JP2002501973A - 1−ドデセン又は1−テトラデセンから誘導されたポリα−オレフィン(PAO)の内燃機関エンジンオイルの熱的安定性を改良するための使用 - Google Patents

1−ドデセン又は1−テトラデセンから誘導されたポリα−オレフィン(PAO)の内燃機関エンジンオイルの熱的安定性を改良するための使用

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JP2002501973A JP2000529400A JP2000529400A JP2002501973A JP 2002501973 A JP2002501973 A JP 2002501973A JP 2000529400 A JP2000529400 A JP 2000529400A JP 2000529400 A JP2000529400 A JP 2000529400A JP 2002501973 A JP2002501973 A JP 2002501973A
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シュトウネンベルク、フランク
ドュシュスヌ、ペルラ
ラッダツ、ユルゲン、エイチ
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シェブロン ケミカル ソシエテ アノニム
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、厳しいフォルクスワーゲンT−4、フォルクスワーゲンTDI及び連続IIIE試験により示されるようなエンジンオイル性能を改良するため、1−デセン以外のオレフィン、特に1−ドデセンから誘導された合成ポリα−オレフィンを用いた自動車エンジンオイルの組成物に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、厳しいフォルクスワーゲンT−4、フォルクスワーゲンTDI、及
び連続IIIE試験によって示されるようなエンジンオイル性能を改良するため
の、1−デセン以外のオレフィン、特に1−ドデセン及び1−テトラデセンから
誘導された合成ポリα−オレフィンを用いた自動車エンジンオイルの組成物に関
する。
【0002】 (背景技術) 今日の自動車は、一層高い温度で作動する一層小さく、一層厳しい要求がなさ
れたエンジンを有する傾向がある。例えば、エンジンオイルは燃費の必要条件を
満たしながら益々厳しい環境でその機能を果たさなければならない。添加剤パッ
ケージの変化の外に、従来の鉱油の代わりに合成基礎油が益々多く用いられるよ
うになってきている。合成油の中で最も一般的なものの中にポリα−オレフィン
(PAO)がある。
【0003】 PAOは、線状α−オレフィンをオリゴマー化し、次に水素化して不飽和部分
を除去し、分留して希望の生成物スレート(slate)を得ることにより製造されて
いる。1−デセンはPAOの製造で最も一般的に用いられているα−オレフィン
であるが、1−ドデセン及び1−テトラデセンも用いることができる。PAOは
、一般にPAOのおおよその粘度を100℃でのセンチストークスで表した数字
によって分類されている。PAO2、PAO2.5、PAO4、PAO5、PA
O6、PAO7、PAO8、PAO9及びPAO10及びそれらの組合せをエン
ジンオイルで用いることができることが知られている。これらの中で最も一般的
なのはPAO4、PAO6及びPAO8である。
【0004】 従来モーターオイル組成物に用いられている潤滑粘度の基礎油は、内燃機関の
クランク室中での使用に適した粘度の鉱油又は合成油である。クランク室基礎油
は、通常0°F(−18℃)で約1300cSt〜210°F(99℃)で24
cStの粘度を有する。基礎油は合成又は天然の原料から誘導することができる
。本発明の基礎油として用いられる鉱油には、パラフィン、ナフテン及び他の油
が含まれ、それらは通常潤滑油組成物に用いられている。合成油には、炭化水素
合成油及び合成エステルの両方が含まれる。
【0005】 通常の1−デセンに基づくPAO4、6及び8は、鉱油に基づくエンジンオイ
ルよりも良い性能を与えるが、それらは厳しいPV1449、CECL−78−
