JP2002374366A - 通信装置および通信システム - Google Patents

通信装置および通信システム

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JP2002374366A
JP2002374366A JP2001180546A JP2001180546A JP2002374366A JP 2002374366 A JP2002374366 A JP 2002374366A JP 2001180546 A JP2001180546 A JP 2001180546A JP 2001180546 A JP2001180546 A JP 2001180546A JP 2002374366 A JP2002374366 A JP 2002374366A
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Seiji Funada
清司 舟田
Toshiaki Morita
敏昭 森田
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送信者側が受信者側に対して、主たる情報の
送信では表すことのできない、たとえば感情のような副
情報を確実に送信することによって、より優れたコミュ
ニケーションを実現可能とすること。 【解決手段】 記憶手段と、操作手段と、制御手段とを
備えた通信装置において、通信時に送受信される主情報
とは異なる副情報を生成する副情報生成手段を有すると
ともに、記憶手段には、副情報を生成するための副情報
生成用データを予め記憶しておき、制御手段は、使用者
による操作手段の所定の操作によって、主情報の送受信
中に、副情報生成手段により副情報を生成させ、これを
送信する制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相手との間で情報
を送受信するための通信装置、およびこの通信装置を用
いる通信システムに係り、特に、携帯電話機のように相
手と通話する際に、通話以外に相手に情報を送信するこ
とができる通信装置および通信システムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、情報通信技術分野では、ハードウ
ェア、ソフトウェアともに様々な技術が新たに開発され
ている。特に、インターネットの発展によって、パソコ
ンなどの情報端末を通信装置として用いることが可能に
なるとともに、通信装置の最も一般的なものであった携
帯電話機でも電子メール等の送受信が可能になってお
り、従来とは異なり、幅広い情報を多種多様な手段で送
受信することが可能となってきている。
【0003】ところが、上記のように新規な情報通信技
術が各種提案されていても、人間相互のコミュニケーシ
ョンにおいては、未だ不十分となる場合がある。すなわ
ち、単純な情報の伝達であれば、人間の感情が介在しな
いため、単なるデータのやりとりとなるが、感情が介在
するような情報の伝達であれば、単なるデータのやりと
りではなく、情報をやりとりした上で、さらに相互の理
解や認識が必要となる。従来では、このような相互理解
や相互認識まで踏み込んだ情報通信技術についてはあま
り考慮されていなかったが、近年では、この点も考慮し
た技術がいくつか提案されている。
【0004】たとえば特開平11−119791号公報
では、特に小型情報システムに好適に利用される音声認
識システムにおいて、人間的なユーザインターフェース
を提供する技術が提案されている。
【0005】この公開公報に示された技術では、人間の
会話音声の特徴から、音声認識の対象となる単語を音声
認識結果として出力するようになっている。この従来技
術による構成では、予め音声認識の対象となる単語を辞
書部に登録しておき、音声分析処理によって単語を抽出
し、その単語と、音韻スペクトルから感情を推測し、出
力するようになっている。その結果、各種情報システム
において、音声認識によるインターフェースのバリエー
ションを増やすことができるので、良好で人間的な音声
認識インターフェースを提供することが可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した公
開公報による技術は、機械と人間との間で、より幅広い
コミュニケーションをとることを可能とするものである
ため、たとえば電話による通話や電子メールのやりとり
のように、機械を介しているものの、基本的に人間同士
の間でなされるコミュニケーションにおいては十分な効
果を発揮し得ない。
【0007】すなわち、前記公開公報の技術は、情報シ
ステムを構成する装置が、一方的に会話内容から話し手
の感情を推測し、出力するようになっている。そのた
め、マン−マシンインターフェースとしては優れたもの
となるが、たとえば電話による通話を例に挙げれば、通
話をしている話し手が、相手側に感情表現を意図的に伝
えるようなことはできず、それゆえ人間同士のコミュニ
ケーションそのものに対しては、ほとんど効果はないこ
とになる。
