、 発呼された回線の回線インデックスniに加えて、回線niに対する呼出期間T Riの測定が必要となる(ステップ456および458)。逆に、MM>Nの場 合、発呼された回線の回線インデックスniは、メッセージ・コードを規定する のに十分である(ステップ452)。ステップ454において、呼出し側アイデ ンティティ・コード、メッセージ・コードおよびメッセージ到着時刻を規定する 。次いで、先に説明したステップ430に制御を移す。 ステップ402において、MM>OM(メッセージ・コール(message call)を 伝達するためには、ある数の個が必要である)の場合、ステップ404において 、受信したメッセージ・コードを、最初のエレメントからMI番目のエレメント まで1エレメントずつ構築する。最初のエレメントはメッセージ・コードの最上 位エレメントとし、MI番目のエレメントは最下位エレメントとすることが好ま しいが、必須ではない。 ステップ406において、「タイム・アウト」手順を開始し、ステップ410 において、メッセージ・コード・エレメント・インデックスjを0に初期設定す る。ステップ410ないし418によって規定されるループにおいて、着信メッ セージ・コードを構築する。ここで、メッセージ・コードのj番目のエレメント は、njおよびTRjで与えられる。時間測定を用いない場合、メッセージ・コ ードのj番目のエレメントは、njのみで与えられることを注記しておく。プロ セス中「タイム・アウト」は登録されなかったと仮定して、全てのメッセージ・ コード・エレメントを受信し終えたなら直ちに、ステップ418においてループ を終了する。受信側は、予期するコード・エレメントがどれ位かについてわかっ ていると仮定する。これは、多数の方法で行うことができる。例えば、受信する 最初のエレメントが、受信側が受信することを予期し得るエレメントの総数も示 すことに、前もって同意することができる。この手法によれば、受信側が受信す ることを予期し得るエレメントの総数は、MI(n1)で与えられ、ここでn1 は、最初に発呼された受信回線のインデックスである。 ステップ420において、受信したメッセージ・コード・エレメントを、メッ セージ・コード・エレメントをメッセージまたはその一部に関連付ける変換テー ブルと比較することによって、メッセージ・コードをデコードし、呼出し側アイ デンティティ・コードおよびメッセージ到着時刻を知らせることによって、メッ セージを用いて呼出し側を識別する。 ステップ412において、全てのコード・エレメントを受信する前に、「タイ ム・アウト」が手順を終了させた場合、受信したコード・エレメントの数に関し て、2つの可能性がある。これら2つの可能性をステップ422においてチェッ クする。少なくとも1つのコード・エレメントを受信した場合(即ち、j>1) 、ステップ424および426において、受信したメッセージ・コード・エレメ ントから部分メッセージを決定し、呼出し側アイデンティティ・コードおよびメ ッセージ到着時刻を知らせることにより、この部分メッセージを用いて呼出し側 を識別し、部分承認メッセージ・コードを用意する。逆に、メッセージ・コード ・エレメントを全く受信していない場合(即ち、j<1)、ステップ428にお いて、無承認メッセージ・コードを用意する。 多回線受信側が能動メッセージング側である場合、ステップ430において制 御をステップ431に移し、多回線受信側は適切な承認メッセージ・コード(即 ち、承認、非承認、または部分承認)を単一回線の呼出し側に送る。逆に、多回 線受信側が能動メッセージング側ではない場合、単一回線の呼出し側(これが能 動メッセージング側である)は、ステップ432ないし440に記述するように 、多受信側の承認登録および応答回線に発呼することによって、多回線受信側が 受 信したメッセージの状態を得なければならない。ステップ442において、単一 回線の能動メッセージング側は、多回線受信側からのメッセージをポールするこ とに関心があるか否かについて判断を行う。TP秒以内にポーリング登録回線が 発呼された場合、ポーリングが要求されたものと理解する(446)、逆に、T P秒以内にポーリング登録回線が発呼されなかった場合、ポーリングは要求され ず、メッセージ登録回線は、従来のネットワーク動作の場合だけ、「空き」に切 り替えられ、受信側は次のメッセージの準備が整う。 複数回線受信側へメッセージコードを送信するための単一回線能動メッセージ 側のロジックの主なステップについて、図10を参照して説明する。ステップ5 00では、能動メッセージ側の識別コード(IDC)を符号化し(図8を参照) 、コードメッセージ手順の実行を開始する。502でMI<OMの場合、単一受 信側回線(つまり、単一コード要素がメッセージを定義している)を呼び出すこ とで、メッセージを送信できる。この場合、ステップ554で、メッセージを定 義している複数回線受信側の回線(例えばni番目の回線)を呼び出す。ni番 目の回線が「話中」の場合、ステップ556でコントロールはステップ558へ 渡される。このステップで、呼出し側は回線を切り離しTB秒間待機した後、複 数回線受信側のni番目の回線を再び呼び出す。ステップ560でni番目の回 線が「空き」の場合、呼出し側はk回呼び出しするかまたはTRi秒待機した後 、回線を切り離す。この場合も、時間測定を行わない場合は、単一回線能動メッ セージ側は同じ時間(例えばT秒)待機した後、呼び出されている受信側の回線 に関係なく、回線を切り離す。ステップ562で、呼出し側はステップ530か ら始まる肯定応答手順へ進む。 502でMI>OMの場合、受信側回線の番号を呼び出すだけでメッセージを 送信できる(つまり、複数のコード要素がメッセージを定義している)。ステッ プ504で、必須メッセージコードのコード要素を定義している呼び出し対象受 信側回線を指定する。必須条件ではないが、できれば、最初の要素をメッセージ コードの最も重要度が高い要素とし、最後の要素を最も重要度が低い要素とする 。 ステップ506で、「タイムアウト」手順が初期化され、ステップ508で、 メッセージコード要素指標jがゼロに初期設定する。ステップ510で、指標j の値を1だけ増加させる。ステップ512で、メッセージコードのj番目のコー ド要素に対応する受信側回線をダイヤルする。ダイヤルした回線がステップ51 4で「話中」の場合、コントロールはステップ516へ渡され、能動メッセージ 側はTB秒間回線を切り離した後、再びダイヤルする。一方ダイヤルした回線が 「話中」でない場合、コントロールはステップ518へ渡され、能動メッセージ 側はTRj秒間待機するかまたはkj回呼び出した後、切り離す。