JP2002374038A - 半導体レーザ装置 - Google Patents
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Abstract
構造領域を有する半導体レーザ装置であって、高い信頼
性、良好な温度特性の半導体レーザ装置を得る。 【解決手段】 シリコンイオンの注入、及びその後の熱
処理により量子井戸構造の活性層を無秩序化して形成さ
れた窓構造領域を有する半導体レーザ装置において、窓
構造領域10a及びその近傍(上クラッド層9a)には
転位ループが実質的に存在しない。そのため、転位ルー
プから生じる半導体レーザ装置の劣化を防止することが
でき、半導体レーザ装置の信頼性を改善することができ
る。
Description
無秩序化プロセスを用いた窓構造領域を有する半導体レ
ーザ装置に関するものである。
イスの高速化に伴い、光源として用いられる半導体レー
ザ装置には高出力化が強く求められている。半導体レー
ザ装置の高出力化手法の1つとして、半導体レーザ装置
の端面に、活性層の半導体の禁止帯幅よりも大きな禁止
帯幅を持つ窓構造領域を有する窓構造半導体レーザ装置
が、高出力化の妨げとなるCOD(Catastrop
hic opticaldamage:光学的損傷)破
壊を抑える効果があることから注目されている。
プライド・フィジックス・レターズ1987年50巻5
号281−283ページにおいて、Siイオン注入およ
びその後に行われる熱処理により、AlAs/GaAs
よりなる超格子を無秩序化できることを報告している。
このSiイオン注入を用いた結晶の無秩序化を、量子井
戸よりなる活性層を有する半導体レーザ装置の端面に適
応することにより、活性層を無秩序化し、活性層の半導
体の禁止帯幅よりも大きな禁止帯幅を有する窓構造領域
を作製することができる。
ングし、Siイオン注入および熱拡散を用い作製した従
来の窓構造AlGaAs系半導体レーザ装置の端面構造
図である。図6において、1は表面電極、2はp−Ga
Asコンタクト層、3はp−Al0.49Ga0.51As上ク
ラッド層、4はn−Al0.65Ga0.35As上ブロック
層、5はAl0.33Ga0.67As/Al0.12Ga0.88As
DQW(DoubleQuantum Well:2重
量子井戸構造(ウエル層=Al0.10Ga0.90As,8.
4nm、バリア層=Al0.35Ga0.65As,8.4n
m))活性層、6はn−Al0.48Ga0.52As下クラッ
ド層、7はGaAs基板、8は裏面電極、9はp−Al
0.48Ga0.52As上クラッド層(Znドープ)、10は
窓構造領域である。
入条件を加速電圧95keV、ドーズ量1.68×10
14atoms/cm2とし、注入後800℃、30分の
熱処理を行うことにより作製したものである。この条件
下では、Siのピーク濃度はおおむね1.4×1019a
toms/cm3となる。又、窓部における室温でのホ
トルミネッセンス波長(以下、PL波長と略す)は72
0nmであり、非窓部のそれ(775nm)に比べて短
く(禁止帯幅が大きく)、窓効果が得られる。端面に窓
構造領域10を有することからCODを抑制し高出力化
が実現されている。
構造AlGaAs系半導体レーザ装置における、窓構造
領域のTEM(透過型電子顕微鏡)写真を示す。活性層
上部(上クラッド層9内)に転位ループ11が認められ
ることがわかる。
観察される上記転位ループの原因については、現時点で
は報告は無い。しかし、K.S.Jonesらはジャー
ナル・オブ・アプライド・フィジックス1991年70
巻11号6790−6795ページにおいて、Siを加
速電圧185KeV、ドーズ量1×1015atoms/
cm2でイオン注入したGaAs層に見られる転位ルー
プは、凝縮に関係する所謂「タイプV欠陥」であると報
告している。
カル・マガジンA1992年66巻2号257−268
ページにおいて、Siを2×1019〜4×1019ato
ms/cm3と高濃度にドーピングした傾斜冷却法によ
り成長したGaAs結晶において観察される転位ループ
は、(111)面に凝縮したSiに起因するものである
ことを報告している。
た転位ループ11は、母体材料の固溶限界を超えて過剰
に結晶内に導入されたSiが、熱処理過程において(1