T−96及び連続IIIE試験にかけると、問題を生ずる。PV1449及び連
続IIIE試験は、完全に配合されたエンジンオイルを、高温酸化安定性及びピ
ストン付着物に関して評価する。CECL−78−T−96試験は、完全に配合
されたエンジンオイルを、ピストン清浄性及びピストンリング粘着性に関して評
価する。PV1449及びCECL−78−T−96試験は、今後夫々フォルク
スワーゲンT−4及びTDIエンジン試験として言及する。
【0006】 TDI試験を成功裡に完了するPAO4及び6に基づく希望の0W30粘度級
のエンジンオイルを混合することは困難であることが判明している。余りにも低
いオイル圧力はエンジンを、その試験が終わる2〜8時間前に不能にすることも
繰り返し判明している。T−4試験では、その試験中にエンジンの故障を起こす
エンジンオイル粘度の上昇は、油の酸化安定性及び揮発性に関連していることが
判明している。T−4試験に合格するためには、PAO4/6に基づくエンジン
オイルは、多量の高価な酸化防止剤を必要とすることが判明している。T−4試
験に合格するPAO4/6を基にした油を得る他の方法は、高価な完全合成油を
使用することである。
【0007】 フォルクスワーゲンT−4及びTDI試験は、非常に厳しい条件下でエンジン
潤滑油の品質を測定するのに最近重要な方法になってきている。連続IIIE試
験はT−4試験に類似しているが、特に米国組立エンジンのために開発されたも
のである。T−4及び連続IIIE試験はガソリンエンジンのためのものである
が、TDI試験はディーゼルエンジンのためのものである。それらは、ドイツの
アウトバーンでのように、非常に高速度の運転を維持することによりモーター潤
滑油に加えた厳しいエンジン条件を再現している。必要なことは、そのようなフ
ォルクスワーゲンT−4及びTDI試験及び連続IIIE試験のような厳しいエ
ンジン試験に、多量の酸化防止剤又は完全合成油を用いる必要なく、成功裡に完
了することができるPAO系油である。
【0008】 少なくとも12個の炭素原子を有するα−オレフィン、例えば、1−ドデセン
に基づく潤滑油で、100℃で3.5〜8.5センチストークスのおおよその粘
度を有する潤滑油が、PAO系油の重量%を従来達成されていたよりも遥かに低
くして、T−4及びTDI試験に合格するのに成功することが全く思いがけなく
判明した。このことは、最近の運転条件に充分適した経済的潤滑油の研究におい
て大きな発展を示すものである。
【0009】 (発明の開示) 一つの態様として、本発明は、1−ドデセン又は1−テトラデセンから誘導さ
れたPAOを、エンジンオイルの基礎油又は基礎油の成分として、1−デセン誘
導PAOを使用した場合と比較してエンジンオイルの高温安定性を改良する目的
で使用することに関する。
【0010】 別の態様として、本発明は、エンジンオイルがVWT−4、VWTDI、又は
連続IIIE試験に少なくとも合格できる点まで、エンジンオイルの高温安定性
を改良する目的で、1−ドデセン、又は1−テトラデセンから誘導されたPAO
を、基礎油、分散剤、清浄剤、酸化防止剤、発泡防止剤、摩耗防止剤、及び少な
くとも一種類の粘度指数改良剤からなるエンジンオイルの基礎油、又は基礎油の
成分として使用することに関する。
【0011】 上記態様のいずれかの好ましい態様として、エンジンオイルの15〜85%が
基礎油であり、基礎油の少なくとも15%が1−ドデセン又は1−テトラデセン
から誘導されたものである。
【0012】 上記態様の更に別の好ましい態様として、PAOが、0W−xxSAE粘度級
油(ここでxx=20〜50)のための基礎油の50〜85%を占めるか、5W
−xxSAE粘度級油(ここでxx=20〜50)のための基礎油の15〜50
%を占めるか、又は10W−xxSAE粘度級油(ここでxx=20〜50)の
ための基礎油の5〜35%を占める。
【0013】 更に別の態様として、本発明は、50〜85%のPAOで、その少なくとも1
5%が1−ドデセン又は1−テトラデセンから誘導されたものであるPAOを含
有する基礎油15〜85%、少なくとも一種類の無灰分散剤0〜20%、清浄剤
