JP2002503027A - 磁性フィルム及びその製造方法 - Google Patents
磁性フィルム及びその製造方法Info
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- H01F41/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
- H01F41/14—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for applying magnetic films to substrates
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- H01F1/0027—Thick magnetic films
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Abstract
(57)【要約】
ポリマーマトリックス及びそこに分散された硬磁性粉末粒子から成る硬磁性フィルムに関する。このフィルムは100〜500μmの厚さを持ち、可撓性であると有利である。これらの磁性フィルムは鋳造法を使用して製造することができ、例えば小型モータの硬磁性の部品、有極継電器又はセンサとして適している。
Description
【0001】 本発明は、特にモータに使用する或いはセンサ用途のポリマーをベースとする
硬磁性フィルム並びにその製造方法に関する。
硬磁性フィルム並びにその製造方法に関する。
【0002】 エレクトロニクス分野において進展する微細化のため、益々大量に小形又は扁
平なモータが必要になってきている。通常固定子又は回転子中に硬磁性の部品を
含むこれらのモータには、当然極めて扁平な磁性部品が必要となる。全く同様に
、例えば回転計測器又は位置計測器のような、磁気的原理で作動する小型継電器
又はセンサ用の、特に扁平な永久磁石に対し需要が増大している。加えてこれら
の磁石は、場合によってはなお磁化の終了後所望の形にする必要があり、加工中
又は作動中の破壊を排除するため、できるだけ可撓性でなければならない。
平なモータが必要になってきている。通常固定子又は回転子中に硬磁性の部品を
含むこれらのモータには、当然極めて扁平な磁性部品が必要となる。全く同様に
、例えば回転計測器又は位置計測器のような、磁気的原理で作動する小型継電器
又はセンサ用の、特に扁平な永久磁石に対し需要が増大している。加えてこれら
の磁石は、場合によってはなお磁化の終了後所望の形にする必要があり、加工中
又は作動中の破壊を排除するため、できるだけ可撓性でなければならない。
【0003】 しかし粉末状の金属又は非金属の磁気材料から成る永久磁石を製造するために
通常使用されている成形法では、例えば厚さ100μmの薄くかつ高いエネルギ
ー密度を有する扁平な形態を経済的に製造することは不可能である。
通常使用されている成形法では、例えば厚さ100μmの薄くかつ高いエネルギ
ー密度を有する扁平な形態を経済的に製造することは不可能である。
【0004】 従って本発明の課題は、厚さが僅かで、可撓性の硬磁性材料並びにその経済的
な製造方法を提供することにある。
な製造方法を提供することにある。
【0005】 本発明によれば、この課題は請求項1に記載のフィルム及び請求項9に記載の
その製造方法により解決される。
その製造方法により解決される。
【0006】 鋳造技術を使用することにより、ポリマーマトリックス及びその中に分散され
た硬磁性粉末から成る、坦体なしの硬磁性フィルムを製造できることが見い出さ
れている。ここで「坦体なしの」と言う表現は、例えば磁気テープ又は「フロッ
ピーディスク」として公知のフィルムのように完成フィルムが、非磁性の坦体及
び磁化可能の被覆を片面又は両面に施されているフィルムからできておらず、単
独の連続した磁性もしくは磁化可能の層から成るものを意味する。その際、この
硬磁性粉末は平均粒径100μm以下、特に20μm以下のものが有利である。