11)面に凝縮した結果生じたものであると推測され
る。
熱処理を行うことによりSi原子を拡散させることが必
要である。Si原子の拡散を起こすためには、活性層5
近傍においてSiの濃度勾配があることが必須であるた
め、Siイオン注入のプロファイルは活性層5より上側
(p−Al0.48Ga0.52As上クラッド層9)に濃度の
ピークをもつような形を選択する必要がある。このよう
なSiプロファイルにおいては、ピークにおけるSi濃
度は少なくとも活性層5における濃度よりは高くなる。
また、活性層5におけるSi濃度を大きく設定するほど
窓構造領域10の無秩序化は容易となる。
おいて、加速電圧180KeV、ドーズ量3×1015a
toms/cm2の条件でSiイオン注入を行ってい
る。この条件では、Siのピーク濃度は8×1019at
oms/cm3程度と大きくなる。また、T.Venk
atesanらはアプライド・フィジックス・レターズ
1986年49巻12号701−703ページにおい
て、加速電圧180KeV、ドーズ量3×1013、1×
1015、3×1015atoms/cm2の各条件での実
験例を報告しているが、この報告に記載された母体材料
のAlの拡散係数の図からは、少なくともドーズ量3×
1013atoms/cm2の条件では無秩序化が起こっ
ていないことが推測される。
のAlGaAs系半導体レーザ装置の活性層5(2重量
子井戸構造:ウエル層=Al0.10Ga0.90As,8.4
nm、バリア層=Al0.35Ga0.65As,8.4nm)
の無秩序化には、当該活性層5のSi濃度がおおむね
1.0×1018atoms/cm3以上とすることが必
要であることがわかっている。
に、不用意にイオン注入時にSiドーズ量を増加させる
と、Si濃度がAlGaAsにおける固溶限界を超え、
熱処理により半導体層内に転位ループが形成される。
試験の結果を示す。図において、縦軸は動作電流、横軸
は動作時間であり、発振に必要な動作電流が急激に上昇
する時点で半導体レーザ装置が劣化することを示す。こ
の図から分かるように、殆どの半導体レーザ装置が30
0時間以内で劣化している。
劣化解析を行った結果、上記に示した転位ループ11か
ら劣化が生じていることが判った。よって半導体レーザ
装置の信頼性を向上させるためには上クラッド層9内に
形成される転位ループ11を発生させないようにする必
要がある。
無秩序化により窓構造を得るためには、Siイオン注入
後に熱処理を行う必要がある。窓構造の出来(窓構造領
域の半導体の禁止帯幅の大きさ等)は熱処理条件により
決定される。例えば、通常の熱処理炉における熱処理で
は、AlGaAs系量子井戸構造の無秩序化に必要な熱
処理条件は800℃、30分以上である。
1.68×1014atoms/cm2の条件でSiイオ
ン注入を行い製造されたデバイスについて、各種熱処理
条件と窓部の室温におけるPL波長の関係を示す。ここ
でPL波長は禁止帯幅の逆数に比例し、短いほど半導体
レーザ装置における窓構造としての機能が充実している
ことを示す。図9から分かるように、熱処理温度を高く
するか又は熱処理時間を長くすること(以下、熱処理条
件の強化と略す)が、窓構造機能の充実に必要である。
用いた従来の半導体レーザ装置においては、Znの熱拡
散係数が大きいため、熱処理中にZnが活性層5もしく
はn型クラッド層6にまで拡散するため、熱処理条件の
強化を行うと、pクラッド層9のキャリア濃度が低下す
るとともに、活性層5内のフリーキャリア密度が大きく
なるという問題が生じる。
をアクセプタとして用いたときのSIMS(Secon
dary ion mass spectroscpo
y:2次イオン質量分析法)分析結果を図10に示す。
この図から上クラッド層9にドーピングされているZn
が活性層5のみならず、n型クラッド層6にまで拡散し
ていることがわかる。Znの総量は一定であるので、拡
散により本来あるべき上クラッド層9内のZn量は減少
し、結果として上クラッド層9のキャリア濃度が設定値
よりも低下している。
ては、特に、高温において電子の活性層への閉じ込め効
果が弱くなり、動作電流−光出力特性における温度特性
が、図11に示すような劣悪なものしか得られないとい
う問題点がある。また、過剰なZnが活性層内5へ拡散