時間測定を行 わない場合、能動メッセージ側は呼び出した各回線ごとに同じ時間(例えばT秒 間)待機した後、回線を切り離す。 ステップ520で、メッセージコードを定義しているすべての受信側回線が正 常にダイヤルされたか(つまり、j=MIか)について検査する。正常にダイヤ ルされている場合は、全メッセージコードを受信側へ送信し(ステップ529) 、処理はステップ530から継続され、メッセージ肯定応答手順が行われる。複 数回線受信側が能動メッセージ側の場合、ステップ530でコントロールはステ ップ531へ渡され、単一回線呼出し側は複数回線受信側から適切なメッセージ コード肯定応答(つまり、肯定、否定、または部分肯定)が送られてくるのを待 機する。一方、複数回線受信側が能動メッセージ側でない場合、単一回線能動メ ッセージ側は複数回線受信側が受信したメッセージの状態の肯定応答を入手しな ければならない。これは、ステップ532から550で説明するように、複数受 信側の肯定登録回線及び応答回線を呼び出すことで行う。 ステップ520でj≠MIで「タイムアウト」になっていない場合(522) 、次の回線を呼び出す(ステップ510から520が繰り返される)。522で 「タイムアウト」になっている場合、少なくとも1つの回線が呼び出されていれ ば(524)、部分肯定応答メッセージコードを作成する(526)。一方、ど の回線も呼び出されなかった場合は、手順は異常終了し(528)、必要であれ ば再始動する必要がある。 次に、インテリジェントなネットワーク操作だけを実行する目的で単一回線ま たは複数回線受信側に対しメッセージを送信する場合、複数回線の能動メッセー ジ側がどのように動作するかについて説明する。 この場合は、符号化が受信側の複数回線の構造を利用して行われる上記の場合 と異なり、各能動メッセージ側でいくつかの呼出し回線を用意していて、それら の回線からメッセージコードを作成できるということを利用して符号化する。こ の場合はインテリジェントなネットワーク操作に限られているため、呼出し側の 識別コードは呼出し信号から直接抽出する。しかし、各呼出し側では複数の回線 を使用しているため、呼とメッセージコードとのリンクを復号するためには、次 に要約するような複数ステップで構成される手順が必要になる。 (a)呼出し信号から識別コードとメッセージ到着時間とを抽出する。 (b)呼出し回線が属する呼出し側を識別する。 (c)識別されている呼出し側回線から、特定の識別コードの値を識別する。 (d)以前に受信された要素がある場合は、メッセージ到着時間と以前に受信 した(i−1)要素に基づき、指標iをメッセージコード要素へ割り当てる。 (e)すべてのメッセージコード要素が使用可能である場合はメッセージを復 号する。または、完了する前に「タイムアウト」により手順が終了した場合は、 メッセージコードを部分的に復号する。 この場合必要であれば、肯定応答は次のいずれかの方法で行われる。 受信側が能動メッセージ側の場合は、受信側は呼出し側に対し肯定応答、否定 応答、または部分肯定応答メッセージコードを送信する。 受信側が受動メッセージ側で肯定応答登録回線または応答回線を持っている場 合、呼出し側は肯定応答メッセージコードを受け取ったかどうかについて受信側 に問い合わせる。 受信側が受動メッセージ側で肯定応答登録回線も応答回線も持ってなく、しか も、呼出し側がその時間に受信側を呼び出した唯一のメッセージ出力元であれば 、受信側は肯定応答または部分肯定応答が適切な応答である場合は単一回線をT 秒間だけ「話中」にし、否定応答が適切な応答である場合は「空き」にする。呼 出し側は、その信号のメッセージ手順が完了するとただちに、受信側に問い合わ せる。 図11及び12には、メッセージを単一回線受信側へ送信する複数回線の能動 メッセージ側のフローチャートを示してある。。これについては以下に説明する 。これらの2つの図では、次の記法が使用されている。 TRは、呼出し期間を示す。 i、jは、メッセージコード要素の指標を示す。 TRjはj番目のメッセージコード要素の呼出し期間を示す。 IDCは、通常、メッセージ送信元の識別を詳細に指定するコードとして定義 される。図11を参照すると、呼出し側の識別とその呼出し側から呼び出された 回線であることが分かる。 まず、図11には、複数回線の能動メッセージ側からメッセージコードを受け 取るために、単一回線受信側で実行する受信側ロジックの主なステップが示され ている。ステップ600で、複数回線の能動メッセージ側から呼出しを受け取る 。受け取るメッセージコードは、呼出し側の識別コード(IDC)の値から復号 したKIコード要素を基にしたものである。ステップ602で、呼出しを受け取 り、呼出し側の識別と呼出し側の呼出し回線を識別し、呼出し期間TRを測定す る。ここでも、呼出し期間の測定は任意で、この測定を使用すると、メッセージ コードの作成が柔軟に行えるようになる。 特定の呼出し側の最初の呼出しを受け取るときは復号セッションは「オン」に はならないため、ステップ604で、コントロールはステップ606へ渡され、 現行呼出し側について「タイムアウト」手順が初期化される。これにより、現行 呼出し側の復号セッションは「オン」と宣言される。ステップ608で、メッセ ージコードの最初のコード要素は呼出し側の識別とその呼出し側により呼び出さ れた回線に関連する番号に設定され、指標iは1に設定される。ステップ610 で、受け取るメッセージコードが1コード要素(KI=1)を基にしているかど うか検査する。受信するメッセージコードが1を基にしている場合、ステップ6 12で、メッセージコードは正確な復号の準備ができ、識別メッセージとメッセ ージ到着時間とを生成する。 受信側が能動メッセージ側の場合、ステップ614で、コントロールはステッ プ616へ渡され、受信側は適当な肯定応答メッセージコードを呼出し側へ送る 。これは、肯定応答、否定応答、または部分肯定応答メッセージコードのいずれ かである。次に、コントロールはステップ618へ渡され、受信側は次の呼出し を待つ。しかし、受信側が能動メッセージ側でない場合は、ステップ614で、 コ ントロールはステップ620へ渡され、受信側は呼出し側からの肯定応答メッセ −ジコード検査を待つ。もちろん、受信側は、登録回線で呼出し側の適当な肯定 応答メッセージコードを作成する。受信側が能動メッセージ側でなく、しかも呼 出し側が肯定応答メッセージコードを受信しなければならない場合、受信側は単 一回線の受信側でないことは明らかである。ステップ620を実行後、コントロ ールはステップ618へ渡され、ステップ622で、現行復号セッションについ て「タイムアウト」を検査する。「タイムアウト」になっていない場合は、コン トロールはステップ600へ戻る。 