た硬磁性粉末から成る、坦体なしの硬磁性フィルムを製造できることが見い出さ
れている。ここで「坦体なしの」と言う表現は、例えば磁気テープ又は「フロッ
ピーディスク」として公知のフィルムのように完成フィルムが、非磁性の坦体及
び磁化可能の被覆を片面又は両面に施されているフィルムからできておらず、単
独の連続した磁性もしくは磁化可能の層から成るものを意味する。その際、この
硬磁性粉末は平均粒径100μm以下、特に20μm以下のものが有利である。
【0007】 本発明によるフィルムは50〜2000μmの厚さ、特に100〜500μmの
厚さのものが好ましい。
厚さのものが好ましい。
【0008】 本発明による磁性フィルムの硬磁性粉末の体積比は必要に応じて調整すること
ができる。この比率は少なくとも50%、特に少なくとも60%であると有利で
ある。ポリマーの比率を、ポリマーが実際に粉末粒子のほぼ密な充填の空所だけ
を満たすような僅かな比率にしてもよい。
ができる。この比率は少なくとも50%、特に少なくとも60%であると有利で
ある。ポリマーの比率を、ポリマーが実際に粉末粒子のほぼ密な充填の空所だけ
を満たすような僅かな比率にしてもよい。
【0009】 硬磁性粉末として本発明のフィルムは、単数又は複数の希土類の合金を含んで
いると有利である。しかし同様に、例えばAl−Ni−Co合金又はCr−Fe
−Co合金又はフェライトのような他の硬磁性材料を使用することも本発明の枠
内にある。
いると有利である。しかし同様に、例えばAl−Ni−Co合金又はCr−Fe
−Co合金又はフェライトのような他の硬磁性材料を使用することも本発明の枠
内にある。
【0010】 一般式SECo5、(SE)2(Co、Fe、Cu、Zr)17又は(SE)2F
e14Bにより表すことのできる希土類の合金が特に有利である。この場合SEは
イットリウムY、ランタンLa、セリウムCe、プラセオジムPr、ネオジムN
d、サマリウムSm、ユウロピウムEu、ガドリニウムGd、テルビウムTb、
ジスプロシウムDy、ホルミウムHo、エルビウムEr、ツリウムTm、イッテ
ルビウムYb及びルテチウムLuから成る群からの元素又は複数のこれらの元素
の混合物を意味する。Sm2(Co、Fe、Cu、Zr)17及び(Pr、Nd、
Dy)Fe14Bの組成は特に有利である。これらの形の合金は、例えばバクーム
シュメルツェ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング社の商
品名「VACOMAX」及び「VACODYM」もしくはマグネクヴェンチ(M
agnequench)Inc.社の商品名「MAGNEQUENCH」の材料
から製造することができる。
e14Bにより表すことのできる希土類の合金が特に有利である。この場合SEは
イットリウムY、ランタンLa、セリウムCe、プラセオジムPr、ネオジムN
d、サマリウムSm、ユウロピウムEu、ガドリニウムGd、テルビウムTb、
ジスプロシウムDy、ホルミウムHo、エルビウムEr、ツリウムTm、イッテ
ルビウムYb及びルテチウムLuから成る群からの元素又は複数のこれらの元素
の混合物を意味する。Sm2(Co、Fe、Cu、Zr)17及び(Pr、Nd、
Dy)Fe14Bの組成は特に有利である。これらの形の合金は、例えばバクーム
シュメルツェ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング社の商
品名「VACOMAX」及び「VACODYM」もしくはマグネクヴェンチ(M
agnequench)Inc.社の商品名「MAGNEQUENCH」の材料
から製造することができる。
【0011】 ポリマーマトリックスは原則としてそれぞれ揮発性溶媒に可溶であるか、又は
分散可能のポリマーから成っていてもよい。しかし適した方法で薄い層の形で得
られる低粘度のモノマー又はオリゴマーから得られるポリマーも使用することが
できる。それらの場合には、製造時に場合によっては溶媒の使用を省略すること
