JP2002502321A - ストリップモードのプリントおよびプロット装置ならびに方法 - Google Patents

ストリップモードのプリントおよびプロット装置ならびに方法

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JP2002502321A JP50441694A JP50441694A JP2002502321A JP 2002502321 A JP2002502321 A JP 2002502321A JP 50441694 A JP50441694 A JP 50441694A JP 50441694 A JP50441694 A JP 50441694A JP 2002502321 A JP2002502321 A JP 2002502321A
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パーネル,ジェームス,エー.
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads

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Abstract

(57)【要約】 新規なサーマル“ストリップモード”のプリント方法および装置が開示されている。プリントすべきイメージ(26)を表すデータは、複数のX軸ストリップ(34−38)に構成されており、これらストリップそれぞれは、プリントすべき媒体(27)の幅より実質的に小さいY軸幅を有する。それぞれのストリップは、ほぼ1インチないしほぼ4インチのY軸幅を有することができる。ストリップモードサーマルプリントヘッド(28)は、X軸ストリップへ動かされ、それから媒体(27)が、ストリップ内でプリントのために動かされる。ストリップモードプリントヘッド(28)は、全ラインをプリントするために媒体の幅全体にわたって走査される直列モードのプリントヘッドとは相違して、全ストリップをプリントするために媒体(27)が動かされている間は静止したままである。ストリップモードプリントヘッドは、次に別のストリップにおいてプリントするように動かされ、且つこのストリップをプリントする間、静止保持される。

Description

【発明の詳細な説明】 ストリップモードのプリントおよびプロット装置ならびに方法 関連出願 ここに開示するプリントおよびプロット装置は、所有者が同一である下記の米 国特許出願に記載の出願対象の一部または全部を利用しており、または利用でき る。すなわち、本出願と出願日が同一である“プリンタ用リボン・カセット格納 および移送装置”(代理人事件番号No.HID−185)という名称の出願シ リアル番号07/920,116号;本出願と出願日が同一である“リール間の シート材料移送システムにおけるリール直径のゲージング方法および装置”(代 理人事件番号No.HID−186)という名称の出願シリアル番号07/92 0,117号;本出願と出願が同一である“特にプリンタおよびプロッタ用のシ ート媒体移送システム”(代理人処理番号No.HID−181/182)とい う名称の出願シリアル番号07/920,115号;および、本出願と出願日が 同一である“ストリップモードの熱転写式プリンタの部品とサブアセンブリ”( HID−181/182)という名称の出願シリアル番号07/919,666 号である。上記の特許出願の記載内容の全てが参考文献として本明細書に引用さ れている。 発明の背景 ここに記載する発明は、モノクロおよびカラーイメージおよび記号(“イメー ジ”と総称する)の熱転写式プリントの方法および装置に関する。本発明は、特 に、行モードプリント、逐次(すなわちラスタ走査)モードプリント、およびベ クトル・モードのプロットとは異なる新規の“ストリップ”モードでの熱転写式 プリントの方法および装置に関する。本発明は、特に、カラーおよびワイド判の (例えば、11インチ(約28cm)以上の幅の)グラフィックイメージのプリ ントに特に有用である。 近年のカラーおよびモノクロのコンピュータすなわちディジタルプリント装置 は、代表的には行モードまたは逐次モードで、シート媒体に微細なドット、また はその他の微細な幾何学的構成でイメージ全体をプリントするマトリクスタイプ からなっている。行モードまたは逐次モードでのマトリクスプリントには、イン パクト式ワイヤドット、またはピンドット方式、(直接および熱転写)感熱方式 、インクジェット方式、および静電方式を含む多くのインパクト式、およびノン インパクト式プリント技術を利用できる。しかし、ここに開示する発明は、特に ワイド判の(例えは11インチ(約28cm)以上の幅の)イメージをプリント するマトリクス熱転写式プリンタに関するものである。公知の行モードのマトリ クス熱転写式プリンタ技術および公知の逐次モードのマトリクス熱転写式プリン タ技術をワイド判のプリントに適応させようとすると、後述の問題点および/ま たは欠点が伴うので、本発明は逐次モードのマトリクスプリントとも行モードの マトリクスプリントとも異なる新規のストリップモードのマトリクス感熱式プリ ントを提供するものである。感熱式プリント、ならびに逐次モードのマトリクス 感熱式プリンタおよび今日モードのマトリクス感熱式プリンタをワイド判のプリ ントに適用しようとした場合の問題点ならびに欠点を後述する。ベクトルモード のプロッタ、ならびにそのワイド判のカラープロットに伴う問題点および欠点も 後述する。 マトリクス感熱式プリンタは、プリントヘッドがシート媒体に直接接触する直 接式でもよく、または顔料、ワックス、樹脂、インク等(以下では“インク”と 呼ぶ)を含んだ熱で活性化するドナー転写媒体をプリントヘッドと受容媒体との 間に挿入し、感熱式プリントヘッドがドナー、もしくは転写媒体に接触して“イ ンク”がドット状にドナーもしくは転写媒体から受容媒体へと転写される転写式 でもよい。熱転写式ドナーもしくは転写媒体は熱活性化“インク”層を有する従 来の任意の薄膜でよい。説明を簡略にするため、このようなドナー、もしくは転 写媒体を“リボン”と呼ぶことにする。受容媒体は紙、プラスチック、マイラー 等の任意の適当な媒体でよい。 行モードのマトリクス・プリンタは行全体を一度にプリントする。慣習上、通 常はプリントされる媒体の幅方向である行方向、すなわち走査方向をY軸、もし くはY方向と呼び、これと直交の方向、すなわち媒体の長手方向、すなわち媒体 給送方向をX軸、もしくはX方向と呼ぶ。行モード・プリンタは、イメージがプ リントされる媒体の幅と少なくとも等しい幅を有し、プリントヘッドと媒体との それぞれの相対位置に完全な1行のイメージをプリントするいわゆる全幅のプリ ントヘッドを使用している。行モード・プリンタのプリントヘッドは代表的には 、常時固定状態に保たれ、各行のプリント語、またはプリント中に、媒体が媒体 の長手方向のX軸と平行にプリントヘッドに対して移動される。(あるいは、相 対運動が必要であるので、プリントヘッドを固定媒体に対してX軸に平行に移動 させてもよく、または、媒体とプリントヘッドの双方をX軸と平行に逆方向に移 動させてもよい。)このように、行モード・プリンタは、1行のイメージを一度 にプリントするため、プリントヘッドと媒体を相対的に移動させるために、プリ ントヘッドとプリントされる媒体とを相対的に移動させる。 逐次モード・マトリクス・プリンタ(すなわちラスタ走査プリンタ)は、プリ ントヘッドがY軸と平行に移動または走査される際に、ドットを行に沿って所望 の位置に逐次的にプリントする。逐次モードのマトリクス・プリンタは、イメー ジがプリントされる媒体の幅よりも大幅に短い長さ(Y軸寸法)と、例えば10 のドット分の幅のような多数のドット幅である幅(X軸寸法)とを有するいわゆ る浮動、もしくは走査プリントヘッドを使用している。浮動プリントヘッドは、 プリントヘッドが連続的に移動、もしくは走査される際にY軸と平行な行の逐次 的なプリントを行う。各行のプリントが終了した後、媒体はX軸と平行にプリン トヘッドに対して移動される。このように、逐次モード・プリンタはプリントヘ ッドと媒体とを2方向に相対移動させる。代表的には、プリントヘッドはY軸と 平行に移動され、媒体はX軸と平行に移動されるが、平床式のプリンタでは、媒 体は固定され、プリントヘッドがX軸とY軸の双方に平行に移動される。 行モードまたは逐次モードでプリントされた各行の幅は代表的には10ドット 幅(X方向寸法)であり、幅の正確なドット数は特定のプリントヘッドによって 異なっている。米国特許明細書第4,870,428号(クワバラ他)および第 4,688,050号(トゥサオ)は幅が多数のドット幅(X軸)であり、特に 感熱式プリントヘッドがX軸と平行に列で配列された加熱素子を有するプリント ヘッドを備えた逐次モードの感熱式プリンタの例を開示している。 行モードの感熱式プリンタの例は、米国特許明細書第4,843,408号 (タナカ)、第4,707,703号(トイダ他)、第4,542,997号( マツシマ)、第4,540,992号(モテキ他)、第4,447,818号( クラタ他)、および第4,067,017号(ダトーゾス他)に開示されている 。 逐次モードの感熱式プリンタの例は、米国特許明細書第5,063,392号 (カー他)(ピンドット・マトリクス、または感熱式、カラー)、第4,940 ,994号(ハーベルト他)、前記のクワバラ他の第4,870,428号、第 4,844,632号(ミノワ)、第4,809,018号(ナカムラ他)、第 4,789,873号(マツウラ)、第4,750,007号(スズキ)、第4 ,712,115号(タツミ他)、第4,694,305号(シオミ他)、第4 ,692,774号(ナガシマ他)、上記のトゥサオの第4,688,050号 、第4,647,232号(コスタ)、第4,575,733号(ハットリ他) 、第4,563,692号(ナギタ他)、第4,517,573号(ヤナ)、お よび第4,070,680号(シェーリー)に開示されている。米国特許明細書 第4,403,874号(ペイン他)は、多数のプリントヘッドと、各プリント ヘッド毎に別個のリボンを備えた単一のリボン・カートリッジとを有するカラー ・プリンタを開示している。プリントヘッドとカートリッジは全て同一のキャリ ッジに装着され、このキャリッジは別のカラーで媒体の幅を横切ってプリントす るように逐次モードで移動される。 ベクトル・モードのプロットでは、イメージは一連のベクトルに変換され、プ リントヘッドと媒体は各ベクトルをプロットするために(X軸およびY軸と平行 な)2つの直交方向に同時に相対的に移動される。ベクトル・プロッタは代表的 にはペンのようなマーキング機具を使用するが少なくとも特許文献ではインクジ ェット式ベクトル・プロッタが提案されている。 ベクトル・モード・プロッタの例は、米国特許明細書第4,794,403号 (シーバー他)(フラットベッド、ペン式、カラー)、第4,621,403号 (アンダースン)(インクジェット式)、第4,554,556号(ヒラタ他) (インクジェット式、カラー)、第4,888,710号(ベンサム他)(ペン 式)、第4,734,716号(シルババーク他)(ペン式)、第4,547, 968号(パターソン)(ペン式、カラー)、上記のシェーリーの第4,070 ,680号(感熱式)、第3,968,498号(ウチヤマ)(フラットベッド 、インクジェット式)に記載されている。 前述のように、ワイド判のフル・カラーイメージをプリントまたはプロットす るために行モードおよび逐次モードのプリントおよびベクトル・モードのプロッ ト技術を応用、もしくは使用する際に問題点および(または)欠点が生ずること が、研究を促し、その結果、本明細書に開示するストリップモードのマトリクス プリントが開発された。ある種の問題点と欠点は種として熱転写リボンの装着、 位置決めおよび制御と、プリントヘッドの装着と、プラテンの構造とに関するも のである。更に、特定の問題点に解決策を適用する際のコストを節減することが 重要な要因であった。 熱転写式のプリント中に、プリントヘッド内の加熱素子が熱転写リボンに接触 し、プラテンによって担持されたシート媒体に対してリボンを押圧する。熱およ びある程度の圧力によって、プリントヘッドが起動し、リボンに含まれたインク がシート媒体に転写される。リボンとシート媒体は接触状態に保たれ、インクが 受容体であるシート媒体に転写されるのに充分な所定の最小“停止”時間だけ、 プリントヘッドによって熱が加えられる。行モードプリントでは、媒体は代表的 には、プリントヘッドがリボンを加熱し、シート媒体に対して少なくとも必要最 小限の停止時間だけリボンを押圧することができるような充分に遅い速度でプリ ントヘッドを通過するように連続的に移動され、逐次モードプリントでは、プリ ントヘッドは上記の速度で媒体に沿って連続的に移動される。代表的には、イン ク層が溶解し、インクがシート媒体に転写されるので、熱転写リボンは停止時間 中に受容体であるシート媒体に一時的に接着するので、シート媒体が移動すると 、この媒体とともに最初は熱転写リボンも移動し、その後で媒体とリボンが分離 される。 熱転写リボンと媒体の上記のような動きを行モード・プリンタに適応させるた めに、リール軸がプリントヘッドの反対側のY軸と平行になり、リボンが媒体の 幅全体にかかるように、熱転写リボン供給リールおよび巻き取りリールを配置す る必要があろう。転写リボンをこのように配置すると、リボン供給および巻き取 りリールの位置を決めることが困難であり、また、媒体の幅全体を横切ってリボ ン全体の広いスパンに亘って転写リボンを移動させ、制御することが困難であり 、現時点ではほとんど不可能であるため、ワイド判の行モードプリントでは問題 点が生ずる。このような幅広いリボンのコストも高価なものになろう。 異なるカラーのワイド様式のリボンを共通のプリントヘッドに隣接するプリン ト位置へと、また、このプリント位置外に移動させ、または、共通のプリントヘ ッドをリボンへと移動させる設計上の仕事は極めて困難であり、複雑であるため 、行モードのカラー熱転写式プリンタではリボンを制御することが更に問題とな る。更に、フル・カラープリントは異なるカラーの多数の転写リボン、またはワ イド判の単一の多色リボンが必要であるため、極めてコスト高になる。ワイド判 の単一の多色転写リボンを使用すれば、長いスパンのリボンをプリントヘッドの 近傍のプリント位置へと、また、プリント位置外へと移動させなければならない 問題(および/またはプリントヘッドを移動させなければならない問題)は解決 されるものの、このような多色リボン、特に幅広い多色リボンを使用することに は欠点がある。第1に、多色リボンは高価である。更に、従来のプリンタは多色 リボン全体をプリント中に割り出すので、その時点でプリントされていないカラ ーのリボン部分は使用されないままに、単にプリントヘッドを通過するように割 り出されてしまう。このように未使用部分が全く使用されずに無駄になったまま リボンを頻繁に再装填する必要がり、リボンのコストが高いので極めて高くつく か、または、後に使用するためにリボンの未使用部分を再度割り出す必要がある 。そのためには、リボンの未使用部分と、この未使用部分のカラーを識別する装 置と、双方向の割り出し装置が必要である。 行モードの熱転写式プリンタは、長さが媒体の幅と同じで、幅がプリントヘッ ドの幅と同じプラテンを使用する。プリントされる比較的ワイドなイメージの光 学的密度を均一にするため、シート媒体とプリントヘッドおよび介在する熱転写 リボンとの摩擦抵抗を軽減するためにできるだけ低い均一な接触圧を、プラテン のプリント長さ全体に亘ってプリントヘッドとプラテンとの間で維持しなければ ならない。このような均一な、できるだけ低い接触圧を達成するため、プリント ヘッドとプラテンとの距離は均一に保たれなければならない。その理由は、プリ ントヘッドとプラテンとの距離が変動するとプリント画質の変動をきたすことが あるからである。プラテンは二次元に延びているので、すなわち、X方向に延び た10個の加熱素子を有するプリントヘッドを収容するための相当なX方向寸法 と、媒体の幅と同じ長さであるY方向寸法を有しているので、プリントヘッドと プラテンとの位置合わせおよび間隔付けの双方または一方の許容差を保つことは 、現在の製造技術では可能であるとしても、コストが高く、且つ困難である。 逐次モードのプリンタでは、ワイド判の熱転写式プリントで行モード・プリン タに伴う上記のリボン制御の問題は回避されるであろう。何故ならば、前述した ように逐次モード・プリンタは行方向(Y軸)では、例えば線形の、単一の加熱 素子幅の配列では、代表的には約0.0025インチ、すなわち0.64mmで ある加熱素子一つ分、または数個分と極めて狭いが、幅(X方向)は代表的には 、例えば約0.2インチ、すなわち5mmの加熱素子10個分の広いプリントヘ ッドを使用しているからである。しかし、行モードの熱転写式プリンタの場合と 同様に、逐次モードの熱転写式プリンタの場合も、長さがプリントされる媒体の 幅と等しく、幅がプリントヘッド幅と等しいプラテンを使用しているので、プリ ントヘッドとプラテンとの間の距離の変動に関しては行プリンタと同様の問題が 生ずるであろう。 公知の熱転写式プリンタ技術をワイド判のプリントに応用しようとする際の別 の問題点は、加熱素子が熱転写リボンと接触し、このリボンをシート媒体と、プ ラテンに対して押圧するように(またはシート媒体に直接接触するように)し、 同時に前述のように加熱素子とプラテンとの均一な距離を保つように、感熱式プ リントヘッドを従来のプラテンに装着することが困難であることにある。現在市 販されている感熱式プリントヘッドの全てではないが、大部分の底部は平坦では なく、加熱素子はプリントヘッドの底部の、突出部から間隔を隔てた一つの縁部 の近傍に実装されている。その結果、一般に、プリントヘッドの底部がプラテン と接触しないように、平坦なプラテンのプラテン接触面に対して角度を以てプリ ントヘッドを実装するか、ローラ形のプラテンを使用することが必要である。ワ イド判のプリントで平坦なプラテンの近傍に単数または複数個の感熱式プリント ヘッドを上記のように実装することは極めて困難であり、一つの長いプリントヘ ッド(または隣接する多数の短いプリントヘッド)と単一のローラ形プラテンと の距離を均一に保つことは極めて重要である。 フル・カラープロット用のベクトル・モード・プロッタにも問題がある。イメ ージの各行はベクトルプロットされているので、全てのベクトルをプロットする ためには、シート媒体はプリントヘッドを通って双方向に複数回通過しなければ ならない。正確なプロットを行うためにはシート媒体とプロットヘッドの極めて 精密な位置合わせが保たれなければならないので、シート媒体の駆動機構がシー ト媒体をきつく締めつけることがあり、代表的な用例ではシート媒体に窪み、も しくは送り穴が作成されて、これらがスプロケット・ホイール駆動の構造と位置 合わせされる。しかし、複雑なプロットおよびカラープロットにはプリントヘッ ドの多数回の通過が必要であるので、通過回数が増すとともにシート媒体と、そ の駆動機構との位置合わせが損なわれる恐れがあり、駆動機構がシート媒体を破 く場合がある。更に、特にカラープロット、およびサイズが大きく、比較的複雑 なプロットの場合、ベクトル・モードプロットは逐次モードのマトリクスプリン トと比較して極めて緩速である。しかし、同等のコストの装置では、ベクトル・ モードプロットの描画画質は一般に行モードまたは逐次モードでプロットされた 描画よりも優れている。 全幅の行モード・マトリクスプリンタ、逐次モードのマトリクス・プリンタ、 およびベクトル・モードのプロッタに伴う前述の問題点がなく、同時に、狭いイ メージと広いイメージ、および簡単なイメージと複雑なイメージの双方とも、高 画質のモノクロ、およびカラープリントまたはプロットが行われるグラフィック イメージのプリント(またはプロット)方法と装置が必要である。 発明の大要 ここに開示する発明の目的は、比較的低い装備コストで、比較的簡単に、特に 高画質の、また、特に処理能力が高いワイド判のカラーおよびモノクロイメージ をプリント、またはプロットする方法と装置を提供することにある。 本発明は行モードプリントおよび逐次モードプリントとは異なる新規のストリ ップモードのマトリクスプリントによる熱転写式プリントの方法と装置を提供す るものである。本発明のストリップモードプリントは前述の双方の欠点を伴うこ となく逐次モードと行モードのプリントの双方の属性を利用しているものの、本 発明によって、イメージが逐次的に印刷されるのでもなく、行全体が一時にプリ ントされるのでもない。新規のストリップモードでのプリントはワイド判のモノ クロ・マトリクスプリント用の、また、ワイド判のマトリクス・カラープリント 用の行モードおよび逐次モードの熱転写式プリンタと、ベクトル・モードのプロ ッタの上述の問題点と欠点を解決するものである。 ここに開示する本発明のストリップモードプリントは、ワイド判の熱転写式プ リント、およびワイド判の熱転写式カラープリントに伴う前述の問題、すなわち 、感熱式プリントヘッドとプラテンとの位置合わせと、相互間隔とを保持し、感 熱式プリントヘッド(単数または複数)を実装することに関連する問題点、およ び熱転写リボンの装着と制御の問題を認識し、且つ、これらの問題を本明細書に 開示する方法で解決できることを認識することに基づいている。二次元の許容差 よりも一次元の許容差を制御するほうが容易であるという特別な認識によって、 極めて狭いプラテン接触面と、これに適合するプリントヘッドの実装方法が研究 された。 本発明に従った熱転写式ストリップモードプリントは、複数個の加熱素子が全 長と、狭い全幅とを有し、細長く狭い配列で配置された、長さが幅よりも長い感 熱式プリントヘッドを使用している。