【0008】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、送信者側が受信者側に対し
て、主たる情報の送信では表すことのできない、たとえ
ば感情のような副情報を確実に送信することによって、
より優れたコミュニケーションを実現可能とする通信装
置と、これを用いた通信システムを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明による通信装置の代表的な1つの発明で
は、記憶手段と、操作手段と、制御手段とを備えた通信
装置において、通信時に送受信される主情報とは異なる
副情報を生成する副情報生成手段を有するとともに、記
憶手段には、副情報を生成するための副情報生成用デー
タを予め記憶しておき、制御手段は、使用者による操作
手段の所定の操作によって、主情報の送受信中に、副情
報生成手段により副情報を生成させ、これを送信する制
御を行うように、構成される。
【0010】かような構成とすることにより、たとえば
副情報として、主情報とは異なる情報(たとえば、使用
者の感情等)を規格化して記憶させておけば、通常の主
情報の送受信では伝達させにくいような情報を相手方に
伝達することができる。また、予め幾つかの副情報を記
憶させて登録しておくことにより、相手に、主情報以外
の副情報を、適宜に選択してリアルタイムで送信するこ
とができる。
【0011】なお、上記以外の本発明の特徴的な構成や
その作用効果は、以下の説明から明らかとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を用いて説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施形態に係る通信シ
ステムの概要を示す図である。本実施形態の通信システ
ムは基本的に、図1に示すように、パソコン、あるいは
携帯電話機、あるいはPDA(Personal Digital Assis
tants)のような携帯端末等よりなる通信装置1を用い
て、情報の送受信が行われる通信システムとなってい
る。以下の本実施形態の説明では、通信装置として携帯
電話機を用いている場合を例にとるが、特にこれに限定
されるものではない。また、以下の本実施形態の説明で
は、1対1の通信について説明するが、本発明による通
信システムは、1対1の通信に限定されず、3以上の複
数の人数間における通信にも有効である。
【0014】図2は、本実施形態の通信システムに用い
られる携帯電話機1(通信装置1)の機能を表すブロッ
ク図である。図2において、11は制御部、12は感情
ボタン部(操作手段)、13は操作部(操作手段・入力
手段)、14は表示部(報知手段・表示手段)、15は
通信部、16は連続押圧判断部、17は感情ボタンテー
ブル登録部(記憶手段)、18はマイクスピーカー音声
合成部(副情報生成手段)である。
【0015】操作部13は、相手の電話番号等を入力す
るボタン等の押圧入力手段で構成されており、電話番号
等の入力以外にも、携帯電話機の様々な機能を使用する
際に用いられる。
【0016】表示部14は、相手先の電話番号を表示し
たりすることが可能な表示画面を有しており、一般的に
は液晶表示素子が用いられる。
【0017】感情ボタン部12は、後述する副情報の送
信の際に用いられる操作手段であり、副情報としての感
情表現を相手側に送信するためのボタンである。この感
情ボタン部12の構成は特に限定されるものではない
が、ここでは、上記操作部13と同様の入力操作形態を
とるものとなっている。なお、押圧入力手段としては、
上記ボタン(ボタン手段)に限定されるものではなく、
タッチパネル手段などであってもよい。
【0018】連続押圧判断部16は、感情ボタン部12
の同一ボタン(または同一部位)が何回連続して押圧さ
れたか判断する。
【0019】感情ボタンテーブル登録部17は、副情報
としての音声データや画像データ等を、感情ボタン部1
2の各感情ボタンに対応させて記憶・登録する記憶手段
である。
【0020】マイクスピーカー音声合成部18は、感情
ボタンテーブル登録部17に登録された音声データを合
成し、副情報として出力する副情報生成手段である。な
お、感情ボタンテーブル登録部17に画像データが登録
されている場合には、画像データを合成し副情報として
出力する、図示せぬ副情報生成手段が設けられる。
【0021】通信部15は、回線接続が確立された相手
側の携帯電話機などと情報の送受信を行うもので、主情
報ととも副情報の送受信を行う。
【0022】制御部11は、感情ボタン部12、操作部
13、表示部14、通信部15、連続押圧判断部16、
感情ボタン登録部17、マイクスピーカー音声合成部1
8の動作を制御するものであり、連続押圧判断部16に
ついては、制御部11に含まれていてもよい。
【0023】ここでの例では、通信装置が携帯電話機で
あるので、通信時に送受信される主情報は通話情報であ
る。これに対して、主情報とは異なる副情報は、マイク
スピーカー音声合成部18で合成されるテキスト音声と
なっている。そして、感情ボタンテーブル登録部17に
