JP2002500272A - 特殊な形態を有する洗剤成形体 - Google Patents

特殊な形態を有する洗剤成形体

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JP2002500272A JP2000527622A JP2000527622A JP2002500272A JP 2002500272 A JP2002500272 A JP 2002500272A JP 2000527622 A JP2000527622 A JP 2000527622A JP 2000527622 A JP2000527622 A JP 2000527622A JP 2002500272 A JP2002500272 A JP 2002500272A
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トーマス・ミューラー−キルシュバウム
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    • C11D17/00Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties
    • C11D17/0047Detergents in the form of bars or tablets
    • C11D17/0065Solid detergents containing builders
    • C11D17/0073Tablets
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Abstract

(57)【要約】 本発明の洗剤/洗浄剤成形体は、三方向から、成形体の他の成分によって空間的に正確に囲まれているような成形体領域を有する。この成形体領域は、成分(I)を、存在する全量の80重量%を超える量、好適には90重量%を超える量、より好適には95重量%を超える量、最も好適には100重量%の量で含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、洗剤成形体、主として家庭において特に機械に使用されるタブレッ
ト、洗剤成形体の製法および使用に関する。タブレットとして、食器洗浄機用洗
剤タブレット、洗濯洗剤タブレット、漂白剤タブレット、染み抜き剤タブレット
または軟水化剤タブレットなどが例示される。
【0002】 (従来の技術) 洗剤成形体、特にタブレットは、取り扱いが容易で、投入が簡単で、包装容量
も小さいなど、粉末状組成物よりも有利な点がいくつもある。
【0003】 残念ながら、タブレットは、その十分な寸法安定性と耐破壊性を達成すべく、
粉末状成分の圧縮に際して比較的高い圧力をかける必要があるため、ある種の問
題が生じる。すなわち、タブレットは、大きな圧縮力を受けるため、しばしば、
感受性の高い洗剤成分(漂白剤、香料、酵素、銀保護剤、色素、界面活性剤など
)は、その貯蔵安定性が不十分になったり、同じ成分量を含む別の洗剤形態に比
し、その性能(特にお茶、牛乳、デンプンなどの汚れに対する性能)が低下した
り、場合により、洗浄されるデリケートな材料の保護が不十分になったり、洗剤
使用時の崩壊性や溶解性が損なわれることになる。
【0004】 先行特許文献によれば、これらの問題のいくつかは解決したと、称している。
【0005】 しかし多くの場合、消費者は、特許文献開示の性能上の利点を再現することが
できない。したがって、洗剤成形体の製造業者は、消費者が満足するようなタブ
レットを提供するという、重要な課題に直面している。
【0006】 したがって、本発明が解決しようとする課題は、高性能であって扱いやすく、
かつ、消費者が十分に満足するような高い貯蔵安定性や、最小の包装容量や、優
れた芳香特性や、所定の溶解度特性などを有する洗剤成形体、主として家庭にお
いて特に機械に使用されるタブレット、特に洗濯洗剤タブレット、染み抜き剤タ
ブレット、軟水化剤タブレットなどを提供することである。
【0007】 (発明の開示) 驚くべきことに、上記課題は、ある種の成分(I)(以下、活性成分(I)とも
言う。)を、主として所定の成形体領域に配置させ、この所定の成形体領域を、
その三方向から、成形体の他の成分によって空間的に正確に囲んでいるような成
形体によって解決できることが判明した。
【0008】 したがって、本発明は、ビルダー、漂白剤および界面活性剤を含有する成形体
において、 成分(I)を(以下、活性成分(I)とも言う。)、存在する全量の80重量%を
超える量、好適には90重量%を超える量、より好適には95重量%を超える量、最
も好適には100重量%の量で含有する成形体領域は、その三方向から、成形体の 他の成分によって空間的に正確に囲まれていることを特徴とする成形体を提供す
る。
【0009】 活性成分(I)は、塩素系および/または酸素系漂白剤類から選ばれる漂白剤 、漂白活性剤、銀保護剤、汚れ解離剤、酵素、界面活性剤または溶解度制御用の
成分(またはコンパウンド)などであってもよい。またしかし活性成分(I)は 、これらの成分の混合物であってもよい。
【0010】 本発明の好適な一具体例によれば、活性成分(I)は、溶解度制御用成分と、 漂白剤、漂白活性剤、銀保護剤、汚れ解離剤、酵素および界面活性剤からなる群
から選択される少なくとも1つの他の物質との混合物である。
【0011】 活性成分(I)を含有する成形体領域の溶解度、表面積、圧縮度などは、その タブレット全体の特性に対し、重要な影響を与えうる。
【0012】 本発明によれば、好適には、活性成分(I)の、80重量%を超える量、好適に は90重量%を超える量、より好適には95重量%を超える量、最も好適には100重 量%の量は、成形体の40容量%以下、好適には1〜30容量%、より好適には2〜25
容量%、最も好適には3〜20容量%の領域に存在する。
【0013】 本発明の好適な一具体例によれば、活性成分(I)を、存在する量の80重量% を超える量、好適には90重量%を超える量、より好適には95重量%を超える量、
最も好適には100重量%の量で含有する成形体領域が、成形体の残部領域の溶解 速度よりも、5%を越える速度、好適には10%を越える速度、より好適には50% を越える速度、特に好適には100%を越える速度で溶解することができれば、総 体的に良好な結果が得られる。
【0014】 本発明の好適な一具体例によれば、活性成分(I)を含む領域は、成形体表面 積の40%以下、好適には5〜30%、より好適には10〜25%、最も好適には15〜20 %を占有し、この活性成分(I)は、存在する量の80重量%を超える量、好適に は90重量%を超える量、より好適には95重量%を超える量、最も好適には100重 量%の量で、当該成形体領域に含まれる。
【0015】 溶解度 溶解度は、溶解性促進用の成分/コンパウンド(崩壊剤)または溶解性遅延用
の成分/コンパウンドによって影響を受けうる。
【0016】 好適な崩壊剤は、先行技術から知られている任意の崩壊剤である〔特に、Roem
pp(9版、6巻、4,440頁)およびVoigt「Lehrbuch der pharmazeutischen Techno
logie」(6版、1998年)、参照〕。特に好適な崩壊剤は、デンプン、セルロース
、セルロース誘導体、アルギン酸塩、デキストラン、架橋ポリビニルピロリドン
などの物質;弱酸と炭酸塩とを含む崩壊剤系、特に、クエン酸および酒石酸と炭
酸水素塩または炭酸塩と組み合わせた崩壊剤系;およびポリエチレングリコール
