JP2002500267A - 特殊な表面を有する洗剤成形体 - Google Patents

特殊な表面を有する洗剤成形体

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トーマス・ミューラー−キルシュバウム
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    • C11D17/00Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties
    • C11D17/0047Detergents in the form of bars or tablets
    • C11D17/0065Solid detergents containing builders
    • C11D17/0073Tablets
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ヘビーデューティ洗剤/洗浄剤活性を示しかつ高い貯蔵安定性と所定の溶解度とを有するような、成形体を開示する。この成形体において、ある種の成分は、存在する量の80重量%を超える量、好適には90重量%を超える量、より好適には95重量%を超える量、最も好適には100重量%の量で、成形体表面積の40%以下、好適には5〜30%、より好適には10〜25%、最も好適には15〜20%を占める成形体領域内に含まれている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、洗剤成形体、主として家庭において特に機械に使用されるタブレッ
ト、洗剤成形体の製法および使用に関する。タブレットとして、食器洗浄機用洗
剤タブレット、洗濯洗剤タブレット、漂白剤タブレット、染み抜き剤タブレット
または軟水化剤タブレットなどが例示される。
【0002】 (従来の技術) 洗剤成形体、特にタブレットは、取り扱いが容易で、投入が簡単で、包装容量
も小さいなど、粉末状組成物よりも有利な点がいくつもある。
【0003】 残念ながら、タブレットは、その十分な寸法安定性と耐破壊性を達成すべく、
粉末状成分の圧縮に際して比較的高い圧力をかける必要があるため、ある種の問
題が生じる。すなわち、タブレットは、大きな圧縮力を受けるため、しばしば、
感受性の高い洗剤成分(漂白剤、香料、酵素、銀保護剤、色素、界面活性剤など
)は、その貯蔵安定性が不十分になったり、同じ成分量を含む別の洗剤形態に比
し、その性能(特に茶、牛乳、デンプンなどの汚れに対する性能)が低下したり
、場合により、洗浄されるデリケートな材料の保護が不十分になったり、洗剤使
用時の崩壊性や溶解性が損なわれることになる。
【0004】 先行特許文献によれば、これらの問題のいくつかは解決したと、称している。
【0005】 しかし多くの場合、消費者は、特許文献開示の性能上の利点を再現することが
できない。したがって、洗剤成形体の製造業者は、消費者が満足するようなタブ
レットを提供するという、重要な課題に直面している。
【0006】 したがって、本発明が解決しようとする課題は、高性能であって扱いやすく、
かつ、消費者が十分に満足するような高い貯蔵安定性や、最小の包装容量や、優
れた芳香特性や、所定の溶解度特性などを有する洗剤成形体、主として家庭にお
いて特に機械に使用されるタブレット、特に洗濯洗剤タブレット、染み抜き剤タ
ブレット、軟水化剤タブレットなどを提供することである。
【0007】 (発明の開示) 驚くべきことに、上記課題は、成形体中のある種の成分(I)(以下、活性成 分(I)とも言う。)を、主として、成形体表面積全体の40容量%以下を占める 成形体領域に配置させることによって解決できることが判明した。
【0008】 本発明は、ビルダー、漂白剤および界面活性剤を含有する成形体において、 成分(I)は、存在する量の80重量%を超える量、好適には90重量%を超える 量、より好適には95重量%を超える量、最も好適には100重量%の量で、成形体 (表面積)の40%以下、好適には5〜30%、より好適には10〜25%、最も好適に は15〜20%を占める成形体領域内に含まれていることを特徴とする成形体を提供
する。
【0009】 本発明の成形体は、数個、すなわち少なくとも2つの成形体領域から構成され 、これらの成形体領域は、相互に異なる組成を有し、かつ成形体の表面を、相互
に異なる割合で占有する。これらの成形体領域は、種々の三次元形態をとること
ができ、例えば層状に具体化することができる。しかし、本発明の特徴を有する
ような、いわゆる「リング/コア」タブレットを製造することもでき、この場合 、1つの成形体領域をコアによって形成し、他方の成形体領域をコアを囲むリン
グによって形成することができる。2つの成形体領域からなる前記成形体の他に 、3または4つ成形体領域を有するような成形体を製造することも、もちろん可能
である。3成形体領域の成形体の例は、最も単純な態様である三層タブレットの 他に、二層タブレット内に凹部を設け、その凹部に第3の成形体領域として充填
し、これを圧縮したものである。3成形体領域からなる成形体は、3つの充填ステ
ーションを有するような、好適な打錠機を使って工業的に生産できる。
【0010】 本発明によれば、成分(I)の80重量%を超える量、好適には90重量%を超え る量、より好適には95重量%を超える量、最も好適には100重量%の量は、成形 体の表面積の40%未満を占める成形体領域に存在する。すなわち、本明細書にお
いて「成分(I)」と呼んでいるある種の成分は、当該成分全量の少なくとも80 重量%の量で、成形体の表面積を最大で40%で占める成形体領域に存在すること
を意味する。例えば、一方の層が他方の層よりも明らかに薄いような、二層洗剤
成形体が、成形体全重量を基準に、10gの成分(I)(例えば塩素系漂白剤)を含
有する場合、本発明の成形体では、このような塩素系漂白剤は、8gを超える量、
好適には9gを超える量、より好適には9.5gを超える量、最も好適には10gを超え る量で、成形体表面積の40%未満を占めるような層に存在する。
【0011】 本発明によれば、本発明に従い存在する成形体領域は、すなわち成分(I)が 濃縮されて存在する成形体領域は、成形体表面積の40%以下を占有する。各辺の 長さが5 cmおよび2 cmで高さが1 cmであるような直方体形態の成形体の場合、そ
の総表面積は、2×(5×2+5×1+2×1)=34 cm2である。本発明成形体の好適 な一具体例によれば、成分(I)は、濃縮される成形体領域が最大で13.6 cm2の 表面積、好適には1.7〜10.2 cm2の表面積、より好適には3.4〜8.5 cm2の表面積 、最も好適には5.1〜6.8 cm2の表面積を占有する。
【0012】 成分(I)として、漂白剤、例えば塩素系漂白剤および/または酸素系漂白剤、
漂白活性剤、銀保護剤、汚れ解離剤、酵素、界面活性剤または溶解度制御用成分
(またはコンパウンド)を選択することができる。しかしまた、成分(I)は、 これら成分の混合物であってもよい。
【0013】 本発明の特に好適な一具体例によれば、成分(I)は、溶解度制御用成分(ま たは化合物)と、漂白剤、漂白活性剤、銀保護剤、汚れ解離剤、酵素および界面
活性剤からなる群から選択される少なくとも1つの他の物質との混合物である。
【0014】 成分(I)を含有する成形体領域の体積、溶解度、表面積、圧縮度などは、そ のタブレット成形体全体の特性に対し、重要な影響を与えうる。
【0015】 本発明によれば、好適には、成分(I)は、存在する量の80重量%を超える量 、好適には90重量%を超える量、より好適には95重量%を超える量、最も好適に
は100重量%で、成形体全体の40容量%以下、好適には1〜30容量%、より好適に
は2〜25容量%、最も好適には3〜20容量%の成形体領域に存在することができる
【0016】 本発明によれば、好適には、成分(I)を、80重量%を超える量、好適には90 重量%を超える量、より好適には95重量%を超える量、最も好適には100重量% の量で含有する成形体領域は、その三方向から、成形体の他の成分によって空間