ステップ622で「タイムアウト」になると、ステップ624で、現行呼出し 側についてメッセージコード要素を受信したかどうかを検査する。現行呼出し側 についてメッセージコード要素を受信していない場合、ステップ626で、メッ セージ受信手順は当該呼出し側について異常終了し、コントロールはステップ6 14へ渡され、否定応答メッセージコードを呼出し側へ中継する。すべてではな く一部のメッセージコードが現行呼出し側から受け取られている場合は、呼出し 側のメッセージコードは部分的に復号され(628)、コントロールはステップ 614へ渡され、部分肯定応答メッセージコードが呼出し側へ中継される。その 後、コントロールはステップ618、及びステップ622へ渡される。 ステップ604で復号セッションが現行呼出し側について「オン」の場合、コ ントロールはステップ630へ渡され、現行呼出し側の以前に復号された要素の 指標iが検査され、ステップ632で、jは1+iと定義される。ステップ63 4で、データベースコード変換テーブルを介して、j番目のコード要素は呼出し 側の識別及びその呼出し側から呼び出された回線に関係付けられる。 ステップ636で、すべてのコード要素を受信したかどうか検査する。すべて のコード要素を受信している場合は、ステップ612で、受信したメッセージコ ードは復号可能になり、上記で述べたように、ステップ614から620で肯定 応答が行われる。 メッセージコードを単一回線受信側へ送信するための複数回線能動メッセージ 側のロジックの主なステップについて、図12を参照して説明する。ステップ7 00で、複数回線能動メッセージ側は、インテリジェントなネットワーク操作を 利用して、メッセージコード送信を生成する。ステップ702で、KI要素を使 用するメッセージコードを符号化する。各コード要素は、いずれかの呼出し側の 回線番号に呼の呼出し期間TRが付加され形式で表される。必須ではないが、メ ッセージコードは、最初のコード要素を重要度が最も高いメッセージ要素にし、 最後のコード要素(KI番目)を最も重要度が低いメッセージ要素にして作成す ることが好ましい。 ステップ704で、「タイムアウト」手順を開始する。ステップ706で、指 標iをゼロに設定する。ステップ708で、指標iの値を1だけ増加する。ステ ップ710で、「タイムアウト」になったかどうか検査する。「タイムアウト」 になっていない場合は、ステップ712で、複数回線の能動メッセージ側は、i 番目のコード要素に割り当てられた回線から呼出し側を呼び出す。ステップ71 4で、受信側の回線の状態を検査する。「話中」の場合、ステップ722で、呼 出し側は回線を切り離してTB秒間待機した後、ステップ712へ戻る。一方、 受信側の回線が「話中」でない場合は、呼出し側はTRi秒待機した後、回線を 切り離す(716)。ステップ718で、コード要素の指標を検査する。KI番 目の要素が送信されている場合は、完全なメッセージコードが送信されていて( 720)、処理は肯定応答/ポーリング手順(ステップ730、732、及び7 34)から継続される。ステップ718でKI番目の要素がまだ送信されていな い場合は、コントロールはステップ708へ渡され、処理が継続される。 ステップ710で「タイムアウト」になると、送信されたコード要素数をステ ップ724で検査する。コード要素が1つも送信されていない場合は、ステップ 724で手順を異常終了し(726)、ステップ702から再始動する必要があ る。しかし、少なくとも1つの要素が送信されている場合は、メッセージは部分 的に送信されていて(728)、ステップ729で、部分的に送信されたメッセ ージで十分かどうかを検査する。部分メッセージでは不十分と思われる場合、手 順は異常終了する(726)。部分メッセージで十分と思われる場合は、処理は 肯定応答/ポーリング手順から継続される(ステップ730)732、及び73 4)。 図9から図12も、単一回線の受信者を呼び出す単一回線呼出し側の特殊な場 合を示している。図10及び図12は、単一回線の能動メッセージ側が単一回線 受信側へメッセージを送信する場合の特殊な場合を示し、図9及び図11は、単 一回線の受信者が単一回線の能動メッセージ側からメッセージを受け取る特殊な 場合を示している。これらの特殊な場合は、インテリジェントなネットワーク操 作についてだけである。 複数回線と単一回線の通信側でメッセージを交換する一般的な場合と異なり( この場合は、符号化及び復号は呼出し側及び呼び出された側の回線番号及び未応 答の呼出しの順序に依存する)、単一回線通信側間におけるここで述べるメッセ ージ交換の特殊な場合では、メッセージコード要素は、受信側のクロックトリガ がら「呼出し」処理を切り離すまでの経過時間を基にしている。この特殊な場合 はインテリジェントなネットワーク操作に限られていて、また、二人の通話者間 で通信するために、呼出し側の識別コードは呼から直接抽出する。しかし、各メ ッセージコードは幾つかの要素を基にしているため、呼とメッセージコード間の リンクを復号するのは、以下に要約する複数ステップの手順による。 (a)呼から、呼出し側の識別コードとメッセージ到着時間とを抽出する。 (b)最初の「呼出し」からその呼出し処理の最後までの時間を測定する。 (c)測定時間を復号パラメータTDで除算し、要素メッセージコード値から 結果を抽出する。これは、除算の結果を最も近いメッセージコード要素値に切り 捨てることで求める(例えば、クロックトリガから最後の呼出しまでの時間が7 .5秒で、TD=4秒であるとする。使用可能なメッセージコード要素が1、2 、4、6、8であるとすると、この場合抽出されるメッセージコード要素値は2 になる)。 (d)該当する場合は、メッセージ到着時間及び以前に受信したメッセージコ ード要素(例えば(i−1)番目の要素)を基に、メッセージコード要素に指標 iを割り当てる。 (e)すべてのメッセージコード要素が使用可能でメッセージコードを構成し ている要素数が分がっている場合は、メッセージを復号する。または、「タイム アウト」が発生して手順に割込みをかけた場合は、メッセージコードを部分的に 復号する。 (f)受信側が受動メッセージ側の場合。最後のコード要素を受け取った後、 事前定義された時間について肯定応答コードを生成する(「話中」信号として) 、または、該当する場合は、否定応答コード(「空き」信号として)を生成する 。 (g)受信側が能動メッセージ側の場合。送信側を呼び出し、肯定応答メッセ ージコードまたは否定応答メッセージコードの接続時間自由送信を依頼する。こ れは、ステップ(f)と同様に「話中」信号または「空き」信号を生成すること で行う。 