ソルビタン脂肪酸エステルである。
【0017】 崩壊剤の使用は特許文献から知られている。すなわちDE 938 566によれば、圧
縮に先立ってアセチルサリチル酸を顆粒形態に変換し、注意深くしかし完全に乾
燥した後、この乾燥顆粒に高分散シリカを被覆している。次に、高分散シリカで
粉末化した、このアセチルサリチル酸顆粒は、粉末または顆粒形態の他のタブレ
ット成分と混合し、タブレットに圧縮することができる。高分散シリカのバリヤ
ー層は、絶縁層として機能するだけでなく、望ましくない反応から保護する機能
を奏し、また長期間の貯蔵後、そのタブレットの迅速な崩壊に貢献する。
【0018】 DE 12 28 029の開示によれば、粉末混合物を、予備的な顆粒化を行なうことな
くセルロース粉末および所望により高分散シリカと混合し、得られた混合物を、
好適には粉砕後に圧縮して、タブレットを製造している。
【0019】 DE 41 21 127によれば、医薬錠剤の製造に特に有効な崩壊剤は、セルロース粒
子の表面に被覆材料を固定させてなる。この崩壊剤は、微粒子形態で使用され、
その平均粒径は、200μm未満が特に有利であると、称している。したがって、一
般に、前記した第1群の崩壊剤に属するような従来の錠剤用崩壊剤では、崩壊剤
を、圧縮工程の前に、非常に微細な粒子形態で、微粒子または顆粒形態の他の錠
剤成分と混合するか、または崩壊剤を他の錠剤成分で被覆処理または粉末化処理
している。
【0020】 EP-B-0 523 099の開示によれば、医薬品の製造に採用されている崩壊剤は、洗
剤または洗浄剤組成物にも使用できるとしている。開示された崩壊剤には、ベン
トナイトなどの膨潤性層状ケイ酸塩、デンプン系/セルロース系天然材料および
その誘導体、アルギン酸塩など、ジャガイモデンプン、メチルセルロースおよび
/またはヒドロキシプロピルセルロースが包含される。これら崩壊剤は、圧縮さ
れる顆粒に対し、混合または混和することができる。
【0021】 またWO-A-96/06156の開示によれば、洗剤タブレット中に崩壊剤を混和するこ
とが有利である。この場合も、代表的な崩壊剤として、微結晶質セルロース、ソ
ルビトールなどの糖類、層状ケイ酸塩、特にベントナイト型/スメクタイト型の
微粒子膨潤性層状ケイ酸塩などが例示される。また、クエン酸、重硫酸塩、重炭
酸塩、炭酸塩、過炭酸塩などの発泡性物質も可能な崩壊剤として例示される。
【0022】 EP-A-0 466 485、EP-A-0 522 766、EP-A-0 711 827、EP-A-0 711 828およびEP
-A-0 716 144は、粒径180〜2,000μmの圧縮粒状材料を使用する洗剤タブレット の製造を開示する。得られるタブレットは、均一構造と不均一構造の両構造を有
することができる。EP-A-0 522 766によれば、少なくとも界面活性剤とビルダー
とを含有する粒子に、結合剤/崩壊剤の溶液/分散液を被覆している。結合剤/
崩壊剤として、特にポリエチレングリコールが使用され、また他の結合剤/崩壊
剤として、前記したような崩壊剤、例えばデンプンおよびその誘導体、市販のセ
ルロース誘導体、例えば架橋および変性セルロース、微結晶質セルロース繊維、
架橋ポリビニルピロリドン、層状ケイ酸塩などが例示されている。また、炭酸塩
含有源と併用されるクエン酸や酒石酸などの弱酸も被覆材料として使用でき、こ
れらの酸は、水との接触によって発泡作用を示すもので、Roemppの定義によれば
第2群の崩壊剤に属する。
【0023】 DE 197 10 254(現時点で未公開)の開示内容をもって、本明細書の記載とす る。この文献に開示の崩壊剤は、最大で1重量%、好適には1重量%未満のダスト
が存在し、かつダストを含む崩壊剤顆粒全量の10重量%未満の粒径が0.2mm未満 であるような粒径分布(ふるい分析)を有する。有利には、崩壊剤顆粒の少なく
とも90重量%は、少なくとも0.2mmで最大3mmの粒径を有する。このような崩壊剤
は本発明の目的に特に適している。
【0024】 有機酸からなる群に属する崩壊剤も好適であり、例えば、クエン酸、クエン酸
/重炭酸塩の混合物、セルロースおよびその誘導体などが例示される。崩壊剤が
成形体中に存在する場合、成形体全体の溶解時間は、従来技術の食器洗浄機の主
洗浄サイクルに要する処理時間よりも短いことが好適であり、40分未満、好適に
は30分未満、より好適には20分未満、最も好適には10分未満である。
【0025】 一般に、先行技術において詳細に開示のパラフィン、マイクロワックス、高分
子量ポリエチレングリコールなどは、溶解性遅延剤として使用することができる
。DE 197 27 073(現時点で未公開)に開示の混合物は、本発明に使用するのに 特に適しており、この特許明細書の開示をもって、本明細書の記載とする。
【0026】 成形体は、溶解性遅延用の成分を含有する場合、その全体の溶解時間(冷水20
℃)は、好適にも、市販の食器洗浄機のプレリンス(前すすぎ)サイクル時間よ
りも長く、5分を越える時間、好適には10分を越える時間である。
【0027】 成形体の一般的形態の説明 本発明の成形体は、先行特許文献や標準的な専門文献(例えばRiedel, Die Ta
blette)に記載されているような、いずれの三次元形態もとることができる。活
性成分(I)を含んでいる成形体領域も、特定の三次元形態に制限されない。し かし、実用的な理由から、空間的に1つの方向に5mmを超える寸法が好ましい。
【0028】 成形体の特殊形態の説明 本発明の好適な一具体例によれば、本発明は、既知の構造を有する均一型また
は不均一型成形体を提供する。
【0029】 本発明の成形体は、特に円柱状タブレットであり、これは、好適には15〜60 m
m、より好適には30±10 mmの直径を有する。このようなタブレットの高さは、好
適には5〜30 mm、より好適には15〜28mmである。特に好適には、成形体の直径は
、32、33、34、35、36、37、38または39 mmであることがわかっている。特定に 好適な具体例では、タブレットの高さは、24、25、26、27または28mmである。
【0030】 しかし、成形体の底面として、正方形、長方形、台形、楕円形、不規則形態な
どを有利に使用することができる。稜の長さは、好適には15〜60 mm、より好適 には30±10 mmである。
【0031】 各成形体(特にタブレット)の重量は、成形体またはタブレット1つ当たり15
〜60gが好ましく、20〜40gがより好ましい。これに対し、成形体またはタブレッ
トの密度は、通常1 kg/dm3を超える値、好適には1.1〜1.4 kg/dm3のようであ る。
【0032】 本発明によれば、特定の用途や、水の硬度範囲や、除去される汚れの性質など
に応じて、1またはそれ以上の成形体、例えば2〜4つの成形体、特にタブレット を使用することができる。本発明の他の成形体はさらに小さい(例えば10 mmほ どの)直径または寸法を有することができる。
【0033】 本明細書に用いられる「均一型成形体」なる用語は、成形体の各成分(活性成分
(I)を含む成形体領域を除く)が、この各成分と活性物質の間の相違が肉眼で は判別できないほどに均一に分布しているような成形体を意味する。もちろん、
使用する固体の顆粒構造は、識別することができる。本発明の好適な一具体例に
よれば、活性成分(I)を含む成形体領域を除き、他の成形体領域(層)はただ 1つだけ存在する。
【0034】 したがって、本明細書に用いられる「不均一型成形体」なる用語は、活性成分(