的に正確に囲まれている。
【0017】 また、本発明の好適な一具体例によれば、成分(I)を、80重量%を超える量 、好適には90重量%を超える量、より好適には95重量%を超える量、最も好適に
は100重量%の量で含有する成形体領域は、成形体の残部領域の溶解速度よりも 、5%を越える速度、好適には10%を越える速度、より好適には50%を越える速 度、特に好適には100%を越える速度で溶解できれば、成形体の総体的な特性は 望ましい影響を受けることができる。
【0018】 溶解度 溶解度は、溶解性促進用の成分/コンパウンド(崩壊剤)または溶解性遅延用
の成分/コンパウンドによって影響を受けうる。
【0019】 好適な崩壊剤は、先行技術から知られている任意の崩壊剤である〔特に、Roem
pp(9版、6巻、4,440頁)およびVoigt「Lehrbuch der pharmazeutischen Techno
logie」(6版、1998年)、参照〕。特に好適な崩壊剤は、デンプン、セルロース
、セルロース誘導体、アルギン酸塩、デキストラン、架橋ポリビニルピロリドン
などの物質;弱酸と炭酸塩とを含む崩壊剤系、特に、クエン酸および酒石酸と炭
酸水素塩または炭酸塩と組み合わせた崩壊剤系;およびポリエチレングリコール
ソルビタン脂肪酸エステルである。
【0020】 またWO-A-96/06156の開示によれば、洗剤タブレット中に崩壊剤を混和するこ
とが有利である。この場合も、代表的な崩壊剤として、微結晶質セルロース、ソ
ルビトールなどの糖類、層状ケイ酸塩、特にベントナイト型/スメクタイト型の
微粒子膨潤性層状ケイ酸塩などが例示される。また、クエン酸、重硫酸塩、重炭
酸塩、炭酸塩、過炭酸塩などの発泡性物質も可能な崩壊剤として例示される。
【0021】 EP-A-0 466 485、EP-A-0 522 766、EP-A-0 711 827、EP-A-0 711 828およびEP
-A-0 716 144は、粒径180〜2,000μmの圧縮粒状材料を使用する洗剤タブレット の製造を開示する。得られるタブレットは、均一構造と不均一構造の両構造を有
することができる。EP-A-0 522 766によれば、少なくとも界面活性剤とビルダー
とを含有する粒子に、結合剤/崩壊剤の溶液/分散液を被覆している。結合剤/
崩壊剤として、特にポリエチレングリコールが使用され、また他の結合剤/崩壊
剤として、前記したような崩壊剤、例えばデンプンおよびその誘導体、市販のセ
ルロース誘導体、例えば架橋および変性セルロース、微結晶質セルロース繊維、
架橋ポリビニルピロリドン、層状ケイ酸塩などが例示されている。また、炭酸塩
含有源と併用されるクエン酸や酒石酸などの弱酸も被覆材料として使用でき、こ
れらの酸は、水との接触によって発泡作用を示すもので、Roemppの定義によれば
第2群の崩壊剤に属する。
【0022】 DE 197 10 254(現時点で未公開)の開示内容をもって、本明細書の記載とす る。この文献に開示の崩壊剤は、最大で1重量%、好適には1重量%未満のダスト
が存在し、かつダストを含む崩壊剤顆粒全量の10重量%未満の粒径が0.2mm未満 であるような粒径分布(ふるい分析)を有する。有利には、崩壊剤顆粒の少なく
とも90重量%は、少なくとも0.2mmで最大3mmの粒径を有する。このような崩壊剤
は本発明の目的に特に適している。
【0023】 顆粒化、所望により共顆粒化した崩壊剤を含むような洗剤成形体は、ドイツ特
許出願DE 197 09 991(Stefan Herzog)およびWO 98/40463(Henkel)に開示さ
れる。これら特許文献は、顆粒化/圧縮化崩壊剤または共顆粒化セルロース崩壊
剤の製造法を詳細に開示する。このような崩壊剤は、一般に200μmを越える粒径
を有し、その少なくとも90重量%は、好適には300〜1,600μm、より好適には400
〜1,200μmの粒径を有する。以上の比較的粗いセルロース系崩壊剤は、以上の文
献に詳細に開示されており、本発明の崩壊剤として好適に使用され、市販されて
いる(例えば、登録商標:Arbocel TF-30-HG, Rettenmaier)。
【0024】 有機酸からなる群に属する崩壊剤も好適であり、例えば、クエン酸、クエン酸
/重炭酸塩の混合物、セルロースおよびその誘導体などが例示される。崩壊剤が
成形体中に存在する場合、成形体全体の溶解時間は、従来技術の食器洗浄機の主
洗浄サイクルに要する処理時間よりも短いことが好適であり、40分未満、好適に
は30分未満、より好適には20分未満、最も好適には10分未満である。
【0025】 酸性化剤 本発明の好適な一具体例によれば、最大で40%の表面積を占める成形体領域は
、少なくとも1つの酸性化剤を含む。好適な酸性化剤は、例えばホウ酸、硫酸水
素アルカリ金属塩、リン酸二水素アルカリ金属塩、他の無機塩などである。しか
しながら、好適には有機酸性化剤を使用し、クエン酸が特に好適な酸性化剤であ
る。しかしながら、他の固体のモノ、オリゴおよびポリカルボン酸も使用するこ
とができる。この群に属する酸性化剤として、酒石酸、コハク酸、マロン酸、ア
ジピン酸、マレイン酸、フマル酸、シュウ酸、ポリアクリル酸などが好適である
。アミドスルホン酸などの有機スルホン酸も使用することができる。コハク酸(
最大31重量%)、グルタル酸(最大50重量%)およびアジピン酸(最大33重量%
)の混合物であるSokalan(登録商標)DCS(BASF社の商標)は市販されており、
これも本発明の目的に酸性化剤として有効に使用することができる。
【0026】 本発明によれば、好ましい洗剤成形体は、有機ジ-、トリ-およびオリゴ-カル ボン酸およびそれらの混合物からなる群から選ばれる酸性化剤が、成形体の表面
積を最大で40%を占める成形体領域中に存在する成形体であり、酸性化剤として クエン酸が特に好ましい。前記酸性化剤は、単独の成分(I)であるか、または 成分(I)の少なくとも一部であることが好ましい。したがって、本発明の好適 な一具体例によれば、成形体中に存在する酸性化剤の少なくとも80重量%、好適
には90重量%、より好適には95重量%、最も好適には100重量%が、最大で40% の成形体表面積を占める成形体領域中に存在する。
【0027】 本発明の好適な一具体例によれば、最大で40%の成形体表面積を占める成形体
領域は、酸性化剤の他に、成分(I)に関する基準を有利に適用しうる他の成分 を含有することができる。すなわち、それらの成分の少なくとも80重量%、好適
には90重量%を超える量、より好適には95重量%を超える量、最も好適には100 重量%の量で、同様に、最大で40%の成形体表面積を占める成形体領域に含まれ
る。前記したように他の成分の例は、炭酸塩および/または炭酸水素塩であり、 これを酸性化剤と併用すると、水との接触時に気体が発生して溶解時間がさらに
短縮される。このような発泡系は、酸性プレリンス(前すすぎまたは前水洗)サ
イクルが可能なように過剰の酸性化剤と一緒に配合でき、またこの発泡系が他の
成分をより迅速に放出するように、より迅速に溶解するような成形体領域に対し
、他の成分を組み込んでもよい。発泡系を使用する場合、最大で40%の成形体表
面積を占める成形体領域の溶解時間は、やはり前記値よりも短いこと、すなわち
10分未満、好適には5分未満、より好適には2分未満であることが好ましい。この
ような迅速に溶解する成形体領域は洗浄性能に関して著しい利点をもたらす。
【0028】 一般に、先行文献に開示のパラフィン、マイクロワックス、高分子量ポリエチ
レングリコールなどは、通常、溶解遅延剤として使用することができる。現時点
で未公開のDE 197 27 073(その開示は特に本明細書の一部としてここに含まれ るものとする)に挙げられている混合物の使用は、本発明の目的に特に適してい
る。
【0029】 本発明の成形体は、溶解性を遅延させるための成分を含有する場合、成形体全
体の冷水(20℃)での溶解時間が、好適な一具体例では、市販の食器洗浄機のプ