ができる。好ましくは可溶性の熱可塑性物質、特に可溶性のポリフッ化ビニリデ
ンが使用される。しかし例えば一成分のポリウレタン分散物のような熱可塑性で
はない物質も使用することができる。
分散可能のポリマーから成っていてもよい。しかし適した方法で薄い層の形で得
られる低粘度のモノマー又はオリゴマーから得られるポリマーも使用することが
できる。それらの場合には、製造時に場合によっては溶媒の使用を省略すること
ができる。好ましくは可溶性の熱可塑性物質、特に可溶性のポリフッ化ビニリデ
ンが使用される。しかし例えば一成分のポリウレタン分散物のような熱可塑性で
はない物質も使用することができる。
【0012】 これらの硬磁性粉末粒子は不規則に(即ち等方的に)に配置されても、或いは
それらが固有の異方性を有しているときは、場合により配向されてもよい。それ
らはフィルムの表面に平行又は垂直に配向されていると有利である。
それらが固有の異方性を有しているときは、場合により配向されてもよい。それ
らはフィルムの表面に平行又は垂直に配向されていると有利である。
【0013】 本発明による磁性フィルムの残留磁化は硬磁性粉末粒子の種類及び充填密度に
より求められ、0.2〜0.8テスラであると有利である。
より求められ、0.2〜0.8テスラであると有利である。
【0014】 本発明による磁性フィルムは例えば、(i)硬磁性材料から成る粉末を溶液中
に、或いは高分子材料を揮発性溶媒中に分散させ、(ii)こうして得られた分
散物を一定の厚さのフィルムとして循環する鋳込みベルト上に鋳込み、(iii
)溶媒を蒸発させ、(iv)こうして形成されたフィルムを鋳込みベルトから剥
離することにより製造することができる。このフィルムの磁化は溶媒の蒸発後或
いは後の時点(例えば実装後)に行うこともでき、その際磁気粒子をポリマーマ
トリックス中に結合した結果として、等方性の磁性フィルムが得られる。
に、或いは高分子材料を揮発性溶媒中に分散させ、(ii)こうして得られた分
散物を一定の厚さのフィルムとして循環する鋳込みベルト上に鋳込み、(iii
)溶媒を蒸発させ、(iv)こうして形成されたフィルムを鋳込みベルトから剥
離することにより製造することができる。このフィルムの磁化は溶媒の蒸発後或
いは後の時点(例えば実装後)に行うこともでき、その際磁気粒子をポリマーマ
トリックス中に結合した結果として、等方性の磁性フィルムが得られる。
【0015】 本発明方法の有利な実施形態では、硬磁性粉末粒子の配向は、鋳込み工程とフ
ィルムの剥離工程の間に外部の磁場により行われる。
ィルムの剥離工程の間に外部の磁場により行われる。
【0016】 鋳造されたフィルムが硬化する前に配向を行うと特に有利である。この場合異
方性物質から成る粒子を、異方性の磁性フィルムが得られるように、外部の磁場
内で配向させてもよい。
方性物質から成る粒子を、異方性の磁性フィルムが得られるように、外部の磁場
内で配向させてもよい。
【0017】 この磁化及び場合によって配向は、脈動する磁場により行うと有利である。そ
れにより電磁石を使って強い電磁場を僅かなエネルギーの消費で獲得できる。特
に容易に配向可能の硬磁性粉末粒子は、適宜な永久磁石のヨークの空隙内でも配
向することができる。
れにより電磁石を使って強い電磁場を僅かなエネルギーの消費で獲得できる。特
に容易に配向可能の硬磁性粉末粒子は、適宜な永久磁石のヨークの空隙内でも配
向することができる。
【0018】 硬磁性粉末としては希土類の合金を使用するのが好ましい。
【0019】 一般式SECo5、(SE)2(Co、Fe、Cu、Zr)17又は(SE)2F
e14B(式中SEはY、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、D
y、Ho、Er、Tm、Yb又はLuの単数又は複数の元素を表す)の希土類の
合金が特に有利である。
e14B(式中SEはY、La、Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、D
