JP2002501881A - 増量オイルを含有する液状パーソナルクレンジングエマルジョン組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 本発明は液状パーソナルクレンジング組成物であって、約１〜約３０％の親油性スキンモイスチャライジング剤と、約１〜約２０％の増量オイルを、親油性スキンモイスチャライジング剤の増量オイルに対する比率が約２０：１〜約１：１０の範囲となるように含み、約０．１〜約１０％の安定剤、約１〜約３０％の起泡用界面活性剤、及び水を含む液状パーソナルクレンジング組成物に関する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】

本発明は、肌に効果的な潤いを与える液状パーソナルクレンジング組成物に関
する。本発明の液状パーソナルクレンジング組成物は、親油性スキンモイスチャ
ライジング剤、増量オイルからなるモイスチャライジング相、ならびに界面活性
剤、安定剤、及び水を含む水性クレンジング相を含有する。増量オイルは、パー
ソナルクレンジング組成物のモイスチャライジング相の沈着を高める。

【０００２】

【従来の技術】

液状パーソナルクレンジング製品は米国及び世界中でに普及している。望まし
い液状パーソナルクレンジング組成物は多くの基準を満たさなければならない。
例えば消費者に受け入れられるためには、液状パーソナルクレンジング製品は優
れた洗浄性を発揮し、泡立ちも良く、肌への作用が（乾燥させたり刺激を与えた
りせず）穏やかでなければならず、さらに好ましくは肌をしっとりさせる効果さ
えも有するべきである。

【０００３】 高濃度の親油性スキンコンディショニング剤を含有する液状パーソナルクレン
ジングの製品が開示されている。実際、オーレイモイスチャライジングボディウ
ォッシュ（Olay Moisturizing Body Wash）（登録商標）の様な製品は、オーレ イクレンジングパフ（Olay Cleansing Puff）（登録商標）と併用する場合に特 に親油性スキンコンディショニング剤を皮膚に沈着させるものであるが、消費者
に広く普及している。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】

それにもかかわらず、消費者によってはこれらの液状パーソナルクレンジング
製品の提供するモイスチャライジング効果よりもさらに高い効果を好むことさえ
ある。したがって、さらに高いモイスチャライジング効果をもたらす液状パーソ
ナルクレンジング組成物を提供することが望まれている。 皮膚の上へのパーソナルクレンジング組成物のモイスチャライジング相の沈着
は、モイスチャライジング相に増量オイルを含有すると劇的に増加できることが
現在では判明している。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本発明は液状パーソナルクレンジング組成物であって、約１〜約３０％の親油
性スキンモイスチャライジング剤と、約１〜約２０％の増量オイルを親油性スキ
ンモイスチャライジング剤：増量オイルの比が約２０：１〜約１：１０の範囲と
なるように含み、約０．１〜約１０％の安定剤、約１〜約３０％の起泡用界面活
性剤、及び水を含む液状パーソナルクレンジング組成物に関する。

【０００６】 本発明は臨床的に肌に潤いを効果的に与える液状パーソナルクレンジング組成
物に関する。ここで使用される「液状パーソナルクレンジング組成物」とは、シ
ャワー用クレンジング、液状ハンドソープ、洗顔用クレンジング、及びシャンプ
ーを包含するリンスオフパーソナルクレンジング製品のことをいうが、これらに
限定するものではない。本発明の液状パーソナルクレンジング組成物は、親油性
スキンモイスチャライジング剤及び増量オイルを含むモイスチャライジング相、
ならびに界面活性剤、安定剤、及び水を含む水性クレンジング相を含有する。組
成物は好ましくはエマルジョン組成物である。

【０００７】 パーソナルクレンジング組成物のモイスチャライジング相は、典型的には水性
クレンジング相に懸濁する液滴として存在する。これらの液滴は、塗布または水
とともに使用することにより使用者の皮膚に沈着する。一般に、皮膚の保湿は、
沈着したモイスチャライジング剤の量及びそれによる皮膚の被覆範囲により影響
を受けることが判明している。モイスチャライジング剤が多数の比較的小さな液
滴として皮膚の上に沈着する場合、皮膚への被覆は最も効果的となる。しかしな
がら、典型的なクレンジングエマルション中のモイスチャライジング剤の寸法の
小さな液滴は十分に沈着しない。水に比べ低比重のモイスチャライジング剤は、
小さな液滴となり、より重い水や界面活性剤により皮膚から押しのけられる傾向
にあり、結果として沈着効果が低い。今までのところ、この問題に対する解決法
は、モイスチャライジング相からなる液滴の寸法を増大して個々の液滴の質量を
増大し、沈着する各液滴のモイスチャライジング剤の量を増やすか、または単純
に組成物中のモイスチャライジング剤の総量を増加するかのどちらかであった。

【０００８】 クレンジング組成物のモイスチャライジング相中に増量オイルを使用すること
により液滴の比重は増加し、それによって液滴の沈着性が改善することが判明し
ている。増量オイルの添加は、モイスチャライジング相の比重の調整を可能にし
、最適な相安定性及び沈着性を達成する。この液滴粒子の沈着性の改善及びモイ
スチャライジング相の安定性の増加により、沈着を犠牲にすることなくモイスチ
ャライジング相の液滴寸法を縮小し得るエマルションの使用を可能にする。した
がって、モイスチャライジング相中に増量オイルを含有する液状パーソナルクレ
ンジング組成物は、皮膚に有効な保湿性を提供し得る。

【０００９】 モイスチャライジング相中に増量オイルを含有する液状パーソナルクレンジン
グ組成物はその中に含有する材料や調製方法を含めて以下に詳細に記載する： Ｉ． 構成成分 Ａ． モイスチャライジング相 本発明の液状パーソナルクレンジング組成物は、親油性スキンモイスチャライ
ジング剤及び増量オイルを含むモイスチャライジング相を包含する。モイスチャ
ライジング相は、親油性スキンモイスチャライジング剤を使用者の肌に付与する
ビヒクルを提供する。

【００１０】 親油性スキンモイスチャライジング剤及び増量オイルを含むモイスチャライジ
ング相液滴の平均液滴寸法は、直径が約０．００５〜約１０００ミクロン、好ま
しくは約０．１〜約５００ミクロン、より好ましくは約１０〜約３５０ミクロン
、及び最も好ましくは約５０〜約２００ミクロンの範囲である。参考として引用
し全て本明細書に組み入れた米国再発行特許第ＲＥ３４，５８４号（グロート（
Ｇｒｏｔｅ）ら、１９９４年４月１２日再発行）、米国特許第５，２４６，６９
４号（バートウィスル（Ｂｉｒｔｗｉｓｔｌｅ）、１９９３年９月２１日発行）
、及び米国特許第５，６５０，８４号（ゴードン（Ｇｏｒｄｏｎ）ら、１９９７
年７月２２日発行）を参照のこと。本発明の目的上、液滴の直径とは液滴の最長
の長径を意味する。

【００１１】 １． 親油性スキンモイスチャライジング剤 本発明の液状パーソナルクレンジング組成物のモイスチャライジング相は組成
物の約１〜約３０重量％、好ましくは約３〜約２５重量％、より好ましくは約５
〜約２０重量％の親油性スキンモイスチャライジング剤を含む。

【００１２】 本発明に使用するのに好適な親油性スキンモイスチャライジング剤の典型的な
粘度は、下記の分析方法の章で示す親油性スキンモイスチャライジング剤の粘度 測定法 により測定すると、約５〜約５，０００ポアズ、好ましくは約１０〜約３
０００ポアズ、より好ましくは約５０〜約２０００ポアズの範囲である。