レリンスサイクルよりも長い(すなわち、5分よりも長く、好適には10分よりも 長い)。このような場合、成形体の比較的小さい成形体領域(好適にはその最大
で40%の成形体表面積を占める成形体領域)は、成形体の大きい方の部分がより
速く溶解する成形体領域を構成するように、その溶解を遅延させることができる
。このような溶解を遅らせるための手段を採用することにより、例えばある種の
成分を最終すすぎサイクルにおいてのみ放出させる。これは、洗浄性能に関して
さらなる利点になる。
【0030】 成形体の一般的形態の説明 本発明の成形体は、先行特許文献や標準的な専門文献(例えばRiedel, Die Ta
blette)に記載されているような、いずれの三次元形態もとることができる。活
性成分(I)を含んでいる成形体領域も、特定の三次元形態に制限されない。し かし、実用的な理由から、空間的に1つの方向に5mmを超える寸法が好ましい。
【0031】 成形体の特殊形態の説明 本発明の好適な一具体例によれば、本発明は、既知の構造を有する均一型また
は不均一型成形体を提供する。
【0032】 本発明の成形体は、特に円柱状タブレットであり、これは、好適には15〜60 m
m、より好適には30±10 mmの直径を有する。このようなタブレットの高さは、好
適には5〜30 mm、より好適には15〜28mmである。特に好適には、成形体の直径は
、32、33、34、35、36、37、38または39 mmであることがわかっている。特定に 好適な具体例では、タブレットの高さは、24、25、26、27または28mmである。
【0033】 しかし、成形体の底面として、正方形、長方形、台形、楕円形、不規則形態な
どを有利に使用することができる。稜の長さは、好適には15〜60 mm、より好適 には30±10 mmである。
【0034】 各成形体(特にタブレット)の重量は、成形体またはタブレット1つ当たり15
〜60gが好ましく、20〜40gがより好ましい。これに対し、成形体またはタブレッ
トの密度は、通常1 kg/dm3を超える値、好適には1.1〜1.4 kg/dm3のようであ る。
【0035】 本発明によれば、特定の用途や、水の硬度範囲や、除去される汚れの性質など
に応じて、1またはそれ以上の成形体、例えば2〜4つの成形体、特にタブレット を使用することができる。本発明の他の成形体はさらに小さい(例えば10 mmほ どの)直径または寸法を有することができる。
【0036】 本明細書に用いられる「均一型成形体」なる用語は、成形体の各成分(活性成分
(I)を含む成形体領域を除く)が、この各成分と活性物質の間の相違が肉眼で は判別できないほどに均一に分布しているような成形体を意味する。もちろん、
使用する固体の顆粒構造は、識別することができる。本発明の好適な一具体例に
よれば、活性成分(I)を含む成形体領域を除き、他の成形体領域(層)はただ 1つだけ存在する。
【0037】 かくして、本明細書に用いられる「不均一型成形体」なる用語は、活性成分(I )以外の成分は均一に分布している必要のないような成形体を意味する。簡単な
一例として、不均一型成形体は、例えば異なる着色剤成分および/または異なる
芳香剤成分の添加によって製造することができる。
【0038】 本発明に従い、非均一型(不均一型)成形体として扱われる別の例は、活性成
分(I)を含む成形体領域の他に、数個の層(相)、すなわち少なくとも2つの層
からなる成形体が圧縮される場合である。例えば、これらの種々の層は、異なる
崩壊および溶解速度を有することができ、そして/または、異なる成分を含有す
ることができる。これにより、成形体は、有利な性能特性を得ることができる。
例えば、タブレットが相互に悪影響を及ぼしうるような複数の成分を含有する場
合、これらの成分を相互に分離させることができる。洗浄装置において、洗浄の
条件を特定の順序で構成する場合、1つ(またはそれ以上)の成分をより速く、
崩壊および/または溶解する層に組み込む一方、他の成分をより遅く溶解する層
に組み込むことができ、これにより、一方の成分は、前もって作用させるか、ま
たは他の成分の溶解開始時までに反応を終了させることができる。
【0039】 本発明の好適な一具体例によれば、活性成分(I)を含む成形体領域の他に、 別の層として、2つの層が存在する。特に好適には、これら2つの層の容量比は
、10:1〜1:10、好適には5:1〜1:5、より好適には2:1〜1:2である。
【0040】 別の特に好適な具体例は、別の層として、3つまたはそれ以上の層が存在する 。
【0041】 成形体の層構造は、堆積型をとることができ、これは、外層が完全に溶解また
は崩壊する前に、内層は、その端部で溶解することができる。しかしながら、こ
れとは別の態様として、内層の側面外側に別の層を配置して、内層を完全に包囲
し、これにより、内層の構成成分が時期尚早に溶解することを防止/遅延させる
ことができる。
【0042】 本発明の別の好適な具体例によれば、タブレットは、少なくとも3層(即ち2
つの外層+少なくとも1つの内層)からなる。この場合、内層の少なくとも1つ
においてペルオキシ漂白剤が存在する一方、2つの外層(堆積型タブレット)ま
たは最も外側の層(シェル型またはジャケット型タブレット)には、ペルオキシ
漂白剤を存在させない。別の可能な態様において、ペルオキシ漂白剤および漂白
活性剤または漂白触媒および/または酵素は、同じタブレット/成形体において
、相互に空間的に隔てて存在させることができる。このような具体例は、本発明
の成形体において、望ましくない相互反応のいずれの危険をも排除しうるという
、利点を有する。
【0043】 本発明の好適な一具体例によれば、漂白系成分、特に塩素成分は、芳香剤成分
と一緒になって1つの層を構成しない。本発明の別の好適な具体例によれば、銀
保護剤成分は、漂白成分と一緒に構成しない。本発明の別の好適な具体例によれ
ば、溶解度制御用成分は、漂白活性剤と一緒になって構成される。本発明の別の
好適な具体例によれば、溶解度制御用成分は酵素と一緒に構成される。本発明の
別の好適な具体例によれば、溶解度制御用成分は漂白剤と一緒に構成される。本
発明の別の好適な具体例によれば、溶解度制御用成分は、銀保護剤成分と一緒に
構成される。本発明の別の好適な具体例によれば、溶解度制御用成分は、界面活
性剤全量または界面活性剤混合物全量の少なくとも50重量%、好適には70重量%
を超える量、より好適には90重量%を超える量と一緒に構成される。
【0044】 成形体の製造法 本発明の成形体は、成形体の製造に通常使用される、いずれの方法によっても
製造することができる。
【0045】 いくつかの具体例によれば、活性成分(I)を含む成形体領域を、液体の形態 (ごく一般に溶液および/または溶融物の形態)で、所望により高温で、包囲成
分の予備形成凹部内に導入し、次いで、成形体領域を、常法(ごく一般的には乾
燥法および/または冷却法)によって固化させることが特に好適であることが判
明した。また、粘度は、1,500 mPasを超える値、好適には2,000 mPasを超える値
、より好適には2,000〜15,000 mPas、最も好適には2,500〜7,000 mPas、特に有 利には3,000〜4,000 mPasの値が、特に有効であることが判明した。
【0046】 担体材料 活性成分(I)は、溶融担体材料と組み合わせることが特に有効であることが 判明した。溶融担体材料は、原則として、室温または特に室温を超える温度で、
固化するようないずれの物質であってもよい。
【0047】 本発明によれば、特に好適な担体材料は、非イオン性界面活性剤(登録商標:
Dehypon T104、登録商標:Dehypon LS54、登録商標:Dehydol LS30、登録商標:
Lutensol AT80)、種々の分子量のポリエチレングリコール(PEG400、12,000) 、セッケン(登録商標:Lorol C16)、ステアレート(登録商標:Cutina GMS) 、増粘苛性ソーダおよび溶融性塩、例えば炭酸ナトリウム十水和物などであるこ