し、活性層5内のフリーキャリア密度が増大すると発振
効率などレーザ特性の劣化も生じやすくなる。
ためになされたものであり、量子井戸構造の無秩序化プ
ロセスを用いた窓構造を有する半導体レーザ装置におい
て、十分に高い信頼性を得ることを目的としている。
いた窓構造を有する半導体レーザ装置において、良好な
温度特性を得ることを目的としている。
ーザ装置は、シリコンイオンの注入、及びその後の熱処
理により量子井戸構造の活性層を無秩序化することで形
成された窓構造領域を有する半導体レーザ装置におい
て、上記窓構造領域及びその近傍には転位ループが実質
的に存在しないものである。
熱処理により量子井戸構造の活性層を無秩序化すること
で形成された窓構造領域を有する半導体レーザ装置にお
いて、透過型電子顕微鏡を用いた観測では、上記窓構造
領域及びその近傍に転位ループが観測されないものであ
る。
熱処理により量子井戸構造の活性層を無秩序化すること
で形成された窓構造領域を有する半導体レーザ装置にお
いて、上記窓構造領域及びその近傍には転位ループが実
質的に存在しない装置であって、上記活性層に隣接する
P型クラッド層に導入されるP型ドーパントとして、炭
素を用いたものである。
熱処理により量子井戸構造の活性層を無秩序化すること
で形成された窓構造領域を有する半導体レーザ装置にお
いて、上記窓構造領域及びその近傍には転位ループが実
質的に存在しない装置であって、上記活性層に隣接する
P型クラッド層に導入されるP型ドーパントとして、マ
グネシウムを用いたものである。
熱処理により量子井戸構造の活性層を無秩序化して形成
された窓構造領域を有する半導体レーザ装置において、
上記窓構造領域及びその近傍におけるシリコンの濃度の
ピーク値が、1.0×1018〜1.0×1019atom
s/cm3の範囲内にあるものである。
熱処理により量子井戸構造の活性層を無秩序化して形成
された窓構造領域を有する半導体レーザ装置において、
上記窓構造領域及びその近傍におけるシリコンの濃度の
ピーク値が、1.0×1018〜1.0×1019atom
s/cm3の範囲内にある装置であって、上記活性層に
隣接するP型クラッド層に導入されるP型ドーパントと
して、炭素を用いたものである。
熱処理により量子井戸構造の活性層を無秩序化して形成
された窓構造領域を有する半導体レーザ装置において、
上記窓構造領域及びその近傍におけるシリコンの濃度の
ピーク値が、1.0×1018〜1.0×1019atom
s/cm3の範囲内にある装置であって、上記活性層に
隣接するP型クラッド層に導入されるP型ドーパントと
して、マグネシウムを用いたものである。
iイオン注入時のドーズ量とイオン注入エネルギーを
0.8×1014atoms/cm2及び95keVに、
それぞれ調整することにより、半導体内のSiピーク密
度を8.0×1018atoms/cm3となるように作
製した、窓構造AlGaAs系半導体レーザ装置の端面
図であり、図1(b)はLD中央断面図である。イオン
注入後の熱処理条件としては800℃、60分を用い
た。
aAsコンタクト層、3はp−Al 0.49Ga0.51As上
クラッド層、4はn−Al0.65Ga0.35As上ブロック
層、5はAl0.33Ga0.67As/Al0.12Ga0.88As
DQW(ウエル層=Al0.10Ga0.90As,8.4n
m、バリア層=Al0.35Ga0.65As,8.4nm)活
性層、6はn−Al0.48Ga0.52As下クラッド層、7
はGaAs基板、8は裏面電極、9aはp−Al0.48G
a0.52As上クラッド層(Znドープ)、10aは窓構
造領域である。
TEM写真を示す。図6に示した1.4×1019ato
ms/cm3のSiピーク密度を有する従来の半導体レ
ーザ装置の場合は、活性層上部にSi凝縮による転位ル
ープ11が認められたが、本実施の形態のように、窓構
造領域10a及びその近傍におけるシリコンの濃度のピ
ーク値が、8.0×1018atoms/cm3である半
導体レーザ装置においては、窓構造領域10a及びその
近傍の半導体内には転位ループは認められない。又、本
実施の形態における窓構造のホトルミネッセンス波長は
700nmであり、十分な窓効果が得られている。
s系半導体においては注入時のSiのピーク濃度を1.