配列の狭い幅方向はX軸と平行に配され、 幅よりも長い配列の長手方向はY軸と平行に配されている。従って、プラテン接 触面のの“X方向寸法”を極めて狭くすることができる。“Y軸”と“X軸”の 意味はプロッタおよびプリンタで用いられる従来と同じ意味である。プリントさ れるイメージは加熱素子の配列の長さに達する幅のストリップへと区分され、各 ストリップは行に区分される。推奨実施例では、イメージはストリップ毎に、プ リントされる。すなわち、ストリップの全ての行がプリントされ、次にプリント ヘッドが別のストリップでプリントするように位置付けされる。 プリントがなされる媒体は第1の軸と平行な第1の寸法と、第2の軸と平行な 第2の寸法を有している。代表的なプリンタとプロッタでは、第1の軸はX−Y 座標系のY軸であり、第2の軸はX−Y座標系のX軸である。加熱素子アレイの 長さと幅はそれぞれ、媒体の第1と第2の寸法よりも大幅に短く、また、本発明 に従って、加熱素子配列の長さは、逐次モード・プリンタのように第2の軸(X 軸)と平行に延びるのではなく、第1の軸(Y軸)と平行に延びている。 例えば、本発明に従って導入された感熱式プリントヘッドは、加熱素子のわず か一個、または数個幅分の極めて狭い幅と(例えば0.0025インチ=約0. 64mm)、(Y軸と平行な)より長い長さ(例えば約1インチ=約2.5cm から約4インチ=約10cmまで)を有している。 これに対応して、本発明の実施例に従ったストリップモードプリントでプリン トされるストリップの最大幅は、約4インチ(約10cm)までの幅になる。従 って、プリントヘッドと、(使用される場合は)転写リボンと、媒体とが押圧さ れるプラテンの接触面はほほ一次元の面になり、それによってこの接触面を長い 距離に亘って実質的に平坦に保ち易くなる。本発明に従った感熱式プリントヘッ ドに、プラテンの長さ(Y軸)と平行に延び、しかもY方向には比較的短い加熱 素子を実装することによって、比較的長いY軸の距離に亘ってプリントヘッドと プラテンとの間隔を均一に保つという上記の問題点が解決される。 更に、プリントヘッドの長さ(X軸)をプリントされる媒体の幅に対して比較 的短くすることによって、幅が比較的狭い転写リボンを使用できるようになる。 更に、Y軸と平行に延びた加熱素子をプリントヘッドに実装することによって、 リボン供給および巻き取りリールの軸をY軸と平行にして転写リボンを装着する ことが可能になり、それによって幅広い転写リボンの制御と装着に関する前述の 難点が解消される。 ストリップモードプリントでは、プリントされるイメージを表すデータは、プ リントされる媒体の第1軸(X軸)と平行な長手方向寸法を各々が有する複数個 のストリップへと配列される。ストリップのY軸方向の長さは感熱式プリントヘ ッドの加熱素子配列の長さ以下である。すなわち前述のように約4インチ(約1 0cm)までである。ストリップの少なくとも一つの長さは加熱素子配列の長さ に等しい。プリントされるイメージの各ストリップを表すデータは、各々が加熱 素子配列の幅と等しい媒体の第2軸(X軸)と平行な幅と、ストリップの長さま での第1軸(Y軸)と平行な長さを有している。 プリントヘッドと媒体とは、プリントヘッドが、プリントされるストリップに 対応する媒体の所望位置の近傍にくるように相対的な位置に相対移動される。プ リントヘッドはイメージのそれぞれのストリップにイメージの各行を熱転写式に プリントするように構成されている。例えば、イメージの第1行目がイメージの 第1のストリップの所望位置にプリントされ、次に、プリントヘッドと媒体は、 プリントヘッドがイメージの別の行がプリントされる媒体の別の位置の近傍にく るような相対位置に反復して相対移動され、プリントヘッドはイメージがプリン トされるまで、シート媒体のそれぞれの他の位置にイメージのそれぞれの別の行 をプリントするように構成されている。 所定サイズの媒体の全幅に亘ってプリントするために、部分的な長さを有する 単数または複数のストリップ、すなわち加熱素子配列の全長よりも長さが短いス トリップにプリントすることが必要になることがあり、このようなストリップは 一般的には媒体の縁部(単数または複数)の近傍にプリントされよう。 本発明の方法と装置では、モノクロとカラーの双方の熱転写式ストリップモー ドプリントについて、イメージはストリップ毎にプリントされる。すなわち、プ リントヘッドとシート媒体とは、プリントヘッドを所定のストリップ内に位置付 けるために相対移動され、次に、プリントヘッドとシート媒体とは、プリントヘ ッドを別のストリップ内に位置付けるように相対移動され、以下同様である。更 に、プリントヘッドは、これを所望のストリップ内に相対的に位置決めするため に、プリントされる媒体に対して第1軸(Y軸)と平行に移動され、媒体はプリ ントヘッドを相対的に位置決めするためにプリントヘッドに対して第2軸(X軸 )と平行に移動される。 好ましくは、熱転写媒体、すなわちリボンが備えられ、プリントヘッドがリボ ンから受容媒体へと“インク”を転写させることによってプリントが行われる。 リボンを節約するため、プリントヘッドが能動プリント位置にある場合に、リボ ンはリボン給送リールからプリントヘッドを通る分だけが前送りされる。 異なるカラーの複数のリボン、または一つのリボン部分を必要とする熱転写式 カラープリントの場合は、いくつかの理由からストリップモードプリントが複数 の、異なるカラーのリボンを使用することが有用である。リボンのスパン長さは 比較的狭い。すなわち、(約4インチまでの)ストリップの幅とほぼ等しい幅で あるにすぎない。転写リボンのリールは、プリント用にその軸がY軸と平行であ るように位置付けされているので、転写リボンを収容するカセット、もしくはカ ートリッジは、プリントヘッドの、スペースを利用することがより容易である側 面に蓄積し、そこから交換できる。このような構成によって更に、キャリッジと キャリッジの運動のためだけにキャリッジの進行経路内に、またはその近傍に位 置している蓄積機構との間でカセットを移送するため、プリントヘッドが実装さ れているキャリッジをプリントのためにプリントヘッドが移動される同じY軸の 経路に沿って移動させることができる。 本発明に従ってカラーイメージをマトリクスプリントする方法は、プリントさ れるイメージを表すデータを前述のように複数のストリップと行とに構成するだ けではなく、プリントされるイメージを2色、またはそれ以上のカラーに分離し て、分離された各色のイメージのそれぞれの部分の熱転写式プリントによってカ ラーイメージがプリントされるようにする。感熱式プリントヘッドが使用され、 前述のような方向付けにされる。異なるカラーの複数の部分を有する多色熱転写 リボンを使用してもよいが、異なるカラーの複数の熱転写リボンを使用する方が 好ましい。プリントヘッドは前述のようにプリントされる媒体に対して方向付け され、加熱素子配列の長手方向は第1軸(Y軸)と平行に延びている。プリント ヘッドはカラーイメージをプリントするための多色リボンまたは異なるカラーの 複数のリボンの選択された一つから選択されたカラー(単色、または多色)のイ メージの選択された行を熱転写式にプリントするように構成されている。 プリントされる媒体にイメージをマトリクスプリントするための本発明に従っ た装置は、前述のように媒体に対して方向付けされた前述の感熱式プリントヘッ ドと、プリントヘッドを複数のストリップの各々に位置付けするため、プリント ヘッドと媒体とを第1軸(Y軸)に対して相対的に移動し、且つプリントヘッド をストリップ内の複数の行の各々の近傍に選択的に位置付けするため、プリント ヘッドと媒体とを第2軸(X軸)に対して相対的に移動する装置と、ストリップ 内の選択された行を熱転写式にプリントするための感熱式プリントヘッドがそれ ぞれの行の近傍にあるときに、このプリントヘッドがプリントされるイメージの それぞれの部分を前記のそれぞれの行にプリントするようにさせる装置、とから 構成されている。 本発明に従った、プリントされる媒体にカラーイメージをマトリクスプリント するための装置は、イメージをマトリクスプリントするために前述の装置と、異 なるカラーの複数部分を有する多色熱転写リボン、または好ましくは異なるカラ ーの複数個の熱転写リボンと、分離されたカラーのそれぞれのカラーでイメージ のそれぞれの部分を熱転写式にプリントするとカラーイメージがプリントされる ように、プリントされるカラーイメージを2色またはそれ以上のカラーに分離す る装置、とから構成されている。 熱転写式マトリクス・カラーストリップモードプリントのための好ましい方法 と装置では、異なるカラーの複数個の熱転写リボンが使用され、プリントヘッド は第1の熱転写リボンから第1のカラーのイメージの選択された行を熱転写式に プリントして、第1のカラーのイメージの全行をプリントするようにされ、次に 、プリントヘッドは別の熱転写リボンから別のカラーのイメージの選択された行 を熱転写式にプリントして、全カラーのイメージの全行をカラー毎にプリントす るように構成されている。異なるカラーの別個のリボンを用意する方が好ましい が、その理由は、その方がプリント中に、特に単色でのプリント中に単一の多色 リボンよりもリボンを節約でき、より多様なカラーで、また、特殊なカラーでの プリントが可能であるという利点を備えているからである。 本発明の実施例では、プリントヘッドがプリントしていないときに、プリント ヘッドがプリントされる媒体から間隔を隔てた非プリント位置へと移動され、プ リントヘッドと媒体とが相対的に移動されるが、プリントヘッドが非プリント位 置にあるときには熱転写リボンは移動されない。 熱で活性化される複数の転写リボンを使用する場合は、所定の転写リボンは所 定条件に応動して蓄積機構から感熱式プリントヘッドに対してプリント位置へと 自動的に移送される。前記の特定条件とは、未使用のリボンがその時点で使用中 のリボン供給リールに僅かしか、あるいは全く残っておらず、または所定のカラ ーのプリントが終了したことが検出された状態である。 ほぼ一次元の面である比較的狭く、弾性の接触面を有する固定プラテンが備え られている。プラテンの幅は加熱素子配列の全体幅の約2倍でよい。 更に、プリントヘッドが間にある媒体と、間にある熱転写リボンとを通してプ ラテンに対して所定の接触圧で、また、双方が交差連結することがないように2 方向の余裕度、すなわち縦揺れと横揺れを伴ってプリントヘッドを弾力的に押圧 するプリントヘッド支持体も備えられている。 媒体がプリントヘッドから下流に(正の“X”方向)漸進する際に媒体の摩擦 抵抗を軽減し、媒体の正確な位置合わせを保持する構造が備えられている。更に 、プリントヘッドを異なるストリップ内に正確に位置付けするY軸駆動システム が備えられている。 プリントヘッド(およびその支持体)はY軸駆動システムによって第1軸(Y 軸)に平行に移動されるキャリッジに実装されている。キャリッジにはプリンタ 制御装置の一部も実装され、この制御装置はプリントヘッドの加熱素子の加熱、 プリントヘッドの昇降および転写リボンの制御を含む、キャリッジに実装された 素子による機能を制御するための素子を備えている。このような部品を移動する キャリッジに取付けることによって、キャリッジに必要な接続線の数が縮減され 、そうしない場合に多数の相互接続ケーブルを経てシステムに進入していた干渉 とノイズが大幅に低減される。このような少ない接続線によって、接続用に同軸 シールドケーブルを使用することが可能になる。 本発明に従って異なる種類の媒体にプリントができる。典型的には、このよう な媒体はこれまで記載しているようなシート媒体である。ここでシート媒体(単 数または複数)と呼ぶことはこれに限定することを意味するものではなく、本発 明に従ってプリントできる異なる種類の媒体をも含むものである。 本発明の利点 本発明に従ったストリップモードのマトリクスプリントによって、行および逐 次モードのマトリクスプリント速度と匹敵し、ベクトル・モードのプロッタのプ ロット速度よりも大幅に迅速なプリント速度で優れた画質のワイド判の、モノク ロおよび・フルカラーのグラフィックイメージが得られる。 より詳細には、本発明によって前述の、また、後述する利点を含め、行および 逐次モードのマトリクスプリントと比較して多くの利点を備えている。本発明に 従ったストリップモードプリントによって、行および逐次モードプリントとほぼ 同じ処理能力が得られ、しかもコストは同程度である。その理由は、ストリップ 内にプリントヘッドを正確に位置決めするために必要な正確なY軸駆動(前述) は逐次Y軸駆動と比較してそれほどコスト高にはならず、しかも、行モード・プ リンタに必要な前幅プリントヘッドのコストよりも低コストであるからである。 本発明に従ったストリップモードプリントによって、一般に逐次モードまたは行 モードの熱転写式プリンタよりもプリントの均一性が高くなる。その理由は、ス トリップモードの行幅は逐次モードまたは行モードの行幅よりも大幅に狭いので 、一つの広い行と次の行の隣接するエッジの間だけにより多くのエラーが集中し ないので、行間のエラーは少なくなり、プロット全体にわたって均一に分布され るからである。熱転写式カラー・プリンタと比較した利点については、ストリッ プモードの熱転写式プリントによって、前述の理由で逐次モードおよび行モード のプリンタでは不可能であった優れた画質の、位置合わせが良好な、ワイド判の カラープロットをプリントすることができる。ストリップモードのプリントによ って、比較的狭いリボンのカセットを、リボン・リールをY軸と平行にしてプリ ントヘッド上部のプリント位置に位置付けすることができ、それによって前述の ように多数のカセットを能動プリント領域の側面の外側に蓄積することができる ので、プリントヘッドが実装されているキャリッジをその進行の終端部に移動す るだけで、カセットをキャリッジから蓄積位置に、また、その逆方向に容易に移 送することができる。本発明に従った熱転写式ストリップモードプリントによっ て可能になった、カセットの蓄積と移送が容易であるという特徴により、使用で きるカラーと、実行できるプリント手順と、使用できるプリント媒体の種類の多 様性が大幅に増し、これらの全てはハードウェアではなくソフトウェアによって 処理できるので、変更と調整が容易である。異なるカラー用に異なるリボンを使 用できることによって、前述の理由により単一の多色リボンと比較してコストも 節減できる。 図面の簡単な説明 本発明を添付図面で図示するが、これらの図面は例示目的であり、限定される ものではなく、同一の、または対応する部品には同一の参照符号を付してある。 第1図は、本発明に従ってストリップ内にイメージをプリントするための本発 明の熱転写式プリント装置の左側からの斜視図であり、装置のキャビネットは破 線で示してあり、プリントされる媒体の供給ロールと、媒体ハンガと、媒体カッ タと、相互接続配線の一部は省略してある。 第2図は第1図の装置によってプリントされた完成した完全イメージである。 第3図A−第3図Eは第2図のイメージの一部を示し、第2図のイメージのス トリップモードプリントの手順を示している。 第4図はキャビネットと、リボン・カセット蓄積機構と、移送システムとを省 略した第1図の熱転写式プリント装置の右側から見た正面斜視図である。 第5図は第4図に示した熱転写式プリント装置の右側から見た後部斜視図であ る。 第6図は感熱式プリントヘッドと、プリントヘッド支持体の一部と、プラテン の一部と、シート媒体がプリントヘッドとプラテンとの間を通った状態のシート 媒体ロールの一部と、シート媒体とプリントヘッドとの間を通った転写リボンの 一部と、X軸ガイド・ローラの一部とを示した第1図の装置の一部の右側から見 た拡大斜視図である。 第7図はプリント位置まで下降されたプリントヘッドを示した、第1図に示し たプリント装置のプリントヘッド部分の左側から見た後部斜視図である。 第8図は上昇した、非プリント位置にあるプリントヘッドを示した、第7図と 同様の後部斜視図である。 第9図は第7図に示したプリントヘッドの支持構造の後部透視図である。 第10図は第7図−9図に示した支持構造とプリントヘッドの第9図の10− 10線に沿った断面図である。 第11図はプリントヘッド上昇機構を示した、プリントヘッドが下降したプリ ント位置にある第1図に示したプリント装置のプリントヘッド部分の右側から見 た正面斜視図である。第12図はプリントヘッドが上昇した、非プリント位置に ある第11図と同様の正面斜視図である。 第13図は第1図に示した装置の、第1図の13−13線に沿った断面図であ る。 第13図Aは第13図に示したプラテンの上部の拡大断面図である。 第13図Bはプラテンの別の実施例の上部の、第13図Aに示したと同様の拡 大断面図てある。 第14図は第1図に示した装置の、第1図の134−14線に沿った断面図で ある。 第15図は第1図のプリント装置のX軸駆動システムの一部を形成するX軸ガ イドホ・ローラの一つと、そのハウジングの破断斜視図である。 第16図は第1図のプリント装置の熱転写リボン・カセットと、リボン駆動シ ステムの、第4図の16−16線に沿った横断面図である。 第17図は転写リボン・カセットを蓄積し、それぞれのカセットをその蓄積位 置とプリント位置との間で移送するためのシステムの3つの実施例を示し、更に 媒体カッタ、媒体ハンガおよびプリントされるシート媒体のロールを示した第1 図のプリント装置の概略図である。 第18図はリボン・カセット蓄積および移送システムのタレットの右側(カセ ット側)の正面図である。 第19図はリボン・カセット蓄積および移送システムのタレットの左側(駆動 側)の正面図である。 第20図はリボン・カセット蓄積および移送システムのタレットの正面端部の 正面図である。 第21図Aはタレットからプリントキャリッジへとカセット移送動作が開始さ れる時点での、プリントキャリッジとタレットとの相対位置を示した、プリント キャリッジとタレットの一部の側面図である。 第21図Bは移送動作中のプリントキャリッジ上のカセット装着部材と、タレ ットとの相対位置を示した、第21図Aと同様の側面図である。 第22図は第1図のプリント装置用のシステム制御装置の構成図である。 第23図は第24図に流れ図で示したトップレベルの動作ルーチンに従った、 図22のシステム制御装置におけるデータの流れを示したデータの流れ図である 。 第24−28図は第1図に示したプリント装置の動作を示した流れ図であり、 各図中、 第23図はトップレベルの動作ルーチンの流れ図である。 第25図プロット受容サブルーチンの流れ図である。 第26図はプロット・データを描画リスト・サブルーチンにパージングするサ ブルーチンの流れ図である。 第27図は描画リストをビット・マップにラスタ表示するサブルーチンの流れ 図である。 第28図はプリントストリップビット・マップ・サブルーチンの流れ図である 。 好ましい実施例の記載 片モード印字/熱印字ヘツド 本発明(図1)に係るプロツトもしくは印字装置25は、熱印字ヘツド28を使 用して上述した片印字モードでシート媒体上に像を印字する(図4、6および1 0−12)。X−Y座標システムに関して、慣用のプロツト技術によつて図に示 されるように、Y−軸は、ラインもしくはスキャン方向に、すなわち、シート媒 体の幅方向に平行に延出し、そしてX−軸は、これに直角に、すなわちシート媒 体の長さもしくは送り方向に延出している。シート媒体27は、紙、プラシチツ ク、マイラーなどであつてもよい。熱印字ヘツド28は、発熱素子の構成および 作用に関するかぎり、慣用のものであつてもよいが、発熱素子が、プリンターの 軸に関してレイアウトされる点については慣用のそれと異なる。 図4および図6を参照して印字ヘツド28の大きさは、長さ(Y−軸)および幅 (X−軸)においてシート媒体27の幅(Y−軸)および幅(X−軸)より実質 的に小さい。図10を参照して、熱印字ヘツド28は、発熱素子30のアレイ2 9を備え、この発熱素子30は、Y−軸に平行に延出する全長“L”およびX− 軸に平行に延出する全幅“W”を備える。上で指摘したように、印字ヘツド28 は、発熱素子30の長く延びたアレイ29が、Y−軸に平行に且つシート媒体の 幅に平行に延出する状態で、アレイX−Y座標システムに且つシート媒体27に 関して向けられる。それは、慣用のマトリクスプリンターで設計される方法と異 なる。 図2および3A−3Eに示された像26およびその部分を参照して、本発明に従 う片モード印字において印字ヘツド28(図2および3A−3Eに示されず)は 、印字ヘツド28を位置するためY−軸に平行に移動して片34−38を印字す る。各々の片は、アレイ29の長さLまで幅を有する。またシート媒体27は、 印字ヘツド28を位置するためにX−軸に平行に移動してラインに印字する(図 示せず)各々のラインは、アレイ29の幅Wに等しい幅を有する。シート媒体2 7の特定の幅およびアレイ29の特定の長さLに依存して、印字プリント装置2 5は、媒体の全幅を印刷するためにシート媒体27のいずれか一方もしくは両方 の縁で1つ以上の部分長片38を印字できる。図3A−3Eに示されたシーケン スにおいて、唯一部分幅片38が印字される。 印字ヘツド28およびシート媒体の各々のX−軸位置に対して印字ヘツド28に よつて印字される片の各々のラインの長さLは、全幅印字されるラインに反して 、シート媒体27の幅より実質的に小さい。ラインモード印字ヘツドでは媒体の 全幅に実質的に延出する。また、各々のラインの長さLは、印字ヘツドおよび媒 体の各々の相対的なY−軸位置に対してシリアル印字ヘツドによつて印字される 像の部分長よりかなり長い。その長さ、典型的に10インチ以上である。いずれ の片で印字装置25によつて印字される像の各々のラインの幅は、マトリツクス シリアル印字に対して唯一もしくはいくつかの要素よりワイドである、その幅は 、発熱素子ワイドの10倍である。 