とが判明した。各成分の長所と短所は専門家が試験で再現できる。
【0048】 現時点で未公開のDE 197 27 073(その開示は特に本明細書の一部としてここ に包含される)で挙げられている混合物の使用は、本願の目的には特に適してい
る。
【0049】 本発明の別の好適な一具体例によれば、成形体の一部および/または成形体の
成分は、その強度、含水率および溶解度に良好な影響を与えるために、照射マイ
クロ波への暴露によって処理することができる。
【0050】 しかし、各成分を単に圧縮するだけでもよい。この場合、粉末および顆粒に加
え、最終の成形体よりも寸法が小さいマイクロタブレットおよび成形体を使用す
ることができる。
【0051】 活性成分(I) 本発明に従い使用される、具体的な活性成分(I)は、酸素系漂白剤、好適に は過ホウ酸アルカリ金属塩およびその水和物、および過炭酸アルカリ金属塩であ
り、本発明では過ホウ酸ナトリウム(一水和物もしくは四水和物)または過炭酸
ナトリウムおよびその水和物を使用することが好ましい。過硫酸塩も使用するこ
とができる。
【0052】 しかし、他の代表的な酸素系漂白剤として、有機過酸を使用することができる
。好適な有機酸として、特に、非常に有効なフタルイミドペルオキシカプロン酸
が例示されるが、原則として他の既知の過酸も使用することができる。
【0053】 他の好ましい成分(I)は他の漂白剤、例えば前記ハロゲン系漂白剤であり、 特にジクロロイソシアヌル酸(DICA)が本発明の目的に好ましい。
【0054】 漂白活性剤 本発明によれば、活性成分(I)として、漂白活性剤を使用することができる 。既知の漂白活性剤は、1またはそれ以上のN-またはO-アシル基を含有する化合 物であり、例えば無水物、エステル、イミドおよびアシル化イミダゾールまたは
オキシム類から選択される化合物である。その例として、テトラアセチルエチレ
ンジアミン(TAED)、テトラアセチルメチレンジアミン(TAMD)、テトラアセチ
ルへキシレンジアミン(TAHD)、ペンタアセチルグルコース(PAG)、1,5-ジア セチル-2,2-ジオキソヘキサヒドロ-1,3,5-トリアジン(DADHT)、無水イサト酸 (ISA)などが例示される。
【0055】 使用される漂白活性剤は、過加水分解(パーヒドロリシス)条件下に、脂肪族
ペルオキソカルボン酸、好適にはC1 10(好適にはC2 4)脂肪族ペルオキソカ ルボン酸および/または非置換または置換過安息香酸を形成するような化合物で
ある。上記数の炭素原子を有するO-および/またはN-アシル基および/または非
置換もしくは置換したベンゾイル基を含んでいる物質が、好適である。好適な漂
白活性剤として、ポリアシル化アルキレンジアミン、特にテトラアセチルエチレ
ンジアミン(TAED)、アシル化トリアジン誘導体、特に1, 5-ジアセチル-2,4-ジ
オキソヘキサヒドロ-1, 3, 5-トリアジン(DADHT)、アシル化グリコールウリル
、特にテトラアセチルグリコールウリル(TAGU)、N-アシルイミド、特にN-ノナ
ノイルスクシンイミド(NOSI)、アシル化フェノールスルホネート、特にn-ノナ
ノイルまたはイソノナノイルオキシベンゼンスルホネート(n-またはiso-NOBS)
、カルボン酸無水物、特に無水フタル酸、アシル化多価アルコール、特にトリア
セチン、エチレングリコールジアセテート、および2,5-ジアセトキシ-2,5-ヒド ロフラン、n-メチルモルホリニウムアセトニトリルメチルスルフェート(MMA) などが挙げられる。さらに好適な漂白活性剤として、エノールエステル(DE 196
16 693およびDE 196 16 767、参照)、アセチル化ソルビトール、マンニトール
およびそれらの混合物(EP 0 525 239, SORMAN)、アシル化糖誘導体、特にペン
タアセチルグルコース(PAG)、ペンタアセチルフルクトース、テトラアセチル キシロースおよびオクタアセチルラクトース、アセチル化(所望によりN-アルキ
ル化)グルカミンおよびグルコノラクトンおよび/またはN-アシル化ラクタム、
例えば、N-ベンゾイルカプロラクタム(WO94/27970、WO94/28102、WO94/2810
3、WO95/00626、WO95/14759およびWO95/17498)などが例示される。また、親
水性置換アシルアセタール(DE 196 16 769)およびアシルラクタム(ドイツ特 許出願DE 196 16 770およびWO95/14075)を使用することも好適である。また、
通常の漂白活性剤の組み合わせ(ドイツ特許出願DE 44 43 177)も使用すること
ができる。このような漂白活性剤は、洗剤/洗浄剤全体を基準に、通常の量、好
適には1〜10重量%、より好適には2重量%〜8重量%の量で使用する。
【0056】 漂白触媒 前記した従来の漂白活性剤に加えて、またはこれに代えて、いわゆる漂白触媒
を成形体に使用することができる。これらの物質は、例えばマンガン-、鉄-、コ
バルト-、ルテニウム-またはモリブデン-セレン錯体もしくは-カルボニル錯体な
どの遷移金属塩または遷移金属錯体である。マンガン、鉄、コバルト、ルテニウ
ム、モリブデン、チタン、バナジウムおよび銅の窒素含有三脚状配位子との錯体
や、コバルト-、鉄-、銅-およびルテニウム-アンミン錯体も漂白触媒として使用
できる。
【0057】 好適には、ポリアシル化アルキレンジアミン、特にテトラアセチルエチレンジ
アミン(TAED)、N-アシルイミド、特にN-ノナノイルスクシンイミド(NOSI)、
アシル化フェノールスルホネート、特にn-ノナノイルまたはイソノナノイルオキ
シベンゼンスルホネート(n-またはiso-NOBS)、MMAからなる群から選択される 漂白活性剤を使用し、その用量は、洗剤/洗浄剤全体を基準に、好適には10重量
%以下、より好適には0.1〜8重量%、最も好適には2〜8重量%、特に好適には2 〜6重量%である。
【0058】 漂白促進遷移金属錯体、特に、中心原子としてMn、Fe、Co、Cu、Mo、V、Tiお よび/またはRuを含有する錯体、好適にはマンガンおよび/またはコバルトの塩
および/または錯体、より好適にはコバルト(アンミン)錯体、コバルト(アセ
テート)錯体、コバルト(カルボニル)錯体、コバルトまたはマンガンの塩化物
および硫酸マンガンは、代表的な量で存在する。その好適な用量は、好適には洗
剤/洗浄剤全体を基準に、5重量%までの量、より好適には0.0025〜1重量%の量
、最も好適には0.01〜0.25重量%の量である。しかし特別な場合は、より多量の
漂白活性剤も使用することができる。
【0059】 防食剤 本発明の食器洗浄機用洗剤は、食卓用食器類または食器洗浄機自体を保護する
ため、活性成分(I)として防食剤を含有することができる。食器洗浄機の保護 にとって、銀保護剤が特に重要である。既知の防食剤、例えばDE 43 25 922、DE
41 28 672およびDE 43 38 724に記載の物質などを使用することができる。特に
、トリアゾール、ベンゾトリアゾール、ビスベンゾトリアゾール、アミノトリア
ゾール、アルキルアミノトリアゾールおよび遷移金属塩または遷移金属錯体から
なる群から選択される銀保護剤を一般に使用することができる。ベンゾトリアゾ
ールおよび/またはアルキルアミノトリアゾールが、特に好適である。加えて、
食器洗浄用洗剤は、しばしば銀表面の腐食を明確に減少させうるような、活性塩
素含有防食剤を含む。上記文献によれば、無塩素の食器洗浄用洗剤は、特に、二
価および三価フェノールのような、酸素および窒素を含有する酸化還元活性の有
機化合物を含み、その例として、ヒドロキノン、ピロカテコール、ヒドロキシヒ
ドロキノン、没食子酸、フロログルシノール、ピロガロール、これら化合物の誘
導体が例示される。またしばしば、塩型および錯体型の無機化合物、例えばMn、
Ti、Zr、Hf、V、Co、Ceなどの金属塩も使用される。これらのうち、マンガンお よび/またはコバルトの塩および/または錯体からなる群から選択される遷移金
属塩が好適であり、コバルト(アンミン)錯体、コバルト(アセテート)錯体、