0×1019atoms/cm3以下とすることにより転
位ループの発生が抑制されることを見出した。すなわ
ち、AlGaAs系半導体レーザ装置の場合、Siのピ
ーク密度を1.0×1019atoms/cm3以下とす
ることで転位ループの発生を防止することができること
がわかった。しかし、前述のように、発明者らの実験に
より、活性層5の無秩序化のためには、活性層5におけ
るSi濃度をおおむね1.0×1018atoms/cm
3以上とする必要があることもわかっている。従って、
本半導体レーザ装置におけるSiピーク濃度は、1.0
×1018〜1.0×1019atoms/cm3の範囲内
にする必要がある。
いては、Siのピーク密度を半導体レーザ装置に使用さ
れる化合物半導体の固溶限界以下にすれば良い。
ン注入エネルギーは、半導体レーザ装置の構造と使用さ
れる化合物半導体の種類によってそれぞれ決定されるの
で、それらに最適となるドーズ量とイオン注入エネルギ
ーを用いるべきであることは言うまでもない。
おいては、信頼性の劣化原因である転位ループが減少し
ていること(TEMの分解能以下となっていること)か
ら、信頼性を改善することができる。
ようにアクセプタとしてZnを用いた場合、熱処理中に
Znが拡散し温度特性を悪化させるという問題が生じ
る。このZnの熱拡散(アクセプタの拡散)による温度
特性の悪化を防止するためには、Znよりも熱拡散し難
い不純物をアクセプタとして適応すればよい。
n)の代わりに、p−Al0.48Ga0. 52Asクラッド層
9に導入されるアクセプタとして炭素(C)を適応した
半導体レーザ装置の端面図であり、図3(b)はLD中
央断面図である。イオン注入後の熱処理条件としては8
20℃、60分を用いた。尚、窓構造領域10a及びそ
の近傍におけるSiピーク濃度は、実施の形態1と同様
に、1.0×1018〜1.0×1019atoms/cm
3の範囲内としている。
aAsコンタクト層、3はp−Al 0.49Ga0.51As上
クラッド層、4はn−Al0.65Ga0.35As上ブロック
層、5はAl0.33Ga0.67As/Al0.12Ga0.88As
DQW(ウエル層=Al0.10Ga0.90As,8.4n
m、バリア層=Al0.35Ga0.65As,8.4nm)活
性層、6はn−Al0.48Ga0.52As下クラッド層、7
はGaAs基板、8は裏面電極、9bはp−Al0.48G
a0.52As上クラッド層(Cドープ)、10bは窓構造
領域である。
ッド層9bの成長(MOCVD成長)時に、五/三比
(第五族原料ガスと第三族原料ガスの流量比を下げる)
及び成長温度(成長温度を下げる)をコントロールする
ことにより、1.5×1018atoms/cm3以上の
Cをドーピング(導入)することができる。
体においては、一般的にアクセプタとして用いられるZ
nに比べ、Cの熱拡散係数が小さいため、Siイオン注
入後に実施される熱処理時におけるアクセプタの拡散が
小さいことが期待される。図4に820℃、60分の熱
処理を行った場合のSIMS分析結果を示す。820
℃、60分という強い熱処理を行ったにもかかわらず、
Cは殆ど拡散しておらず、p−Al0.48Ga0.52Asク
ラッド層9bのキャリア濃度が所望の値に維持されてい
ることがわかる。
動作電流―光出力特性の温度依存性を図5に示している
が、図11で示した従来の半導体レーザ装置とは異な
り、高温度領域においても特性劣化が少ない良好な特性
が得られている。
としてZnよりも熱拡散係数の小さいCを用いることに
より、窓構造領域10bを作製する熱処理中に生じるア
クセプタの拡散が防止され、アクセプタの拡散に起因す
る半導体レーザ装置の温度特性の劣化を防止することが
できる。
は、P型ドーパントとしてZnよりも小さい熱拡散係数
を持つ炭素を用いたが、同様の性質からマグネシウムを
用いてもかまわない。
リコンイオンの注入、及びその後の熱処理により量子井
戸構造の活性層を無秩序化することで形成された窓構造
領域を有する半導体レーザ装置において、上記窓構造領
域及びその近傍には転位ループが実質的に存在しないの
で、転位ループから生じる半導体レーザ装置の劣化を防
止することができ、半導体レーザ装置の信頼性を改善す
ることができる。
窓構造領域及びその近傍に転位ループが観測されないの
で、転位ループから生じる半導体レーザ装置の劣化を防
止することができ、半導体レーザ装置の信頼性を改善す
ることができる。
入されるP型ドーパントとして炭素を用いたので、窓構
造領域を作製する熱処理中に生じるP型ドーパントの拡
散が防止され、このP型ドーパントの拡散に起因する半
導体レーザ装置の温度特性の悪化を防止することができ
る。
入されるP型ドーパントとしてマグネシウムを用いたの
で、窓構造領域を作製する熱処理中に生じるP型ドーパ
ントの拡散が防止され、このP型ドーパントの拡散に起
因する半導体レーザ装置の温度特性の悪化を防止するこ
とができる。
シリコンイオンの注入、及びその後の熱処理により量子
井戸構造の活性層を無秩序化して形成された窓構造領域
を有する半導体レーザ装置において、上記窓構造領域及
びその近傍におけるシリコンの濃度のピーク値が、1.