I)以外の成分は均一に分布している必要のないような成形体を意味する。簡単 な一例として、不均一型成形体は、例えば異なる着色剤成分および/または異な
る芳香剤成分の添加によって製造することができる。
【0035】 本発明に従い、非均一型(不均一型)成形体として扱われる別の例は、活性成
分(I)を含む成形体領域の他に、数個の層(相)、すなわち少なくとも2つの層
からなる成形体が圧縮される場合である。例えば、これらの種々の層は、異なる
崩壊および溶解速度を有することができ、そして/または、異なる成分を含有す
ることができる。これにより、成形体は、有利な性能特性を得ることができる。
例えば、タブレットが相互に悪影響を及ぼしうるような複数の成分を含有する場
合、これらの成分を相互に分離させることができる。洗浄装置において、洗浄の
条件が特定の順序で構成される場合、1つ(またはそれ以上)の成分をより速く
、崩壊および/または溶解する層に組み込む一方、他の成分をより遅く溶解する
層に組み込むことができ、これにより、一方の成分は、前もって作用させるか、
または他の成分の溶解開始時までに反応を終了させることができる。
【0036】 本発明の好適な一具体例によれば、活性成分(I)を含む成形体領域の他に、 別の層として、2つの層が存在する。特に好適には、これら2つの層の容量比は
、10:1〜1:10、好適には5:1〜1:5、より好適には2:1〜1:2である。
【0037】 別の特に好適な具体例は、別の層として、3つまたはそれ以上の層が存在する 。
【0038】 成形体の層構造は、堆積型をとることができ、これは、外層が完全に溶解また
は崩壊する前に、内層は、その端部で溶解することができる。しかしながら、こ
れとは別の態様として、内層の側面外側に別の層を配置して、内層を完全に包囲
し、これにより、内層の構成成分が時期尚早に溶解することを防止/遅延させる
ことができる。
【0039】 本発明の別の好適な具体例によれば、タブレットは、少なくとも3層(即ち2
つの外層+少なくとも1つの内層)からなる。この場合、内層の少なくとも1つ
においてペルオキシ漂白剤が存在する一方、2つの外層(堆積型タブレット)ま
たは最も外側の層(シェル型またはジャケット型タブレット)には、ペルオキシ
漂白剤を存在させない。別の可能な態様において、ペルオキシ漂白剤および漂白
活性剤または漂白触媒および/または酵素は、同じタブレット/成形体において
、相互に空間的に隔てて存在させることができる。このような具体例は、本発明
の成形体において、望ましくない相互反応のいずれの危険をも排除しうるという
、利点を有する。
【0040】 本発明の好適な一具体例によれば、漂白系成分、特に塩素成分は、芳香剤成分
と一緒になって1つの層を構成しない。本発明の別の好適な具体例によれば、銀
保護剤成分は、漂白成分と一緒に構成しない。本発明の別の好適な具体例によれ
ば、溶解度制御用成分は、漂白活性剤と一緒になって構成される。本発明の別の
好適な具体例によれば、溶解度制御用成分は酵素と一緒に構成される。本発明の
別の好適な具体例によれば、溶解度制御用成分は漂白剤と一緒に構成される。本
発明の別の好適な具体例によれば、溶解度制御用成分は、銀保護剤成分と一緒に
構成される。本発明の別の好適な具体例によれば、溶解度制御用成分は、界面活
性剤全量または界面活性剤混合物全量の少なくとも50重量%、好適には70重量%
を超える量、より好適には90重量%を超える量と一緒に構成される。
【0041】 成形体の製造法 本発明の成形体は、成形体の製造に通常使用される、いずれの方法によっても
製造することができる。
【0042】 いくつかの具体例によれば、活性成分(I)を含む成形体領域を、液体の形態 (ごく一般的には溶液および/または溶融物の形態)で、所望により高温で、包
囲成分の予備形成凹部内に導入し、次いで、成形体領域を、常法(ごく一般的に
は乾燥法および/または冷却法)によって固化させることが特に好適であること
が判明した。また、粘度は、1,500 mPasを超える値、好適には2,000 mPasを超え
る値、より好適には2,000〜15,000 mPas、最も好適には2,500〜7,000 mPas、特 に有利には3,000〜4,000 mPasの値が、特に有効であることが判明した。
【0043】 担体材料 活性成分(I)は、溶融担体材料と組み合わせることが特に有効であることが 判明した。溶融担体材料は、原則として、室温または特に室温を超える温度で、
固化するような物質である。
【0044】 本発明によれば、特に好適な担体材料は、非イオン性界面活性剤(登録商標:
Dehypon T104、登録商標:Dehypon LS54、登録商標:Dehydol LS30、登録商標:
Lutensol AT80)、種々の分子量のポリエチレングリコール(PEG400、12,000) 、セッケン(登録商標:Lorol C16)、ステアレート(登録商標:Cutina GMS) 、増粘苛性ソーダおよび溶融性塩、例えば炭酸ナトリウム十水和物などであるこ
とが判明した。各成分の長所と短所は専門家が試験で再現できる。
【0045】 現時点で未公開のDE 197 27 073(その開示は特に本明細書の一部としてここ に含まれるものとする)に挙げられている混合物の使用は、本発明の目的に特に
適している。
【0046】 本発明の別の好適な一具体例によれば、成形体の一部および/または成形体の
成分は、その強度、含水率および溶解度に良好な影響を与えるために、照射マイ
クロ波への暴露によって処理することができる。
【0047】 しかし、各成分を単に圧縮するだけでもよい。この場合、粉末および顆粒に加
え、最終の成形体よりも寸法が小さいマイクロタブレットおよび成形体を使用す
ることができる。
【0048】 酸素系漂白剤 本発明に従い使用される、具体的な活性成分(I)は、酸素系漂白剤、好適に は過ホウ酸アルカリ金属塩およびその水和物、および過炭酸アルカリ金属塩であ
り、本発明では過ホウ酸ナトリウム(一水和物もしくは四水和物)または過炭酸
ナトリウムおよびその水和物を使用することが好ましい。過硫酸塩も使用するこ
とができる。
【0049】 しかし、他の代表的な酸素系漂白剤として、有機過酸を使用することができる
。好適な有機酸として、特に、非常に有効なフタルイミドペルオキシカプロン酸
が例示されるが、原則として他の既知の過酸も使用することができる。
【0050】 漂白活性剤 本発明によれば、活性成分(I)として、漂白活性剤を使用することができる 。既知の漂白活性剤は、1またはそれ以上のN-またはO-アシル基を含有する化合 物であり、例えば無水物、エステル、イミドおよびアシル化イミダゾールまたは
オキシム類から選択される化合物である。その例として、テトラアセチルエチレ
ンジアミン(TAED)、テトラアセチルメチレンジアミン(TAMD)、テトラアセチ
ルへキシレンジアミン(TAHD)、ペンタアセチルグルコース(PAG)、1,5-ジア セチル-2,2-ジオキソヘキサヒドロ-1,3,5-トリアジン(DADHT)、無水イサト酸 (ISA)などが例示される。
【0051】 使用される漂白活性剤は、過加水分解(パーヒドロリシス)条件下に、脂肪族
ペルオキソカルボン酸、好適にはC1 10(好適にはC2 4)脂肪族ペルオキソカ ルボン酸および/または非置換または置換過安息香酸を形成するような化合物で
ある。上記数の炭素原子を有するO-および/またはN-アシル基および/または非
置換もしくは置換したベンゾイル基を含んでいる物質が、好適である。好適な漂
白活性剤として、ポリアシル化アルキレンジアミン、特にテトラアセチルエチレ