予め登録された音声データ(副情報生成用データ)に基
づいて、マイクスピーカー音声合成部18ではテキスト
音声を合成し、制御部11によって、通話中に、副情報
としてのテキスト音声を合成して相手側に送信するよう
になっている。
【0024】これによって、感情ボタンテーブル登録部
17に予め登録させておく副情報生成用データとして、
たとえば、送信側の使用者の感情等を規格化して副情報
生成用データとして記憶させるようにしておけば、通常
の主情報の送受信では伝達させにくいような感情という
情報を、相手方に伝達することができる。また、予め幾
つかの副情報生成用データを記憶させて登録しておくこ
とにより、相手に、主情報の以外の副情報を、適宜に選
択してリアルタイムで送信することができる。
【0025】上記の副情報としての音声情報の種別は、
特に限定されるものではないが、たとえば、機械的発信
音、効果音、会話音声の少なくとも何れかが含まれるこ
とが好ましい。たとえば機械的発信音を副情報として用
いることで、相手方の注意を引いたりすることができ
る。また、様々な効果音を用いることで、主情報の通信
に広がりを持たせることができる。あるいは、会話音声
を用いることで、主情報の送信だけでは伝わりにくい情
報を、会話形式で挿入させることができる。
【0026】特に、会話音声が上記のようにテキスト音
声であると、多少「不自然な」声での会話音声となるの
で、特に、主情報として音声情報を送受信する電話のよ
うな通信装置の場合には、副情報であることを明確にす
ることができる。主情報に対する副情報として、テキス
ト合成音声による会話音声を送信することで、主情報の
送信により広がりを持たせることができる。
【0027】また、本発明による通信装置には、使用者
に副情報を報知可能とする報知手段が備えられているこ
とが好ましい。これによって、単に、相手方に対して副
情報を送信するのみならず、この送信と同時に、送信側
でも報知手段で副情報を報知することが可能となるの
で、使用者は、どのような副情報を相手方に送信したか
をリアルタイムで認識することができる。
【0028】副情報が前記のように音声情報であれば、
携帯電話機に備えられている受話部や着信音等を発する
発音部などのスピーカー手段にて、副情報を使用者に報
知することができる。また、副情報が画像情報であれ
ば、携帯電話機に備えられている表示部で表示すること
ができる。
【0029】また、本発明による通信装置が携帯電話機
である場合には、通信部に含まれる送話部などのマイク
手段が、主情報を入力する入力手段となっている。さら
に、マイク手段以外に、画像を入力するカメラ手段や前
記操作部13なども入力手段になっていてもよい。携帯
電話機が電子メールの送受信を可能とする構成となって
いれば、上記各入力手段によって、主情報として、音声
情報だけでなく、画像情報や、あるいは数字や文字、文
章を入力し、送信することが可能になる。
【0030】また、上記入力手段によって副情報が入力
可能となっていてもよい。たとえば、操作部13のボタ
ン操作によって、副情報生成用データが新たに入力可能
となっていてもよいし、さらには、使用者の声を音声情
報として入力するようになっていてもよい。
【0031】このとき、制御部11では、新たに入力さ
れた副情報生成用データを記憶手段(感情ボタンテーブ
ル登録部17)に記憶させる。また、操作部13の操作
によって、記憶手段から副情報生成用データの消去が可
能となっていることが好ましい。これによって、使用者
の好みに応じた副情報生成用データを記憶・登録し、不
要になった副情報生成用データを削除することができ
る。特に、記憶手段の記憶容量が小さい場合における、
副情報情報生成用データの更新に有効である。
【0032】上述した通信装置(携帯電話機)を用いた
本実施形態の通信システムについて、図3および図4に
基づいて、より詳細に説明する。
【0033】本実施形態においては、図4に示すよう
に、感情ボタン部12において、たとえば、「感情ボタ
ン1」が怒りを表現するためのボタンとして設定されて
おり、通話中(主情報の送受信中)に、この「感情ボタ
ン1」を押すことによって、「どうなっている」という
テキスト音声が合成され、これが副情報として相手側に
送信されるようになっている。同様に、「感情ボタン
2」が謝るためのボタンで「すいません」を、「感情ボ
タン3」が楽しい感情を表現するボタンで「ラッキー」
を、「感情ボタン4」が別れの挨拶を表現するボタンで
「バイバイ」を、「感情ボタン5」がそのときの状況を
示すボタンで「考え中」を、「感情ボタン6」が好きの
感情を表現するボタンで「愛してる」を、それぞれテキ
スト音声(副情報)として合成させ、送信させるものと
なっている。また、図4には示してないが、さらに「感
情ボタン7」〜「感情ボタンn」を設けて、それぞれに
感情を表現するテキスト音声(副情報)を対応付けるよ
うにしてもよい(たとえば、「感情ボタン10」を押す
と、激励の感情である「しっかりしろ」というテキスト
音声が合成されるなどとしてもよい)。
【0034】また特に、感情度合いを変化させ得るよう
