JP2002373624A - 蛍光ランプ及びそれを用いた液晶表示装置 - Google Patents
蛍光ランプ及びそれを用いた液晶表示装置Info
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- JP2002373624A JP2002373624A JP2001181315A JP2001181315A JP2002373624A JP 2002373624 A JP2002373624 A JP 2002373624A JP 2001181315 A JP2001181315 A JP 2001181315A JP 2001181315 A JP2001181315 A JP 2001181315A JP 2002373624 A JP2002373624 A JP 2002373624A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 液晶表示装置に組み込まれた蛍光ランプの寿
命末期に於いて、蛍光ランプ内の電極近傍のガラス管が
スッパッタリング現象のため破損し、外部の金属部と放
電を起こし、蛍光ランプが不点灯となる。 【解決手段】 電極部を含む蛍光ランプ管端部に、二重
状態にガラス管を装着することにより、寿命末期に蛍光
ランプの破損が発生しても、二重のガラス管で外部との
放電を阻止する構成とする。
命末期に於いて、蛍光ランプ内の電極近傍のガラス管が
スッパッタリング現象のため破損し、外部の金属部と放
電を起こし、蛍光ランプが不点灯となる。 【解決手段】 電極部を含む蛍光ランプ管端部に、二重
状態にガラス管を装着することにより、寿命末期に蛍光
ランプの破損が発生しても、二重のガラス管で外部との
放電を阻止する構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明ユニットに使
用される蛍光ランプ及びそれを用いた液晶表示装置に関
する。
用される蛍光ランプ及びそれを用いた液晶表示装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピューター(パソコン)
など情報機器用の表示装置において、軽量・薄型・低消
費電力などの特徴を生かして液晶表示装置が多く用いら
れている。また、液晶表示装置のカラー化に伴って液晶
表示画面の高輝度化や大画面化がますます要求される中
で、ノートパソコン等のメーカーからは更に薄型化も強
く要望されている。
など情報機器用の表示装置において、軽量・薄型・低消
費電力などの特徴を生かして液晶表示装置が多く用いら
れている。また、液晶表示装置のカラー化に伴って液晶
表示画面の高輝度化や大画面化がますます要求される中
で、ノートパソコン等のメーカーからは更に薄型化も強
く要望されている。
【0003】この要求に応えるためには、液晶表示装置
の照明ユニットを薄型にする必要があり、特に光源であ
る冷陰極蛍光ランプ(以下、蛍光ランプ)を細管化する
ことが必要となっている。このため、最近では、2mmφ
以下の極めて細い蛍光ランプも実用化され、液晶表示装
置に採用されるようになってきた。
の照明ユニットを薄型にする必要があり、特に光源であ
る冷陰極蛍光ランプ(以下、蛍光ランプ)を細管化する
ことが必要となっている。このため、最近では、2mmφ
以下の極めて細い蛍光ランプも実用化され、液晶表示装
置に採用されるようになってきた。
【0004】図3に、これらに採用されている従来の蛍
光ランプの構造を示す。
光ランプの構造を示す。
【0005】図において、ガラス管1の内面には蛍光体
2が塗布され、その両端部にはタングステン(W)或い
はニッケル(Ni)等で形成された電極3が取り付けら
れ外部と封止られる。このとき、電極3は外部への引出
リード4と接続されている。封止の方法は、ランプメー
カーによって構成が異なる場合もあるが、ガラス管と引
出電極リード材料の密着性が重要となる。
2が塗布され、その両端部にはタングステン(W)或い
はニッケル(Ni)等で形成された電極3が取り付けら
れ外部と封止られる。このとき、電極3は外部への引出
リード4と接続されている。封止の方法は、ランプメー
カーによって構成が異なる場合もあるが、ガラス管と引
出電極リード材料の密着性が重要となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような細管化が進
む中で、従来と同等の輝度を得るためには内径を大きく
することが重要となるため、ガラス管の肉厚を薄くする
ようになってきている。最近のものでは0.2mm厚の
ガラス管が多くなっている。
む中で、従来と同等の輝度を得るためには内径を大きく
することが重要となるため、ガラス管の肉厚を薄くする
ようになってきている。最近のものでは0.2mm厚の
ガラス管が多くなっている。
【0007】一方、蛍光ランプの点灯時には管内の電極
部がスパッタリングされ、電極周辺の管壁に付着してい