ンジアミン(TAED)、アシル化トリアジン誘導体、特に1, 5-ジアセチル-2,4-ジ
オキソヘキサヒドロ-1, 3, 5-トリアジン(DADHT)、アシル化グリコールウリル
、特にテトラアセチルグリコールウリル(TAGU)、N-アシルイミド、特にN-ノナ
ノイルスクシンイミド(NOSI)、アシル化フェノールスルホネート、特にn-ノナ
ノイルまたはイソノナノイルオキシベンゼンスルホネート(n-またはiso-NOBS)
、カルボン酸無水物、特に無水フタル酸、アシル化多価アルコール、特にトリア
セチン、エチレングリコールジアセテート、および2,5-ジアセトキシ-2,5-ヒド ロフラン、n-メチルモルホリニウムアセトニトリルメチルスルフェート(MMA) などが挙げられる。さらに好適な漂白活性剤として、エノールエステル(DE 196
16 693およびDE 196 16 767、参照)、アセチル化ソルビトール、マンニトール
およびそれらの混合物(EP 0 525 239, SORMAN)、アシル化糖誘導体、特にペン
タアセチルグルコース(PAG)、ペンタアセチルフルクトース、テトラアセチル キシロースおよびオクタアセチルラクトース、アセチル化(所望によりN-アルキ
ル化)グルカミンおよびグルコノラクトンおよび/またはN-アシル化ラクタム、
例えば、N-ベンゾイルカプロラクタム(WO94/27970、WO94/28102、WO94/2810
3、WO95/00626、WO95/14759およびWO95/17498)などが例示される。また、親
水性置換アシルアセタール(DE 196 16 769)およびアシルラクタム(ドイツ特 許出願DE 196 16 770およびWO95/14075)を使用することも好適である。また、
通常の漂白活性剤の組み合わせ(ドイツ特許出願DE 44 43 177)も使用すること
ができる。このような漂白活性剤は、洗剤/洗浄剤全体を基準に、通常の量、好
適には1〜10重量%、より好適には2〜8重量%の量で使用する。
【0052】 漂白触媒 前記した従来の漂白活性剤に加えて、またはこれに代えて、スルホンイミド(
欧州特許EP 0 446 982、EP 0 453 003)および/または漂白促進遷移金属塩また
は遷移金属錯体を、いわゆる漂白触媒として使用することができる。好適な遷移
金属化合物として、特に次のような物質が例示される:ドイツ特許出願DE 195 2
9 905記載のマンガン-、鉄-、コバルト-、ルテニウム-またはモリブデン-セレン
錯体およびそれらのN-類似化合物(ドイツ特許出願DE 196 20 267)、ドイツ特 許出願DE 195 36 082記載のマンガン-、鉄-、コバルト-、ルテニウム-またはモ リブデン-カルボニル錯体、ドイツ特許出願DE 196 05 688記載の窒素含有三脚状
配位子を含むようなマンガン、鉄、コバルト、ルテニウム、モリブデン、チタン
、バナジウムおよび銅錯体、ドイツ特許出願DE 196 20 411記載のコバルト-、鉄
-、銅-およびルテニウム-アンミン錯体、ドイツ特許出願DE 44 16 438記載のマ ンガン、銅およびコバルト錯体、欧州特許出願EP 0 272 030記載のコバルト錯体
、欧州特許出願EP 0 693 550記載のマンガン錯体、欧州特許EP 0 392 592記載の
マンガン、鉄、コバルトおよび銅錯体、欧州特許EP 0 443 651または欧州特許出
願EP 0 458 397、EP 0 458 398、EP 0 549 271、EP 0 549 272、EP 0 544 490お
よびEP 0 544 519記載のマンガン錯体。漂白活性剤と遷移金属漂白触媒との組み
合わせは、例えばドイツ特許出願DE 196 13 103およびWO 95/27775から知られ ている。好適には、ポリアシル化アルキレンジアミン、特にテトラアセチルエチ
レンジアミン(TAED)、N-アシルイミド、特にN-ノナノイルスクシンイミド(NO
SI)、アシル化フェノールスルホネート、特にn-ノナノイルまたはイソノナノイ
ルオキシベンゼンスルホネート(n-またはiso-NOBS)、MMAからなる群から選択 される漂白活性剤を使用し、その用量は、洗剤/洗浄剤全体を基準に、好適には
10重量%まで、より好適には0.1〜8重量%、最も好適には2〜8重量%、特に好適
には2〜6重量%である。
【0053】 漂白促進遷移金属錯体、特に、中心原子としてMn、Fe、Co、Cu、Mo、V、Tiお よび/またはRuを含有する錯体、好適にはマンガンおよび/またはコバルトの塩
および/または錯体、より好適にはコバルト(アンミン)錯体、コバルト(アセ
テート)錯体、コバルト(カルボニル)錯体、コバルトまたはマンガンの塩化物
および硫酸マンガンは、代表的な量で存在する。その好適な用量は、好適には洗
剤/洗浄剤全体を基準に、5重量%までの量、より好適には0.0025〜1重量%の量
、最も好適には0.01〜0.25重量%の量である。しかし特別な場合は、より多量の
漂白活性剤も使用することができる。
【0054】 防食剤 本発明の食器洗浄機用洗剤は、食卓用食器類または食器洗浄機自体を保護する
ため、活性成分(I)として防食剤を含有することができる。食器洗浄機の保護 にとって、銀保護剤が特に重要である。既知の防食剤、例えばDE 43 25 922、DE
41 28 672およびDE 43 38 724に記載の物質などを使用することができる。特に
、トリアゾール、ベンゾトリアゾール、ビスベンゾトリアゾール、アミノトリア
ゾール、アルキルアミノトリアゾールおよび遷移金属塩または遷移金属錯体から
なる群から選択される銀保護剤を一般に使用することができる。ベンゾトリアゾ
ールおよび/またはアルキルアミノトリアゾールが、特に好適である。加えて、
食器洗浄用洗剤は、しばしば銀表面の腐食を明確に減少させうるような、活性塩
素含有防食剤を含む。上記文献によれば、無塩素の食器洗浄用洗剤は、特に、二
価および三価フェノールのような、酸素および窒素を含有する酸化還元活性の有
機化合物を含み、その例として、ヒドロキノン、ピロカテコール、ヒドロキシヒ
ドロキノン、没食子酸、フロログルシノール、ピロガロール、これら化合物の誘
導体が例示される。またしばしば、塩型および錯体型の無機化合物、例えばMn、
Ti、Zr、Hf、V、Co、Ceなどの金属塩も使用される。これらのうち、マンガンお よび/またはコバルトの塩および/または錯体からなる群から選択される遷移金
属塩が好適であり、コバルト(アンミン)錯体、コバルト(アセテート)錯体、
コバルト(カルボニル)錯体、コバルトまたはマンガンの塩化物および硫酸マン
ガンが、特に好適である。また亜鉛化合物も、食卓用食器類の腐食を防止するの
に使用することができる。 汚れ解離剤 本発明に使用される、具体的な活性成分(I)は、いわゆる汚れ解離剤であっ て、これは、1回目の洗浄後に、表面の再汚染を防止したり、既に除去した汚れ
の分離を促進させるような物質である。
【0055】 本発明に使用される汚れ解離剤には、既知のいずれの化合物も包含される。例
えば、特に、以下の文献記載のカチオンポリマーが好適である。
【0056】 EP-A-0 167 382、EP-A-0 342 997およびDE-OS 26 16 404によれば、カチオン ポリマーを洗浄剤組成物に添加して、食器などの表面に線条痕を残さずに洗浄す
ることができる。
【0057】 EP-A-0 167 382は、カチオンポリマーを増粘剤として含有する液体洗浄剤組成
物を開示する。特に好適なカチオンポリマーとして、ヒドロキシプロピルトリメ