好ましい実施例において、熱アレイ29(図10)は、リニアアレイであり、そ のアレイは、それぞれ、1つの発熱素子ワイド(X−軸)および300もしくは 400DPI印刷に対して1mmにつき12もしくは16の768もしくは51 6発熱素子長(Y−軸)を有する。典型的な発熱素子30は、直径約0.002 5インチ(約0.064mm)を備え、且つ直径約0.025インチ(約0.6 4mm)を有するガラスビードで覆われている。しかしながら、アレイ29の長 さは、約1インチ(2.54cm)から約4インチ(102cm)のラフな範囲 である。熱アレイ29は、現在好ましいリニア(1発熱素子より広い)もしくは 約10発熱素子までのより広い数発熱素子幅、例えば約0.25インチ(約6. 4mm)であつてもよい。アレイ26の幅は、プラテンとの接触表面がいかに平 に維持されるかに依存する。アレイ29の幅が増加するにつれて、プラテンとの 接触を平に維持することがより困難になる。熱印字要素の技術は、通常のもので あり、且つこのパラグラフに記載されたタイプの熱印字ヘツドは、京セラ社(日 本、京都)から得られる。しかしながら、印字ヘツド28の発熱素子の最終回路 の位置は、印字ヘツド28の機械的な取付を容易にするための通常の熱印字ヘツ ドに比べて修正される。発熱素子30の熱制御は、以下に記載される。 好ましい実施例において、像26(図2)は、紙片ごとに印字される。すなわち 、1つの片、たとえは片38を規定する像26の全ての線は、他の片が印字され る前に印字される。カラー像を印字するための好ましい実施例において、像は、 一度に1つの色で、片ごとに印字される。すなわち、全ての片は、ある片が他の 色に印字される前に1つの色で印字される。 図3A−3Eに示された本発明に従う印字の例において、シート媒体27は、A 寸法(図では縮小して示す)であり、且つ4つの長さ片34−37を有し、各々 は約48mm(約1、9インチ)の幅を有し、且つ1つの部分長の片38は、シ ート媒体27の左縁に近接する。同様に、印字ヘツド28は、上述の寸法のアレ イを有し、5つの全幅片と1つの部分幅片は、Bサイズ図面を印字するため、8 つの全幅片と1つの部分幅片は、Cサイズ図面を印字するため、11の全幅片と 1つの部分幅片は、Dサイズ図曲を印字するため、16の全幅片と1つの部分幅 片は、Eサイズ図面を印字するために必要である。 本発明に従う片モード印字にとつて、相対運動が、印字ヘツド28とシート媒体 27との間で2つの直角方向に必要とされる。上述したように、通常それらの方 向は、シート媒体27の幅に沿つてY−軸に平行であり、且つ媒体27の長さに 沿つてX−軸に平行である。好ましい具体例において、印字ヘツド28は、媒体 に対してY−軸に平行に前後に移動し、且つ媒体27は、印字ヘツド28に対し てX−軸に平行に前後に移動する。表現を明確に且つ容易にするために、前方方 向において印字ヘツド28を通る媒体28の動き(媒体27の底部40から上部 41)は、“下方”もしくは正の“X”として表されるであろう、また対向方向 における媒体27の動きは、“上方”もしくは負の“X”として表されるであろ う。 使用される特定の印字ヘツド28に依存して、印字ヘツドおよびシート媒体27 は、 線から線へ互いに関してインデツクスされ、そこに印字するに十分な時間各々の 線に位置し、もしくは典型的に印字ヘツド28およびシート媒体27は、各々の 線で望ましい印字を行う速度でX−方向に互いに関して連続的に移動され、且つ 次に片から片へY−方向へインデツクスされる。また、印字ヘツド28およびシ ート媒体27が、X−方向に互いに関してインデツクスされまた、X−方向に互 いに関して連続的に移動されるいずれの場合でも、印字されるべき像の部分がな い線を越えてY−方向におよびX−方向に互いに関して連続的な相対運動になる かもしれない;印字されるべき像の部分がない連続した線の群の場合、印字ヘツ ドは、持ち上げられもしくは非印字位置までシート媒体を離して移動していずれ もダメージなしに印字ヘツドおよびシート媒体間をより速い相対運動を行い、且 つ印字ヘツドが非印字位置に持ち上げられる時印字ヘツドを通らないようにして 熱転写リボンを保護する。 本発明の方法に従う片モード印字の好ましい実施例において、印字ヘツド28は 、図に示された具体例においては部分片38である最も左の片に位置され、且つ シート媒体27は、印字ヘツド28に関して負の“X”方向である上方へ移動さ れ印字ヘツド28を媒体27の上部反0に位置させる。媒体27は、次に片38 の像26の全部が、印字され且つ印字ヘツド28が、媒体27の底縁41に達す るまで正の“X”方向である下方に移動される。それによつて、図3Aに示され た像の部分がを印字される。次に媒体27は、上方方向(−“X”)に移動され て媒体27の上部40に印字ヘツドを再位置させ、そして印字ヘツド28は、全 幅 片34に近接してそれを位置するようにインデツクスされる。印字ヘツドをイン デツクスすることおよびシート媒体を移動することは、ある順にもしくは同時に んあされる。媒体27は、次に印字ヘツド28が媒体の底端41に達するまで図 3Bおよび3Cに示されるように片34を印字する間印字ヘツド28に関して下 方(+“X”)に移動される。次に媒体27が、上方方向(−“X”)に移動さ れ媒体27の上部端40に印字ヘツドを再位置させ、そして図3Dは、上述した ように印字され、その後媒体27は、移動され媒体27の上部端40に再位置さ れる。そして印字ヘツド28は、次の全幅片36にそれを位置するようにインデ ツクスされる。片6が、印字され、その後印字ヘツドが片37を印字するように インデツクスされる。図3Eは、印字される片38と34−36を備えた像26 を示し、且つ像の最後の部分が片37に印字される。 シート媒体の移動、印字ヘツドのインデツクスおよび上述の印字の特定なシーケ ンスおよび印字ヘツドを他の片にインデツクスする前の各々の片における印字ヘ ツドの開始および停止点は、臨界ではない。他のシーケンスおよび開始点および 停止点が、使用されることもできる。例えば、シート媒体27は、移動されて片 27の印字を開始するための上部端40よりもシート媒体の底端41に印字ヘツ ドを位置させ、そして媒体27は、片の印字の間印字ヘツドに関して上方(−“ X”)に移動させてもよい。熱転写リボンを使用するプロツト装置の場合、直接 の熱システムに対抗して、さらに種々の変形は、制限される。以下により詳しく 記載されるように、熱転写リボンシステムが、設けられ、そこにおいて転写リボ ンは、供給リールから巻き上げスプールに媒体27の動きの方向と同じ方向へ移 動する。それ故に、他の変形の現実化は、印字の間どちらが移動するかといつた 媒体27もしくは印字ヘツド28の移動と共に転写リボンの座標移動に依存する 。その結果、転リボンは、媒体27もしくは印字ヘツド28と同じ方向へ移動す る。 印刷装置 図1および4は、片モード印刷用の印字装置25を示すが、説明を明瞭および容 易にするためにワイヤの幾つか、印字される媒体、媒体供給ロール45のような ある部品、メデイアハンガー46およびメデイアカツター47は、示されていな い。しかしそれらの部品は、図17に図式的に示される。リボンカセツト収納部 および移送システム700Aは、現在使用されているリボンカセツトを除いて図 4に全て示されていないで図1および17に図式的に示される。媒体27は、X −軸駆動システム68によつてX−方向へ印字ヘツド28を通り越して引き出さ れる。それは、図3A−3Eと関連して上述される。印字ヘツド28は、Y−軸 駆動システム64によつてY−方向へ移動される印字キャリツジ62に設けられ る(図1)。 図1および17を参照して、印刷装置25は、図1のブロツクとして示されるデ イスプレイ52およびキーパツド53を含む前方パネル50を備える。デイスプ レイ52は、リボン用エラーメツセイジおよび媒体エラー状態を含む装置動作に 付随した種々のメツセイジを表示するための液晶デバイスであつかもしれない。 キーパツド53は、パワーオン/オフ、クリアー、リセツト、ロードリボン、ロ ードシート媒体、インデツクスシート媒体、印字ヘツド、リフト印字ヘツド、カ ツトシート媒体およびアンロードプロツトを含む初期命令を入力するための圧力 タイプであるかもしれない。 図1および4を参照して、印字装置25は、基部70を備え、且つこの基部は、 互いに固定関係でY−軸フレーム72およびX−軸フレーム74に設けられる。 Y−軸フレーム72は、印刷キャリツジ62およびY−軸駆動システム64を支 持する。X−軸フレーム74は、プラテン76およびX−軸駆動システム68を 支持する。シート媒体27は、印字ヘツド28およびプラテン76を通り越して その中のスロツト82を介して基部70に設けられたそのロール45からX−軸 駆動システム68に供給される。それは、シート媒体をメデイアハンガー46に 供給する(図17に図式的に示される)。印字キャリツジ62の設けられたメデ イアカツター47(図17に図式的に示される)は、シート媒体27と係合して 移動される。キャリツジ62は、望ましい長さにシート媒体を切断するためにシ ート媒体の幅を横切つてY−方向に移動される。プロツトは、印字ヘツド28お よびシート媒体27が上述したように移動されるにともなつて進行する。これは 、図3A−3Eと関連して上述される。印刷装置25の構造および動作の詳細は 、本出願で引用された係属中の以下に記載された出願に記載される。メデイアカ ツター47に関しては通常の技術が使用され、もしくは1992年3月30日に 出願され、この出願の譲渡者によつてサインされた出願中の出願シリアル番号0 7/860000、発明の名称「シート媒体を切断するための装置」に開示され る。この出願は、文献としてこれに設けられた。 印字ヘツド支持組立体および印字ヘツドの昇降 図4を参照して、印字ヘツド28は、印字ヘツド支持体90によつてキャリツジ 62から支持される。それは、2つの自由度(ピツチとロール)を備えた印字ヘ ツド28を備え、印字ヘツドはピツチ軸(Y−軸に平行)およびロール軸(X− 軸に平行)を中心にピボツトされる。図7および10を参照して、発熱素子30 (図10)は、ピツチ軸およびロール軸によつて形成されるX−Y平面に位置す る。図7−12により詳細に示されるように、印字ヘツド支持組立体90は、ジ ンバルのような構造であり、これは、ピツチ軸ジンバル92およびロール軸ジン バル94からなる。 ロール軸ジンバル94(図7−12)は、ロール軸もしくはX−軸と軸方向に整 列されそれを通して延出するボア98(図7および10)とピツチ軸もしくはY −軸と軸方向に整列されそれを通して延出するボア100、101(図9および 10)を備える支持部材96からなり、且つそれは互いに軸方向に整列され且つ ボア98でレジスタされる。ロール軸シャフト103は、ボールタイプ軸受け1 05、106によつてボア98に回転可能に設けられる。シャフト103の一単 110は、支持部材96から延出し、且つクランプ112(図11)によつてヒ ートシンクに固定される。クランプ112は、ヒートシンク114の部分を形成 する。プリントヘツド28はヒートシンクにまた取り付けられる。インナーレー ススペーサ127は、クランプ112に近接したシャフト103固定されるスナ ツプリング128および軸受け106との間でシャフト103に位置される。シ ャフト103の他端123は、支持部材96から突出する。コイル圧縮バネ12 5は、スナツプリング129を支持するインナーレーススペーサ130と軸受け 105を支持するインナーレーススペーサ130との間に保持されたシャフト端 123に設けられる。一方軸受け105は、支持部材96を圧迫する。バネ12 5は、それぞれのインナーレーススペース130を介して外方スナツプリング1 29および軸受け105に対して作用する。その結果、シャフト103は、図1 0のビュウーに関して進行しようとする。クランプ112に近接したスナツプリ ング128がインナーレーススペース127を介して軸受け106を団結して圧 迫するまで全てのスラツプを取り上げ且つプレイを維持する。アーム114を通 過し且つクランプ112のアーム115に螺合されるボルト135は、締め付け られる時、シャフトの回りにアーム113、114を一諸に引き締めてヒートシ ンク115に、よつて印字ヘツドにシャフト103を固定する。 それそれのシャフト140、141は、支持部材96のそれぞれのボア100、 101(図9および10)に固定され、且つその他側から突出する。ピツチ軸ジ ンバル92は、プラツトホーム146の上側に取り付けられたブラケツト147 (図9および10)によつて下方プラツトホーム146(図1および7)にキャ リツジを固定するためのほほU字形支持部材144からなる。シャフト140、 141は、Y−軸に平行であるシャフトの軸を中心にピボツトするようにボール タイプ軸受け158(図10)によつて支持部材144の両側のホールに回転可 能に設けられる。シャフトの一端160は、支持部材144から突出する。シャ フト端160に設けられたコイル圧縮バネ156は、インナーレーススペース1 30を介してスナツプリング129を支持し、且つインナーレーススペース13 0を介して支持部材144の軸受け158を支持する。コイルバネ156は、支 持部材144をピツチ軸(Y−軸)を中心にピボットさせる間に支持部材144 に対してシャフトを弾性的に軸方向に位置する。 それぞれのコイルねじれバネ160は、支持部材144のそれぞれの側と支持部 材96の反対側との間でそれぞれのシャフト140、141に設けられる。ねじ れバネ160の各々の一端は、支持部材144のそれぞれの側から突出するスペ ースピン162(図9および10)によつて係合され、且つねじれバネ160の 各々の他端は、支持部材96のそれぞれの側から突出するピン164によつて係 合される。ねじれバネ160およびピン162、164は、支持部材96を図9 で時計と逆方向に回転するように付勢して発熱素子アレイ29を熱転写リボン1 72に対して付勢する(図5および7)。これによつて熱転写リボン172をシ ート媒体27に対して且つ媒体27をプラテン76に対して図5に示された印字 ヘツドの下方プリント位置に付勢する。上述したように、印字ヘツド支持体90 は、2つの自由度を備える印字ヘツドを提供し、そしてピツチとロール軸運動間 のクロスカツプリングを防止する。 図11および12を参照して、印字ヘツド28は、ヘツド持ち上げ機構190に よつてバネ160のねじりに抗して図11の印刷位置から図12の非印刷位置ま で移動される。チャンネル192は、ヒートシンクの端に対向したヒートシンク 114の端に形成される。支持部材96は、ヒートシンクに接続される。カムシ ャフト198に固定される2つのカムロブ196は、適合する大きさであり且つ チャンネル192内で(a)図11に示されたような印字ヘツド28の下けられ たプリント位置でチャンネル192の下方チャンネルフランジ200に係合しな いが近接するまで、および(b)図12に示された印字ヘツド28の持ち上げら れた非印刷位置でチャンネル192の上方チャンネルフランジ201に係合する まで回転可能である。カムログ196は、カムシャフト198の回転に際して、 カムログが図11および12に示されたようにシャフト198を中心に回転され るようにカムシャフト198に設けられる。 図11の印刷位置から印字ヘツド28を持ち上げるために、カムシャフト198 は、カムロブ196を時計方向に回転するために正の“Y”方向(図11の時計 方向)に回転されてカムロブ196の湾曲カム表面204を上方チャンネルフラ ンジ201と係合する。カムロブ196の回転を継続することによつてカムシャ フト196が時計方向に角度“a”を越えて回転されるまでねじれバネ160の 力に対して正の“Y”方向にピボツトして印字ヘツドをカムし、そして印字ヘツ ド28は、図12に示される持ち上げられた非印刷位置に達する。 印字ヘツド28を図12の持ち上げられた非印刷位置から図11の下げるられた 印刷位置まで下げるために、カムシャフト196は、負のY方向(図12の反時 計方向)に回転され、そしてそれはねじれバネをカムロブ196のカム表面20 4に従つてプリントヘツド28を徐々に下げる。カムシャフト198の正の“Y ”回転は、カムロブがもはやチャンネルに係合するまで継続し、そしてカムシャ フト198が角度“a”を越えて回転した後停止する。その時ねじれバネ160 は、リボン172、シート媒体27およびプラテン76に対してプリントヘツド を単に付勢する。 電動モータ210(図1)は、カムシャフト198を回転するためにカムシャフ ト198の一端に結合される。シャフトエンコーダ212(図7−8)は、その 回転量を正確に決定するためにカムシャフト198の他端に設けられる。シャフ トエンコーダ212は、いかなる適切な通常のエンコーダ、例えば光学もしくは 磁気タイプであるてもよい。図示された実施例において、シャフトエンコーダ2 12は、光学たタイプであり、且つカムシャフト196で回転するように固定さ れた不透明なデイスク214、キャリツジ62にブラケツト215によつて設け られたセンサ216とからなる。センサ216は、いかなる適切な通常の光学セ ンサであつてもよく、そして発光ダイオードと対向したアーム217、218に 設けられた光検出器(図示せず)とを備える。デイスク214は、それらの間を 回転される。デイスク214は、角度aよりわずかにより小さい角度に対して延 出する。図7を参照して、印字ヘツド28を印刷位置に下げられた状態で、デイ スク214は、光学センサ216の一方側にある。システムコントローラ250 (図22)の印字ヘツドコントローラ814からの正の“Y”スタート信号によ つて、モータ210はカムシャフト196およびデイスク214を正の“Y方向 へ回転する。センサ216は、光学的に通過するデイスクを光学的にセンスし、 そして検出信号を生成する。そしてその信号は、デイシク214がセンサ216 の他方側に対しておおよそ角度“a”に回転される。よつてセンサはもはや光学 的にセンスされない。この時センサ216は、印字ヘツドコントローラ814に 供給される停止信号を生成する。そしてそれはこれに応答してモータを停止させ る。 図9を参照して、印字ヘツド28を下げるために、印字ヘツドコントローラ81 4(図22)からの負のYスタート信号によつてモータは、負のY方向へデスク を回転させる。センサ216は、それによつて通過するデイスク214を光学的 に検知し且つ検出信号を生成する。この信号はデイスク214がセンサ216に 他端に対してほぼ角度“a”反時計回りに回転される。ここでそれはもはや光学 的に検知されない。その時センサは、停止信号を生成しなさい。その停止信号は 、印字ヘツドコントローラ814に供給され、そしてそれによつてモータを停止 させる。角度“a”は約150から約250度まで可能である。 正の“Y”および負の“Y”スタート信号は、上述したように印字ヘツドコント ローラ814によつてモータに供給され印字ヘツドを持ち上げそしてそれを移動 リボン172およびシート媒体27から引き離す。ここで述べられたように印刷 の間、印字ヘツド28の発熱素子は、熱転写リボン72に接触しそしてプラテン 76によつて支持されるリセプタシート媒体27に対してリボンを押圧する。あ る所定の最小の“接触期間”の間熱およびある圧力を加えることによつて、印字 ヘツド28は活性化され且つリセプタシート媒体27上にリボン172によつて 担持されたインクを転写する。一方シート媒体27は、印字ヘツド28を通つて 連続的に移動される。上述したように、リボン172は、インクが媒体に転写さ れる時転写期間の間シート媒体27に一時的に固着される。シート媒体27は、 印字ヘツドによつてリボン172を少なくとも最小の要求転写期間の間シート媒 体に対して加熱および押圧させるに十分に遅い速度で印字ヘツド28を通り越え てX−軸駆動システム68(図1)によつて連続的に移動される。テンションは 、 モータ605(図16)によつてリボンに与えられる。モータは、リボン巻き取 りリール604を駆動してプリントヘツドに近接した使用済みのリボンを丁度印 刷されたシート媒体27から剥しそしてリボン巻き取りリール604に巻かれ、 そしてそのようなテンションおよびシート媒体の運動は、未使用リボンをリボン 供給リール603から連続的に巻き解され、そして印字ヘツドに近接(下方)し た位置に移動される。ここで示されたように、リボン172のテンションは、シ ート媒体27上の印字ヘツド28のブレーキ効果もしくは引張りをオフセツトす る間に印字ヘツド28に近接した未使用リボンの連続した供給を移動するように 制御される。転写リボンへの適当なテンションでもつて、この作用およびリボン テンションは、シート媒体が印刷が進行するにつれてシート媒体が印字ヘツドに 近接した未使用転写リボンに置かれるように連続的に移動されるように転写リボ ンを連続的に移動する。リボン駆動システム601のモータを介して、印字ヘツ ドコントローラ814(図22)は、印刷の間転写リボン172上のテンション を制御し且つ調整をする。出願シリアル番号(HID−186)は、転写リボン 172上のテンションを制御するための詳細を開示する。 リボン駆動システム601(図16)は、また印字ヘツド28が転写リボンの過 進を防ぐに十分に低く持ち上げられ、且つ転写リボンのたるみを防ぐために十分 に高く持ち上げられる時転写リボン172のテンションを減じる。その結果、比 較的に高価な、特にカラー印刷用の転写リボンは、プリントヘツドが持ち上げら れて印刷されない時、印字ヘツド28を越えて引張られない且つ無駄にされない 。印刷しない間印字ヘツドを持ち上げることは、印刷がなされないシート媒体の 域に対して印字ヘツドを通り越えるシート媒体27を高速移動(例えば、16i ps)させる(以下に記載されるように白スペースをスキツプする)。