【００１３】 いかなる理論にも拘束されるものではないが、本明細書中に定義されるそれら
以外の流動学的特性を有する親油性スキンモイスチャライジング剤は容易に乳化
しすぎるので沈着しないか、またはあまりに「動きが滑らかでない」ので皮膚に
付着または沈着せず、保湿効果を示さないと信じられている。さらに親油性スキ
ンモイスチャライジング剤の流動学的特性もまた、使用者の理解を得るために重
要である。親油性スキンモイスチャライジング剤のあるものは肌への沈着がべと
つきすぎて、使用者が好まないと考えられる。

【００１４】 いくつかの事例では、親油性スキンモイスチャライジング剤は、「化粧品及び
洗面用化粧品のヴォーン値（Vaughan in Cosmetics and Toiletries）」（１０ ３巻、４７−６９頁、１９９８年１０月）に定義される、その溶解度特性パラメ
ータによって所望の通り定義することも可能である。本明細書中の液状パーソナ
ルクレンジング組成物に使用するのに好適な親油性スキンモイスチャライジング
剤のヴォーン溶解度特性パラメータ（ＶＳＰ）は、５〜１０、好ましくは５．５
〜９である。

【００１５】 多種多様の脂質種類の材料及びそれらの材料の混合物が、本発明のパーソナル
クレンジング組成物における親油性スキンモイスチャライジング剤としての使用
に好適である。好ましくは、親油性スキンコンディショニング剤は、参考として
引用し全てを本明細書に組み入れる米国特許第３，６００，１８６号（マットソ
ン（Ｍａｔｔｓｏｎ）ら、１９７１年発行８月１７日）及び第４，００５，１９
５号及び第４，００５，１９６号（ジャンダセック（Ｊａｎｄａｃｅｋ）ら、１
９７７年１月２５日発行）に記載されるような炭化水素オイル及び炭化水素蝋、
シリコーン、脂肪酸誘導体、コレステロール、コレステロール誘導体、ジグリセ
リド及びトリグリセリド、植物油、植物油誘導体、液状非消化油、または参考と
して引用し全てを本明細書に組み入れる米国特許第４，７９７，３００号（ジャ
ンダセック、１９８９年１月１０日発行）；米国特許第５，３０６，５１４号、
第５，３０６，５１６号及び第５，３０６，５１５号（レットン（Ｌｅｔｔｏｎ
）、すべて１９９４年４月２６日発行）に記載されるような、液状可消化油また
は非消化油と固体状ポリオールポリエステルとの混合物、及びアセトグリセリド
エステル、アルキルエステル、アルケニルエステル、ラノリン及びその誘導体、
乳状トリグリセリド、ろうエステル、みつろう誘導体、ステロール、リン脂質及
びその混合物からなる群より選択する。脂肪酸、脂肪酸石けん及び水溶性ポリオ
ールは、親油性スキンモイスチャライジング剤の本発明者らの定義から特定的に
除外される。

【００１６】 炭化水素オイル及び炭化水素ワックス：例としては、ペトロラタム、鉱油微結
晶性ワックス、ポリアルケン（例えば水素化及び非水素化ポリブテン及びポリデ
セン）、パラフィン、ケラシン、オゾケライト、ポリエチレン及びパーヒドロス
クアレンがあげられる。ペトロラタム及び高分子量の水素化ポリブテン及び非水
素化ポリブテンの混合物で、ペトロラタム対ポリブテンの比の範囲が約９０：１
０〜約４０：６０であるものもまた、本明細書中において組成物中の脂質スキン
モイスチャライジング剤としての使用に好適である。

【００１７】 シリコーンオイル：例としては、ジメチコンコポリオール、ジメチルポリシロ
キサン、ジエチルポリシロキサン、高分子量のジメチコン、炭素数が１〜３０個
の混合アルキルポリシロキサン、フェニルジメチコン、ジメチコノール、及びそ
の混合物があげられる。より好ましい例はジメチコン、ジメチコノール、炭素数
が１〜３０個の混合アルキルポリシロキサン、及びその混合物から選択される非
揮発性シリコーンである。本明細書中において有用なシリコーンの非限定的な例
は、米国特許第５，０１１，６８１号（チオッティ（Ｃｉｏｔｔｉ）ら、１９９
１年４月３０日発行）に記載されており、参考として引用し本明細書に組み入れ
る。

【００１８】 ジグリセリド及びトリグリセリド：例としては、ヒマシ油、大豆油、マレイン
酸大豆油のような誘導体化大豆油、サフラワー油、綿実油、コーン油、クルミ油
、落花生油、オリーブ油、タラ肝油、アーモンド油、アボカド油、パーム油及び
ゴマ油、植物油及び植物油誘導体； ヤシ油及び誘導体化ヤシ油、綿実油及び誘
導体化綿実油、ホホバ油、カカオ脂などである。

【００１９】 アセトグリセリドエステルが使用され、その一例はアセチル化モノグリセリド
である。

【００２０】 ラノリン及びその誘導体は好適であり、そのいくつかの例としてはラノリン、
ラノリン油、ラノリンワックス、ラノリンアルコール、ラノリン脂肪酸、イソプ
ロピルラノレート、アセチル化ラノリン、アセチル化ラノリンアルコール、ラノ
リンアルコールリノール酸エステル、ラノリンアルコールリコノール酸エステル
があげられる。

【００２１】 最も好ましいのは、親油性スキンコンディショニング剤の少なくとも７５％が
次の、ペトロラタム、ペトロラタム及び高分子量のポリブテンの混合物、鉱油、
液状非消化油（例えば液状綿実スクロースオクタエステル）または液状可消化油
または液状非消化油と固体状ポリオールポリエステル（例えば炭素数が２２個の
脂肪酸から製造したスクロースオクタエステル）との混合物であって、液状可消
化油または液状非消化油の固体状ポリオールポリエステルに対する比が約９６：
４〜約８０：２０の範囲であるもの、水素化または非水素化ポリブテン、微結晶
性ワックス、ポリアルケン、パラフィン、ケラシン、オゾケライト、ポリエチレ
ン、パーヒドロスクアレン、ジメチコン、アルキルシロキサン、ポリメチルシロ
キサン、メチルフェニルポリシロキサン及びその混合物からなる群から選択され
る脂質で構成される場合である。ペトロラタム及びその他の脂質の混合物として
使用する際、ペトロラタムのその他の選択された脂質（水素化または非水素化ポ
リブテンまたはポリデセンまたは鉱油）に対する比率は好ましくは約１０：１〜
約１：２、より好ましくは約５：１〜約１：１である。

【００２２】 ２． 増量オイル 本発明の液状パーソナルクレンジング組成物のモイスチャライジング相は、さ
らに組成物の約１〜約２０重量％、好ましくは約３〜約１５重量％、より好まし
くは約５〜約１０重量％の増量オイルからなる。親油性スキンモイスチャライジ
ング剤の増量オイルに対する比率は本発明の効果を得るために重要であり、その
範囲は約２０：１〜約１：１０、好ましくは約１０：１〜約１：５、及びより好
ましくは約５：１〜約１：１の範囲でなければならない。比率が２０：１より大
きいとモイスチャライジング相の液滴の比重を増加するために必要でありエマル
ションの安定性を改善するために十分な増量オイルがもたらされない。比率が１
：１０より小さいと、親油性スキンモイスチャライジング剤の存在が不十分な濃
度であり、増量オイルの触感が肌触りの特性を左右するのでその特性が変化する
。

【００２３】 本発明において好適な増量オイルは、典型的には比重が約０．９〜約２．０、
好ましくは約１．１〜約１．７、及びより好ましくは約１．２〜約１．５である
。