上記で説明した復号手順によれば、送信側による接続自由時間メッセージの符 号化は次のように行われる。 (i)報告するイベントごとにデータベースからメッセージコードを選択する (各コード要素は次の2つのパラメータで構成される。最初は呼び出す番号で、 2番目はクロックトリガから切離しまでの時間)。 (ii)第1のコード要素(最も重要な要素)の受信側番号を呼び出し、特定 のコード要素により定義されている時間だけ「呼出し」モードで待機する。 (iii)呼出しを切り離す。 (iv)残りすべてのコード要素について、ステップ(ii)及び(iii) を逐次繰り返す。 (v)コード化されたメッセージの転送を完了したら、ステップ(f)または (g)に指定されている肯定応答へ進む。 次に、ポーリングにより複数回線受動メッセージ側のメッセージを調べる単一 回線の能動メッセージ側を説明する。複数回線の受動メッセージ側は、複数の能 動メッセージ側に応答できるが、一度に1つしか応答できない。 インテリジェントなネットワーク操作の場合、受動メッセージ側からの最初の データポーリングステージでは、受動メッセージ側のポーリング登録回線を呼び 出す。これは、特定の呼出し側に関するメッセージコードを適宜作成する受動メ ッセージ側へ、呼出し側を知らせる目的として役立つ。また、ポーリング回線を 「話中」に切り替えることで、データポーリングを実行しようとする他の並行呼 出し側は、受動メッセージ側へアクセスできなくなる。並列呼出し側を待機して いるメッセージがある場合、応答回線は「話中」に切り替えられ、検査を実行し ている呼出し側に対しメッセージが待ち状態であることを知らせる。待ち状態の メッセージがない場合、この手順は能動メッセージ側と受動メッセージ側の両方 について終了する。 メッセージ符号化は、受動メッセージ側の入力N回線の「話中」及び「空き」 状態を使用する2進コードとして生成される。Nが小さ過ぎて完全な2進メッセ ージコードを符号化できない場合、幾つかの連続サイクルを使用し、重要度が最 も高いビットを最初のサイクルで符号化し(最初の回線は最上位ビットと呼ばれ る)、最も重要度の低いビットを最後のサイクルで符号化する(最後の回線は最 下位ビットと呼ばれる)。このような場合、能動メッセージ側は、肯定応答登録 回線を呼び出すことでサイクルを完全に読み取った旨を受動メッセージ側に通知 し、受動メッセージ側はこれに応答して次のN回線のサイクルを符号化する。こ の手順が完了するかまたは「タイムアウト」が発生して終了すると、すべての受 信側回線は「空き」に切り替えられ、次のメッセージ手順が開始できるようにな る。 インテリジェントなネットワーク操作と従来のネットワーク操作との唯一の相 違点は、従来のネットワーク手順では能動メッセージ側による呼出し側の識別符 号化を開始しないと、受信側はメッセージコードを符号化できないという点であ る。これに対し、インテリジェントなネットワーク操作では、呼出し側の識別は 、通常は第1及び第2の入力呼出し間で、電話ネットワークを介して送信される 通信信号の搬送周波数で変調され、呼出し側により呼び出された受信側の回線に 接続されているモデムまたは回線インターフェースにより直接抽出される。 複数回線受信側からのメッセージコードを単一回線呼出し側がポーリングする 手順について、図13及び図14で以下に説明する。 まず、単一回線の呼出し側(能動メッセージ側)がメッセージコードポーリン グするための複数回線受信側ロジックの主なステップを、図13を参照して説明 する。ステップ800で、受動メッセージ側のポーリング登録回線を呼び出し、 呼出し側を識別する。ステップ802で、ポーリング回線を「話中」に切り換え ることで、他の並行呼出し側は複数回線受信側へアクセスできなくなる。並行呼 出し側を待っているメッセージがある場合(804)、応答回線をT秒間「話 中」に切り換え(806)、メッセージが待ち状態であることを呼出し側に通知 する。 ステップ808で、能動メッセージ側が受信側の応答回線をT秒以内に呼び出 すと、ステップ810で「タイムアウト」手順が開始される。ステップ804で 、現行呼出し側を待っているメッセージが何もない場合、呼出し側がT秒間待機 した後、コントロールはステップ836へ渡される。同様に、能動メッセージ側 が受信側の応答回線をステップ808でT秒以内に呼び出さない場合も、コント ロールはステップ836に渡される。ステップ836で、ポーリング手順は終了 し、ポーリング回線及びメッセージコード登録回線など、受信側のすべての回線 は「空き」に設定される。ポーリング手順を再始動し、すべての呼出し側が使用 できるようにする。 上記で指摘したように、メッセージ符号化は、受動メッセージ側の入力N回線 の「話中」状態と「空き」状態を使用した2進コードとして生成される。最初は 、入力N回線はすべて「空き」に設定される。ステップ812で、メッセージコ ードを構成するコード要素数K(2進ビット)がNより大きいかを検査する。K <Nの場合、回線数は符号化に十分であるため、ステップ840でN回線のうち のL回線を「話中」に切り換えることで必須メッセージコードを作成する。ステ ップ838で、「タイムアウト」を検査する。「タイムアウト」の場合、手順は ステップ836で終了する。「タイムアウト」でない場合、呼出し側が受信側の 肯定応答−登録回線を呼び出し、メッセージが正常にポーリングされたことを示 しているかどうかを検査する(834)。 ステップ812でK>Nの場合、N回線では完全2進コードの符号化には不十 分である。この場合、メッセージコードを連続サイクルに分割する。テップ81 4で決定する数量[K/N]+1([x]はxの整数値)は、必要な連続サイク ル数である。 ステップ818から832で示すループは、J回のサイクルでのメッセージコ ードを符号化する様子を説明している。ステップ820で、事前設定のスキャン 時間は、当該サイクルのメッセージコードがステップ832で読み取られる度に 呼出し側が入力受信者回線と肯定応答とを呼び出すのに十分な時間とする。この 場合も、手順が完了するか「タイムアウト」が発生して終了すると、受信者回線 をすべて「空き」に切り換え、次のメッセージ手順が開始できるようにする(ス テップ836)。 次に、複数回線受信者からのメッセージコードをポーリングするための単一回 線呼出し側ロジックの主なステップを図14で説明する。ステップ900で、単 一回線能動メッセージ側が複数回線受信者からのメッセージをポーリングするた めのトリガをオンに設定する。ステップ902から906で、受信者のポーリン グ登録回線は「空き」になるまで呼び出される。