y、Ho、Er、Tm、Yb又はLuの単数又は複数の元素を表す)の希土類の
合金が特に有利である。
【0020】 高分子材料としては可溶性のポリフッ化ビニリデン(−コポリマー)を使用す
るのが好ましい。
るのが好ましい。
【0021】 可溶性のポリフッ化ビニリデン(−コポリマー)に有利な揮発性溶媒はアセト
ンである。
ンである。
【0022】 循環する鋳込みベルトはつや消しの特殊鋼でできていると有利である。
【0023】 本発明による磁性フィルムを製造する設備を図1に示す。この固有の鋳造設備
は、鋳込み溶液もしくは鋳込み分散物用の攪拌装置を有する、温度調節の可能な
貯蔵タンク1、調整可能の搬送ポンプ2、凝集物を分離するための濾過装置3及
び鋳込み器4を含んでいる。鋳込み溶液もしくは鋳込み分散物はローラ6、7上
を循環し、間接的に加熱素子8により加熱されるエンドレスの鋳込みベルト5上
に鋳込まれる。この鋳込みベルトは速度調整駆動装置16を備えるローラを介し
て駆動される。冷却装置9は、場合によっては磁性フィルム11を鋳込みベルト
から除去装置10により剥離する前に冷却する。残留する溶媒残分を除去するた
め、場合によっては磁性フィルムをリール心軸13上に巻き付ける前に、乾燥区
間12内で後乾燥を行ってもよく、その際フィルムは好ましくは搬送軌道14に
より支えられる。この搬送軌道14は場合によっては分離フィルムの役目も兼ね
、磁性フィルムと共に巻き上げられる(図示せず)。フィルムを磁化するため、
電磁石又は永久磁石のヨーク17は僅かな間隔で鋳込みベルトの上方にもたらさ
れる。この鋳込み及び乾燥設備全体は、熱の損失を減らし、吸引及び濾過設備と
共に溶媒の蒸発により製造空間が汚染されるのを阻止する容器15により囲まれ
ていると有利である。搬送ポンプ2としては例えば歯車ポンプ又はホースポンプ
を使用してもよい。
は、鋳込み溶液もしくは鋳込み分散物用の攪拌装置を有する、温度調節の可能な
貯蔵タンク1、調整可能の搬送ポンプ2、凝集物を分離するための濾過装置3及
び鋳込み器4を含んでいる。鋳込み溶液もしくは鋳込み分散物はローラ6、7上
を循環し、間接的に加熱素子8により加熱されるエンドレスの鋳込みベルト5上
に鋳込まれる。この鋳込みベルトは速度調整駆動装置16を備えるローラを介し
て駆動される。冷却装置9は、場合によっては磁性フィルム11を鋳込みベルト
から除去装置10により剥離する前に冷却する。残留する溶媒残分を除去するた
め、場合によっては磁性フィルムをリール心軸13上に巻き付ける前に、乾燥区
間12内で後乾燥を行ってもよく、その際フィルムは好ましくは搬送軌道14に
より支えられる。この搬送軌道14は場合によっては分離フィルムの役目も兼ね
、磁性フィルムと共に巻き上げられる(図示せず)。フィルムを磁化するため、
電磁石又は永久磁石のヨーク17は僅かな間隔で鋳込みベルトの上方にもたらさ
れる。この鋳込み及び乾燥設備全体は、熱の損失を減らし、吸引及び濾過設備と
共に溶媒の蒸発により製造空間が汚染されるのを阻止する容器15により囲まれ
ていると有利である。搬送ポンプ2としては例えば歯車ポンプ又はホースポンプ
を使用してもよい。
【0024】 鋳込み器4は鋳込み溶液を搬送ポンプ2により高めた圧力で直接鋳込み路に案
内するダイカスト機としても、また単独で、静水圧で作動する開放型の剥離式鋳
込み注器としても形成可能である。両者の場合ポンプの出力を相応しく調整する
ことで、圧力もしくは充填レベルを一定に保持すると有利である。フィルムの厚
さは主として鋳込み器4と鋳込みベルト5との鋳込み路の幅により決定される。
内するダイカスト機としても、また単独で、静水圧で作動する開放型の剥離式鋳
込み注器としても形成可能である。両者の場合ポンプの出力を相応しく調整する
ことで、圧力もしくは充填レベルを一定に保持すると有利である。フィルムの厚
さは主として鋳込み器4と鋳込みベルト5との鋳込み路の幅により決定される。
【0025】 加熱装置8は熱を輻射熱として供給すると有利である。乾燥プロセスを補助す