【００２４】 好適な増量オイルの具体例は、米国特許第３，０２８，４０３号（フリッツ（
Ｆｒｉｔｚ）ら、１９６２年４月３日発行）、米国特許第３，２４０，７９４号
（ボーンフレス（Ｂｏｒｎｆｌｅｔｈ）、１９６６年３月１５日発行）、米国特
許第４，７０５，６９０号（ブランド（Ｂｒａｎｄ）ら、１９８７年１１月１０
日発行）、及び米国特許第４，７０５，６９１号（クッパー（Ｋｕｐｐｅｒ）、
１９８７年１１月１０日発行）に開示するされており、それらのすべてを参考と
して引用し本明細書に組入れる。好適な増量オイルは、長鎖脂肪酸の臭素化エス
テル、臭素化脂肪族アルコール、臭素化ケトン、臭素化アミド、臭素化ニトリル
、臭素化スルホン化脂肪、臭素化炭化水素、臭素化液状ポリオールポリエステル
、ウッドロジンのグリセロールエステル（エステルガムロジン）、スクロースア
セテートイソブチレート（ＳＡＩＢ）、ダンマルゴム、コロホニー、（ゴム）エ
レミ、及びそれらの混合物からなる群から選択される。好ましい増量オイルは、
臭素化植物油、臭素化ポリオール脂肪酸ポリエステル、ウッドロジンのグリセロ
ールエステル、及びそれらの混合物からなる群から選択される。最も好ましいの
は臭素化植物油である。

【００２５】 Ｂ． 水性クレンジング相 本発明の液状パーソナルクレンジング組成物は、さらに安定剤、起泡用界面活
性剤、及び水を含む水性クレンジング相を含む。これらのそれぞれについて以下
に詳細を記載する。

【００２６】 １． 安定剤 本発明の液状パーソナルクレンジング組成物は典型的には水性相に約０．１〜
約１０％、好ましくは約０．２５〜約８％、より好ましくは約０．５〜約５％の
安定剤を含有する。

【００２７】 安定剤は組成物中に結晶性の安定した網状組織を形成するために使用され、親
油性スキンモイスチャライジング剤の液滴が製品中で融合及び相分離を生ずる事
を防止する。せん断を受けた後の網状組織は時間依存性の粘度回復性を示す（例
、チキソトロピー）。

【００２８】 本明細書中において使用する安定剤は界面活性剤ではない。安定剤は保存性及
び応力安定性を改善するが、水中油型エマルションが泡立つときに分離させ、そ
れによって脂質の皮膚への沈着を増大させる。これは、本発明の水中油型洗浄エ
マルションを、参考として本明細書中に組入れているカンパノリ（Ｃａｍｐａｇ
ｎｏｌｉ）の米国特許第５，１４４，７４４号（１９９２年９月８日発行）に記
載されるような、ダイアモンド形網状にした高分子スポンジと組み合わせて使用
する場合にとりわけ当てはまる。

【００２９】 本発明の一つの実施態様において、パーソナルクレンジング組成物に安定剤が
用いられ、ここでは結晶性のヒドロキシル含有安定剤を含む。ヒドロキシル含有
脂肪酸、脂肪酸エステルまたは脂肪性石けんの非水溶性ワックス様物質などが、
この安定剤となり得る。

【００３０】 結晶性のヒドロキシ含有安定剤は、

【化３】

【００３１】 Ｒ₂は、Ｒ₁またはＨ、 Ｒ₃は、Ｒ₁またはＨ、 Ｒ₄は、Ｃ_0-20のアルキル、 Ｒ₅は、Ｃ_0-20のアルキル、 Ｒ₆は、Ｃ_0-20のアルキル、 Ｒ₄＋Ｒ₅＋Ｒ₆＝Ｃ_10-22、 及び式中、１≦ｘ＋ｙ≦４；

【００３２】

【化４】 式中、 Ｒ₇は、−Ｒ₄（ＣＨＯＨ)ｘＲ₅（ＣＨＯＨ)ｙＲ₆ Ｍは、Ｎａ⁺、Ｋ⁺またはＭｇ⁺⁺、またはＨ； 及び （iii）その混合物； からなる群から選択される。

【００３３】 好ましいヒドロキシル含有安定剤としては、１２−ヒドロキシステアリン酸、
９，１０−ジヒドロキシステアリン酸、トリ−９，１０−ジヒドロキシステアリ
ン及びトリ−１２−ヒドロキシステアリン（水素化ヒマシ油はほとんどはトリ−
１２−ヒドロキシステアリンである）が挙げられる。トリ−１２−ヒドロキシス
テアリンは、本発明におけるエマルション組成物中への使用に最も好ましい。

【００３４】 これらの結晶性のヒドロキシル含有安定剤を本発明のパーソナルクレンジング
組成物に使用する場合、それらは典型的には液状パーソナルクレンジング組成物
の約０．５〜１０％、好ましくは０．７５〜８％、より好ましくは１．２５〜約
５％存在する。周囲条件下から周囲条件に近い条件下では、安定剤は水に不溶性
である。

【００３５】 代替的に、本発明のパーソナルクレンジング組成物に用いる安定剤は、高分子
増粘剤を含むことができる。高分子増粘剤を安定剤として本発明のパーソナルク
レンジング組成物に使用する場合、それらは典型的には組成物の重量の約０．０
１〜約５％、好ましくは約０．３〜約３％の範囲の量が含有される。高分子増粘
剤は好ましくは、分子量１，０００〜３，０００，０００のカチオン性グアーゴ
ム類のカチオン性多糖類； アクリル酸及び/またはメタクリル酸から誘導され るアニオン性、カチオン性、及び非イオン性のホモポリマー； アニオン性、カ
チオン性、及び非イオン性のセルロース樹脂； ジメチルジアルキルアンモニウ
ムクロリド、及びアクリル酸のカチオン性コポリマー； ジメチルジアルキルア
ンモニウムクロリドのカチオン性ホモポリマー； カチオン性のポリアルキレン
及びエトキシポリアルキレンイミン； 分子量１００，０００〜４，０００，０
００のポリエチレングリコール； 及びそれらの混合物からなる群から選択され
るアニオン性、非イオン性、カチオン性または疎水変性のポリマーである。好ま
しくは、ポリマーはナトリウムポリアクリレート、ヒドロキシエチルセルロース
、セチルヒドロキシエチルセルロース、及びＰｏｌｙｑｕａｔｅｒｎｕｉｕｍ
１０からなる群から選択される。

【００３６】 本発明のパーソナルクレンジング組成物に使用できる別の安定剤は、炭素数が
１０〜２２個のエチレングリコール脂肪酸エステルである。炭素数が１０〜２２
個のエチレングリコール脂肪酸エステルもまた、上述の高分子増粘剤と組み合わ
せて妥当に使用できる。エステルは好ましくはジエステル、より好ましくは炭素
数が１４〜１８個のジエステル、最も好ましくはエチレングリコールジステアレ
ートである。炭素数が１０〜２２個のエチレングリコール脂肪酸エステルが本発
明のパーソナルクレンジング組成物の安定剤として使用される場合、それらは典
型的にはパーソナルクレンジング組成物の約３〜約１０％、好ましくは約５〜約
８％、より好ましくは約６〜約８％存在する。

【００３７】 本発明のパーソナルクレンジング組成物に使用し得る別の安定剤の種類にはヒ
ュームドシリカ及び沈殿シリカ及びその混合物からなる群から選択される分散無
定形シリカを含む。本明細書中において使用される「分散無定形シリカ」とは、
平均凝集粒子サイズが約１００ミクロン未満の、小さな、微細に分かれた非結晶
性シリカのことをいう。