コバルト(カルボニル)錯体、コバルトまたはマンガンの塩化物および硫酸マン
ガンが、特に好適である。また亜鉛化合物も、食卓用食器類の腐食を防止するの
に使用することができる。
【0060】 汚れ解離剤 本発明に使用される、具体的な活性成分(I)は、いわゆる汚れ解離剤であっ て、これは、1回目の洗浄後に、表面の再汚染を防止したり、既に除去した汚れ
の分離を促進させるような物質である。
【0061】 本発明に使用される汚れ解離剤には、既知のいずれの化合物も包含される。例
えば、特に、以下の文献記載のカチオンポリマーが好適である。
【0062】 EP-A-0 167 382、EP-A-0 342 997およびDE-OS 26 16 404によれば、カチオン ポリマーを洗浄剤組成物に添加して、食器などの表面に線条痕を残さずに洗浄す
ることができる。
【0063】 EP-A-0 167 382は、カチオンポリマーを増粘剤として含有する液体洗浄剤組成
物を開示する。特に好適なカチオンポリマーとして、ヒドロキシプロピルトリメ
チルアンモニウムグアー、メタクリル酸アミノエチルとアクリルアミドとのコポ
リマー、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドとアクリルアミドとのコポリマ
ーなどが例示されている。
【0064】 EP-A-0 342 997は、カチオンポリマーを含む多目的洗浄剤を開示し、特にイミ
ノ基を含有するポリマーを採用している。
【0065】 DE-OS 26 16 404は、カチオン性セルロース誘導体を含有するガラス洗浄剤組 成物を開示する。このカチオン性セルロース誘導体を組成物中に添加することに
よって、より良好な水切りを確保して、線条痕がガラス表面上に残らないような
洗浄を達成している。
【0066】 EP-A-0 467 472は、例えば、汚れ解離剤として、カチオン性のホモポリマーお
よび/またはコポリマーを含有する硬質表面用洗浄剤組成物を開示する。これら
のポリマーは、四級化アンモニウムアルキルメタクリレート基をモノマー単位と
して含有する。これらの合物は、2回目の洗浄の際に硬質表面から汚れをより容
易に洗い落とせるように、硬質表面を処理するのに使用される。
【0067】 汚れ解離剤として、特に好適なカチオン性ポリマーは次のとおりである:トリ
アルキルアンモニウムアルキルアクリレート(メタクリレート)またはアクリル
アミドモノマーなどのコポリマー;ジアルキルジアリルジアンモニウム塩;多糖
類のエーテルまたはエステルと、側鎖アンモニウム基とのポリマー類似反応生成
物、特にグアー、セルロースおよびデンプン誘導体;アンモニウム基含有化合物
の酸化エチレン重付加物;四級エチレンイミンポリマー、および四級側鎖基を含
有するポリアミドおよびポリエステル。
【0068】 さらに汚れ解離剤として、天然のポリウロン酸およびその関連物質も好適であ
り、また高分子両性電解質および/または疎水化高分子両性電解質も好適である
【0069】 酵素 本発明によれば、洗剤/洗浄剤全量を基準に、0〜5重量%の酵素を添加するこ
とによって、洗剤/洗浄剤の洗浄性能を向上させ、またより温和な条件下に同じ
品質の洗浄性能を保証することができる。最も一般に使用される酵素として、脂
肪分解酵素(リパーゼ)、デンプン加水分解酵素(アミラーゼ)、セルラーゼお
よびタンパク分解酵素(プロテアーゼ)が例示される。好適なプロテアーゼは、
例えばBLAP(登録商標)140(Biozym)、Optimase(登録商標)M-440およびOpti
clean(登録商標)M-250(Solvay Enzymes);Maxacal(登録商標)CXおよびMax
apem(登録商標)またはEsperase(登録商標)(Gist Brocades社)、Savinase (登録商標)(Novo)などである。特に好適なセルラーゼおよびリパーゼは、各
々、Celluzym(登録商標)0,7TおよびLipolase(登録商標)30T(Novo Nordisk 社)である。特に好適なアミラーゼは、Duramyl(登録商標)およびTermamyl( 登録商標)60TおよびTermamyl(登録商標)90T(Novo)、Amylase-LT(登録商標
)(Solvay Enzymes社)およびMaxamyl(登録商標)P5000(Gist Brocades)で ある。他の酵素も使用することができる。
【0070】 他の洗剤/洗浄剤成分 本発明の成形体によれば、本発明の成形体領域に関する前記要件を、他の洗剤
/洗浄剤成分が満たす限り、前記した活性成分(I)は、全て他の洗剤/洗浄剤 成分として、機能することができる。
【0071】 ビルダー 水溶性および水不溶性のビルダーは、特にカルシウムおよびマグネシウムイオ
ンを封鎖するために、本発明の洗剤/洗浄剤中に使用することができる。水溶性
のビルダーは、一般に食卓用食器類および硬質表面上に不溶性残渣を形成する傾
向が少ないので、ビルダーとして好適である。本発明に従い、組成物全体を基準
に、10〜90重量%の量で存在しうる代表的ビルダーは、低分子量ポリカルボン酸
およびその塩、ホモポリマー/コポリマーポリカルボン酸およびその塩、炭酸塩
、リン酸塩およびケイ酸塩である。同様に本発明に使用しうる水不溶性ビルダー
には、ゼオライトおよび、ゼオライトと上記ビルダーとの混合物が包含される。
【0072】 好適には、クエン酸三ナトリウム、トリポリリン酸五ナトリウム、重炭酸ナト
リウム、グルコン酸塩などを使用し、また二ケイ酸塩および/またはメタケイ酸
などのケイ酸塩ビルダーを使用する。
【0073】 アルカリ源 さらなる成分としてアルカリ源を存在させることができる。アルカリ源として
、水酸化アルカリ金属塩、炭酸アルカリ金属塩、炭酸水素アルカリ金属塩、セス
キ炭酸アルカリ金属塩、ケイ酸アルカリ金属塩、メタケイ酸アルカリ金属塩、こ
れら物質の混合物などが例示される。本発明によれば、炭酸アルカリ金属塩、特
に炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムまたはセスキ炭酸ナトリウムが、好適に
使用される。
【0074】 トリポリリン酸塩と炭酸ナトリウムとの混合物を含有するビルダー系が、特に
好適である。
【0075】 別の特に好適なビルダー系は、トリポリリン酸塩とカルボン酸ナトリウムと二
ケイ酸ナトリウムとの混合物を含有する。
【0076】 界面活性剤 原則として、いずれのタイプの界面活性剤も使用することができる。好適には
、非イオン性界面活性剤、特に低発泡性の非イオン性界面活性剤を使用できるが
、他の低発泡性の界面活性剤も使用することができる。特に好適には、アルコキ
シル化アルコール、特にエトキシル化および/またはプロポキシル化アルコール
、アルキルポリグリコシド、アルキルポリグルカミドなどを使用する。
【0077】 アルコキシル化アルコール 本明細書に用いられる「アルコキシル化アルコール」なる用語は、酸化アルキレ
ンとアルコールとの反応生成物を意味する。本発明によれば、好適には、酸化ア
ルキレンとして酸化エチレンを用い、またアルコールとして、比較的長鎖のアル
コール、例えばC10〜C18アルコール、好適にはC12〜C16アルコール、より好適に
はC11、C12、C13、C14、C15、C16、C17およびC18アルコールなどを用いる。一般
に、nモルの酸化エチレンと1モルのアルコールから出発し、反応条件に応じて、
エトキシル化度が異なる付加物の複雑な混合物が形成される。本発明の別の好適
な一具体例によれば、酸化アルキレンの混合物、好適には酸化エチレンと酸化プ
ロピレンとの混合物を使用する。所望により、末端基キャップ付アルコールエト
キシレートも、本発明に使用することができ、これは、最終工程において短鎖ア
ルキル基、好適にはブチル基でエーテル化することによって得ることができる。
本発明によれば、高度にエトキシル化した脂肪アルコールまたは、この高度エト
キシル化脂肪アルコールと、末端基キャップ付脂肪アルコールエトキシレートと
の混合物が、特に好適である。