印刷速度 は、約4ipsであるから、印刷しない時印字ヘツドを持ち上げることは、印字 装置25によつて全体をプロツトする速度を早め、且つリボンおよびシート媒体 が高速で移動する間媒体に損傷を与えないことを確かにする。さらに、熱転写リ ボンから印字ヘツドを持ち上げることは、カラー印刷するためのリボンカセツト の取り外し且つカセツト上のリボンが使用済みになつた時の取り外しを容易にす る。 図11および12を参照して、印字ヘツド28の下げられた印字位置は、光学も しくは磁気タイプのセンサー260によつて検知される。図示された実施例のセ ンサ260は、ホール効果センサである。このセンサは、磁石262とホール効 果トランスジューサ263からなる。磁石262は、カラー264に設けられ、 且つカラーは支持部材96のシャフト(図11および12に示されない)に設け られる。シャフト141の回転は、磁石262によつてシャフト141の軸を中 心に行われる。ホール効果トランスジューサ263は、キャリツジ62の下方プ ラツトホーム146に固定されたブラケツト266の端265に設けられる(図 11および12に示されず)。磁石262は、ホール効果トランスジューサ26 3に面してその中にスロツト266を備える。ホール効果トタンスジューサ26 3は、印字ヘツド28の回転位置を示す印字ヘツドコントローラ814(図22 )へ信号を出力する。ホール効果センサは、バイナリースイツチ型センサである がバイナリースイツチではない。そのセンサは、印字ヘツドが完全に下げられて その印刷位置にあることを示すことがセンサ部分に登録される時ホームポジショ ン信号を出力する。ホール効果センサは、好ましくはアナログセンサデバイスで あり、このセンサデバイスは、磁石262およびトランスジューサ263の相対 位置に関連した信号を出力する。磁石の北極/南極によつて、ホール効果センサ は、印字ヘツド28の回転位置を正確に表わす連続した信号を出力する。印字ヘ ツドコントローラ814がホール効果トランスジューサ263からの与えられた 1つもしくは複数の信号を受信するかぎり、印字ヘツドコントローラ814によ つて発熱素子は加熱される。しかしながら、印字ヘツドコントローラ814は、 印字ヘツド28が下げられた印刷位置にある間与えられた1つもしくは複数の信 号を受信されない。印字ヘツドが、シート媒体のかたまりなどによつて引き上げ られもしくは部分的に持ち上げられことが示されると、印字ヘツドコントローラ 814は、発熱素子への駆動を停止してその過熱を防止する。これは、発熱素子 の過熱による損傷を防止する。この過熱は、発熱素子が加熱され且つシート媒体 やプラテンのような熱放散体と接触しない時生じるかもしれない。ホール効果ト ランスジューサ263からの信号は、また印字ヘツドを持ち上げ且つ下げるため のモ ータ210を制御する信号の生成において印字ヘツドコントローラ814によつ て使用される。 上述したように、比較的に広いシート媒体の全幅を越えてリセプタシート媒体上 に印刷された物質の適当な光学密度を得るために、熱転写リボンの均一な接触圧 力は、シート媒体およびプラテンに対して要求される。これは、一方下げられた 印字位置での印字ヘツド上の発熱素子のアレイとプラテンの接触表面との間の距 離を最小に可変することを要求する。(限られた範囲内で)他の可変は、ピツチ 軸ジンバル92とロール軸ジンバル94によつて調節される。 図6、11および13を参照して、印字ヘツド28の下側の熱アレイとプラテン 76との間の距離の低い可変は本発明による静止プラテン76を利用することに よつて得られる。本発明による静止プラテンは、印字装置25の全Y−軸印字幅 を覆つて延出し、且つ弾力のある、比較的に狭い、耐抵抗の、低摩擦接触表面2 80を有する。プラテン接触表面280と熱アレイとの間の距離のいかなる可変 は、上述したようにピツチおよびロール軸でピボツトするための自由度をそれに 持たせてプラテン接触表面280に向且つて印字ヘツド28をバネ付加(図7− 9および上述の関連記載参照)することによつて、且つ印字ヘツド28に加えら れる所定の最小のバネ圧力下で発熱素子を熱転写リボン172に接触させ且つプ ラテン76に対して熱転写リボンおよびリセプタシート媒体27を発熱素子のア レイの全幅を覆う均一な接触圧力で押し付けるに十分な量な弾性を持たせるよう にプラテン接触表面を作ることによつて調整される。同時に、接触表面280は 、耐抵抗を有し且つ低摩擦係数を備える。 図13および13Aを参照して、接触表面280は、比較的に狭く、且つ印字ヘ ツド28の熱アレイ29の幅“W”よりわずかに広い(図10)。上述したよう に、発熱素子30のアレイ29の幅“W”(X−軸寸法)は、幅約0、25イン チ(6、4mm)までであり、好ましい実施例では、幅0、025インチ(0、 64mm)である。相応して、プラテン76の接触表面280の幅(x−軸寸法 ) は、好ましくは熱アレイ29の幅“W”と比べて2倍あり、好ましい実施例では 、幅0、05インチ(1、28mm)である。 図13および13Aを引き続き参照して、接触表面280は、薄いコンタクト要 素290の外表面を形成する。この要素290は、弾性基板281によつて支持 されており、そして基板281は、堅い支持体282によつて支持される。堅い 支持体282は、アルミニウムの板であるが、いかなる適当な金属、プラスチツ クもしくは他の堅い材料であつてもよい。そしてこの支持体282は、X−軸フ レーム74のスヘース端端もしくはアーム405、406(図1)に接続される 。堅い支持体282のプレートは、接触表面280の堅い支持体を設けるため且 つ接触表面280および281を板に取り付けるための構造を設けるために十分 に広くあるべきであり、また接触表面280の幅よりわずかに広い。狭い板は、 印字装置25の印字域の空間を保つように簡単に作られていることが好ましい。 この好ましい実施例において、堅い支持体282は、厚さ0、5インチ(12、 8mm)、高さ4インチ(10、2cm)および長さ24インチ(61cm)の アルミニュム板である。堅い支持体282は、その上部284(図13A)に厚 さ約0、2インチ(5、08mm)のテーパを有し、且つコンタクト基板281 を受け入れるためにその中に機械で作られた溝もしくはスロツト286を有する 。 図13Aを参照して、弾力があり耐抵抗のある低摩擦接触表面280は、スロツ ト286に受け入れられる弾性のある基板281と重ね耐抵抗、低摩擦、薄いコ ンタクト要素290の組み合わせによる本発明に従つて設けられる。この要素2 90は、その外方表面として接触表面280を有する。コンタクト要素290は 、弾性基板281に設けられ且つ支持される。弾性基板281は、AスケールDu rometerで約30から約60の範囲、好ましくは約45の硬さを有する自然もし くは合成ゴムからる。そのような合成ゴムは、ネオプレンおよびウレタンフォー ム(商品名ポロン)を備える。弾性基板281は、スロツト286の幅および高 さ寸法よりわずかに大きいそれら寸法を有するストリツプとして設けられる。基 板ストリツプ281は、その中で摩擦適合によつてスロツトに保持される。また そ れは、接着剤もしくは超音波もしくは他の適当な結合によつて結合してもよい。 摩擦適合は、基板ストリツプ281が容易に除去され且つ必要によつて置き換え られることが好ましい。スロツト286に設けられる時基板ストリツプ281は 、スロツト286の縁291から突出する平らな上方表面にある。基板ストリツ プ281のそのような平らな上方表面は、圧縮されてない状態の平らな上方表面 を有するストリツプ281と圧縮されてない状態でスロツト286にある取付ス トリツプ281でもつて得られる。 さらに図13Aを参照して、硬い支持板282のテーパ付き上部284は、硬い 支持板282の側部294とスロツト286の縁291との間の角度付き移行表 面292によつて規定される。表面292は、スロツト286の縁291で終わ る。移行表面292は、側部294でもつて角度“b”を形成する。角度“b” は、約20度から約60度の範囲であり、好ましい実施例では約45度である。基 板片281は、またスロツト286から突出するその部分にテーパを有する。基 板片281のテーパ付き部分は、基板片281の上部で終わるそこに角度付き移 行表面296によつて規定される。基板片281の移行表面296は、また支持 板282の側部でもつて角度“b”を形成し、且つ硬い支持板282の移行表面 292と同一表面であり、且つ連続している。コンタクト要素290は、基板片 281および移行表面292を越えて支持板282の側部分294にまで延出し 、且つ支持板282の側部294の溝302内の対向端300で長く延びたU字 形クランプ305の対向したアーム304によつてクランプされる(図12)。 クランプ305は、結合する基部(図示せず)と互いに向かうバネ負荷アーム3 94を備える。他方コンタクト要素290は、その端300で支持板282に結 合される。 図13Bを参照して、プラテン76Aは、プラテン76と同じである。プラテン 76Aは、アルミニュム板の硬い支持体282Aからなり、弾力基板281Aお よび耐抵抗コンタクト要素290は、その上部に固定されるが、基板片およびコ ンタクト要素が、固定される方法とは異なる。図13Bを参照して、プラテン7 6Aの上部284Aは、曲面を有し、そして基板片281Aおよびコンタクト要 素290は、曲面を有する上部を越えて硬い支持板282Aの平らな側部294 Aまで延出し、且つ曲面を有する上部284Aによつて支持される。基板片28 1Aは、その対向端309の近くで適当な結合、たとえば接着結合によつて結合 される。コンタクト要素290は、支持片282Aの結合端309を越えて支持 板282Aの側部294Aに沿つて延出し、そして支持板282Aの側部294 Aにおける溝302Aの対向端で長く延びたU字形のクランプ305によつてク ランプされる。他方コンタクト要素290は、その端300で支持板282Aに 結合される。 図13,13Aおよび13Bを百び参照して、コンタクト要素290は、比較的 に薄い、耐抵抗の、低摩擦の柔軟なフィルムからなる。フィルムコンタクト要素 290は、Durometer Dスケールで約60−約66の範囲の硬さ、且つ約0、2 −約0、35の範囲の摩擦係数を有する。フィルムコンタクトは、ポリオレフィ ンやUHMWポリエチレンのようなプラスチツクフィルムであるが、これに限定 されるものではない。フィルムコンタクト要素290は、それが印字の間印字ヘ ツド28によつて加えられる通常の圧力下で基板片281の圧縮に際して柔軟で あるような厚さおよひ材料を有する。好ましい実施例において、コンタクト要素 は、厚さ0、003インチ(0、076mm)を有するUHMWポリエチレンで ある。 フィルムコンタクト要素290は、いかなる適当な方法、例えば上述したような 例、もしくはフィルムコンタクト要素290を片281、281Aに結合するこ とによつて、フィルムコンタクト要素290を薄いフィルム堆積技術によつて片 281、281Aなでに堆積することによつて基板片281、281Aに対して 決まつた位置に保持される。 印字キャリツジ、印字キャリツジ取付、およびそのためのY−軸駆動 図1、4および5を参照して、印字キャリツジ62のプラツトフォーム146は 、Y−軸駆動システム64によつてY−軸に平行に前後に移動するためにY−軸 フレーム72からピボツト的に支持される。ロツド310、312は、対向した 端に対してZ−方向に整列し且つ離間したその対向端にもしくはY−軸フレーム 72のアーム313、314に設けられ、且つプラツトホーム146に取り付け られた構造と協働して、プラツトフォーム146をY−軸駆動システム64によ つてY−軸に平行に移動させる間プラツトホーム146に支持を提供する。この 実施例において、Z方向は、実質的に垂直である。 軸受け組立体315(図5)は、プラツトホーム146の後端(印字が取付られ る端の対向側)に取付られる。軸受け組立体315は、下方ロツドが摺動可能に 通過するボア317を有するY−方向に長く延びている。ブロツク316は、下 方ロツド312に対して回転可能である。軸受け319は、ボア317の対向端 に固定さえWRU.この軸受けは、ロツド312の軸に沿つてそこで軸受け組立 体315の摺動運動をさせおよびロツド312の軸を中心に軸受け組立体を回転 させる。軸受け319は、Y−方向に十分に離間され、且つロツド312および 軸受け319の直径は、部材316と下方ロツド312との間の遊を事実上ない ように密接して適合される。さもななければ軸受け組立体をY−方向にスキュー させることになる。これは、キャリツジが移動の移動を停止させる。これによつ てY−方向のジャーキング運動が防止される。図示したように、部材316は、 ブロツクの中心の長く延びた軸に沿つてY−軸に平行にそれを通して延びるボア 317を有する個体の矩形ブロツクである。しかしながら、他の形状をした長く 延びた部材が、上述の機能を達成するために使用されることができる。もしくは Y−軸に平行に離間された2つの部材が、これに軸受け319を取付るために使 用されることができる。 フランジもしくは後方ブラケツト325(図5)は、プラツトホーム146に直 角にロツド310に向けてZ−方向(上方)に延出するブロツクに取り付けられ る。ブロツク316のプラツトホーム146の取付によつて、ブラケツト325 は、またプラツトホーム146に取付られる。ローラ330(図4)は、ロツド 310に近接してZ−方向に延出するローラの軸を備えたフランジにブラケツト 333によつて取付られる。ローラ330は、ロツドを通して後方に延出するブ ラケツト333から回転可能に支持される。よつてローラ330は、ロツドの後 方に位置される。プラツトホーム146は、軸受け組立体315とローラ330 の実質的に前方に置かれているから、またプラツトホーム146は、軸受け組立 体315およびローラ330の前方に実質的な重さを支持するから、プラツトホ ーム146は、正の“X”方向(図4の反時計方向)にピボツトしてローラ33 0をロツド310に係合する。以下に記載されるように、キャリツジ62のY− 軸駆動64との係合を除いて、キャリツジ62は、低摩擦でY−軸に平行に自由 に可動であり、且つキャリツジ62およびY−軸フレーム72の構造が、接触に なるまで限られた量を自由に可動する。かくしてキャリツジ62は、ロツド31 0および312によつて十分に支持され、そしてプラテン76に向且つて正の“ X”方向へ付勢されて停止する。 図1、4および5を参照して、Y−軸駆動システム64は、Y−軸に平行に且つ ロツド310、312に平行に延出して離間したフレームアーム313、314 によつて支持されるリードネジ350と、電動モータ353(図1)と、リード ネジ350を回転するための結合システム354、リードネジ350の回転に応 答してキャリツジを前進させるためにキャリツジ62にブラケツト358によつ て取付られたリードスクリュナツト356とを備える。リードネジ350は、そ の対向端でY−軸フレーム72のアーム313、314に軸受け358(図1) によつて設けられる。タイミングプーリ360は、Y−軸フレーム72のアーム 313から突出するリードスクリュ350の一端に固定される。他のタイミング プーリ362(図1では見えない)は、モータ353のシャフトに固定され、且 つタイミングベルト364(図1)は、それらプーリに結合される。 リードスクリュ駆動システムは、Y−軸駆動システム64のために選択される。 現在利用されている精度の高いリードネジを用て優れた精度が得られるリードネ ジシステムによつて印字ヘツド28の位置決めを行うことができる。この場合、 例えばピツチエラーを0、0002インチ以下することが可能である。しかしな がら、Y−方向に延出したリードネジ350が比較的に長いため、それが曲がら ないように負荷されるべきである。しかしながら、そのが比較的に長いため、リ ードネジ350は、もし支持されなければ垂れ下がりやすくなる。上述した取付 システムは、これらの機能を達成する。リードネジ350は、負荷されず、そし て実質的にキャリツジの全重さは、ロツド310と312によつて支持される。 さらに、キャリツジ62が、その進行の中心領域にある時、リードスクリュナツ ト356は、それが曲がるのを防ぐためのリードスクリュ350に支持機能を与 える。 上述したように、印字された像は、片の縁で完全に整列され、すなわち隙間や重 なり個所を生じない。従つて、印字ヘツド28は、印字される各々の片で正確に 位置決めされねばならない。モータ353からリードネジ350の駆動比のつい ては、モータシャフト353(およびこれに接続されたプーリ)の回転の整数、 タイミングベルト364の回転の整数およびリードネジ350(およびプーリ3 60)の整数が、ある片から他の片へ印字ヘツド28をインデクスするために必 要とされる。そのような駆動比でもつて、モータ353のシャフト、モータ35 3に接続されるプーリ、プーリ360およびリードネジ350は、印字ヘツド2 8がいかなる与えられた片に適当に位置決めされる時正確に同じ角度位置にある 。その結果、ヒステリシス効果からもたらされるかもしれない印字ヘツドの位置 決めの不正確さ、タイミングベルト364、プーリ360、モータ353に接続 されたプーリおよび電動モータ353の公差およびバツクラシュが、駆動システ ムから除去される。次の駆動比は、種々の駆動部品の同じ角度位置決めを提供す る;モータプーリは、20の歯を備える;駆動プーリ360は、80の歯を備え 且つタイミングベルト364は、160の歯を備える。印字ヘツド28をある紙 片位置から次のその位置をインデクスするためにモータプーリ362の16整数 回転、タイミングベルト364の2整数回転および駆動プーリ360の4整数回 転をとる。 さらに、キャリツジの進行通路の対向端で印字ヘツド28の正確な位置決めを確 実にするために、左端センサ370(図1)および右端センサ372が、キャリ ツジ62の左端ホーム位置とキャリツジ62の右端カセツト移動位置をそれぞれ 検知するためにY−軸フレーム72の後方フレーム部材373に設けられる。セ ンサ370、372は、通常のものであり、また光学タイプのものであつてもよ い。キャリツジ62もしくはその上の部品は、それぞれのセンサによつて検知さ れる時、左端もしくは右端ホーム信号が、システムコントローラ250のモータ コントローラ810に供給される(図22)。モータコントローラ810は、モ ータ353のシャフトを片位置決め情報に応答して所定の整数回転(好ましい実 施例では片から片へインデクスするため16整数回転)させ、且つ印字ヘツド2 8が常に同じ左端位置から開始することを確実にするために左端ホーム信号を利 用する。キャリツジ62は、進行の右端に移動され且つ右端センサ372からの ホーム信号が、以下に記載するようにカセツトの移動中使用される。 キャリツジ62は、印字ヘツド28のみならず印字ヘツド28の熱印字要素30 (図12の熱ヒータ(図示せず)およびファン378を含む)を制御するための システムコントローラの印字ヘツドコントローラ814(図22)、ヘツド持ち 上げモータ210および転写リボン取り上げモータ605(図16)を支持する 。その結果、印字装置25の他の部品と可動キャリツジを相互接続するに必要と される柔軟なケーブルの数は、大きく減じられる。それ故に、ノイズおよび偽り の信号によつて妨害される通常の遮閉していないリボンケーブルの使用を必要と しない、また多数のケーブルを遮閉することも必要としない。好ましい実施例に おいてただ3本の遮閉されたケーブルによつてキャリツジと印字装置25の他の 部品とは相互接続される。2本のケーブルは、システムコントローラ250のヘ ツド拡張部822と印字ヘツドコントローラ814(図22)との間に入力およ び出力として高速リンクを供給する。その1本のケーブルは、印字ヘツドコント ローラ814とヘツド拡張部822との間で印字線シンク/パワーフェイル障害 信号を担持するための設けられる。パワーは、遮閉されていないケーブルによつ て 印字ヘツドコントローラ814に供給される。ケーブルのストレスを減じ且つY −軸フレーム72の望ましい位置にそれらを維持するために、それらは、キャリ ツジ62に取付られた導体380(図1)で移動する。導体380は、キャリツ ジ62に隣接して曲がつた部分を備える。そしてそれは、それらの終わりから離 れて行われるように且つ導体380の曲がつた部分においてケーブル部分に最小 の屈曲半径を維持するようにケーブルの動きを向ける。 キャリツジは、また以下に記載されるように、熱転写リボン172のカセツト6 00の駆動システムおよび取付を支持する。カセツト蓄積体および転写システム 700Aは、図1且つ図式的に図17に示されように、且つ以下に説明されるよ うにY−軸フレーム72に設けられる。 X−軸駆動システムおよびX−軸媒体通路 図1、4、8および14に示されたようなX−軸駆動システム68は、ピツチロ ーラタイプを有しており、そこにおいて、シート媒体(図示せず)27は、硬い 駆動ローラ402、403(図14)と弾力のあるアイドルローラ407、40 8(ピンチローラ)との間に挟まれる。駆動ローラ402、403は、ピンチロ ーラ407、408が自由に回転可能である間駆動される。X−軸フレーム74 は、基部フレーム70に設けられたスペース端もしくはアーム405、406を 備える(図1)。駆動シャフト410は、左駆動ローラ402の左端に固定され る。且つ短いシャフト411は、左駆動ローラ402の右端に固定される。シャ フト410は、軸受け412によつてフレームアーム405に支持され、且つシ ャフト411は、プラテン76に取付られたブラケツト420に設けられた軸受 け413によつて支持される。駆動シャフト410は、またプーリ422に固定 され、よつてプーリ422の回転は、左駆動ローラ402を回転する。