0〜30%、少なくとも一種類の摩耗防止剤0〜5%、少なくとも一種類の酸化
防止剤0〜10%、少なくとも一種類の発泡防止剤0〜1%、及び少なくとも一
種類の粘度指数改良剤0〜20%からなる、SAE粘度級0W−xx(ここでx
xは20〜40を示す)のエンジンオイルに関する。
【0014】 更に別の態様として、本発明は、15〜50%のPAOで、その少なくとも1
5%が1−ドデセン又は1−テトラデセンから誘導されたものであるPAOを含
有する基礎油15〜85%、少なくとも一種類の無灰分散剤0〜20%、清浄剤
0〜30%、少なくとも一種類の摩耗防止剤0〜5%、少なくとも一種類の酸化
防止剤0〜10%、少なくとも一種類の発泡防止剤0〜1%、及び少なくとも一
種類の粘度指数改良剤0〜20%からなる、SAE粘度級5W−xx(ここでx
xは20〜40を示す)のエンジンオイルに関する。
【0015】 更に別の態様として、本発明は、5〜35%のPAOで、その少なくとも15
%が1−ドデセン又は1−テトラデセンから誘導されたものであるPAOを含有
する基礎油15〜85%、少なくとも一種類の無灰分散剤0〜20%、清浄剤0
〜30%、少なくとも一種類の摩耗防止剤0〜5%、少なくとも一種類の酸化防
止剤0〜10%、少なくとも一種類の発泡防止剤0〜1%、及び少なくとも一種
類の粘度指数改良剤0〜20%からなる、SAE粘度級10W−xx(ここでx
xは20〜50を示す)のエンジンオイルに関する。
【0016】 上記態様のいずれかの好ましい態様として、1−ドデセン又は1−テトラデセ
ンから誘導されたPAOは、100℃で3.5〜9.5センチストークスのおお
よその粘度を有する。
【0017】 上記態様の一層好ましい態様として、1−ドデセン又は1−テトラデセンから
誘導されたPAOは、100℃で約5センチストークス又は約7センチストーク
スのおおよその粘度を有する。
【0018】 本発明を理解し易くするため、次に図面を参照する。図面は単に例示的なもの
であり、本発明を限定するものと考えるべきではない。
【0019】 (本発明の詳細な説明) 最も広い態様として、本発明は、1−ドデセン又は1−テトラデセンから誘導
されたPAOを基礎油として用いることによりエンジンオイルの熱的酸化安定性
を改良することを含む。
【0020】 供給原料として1−デセンに基づくPAOを使用することに伴われる問題点は
、1−ドデセン又は1−テトラデセンに基づくPAO5及び7をその代わりに用
いることにより回避することができる。
【0021】 PAO5/7は、PAO4/6と比較して、使用中に優れた酸化安定性を与え
ることも判明している。下の例が示しているように、そのような改良された酸化
安定性は、ガソリン(T−4)及びディーゼル(TDI)エンジン(特に直接噴
射型ディーゼル)の両方で見出されている。更に、優れた酸化安定性の品質は、
完全合成エンジンオイル及びPAOと鉱油との混合物である半合成エンジンオイ
ルの両方で示されている。
【0022】 PAO5/7は、PSA TU3M高温ガソリン試験及び連続IIIE高温酸
化試験で、PAO4/6/8よりも優れていることも示されている。
【0023】 添加剤成分 次の添加剤成分は、本発明で用いることができる好ましい成分の幾つかの例で
ある。これらの添加剤の例は、本発明を例示するために与えられており、それら
は本発明を限定するものではない。
【0024】 (1)金属清浄剤: 硫化又は非硫化アルキル又はアルケニルフェネート、ア
ルキル又はアルケニル芳香族スルホネート、硫化又は非硫化多価ヒドロキシアル
キル又はアルケニル芳香族化合物の金属塩、アルキル又はアルケニルヒドロキシ
芳香族スルホネート、硫化又は非硫化アルキル又はアルケニルナフテネート、ア
ルカノール酸の金属塩、アルキル又はアルケニル多価酸の金属塩、アルキルサリ
チル酸の金属塩、カルボキシレート、過塩基性清浄剤、及びそれらの化学的及び
物理的混合物。
【0025】 (2)無灰分散剤: アルケニルスクシンイミド、他の有機化合物で変性され
たアルケニルスクシンイミド、及び硼酸、アルケニルコハク酸エステルで変性さ
れたアルケニルスクシンイミド。
【0026】 (3)酸化防止剤: (a) フェノール型酸化防止剤: 4,4′−メチレンビス(2,6−ジ