ステップ908で、呼出し側は T1秒間待機した後、回線を切り離し、ステップ910で、受信者の応答登録回 線を呼び出す。ステップ912で、受信者の応答登録回線の状態を検査する。回 線が「空き」の場合、呼出し側を待っているメッセージは何もなく、ステップ9 14で、手順は終了する。回線が「話中」の場合、呼出し側を待っているメッセ ージがあり(916)、「タイムアウト」手順がステップ918で開始される。 ステップ920で、コード要素の最大数Kと受信者入力回線数Nとを比較する 。K<Nの場合、入力受信者回線数はメッセージコード全体を収容するのに十分 で、コントロールはステップ922に渡され、標識はiはゼロに設定され、1サ イクルのポーリング手順のポーリング処理が開始される。ステップ924から9 36で定義するループで、メッセージコードは回線単位で次のようにポーリング される。まず、回線標識iは1に設定され、受信側のni番目の回線が呼び出さ れ(916)回線の状態(928)が「空き」(930)かどうか検査し、呼出 し側はT2秒間待機した後に回線を切り離す。一方、回線が「話中」の場合(9 32)、呼出し側はT3秒間待機した後、回線を切り離す。回線を切り離した後 、最後にコード化された回線が呼び出されたかどうか検査する。最後にコード化 された回線が呼び出されていない場合、「タイムアウト」の検査を行なう(93 6)。「タイムアウト」でない場合、コントロールはステップ924に渡され、 次にコード化されている回線が呼び出される。「タイムアウト」の場合、メッセ ージコードは部分的にしかポーリングされてないないため、部分肯定応答メッセ ージコードが呼出し側により作成される(938)。一方、最後にコード化され た回線がステップ934で呼び出された場合、メッセージコードは完全にポーリ ングされているため、呼出し側はポーリング手順が正常に完了したことをステッ プ940から948で適切に確認する。 ステップ920でK>Nの場合、N個の受信側回線では完全なメッセージコー ドを収容するのに十分ではない。この場合、メッセージコードは複数の連続サイ クルに分割される。ここで、Jはメッセージコードをポーリングするのに必要な サイクル数を定義している。ステップ956から980は、1サイクルでメッセ ージをポーリングするためのステップ924から946と同じである。しかし、 ステップ956から980には、ステップ950から954とステップ982か ら983が追加されていて、これらのステップにより1回のサイクルポーリング 手順がJ回繰り返される。 本発明は、多少、具体的に説明し図示してきた。しかし、以下に述べる請求の 範囲の主旨と範囲から逸脱しない限り、各種変更及び変形が可能である。 本発明のCEIC方法を使用して送信側と受信側間でメッセージの送信を行う 1回線の例について、図15及び図16を参照して説明する。つまり、上記で説 明したIDC値に付加するコード要素を構成するLSPである。これは、本発明 による幾つかの変形の1つに過ぎない。 図15及び16は図11及び図12とほとんど同じであるが、多少、修正され ている。修正されているブロックは、図11及び図12の対応するブロックと同 じ数字で示してあるが、アポストロフィが付加されている。その他のブロックは 同じであるため、ここでは詳細に説明しない。まず図16を参照すると、送信シ ーケンスが示されている。ブロック700’では、コード要素はMSP及びLS P要素と呼出し時間に関連するコード要素とで構成されている。ブロック702 ’では、MSCをKi要素を使用してコード化する。各要素は、ネットワークで 送信される送信側IDCの送信側単−MSP番号に付加されたLSP値により表 されている。全体の処理は図12で説明したように続行されるが、時間が満了し ていないと(ブロック712’)、EICコード要素(MSPとLSP)は受信 側へ送信される。 図15を参照すると、この図は図11に似ていて、結合されたMSPとLSP を受け取る手順をブッロク600’で説明している。ブロック634’では、入 手したコード要素LSPiとコード要素TRi(セッションが行われているものと 想定)によりMSC要素iを決める。セッションの開始直後の場合は、抽出され たLSPiとTRiがそれぞれ、最初のLSPと呼出し時間要素とを構成し、セッ ションのタイムアウトカウントが開始される。もちろん、すべての呼にLSPと Ti呼出し期間構成要素の両方を組み込む必要はないが、分かりやすくするため に、以下の例では、LSPと呼出し期間コード要素だけを考慮している。 最初の呼出しで、LSP1コード要素とT1コード要素とを入手する。2番目の 呼出しで、LSP2コード要素とT2コード要素とを入手し、3番目の呼出しで、 LSP3コード要素とT3コード要素を入手する(T1、T2、及びT3は必ずしも 固有でなくてもよく、LSP1、LSP2、及びLSP3についても同様である) 。 3つのLSPコード要素によりコード部分の一部が構成され、同様に、3つの 呼出し期間により特定のメッセージ(LUT等を使用して抽出できるメッセージ セットからの)に対応するコードのコード部分の一部を構成する。上記で説明し たように、コード要素を符号化する順序は、必要であれば、対応するメッセージ を判別するために意味を持たせてもよい。したがって、非制限的な例では、シー ケンス(最初の呼がLSP11で2番目の呼がLSP22)はシーケンス( 最初の呼がLSP22で2番目の呼がLSP11)のシーケンスとは異なっ たメッセージを表している。 必要であれば、呼出し側の電話回線、受信側の電話回線等の他のパラメータを 使用し、組合せ数をさらに増加させることも可能である。これにより、メッセー ジの種類は明らかに増加する。 同じ組合せでも各呼出し側(または受信者)では異なったメッセージに対応す ることがある点に注意する。したがって、非制限的な例では、ある受信者に関す るLSP11は最初のメッセージに対応し、別の受信者に関する同じ組合せL SP11は2番目のメッセージに対応する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 呼出し側と受信者間の電話ネットワークを介した通信方法であって、 (a) 呼出し側が少なくとも1つの呼出し側電話回線からの少なくとも1つ の呼を少なくとも1つの受信者電話回線へ出すステップと、 (b) 受信者が少なくとも1つの呼を受信するが応答せず、呼出し側と受信 者との間でコードを送信するステップと、 (c) 送信されたコードからメッセージを判別するステップと、 を含むことを特徴とする方法。 2. 請求項1に記載の方法であって、どの受信者電話回線が呼び出され、複数 の回線が呼び出された場合は、どのような順序で呼び出されたかを受信者が示す ことで、コードを送信することを特徴とする方法。 