【００３８】 アークドシリカとしても知られるヒュームドシリカは、酸水素炎中で四塩化ケ
イ素の気相加水分解により製造する。この燃焼方法が二酸化ケイ素分子を生成し
てこの分子が凝縮して粒子を形成すると信じられている。粒子は共に衝突、結合
、及び焼結する。本方法の結果、三次元の分枝鎖の集合体ができる。集合体が約
１７１０°Ｃであるシリカの融点よりも低い温度に下がると、さらに衝突により
分枝鎖が機械的にからみ合って凝集塊を形成する。沈殿シリカ及びシリカゲルは
通常、水溶液中で生成される。「未処理のヒュームドシリカ、ＣＡＢ−Ｏ−ＳＩ
Ｌ（登録商標）の性状と機能（ＣＡＢ−Ｏ−ＳＩＬ（登録商標）Untreated Fume
d Silica Properties and Functions）」という標題のＣａｂｏｔ技術データパ ンフレットＴＤ−１００（１９９３年１０月）及び「化粧品及びパーソナルケア
製品中のヒュームドシリカ、ＣＡＢ−Ｏ−ＳＩＬ（登録商標）」という標題のＣ
ａｂｏｔ技術データパンフレットＴＤ−１０４（１９９２年３月）を参考として
引用しいずれも本明細書に組入れる。

【００３９】 ヒュームドシリカの平均集塊粒子寸法の範囲は、好ましくは約０．１〜約１０
０ミクロン、より好ましくは約１〜約５０ミクロン、及びさらにより好ましくは
約１０〜約３０ミクロンである。集塊を構成する集合体の平均粒子寸法の範囲は
、約０．０１〜約１５ミクロン、好ましくは約０．０５〜約１０ミクロン、より
好ましくは約０．１〜約５ミクロン、及び最も好ましくは約０．２〜約０．３ミ
クロンである。シリカの表面積は好ましくは５０平方メートル／グラムより大き
く、より好ましく約１３０平方メートル／グラムより大きく、最も好ましくは約
１８０平方メートル／グラムより大きい。

【００４０】 無定形シリカが本発明において安定剤として使用される場合、それらは典型的
にはエマルジョン組成物に約０．１〜約１０％、より好ましくは約０．２５〜約
８％、より好ましくは約０．５〜約５％の範囲の濃度で含まれる。

【００４１】 本発明のパーソナルクレンジング組成物に使用し得る４番目の種類の安定剤は
、ベントナイト及びヘクトライト及びその混合物からなる群から選択される分散
性スメクタイト粘土を含む。ベントナイトはコロイド状の硫酸アルミニウム粘土
である。メルクインデックス（１１版、１６４頁、項目番号１０６２、１９８９
年）を参考として引用し本明細書に組み入れたので、参照されたい。ヘクトライ
トはナトリウム、マグネシウム、リチウム、ケイ素、酸素、水素、及びフッ素を
含有する粘土である。メルクインデックス（１１版、７２９頁、項目番号４５３
８、１９８９年）を参考として引用し本明細書に組み入れたので、参照されたい
。

【００４２】 スメクタイト粘土を安定剤として本発明においてパーソナルクレンジング組成
物に使用する場合、典型的には約０．１〜約１０％、好ましくは約０．２５〜約
８％、より好ましくは約０．５〜約５％の範囲の量含有される。

【００４３】 ２．起泡用界面活性剤 本発明のパーソナルクレンジング組成物はさらに、アニオン性界面活性剤、非
イオン界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、及びその混合物か
らなる群から選択される起泡用界面活性剤を含む。

【００４４】 本発明において起泡用界面活性剤は界面活性剤またはその界面活性剤混合物を
組み合わせた場合、２５°ＣにおけるＣＭＣ（臨界ミセル濃度）を測定すると平
衡表面張力が１５〜５０ダイン／センチメートル、より好ましくは２５〜４０ダ
イン／センチメートルであるものと定義される。場合によって界面活性剤の混合
物の表面張力が、その個々の構成成分の表面張力よりも低いことがある。

【００４５】 本発明のパーソナルクレンジング組成物は、約１〜約３０％、好ましくは約２
〜約２０％、及び最も好ましくは約５〜約１０％の起泡用界面活性剤を含む。

【００４６】 本発明において有用なアニオン性界面活性剤は：アシルイセチオネート、アシ
ルサルコシネート、アルキルグリセリルエーテルスルホネート、アルキルスルフ
ェート、アシルラクチレート、メチルアシルタウレート、パラフィンスルホネー
ト、線状アルキルベンゼンスルホネート、Ｎ−アシルグルタメート、アルキルス
ルホスクシネート、α−スルホ脂肪酸エステル、アルキルエーテルカルボキシレ
ート、アルキルホスフェートエステル、エトキシ化アルキルホスフェートエステ
ル、α−オレフィンスルフェート、（１〜１２のエトキシ基を有する）アルキル
エーテルスルフェート及びその混合物を含み、ここで前記界面活性剤は炭素数が
８〜２２個のアルキル鎖を含有し、かつ対イオンは、Ｎａ、Ｋ、ＮＨ₄、Ｎ（Ｃ Ｈ₂ＣＨ₂ＯＨ）₃からなる群から選択される。アニオン性界面活性剤はアシルイ セチオネート、アシルサルコシネート、アシルラクチレート、アルキルスルホス
クシネート、アルキルグリセリルエーテルスルホネート、メチルアシルタウレー
ト、アルキルエーテルスルフェート、アルキルスルフェート、アルキルホスフェ
ートエステル及びその混合物からなる群から選択する場合により好ましく、ここ
で前記界面活性剤は炭素数が８〜１４個のアルキル鎖を含有し、かつ約８〜約２
０％の濃度で存在する。

【００４７】 両性合成界面活性剤は単独でこの製品の界面活性剤としての役目を果たせない
が、重量で約１０部に対する約１部の低濃度で助界面活性剤としては好ましく、
より好ましい種類はアルキルアンホモノアセテート及びアルキルアンホジアセテ
ート、アルキルベタイン、アルキルジメチルアミンオキシド、アルキルスルタイ
ン類、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルアミドプロピルヒドロキシス
ルタイン、及びその混合物からなる群から選択され、ここで前記界面活性剤は炭
素数が８〜２２個のアルキル鎖を含有する。

【００４８】 非イオン性合成界面活性剤は、単独でこの製品の界面活性剤としての役目を果
たせないが、約１〜約１５重量％の低濃度で助界面活性剤として使用し得る。よ
り好ましい種類は： アルキルグルコースアミド、アルキルグルコースエステル
、ポリオキシエチレンアミド、脂肪アルカンアミド、アルキルアミンオキシド、
アルキルポリグルコシド、ポリオキシエチレンアルキルフェノール、脂肪酸のポ
リオキシエチレンエステル、ポリオキサミン及びポロキサマーのようなＥＯ／Ｐ
Ｏブロックコポリマー、ソルビタンエステル及びアルコールエステル、及びその
混合物からなる群から選択される。

【００４９】 カチオン性合成界面活性剤は単独でこの製品の界面活性剤としての役目を果た
せないが、約０．５〜約６重量％の低濃度で補助界面活性剤としては好ましい働
きをする。より好ましい種類のカチオン性界面活性剤は：アルキルトリモニウム
クロリド及びメチルスルフェート、ならびにジアルキルジモニウムクロリド及び
メチルスルフェート、ならびにアルキルアルコニウムクロリド及びメチルスルフ
ェート及びその混合物からなる群から選択される。これらの界面活性剤はアルキ
ル鎖に１２〜２４個の炭素原子を含有する。最も好ましいカチオン性界面活性剤
はステアラルコニウムクロリド、ステアリルトリモニウムクロリド、ジステアリ
ルジモニウムクロリド、及びその混合物からなる群から選択される。カチオン性
界面活性剤はまた脂質沈着剤としても作用する。

【００５０】 本発明の液状エマルション組成物は、任意に炭素数が８〜１４個の脂肪酸石け
んを含有し得るが、その石けんは起泡用界面活性剤に加えて、Ｋ及びＮ（ＣＨ₂ ＣＨ₂ＯＨ）₃、ならびにその混合物からなる群から選択される対イオンを有する
。本発明の１つの好ましい実施例では、液状パーソナルクレンジング組成物は約
５重量％未満、好ましくは約４重量％未満、より好ましくは約３重量％未満、及
び最も好ましくは約２重量％未満の脂肪酸石けんを含む。