チルアンモニウムグアー、メタクリル酸アミノエチルとアクリルアミドとのコポ
リマー、ジメチルジアリルアンモニウムクロリドとアクリルアミドとのコポリマ
ーなどが例示されている。
【0058】 EP-A-0 342 997は、カチオンポリマーを含む多目的洗浄剤を開示し、特にイミ
ノ基を含有するポリマーを採用している。
【0059】 DE-OS 26 16 404は、カチオン性セルロース誘導体を含有するガラス洗浄剤組 成物を開示する。このカチオン性セルロース誘導体を組成物中に添加することに
よって、より良好な水切りを確保して、線条痕がガラス表面上に残らないような
洗浄を達成している。
【0060】 EP-A-0 467 472は、例えば、汚れ解離剤として、カチオン性のホモポリマーお
よび/またはコポリマーを含有する硬質表面用洗浄剤組成物を開示する。これら
のポリマーは、四級化アンモニウムアルキルメタクリレート基をモノマー単位と
して含有する。これらの合物は、2回目の洗浄の際に硬質表面から汚れをより容
易に洗い落とせるように、硬質表面を処理するのに使用される。
【0061】 汚れ解離剤として、特に好適なカチオン性ポリマーは次のとおりである:トリ
アルキルアンモニウムアルキルアクリレート(メタクリレート)またはアクリル
アミドモノマーなどのコポリマー;ジアルキルジアリルジアンモニウム塩;多糖
類のエーテルまたはエステルと、側鎖アンモニウム基とのポリマー類似反応生成
物、特にグアー、セルロースおよびデンプン誘導体;アンモニウム基含有化合物
の酸化エチレン重付加物;四級エチレンイミンポリマー、および四級側鎖基を含
有するポリアミドおよびポリエステル。
【0062】 さらに汚れ解離剤として、天然のポリウロン酸およびその関連物質も好適であ
り、また高分子両性電解質および/または疎水化高分子両性電解質も好適である
【0063】 酵素 本発明によれば、洗剤/洗浄剤全量を基準に、0〜5重量%の酵素を添加するこ
とによって、洗剤/洗浄剤の洗浄性能を向上させ、またより温和な条件下に同じ
品質の洗浄性能を保証することができる。最も一般に使用される酵素として、脂
肪分解酵素(リパーゼ)、デンプン加水分解酵素(アミラーゼ)、セルラーゼお
よびタンパク分解酵素(プロテアーゼ)が例示される。好適なプロテアーゼは、
例えばBLAP(登録商標)140(Biozym)、Optimase(登録商標)M-440およびOpti
clean(登録商標)M-250(Solvay Enzymes);Maxacal(登録商標)CXおよびMax
apem(登録商標)またはEsperase(登録商標)(Gist Brocades社)、Savinase (登録商標)(Novo)などである。特に好適なセルラーゼおよびリパーゼは、各
々、Celluzym(登録商標)0,7TおよびLipolase(登録商標)30T(Novo Nordisk 社)である。特に好適なアミラーゼは、Duramyl(登録商標)およびTermamyl( 登録商標)60TおよびTermamyl(登録商標)90T(Novo)、Amylase-LT(登録商標
)(Solvay Enzymes社)およびMaxamyl(登録商標)P 5000(Gist Brocades)で
ある。他の酵素も使用することができる。
【0064】 他の洗剤/洗浄剤成分 本発明の成形体によれば、本発明の成形体領域に関する前記要件を、他の洗剤
/洗浄剤成分が満たす限り、前記した活性成分(I)は、全て他の洗剤/洗浄剤 成分として、機能することができる。
【0065】 ビルダー 水溶性および水不溶性のビルダーは、特にカルシウムおよびマグネシウムイオ
ンを封鎖するために、本発明の洗剤/洗浄剤中に使用することができる。水溶性
のビルダーは、一般に食卓用食器類および硬質表面上に不溶性残渣を形成する傾
向が少ないので、ビルダーとして好適である。本発明に従い、組成物全体を基準
に、10〜90重量%の量で存在しうる代表的ビルダーは、低分子量ポリカルボン酸
およびその塩、ホモポリマー/コポリマーポリカルボン酸およびその塩、炭酸塩
、リン酸塩およびケイ酸塩である。同様に本発明に使用しうる水不溶性ビルダー
には、ゼオライトおよび、ゼオライトと上記ビルダーとの混合物が包含される。
【0066】 好適には、クエン酸三ナトリウム、トリポリリン酸五ナトリウム、重炭酸ナト
リウム、グルコン酸塩などを使用し、また二ケイ酸塩および/またはメタケイ酸
などのケイ酸塩ビルダーを使用する。
【0067】 アルカリ源 さらなる成分としてアルカリ源を存在させることができる。アルカリ源として
、水酸化アルカリ金属塩、炭酸アルカリ金属塩、炭酸水素アルカリ金属塩、セス
キ炭酸アルカリ金属塩、ケイ酸アルカリ金属塩、メタケイ酸アルカリ金属塩、こ
れら物質の混合物などが例示される。本発明によれば、炭酸アルカリ金属塩、特
に炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムまたはセスキ炭酸ナトリウムが、好適に
使用される。
【0068】 トリポリリン酸塩と炭酸ナトリウムとの混合物を含有するビルダー系が、特に
好適である。
【0069】 別の特に好適なビルダー系は、トリポリリン酸塩とカルボン酸ナトリウムと二
ケイ酸ナトリウムとの混合物を含有する。
【0070】 界面活性剤 原則として、いずれのタイプの界面活性剤も使用することができる。好適には
、非イオン性界面活性剤、特に低発泡性の非イオン性界面活性剤を使用できるが
、他の低発泡性の界面活性剤も使用することができる。特に好適には、アルコキ
シル化アルコール、特にエトキシル化および/またはプロポキシル化アルコール
、アルキルポリグリコシド、アルキルポリグルカミドなどを使用する。
【0071】 アルコキシル化アルコール 本明細書に用いられる「アルコキシル化アルコール」なる用語は、酸化アルキレ
ンとアルコールとの反応生成物を意味する。本発明によれば、好適には、酸化ア
ルキレンとして酸化エチレンを用い、またアルコールとして、比較的長鎖のアル
コール、例えばC10〜C18アルコール、好適にはC12〜C16アルコール、より好適に
はC11、C12、C13、C14、C15、C16、C17およびC18アルコールなどを用いる。一般
に、nモルの酸化エチレンと1モルのアルコールから出発し、反応条件に応じて、
エトキシル化度が異なる付加物の複雑な混合物が形成される。本発明の別の好適
な一具体例によれば、酸化アルキレンの混合物、好適には酸化エチレンと酸化プ
ロピレンとの混合物を使用する。所望により、末端基キャップ付アルコールエト
キシレートも、本発明に使用することができ、これは、最終工程において短鎖ア
ルキル基、好適にはブチル基でエーテル化することによって得ることができる。
本発明によれば、高度にエトキシル化した脂肪アルコールまたは、この高度エト
キシル化脂肪アルコールと、末端基キャップ付脂肪アルコールエトキシレートと
の混合物が、特に好適である。
【0072】 アルキルポリグリコシド アルキルポリグリコシドは、常法により、糖とアルコールとの反応によって得
られうる界面活性剤であり、採用する製造方法に応じて、モノアルキル化された
オリゴマーまたはポリマーの糖類混合物が得られる。好適なアルキルポリグリコ
シドは、アルキルポリグルコシドである。本発明の好適な一具体例によれば、ア
ルコールは、長鎖脂肪アルコールまたはその混合物であり、糖のオリゴマー化度
は1〜10である。
【0073】 脂肪酸のポリヒドロキシルアミド(グルカミド) 脂肪酸のポリヒドロキシルアミド(グルカミド)は、糖(グルコース)をアン