るため、また溶媒の蒸気を搬出するため、温めた空気を供給すると有利である。
更にこの熱を例えば加熱したローラを介して鋳込みベルト上に搬送し、或いはベ
ルトを直接通電により或いは誘導により加熱してもよい。さらには、鋳造フィル
ムをマイクロ波のエネルギーにより加熱してもよい。
るため、また溶媒の蒸気を搬出するため、温めた空気を供給すると有利である。
更にこの熱を例えば加熱したローラを介して鋳込みベルト上に搬送し、或いはベ
ルトを直接通電により或いは誘導により加熱してもよい。さらには、鋳造フィル
ムをマイクロ波のエネルギーにより加熱してもよい。
【0026】 鋳込みベルトから剥離する前に磁性フィルムの強度を高めるため、このフィル
ムを冷却すると有利である。この目的で鋳造設備に単数又は複数の冷却用設備9
を備えてもよい。それらは例えば、冷却が間接的に行われるように鋳込みベルト
5を案内する回転筒又はローラとして形成してもよい。他方、例えば冷たい空気
又は他の冷媒を吹き付けるため、適宜に配置したノズルの形で直接フィルムを冷
却する設備であってもよい。もちろん両方の措置を合わせることも可能である。
ムを冷却すると有利である。この目的で鋳造設備に単数又は複数の冷却用設備9
を備えてもよい。それらは例えば、冷却が間接的に行われるように鋳込みベルト
5を案内する回転筒又はローラとして形成してもよい。他方、例えば冷たい空気
又は他の冷媒を吹き付けるため、適宜に配置したノズルの形で直接フィルムを冷
却する設備であってもよい。もちろん両方の措置を合わせることも可能である。
【0027】 本発明による磁性フィルムは引っ張り強さが比較的弱いため、剥がし装置10
は、過剰な張力がフィルムに加わらないように、フィルムを不所望に引伸ばし又
は全く引きちぎらないように形成すると有利である。剥離装置が、制御された引
っ張り応力をフィルム上に加え、15°〜45°の剥離角度が生じるように有利
に配置されている、ローラ又はローラ対から成ると有利である。或いは巻き上げ
装置13の代わりに、フィルムを弓形の積層体として保管するために切断及び積
層装置を備えてもよい。
は、過剰な張力がフィルムに加わらないように、フィルムを不所望に引伸ばし又
は全く引きちぎらないように形成すると有利である。剥離装置が、制御された引
っ張り応力をフィルム上に加え、15°〜45°の剥離角度が生じるように有利
に配置されている、ローラ又はローラ対から成ると有利である。或いは巻き上げ
装置13の代わりに、フィルムを弓形の積層体として保管するために切断及び積
層装置を備えてもよい。
【0028】 次の実施例により、本発明の磁性フィルムの製造及び特性を明らかにする。
【0029】 例 1 アセトンに、8.7部の可溶性のポリフッ化ビニリデン−コポリマー(商品名
「SOLEF」21508/1001、製造元:ソルベイ・クンストストッフ (
Solvey Kunststoffe)社)、1.4部の網状化剤(商品名「 Disperbyk」180、製造元:ビク・ヘミー(Byk Chemie) 社)及び89.9部のSm2(Co、Cu、Fe、Zr)17の磁気粉末(商品 名
「VACOMAX240」、製造元:バクームシュメルツェ(Vacuumsch
melze GmbH)社)を溶解もしくは分散させる。この磁気粉末をジェッ
トミルを用い窒素雰囲気中で粉砕し、過大粒子を除去するため、80μmフィル タで濾過した。濾過 分析によれば、25μm以下の粒子を60重量%及び40μ
m以上の粒子を1.8重量%含んでいた。平均粒径10μmを目標に設定した。こ
うして得られた鋳込 み溶液の固体の全体量は78.3重量%となり、磁気粉末 の体積比は乾燥後約63%であった。先に記載した鋳造設備で、厚さ120〜1
40μmのフィルムが 製造された。こうして得られたフィルムは2.9〜3.3
g/cm3の密度であ った。更に鋳込み路の間隔及び磁気粉末含有量の変動によ
り、220〜230μmの厚さ及び230〜235μmの厚さのフィルムが、3.