3. 請求項1に記載の方法であって、少なくとも1つの呼がどの電話回線から 出されているか及び、複数の呼が出されている場合は、どのような順序で呼が出 されているかを受信者が示すことでコードを送信することを特徴とする方法。 4. 請求項1に記載の方法であって、受信者が特定の状態の少なくとも1つの 受信者電話回線を用意するステップをさらに含み、呼出し側が少なくとも1つの 受信者電話回線の状態を示すことでコードを送信することを特徴とする方法。 5. 請求項4に記載の方法であって、受信者電話回線の特定の状態は話中状態 及び空き状態を含むグループから選択することを特徴とする方法。 6. 請求項1に記載の方法であって、呼を第1の時間値で受信し、どの受信者 電話回線が呼び出されているか及び第1の時間値と切離しとの間の経過時間とを 受信者が示すことでコードを送信することを特徴とする方法。 7. 請求項1に記載の方法であって、呼を第1の時間値で受信し、どの呼出し 側電話回線から少なくとも1つの呼が出されているか及び第1の時間値と切離し との間の経過時間とを受信者が示すことでコードを送信することを特徴とする方 法。 8. 請求項6に記載の方法であって、第1の時間値は呼のクロックトリガが行 われた時間であることを特徴とする方法。 9. 請求項1に記載の方法であって、電話ネットワークはインテリジェントネ ットワークであることを特徴とする方法。 10.請求項1に記載の方法であって、電話ネットワークは従来のネットワーク であることを特徴とする方法。 11.請求項9に記載の方法であって、呼出し側が呼を出すときに電話ネットワ ークを介して送信される通信信号で自動的に送信され、かつ、通信信号から自動 的に復号できる呼出し側識別コードをネットワークが出すことをさらに含むこと を特徴とする方法。 12.請求項10に記載の方法であって、呼出し側識別コードを示す受信者電話 回線を呼出し側が呼び出すことで与えられる呼出し側識別を呼出し側が出すこと をさらに含むことを特徴とする方法。 13.電話ネットワークを使用する通信方法であって、電話の呼は出されても応 答されず、 呼出し側が少なくとも1つの電話の呼を出し、それにより、少なくとも1つの 電話回線を呼び出すステップと、 受信者が少なくとも1つの電話の呼を受信するが、呼に応答しないステップと 、 呼び出されても応答されない呼出し側から受信者への少なくとも1つの呼の電 話番号を、識別メッセージを示す特定のコードへ関係付けるステップと、 を含むことを特徴とする方法。 14.電話ネットワークを使用する通信方法であって、電話の呼は出されても応 答されず、 呼出し側が少なくとも1つの電話の呼を出し、それにより、少なくとも1つの 電話番号を送信するステップと、 送信された少なくとも1つの電話番号に応答して受信者が少なくとも1つの電 話番号を受信するが出された少なくとも1つの電話番号の呼に応答しないステッ プと、 受信した少なくとも1つの呼出し側電話番号を識別メッセージを示すコードに 関係付けるステップと、 を含むことを特徴とする方法。 15.電話ネットワークを使用する通信方法であって、電話の呼は出されても応 答されず、電話回線の状態が「許可継続」の場合に与えられる通信方法継続の許 可が電話回線の状態により決められ、 「許可継続」状態を受信すると、少なくとも1つの受動呼出し側電話回線への 少なくとも1つの未応答の電話の呼を、能動呼出し側が出すステップと、 少なくとも1つの受動呼出し側回線に対し、一連の少なくとも1つの未応答電 話の呼を能動呼出し側が出すステップと、 一連の少なくとも1つの未応答電話の呼の電話回線状態を示し、識別メッセー ジを示すメッセージコードを示す一連の状態を入手するステップと、 を含むことを特徴とする方法。 16.既存の電話ネットワークを利用する通信方法であって、電話の呼は出され ても応答されず、第1の時間値から呼の切離しまでの時間と呼び出された回線番 号とによりコード化メッセージのコード化要素を生成し、 呼出し側が少なくとも1つの電話の呼を出し、それにより、少なくとも1つの 電話回線が呼び出されるが応答されないステップと、 少なくとも1つの電話の呼を受信するが受信者は当該呼に応答せず、第1の時 間値から呼の切離しまでの時間を示すステップと、 呼び出されても応答されない呼出し側から受信者への少なくとも1つの呼の電 話番号と第1の時間値から切離しまでの時間とを、識別メッセージを示す特定の コードヘ関係付けるステップと、 を含むことを特徴とする方法。 17.電話ネットワークを使用する通信方法であって、電話の呼は出されても応 答されず、第1の時間値から呼の切離しまでの時間と呼出し回線番号とでコード 化メッセージのコード要素を生成し、 呼出し側が少なくとも1つの電話の呼を出し、それにより、少なくとも1つの 電話回線を呼び出すステップと、 送信された少なくとも1つの電話番号に応答して受信者が少なくとも1つの電 話番号を受信するが出された少なくとも1つの電話の呼には応答せず、第1の時 間値から呼の切離しまでの時間を示すステップと、 受信した少なくとも1つの呼出し側の電話番号と第1の時間値から切離しまで に示された時間とを識別メッセージを示す特定のコードに関係付けるステップと 、 を含むことを特徴とする方法。 18.請求項16に記載の方法であって、第1の時間値は呼のクロックトリガが 実行された時間であることを特徴とする方法。 19.呼出し側と受信者間の電話ネットワークを介した通信システムであって、 (a) 呼出し側が少なくとも1つの呼出し側電話回線からの少なくとも1つ の呼を少なくとも1つの受信者電話回線へ出す手段と、 (b) 受信者が少なくとも1つの呼を受信するが応答せず、呼出し側と受信 者との間でコードを送信する手段と、 (c) 送信されたコードからメッセージを判別すると手段と、 を含むことを特徴とするシステム。 20.請求項19に記載のシステムであって、どの受信者電話回線が呼び出され 、複数の回線が呼び出された場合は、どのような順序で呼び出されたがを受信者 が示すことで、コードを送信することを特徴とするシステム。 21.請求項19に記載のシステムであって、少なくとも1つの呼がどの電話回 線から出されているか及び、複数の呼が出されている場合は、どのような順序で 呼が出されているかを受信者が示すことでコードを送信することを特徴とするシ ステム。 22.請求項19に記載のシステムであって、受信者が特定の状態の少なくとも 1つの受信者電話回線を用意するステップをさらに含み、呼出し側が少なくとも 1つの受信者電話回線の状態を示すことでコードを送信することを特徴とするシ ステム。 23.