−t−ブチルフェノール)、4,4′−ビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノー
ル)、4,4′−ビス(2−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2′−
メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4′−ブチリデ
ンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4′−イソプロピリデ
ンビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)、2,2′−メチレンビス(4−
メチル−6−ノニルフェノール)、2,2′−イソブチリデン−ビス(4,6−
ジメチルフェノール)、2,2′−メチレンビス(4−メチル−6−シクロヘキ
シルフェノール)、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、2,6−
ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール、2,4−ジメチル−6−t−ブチル−
フェノール、2,6−ジ−t−4−(N, N′−ジメチルアミノメチルフェノー
ル)、4,4′−チオビス(2−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2
′−チオビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、ビス(3−メチル−
4−ヒドロキシ−5−t−ブチルベンジル)−スルフィド、及びビス(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)。
【0027】 (b) ジフェニルアミン型酸化防止剤: アルキル化ジフェニルアミン、
フェニル−I−ナフチルアミン、及びアルキル化I−ナフチルアミン。
【0028】 (c) 他の型のもの: 金属ジチオカルバミン酸塩(例えば、ジチオカル
バミン酸亜鉛)、及びメチレンビス(ジブチルジチオカルバメート)。
【0029】 (4)防錆剤(錆防止剤): (a) 非イオン性ポリオキシエチレン表面活性剤: ポリオキシエチレン
ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル、ポリオキシエ
チレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル
、ポリオキシエチレンオクチルステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイ
ルエーテル、ポリオキシエチレンソルビトールモノステアレート、ポリオキシエ
チレンソルビトールモノオレエート、及びポリエチレングリコールモノオレエー
ト。
【0030】 (b) 他の化合物: ステアリン酸及び他の脂肪酸、ジカルボン酸、金属
石鹸、脂肪酸アミン塩、重質スルホン酸の金属塩、多価アルコールの部分カルボ
ン酸エステル及び燐酸エステル。
【0031】 (5)解乳化剤: アルキルフェノール及びエチレンオキシドの付加生成物、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル、及びポリオキシエチレンソルビタンエス
テル。
【0032】 (6)極圧剤(EP剤): ジチオ燐酸亜鉛、ジチオカルバミン酸亜鉛、ジア
ルキルジチオ燐酸亜鉛(第一級アルキル型及び第二級アルキル型)、ジアリール
ジチオ燐酸亜鉛、硫化油、硫化ジフェニル、トリクロロステアリン酸メチル、塩
素化ナフタレン、フルオロアルキルポリシロキサン、及びナフテン酸鉛。
【0033】 (7)摩擦減少剤: 脂肪酸アルコール、脂肪酸、アミン、硼酸化エステル、
及び他のエステル。
【0034】 (8)多官能性添加剤: 硫化オキシモリブデンジチオカルバミン酸塩、硫化
オキシモリブデン有機ホスホロジチオン酸塩、オキシモリブデンモノグリセリド
、オキシモリブデンジエチレートアミド、アミン−モリブデン錯体化合物、及び
硫黄含有モリブデン錯体化合物。