6〜3.7g/cm3も しくは4.0〜4.1g/cm3の密度で製造された。 これらのフィルムは、1 0.6kOeの抗磁力の下で0.2〜0.29Tの残 留磁化を有していた。この例によるフィルムの減磁曲線は図2に示されている。
「SOLEF」21508/1001、製造元:ソルベイ・クンストストッフ (
Solvey Kunststoffe)社)、1.4部の網状化剤(商品名「 Disperbyk」180、製造元:ビク・ヘミー(Byk Chemie) 社)及び89.9部のSm2(Co、Cu、Fe、Zr)17の磁気粉末(商品 名
「VACOMAX240」、製造元:バクームシュメルツェ(Vacuumsch
melze GmbH)社)を溶解もしくは分散させる。この磁気粉末をジェッ
トミルを用い窒素雰囲気中で粉砕し、過大粒子を除去するため、80μmフィル タで濾過した。濾過 分析によれば、25μm以下の粒子を60重量%及び40μ
m以上の粒子を1.8重量%含んでいた。平均粒径10μmを目標に設定した。こ
うして得られた鋳込 み溶液の固体の全体量は78.3重量%となり、磁気粉末 の体積比は乾燥後約63%であった。先に記載した鋳造設備で、厚さ120〜1
40μmのフィルムが 製造された。こうして得られたフィルムは2.9〜3.3
g/cm3の密度であ った。更に鋳込み路の間隔及び磁気粉末含有量の変動によ
り、220〜230μmの厚さ及び230〜235μmの厚さのフィルムが、3.
6〜3.7g/cm3も しくは4.0〜4.1g/cm3の密度で製造された。 これらのフィルムは、1 0.6kOeの抗磁力の下で0.2〜0.29Tの残 留磁化を有していた。この例によるフィルムの減磁曲線は図2に示されている。
【0030】 例 2 例1に記載したようにしてフィルムを製造したが、Sm2(Co、Cu、Fe、
Zr)17の磁気粉末の代わりにNdFeBの磁気粉末を使用した。こうして得ら
れた磁性フィルムは315μmの厚さ、4.11g/cm3の密度及び11.4k
Oeの抗磁力の下で0.35Tの残留磁化を有していた。このフィルムの減磁曲
線は図3に示されている。
Zr)17の磁気粉末の代わりにNdFeBの磁気粉末を使用した。こうして得ら
れた磁性フィルムは315μmの厚さ、4.11g/cm3の密度及び11.4k
Oeの抗磁力の下で0.35Tの残留磁化を有していた。このフィルムの減磁曲
線は図3に示されている。
【0031】 例 3 例2のようにしてフィルムを製造したが、商品名「MAGNEQUENCH」−M
QP−Tタイプの異方性のNdFeB磁気粉末を使用し、このフィルムを0.5
分の乾燥時間の後、未だ硬化していないフィルムの粉末粒子が配向されるよう、
表面に平行に2.4〜2.9kOeの磁場に曝した。完成した異方性のフィルム
は333μmの厚さ、4.0g/cm3の密度、表面に平行に0.505Tの残留
磁化及び11.5kOeの抗磁力を有した。このフィルムの減磁曲線は図4に示
されている。
QP−Tタイプの異方性のNdFeB磁気粉末を使用し、このフィルムを0.5
分の乾燥時間の後、未だ硬化していないフィルムの粉末粒子が配向されるよう、
表面に平行に2.4〜2.9kOeの磁場に曝した。完成した異方性のフィルム
は333μmの厚さ、4.0g/cm3の密度、表面に平行に0.505Tの残留
磁化及び11.5kOeの抗磁力を有した。このフィルムの減磁曲線は図4に示
されている。
【0032】 例 4 例1と同様に(磁気粉末:商品名「VACOMAX」240を使用して)フィルム
製造したが、このフィルムを0.5分の乾燥時間の後、異方性粉末粒子の配向の