な副情報が設定されているボタン、たとえば「感情ボタ
ン1」の怒り、「感情ボタン2」の謝り、「感情ボタン
3」の楽しい、「感情ボタン4」の別れの感情などで
は、それぞれ音量レベルを変化させ得るように音量レベ
ルを選択することが可能となっている。図4に示す例で
は、「感情ボタン1」の怒り、「感情ボタン2」の謝り
については音量レベルが3段階に設定されており、「感
情ボタン4」の別れについては音量レベルが2段階に設
定されている。また、「感情ボタン1」の怒りでは、単
に音量を変化させるだけでなく、レベル2になると「一
体どうなっている」という、より強い口調のテキスト音
声が合成されるようになっている。
【0035】このレベルの変化の選択は、たとえば、同
じ感情ボタンを、何回連続して押圧するかによって実現
される。具体的には、たとえば、「感情ボタン1」を1
回押圧すると、「どうなっている」の音声が合成され送
信出力されるが、「感情ボタン1」を連続して2回押圧
すると、「一体どうなっている」の音声が合成され送信
出力される。このとき同時に音声が大きくなっていても
よい。「感情ボタン1」を連続して3回押圧すると、
「一体どうなっている」の音声が合成され、先よりも大
きな音声が送信出力される。また、感情ボタン2を1回
押圧したときと、2回、または3回押圧したときとで
は、それぞれ「すいません」の音声の大きさが異なり、
1回押しから順に音声が大きくなるように設定されてい
る。
【0036】このように、相手に対して強調したい副情
報の場合なら、大きな音としてもよいし、逆に、独り言
のように副情報を送信するなら、小さい音声としたりし
て、音量を変えることで同じ副情報を使い分けするよう
にしてもよい。
【0037】さらに、図4では示していないが、上述し
たような各感情ボタンの感情に対応して、表示画像が設
定されていてもよい。この点については後述する。
【0038】次に、話し手Aと話し手Bとが通話を行っ
ている場合における副情報の通信の様子を、図3を用い
て説明する。図3において、左側が話し手Aからの送信
内容であり、右側が話し手Bからの送信内容を表してお
り、長方形で囲まれた内容が話し手同士の実際の通話に
よる発言を示しており、楕円形で囲まれた内容が副情報
としてのテキスト音声を示している。
【0039】まず、図3に示すように、話し手Aが、
「例の進捗度合いはいかが?」と発発言すると、話し手
Bは、「2、3日遅れそうです」と答える。次に、この
答えを受けて話し手Aは、「困ります、何とかなりませ
んか?」と発言し、話し手Bはこれに答えて、「難しい
です。」と答えるとする。ここで、話し手Bは、話し手
Aに対して謝罪したいが、通話では表現しづらい場合に
は、図4に示す「感情ボタン2」を1回押圧する。その
結果、「すいません」の音声が合成されて話し手Aに送
信される。
【0040】この謝罪を受けても、話し手Aは怒りを表
現したいが、通話では表現しづらい場合には、図4に示
す「感情ボタン1」を1回押圧する。その結果、「どう
なっている」の音声が合成され、話し手Bに送信され
る。話し手Bは、これを受けて、考え中であることを話
し手Aに伝えたいが、通話では表現しづらい場合には、
図4に示す「感情ボタン5」を1回押圧する。その結
果、「考え中」の音声が合成され、話し手Aに送信され
る。
【0041】話し手Aとしては、これを受けてこれ以上
怒りの表現をしても意味がないと考えて、たとえば「し
かたがない、それを守ってくれ」と発言して、それと同
時に「感情ボタン10」を押圧すると、激励の音声「し
っかりしろ」が合成され、話し手Bに送信される。これ
に対して話し手8は、「申し訳ありません」と答えると
ともに、謝罪を表す「感情ボタン2」を押圧するととも
に、たとえば話し手Bの携帯電話機には、謝罪の音声と
ともに、謝罪を示す画像が副情報として登録されていれ
ば、それが話し手Aの表示部に表示されることになる。
【0042】画像が表示される例について、図5および
図6を用いて説明する。ここでは、たとえば、感情ボタ
ンに対応して、人間の表情を示す表情画像が登録されて
いる例を挙げる。たとえば、相手の発言によって、話し
手に「喜び」の感情が発生したときは、話し手は、「喜
び」の感情が登録されている感情ボタンを押す。する
と、図5に示すように、笑顔の表情画像を生成して相手
に送信することができる。一方、相手の発言によって、
話し手に「怒り」の感情が発生したときは、話し手は、
「怒り」の感情が登録されている感情ボタンを押す。こ
れにより、図6に示すように、怒っている顔の表情画像
を生成して相手に送信することができる。
【0043】このように、前記した音声情報だけでな
く、送信側の使用者の感情を簡単な表情画像の副情報と
して送信することによって、受信側では、送信側の送信
時の感情が分かるので、主情報の送信により幅をもたせ
ることができる。
【0044】上述した本実施形態の通話システムにおい
て、携帯電話機の制御部11が主として行う制御の流れ
を、図7のフローチャートを参照して説明する。
【0045】まず、話し手によって相手との通話が開始
される(ステップS1)と、制御部11は、ボタンが押