【0078】 アルキルポリグリコシド アルキルポリグリコシドは、常法により、糖とアルコールとの反応によって得
られうる界面活性剤であり、採用する製造方法に応じて、モノアルキル化された
オリゴマーまたはポリマーの糖類混合物が得られる。好適なアルキルポリグリコ
シドは、アルキルポリグルコシドである。本発明の好適な一具体例によれば、ア
ルコールは、長鎖脂肪アルコールまたはその混合物であり、糖のオリゴマー化度
は1〜10である。
【0079】 脂肪酸のポリヒドロキシルアミド(グルカミド) 脂肪酸のポリヒドロキシルアミド(グルカミド)は、糖(グルコース)をアン
モニアで還元的アミノ化し、これをアシル化させた反応生成物である。アシル化
剤として、長鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸エステルまたは長鎖脂肪酸塩化物が一般に使
用される。還元的アミノ化処理において、アンモニアに代えてメチルアミンまた
はエチルアミンを使用すると、二級アミドが生成する(例えばSOEFW Journal,11
9(1993)794-808)。脂肪酸部分には、C6〜C12の炭素鎖長を使用することが好 適である。
【0080】 成形体領域の着色 成形体の成形体領域は、着色することができる。特に好適な一具体例として、
成形体において、複数の成形体領域うち、少なくとも1つの領域または全ての領
域を異なる色彩で着色することができる。本発明の好適な一具体例によれば、赤
色に着色する。本発明の別の好適な一具体例によれば、緑色に着色する。さらに
本発明の別の好適な一具体例によれば、黄色に着色する。さらに本発明の別の好
適な一具体例によれば、種々の色彩の混合色に着色する。
【0081】 貯蔵安定性 成形体の貯蔵安定性は、特に重要である。本発明の好適な一具体例によれば、
通常の家庭環境条件、すなわち温度15〜30℃/湿度5〜55%(好適には15〜35% )で、30日(好適には60日、より好適には90日)の貯蔵期間中、活性成分(I) を含む成形体領域の重量の増加は、50重量%以下、好適には40重量%以下、より
好適には30重量%以下、最も好適には20重量%以下、特に有利には10重量%以下
、特に最も好適には5重量%以下である。
【0082】 本発明の別の好適な一具体例によれば、通常の家庭環境条件、すなわち温度15
〜30℃/湿度5〜55%(好適には15〜35%)で、30日(好適には60日、より好適 には90日)の貯蔵期間中、活性成分(I)の活性物質の損失は、50重量%以下、 好適には40重量%以下、より好適には30重量%以下、最も好適には20重量%以下
、また特に有利には10重量%以下、特に最も好適には5重量%以下である。
【0083】 本発明の別の好適な一具体例によれば、通常の家庭環境条件、すなわち温度15
〜30℃/湿度5〜55%(好適には15〜35%)で、30日(好適には60日、より好適 には90日)の貯蔵期間中、着色成形体領域または着色成分についての1%溶液の 吸収極大は、100波数以下、好適には50波数以下、より好適には30波数以下、最 も好適には20波数以下、また特に有利には10波数以下、特に最も好適には5波数 以下である。
【0084】 (実施例) 以下の成分を混合し、成形体に圧縮した。表中の括弧内に示す成分は、該当す
る物質群の例示であって、これに代えて、本明細書に記載の他の物質を使用する
ことができる。出発組成物は、本発明の好適な具体例に属する。
【0085】 洗剤性能の測定試験では、選択した特定の活性成分(I)を本発明の成形体領 域に移した。他の成形体領域では、選択した特定の活性成分(I)は、試験を行 なう前に、本発明に従い減少または完全に除去した。
【0086】 以下の表1において、Raは可能な出発組成物を意味し、Vaは試験組成物を意味
する(数値=重量%)。
【表1】
【0087】 上記出発組成物のビルダー系は、以下の表2の組成を有することができる(他
の全ての成分はaと同じ)。
【表2】
【0088】 本発明の別の出発組成物(R)および試験組成物(V)の例を次の表3に示す(
数値=重量%)。
【表3】
【0089】 本発明の出発組成物(R)および試験組成物(V)のさらなる例(重量%)を次
の表4に示す。
【表4】
【0090】 本発明の出発組成物(R)と試験組成物(V)のさらなる例(重量%)を次の表
5に示す。
【表5】
【0091】 本発明の出発組成物(R)と試験組成物(V)のさらなる例(重量%)を次の表
6に示す。
【表6】
【0092】 本発明の出発組成物(R)と試験組成物(V)のさらなる例(重量%)を次の表
7に示す。
【表7】
【0093】 本発明の出発組成物(R)と試験組成物(V)のさらなる例(重量%)を次の表
8に示す。
【表8】
【0094】 別の出発組成物(R)(重量%)および試験組成物(V)を試験した。
【表9】
【0095】 本発明の成形体が数個の層を含有する場合、各組成物は、個々の層の構成要素
からなることができる。言い換えれば、このような場合、各割合は、通常のよう
に組成物全体を基準とするのではなく、各層の組成を基準とする。
【0096】 各組成物は、もちろん、MDWMにとって代表的な他の成分(例えば充填材、防腐
剤など)をごく少量含有してもよく、その場合、他の成分の含有率は適宜変更す
べきである。
【0097】 本発明の成形体の製造には別の関連で当技術分野の専門家に知られている諸段
階が含まれる。本発明成形体の好適な具体例は、タブレット中に凹部を含み、こ
の凹部において活性成分(I)が存在する。製造は、好適には、成形体に凹部を 形成し、形成した凹部に活性成分(I)を満たすことによって行なう。この凹部 はKorsch回転式プレスで形成することができる。この例ではFette打錠機を使用 した。円形打錠機ダイ(26×36 mm)を選択し、パンチを使って深さ5mmの凹部を
一方の面に形成し、この凹部の底面は1mlの容積を注入しうるように選択し、そ の後、タブレットの表面を再び滑らかにした。
【0098】 次に、パラフィンと活性物質(I)との液体混合物を、注ぎ込んで冷却した 。この冷却過程は、従来の方法および装置で促進することができる。
【0099】 前記したように本発明によれば、充填成形体領域周囲の対応する組成物におい
て、活性成分(I)は、その用量を予め低下させた。なお、この実施例および試 験では、周囲領域から活性成分(I)を除去した。
【0100】 本発明のタブレットは、活性成分の態様が本発明に相当しないような、均一型
タブレットおよび数種の市販のタブレットと比較すると、より優れていることが
判明した。
【0101】 また、本発明の洗剤/洗浄剤に関し、その種々の特性を、実際の使用条件を模
した条件下に、技術的に訓練されていない試験者によって試験して、均一型タブ
レットと比較した。試験者が市販の食器洗浄機を用いて試験する際、洗剤/洗浄
剤の用量の指示と一般的な安全上の指示を除き、洗剤/洗浄剤の取り扱いについ
て、何らの指示も与えなかった。この比較試験によって、特に良好な結果が得ら
れた。特に、その洗浄作用は良好であると評価された。
【0102】 特に良好な結果は、汚れ解離剤を活性成分(I)として使用した場合に得られ た。組成物RaまたはVa1に相当する混合物中に、2重量%までのポリウロン酸、カ
チオンポリマーおよび疎水化高分子両性電解質を、相互に独立して使用し、ビル
ダーは省略した。後段の洗浄サイクルにおいて、牛乳およびデンプンを含む汚れ
に対する洗浄性能は、無処理試料の場合よりも10〜30%良好であった。
【0103】 別の洗浄試験では、次のような出発組成物Raによる試料を使用した。この出発
組成物Raは、活性塩素(ジクロロシアヌレート)活性物質(I)を、一方ではタ ブレット中に均一に分布した状態で含み、他方では、本発明に従い活性塩素が他
の成分(特に酵素含有成分)から大きく分離されるような状態で含有する。均一
型タブレットは、2週間後の貯蔵安定性が著しく劣っており、このため、牛乳お よびデンプンに関する汚れ(シミ)に対し、満足のゆく洗浄作用を得ることがで