短いシャ フト411は、またその左端で右駆動ローラ403に固定される。フレームアー ム406に軸受け416によつて回転可能に支持された他の短いシャフト415 は、右駆動ローラ403の右端に固定される。X−軸駆動モータ416によるプ ーリ422の回転は、減速駆動418を介して駆動ローラ402と403とによ つて行われる。1ピツチローラの位置は、異なる幅のシート媒体に順応するよう に調節される。 図面に示された印字装置25の具体例において、本発明に従えばいつそう幅の広 いシート媒体がより幅広のX−軸駆動することによつて印字されることができる けれども、幅24インチ(約61cm)までのシート媒体に印字ができる。単一 の駆動ローラは、約24インチの長さを有し、そして駆動ローラの中央部で調節 可能なピンチローラ408によつて加えられる圧力から曲げられることになるで あろう。それ故に、2本の駆動ローラ402、403が、ブラケツトによつてシ ャフト41の中央支持を与えるために中央シャフト411に結合されて設けられ る。駆動ローラ402、403のスペースは、ピンチローラ407、408の位 置決めと協働して図14の少なくともローラ408のy−軸位置が異なる寸法の 標準幅のシート媒体に順応するように調節可能であるように設けられる。 図1および14を参照して、X−軸駆動システム68の結合システム418は、 複数のプーリおよび1つのタイミングベルトもしくはギヤからなる減速駆動であ る。図14に示された結合システム418は、駆動シャフト410の左端の設け られたタイミングプーリ422と、モータ416のシャフトに設けられたタイミ ングプーリ(図示せず)と、プーリ422とモータ416に設けられたプーリと を一諸に結合するタイミングベルト424とを備える。モータ416は、システ ムコントローラ250によつて制御されて正の“X”方向(図1で時計方向)に 回転して印字ヘツド28を通つて正の“X”方向(下方)にシート媒体を移動し 、且つ負の“X”方向(図1で反時計方向)に回転してシート媒体を引込めそし て印字装置28を通してそれを後ろ(下方)へ移動する。 ピンチローラ407、408(図1および13)は、それぞれのピンチローラ組 立体430、431に自由に回転可能に各々設けられる。図13を参照して、各 々のピンチローラ組立体430、431は、X−軸フレーム74のアーム405 、 406(図1)に設けられたピンチローラ支持レール433から支持される。ピ ンチローラ組立体431は、全ての寸法の媒体に対する共通の端位置で支持レー ル433に固定される。その媒体は、印字装置によつて印字される。またピンチ ローラ組立体430は、印字されるシート媒体の幅に従つてY−方向に沿つて調 節可能な支持レール433に摺動可能に設けられる。望ましくは、ピンチローラ 組立体431は、またローラ組立体430を挟むと同様に調節可能に作られる。 図14を参照して、各々のピンチローラ組立体430、431は、シート媒体を 点検もしくは除去する時のように、媒体をX−方向へ自由に移動するためにそれ ぞれの駆動ローラ402、403から離れてそれぞれのピンチローラ407、4 08を選択的に移動する。ピンチローラ組立体430の構造は、図13と関連し て記載される。ピンチローラ組立体430は、支持レール433をその中に摺動 可能に受け入れるチャンネル441を規定するU字形ブラケツト440を備える 。レバー支持部材443は、例えばネジによつて支持レール433に近接し且つ 下方(から正の“X”方向)のブラケツト441に固定される。ピンチローラ支 持アーム445は、レバー支持部材443および支持レール433から離間した ブラケツト440にピボツト447でピボツト的に設けられる。ピンチローラ4 07は、ピボツト447に近接し且つその上方(から負の“X”方向)にピンチ ローラ支持アーム445の一端に設けられる。バネ450は、ブラケツト440 およびピボツト447から下方に離間したピンチローラ支持アーム445にその 一端で結合される。バネ450の他端は、ブラケツト440から下方に離間した レバー支持部材443に結合される。レバー452は、バネ450のレバー支持 部材443への結合から下方へ離間したレバー支持部材443にピボツト454 でピボツト的に設けられる。レバー452の上方端456は、ピボツト447お よびバネ450の下方でピンチローラ支持アーム445に接触し、且つ下方端4 57は、1本の指によつて係合され且つピボツトされるようにそれぞれの組立体 430、431から突出する。 図13を参照して、レバー452の端456は、カム表面として機能する、ピン チローラ支持アーム445と接触し且つ曲げられる。バネ450およびピンチロ ーラ支持アーム445と協働してレバー452の湾曲端456は、また図13の 破線位置にレバー452を保持するためのつめとしての機能を有する。レバー4 52の停止位置を表す固線において、レバー452は、ピンチローラ支持アーム 445と係合せず、且つバネ450は、ただピンチローラ支持アーム445を付 勢して時計方向にピボツトしピンチローラを弾性的に駆動ローラ402と係合さ せる。その結果、その間のシート媒体27は、駆動ローラ402の回転に際して 移動される。ピンチローラを駆動ローラから係合を外すために、レバー452は 、図13の破線で示された安定な止め位置に達するまで反時計方向にピボツトさ れる。レバー452のその止め位置において、ピンチローラ支持アーム445は 、時計方向にピボツトさせて駆動ローラ402との係合を外してピンチローラ4 07(図13の破線)を移動する。これはシート媒体を手動で移動させる。ピン チローラ407および駆動ローラ402を係合するために、レバー452は、止 め位置からはなれてわずか時計方向に移動される。その時バネ450は、ピンチ ローラ支持アーム445を時計方向にピボツトする。そしてそのアーム445は 、レバーを図13の停止位置を表す固線までさらに反時計方向にピボツトさせる 。 ほとんどのプロツター適用におけるように、繰り返し精度よくシート媒体をX− 軸に正確に位置決めすることが重要である。そのような正確な位置決めを達成す るための技術は、従来において公知である。例えば、駆動ローラ402、403 は、例えばアルミニュムもしくは他の金属からなる硬くてそして曲がりを生じな 材料から作られ、且つ小さな凸部によつて規定される粗い表面を備える。またピ ンチローラ407、408は、弾性のある且つ曲げられる材料から作られる。対 向するピンチローラに対してシート媒体を摩擦的に係合することに加えて駆動ロ ーラは、シート媒体にぎざぎざおよび/または小さな穴を有する。シート媒体の ぎざぎざおよび/または小さな穴は、シート媒体が前進し且つX−軸で引き込め られる間にポケツトホイール駆動に似たそれらを作る突起と一致して組合わされ る。図14を参照して、駆動ローラ402、403の部分460、461は、そ のような粗い表面を備える。そのような粗い部分460、461の駆動ローラ4 02、403上の位置は、標準幅シート媒体の縁部に相当する。そのような粗い 表面の例は、米国特許第4384298(LaBarre他)および37619 50(Yeiser)に開示される、その開示は、文献としてここに設けるられ ている。 図14を参照して、駆動ローラ402および403の適当な位置に対向してピン チローラ407を位置決めするために、ピンチローラ組立体30は、支持レール 433に沿つて可動する。その端にブラケツト140の上部にネジ穴および1セ ツトのネジ465(図4)が設けられる。セツトネジをゆるめ且つ締め付けるこ とによつてピンチローラ組立体430のX−軸位置の調整を行う。 Y−方向に実質的な距離を延出する熱印字要素を有する熱印字ヘツドを用いる感 熱紙モードは、移動するドラムタイプのプラテンもしくは最も通常のシリアルモ ードサーマル印字ヘツドでは生じないシート媒体上にドラグをもたらす。通常の ペンプロツターにおいて、小さな摩擦ドラグは、シート媒体および支持プラテン に対してペンによる力の低下(30グラムのオーダー)によつて生じるが、これ は駆動システムで媒体の印字ミスを生じさせるには一般に不十分である。しかし ながら、ここで開示された熱印字装置において、熱印字ヘツドの発熱素子は、実 質的な距離について例えば約4インチ(約10cm)まで延出し、熱印字ヘツド に加えられる力の低下は、媒体および支持プラテンに対して十分な接触圧を供給 するために下方位置で典型的に1000グラム以上である。そのように大きな力 の低下は、典型的に525グラムの摩擦ドラグ力を生じる。そしてこれが媒体の 一側に加えられる時、シート媒体の十分なゆがみが生じてX−軸駆動システムで シート媒体の印字ミスを生じる。 図13を参照して、シート媒体上のドラグを減少するためにプラテンと付随した 上述の提供に加えて、そのようなドラグの影響は、印字ヘツド28と駆動ローラ 402、403の間でシート媒体上の摩擦ドラグを減じ且つシート媒体を堅くす ることによつて最小にされる。Y−軸と平行に且つ熱印字ヘツド/プラテンイン ターフェースとX−軸駆動システム間に置かれシート媒体に小さな半径の曲げ部 を設けることは、X−軸に垂直な区分深さを増してシート媒体に堅さを加える。 しかしながら、シート媒体は、高い摩擦ドラグ力を生じる印字ヘツドの下で引張 られるにつれて、さらに摩擦ドラグ力がシート媒体と静止範囲ガイドとの間に生 じる。そしてそのガイドは、シート媒体がウインドラスの回りに巻かれるロープ によつてその回りを引張につれてシート媒体に曲げを生じる。 好ましくは、シート媒体をそのように堅くすることおよびドラグの減少は、印字 ヘツド28の下方および駆動ローラの上方のシート媒体通路にガイドローラ50 0(図1、4、13および15)を設けること且つ印字ヘツド28と駆動ローラ 402、403との間に位置するY−軸と平行なシート媒体に小さな半径の曲げ 部を設けることによつて達成される。図13を参照して、そのような曲げは、プ ラテン上部接触表面282に関連して角度“C”までガイドローラ500で始ま るシート媒体通路を変えることによつてガイドローラ500に形成される。約1 /4の曲げ半径は、適切であることがわかる。しかしながら、角度“C”の特定 値および特定の曲げ半径は、臨界を有しない。45度の角度“C”が好ましく且 つ望ましい堅さを与えることがわかる。45度“C”は、図13に示されるよう に駆動ローラ402とピンチローラ407のインターフェースに対する接線に沿 つて、且つローラ500の接線に沿つてシート媒体に位置される。しかしながら 、約30度から約60度の角度“C”は、上述したようにそれを堅くするに十分 な曲げをシート媒体にもたたらすであろう。 曲げに1つ以上の自由に回転可能なガイドローラ500を組入れることによつて 、非回転可能なシャフトの“ウインドラス”効果は、減じられるが、曲げによる シート媒体の堅さを強めることは、維持され、且つシート媒体印字上の非対象の 摩擦ドラグ力の影響を解決するに十分である。図13を参照して、シート媒体2 7が、ガイドローラ500に、且つ印字ヘツド/プラテンインターフェースに接 線方向に位置するようにX−軸駆動システムのピンチローラ407、408(図 13に図示されず)および駆動ローラ(図13に図示されず)を位置決めするこ と によつて、X−軸駆動システムで印字点での曲げ力にもとずくシート媒体のゆが みは、減じられる。 図13および15を参照して、それぞれ長さ約(5インチの5つのガイドローラ 500は、全Y−軸幅に設けられる。各々のガイドローラ500は、その両端に 突き止め肩部502とスタブシャフト501を有する。ガイドローラ500は、 ハウジング503内に回転可能の設けられる。軸受け(プラスチツクハウジング 503のスロツトは、軸受けとして作用する)は、それぞれのハウジング503 のそれぞれのスロツト504にそれぞれのスタブシャフト501を回転可能に支 持する。各々のガイドハウジング503は、その中にスロツト505を有する。 スロツトを介して真空チャンバー507から吸い上げが、シート媒体27に加え られる。ガイド表面510および511は、ガイドローラ500のそれぞれに、 上方および下方をを有する。ガイド510は、第1のガイド表面を規定し、ガイ ドローラ500は、第2のガイド表面を規定し、ガイド511は、第3のガイド 表面を規定する。真空チャンバー507は、ガイドローラハウジング503の下 に形成されて真空が、排出ファン512によつて真空チャンバー507で形成さ れる時、ガイドローラ500に対してシート媒体を吸い込む。駆動ローラ402 、403は、真空チャンバー507の下方端でスロツト509において延出し、 且つシート媒体27は、また真空が真空チャンバー507内で形成される時、ス ロツト509において駆動ローラ402、403に対して吸い込まれる。真空チ ャンバー507は、カバー516に設けられた排出ファン512と連通する排出 ポート(図示せず)とスロツト505および509を除いて閉じられる。 真空チャンバー507の側部(図13)は、X−軸フレームアーム405、40 6によつて形成される。真空チャンバー507の上方端は、プラテン76とプラ テン76に接続されたカバーによつて形成される。真空チャンバー507の底は 、基部70上に離間したカバー514に接続された他のカバーによつて形成され る。真空チャンバー507の下方端は、駆動ロール402、403に向且つて上 方に曲げられた底部カバー516の連続体520と、連続体520を覆うように 接続 された前方シート媒体ガイド522と、駆動ローラ402、403によつて形成 される。第3のガイド511は、ガイドローラハウジング503によつて形成さ れる真空チャンバー507の上部を規定する。 他方の実施例(図示せず)において、印字ヘツド28と駆動ローラ402、40 3との間の低摩擦通路は、ガイドローラ500によるよりもむしろ空気作用的に 設けられる。その実施例において、シート媒体は、空気(もしくは他のガス)の クション上にもしくはプラテンとX−軸駆動ローラ間の“空気軸受け”上に乗る ように作られる。 また他の実施例において、低摩擦静的な平らなもしくは地形表面(図示せず)が 、あるシート媒体を使用するために印字ヘツド28とX−軸駆動ローラ402、 403間に低摩擦通路として設けられる。しかしながら、そのような静的な表面 は、上述した実施例のように摩擦を大きく減じることはできないかもしれない。 それ故に、それは、より強力なX−軸駆動システムを設けることが必要になるで あろう。 媒体を堅くすることおよび摩擦ドラグを減少することに関する他の詳細は、米国 出願シリアル番号07/920115(HID−181/182)に開示される 。 図17を参照して、媒体ハンガー46は、印字が終了した際その切断の間媒体を 保持するためにX−軸駆動システム64(図17に図示ぜす)の下方(から正の “X”方向)に設けられる。媒体ハンガー46は、シート媒体27が掛けられ回 りのY−軸に平行に延出するバー540と、一端でバー540と且つ他端で駆動 システム(図22のブロツク835内)に接続された離間したリンクアーム54 2とを備える。図22を参照して、ブロツク835の積み重ね駆動システムは、 システムコントローラ250のモータコントローラ810の制御下にあり、且つ Y−軸に平行な軸を中心にリンクアーム542をピボツトし、それによりバー5 40をシート媒体を切断する切断位置544と、印字がシート媒体に加えられる 印字位置545と、最終のプリントが印字装置25から離れるために維持される プリント回復位置546との間の円弧を中心に移動させる。媒体ハンガー84は 、通常のものであり、その構造および作用は、米国特許第4734716号(S ilverberg他)に開示され、それは、文献としてこれに設けられている 。 転写リボンカセットとリボン駆動装置 図4、5、16に示すとおり、熱転写リボン172は、プリントキャリッジ6 2に支持されるリボン駆動装置に取り付けられたカセット600に納められてい る。図16に示すとおり、カセット600はハウジング602を備え、その内部 に転写リボン送りリール603と転写リボン巻取りリール604が回転可能に取 り付けられている。リボン駆動装置601は、巻取りリール駆動モータ605と 、モータ605から突出してこれにより回転される軸607(巻取りスピンドル として機能する)、送りスピンドル608、巻取りスピンドル607と送りスピ ンドル608にそれぞれ取り付けられた軸エンコーダ・ディスク610、612 を有する。軸エンコーダ・ディスク610、612はセンサ652(以下に詳述 )の一部を成しており、そのうち一方を図1に示す。駆動モータ605とスピン ドル608は、キャリッジ62に設けられたリボン駆動ハウジング618の向か い合う壁616、617により支持されている。巻取りスピンドル607は、カ セットハウジング602に入り、巻取りリール604に受け入れられるのに十分 な距離だけ壁面616から突出しており、また向かい側の壁面617からは、壁 面617の外側に設けた軸エンコーダ・ディスク610を回転させる程度の短い 距離だけ突出している。同様に、送りスピンドル608は、カセットハウジング 602に入り、送りリール603に受け入れられるのに十分な距離だけ向かい側 の壁面616から突出しており、また壁面617からは、壁面617の外側に設 けた軸エンコーダ・ディスク612を回転させられる程度の短い距離だけ突出し ている。 リール602、604(図16)は、カセット・ハウジングに回転可能に設け られている。駆動スプロケット625が壁面616に近い突出した巻取りスピン ドル607に固着され、巻取りリール604に係合して、これによりモータ60 5が巻取りリールを回転させるようになっている。駆動スプロケット626は、 壁面616に近い突出した送りスピンドル608に固定され、送りリール603 に係合して、これにより送りスピンドル608が送りリール603とともに回転 するようになっている。リボン巻取りリール604には、ハウジング618に向 かうその端部に駆動スプロケット625を受ける中央凹部があり、リボン送りリ ール603にはハウジング618に向かうその端部に、スプロケット626と係 合してこれを受ける中央凹部がある。モータ605による巻取りスピンドル60 7の回転で、巻取りリール604が回転して、ブレーキの制動作用により比較的 自由に回転する送りリール603からリボンが巻取られる。ブレーキは例えば、 軸608に固着されたブレーキ・ロータ647より成るもので、ハウジング61 8に取り付けられた適当なブレーキパッド648により係入するようになってい る。 軸エンコーダ・ティスク610、612(図16)はセンサ652(そのうち 一方だけ図1に示す)の一部を成しており、それぞれ巻取りスピンドル607と 送りスピンドル608とともに回転町能に取付られている。センサ652は光学 式のものを用いるのが望ましい。各ディスク610、612は中に複数の孔また は表面にマークのある不透明ディスクより成り、センサ652には、向かい合う アームに設けられた発光ダイオード(図示せず)と光検出素子をもつ、通常の光 学センサを使用してもよい。この2つのアームの間でそれぞれディスク610、 612が回転する。センサ652は、送りリール603と巻取りリール604に 巻取られたリボンの直径を検出するシステム制御装置250(図22)にデータ を供給する。システム制御装置250はこの情報を利用してリボン172の張力 を調整する。さらに軸エンコーダ情報を利用して、システム制御装置250が実 際の転写リボン使用状況を追跡し、転写リボンの補充に利用するようにしてもよ い。各リール上のリボン直径を検出する動作および転写リボン張力の検出とその 用途については、出願番号07/920,117(HID−186)に詳しい説 明がある。 図16に示すように、カセット600はリボン駆動ハウジング618に、以下 のように着脱解除可能に設けられている。概して600で示すカセット・ホルダ ーは、壁面616と2つの位置決めアッセンブリ605(そのうち一方だけ図示 ) の先で、駆動ハウジング618の前方653と後方654に固着され、ここから 延在する可撓性カセット保持スナップ651を有する。従って保持スナップ65 1はバネ圧が加えられ、板バネとして作用する。各保持スナップ651の端部は 、カセット・ハウジング602の外側前方663と後方664にある耳部660 に係合し、これによってカセットを保持するよう構成されている。また各保持ス ナップ651の端部は、カセットなしのカセット・ホルダの保持スナップがカセ ット入りホルダの保持スナップにカム作用を加えて、後者が支える保持されたカ セットの耳との係合を外し、またカセットなしホルダの保持スナップとの係合を 入れ、これにより整列したカセット・ホルダを動かして相互に係合離脱させるだ けで、一方のホルダから他方へとカセットの直接的自動転送を行う。 さらに図16に示すとおり、各保持スナップ651の端部は断面が釣針に似て おり、次のような構成となっている。各保持スナップ651端部の一方の側面に 、直角の係止面から始まる傾斜したカム曲が延在する。カム面655に向かい合 う保持スナップ61の端部のもう一方の側面は直線となっている。カセット・ハ ウジング602の外側前方663と後方664に位置するスナップ耳部660は 、それぞれ保持スナップ651の直角係止面657にそれぞれ接触し、係合して 、カセット600をハウジング618に取り付ける。隔設された2つの位置決め ・予圧アッセンブリ665(その一方だけ図示)は、ハウジング618を駆動す るために設けられ、ハウジング618に対してカセット600の適正な位置決め 、着座を行う。それぞれの位置決め・予圧アッセンブリ665は、バネ加圧プラ ンジャ670とここから突出する円錐形位置決め・予圧ヘッド671を有する。 カッセット・ハウシング602は、プランジャ670の円錐ヘッド671がそれ ぞれ係合する位置に定められた、対応する位置決め孔672を有する。