【0035】 (9)粘度指数改良剤: ポリメタクリレート型重合体、エチレン・プロピレ
ン共重合体、スチレン・イソプレン共重合体、水和スチレン・イソプレン共重合
体、ポリイソブチレン、及び分散剤型粘度指数改良剤。
【0036】 (10)流動点降下剤: ポリメチルメタクリレート。
【0037】 (11)発泡防止剤: アルキルメタクリレート重合体及びジメチルシリコー
ン重合体。
【0038】 一つの態様として、エンジン潤滑油組成物は、次のものを含有している: (a) 主要部分の潤滑粘度の基礎油で、1−ドデセン及び(又は)1−テト
ラデセンから誘導されたポリα−オレフィンを含む基礎油、 (b) 0%〜20%の少なくとも一種類の無灰分散剤、 (c) 0%〜30%の清浄化剤、 (d) 0%〜5%の少なくとも一種類のジチオ燐酸亜鉛、 (e) 0%〜10%の少なくとも一種類の酸化防止剤、 (f) 0%〜1%の少なくとも一種類の発泡防止剤、及び (g) 0%〜20%の少なくとも一種類の粘度指数改良剤。
【0039】 更に別の態様として、エンジン潤滑油組成物は、上記成分の混合物を混合する
ことにより製造される。その方法により製造される潤滑油組成物は、成分が相互
作用することがあるため、初期混合物とは少し異なった組成を持つかもしれない
。それら成分はどのような順序で混合されてもよく、それら成分の組合せとして
混合することもできる。
【0040】 添加剤濃厚物 添加剤濃厚物も本発明の範囲に含まれている。本発明の濃厚物は、上記添加剤
の少なくとも一種類を含む、本発明の配合物又は配合混合物からなる。濃厚物は
、出荷及び保存中、それらを取扱い易くするのに充分な有機希釈剤を含有するの
が典型的である。
【0041】 濃厚物の20%〜80%は有機希釈剤である。用いることができる適当な有機
希釈剤には、例えば、溶媒精製100N、即ち、シト・コン(Cit-Con)100 N、及び水和処理100N、即ちルロップ(RLOP)100N等が含まれる。有機
希釈剤は、100℃で約1〜約20cStの粘度を有するが好ましい。
【0042】 実施例 本発明を、特に有利な方法の態様を記載した次の実施例により更に例示する。
それら実施例は本発明を例示するために与えられているが、それらは本発明を限
定するものではない。
【0043】 例1〜4は、特許によるMAO 92酸化ベンチテストで得られたベンチテス
トデーターを包含している。この試験では、上昇させた温度の油試料に空気を気
泡として通した。油試料は酸化触媒を含んでいた。40℃での油の粘度は、10
00cStに到達するまで、規則的な時間間隔で測定した。この値に到達した時
間が安定性の尺度になる。その時間が長い程、酸化安定性は良くなる。MAO
92酸化試験の反復時間は、7時間であった。
【0044】 実施例1 完全配合エンジンオイルを調製した。それは、6%の分散剤、71.5mMの
清浄剤、15.5mMのジチオ燐酸亜鉛、0.55%の補助添加剤、2.0%の
VII、34.8%のエッソ145N、20.55%のエッソ600N、15%
のPAO5及び15%のPAO7からなる添加剤パッケージを含んでいた。この
油をMAO 92酸化試験にかけ、その結果は125時間であった。
【0045】 比較例2 比較として、例1に記載したものと同じエンジンオイルを調製した。しかし、
15%のPAO5及び15%のPAO7を、30%のPAO6で置き換えた。酸
化試験の結果は僅か100時間であった。
【0046】 実施例3 実施例1の実験を繰り返した。但し6%の分散剤、71.5mMの清浄剤、1
5.5mMのジチオ燐酸亜鉛、0.55%の補助添加剤、2.0%のVII、5
2%のPAO5及び33.3%のPAO7からなる添加剤パッケージを用いた。
酸化試験の結果は162時間であった。
【0047】 比較例4 実施例3に対する比較として、PAO5及び7を、11.1%のPAO4及び
74.2%のPAO6で置き換えた。酸化試験の結果は152時間であり、実施
例3の油と比較して悪かった。
【0048】 実施例5 実施例1及び比較例2の油を、VWT−4エンジン試験の粘度増大に類似させ
るため用いたベンチテストにかけた。絶対的及び相対的粘度の増大が少ない程、
試験結果は良いものになる。図1から分かるように、PAO5/7に基づく油は