きなかった。本発明では、全く通常の組成の漂白系成分を、この例では凹部であ
る成形体領域に存在させたことに応用されている。この効果は、塩素成分とパラ
フィンの混合物を55℃にて、標準プログラムで使用すると、一層明らかである。
洗浄性能は、製造直後でさえ向上していた。その作用は貯蔵期間の経過と共に向
上した。特に、紅茶、牛乳、ごげた肉、卵およびデンプン混合物は、成形体領域
を有しないタブレット(すなわち均一に分布した活性成分(I)を有するタブレ ット)や市販の食器洗浄機用洗剤タブレットよりも、はるかに効果的に除去され
た。
【0104】 この効果は、40〜44℃の融点を有するパラフィンでも識別できた。この効果は
、46〜48℃の融点を有するパラフィンでは一層顕著である。洗浄効果は57〜60℃
の融点を有するパラフィンで特に顕著である。
【0105】 別の洗浄試験では、次のような出発組成物Raによる試料を使用した。この出発
組成物Raは、少量の金属触媒(Mn触媒、コバルト触媒(コバルト-ペンタアンミ ン-クロロ錯体)を含み、また1つの例ではn-メチルモルホリニウムアセトニト リルメチルスルフェート(MMA))漂白活性剤成分を、一方ではタブレット中に 均一に分布した状態で含み、他方では、本発明に従い当該活性成分が他の成分(
特に酵素含有成分)から大きく分離されるような状態で含有する。均一型タブレ
ットは、2週間後の貯蔵安定性が著しく劣っており、このため、牛乳およびデン プンに関する汚れに対する洗浄効果は、全く満足できるものではなかった。
【0106】 本発明では、全く通常の組成の漂白活性剤を、この例では凹部である成形体領
域に存在させたことに応用されている。
【0107】 この効果は、活性成分とパラフィンの混合物を55℃にて、標準プログラムで使
用すると、一層明らかである。洗浄性能は、製造直後でさえ向上していた。その
作用は貯蔵の経過につれて向上した。特に、紅茶、牛乳、ごげた肉、卵およびデ
ンプン混合物は、成形体領域を有しないタブレット(すなわち均一に分布した活
性成分(I)を有するタブレット)や市販の食器洗浄機用洗剤タブレットよりも 、はるかに効果的に除去された。
【0108】 この効果は、40〜44℃の融点を有するパラフィンでも認められた。この効果は
、46〜48℃の融点を有するパラフィンでは一層顕著だった。洗浄効果は57〜60℃
の融点を有するパラフィンでも明らかに区別することができる。
【0109】 別の試験では、界面活性剤を、一方ではタブレット中に均一な分布で、また他
方では、本発明に従い、界面活性剤成分が大きく他の成分から分離されるように
含有する試料を使用した。この例では、最終のリンス(すすぎ)効果を評価した
。界面活性剤とパラフィンの混合物を55℃にて、標準プログラムで使用したとこ
ろ、得られた作用は、成形体領域(I)を持たない(すなわち均一に分布した成 分(I)を有する)タブレットや市販の食器洗浄機用洗剤タブレットで得られる 作用よりも良好だった。
【0110】 これらの結果は、本発明のタブレットが従来の食器洗浄機用洗剤タブレットよ
りも優れていることを明らかに示している。
【0111】 本発明の成形体の利点をさらに説明するために、2つの領域を有する成形体を 製造した。すなわち、1つの成形体領域は、凹部を有するプレミックスの成形に
よって製造し、その凹部に、タブレット表面積の最大で40%を占める成形体領域 用のプレミックスを、突起付きトップパンチを使って押し込んだ。したがって、
この本発明の二層成形体は、2つの工程段階〔「凹部付き成形体の形成」と「そ の凹部の充填(表面積の最大で40%を占める成形体領域の形成)」〕によって製 造された。
【0112】 工程段階a):凹部付き成形体の形成 半楕円形の凹部を有する長方形の成形体(重量20g)をプレミックスの圧縮に よって作成した。プレミックスの組成、すなわち凹部付き成形体の組成(プレミ
ックスに対する重量%)を次の表10に示す。
【表10】:プレミックスの組成(重量%)
【0113】 この成形体の寸法は次の通りだった: 長さ 36mm 幅 26mm 高さ 18mm 凹部の深さ 5mm 凹部の半軸長 a=8.3mm b=11.5mm。
【0114】 この成形体の総表面積は、2×(36×26+36×18+26×18)=4,104 mm2。凹部
の表面が占める面積は、π×8.3×11.5=300mm2、すなわち成形体の表面積の7.3
%がその凹部によって占められた。 洗浄性能を測定するために、紅茶カップを汚し、家庭用洗浄機で洗浄した。
【0115】 (1)紅茶汚れの形成 蒸留釜で、16リットルの冷たい水道水(16°d)を短時間沸騰させた。ナイロ ンのネットに入れた96gの紅茶を、ふたをして5分間抽出した後、その紅茶を加熱
撹拌した浸漬タンクに移した。
【0116】 60個の紅茶カップを、煮出した温度70°のお茶に1分間隔で25回浸漬する。次 にそれらのカップをフックから外し、水切り台に乾燥するまで伏せておいた。
【0117】 (2)試験結果 (1)に記載したように形成した紅茶汚れに対するタブレットの洗浄性能は、 専門家によって視覚的に評価され、1〜10の評価点で採点された(0=洗浄されな
い。10=汚れの完全な除去)。
【0118】 紅茶に関する評価点は、主洗浄サイクルで55℃/水の硬度16°dの洗浄条件(す
なわち「硬度条件」)で得た。使用した食器洗浄機はMiele G 590(汎用プログ ラム)である。
【0119】 凹部付き成形体の凹部は、異なる組成の成形体中のMMA組成物(n-メチルモル ホリニウムアセトニトリルメチルスルフェート)から形成した。MMA組成物は、 成形体の表面積を最大で40%(この実施例では7.3%)占める成形体領域において
、100%存在する。
【0120】 プレミックスから製造した漂白剤含有凹部付き各タブレット(24g)に、1.3g のコアを詰めた。PEGを溶融し、固体を混和し、溶融物を予備形成した凹部に注 ぎ込むか、または物質単独での圧縮によって(E5、E6)、凹部付きタブレットを
充填処理した。種々の粉末混合物(したがってコア)の組成を次の表に示す。こ
の表は、充填されたコア/凹部タブレットの、(1)に従って形成した紅茶の汚れ
に対する洗浄性能も示している(試験条件は(2)を参照)。無充填の凹部付き タブレットの洗浄性能も比較のために測定した(V1)。成形体のより速く溶解す
る成形体領域にその80%以下が含まれる成分との直接比較も行なった(V2)。
【0121】
【表11】:コア(表面積の7.3%を占める成形体領域)の組成(重量%)および
コア/凹部付き成形体の洗浄性能 *n-メチルモルホリニウムアセトニトリルハイドロジェンスルフェート、純物質** n-メチルモルホリニウムアセトニトリルハイドロジェンスルフェート(MMA) 、担体上約50%(BASF)*** 測定していない。
【0122】 上の表から明らかなように、所定の成分を、最大で40%の表面積を占める成形 体領域に閉じ込めることは、当該成分を存在する量の80%を超える量で成形体領 域に存在させると、特に有効であることがわかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリスティアン・ニッチュ ドイツ連邦共和国デー−40591デュッセル ドルフ、オットー−ハーン−シュトラーセ 185番 (72)発明者 ユルゲン・ヘーラー ドイツ連邦共和国デー−40593デュッセル ドルフ、ライネンヴェーバーヴェーク20番 (72)発明者 ハンス−ヨーゼフ・ベアウイェアン ドイツ連邦共和国デー−41539ドルマゲン、 カール−フリードリッヒ−シンケル−シュ トラーセ43番 (72)発明者 トーマス・ミューラー−キルシュバウム ドイツ連邦共和国デー−42653ゾーリンゲ ン、リュツォヴシュトラーセ75番 (72)発明者 トーマス・ホルダーバウム ドイツ連邦共和国デー−40789モンハイム、 ホルバインシュトラーセ11番 Fターム(参考) 4H003 AC05 AC08 AC23 BA17 DA01 DA03 DA19 EA08 EA09 EA15 EA16 EA20 EB02 EB08 EB10 EB12 EB20 EB21 EB22 EB24 EB26 EB30 EB36 EB40 EC02 EC03 EE04 EE05 EE06 EE08 EE09 FA15 FA16 FA19 FA32 FA43