圧されたか否かを判断する(ステップS2)。ステップ
S2において、ボタンが押圧されていない場合は、処理
はステップS2に戻る。また、ボタンが押圧されている
場合は、ステップS3に進んでボタンナンバーを判断
し、次のステップS4に進む。
【0046】ステップS4においては、押圧されたボタ
ンが通話終了ボタンであるか否かを判断し、押圧された
ボタンが通話終了ボタンである場合には、ステップS1
0に進んで通話を終了させる。また、押圧されたボタン
が通話終了ボタンでない場合は、ステップS5に進ん
で、押圧されたボタンが感情ボタンであるか否かを判断
する。
【0047】ステップS5において、押圧されたボタン
が感情ボタンでない場合は、処理はステップS1に戻
る。また、押圧されたボタンが感情ボタンである場合
は、ステップS6に進んで、押圧されたボタンが連続し
て押されたか否かを判断する。
【0048】ステップS6において、押圧されたボタン
が連続して押されていない場合、ステップS7に進ん
で、押圧されたボタンに対応する音声または画像を感情
ボタンテーブル登録部17から検出し、副情報を生成し
て、ステップS9に進む。また、ステップS6におい
て、押圧されたボタンが連続して押圧されている場合、
ステップS8に進んで、押圧されたボタンの回数に対応
する音声およびその音量または画像を感情ボタンテーブ
ル登録部17から検出し、副情報を生成して、ステップ
S9に進む。
【0049】ステップS9では、ステップS7またはス
テップS8において生成された副情報(音声および/ま
たは画像)を送信し、然る後、処理はステップS1に戻
る。
【0050】以上のように、本実施形態では、副情報と
して、携帯電話機の使用者の感情を表す規格化された感
情表現情報を、相手側に送信するようになっている。こ
れによって、主情報の通信である、携帯電話機による通
常の通話に加えて、さらに副情報として感情表現情報、
たとえば、感情を表す前記の各種音声情報や、各種表情
画像などを加えて送受信することができる。そのため、
通話により広がりを持たせることができる。また、副情
報として音声情報も画像情報も送信可能となっていれ
ば、主情報とは異なる副情報を音声や画像として相手側
に提示することになる。その結果、視覚と聴覚との相乗
効果で、より広がりを持った情報の送信が可能になる。
【0051】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、主情報の
送受信中に、副情報を操作手段の操作によって適宜に送
信可能とするので、たとえば副情報用のデータとして、
主情報とは異なる情報(たとえば、使用者の感情等)を
規格化して記憶させておけば、通常の主情報の送受信で
は伝達させにくいような情報を、相手方に伝達すること
ができる。また、予め幾つかの副情報用のデータを記憶
させて登録しておくことにより、相手側に、主情報の以
外の副情報を、適宜に選択してリアルタイムで送信する
ことができる。
【0052】請求項2に係る発明によれば、副情報が音
声情報であるので、たとえば通信装置が電話機などの音
声を送受信する装置であれば、これに対応して副情報を
送信することが可能になる。
【0053】請求項3に係る発明によれば、たとえば機
械的発信音を用いることで、相手方の注意を喚起させる
ことや、また、様々な効果音を用いることで、主情報の
通信に広がりを持たせることができる。あるいは、会話
音声を用いることで、主情報の送信だけでは伝わりにく
い情報を、会話形式で挿入させることができる。
【0054】請求項4に係る発明によれば、テキスト音
声であれば、多少「不自然な」声での会話音声となるの
で、特に、主情報として音声情報を送受信する電話機の
ような装置の場合には、副情報であることを明確にする
ことができる。また、主情報に対する副情報として、テ
キスト音声による会話音声を送信することで、主情報の
送信により広がりを持たせることができる。
【0055】請求項5に係る発明によれば、操作手段の
操作により音声情報の大きさを変化させるので、相手に
対して強調したい副情報の場合なら大きな音としたり、
独り言のように副情報を送信するなら、小さい音声とし
たりするといった、使い分けが可能になる。したがっ
て、同じ音声情報を送信する場合でも、音の大きさを変
えることで、より幅広い副情報の送信が可能となる。
【0056】請求項6に係る発明によれば、副情報が画
像情報であるので、たとえば、通信装置が電話機などの
ように通話情報を主情報として送受信する装置である場
合には、主情報の音声情報とは異なる副情報を画像とし
て相手側に提示できることになる。その結果、視覚と聴
覚との相乗効果で、より広がりを持った情報の送信が可
能になる。
【0057】請求項7に係る発明によれば、表情画像を
副情報として送信するため、たとえば送信側の使用者の
感情を簡単な表情画像の副情報として送信することによ
って、受信側では、送信側の送信時の感情が分かるの
で、主情報の送信により幅をもたせることができる。
【0058】請求項8に係る発明によれば、単に、相手
方に対して副情報を送信するのみならず、送信と同時