、PAO6に基づく油よりも遥かに優れている。
【0049】
【表1】
【0050】 実施例6 6%の分散剤、87mMの清浄剤、19mMのジチオ燐酸亜鉛、及び0.35
%の補助添加剤、10.3%のVII、30%のPAO5、及び残余の鉱物系原
料からなる添加剤パッケージを含む完全配合エンジンオイルを調製した。2種類
の同様なエンジンオイルであるが、30%のPAO5を30%のPAO4及び3
0%のPAO6で夫々置き換えたものを調製した。これら3種類の油を、VWT
−4エンジン試験の粘度増大に類似させて用いたベンチテストにかけた。絶対的
及び相対的粘度の増大が少ない程、試験結果は良くなる。図2から分かるように
、PAO5に基づく油は、PAO4及びPAO6に基づく油よりも遥かに優れて
いる。
【0051】
【表2】
【0052】 実施例7 6.5%の分散剤、98mMの清浄剤、5.5mMのジチオ燐酸亜鉛、及び1
.8%の補助添加剤、4.0%のVI改良剤、及び残余のPAO4及びPAO6
の57.6/42.4混合物からなる添加剤パッケージを含む完全配合エンジン
オイルを調製した。この油をVWTDIエンジンで試験した。溜めの中に残留し
ているエンジンオイルが無くなることにより低いオイル圧力の結果として52時
間後、即ち試験が終わりに達する8時間前に試験を中止した。
【0053】 VWTDI試験は、1.9リットルのターボチャージャー塔載内部冷却DIデ
ィーゼル型エンジンで行なった。試験したエンジンは4150rpmで81kW
の動力を持っていた。エンジンは79.5×95.5mm(b×s)の4気筒で
あった。エンジン中EGRは駆動せず、給油は4.5リットルであった。試験手
順は5時間の慣らし運転工程、3時間の動力カーブ工程、及び2時間の同一動力
工程を有していた。
【0054】 これらの工程に続き、二つの段階:アイドリング段階の第一段階と、全負荷段
階の第二段階を有する60時間のサイクル工程を行なった。1サイクル工程は、
3時間であり、その工程を20回(20×3時間)繰り返した。サイクル工程に
ついての更に詳しい条件は下の表3に示してある。
【0055】
【表3】
【0056】 比較例7 実施例7に対する比較として、PAO4及び6を、8.6%のPAO5及び9
1.4%のPAO7によって置き換えた。油は60時間VWTDIエンジン試験
を完了するのに成功した。
【0057】 実施例8 粘度指数改良剤及び種々の割合のPAO4、PAO5、PAO6、PAO7、
PAO8及び鉱物原料を含めた種々の添加剤を含有する油組成物についてT−4
ベンチテスト及びエンジン試験を行なった。表4A〜4DはそのT−4ベンチテ
スト及びエンジン試験の結果の外、それら組成物についてのMAO92の結果も
示している。これらの結果は、試験終了時(EOT)の絶対粘度及び相対粘度の
両方の増大について、エンジン試験結果とベンチテストモデルとの間の相関関係
を示している。両方共T−4試験のための必要条件である。
【0058】 VWT−4試験を行うためのエンジン試験条件を下の表4に与える。合計試験
時間は262時間であった(10時間の慣らし運転+2時間の動力カーブ運転+
2時間の同一動力運転+48×PNKサイクル=48×4=192時間+56時
間Nサイクル→262時間)。試験給油は5リットルで、油の補給は行わなかっ
た。種々の試験条件の中で、粘度増大に対する制限は最も達成するのが困難なも
のである。EOTでの相対粘度の上昇及び絶対粘度の上昇の両方が制限されてい
る。これらの制限は次の通りである:40℃でのEOT粘度<200cSt。E
OT粘度増大<130%。
【0059】
【表4】
【0060】
【表5】
【0061】
【表6】
【0062】
【表7】
【0063】
【表8】
【0064】
【表9】
【0065】 実施例9 PAO5及び7のベンチテスト熱重量分析(TGA) 四つの異なった油試料についてベンチテスト分析を行い、TGA Dピーク(
即ち、油の蒸発及び酸化の両方による重量損失が最も重要になる温度で、油の消
費に関連した温度)を見出した。この試験は、窒素流中、温度の関数として試料
の重量変化を測定したものである。Dピークとして定義する或る温度では、重量