請求項22に記載のシステムであって、受信者電話回線の特定の状態は話 中状態及び空き状態を含むグループから選択することを特徴とするシステム。 24.請求項19に記載のシステムであって、呼を第1の時間値で受信し、どの 受信者電話回線が呼び出されているか及び第1の時間値と切離しとの間の経過時 間とを受信者が示すことでコードを送信することを特徴とするシステム。 25.請求項19に記載のシステムであって、呼を第1の時間値で受信し、どの 呼出し側電話回線から少なくとも1つの呼が出されているか及び第1の時間値と 切離しとの間の経過時間とを受信者が示すことでコードを送信することを特徴と するシステム。 26.請求項24に記載のシステムであって、第1の時間値は呼のクロックトリ ガが行われた時間であることを特徴とするシステム。 27.請求項19に記載のシステムであって、電話ネットワークはインテリジェ ントネットワークであることを特徴とするシステム。 28.請求項19に記載のシステムであって、電話ネットワークは従来のネット ワークであることを特徴とするシステム。 29.請求項27に記載のシステムであって、呼出し側が呼を出すときに電話ネ ットワークを介して送信される通信信号で自動的に送信され、かつ、通信信号か ら自動的に復号できる識別コードをネットワークが出すことをさらに含むことを 特徴とするシステム。 30.請求項28に記載のシステムであって、呼出し側識別コードを示す受信者 電話回線を呼出し側が呼び出すことで与えられる呼出し側識別を呼出し側が出す ことをさらに含むことを特徴とするシステム。 31.電話ネットワークを使用する通信システムであって、電話の呼は出されて も応答されず、 呼出し側が少なくとも1つの電話の呼を出し、それにより、少なくとも1つの 電話回線を呼び出す手段と、 受信者が少なくとも1つの電話の呼を受信するが、呼に応答しない手段と、 呼び出されても応答されない呼出し側から受信者への少なくとも1つの呼の電 話番号を、識別メッセージを示す特定のコードへ関係付ける手段と、 を含むことを特徴とするシステム。 32.電話ネットワークを使用する通信システムであって、電話の呼は出されて も応答されず、 呼出し側が少なくとも1つの電話の呼を出し、それにより、少なくとも1つの 電話番号を送信する手段と、 送信された少なくとも1つの電話番号に応答して受信者が少なくとも1つの電 話番号を受信するが出された少なくとも1つの電話番号の呼に応答しない手段と 、 受信した少なくとも1つの呼出し側電話番号を識別メッセージを示すコードに 関係付ける手段と、 を含むことを特徴とするシステム。 33.電話ネットワークを使用する通信システムであって、電話の呼は出されて も応答されず、電話回線の状態が「許可継続」の場合に与えられる通信継続の許 可が電話回線の状態により決められ、 「許可継続」状態を受信すると、少なくとも1つの受動呼出し側電話回線への 少なくとも1つの未応答の電話の呼を、能動呼出し側が出す手段と、 少なくとも1つの受動呼出し側回線に対し、一連の少なくとも1つの未応答電 話の呼を能動呼出し側が出す手段と、 一連の少なくとも1つの未応答電話の呼の電話回線状態を示し、識別メッセー ジを示すメッセージコードを示す一連の状態を入手する手段と、 を含むことを特徴とするシステム。 34.既存の電話ネットワークを利用する通信システムであって、電話の呼は出 されても応答されず、第1の時間値から呼の切離しまでの時間と呼び出された回 線番号とによりコード化メッセージのコード化要素を生成し、 呼出し側が少なくとも1つの電話の呼を出し、それにより、少なくとも1つの 電話回線が呼び出されるが応答されない手段と、 少なくとも1つの電話の呼を受信するが受信者は当該呼に応答せず、第1の時 間値から呼の切離しまでの時間を示す手段と、 呼び出されても応答されない呼出し側から受信者への少なくとも1つの呼の電 話番号と第1の時間値から切離しまでの時間とを、識別メッセージを示す特定の コードへ関係付けると手段、 を含むことを特徴とするシステム。 35.電話ネットワークを使用する通信システムであって、電話の呼は出されて も応答されず、第1の時間値から呼の切離しまでの時間と呼出し回線番号とでコ ード化メッセージのコード要素を生成し、 呼出し側が少なくとも1つの電話の呼を出し、それにより、少なくとも1つの 電話回線を呼び出す手段と、 送信された少なくとも1つの電話番号に応答して受信者が少なくとも1つの電 話番号を受信するが出された少なくとも1つの電話の呼には応答せず、第1の時 間値から呼の切離しまでの時間を示す手段と、 受信した少なくとも1つの呼出し側の電話番号と第1の時間値から切離しまで に示された時間とを識別メッセージを示す特定のコードに関係付ける手段と、を 含むことを特徴とするシステム。 36.請求項34に記載のシステムであって、第1の時間値は呼のクロックトリ ガが実行された時間であることを特徴とするシステム。 37.請求項19に記載のシステムにおいて、能動メッセージ側はメッセージコ ードを送信することを特徴とするシステム。 38.請求項19に記載のシステムにおいて、受動メッセージ側はメッセージコ ードを受信し、ポーリングのためのメッセージコードを作成することを特徴とす るシステム。 39.請求項19に記載のシステムにおいて、装置は少なくとも1つの状態の状 況報告を必要とすることを特徴とするシステム。 40.請求項19に記載のシステムにおいて、自動サービス点は、自動サービス 点に必要なストックとサービスのタイプと数量と、修正しなければならない自動 サービス点の障害と故障、のいずれか1つから選択した状況報告を必要とするこ とを特徴とするシステム。 41.請求項19に記載のシステムにおいて、人間によるサービス点は、人間に よるサービス点に必要なストックとサービスのタイプと数量と、修正しなければ ならない人間によるサービス点の障害と故障、のいずれか1つから選択した状況 報告を必要とすることを特徴とするシステム。 42.請求項19に記載のシステムにおいて、ユーティリティメーターはユーテ ィリティメーターから読み取った値の状況報告を必要とすることを特徴とするシ ステム。 43.請求項19に記載のシステムにおいて、装置に適用する装置コマンドには 特定の状態があり、装置コマンドは特定の状態を変化させることを特徴とするシ ステム。 44.請求項19に記載のシステムにおいて、装置に適用するコントローラコマ ンドには特定の状態があり、コントローラコマンドは特定の状態を変化させ、装 置は水バルブ、交通信号、電流スイッチ、及びスマートハウスコントローラが含 まれるグループのいずれか1つから選択されることを特徴とするシステム。 45.