ため、表面に対し平行な、脈動する外部磁場に曝した。この磁場の強度を15k
Oe(12kA/cm)〜45kOe(36kA/cm)の間で変動させた。こ
うして得られた異方性の磁性フィルムの減磁曲線は、相応する等方性の磁性フィ
ルムの減磁曲線と共に図5に示されている。等方性フィルムで、0.26Tの表
面に平行な残留磁化が45kOeでの配向後0.46T迄上昇したことを示して
いる。15kOe、20kOe及び30kOeで配向した後の対応する値は、0
.37T、0.41T及び0.43Tであった。粉末粒子を磁場の脈動を使用し
てフィルム表面に平行に配向することにより、等方性の磁性フィルムで0.5の
配向度f0は0.95迄改善された。抗磁力はこの改善された配向により、等 方性の磁性フィルムにおける11.5kOeから、異方性の磁性フィルムにおけ
る約9kOeに減少した。
製造したが、このフィルムを0.5分の乾燥時間の後、異方性粉末粒子の配向の
ため、表面に対し平行な、脈動する外部磁場に曝した。この磁場の強度を15k
Oe(12kA/cm)〜45kOe(36kA/cm)の間で変動させた。こ
うして得られた異方性の磁性フィルムの減磁曲線は、相応する等方性の磁性フィ
ルムの減磁曲線と共に図5に示されている。等方性フィルムで、0.26Tの表
面に平行な残留磁化が45kOeでの配向後0.46T迄上昇したことを示して
いる。15kOe、20kOe及び30kOeで配向した後の対応する値は、0
.37T、0.41T及び0.43Tであった。粉末粒子を磁場の脈動を使用し
てフィルム表面に平行に配向することにより、等方性の磁性フィルムで0.5の
配向度f0は0.95迄改善された。抗磁力はこの改善された配向により、等 方性の磁性フィルムにおける11.5kOeから、異方性の磁性フィルムにおけ
る約9kOeに減少した。
【図1】 本発明による磁性フィルムの鋳造設備の図。
【図2】 フィルムの厚さによる磁場の強さHの変動を示すグラフ図。
【図3】 例2による磁性フィルムの減磁曲線を示すグラフ図。
【図4】 例3による磁性フィルムの減磁曲線を示すグラフ図。
【図5】 例4による異方性の磁性フィルムで磁場の強度により変化する減磁曲線を等方
性のフィルムの減磁曲線と共に示すグラフ図。
性のフィルムの減磁曲線と共に示すグラフ図。
1 貯蔵タンク 2 搬送ポンプ 3 濾過装置 4 鋳込み器 5 鋳込みベルト 6、7 ローラ 8 加熱素子 9 冷却装置 10剥離装置 11 磁性フィルム 12 乾燥区間 13 リール心軸(巻き上げ装置) 14 搬送軌道 15 容器 16 速度調整駆動装置 17 永久磁石ヨーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アントキン、ゼルガイ ドイツ連邦共和国 デー‐79279 フェー ルシュッテテン ウーツェンガッセ 10 (72)発明者 フェルネンゲル、ヴィルヘルム ドイツ連邦共和国 デー‐63801 クライ ンオストハイム エッセナー シュトラー セ 5 (72)発明者 カッター、マチアス ドイツ連邦共和国 デー‐63755 アルツ ェナウ アム ボルヒグラーベン 8 (72)発明者 ロ−デヴァルト、ヴェルナー ドイツ連邦共和国 デー‐63584 グリュ ンダウ パルクシュトラーセ 4 (72)発明者 ヴァル、ボリス ドイツ連邦共和国 デー‐63505 ランゲ ンゼルボルト バーンシュトラーセ 7 Fターム(参考) 5E040 AA06 AA07 AA08 BB03 CA01 HB06 HB19 NN01 NN15
Claims (17)
- 【請求項1】 ポリマーマトリックス及びその中に分散された平均粒径10