損失が最も顕著になる。正確なDピーク値は、微分曲線の最大値として決定され
る。TGA試験の再現性は8℃に等しい。表7はそれらの結果を示している。
【0066】
【表10】
【0067】 実施例10 13.6%の添加剤パッケージ、6.9%のVI改良剤、10%のエステル、
及び35%のPAO5及び34.5%のPAO7を含む完全配合エンジンオイル
を調製した。連続IIIE試験を加鉛ガソリンを用いた1986 3.8リット
ルビック(Buick)V6エンジンによりこの油について行なった。最初の給油は5
.3リットルであった。全試験時間は64時間であった。エンジン速度は50.
6kWの負荷で3000rpmであった。油の温度は149℃であった。試験の
結果は次の通りであった。
【0068】 − 粘度増大: −11% − 粘度増大375%までの時間: 87.3時間 − 平均エンジンスラッジ: 9.7 − 油消費量(リットル): 0.67
【0069】 比較として上に記載したのと同様なエンジンオイルを調製した。しかし、35
%のPAO5及び34.5%のPAO7を、69.5%のPAO6により置き換
えた。再び連続IIIEを行い、次の結果が得られた:
【0070】 − 粘度増大: −1% − 粘度増大375%までの時間: 85.8時間 − 平均エンジンスラッジ: 9.6 − 油消費量(リットル): 1.14
【0071】 本発明を特定の態様に関して記述してきたが、本願は、特許請求の範囲及びそ
の本質から離れることなく当業者によって行うことができる種々の変更及び置き
換えを包含するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例5に記載した条件による実験で、PAO6及びPAO5/7に基づくモ
ーターオイルの絶対的及び相対的T−4粘度増大を比較したグラフである。
【図2】 実施例6に記載した条件による実験で、PAO4、PAO5、及びPAO6に
基づくモーターオイルの絶対的及び相対的T−4粘度増大を比較したグラフであ
る。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年2月25日(2000.2.25)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE, KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,L T,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE, SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,U A,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ラッダツ、ユルゲン、エイチ ドイツ連邦共和国 ダルムシュタト − エーベルシュタット、 ハイデルベルゲル ラントシュトラーセ 112 エイ Fターム(参考) 4H104 BA07A CA05A EA02A EB05 EB07 EB08 EB09 EB13 LA04 PA41

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1−デセン誘導PAOを使用した場合と比較して、エンジン
    オイルの高温安定性を改良する目的で、1−ドデセン、又は1−テトラデセンか
    ら誘導されたPAOを、エンジンオイルの基礎油、又は基礎油の成分としての使
    用。
  2. 【請求項2】 エンジンオイルがVWT−4、VWTDI、又は連続III
    E試験に少なくとも合格できる点まで、エンジンオイルの高温安定性を改良する
    目的で、1−ドデセン、又は1−テトラデセンから誘導されたPAOを、基礎油
    、分散剤、清浄剤、酸化防止剤、発泡防止剤、摩耗防止剤、及び少なくとも一種
    類の粘度指数改良剤からなるエンジンオイルの基礎油、又は基礎油の成分として
    の使用。
  3. 【請求項3】 基礎油がエンジンオイルの15〜85%であり、基礎油の少
    なくとも15%が1−ドデセン又は1−テトラデセンから誘導されたものである
    、請求項1又は2に記載の使用。