に、送信側でも報知手段で副情報を報知することになる
ので、使用者は、どのような副情報を相手方に送信した
かをリアルタイムで認識することができる。
【0059】請求項9に係る発明によれば、少なくとも
画像および音声の一方、あるいは双方を副情報として送
信し、送信側の使用者にも、画像または音声による副情
報の送信状態をリアルタイムで認識させることができ
る。
【0060】請求項10に係る発明によれば、入力手段
が備えられているので、使用者によって、適宜情報を入
力して相手方に送信できる。そのため、幅広い情報を主
情報として送信することができる。
【0061】請求項11に係る発明によれば、入力手段
がマイク手段であれば、主情報として音声情報を送信す
ることができる。また、入力手段がカメラ手段であれ
ば、主情報として画像情報を送信することができる。さ
らに、入力手段が、操作手段であれば、たとえば数字や
文字、文章を情報として入力してテキストデータを送信
することが可能になる。
【0062】請求項12に係る発明によれば、入力手段
により新たな副情報生成用データを入力して記憶させる
ことが可能になっているので、使用者の好みに応じた副
情報生成用データを記憶・登録することができる。
【0063】請求項13に係る発明によれば、操作手段
の操作によって副情報生成用データを消去できるので、
入力手段で新たな副情報生成用データを入力する操作と
組み合わせれば、副情報生成用データを適宜更新するこ
とができる。これにより、特に、記憶手段の記憶容量が
小さい場合には有効である。
【0064】請求項14に係る発明によれば、押圧手
段、たとえば、ボタン手段やあるいはタッチパネル手段
など、操作を非常に容易なものとすることができる。
【0065】請求項15に係る発明によれば、携帯電話
機による通話が主情報の送受信となり、これに付随し
て、その他の音声情報や画像情報などの副情報を送受信
することが可能になる。それゆえ、携帯電話機による送
受信に、広がりを持たせることができる。
【0066】請求項16に係る発明によれば、携帯電話
機による通話が主情報の通信となるが、通話で実施され
る送信側と受信側との会話に対して、さらに副情報とし
て感情表現情報、たとえば、感情を表す各種音声情報
や、表情画像などを加えることができる。そのため、通
話により広がりを持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る通信システムの概要
を示す説明図である。
【図2】図1の通信システムで用いられる通信装置の1
例としての携帯電話機の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る通信システムにおけ
る、話し手Aと話し手Bとの間の通信例の様子を示す説
明図である。
【図4】図2の携帯電話機における感情ボタン部の各感
情ボタンと副情報との対応を示す説明図である。
【図5】図2の携帯電話機における、笑顔の表情画像の
表示例を示す説明図である。
【図6】図2の携帯電話機における、怒りの表情画像の
表示例を示す説明図である。
【図7】図2の携帯電話機における副情報の送信処理の
流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 通信装置 11 制御部 12 感情ボタン部(操作手段) 13 操作部(操作手段・入力手段) 14 表示部(報知手段・表示手段) 15 通信部 16 連続押圧判断部 17 感情ボタンテーブル登録部(記憶手段) 18 マイクスピーカー音声合成部(副情報生成手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/725 H04B 7/26 M Fターム(参考) 5K027 AA11 BB01 FF01 FF22 5K067 AA21 AA34 BB04 BB21 DD52 DD54 FF23 FF25 FF31 GG11 HH23 KK00 KK13 KK15 5K101 KK20 LL01 LL12 NN01 NN12 NN14 NN18 NN21

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶手段と、操作手段と、制御手段とを
    備えた通信装置において、 通信時に送受信される主情報とは異なる副情報を生成す
    る副情報生成手段を有するとともに、前記記憶手段に
    は、前記副情報を生成するための副情報生成用データを
    予め記憶しておき、 前記制御手段は、使用者による前記操作手段の所定の操
    作によって、主情報の送受信中に、前記副情報生成手段
    により前記副情報を生成させ、これを送信する制御を行
    うことを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、 前記副情報生成手段が、音声情報を生成することを特徴
    とする通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載において、 前記音声情報には、機械的発信音、効果音、会話音声の