0μm以下、特に20μm以下の硬磁性粉末から成る坦体なしの硬磁性フィルム。 - 【請求項2】 50〜2000μm、特に100〜500μmの厚さを特徴と
する請求項1記載の磁性フィルム。 - 【請求項3】 硬磁性粉末の体積比が少なくとも50%であることを特徴と
する請求項1又は2に記載の磁性フィルム。 - 【請求項4】 フィルムが硬磁性粉末として少なくとも1つの希土類の合金
を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の磁性フィルム。 - 【請求項5】 フィルムが希土類の合金として一般式SECo5、(SE)2 (Co、Fe、Cu、Zr)17又は(SE)2Fe14B(式中SEはY、La、
Ce、Pr、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb又
はLuの単数又は複数の元素を表す)の合金を含むことを特徴とする請求項4記
載の方法。 - 【請求項6】 ポリマーマトリックスが主として可溶性のポリフッ化ビニリ
デンから成ることを特徴とする請求項1乃至5いずれか1つに記載の磁性フィル
ム。 - 【請求項7】 硬磁性粉末粒子がフィルム表面に平行又は垂直に配向されて
いることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1つに記載の磁性金属フィルム
。 - 【請求項8】 フィルムが0.2〜0.8Tの残留磁化を有することを特徴
とする請求項1乃至7のいずれか1つに記載の磁性フィルム。 - 【請求項9】 少なくとも以下の工程、即ち (i)平均粒径100μm以下、特に20μm以下の硬磁性粉末を溶液中或いは揮
発性溶媒中の高分子材料の分散溶液中に分散させ、 (ii)硬磁性粉末の分散物を一定の厚みのフィルムとして循環する鋳込みベル
ト上に鋳込み、 (iii)溶媒を蒸発させ、 (iv)こうして形成されたフィルムを鋳込みベルトから剥離する 各工程を特徴とする請求項1記載の硬磁性フィルムの製造方法。 - 【請求項10】 鋳込み工程(ii)とフィルムの剥離工程(iv)との間
に、硬磁性粉末粒子を外部の磁場により磁化及び配向することを特徴とする請求
項9記載の方法。 - 【請求項11】 鋳込んだフィルムが硬化する前に、磁化及び配向を行うこ
とを特徴とする請求項10記載の方法。 - 【請求項12】 外部の磁場を脈動させることを特徴とする請求項10又は
11に記載の方法。 - 【請求項13】 外部の磁場を永久磁石のヨークにより形成することを特徴
とする請求項10又は11に記載の方法。 - 【請求項14】 硬磁性粉末として希土類の合金を使用することを特徴とす
る請求項9乃至13のいずれか1つに記載の方法。 - 【請求項15】 希土類合金として一般式SECo5、(SE)2(Co、F
e、Cu、Zr)17又は(SE)2Fe14B(式中SEはY、La、Ce、Pr
、Nd、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb又はLuの単
数又は複数の元素を表す)の合金を使用することを特徴とする請求項9乃至14
のいずれか1つに記載の方法。 - 【請求項16】 高分子材料として可溶性ポリフッ化ビニリデンを使用する
ことを特徴とする請求項9乃至15のいずれか1つに記載の方法。 - 【請求項17】 揮発性溶媒としてアセトンを使用することを特徴とする請
求項16のいずれか1つに記載の方法。
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