く現象がある。この現象が進むと、管壁に付着した金属
膜から放電が始まることになり、管壁にダメージを受け
ることになる。最終的にはガラス管にクラックが入り、
蛍光ランプが不点灯となる。この現象は、従来の蛍光ラ
ンプでも起こりうるが、ガラスの厚みが十分あり実用的
には殆ど問題とならなかった。
部がスパッタリングされ、電極周辺の管壁に付着してい
く現象がある。この現象が進むと、管壁に付着した金属
膜から放電が始まることになり、管壁にダメージを受け
ることになる。最終的にはガラス管にクラックが入り、
蛍光ランプが不点灯となる。この現象は、従来の蛍光ラ
ンプでも起こりうるが、ガラスの厚みが十分あり実用的
には殆ど問題とならなかった。
【0008】ところが、最近このような極めて細い蛍光
ランプを採用した薄型の液晶表示装置においては、この
電極周辺に付着した金属膜により発生する蛍光ランプの
不点灯、という課題の解決が重要となってきている。
ランプを採用した薄型の液晶表示装置においては、この
電極周辺に付着した金属膜により発生する蛍光ランプの
不点灯、という課題の解決が重要となってきている。
【0009】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
ので、蛍光ランプの寿命末期においても外部との放電現
象を防止する構造を有する蛍光ランプとそれを使用した
照明ユニットを搭載した液晶表示装置を提供することを
目的とする。
ので、蛍光ランプの寿命末期においても外部との放電現
象を防止する構造を有する蛍光ランプとそれを使用した
照明ユニットを搭載した液晶表示装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、内部に蛍光体が塗布された第1のガラス管の
両端に電極を取付け、不活性ガスを封入し、封口部より
電極リードを取り出した蛍光ランプであって、前記電極
を含んだ第1のガラス管の両端部が第2のガラス管で覆
われ、前記第2のガラス管が接着剤で前記第1のガラス
管に固定された構成としたことを特徴とする蛍光ランプ
である。
本発明は、内部に蛍光体が塗布された第1のガラス管の
両端に電極を取付け、不活性ガスを封入し、封口部より
電極リードを取り出した蛍光ランプであって、前記電極
を含んだ第1のガラス管の両端部が第2のガラス管で覆
われ、前記第2のガラス管が接着剤で前記第1のガラス
管に固定された構成としたことを特徴とする蛍光ランプ
である。
【0011】本発明の蛍光ランプを液晶表示装置に採用
することにより、蛍光ランプの寿命末期においてガラス
管のクラックが発生しても、二重ガラス管が外部との放
電現象を防止でき、蛍光ランプの不点灯が発生しない、
信頼性が向上した液晶表示装置を提供できる。
することにより、蛍光ランプの寿命末期においてガラス
管のクラックが発生しても、二重ガラス管が外部との放
電現象を防止でき、蛍光ランプの不点灯が発生しない、
信頼性が向上した液晶表示装置を提供できる。
【0012】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下、本発明の
実施の形態1について図面を用いて詳細に説明する。図
1は、本発明の蛍光ランプの実施例を示す平面図であ
る。
実施の形態1について図面を用いて詳細に説明する。図
1は、本発明の蛍光ランプの実施例を示す平面図であ
る。
【0013】図1において、第1のガラス管1の内面に
は蛍光体2が塗布され、その両端部にはタングステン
(W)或いはニッケル(Ni)等で形成された電極3が
取り付けられ外部と封止られる。そして、電極3は外部
への引出電極リード4と接続されている。また、封止ら
れた管内には不活性ガスが充填されている。
は蛍光体2が塗布され、その両端部にはタングステン
(W)或いはニッケル(Ni)等で形成された電極3が
取り付けられ外部と封止られる。そして、電極3は外部
への引出電極リード4と接続されている。また、封止ら
れた管内には不活性ガスが充填されている。
【0014】次に、この蛍光ランプの電極部を覆うよう
に、前記蛍光ランプの外形よりも大きい内径を持つ第2
のガラス管である二重ガラス管5を取り付ける。この二
重ガラス管5の長さは自由に選択することが可能である
が、本発明の目的である蛍光ランプの寿命末期のクラッ
ク現象が発生し易い箇所(電極先端の1〜2mm以内)を
カバーする長さが必要となる。また、この二重ガラス管
5に使用されるガラス管厚は任意に設定できるが液晶表
示装置を薄型にするため、0.2mm程度が望ましいと言
える。この二重ガラス管5は、耐熱性及び透明性に優れ
た接着樹脂により蛍光ランプの端部で固定される。
に、前記蛍光ランプの外形よりも大きい内径を持つ第2
のガラス管である二重ガラス管5を取り付ける。この二
重ガラス管5の長さは自由に選択することが可能である
が、本発明の目的である蛍光ランプの寿命末期のクラッ
ク現象が発生し易い箇所(電極先端の1〜2mm以内)を
カバーする長さが必要となる。また、この二重ガラス管