    少なくとも何れか1つが含まれることを特徴とする通信
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載において、 前記会話音声は、テキスト音声として合成されることを
    特徴とする通信装置。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし4の何れか1項に記載に
    おいて、 前記制御手段は、使用者による前記操作手段の所定の操
    作によって、前記音声情報の音量を変化させる制御を行
    うことを特徴とする通信装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5の何れか1項に記載に
    おいて、 前記副情報生成手段が、画像情報を生成することを特徴
    とする通信装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載において、 前記画像情報には、人間の表情を示す表情画像が含まれ
    ることを特徴とする通信装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7の何れか1項に記載に
    おいて、 使用者に情報を報知する報知手段を有し、 前記制御手段は、前記した副情報の送信とともに、前記
    報知手段で副情報を報知させる制御を行うことを特徴と
    する通信装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載において、 前記報知手段が、画像を表示することにより情報を表示
    する表示手段、または音声により情報を報知するスピー
    カー手段の、少なくとも一方であることを特徴とする通
    信装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9の何れか1項に記載
    において、 少なくとも主情報を入力する入力手段を備えていること
    を特徴とする通信装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載において、 前記入力手段が、音声を入力するマイク手段、画像を入
    力するカメラ手段、前記操作手段のうちの、少なくとも
    1つであることを特徴とする通信装置。
  12. 【請求項12】 請求項10または11記載において、 前記入力手段は、さらに副情報生成用データを入力可能
    としており、 前記制御手段は、新たに入力された副情報生成用データ
    を前記記憶手段に記憶可能とする制御を行うことを特徴
    とする通信装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載において、 前記制御手段は、使用者による前記操作手段の所定の操
    作によって、前記記憶手段から前記副情報生成用データ
    を消去する制御を行うことを特徴とする通信装置。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし13の何れか1項に記
    載において、 前記操作手段が、押圧により操作される押圧入力手段で
    あることを特徴とする通信装置。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし14の何れか1項に記
    載の通信装置として携帯電話機を用い、前記主情報とし
    ての通話情報を相手方と送受信するとともに、主情報の
    送受信の際に、使用者による前記操作手段の所定の操作
    によって、前記副情報を選択的に送受信可能としたこと
    を特徴とする通信システム。
  16. 【請求項16】 請求項15記載において、 前記副情報が、使用者の感情を表す規格化された感情表
    現情報であることを特徴とする通信システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003235019A (ja) * 2002-02-07 2003-08-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 通信支援装置
JP2004304569A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Ntt Docomo Inc 通信システム、通信端末、プログラム及び記録媒体
JP2007104275A (ja) * 2005-10-04 2007-04-19 Nec Corp 回動自在型携帯通信機器及び回動自在型携帯電話機
US7532229B2 (en) 2003-11-14 2009-05-12 Nec Corporation Data processor, data processing method and electronic equipment

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