位置決め ・予圧アッセンブリ665は、転写リボン172がプリント・ヘッド28に対し て適正位置にあれば、駆動ハウジング618に対してカセット600を適宜着座 させるよう作動し、また以下に述べるように、カセット600をハウジング61 8に出し入れする作業も行う。 図4、19に示すとおり、カセット600は、送りリール603近くのカセッ ト・ハウジング602に枢動可能に接続したリボン・ガイド680と、巻取りリ ール604付近のカセット・ハウジング602に枢動可能に接続したリボン・ガ イド681を有する。リボン・ガイド680、681は図16、19に示す位置 に、すなわちカセット・ハウジング602の壁面に平行に延びるようにバネで加 圧され、収納時は収納スペース削減のために、バネ作用に抗して互いに向かって 枢動可能である。あるいは、ガイド680と681を、壁面に平行に延びるカセ ット・ハウジング602に固定したり、それ自体カセットの一部として形成して もよい。 上述のように、プリント装置25は白黒でもカラーでもプリント可能である。 カラープリントの場合は、最終的に発色を希望する色数の転写リボンを用意する か、またはn個のカラー系を設ける。例えば黄、マゼンタ、シアンと黒、または 両方より成る4色のカラー系である。本発明によれば、カラープリントのため、 もしくは、ただ新しいカセットをキャリッジ62に装着するためのカセット転送 操作は自動で行われる。図1、17に示すとおり、カセット収納・転送装置70 0a、700bまたは700cには、多数のカセット600を収納することがで きる。プリント装置25のキャビネットには作業扉(図示せず)が設けられ、リ ボンカセット600の交換が簡単にできるようになっている。 カセット収納・転送装置700aにはディスクまたはホイール状の回転台71 0を設けてもよく、これに複数のカセット600を取り外し可能に装着する。回 転台710は、プリントキャリッジ62のY軸走行路の端部(以下に記載のとお り右端または左端)に着脱可能に取り付けられている。回転台710はプリント 制御装置により索引がつけられ、所定の回転台位置に着脱可能に保持された希望 のカセットを、キャリッジ62に設けられたカセットホルダと整列するカセット 転送位置に配置することができる。もしくは、カセット収納・転送装置700b (図17)には、プリントキャリッジ62のY軸走行路端部にエンドレス・ベル ト720にカセットホルダを設け、これに多数のカセット600を装着してもよ い。このホルダもプリント制御装置により索引がつけられ、ベルト720により 解除可能に保持された希望のカセットを、カセット転送位置に配置することがで きる。もしくは、カセット収納・転送装置700cを支持するラックを設けても よい。ラックには、Y軸フレーム72にそれぞれ個別に枢着された複数のカセッ トホルダを設けてY軸に平行な軸を中心にリボン駆動装置501に向かって枢動 するようにしてもよいし、それぞれ別に並進運動可能に設けても、またラック全 体を枢動または並進運動可能としてもよい。枢動式の実施例では、プリントキャ リッジ62はプリント制御装置により、ラックにある希望のカセットホルダ付近 に配置され、このカセットホルダまたはラック全体がプリント制御装置の制御に より枢動してカセット転送を行う。並進運動の実施例では、ラック全体をカセッ ト装着位置に移動し、装着するそれぞれのカセットをラックからプリントキャリ ッジに並進させたり、あるいは別途手段を設けてカセットを静止ラックから外し 、これをプリントキャリッジに設置するようにしてもよい。その他のカセット収 納・転送装置は、公知技術並びに本発明開示より当業者には自明であると思われ る。キャリッジ62からカセット600の着脱を自動的に行う操作を、カセット 転送装置700aとの関連で以下に記載する。 図1、8、18−20に示すカセット収納・転送装置の回転台710は固定デ ィスク式のものである。ただし、複数のカセットを装着でき、索引をつけられる ものであれば、その他の構成も適用できる。例えば出願番号No.07/920 ,116(HID−185)に記載するように、環状または星形の回転台710 を用いてもよい。図18の実施例では、回転台710には、それぞれカセットホ ルダ650aにより画成された1つのカセット位置があり、このホルダに4個の カセットを装着して例えば4色系に使用することができる。 図18−20に示すように、回転台710は軸受712により回転台フレーム 711に回転可能に取り付けられ、回転台フレーム711の方はプリント25右 端で基台70(図1)に設けられている。各カセット600は、図16に示した カセットホルダ650と同様のカセットホルダ650aにより、回転台710に 着脱可能に取り付けられている。各カセットホルダ650aには、ホルダ650 には必要としない基板714が含まれている。また、バネ圧を加えた2つのガイ ドピン・アッセンブリ665aは、カセット駆動ハウジング618に取り付けた 位置決め・予圧アッセンブリに代わって、カセットの位置決め、着座、予圧の補 佐を行う。図18に示すとおり、各カセットホルダ650aは、回転台710の 側面713から延びる一対の可撓カセット保持スナップ651aを有する。保持 スナップ651aは、回転台710の側面713に固着した基板714の対向両 端部に固着するのが基本の方法である。もしくは、保持スナップ651aと基板 714を一体に形成してもよい。保持スナップ651aはリボン駆動ハウジング 618について上述したのと同じで、カセット600もリボン駆動ハウジング6 18について上述したのと同じ方法で、回転台710の上にあるそれぞれの保持 スナップ651aにより、各カセットにそれぞれのスナップ耳660を係合させ ることにより保持される。 基板714の向かい合う両側曲には、各一対の保持スナップ651aの間の中 頃に、回転台710から延びる各カセットホルダ650a1個について一対のガ イドピン・アッセンブリ665a(図18)が設けられている。各ガイドピン・ アッセンブリ665aには3本のピンが設けられ、そのうち外側の2本はバネで 加圧されている。図4に示すとおり、各カセット600には、回転台710にあ るガイドピン・アセンブリ665aの中央ピンに対応してこれを支承する、一穴 の収容ポストが一対設けられている。他の2つのバネ押圧ピンはカセット面に着 座して、それぞれのカセットホルダにこれを押圧している。 図21A、21Bに示すとおり、カセット600は以下のように、回転台71 0の上の一対の保持スナップ651aの間から、キャリッジ62のリボン駆動ハ ウジング618にある一対の保持スナップ651内に自動的に転送される。図1 に示すように、回転台710は、キャリッジ62のY軸走路の右側端部で基台7 0に取り付けられ、リボン駆動ハウジング618上の保持スナップ651と回転 台710上の保持スナップ651aが互いに向かい合うようになっている。回転 台710上の保持スナップ651a各対は円形状に延びており、回転台710に 検索されるとその都度、回転台710上の別の保持スナップ対651aが、図2 1Aに示すキャリッジ62上のリボン駆動ハウジング618から延びる保持スナ ップ対651aと正確に整列するようになっている。回転台710には、希望の カセット600をカセット転送位置に配置するために、索引づけがされている。 回転台710からキャリッジ62へのカセット転送は以下の手順で行われる。 図21A、21Bに示すとおり、回転台710が所望の位置に索引付けされると 、キャリッジ62はY軸と平行に回転710に向かって移動し、キャリッジ62 上 のカセットホルダ650の保持スナップ651の両端を、回転台710(図示せ ず)上のカセットホルダ650aの保持スナップ651の両端に接触させる。キ ャリッジ62が回転台710に向かって続けて進むと、キャリッジ62でカセッ トなしホルダ650の保持スナップ651の直線側が、回転台710のカセット 入りホルダ650aの保持スナップ651のカム面655に接触し、ホルダ65 0aの保持スナップ651をカセット600の側面から離れて、カセット上のス ナップ耳660から外れる方向に撓ませる。同時に、キャリッジ62のホルダ6 50の保持スナップ651のカム面655が、カセット上のスナップ耳660に 接触し、キャリッジ上のホルダ650のスナップ651が図21Bに示すように カセット耳に係合するまで、キャリッジが連続的に移動して耳部上方でカム作用 を行う。 センサ372(図1)は、カセット交換を行うため、キャリッジ62の右端位 置を表示する位置に置かれている。センサ372は、キャリッジ62が右端原点 位置に着くと、プリント制御装置に原点信号を送り、この時点でキャリッジ62 の運動方向が逆転する。この後プリント・キャリッジ62は逆方向の回転台71 0から離れる方向に移動し、キャリッジ上のカセットホルダ650はカセットに 係合して、回転台上のホルダ650aの保持スナップ651aは、そのカム面6 55がキャリッジ上の保持スナップ651の直線側658上をただ摺動するだけ で、各スナップ651、651aが互いに接触しなくなるまで摺動を続ける。 ガイドピン・アッセンブリ665a(図18、21A、B)は、カセット転送 中以下の手順でカセット600の着座と転送を補佐する。係止中、ガイドピン・ アッセンブリ665aは、各保持スナップ651aの両端の直角係止面657に カセット・スナップ耳660を押圧する作用を行う。これにより、カセットの軸 方向の位置決めが正確且つ繰り返し可能に実施できる。カセット転送中、ガイド ピン・アッサンブリ665aの外側のバネ加圧ピンは、プリントキャリッジ62 に装着された近づいてくるカセットホルダ650の保持スナップ651により加 えられた力に対抗する作用を行う。プリントキャリッジ62上の近づいてくる保 持スナップ651が対抗する力を加えることにより、回転台上および回転台に設 けたカセット上のカセット・スナップ耳660の上の静止保持スナップ660に 対して、カム作用を行うことができる。カセット600の弾性装着部は、絡み、 折り曲げ、破断などを防止する一方、カセットが周知の位置に戻るよう、すなわ ちカセット上のスナップ耳660がカセットホルダ保持スナップ651aの直角 係止面657に当たるよう、常時作用するものである。 キャリッジ62上のカセット600を回転台710に転送する方法は、ほぼ同 じ手順で行われるが、回転台710上のホルダ650aのうちカセットなしの非 係合保持スナップ651aと、リボン駆動ハウジング618上のホルダ650の うちカセット入り係合済み保持スナップ651とが、図21A、21Bに示す位 置から逆転する。 図18−20に示すとおり、索引回転台710の索引システム730は、回転 台フレーム711に装着したモータ732、クランク734、モータ732をク ランク734に連結する減速駆動装置736、クランク734に接続した索引ア ーム、回転台710の側面742から延びて、索引アーム738のフック74に より係止される索引ポスト710、回転台710の側面742から延びる係止ポ スト、および、係止フレーム775に回転可能に装着された一対の係止ローラ7 48より成る。この2つのローラには間にスペースがおかれ、回転台710が全 面索引位置すなわちカセット交換位置に来たとき、各係止ポスト746をそのス ペースに支承してこれと係合するようになっている。減速駆動装置736は、モ ータ732の軸に固着された調時滑車748、軸受(図示せず)により回転台フ レーム711に回転可能に取り付けた軸752に固着された調時滑車750、お よび滑車748と750を直接連結する調時ベルト754より成る。クランク7 34の一端756は軸752に連結されてこれと一緒に回転するので、クランク 734の他端759は軸752が回転すると円を形成することになる。クランク 734の端部759は軸受760により索引アーム738の端部758に連結さ れ、索引アーム738の端部758もやはり円状に回転するが、同時にそれ自体 軸受760の軸を中心に自由に回転可能である。バネ762は端部758とフッ ク744の間で索引アーム738に連結し、また回転台フレーム711に連結す る。バネ762は索引アーム738を回転台710の中心軸に向かって押圧する ので、フック744はそれぞれの索引ポスト740に係合可能である。 カセット交換位置センサ765(図20)と原点位置センサ766(図19) が設けられているので、プリント制御装置は電源投入時と作動中回転台710の 絶対位置を設定し検索することができる。センサ765、766は、対向アーム に設けられた発光ダイオード(図示せず)と光検出素子を有する通常の光学式の ものである。索引センサ765は滑車750の周辺付近で回転台フレーム711 に装着され、不透明タブ767は滑車750に取り付けられてこれと一緒に回転 するとともに、滑車750が回転するにつれてセンサ765のアームの間を通過 する。センサ765は、タブ767がセンサ765の両アームの間を通過する度 にプリント制御装置に信号を送信して、回転台710の最大位置索引に相当する 滑車750のフル回転一回を表示する。原点位置センサ766は回転台710側 面742付近で回転台フレーム711に装着され、不透明タブ767は回転台7 10に装着されているので、タブ767は回転台710が回転するとセンサ76 6のアームの間を通過する。センサ766がタブ767を感知すると、センサ7 66は、回転台710の絶対位置を設定し検索するプリント制御装置に原点位置 信号を送り、これによって、センサ765と協力して回転台710に装着された カセットの位置を特定することができる。 回転台710は、以下の手順で一つの位置から次の位置へと索引される。図1 9に示すとおり、プリント制御装置はモータ732を作動してクランク734を 時計方向に一回転させ、これによって索引アーム738は実線位置(#1)から 位置#2、#3、#4を通って位置#1に戻るように移動する。位置#1では、 フック744が索引ポスト740−1により係合される。位置#1から左の破線 位置(#2)に移動すると、フック744はポスト740−1から外れる。続け てクランク736を時計方向に回転すると、索引アーム78が破線位置#3に移 動して、その位置でフック744が次の索引ポスト740−2に係合する。続け てクランク736を時計方向に回転すると、索引アーム738が破線位置#4に 移動して、フック744が索引ポスト740−2に係合するため回転台710が 時計方向に回転し、従って索引ポスト740−2が#4の位置の索引アームのフ ックの位置に来る(この索引ポスト740−2の位置は図示せず)。最後にクラ ンク736を時計方向に回して始めの実線位置(#1)に戻すと、回転台710 は一回分の全索引位置になり、従って索引ポスト740−2は索引ポスト740 −1を示す位置に来る。滑車750が一回転すると、センサ765は信号を発す るが、これはクランク736一回転に対応しており、これによってプリント制御 装置はモータ732への電源を遮断する。 さらに図19に示すとおり、係止ローラ748は係止ローラ・フレーム775 に回転可能に装着され、このフレーム775はピボット継手777により回転台 フレーム711に枢着され、他端はバネ加圧の運動制限機構779により案内さ れている。運動制限機構779はその下端で、ストップ782により回転台フレ ーム711に対して摺動可能に配置され、上端では枢着されたロッド781を有 し、ピボット783によりローラ・フレーム775を検出する。ストップ782 は、回転台フレーム711に固定したブラケット784と、ロッド781の下端 に固定した当接部786を有する。図18に示すように、当接部786はロッド 781にねじ込んだナットと、ナットによりロッド781に支持されたワッシャ ーにより形成してもよい。圧縮バネ785は、一端で係止ローラ・フレーム77 5に係合し、他端でストップ782のブラケット784に係合するロッド781 に摺動可能に装着されている。 さらに図19に示すとおり、係止ローラ・フレーム775は図19に示す位置 にあり、バネ785が軽く圧縮した状態で係止ローラ748はどちらも係止ポス ト746に係合するので、係止フレーム775は上方に押圧される。圧縮バネ7 85の弾性力により、係止ローラ748はその間でポスト746に係合してこれ を着座させ、回転台710の係止ストップを形成する。回転台710が時計方向 に回転すると、係止ローラ・フレーム775は下方に枢動する一方、下側の係止 ローラ748が回転して、これにより係止ポスト746は係止ローラ748から 外れる方向に移動する。係止ポスト746が係止ローラ748から離れると、係 止ローラ・フレーム775は図10に示す位置から上方に軽く枢動し、ロッド7 81の動きがストップ782により止められるまで、すなわちロッド781端の 当接部786がブラケット784に係合するまでこの動きを続ける。次の係止ポ スト746が上側の係止ローラ上を進むと、係止ローラ・フレーム775は、圧 縮バネ785の力に抗してポスト746から離れる方向に枢動する。回転台71 0が続けて時計方向に回転すると、次のポスト746が係止ローラ748により 着座係合され、圧縮バネ785は図19に示すように軽く圧縮される。 回転台710は、その直径を拡大する、カセットホルダ650a、索引ポスト 740、係止ポスト746などをもう何組か回転台710に増設する、減速駆動 装置736やモータ732から索引アーム738への連結部を適宜変更するなど して、カセット収納数が4個を上回るように拡張することができる。さらに、索 引回転台710には各種の駆動装置を設けることができる。例えば出願番号 (HID−185)に記載のように、回転台の双方向索引のためにジュネー ブ式駆動装置を設けてもよい。 システム制御装置 図22に示すとおり、システム制御装置250は主として以下の要素より成る 。中央処理装置(CPU)800、ランダムアクセス・メモリ(RAM)802 、リードオンリー・メモリ(ROM)804、通信制御装置806、シリアル/ パラレル・インタフェース808、モータ制御装置810、モータ制御インタフ ェース811、高速シリアルポート812、プリントヘッド制御装置814、フ ロントパネル50、ディスク・インタフェース818、拡張ポート820、ヘッ ド拡張ポート822、割り込み管理装置824、電源826、プリントヘッド供 給装置828、の各要素である。CPU800は、システム制御装置、例えばプ リントヘッド制御装置814やモータ制御装置810にあるその他の処理装置を 調整し、プリント装置25の全体的な作動を制御する。現行のプリント装置25 の構成からして、CPU800は、INMOS/SGSトムソンで発売している T425機種の集積回路である。 RAM802は、ダイナミックRAM(DRAMS)で構成された、相当高速 で低価格の読出し書込み町の大型(通常4−8メガバイト)半導体メモリである 。RAM802は以下に述べるFIFO、バッファー、ビットマップなどすべて を実行するのに用いられる。CPU800はデータのRAM802からの読出し とそのRAM802への書込みを制御する。ROM804はCPU800が実行 するプログラムを永久的に保存する。 さらに図22に示すとおり、外部通信制御装置806は、プリント装置25と 各種外部データソースとの接続を可能にするインタフェース回路を有する。通信 制御装置の通常のインタフェースは以下の通りである。RS232C(RS23 2シリアルポート用)、イーサネット(図示せず。ローカルエリア・コンピュー タ・ネットワーク(LAN)用)、アップルトーク(RS422アップルトーク ・ポート831用)、セントロニクス(パラレルポート用)などである。外部機 器用のこれらインタフェースは色々なデータ転送速度と複雑な要素をもち、当業 者には公知である。 内部インタフェース808は、プリント装置25に内蔵またはその一部をなす 周辺機器に接続するシリアル・インタフェースを有する。この種のインタフェー スは、表示装置52(図1)やフロントパネル50のキーパッド53に接続した RS232シリアルポートを始め、公知となっている。RS232シリアル・イ ンタフェースとポートは、多くの導線を使い、上述のようにRF信号の送信を遮 蔽するのが難しいパラレル・インタフェースに比べて、実用面で比較的簡単で接 続が容易であり、導線も一対しか使わないのでこちらを使用するのが望ましい。 内部インタフェース808内のRS232シリアル・インタフェースは、表示装 置52やキーパッド53の操作用にプログラムされた小型のコンピュータ素子で 、CPU800への接続はごく簡単であり、CPU800がユーザ一入力用のキ ーパッド53を走査する負担を軽減する。 さらに図22に示すとおり、システム制御装置250には、CPU800の内 蔵高速シリアルリンクを利用する目的と、複雑さの度合いが極めて低く、データ 転送速度も非常に高いため、高速シリアルポート812が設けられている。高速 シリアルポート815は、パソコンなどホスト・コンピュータにある同様の装置 に接続され、プリント装置25にプロットデータを送るホスト・コンピュータの アプリケーション・プログラムとインタフェースを取るようになっている。シス テム制御装置250は、通常のプロッタに送られた状態では通常のデータである このプロットデータを、プリントヘッド制御装置814がプリントヘッド28に 送るストリップモード・データに変換する。またプリントヘッド制御装置814 とCPU800の間には高速リンクが設けられている。 さらに図22に示すとおり、モータ制御装置810は、X軸駆動モータ416 、Y軸駆動モータ353、カセット回転台モータ732などを制御し、これらの モータに接続するエンコーダやセンサからの情報を受信する。モータ制御装置8 10はまた、媒体カッター47(図17)と媒体積み重ね装置46用のモータ( 符号835、他の図面には図示せす)を制御する。