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビルダー、漂白剤および界面活性剤を含有する成形体におい
    て、 成分(I)は、存在する量の80重量%を超える量、好適には90重量%を超える 量、より好適には95重量%を超える量、最も好適には100重量%の量で、成形体 表面積の40%以下、好適には5〜30%、より好適には10〜25%、最も好適には15 〜20%を占める成形体領域内に含まれていることを特徴とする成形体。
  2. 【請求項2】 成分(I)は、塩素系漂白剤および/または酸素系漂白剤であ
    る請求項1記載の成形体。
  3. 【請求項3】 成分(I)は、漂白活性剤である請求項1記載の成形体。
  4. 【請求項4】 成分(I)は、銀保護剤および/または汚れ解離剤である請求
    項1記載の成形体。
  5. 【請求項5】 成分(I)は、酵素および/または界面活性剤である請求項1 記載の成形体。
  6. 【請求項6】 成分(I)は、溶解度制御用の成分である請求項1記載の成形
    体。
  7. 【請求項7】 成分(I)は、漂白剤および/または漂白活性剤および/また は銀保護剤および/または汚れ解離剤および/または酵素および/または界面活性 剤および/または溶解度制御用成分および/または他の成分の混合物である請求項
    1記載の成形体。
  8. 【請求項8】 成分(I)は、溶解度制御用成分と、漂白剤、漂白活性剤、 銀保護剤、汚れ解離剤、酵素および界面活性剤からなる群から選択される少なく
    とも1つの他の成分との混合物である請求項1記載の成形体。
  9. 【請求項9】 少なくとも1つの酸素系漂白剤として、過ホウ酸アルカリ金
    属塩、過炭酸アルカリ金属塩、有機過酸および過酸化水素からなる群から選ばれ
    る物質を使用する請求項1〜8のいずれかに記載の成形体。
  10. 【請求項10】 少なくとも1つの漂白剤として、トリクロロシアヌル酸、
    ジクロロシアヌレート、モノクロロシアヌレート、次亜塩素酸塩および他の代表
    的な塩素系漂白剤からなる群から選ばれる物質を使用する請求項1〜9のいずれか
    に記載の成形体。
  11. 【請求項11】 漂白活性剤として、好適にはポリアシル化アルキレンジア
    ミン、特にテトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、N-アシルイミド、特にN-
    ノナノイルスクシンイミド(NOSI)、アシル化フェノールスルホネート、特にn-
    ノナノイルまたはイソノナノイルオキシベンゼンスルホネート(n-またはiso-NO
    BS)、n-メチルモルホリニウムアセトニトリルメチルスルフェート(MMA)、お よび/または、漂白促進性遷移金属錯体、特に中心原子としてMn、Fe、Co、Cu、
    Mo、V、Tiおよび/またはRuを含有する錯体、好適にはマンガンおよび/またはコ バルトの塩および/または錯体、より好適にはコバルト(アンミン)錯体、コバ ルト(アセテート)錯体、コバルト(カルボニル)錯体、コバルトまたはマンガ
    ンの塩化物および/または硫酸マンガンを使用する請求項1〜11のいずれかに記載
    の成形体。
  12. 【請求項12】 前記ビルダーとして、グルコン酸塩、低分子量ポリカルボ
    ン酸およびその塩、ホモポリマーおよびコポリマーポリカルボン酸並びにそれら
    の塩、炭酸塩、リン酸塩、およびケイ酸塩、好適にはクエン酸三ナトリウムおよ
    び/またはトリポリリン酸五ナトリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、
    グルコン酸ナトリウム、二ケイ酸塩およびメタケイ酸塩のようなケイ酸塩ビルダ
    ーからなる群から選ばれる1またはそれ以上の物質を使用する請求項1〜11のいず
    れかに記載の成形体。
  13. 【請求項13】 前記ビルダー系として、トリポリリン酸塩と炭酸ナトリウ
    ムとの混合物を含む請求項1〜12のいずれかに記載の成形体。
  14. 【請求項14】 前記ビルダー系として、トリポリリン酸塩と炭酸ナトリウ
    ムと二ケイ酸ナトリウムとの混合物を含む請求項1〜13のいずれかに記載の成形 体。
  15. 【請求項15】 前記界面活性剤は、非イオン性界面活性剤、好適には低発
    泡性の非イオン性界面活性剤、より好適にはアルコキシル化および/またはプロ
    ポキシル化脂肪アルコール、アルキルポリグリコシド、アルキルポリグルカミド
    およびこれらの混合物からなる群から選択される請求項1〜14のいずれかに記載 の成形体。
  16. 【請求項16】 前記銀保護剤として、トリアゾール、ベンゾトリアゾール
    、ビスベンゾトリアゾール、アミノトリアゾール、アルキルアミノトリアゾール
    および遷移金属の塩または錯体からなる群から選択される少なくとも1つの物質
    を使用する請求項1〜15のいずれかに記載の成形体。
  17. 【請求項17】 前記銀保護剤として、ベンゾトリアゾールおよび/または アルキルアミノトリアゾールを使用する請求項16記載の成形体。
  18. 【請求項18】 遷移金属塩は、マンガンの塩または錯体、コバルトの塩ま
    たは錯体、好適にはコバルト(アミン)錯体、コバルト(アセテート)錯体、コ
    バルト(カルボニル)錯体、コバルト塩化物、マンガン塩化物および硫酸マンガ
    ンからなる群から選ばれる請求項16記載の成形体。
  19. 【請求項19】 少なくとも1つの溶解度制御用成分をさらに含有する請求
    項1〜18のいずれかに記載の成形体。
  20. 【請求項20】 パラフィン、マイクロワックスおよび高分子量ポリエチレ
    ングリコールからなる群から選ばれる溶解遅延剤を含有する請求項19記載の成形
    体。
  21. 【請求項21】 成形体の総溶解時間は、通常の食器洗浄機のプレリンスサ
    イクル期間よりも長い請求項20記載の成形体。
  22. 【請求項22】 有機酸、例えばクエン酸、クエン酸と重炭酸塩の混合物、
    セルロースおよびセルロース誘導体からなる群から選ばれる溶解促進剤を含有す
    る請求項19記載の成形体。
  23. 【請求項23】 成形体全体の総溶解時間は、通常の食器洗浄機の主洗浄サ
    イクル期間よりも短い請求項22の成形体。
  24. 【請求項24】 漂白系成分、特に塩素系漂白剤は、香料成分と共に、1つ
    の層を構成しない請求項1〜23のいずれかに記載の成形体。
  25. 【請求項25】 銀保護剤は、漂白系成分と一緒に構成されない請求項1〜2
    4のいずれかに記載の成形体。
  26. 【請求項26】 溶解度制御用成分は、漂白活性剤と一緒に構成される請求
    項1〜19のいずれかに記載の成形体。
  27. 【請求項27】 溶解度制御用成分は、酵素と一緒に構成される請求項1〜2
    6のいずれかに記載の成形体。
  28. 【請求項28】 溶解度制御用成分は、漂白剤と一緒に構成される請求項1 〜21のいずれかに記載の成形体。
  29. 【請求項29】 溶解度制御用成分は、銀保護成分と一緒に構成される請求
    項1〜22のいずれかに記載の成形体。
  30. 【請求項30】 溶解度制御用成分は、界面活性剤または界面活性剤混合物
    と一緒に構成され、その用量は、界面活性剤または界面活性剤混合物全量の少な
    くとも50重量%、好適には70重量%を越える量、より好適には90重量%を越える
    量である請求項1〜29のいずれかに記載の成形体。
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