5に使用されるガラス管厚は任意に設定できるが液晶表
示装置を薄型にするため、0.2mm程度が望ましいと言
える。この二重ガラス管5は、耐熱性及び透明性に優れ
た接着樹脂により蛍光ランプの端部で固定される。
【0015】(実施の形態2)図2には、本発明の蛍光
ランプの実施の形態2を示す平面図を示す。
ランプの実施の形態2を示す平面図を示す。
【0016】基本構成は(実施の形態1)と同様である
が、蛍光ランプの電極3を含んで端部までを覆うように
第2のガラス管である二重ガラス管5を挿入し、その端
部には中央に穴をあけた電極端子口金6を取付け、電極
リード4と半田付け7をしている。電極端子口金6は、
予め二重ガラス管5に接着または封着しておくことも可
能である。
が、蛍光ランプの電極3を含んで端部までを覆うように
第2のガラス管である二重ガラス管5を挿入し、その端
部には中央に穴をあけた電極端子口金6を取付け、電極
リード4と半田付け7をしている。電極端子口金6は、
予め二重ガラス管5に接着または封着しておくことも可
能である。
【0017】このような電極端子口金付きの二重管を用
いることにより、電極リード部の引っ張り強度を向上さ
せることが可能となる。
いることにより、電極リード部の引っ張り強度を向上さ
せることが可能となる。
【0018】次に、液晶表示装置の実施例として、上記
実施例の蛍光ランプを組み込んだ照明ユニットを搭載す
る液晶表示装置を作製した。詳細な説明は省略するが、
ランプリフレクターは二重管部に掛かるように取り付け
た。
実施例の蛍光ランプを組み込んだ照明ユニットを搭載す
る液晶表示装置を作製した。詳細な説明は省略するが、
ランプリフレクターは二重管部に掛かるように取り付け
た。
【0019】
【発明の効果】以上のような、本発明によれば、蛍光ラ
ンプの寿命末期に於いて電極部近傍のガラス管にクラッ
クが発生した場合でも、その外側に二重管があることに
より絶縁が保たれ、ランプリフレクター等の金属部との
放電現象を起こさなくすることが可能となった。
ンプの寿命末期に於いて電極部近傍のガラス管にクラッ
クが発生した場合でも、その外側に二重管があることに
より絶縁が保たれ、ランプリフレクター等の金属部との
放電現象を起こさなくすることが可能となった。
【図1】本発明の実施の形態1に於ける蛍光ランプの構
成を示す平面図
成を示す平面図
【図2】本発明の実施の形態2に於ける蛍光ランプの構
成を示す平面図
成を示す平面図
【図3】従来の蛍光ランプの構成を示す平面図
1 第1のガラス管 2 蛍光体 3 電極 4 電極リード 5 二重ガラス管 6 電極端子口金 7 半田付け部
Claims (3)
- 【請求項1】内部に蛍光体が塗布された第1のガラス管
の両端に電極を取付け、不活性ガスを封入し、封口部よ
り電極リードを取り出した蛍光ランプであって、 前記電極を含んだ第1のガラス管の両端部が第2のガラ
ス管で覆われ、前記第2のガラス管が接着剤で前記第1
のガラス管に固定された構成としたことを特徴とする蛍
光ランプ。 - 【請求項2】第1のガラス管両端部の第2のガラス管に
覆われた二重構造部の電極引出リード側に、口金が取り
付けられ前記電極引出リードと接続されることを特徴と
する蛍光ランプ。 - 【請求項3】請求項1または2に記載の蛍光ランプを照
明ユニットに用い、この照明ユニットを搭載する液晶表
示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001181315A JP2002373624A (ja) | 2001-06-15 | 2001-06-15 | 蛍光ランプ及びそれを用いた液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001181315A JP2002373624A (ja) | 2001-06-15 | 2001-06-15 | 蛍光ランプ及びそれを用いた液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002373624A true JP2002373624A (ja) | 2002-12-26 |
Family
ID=19021600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001181315A Pending JP2002373624A (ja) | 2001-06-15 | 2001-06-15 | 蛍光ランプ及びそれを用いた液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002373624A (ja) |
-
2001
- 2001-06-15 JP JP2001181315A patent/JP2002373624A/ja active Pending
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