【００５１】 ３． 水 本発明のモイスチャライジングパーソナルクレンジングエマルション組成物は
、必須成分として水を含む。典型的には、本発明のパーソナルクレンジング組成
物の約３０〜約８０％、好ましくは約４０〜約７５％、及び最も好ましくは約４
０〜約６５％の水を含む。

【００５２】 Ｃ． 任意成分 本発明のパーソナルクレンジング組成物は、さらに水溶性の相に数多くの任意
成分を含有し得る。

【００５３】 例えば、本発明の液状パーソナルクレンジング組成物は、任意に水分散ポリマ
ー、ゲル形成ポリマーを包含しうる。このポリマーは好ましくは、分子量１，０
００〜３，０００，０００のカチオン性性グアーゴム類のカチオン性多糖類；ア
クリル酸及び／またはメタクリル酸から誘導されるアニオン性、カチオン性及び
非イオン性のホモポリマー； アニオン性、カチオン性及び非イオン性のセルロ
ース樹脂；ジメチルジアルキルアンモニウムクロリド及びアクリル酸のカチオン
性コポリマー；ジメチルジアルキルアンモニウムクロリドのカチオン性ホモポリ
マー；カチオン性のポリアルキレン及びエトキシポリアルキレンイミン；分子量
１００，０００〜４，０００，０００のポリエチレングリコール；及びその混合
物からなる群から選択されるアニオン性、非イオン性、カチオン性または疎水変
性のポリマーである。好ましくは、このポリマーはナトリウムポリアクリレート
、ヒドロキシエチルセルロース、セチルヒドロキシエチルセルロース、及びＰｏ
ｌｙｑｕａｔｅｒｎｕｉｕｍ １０からなる群から選択される。

【００５４】 このポリマーは、好ましくは本発明の組成物中に約０．１〜１部、より好まし
くは０．１〜０．５部包含される。このポリマーは製品に安定性を与えることに
加えて、皮膚の上の脂質の手触り感を改善し得る。べとつきや脂ぎった感じを減
らし、滑らかさを増して手触り感を改善する。特に好ましい実施例は、製品の安
定性に好ましいポリマーと手触り感を改善するために好ましいポリマーの混合物
を使用することである。手触り感を改善する好ましいポリマーはポリエチレング
リコール、ヒドロキシプロピルグアー、グアーヒドロキシプロピルトリモニウム
クロリド、ｐｏｌｙｑｕａｔｅｒｎａｒｙ ３、５、６、７、１０、１１及び２
４及びその混合物からなる群から選択される。

【００５５】 本発明の組成物のもう一つのきわめて好ましい任意構成成分は、１つまたは複
数の保湿剤及び溶質である。さまざまな保湿剤及び溶質を使用することが可能で
あり、約０．５〜約２５％、より好ましくは約３．０〜約２０％の濃度で存在さ
せ得る。保湿剤及び溶質は、１０部の水に少なくとも５部の溶解度特性を有する
非揮発性の有機材料である。好ましい水溶性有機材料は、次のポリオール構造：

【００５６】

【化５】 からなる群から選択される。

【００５７】 式中、Ｒ１＝Ｈ、炭素数が１〜４個のアルキル；Ｒ２＝Ｈ、ＣＨ₃及びｎ＝１ −２００；炭素数が２〜１０個のアルカンジオール；グアニジン；グリコール酸
及びグリコール塩（例えばアンモニウム及び第４級アルキルアンモニウム）；乳
酸及び乳酸塩（例えばアンモニウム及び第４級アルキルアンモニウム）；ソルビ
トール、グリセロール、ヘキサントリオール、プロピレングリコール、ヘキシル
グリコールなどのようなポリヒドロキシアルコール；ポリエチレングリコール；
糖及びデンプン；糖誘導体及びデンプン誘導体（例えば、アルコキシル化グルコ
ース）；パンテノール（Ｄ−、Ｌ−、及びＤ、Ｌ−型を包含する）；ピロリドン
カルボン酸；ヒアルロン酸；ラクトアミドモノエタノールアミン；アセトアミド
モノエタノールアミン；尿素；及び一般構造が（ＨＯＣＨ₂ＣＨ₂）ｘＮＨｙのエ
タノールアミンでこのときｘ＝１−３；ｙ＝０−２、及びｘ＋ｙ＝３、及びその
混合物である。最も好ましいポリオールは、グリセリン、ポリオキシプロピレン
（１）グリセロール及びポリオキシプロピレン（３）グリセロール、ソルビトー
ル、ブチレングリコール、プロピレングリコール、スクロース、尿素及びトリエ
タノールアミンからなる群から選択される。

【００５８】 好ましい水溶性有機材料は、グリセリン、ポリオキシプロピレン（１）グリセ
ロール及びポリオキシプロピレン（３）グリセロール、ソルビトール、ブチルグ
リコール、プロピレングリコール、スクロース、及び尿素及びトリエタノールア
ミンからなる群から選択される。

【００５９】 参考として引用し本明細書に組入れたヨーロッパ公開特許５４７８９７−Ａ２
（ヒューイット（Ｈｅｗｉｔｔ）、１９９３年６月２３日公開）に一覧されるよ
うな、オイル濃化ポリマーもまた本発明のエマルションの水相に包含し得る。

【００６０】 さまざまな追加成分を本発明の組成物に組入れ可能である。液状様補助剤、塩
及びその水和物、ならびにその他の「増量材」を包含するが、これらに限定する
ものではない。これらの材料は、参考として引用し本明細書に組入れた米国特許
第５，３４０，４９２号（カチャー（Ｋａｃｈｅｒ）ら、１９９４年８月２３日
発行）及び米国特許第４，９１９，９３４号（デックナー（Ｄｅｃｋｎｅｒ）ら
、１９９０年４月２４日発行）で一覧されている。

【００６１】 これらの追加成分のその他の非限定的な例として、ビタミン及びその誘導体（
例えば、アスコルビン酸、ビタミンＥ、トコフェリルアセテートなど）；日焼け
止め剤；濃化剤（例えば、クローダ社（Ｃｒｏｄａ）の約２％以下の濃度のＣｒ
ｏｔｈｉｘ、及び約２％以下の濃度のキサンタンガムとして入手可能なポリオー
ルアルコキシエステル）；組成物の抗菌完全性を維持する防腐剤；抗にきび剤（
レソルシノール、サリチル酸など）；トリクロサン、トリクロカルバン、及びジ
ンクピリチオンのような抗菌活性剤；酸化防止剤；アロエ・ベラエキス、アラン
トインなどのような皮膚鎮静剤及び皮膚治療剤；キレート化剤及び金属イオン封
鎖剤； 及び香水、精油、皮膚感、顔料、真珠光沢剤のような美的目的に好適な
作用剤（例えば、雲母及び二酸化チタン）、ぬるっとしたリンス感を付与する添
加剤（例えば、ヒュームドシリカ）、沈着増強添加剤（例えば、３％以下の濃度
のマレイン酸大豆油）、レーキ、着色剤など（例えば、丁子油、メントール、カ
ンファー、ユーカリ油、及びオイゲノール）が挙げられる。

【００６２】 本発明の組成物は、噴射剤ガスを使用してエアゾールの状態で使用し得る。使
用する場合は、噴射剤はパーソナルクレンジング組成物の約３〜約１５％、及び
好ましくは約５〜約１２％の濃度で使用する。噴射剤ガスは、プロパン、ｎ−ブ
タン、イソブタン、ｎ−ペンタン、イソペンタン、及びヘキサン、及びその混合
物からなる群から選択される炭化水素噴射剤、または二酸化炭素、一酸化二窒素
（特にＮ₂Ｏ）、フルオロクロロ炭化水素、及びその混合物からなる群から選択 される非炭化水素噴射剤、または炭化水素噴射剤及び非炭化水素噴射剤の混合物
を含み得る。業界の呼称であるＡ−４６により識別できる好ましい噴射剤は、そ
の配合が７０°Ｆで４６ゲージｐｓｉの蒸気圧となるように選択された比率のｎ
−ブタン、イソブタン、及びプロパンの混合物である。本発明のもう一つの好ま
しい噴射剤は、８５％イソペンタン及び１５％イソブタンを含む。