モニアで還元的アミノ化し、これをアシル化させた反応生成物である。アシル化
剤として、長鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸エステルまたは長鎖脂肪酸塩化物が一般に使
用される。還元的アミノ化処理において、アンモニアに代えてメチルアミンまた
はエチルアミンを使用すると、二級アミドが生成する(例えばSOEFW Journal,11
9(1993)794-808)。脂肪酸部分には、C6〜C12の炭素鎖長を使用することが好 適である。
【0074】 成形体領域の着色 成形体の成形体領域は、着色することができる。特に好適な一具体例として、
成形体において、複数の成形体領域うち、少なくとも1つの領域または全ての領
域を異なる色彩で着色することができる。本発明の好適な一具体例によれば、赤
色に着色する。本発明の別の好適な一具体例によれば、緑色に着色する。さらに
本発明の別の好適な一具体例によれば、黄色に着色する。さらに本発明の別の好
適な一具体例によれば、種々の色彩の混合色に着色する。
【0075】 貯蔵安定性 成形体の貯蔵安定性は、特に重要である。本発明の好適な一具体例によれば、
通常の家庭環境条件、すなわち温度15〜30℃/湿度5〜55%(好適には15〜35% )で、30日(好適には60日、より好適には90日)の貯蔵期間中、活性成分(I) を含む成形体領域の重量の増加は、50重量%以下、好適には40重量%以下、より
好適には30重量%以下、最も好適には20重量%以下、特に有利には10重量%以下
、特に最も好適には5重量%以下である。
【0076】 本発明の別の好適な一具体例によれば、通常の家庭環境条件、すなわち温度15
〜30℃/湿度5〜55%(好適には15〜35%)で、30日(好適には60日、より好適 には90日)の貯蔵期間中、活性成分(I)の損失は、50重量%以下、好適には40 重量%以下、より好適には30重量%以下、最も好適には20重量%以下、また特に
有利には10重量%以下、特に最も好適には5重量%以下である。
【0077】 本発明の別の好適な一具体例によれば、通常の家庭環境条件、すなわち温度15
〜30℃/湿度5〜55%(好適には15〜35%)で、30日(好適には60日、より好適 には90日)の貯蔵期間中、着色成形体領域または着色成分についての1%溶液の 吸収極大は、100波数以下、好適には50波数以下、より好適には30波数以下、最 も好適には20波数以下、また特に有利には10波数以下、特に最も好適には5波数 以下である。
【0078】 (実施例) 以下の成分を混合し、成形体に圧縮した。表中の括弧内に示す成分は、該当す
物質群の例示であって、これに代えて、本明細書に記載の他の物質を使用するこ
とができる。出発組成物は、本発明の好適な具体例に属する。
【0079】 洗剤性能の測定試験では、選択した特定の活性成分(I)を本発明の成形体領 域に移した。他の成形体領域では、選択した特定の活性成分(I)は、試験を行 なう前に、本発明に従い減少または完全に除去した。
【0080】 以下の表1において、Raは可能な出発組成物を意味し、Vaは試験組成物を意味
する(数値=重量%)。
【表1】
【0081】 上記出発組成物のビルダー系は、以下の表2の組成を有することができる(他
の全ての成分はaと同じ)。
【表2】
【0082】 本発明の別の出発組成物(R)および試験組成物(V)の例を次の表3に示す(
数値=重量%)。
【表3】
【0083】 本発明の出発組成物(R)および試験組成物(V)のさらなる例(重量%)を次
の表4に示す。
【表4】
【0084】 本発明の出発組成物(R)と試験組成物(V)のさらなる例(重量%)を次の表
5に示す。
【表5】
【0085】 本発明の出発組成物(R)と試験組成物(V)のさらなる例(重量%)を次の表
6に示す。
【表6】
【0086】 本発明の出発組成物(R)と試験組成物(V)のさらなる例(重量%)を次の表
7に示す。
【表7】
【0087】 本発明の出発組成物(R)と試験組成物(V)のさらなる例(重量%)を次の表
8に示す。
【表8】
【0088】 別の出発組成物(R)(重量%)および試験組成物(V)を試験した。
【表9】
【0089】 本発明の成形体が数個の層を含有する場合、各組成物は、個々の層の構成要素
からなることができる。言い換えれば、このような場合、各割合は、通常のよう
に組成物全体を基準とするのではなく、各層の組成を基準とする。
【0090】 各組成物は、もちろん、MDWMにとって代表的な他の成分(例えば充填材、防腐
剤など)をごく少量含有してもよく、その場合、他の成分の含有率は適宜変更す
べきである。
【0091】 本発明の成形体の製造には別の関連で当技術分野の専門家に知られている諸段
階が含まれる。本発明成形体の好適な具体例は、タブレット中に凹部を含み、こ
の凹部において活性成分(I)が存在する。製造は、好適には、成形体に凹部を 形成し、形成した凹部に活性成分(I)を満たすことによって行なう。この凹部 はKorsch回転式プレスで形成することができる。この例ではFette打錠機を使用 した。円形打錠機ダイ(26×36 mm)を選択し、パンチを使って深さ5mmの凹部を
一方の面に形成し、この凹部の底面は1mlの容積を注入しうるように選択し、そ の後、タブレットの表面を再び滑らかにした。
【0092】 次に、パラフィンと活性物質(I)との液体混合物を、注ぎ込んで冷却した。 この冷却過程は、従来の方法および装置で促進することができる。
【0093】 前記したように本発明によれば、充填成形体領域周囲の対応する組成物におい
て、活性成分(I)は、その用量を予め低下させた。なお、この実施例および試 験では、周囲領域から活性成分(I)を除去した。
【0094】 本発明のタブレットは、活性成分の態様が本発明に相当しないような、均一型
タブレットおよび数種の市販のタブレットと比較すると、より優れていることが
判明した。
【0095】 本発明の洗剤/洗浄剤の特性を、貯蔵安定性を例示として用い、既知の洗剤/
洗浄剤と比較して、試験した。また本発明の洗剤/洗浄剤の特性を、紅茶の汚れ
除去性能を例示として用い、既知の洗剤/洗浄剤と比較して、試験した。さらに
本発明の洗剤/洗浄剤の特性を、酵素系の汚れ(シミ)を例示として用い、既知
の洗剤/洗浄剤と比較して、試験した。
【0096】 また、本発明の洗剤/洗浄剤に関し、その種々の特性を、実際の使用条件を模
した条件下に、技術的に訓練されていない試験者によって試験して、均一型タブ
レットと比較した。試験者が市販の食器洗浄機を用いて試験する際、洗剤/洗浄
剤の用量の指示と一般的な安全上の指示を除き、洗剤/洗浄剤の取り扱いについ
て、何らの指示も与えなかった。この比較試験によって、特に良好な結果が得ら
れた。特に、その洗浄作用は良好であると評価された。
【0097】 汚れ解離剤を活性成分(I)として用いた場合、特に良好な結果が得られた。 組成物RaまたはVa1に対応する混合物において、2重量%までのポリウロン酸、カ
チオン性ポリマーおよび疎水化高分子両性電解質を、相互に独立して用いたが、
ビルダーは、省略した。以下の洗浄サイクルによって得られた、牛乳などの乳製
品およびデンプン系の汚れに対する洗浄性能は、未処理試料の場合に比し、10〜
30%良好であった。
【0098】 別の洗浄試験では、次のような出発組成物Raによる試料を使用した。この出発
組成物Raは、活性塩素(ジクロロシアヌレート)漂白系成分を、一方ではタブレ
ット中に均一に分布した状態で含み、他方では、本発明に従い活性塩素が他の成