0×1018〜1.0×1019atoms/cm3の範囲
内にあるので、窓構造領域及びその近傍における転位ル
ープの発生を防止でき、そのため、転位ループから生じ
る半導体レーザ装置の劣化を防止することができ、半導
体レーザ装置の信頼性を改善することができる。
入されるP型ドーパントとして炭素を用いたので、窓構
造領域を作製する熱処理中に生じるP型ドーパントの拡
散が防止され、このP型ドーパントの拡散に起因する半
導体レーザ装置の温度特性の悪化を防止することができ
る。
入されるP型ドーパントとしてマグネシウムを用いたの
で、窓構造領域を作製する熱処理中に生じるP型ドーパ
ントの拡散が防止され、このP型ドーパントの拡散に起
因する半導体レーザ装置の温度特性の悪化を防止するこ
とができる。
oms/cm3とした窓構造AlGaAs系半導体レー
ザ装置の端面図及び中央断面図である。
oms/cm3とした窓構造AlGaAs系半導体レー
ザ装置の窓構造領域及びその近傍のTEM写真である。
する上クラッド層を有する窓構造半導体レーザ装置の端
面図及び中央断面図である。
と活性層の界面付近のSIMS分析結果(820℃、6
0分の熱処理後)である。
する窓構造半導体レーザ装置の温度特性を示す図であ
る。
体内のSiピーク密度を1.4×1019atoms/c
m3とした従来の窓構造半導体レーザ装置の端面図であ
る。
体内のSiピーク密度を1.4×1019atoms/c
m3とした従来の窓構造半導体レーザ装置の窓構造領域
及びその近傍のTEM写真である。
体内のSiピーク密度を1.4×1019atoms/c
m3とした従来の窓構造半導体レーザ装置の信頼特性を
示す図である。
ホトルミネッセンス波長との関係を示す図である。
構造半導体レーザ装置のSIMS分析結果(820℃、
60分の熱処理後)である。
導体内のSiピーク密度を1.4×1019atoms/
cm3とした従来の窓構造半導体レーザ装置の温度特性
を示す図である。
p−Al0.49Ga0.51As上クラッド層、4 n−Al
0.65Ga0.35As上ブロック層、5 Al0.33Ga0.67
As/Al0.12Ga0.88AsDQW活性層、6 n−A
l0.48Ga0.52As下クラッド層、7 GaAs基板、
8 裏面電極、9、9a p−Al0.48Ga0.52As
上クラッド層(Znドープ)、9b p−Al0.48Ga
0.52As上クラッド層(Cドープ)、10、10a、1
0b 窓構造領域、 11 転位ループ。
Claims (7)
- 【請求項1】 シリコンイオンの注入、及びその後の熱
処理により量子井戸構造の活性層を無秩序化して形成さ
れた窓構造領域を有する半導体レーザ装置において、 上記窓構造領域及びその近傍には転位ループが実質的に
存在しないことを特徴とする半導体レーザ装置。 - 【請求項2】 透過型電子顕微鏡を用いた観測では、窓
構造領域及びその近傍に転位ループが観測されないこと
を特徴とする請求項1記載の半導体レーザ装置。 - 【請求項3】 活性層に隣接するP型クラッド層に導入
されるP型ドーパントとして、炭素を用いたことを特徴
とする請求項1記載の半導体レーザ装置。 - 【請求項4】 活性層に隣接するP型クラッド層に導入
されるP型ドーパントとして、マグネシウムを用いたこ
とを特徴とする請求項1記載の半導体レーザ装置。 - 【請求項5】 シリコンイオンの注入、及びその後の熱
処理により量子井戸構造の活性層を無秩序化して形成さ
れた窓構造領域を有する半導体レーザ装置において、 上記窓構造領域及びその近傍におけるシリコンの濃度の
ピーク値が、1.0×1018〜1.0×1019atom
s/cm3の範囲内にあることを特徴とする半導体レー
ザ装置。 - 【請求項6】 活性層に隣接するP型クラッド層に導入
されるP型ドーパントとして、炭素を用いたことを特徴
とする請求項5記載の半導体レーザ装置。 - 【請求項7】 活性層に隣接するP型クラッド層に導入
されるP型ドーパントとして、マグネシウムを用いたこ
とを特徴とする請求項5記載の半導体レーザ装置。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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