【００６３】 組成物は、加圧下の組成物を保存し、バルブが開くときに小出しするように設
計されたバルブ付き容器に詰める。そのようなバルブ及び容器は周知であり、こ
の一般的な種類のバルブは前述の米国特許第５，２４８，４９５号（１９９３年
９月２８日）； 第２，７７２，８２０号（１９５６年１２月４日）；第２，７
７７，７３５号（１９５７年１月１５日）；第３，１９１，８１６号（１９６５
年６月２９日）；第３，３４８，７４３号（１９６７年１０月２４日）；第３，
５４０，６２４号（１９７０年１１月１７日）に開示されているが、例示が目的
であってこれらに限定されるものではない。本発明のモイスチャライジング製品
は、本質的に円柱形のボトルのような密閉型容器を含み、ノズルのような分散手
段を有する。容器は組成物及び噴射剤ガスを含有する。好適な容器はいずれの材
料、特にアルミニウム、ブリキ、ＰＥＴ、ＯＰＰ、ＰＥ、またはポリアミドを含
むプラスチック及び混合物を含むプラスチック、ラミネートまたはこれらのその
他の組合せからも製造し得る。ノズルを作動して、クレンジング組成物を噴射剤
ガスとともに放出する際に泡を小出しする。噴射剤ガスは膨張して組成物中に多
数の「気泡」を生成し、それによって泡を生じる。

【００６４】 II． 本発明のモイスチャライジング液状パーソナルクレンジングエマルション 組成物の製造方法 本発明のパーソナルクレンジング組成物は、当業者に周知の標準材料を使用し
て標準の方法で製造し得る。重大な付加的段階としては、増量オイルを親油性ス
キンモイスチャライジング剤及び組成物のモイスチャライジング相を構成する任
意追加成分とプレミックスしなければならない段階がある。プレミックスは、モ
イスチャライジング相を組成物の水性クレンジング相へ添加する前に実施しなけ
ればならない。

【００６５】 増量オイルは、リーブオン（付けたままの）及びリンスオフ（洗い落とす）ヘ
アコンディショナー、ヘアシャンプー、リーブオン及びリンスオフ顔用抗にきび
剤、顔用の乳液及びコンディショナー、シャワーゲル、発泡性洗顔剤及び非発泡
性洗顔剤、ならびにハンドローション及びボディローションのようなモイスチャ
ライジング相を含有する液状タイプのいずれのクレンジング組成物にも添加し得
る。米国特許第５，６４１，４７９号（リナレス（Ｌｉｎａｒｅｓ）ら、１９９
７年６月２４日）； 米国特許第５，５９９，５４９号（ウィベル（Ｗｉｖｅｌ
ｌ）ら、１９９７年２月４日発行）； 米国特許第５，５８５，１０４号（Ｈａ
ら、１９９６年１２月１７日発行）； 米国特許第５，５４０，８５２号（（Ｋ
ｅｆａｕｖｅＲ）ら、１９９６年７月３０日発行）； 米国特許第５，５１０，
０５０号（ダンバー（Ｄｕｎｂａｒ）ら、１９９６年４月２３日発行）； 米国
特許第５，６１２，３２４号（コワンリン（Ｇｕａｎｇ Ｌｉｎ）ら、１９９７
年３月１８日発行）； 米国特許第５，５８７，１７６号（ ウォレン（Ｗａｒ
ｒｅｎ）ら、１９９６年１２月２４日発行）； 米国特許第５，５４９，８８８
号（ベンカテスワラン（Ｖｅｎｋａｔｅｓｗａｒａｎ）、１９９６年８月２７日
発行）； 及び米国特許第５，４７０，８８４号（（Ｃｏｒｌｅｓｓ）ら、１９
９５年１１月 ２８日発行）； 米国特許第５，６５０，３８４号（ゴードン（
Ｇｏｒｄｏｎ）ら、１９９７年７月２２日発行）； 米国特許第５，６０７，６
７８号（ムーア（Ｍｏｏｒｅ）ら、１９９７年３月４日発行）； 米国特許第５
，６２４，６６６号（コフィンダファー（Ｃｏｆｆｉｎｄａｆｆｅｒ）ら、１９
９７年４月２９日発行）；米国特許第５，６１８，５２４号（ボリッチ（Ｂｏｌ
ｉｃｈ、ＪＲ．）ら、１９９７年４月８日）；米国特許第５，６１２，３０１号
（インマン（Ｉｎｍａｎ）、１９９７年３月１８日）； 米国特許第５，５７３
，７０９号（ウェルズ（Ｗｅｌｌｓ）、１９９６年１１月１２日発行）； 米国
特許第５，４８２，７０３号（ピングズ（Ｐｉｎｇｓ）、１９９６年１月９日発
行）； 米国再発行特許第３４，５８４号（グロート（Ｇｒｏｔｅ）ら、１９９
４年４月１２日再発行）；米国特許第４，９３９，１７９号（チェイニー（Ｃｈ
ｅｎｅｙ）ら、１９９０年７月３日）； 及び米国特許第５，６０７，９８０号
（マッカティー（ＭｃＡｔｅｅ）ら、１９９７年３月４日発行）は全て参考とし
て引用し、本明細書中に組入れる。

【００６６】 III． 本明細書中の液状パーソナルクレンジング組成物の性状 上記の沈着効果を得て消費者に受け入れられるためには、本発明の液状パーソ
ナルクレンジング組成物が特定の流動学的特性を有することが重要である。特に
、本発明の液状パーソナルクレンジング組成物の粘度の範囲は下記の分析方法の
章で示す液状パーソナルクレンジング組成物の粘度測定法により測定すると、約
３００〜約１００，０００センチポアズ、好ましくは約１，０００〜約７０，０
００センチポアズ、より好ましくは約１，０００〜約４０，０００センチポアズ
である。

【００６７】 本発明の液状パーソナルクレンジング組成物は臨床的に肌に潤いを効果的に与
える。本発明の液状パーソナルクレンジング組成物の沈着価は、下記の分析方法
の章で示す親油性スキンモイスチャライジング剤沈着測定法で測定すると、皮膚
上の親油性スキンモイスチャライジング剤が約１０マイクログラム／平方センチ
メートル以上、好ましくは約２５マイクログラム／平方センチメートル以上、よ
り好ましくは約３５マイクログラム／平方センチメートル以上、及び最も好まし
くは約５０マイクログラム／平方センチメートル以上である。

【００６８】分析方法 本発明の構成成分の特性をあらわすために使用する数多くのパラメータは、特
別の実験的分析方法により定量的に測定される。これらの方法のそれぞれについ
ては以下に詳細を記載する：

【００６９】 １．親油性スキンモイスチャライジング剤の粘度測定方法 Ｗｅｌｌｓ−Ｂｒｏｏｋｆｉｅｌｄコーン／プレートモデルＤＶ−ＩＩ＋粘度
計を使用して本明細書のモイスチャライジングパーソナルクレンジング組成物の
粘度を測定する。測定は２５°Ｃで３．０ｃｍ°コーン（スピンドルＣＰ−５２
）測定システムの各コーン、及びプレート上の２本の小ピン間の間隙を０．０１
３ｍｍにして実施する。分析するサンプルの０．５ｍｌをコーンとプレートの間
に注入し、コーンの回転速度を２ｒｐｍに設定して測定を行う。コーンの回転に
対する抵抗は液状サンプルの剪断応力と比例するトルクを生む。粘度計によりト
ルク量を読んでコーンの幾何学的定数、回転速度、及びトルクに関連する応力に
基づいて絶対ポアズ単位に換算する。