分(特に酵素含有成分)から大きく分離されるような状態で含有する。均一型タ
ブレットは、2週間後の貯蔵安定性が著しく劣っており、このため、牛乳および デンプンに関する汚れ(シミ)に対し、満足のゆく洗浄作用を得ることができな
かった。本発明では、全く通常の組成の漂白系成分を、この例では凹部である成
形体領域に存在させたことに応用されている。この効果は、塩素成分とパラフィ
ンの混合物を55℃にて、標準プログラムで使用すると、一層明らかである。洗浄
性能は、製造直後でさえ改良されていた。その作用は貯蔵期間の経過と共に向上
した。特に、紅茶、牛乳、ごげた肉、卵およびデンプン混合物は、成形体領域を
有しないタブレット(すなわち均一に分布した活性成分(I)を有するタブレッ ト)や市販の食器洗浄機用洗剤タブレットよりも、はるかに効果的に除去された
【0099】 この効果は、40〜44℃の融点を有するパラフィンを用いた場合でも認められた
。この効果は、46〜48℃の融点を有するパラフィンでは一層顕著だった。洗浄効
果は57〜60℃の融点を有するパラフィンでも著しく向上した。
【0100】 別の洗浄試験では、次のような出発組成物Raによる試料を使用した。この出発
組成物Raは、少量の金属触媒(マンガン触媒、コバルト触媒(コバルト-ペンタ アミンクロロ触媒)を含むと共に、n-メチルホルホリニウムアセトニトリルメチ
ルスルフェート漂白系成分を、一方ではタブレット中に均一に分布した状態で含
み、他方では、本発明に従い活性成分(I)が他の成分(特に酵素含有成分)か ら大きく分離されるような状態で含有する。均一型タブレットは、2週間後の貯 蔵安定性が著しく劣っており、このため、牛乳およびデンプンに関する汚れ(シ
ミ)に対し、満足のゆく洗浄作用を得ることができなかった。
【0101】 本発明では、全く通常の組成の漂白系成分を、この例では凹部である成形体領
域に存在させたことに応用されている。
【0102】 この洗浄効果は、活性成分とパラフィンの混合物を55℃にて、標準プログラム
で使用すると、一層明らかである。洗浄性能は、製造直後でさえ改良されていた
。その作用は貯蔵期間の経過と共に向上した。特に、牛乳、ごげた肉、卵および
デンプン混合物は、成形体領域を有しないタブレット(すなわち均一に分布した
活性成分(I)を有するタブレット)や市販の食器洗浄機用洗剤タブレットより も、はるかに効果的に除去された。
【0103】 この効果は、40〜44℃の融点を有するパラフィンを用いた場合でも認められた
。またこの効果は、46〜48℃の融点を有するパラフィンでは一層顕著だった。さ
らに洗浄効果は57〜60℃の融点を有するパラフィンでも著しく向上した。
【0104】 別の洗浄試験では、界面活性剤を、一方ではタブレット中に均一に分布した状
態で含み、他方では、本発明に従い活性成分(I)が他の成分(特に酵素含有成 分)から大きく分離されるような状態で含有する試料を、用いた。この洗浄試験
では、最終のリンス効果を評価した。界面活性剤とパラフィンとの混合物を、標
準プログラムに従い、55℃で用いた。得られた結果は、成形体領域を有しないタ
ブレット、すなわち、均一に分布した活性成分(I)を有するタブレットおよび 市販の食器洗浄機用洗剤タブレットによって得られた結果よりも良好であった。
【0105】 以上の結果から、本発明のタブレットは、従来技術の食器洗浄機用洗剤タブレ
ットよりも良好であることは、明白である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 クリスティアン・ニッチュ ドイツ連邦共和国デー−40591デュッセル ドルフ、オットー−ハーン−シュトラーセ 185番 (72)発明者 ユルゲン・ヘーラー ドイツ連邦共和国デー−40593デュッセル ドルフ、ライネンヴェーバーヴェーク20番 (72)発明者 ハンス−ヨーゼフ・ベアウイェアン ドイツ連邦共和国デー−41539ドルマゲン、 カール−フリードリッヒ−シンケル−シュ トラーセ43番 (72)発明者 トーマス・ミューラー−キルシュバウム ドイツ連邦共和国デー−42653ゾーリンゲ ン、リュツォヴシュトラーセ75番 (72)発明者 トーマス・ホルダーバウム ドイツ連邦共和国デー−40789モンハイム、 ホルバインシュトラーセ11番 Fターム(参考) 4H003 AC08 BA01 BA09 DA01 DA03 DA17 EA09 EA15 EA16 EB02 EB16 EB20 EB24 EB26 EB36 EC01 EC02 EE05 FA12 FA16 FA32

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビルダー、漂白剤および界面活性剤を含有する成形体におい
    て、 成分(I)を、存在する全量の80重量%を超える量、好適には90重量%を超え る量、より好適には95重量%を超える量、最も好適には100重量%の量で含有す る成形体領域は、その三方向から、成形体の他の成分によって空間的に正確に囲
    まれていることを特徴とする成形体。
  2. 【請求項2】 成分(I)は、塩素系漂白剤および/または酸素系漂白剤であ
    る請求項1記載の成形体。
  3. 【請求項3】 成分(I)は、漂白活性剤である請求項1記載の成形体。
  4. 【請求項4】 成分(I)は、銀保護剤および/または汚れ解離剤である請求
    項1記載の成形体。
  5. 【請求項5】 成分(I)は、酵素および/または界面活性剤である請求項1 記載の成形体。
  6. 【請求項6】 成分(I)は、溶解度制御用の成分である請求項1記載の成形
    体。
  7. 【請求項7】 成分(I)は、漂白剤および/または漂白活性剤および/また は銀保護剤および/または汚れ解離剤および/または酵素および/または界面活性 剤および/または溶解度制御用成分および/または他の成分の混合物である請求項
    1記載の成形体。
  8. 【請求項8】 成分(I)は、溶解度制御用成分と、漂白剤、漂白活性剤、 銀保護剤、汚れ解離剤、酵素および界面活性剤からなる群から選択される少なく
    とも1つの他の成分との混合物である請求項1記載の成形体。
  9. 【請求項9】 少なくとも1つの酸素系漂白剤として、過ホウ酸アルカリ金
    属塩、過炭酸アルカリ金属塩、有機過酸および過酸化水素からなる群から選ばれ
    る物質を使用する請求項1記載の成形体。
  10. 【請求項10】 少なくとも1つの漂白剤として、トリクロロシアヌル酸、
    ジクロロシアヌレート、モノクロロシアヌレート、次亜塩素酸塩および他の代表
    的な塩素系漂白剤からなる群から選ばれる物質を使用する請求項1〜9のいずれか
    に記載の成形体。
  11. 【請求項11】 漂白活性剤として、好適にはポリアシル化アルキレンジア
    ミン、特にテトラアセチルエチレンジアミン(TAED)、N-アシルイミド、特にN-
    ノナノイルスクシンイミド(NOSI)、アシル化フェノールスルホネート、特にn-
    ノナノイルまたはイソノナノイルオキシベンゼンスルホネート(n-またはiso-NO
    BS)、n-メチルモルホリニウムアセトニトリルメチルスルフェート(MMA)、お よび/または、漂白促進性遷移金属錯体、特に中心原子としてMn、Fe、Co、Cu、
    Mo、V、Tiおよび/またはRuを含有する錯体、好適にはマンガンおよび/またはコ バルトの塩および/または錯体、より好適にはコバルト(アンミン)錯体、コバ ルト(アセテート)錯体、コバルト(カルボニル)錯体、コバルトまたはマンガ