モータ制御装置810はマイ コン制御で以上のような機能を果たすようプログラムされ、これによってこれら の機能を制御するCPU800の負担を軽減する。CPU800は、モータ制御 装置810に所定の制御機能を実行させるコマンドを送るだけで、実際の機能は このモータ制御装置810が実行する。モータ制御装置810はまた、プリント ヘッド制御装置814に(ヘッド拡張ポート822を介して)プリントライン同 期信号を送り、データラインのプリントを行う。プリントライン同期信号はX軸 エンコーダ(図示しないが、高解像度の漸増型が望ましい)から出されるもので 、媒体の速度に多少変動があってもデータ行を正確に媒体にプリントすることが できる。モータ制御装置インタフェース811はCPU800とモータ制御装置 810の相互通信を可能にする。ヘッド拡張ポート822は、CPU800とプ リントヘッド制御装置814との通信を実現する。上述のように、プリントヘッ ド制御装置814はキャリッジ62にあり、移動するキャリッジ62から、キャ リッジ62に取り付けていないシステム制御装置250のその他の部分に延びる 回線は3本だけである(以下に述べる回線823 825a 825b)。 ヘッド拡張ポート822はモータ制御装置810からプリントライン同期信号 を受信し、回線823に乗るこれらの信号をプリントヘッダ制御装置814に送 る。プリントライン同期信号は短い幅のパルスであるが、出力下降信号は回線8 23を所定のレベル(低)に保って、プリントヘッド制御装置814に出力下降 状態を知らせる。プリントヘッド制御装置14は回線823上のヘッド故障信号 をヘッド拡張ポート822に送り、この信号は割り込み管理装置824を介して CPU800に送られる。CPU800とプリントヘッド制御装置814の間の コマンド、制御信号、データ等はCPU800とヘッド拡張ポート822をつな ぐ多数の回線を流れ、このヘッド拡張ポートが、入出力高速シリアルポート回線 825a、825bを経てこれらの信号をプリントヘッド制御装置814との間 でやりとりする。 プリントヘッド制御装置814は、キャリッジ62に取り付けたすべての部品 の作動を担当するもので、以下の要素より構成される。プリントヘッド28内の 熱素子30(図10)とこれに関わる論理回路、ヒートシンク115(図11) 用ヒーター(図22で符号838で示し、これ以外には図示せず)とこれに関わ るセンサ(図示せず)、ヒートシンク・ファン378(図11)、リボン巻取り リール駆動モータ(図16)とこれに関わるエンコーダ610、612、ヘッド リフト・モータ210(図210)とこれに関わるエンコーダ212(図8)。 プリントヘッド28に関わる論理回路はプリントヘッド制御装置814が蓄熱の ために損傷が起こらないように保護し、また熱素子30を適正温度に加熱する役 割を果たすものである。大部分の熱転写プリントでは、論理回路とその関連処理 手順に、熱履歴、ヒステリシス制御、ドットエネルギー制御などの原理を取り入 れている。こうした熱制御については、例えば以下の米国特許に開示されている 。4,590,488、4,574,293、4,814,787、4,636 ,810、4,870,428、4,873,536、4,887,092、4 ,937,590、4,928,117。 図22に示す通り、ヒーター838、ヒートシンク温度センサ(図示せず)、 ファン378を使用して一定のヒートシンク温度を雰囲気温度以上に維持するこ とにより、雰囲気温度の変化がプリント品質に変化を来さないようにしている。 リボン巻取りリール駆動モータ605(図16)とエンコーダ610、612は 、プリント中正しいリボン張力を定め、プリントヘッド制御装置814が残りの リボン送り量を計算することを可能にするものである。 さらに図22に示すとおり、ディスクインタフェース818を用い、ユーザー がオプションとしてプリント装置25にハードディスク・ドライブを取付け、フ ォント、書式、プログラム、プロット、その他作動時プロット装置により頻繁に 用いられるデータを保存できるようになっている。ユーザーのホストコンピュー タから送られるプロットデータをハードディスクに保存することも可能で、大量 のプロットを保存して後でプロットすることができる。 標準構成の拡張ポート820は、1つのポートを高速シリアルポートまたは拡 張子として使用できるようにするものである。拡張ポートを用いると、ユーザー がプリント装置25にイーサネットやSCSIなどの機能をつけ加えたり、ポス トスクリプトのようなより複雑なプロット言語に対しては、CPU800の計算 力を増強することも可能になる。拡張ポート820は最小限の配線で外部機器へ の接続を容易にするとともに、データ転送速度を高めることを可能にする。 割り込み管理装置824は小型の論理回路ブロックで、外部機器からのデータ パケットやモータ制御装置810からのエラーなど、外部同期イベントの信号を CPU800へ送る機能を果たすものである。CPU800はこの割り込みが発 生するとそれに対応する。 電源826は、ACライン出力を、システム制御装置250内の回路動作に必 要なDC出力に変換する。プリントヘッド送り装置828は、プリントヘッド2 8がプリントに必要な出力を供給し、負荷(プリントデータとともに変化する) に関わりなく極めて正確な電圧を発生する。 プリント装置25の動作プリント動作の記載に用いられる用語一覧 ページ記述言語(PDL) とはハイレベルからの作図ができる構文解析構造であ る。PDLにより、ユーザーはページ上の位置とサイズを指定することによって 、曲線や文字など複雑な形状を作図することができる。これらの形状はPDLに よりより単純な形状に分解されるのである(描画リスト参照)。PDLの構文解 析は標準化され、広く公表されているので、ソフトウェア・メーカーは正しいデ ータをプリントできるという強力な確信の下にPDLデータを制作することがで きる。PDLの例:DM/PL、HP/GL、ポストスクリプト描画リスト(DL) とは、ベクトル、弧、多角形など作図要素の集まりである。 こうしたデータは、保存容量ができるだけ少なくてすむよういコード化されてい る。DLは一般に、PDLにより記述された描画を変換することにより構成され る。例えば、円は短い線分に分けられるし、文字は小さな埋め多角形に分解する ことができる。 この方式では、DL内のデータはストリップ番号またはY軸位置により分類さ れる。これにより、特定のストリップをラスター化するとき、CPU800がD L全体を調べなくても済むようになる。DLはリンクしたリストとして保守され 、なかに入るデータが多くなるにつれて大型になる。パッチ 白スペースのスキップをしない部分のストリップにおけるプリント部分 。小は1ラインから、大はストリップ全体とすることもできる。FIFO (先入れ、先出し) とは、ハードウェアまたはソフトウェアに設けら れる保存バッファーである。データは、FIFOに書き込まれたのと同じ順序で FIFOから読み出される。FIFOは常に読み出し装置と書き込み装置の間に 位置する。書き込み装置はFIFOに書き込みができるだけ、読み出し装置はF IFOから読み出しができるだけである。FIFOは任意の固定サイズで、通常 それは読み出し装置や書き込み装置には分からないので、FIFOの空き/満杯 状態を問い合わせる手段が設けられ、システムプロトコルに従って、満杯のFI FOに書き込んだり、空のFIFOから読み出したりするのは不法となっている 。白スペース・スキップ とはプリントデータのない広い部分をスキップする手順で 、その部分ではプリントヘッドを上に上げて、媒体を次のプリント部分の始めに 速やかに移動することが有効である。ストリップ とは以下の要素をもつデータ構成である。 1)ビットマップ−プリントヘッドによりプリントされるデータを表すドット パターン 2)(X、Y)開始位置 そのページでストリップがプリントされる場所を指 示する。白スペースを探してストリップを走査すると、そのストリップ内の各プ リント部位に1つというように多数の開始位置がある場合がある。一般にY位置 は、ストリップ内のすべてのプリント部位について一定である。 3)長さ指定子、プリント部位がどのくらい長いかを指示する。白スペースを 探してストリップを走査すると、そのストリップ内の各プリント部位に1つとい うように多数の長さ指定子がある場合がある。 4)ストリップをプリントするのに用いられる転写リボンカセットを指定する リボン番号。 図24−28は、プリント装置25の動作を示すフローチャートである。図2 4に示すとおり、トップレベル演算ルーチン900は以下のサブルーチンを含む 。電源オン、プロッタ所期化902、プロットの受け取り904、プロットデー タを描画リスト(DL)に解析906、DLをビットマップにラスター化908 、媒体の準備910、ストリップ・ビットマップのプリント912、媒体排出と スタック切断914。電源オンとサブルーチン初期化902を除き、トップレベ ル・ルーチン900のすべてのサブルーチンは同時に作動する。言い替えれば、 プロット・サブルーチン904を受け取る動作は、プロットデータをDLルーチ ンに記述する手順と同時に行われる。例えば、プリント装置25は、新しいプロ ットデータを受け入れ、既に受信したプロットを記述し、すでに記述された表示 リストをラスター化し、すでにラスター化されたビットマップを提出し、同時に 完成プロットを排出することができる。各サブルーチンはその機能を完遂するの にかかる時間が違うので、上述のFIFOバッファーが各サブルーチンに設けら れている。これらは各サブルーチンを他から切り離す。 図23に示すとおり、データはホストコンピュータ916から、サブルーチン 904の入力FIFOバッファー917に流れる。データは次に、CPU800 内の記述子918に流れ、そこでデータはDLに記述され、サブルーチン906 に従ってDLがDLFIFO920にロードされる。次にデータはCPU800 内のラスタライザ921に流れ、そこでデータはストリップ・ビットマップに変 換されて、サブルーチン908に従ってストリップFIFO922に入れられる 。データは次にプリントのために出力プロセス923に流れ、サブルーチン91 4に従ってプリントされる。 図24に図示したトップレベル・ルーチンのフローに示すとおり、ユーザーが フロントパネル50のプロット装置電源スイッチ(図示せず)を作動すると、シ ステム制御装置250が作動して、サブルーチン902で以下の機能が実行され る。 1)電子的機電的諸部品のメモリ試験その他の機能試験 2)プリントヘッド・ヒートシンク114を、プリント装置25に指定された 最大周囲作動温度より約10°上あたりに加熱 3)プリントヘッド28が下になっていればこれを上に上げ、左端原点センサ 370により感知されるまでプリントキャリッジ62を移動する。これでプリン トキャリッジ62の絶対位置が正確に定められる。 4)カセット回転台710を、回転台原点位置センサ766により感知される 原点位置に回転して、プロット装置25が位置を照合し、これにより回転台71 0に装着したカセットを特定できるようにする。 5)用紙媒体があるかどうかチェック。媒体ロール45がセンサー(図示せず )により感知されなければ、プリント装置25はフロントパネル表示器52を介 して、ユーザーに媒体を入れるよう告知する。媒体ロール45が装填されてセン サーにより感知され、そこから用紙がX軸ローラ402、403、407、40 8に送られると、X軸駆動装置68が媒体ロール45から用紙を、その先端がセ ンサ(図示せず)に感知されるまで進める。次にX軸駆動装置68は媒体ロール 45から所定の長さの用紙媒体を進め、プリント装置25は作動態勢に入る。 図25に示すとおり、サブルーチン902(図24)で初期化した後、サブル ーチン904のプロット装置25が入力ポート840−842にユーザー・コン ピュータからの入力データがないかどうかチェックし、ホストコンピュータから データが利用できるかどうか調べる(ステップ925)。入力データは入力ポー トから読み出され(ステップ925)、一杯でなければFIFOに入れられる( ステップ927、928)。各入力ポートに1つのFIFOが設けられている。 プロットデータは、プロッタが使用するプロット言語の仕様に応じてフォーマッ トされる。 図26に示すとおり、プロットがサブルーチン904(図24)で受信される と、プリント装置25はサブルーチン906でプロットデータを作図リスト(D L)に変換する。空のDLが作成され(ステップ930)、次にプリント装置2 5は、ステップ933でプロットデータに「プロットエンド」コマンドが検出さ れるまで、ステップ931−934でDLを構築する。データは該当の入力FI FO(ステップ931)に書き込まれ、入力FIFOから文字が読み出される( ステップ932)。ステップ933でプロットエンド・コマンドが検出されるま で、プロットデータはステップ934でベクトルに変換され、それらはDLに入 れられる。ステップ933でプロットエンド・コマンドが検出されると、完成 したDLは次にステップ935、936でDL FIFOに入れられ、サブルー チンは次のプロットを受け取り変換する用意ができる。ユーザーがプロットの再 プロットを要請する場合、DLは一時的に保持される。 図27に示すとおり、サブルーチン906でDLが形成されると(図24)、 プリント装置25は、ラスター化作図リスト・サブルーチン908でDLをプリ ント可能データに変換する。DLデータはステップ940、941でDL FI FOから読み出され、転写リボンが0にセットされ(ステップ942)、ストリ ップが0にセットされる(ステップ943)。ステップ944で定めるように、 第一の転写リボンでプリントする第一のストリップに示すとおり、特定のプロッ トに用いるその第一のリボンから始めて、ステップ945でプリント装置25は DLを走査し、そのリボンでプリントする各ストリップ毎に、DLデータを、プ リントヘッド28と同じ幅のビットマップに変換する。変換されたビットマップ は次にステップ946で、白スペースがないかどうか走査される。ストリップの どこに白スペースが現れるかについての情報がストリップにつけ加えられる。完 成したストリップは次にステップ947、948でストリップFIFOに納めら れる。このプロセスは特定のリボンのすべてのストリップについて繰り返され( そのプロセスの完了はステップ949−950で定められる)、最後のストリッ プが最後のリボンでプリントされるまで、すべてのリボンについて繰り返される (そのプロセスの完了はステップ951−952)で定められる。 図28に示すとおり、各ストリップ・ビットマップがサブルーチン912で形 成される(図24)、用紙媒体がステップ910で準備されると、プロットはサ ブルーチン914に従ってプリントされる。まず、媒体がまだセットされてない 場合、プリント装置25は媒体装填を待機する(ステップ960)。ストリップ FIFOはステップ961、962で読み出され、プリントされるストリップが プロットの最初のストリップであれば(ステップ963で定められる)、ステッ プ964でプリント装置25は、用紙媒体をプロットの長さだけ進めてから、ま た開始位置に戻すことにより、用紙媒体にトラックを設定する(上述のように、 微小なスプロケット穴状の窪みである)。これを数回繰り返して良好なトラック としてもよい。先に述べたように、トラックは正しい見当合わせのために必要で ある。ストリップが最初のストリップでなく、プロットの最後のストリップであ れば(ステップ965)、ステップ966で用紙媒体をカットしてイジェクトす ると、ルーチン914が次のプロットをプリントする態勢になる。ストリップが 最初のでも最後のでもなければ、トラック設定ステップ(964)はとばして次 へ進む。 さらに図28に示す通り、現在装着されたリボンカセットが、ステップ967 で定めた最初のストリップをプリントするのに使用するものでない場合は、ステ ップ968でプリント装置25は、そのときプリントキャリッジ62にあるカセ ットを回転台710に戻し、回転台710を、使用するカセットが入った位置ま で回転させ、回転台上のこれから使用するカセットをカセット駆動装置に装着す る。次にステップ969でプリント装置25は、プリントキャリッジ62と用紙 媒体を、用紙媒体上のストリップの開始位置に配置する。ステップ970でプリ ントヘッド28は用紙媒体まで下げられ、リボンの張力が加えられる。 ステップ971で、プリント装置25は用紙媒体27の移動し始め、ビットマ ップを1ラインづつプリントヘッドに送り始める。これは、ステップ972で定 めた通りすべてのラインがプリントされるまで続けられる。所定のビットマップ がプリントされると、ステップ973でX軸駆動モータとリボン駆動モータが停 止し、上述のように転写リボンの張力が低下し、プリントヘッド28が上昇する 。このプロセスは、ステップ965で最後のストリップが特定されるまで、プロ ットのすべてのストリップについて繰り返される。 プロットをつくるのに必要なすべてのリボンを用いて、すべてのストリップが プリントされると、最後に使用されたカセットが回転台710に戻され、用紙媒 体がプリント装置25から送り出され、プロットされた用紙がカットされて出力 容器に重ねられる。次にプリント装置25は媒体ロール45から次の用紙媒体を 所定の長さだけ引き出し、次のプロットをプリントする態勢に入る。 ラスタライザは多数画素のラインの端を丸くするものである(ペンで描いたも のと同様に)。これは、ストリップの端縁部で互いに当接している線については 、望ましくない。また、ストリップ端縁に平行またはほぼ平行なストリップ端縁 で、幅の広い線がある場合もある。この線の終点は1つのストリップだけにある が、 その線に幅があるために、隣のストリップと重なってもいるのである。これに対 する対策としては、ストリップの間に重なり部分を設ける。実際のビットマップ 部は各側に8個の余分な画素をもっている。ストリップの一番端までプリントし ないで、線がサブベクトルに分けられれば、端縁を通るのは数個の画素である。 重なり部にある端縁に平行な線は、両方のストリップに入れられる。それからビ ットマップがプリントヘッドに出力されると、最初の8個の画素と最後の8個の 画素は出力されない。これでラスタライザの設計を簡易化できるが、ビットマッ プ・メモリには多少の無駄が出る。 プリント装置25は400dpiでプリントできるので、単一画素幅の線は小 さすぎて見えにくくなる。ほとんどの線は3、5、7画素幅となるが、これはペ ンプロッタと同じ程度である。 また隣合うストリップの端縁が十分「綴じ」られるよう、熱素子への熱エネル ギーは、最後に数本の線でプリントされたドットの熱履歴、およびプリントした テストパターンの分析により開発した熱モデルに基づいて管理する。熱管理は、 線画と逆の透視図にはどれも陰影部分が大きいので、透視図をプリントする場合 熱管理をすることが望ましい。さらに、プリントヘッド28の端縁上またはその 付近のドットは、「綴じ」効果を向上させるために一段と補償措置を強める。 以上、所望実施例に関連して本発明を図示説明したが、この分野の当業者であ れば発明の本旨と範囲から逸脱することなく、様々な変形および修正を行う個と は自明であり、また従って添付請求範囲に記載した本発明は、以上述べた正確な 構成細部に限定されることなく、上述のような様々な変形および修正も添付請求 範囲に含まれるものと考えるべきである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.アレイの長さが、アレイの幅より大きく、媒体が、第一の軸線に対して平 行に第一の寸法、および第二の軸線に対して平行に第二の寸法を有し、アレイの 長さおよび幅が、実質的に媒体の第一および第二の寸法よりそれぞれ小さい、全 長および全幅を有する細長く狭いアレイに配列された複数の発熱素子を有するサ ーマルプリントヘッドを用いて、プリントすべき媒体にイメージをマトリクスプ リントする方法において、: プリントすべきイメージを表すデータを、アレイの長さに等しい長さを有する 少なくとも1つのストリップを用いて、各々、媒体の第一の軸線に対して平行で アレイの長さより小さいかまたはそれに等しい長さを有する複数のストリップに 配列し; プリントすべきイメージの各ストリップを表すデータを、各々、媒体の第二の 軸線に対して平行でアレイの幅に等しい幅および第一の軸線に平行なストリップ の長さまでの長さを有する複数のラインに配列し; 媒体に対してアレイの長さが第一の軸線に対して平行に延びるように相対的に プリントヘッドを配向し; プリントすべきイメージのストリップに対応する媒体の所望の位置に隣接する ようにプリントヘッドを相対的に配置すべく、プリントヘッドおよび媒体を相対 的に動かし; プリントすべきイメージのラインに対応する媒体の所望の位置に隣接するよう にプリントヘッドを相対的に配置すべく、プリントヘッドおよび媒体を相対的に 動かし; 媒体にイメージをプリントするために、プリントヘッドが、媒体のそれぞれの 位置にイメージのそれぞれのストリップ内のイメージのそれぞれのラインをサー マルプリントするようにする 方法。 2.