インテリジェントな電話ネットワークで呼出し端の少なくとも1つの電話 回線から受信端の少なくとも1つの電話回線へ、少なくとも1つのメッセージの セットから選択した符号化メッセージを送信する方法であって、 (a)呼出し端で、インテリジェントな電話ネットワークでは見えない少なく ともコード部分を含むようにメッセージを符号化するステップと、 (b)呼出し端の前記電話回線の少なくとも1つから受信端の前記電話回線の 少なくとも1つへ、少なくとも1つの呼を介して符号化メッセージを転送するス テップと、 (c)受信端で、少なくとも1つの呼を受信するが応答せず、当該少なくとも 1つの呼から符号化メッセージを復号するステップと、 を含むことを特徴とする方法。 46.請求項45に記載の方法であって、ステップ(a)で規定された前記コー ド部分は、前記少なくとも1つの呼の内の1つの呼の拡張識別コードセクション に付加された最下位部分(LSP)である、少なくとも1つのコード要素で構成 されることを特徴とする方法。 47.請求項46に記載の方法であって、各要素のLSPは、呼出し側拡張識別 コード(CEIC)または受信側拡張識別コード(REIC)のいずれかに付加 されていることを特徴とする方法。 48.請求項45に記載の方法であって、前記ステップ(a)に規定されたメッ セージの前記符号化は、第1の時間値と前記少なくとも1つの呼出しの内の1つ の呼の切離しとの間に設定された経過時間である少なくとも1つの要素で構成さ れるコード部分をさらに含むことを特徴とする方法。 49.請求項45に記載の方法であって、前記ステップ(a)で規定されたメッ セージの符号化は、前記少なくとも1つの呼出し電話回線の内の1つの電話回線 である少なくとも1つのコード要素で構成されるコード部分をさらに含むことを 特徴とする方法。 50.請求項45に記載の方法であって、前記ステップ(a)に規定されたメッ セージの符号化は、前記少なくとも1つの受信電話回線の内の1つの電話回線で ある少なくとも1つのコード要素で構成されるコード部分をさらに含むことを特 徴とする方法。 51.請求項45に記載の方法であって、前記ステップ(a)で規定されたメッ セージの符号化は順序を区別することを特徴とする方法。 52.請求項45に記載の方法であって、前記ステップ(a)に規定されたメッ セージの符号化は順序を区別しないことを特徴とする方法。 53.請求項45に記載の方法であって、前記ステップ(a)における符号化の 影響を受けるメッセージは前記受信者に依存することを特徴とする方法。 54.インテリジェントな電話ネットワークで呼出し端の少なくとも1つの電話 回線から受信端の少なくとも1つの電話回線へ、少なくとも1つのメッセージの セットから選択した符号化メッセージを送信するシステムであって、 (a)呼出し端で、インテリジェントな電話ネットワークでは見えない少なく ともコード部分を含むようにメッセージを符号化する符号化部と、 (b)呼出し端の前記電話回線の少なくとも1つから受信端の前記電話回線の 少なくとも1つへ、少なくとも1つの呼を介して符号化メッセージを転送する転 送部と、 (c)受信端で、少なくとも1つの呼を受信するが応答せず、当該少なくとも 1つの呼から符号化メッセージを復号する受信部と、 を含むことを特徴とするシステム。 55.請求項54に記載のシステムであって、(a)で規定された前記コード部 分は、前記少なくとも1つの呼の内の1つの呼の拡張識別コードセクションに付 加された最下位部分(LSP)である、少なくとも1つのコード要素で構成され ることを特徴とするシステム。 56.請求項55に記載のシステムであって、各要素のLSPは、呼出し側拡張 識別コード(CEIC)または受信側拡張識別コード(REIC)のいずれかに 付加されていることを特徴とするシステム。 57.請求項54に記載のシステムであって、(a)に規定されたメッセージの 前記符号化は、第1の時間値と前記少なくとも1つの呼出しの内の1つの呼の切 離しとの間に設定された経過時間である少なくとも1つの要素で構成されるコー ド部分をさらに含むことを特徴とするシステム。 58.請求項54に記載のシステムであって、(a)で規定されたメッセージの 符号化は、前記少なくとも1つの呼出し電話回線の内の1つの電話回線である少 なくとも1つのコード要素で構成されるコード部分をさらに含むことを特徴とす るシステム。 59.請求項54に記載のシステムであって、(a)に規定されたメッセージの 符号化は、前記少なくとも1つの受信電話回線の内の1つの電話回線である少な くとも1つのコード要素で構成されるコード部分をさらに含むことを特徴とする システム。 60.請求項54に記載のシステムであって、(a)で規定されたメッセージの 符号化は順序を区別することを特徴とするシステム。 61.請求項54に記載のシステムであって、(a)に規定されたメッセージの 符号化は順序を区別しないことを特徴とするシステム。 62.請求項54に記載のシステムであって、(a)における符号化の影響を受 けるメッセージは前記受信者に依存することを特徴とするシステム。 63.請求項54に記載のシステムにおいて、 呼出し端で、インテリジェントな電話ネットワークでは見えないコード部分を 少なくとも含むようにメッセージを符号化する符号化部と、 呼出し端の前記電話回線の少なくとも1つから受信端の前記電話回線の少なく とも1つへ、少なくとも1つの呼出しを介して符号化メッセージを転送する転送 部と、 を含むことを特徴とするシステム。 64.請求項54に記載のシステムにおいて、 受信端で、少なくとも1つの呼を受信するが応答せず、当該少なくとも1つの 呼から符号化メッセージを復号する受信側を含むことを特徴とするシステム。 65.請求項19に記載のシステムであって、コスト関連メッセージを使用する ことを特徴とするシステム。 66.請求項31に記載のシステムであって、コスト関連メッセージを使用する ことを特徴とするシステム。 67.請求項32に記載のシステムであって、コスト関連メッセージを使用する ことを特徴とするシステム。 68.請求項33に記載のシステムであって、コスト関連メッセージを使用する ことを特徴とするシステム。 69.請求項34に記載のシステムであって、コスト関連メッセージを使用する ことを特徴とするシステム。 70.請求項35に記載のシステムであって、コスト関連メッセージを使用する ことを特徴とするシステム。 71.請求項45に記載のシステムであって、コスト関連メッセージを使用する ことを特徴とするシステム。 72.請求項54に記載のシステムであって、コスト関連メッセージを使用する ことを特徴とするシステム。
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