    ンの塩化物および/または硫酸マンガンを使用する請求項1〜10のいずれかに記載
    の成形体。
  12. 【請求項12】 前記ビルダーとして、グルコン酸塩、低分子量ポリカルボ
    ン酸およびその塩、ホモポリマーおよびコポリマーポリカルボン酸並びにそれら
    の塩、炭酸塩、リン酸塩、およびケイ酸塩、好適にはクエン酸三ナトリウムおよ
    び/またはトリポリリン酸五ナトリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、
    グルコン酸ナトリウム、二ケイ酸塩およびメタケイ酸塩のようなケイ酸塩ビルダ
    ーからなる群から選ばれる1またはそれ以上の物質を使用する請求項1〜11のいず
    れかに記載の成形体。
  13. 【請求項13】 前記ビルダー系として、トリポリリン酸塩と炭酸ナトリウ
    ムとの混合物を含む請求項1〜12のいずれかに記載の成形体。
  14. 【請求項14】 前記ビルダー系として、トリポリリン酸塩と炭酸ナトリウ
    ムと二ケイ酸ナトリウムとの混合物を含む請求項1〜13のいずれかに記載の成形 体。
  15. 【請求項15】 前記界面活性剤は、非イオン性界面活性剤、好適には低発
    泡性の非イオン性界面活性剤、より好適にはアルコキシル化および/またはプロ
    ポキシル化脂肪アルコール、アルキルポリグリコシド、アルキルポリグルカミド
    およびこれらの混合物からなる群から選択される請求項1〜14のいずれかに記載 の成形体。
  16. 【請求項16】 前記銀保護剤として、トリアゾール、ベンゾトリアゾール
    、ビスベンゾトリアゾール、アミノトリアゾール、アルキルアミノトリアゾール
    および遷移金属の塩または錯体からなる群から選択される少なくとも1つの物質
    を使用する請求項1〜15のいずれかに記載の成形体。
  17. 【請求項17】 前記銀保護剤として、ベンゾトリアゾールおよび/または アルキルアミノトリアゾールを使用する請求項16記載の成形体。
  18. 【請求項18】 遷移金属塩は、マンガンの塩または錯体、コバルトの塩ま
    たは錯体、好適にはコバルト(アミン)錯体、コバルト(アセテート)錯体、コ
    バルト(カルボニル)錯体、コバルト塩化物、マンガン塩化物および硫酸マンガ
    ンからなる群から選ばれる請求項16記載の成形体。
  19. 【請求項19】 少なくとも1つの溶解度制御用成分をさらに含有する請求
    項1〜18のいずれかに記載の成形体。
  20. 【請求項20】 パラフィン、マイクロワックスおよび高分子量ポリエチレ
    ングリコールからなる群から選ばれる溶解遅延剤を含有する請求項19記載の成形
    体。
  21. 【請求項21】 成形体の総溶解時間は、通常の食器洗浄機のプレリンスサ
    イクル期間よりも長い請求項20記載の成形体。
  22. 【請求項22】 有機酸、例えばクエン酸、クエン酸と重炭酸塩の混合物、
    セルロースおよびセルロース誘導体からなる群から選ばれる溶解促進剤を含有す
    る請求項19記載の成形体。
  23. 【請求項23】 成形体全体の総溶解時間は、通常の食器洗浄機の主洗浄サ
    イクル期間よりも短い請求項22の成形体。
  24. 【請求項24】 他の成形体領域は、1つのみ存在する請求項1〜23のいず れかに記載の成形体。
  25. 【請求項25】 他の成形体領域は、2つ存在する請求項1〜23のいずれか に記載の成形体。
  26. 【請求項26】 他の2つの成形体領域についての容量比率は、10:1〜1:
    10、好適には5:1〜1:5、より好適には2:1〜1:2である請求項25記載の成形体
  27. 【請求項27】 他の成形体領域は、3つまたはそれ以上存在する請求項1 〜23のいずれかに記載の成形体。
  28. 【請求項28】 漂白系成分、特に塩素系漂白剤は、香料成分と共に、1つ
    の層を構成しない請求項1〜27のいずれかに記載の成形体。
  29. 【請求項29】 銀保護剤は、漂白系成分と一緒に構成されない請求項1〜2
    8のいずれかに記載の成形体。
  30. 【請求項30】 溶解度制御用成分は、漂白活性剤と一緒に構成される請求
    項1〜29のいずれかに記載の成形体。
  31. 【請求項31】 溶解度制御用成分は、酵素と一緒に構成される請求項1〜3
    0のいずれかに記載の成形体。
  32. 【請求項32】 溶解度制御用成分は、漂白剤と一緒に構成される請求項1 〜31のいずれかに記載の成形体。
  33. 【請求項33】 溶解度制御用成分は、銀保護成分と一緒に構成される請求
    項1〜32のいずれかに記載の成形体。
  34. 【請求項34】 溶解度制御用成分は、界面活性剤または界面活性剤混合物
    と一緒に構成され、その用量は、界面活性剤または界面活性剤混合物全量の少な
    くとも50重量%、好適には70重量%を越える量、より好適には90重量%を越える
    量である請求項1〜30のいずれかに記載の成形体。
  35. 【請求項35】 1またはそれ以上の成形体領域または全ての成形体領域は 、異なる色彩に着色される請求項1〜34のいずれかに記載の成形体。
  36. 【請求項36】 上記色彩の1つは、赤色である請求項1〜35のいずれかに 記載の成形体。
  37. 【請求項37】 上記色彩の1つは、緑色である請求項1〜36のいずれかに 記載の成形体。
  38. 【請求項38】 上記色彩の1つは、黄色である請求項1〜37のいずれかに 記載の成形体。
  39. 【請求項39】 上記色彩は、種々の色彩の混合色である請求項1〜38のい ずれかに記載の成形体。
  40. 【請求項40】 通常の家庭環境条件、すなわち温度15〜30℃/湿度5〜55 %(好適には15〜35%)で、30日(好適には60日、より好適には90日)の貯蔵期
    間中、80重量%を越える量の成分(I)を含む成形体領域(成形体表面積の40% 以下を占める領域)の重量の増加は、50重量%以下、好適には40重量%以下、よ
    り好適には30重量%以下、最も好適には20重量%以下、特に有利には10重量%以
    下、特に最も好適には5重量%以下である請求項1〜39のいずれかに記載の成形体
  41. 【請求項41】 通常の家庭環境条件、すなわち温度15〜30℃/湿度5〜55 %(好適には15〜35%)で、30日(好適には60日、より好適には90日)の貯蔵期
    間中、80重量%を越える量の成分(I)を含む成形体領域(成形体表面積の40% 以下を占める領域)の重量の損失は、50重量%以下、好適には40重量%以下、よ
    り好適には30重量%以下、最も好適には20重量%以下、特に有利には10重量%以
    下、特に最も好適には5重量%以下である請求項1〜40のいずれかに記載の成形体
  42. 【請求項42】 通常の家庭環境条件、すなわち温度15〜30℃/湿度5〜55 %(好適には15〜35%)で、30日(好適には60日、より好適には90日)の貯蔵期
    間中、着色成形体領域または着色成分についての1%溶液の吸収極大は、100波数
    以下、好適には50波数以下、より好適には30波数以下、最も好適には20波数以下
    、また特に有利には10波数以下、特に最も好適には5波数以下である請求項1〜41
    のいずれかに記載の成形体。
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