【００７０】 ２．モイスチャライジングパーソナルクレンジング組成物の粘度 Ｗｅｌｌｓ−Ｂｒｏｏｋｆｉｅｌｄコーン／プレートモデルＤＶ−ＩＩ＋粘度
計を使用して本明細書のモイスチャライジングパーソナルクレンジング組成物の
粘度を測定する。測定は、２５°Ｃで２．４ｃｍ°コーン（スピンドルＣＰ−４
１）測定システムの各コーン及びプレート上の２本の小ピン間の間隙を０．０１
３ｍｍにして実施する。分析するサンプルの０．５ｍｌをコーンとプレートの間
に注入し、コーンの回転速度を１ｒｐｍに設定して測定を行う。コーンの回転に
対する抵抗は液状サンプルの剪断応力と比例するトルクを生む。粘度計によりト
ルク量を読んでコーンの幾何学的定数、回転速度、及びトルクに関連する応力に
基づいて絶対センチポアズ単位（ｍＰａ−ｓ）に換算する。

【００７１】 ３． 親油性スキンモイスチャライジング剤の沈着 Ａ． 準備 バックグラウンドの干渉を可能な限り減ずるために腕をセッケン非含有、脂質
非含有の製品で洗浄し、水分を吸い取って乾燥する。被験者はその後に前腕内側
の全面を９５〜１００°Ｆの水道水で５秒間濡らす。親油性スキンモイスチャラ
イジング剤及び増量オイルを含有する１ミリリットルの液状パーソナルクレンジ
ング組成物を、被験者の前腕に塗布する。試験者はゴム手袋を着用し、製品を皮
膚の上で１０秒間静かにこすり、泡を発生させる。泡は前腕上に１５秒間そのま
まに残した後、肘の内側から手首に向かって水を流して１５秒間完全に洗い落と
す。被験者の前腕はその後ペーパータオルで軽く押さえる。被験者はそれから前
腕を３０秒間「空気」乾燥する。

【００７２】 Ｂ． 沈着測定プロトコル−Ｓｅｂｕｍｅｔｅｒ 親油性スキンモイスチャライジング剤の皮膚の上への沈着は、Ｃｏｕｒａｇｅ
社及びＫｈａｚａｋａ ＧｍｂＨ社より市販されているＳｅｂｕｍｅｔｅｒＳＭ
８１０を使用して測定する。Ｓｅｂｕｍｅｔｅｒは、親油性スキンモイスチャラ
イジング剤を吸収すると透明になる特別なプラスチック片を通して光度測定する
ことにより、皮膚の上に沈着した親油性スキンモイスチャライジング剤の量を測
定する。プラスチック片はミラーの上を越えて延長してスプリングに接続する。
（スプリング、ミラー、及びプラスチック片を含む）装置の測定ヘッドを肌に３
０秒押し付ける。沈着価（μｇ／平方センチメートル）は、皮膚上の親油性スキ
ンモイスチャライジング剤の量を示し、親油性スキンモイスチャライジング剤の
量の増加に従って沈着価は増大する。この方法は湿度の影響を受けない。Ｓｅｂ
ｕｍｅｔｅｒの値（３種）は前腕の長さに沿って読み取り、沈着価（μｇ／平方
センチメートル）は３つの読取値の平均と定義し、換算係数で除算してＳｅｂｕ
ｍｅｔｅｒの読取値を実際の沈着濃度μｇ／平方センチメートルに換算する。

【００７３】 Ｓｅｂｕｍｅｔｅｒには次の制限がある。 １．Ｓｅｂｕｍｅｔｅｒのテープは自然の皮膚の脂質もまた検出する。本試験
の基準は、Ｓｅｂｕｍｅｔｅｒで測定した被験者の洗浄前の前腕皮膚のベースラ
イン値が３μｇ／平方センチメートル以下であることである。 ２．その他の皮膚表面脂質抽出方法と同様に、Ｓｅｂｕｍｅｔｅｒは沈着した
全ての親油性スキンモイスチャライジング剤を測定しない可能性があり、例えば
皮膚の局所の形状が波状になっていると沈着した親油性スキンモイスチャライジ
ング剤が、Ｓｅｂｕｍｅｔｅｒのテープによって抽出されない可能性もある。 ３．Ｓｅｂｕｍｅｔｅｒのテープは沈着価が約３００μｇ／平方センチメート
ルを越えると飽和状態になるので、本方法は沈着価が約３００μｇ／平方センチ
メートルまでしか測定できない。 ４．さまざまな親油性スキンモイスチャライジング剤は、異なる換算係数を有
する。非ペトロラタム脂質の試験には、新しいキャリブレーションカーブ（較正
曲線）が必要である。

【００７４】 Ｃ． キャリブレーション 前述の方法で得られたＳｅｂｕｍｅｔｅｒのデータを沈着価に変換するには、
換算係数を算出することが必要である。換算係数を算出するには、各脂質系を抽
出し、その抽出したサンプルをガスクロマトグラフィーで分析する。抽出はＳｅ
ｂｕｍｅｔｅｒの値を読み取ると同時に、同じ前腕から実施する。抽出方法は次
のとおりである。 １）両端の閉じていないガラスシリンダー（直径２インチ）を被験者の前腕内
側に当て、しっかりとテーピングして固定する。 ２）５ｍｌの抽出溶液をシリンダーの中に入れる。 ３）被験者の腕の上で先が鈍のガラス製の撹拌棒で液体を３０秒間撹拌する。
囲われた前腕の全表面を溶剤で処理する。 ４）液体は使い捨てのホールピペットを使用して６ドラム（約２３ｍｌ）バイ
アルに移す。 ５）２−５の段階を２回繰り返す（全部で３サンプル、１５ｍｌの溶媒を収集
する）。 抽出サンプルはその後ガスクロマトグラフィーで次のように分析する。

【００７５】

【表１】

【００７６】

【表２】

【００７７】

【表３】

【００７８】

【表４】

【００７９】

【表５】 その後ガスクロマトグラフィーのデータをＳｅｂｕｍｅｔｅｒのデータに対し
て曲線にプロットする。曲線の傾きが換算係数である。ペトロラタムの換算係数
は０．５６である。

【００８０】 ４． モイスチャライジング相液滴の液滴寸法測定 補足的液滴寸法測定方法としてモイスチャライジング相液滴の寸法を測定する
ために光学顕微鏡を使用する。この方法で製品をきわめて低倍率（＜１０Ｘ）で
スライドグラスとカバーグラスの間を観察すると、モイスチャライジング相の液
滴寸法はマイクロメーターの単位で判定される。総集団の液滴寸法を測定し、加
重平均を計算する。

【００８１】

【実施例】

次のシャワーゲル組成物は、本発明の液状パーソナルクレンジング組成物の非
限定的な例である。

【００８２】

【表６】

【００８３】

【表７】

【００８４】 エアゾール充填パーソナルクレンジング組成物 上記に例示したパーソナルクレンジング組成物もまたエアゾールの形状に作成し
得る。

【００８５】

【表８】 ⁽¹⁾Ａ−４６噴射剤はフィリップスケミカル社（Ｐｈｉｌｌｉｐｓ Ｃｈｅｍｉ ｃａｌ Ｃｏｍｐａｎｙ）によって製造されるｎ−ブタン、イソブタン、及びプ
ロパンの混合物である市販の噴射剤。

【００８６】準備 実施例Ａ−Ｊの液状パーソナル組成物を準備するために主要ミックスに加えて
２つのプレミックス、すなわちモイスチャライジング相プレミックス及びポリマ
ープレミックスを調製する。本方法の重要な段階は、モイスチャライジング相プ
レミックスを過度の撹拌をすることなく主要ミックスに加えることを確実にする
ことである。