アレイの長さが、アレイの幅より大きく、媒体が、第一の軸線に対して平 行に第一の寸法、および第二の軸線に対して平行に第二の寸法を有し、アレイの 長さおよび幅が、実質的に媒体の第一および第二の寸法よりそれぞれ小さい、約 1インチないし4インチの全長および全幅を有する細長く狭いアレイに配列され た複数の発熱素子を有するサーマルプリントヘッドを用いて、プリントすべき媒 体にイメージをマトリクスプリントする方法において、: プリントすべきイメージを表すデータを、アレイの長さに等しい長さを有する 少なくとも1つのストリップを用いて、各々、媒体の第一の軸線に対して平行で アレイの長さより小さいかまたはそれに等しい長さを有する複数のストリップに 配列し; プリントすべきイメージの各ストリップを表すデータを、各々、媒体の第二の 軸線に対して平行でアレイの幅に等しい幅および第一の軸線に平行なストリップ の長さまでの長さを有する複数のラインに配列し; 媒体に対してアレイの長さが第一の軸線に対して平行に延びるように相対的に プリントヘッドを配向し; プリントすべきイメージのストリップに対応する媒体の所望の位置に隣接する ようにプリントヘッドを相対的に配置すべく、プリントヘッドおよび媒体を相対 的に動かし; プリントすべきイメージのラインに対応する媒体の所望の位置に隣接するよう にプリントヘッドを相対的に配置すべく、プリントヘッドおよび媒体を相対的に 動かし; 媒体にイメージをプリントするために、プリントヘッドが、媒体のそれぞれの 位置にイメージのそれぞれのストリップ内のイメージのそれぞれのラインをサー マルプリントするようにする 方法。 3.アレイの長さが、アレイの幅より大きく、媒体が、X−Y座標系のY−軸 に対して平行に第一の寸法、および該座標系のX−軸に対して平行に第二の寸法 を有し、アレイの長さおよび幅が、実質的に媒体の第一および第二の寸法よりそ れぞれ小さい、全長および全幅を有する細長く狭いアレイに配列された複数の発 熱素子を有するサーマルプリントヘッドを用いて、プリントすべき媒体にイメー ジをマトリクスプリントする方法において、: プリントすべきイメージを表すデータを、アレイの長さに等しい長さを有する 少なくとも1つのストリップを用いて、各々、前記座標系のY−軸に対して平行 でアレイの長さより小さいかまたはそれに等しい長さを有する複数のストリップ に配列し; プリントすべきイメージの各ストリップを表すデータを、各々、前記座標系の X−軸に対して平行でアレイの幅に等しい幅および前記Y−軸に平行な、ストリ ップの長さまでの長さを有する複数のラインに配列し; 媒体に対してアレイの長さが前記Y−軸に対して平行に延びるように相対的に プリントヘッドを配向し; プリントすべきイメージのストリップに対応する媒体の所望の位置に隣接する ようにプリントヘッドを相対的に配置すべく、プリントヘッドおよび媒体を相対 的に動かし; プリントすべきイメージのラインに対応する媒体の所望の位置に隣接するよう にプリントヘッドを相対的に配置すべく、プリントヘッドおよび媒体を相対的に 動かし; ストリップ毎に、プリントヘッドが、媒体のそれぞれの位置に与えられたスト リップ内のイメージのそれぞれのラインをサーマルプリントし、且つプリントヘ ッドが、媒体のそれぞれの位置にイメージの他のストリップ内のイメージのそれ ぞれのラインをサーマルプリントするようにする 方法。 4.アレイの長さが、アレイの幅より大きく、媒体が、X−Y座標系のY−軸 に対して平行に第一の寸法、および該座標系のX−軸に対して平行に第二の寸法 を有し、アレイの長さおよび幅が、実質的に媒体の第一および第二の寸法よりそ れぞれ小さい、全長および全幅を有する細長く狭いアレイに配列された複数の発 熱素子を有するサーマルプリントヘッドを用いて、プリントすべき媒体にイメー ジをマトリクスプリントする方法において、: プリントすべきイメージを表すデータを、アレイの長さに等しい長さを有する 少なくとも1つのストリップを用いて、各々、前記座標系のY−軸に対して平行 でアレイの長さより小さいかまたはそれに等しい長さを有する複数のストリップ に配列し; プリントすべきイメージの各ストリップを表すデータを、各々、前記座標系の X−軸に対して平行でアレイの幅に等しい幅および前記Y−軸に平行な、ストリ ップの長さまでの長さを有する複数のラインに配列し; 媒体に対してアレイの長さが前記Y−軸に対して平行に延びるように相対的に プリントヘッドを配向し; 媒体の所望の位置に隣接するようにプリントヘッドを相対的に配置すべく、Y −軸に平行にプリントヘッドおよび媒体を相対的に動かし; イメージの第一のストリップのその他のラインがプリントされるべき媒体のそ の他の位置に隣接するようにプリントヘッドを相対的に配置すべく、X−軸に平 行にプリントヘッドおよび媒体を繰り返し相対的に動かして、イメージの該当部 分がプリントされるまで、前記媒体上の前記その他の位置にイメージの第一のス トリップの前記その他のラインをプリントヘッドにプリントさせ;そして 最後のストリップの最後のラインがプリントされるまで、他のストリップにお ける媒体の他の所望の位置に隣接するように相対的に配置するための必要に応じ て、プリントヘッドおよび媒体を、Y−軸に平行に且つX−軸に平行に相対的に 動かして、各ストリップにおけるイメージのラインをプリントヘッドにサーマル プリントさせる 方法。 5.アレイの長さが、アレイの幅より大きく、媒体が、第一の軸線に対して平 行に第一の寸法、および第二の軸線に対して平行に第二の寸法を有し、アレイの 長さおよび幅が、実質的に媒体の第一および第二の寸法よりそれぞれ小さい、全 長および全幅を有する細長く狭いアレイに配列された複数の発熱素子および色の 異なる複数の部分を有するカラー熱転写媒体または複数の色の異なるカラー熱転 写媒体を有するサーマルプリントヘッドを用いて、プリントすべき媒体にイメー ジをマトリクスプリントする方法において、: プリントすべきイメージを表すデータを、アレイの長さに等しい長さを有する 少なくとも1つのストリップを用いて、各々、媒体の第一の軸線に対して平行で アレイの長さより小さいかまたはそれに等しい長さを有する複数のストリップに 配列し; プリントすべきイメージの各ストリップを表すデータを、各々、媒体の第二の 軸線に対して平行でアレイの幅に等しい幅および第一の軸線に平行なストリップ の長さまでの長さを有する複数のラインに配列し; 分離されたカラーの各カラーにイメージの各部分がサーマルプリンとされるよ うにプリントすべきカラーイメージを2またはそれ以上のカラーに分離し; 媒体に対してアレイの長さが第一の軸線に対して平行に延びるように相対的に プリントヘッドを配向し; プリントすべきイメージのストリップに対応する媒体の所望の位置に隣接する ようにプリントヘッドを相対的に配置すべく、プリントヘッドおよび媒体を相対 的に動かし; プリントすべきイメージのラインに対応する媒体の所望の位置に隣接するよう にプリントヘッドを相対的に配置すべく、プリントヘッドおよび媒体を相対的に 動かし; カラーイメージをプリントするためにプリントヘッドが、カラー転写媒体の1 つまたは複数の選ばれた部分からまたは選ばれたサーマル転写媒体から1つまた は複数の選ばれたカラーのまたは複数の異なったカラーの転写媒体の選ばれた転 写媒体のイメージの選ばれたラインをサーマルプリントするようにする、 方法。 6.所定の全長および全幅を有する細長く狭いアレイに配置された複数の発熱 素子を有するサーマルプリントヘッド、および異なった着色の複数のサーマル転 写媒体を利用し、アレイの長さが、アレイの幅より大きく、プリントすべき媒体 が、第一の軸線に対して平行に第一の寸法、および第二の軸線に対して平行に第 二の寸法を有し、アレイの長さおよび幅が、実質的にプリントすべき媒体の第一 および第二の寸法より小さい、プリントすべき媒体にカラーイメージをマトリク スプリントする方法において、それぞれ方法が、次のことを含み: 複数のストリップ内にプリントすべきイメージを表すデータを構成し、これら ストリップのそれぞれが、プリントすべき媒体の第一の軸線に対して平行であり 且つアレイの長さより小さいかまたはそれに等しい長さを有し、少なくとも1つ のストリップが、アレイの長さまでの長さを有し; 複数のライン内にプリントすべきイメージのそれぞれのストリップを表すデー タを構成し、これらラインのそれぞれが、第二の軸線に対して平行であり且つア レイの幅に等しい幅、および第一の軸線に対して平行であり且つストリップの長 さまでの長さを有し; プリントすべきカラーイメージを2つまたはそれ以上のカラーに分離し、分離 されたカラーのそれぞれのカラーのイメージのそれぞれの部分のサーマルプリン トがカラーイメージをプリントするようにし、 アレイの長さが第一の軸線に対して平行に延びるようにプリントすべき媒体に 対して相対的にプリントヘッドを整列し; プリントすべきイメージのストリップに相当するプリントすべき媒体の所望の 位置に隣接するようにプリントヘッドを相対的に位置決めするためにプリントヘ ッドとプリントすべき媒体を相対的に動かし; プリントすべきイメージのラインに相当するプリントすべき媒体の所望の位置 に隣接するようにプリントヘッドを相対的に位置決めするためにプリントヘッド とプリントすべき媒体を相対的に動かし; 第一の色のイメージのすべてのラインをプリントするために、プリントヘッド が、第一のサーマル転写媒体から第一の色のイメージの選ばれたラインをサーマ ルプリントするようにし;且つ 色ごとにすべての色のイメージのすべてのラインをプリントするために、プリ ントヘッドが、別のサーマル転写媒体から別の色のイメージの選ばれたラインを サーマルプリントするようにした、 プリントすべき媒体にカラーイメージをマトリクスプリントする方法。 7.イメージの第一のラインをプリントした後に、プリントヘッドとプリント すべき媒体が、相対的に動かされ、且つ全イメージをプリントするまで、別のス トリップの第一のラインをプリントする前に、プリントヘッドが、所定のストリ ップの全ラインをプリントするようになっている、請求項1、4、5または6に 記載の方法。 8.プリントヘッドが、所望のストリップにおいてプリントヘッドを相対的に 位置決めするために、プリントすべき媒体に対して相対的に第一の軸線に対して 平行に動かされ、且つプリントすべき媒体が、所望のラインに隣接するようにプ リントヘッドを相対的に位置決めするために、プリントヘッドに対して相対的に 第二の軸線に対して平行に動かされる、請求項1、2、5または6に記載の方法 。 9.プリントヘッドが、所望のストリップにおいてプリントヘッドを相対的に 位置決めするために、プリントすべき媒体に対して相対的にY軸に対して平行に 動かされ、且つプリントすべき媒体が、所望のラインに隣接するようにプリント ヘッドを相対的に位置決めするために、プリントヘッドに対して相対的にX軸に 対して平行に動かされる、請求項3または4に記載の方法。 10.プリントヘッドとプリントすべき媒体を相対的に動かすステップが、イ メージの部分をプリントしないプリントすべき媒体の部分を通って停止すること なくプリントヘッドとプリントすべき媒体を相対的に動かすことを含む、請求項 1、2、3、4、5または6に記載の方法。 11.プリントヘッドとプリントすべき媒体を相対的に動かすステップが、プ リントヘッドを第一の方向へ動かし、且つプリントすべき媒体を第二の方向へ動 かすことを含む、請求項1、2、3、4、5または6に記載の方法。 12.プリントヘッドがプリントしないが、プリントヘッドとプリントすべき 媒体を相対的に動かすとき、プリントすべき媒体から離れたプリントしない位置 へプリントヘッドを動かすステップを有する、請求項1、2、3、4、5または 6に記載の方法。 13.熱的に活性化される複数の転写媒体を利用し、且つ所定の状態に応答し てサーマルプリントヘッドに対して相対的なプリント位置に所定の転写媒体を自 動的に位置決めすることを含む、請求項1、2、3または4記載の方法。 14.所定の状態が、その後プリントに利用される転写媒定の利用されていな い部分の実質的な消耗である、請求項13に記載の方法。 15.所定の色のストリップのプリントの完了に応答してサーマルプリントヘ ッドに対して相対的なプリント位置に所望の色の転写媒体を自動的に位置決めす ることを含む、請求項6に記載の方法。 16.媒体上にカラーイメージをプリントするために、サーマルプリントヘッ ドを相対的に位置決めし、且つサーマルプリントヘッドが、1つの色のすべての ストリップをプリントするまで、この1つの色で一時に1つのストリップをプリ ントするようにし、且つそれからサーマルプリントヘッドを相対的に位置決めし 、且つサーマルプリントヘッドが、すべての色でイメージのすべてのストリップ をプリントするまで、一時に1つの別の色で一時に1つのストリップをプリント するようにすることを含む、請求項5に記載の方法。 17.それぞれのストリップの幅が、ほぼ1インチないしほぼ4インチである 、請求項5または6に記載の方法。 18.第一の軸線に対して平行に第一の寸法、および第二の軸線に対して平行 に第二の寸法を有する、プリントすべき媒体にイメージをマトリクスプリントす る装置において: ほぼ1インチないし4インチの全長および所定の全幅を有する細長く狭いアレ イに配置された複数の発熱素子を有するサーマルプリントヘッドが設けられてお り、アレイの長さが、アレイの幅より大きく、アレイの長さおよび幅が、それぞ れ媒体の第一および第二の寸法より実質的に小さく、アレイの長さが第一の軸線 に対して平行に延びるように、前記サーマルプリントヘッドが、媒体に対して相 対的に整列されており; それぞれほぼ4インチまでの長さを有する複数のストリップのそれぞれにおい て第二の軸線に対して平行に前記プリントヘッドと媒体を相対的に動かし、且つ それぞれ前記プリントヘッドアレイの幅までの幅を有するストリップにおいて複 数のラインのそれぞれに隣接するように前記プリントヘッドを選択的に位置決め するため第一の軸線に対して平行に前記プリントヘッドと前記媒体を相対的に動 かす手段が設けられており;且つ 前記プリントヘッドが、それぞれのライン、このそれぞれのラインにプリント すべきイメージのこのそれぞれの部分に隣接するとき、ストリップ内の選ばれた ラインにおいて媒体上に前記サーマルプリントヘッドがサーマルプリントするよ うにする手段が設けられている、 プリントすべき媒体にイメージをマトリクスプリントする装置。 19.第一の軸線に対して平行に第一の寸法、および第二の軸線に対して平行 に第二の寸法を有する、プリントすべき媒体にカラーイメージをマトリクスプリ ントする装置において: ほぼ1インチないし4インチの全長および所定の全幅を有する細長く狭いアレ イに配置された複数の発熱素子を有するサーマルプリントヘッドが設けられてお り、アレイの長さが、アレイの幅より大きく、アレイの長さおよび幅が、それぞ れ媒体の第一および第二の寸法より実質的に小さく、アレイの長さが第一の軸線 に対して平行に延びるように、前記サーマルプリントヘッドが、媒体に対して相 対的に整列されており; それぞれほぼ4インチまでの長さを有する複数のストリップのそれぞれにおい て第二の軸線に対して平行に前記プリントヘッドと媒体を相対的に動かし、且つ それぞれ前記プリントヘッドアレイの幅までの幅を有するストリップにおいて複 数のラインのそれぞれに隣接するように前記プリントヘッドを選択的に位置決め するため第一の軸線に対して平行に前記プリントヘッドと媒体を相対的に動かす 手段が設けられており;且つ 前記プリントヘッドが、それぞれのライン、それぞれの色でこのそれぞれのラ インにプリントすべきイメージのこのそれぞれの部分に隣接するとき、ストリッ プ内の選ばれたラインにおいて一時に1つの色で媒体上に前記サーマルプリント ヘッドがサーマルプリントするようにする手段が設けられており;且つ 前記サーマルプリントヘッドがプリントする色を変更する手段が設けられてい る、 プリントすべき媒体にカラーイメージをマトリクスプリントする装置。 20.第一の軸線に対して平行に第一の寸法、および第二の軸線に対して平行 に第二の寸法を有する、プリントすべき媒体にイメージをマトリクスプリントす る装置において: 所定の全長および全幅を有する細長く狭いアレイに配置された複数の発熱素子 を有するサーマルプリントヘッドが設けられており、アレイの長さが、アレイの 幅より大きく、アレイの長さおよび幅が、それぞれ媒体の第一および第二の寸法 より実質的に小さく、アレイの長さが第一の軸線に対して平行に延びるように、 前記サーマルプリントヘッドが、媒体に対して相対的に整列されており; 複数のストリップ内にプリントすべきイメージを表すデータを構成し、これら ストリップのそれぞれが、媒体の第一の軸線に対して平行であり且つアレイの長 さより小さいかまたはそれに等しい長さを有し、少なくとも1つのストリップが 、アレイの長さに等しい長さを有し、複数のライン内にプリントすべきイメージ のそれぞれのストリップを表すデータを構成し、これらラインのそれぞれが、第 二の軸線に対して平行であり且つアレイの幅に等しい幅、および第一の軸線に対 して平行であり且つストリップの長さまでの長さを有する手段が設けられており ; イメージの複数のストリップおよびイメージの複数のラインに相当する媒体の 所望の位置に隣接するようにプリントヘッドを相対的に位置決めするためにプリ ントヘッドと媒体を相対的に動かす手段が設けられており; プリントヘッドが、前記の位置においてサーマルプリントするようにする手段 が設けられている、 プリントすべき媒体にイメージをマトリクスプリントする装置。 21.第一の軸線に対して平行に第一の寸法、および第二の軸線に対して平行 に第二の寸法を有する、プリントすべき媒体にイメージをマトリクスプリントす る装置において: ほぼ1インチないしほぼ4インチの全長および所定の全幅を有する細長く狭い アレイに配置された複数の発熱素子を有するサーマルプリントヘッドが設けられ ており、アレイの長さが、アレイの幅より大きく、アレイの長さおよび幅が、そ れぞれ媒体の第一および第二の寸法より実質的に小さく、アレイの長さが第一の 軸線に対して平行に延びるように、前記サーマルプリントヘッドが、媒体に対し て相対的に整列されており; 複数のストリップ内にプリントすべきイメージを表すデータを構成し、これら ストリップのそれぞれが、媒体の第一の軸線に対して平行であり且つアレイの長 さより小さいかまたはそれに等しい長さを有し、少なくとも1つのストリップが 、アレイの長さに等しい長さを有し、複数のライン内にプリントすべきイメージ のそれぞれのストリップを表すデータを構成し、これらラインのそれぞれが、第 二の軸線に対して平行であり且つアレイの幅に等しい幅、および第一の軸線に対 して平行であり且つストリップの長さまでの長さを有する手段が設けられており ; イメージの複数のストリップおよびイメージの複数のラインに相当する媒体の 所望の位置に隣接するようにプリントヘッドを相対的に位置決めするためにプリ ントヘッドと媒体を相対的に動かす手段が設けられており; プリントヘッドが、前記の位置においてサーマルプリントするようにする手段 が設けられている、 プリントすべき媒体にイメージをマトリクスプリントする装置。 22.第一の軸線に対して平行に第一の寸法、および第二の軸線に対して平行 に第二の寸法を有する、プリントすべき媒体にカラーイメージをマトリクスプリ ントする装置において: 所定の全長および全幅を有する細長く狭いアレイに配置された複数の発熱素子 を有するサーマルプリントヘッドが設けられており、アレイの長さが、アレイの 幅より大きく、アレイの長さおよび幅が、それぞれ媒体の第一および第二の寸法 より実質的に小さく、アレイの長さが第一の軸線に対して平行に延びるように、 前記サーマルプリントヘッドが、媒体に対して相対的に整列されており; 複数のサーマル転写媒体が設けられており、イメージの少なくとも一部をプリ ントすべきそれぞれの色ごとに1つのサーマル転写媒体が設けられており; 複数のストリップ内にプリントすべきイメージを表すデータを構成し、これら ストリップのそれぞれが、プリントすべき媒体の第一の軸線に対して平行であり 且つアレイの長さより小さいかまたはそれに等しい長さを有し、少なくとも1つ のストリップが、アレイの長さに等しい長さを有し、複数のライン内にプリント すべきイメージのそれぞれのストリップを表すデータを構成し、これらラインの それぞれが、第二の軸線に対して平行であり且つアレイの幅に等しい幅、および 第一の軸線に対して平行であり且つストリップの長さまでの長さを有する手段が 設けられており; プリントすべきカラーイメージを2つまたはそれ以上の色に分離する手段が設 けられており、分離された色のそれぞれの色のイメージのそれぞれの部分をサー マルプリントすることがカラーイメージをプリントするようにし; イメージの複数のストリップおよびイメージの複数のラインに相当するプリン トすべき媒体の所望の位置に隣接するようにプリントヘッドを相対的に位置決め するためにプリントヘッドとプリントすべき媒体を相対的に動かす手段が設けら れており; プリントヘッドが、前記の位置において所望の色でサーマルプリントするよう にする手段が設けられている、 プリントすべき媒体にカラーイメージをマトリクスプリントする装置。 23.前記アレイの幅が、1つの発熱素子の幅である、請求項17、18、1 9、20または21に記載の装置。 24.前記アレイの幅が、4つまでの発熱素子の幅である、請求項17、18 、19、20または21に記載の装置。 25.前記移動手段が、プリントすべき媒体に対して相対的に第一の軸線に対 して平行に前記プリントヘッドを動かす第一の手段、および前記プリントヘッド に対して相対的に第二の軸線に対して平行にプリントすべき媒体を動かす第二の 手段を含む、請求項17、18、19、20または21に記載の装置。 26.前記移動手段が、全イメージの全ストリップをプリントするために第二 の軸線に対して平行に前記プリントヘッドとプリントすべき媒体を相対的に動か し、且つその後イメージのすべてのストリップをプリントするまで、媒体上にイ メージの別のストリップのラインをプリントするように前記プリントヘッドを位 置決めするために第一の軸線に対して平行に前記プリントヘッドとプリントすべ き媒体を相対的に動かす、請求項17、18、19、20または21に記載の装 置。
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