  4. 【請求項4】 PAOが、0W−xxSAE粘度級油(ここでxx=20〜
    40)のための基礎油の50〜85%であり、5W−xxSAE粘度級油(ここ
    でxx=20〜50)のための基礎油の15〜50%であり、又は10W−xx
    SAE粘度級油(ここでxx=20〜50)のための基礎油の5〜35%である
    、請求項1〜3のいずれか1項に記載の使用。
  5. 【請求項5】 50〜85%のPAOで、その少なくとも15%が1−ドデ
    セン又は1−テトラデセンから誘導されたものであるPAOを含む基礎油15〜
    85%、少なくとも一種類の無灰分散剤0〜20%、清浄剤0〜30%、少なく
    とも一種類の摩耗防止剤0〜5%、少なくとも一種類の酸化防止剤0〜10%、
    少なくとも一種類の発泡防止剤0〜1%、及び少なくとも一種類の粘度指数改良
    剤0〜20%からなる、SAE粘度級0W−xx(ここでxxは20〜40を示
    す)のエンジンオイル。
  6. 【請求項6】 15〜50%のPAOで、その少なくとも15%が1−ドデ
    セン又は1−テトラデセンから誘導されたものであるPAOを含む基礎油15〜
    85%、少なくとも一種類の無灰分散剤0〜20%、清浄剤0〜30%、少なく
    とも一種類の摩耗防止剤0〜5%、少なくとも一種類の酸化防止剤0〜10%、
    少なくとも一種類の発泡防止剤0〜1%、及び少なくとも一種類の粘度指数改良
    剤0〜20%からなる、SAE粘度級5W−xx(ここでxxは20〜50を示
    す)のエンジンオイル。
  7. 【請求項7】 5〜35%のPAOで、その少なくとも15%が1−ドデセ
    ン又は1−テトラデセンから誘導されたものであるPAOを含む基礎油15〜8
    5%、少なくとも一種類の無灰分散剤0〜20%、清浄剤0〜30%、少なくと
    も一種類の摩耗防止剤0〜5%、少なくとも一種類の酸化防止剤0〜10%、少
    なくとも一種類の発泡防止剤0〜1%、及び少なくとも一種類の粘度指数改良剤
    0〜20%からなる、SAE粘度級10W−xx(ここでxxは20〜50を示
    す)のエンジンオイル。
  8. 【請求項8】 1−ドデセン又は1−テトラデセンから誘導されたPAOが
    、100℃で3.5〜9.5センチストークスのおおよその粘度を有する、請求
    項1〜4のいずれか1項に記載の使用又は請求項5〜7のいずれか1項に記載の
    エンジンオイル。
  9. 【請求項9】 1−ドデセン又は1−テトラデセンから誘導されたPAOが
    、100℃で約5センチストークス又は約7センチストークスのおおよその粘度
    を有する、請求項1〜4又は8のいずれか1項に記載の使用又は請求項5〜7又
    は8のいずれか1項に記載のエンジンオイル。
JP2000529400A 1998-01-30 1999-01-27 1−ドデセン又は1−テトラデセンから誘導されたポリα−オレフィン(PAO)の内燃機関エンジンオイルの熱的安定性を改良するための使用 Pending JP2002501973A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006526698A (ja) * 2003-05-30 2006-11-24 リニューアブル リューブリカンツ インコーポレーテッド 改良型食品グレード潤滑剤
JP2020500245A (ja) * 2016-11-09 2020-01-09 ノヴィ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニーNovvi Llc 合成オリゴマー組成物及び製造の方法

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JP2020500245A (ja) * 2016-11-09 2020-01-09 ノヴィ・リミテッド・ライアビリティ・カンパニーNovvi Llc 合成オリゴマー組成物及び製造の方法

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