【００８７】 ＡＥ₃Ｓ及びＡＬＳを最初に主要ミックスタンクに加える。それからクエン酸 を加える。界面活性剤の残りのものを加える。ポリマープレミックスの１０％未
満のトリヒドロキシステアリン、ラウリルアルコール、及び必要な全ての水を加
える。界面活性剤混合物を１６０°Ｆに加熱する。

【００８８】 ポリマープレミックスを組成物バッチ全体の重量の１０％の水及びＪＲ３０Ｍ
ポリマーを混合して準備する。十分に混合する。主要ミックスタンクの構成成分
が１６０°Ｆに達したら、ポリマープレミックスを加える。主要ミックスを１９
０°Ｆまで加熱する。

【００８９】 ポリマープレミックスの添加を完了してから、モイスチャライジング相プレミ
ックスの調製を開始する。増量オイルを含めてすべてのオイル構成成分をプレミ
ックスタンクに加える。プレミックスを１３０〜１４０°Ｆの温度に達するまで
加熱する。オイル構成成分のすべてが完全に混合したら、加熱を中止する。

【００９０】 主要ミックスを冷却する。主要ミックスが目標温度の１４０°Ｆに達したら、
モイスチャライジング相プレミックスを徐々に加える。オイル相が完全に主要ミ
ックスと混合されるまでバッチ分を徐々に混合する。残りの微量成分を加え、そ
のバッチを８０°Ｆ〜１００°Ｆの温度に達するまで徐々に冷却する。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 ＯＮＥ ＰＲＯＣＴＥＲ ＆ ＧＡＮＢＬ Ｅ ＰＬＡＺＡ，ＣＩＮＣＩＮＮＡＴＩ， ＯＨＩＯ，ＵＮＩＴＥＤ ＳＴＡＴＥＳ ＯＦ ＡＭＥＲＩＣＡ Ｆターム(参考） 4C083 AA121 AA122 AC011 AC012 AC071 AC072 AC122 AC211 AC242 AC301 AC302 AC332 AC351 AC401 AC421 AC422 AC511 AC641 AC642 AC712 AC782 AC791 AC792 AC811 AD092 AD221 AD222 AD351 BB05 BB11 BB51 CC22 CC23 DD08 DD23 DD31 DD41 EE07 EE12

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 液状パーソナルクレンジング組成物において： ａ）１〜３０％の親油性スキンモイスチャライジング剤； ｂ）１〜２０％の増量オイル； ｃ）０．１〜１０％の安定剤； ｄ）１〜３０％の起泡用界面活性剤；及び ｅ）水 を含有し、且つ前記親油性スキンモイスチャライジング剤：前記増量オイルの比
   が２０：１〜１：１０の範囲にあることを特徴とする液状パーソナルクレンジン
   グ組成物。
2. 【請求項２】 液状パーソナルクレンジング組成物が、 親油性スキンモイスチャライジング剤及び増量オイルを含むモイスチャライジン
   グ相、ならびに 起泡用界面活性剤、安定剤、及び水を含む水性クレンジング相 を有するエマルジョンからなる、請求項１に記載の液状パーソナルクレンジング
   組成物。
3. 【請求項３】 増量オイルが０．９〜２．0の比重をもつ、請求項１又は２ に記載の液状パーソナルクレンジング組成物。
4. 【請求項４】 増量オイルが長鎖脂肪酸の臭素化エステル、臭素化脂肪族ア
   ルコール、臭素化ケトン、臭素化アミド、臭素化ニトリル、臭素化スルホン化脂
   肪、臭素化炭化水素、臭素化液状ポリオールポリエステル、ウッドロジンのグリ
   セロールエステル（エステルガムロジン）、スクロースアセテートイソブチレー
   ト（ＳＡＩＢ）、ダンマルゴム、コロホニー、エレミ、及びそれらの混合物から
   なる群から選ばれる請求項１〜３のいずれか１項に記載の液状パーソナルクレン
   ジング組成物。
5. 【請求項５】 モイスチャライジング相が、０．１〜５００ミクロンの平均
   液滴寸法をもつ液滴からなる請求項２、３又は４に記載の液状パーソナルクレン
   ジング組成物。
6. 【請求項６】 液状パーソナルクレンジング組成物が１０マイクログラム／
   平方センチメートル以上の沈着価をもつ請求項１〜５のいずれか１項に記載の液
   状パーソナルクレンジング組成物。
7. 【請求項７】 液状パーソナルクレンジング組成物の粘度が３００〜１００
   ，０００センチポアズの範囲である請求項１〜６のいずれか１項に記載の液状パ
   ーソナルクレンジング組成物。
8. 【請求項８】 安定剤が： 【化１】 Ｒ₂は、Ｒ₁またはＨ、 Ｒ₃は、Ｒ₁またはＨ、 Ｒ₄は、Ｃ_0-20のアルキル、 Ｒ₅は、Ｃ_0-20のアルキル、 Ｒ₆は、Ｃ_0-20のアルキル Ｒ₄＋Ｒ₅＋Ｒ₆＝Ｃ_10-22 及び式中、１≦ｘ＋ｙ≦４； 【化２】 式中 Ｒ₇は、−Ｒ₄（ＣＨＯＨ)ｘＲ₅(ＣＨＯＨ)ｙＲ₆ Ｍは、Ｎａ⁺、Ｋ⁺またはＭｇ⁺⁺、またはＨ；及び （ｉｉｉ） それらの混合物； からなる群から選択される結晶性のヒドロキシル含有安定剤である請求項１〜７
   のいずれか１項に記載の液状パーソナルクレンジング組成物。
9. 【請求項９】 起泡用界面活性剤が、２〜２０％のアニオン性界面活性剤を
   含む請求項１〜８のいずれか１項に記載の液状パーソナルクレンジング組成物。
10. 【請求項１０】 増量オイルが臭素化植物油、臭素化ポリオール脂肪酸ポリ
    エステル、ウッドロジンのグリセロールエステル、及びそれらの混合物からなる
    群から選ばれる請求項１〜９のいずれか１項に記載の液状パーソナルクレンジン
    グ組成物。
11. 【請求項１１】 親油性スキンモイスチャライジング剤：増量オイルの比が
    １０：１〜１：５である請求項１〜１０のいずれか１項に記載の液状パーソナル
    クレンジング組成物。
12. 【請求項１２】 液状パーソナルクレンジング組成物が下記ａ）及びｂ）： ａ）下記ｉ）及びｉｉ）； ｉ） 組成物の１〜３０重量％の親油性スキンモイスチャライジング剤、 ｉｉ）組成物の１〜２０重量％の臭素化植物油、臭素化ポリオール脂肪酸ポリ
    エステル、ウッドロジンのグリセロールエステル及びそれらの混合物からなる群
    から選ばれた増量オイル、 を含み、親油性スキンモイスチャライジング剤：増量オイルの比が５：１〜１：
    １であり、且つ平均液滴寸法が５０〜２００ミクロンである液滴からなるモイス
    チャライジング相 及び ｂ）下記ｉ）ｉｉ）及びｉｉｉ）； ｉ）組成物の０．１〜１０重量％の安定剤、 ｉｉ）組成物の１〜３０重量％の起泡用界面活性剤、 ｉｉｉ）水、 を含む水性クレンジング相 を含み、 前記パーソナルクレンジング組成物が、 １）起泡用界面活性剤及び安定剤を混合し主ミックスとなし、 ２）主ミックスを加熱し、 ３）親油性スキンモイスチャライジング剤と増量オイルとを混合してモイスチ
    ャライジング相プレミックスとなし、 ４）モイスチャライジング相プレミックスを加熱し、 ５）同時にモイスチャライジング相プレミックスを主ミックス中に混合して得
    られた主ミックスを冷却する方法により調製される液状パーソナルクレンジング
    組成物。